>>331 大林組元顧問、関与認める
名古屋・下水道談合で供述
名古屋市発注の下水道工事をめぐる談合事件で談合の疑いで名古屋地検特捜部に逮捕された大手ゼネコン
「大林組」名古屋支店の元顧問柴田政宏(70)と部下の元副支店長小林恵二(58)=愛知県瀬戸市の
談合事件で公判中=の両容疑者が談合に関与したことを大筋で認める供述を始めたことが、関係者の話で
分かった。
関係者によると、柴田容疑者は特捜部の調べに対し、「服部南部準幹線下水道築造工事」の入札直前の
昨年2月ごろ、新井組名古屋支店副支店長浜田照明(68)と地崎工業名古屋支店営業部長仙波健一(58)
の両容疑者=いずれも談合容疑で逮捕=の3人で会ったことを認め、「小林容疑者に『地崎を何とかしてやって
くれ』と言った」と供述。
小林容疑者は、新井組名古屋支店元営業一部長鷲津光一容疑者(55)=同=に柴田容疑者の意向を伝え、
結果的に新井組に工事を落札させるとともに、地崎工業は入札に参加せず新井組と裏で共同企業体(JV)を
組むように指示したことを認めているもようだ。
この事件では計6人が逮捕され、柴田、小林両容疑者はこれまで「談合していることは知っていたが、自分
はかかわっていない」と談合への関与を否認していた。他の4人は既に大筋で容疑を認めている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061123/mng_____sya_____007.shtml