何でもかんでも個人のせいにしすぎである。

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36名無しさんの主張

人間は弱い生き物であるという前提を共有すれば、
なんでも自己責任で片付けられることの恐ろしさが分かる。

日本がダメになったのは個々人のレベルが落ちたからで、
教育を厳しくすれば再浮上できるという説には汲みできない。

すでに以前のような日本社会が成立できる国際環境が存在しない。

ベルリンの壁が崩壊する音が聞こえたとき、その意味を
もっとよく考えるべきではなかったか。全地球資本主義の始まりと。
東ドイツを屈服させて吸収し統一を成し遂げたはずのドイツでは、
工場が次々に労働賃金の安い東欧へと移転し、失業率の増加と移民排斥の動き。

早い段階から将来の進路を決定付けられるドイツでは、
工場労働者や職人になる予定の人々は、職場がないという現実に気づき、
教科書すら持ってこないという学級崩壊が起きているとドキュメントでやっていた。

日本では、同じように勉強擦れさせすれば上に行けると
そう約束されていたはずの人々が裏切られて高卒をけなすしかなかったり、
ドイツと同じように勉強なんかしても意味がないと学業放棄をしてしまったり。

では、新しい時代に対応するにはどうしたらいいのだろうか?