鈴木隆行15

ＦＷ鈴木隆行、ゴールより合コン？
トルシエ後押しも重度のスランプ

不肖の息子に成り下がる？！　Ｗ杯まで１カ月あまりだが、日本代表ＦＷ陣の不振は深刻だ。
特にリーグで５戦連続ノーゴールに加え、先日のコスタリカ戦で５発外した鹿島ＦＷの鈴木隆行の重度のスランプは明らか。
実は、この試合「リーグ戦でノーゴールで代表に起用すれば批判は受けるかもしれないが、活躍するときもある」とトルシエ監督の強烈な後押しがあった。
ところが初めてサッカー観戦した小泉首相にも「入ったと思ったらミスしちゃって…」とチクリとやられたこともあってか、試合後にインタビューは一言も発せず完全無視して立ち去った。
そんな鈴木はトルシエ監督の“息子”である。Ｗ杯出場国では、この監督でなければ選ばれない選手というのが必ずいる。
トルシエ監督の場合は「ＦＷ陣では私にとっての最大の発見」と胸を張るのがこの鈴木で、主な主力ＦＷ陣で過去５戦すべて出場しているのは、鈴木だけだ。
もちろんスランプにはワケがある。９６年アトランタ五輪のみで輝いた前園真聖を皮切りにしてハマってしまった誘惑の魔の手だ。日本のサッカー選手は高校生から活躍して即プロ入りがほとんど。
１年たてば１０００万円近い大金を手にする。
鈴木の場合、高卒後９５年に鹿島に入団したあと、戦力豊富なチーム事情もあり４チームも渡り歩いた。うち２つはブラジルへ「少し修行してこい」という名目のいわば左遷。
昨年準優勝したコンフェデレーションズ杯で代表デビューして以来、その顔の方もやっと全国区になった。１歳年下の柳沢に「合コンの手ほどきをしたのはほとんど鈴木」（関係者）というのは有名な話。
鈴木は今も民放キー局女子アナなどと合コンに励む日々で、写真週刊誌がすでに動き出している。
きょう２０日、函館でＷ杯前最後のリーグ戦だが、果たして今季初ゴールとなりますか…。