2006年6月3日(土) 朝刊 27面
琉銀、不払い残業6700万清算
琉球銀行は二日、時間外労働の実態を調査した結果、賃金不払いの時間外
労働があったとして、五月までに従業員八百九十人に約六千七百万円を支払い
清算したと発表した。琉銀は二〇〇五年十月に、那覇労働基準監督署から
労働時間管理について指導・是正勧告を受けた。労基署は、過去の勤務時間が
適正に記録されているかの調査に加え、実際の労働時間と乖離がある場合、
割増賃金を支払うことなどを指導した。
琉銀は、全従業員約千四百人を対象に、〇五年七月から〇六年一月までの
時間外労働の実態を調査。実際の就業時間を各種記録などに基づいて調べ、
自己申告させた結果、不払いの時間外労働が判明。同行は管理職への
適正管理を指導したほか、時間外労働削減に向けた行員の意識改革など
改善策を講じるとしている。経営責任として頭取ら役員を減給処分にした。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200606031300_13.html