猫の餌付け(エサヤリ地域猫)をさせない街づくり3

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海水浴客でにぎわう神戸市須磨区の須磨海岸のそばに“猫の駐車場”がある。車に乗った猫の
イラストに「猫の飛び出し注意」の看板。駐車場を自由に行き交う4匹は、車との距離感を
心得ているようで、エンジンを掛けると、ぞろぞろ車の下から出てくることも。昨年、
「猫のスポット」として雑誌にも取り上げられ、遠方から訪れる人までいるという。

JR須磨駅前のロータリーから、すぐ東にある「河本有料駐車場」。21台を止められる広さがあり、
無人のコインパーキングが多い近隣では珍しく、車の鍵を事務所に預ける対人式。釣り客や
海水浴客を相手に、50年近く営業を続けてきた。

1995年の阪神・淡路大震災で周辺の民家やアパートも数多く倒壊した。猫が駐車場に居着く
ようになったのは、地震のしばらく後という。経営する河本洋子さん(65)は「家が全壊したり、
飼い主が避難されたり。帰る場所のない猫が、あてもなくここに集まった」と振り返る。
河本さんは、これまで7匹の猫を飼ってきた大の猫好き。おなかをすかせた猫がふびんに思え、
世話を始めた。調子が悪ければ病院へ連れていき、これ以上数が増えないよう、
1匹ずつに避妊手術も受けさせた。


122/2:2012/08/17(金) 11:42:34.94 ID:???

どこかへ去る猫もいれば、逆にどこからかひょっこり現れた猫もいて、現在は河本さんの飼い猫を
含め4匹がのんびり過ごす。長年駐車場で暮らすだけあって、道の端や車止めの後ろなら安全と
知っているのか、車がそばを通っても悠然としている。これまで車にひかれたこともないという。
そんな猫の姿は駐車場の利用客にも人気。海水浴の若者から「カワイ〜!」と体をなでられ、
まんざらでもなさそう。ついには“マスコット”として、駐車場の看板に描かれるまでに。
「長年世話を続けてきて、猫の恩返しはいつ? と思ってます」と笑う河本さん。「猫の姿に
毎日癒やされるし、お客さんにも笑顔になってもらえる。それだけで十分です」

[神戸新聞](2012/08/16 09:15)
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0005300223.shtml
車止めの上でたたずむ猫=神戸市須磨区須磨浦通
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/Images/05300224.jpg
朝夕には事務所前に集まる猫と河本洋子さん=神戸市須磨区須磨浦通4
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/Images/05300226.jpg
猫が描かれた看板=神戸市須磨区須磨浦通4
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/Images/05300227.jpg