スキーバス事故、過労運転でも立件へ…運行記録を鑑定
2月21日18時12分配信 読売新聞
27人が死傷した大阪府吹田市のスキーバス事故で、府警は、
「あずみ野観光バス」(長野県松川村)の小池勇輝運転手(21)
を道路交通法違反(過労運転)容疑でも立件する方針を固めた。
小池運転手は事故の前夜も大阪―長野間を運転するなど、
過重勤務による疲労の蓄積が事故につながった疑いが強まった
ため。府警は、背景には同社の過密な運行態勢があったと判断
しており、バスの「タコグラフ」(運転記録)を科学捜査研究所で
鑑定するなどして裏付けを進め、下総建司社長(39)についても
同法違反(過労運転下命など)容疑で本格捜査する。
調べでは、小池運転手は17日午後6時ごろ、スキー客を乗せて
長野県白馬村を出発。高速道路を乗り継いで大阪・梅田に向かって
いたが、翌日午前5時25分ごろ、バスを大阪モノレールの橋脚に
衝突させた。その後の調べで、前夜も大阪―長野間を運転してい
たことが判明。事情聴取にも、「ここしばらく多忙で、毎日運転して
いた」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000208-yom-soci