ハラヒロミスレッド16

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83138.1号
2/5
---中盤はひし形のケースが多い。
ヒロミ まあ、黒板に書けばそうなるよね。あとは選手や組み合わせで変わってくる。石川は前に出て行くのが好きだから、宮沢は絞るカタチ。
このメンバー(土肥、DF右から加地、ジャーン、モニ、浄、中盤ひし形でサリ、右イシ、左宮沢、トップ下ケリー、2トップはアマ、阿部)なら、
2トップも左よりになるのかな。浄も(宮沢が絞って)前が空いているほうがいい。
二人のパス交換でこのスペースを突きたい。去年はここ、宮沢が行くしかなかったからね。

---両サイドバックとも上がっていくとなると、バランス的にはより高いレベルを目指すことになります。
ヒロミ まだ文丈(三浦)も完全じゃないし、彼が入ることがあればまた変わってくるね。あまり守備守備言うつもりは
ないけれど、攻めに行きながらバランスは取っておかないと。2トップにして、攻撃力が上がっていることは間違いないんだ。
あとはうまくいかない時の守備をどうするか。もう少し修正が必要かな。中盤に一人は、守備的な選手が要るかもしれない。

---2トップは縦の関係?
ヒロミ いや自由だね。戸田は阿部も止まってないタイプでしょう。アマラオが引いてきてクサビを受ける働きになっても、もう一方が常に動いている。そこからおのおのの個性が出していけるからね。
83238.2号:03/03/11 22:21 ID:aX/iucI7
3/5
---阿部は即戦力?
ヒロミ チームに合流したのは去年秋だし。小さいけれど、体強いし、反転速いし。シュートのパターンをたくさん持っている。
プレシーズン・マッチ(清水戦)でも、前を向きさえすれば、J1のDFを相手に、抜いてシュートまで持っていける。これからどれだけ伸びるんだろ・・・。

---戸田も先発最有力。
ヒロミ そうだね。例えば戸田を左(MF)に返しちゃう選択。守りに関しては去年のカタチの方がやりやすいのなら、
残り時間がすくなくてリードしている場面ではそれもあり得る。アマラオが疲れていたら、戸田を入れて、あのカタチ(4-5-1)にしてカウンター狙うのも手ではあるでしょう。
でも、いまは2トップにトライ中。この攻撃をいかにうまくやるか、うまくいかなかった場合の守備の約束事は
どうすれば良いかをみんなで探っているところです。
 去年は「ガンガンいけ!」としか言っていなかったからね。でも選手の中にあるその感覚を大事にしたい。
選手のいいところを信じて出していきたいね。川崎(F)相手にも、はまるとすごくいい流れを作れた。
もう3、4点取れるチャンスもあった。その代わり3点取られちゃった。 清水でも、最終的にはちょっと崩れてしまったけれど、いろいろ試したかったから。
修正点も見えてきた。例えば、宮沢はやはり絞ったほうが全体のバランスはいい。攻撃面だけ見ても、前に行き過ぎると、
宮沢が後ろを向くことになる。宮沢は前を向いてボールを持つことで、チームにいいリズムが出てくるから。
83338.3号:03/03/11 22:22 ID:aX/iucI7
4/5
---ケリーは低い位置からボールを貰いたいタイプ?
ヒロミ 去年は、ケリー自身が後ろを向いて受けるケースが多かった。今年は前にいる二人を活用して、ケリーの
力を、もっと敵に近いところで使いたい。例えばアマラオに入ったボールをケリーが前を向いて持つ。
これも実は、狙いの一つです。

---ケリーに代わる存在は?
ヒロミ 難しいかもしれないね。でも、意外性では憂太。祐介もできる。「右足のレドンド」梶山も本来はこの位置の選手。
若い選手ばかり?たとえば、喜名は去年、ケガと相談しながらプレーしてきて、今年はまだ本調子じゃない。
加賀見、文丈にしても、中堅組はこれから調子が上がってくるでしょ。いまはコンディションの違いで若手がきているね。彼らの経験は実戦では大きいよ。
 俺も、タイトルにからみたいよ、もちろん。ただ、うちのメンバーを見ると20台前半のチームでしょう。
彼ら同士をからませながら、どんどん力が付けばいいと思う。例えば、波に乗ってファースト優勝しちゃった・・・って
いうのも、これは大事。だけど、俺は、マンチェスター・Uやジュビロみたいなね、メンバーが長くやっている
チームにしていきたい気持ちがある。去年で方向性はできた。本当の積み上げは今年の練習、競争にかかっていると思う。
 移籍獲得の人数が少ない?去年から補強しているようなものだよ。その上、ポイント2ヶ所に人が来てくれた。
チームがもっと攻撃的に行くために、2トップを行かせるか、サイドバックをどう使うか、今年はそれに尽きる。
 まずはいってこい、取られたら帰ってこい。その基本は変わらない。
 FC東京は今年もガンガン行きます。去年セカンド(●1−6)だってね、相手としてはきっと「自分たちから
行かないとやられる」意識。だからガンガンきた。こっちもいった。あんなスコアになったけど、
面白かったもの。見ている人が、「やっぱいいね」と思えるゲーム。「東京はいいねぇ!どんな相手でもガンガン行くよね」って思えるチーム。
「ちょっとアウェーでも、行きすぎちゃうよね?」ま、それもいいの。
834 :03/03/11 22:24 ID:1bSGwCxT
保守
83538.4号:03/03/11 22:25 ID:aX/iucI7
5/5
Soccer Magazine記者コメント

ポイントはFW阿部と、左SBから攻撃の起点を作るDF金沢。今季積極的に取り組む、「ゴールへの経路」増大へのプロセスは、攻守のバランス取りと表裏一体となる。
そして、原監督が、「使っちゃうカモ」と期待しているのが、4人の十代選手。とりわけMF梶山は原監督いわく”最大の発見”。
「とにかくボールを取られないんだ。何人に囲まれてもスッスッとかわしてしまう」。「馬場はボランチより前ならどこでもいけるよ。」
「チャン(呉章銀)はサイドバックかフォワードっていう面白い使い方になった。そういう特徴なのよ。」
「規郎?(起用は)あるよ、ある。」昨年末に起用された鈴木も、流れを変える攻撃の”札”として
しっかり印象を残したようだ。昨年、FC東京が次々に起こした新顔ブレイク。今年の予備軍は彼らだ。

注:図説で、規郎はアマの位置でバックアップ、馬場はケリー、チャンは石川、梶山は、サリの位置でサリと文丈のバックアップ

以上です