!!特殊法人改革を進めよ!!

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264 ◆IH0W2TBnJg


/// "ブラックバス"特殊法人 13 ////////

 建設官僚の退職金について、私が追及して明らかになったものの中に、平成九年
当時、道路施設協会の理事長を務めていた宮繁護氏のケースがある。宮繁氏は
建設省局長から国土庁事務次官となり、道路公団副総裁、同総裁、道路施設協会
理事長となった人である。彼は次官退職時に五五一二万円、道路公団退任時に
三六九〇万円、道路施設協会退任時に三七六〇万円、現職の予定される退職金も
含めると計一億五〇〇〇万円以上の退職金を受けとり、その間に一〇億円前後の
報酬や給与を受けてきたことになる。

//////////////// PHP研究所発行 ///




265 ◆IH0W2TBnJg :05/01/31 20:04:01

/// "ブラックバス"特殊法人 14 //////

 ちなみに、私の質問で明らかになったものに元日銀総裁の松下康雄氏がある。
松下氏は旧大蔵省(事務次官)から五八五六万円、日銀から三四〇五万円、
これに旧大蔵省から"天下った"旧さくら銀行の分を合わせると、退職金だけで
二億四〇〇〇万円以上となる。また日銀の三重野康・元総裁は日銀だけで
一億八二二一万円の退職金を手にした。
 このように毎年少なくとも何百億円という気が遠くなるような退職金が高級官僚や
役人OBに支払われているのも、天下り先の行政企業が止めどなく広がり膨らんだ
せいなのである。

/////////////// 2002年1月出版 ///





266 ◆IH0W2TBnJg :05/02/02 21:34:58

/// "ブラックバス"特殊法人 15 //////////

    世界一のディベロッパー ―― 都市基盤整備公団

 都市基盤整備公団は、戦後の昭和三〇年、都市労働力人口が急増する中で設置
された日本住宅公団から出発したものだ。住宅公団は「住宅の不足の著しい地域に
おいて、住宅に困窮する勤労者のために」低廉な住宅を供給する目的で設立された。
 ところが、わが国経済が高度成長を迎え、財政投融資制度による長期大量な資金が
有利に調達できるようになる中で、旧建設省は日本住宅公団を住宅・都市整備公団に
改組した。既得権となった住宅、宅地開発事業の規模をさらに大きく広げるとともに、
総合都市開発、都市再開発、大規模区画整理事業(特定再開発)、公共施設整備事業、
公園事業、鉄道事業などに事業を拡大したのだ。

///////////////// 日本が自滅する日 ///






267 ◆IH0W2TBnJg :05/02/04 21:35:10

/// "ブラックバス"特殊法人 16 /////////////

 今日では資本金二四三九億円、総資産一七兆五六九〇億円という世界一の
超ディベロッパーに膨れ上がっている。とはいっても行政企業のこと、実際の資産と
いえるものは賃貸住宅の土地(時価約四兆円)ぐらいのもので、あとはとっくに
消えている。平成九年度末までに公団が供給した賃貸住宅は七七万戸、分譲住宅は
二八万戸である。またバブル期には大手民間ディベロッパーの向こうを張って
高層ビルなどを次々と手がけた。
 その後、再度名称を改め、都市基盤整備公団となって民間大手を寄せつけない
独走体制に入り、ちょっとした大規模な土地買収、宅地造成が行われれば、
手がけているのはアメリカの企業か、さもなくば都市基盤整備公団、という状況を
築いている。

//// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///





268 ◆IH0W2TBnJg :05/02/05 21:05:12

/// "ブラックバス"特殊法人 17 //////////

 都市基盤整備公団の年間の予算規模は二兆九〇〇〇億円である。売上高は
家賃五〇七一億円、分譲住宅一四三八億円、分譲宅地一八〇〇億円その他合計
約一兆一六八七億円である。住宅・宅地の売上高で民間業界トップの三井不動産の
資本金は一三〇〇億円、総資産は二兆円、売上げは二五〇〇億円前後だ。日本を
代表するディベロッパーといえども都市基盤整備公団からみれば小人のような存在
であることがわかる。
 一方、平成一二年度末において公団は事業収入約一兆一七〇〇億円に対し、
支出が二兆八六六八億円で、なんと年間約一兆七〇〇〇億円も支出超過となっている。
支出の内訳は土地取得費一四七三億円、建設費六二九六億円、人件費五六二億円、
特定再開発事業費四九〇億円、さらに驚くべきは、借入金返済元金九五〇二億円、
利払い六八四九億円、となっている。

/////////////////// ¥1,785で発売中 ///




269 ◆IH0W2TBnJg :05/02/06 21:11:14

/// "ブラックバス"特殊法人 18 //////////

 年間約一兆七〇〇〇億円の赤字は、財投などからの新たな借入金一兆四七二八億円
と政府の補助金などによって埋められている。補助金の内訳は、政府の出資金などが
二一三九億円、地方公共団体からの補助金が六一〇億円だ。三井不動産の社員が
一年間汗水たらして売り上げた収入より多い二七五〇億円を、公団は税金からタダで
もらっているのである。しかも、公団の仕事はといえば、ほとんどが下請けに回すだけ。
まさに"働かざる者、喰うべし"だ。
 これほど税金で補っても、借金残高は鰻登りである。平成七年度に一三兆円余り
だったのが、三年後の一〇年度には一四兆五〇〇〇億円になった。ちなみに、これまで
一般会計から公団に注ぎ込まれた補助金の合計額は、四兆六〇〇億円に達している。

///////////////////// 石井紘基(著) ///



270名無しさんの主張:05/02/06 21:18:08
特殊法人の大半は、闇の世界、経済マフィアと言えるでしょう。


すべて悪の枢軸高額公務員
271名無しさんの主張:05/02/08 09:24:54
ここまで読んだ感想。

難しい字ばっかで読めない。
便所の落書。
272名無しさんの主張:05/02/08 09:25:29
もっとわかり易く説明しろっ。ぼけ!
273 ◆IH0W2TBnJg :05/02/08 20:24:25

/// "ブラックバス"特殊法人 19 //////

 住都公団は建設、設計、プランニング、補修、管理、土地取得、販売など相当の
事業を外部企業に委託しており、なかでも自ら公金を以って出資、出捐、設立した
三〇社以上の子会社、孫会社、九つの公益法人に多額の事業を発注している。平成
九年度の公団によるファミリー企業への発注高は一三〇〇億円にものぼっている。
これらの関連団体はおおむね、多数の天下りを受け入れている団体でもあり、公団
そのものと合わせて、契約、財務状況が不透明で、税金無駄遣いの温床となっている。
発注先団体による政治献金との関係も含め問題の根はじつに深いが、旧建設省、
公団は経営の秘密として隠している。許されないことだ。

/////////////// PHP研究所発行 ///