>>199 「黒板を消さないでね」という要求を受けた事も
「黒板を消してね」という要求を受けた事も
その行動を取る理由が出来ただけです
それらの理由が無ければ何もしないを選びます
対立する命令が有る場合はあえてどちらかを選ぶ理由が無ければどっちも出来ないという選択をします
話を殺人に戻します
元々は殺人に対する欲求は「殺さないで」のはずです
「犯人を殺して」と言う要求は元々は無かった物です
その要求が出るのは「犯人も同じ目に」と言う思想です
目には目を、犯罪者には罰を、犯罪者が同じように辛い目に会う事が解決だと言う思想です
幼い頃からの刷り込み
本当にしてもらいたい事は実際は「殺さないで欲しい」だったはず
それを罰と言う制度で変えた
そしてその犯人も元々は相手を罰する為に殺したのです
「殺す事が正しい事だ」と判断したから殺したのです
それが一番正しいと考えていなければ行動する事はどんな犯罪でもありえない
人を殺す事を正しいとする思想は目には目を相手には仕返しを、誰かを痛めつける事で解決するだろうと言う思考
そのまま刑罰の思考で同じように殺人者の思考
罰を与えれば解決すると言う思考に支配されている結果
もともとの目的であった殺さないで欲しいと言う要求は消え去っている