☆_____消費者主権の競争原理で教育改革_____☆

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1名無しさんの主張
現在の日本の特に初等教育においては、学区制などにより、国民の学校、
教育の選択が非常に狭められ、逆に既存の学校、教育が国民に押し付けられている。
学区制を廃止し、国民に学校の選択を保証する必要がある。
また、カリキュラムなどの規制を緩和し、もっと多様な教育、学校が現れるように
すべきだ。この意味からも学校教育においても、公立校から、民間=私立校主体に
切り替えるべきだ。公立校は、私立校の補助、補完的な役割にすべきである。
現在は、小中学校のなんと98%もが公立校だが、民営化を進め、この比率を
50%以下に落とすべきだ。そして教育機関の新規参入が可能なように参入障壁を
減らすようにすれば、市場原理が働くようになる。
また、現在では公立校の方が費用が安いような誤解があるが、それは、国からの補助金、
土地、建物の提供、優待などがあるからである。
競争原理が働くようにして、同じ条件の土俵で比べれば、必ず民営の私立校の方が
効率が良くなるだろう。つまり、同じ費用の元なら、公立校より質の高い教育サービスが
供給される、または同じ内容の教育を提供するのに、少ない費用、資源のもとで可能となる
ということである。激しい競争のある塾の経営、教育手法の進化を見てもあきらかである。
また、経済力による教育格差を心配する声も多いが、この場合も、大事なことは、
供給者でなく消費者を援助することである。つまり、教育サービスの供給者である、学校、
教師、文科省などに予算、補助金、事業を割り当てるのではなく、教育の消費者である
父母、生徒の内、経済的に貧しいものにバウチャーなどで補助するようにすれば良い。
これにより、学校、教師、文科省などが「格差是正」の名目の元に利権を作ることを防げ、
競争原理を保てる。何か教育関連の事業、企画を行う場合も、民間業者主体の入札制に
すべきである。
これらにより、単一価値観の横並び押し付け教育から、もっと多様な価値観、個性に合わせた
教育や、そのような教育を提供可能な学校、教師、教育システムが生まれてくるだろう。
早期英語教育の可否、愛国心教育の可否、ゆとり教育の可否など、どちらかを強制されるより、
それぞれの家庭、父母、生徒に選択肢が与えられ、消費者による、取捨が行われるべきである。
2名無しさんの主張:2007/05/20(日) 19:14:37 ID:???
2だったら、ニダー。
3名無しさんの主張:2007/05/20(日) 19:39:10 ID:???
ねぇねぇ、3GETできなかったけど
今どんな気持ち?
        ∩___∩         >>4           ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     今、どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/       :::::i:.   ミ (_●_ )    |        ねぇ、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン

4名無しさんの主張:2007/05/20(日) 20:03:11 ID:???
★規制改革会議、文科省裁量による予算配分を排除し、学生主体の競争原理を提唱
2007年05月03日10時02分 朝日新聞

 教育改革の焦点となっている大学・大学院改革で、政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎
日本郵船会長)は、運営にかかわる交付金を「教育目的」に一元化し、研究への助成は成果に
応じた配分とするよう求める意見書をまとめた。公費の支出目的を教育と研究に明確に区分
したうえで、競争原理の導入をめざす狙いだ。近く、政府の教育再生会議や文部科学省などに
提出する。

 意見書では、「教育」に必要な経費と「研究」に対する助成の区分があいまいな国立大学法人
運営費交付金(年間約1兆2000億円)などの配分方法の見直しを求める。「国が一部の
専門家の評価に基づき評価し、配分する仕組みはとるべきでない」と記し、文科省の裁量による
予算配分をなくすための具体策を示している。

 運営費交付金は教職員数などに応じて配分されている。意見書では、これを教育目的の公費として
「学生数に応じて配分額を決定」と明記。民間機関による教育内容の評価を踏まえて学生の
人気が高いところに、重点配分されることになる。同時に学生の定員数を学校側の判断で
決められる制度を設ける必要性も指摘している。

 研究目的の公費は、民間学術団体などが研究成果を評価し、それに基づいて研究者個人や
チームを対象に配分するよう求める。学校の「格」よりも研究の「成果」に審査基準を定める形だ。

 2月の経済財政諮問会議では、民間議員が運営費交付金を「大学の努力と成果」に応じて
配分するよう提案。これに対し文科省は、競争原理の導入によって国立大全87校のうち47校は
交付金が半減すると試算し、「経営が成り立たなくなる」と反発している。意見書は文科省などを
牽制(けんせい)する狙いもあり、5月中にも第2次報告をまとめる教育再生会議の議論にも
影響を与えそうだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0502/TKY200705020373.html
5名無しさんの主張:2007/05/20(日) 20:36:50 ID:???
競争原理は教育にはなじまないぞ。
北欧に学べ!
6名無しさんの主張:2007/05/21(月) 19:18:55 ID:4YtBeBZS
チャベスに見習え!
7名無しさんの主張:2007/05/21(月) 20:16:08 ID:???
38 :名無しさんの主張:2007/05/20(日) 01:10:20 ID:06eod8XQ
僕は幸せだ。国が派遣を推奨してくれたから働ける。ネットカフェで暮らしてるけど、路上に住むよりましだよ。
僕らがいるから日本企業は世界で戦えるんだ。日の丸が世界に立つと思うと嬉しくなる。
だからみんなも政治は自民党の先生方にまかせておけば問題ないよ。
それよりも粉骨砕身して、皇国日本のために身も心も尽くそう。一生、派遣でもいいじゃないか。国が強くなるんだよ。


39 :名無しさんの主張:2007/05/20(日) 01:15:51 ID:06eod8XQ
でも欲を言えば、軍隊に入りたい。国のために死にたい。そうすれば英雄だよ。徴兵制になれば、みんな英雄になれるチャンスがめぐってくるよ。

47 :名無しさんの主張:2007/05/20(日) 23:39:03 ID:06eod8XQ
労働者は低賃金でいいよ。それで浮いたお金で企業が世界に進出してくれたらいい。植民地を広めて日の丸を世界に立てて欲しい。賃金の高いのは自衛隊でいい。士農工商の士が自衛隊。皇国日本が世界に羽ばたくためにいいじゃないか。人権なんていらないよ。
8名無しさんの主張:2007/05/21(月) 20:24:40 ID:uCsBhdJ9
どこぞの教育産業工作員の立てたスレッドに違いない。
ふっふっふ、連中も少子化で、てぇへんだなぁ。
9 ◆mHpN3w26vE :2007/05/21(月) 22:45:20 ID:aRJo3eUq

/// 新装版刊行に当たって 1 /////////////

  堺屋太一、渡部昇一著 「競争の原理」,
  竹井出版1987年刊、〔新装版〕致知出版社 1996年刊 より

    新装版刊行に当たって――渡部昇一

 最近、ダーウィンの『ビーグル号航海記』の初版が手に入った。この本は二版
以後のものは容易に手に入るが、初版は珍しい。というのは初版にかぎり、
船長の記録なども一緒になっていて、全四巻をなしており、ダーウィンのものは
その第三巻である。四巻揃っているものは滅多に市場に出ることがない。そして
珍しい図版はすべて「艦長の巻」にあって、ダーウィンのものには一枚もない……
などなど面白いことがいくらでもある。
 なぜダーウィンか、と言えば、私は子供の時から進化論に興味があり、ダーウィンや
ウォレスのものは随分読んでいるし、その著作も集めているうえにルコント・デュヌイの
本の翻訳まで出している。だから進化論の発生やら発展についてはまずまずの
知識があるつもりだ。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



10 ◆mHpN3w26vE :2007/05/22(火) 21:28:42 ID:vHUWmJmu

/// 新装版刊行に当たって 2 /////////////

 ところが日本では妙なことが起こった。「棲み分け理論」というものが出て、
「それはダーウィン以上のものだ」と言うのである。しかし「棲み分け」などという
現象は、ダーウィンやウォレスの時代から観察されている。これをデュヌイは
進化が行きどまった状況であると明快に説明している。
 ダーウィンが観察した頃のガラパゴス諸島では「棲み分け」が行われていた。
この島は地質学的に早い時代に南米大陸から切り離されていたからである。
 ニュージーランドでもそうだった。ユーラシア大陸から早い時代に切り離されたため、
哺乳類がおらず、鳥たちは飛ぶ必要がなく、羽根を退化させてしまったほど完全に
棲み分けていた。ただし白人と共に鼠や猫や犬などの哺乳類が入ってくるまでは、
の話しである。(ちなみに初代のニュージランド総督はダーウィンの乗った
ビーグル号の艦長だったフィッツロイであった)。
 外敵が入って来たとたんに平和な棲み分けの世界はこわれる。飛べない鳥の
多くは絶滅して、今残っているのは絶滅寸前に保護されたものばかりである。

///////////////////// 「競争の原理」 ///



11 ◆mHpN3w26vE :2007/05/23(水) 23:14:21 ID:bHEhV6xS

/// 新装版刊行に当たって 3 /////////////

 人間の社全と動植物界は全く同じではないが、共通点がないわけでもない。
戦国時代の大名たちは弱肉強食であり、そして最終的に徳川が勝ち残った。
徳川幕府のやったことは、戦国の弱肉強食をなくすことであった。
 戦国時代なら隣国の大名が間抜けであれば攻め込んで国盗りをしても良かった。
幕藩体制ではそれはできない。大名も武士も棲み分け状態に入ったのである。
そして二百数十年の平和が続いた。
 そこに黒船が来たのである。それはニュージーランドの飛べない鳥を、また
ガラパゴス島の象亀を、哺乳類が襲うのに似ていた。対応できないのである。
 かくして幕府はもろくも崩壊し、外様の下級武士という「新種」が中心となって
明治政権を作り上げた。この政府は見事に進化の本流に入ることに成功し、
日露戦争の勝利をもって列強の一つになったのである。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///



12名無しさんの主張:2007/05/24(木) 22:38:09 ID:???
「日本特有」という視点から見た不登校
★「不登校」は日本人特有?
────────────────

確かな統計的資料はないのですが、日本における「不登校」という
現象も日本特有のものであると言われています。

アジア地域は別として対極である欧米人の考え方としては、
「学校がだめなら、オルタナティブを選べばいい、オルタナティブ
がだめなら、独立学校をつくればいい」(デンマーク)
ということになるようです。

※オルタナティブ・・・代替機関。ここでは、日本でいうフリースクールのようなものをさす。
※独立学校・・・教育先進国デンマークでは、学校の設立が比較的自由で教員給与も
公立学校の7割が保障される。

教えて!教育質問箱
http://unity.hamazo.tv/e25958.html
13 ◆mHpN3w26vE :2007/05/25(金) 20:06:55 ID:6ZbzgWPY

/// 新装版刊行に当たって 4 /////////////

 しかし日露戦争後の日本の軍隊では新しい棲み分けが始まった。明治の日本では
陸軍中将・陸軍卿、つまり陸軍大臣であった西郷従道が、日清戦争のために
海軍整備の必要が生ずるや海軍大臣になるという適応力があった。これは
陸軍出身のチャーチルが、海軍大臣となって対ドイツ戦のために海軍を整備
したのに似ている。
 昭和の軍官僚は、棲み分け状態になった。陸軍と海軍のみでなく、部内でも
能力よりも卒業年次とか、卒業時の席次とかを重んじて、その後の不断の向上、
変化する状況への適応力などを軽視、あるいは無視する傾向が強かった。
この点でアメリカとの対比は著しい。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



14名無しさんの主張:2007/05/26(土) 01:30:29 ID:tCAo3CDs
あらよっと

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070522_tetsugaku/

別件で、公平と中立の区別すらつかない程度の
某自称ジャーナリストがいるようだが
やれやれだな
15名無しさんの主張:2007/05/26(土) 01:44:55 ID:???
38 :名無しさんの主張:2007/05/20(日) 01:10:20 ID:06eod8XQ
僕は幸せだ。国が派遣を推奨してくれたから働ける。ネットカフェで暮らしてるけど、路上に住むよりましだよ。
僕らがいるから日本企業は世界で戦えるんだ。日の丸が世界に立つと思うと嬉しくなる。
だからみんなも政治は自民党の先生方にまかせておけば問題ないよ。
それよりも粉骨砕身して、皇国日本のために身も心も尽くそう。一生、派遣でもいいじゃないか。国が強くなるんだよ。


39 :名無しさんの主張:2007/05/20(日) 01:15:51 ID:06eod8XQ
でも欲を言えば、軍隊に入りたい。国のために死にたい。そうすれば英雄だよ。徴兵制になれば、みんな英雄になれるチャンスがめぐってくるよ。

47 :名無しさんの主張:2007/05/20(日) 23:39:03 ID:06eod8XQ
労働者は低賃金でいいよ。それで浮いたお金で企業が世界に進出してくれたらいい。植民地を広めて日の丸を世界に立てて欲しい。賃金の高いのは自衛隊でいい。士農工商の士が自衛隊。皇国日本が世界に羽ばたくためにいいじゃないか。人権なんていらないよ。



16 ◆mHpN3w26vE :2007/05/26(土) 21:45:59 ID:g6YimO4v

/// 新装版刊行に当たって 5 /////////////

 戦後は灰の中から立ち上がった。しかしオイルショックも円高も乗り切るころ
になると、またぞろ「棲み分け理論」という奇怪なものが進化論以上の進化論と
銘打って出てきた。これはたとえば金融業界における護送船団方式に
わかり易い形で見ることができる。官庁による規制の多くは、業界内の
棲み分け理論である。
 ところが日本は白人来航以前のニュージーランドの鳥みたいになっているわけに
いかない。アメリカからも東南アジアからも弱肉強食の原理にもとづいた
挑戦を受けるのだ。資金量では絶対的な巨大さを誇る日本の銀行がいかに
パフォーマンスが悪いものであるか、われわれはいやになるほど知った。

///////////////////////// 渡部昇一 ///



17 ◆mHpN3w26vE :2007/05/27(日) 20:38:30 ID:c6+aTomi

/// 新装版刊行に当たって 6 /////////////

 図体が大きいだけの象亀とか、図体が大きいが飛べないドードー鳥を
連想させるものがある。護送船団方式という棲み分け方式が、いかに
企業の適応力をなくしてしまうかの痛烈な実例である。
 堺屋さんとの共著『競争の原理』は十年前に出版されたものであるが、
『棲み分け理論の終った時代』という形で読んでいただけると今日でも
少しも古くなっていない、と思う。
 学校も病院も役所も会社も銀行も、「漬れっこない」という前提でやっていては、
世界の進化の主流から外れて、象亀やドードー鳥みたいになるであろう。
これからはすべてが「潰れっこある」という前提で新しい事態に
立ち向かわなければならないであろう。「棲み分け」という一見気持ちの良い
誤謬から抜け出すことが大切である。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///



18名無しさんの主張:2007/05/28(月) 22:20:36 ID:???
●文科省利権
 その一部 文部科学省だけの関係法人・学協会
http://www.pupukids.com/jp/link/LaboLink2003/koekimonbu.html

19 ◆mHpN3w26vE :2007/05/29(火) 22:41:24 ID:l5gVslxh

/// まえがき 1 ////////////////////////

  堺屋太一、渡部昇一著 「競争の原理」,
  竹井出版1987年刊、〔新装版〕致知出版社 1996年刊 より

    まえがき

 世の中には、いつの時代にも「常識」というものがある。しかし、その「常識」は
いつも同じとは限らない。戦前の「常識」には現在では「非常識」といわれる
ものも多いし、戦争中の「常識」の大部分は今日では「狂気」に属する
とさえいえるだろう。
 このことは、いかに多くの人々が信じ、いかに繰り返し噌えられている
「常識」でも、必ずしも正しいと限らないことを示している。それだけに、
どんな「常識」でも、一度は疑ってみる必要があるだろう。
 その時々の「常識」だけを信じていたのでは、世の中の変化を感じることが
できないばかりか、社会経済が変わった時には、古い常識のままに取り残される
危険があるからだ。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///

20 ◆mHpN3w26vE :2007/05/30(水) 22:05:15 ID:3JpzgOrq

/// まえがき 2 ////////////////////////

 現在はまさに世の中が大きく変わろうとしている時だ。十年前の「常識」が、
今や急速に「非常識」になりつつある。十年前、石油ショックの直後には、輸出は
伸ばすべきものであリ、輸入は抑えるべきものだと信じられていた。だが、
今では輸出は抑制すべきものであり、輸入こそ伸ばすべきものになっている。
 十年前には日本は経済の流れ(フロー)こそ成長したが、経済の蓄積(ストック)は
まだまだ貧しいといわれていた。ところが今では、日本人の一人当たりの
資産は、アメリカ人の三倍以上にもなっている。鉄鋼や造船が基幹産業だったが、
今では衰退産業になっている。歯科医はよく儲かる職業だったが、今はもう
過剰だ。工業用地は不足していると思われていたのに、今では全国に十億坪も
あまっている。
 この十年間で、世の「常識」は急激に変わっている。これからの五年間には、
さらに大きく変わるだろう。今こそ、世の「常識」を疑ってみる必要がある時なのだ。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


21名無しさんの主張:2007/05/31(木) 02:26:10 ID:r+N3bbkI
伊吹 文明  文部科学大臣    自由民主党所属の衆議院議員。
統一協会系の勝共推進議員。


池坊保子 文部科学副大臣 公明党 所属の衆議院議員。


宗教法人の所轄庁は、その主たる事務所を所管する都道府県知事とされるが、
(他の都道府県内に境内建物を備える宗教法人 )
(上記の宗教法人を包括する宗教法人 )
(他の都道府県内にある宗教法人を包括する宗教法人)
よりにあっては    

 『文部科学大臣の所轄』  となる(宗教法人法第5条)。


注) 全ての抜粋はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


両カルト揃い踏み、カルトの天下国家、カルトの地盤磐石ジャンwww   大問題
22名無しさんの主張:2007/05/31(木) 03:08:01 ID:4NQqCLq5
たしかに、公立小学校の先生の給料は高過ぎる。主婦のおばはん先生
だらけで、男の熱血先生がいない。担任もずーっと女の先生ばかり。
男女差別がないから休みが多くて産休もとり放題の小学校の先生には、
今後女性は遠慮してほしい。
23 ◆mHpN3w26vE :2007/06/01(金) 21:09:07 ID:Sgrlj3Pc

/// まえがき 3 ////////////////////////

 しかし、その時その場所での「常識」を疑うのには、勇気がいる。みんなが
いっていることを信じて生きるのは安心だが、だれもが信じていることに
逆らった考えを持つと孤独な不安に襲われる。
 まして、みんなの信じている「常識」に逆らって行動するとなると、極度の
不安と苛立たしい孤独感に襲われるものだ。大抵の人間は、この不安と
孤独感の恐怖に耐えかね、「常識」を疑うことを止めてしまう。
 この対談集が、「常識」を疑うことの恐怖を、少しでも和らげるのに
役立ったとすれば、望外の幸せだ。それは、ここに御登場頂いたすべての
人々の気持ちでもあるに違いない。
 日本は、あまりにもみんなが同じことをいい、同じように考えることの多い
国だからである。

         昭和六十二年九月  堺屋太一

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///



24 ◆mHpN3w26vE :2007/06/03(日) 20:38:17 ID:FwpBLzKL
25 ◆mHpN3w26vE :2007/06/06(水) 22:27:42 ID:dzZi5AGW

/// 歴史が示す競争の原理 1 ////////////

  堺屋太一、渡部昇一著 「競争の原理」,
  竹井出版1987年刊、〔新装版〕致知出版社 1996年刊 より

T 歴史が示す競争の原理
    四K問題は何を示唆しているか

【渡部】 いま、うまくいっていなくて、いろいろと問題になっている分野が
いくつかありますね。たとえば、教育などです。こういう問題の根底に
あるのは、競争原理の有無なのではないでしょうか。

【堺屋】 まさにそのとおりです。現代ほど競争の効果が明確に出ている時代は
ないと思います。競争のない分野あるいはない国と、競争の厳しい分野あるいは
激しい国が、はっきリ色分けされている。日本国内で見ると、問題になっているのは、
いわゆる四Kといわれるものです。教育、国鉄、米、健康保険。この四つの
共通点は、競争を排除していることです。本当は競争がないわけじゃない。
だが、少なくとも当事者たちは競争がないと思ってきたんですね。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



26ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :2007/06/06(水) 22:56:27 ID:saMdF7qI BE:80471982-2BP(201)
▼米国FBIの言論弾圧を弾劾せよ!      
 米国民主主義に対して第二次世界大戦の戦後審判とはまったく関係なく、新たな主張を行うことにより危険思想保持者と見なし、記事の削除とアクセス禁止による明らかな言論弾圧を行っている。
 FBIは、沖縄米軍基地における軍事的弊害説、9.11フリーメイソン陰謀説に対する言論弾圧が認められた。
▽民主主義の国民が防衛理念を含む専門知識に基づいて投票することは有り得ない。
 したがって軍事兵器の使用は極めて不明瞭な理由により過ちを繰り返しやすく、軍事的弊害を含んでいると言える。
 イラクの軍事支配という中東の混乱により米軍の軍需産業は事実上沖縄にまでこの軍事的弊害を生じさせたのである。
 一方、1996年8月28日、最高裁は米軍用地の強制使用手続きをめぐる代理署名訴訟で、米軍基地への土地提供を定めた米軍用地特別措置法は憲法に違反しないという判決を下した。
 この米軍用地特別措置法は同盟上の米軍の軍需産業を容認するものであるが、前述した沖縄の軍事的弊害とは、似て異なるものであり、両者を民主主義において憲法上合法とすることは不当な判決であると言わざるを得ない。
▽米国同時多発テロ9.11は、事実上米軍のイラクでの軍事活動を正当化せしめたのであり、数十万の身体障害者を含む戦争犠牲者を齎した。
 そして、ブッシュ政権はイラクの民主化に必要な要件を満たしていないばかりか、フリーメイソンの教義に含まれる虐殺思想の終端と軍事経済破綻を防ぐべく水面下での隠蔽工作をしたかの如き示唆を繰り返しているのである。
 なぜならば、米国の権威は少数民族を虐殺したことにより維持されてきたからであり、この戦争利権を維持するために大規模なテロ事件を通じて米国民を洗脳する必要があったと言えるからである。
 つまり、戦争の可否は国民洗脳により誘導された似非民主主義的な判断に基づくものである。
27 ◆mHpN3w26vE :2007/06/08(金) 21:59:46 ID:QNI07GlY

/// 歴史が示す競争の原理 2 ////////////

たとえば国鉄。近距離輸送では私鉄やマイカーとの競争があるし、長距離輸送では
飛行機、貨物輸送ではトラックやフェリーとの競争がある。だが、当事者たちは
その競争を意識していなかった。一方の私鉄や飛行機やトラックは、競争を
意識して改善、向上を図るから、どんどんよくなる。その格差はたちまち現れて、
国鉄はあらゆる分野で敗退しているわけですね。

【渡部】 僕らが大学にはいったころは日本の連輸は国鉄オンリーでしたね。
僕は山形の出ですが、東京に布団を送ろうとすると、鉄道のチッキしかない。
途中の道路事情が悪いから、トラックなんてこないわけです。
本を送るのは郵便局から小包です。これも国鉄の汽車で運ばれる。国鉄なしでは
人間も荷物も全然動かない。競争無敵という感覚。つぶれっこないという感覚。
こういう感覚は大変気持ちいいですからね。そこにひたりきっていると、競争が
出てきているのに気づかない。国鉄がふとそれに気づいたのは、
長期ストライキですね。

///////////////////// 「競争の原理」 ///

28名無しさんの主張:2007/06/09(土) 20:17:59 ID:???
●教育のきびしさ●教育の自由化が解決方法 

 欧米では、政府は一度補助金を、親に直接渡す。たとえばドイツでは
子どもをもつ親に対して、子ども一人につき、一律月額二三〇ドイツマルク(日本円で一
万四千円程度)の「子どもマネー」を渡す。アメリカではバウチャと呼ばれる学校券を渡す。いく
ら補助金とはいえ、サイフの中に入れば区別はない。親はこうしたお金を手にしたあと、学校を
選ぶ。教師を選ぶ。つまり「学校」や「教育」を見る目が、日本の親たちとは基本的に違う。
 またカナダでは、教師は授業には責任をとるが、授業を離れて責任をとらないという姿勢が
徹底している。そのため学校側は、教師の住所はおろか、電話番号すら教えない。言い換える
と、だらしない授業をすれば、それだけでその教師のクビは吹っ飛んでしまう。さらにアメリカの
多くの学校では、教師の雇用に対して、一年ごとの契約更新制をとっている。こうしたきびしさ
が、学校教育を緊張あるものにしている。
 欧米では教育の自由化はもう常識。アメリカの公立小学校ではカリキュラムすら、ほぼ自分
に自分たちで決めている。もちろん日本でいう教科書など、ない。そしていわゆる学外クラブ活
動がさかんで、子どもたちは学校が終わると、算数クラブや科学クラブ、あるいは各種のスポ
ーツクラブに通う(ドイツ)。日本政府ですら、各地に「日本文化センター」などを作って、そのク
ラブ活動を支援している(カナダ、オーストラリアなど)。
 が、この日本では、学校万能主義がいまだにハバをきかせている。教育はもちろんのこと、
道徳しつけ、さらに生活指導まで教師に押しつけて、皆は平気な顔をしている。活発ざかりの
子どもと一時間まともに接すると、かなり体力のある教師でも、ヘトヘトに疲れる。そういう「た
いへんさ」が、官僚も、そして一般の親たちも、まったくわかっていない。
 「構造改革」という言葉がよく使われるが、今その構造改革が一番求められているのは、教
育の世界である。日本の将来を考えて、構造の中で安穏な生活をしている人も、そうでない人
も、一度この問題を、冷静に取りあげてみてほしい。

http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page077.html
29 ◆mHpN3w26vE :2007/06/10(日) 19:41:19 ID:IXOwHY7w

/// 歴史が示す競争の原理 3 ////////////

ストライキやると貨物が全部止まり、国民生活に多大の影響があるはずと
思っていたら、貨物の動きは全然止まらず、誰も困らなかった。無敵観の上に
ふんぞり返っているうちに、貨物はすっかりトラック便に蚕食されてしまっていた、
というわけです。

【堺屋】 米も全部政府が買いあげてくれるから、一見競争がないかのようだが、
実は小麦との競争がある。小麦の方はパン屋でもラーメン屋でも競争が
激しいから、次つぎと新製品の開発を図る。で、その結果は米の需要量が
どんどん減っている。米の需要量減は食生活の変化によるという意見があるが、
これは間違いです。
 世界的に見ると、所得が増えれば、必ず米の需要が増えて小麦の需要が
減るんです。アメリカでも中国でもそうなっている。日本だけが逆になっているのは、
政府買いあげという保護策に甘えて、新製品開発といった努力を怠った、
そういう能力がなかった、ということです。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///



30 ◆mHpN3w26vE :2007/06/12(火) 22:32:31 ID:uH0mvf1s

/// 歴史が示す競争の原理 4 ////////////

教育。これは一番競争をなくした分野だが、実は競争がなかったわけじゃない。
塾とか予備校とかとの競争があった。だが、当事者が競争はないと思っている。
だから公立学校はどんどん悪くなっていって、競争にしのぎを削っている
塾や予備校がはやっている。

【渡部】 ユニークな方法で塾のチェーンをやっている経営者とたまたま
知り合ったんだが、その人がいうには、いろんな人を教師に雇ってみたが、
現職の教員が一番使えない、というんですね。現役の先生は副業が禁じられている
ということはあるが、それがなくとも、現役の先生は教え方がへたで駄目だ、と。
塾では使いものにならない、というんです。年取ったお医者さんで、理科を
教えてみたいとか、商社にいってた人で数学を教えてみたいとか、そういう
人の方がわかるように教えるんだそうです。プロの先生が駄目だというのは、
競争をなくすと、いかに堕落するかという例証でしょうね。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



31 ◆mHpN3w26vE :2007/06/14(木) 22:35:22 ID:644kQnsg

/// 歴史が示す競争の原理 5 ////////////

【堺屋】 もう明らかですね。競争のない分野はどんどん駄目になる。競争を
なくしたと思っても、実は違った競争があって、競争がないと思っている
人たちは衰退していく。今日の全国的世界的傾向ですね。

【渡部】 日本の軍隊もね、清国やロシアが強いと思っているうちは競争意識を
燃やして努力した。それが日露戦争で、あのナポレオンさえも勝てなかった
ロシア陸軍に、見事に勝っちゃった。日本海海戦でもバルチック艦隊をパーフェクトに
やっつけた。こんな強い陸軍や海軍は、スエズ運河の東、パナマ運河の
西にはない、という無敵観が、以後の日本の軍隊を弱いものにしていく。
競争の切実さが希薄になり、出世するのは部内のうけのいい人ということになり、
結局、無茶な戦争をやって、惨憺たることになっちゃった。

///////////////////////// 渡部昇一 ///



32名無しさんの主張:2007/06/15(金) 00:04:18 ID:???
>>1
大学をみてみろ。
私立に程度の低いのが多いぞ。
人集めで教育レベルをどんどん落としてる。
私立の割合を増やすとこうならないかが非常に心配だ
33 ◆mHpN3w26vE :2007/06/16(土) 22:01:50 ID:r4hdmdQA

/// 歴史が示す競争の原理 6 ////////////

【堺屋】 生物学的に見ても、競争の意味は明確です。ガラパゴス諸島は
ほかから隔絶されているから、生物がはいってこない。競争がないから、非常に
原始的な動物が生き残っている。僕はモーリシャスという所にいったことがあるが、
これはマダガスカル島からインド洋の方に八百キロほど飛んだ所にある。
ダーウィンがガラパゴス諸島にいく前にいた所です。ここは潮流の関係で
アフリカからはこられない。だから、ダーウィンがいったところは、変わった
動物がいっぱいいた。その一つにドドがある。これは鳩なんだが、肥満体で
飛べないんです。それでも生き残れたのは、モーリシャスに肉食獣がほとんど
いなかったからです。そこに人間が犬を連れてやってきた。肥満体で飛べないんだから、
犬にとってこんないい食べ物はない。ドドはたちまち絶滅しちゃった。生物の
世界でも競争がないと機能が退化し、それが激しい競争にさらされると、
衰退してしまうということです。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///

34名無しさんの主張:2007/06/17(日) 20:04:21 ID:???
☆ 先生も塾へ 生徒の気持ちのひきつけ方講座、現役教員らを対象に開講

 塾講師のノウハウを教えます――。
進学塾の早稲田アカデミー(本社・東京)は今月から、現役教員らを対象に「教師力養成塾」を
始めた。教科の内容ではなく、声のかけ方から目線の合わせ方まで、生徒の気持ちを
どう引きつけてやる気を引き出すかがテーマ。
講師一人ひとりの教える力が経営に直結する塾の「基本のき」を、学校現場にも売り込んでいく。

 主な対象は、小学校から高校までの現役教員。
「学習のための空間作り」の手法を教える。教室への入り方、出席の取り方をはじめ、
効果的なほめ方とその際の声の調子、黒板の前での体の向きや目線など、きめ細かい。

 競争が激しい塾業界では、生徒と保護者からの評判が経営を左右する。
同アカデミーは、生徒を引きつけるための研修を新人講師に行っており、そのノウハウを応用する。

 教師塾は1回3時間程度、計10回で、講座料は3万5000円。
東京都新宿区の教室を会場に、平日は夜間に、春休みや夏休み期間には
日中の時間帯にも開く。既に私立の中高一貫校3校の教師20人から申し込みがあった。

 早稲田アカデミーは2年前から東京都港区、昨年からは足立区で、それぞれ公立中の
補習授業を受託している。その際、講師の身ぶり手ぶりを間近に見た中学校数校から
「ノウハウを学びたい」との要望が寄せられ、昨秋から研修の講師を派遣してきた。
こうした実績を踏まえて事業化することにした。

 研修を開いた中学校の校長は「教員のプレゼンテーション能力だけを取り上げた研修は、
学校や教育委員会ではこれまでなかった。学校は塾とは違うという思いはあるが、
ほめ方や声の出し方は参考になる」と話している。

朝日新聞 http://www.asahi.com/life/update/0317/007.html
35 ◆mHpN3w26vE :2007/06/20(水) 22:57:31 ID:6n9pQMG0

/// 歴史が示す競争の原理 7 ////////////

【渡部】 競走がない状態のところに外敵がやってくると、あっけないぐらいに
崩壊してしまう。しかし、外敵だけではないんです。内部的にも崩壊する。
たとえば、淡路島の猿です。そこの猿は保護されている。保護されているから、
当然数が増えてくる。何匹いるのか数字は忘れましたが、ふとあるとき気が
ついてみたら、どうも気味の悪い奇形の猿が増えているというんですね。何が
原因かが問題になった。食糧に問題があるんじゃないか、という説が出された。
餌付けしている餌に問題があるんだと。しかし、調べてみても、特に餌が悪い
ということはない。で、やはり保護されていると、自然界にある生存競争の
原理が働かないからじゃないか、という結論に落ち着いたというんですね。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///


36 ◆mHpN3w26vE :2007/06/22(金) 21:09:03 ID:37fkekuw

/// 歴史が示す競争の原理 8 ////////////

どういうことかというと、これは生物学では有名な話なんですが、暗黒大陸の
アフリカをヨーロツパがしきりに探検して、内陸の状態を探っていたころの話です。
ある探検隊が、ある地方のサバンナにたどり着いた。トムソンガゼルが
のんびりと草を食べていて、のどかな風景です。と突然ライオンが現れて、
ハンティングにかかった。たちまち一頭のトムソンガゼルがつかまって、餌食に
なってしまった。それを目撃した探検隊は、何と残酷な、というわけです。
そこでライオン狩りに取りかかった。可愛いトムソンガゼルを救うためです。
多くのライオンが殺され、追い立てられた。その地方のサバンナからはライオンが
まったく姿を消してしまった。

///////////////////// 「競争の原理」 ///



37名無しさんの主張:2007/06/22(金) 21:37:50 ID:fLH/d2s1
どうなんですか、この子馬は
保障つきですよ、だんな、ここに血統書ありますから、ハイ


教育、という分野ですら、ギャンブルの金儲け
投資という視点でしか
語れない奴ら、って、いったい・・・・・・・・・・・・・・
38 ◆mHpN3w26vE :2007/06/24(日) 19:54:55 ID:2Ap5Mc9r

/// 歴史が示す競争の原理 9 ////////////

 それから何年かして、探検隊がふたたびそのサバンナを訪れたんですな。
一行はのんびりとトムソンガゼルの群れが草を食べている平和な風景を
思い描いていた。ところが、トムソンガゼルの姿が一匹も見当たらない。
それどころか、サバンナもすっかり荒れ果てて、砂漠化している。どういうわけだ、
というわけです。調べてみてわかったんだが、ライオンというのはいつもいつも
ハンティングしているわけじゃない。腹が減ったときだけ狩りをやるわけです。
で、腹が減ってトムソンガゼルを追い掛けると、つかまるのは、走るのが遅いとか、
体が弱いとか、奇形であるとか、劣性な要素をもったやつなんですね。つまり
ライオンのハンティングはトムソンガゼルの群れから劣性な要素を取り除き、
それによってトムソンガゼルの群れが強化されるという作用があったわけです。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///



39成仏出来んぞ:2007/06/24(日) 19:58:13 ID:???

戦時中、島嶼では玉砕と称して日本兵はお互いに足を引っ張り合いながら団子になって死んでいった訳だが、
生き残った人が「彼らの死を無意味だったとは遺族には言えない」と言っていた。
どうすれば彼らの死を無駄にさせないことが出来るか、思い悩んでいる様でもあった。

日本では、未だに戦争の張本人、責任者である天皇の戦争責任が問われていない。
これを明らかとし、二度とこの様なことが起きない様に天皇制を廃棄する事こそが、彼らの死に報いることではないだろうか。
そうして初めて、戦争で死んでいった数百万の日本人の死が無駄ではなくなるのである。
40 ◆mHpN3w26vE :2007/06/26(火) 21:52:25 ID:Q5z5i9Yt

/// 歴史が示す競争の原理 10 ////////////

ところが、ライオンがいなくなったから、本来ならライオンに食われてしまうような
やつも生き残り、群れ全体の体質か弱いものになってしまった。そして弱い
体質が淘汰されないままに、数が爆発的に増えた。サバンナの草の量は
増えないから、食糧の需給のバランスが崩れた。それで数が増え、体質が
弱まったトムソンガゼルの群れは、一挙に滅亡してしまった、というわけです。

【堺屋】 トムソンガゼルにとってライオンは天敵だが、天敵は実はトムソンガゼルの
群れが繁栄していくためには、必要なものだということですね。つまり、天敵が
存在するために、生き残る競争がある。その競争を取り除いて保護すると、
かえって弱くなって滅亡してしまう。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



41名無しさんの主張:2007/06/28(木) 00:18:14 ID:???
競争はつらいよ。
談合が一番。
42 ◆mHpN3w26vE :2007/06/28(木) 21:45:39 ID:LYETL/BO

/// 歴史が示す競争の原理 11 ////////////

    競争こそ生き残りの条件

【渡部】 競争は確かにしんどいですよ。だから、ともすれば競争がない
状態をつくろうとする。だが、競争がなくなると、外部からであれ内部からであれ、
崩壊がやってくる、ということですね。まさにそれは人の一角からやってくるんです。

【堺屋】 天の一角か。ものごとにはすべてチャレンジャーが必要だ、
ということですね。チャレンジャーがいることが、強さと健全性を保証する。

【渡部】 これは堺屋さんお得意の分野だが、徳川幕府というのは完全に
チャレンジャーのない体制をつくったんですね。そうしたらまあ、黒船がきたら
もろいこと(笑)。競争のない体制をつくっても、必ず競争者は現れるんです。
天の一角からね。

///////////////////////// 渡部昇一 ///


43 ◆mHpN3w26vE :2007/06/30(土) 22:03:28 ID:OSgZvyei

/// 歴史が示す競争の原理 12 ////////////

【堺屋】 だから、競争をなくして保護するというのは、大変危険なんです。
全崩壊を招く可能性がある。経済のほうに、制度資源という言葉がある。これが
そうなんです。一つの制度をつくると、ある職業、ある業界、ある地域に大変
有利に働く。その利益を受ける人たちにとっては、まさに油田がわいたようなもので、
制度が資源になる。その典型が現在の健康保険制度です。これは医者の
庭に油田がわいていたのと同じです(笑)。どんな薮医者でも国がちゃんと
払ってくれるんですから。大した病気でもない患者を長く治さないでいると、
お金がはいってくる、というへんなことになっている。その結果、医療は非常に
堕落しました。医師の仁義がなくなり、救急医療などについての努力をしなくなった。
ところが、制度資源はいつまでも続かない。ある日突然なくなる。すると、
犬がきたときのドド。黒船がきたときの日本の侍と同じで、たちまちアップアップ
になる。これは実例がある。世界で最初に国民健康保険制度をつくったドイツです。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///

44名無しさんの主張:2007/06/30(土) 22:22:09 ID:2trFhdOP
歴史が示す競争の原理

一億総中流の時代が一番競争力があった。wwww
45 ◆mHpN3w26vE :2007/07/02(月) 22:53:17 ID:RrQPGbIv

/// 歴史が示す競争の原理 13 ////////////

【渡部】 ビスマルクですね。

【堺屋】 そうです。それから第一次大戦までの四十年間、ドイツの国民健康保険は
生きるんです。すると、医者が非常に増えた。第一次大戦に敗戦しても制度は
残ったが、一兆倍ぐらいの天文学的なインフレですから、健康保険で支払われても
ただみたいなものです。で、事実上、健康保険はなくなった。すると、医者が
猛烈に余るんです。仕方がないから、医者がピアノの先生やドイツ語の先生や
ホテルのボーイをやる、ということになってしまった。まあ、ドイツの場合は、
ブラジルとか南アフリカとかオーストラリアとかに医者がどんどん移民して、何とか
なったんだが、日本ではどういうことになるでしょうね。だが、制度資源で保護して
競争をなくそうとすると、あとで必ず大崩壊がくるんだから、さて、日本の
お医者さんたちはどうなるか。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



46 ◆mHpN3w26vE :2007/07/04(水) 22:48:43 ID:NJQy1Yqt

/// 歴史が示す競争の原理 14 ////////////

【渡部】 競争をなくすと、刺激がなくなって、改善や向上の努力を
しなくなる。進歩がなくなる。これは万物の原理なんだなあ。

【堺屋】 いまからちょうど百二十年前にカール・マルクスが現れて、
社会主義計画経済をつくれば、競争の無駄がなくなるという原理を発見して、
大論文を書いた。資本主義社会は自由競争があって、各メーカーがそれぞれ
自分の計画をつくって、物をつくる。だから過剰生産になリ、恐慌となって、
倒産を呼ぶ。つくった物とか、その物をつくる施設が無駄になる。だから
競争経済よりも計画経済がいい。マルクスはこういうふうに発想したわけです。
ところが計画経済をやってみると、売れる物をつくろうという意識がなくなる。
そういう努力をしなくなる。計画によって割り当てられた量をつくれば、
つくったものは全部出ていくから、より質のいいものをつくろうとしなくなるんです。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


47名無しさんの主張:2007/07/05(木) 16:57:17 ID:UmPkAzJF
かなり前のことなのだが、
駅で遠足らしき小学生の一団をみかけた。
教師らしき人が、児童たちにたいして
おとなしくしろ! 迷惑になるな!
とでかい声で怒鳴り散らしていたのに、
目の前でヤクザっぽい男がタバコをポイ捨てしたのは
うつむいて、見てみぬふりをしていた。
48 ◆mHpN3w26vE :2007/07/06(金) 22:29:35 ID:RmqqM2f7

/// 歴史が示す競争の原理 15 ////////////

とにかく計画通りの量をつくればいい、ということになってしまう。その結果、
かえって大きな無駄が発生する。このことを僕が実感したのは、大阪で開かれた
万国博覧会のときです。ソビエト館というのがありましてね。建物は竹中工務店が
つくった。そこに事務用のスチールデスクがソ連から運び込まれた。この
スチールデスクが重いのなんの。男が四人がかりでやっと動かせるといった
代物です。ロシア人がいくら大男ぞろいで力持ちだといっても重過ぎる。
 どうしてこういうことになったのか。聞いてみると、スチール家具のノルマを
各工場に重量で割り当てているからなんです。ノルマを台数で決めると、
引き出しのない簡単な小さいやつばかりつくって、ノルマをこなす。だから、
ノルマを重量で決めたら、四人がかりでようやく動くような重いスチールデスクに
なっちゃったわけです。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///


49名無しさんの主張:2007/07/06(金) 22:42:15 ID:kgxYFxI3
いやはや、あっしも、そういう、お気楽な評論家の立場に
立ってみたいもんじゃのう、堺屋太一
で、この自己満足・自己自慢がぷんぷんはびこってるしている
彼ら極一部のあまりにも無責任な観察者であるところの評論家が
どのような建設的な意見を述べたのか、知るよしもないな。
彼ら観察者からすれば、我々はただの金魚に見えるんだろうな
そういう、あまりにもお気楽な立場にたってみたいもんだぜ!

で、この本を読んで君は、他の奴に対して、著者と同様な立場に立てたと
幻想して、そういう優越感に浸ったのかな?
やれやれ、あいかわらずの現実が見えてな
机にしがみついている、妄想君だね


50名無しさんの主張:2007/07/06(金) 22:49:40 ID:kgxYFxI3
>>49
いやはや、あっしも、そういう、お気楽な評論家の立場に
立ってみたいもんじゃのう、堺屋太一
で、この自己満足・自己自慢がぷんぷんはびこってるしている
彼ら極一部のあまりにも無責任な観察者であるところの評論家が
どのような建設的な意見を述べたのか、知るよしもないな。
彼ら観察者からすれば、我々はただの金魚に見えるんだろうな
そういう、あまりにもお気楽な立場にたってみたいもんだぜ!

で、この本を読んで君は、他の奴に対して、著者と同様な立場に立てたと
幻想して、そういう優越感に浸ったのかな?
やれやれ、あいかわらずの現実が見えてない
机にしがみついている、妄想君だね
自分のほっぺたをツネッテみたらどうなんだ
まったく痛みを感じないの? 
これは夢じゃなくって、直面している現実なんたよな
あららららら
人の痛みも感じなければ、自分の痛みすらわからないんだな
どうすりゃいいんだか
51 ◆mHpN3w26vE :2007/07/08(日) 19:27:34 ID:G6vlKwo6

/// 歴史が示す競争の原理 16 ////////////

前年より十パーセント、ノルマをあげようとすれば、そのノルマが重量で
決められているんだから、分厚い鋼板を使って、重いスチールデスクをつくって、
ノルマ達成ということになっちゃうわけですよ。資本主義社会の競争経済だったら、
こんなものは一台も売れない。資源も無駄遣いしてる。この無駄をなくすために
どうするかというと、取り締まりをやる。だが、古今東西、取り締まりで無駄を
なくせたためしがない。不可能なんです。日本の医療問題も、薬漬けとか
検査漬け、保険の不正請求などといろいろあるが、役人がいくら調べて
摘発してもなくなりませんね。無駄をなくすには競争の原理を持ち込む
以外にはない。逆にいうと、自由経済をやらないで無駄をなくす方法を、
人類はまだ発見していないのです。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



52 ◆mHpN3w26vE :2007/07/10(火) 23:00:26 ID:LH0KfNQj

/// 歴史が示す競争の原理 17 ////////////

【渡部】 競争にさらされないと、無駄をやるばかりか、ひ弱になる。そこで
日本の銀行なんかは、僕は心配だなあ。僕がこんなことをいうのは、不遜かも
知れないけど。戦後の日本の銀行は保護されて、つぶれっこないということで
やってきたわけですよ。だから、金融の自由化なんかが起こったら、これは
大変ですよ。向こうはつぶれる銀行があるところで仕事してきた連中ですからね。
最近も某銀行のニューヨーク支店で百二十億円の損を出したということがあったが、
当のディーラーはともかく、これをチェックする上役が、競争のなかで
つぶれるかどうかがかかった取引をしたことがない。そういう弱さがモロに
出たと思うんです。

///////////////////////// 渡部昇一 ///


53名無しさんの主張:2007/07/12(木) 22:58:45 ID:???
★社会主義社会は、競争のない統一された社会

「社会主義社会では『多元主義』が許容されません。
『多元主義』が標榜する思想における『自由化』、政治における『多党制』、
所有における『多様化』は、個人主義と自由主義にもとづいた生存競争が
支配する資本主義社会の政治方式であります。

社会主義は集団主義にもとづいた社会であり、人民大衆の統一を生命とする
社会なので、社会主義と『多元主義』は両立しません」

「社会主義建設のためのたたかいでは国家と社会の利益を個人の利益よりも
いっそう大切にし、そのために献身的にたたかう集団主義思想を持つことが、
もっとも重要な問題として提起されます」

金正日「社会主義建設の歴史的教訓とわが党の総路線」より

54名無しさんの主張:2007/07/12(木) 23:12:45 ID:???
★大津博 ビル・ゲーツの意見

 日経新聞にビル・ゲーツの意見が掲載されている。アメリカで現在問題になっていることの1つに
ディジタル通信技術の標準化を政府が決める方がいいのかというのがある。ビル・ゲーツは言う。
この種の事項を政府が決めるのは良くない。市場で発生、進化する自然発生的な標準を待つべき
であると。アメリカのコンピューター業界は20年以上に渡って激烈な競争をしてきた。
競争をせざるを得なかったのは、この世界を標準化する規制が存在していなかったからだ。
そして、「競争」してきたからこそ、コンピューター業界の今日の発展がある。
 もし、1980年代にアメリカ政府が全てのパソコンに対し、汎用機と同じ技術水準を採用するよう
標準化を定めていたら、今日のパソコンはなかっただろう。ただし、汎用機メーカーの利益を
守ることになったに違いない。
 「市場が標準を選ぶと言っても、それは永久の物ではない。競争者は、すでに存在する標準を
ひっくり返すという目標に向かって技術を革新する。これが資本主義と呼ばれる偉大なシステムだ。
私たちにとって、その必要性は高まりこそすれ低くなることはない」と結ぶ。
 標準化は技術の発展にとって諸刃の剣であることを忘れてはなるまい。

55名無しさんの主張:2007/07/12(木) 23:21:53 ID:???
だから競争はそろそろ辞めようではないか。
共闘にしようよ。敵は国の借金に有り。
同じ店舗が隣接してるだけで心が痛むよ。
どういった神経してるんだ?
消費者の立場としては非常に悩むし、不愉快極まりない。
変な肩書き捨てて、共に歩もうではないか。
56 ◆mHpN3w26vE :2007/07/13(金) 22:21:04 ID:x+6SxcVj

/// 歴史が示す競争の原理 18 ////////////

    現代教育が示す競争の大切さ

【堺屋】 しかし、現在の日本で競争がない分野といえば、何といっても
公立学校ですよ。ことに小中学校は完全に競争がないようにしてある。
 「世界を考える京都会議」で教育改革の提言をしたんです。その提言の
一番のポイントは、教育の自由化。教育の場に競争を取り人れること。
ところが、これに反論する人がいるんです。いまでも受験競争が激しいのに、
これ以上競争を持ち込んだら大変なことになる、というわけです。
私はこういうことをいう人の常識を疑うんですけどね。競争という場合、
普通、供給者の競争をいうんです。自動車メーカー数社がいろんな車を
つくって販売競争をする。出版社がいろいろな本を出して売り上げ
競争をする。こういう状態を競争という。こういう供給者の競争は、
それによって消費者が利益を受けるのだからいい状態です。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///


57名無しさんの主張:2007/07/13(金) 23:06:52 ID:Y3sAq+/Z
親が子へとつたえるべき、【教育】という代物すらが
すでに、投資の対象として語られる

恐るべき、拝金主義じゃ
このような議論が堂々とメディアにのり、まかり通ってしまう
今日この頃

その子には、たんまりと、保険がかけられておるのかのぅ
まさに、親も子もあったもんじゃない
おそろしや、おそろしや(((;゚д゚)))ガクガクブル
あまりにもの、おぞましき弱肉強食社会(((;゚д゚)))ガクガクブル
58 ◆mHpN3w26vE :2007/07/15(日) 20:10:08 ID:VuFoN1QF

/// 歴史が示す競争の原理 19 ////////////////////

 だが、その逆、消費者に競争があって、供給者に競争がないと困ったことに
なる。自動車メーカーが一つしかなくて、車といえばそのメーカーのものしかない、
となったら、どうだろう。メーカーは何をつくっても売れるから、努力しない。
消費者は行列をつくって買うとか、運転技術の試験をして優秀な人だけ買う、
とかいうことになる。これは悪い状態です。ところが、教育に関する限り、
競争があるのは消費者、つまり生徒の側であって、供給者である先生や
学校の側には競争がない。特に小中学校は通学区域を決めて、消費者たる
生徒を割り当てている。こんな驚くべき残酷な状態を当然のことと思っている
教育関係者が多いのだから、これまた驚くべきことです。供給者の競争ということに
思い至らない典型的で極端な保護当然主義者が、教育界のほとんどを占めている。
考えてみると、教育の荒廃というが、この状態でいまの程度で止まっているのは、
むしろ不思議なぐらいです。

/////////////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///


59名無しさんの主張:2007/07/15(日) 20:30:12 ID:gGaOvi4i
競争原理という経済効率を、家庭に持ち込み
その、教育ということすらおも、
儲かるか、儲からないか
という議論に押し込み
その不可思議さに、なに一つ疑問を抱かないという
異常事態は、ついにここまでやってきた
損失した子供という投資対象に保険は掛けたのか、自らの子供に!
あまりにもの恐ろしいほどの、拝金主義者だ→58
60 ◆mHpN3w26vE :2007/07/17(火) 22:40:10 ID:n75KoJmf

/// 歴史が示す競争の原理 20 ////////////

【渡部】 それはね、多少なりとも補うものがあるからなんです。一つは私立。
それから塾。こういうものがカバーしてるんです。塾はサービス業だから、
文部省ではなく通産省なんです。つぶれても誰も保護しない。税金で助けてくれない。
だから、つぶれないために錬磨に錬磨を重ねて、教え方がうまくなった。
最近も新聞に出ていたんだが、公文の数学教室がオーストラリアに出た。もちろん、
オーストラリアにいる日本人子弟のために、というつもりだったんだが、
これにオーストラリア人の子どもが四十人も集まってきたというんです。塾は
隠花植物だ、教育の徒花だと公の教育関係者はいっているが、錬磨して、
外国に輸出できるシステムを開発しているわけです。いま、日本の公立学校で、
外国人の子どもがお金を払って教えてください、といってくるようなシステムを
持っているところがありますか。

///////////////////// 「競争の原理」 ///

61 ◆mHpN3w26vE :2007/07/21(土) 23:08:26 ID:F6F6qDf3

/// 歴史が示す競争の原理 21 ////////////

【堺屋】 競争というと、平等という概念が浮かぶ。日本のいわゆる平等主義者の
主張する平等とは、大概において、結果の平等なんですね。しかし、本来の
平等というのは機会の平等であって、結果の平等などはあり得ないんです。
教育の機会は均等でなければならない。しかし、その結果、できる者とできない者が
出てくるのは、当然のことなんです。みんな同じようにできるなどということは
あり得ない。結果の平等というあり得ないことを求めると、不満が限りなく出てくる。
その不満を解消するために、限りなく統制的になる。すると限りなく停滞する。
結果の平等を求める平等主義とは、こういうことになるんです。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///



62名無しさんの主張:2007/07/22(日) 00:47:03 ID:???
消費者主権の極致が『モンスター親』

「学校はサービス業だろ、給食費払ってる以上、欠席した子供の給食は宅配しろ」
「うちの子供は国語の○×先生が嫌いだと言ってます、国語の授業は、うちの子だけ別の先生にして」

・・・・親が「教育サービスの消費者」に徹した結果の現象ではないか。
我侭ばかり主張し、コミュニケーション不能な社会不適格者を増産するような制度は、『改革』と呼ぶに値しない。
63名無しさんの主張:2007/07/22(日) 15:13:28 ID:???
【OBの天下り先をつくるための情報操作】
 モンスター・ペアレント(親の過大要求)宣伝のほとんどはでっちあげ!

●伝えられる親の要求例は出所が不明。学校や要求者はもちろん地域さえ明かさないあり得ない未確認情報ばかり。
●学校から出てくる情報は、学校側の落ち度は絶対に出てこない(いじめがあってもゼロで報告する体質)。
●これに便乗して職員OBを利用した体制を整えている。公務員が天下り先を作るための情報操作。
●少子化で減らされそうな教育予算を、親対策という名目で確保しようとする魂胆がみえみえ。
●怠慢な教師は正当なクレームにまで「モンスター」とレッテルを貼る危険性がある。
●クレーム=悪のイメージで助かるのは怠慢校長。民間でクレーム対応は現場責任者の当然の仕事。
 やらないなら校長はいらない。高い税金の給料はムダ。
●教員免許更新制度の新設など、最近の学校・教師に対する風当たりが強い世論を誤魔化そうとしている。
●日本で最大のクレーマーは公務員教師。日の丸君が代反対で裁判を起こすなど、公務員教師や教育関係者が
 国家への最大のモンスター・クレーマーであるという事実。

64名無しさんの主張:2007/07/22(日) 17:39:57 ID:l0KvvteN
競争原理という経済効率を、家庭に持ち込み
その、教育ということすらおも、
儲かるか、儲からないか
という議論に押し込み
その不可思議さに、なに一つ疑問を抱かないという>>61
異常事態は、ついにここまでやってきた
損得勘定で子供を見ている親!
あまりにもの恐ろしいほどの、拝金主義者だな
そして、全ては、金だけ、そいつが、世界中をぶち壊す。
ルールなき競争、弱肉強食の野獣社会
そんなところに本当の教育もへったくれもあったものではないわい。
65 ◆mHpN3w26vE :2007/07/22(日) 19:33:41 ID:YoXs2FHc

/// 歴史が示す競争の原理 22 ////////////

 この典型的な例が、美濃部さんがやった東京都の学校群制度というやつです。
この目的は学校間格差をなくすことだという。そのためにどうしたか。何と
生徒を割り当てて、入学する生徒の能力を一定にしようとした。学校格差をなくす
といいながら、先生の能力はまったく問題にせず、生徒の能力だけを問題にした。
これは驚くべき措置です。こんなことを考えついた人は、よほど残酷な
精神の持ち主だと思うんです。生徒を強制的に割り当てていくという収容所
みたいな発想ができるというのはね。よほど人間的温かみに欠けていないと、
できるものではない。で、その結果はどうなったかというと、都立高校全部が
駄目になった。特定の学校が駄目になる、というのではなしに、全部が
駄目になった。

///////////////////////// 堺屋太一 ///
66 ◆mHpN3w26vE :2007/07/24(火) 21:58:08 ID:NsSJBfSQ

/// 歴史が示す競争の原理 23 ////////////

都立高校全部の一流大学合格者を足してもそれ以前の数分の一になって
しまった。結果の平等を求めて競争をなくすと、劇的な崩壊が起こるという
例ですよ、これは。
 最近の落ちこぼれによる校内暴力は消費者の反乱です。供給者、つまり先生や
学校がさっばり競争しないで、消費者である生徒に競争を押しつけてくることへのね。
教育の問題はいろいろいわれているが、たった二つのことさえやれば、
ほとんどの問題は解決する、と私は思っています。一つは学校の設立の自由を
認めること。もう一つは通学区域をやめること。これをやると、いろいろ特色のある
学校ができ、生徒たちは自分がいきたい学校にいけるようになる。

///////////////////////// 渡部昇一 ///


67 ◆mHpN3w26vE :2007/07/26(木) 23:13:52 ID:Y2Ltb/1w

/// 歴史が示す競争の原理 24 ////////////

ただし、学校や先生は競争しなければならなくなる。能力のない先生はクビになる。
でも、これが本当の姿なんです。この教育の自由化に反対するのは、駄目な
先生を保護するためなんですね。いまは駄目な先生のほうが、保護されて、
楽をしている。いい先生は負担がかかって、苦労して、ノイローゼになっている。
競争をなくすと、悪貨が良貨を駆逐するんです。良貨が悪貨を駆逐するためには
競争することです。

【渡部】 学校創設の自由化。通学区域の撤廃。確かに教育問題は、この二つの
改革に尽きるね。具体的にいえば、塾をも学校として認めるだけでもよい。
別に予算をつける必要もないし、既存の学校を廃校にすることもないのだから。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///



68名無しさんの主張:2007/07/26(木) 23:20:04 ID:jNGsuSxn
中国産は、買わないのが基本的な安全対策と利益率の向上に繋がるのがわかった
69名無しさんの主張:2007/07/28(土) 18:49:58 ID:pFRsX1RX
mHpN3w26vE氏は、著作権という事に関してはまったく理解できない模様

まるコピペにおいて、それを読んだ自身の感想すら持つことがてきない


70 ◆mHpN3w26vE :2007/07/29(日) 20:47:44 ID:qBjWFYan

/// 歴史が示す競争の原理 25 ////////////

    江戸・町人の強さは、どこから生まれたか

【堺屋】 競争がどのような効果をもつかは、歴史的にも明らかです。十六世紀の
日本は戦国時代で、人びとが塗炭の苦しみをなめた暗黒時代のようなイメージで
とらえられている。一方、ヨーロッパの十六世紀はルネッサンスで非常に
輝かしい時代としてとらえられている。だが、日本とヨーロッパの十六世紀は、
非常に似てるんです。ルネッサンスっていうのは、戦争をいっぱいやっている。
要するに、自由競争の時代なんです。そこから、文芸、科学技術、宗教改革、
地理上の発見などの成果が生まれた。日本の戦国時代を象徴する言葉は、
下克上です。日本最初の百科事典には、<民主主義>の項に、<けだし下克上>
と書いてある。下克上とは自由競争のことなんですね。戦国時代も自由競争の
時代なんです。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



71 ◆mHpN3w26vE :2007/08/01(水) 22:40:20 ID:QfbV4sgf

/// 歴史が示す競争の原理 26 ////////////

だから、戦国時代というと、戦争ばかりしていて、農民は被害を被って、
泣きの涙で暮らしていた、と思うかも知れないが、とんでもない誤解でね。
日本の十六世紀は経済成長がすごいし、技術の進歩が大変なものなんです。
大体、応仁の乱から関が原の合戦までに、人口が二倍、GNPが三倍に
伸びている。応仁の乱で室町幕府の支配体制が崩れ、貴族の荘園は地方の
豪族が取っちゃう。その豪族のなかでも力のあるやつは、隣の豪族の土地まで
取る。取られちゃ大変というわけで、無能がトップではやられるからと、家来の
偉いやつが主人を押しのけてトップに立つ。守るためには経済力が必要だなどと
いうわけで土地を開拓し、灌漑などの治水をやる。金・銀・銅の鉱山技術、
精練技術を導入し、製品をつくり、そして商工業が発展する。戦国時代とは
こういう時代なんです。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


72 ◆mHpN3w26vE :2007/08/04(土) 21:38:07 ID:J69sH1P9

/// 歴史が示す競争の原理 27 ////////////

信長が出現し、楽市楽座をつくる。これは商業の自由競争制度です。これで、
それまでの座の拘束を離れて商業が盛んになり、経済が大発展する。
日本は世界最大のの工業国になるんです。関が原の合戦のとき、関が原の
方二里ぐらいの所に、六万挺の鉄砲が集まったというんですね。当時日本には
鉄砲が十万挺あったとされている。これは、当時の全ヨーロッパにあった鉄砲の
数よりはるかに多い。それだけの生産力をつけていたんですね、当時の日本は。
まさに自由競争の成果です。経済が発展し、技術が進歩し、商業、流通が
発展する。そこに安土桃山時代の華麗な芸術が爆発的に花開く。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///



73 ◆mHpN3w26vE :2007/08/08(水) 23:41:37 ID:kS7iWrI+

/// 歴史が示す競争の原理 28 ////////////

 結局、自由競争的思想に立っていた信長が大いに勢力を伸ばし、その
後継者の秀吉が天下を取り、家康が引き継ぐ。家康が引き継いでしまうと、
今度は自分が大将だから、自由競争はないほうがいい。権力者は挑戦者が
ないほうがいいに決まっている。で、家康は統制経済に向かう。鎖国をして、
身分制度を固定し、移動を制限する。すると、経済の成長がだんだん鈍って、
享保時代からはまったく停滞経済に陥る。産業、経済、科学技術、文化、
あらゆるものが自由競争によって進歩し、競争をなくすと停滞し退化する。
歴史はそのことをよく証明しているわけです。

///////////////////////// 堺屋太一 ///


74 ◆mHpN3w26vE :2007/08/11(土) 21:56:43 ID:+ljI2bup

/// 歴史が示す競争の原理 29 ////////////

【渡部】 目で見える形でいうと、秀吉のつくった大坂城。あんな巨大なものは
規模といい性能といい、あの五十年前には絶対つくれないものですよ。あれは
自由競争の具体的成果です。家康は自由競争の時代だった元亀天正を悪と
断定し、二度と繰り返しちゃならん、としている。これが徳川三百年を象徴している。
確かに徳川家康にとっては、自由競争をなくすことは気持ちのいいことなんです。
挑戦者をなくすんだから、政権授受は安泰です。だが、農業も開発を最初は
やったが、あとは停滞する。武士も競争がなくなって退化する。たった一つ、
競争しなきゃ食えない連中がいた。町人です。競争があるから、町人は成長する。
だが、何代も競争なしでやってきた武士には、町人がなぜ金持ちになるかが
わからない。八代将軍吉宗はちょうど江戸時代の真ん中の人だが、象徴的な
ことが二つある。

///////////////////////// 渡部昇一 ///



75名無しさんの主張:2007/08/14(火) 13:31:12 ID:???
夏休みで教育休憩。
76 ◆mHpN3w26vE :2007/08/18(土) 20:02:09 ID:D/NVVX2q

/// 歴史が示す競争の原理 30 ////////////

 一つは世継ぎの問題。吉宗には長男家重、次男宗武と二人の男の子がいる。
家重は日本語が話せない。白痴です。ワーとかいうと、忠義で野心のない
家来がついていて、これを翻訳して伝えるという状態です。宗武は弓も乗馬も
うまい。それで漢学ができて、国学までできる。文武両道です。だが、吉宗は
九代将軍に躊躇なく家重をあてるんです。競争がないんですから、この安定を
守るためには、優秀な人材より、秩序を守ったほうがいいわけです。もう一つは
お金です。吉宗は和歌山の田舎から出てきた人間で、日光にお参りしようとする。
すると、金がないといわれる。何かしようとすると、金がないとなる。家康が
江戸にはいったときは、金蔵にはいりきらないくらい金があったはずなのに、
あれはどこにいったのか、というわけです。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///



77 ◆mHpN3w26vE :2007/08/22(水) 23:18:51 ID:FWwkyVWt

/// 歴史が示す競争の原理 31 ////////////

 調べてみると、金は大名にも旗本にもいっていない。御家人なんてのは
傘張りのアルバイトをやってるぐらいだから、なおさらいっていない。農民は
神代以来泥のなかにいるだけで、同じ状態だ。家康の金はどこにいったのか
というと、町人にいっている。競争のある町人だけが強くなっていたんですな。
しかし、町人には政治的権力も武力もない。で、幕府は町人をつぶしにかかる。
町人はつぶれるわけです。だが、四十年もすると、ちゃんと復活してくる。
幕府は都合三回、町人つぶしをやっている。だが、その都度町人がよみがえって
力をつけるものだから、しまいには"新しい物の工夫をすべからず"などという
御触を出している(笑)。競争にさらされた者は、いかに強いかということです。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///


78名無しさんの主張:2007/08/25(土) 03:09:14 ID:6cmP3x0o
NHK新BSディベートいじめとどう闘うか
http://www.nhk.or.jp/bsdebate/0708/index.html
79 ◆mHpN3w26vE :2007/08/25(土) 21:59:14 ID:qX5yM+BP
80名無しさんの主張:2007/08/26(日) 04:49:59 ID:???
競争原理は否定しないよ。基本的に人間は競争するようにできてるし、
いくら生活者主体とか社会主義とかいっても、必ず競争がおこる。
健全な競争は切磋琢磨を生むし社会発展の原動力になる。

ただしフェアでありさえすればね。

小中高校学校も民間経営は50%を占めてもいい。公立学校でさえ学区の
なかで偏差値や内申書で優劣の差異化が進んでるんだから、こんな弊害を
是正するには民営化して学校選択の幅をひろげてほしい。
81名無しさんの主張:2007/08/26(日) 04:55:53 ID:???

最近いちばん失望したのが、参院選挙で大勝した政党が法案提出しようと
している、「農家の所得補填」制度。市場価格と生産原価の差を税金
で補填しましょうってこと。

こんなことしたら、農家は自助努力や品質維持を怠るだろう。
農機具も買い換えるだけ買い換えて、生産原価に上乗せして
市場価格との逆ザヤ分を補填しろと言い始める。

日本農業が荒廃してしまうのは目に見えている。意欲ある農家
はやる気や改善意欲を失ってしまう。

どのみち農産物も国際競争の渦中にある。外国農産物と拮抗できる
生産物を目指すには、品質で勝負するか?低コスト化で勝負するか?
こういう努力や発想を失わさせるのが所得補填だ。
82名無しさんの主張:2007/08/26(日) 04:59:23 ID:???

「農家の所得補填」だけはやめてほしい。農家は現状に安住して
品質改善、有機農業、無農薬、低コスト、大規模化、採算検証
をすべて放棄してしまうだろう。

ただ作付けして生産した分全てが市場価格分まで所得補填されるなら
にわか農家が急増するだろう。さまざまな弊害が生まれると思う。
けっきょく、真摯に経営改革を目指す若い農民がいちばんバカをみる。
83名無しさんの主張:2007/08/26(日) 14:19:03 ID:AMFJkif7
NHK新BSディベートいじめとどう闘うか
http://www.nhk.or.jp/bsdebate/0708/index.html

チャンネル:教育/デジタル教育1(BS1)
放送日:2007年 8月 26日(日)
放送時間:第1部 22:10〜23:00(50分)
     第2部 23:10〜24:00(50分)
84名無しさんの主張:2007/08/26(日) 17:34:23 ID:UoZtF5P2
競争やめたら学力世界一 福田誠治  朝日新聞社
ちなみに、フィンランドの話しだそうだ。
85 ◆mHpN3w26vE :2007/08/29(水) 23:19:50 ID:aKo+ulQX

/// 歴史が示す競争の原理 32 ////////////

    吉宗・定信時代に経済が停滞した真の理由

【堺屋】 競争がないというのは、結果の平等を求めることなんです。当然つぶれる
べきものをつぶさない。非能率温存主義なんです。ところが、不思議なことに、
日本の社会では、競争に反対する人が、常に革新とか改革とかをいうんです。
歴史的にそうですね。たとえば、享保の改革。これは競争社会をやめさせたんです。
勧農抑商といって、農業を勧め、商業を抑える。吉宗は進歩に反対し、東昭神君の
時代に戻れと、家康の時代に戻そうとした。
 それよりひどいのは、水野忠邦のやった天保の改革。水野は江戸がもとの芦原に
なったらいいといって、ずいぶんえげつないことをやっている。

【渡部】 問屋をつぶしたりしているね。

///////////////////// 「競争の原理」 ///

86 ◆mHpN3w26vE :2007/09/01(土) 22:20:24 ID:7UndfG96

/// 歴史が示す競争の原理 33 ////////////

【堺屋】 それでたちまち大飢饉になる。競争をやめさせると、必ず大飢饉になるんです。
享保の改革でも一生懸命農業を勧めたのに、やはリ大飢饉の連続だった。なぜそうなるか。
現在の中国を見ればよくわかります。四人組の時代にはいっこうに経済が伸びなかった。
郡小平が出てきて、責任生産制とか自営農業を部分的に取り入れるようになった。
すると、農業生産が向上した。農民は、つくったものを売ってお金がはいるとなれば、
いっぱい収穫しよう、いいものを収穫して高く売り、お金を手に入れようということで、
競争して一生懸命耕すんです。それがなかったら、ノルマ以上に増産しようとなんか
しませんよ。それと同じで、江戸時代の農民も、商業が抑えられて農産物を売ることが
できないから、自分が食べられれば、それ以上につくろうとはしない。だから、ちょっとの
天候不順でも、たちまち飢饉になるわけです。こういうわけで、関が原の合戦から
元禄時代までは人口が二倍になったのに、吉宗の時代から天保時代まで、全然人口が
ふえないんです。江戸も大阪も人口が一番多かったのは元禄時代。それから百二十年
ぐらいは減少傾向なんです。都市の人口はふえない。農村は飢饉。もう大変困った時代です。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///


87 ◆mHpN3w26vE :2007/09/04(火) 22:12:38 ID:leWqaL8c

/// 歴史が示す競争の原理 34 ////////////

 そこで何をいい出すかというと、"貧しきを憂えず、等しからざるを憂う"。みんな同じように
餓死するなら、それでいいじゃないか、という悪平等主義がはびこって、どうしようもなくなる。
でも、いくら抑えても、天から競争は降ってくる。吉宗があんなに抑えたのに、田沼意次の
時代になると、また商業がさかんになる。これはけしからんというので、今度は松平定信が
寛政の改革をやる。また勧農抑商です。それでもやはり自由競争は起こって、文化・文政の
時代を迎える。さかんになった商業を背景にして、あのエロチックな浮世絵などがパッと
花開く。こうして振り返ってみると、元禄時代や化政時代は商業が起こり、自由競争が
あった時代です。この二つの時代に文化人や学者、芸術家も集中して出ている。
活気のある、いい時代だったんです。ところが、これが堕落した時代のようにいわれる。
吉宗や松平定信は聖人君子のようにいわれて評判がいい。事実、賢いし、人間的にも
立派です。だが、その時代は経済が停滞し、少しもよくなかった。競争を排除したことが、
こういうことになったんですね。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



88 ◆mHpN3w26vE :2007/09/08(土) 20:12:47 ID:9axQRRyj

/// 歴史が示す競争の原理 35 ////////////

【渡部】 そこに歴史を読むときの盲点があるんです。プロの歴史家は史料を使って
歴史を研究するわけだが、良質の史料というのを問題にするわけです。この良質の
史料とは何かといえば、政府文書が一番質がいい、ということになるわけです。
で、江戸時代の幕府側の文書となれば、将軍家がやったことを悪く書くわけがない。
だから、享保の改革も寛政の改革もすごく評判がよくて、それがそのまま子どもの
教科書の記述に表れている。

///////////////////////// 渡部昇一 ///



89 ◆mHpN3w26vE :2007/09/11(火) 23:09:45 ID:LqhpaD/6

/// 歴史が示す競争の原理 36 ////////////

【堺屋】 そこが歴史でもっとも注意しなければならない点です。良質の史料、
第一級史料というのは、その時代に書かれ、そのまま伝わっている文書です。
のちの時代の人が書いたものは、第二級史料。こういう発想でいくと、たとえば
新聞などはリアル・タイムで書かれたものだから、第一級史料ということになる。
では、明治以来の総理大臣で誰が一番評判がいいかというと、新聞記事で見る限り、
これはもう、東条英機です。一人だけ飛び抜けている。東条を悪く書いたり、
批判したりした記事は、当時の新聞にはまったく見当たらない。それに比べたら、
吉田茂や佐藤栄作はくそみそに悪□を書かれている。原敬なんかも評判が悪い。
プロの歴史家の第一級史料的発想でいうと、東条英機はナンバー・ワンの
名宰相ということになってしまう。だが、新聞に東条の悪口が出ないのは
当然なんです。厳しい言論統制をやってるんだから。水野忠邦や松平定信は
猛烈な言論統制主義者ですからね。しかも自分でこまめに書くんです。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///


90 ◆mHpN3w26vE :2007/09/13(木) 23:20:17 ID:PrpyM2s4

/// 歴史が示す競争の原理 37 //////////////

【渡部】 特に松平定信なんかはすごい。たくさん著書がある。

【堺屋】 言論統制で悪口を封じ、自分で書くのは自分のことを悪く書くわけは
ないんだから、第一級史料では評判がよくなってしまうわけです。特に新井白石
なんてへんなのが出てきましてね。新井白石は偉い学者かも知れないが、経済の
ことはまったくわからない人ですからね。デフレの最中に通貨を引き締めるような、
いまのマネタリズムと正反対のことをやってる。こういう人だから、その書いたもの
によると、柳沢吉保や田沼意次は悪辣非道ということになってしまう。悪口を
書かれている人は言論の自由を認めている人で、言論の自由というのは、
競争の自由につながるものなのです。競争をなくし、言論統制をしたやつが
評判がよくなる、というメカニズムがあることを、忘れてはなりませんね。

///////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



91 ◆mHpN3w26vE :2007/09/15(土) 22:52:56 ID:XVpYish0

/// 歴史が示す競争の原理 38 ////////////

 これは中国のような歴史主義の国になると、もっとひどくなる。歴史を見て人を
判断する国だから、為政者は自分の歴史に名をとどめたいと考えて調べてみる。
すると、言論統制し、反自由競争をとった人が評判がいい、とわかる。
で、そうするわけです。明の太祖以後は猛烈な統制主義です。その結果、中国は
発展しなくなったんですね。宋代までは世界一発展した国が、自由競争を統制し、
安定志向に立った結果、明朝二百六十年の間に、よその国はルネッサンスなんか
やっているのに、どんどん取り残され、今日の状態になっているんですね。中国人は
頭もいいし勤勉だし、優秀なんですね。それでも自由競争をなくす政治行政を
長く統けると、経済も技術も停滞して、全然進歩しなくなっちゃうんですね。

///////////////////// 「競争の原理」 ///



92名無しさんの主張:2007/09/16(日) 20:30:03 ID:aK0NGbDO
堺屋太一のビデオコラムvol.26 変化する世界の中で (昨年9月25日)
http://www.janjan.jp/movie/stream/sakaiya30.php

⇒安倍政権発足直後に配信された映像。13分50秒からの発言に注目。

「歴代内閣を見ると、長期政権の後を引き継いだ内閣は短命に終わる」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と、安倍内閣の短命を強く示唆していた。
93 ◆mHpN3w26vE :2007/09/19(水) 22:18:01 ID:dv2OUeP9

/// 歴史が示す競争の原理 39 ////////////

    孔手の思想の功罪

【渡部】 そういう体制をサポートするのが、孔子の思想でしょう。孔子は魯の国の
人だが、大国の首都にはほとんどいっていない。せいぜい魯とか宋とか小国の
王宮にいっている程度です。そういう社会で生きる遣はどうあるべきかを考えた。
それが孔子の思想である、といえるでしょう。だから、孔子の思想は基本的に
小さな領域で生きていく百姓社会の思想なんです。儒教は発生的に農耕社会の
統治法だと思って間違いない。すると、どういうことになるか。能力を競い合うような
ことはまずい。小さな社会の中でみんなから人望を得るようにするのが、いちばんいい。
そういうことになる。能力を競争して中国を統一する、なんて考えるのは覇道で駄目、
ということになるわけです。小さな枠の中で安定することを考える。すると、結果が
平等であるのがいい、ということになる。だから、孔子の説く王遣は社会主義の
王道と一脈通じるものがあるんです。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///

94 ◆mHpN3w26vE :2007/09/22(土) 19:45:28 ID:2Kkrz6e6

/// 歴史が示す競争の原理 40 ////////////

【堺屋】 渡部先生がおっしゃるのが、孔子の思想の本質ですね。で、小さな社会での
生き方を考えると、秩序が保たれていて安定しているのが一番いい、ということになる。
そのための基本原理を考える。すると、長幼の順を基準にするのが一番いい、となる。
確かにそうです。年齢というのは、客観的基準ですからね。誰も異議を唱えようがない。
これを基準にすれば、秩序は保たれ、安定し易いわけです。

【渡部】 だから儒教では孝がなによりの徳目なんですね。

【堺屋】 そうです。忠義よりも孝行が優先する。徳川時代はそれを少しねじ曲げて、
忠義を優先させましたけどね。

【渡部】 人のものを借りてきて、それを自分に都合よくつくり変えちゃうのは、日本人の
得意中の得意だからなあ(笑)。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



95名無しさんの主張:2007/09/22(土) 20:14:48 ID:GgV8byRK
堺屋 太一
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/sakaiya.html

渡辺淳一
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%B7%B3%E4%B8%80
こちらの人とは、まったく別人なので、お間違えなきように・・・・
(誰も間違えないから・・・・・・・・・・・)
96 ◆mHpN3w26vE :2007/09/25(火) 21:58:41 ID:sQb+bu+n

/// 歴史が示す競争の原理 41 ////////////

【堺屋】 漢の時代は儒教が大変尊敬されましてね。孝が非常に強調される。だから、
面白いことがあるんですよ。官僚などもね、孝行を尽くさんやつは風上にも置けん
というわけです。で、親が死ぬと、いかなる高位高官であろうとも、辞職するんです。
それで親が住んでいたところにもどり、盛大に葬式をやる。それだけではすまない。
次は三年間墓守りをする。家から通って墓掃除をするぐらいでは墓を守っていること
にはならないんで、墓のそばに小さな小屋を建てて、そこに住みついて墓守りをする。
三年間が過ぎて、あいつは孝行なやつだということで、御上から召される。でも、
ホイホイと出ていっては駄目なんです。「いや、私は親の墓守りをしたい」といって
固辞しなきゃいけないんですな(笑)。墓石にしがみついて、親の墓を守りたい、
官職にはつきたくない、と泣き叫んで抵抗するのが一番いい。すると、ますます
孝行なやつだという評判があがって、いいポストにつけるんです(笑)。

///////////////////////// 渡部昇一 ///


97 ◆mHpN3w26vE :2007/09/27(木) 23:05:37 ID:FIzoVEn/



/// 歴史が示す競争の原理 42 ////////////

【渡部】 演技力がないと、漢の時代に生きていくのは難しかったんですね。

【堺屋】 こういう儒教精神を支えにした漢の時代は、それでも武帝のころまでは
まだいいんですよ。それがだんだん衰えていって、光武帝のころに少し盛り返すが、
それからあとは駄目ですね。

【渡部】 長幼の秩序で収まって、競争がないから、衰えるのは当然だ。

【堺屋】 それで最終的に後漢のころになると、どうなったかというと、家庭の崩壊が
起こるんです。孝行を第一の徳にして、長幼の順を重んじるんだから、家庭の基盤は
揺るがないような気がするが、そうではない。ここが面白いところですね。離婚が
増えて目茶苦茶の状態になる。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///




98 ◆mHpN3w26vE :2007/09/29(土) 20:43:22 ID:EOcPfUIS

/// 歴史が示す競争の原理 43 ////////////

 たとえば、『三国志』を読みますと、劉備玄徳なんてのは兄弟がいるのかいないのか
わからない。張飛も兄弟のことはわからない。関羽、こいつも兄弟の有無はわからない。
ところが、諸葛孔明、これは兄弟関係がわかる。孫権も兄貴がいるし、曹操も甥とか
なんとか一族がいっぱい出てくる。そういうふうに、劉備玄徳や張飛や関羽のようにどうも
家族がわからないのと、諸葛孔明や孫権や曹操のように家族関係がはっきりしている
のとの違いはどこからくるとかというと、結局名門の出は家族のことがわかって、
下層出身はわからないということになる。それはつまり、金なんですね。金がある一族は
その金のために一族が結束する。だが、金のない一族は結束する根拠がないから、
家庭が崩壊して兄弟関係もはっきりしないということになってしまう。社会を構成するのは
上層はひと握りで、下層が大半なんだから、その下層の家庭が崩壌するというのは、
社会的に家庭の崩壊が進行したということですよ。孝行を第一の徳目として長幼の
順序を重んじる儒教を建前としながら、そこに出現した社会は、孔子が目指したものとは
まったく違うものになっちゃった。競争がないと停滞する。すると、そういうことになっても
しまうんですな。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///


99名無しさんの主張:2007/09/30(日) 20:20:45 ID:BM/AvtKG
消費者主権の競争原理で教育改革
国民ロボット化計画
100名無しさんの主張:2007/09/30(日) 20:26:29 ID:???
消費者主権だったら、ロボット化を望む国民ばかりでなければ、
ロボット化教育が流行るはずがない。
101 ◆mHpN3w26vE :2007/10/02(火) 23:03:06 ID:pN1LSXjm

/// 歴史が示す競争の原理 44 ////////////

【渡部】 それではいかんということで出てきたのが、老荘の思想でしょう。

【堺屋】 だが、老荘の思想も競争を排除して社会の秩序を安定させようとする点では、
儒教と五十歩百歩ですね。だからますます停滞して、蛮族なんかに滅ぼされてしまう。
で、次に出てくるのが仏教です。日本の現在の仏教は大乗仏教で、非常に洗練
されている。だが、小乗仏教ってのは、かなりえげつない。

【渡部】 小乗仏教というのは仏像もキンキラキンで、お寺もゴタゴタしてて、
見るからにえげつない感じがする(笑)。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


102 ◆mHpN3w26vE :2007/10/04(木) 23:17:20 ID:v1wC3DlP

/// 歴史が示す競争の原理 45 ////////////

【堺屋】 儒教というのはお寺はない。金をもってこいともいわない。その点では
真面目なんです。だが、小乗仏教のお寺はそうじゃない。特に唐代の仏教は仏像を
つくるとかお寺をつくるとかで、かなり競争したりする。そこにネストリウス派とか、
いろいろな宗教がはいってきて、競争になる。すると不思議なもので社会は活気づく。
それが唐代の繁栄です。何か競争状態が少しでもできると、社会は活気づく。
だが、権力者はすぐに自分の権力の安泰を願って、競争を排除しにかかる。

【渡部】 歴史はその繰り返しだともいえますな。唐も少しは活気づいたが、
たちまち停滞してしまうでしょう。中国が自由競争時代に突入するのは、唐の
末期から宋代ですね。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///


103名無しさんの主張:2007/10/04(木) 23:18:27 ID:MfvWfb+R
論破してやる!!  来るなら来い!! 馬鹿ウヨ!! 議論で論破してやる!!!

http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1181745431/l50

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104 ◆mHpN3w26vE :2007/10/06(土) 21:47:03 ID:jmTD91MA

/// 歴史が示す競争の原理 46 ////////////

【堺屋】 節度使同士が戦争を繰り返す。五代の大動乱。これはまさに自由競争です。
ここで北方民族なんかもはいってきて、技術などもすごく発達する。社会の秩序が
崩れてきて、唐末になると、羅針盤や製紙法が発明されたり、火薬が発達したりする。

【渡部】 政府が強くなり過ぎて、揺るぎのない安定した社会をつくろうとする
方向にだけ意志が働くようになると、危険信号だということでしょう。

【堺屋】 そういうことです。

///////////////////////// 堺屋太一 ///




105 ◆mHpN3w26vE :2007/10/09(火) 23:26:18 ID:RgoMBmFi

/// 歴史が示す競争の原理 47 ////////////

【渡部】 それにしてもちょっと気になるのは、さきほど出た家庭崩壊の話です。
孝行を最高の徳目として、長幼の順序を重んじた儒教が社会の基盤になった時代に、
逆に家庭の崩壊が進んだということ。それが社会の停滞と重なり合っているということ。
何だか現代の日本の状況について考えさせられますね。

【堺屋】 歴史を見ると、家庭崩壊が社会現象となっている時代はたびたびあるんですね。
たとえば帝政口ーマがそうです。統計はないが、あの時代の離婚率というのは、
相当なものじゃなかったか、と思いますよ。シーザーなんてのは四回結婚している。

【渡部】 というのは、少なくとも三回は離婚した。という計算になる。

///////////////////////// 渡部昇一 ///

106 ◆mHpN3w26vE :2007/10/11(木) 21:49:38 ID:U9QMImFu

/// 歴史が示す競争の原理 48 ////////////

【堺屋】 オクタビアヌスは三回結婚している。セネカでもキケロでも、みんな数回は
離婚している。こんなに結婚したり離婚したりというのを何回も繰り返していたら、
家庭なんて形をなすわけがあリません。だから、シーザーを攻撃する演説の中で、
彼はこういうことをいわれるわけです。「すべての男の妻、すべての女の夫」と。

【渡部】 ホモまでやっていたわけだ(笑)。そういう調子では家庭が意味を
なさなくなるのも無理はない。

【堺屋】 帝政口ーマはいい時代といえばいい時代なんですよ。福祉が発達してね。
パンとサーカスをみんなに与えるような時代です。豊かな社会です。すると、競争が
希薄になって、家庭の崩壊という現象が出てくる。離婚がどんどん進んで、性は解放されて、
私生児がどんどん生まれる。それでいて人口は減っていく。社会としてのエネルギーが
失われていく。儒教によって安定した社会を築いた漢も、後漢になると、それと似た
現象が出てくる。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///


107 ◆mHpN3w26vE :2007/10/13(土) 21:56:57 ID:q4MN80I5

/// 歴史が示す競争の原理 49 ////////////

【渡部】 アメリカは競争社会の本場みたいなものだが、そのアメリカでも一時家庭の
崩壊が取り沙汰された。それはアメリカ社会の停滞と重なり含っている。最近の
アメリカでは家庭が見直されはじめて、家庭を大事にする風潮が出てきているという。
現代の日本も家庭の崩壊が問題にされ始めている。これは社会から競争の原理が
失われつつある兆しではないのか。そういう見地から、考えてみる必要がありますね。
豊かになったところで安定を志向する。その現れが家庭の崩壊につながっている
のだとしたら、問題です。その先には停滞と衰亡しかないんだから。

【堺屋】 現代の家庭の状況がそういう見地から検討されたことは、あまりないようですね。
考察してみる必要がありそうです。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///

108 ◆mHpN3w26vE :2007/10/16(火) 23:10:52 ID:grDBhHBi

/// 歴史が示す競争の原理 50 ////////////

    安定社会がもつ脆弱さとほ

【渡部】 話を歴史にもどしましょう。信長、秀吉のあとに天下を取った徳川家康は、
文禄二年、五十二歳から勉強を始めたんですね。何を勉強したかというと、やはり
儒教です。家康は直観的に、この教えが競争を排除した安定した社会を建設する
柱になる、ということを悟ったんでしょうな。で、それを制度の中に取り込んで、
まさに安定した社会を実現した。五十二歳から勉強して、学んだものを実現したんだから、
偉いといえば確かに偉い。しかし、競争のない社会をつくって大きな停滞を招いた、
という事実も否定できないことです。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


109 ◆mHpN3w26vE :2007/10/18(木) 22:59:14 ID:ki+GLVm0

/// 歴史が示す競争の原理 51 ////////////

【堺屋】 家康は政治のやり方については明の太祖から学んでいますね。この人自身は
下剋上の標本みたいな人物なんです。そもそもは白蓮宗の乞食坊主だったが、
信長と秀吉と家康の三人がやったことを、すべて一人でやってのけた。初めは信長、
途中から秀吉、そして最後に政権をとると突如家康に変身するわけです。まず、
何をやったかというと、過去の政権が何で倒れたかを調べるんですね。その原因を
取り除けば、自分の政権が続くというわけです。で、前漢は外戚によって滅びた。
後漢は宦官、唐は節度使が原因だった。また、宋は官僚がはびこって派閥争いで
弱体化していった。だから、宦官も駄目、節度使も駄目、派閥官僚も駄目と全部なくす
ことを考えるんですね。そうなると、結局皇帝と人民しか残らない。そこから考えついたのが
万民一君の制なんです。君主一人が偉くて、あとは総理大臣から農民まで全部同じ、
平等である、という制度ですね。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///


110 ◆mHpN3w26vE :2007/10/21(日) 22:25:46 ID:reAZe1wg

/// 歴史が示す競争の原理 52 ////////////

 そして、それをまず形でもって示そうと思い立つわけです。中国に"座立跣伏"という
言葉があるんですがね。"座"というのは座わること、"立"は立つ、"跪"はひざまずく、
"伏"は平伏することです。これは総理大臣が皇帝に話しする時の姿勢を表しているわけです。
 漢の高祖の時代は、お互いに座って話をした。ところが、唐の太祖の時代になると、
皇帝の前に座るとはけしからんということで、立って喋るようになった。これが、
さらに宋の太祖、趙匡胤になるとひざまずいて話をしろとなるわけです。そして、
とうとう明の太祖は、ひざまずいても顔を上げて話すなどもってのほかだというわけで、
平伏させるようにした。形をもって皇帝の力を示そうとしたわけです。

///////////////////////// 堺屋太一 ///

111 ◆mHpN3w26vE :2007/10/23(火) 22:57:31 ID:tvtM/ljY

/// 歴史が示す競争の原理 53 ////////////

 しかし形をつくっても、まだ安心できない。で、皇帝の強さを見せつけるために、
胡惟庸の獄というのを起こす。胡惟庸という首相が生意気だということで、その
一族郎党一万五千人を皆殺しにする。次は藍玉の獄です。藍玉という将軍が軍で
力を持ってきて、これは危ないというので、その一族郎党二万人を皆殺しです。
で、次が文字の獄。これは文化大革命に似ていて、文化人対策です。何を批判
してもいいが、個人的欠点をそしってはならないということで、二十六文字の使用を
禁じる。だが、この二十六文字は発表しない。そのなかにはたとえば、"光"という
字がある。これは昔、洪武帝が坊主だったころの禿頭をそしる文字だから、使っては
いけない、という具合です。こじつけですね。だが、使った者はやっつけられるから、
言論活動は大変静かになった。政府刊行文書以外全然出なくなってしまう。

///////////////////////// 渡部昇一 ///
112 ◆mHpN3w26vE :2007/10/25(木) 22:29:38 ID:NQMeaj3K

/// 歴史が示す競争の原理 54 ////////////

 そのほか、親に孝行しろといった六諭というのをつくって、盲の老人たちに木鐸を
叩いてとなえて回らせる。これは四文字の文句でできているから、おぼえやすい。
で、毛沢東語録のように暗誦させる。そうすると、思想は統一され、危険思想が一掃
される。経済的には鎖国をやった。その結果、明朝の社会は大変安定した。反乱は
全然ない。だいたい、偉くなると殺される可能性があるんだから、誰も能力を発揮しよう
などとは思わない。だが、安定はしたが経済は停滞し、科学技術は衰退した。
どれくらい衰退したかというと、新しいものをつくり出せないなんてものじゃない。
元朝の時代につくった天文台の観測機械が、明末ではどう使ったらいいのか、
わからなくなっている。観測なんてする必要がない。昔の暦をそのまま使っていれば
一番安全なんです。学者は余計なことをして殺されでもしたら大変ですからね。
そういう雰囲気にどうしてもなってしまうわけです。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///


113 ◆mHpN3w26vE :2007/10/27(土) 22:53:41 ID:cVN8gHOq

/// 歴史が示す競争の原理 55 ////////////

【渡部】 家康は明に学んで、競争排除の体制をつくりあげた。しかし、明は一度の
反乱もなく安定していたかもしれないが、一度反乱が起こったら、たちまち滅んでしまった。
これを家康が見ていたら、考えなおしたかもしれないが、家康が生きているうちは
明朝が続いていて、滅んだのは家康が死んでからだからなあ(笑)。

【堺屋】 渡部先生が、いまおっしゃったように、安定した社会というのは一度の
反乱が起こったとき、一遍に潰れちゃうんですよ。これは徳川幕府そっくりなんですがね、
ヌルハチという満州族が攻めて来るわけですよ。たった十六万人しかいない満州族に、
明朝は一遍に滅ぼされちゃう。万寿山で最後の皇帝が首をつって、娘を殺して
死んでしまう。安定社会というのは競争がなければ安定する。安定したら衰退する。
それで結局、丸ごと滅びてしまう。

【渡部】 家康が明の滅亡を見届けていれば、少しは考えが変わったかもしれないが、
そうはならなかった。社会の隅々まで競争を排除した。その結果が黒船の出現で
引っくり返るようなひ弱な政府をつくることになっちゃった。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///

114 ◆mHpN3w26vE :2007/10/31(水) 22:58:22 ID:Ch6TvPdB

/// 歴史が示す競争の原理 56 ////////////

【堺屋】 家康の競争を排除する根幹の思想は、成長はいかん、ということですよ。
より偉くなろうとか、より金持ちになろうとかいう考えの持ち主を、徹底的に押しつぶした。
江戸時代というのはゼロサム社会ですからね。もう朝鮮にいって国を奪い取る
なんてことが不可能だということがわかっている。日本の島国の中でやって
いかなくちゃならない。すると、ある大名が大きくなろうとすれば、誰かが小さく
ならなければならない。そんな押し合いへし合いをやっていたら、社会が安定しない。
大名同士で押し合いをやっているだけでなく、徳川そのものに及んでくる可能性
だってある。だから、徳川政権が成立すると、まずやったことは成長志向のあるやつを
つぶすことです。成長志向があるやつとはどういうやつか。徳川に忠実なやつです。
成長志向があるから、徳川に忠実を尽くすわけですからね。で、関が原の合戦で
いちばん活躍した福島正則がやられる。次に東北のほうで上杉とチャンチャンバラバラ
やって、関が源を勝利に導く陰の力になった最上義光をやる。家康の知恵袋といわれた
本多正純も、宇都宮の釣り天井でやっちゃう。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


115名無しさんの主張:2007/11/01(木) 02:17:12 ID:yn5IVBfW
今時は、いかに消費者を甘やかし、従業員の首を締め、下請けの生き血を搾るのが、利益の上げ方の主流だな。教育の場にそれを持ち込んだら世の中おしまいだぞ、モンスターペアレンツの思うつぼだ
116 ◆mHpN3w26vE :2007/11/04(日) 22:27:27 ID:e0sk5VL5

/// 歴史が示す競争の原理 57 ////////////

【渡部】 成長志向があるからこそ、忠義に励んだわけだからね。競争社会を
止めるとしたら、そういう成長志向のあるやつを排除するに限る。成長志向がある
というのは、別の言い方をすれば、能力があるということです。これをつぶしていけば
どうなるか。無能であまり役に立たんのが幕末まで牛き残ることになる。そうなると、
確かに社会は安定する。だが、実はこれは安定ではないんだ。停滞なんだ。
停滞というのは、一か所に止まっているということではない。体質的な衰弱が
進行している。

【堺屋】 そこなんですね。競争を排除することの一番の怖さは。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///


117 ◆mHpN3w26vE :2007/11/07(水) 21:36:50 ID:TtKg4iGq

/// 歴史が示す競争の原理 58 ////////////

    社会活力は商業で決まる

【渡部】 私はね、その社会が競争をどのようにとらえているかを判断するには、
商業をどう扱っているかを見れば、一番わかり易いと思うんですよ。

【堺屋】 なるほど、商業は確かにその社会に競争の原理がどう位置づけられて
いるかを判断する最高のバロメーターですね。

【渡部】 徳川時代、商業はひどい扱いを受けている。徳川幕府は商業を憎んでいた
といってもいい。危険視されて何度も潰されている。戦前の日本でも商業は絶えず
敵視されている。昭和の初めには三井の番頭なんかは、財閥は儲けるからけしからん、
という理由で殺されるわけですよ。商業というのは、競争が本質なんですね。
競争というのは自由と同義語です。商業の中にある本質的な自由。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



118名無しさんの主張:2007/11/07(水) 21:54:08 ID:H4RkFbSo
歴史が示す競争の原理と教育がとののように関連するのか
まったく理解できない代物であるな、スレ違い
といったところで、彼は聞く耳持たないようだが。
119名無しさんの主張:2007/11/07(水) 21:55:10 ID:H4RkFbSo
>>118誤記訂正
とのように→どのように
120 ◆mHpN3w26vE :2007/11/10(土) 19:24:21 ID:GMRmi/1p

/// 歴史が示す競争の原理 59 ////////////

多少行儀が悪くとも個人個人が生き生きしている社会より、とにかく騒ぎがなくて、
一見整然としている社会のほうがいいんだと考える、いってみれば停滞主義者には
商業は目障りなんです。この停滞主義者というのは、右翼左翼を問いません。
案外革新とか改革とかをしきりにいうのが停滞主義者だというのは、歴史を見れば
よくわかります。
 徳川時代の吉宗とか松平定信とかがそうでしょう。戦前の軍人もそうです。改革とか
革新とかいって何をやったかといえば、商業を潰し、統制を加えることをやっている。
革新、改革の本場である社会主義諸国も商業を排除する。すると、物の流通が
うまくいかなくて、社会が停滞する。それで最近は個人営業を認めるという形で
商業を、つまり競争の原理を少し持ち込んでみようとしたりしている。でも、本質的な
部分では競争の原理を否定して、小手先だけでちょっぴり競争らしきものを
持ち込んでみても、うまくいくはずはないのだが。

///////////////////////// 渡部昇一 ///



121 ◆mHpN3w26vE :2007/11/14(水) 21:52:07 ID:BANDgrNw

/// 歴史が示す競争の原理 60 ////////////

【堺屋】 その社会が商業をどう扱うかが、競争の原理、あるいは自由をどう考えて
いるかを判断するポイントだが、その中でもポイントはレジャー産業、手っ取り早く
いえば遊興業だと思う。自由競争が嫌いな連中が一番嫌うのが遊興業だからね。
東条英機が真先に抑制したのが遊興業だった。

【渡部】 それはいえる。レジャー産業、遊興業こそ自由競争の最たるものかもしれない。
だから、自由競争を嫌う社会主義諸国では、遊興業はなきに等しい。競争を悪と
同義語としてとらえている日教組や文部省も遊興業には理解がない(笑)。

【堺屋】 頭の固い連中はいまでも遊興業を押えさるのはいいことだと思っているらしい。
この間、ある団体の宣伝カーが成田空港について演説をやっていたが、それを聞くと、
学生やOLの海外旅行を禁止すれば、成田空港は必要ではない。
羽田空港で充分に間に合うという主張なんだ(笑)。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///


122 ◆mHpN3w26vE :2007/11/18(日) 19:40:39 ID:3rTzn86Y

/// 歴史が示す競争の原理 61 ////////////

ナンセンスな議論だが、この主張の前提には、海外に観光旅行にいくのは
悪いことだというのがあるんだね。
 ところが、すべての消費の進歩は遊興業から起こる、というのは、真理なんだ。
コンピュータなんかもね、最初はゲームから始まる。そこからはいってパソコンが
普及していく。デザインでも先端技術でも、先端的なものは遊興業から起こって
普及していく。遊興業こそ自由競争のメッカで、そこで行われる野放図といっても
いいくらいの、勝手気儘で、それだけにバイタリティに溢れた競争が、実は進歩に
つながっていく根源であり、それが社会の変化を促していくということを、結果の
平等が好きな停滞主義者は、本能的に知っているんですな。だから、何かといえば、
遊興業をまず取り締ろうとする。われわれに身近な出版業でいえば、一番遊興業的
色彩が濃い分野はポルノです。だから、まずそこから弾庄する。それがやがて
言論の自由の抑圧につながっていく。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



123名無しさんの主張:2007/11/18(日) 19:53:58 ID:a/8uan3g
10年後のあなた 「日本の論点」編集部編 文春新書
第一章 広がる格差
景気回復は本物か、成長経済の現実、正社員同士で待遇格差、漸増する非正規雇用
ワーキングプアの実態、偏在する資産、不平等になる教育、常態化する自治体破産
犯罪が多発する、地震に強い家・壊れる家、見捨てられる医療弱者
肥満大国への道、超高齢時代の介護
第二章 少子家族のゆくえ
生産人口が激減、移民社会がやってくる、結婚難の団塊ジュニア、すれ違う男女
大学全入時代が到来、孫より夫婦の団塊世代、食の崩壊、介護難民が出現
孤独死する高齢者、何が少子化対策か
第三章 逃げ切れるか団塊
年金制度はいつまでもつか、資産運用はどうする、自立できない子供
第二の人生、生きがいを探す、デジタル社会の出現、がんは克服できるか
終の住処の探し方、墓と死の準備
第四章 岐路に立つ女性たち
産むか産まないか、「できちゃった婚」に抵抗なし、同棲が当たり前
セックスレス化する夫婦、晩婚・晩産化のリスク、熟年離婚という最終決断
年金分割で離婚ラッシュ

もう、完全に日本は終わってます。
124koymmt:2007/11/18(日) 19:56:49 ID:lfbGSy0j

新しいかたちの社会貢献プログラムの始まりです。心ある方のサイト利用をお願いしております。
社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国連に公式に承認された国際NGOに社会貢献できる情報です。世界中の困難な状況にある子どもたちを応援することになります このサイト、依頼をお受けしました。皆様の御協力をお願い申し上げます。
現代。国内外企業、合わせて約900社、覗いて見て下さい。
あなたに1円の負担もかかりません。あなたの変わりに企業が負担してくれます。
http://koymmt.web.fc2.com/   
あれこれ店舗 管理人
125あぼーん:あぼーん
あぼーん
126名無しさんの主張:2007/11/22(木) 08:56:41 ID:xroctPbq
いじめは、赤の他人を狭いところに長時間閉じこめて、強制的にべたべた密着させるからひどくなる(内藤朝雄)。
http://tbs954.cocolog-nifty.com/ac/2007/11/post_a785.html
http://tbs954.cocolog-nifty.com/ac/files/actk20071120.mp3
127 ◆mHpN3w26vE :2007/11/22(木) 21:52:51 ID:/FUo82wH

/// 歴史が示す競争の原理 62 ////////////

【渡部】 出版業といえば、週刊誌は出版業における遊興業です(笑)。ところが、
週刊誌をやっている出版社は押しなべて元気がいい。迫力がある。一方、そんな
遊興業のような下品なことはやりません、と社会のためになる本とかをせっせと
出している権威のある名門出版社がある。ところが、そういう出版社はこのごろは
元気がなくて、大分傾いている、なんて噂も流れる状態になっている。やっぱり
遊興業をやってる出版社は競争の修羅場にいるから、そういうセンスが身について
活気づいてくるんでしょうね。
 ところが名門出版社は伝統や権威に収まっているうちに、競争のセンスをなくしちゃって、
生気を失っていく。そういうことなんだと思う。競争の原理をどれだけ体質化するか、
ということですよ。そのためにも、遊興業のセンスを大事にしなくては駄目だ。
どんな分野でもね。

///////////////////// 「競争の原理」 ///


128名無しさんの主張:2007/11/22(木) 22:58:12 ID:6J+0D6Dv
教育基本法
第3条(教育の機会均等)すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を
与えられなければならないものであって、
人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって
修学困難な者にたいして、奨学の方法を講じなければならない。

http://www.katano-kyoso.gr.jp/annai/kyoikukihonhou.htm

129名無しさんの主張:2007/11/22(木) 23:02:14 ID:???
●義務教育とは何か?

義務教育とは小学校6年間+中学校3年間、計9年間の事を示します。
国民は自由という権利を持っていると同時に義務を課せられています。
職業選択の自由や社会的生活を営む権利を持っていると同時に
「仕事について働く義務」(勤労の義務 日本国憲法:第27条)
「税金を納める義務」(納税の義務 日本国憲法:第30条)
「子供に教育を受けさせる義務」(教育の義務 日本国憲法:第26条)
等の国民の三大義務を始めいろいろな義務があります。
そして、国民三大義務の内の1つ「子供に教育を受けさせる義務」というのが
義務教育の事です。
・すべての国民は、法律の定まる所により、その能力の応じて、
 等しく教育を受ける権利を有する。
・すべての国民は、法律の定める事ろにより、その保護する子女に
 普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。
 (日本国憲法:第26条の第1項、第2項)
・国民は、その保護する子女に、9年の普通教育を受けさせる義務を負う。
 (教育基本法:第4条)
勘違いしてはイケナイのが
義務教育の義務とは

子供が教育を受ける義務では無くて
大人が子供に教育を受けさせる義務

という事です。
http://www.geocities.jp/hikovent/aoitori/columu/c-gimu.htm
130名無しさんの主張:2007/11/23(金) 08:56:59 ID:4ke1JxQC
>>129
子供から見れば、教育を受ける権利がある。そういう事です。
でも、金儲けの手段で、競争原理を導入しようという
汚い大人がいっぱい、いるようですね、全て金儲け
最低最悪の人間だな、市場原理主義者
131名無しさんの主張:2007/11/23(金) 09:05:52 ID:LBWMajZg
むしろ学校は選ばれた、もしくは、行くべき地位の人間が行けば良い
132 ◆mHpN3w26vE :2007/11/25(日) 21:45:50 ID:uQbW3D4X

/// 歴史が示す競争の原理 63 ////////////

    日本の社会が内包する危険な思想

【堺屋】 ヨーロッパの近代史、現代史は、一路衰退に向かう歴史なわけだが、たとえば
世界の中心だったイギリスがなぜ駄目になったか、ということに、貴族社会を項点とする
上流、中流、下層とはっきり分かれた階級社会が原因だ、などという議論があるが、
これは明らかな間違いですね。もしそうなら、イギリスになぜ産業革命が起こったかが、
説明できない。階級社会であることは、イギリスの衰退とは関係ない。具体的には戦後の
政策に原因がある。一つは企業の国有化政策です。国有化というのは、まさに競争の
原理の排除です。これがイギリスを駄目にした元凶です。それから福祉政策の行き過ぎ。
福祉というのは悪いことじゃない。人間らしい生活を最低限保障するのは、文明国家なら
やらなければならないことでしょう。だが、それは最低限に止めておかなければならない。
働いて自分で生活している人と、国からの保障で、つまり税金で養われている人の格差が
なくなったら、完全に駄目です。一生懸命働いても、働かないで税金で養われていても、
生活にそれほどの格差がなかったら、働く意欲をもてというのが無理というもんです。
労働意欲が減退するのは当然です。イギリスはこれで駄目になった。

/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///

133 ◆mHpN3w26vE :2007/11/28(水) 21:52:59 ID:lu0Q/Qbq

/// 歴史が示す競争の原理 64 ////////////

【渡部】 そこで心配になるのが、いまの日本です。能力があって、働いて、儲けるやつは、
どんどん儲けられるようにするのが、競争の原理というものです。だから、競争に負けて
脱落する部分が出てきても、ある程度はしようがない。競争に負けて潰れる企業もある。
学校も銀行も同じ。そういう仕掛けになっていないと、社会は活力を失って駄目になっていく。
ところが、日本にはどうも競争を抑圧する理念というか、そういうものが根強く横たわっている。
所得税などはその典型でしょう。

【堺屋】 まったく同感だ。日本の所得税のシステムを見ていると、やはり結果の平等が
いいんだという考えが抜き難くあるとしか思えない。これは社会の進歩を止めようとする
危険な思想です。たとえば、レーガン政権の所得税は最高三十三パーセントで頭打ちに
なっている。何億儲けても、最高三十三パーセントです。ところが日本は、最高九十ニ
パーセントですよ。こんなに所得税にもっていかれて、働く意欲が湧いたら不思議という
ものです。それでも日本人はまだ勤勉さを失わないから、偉いというのか何というのか。

///////////////////////// 堺屋太一 ///



134 ◆mHpN3w26vE :2007/12/01(土) 21:27:00 ID:ir5cA0eo

/// 歴史が示す競争の原理 65 ////////////

【渡部】 上と下を平準化するのがいいことなのだ、という思想。これはぜひとも払拭
しなければならない。能力のあるやつはどんどん稼いで、金持ちになれるようにしないと
いけません。そうでないと、国全体が活力を失い、やがて天の一角から競争者が現れて、
ひとたまりもなくやられてしまうことになる。敗者の救済は、あくまでも救済の原理で
やるべきでしょう。

【堺屋】 それからね、いまの日本に大切なのは、いかに民主主義のコストを下げるか、
ということです。どういうことかというと、選挙をするでしょう。すると大変ノイジーな部分がある。
既得権を擁護しようとする連中ですね。圧力団体でワーワーやる連中ですよ。そして、
このノイジーな既得権擁護派が選挙では強い、というのが常なんですね。競争して成長
していこうという連中は、サイレントなんです。だいたい競争に忙しいから、鉢巻きなんか
締めてノイジーになってる暇なんかない。すると、どうなるか。投票民主主義では、選挙は
既得権擁護に有利に働く。そういう原則がある。これは忘れてはならないことです。
で、既得権を擁護するために税金が使われるということになる。

///////////////////////// 渡部昇一 ///



135 ◆mHpN3w26vE :2007/12/04(火) 23:22:13 ID:2tEVmU3k

/// 歴史が示す競争の原理 66 ////////////

【渡部】 生産者米価をどうしろこうしろというのが、その典型だな。

【堺屋】 これは民主主義のコストとはいえない。だが、このコストが膨らんでくると、
社会は駄目になる。米価はその限界にきているといえるでしょう。だから、投票民主主義で
動かされる経済分野を少なくすることが大事です。それだけ自由競争の分野が広がる
わけですからね。

【渡部】 しかし、既得権擁護派というのは根強い。既得権に守られて競争の圏外に立つ
心地良さというのは、どうも大変なものらしい。だからこそ、あんなにもノイジーになれる
わけだろう。しかし、その心地良さが実はすべてを駄目にしていく元凶なんだが。

///////////////// 竹井出版1987年刊 ///


136 ◆mHpN3w26vE :2007/12/08(土) 19:52:39 ID:c1ZTfPh4

/// 歴史が示す競争の原理 67 ////////////

【堺屋】 競争して成長していっている分野はサイレントだから、どうしても既得権擁護派の
ノイジーに掻き消されてしまう。でも、ノイジーな部分にだけ傾いていったら、駄目になる。
だからこそ、常に既得権擁護派のノイジーが勝ちを占める投票民主主義に依存する
政府支出を縮小することを考え、少しずつでも実行していかなければならない。
投票民主主義でいくなら、行政改革は常にやって、予算を引き締めるようにもっていかなくては
ならない。政治家に対する評価の基準をそこに置いたほうがいい。行革、予算縮小を
心掛ける政治家は、競争の本質がわかっている、つまり成長し進歩する社会を考えている、
ということですからね。

////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///



137名無しさんの主張:2007/12/08(土) 21:17:33 ID:pQoBkMue
堺屋のおっちゃんも、本当に耄碌してきたなぁ。
なにがサイレントなんだって、ノイジー、頼むから
まともな日本語を語ってくれだなもし
へ、遠い過去に成長が止まってしまったじさまの説教話しに付き合ってる
なんて、君mHpN3w26vEも、そうとうに人生の時間を無駄にしているようだね
ま、最初から、
聞く耳もたずな、精神的に退化した、まるで老人みたいだけどサ、君
いくら、当方がコミュニケーションの努力をつづけたところで
なんだろうな、某工作員君
138 ◆mHpN3w26vE :2007/12/11(火) 21:40:36 ID:f+9kl4JT

/// 歴史が示す競争の原理 68 ////////////

【渡部】 政府機関や地方公共団体の中にも競争の原理を持ち込むように
したほうがいい。それはできるんだから。

【堺屋】 できますよ。たとえば、政府や地方公共団体自らの出納を自らのサービス収入で
賄うようにする。もちろん、全額を賄えとはいわない。自らのサービス収入で賄う部分を
なるべく増やすということです。自らのサービス収入で賄う率を競争させて、それを
次の予算編成に反映させるという方法だって考えられる。

【渡部】 そうすれば、行政サービスはあれこれいわなくとも、格段に向上するでしょう。
なんだか競争の原理万歳と叫びたくなってきたな(笑)。・・・・・

///////////////////// 「競争の原理」 ///


139名無しさんの主張:2007/12/11(火) 22:14:36 ID:F/cVuIQF
【W氏】それは、競争の原理を持ち込んだ方がいいんだろ
鉄筋の数を減らして細くするんだ。
【S氏】それは、構造計算が、潰れてしまうかもしれませんが
【W氏】そこをなんとか、がんばるんだ!
♪風のなかのスバル〜♪(アナウンス:男たちはがんばった
鉄筋の数を減らして、巧妙に構造計算をすりぬけた)
【W氏】これが経済優先、市場原理ということなのですね。
【S氏】そうだ、その通り、今後50年以降、大地震が来るというリスクというものを
計算すれば、これが最適にした最も最適価格なのだ。
【W氏】ばんざい、「競争の原理」
140名無しさんの主張:2007/12/11(火) 22:27:56 ID:???
>139
ばれないうちはいいけれど、あなたは、家やビルを建てるとき、
安いだけで、鉄筋の少ないと評判の建築会社を市場の中で選びますか?
強度計算でごまかしをした会社の多くは倒産したり、訴訟で賠償金を
払うはめになっています。
消費者をあざむけば、報いを受け、市場から脱落、追放されるのが
市場経済です。
141 ◆mHpN3w26vE :2007/12/13(木) 23:45:40 ID:cqsGd3Ur
142名無しさんの主張:2007/12/15(土) 19:48:46 ID:???
★教員採用、社会人2割に・教育再生会議、バウチャーは試験実施

 教育再生会議(野依良治座長)がまとめた三次報告の最終案が11日、明らかになった。
教育の幅を広げるため、教員免許を持たない社会人の参入を推進。
2012年までに教員採用数の2割以上を目指すことを掲げた。

 大学の全授業の3割を英語で実施することも明記。

 賛否両論あった「教育バウチャー(利用券)」制度は全国一律の実施は見送り、
国が公立学校を対象にモデル事業を実施することで決着した。
下旬に福田康夫首相に提出する。

 社会人の積極登用は、ビジネスマンや研究者など各界の専門家を教壇に
立たせることで教育水準の向上に寄与することを狙った。
現在も都道府県の教育委員会が「特別免許状」を発行して採用できるが、慎重な教委が多い。
特別免許状なしでも優秀な人材であれば非常勤講師などで登用するよう提言した。

讀賣新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071212AT3S1102C11122007.html
143名無しさんの主張:2007/12/15(土) 20:16:50 ID:gijT3mtZ
さて、教育という根源にせまれば、その本質というものは
一体何なのだろうか? 世渡り上手、うまく金を稼ぐ人物を排出することが
競争社会における教育。それは経済的な観点?
困窮にあえぐ人々を侮蔑し、それは、競争社会の脱落者なんだよ
完全に切って捨てる。
結果、誰が、そのような共食い社会で幸福になれるんだか?
そりゃ、堺屋太一 のような無菌状態で育った超エリートやら
大妄想エロ作家、渡部昇一みたいな人間には、
庶民が感じているリアルな現実は、理解できないんだろうね〜〜〜

で、君は、彼らの仲間に参加したいんだって(@_@;)
プップップッ、君、まったく才能ないから、そうやって無駄な努力を続ける
そうやって、憧れの彼らの発している言動に憧れている、ミーハー君
本当に悲しい人だね。選ばれた彼らの気分と同化したいのかな(大爆笑)
しょせん、君はただの名無し、私も名無し
まことに残念ながら、君は選ばれていないという事すら気がついてもいない
自称勝ち組に分類されたいという希望的観測

いい加減に、超極端な彼らの言動から離脱して
庶民の現実を直視したらどうなんだい。実際のところ、この人たちは何を
やってくれたんだろう、日本国家に対して?
自己満足と自尊心をくすぐられたいだけの、評論家さん
いゃあ、実にうらやましいご身分だ

144名無しさんの主張:2007/12/16(日) 20:31:12 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  1
ワタミ社長渡邉美樹の「もう、国には頼らない。」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070618/127694/?P=1

「やっぱり民間ではダメなんじゃないか」
 訪問介護最大手のコムスンが、事業所指定の不正取得などで摘発されたときに、
こう思った方は多かったかと思います。「公共性の高い事業に関しては、
金儲け第一主義の民間に任せてはいけないんだな」と。
 介護ビジネスを手がける者として、私は、コムスンがやったことを弁護する気は
まったくありません。同時に、「公共性の高い事業で、民間に任せてはいけないことなど、
何もない」と思っています。「民間にできることは、民間で」が、「行政改革」を
旗印にしていた小泉純一郎前首相のキャッチフレーズのひとつでしたが、私ならば
さらにこう言うでしょう。「民間にできないことなど、何もない」と。
 今回の事件を例に取るならば、民間に任せる前に、厚生労働省が競争のルールを
きちんと決めていなかったことが最大の原因だと私は思います。事業者が収益を
上げることが、利用者のメリットにつながるような設計図がなかったのです。
それどころか、費用削減を安易に図り、事業者の利益を減らす方向へ走ったことが、
あのような逸脱につながってしまった。
 官がすべきことはたったふたつだけだと私は思います。自由競争のためのルールを
決めて、違反した者を厳しく罰すること。そして、セーフティーガードをきっちり組むことです。
それがきちんとできていれば、今回のような事件は起きなかったでしょう。
 ところが、そう思っていない人たちがいます。官僚の方々です。
 「公(おおやけ)の仕事は、すべて官がやるもの」。これが長い間、日本の“常識”でした。
「公=官」というわけです。

145名無しさんの主張:2007/12/16(日) 20:37:08 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  2

 「小泉行革」はその“常識”を変えようとして、道路事業や郵政3事業の民営化を
進めたわけですが、建前では民間に開放されていながら、事実上「官」が牛耳っている
「公」的な事業が日本にはまだまだたくさんあります。
 それが、私が現在「民」の立場で取り組んでいる「教育」「医療」「介護」「農業」「環境」です。
いずれもあらゆる人々が安心して暮らしていくために必要不可欠で、誰もが等しく
受ける権利を持っている、真に「公」的な事業です。同時に、典型的な「官」配下の
「行政産業」がはびこる分野でもあります。
 ご存じのとおり、これらの分野がいま、崩壊の危機に直面しています。
 なぜ、子どもたちを育てるための学校で、いじめが起き、自殺者まで生んでしまうのか?
 なぜ、患者を治療するための病院で、たらい回しや医療過誤がなくならないのか?
 なぜ、高齢者の終のすみかとなるべき老人ホームが、お年寄をぞんざいに扱うのか?
 なぜ、日々口にする農産物が、安全・安心ではないのか?
 なぜ、科学技術を極めた人間が、地球環境を悪化させ続けるのか?
「官」になくて「民」にあるものは何か?
 「官」の立場に立つ人たちは、公的サービスは、民間に任せるとどうなるかわからない。
だから「官」が徹底して管理しなければいけないのだ、と主張し続けてきました。その結果が
このていたらくなのです。「官の論理」の行き着く先が、こんなお粗末な社会なのだとしたら……。
日本の未来は暗澹たるものです。
 私は思います。本来、「公」の仕事は「民」のためにあるものだ。ならば「官」任せにせず、
「民」が自らの力で、「公」の仕事にかかわっていくべきではないか、と。
 では、「官」になくて「民」にあるのは、なんでしょうか。
 それは、「経営」です。
 私は「学校」「病院」「老人ホーム」「農業」「環境」の分野で事業を展開していますが、その
手法はきわめてシンプルです。要するに外食産業でやってきたように「経営」をしただけなのです。

146名無しさんの主張:2007/12/16(日) 20:44:03 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  3

 逆にいえば、「官」が仕切った世界は、「経営」が不在だったのです。市場を「官」が
コントロールしているために、競争が生まれない。ゆえに、ライバルと切磋琢磨しながら
顧客によりよいサービスを提供したり、より魅力的な商品を開発することで、売り上げを伸ばし、
収益を上げる、といった「経営」努力がまったく必要のない世界だったのです。
 その結果どうなったか。
 いま、私立学校の半数が赤字経営です。病院では医療過誤が頻発しています。
少子高齢化が進むというのに老人福祉サービスは一向に充実しません。日本の
食料自給率は先進国で最低のパーセンテージです。
 私自身、実際に自分で学校や病院、老人ホームを経営するまでは、きちんとしたサービスを
提供しながら黒字化するのはさぞや難しいのだろうな、と思っていました。ところがさにあらず、
いざ参入してみると、自分で思っていた以上にすぐ黒字化を果たすことができたのです。
 何が違うのか。繰り返し申し上げます。それは、私が外食産業でさんざんやってきた
「経営」を行った。それだけなのです。
「経営」があるかないか、それだけで状況は変わる
 まず、誰がお客さまであるか、はっきりさせること。それぞれのサービスを受けるお客さまに
とって最大の幸せとは何か、はっきりさせること。そして私と理想を同じくする人たちと、
仕事を改善していくこと。以上です。これは、まさにワタミでやってきた経営手法です。
それで十分改善できるのです。
 自らの経験を通じて、いまや確信を持つようになりました。「経営力で、社会は変えられる!」と。
そしてそれは、「消費者(=国民)主導による、直接民主主義の始まりである」と。だからこそ、
国民ひとりひとりに「もう、国には頼らない」という気構えが必要なのだと。
 1984年、居酒屋チェーン「つぼ八」のフランチャイズ店オーナーとして経営者人生を
スタートした私は、以来、外食サービス業一筋に歩み続け、創業したワタミは2000年に
東証1部上場を果たしました。

147名無しさんの主張:2007/12/16(日) 20:56:52 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  4

 その一方で、私は「いつか学校を経営して、自分の理想とする教育を実践したい」という
夢を抱き続けてきました。私は、仕事を通じて、みんなが人間性を高め、自分はもちろん
他人を幸せにできるような世界を理想だと考えていました。その意味では、あらゆる仕事は
人が自分を成長させる、まさしく「教育の場」なのです。そのことに気づいた私は、
いつの日か直接教育に携わりたい、と思ったのでした。
 2003年、そんな私の夢がかないました。
 私立の中高一貫校の理事長に就任したのです。それをきっかけに、私は、病院、
老人ホームと続けざまに「公的サービス」事業の経営を手がけることになりました。農業や
環境対策についても、お客さまの幸せを考える外食産業の立場から、早い時期に取り組みを
始めています。2006年からは、安倍晋三内閣が立ち上げた教育再生委員会と、私の
地元である神奈川県教育委員会の委員も務めることになりました。
 当初はシンプルに「自分が理想とする教育の場を創りたい」と思っていた私ですが、
いつのまにか、「官」が仕切っていた「公的サービス」の世界にさまざまな方面で参入
していたわけです。そして、正直、あきれてしまいました。なんとも不思議な“常識”が
まかりとおる世界だったからです。
 どんなに重大な問題が起こっても、改める仕組みのない世界でした。問題を隠そうとさえ
する世界でした。より良くしていこうという気概のない世界でした。
 なぜそんなことに? それは、既存の枠組みを守ることに固執し、ミスをしないことを
最高の処世術とする、まさに官僚主義的な考え方が横行していたからです。
 肝心なものがそこからは抜け落ちていました。こうした公的サービスがそもそも
「誰のためにあるものか」という本質的な問いかけです。いいかえれば、これらの
公的サービスの本当の「お客さま」は誰なのか、という視点です。

148名無しさんの主張:2007/12/17(月) 11:29:50 ID:ATwVbBfr
どうでもいいが英会話ができる日本人をもっとふやしてほしい。
149名無しさんの主張:2007/12/17(月) 11:31:52 ID:ATwVbBfr
市場原理でいえば、まず学校に広大なキャンパスなんていらないと思う。
学費安く抑えられ、マルチキャストでゼミやら研究発表、討論会していくインターネット大学で十分。。
150名無しさんの主張:2007/12/17(月) 20:59:53 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  5

   教育の「お客さま」は誰か

 学校教育は誰のためにあるのでしょうか。教師? 文部科学省? いいえ。そこで
学び育つ、子どもたちのためにあるのです。病院は誰のためにあるのでしょうか? 
医者? 厚生労働省? いいえ。そこで治療を受ける患者さんのためにあるのです。
老人ホームは? お年寄のため。農業は? 食事をとるあらゆる人たちのため。
 そう、話は単純にして明快なのです。サービスの本質に官民の違いなどありません。
お客さまがどうすれば幸せになるのか。それだけを考えて仕事に邁進すればいい。
 ところが、「官」が仕切っている行政産業の世界では違う“常識”がありました。
仕切っているお役所、利権を持っている政治家、そして彼らがつくった仕組みに群がって
利益を得よう、立場を守ろうという人々の利害が、最優先されるようになってしまったのです。
 「官」主導による体制は、昨日今日できたものではありません。背景には、明治維新以来、
日本という国を主導してきた官僚システムの長い歴史があります。その過程で、
官が上に立ってルールを決め、民がそれに従う、という構造ができあがりました。
 けれども、官僚になる人間たちがベスト・アンド・ブライテストだった時代ならばともかく、
いまや政治家や官僚が日本で一番優れた人材であるなどと考えている人が、
いったい何人いるでしょう。
 世界から評価されている日本人は、経営者であり、技術者であり、科学者であり、
芸術家です。官僚でも政治家でもありません。マンガやアニメやゲームといった
サブカルチャーを世界に通用する日本文化を創り、育て上げたのは、知的好奇心にあふれた
一般庶民です。そこに「官」の出る幕はありません。
151名無しさんの主張:2007/12/17(月) 21:08:45 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  6

「官」に任せない“直接民主主義”の視点で

 あらゆる人々があらゆる情報にアクセスすることができ、世界中から集まるモノや
サービスに接することができます。こんな時代に、一握りの政治家や官僚に、私たちが
受けるべき公的サービスのあり方を一任する必要があるのでしょうか。私たちが預けた
税金の使い道を、彼らに恣意的に決めさせていいものでしょうか。
 私は思います。これからの日本は、基本的に間接民主主義ではなく、直接民主主義の
視点でものごとを決めていくべきではないか、と。
 たかだか4年や6年ごとの、超低投票率の選挙で、それも公共投資や補助金目当ての
支持者の票を得て当選した政治家や、そもそも国民から選ばれてすらいない官僚に、
私たちの人生を託す意味はあるでしょうか。この国の民主主義は、「民」から「間接」
どころか「断絶」しているとさえいっていい状態なのに。
 実は、私たち日本人はすでにある分野で直接民主制を採用しているのです。そう、
普段の経済活動です。資本主義市場経済社会における消費者とは、直接民主主義の
体現者にほかならないのです。そう考えれば難しいことはありません。私にも読者の
皆さんにも、直接民主主義を具現化する能力が備わっているのです。あふれるモノと
サービスの中から、自分に一番ふさわしい、自分がもっとも必要としているものを、
自分の価値観に見合ったプライスで購入するという能力を有しているのです。
 私たちは、損をしないよう、慎重に情報を集めます。徹底的に見比べます。結果が
期待はずれなら、二度とその企業のモノは買いませんし、サービスは受けません。
 こんな高感度の消費者と向き合うのですから、私たち民間企業の経営者は、4年や
6年ごとどころか、毎日のように選挙を受けているようなものです。コインや紙幣や
クレジットカードという投票権を持った、消費者という名の選挙民に常に選ばれ、
あるいは落とされている。そして落選が続けば、市場から退場させられるのです。
152名無しさんの主張:2007/12/19(水) 22:57:50 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  7

 よく勘違いされるのですが、私はいわゆる市場原理主義者ではありません。市場経済は、
人間が幸せになるための手段にすぎない。市場原理が当てはまらない問題、市場原理
だけで解決できない問題はいっぱいあります。

    「市場原理主義者」ではないが「官」にも任せられない

 たとえば私がすでに参入している日本の農業の再生は、耕地面積や人件費や土地の
コストを考えれば、何らかの公的援助を施さない限り、世界市場で競争するのは難しい。
また、人間の経済が生み出した負の遺産である地球環境問題の解決にいたっては、
行き過ぎた市場経済にブレーキをかける必要があります。「官」がやるべき仕事は、
こうした枠組みをつくり、国民に成り代わって市場に不公正がないか監視すること、
そして社会全体を見渡して不幸な人ができないようなセーフティーネットを設けることでしょう。
 ただし、「官」自身がプレーヤーとして行政産業をかたちづくり、「民」の参入を妨げる
という構造は、もはや時代遅れです。行政産業は消費者の目で選別されないだけに
文字通り構造腐敗を招いているのは周知のとおりです。
 市場のルールは、「官」が勝手に定めて構造腐敗をしているルールに比べれば、
はるかに公正ですし、柔軟です。だったら、もっと積極的に利用したほうがいいのでは
ないでしょうか。私は、ただそう申し上げているだけなのです。
 「官」が仕切っている公的サービスは、いい教育、いい医療、いい介護、いい食べ物が
欲しいという、「消費者」にとってごくごく当たり前のニーズにさえ応えようとしません。
同業者同士の競争も、切磋琢磨もありません。なぜなら「公的サービスは平等でなくては
いけないから」「格差を生んではいけないから」。それで仕事の水準を一番低いところに
合わせるのですから、サービスの水準が向上することはありません。
 このように消費者をないがしろにして、では、学校や病院や老人ホーム、農業が大儲け
しているかといえば、ほとんどが青息吐息なのですから、もはや何をかいわんやです。
153名無しさんの主張:2007/12/20(木) 22:49:27 ID:???
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です  8

老人ホーム、学校、病院で見いだした希望
 けれども絶望するのはまだ早い。私は、この数年間で希望を見いだすことができました。
私が経営に参加した時点で破綻の危機にあった学校や病院はわずか数年で収益が
上がるように改善できました。老人ホームと、自分たちで始めた農業も、破淀の
心配のない水準に改善できました。そしてなにより、各サービスの「お客さま」たちから
「たくさんのありがとう」をいただけるようになったのです。
 私のこうした思いをまとめた『もう、国には頼らない。 経営力が社会を変える!』は、
この数年間、私が取り組んできた公的サービス改革プロジェクトの、いわば
中間報告書のようなものです。
 この日経ビジネスオンラインの連載では、本書の中から主に学校経営の部分を
ご紹介します。書籍では学校(郁文館夢学園)に加えて、病院(岸和田盈進会病院)、
老人ホーム(ワタミの介護)、そして農業・環境(ワタミファーム・ワタミエコロジー)の
4事業について、ケーススタディの形で、具体的な経営手法などをお話ししています。
 繰り返します。「公」の仕事はもはや「官」任せでは動きません。ただ、これまでは
「官」に頼りきりだった私たち日本人ひとりひとりが甘えていた、ともいえます。本来、
「公」の仕事は、あらゆる人間がサービスの受け手であると同時にサービスの
担い手であるはずだからです。
 次回の連載では、「競争」というと必ず出てくる「格差」について、お話ししたいと思います。

※この連載は単行本『もう、国には頼らない。 経営力が社会を変える!』から抜粋し、
Web向けに再構成したものです。書籍には学校を始め、介護、農業など個別の分野についての
具体的なエピソードが盛り込まれています。興味を持たれましたらぜひ、ご一読下さい。
『もう、国には頼らない。 経営力が社会を変える!』(渡邉 美樹著、日経BP社、1365円 (税込)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070618/127694/
154名無しさんの主張:2007/12/21(金) 22:23:10 ID:Snc4pEGc
教育というものを、自らが生み育てた子供
というものに関してすら

子供は投資の対象
その投資した資金の利益の対象として、
その投資した資金を将来に回収したい
その場合の、利益率は、いかほどに算出されるのでございましょう

祝、教育に競争原理です!

そりゃ、そんな家庭は完全崩壊するだろうな



155名無しさんの主張:2007/12/24(月) 21:36:17 ID:???
★旧国立大学の学費値上げ反対運動の珍妙さ  1/2
ベンチャー革命2004年12月29日  山本尚利

 旧国立大学の学長連名にて旧国立大の学費値上げ反対の声明がでています。どこかの
政党と足並みをそろえているかのようです。その声明によれば、旧国立大学の学費が年間
52万800円から53万5800円と1万5千円値上げされるそうです。国立大学の独立行政法人化に
よって、運営費交付金の削減が年1%(効率化係数)適用されます。(注1)一方、学費が
値上げされれば、値上げ率が2.8%となります。ところで、旧国立大学の歳出予算の57%が
運営費交付金(税金)で賄われています。そのおかげで、授業料収入が歳出費全体の
わずか14.8%で済んでいます。ちなみにその他は大学病院収入などです。国立大学への
国費補助の削減(歳出予算の0.6%減)は学費値上げ(歳出予算の0.4%増)で相殺され、
旧国立大学の予算構造に大きな変化はありません。
 この小手先にしかみえない旧国立大学の経営改革は、いったい何を意味するのでしょうか。
国費補助削減も焼け石に水、授業料値上げも焼け石に水です。国立大学の法人化とは
いったい何なのかが、サッパリわかりません。もし民間企業の経営改革で、このような
数値目標を掲げたら、株主がフザケルナ!と激怒するでしょう。
 国立大学の学長連名の声明も紋切り型で、単に学費値上げを反対しています。日本の
国立大学問題の本質に迫る声明ならば傾聴に値しますが、バカの一つ覚えのような学費値上げ
反対とは?子供が親から小遣いを減らされて文句を言っているようなものです。

2.大学財政に占める学費比率の大差:私立対国立

 私立大学の財政(教育サービス出費)に占める学費収入の比率は70〜80%くらいで
しょう。私立大学は学費が命綱です。一方、国立大学は運営費交付金(税金)が命綱です。
つまり、授業料を多少値上げしても国立大学財政にはそれほど寄与しないのです。
 このような不公平で、非対称の競争構造で、私立大学と国立大学が優秀な学生の取り合いを
演じているわけです。優秀な学生を一人でも多く確保することが大学の長期的なブランド
形成に決定的な影響を与えますから・・・。

156名無しさんの主張:2007/12/24(月) 21:44:16 ID:???
★旧国立大学の学費値上げ反対運動の珍妙さ  2/2

 さて、一般国民にとって、税金は収入に比例して均等に徴収されますから、子弟を国立大学に
入学させると、一種の減税効果が得られます。したがって子供を競って学習塾や予備校に
通わせるのは、低学費で入学競争の厳しいブランドの国立大学に入れて減税効果を
得たいという側面を否定できません。
 このような日本独特の高等教育システムは、減税インセンティブをベースにした過酷な
受験戦争構造を形成しています。これは実に不健全で非民主的な構造です。納税のリターンに
まったく公平性がないといえます。つまり、私立大学に子弟を入学させた親は、国立大学に
入学させた他人の子弟の学費を払わされているに等しい。
特に大学医学部の場合はそれが顕著です。医学部学生を医師にするには、6年で6000万円の
コストがかかると言われています。国立大医学部はその大半を大学病院経営と運営費交付金
(税金)で賄います。一方、私立医大は、そのコストを学費と寄付金(学生生徒等納付金)で
賄いますからベラボーに高額の学費がかかるわけです。ただし、この超高額な学費は他方、
医療業界の既得権益者にとって、皮肉にも一般人の子弟の医療サービスへの新規参入を
排除する派生効果があります。これらの既得権益者は悪名高い政治献金者でもあり、
日本社会の封建的な非民主主義構造の代表格となっています。

3.健全な大学教育サービスは実現するか

 少子高齢化社会の到来を控えて、旧国立大学の経営健全化のためには、少なくとも
オペレーション・コストの自前調達が必要でしょう。また、高等教育に税金を使うなら旧国立、
私立を問わず、学校法人に公平に配賦するのが本来の民主主義です。ところが日本では、
どうもその発想はなさそうです。だから文部科学省は、国立大学を独立行政法人化した後も、
旧国立系のみに偏って、手厚い税金補助を与え続けるつもりでしょう。もしそうならば
私立大学の経営が成り立つはずがありません。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr134.htm
157名無しさんの主張:2007/12/30(日) 16:42:03 ID:???
★バウチャー無用と文科相 「市場原理なじまない」
2007年9月26日 19時55分

 渡海紀三朗文部科学相は26日、初閣議後の記者会見で、政府の教育再生会議が
導入を検討している教育バウチャー(利用券)制度について「いらないと思う」と述べた。

 その後の報道各社とのインタビューで「市場原理の導入は教育にはなじまない」とも話し、
競争原理を採り入れる姿勢を鮮明にしていた安倍晋三前首相の教育改革とは一定の
距離を置く考えを示した。

 バウチャー制度について渡海文科相は「子どもたちが等しく義務教育を受ける機会が
与えられるのかどうか、地域的な問題が解けないという思いがある。面白そうだとかいう
考え方だけではどうかと思う」と指摘した。

 さらに、安倍教育改革を基本的には引き継ぐとしながらも「市場原理は基本的に
持ち込むべきではない。導入すると社会にひずみが起こり、格差が生じる」と、持論を述べた。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007092601000727.html
158名無しさんの主張:2007/12/30(日) 17:41:35 ID:ADSurcna
改革という名の元に文部科学省のお役人たちが天下り先を増やしたいだけですよ〜。
159名無しさんの主張:2008/01/01(火) 18:54:55 ID:???
★教育“委員会”を再生せよ   1
ワタミ社長渡邉美樹の「もう、国には頼らない。」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070627/128484/

 教育委員会をお役所、あるいは準お役所的組織だと思っている方は、意外に
多いのではないでしょうか?
 けれども、実はまったく逆なのです。
 教育委員会は、都道府県単位、市町村単位の独立した執行機関で、メンバーも
役人ではなく一般市民から選ばれます。といっても、いわゆる市民団体からではありません。
市民の立場から行政に参加する公職、本来の意味での「オンブズマン」。それが教育委員会です。
 こう書くと、ほう、教育委員会って、実は素晴らしい仕組みじゃないか? と思いますよね。
そのとおり。「官」の暴走を「民」が防ぐためのきわめて民主的な仕組みなのです。
 ところが、いまでは教育委員会の本来の意味がすっかり失われているようなのです。
 私は2006年から、神奈川県教育委員会に委員として名を連ねています。おかげで私は、
月に1回、必ず教育委員会でひと暴れすることになってしまいました。
 先日も、団塊世代の教師の大量退職に伴う新規採用という、大変重要な問題を
話し合いました。何千人もの先生が一斉退職したら、教育現場ではすさまじい人手不足に
見舞われます。そこで今後、学校の現場では新人教師が大量採用されようとしているわけです。
 人手不足が叫ばれている時代に闇雲な大量採用をすると、被雇用者の平均的な質が
下がるのは、官民どちらもいっしょです。早い話、教師の質が下がるおそれがあるのです。
 しかも、現在の教員採用制度にはそもそも不備があります。なぜなら大学を出て、そのまま
20代前半で教師になってしまう。新人教師がベテラン教師と肩を並べて、いきなり生徒たちを
教育するわけです。
 以上の問題を現状に照らし合わせるとどうなるか? ベテラン教師が大量に抜けたあと、
大量採用の、しかも何の訓練もされていない新人教師が大量に入ってきて、学校教育を行う。
どう考えても、教育の質は低下してしまいます。そうなると学校教育の主人公である
生徒たちが大きな被害を蒙ることになってしまう。
160名無しさんの主張:2008/01/01(火) 19:01:58 ID:???
★教育“委員会”を再生せよ   2

 そこで私は、教育委員会でこんなアイデアを出しました。
 ……まず2年間なり3年間なりのインターンシップ制度を設ける。そして教員志望者は、
大学を出たら教育現場できちんと研修を受け、インターンをちゃんと務めたうえで初めて、
生徒を単独で教えることができるようにする。
 医者と同じです。必ず2年間、指導医の先生について、研修医という立場で勉強してから
独り立ちする。教師だって見習いの期間があって当たり前ですし、現に私が経営する
郁文館夢学園では、こうしたインターンシップ制度を取り入れています。
 ところが私の主張に対して、委員の方々はこうおっしゃいます。
「そんな厳しい制度をつくったら、先生方がほかの県に行ってしまう。神奈川の学校には
来てくれなくなる」
 もちろんこの程度の反論は織り込み済みです。そこで私は持論その2を開陳しました。
「いまの先生たちがかわいそうです」に絶句
「だったら、教員免許を持っている社会人の方、あるいは免許のない方でも、優れた知識や
経験、技能を備えた社会人を新人教師として採用すればいいじゃないですか?」
 実は特別免許状制度というのがあって、都道府県教育委員会の教育職員検定を受ければ、
免許のない人でも教師として採用できるのです。また、特に専門知識や技能を要する
分野に限って教えることができる、特別非常勤講師という制度もあります。
 けれども彼らは、こんなあきれたロジックで反論してきたのです。
「それでは一生懸命勉強して免許を取ったいまの先生たちがかわいそうだし、教師を
目指して勉強している学生さんが意欲をなくしてしまう」
 なんてことはない、彼ら教育委員会にとって大事なのは、生徒たちではなく、自分たちと
利害の一致する既存の教師とその予備軍だったわけです。生徒のためを思って教師の質を
上げるよりも、既得権益を守るほうが大事、というわけです。
 かくして私の提案は潰されてしまいました。
 この件に限らず、教育委員会というのは何のため、誰のために存在するのだろうと思う
瞬間が、多々あります。
161名無しさんの主張:2008/01/02(水) 17:13:50 ID:???
★教育“委員会”を再生せよ   3

 たとえば教育委員会の学校訪問というのがあります。学校がちゃんとした教育を行って
いるかどうかをチェックするためにある制度です。
 ところがこの学校訪問、訪問先の学校に日時と場所を予告してから行くわけです。
予告して行ったら、学校側はその訪問日だけ「よそ行き」の顔をするに決まっている。
教育現場の真実なんか見えるわけがない。
 それを知った私は教育委員会の会議で、「意味がないからやめなさい」と発言しました。
すると、他の委員は「いや、これは学校との優良な関係を保つためにやっているのだから、
抜き打ち検査のようなことはしたくない」と反論する。
 ちょっと待ってくれ。学校との優良な関係を保つことが「学校訪問」の目的なのか? 
学校にその場限りのいい授業をさせるのが目的なのか?
 私はそう主張すると、結局出席された方たちはしぶしぶ承諾し、ようやく予告なしの
学校訪問が実現したのです。
不偏不党のために、教育委員会の意味は大きい
 残念ながら、民主主義の理想のもとに生まれたはずの教育委員会は完全に本来の
目的を見失っています。
 教育委員会の制度疲労は全国各地で起きているようです。最近のいじめ問題に対する
対応のまずさや、教育現場の混乱の元凶として、教育委員会を批判する声は世間的にも
高まっています。「教育委員会不要論」もあちこちで聞かれます。
 ただし、私自身は、教育委員会をなくすことには反対なのです。教育再生会議の場でも、
「教育委員会は残すべきだ」と発言しています。
 冒頭でもちょっとふれましたが、戦後、教育委員会が生まれた背景には、「教育というものは
政治、政党に一切とらわれてはいけない。だから権限を知事から離そう。国からも影響を
受け過ぎないようにしよう」という崇高な理念がありました。学校というガバナンス(統治)の
利きにくい場をいかに市民がガバナンスしていくのか、そんな発想が根本にありました。
162名無しさんの主張:2008/01/02(水) 17:18:05 ID:???
★教育“委員会”を再生せよ   4

 教育が国から独立していないと、戦前の日本のように、時の政府が軍国主義化したとき、
学校教育もその流れに追従し、子どもたちを戦地に追いやるような、そんな悲劇が起こり得る。
この愚を二度と繰り返さないように、いかに教育の場で国の権限を小さくするのか、
いかに特定政党の意見を排するのか、ということで考えられたのが、オンブズマン的な
教育委員会の仕組みだったのです。
 では、なぜその教育委員会がうまく動かなくなったのか。委員会のメンバーを見ると
原因が見えてきます。とにかく教育関係者に偏りすぎなのです。大学の先生、地域の
校長先生やその候補者、教師OB、それ以外だと地元の名士、有力者というのが、
一般的なメンバー構成です。議論の前提が、既存の学校や教師の権益をいかに守るか、
となってしまうのも当然です。
 かくして教育委員会は、生徒たちの幸せよりも、教師の既得権益や立場の擁護に
終始する組織に成り下がったといっても過言ではないと思います。
 逆にいえば、こうした旧弊を一掃して、市民参加の合議機関という教育委員会本来の
姿に立ち返らせれば、絶対に素晴らしい組織になるはずなのです。
 教育界以外の民間人の方、当たり前の社会通念や常識を備えた、さまざまな立場の
人が集まって、わが市町村、都道府県でそれぞれの独自性を持った教育カリキュラムを
組みましょう。地域、地域の特色性を持ちましょう。子どもたちに良い教育をしましょう。
 皆で力を合わせてこうした努力をするのは、とても有意義なことだと思いませんか?
 そのために、私自身はこれからも月に1度、ひと暴れもふた暴れもさせてもらうつもりです。
 次回は、私がなぜこうした「国には頼らない」考え方を持つにいたったかを、外食産業
という業種の特性から、お話ししようと思います。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070627/128484/
163名無しさんの主張:2008/01/03(木) 23:29:21 ID:???
壺入りだ。
164 ◆mroV7w2lM2 :2008/01/11(金) 21:28:38 ID:afwfhLmn

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 1 ////////

福井 秀夫 (著)、官の詭弁学―誰が規制を変えたくないのか
日本経済新聞社、2004年8月発行、¥1,680(税込) より

・・・・・
第2章 官尊民卑の執拗低音――権力の偏重は続く
・・・・・
 3 国公立学校・学校法人至上主義の破綻
   ――物の貴きにあらず、その働きの貴きなり
    「学校法人」・「国公立学校」の呪縛――学校法人と
     官営学校はそんなに立派なのか

 学級崩壊、学力低下、世の中のニーズとかけ離れたプログラム、
若年人口の減少……。日本の教育が、深刻な問題をいくつも
抱えていることに異論を挟む人は少ないだろう。

誰が規制を変えたくないのか ///
165 ◆mroV7w2lM2 :2008/01/11(金) 21:36:41 ID:afwfhLmn

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 2 ///////

 学校教育法によれば学校を設置することができるのは国・自治体及び
学校法人のみ(同法二条一項)とされているが、二〇〇三年度には
構造改革特区内に限って株式会社による学校経営が認められることになった。
特区で認められた英語による小学校教育等、仮に株式会社が設置主体
であったとしても、株式会社学校の試みは、先駆的で将来の経済社会の
基盤を担う教育のあり方を考える上で重要な役割を果たすと見込まれる。
しかし、これが教育界の閉鎖体質の是正に資するかというと、必ずしも
そうは言いがたい。文部科学省が事実上の「参入規制」をいくつも設けており、
これら規制の撤廃にきわめて消極的な態度をとり続けているからだ。

福井 秀夫 (著) ///////////////////////////////////
166 ◆mroV7w2lM2 :2008/01/11(金) 21:44:50 ID:afwfhLmn

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 3 //////

 まず、学校法人に対しては免除されている消費税、法人税、事業税、
都道府県民税、市町村民税、事業所税、固定資産税等のすべてが、
株式会社立学校には課される。加えて学校法人の経常的経費の相当部分を
賄う私学助成は、株式会社学校に対しては一切交付されない。学校法人を
こんなに優遇したままでいいのかという根本的な疑問はさておき、仮に
まったく同じ教育内容を持つ学校でも、一方は税制優遇も補助金も受けられず、
もう一方は国民の負担の下で莫大な恩典が得られるのである。経済的に
ここまで落差があれば、資金調達の多様性や経営効率の点から
株式会社形態を選びたくても、学校法人を選ぶのが自然だろう。これは
結局のところ学生・児童に対する差別的冷遇にほかならない。

日本経済新聞社 ////////////////////////////////
167 ◆mroV7w2lM2 :2008/01/11(金) 21:49:25 ID:afwfhLmn

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 4 ///////

 ところが学校法人の設立にも大きな障壁があるのだ。私立の小中高校の
設置にはすべて都道府県知事の認可が必要であり(学校教育法四条一項)、
しかもこの認可の際には都道府県に設置される「私立学校審議会」の議を
経ることとされている。実はこの私立学校審議会がクセモノ。その構成員は、
同一都道府県内の私立学校の校長・教員・理事または学識経験者でなければ
ならないが、このうち前者の「校長・教員・理事」が全体の四分の三以上
でなければならない(私立学校法十条)。いわば競争相手にお墨付きを
もらわなければ競争のフィールドにすら立てない仕組みになっているのだ。
 総合規制改革会議での、この点に関する文部科学省とのやり取りを
見てみよう。

2004年8月発行 ///////////////////////////////////



168名無しさんの主張:2008/01/11(金) 22:02:12 ID:OvW4j0jB
人という生物の存在は、いったいどこから来てどこへ行くのだろう


我々という、サルより進化した人という高等生物は、地球という名の惑星の
頂点に降り立っている知的生命体であるハズだ。
我々地球という惑星に立つ知的生命体、人類は、何十、何千、何億回
という過ちをしでかし、あまりにも大量にる生物学的個体なる視点において
かの、生命体群を不幸なる運命に招いてしまった。という歴史的事実!

これらを学習し、子へと孫へと・・・・・・・・
伝えるべき人類の英知。これ以上、個々の生命体を不幸にまみれてはならぬ!
この人類の可能性というものを、いとも容易に経済効率という美名なる元に
摘み取られていくというリアルなる実態!

根源的なる失敗の連続。この人類の歴史における失敗というものを伝える
同じ過ちを繰り返すべきではない!
過去の歴史を振り返り立ち止って考えよ。
これらが、教育の本質である。ゼニ儲けの手段が、教育の本質ではない!
169名無しさんの主張:2008/01/11(金) 22:13:40 ID:afwfhLmn
 この規制の当然の帰結として、新しい私立学校の設置はよほどの
私立学校過疎地域でない限り困難を極める。なんとか設置に至っても、
例えば二〇〇二年四月に開校した早稲田実業学校付属小学校のように、
近隣の私立小学校の抵抗が強いため上級学年への編入を禁じる条件が
付されたりする。初年度入学生は卒業するまで上級生がいないまま
過ごすことになるわけだ。このような制度の存続は、いくら何でも法治国家
として恥ずかしくはないか。早急にフェアな制度への転換が望まれる。
 上のやり取りも踏まえ、文科省は、ニ〇〇四年、私学学校審議会の
構成員を四分の三以上と定める私立学校法十条による規制を廃止する
法案を国会に提出した。遅きに失し、また、これだけで利害当事者たる
同業者をきちんと排除できるかどうかには疑念が残るが、「過ちて改むるを
はばからない」姿勢それ自体は一応評価できる。
 私立学校の新設に途方もなく高いハードルがある一方、公立学校の
運営にも大きな足かせがある。日本では、小・中・高校のすべてにおいて、
公立学校が大きなシェアを占めており、特に義務教育では、私立学校の
シェアはわずか、二%しかない。
このため、公立学校にない特色を有する教育内容を保護者・生徒が
選択することはきわめて困難である。
 民間のノウハウや技術力を活かし、多様で複雑なニーズに応えて
いくために、いわゆる「公設民営学校」を運営したいという要望は、
全国の自治体から多数提出されている。ところが文科省は、学校の
設置運営をすべて株式会社が行うならかまわないが、自治体が設置
した学校の運営を株式会社に委託することはまかりならぬと主張する。
170名無しさんの主張:2008/02/03(日) 13:35:02 ID:???
★「生活者・消費者が主役の社会に」福田首相が年頭所感 (読売新聞)

 福田首相は1日付で年頭所感を発表した。住宅や食品の偽装事件が相次いでいることを受け、
「今年を『生活者・消費者が主役となる社会』へと転換していくスタートの年にする」と述べ、
現在取り組んでいる行政や法律の「国民の目線での総点検」の結論を出来るだけ早期に
得たいとの考えを強調した。

 内閣支持率低下の要因となった年金記録問題については、昨年12月中旬から発送を
開始した「ねんきん特別便」による記録確認への協力を国民に呼びかけたうえで、
「問題の多い年金制度を根本から見直し、これ以上ないというくらい確実な制度へと
改める」と訴えた。

[ 2008年1月1日10時55分 ]
171名無しさんの主張:2008/02/05(火) 22:26:37 ID:???
★MSの米Yahoo!買収提案でGoogleが公式見解
 インターネットのオープン性はGoogle、そしてYahoo!を作り上げた。ユーザーが使えると判断した
よいアイデアは急速に広まる。そのアイデアを基にしたビジネスが生まれ得る。絶え間ない
イノベーションからユーザーへのメリットが生まれる。そのおかげでインターネットはこのように
エキサイティングな場所になっているのだ。
 だからMicrosoftのYahoo!への敵対的買収は憂慮すべき問題を投げ掛ける。これは単に財務的取引、
1社が別の会社を乗っ取る以上のことを意味する。インターネットの基本理念であるオープン性と
イノベーションを残せるかどうかという問題なのだ。
 MicrosoftがPCでやってきたのと同じように、インターネットにおいても不適切で違法な影響を行使
できるようになるのではないか? インターネットは競争下におけるイノベーションに報いてきたが、
Microsoftはしばしばプロプライエタリな独占を確立し、その独占的地位を利用して隣接する新しい
市場に乗り出そうとしてきた。
 法律と規制に対して重大な攻撃を仕掛けてきたMicrosoftの歴史があるにもかかわらず、Yahoo!の
買収が成立するとすれば、ブラウザやOSにおける不公正なやり方がインターネットにも拡大するのでは
ないか? さらに、MicrosoftとYahoo!が合併すれば、IMとWebメールのアカウントで圧倒的なシェアを
持つことになる。また、両社はインターネット上における最もトラフィックの多いポータルを所有する。
両社が合併すれば、コンシューマーが競合企業の電子メール、IM、Webベースのサービスを自由に
利用できないよう、PCソフトウェアにおける独占を利用して不当な制限を加えることができるのでは?
 全世界の政策立案者はこうした質問をすべきであり、コンシューマーは満足のいく回答を
得られなければならない。
 1月31日に発表された敵対的買収については、これらの疑問に対処するための十分な時間をかける
必要がある。われわれはインターネットのオープン性、選択、イノベーションを重要なものと考えている。
われわれはインターネットユーザーにとっての利益を第一に考えており、そうであるべきだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080204-00000008-zdn_n-sci
172名無しさんの主張:2008/02/05(火) 22:52:42 ID:???
★MSがGoogleに反論、「Yahoo!との合併なければ競争減る」
2008年02月04日 09時50分 更新

MicrosoftとYahoo!の合併がユーザーに不利益をもたらすと懸念するGoogleに対し、Microsoftは
Googleが市場を支配していることを強調した。
 Web検索市場は米Googleが支配しており、米Microsoftと米Yahoo!が合併しなければ、市場競争は
減じるばかりだ――Microsoftは2月3日、このような声明文を発行した。
 「MicrosoftとYahoo!の合併はインターネット検索とオンライン広告における強力なナンバー2企業を
確立し、より競争ある市場を作り出す。それ以外のシナリオは、インターネットにおける競争を
減らすだけだ」とMicrosoftは主張している。
 Googleはこの日、MicrosoftのYahoo!買収提案について「MicrosoftとYahoo!が合併すれば、
インスタントメッセージングとWebメールのアカウントで圧倒的なシェアを持つことになる」
「独占を利用して不当な制限を加えることができるのでは?」とする公式見解を発表した。
Microsoftの声明文はこれに反論するものだ。
 Microsoftは、Googleは現在Webの支配的な検索エンジン・広告企業だとし、各種の調査報告を
引き合いに、「Googleは世界の検索広告市場で約75%のシェアを持ち、Web検索では米国で
65%以上、欧州で85%以上のシェアを持つ。MicrosoftとYahoo!のシェアは米国で合わせて
30%程度だ」とGoogleの市場優位を強調している。
 Microsoftは、「当社はオープン性、革新、インターネット上のプライバシー保護に力を入れている。
MicrosoftとYahoo!の統合がこの目標を前進させると確信している」と主張している。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/04/news022.html
173 ◆kvQQiMAh9w :2008/02/24(日) 18:35:20 ID:giGPwzmJ

国公立学校・学校法人至上主義の破綻 5 /////////////

【福井専門委員 (著者)】 県の私学審議会の構成というのは、具体的に
利害当事者はどういう扱いになる予定か。

【加茂川幸夫文部科学省私学部長】 利害当事者と言うのは。

【福井専門委員】 「既存の学校法人経営者が四分の三以上」という
とんでもない要件は、どの程度緩和されるのか。

【加茂川部長】 これから検討するが、今の時点では数値的な改正内容も
含めてお示しできない。

【福井専門委員】 数値の基準を下げるだけか。やっぱり四分の一以上とか
五分の一以上というのは残るという前提か。

//////////////////////////////////////////////////


174名無しさんの主張:2008/03/21(金) 21:08:06 ID:BkRozkMg

【加茂川部長】 どこまでの見直し方をするかまさに検討中なので
具体的に言えない。今の四分の三の身内ばかりが入っていては、
公正な審査ができない、新規参入について無用な障壁になっている
のではないかという懸念には回答が出せるような見直しをしたい。

【福井専門委員】 一人でも入っていたら、公正な審査はできないと思う。
自分の競争相手を認めるかどうかを、その人に票決権を与える
というのは、裁判で言うと、裁判官の中に被告の身内が混じっている
のと同じではないか。

【加茂川部長】 司法制度との比較は判断しかねるが、要は、認可権を
もっているのは都適府県知事であって、知事の諮問機関として正しい
適切な判断をするためにいろいろな意見を聞く場があり、意見を集約
したものを得ることに意義があると思っている。



175名無しさんの主張:2008/03/21(金) 21:13:14 ID:N7sED/WI
予備校業界の工作員、秘伝の受験技術の伝授ですかい
受験業界も必死だなぁ
で、学力って何だったって?
176 ◆Ci3UmwhFqY :2008/03/30(日) 19:47:18 ID:EElEUH2f

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 7 /////

【福井専門委員】 それが制度化されていることが問題なわけである。

【加茂川部長】 いろいろな意見を聞く際に、県において私学の多い
地域、少ない地域がある。もしくは多い少ないにかかわらず、参入
しやすいところ、しにくいところがあるから、関係者の意見を制度として、
私立学校審議会の中で聞くというのもあながら意味のないこととは
言い切れない部分があるかと思う。

/////////////// 誰が規制を変えたくないのか ///


177 ◆Ci3UmwhFqY :2008/04/20(日) 20:08:19 ID:6jwsVegZ

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 8 /////

【福井専門委員】 実際上、その種の審議会というのは知事の判断を
極めて強力に拘束するということは承知の通りのわけである。あれは
あれとして、知事は別の判断をするなどというような勇気のある、
あるいは審議会の意見を無視するという知事がそう続出するとは
思えないから、実際上はかなりの拘束力がある。

////////////////////////// 福井 秀夫 (著) ///



178 ◆Ci3UmwhFqY :2008/05/07(水) 21:28:21 ID:fAKvsLEO

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 9 //////////

 いわば競争相手が混じっているという人的構成を法令で定めている
ということ自体に重大な問題がある。建設業の許認可とか宅建業の
免許の付与にあたって、板に諮問機関にせよ、参与機関にせよ、
同業者が意見を言うような公然とした場が設けられているというような
まともな制度を私は知らないし、もし、私学がそうなっているのであれば、
それは恥ずべきことである。今まで残ってきたのは仕方がないにしても、
この際、利害当事者の意見は一切シャットアウトするということをまず、
出発点に考えていただくのが筋ではないか。

//////////////////////////// 日本経済新聞社 ///



179名無し:2008/05/14(水) 20:06:31 ID:N6J0KlCc
戦前・敗戦から現在までの小学生、中学生、高校生、大学生について
現代の方が昔より、頭が良くなっているのか、バカになっているのか。

バカになっているに決まっている。しかも、年々バカになっている。
これは確実だな。
田中耕一氏から湯川秀樹氏までの年代・年齢を並べてみれば一目瞭然だわな。
現代に近づくにつれて、猿真似のオンパレードで、独創性は皆無。つまりバカ。

さて我が国の偉人が受けた教育は、競争原理であったのか、規制だったのか
ゆとり教育だったのか、詰め込み教育だったのか、、、、よく考えてみよう。

ソニーの創始者は、松下の創始者は、ホンダの創始者は、、、どうだったのか。

180名無しさんの主張:2008/05/14(水) 20:18:37 ID:bmIeIaY6
>>179
学力に市場原理導入すればなどと言い出す連中は
本当に受験技術と学力の区別がつかないようだな

さらに具体的に述べよう。受験というものは、その受験者がどの程度の学力か
というのを推し量るための試験という側面と、奇問・難問を出して
ふるい落とすという二つの面をもっている。なぜか
定員枠が決まっているから、高校卒業時に習得している習得レベルを超える
問題を出して、足きりを行なうために行なう訳だ。
これが獲得できるのは、予備校というものに金を出して通い、難問・奇問の回答例を
なる受験技術を習得したものだけに限られる。
上記、大学は人気のある競争率の高い大学という事で
人気のない大学というのは、逆に高校卒業時に習得している習得レベル
がたとえ60%以下であろうと、入学させてしまう。
今度は定員割れが発生するからな。
181名無し:2008/05/17(土) 09:49:43 ID:O+TR7rqY
社会で偉大な能力を示した人が多(厚)ければ良い教育で、逆であれば悪い教育。
教育論議が社会を見ない形而上学的な論争は不毛。

その意味で、技術立国か、平和主義か、独裁者撲滅か、米国重視か、
インド重視か、中国重視か、貧困・飢餓撲滅か、快楽重視か、算盤重視か、、、、
という将来を身見通した骨太の価値判断が問われている。
182青森県民:2008/05/17(土) 09:56:11 ID:ixAjoI3j
企業社会=法人企業+任意団体+SOHO(自営業)+各種団体などなど=国際社会
183香川県民:2008/05/17(土) 09:57:18 ID:ixAjoI3j
排除されるべきは沢庵だけです。
184匿名:2008/05/17(土) 09:59:00 ID:ixAjoI3j
沢庵だけがのけものだ。沢庵=A−B−E
185匿名:2008/05/17(土) 10:03:09 ID:ixAjoI3j
企業社会=SE社会機構
186名無しさんの主張:2008/05/17(土) 19:26:52 ID:f6rvmzwI
>>181
はたして、教育というものの本質とは何か
その先人が犯した失敗を繰り返さないように伝えるための知恵の伝授
あるいは、現在今日の抱える、手本のない、答えのない状況から
いかに、自分の頭を使って、その答えを探り出す方法を見つける
ことができうるのか
これらが、最低限度に求められる学力の基礎体力であって
学歴妄信がごとき、ブランド思考、及び、ゼニ・金がごとき
経済理論と学力の話しは、まったく別であろう
187 ◆Ci3UmwhFqY :2008/05/17(土) 19:35:57 ID:nGb0R2Tg

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 10 /////

もし、私学の経営状態とか私学のあり方について意見を聞きたいのであれば、
都道府県以外のところで学校経営している私学関係者をメンバーに入れる。
要するに、落ちるか通るかについて、一切利害関係のない人だけを入れる。
それなら、私学関係者でもいいと思う。しかし、明らかに自分の商売敵に
なる人に権限を及ぼすことができる人を任命することは、これは制度の
成り立ちとしてそもそも狂っていると考えるべき。

【加茂川部長】 今まさに検討してところなので、厳しいご叱責も十分参考に、
検討結果を形にしていきたい。

 (ニ〇〇三年二月七日総合規制改革会議第六回構造改革特区に関する
意見交換会議事概要より)

///////////////////////// 2004年8月発行 ///



188名無し:2008/05/17(土) 22:37:32 ID:GKfk3fEo
>186
形而上学的な一般論だけですか、

ゼニや金等には一切価値が無い、中国・米国等との歴史関係も意味が無い
世界の中で飢餓や戦乱や独裁で苦し人もどうでもよい、、
という価値観をお持ちであることは、理解できました。

それと「先人の失敗」を繰り返さないためには、
可能な限り全方位的な知識を伝授する必要があると考えるが、
特に、大航海時代から朝鮮併合・原爆投下・現代までの歴史問題では、
中国も朝鮮も米国も日本も、、、何処の国も一面的な知識しか与えていない
のではないか、と思う。日本=悪、の図式は教育ではない。

なお、生活の知恵という言葉はあるが、伝授できるのは知識だけで、
千差万別の現実の中で個別の各人が知識を活用して生まれるのが知恵、
と理解する。

189セニョール・五十嵐 ◆40WnEtzSeY :2008/06/08(日) 22:35:07 ID:IVzfsbbw
日本社会主義青年同盟は正しい。
190 ◆Ci3UmwhFqY :2008/06/08(日) 23:43:57 ID:Sd5ztCZ2

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 11 /////

 この規制の当然の帰結として、新しい私立学校の設置はよほどの
私立学校過疎地域でない限り困難を極める。なんとか設置に至っても、
例えば二〇〇二年四月に開校した早稲田実業学校付属小学校のように、
近隣の私立小学校の抵抗が強いため上級学年への編入を禁じる条件が
付されたりする。初年度入学生は卒業するまで上級生がいないまま
過ごすことになるわけだ。このような制度の存続は、いくら何でも法治国家
として恥ずかしくはないか。早急にフェアな制度への転換が望まれる。

/////////////////////////// 福井 秀夫 (著) ///



191 ◆Ci3UmwhFqY :2008/06/21(土) 20:01:46 ID:uOM9HdqR

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 12 /////

 上のやり取りも踏まえ、文科省は、ニ〇〇四年、私学学校審議会の
構成員を四分の三以上と定める私立学校法十条による規制を廃止する
法案を国会に提出した。遅きに失し、また、これだけで利害当事者たる
同業者をきちんと排除できるかどうかには疑念が残るが、「過ちて改むるを
はばからない」姿勢それ自体は一応評価できる。
 私立学校の新設に途方もなく高いハードルがある一方、公立学校の
運営にも大きな足かせがある。日本では、小・中・高校のすべてにおいて、
公立学校が大きなシェアを占めており、特に義務教育では、私立学校の
シェアはわずか、二%しかない。

//////////////////////////// ¥1,680(税込) ///



192 ◆Ci3UmwhFqY :2008/07/05(土) 20:22:52 ID:+2e78rct

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 13 /////

このため、公立学校にない特色を有する教育内容を保護者・生徒が
選択することはきわめて困難である。
 民間のノウハウや技術力を活かし、多様で複雑なニーズに応えて
いくために、いわゆる「公設民営学校」を運営したいという要望は、
全国の自治体から多数提出されている。ところが文科省は、学校の
設置運営をすべて株式会社が行うならかまわないが、自治体が設置
した学校の運営を株式会社に委託することはまかりならぬと主張する。

/////////////// 誰が規制を変えたくないのか ///


193名無しさんの主張:2008/07/05(土) 20:31:27 ID:aBn9xXTf
>>191,192
児童に投入した教育資金に対して、いかに将来、投資した資金が回収できるか
という、投機のお話ですか? 
教育という、人を育てるという分野にまで
市場原理を導入、したい・させたい、そうしたい
いやはや、なんとも頭の中は、ゼニだらけ
194名無しさんの主張:2008/07/06(日) 19:21:06 ID:u8oN+ze3
>>188
>ゼニや金等には一切価値が無い、中国・米国等との歴史関係も意味が無い
>世界の中で飢餓や戦乱や独裁で苦し人もどうでもよい、、
>という価値観をお持ちであることは、理解できました。

おひおひおひおひ、そんな事、俺は一言いってってないだろうに
例によって、例のごとく、いとも簡単に分別を行い、これはこれあれあれ
分った、分った、奴は
こういう奴、分別できた、理解したと
ステレオタイプの罠にハマっている御仁なのかな19:20 2008/07/06

>それと「先人の失敗」を繰り返さないためには、
>可能な限り全方位的な知識を伝授する必要
この意見には、同意する


195名無しさんの主張:2008/07/09(水) 14:37:21 ID:WPt+LeuP
大分県の教育委員会ドウナルノですか?
何でも賄賂、校長も賄賂、教育者も賄賂で採用?
警察に、相談、此れで教育されたら、魂乱は?
196 ◆Ci3UmwhFqY :2008/07/19(土) 21:03:33 ID:SNJw2ByU

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 14 /////

【辰野祐一文部科学省初等中等教育企画課長】 要するに、
公立学校を責任を持って自治体が設置をして、品質保証していく
ということが原理原則である。

【八代尚宏主査】 そうした原則が守られていないではないか。
現に公立学校で荒廃している例も多いから、こういう問題が
起きている。だから、それに対応するために代替措置を考えられて
いるわけだから、その原理原則がもう崩壊していることを認めて
いただかないと改革の議論は全くない。

////////////////////////// 福井 秀夫 (著) ///



197 ◆Ci3UmwhFqY :2008/08/06(水) 10:02:30 ID:X/pqzB2S

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 15 /////

【辰野課長】 それを認めろというのであれば、それはちょっと認めにくい
ところはある。確かに、今いろいろな問題が生じていることはその通り。
またいろいろな民間のノウハウ活力というものを活用したい、それは
私どもも同じ気持ちである。そのために今、公立学校についても裁量の
拡大や権限の移譲も行われ、まさに多様化を含めて公立学校の充実を
やっていこうとしている。それはもう委託じゃないか、難しくなったら、
もう丸投げでいいよという話にはならない。

【福井専門委員】 ちょっと議論がずれている。一貫して主査が聞いて
いるのは、運営委託先として株式会社はだめで、学校法人ならいい
ということの理由である。

///////////////////////// 日本経済新聞社 ///


198名無しさんの主張:2008/08/06(水) 20:28:15 ID:gBP7d2M5
>>196
【品質管理】、どこからこのような発想が飛び出してくるのか
学校はロボットを作る工場だったのか(@_@;)
知らなかった
199 ◆Ci3UmwhFqY :2008/08/21(木) 23:57:37 ID:gzYu7xgB

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 16 /////

【辰野課長】 それは、学校法人がなぜ、学校経営と品質をご承知ならば、
安定的に学校教育というものを供給できるかという先ほど来からの議論を、
それをわれわれはべースにしている。

【福井専門委員】 特区では、株式会社が直接学校を経営することまでも
既に踏み出している。にもかかわらず、もっとかかわりの薄い、運営委託先で、
株式会社は絶対ダメだという根拠はなにか。

【辰野課長】 直接経営も検討段階であるが、設置者として、設置運営する
ことと、ある設置者がそれをどこかに委託をするというのでは違ってくる
のではないか。

///////////////////////// 2004年8月発行 ///


200 ◆Ci3UmwhFqY :2008/09/07(日) 20:58:46 ID:o4kM2HPb

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 17 //////

【福井専門委員】 違うとしたら、直接の場合と比べて運営委託の
場合の方が学校経営としてうまくいかないという論拠は何か。

【瀧本寛文部科学省教育制度改革室長】 公立大学のまま、ある私学法人に
運営を委ねているというご指摘があって調べてみたが、これはあくまで
学校法人が誘致されている、単純に言えば、校地校舎は公が面倒を見て、
呼んできてそこに○○学校法人の○○大学が、私立大学として実施している。
高等教育分野では数も多く、公設民営型といって日本全国でもあちこちに
事例はある。初等中等教育レベルでも似たような、自治体から公の校地校舎を
安く提供してもらい、やっているそういう公設民営というのはあって、その形
については、今回さらに学校法人としての要件緩和をする。

/////////////////////////// ¥1,680(税込) ///



201 ◆Ci3UmwhFqY :2008/09/20(土) 18:14:40 ID:dVfjAG7i

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 18 /////

【八代主査】 委託という言葉にこだわっているが、それをわれわれは
委託と見ただけで、そちらはそれを委託と見ないならそれは構わないが、
同じ事を言っている。

【福井専門委員】 議論をはぐらかさず、端的に答えて欲しい。学校法人と
自治体との関係でできていることを、株式会社でやるのはどうしてだめなのか、
その議論にだけ、端的に答えていただきたい。

【瀧本室長】 その点は、同じ事では絶対無い。

【福井専門委員】 理由を言ってもらわないと、連呼されても意味がない。

 (ニ〇〇三年二月七日総合規制改革会議第六回構造改革特区に関する
意見交換会議事概要より)

//////////////////////////// 官の詭弁学 ///



↓与党【消費者庁】,民主【消費者権利院】案、【企業版の人権擁護法案】でないかと疑い!!
↓内閣や国会から独立/資料提出を要求する権限/処分の勧告権/を持つ【擁護委員会】?!

http://unkar.jp/read/mamono.2ch.net/newsplus/1219843362 「消費者庁」創設へ
>47 : 企業版の【人権擁護委員会】になりそうな悪寒
>86 :●野田聖子と古賀の利権になる…。
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1217115708/ 『権利擁護官』を創設
>...「消費者権利擁護官」制度案をまとめた。...民主党案は、民間から登用する
> ★権利擁護官ら計五人からなる【擁護委員会】を、内閣から独立した機関として...
http://mobile.seisyun.net/cgi/agate/news24/wildplus/1219661907/1/a
【民主党】 内閣や国会から独立し、強い権限を持つ「消費者権利院」創設法案を提出へ
>3 : 何だそりゃ!四権分立にでもするのか???
>13 :【人権擁護委員会】のような裁判所とは別の処分が出来る聖域を設けて、自分達が入り込む...

↑【毒餃子】も中国内の米工作員(CIA)説あり、【汚染米】【メラミン】と続くのも農水省不手際も
↑「消費者庁必要」/「消費者庁+ユニバーサル法の●野田聖子マンセー」の世論操作ねらい?!
↑ http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1208608571/70
↑  ■□■消費者■□■庁発足■□■の閣議■□■決定が■□■目前!!■□■

★ 巻き添え業者の【実名公表】は【裁判によらない私刑】の先例づくり?!
【社会】なんと農林水産省は三笠フーズによる「事故米」転売情報を昨年のうちに把握していた
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1220914642/l50
■↑
■↑なにか目的のため意図的に今のタイミングでリークされたとも考えられる。
■↓【内閣改造】⇒【首相辞任&自民総裁選】⇒【リーク】 のタイミングが、
■↓ ●野田聖子(消費者庁の準備、ユニバーサル法推進)に大きな顔をさせる、
■↓ ●【消費者庁】の発足を後押しする、という世論操作狙いで決められたか?! 
■↓http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1208608571/70
■↓【毒餃子】も中国内の米工作員(CIA)説あり「消費者庁必要」の世論操作狙いか?
■↓
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1220841481/l50
【自民党総裁選】 野田聖子氏に、森元首相が出馬要請していた
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1220939896/l50
【汚染米】 野田聖子大臣 「大変、甘かったと思う」…農水省を批判
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1221016631/112-121
>こんな事を私利私欲でするはずがない、何かまだ見えてない謀略の匂いがする。
204 ◆Ci3UmwhFqY :2008/10/18(土) 20:41:25 ID:gFlUTeFa

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 19 /////

 要するに文科省の言いたいことは、純粋の公立学校と純粋の
学校法人は無条件によい、特区内であれば株式会社立学校でもよい、
しかし、自治体が設置、株式会社が運営するという分業形態は
断じて認めない、ということにほかならない。その論理的な理由は
担当者自身にも説明できないらしい。

/////////////// 誰が規制を変えたくないのか ///



205 ◆Ci3UmwhFqY :2008/11/09(日) 21:49:47 ID:b09zMAcP

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 20 /////

 なお、「基本方針二〇〇三(二〇〇三年六月二十七日閣議決定)において
「公立学校の民間への包括的な管理・運営委託について、早急に中央教育
審議会で検討を開始する(以下略)」とされ、「規制改革・民間開放推進
三か年計画」(二〇〇四年三月十九日閣議決定)にも同様の記述が
盛り込まれている。また、二〇〇三年九月の構造改革特別区域推進本部
決定において、構想改革特区における規制の特例措置として、「公立学校の
民間への包括的な管理・運営委託については、高等学校及び幼稚園を
対象として検討し、今年中に結論を得た上で、必要な措置を講ずる」
とされたが、未だ現実に至っていない。

////////////////////////// 福井 秀夫 (著) ///


206 ◆Ci3UmwhFqY :2008/11/22(土) 20:58:44 ID:a/wFM91g

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 21 /////

    言語常識としての憲法八十九条

 株式会社に私学助成を一切出すことができないのは、憲法八十九条の
「公の支配に属しない教育に対する公金の支出制限に照らし当然である」と
文科省は主張する。憲法八十九条の制定の趣旨については諸説あるが、
憲法制定の背景となった米国では、建国の当初からキリスト教会による
学校経営が一般的であって、これらのうち布教活動にあたる部分に対しては、
政府が公金を支出することは政教分離の趣旨を逸脱するという信念が広く
共有されてきた。日本の憲法八十九条に政教分離を徹底させる趣旨が
含まれているということについては、従来の内閣法制局答弁でも前提と
されている。

//////////////////////// 日本経済新聞社 ///



207名無しさんの主張:2008/11/22(土) 21:12:05 ID:VORndQvj
オーバードクターという現状
はたまた、まるで商品を生産するがごときに
出した論文の数のみで、その生産性というものを算出したい
という経済論理、が、実際のところそれら思考するという
体力すら奪われて、短期的利益のみを求めた結果
金融業界という、金の卵は、ただのバブル
すでに結論がでてるだろうに
いつまで周回遅れの、知ったかぶりの、紙ゴミを参照
し続けるのかな
やれやれだ
208 ◆Ci3UmwhFqY :2008/12/08(月) 21:50:04 ID:eZ69RUOj

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 22 //////

その読み方は法解釈論以前の言語常識のレベルで片が付く程度のもの
である。しかし、この点に関する文科省の見解も独自のものである。以下
読み方をめぐるやり取りを見てみよう。

【福井専門委員】 憲法八十九条の公金支出の制約であるが、株式会社は
ダメで個人はよいとの論拠は何か。

【加茂川私学部長】 現在の私立学校の制度から言うと、憲法は公の支配に
属しているかどうかがポイントであるから、私立学校法の適用、学校教育法の
適用、学校の設置者としての適格性、学校運営の適格性を確保するための
法律、公の支配が及んでいるという大前提であると理解している。

/////////////////////////// 2004年8月発行 ///



209セニョール・五十嵐 ◆40WnEtzSeY :2008/12/26(金) 22:49:00 ID:PaRhoes/
教育の機会均等を...

私は信じている。彼女はアメリカを変え、世界を変えられると。
http://jp.yappr.com/welcome/Video.action?videoGuid=F864B0B7-0F0E-48E9-A77C-76DA77B436B3

いつかその日が来るだろう。

ありがとう。

210 ◆Ci3UmwhFqY :2009/01/22(木) 22:01:02 ID:/km7HawR

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 23 /////

【福井専門委員】 私立学校法で規制するようなカリキュラムとか教員の
基準について同等の規律をする株式会社学校というものを特区でも
前提としているわけだが。

【加茂川部長】 ある企業が学校法人を設置すれば、何ら問題はない。
学校法人なのか株式会社なのか中間法入であるのかが分からない。

【福井専門委員】 株式会社である。

【加茂川部長】 株式会社にも私立学校法を適用しろという意味か。

////////////////////////// ¥1,680(税込) ///



211 ◆Ci3UmwhFqY :2009/02/07(土) 22:07:10 ID:evR5D+18

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 24 ///////

【福井専門委員】 違う。学校法人への助成であれば、憲法八十九条を
クリアしている論拠として言われている。その論拠は学校教育法に
あるような様々な規律が及んでいることだと言われた。

【加茂川部長】 私立学校法の適用も必要。学校教育法は教育内容や
教育組織を規律している。両方の規制がどこまで及んでいる時に公の
支配が及んでいるのかということは議論がある。今の私立学校でも憲法違反
ではないかと議論があるくらいに公の支配については十分なものを求める
意見が強い。学校教育法だけでなく私立学校法にかかる規制をクリア
することによって、憲法問題をクリアできる。

////////////////////////////// 官の詭弁学 ///



212 ◆Ci3UmwhFqY :2009/02/18(水) 21:03:55 ID:jhEN6kH8

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 25 /////

【福井専門委員】 様々な文科省の所管法令で学校法人には一定の規律を
及ぼしているから、それが公の支配の憲法八十九条クリアのポイントであると
言われている。その中でもポイントになる条文があると想定していると思うが、
それらと同等の規制を学校教育法ではないにしても株式会社にかけること
によって憲法八十九条のクリアになるという論法になるのではないか。

【加茂川部長】 制度設計として、法律論としてはなる。それは株式会社が
学校法人に極めて近づくことになる。

/////////////// 誰が規制を変えたくないのか ///



213 ◆Ci3UmwhFqY :2009/03/14(土) 22:16:53 ID:eTYjLEMG

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 26 /////

【福井専門委員】 株式会社の形態のままでも、行為規制が及べば八十九条の
問題にはならないということではないか。

【加茂川私学部長】 行為規制なのか事前の制度設計なのかは少し詰めたいと
思うが、憲法の公の支配が十分であるとの要請をクリアするためには、現在の
制度の学校教育法と私立学校法の諸規制が必要不可欠である。

////////////////////////// 福井 秀夫 (著) ///


214 ◆Ci3UmwhFqY :2009/04/25(土) 22:13:05 ID:d5Jz3xNr

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 27 /////

【福井専門委員】 諸規制というのは、どの部分かというのを特定して
教えて欲しい。

【加茂川部長】 資料を提出する。

 (二〇〇三年二月七日総合規制改革会議第六回構想改革特区に
関する意見交換会議事録より)

 結局憲法適合性を基礎付ける根拠たる講規制は、文科省の見解では
どこまでいっても明らかにならない。
 さらに、その後の論議を併せ見ると、混迷はいっそう深まるばかりだ。

//////////////////////// 日本経済新聞社 ///



215 ◆Ci3UmwhFqY :2009/06/11(木) 23:00:56 ID:S4iEfmlX

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 28 ////////

【福井専門委員】 憲法八十九条の解釈に関する、特に内閣法制局の答弁
について、かなり誤解をしておられるようですので、もう一度念を押します。
 過去における法制局、ないしはその前身組織等の答弁は、一貫して現在の
学校教育法、私立学校法、私立学校振興助成法、これらの規定を総合的に
勘案して、こういうものがある場合には公の文配があると言っているのでありまして、
この三つが全部そろわなければ八十九条違反だなどということは、法制局の
どの関係者からも一度たりとも、一言たりとも提示されたことはありません。
 これは論理学の問題でありまして、必要条件と十分条件を混同して議論して
おられると思います。

///////////////////////////// 2004年8月発行 ///



216プリペイド消費税カード:2009/06/14(日) 12:53:17 ID:???

プリペイド消費税カードを導入しただけで消費税を上げる必要なくなるんだけど・・・

小売店の脱税を防止し、消費税の着服を防ぐ良い方法が発明されているが、
欧米で採用されていたら飛び付くのだろうが、
自分が考え付かなかったものを日本人が考え出したことに自民党と官僚の誰かが嫉妬して悔しがっているのか、
何せ初めてのことで取り入れる決心が付かず二の足を踏んでいるのか知らないが、
小売店の脱税と消費税の着服を放置したまま消費税率を上げることは許されない。

オンラインシステムの構築に二の足を踏んでいるのなら、まずオンラインを用いずに
プリペイド消費税カードのみ先行使用してみてはどうかな?
それだけでも7兆円の増収になる筈だ。 (オンライン化すると32兆円の増収)
プリペイド消費税カードを導入してみて、いくら増収になるかを見れば、
実際にどれだけ脱税されているかも正確に分かる。
217 ◆Ci3UmwhFqY :2009/08/16(日) 21:10:52 ID:cunY6QOC

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 29 ////////

 特に、今回の五月二十九日の参議院の答弁は、その点を極めて明確に示して
おりまして、松井議員から、今の私立学校法による学校法人の解散命令が
なければ、公の支配に服するというふうにしか解釈できないのかという質問に
対して、ポイントは学校教育法上の規定と、さらに私立学校振興助成法によります、
いろんな勧告と命令という規定でございますと答えておりまして、明確に
この二つ、十分条件としては、例えば解散命令があったって、大は小を兼ねる
わけですから、それがあるからといって、別に違憲だということにはならないのは
余りにも当たり前のことでありまして、少なくともこの二点、学校教育法上の
規定と、私立学校振興助成法、これらが法制局のいうところの十分条件だと
いうことを明言しているわけであります。これは一貫して過去の法制局答弁とも
整合しておりますし、文部省で示される解釈とは全く論理的に異なる解釈
だということを念のため付言しておきたいと思います。

///////////////////////////// ¥1,680(税込) ///


218 ◆Ci3UmwhFqY :2009/09/15(火) 21:40:19 ID:tw0HtHxZ

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 30 ////////

【加茂川部長】 五月二十九日での参議院内閣委員会でのやりとりのことを、
今、福井委員がご指摘になさいましたけれども、私はその場にもおりましたので、
また議事録も確認をいたしましたから、もう少し付け加えさせていただきますと、
政府参考人の答弁には、その前段がございまして、八十九条の公の支配に
ついてのコメントでありますけれども、そこで第一には学校教育法による
閉鎖命令、第二には私立学校法による学校法人の解散命令、それから第三に、
これが大事だと断わっておりますけれども、振興助成法による各種の規制と。
やはり、学校法人の解散命令権もここで例示をされておりますのは、代々
法制局が取られております考え方を根底に踏まえた答弁になっておるのだと、
私どもは理解をしておるわけでございます。

//////////////////////////////// 官の詭弁学 ///



219名無しさんの主張:2009/10/23(金) 00:50:46 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    1
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_9001

学習院大学経済学部教授 鈴木 亘 Suzuki Wataru
〔一九七〇年生れ。上智大学経済学部卒。日本銀行勤務。大阪大学大学院
博士後期課程単位取得退学(経済学博士)。大阪大学社会経済研究所、日本経済研究センター、
東京学芸大学を経て、二〇〇九年四月より現職。規制改革会議専門委員(保育担当)。
主著に『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、第五十一回日経・経済図書文化賞受賞)、
近著に『だまされないための年金・医療・介護入門』(東洋経済新報社)がある。〕
(このコンテンツは9月19日発売のフォーサイト10月号に掲載されたものです)


 認可保育所に入れない待機児童が急増している。保育業界の「既得権益の闇」にメスを
入れなければ問題は解決できない。

 千代田区五十七万円、杉並区五十六万円、台東区五十五万円、大田区五十四万円…。
その他の東京都二十三区も軒並み四十万―五十万円台。この数字を見て、何の数字かピンと来る人は、
相当の保育事情通である。実はこの数字、各区の公立保育所において〇歳児一人当たりに
かかっている保育費用なのである。年額ではない。驚くべきことに月額である。

 厚生労働省が管轄する正規の保育所(認可保育所)には公立保育所と私立保育所がある。
私立の場合はまだマシで二十三区平均で二十九万円であるが、それにしても、認可保育所で
子供を育てるということは、なんと高くつくのだろうか。

 保育費用の大半は人件費であるから、この恐るべき高コストの最大の原因は保育士たちの
人件費の高さにある。例えば東京都二十三区では、公立保育所の保育士(常勤)の平均年収は
八百万円を超え、園長に至っては千二百万円近い。東京都庁でこの収入を得ている公務員は
局長クラスであるから、二十三区では各公立保育所に一人ずつ「局長様」がいることになる。
いやはや、保育費用が高くつくのも無理はない。
220名無しさんの主張:2009/10/23(金) 00:53:48 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    2

   今も続く「配給制度」

 もちろん、東京は全国でも突出して保育費用が高く、他の地方は東京よりも一―二割程度費用が低い。
また、保育料として児童の親が支払っている費用は、このうちのほんの一部である。認可保育所の
保育料は「応能負担」と言って、親の所得に応じて異なるが、その平均額は何と二万円強に過ぎない。
保育料で賄えない運営費の残りは、国や各自治体からの公費・補助金で賄われている。つまりは、
我々の税金だ。認可保育所、特に公立保育所は、ほとんど税金で運営されている事業である
といっても過言ではない。

 現在、昨年秋からの景気急落に伴う雇用悪化により、待機児童数は過去最大の増加率となっており、
都市部を中心に待機児童問題が日々深刻の度を深めている。この背景には、夫の失業や収入低下に
伴って何とか家計を支えようと、乳幼児を抱える母親たちがパート・アルバイトに出ていることがある。
こうした母親の大半は、扶養控除の上限である年収百三万円の壁を超えないように就業調整するため、
月の収入は七万―八万円といったところである。七万―八万円の収入を得させるために、その
数倍もの行政負担がかかる認可保育所を、財政難に苦しむ各自治体が本気で作ろうとするだろうか?

 不況に苦しむ母親たちがいくら悲痛な叫びをあげようとも、保育所増が遅々として進まず、一向に
待機児問題が解決されない背景には、高コスト構造を守る保育業界の「既得権益の闇」がある。

 厚労省によれば、二〇〇九年四月の待機児童数は、全国で二万五千三百八十四人と昨年に比べて
五千八百三十四人も増加した。過去最大の増加率(二九・八%)である。しかし、たかが二万五千人、
ちょっと努力をすれば解決できそうな数に思われるが、実は容易なことではない。
221名無しさんの主張:2009/10/23(金) 00:56:56 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    2

   今も続く「配給制度」

 もちろん、東京は全国でも突出して保育費用が高く、他の地方は東京よりも一―二割程度費用が低い。
また、保育料として児童の親が支払っている費用は、このうちのほんの一部である。認可保育所の
保育料は「応能負担」と言って、親の所得に応じて異なるが、その平均額は何と二万円強に過ぎない。
保育料で賄えない運営費の残りは、国や各自治体からの公費・補助金で賄われている。つまりは、
我々の税金だ。認可保育所、特に公立保育所は、ほとんど税金で運営されている事業である
といっても過言ではない。

 現在、昨年秋からの景気急落に伴う雇用悪化により、待機児童数は過去最大の増加率となっており、
都市部を中心に待機児童問題が日々深刻の度を深めている。この背景には、夫の失業や収入低下に
伴って何とか家計を支えようと、乳幼児を抱える母親たちがパート・アルバイトに出ていることがある。
こうした母親の大半は、扶養控除の上限である年収百三万円の壁を超えないように就業調整するため、
月の収入は七万―八万円といったところである。七万―八万円の収入を得させるために、その
数倍もの行政負担がかかる認可保育所を、財政難に苦しむ各自治体が本気で作ろうとするだろうか?

 不況に苦しむ母親たちがいくら悲痛な叫びをあげようとも、保育所増が遅々として進まず、一向に
待機児問題が解決されない背景には、高コスト構造を守る保育業界の「既得権益の闇」がある。

 厚労省によれば、二〇〇九年四月の待機児童数は、全国で二万五千三百八十四人と昨年に比べて
五千八百三十四人も増加した。過去最大の増加率(二九・八%)である。しかし、たかが二万五千人、
ちょっと努力をすれば解決できそうな数に思われるが、実は容易なことではない。
222名無しさんの主張:2009/10/23(金) 00:58:40 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    3

 まず、この二万五千人という数字には、不足する認可保育所に入ることを諦め、やむなく
「無認可保育所」を利用している約十八万人の児童が入っていない。無認可保育所というのは、
死亡事故で悪名高いベビーホテルや、各自治体が応急的に設置している小規模の保育所・保育室
などであるが、厚労省の管轄外にあり、国からの補助金が全くない。このため、利用者の保育料は
月額六万円前後と高く、保育料の応能負担による軽減もない。しかも保育士数や施設設備が
認可保育所に比べて乏しい状況にある。

 また、この二万五千人という数字は、働きたいのに保育所不足から働くこと自体を諦めている
非申請者は除かれている。厚労省の最新の試算によれば、無認可保育所の利用者を含め、こうした
「潜在的待機者」は全国で約八十万人存在する。このため、各自治体が少しばかり認可保育所を
増やしても、すぐに潜在的待機者が入所申請をし、定員増を相殺して余りある新待機児が
生まれるのである。したがって、この問題の根本的解決には、全国で八十万人の定員増を
図るより手はない。

 しかし、問題は財政負担である。この八十万人の定員増を高コストの認可保育所で図る場合には、
ざっと見積もって国と地方の公費を合わせて年間約一兆一千億円の財政投入が必要である。
このほかに、公立保育所の用地取得や建設費、私立保育所の施設整備補助金を考えると、当初は
年間二兆円規模の財政投入が必要となるだろう。

 国も地方も苦しい財政事情を抱え、景気悪化で消費税率も引上げられない状況下、これほどの
新規財政投入は現実的か? 残念ながら、これまでの自公政権下ではこのような財政増は問題外
とされ、お茶を濁す程度の対策で待機児問題は数年間も実質的に放置され続けたのである。
223名無しさんの主張:2009/10/23(金) 01:01:45 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    4

   既得権益化する「ぬるま湯経営」

 さて、こうした保育所不足が続く中、利用者を選ぶために行なわれてきた行政手法は、いわば
「配給制」である。まるで戦時中だ。それもそのはずで、わが国の保育制度を規定している
「児童福祉法」は、終戦直後の一九四七年に制定された法律なのである。一部の改正はあったものの、
制度の根幹は六十年間も変わっていない。

「配給制」の意味を説明しよう。児童福祉法での保育の位置づけは「福祉」である。児童福祉法によれば、
本来は専業主婦の母親によって育てられるべき子供が就労等の特殊な事情によって育てられない場合、
その「哀れな子供」を救済する福祉施設が保育所なのである。その象徴的な言葉が「保育に欠ける」子である。
信じがたいことであるが、児童福祉法では、保育所にいる児童を「保育に欠ける」子と呼ぶ。
母親が働くような「欠落した」家庭の哀れな子供ということなのだ。そこには、女性の社会進出、
男女共同参画社会といった発想は全く存在しない。

 配給を受けるためには、各自治体に所得状況や家族状況等の証明書類を揃えて申請し、「お上」の
御沙汰を待たなければならない。各自治体で月に一度開かれる保育審査会が、提出された書類から「
保育に欠ける」度合いを判断して優先順位をつけ、利用者を決定する。そこで何とか幸運にも
保育所を利用できることになると、所得状況に応じた月額保育料が決定される。

 保育は福祉であるから、料金設定のベンチマークは低所得の困窮世帯にあり、所得が高い世帯も
それに引きずられて負担が低い。既に述べたように平均は二万円程度だ。実際には、その裏で、
その何十倍もの税金が投入されているのだが、そんなことを知らない利用者にしてみれば実に
ありがたい制度だ。もっとも、逆に言えば、認可保育所に「当選」しなければこうした税金の
恩恵に全く浴すことが出来ない著しく不公平な制度でもある。

 このような時代錯誤な配給制は、実は、認可保育所を運営する側にとっては誠に都合が良い制度である。

 第一に、経営努力を行なわなくともいくらでも自治体が「お客」を連れてくる。また、保育料も
保育所が徴収するのではなく自治体が徴収する仕組みで楽だ。
224名無しさんの主張:2009/10/23(金) 01:34:43 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    5

第二に、大規模な税金投入により保育料が非常に低く設定されているため、経営努力などしなくても
利用者は感謝の気持ちで一杯で不満を言わない。第三に、このため供給側の論理が利用者に勝ち、
組合活動を通じて保育士たちの勤務条件・待遇がお手盛りで向上してゆく。

 この点、人件費補助金が低い私立保育所ではまだ正常な規律が保たれているが、公立保育所の状況は
ひどい。先に触れた高給はもちろん、国の基準をはるかに超える数の保育士を配置したり、特別保育事業
(延長保育、休日保育など)の実施率が低かったり、手間のかかる〇歳児定員を少なくしたりと
いったことが横行しているのである。まさに、規制に守られた「ぬるま湯経営」の既得権益化である。

 さらに困った問題は、こうした既得権益は待機児童の存在を前提に成立しているため、現状が最も
居心地よい保育業界が待機児童を解消するような保育制度改革に猛反対することである。実は
自公政権下においても、幼稚園や多様な経営主体の保育参入を促し保育所の供給増を図る法改正が
行なわれてきた。財源不足の中でも、低コストで効率的な経営を行なう経営主体や、既存の余った
資源を活用して何とか保育所を増やそうというアイディアである。

 しかしながら、競争相手が出現して、既得権益が奪われると感じた保育業界団体が猛反発し、
それに繋がる族議員、厚労省によって、それらの措置は完全に骨抜きとなってしまった。例えば、
二〇〇〇年には、営利法人やNPO(非営利団体)の保育所設置が形式上認められたものの、運営費の
使途制限や、実質的な配当の禁止、特殊な会計基準の適用、様々な補助金が利用できないなどの
参入障壁が大きすぎ、こうした法人が設置する保育所数は、全体のわずか一・八%(〇七年四月一日現在)
に過ぎない。

 また、〇六年に幼保一元化施設として鳴り物入りで始まった「認定こども園」も、設置数は未だ
全国で三百五十八件(〇九年四月一日現在)に過ぎない。これは、文部科学省と厚労省の二重行政による
事務コストの高さに加え、幼稚園の遊休資源や人材を保育で活用できず、保育関連の補助金も
使えないことから、幼稚園側に参入のメリットが存在しないことが原因である。
225名無しさんの主張:2009/10/28(水) 23:31:10 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    6

   「子ども手当」をどう生かすか

 このような業界団体の既得権益だけが優先され待機児問題が放置され続ける現状は、どこかで
打破されるのだろうか。

 今回、「子ども手当」に五・三兆円もの歳出を振り向け、子育て世帯への支援を重視する民主党政権に、
少なからぬ期待が集まっている。しかしながら、民主党マニフェストには待機児童対策の予算が
一切上がっておらず、挙げている三つの具体策(認可保育所増設、小・中学校の余裕教室・廃校を
利用した分園増設、子ども家庭省=仮称=の設置)をどう進めるのか、全く道筋が見えてこない。
実際問題として、子ども手当の財源創出の為にかなり無理な財源カットを行なうことを考えると、
待機児対策に振り向ける予算は乏しく、問題は先送りされる可能性が高い。

 しかし、発想を変えて、この「子ども手当」自体を待機児対策に活用する手立てがある。
子ども手当を、子供の為の支出に使途限定する切符制(バウチャー)にし、既存の認可保育所に
投入されている公費・補助金を大幅にカットするのである。

 切符制とは、各世帯に現金を給付するのではなく、地域振興券のような切符を配布することである。
その切符は、保育所の保育料や幼稚園の月謝、私学の学費、学習塾の月謝などに使途を限定し、
それを利用者から受け取った保育所、幼稚園等が自治体に持って行って換金する。これにより
子育て世代の保育料の支払い能力は増すから、今までの低すぎた認可保育所の保育料を一万円程度引上げ、
公費・補助金をその分カットする。各自治体は、カットして生まれた財源を元に、新たな保育所増設を
行なえば良い。さらに財政に余裕があれば、低所得者への負担軽減措置に回すことも一案である。
226名無しさんの主張:2009/10/28(水) 23:33:03 ID:???
★「潜在待機児童八十万人」を解消するために    7

 この利点は、営利法人やNPO設置の保育所や認定こども園が、保育料収入の増加を通じて実質的に
補助金を手にすることができるところにある。採算性がよくなれば、多種多様な経営主体による
認可保育所への参入が進み、民間活力によって待機児問題が改善される。

 さらに、一定の最低基準を満たすことを条件に、無認可保育所にもこの切符の受け取りを許可すれば、
無認可保育所の質の底上げと同時に、採算性が増すことから供給量拡大も図れる。認可保育所の
保育料引上げにより、今まで圧倒的な劣勢にあった無認可保育所との間に競争原理が働き、
両者の経営効率化が進むことも期待できる。

 また、使途が限定された切符制であれば、専業主婦世帯の中には使い切れない世帯も出てこよう。
その場合には、民主党も無理をして五・三兆円もの財源を作らなくても良くなるし、財源が余れば
さらに保育所の供給増に使うこともできる。子ども手当は元々、子供のための支援が目的
なのであるから、現金の代わりに使途限定の切符を配布しても公約違反ではない。
一石何鳥にもなる子ども手当の切符制導入は一考に価すると思われる。

http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_9001
227 ◆Ci3UmwhFqY :2009/12/30(水) 00:13:47 ID:975AUVWO

/// 国公立学校・学校法人至上主義の破綻 31 ///////

【福井専門委員】 この三つがそろわなければ違憲だという、要するに
三つとも必要条件だというふうに論理的にこれは読めますか。

【加茂川部長】 総合的に解釈するのだというのが、代々の法制局の見解だと
思っておりますし、この答弁もそのラインに乗っておるのだと思います。

【福井専門委員】 それは意味が違うのでありまして、こうした特別の監督関係
にあれば、公の支配に属しているということでありますから、明確に論理学上の
十分条件を示したものでありまして、お示しは、必要条件だという論理学的に
成り立たない命題を吐露しておられると思います。
 その証拠に何度も申し上げますが、最後まさに総括する段階で、ポイントは
学校教育法上の規定と、さらに私立学校振興助成法によりますいろんな勧告と
命令だと、ここまで念を押しているわけですから、自明のことだと思います。

 (二〇〇三年十一月十八日総合規制改革会議第一六回アクションプラン
実行WG議事概要より)

///////////////// 誰が規制を変えたくないのか ///



228名無しさんの主張:2009/12/30(水) 01:51:59 ID:W2dBF6Dx
子供たちは、凡人を尊敬しない。
何かしらの方法で非凡な才能を見せろ。
そうすれば、子供たちの態度は一変する。
おまえに従順になる。
尊敬の念がすさまじい教育効果につながる。
子供たちに尊敬されろ。
そのためには、非凡な才能があることを見せろ。
229 ◆Ci3UmwhFqY :2010/01/18(月) 22:37:29 ID:HQtGiixP

/////////////////////////////// 官の詭弁学 ///

 官の詭弁学―誰が規制を変えたくないのか
 福井 秀夫 (著)、価格:¥1,680(税込)
 日本経済新聞社、2004年8月発行、 ISBN:4532351049

http://item.rakuten.co.jp/book/1703633/
http://www.bk1.co.jp/product/2473621
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9978624244
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532351049/qid=1142667423/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-5401035-6009157
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31418595

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230名無しさんの主張:2010/02/14(日) 23:05:14 ID:???
★民主党は子供手当てを教育バウチャーで全額前倒しで実施せよ
2009年12月12日11時19分 / 提供:金融日記
 (中略)
1年間の有効期限の教育バウチャーを来年から子供一人当たり月2万6千円全額支給するのです。
そしてこの教育バウチャーが使える範囲は非常に大きくするべきでしょう。
塾や習い事はもちろんのこと、子供のサマーキャンプやスキー教室でも使えるようにするのです。
有効期限があるのでこれらのバウチャーはほぼ確実に消費されるでしょう。
5兆円のバウチャーが確実に消費されます。
そしてこのバウチャーを足がかりに、日本の硬直しきった公教育に切り込んでいきます。
公教育を大幅に自由化、民営化して、バウチャーで授業料を徴収するようにします。

市場原理を働かせて生徒が自分のいく学校を自由に選べるようにします。
当然、人気のない学校はつぶれるし、いい学校はどんどんもうかります。
公教育のバウチャー化では2万6千円では足りないので、今の教育にかかっている税金を
そのままバウチャーにして国民に支給します。

最近、話題になっている保育園もバウチャーを支給して自由に民間企業が参入できるように
すればいいのです。
教育バウチャーと自由競争で教育産業がいっぺんに発展して、雇用も大きく増えるでしょう。
教育ビッグバンです。
長い目で見れば、もっとも効果的な成長戦略とはよい教育であることは間違いありません。

ニューヨークのブルームバーグ市長は能力の低い教師を解雇できるようにして、学校間の成績を
定量的に計測して競争させるような、抜本的な教育改革を実施しようとしています。

教育バウチャーを導入すれば、日本も先進的なブルームバーグ市長の先を行くことができるでしょう。

とはいっても、民主党の支持基盤は日教組で、今後は教師は絶対に競争にさらされず、どんな
ことをしても絶対に首にならないような権利強化がどんどん実施されていくでしょうから、
民主党にこんなことを期待するのは無理ですね。
トホホ。
http://news.livedoor.com/article/detail/4500507/?p=2
231名無しさんの主張:2010/03/14(日) 22:53:02 ID:???
★橋下知事「ダメ高校は、公立・私立とも退場。競争で大阪の教育の質を向上」  1

・だめな高校は公立、私立とも退場してもらう――。大阪府の橋下徹知事の高校改革が今春、
 本格的に始まる。公私間の授業料格差を無くすため、府の私立助成を大幅に拡充。公私で
 生徒の獲得を競わせる。また、芸術やスポーツなどの分野で成果を上げた公立に助成金を
 約束するなど、公立同士の競争も後押しする。知事がこだわる「競争原理」は、大阪の教育の
 質を向上させられるのか。

 「公立と私立が競争できるような条件をつくるため、府のお金を投入します。私立の皆さんには
 公立の受験生を奪うんだという意気込みで戦ってもらいたい」。2月1日に大阪市内で開かれた
 「大阪私学保護者の集い」で、橋下知事が声を張り上げた。

 2009年度の府内の高校授業料は公立の年間14万4千円に対し、私立は同平均約55万円。
 4月から鳩山政権によって公立の授業料が無償化される。橋下知事はこれに併せて、府内在住の
 私立高校生について、年収350万円未満の世帯を無償化できるよう府独自に助成する。
 11年度には、府内の私立高校生の半分をカバーするとみられる年収680万円程度の世帯に
 まで助成を広げる方針だ。

 公立と私立の授業料の差が縮まれば、生徒や保護者が家庭の経済事情にかかわらず、自由に
 学校を選べるようになる。そうなれば、進路の判断基準は純粋に良い学校かどうかだ。各高校が
 生徒獲得競争を勝ち抜くために魅力ある学校づくりに励めば、教育の質の向上につながる―。
 橋下知事はそう考えている。

 助成拡充の一方で、橋下知事は記者会見や議会で「競争を重視する制度の中では、経営的に
 成り立たない学校は倒れても仕方ない」と、クギを刺す。
 府私学・大学課によると、09年度の府内の私立高校の生徒数を10年前と比べると、全94校の
 うち15校で生徒数が半減している。ある女子高校の校長は「女子校の多くは満足に生徒を
 集められていない。経費を削減し、進学実績を伸ばすなどして競争に打ち勝つしかない」と話す。

 大阪府では1980年代以降、公立と私立の入学者の比率をほぼ7対3に決めてきた。
232名無しさんの主張:2010/03/14(日) 22:56:24 ID:???
★橋下知事「ダメ高校は、公立・私立とも退場。競争で大阪の教育の質を向上」  2

 橋下知事は「カルテルのようなもの」と批判し、生徒が公立でも私立でも行きたい高校を
 自由に選べるようにするべきだと主張してきた。

 橋下知事は、人気のない公立高校の「撤退ルール」を策定する意向も示している。
 2月、「募集定員の何割を下回れば公立は撤退、と決めておかねばならない。良い学校が
 残ればよい」と述べた。

 大阪府公立中学校長会が5日に発表した今春卒業予定の中学3年の進路希望調査結果に
 よると、定員割れした公立高校が前年同期より13校多い21校に達した。中西府教育長は
 14年度までは少子化がいったん底を打ち、高校の入学者数の増加が見込まれるとして、
 「(深刻な定員割れなどの)問題が顕在化してくるのはそれ以降」との見方を示している。

 その一方で、橋下知事は10年度当初予算案に、公立高校同士に競争を促す制度を盛り込んだ。
 有名大学への進学実績で府内トップ級とされる北野、大手前など府立10校を「進学指導
 特色校」に指定。手厚く支援するため、各校をオンラインで結ぶ進路支援システムの構築などに
 1億637万円を計上した。

 橋下知事は「頑張る学校は新たに特色校の指定に挑戦でき、そうでない学校は指定から外れる。
 そのような競争のシステムが必要だ」と強調し、特色校を入れ替え制にするよう府教委に求めている。

 芸術やスポーツの分野でも競わせる。コンクールなどでめざましい成果を上げた府立高校の
 専門学科を支援する予算に3千万円を計上した。
 府立高校校長は「脚光を浴びる生徒はごく一部。(学力的に)しんどい生徒を底上げすることが
 大阪全体の活性化につながるはずなのに、そういう努力をした高校が評価される仕組みに
 なっていない」と指摘する。

 知的障害のある生徒とない生徒が同じ教室で学ぶコースを設置している府立高校の校長は
 「勉強やスポーツ、芸術などの一面的な競争では得られない取り組みも必要だ」。(以上、抜粋)

 http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201003080018.html
233名無しさんの主張:2010/07/03(土) 19:35:38 ID:???
★支持団体の日教組が絶対反対のため、民主党政権では教育バウチャーは禁句  1/2

 経済最大の無駄は「隠れた社会保障」 - 池田信夫

 民主党政権も、遅まきながら中期財政フレームで、2020年までにプライマリーバランス(PB)を
黒字化するという目標を掲げた。かつて小泉政権で掲げられた「2011年の黒字化」から10年も
先送りだが、それも実現は困難だ。内閣府の試算でも、成長率が1%台では2020年にはPBは
約20兆円の赤字。消費税を10%にしても増収は10兆円だから、問題は事業仕分けのような
個別の無駄ではなく、財政構造の改革である。
今年度予算の一般歳出で最大の項目は社会保障の27兆円だが、さらに大きな無駄は社会保障に
含まれていない隠れた社会保障にある。たとえば農業の戸別所得補償の予算は5600億円だが、
これは農業政策としては意味のないバラマキであり、実質的には兼業農家への社会保障だ。
本来の社会保障は所得の低い人を救済する制度だが、農家の平均所得は普通のサラリーマンより
高いので、これは「逆社会保障」である。

農水省の予算は2.5兆円だが、そのうち8700億円がこうした補助金だ。農業土木の1兆円も
地方の土木業者への補助金だから、農水省の予算のほとんどは農村への社会保障である。
農家に年間1世帯500万円も補助金が投入されているのは世界最大で、農水省を廃止すれば、
この不公正な社会保障は本当に貧しい人への給付に回せる。

高校の無償化3900億円も、実質的な社会保障である。大学への補助金も、国立大学への交付金と
私学助成を合計すると1兆6000億円だが、大学に入る階層は所得が平均より高いので、これも
逆社会保障だ。文部科学省の今年度予算5兆7000億円のうち、3兆7000億円が学校への補助金だが、
こういう支出は教育バウチャーにすれば大幅に削減でき、学校の効率化を促進できる。
しかし民主党政権では「バウチャーは禁句」だという。最大の支持団体である日教組が
絶対反対だからである。

234名無しさんの主張:2010/07/03(土) 19:42:59 ID:???
★支持団体の日教組が絶対反対のため、民主党政権では教育バウチャーは禁句  2/2

このように一般歳出のうち33兆円以上が広義の社会保障であり、そのうちかなりの部分が
平均より所得の高い人に給付する逆社会保障である。さらに地方交付税の17兆円も都市から
地方への所得移転だから一般会計だけで合計50兆円以上、さらに年金特別会計のうち
社会保障給付が53兆円だから、合計100兆円以上が広義の社会保障費である。これを合理化
しないで、歳出を削減することはできない。

しかし政府税調の専門家委員会は、座長の神野直彦氏を初めとして、「強い社会保障」を
主張する「大きな政府」派で固められているので、こうした歳出の合理化は困難だろう。
このままでは、民主党政権が倒れるまで財政は再建できそうにない。


 経済最大の無駄は「隠れた社会保障」 - 池田信夫
http://agora-web.jp/archives/1039380.html
235名無しさんの主張
★教育バウチャー―学校はどう選ばれるか [単行本]
福井 秀夫 (編集) 価格: ¥ 2,625
単行本: 257ページ
出版社: 明治図書出版 (2007/06)
ISBN-10: 4181201147
ISBN-13: 978-4181201142
発売日: 2007/06

出版社 / 著者からの内容紹介
2017年の子どもたち教育バウチャー下の風景/“ある教育被害”にあった子どもをもつ親への手紙
/ヨソの国にできて日本にできない?理由~イギリス・スウェーデン教育改革成功の秘訣
/保護者は子どものために何を望んでいるのか~どうして、行きたい学校を自由に選ぶ
ことができないのか-内閣府の保護者アンケートより/子どもと親に優しい学校とは/
結局、教育バウチャーしかない!憲法からの要請

5つ星のうち 4.0 様々な視点から面白い, 2007/10/29
By 元 "自己マン教師" (長野県)

教育バウチャー制度賛成、推進の立場から書かれた本であるが、様々な角度からそれぞろの
著者が書いてあり、教育バウチャー制度について知るのにはもってこいだと思う。

オランダやスウェーデンの状況や憲法から考えたバウチャー制、保護者アンケートの取り方の
ごまかしなど興味深かった。
また「教員評価が反対される理由」などなるほどと思うと同時にあきれてしまう事例も
よく分かって納得させられることが多い。

表紙に推薦文として書かれている寺脇氏(元文部官僚)の内容がピッタリの部分もあるかもしれない。
「まずは、一読の価値があるだろう。」

http://www.amazon.co.jp/dp/4181201147