靖国参拝は違憲だろ。目を覚ませよ

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11芦部の憲法学を学べよ
<6 芦部を始めとした憲法学者の大半は「違憲の疑いは極めて
濃い」との立場をとっていますよ。
失礼ながら、日本は「厳格分離」の立場をとっており、国家行為
の「宗教的中立性」のもつ「公平」「中立」の2要素を考慮するなら
ば、上記指摘は「公平性」を満たしても、「中立性」の要素を欠く
行為は違憲のそしりを免れませんよ。レーモンテスト(目的効果基準
)を、厳格分離の理念に忠実に斟酌すれば、明白に違憲となるのは
異論の無いところですよ。そもそもレーモンテストを極めて緩やかに
適用する最高裁の判例からも、愛媛玉串料訴訟判決の見解からは、
首相の参拝は違憲とされています。これは大法廷判決多数意見を構成
した裁判官自身が、80年代の「靖国参拝についての懇談会」において
明白に認めるところであり、仮に小泉の参拝が最高裁までも持ち込ま
れれば違憲となる可能性が極めて高いというのが通説的見解です。
法学を学ぶ方でしたら、芦部信喜の「宗教・人権」について読むこと
をお勧めします。いかに「政治の巨大な圧力が愛媛判決の解釈を
歪曲したか」お分かりになりますよ。
やはり、たったこれだけの反響ですか。2chのレベルとというのが
よく分かりました。
社会経済の流動が進む現在、憲法の根幹を揺るがす諸問題に対する
国民の意識の低さは、絶望的な状況ですね。現在大学で勉学に励む
学生ごときに、ここまで言われる現実を認識すべきですね。