靖国参拝は違憲だろ。目を覚ませよ

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107エリート街道
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国家活動の「宗教的中立性」を考える場合「公平」「中立または
不干渉」の要素を考慮に入れなければなりません。
現代の社会福祉国家においては行政は社会・教育上様々なサービス
を国民に提供する必要が有ります。それゆえ、そのような行政活動
においては社会の各分野において不可避的に宗教との接触を持たざ
るをえないことになります。私立学校への助成金や門前町の参道の
道路整備をはじめとした公共事業、文化財への助成金などを考えて
見て下さい。本来ならば「公平」「中立」両要素が満たされれば
ベストですが、行政国家現象著しい現代では「中立」の要素は、
完全に遵守することは無理です。しかしながら、20条1項後段、3項
において、戦前の苦い体験を踏まえ、「政教の厳格分離」を明記した
日本では、国家と宗教の関わりはあくまで上記に見られるようなケ
ースに、「最小限度」止めることが要求されます。
もうこれ以上のことは本でも読んで頂きたいのですが、以上の素描
からも文理どおりの完全分離は無理であるということはお分かりで
しょうが、逆に言えばこのようなケースにおいてのみ、例外的に
宗教と関わりあうことが認められるに過ぎないのです。
少なくとも公式参拝がいかに現在の憲法秩序の下において許されない
レベルのものかお分かりになりました?
これ以上精緻に書くのはめんどくさくて無理です