>>355 日本新党が与党になったとき、従来からの党政策方針の主眼だった
地方分権が進むかと思っていたが、短命政権ゆえにほとんど何も
有効な政策を施すことはできなかった。
あげく、自民党が地方分権推進協議会を作って政策を取り込んでしまった。
問題の一番深い根源は、日本の政党が政策の違いによるものではなく、
背景とする利権集団の違いでしかないことかと。
どの党が勢力を持つと自分が得するのか、という形でしか投票行動が動機
づけられなくなっている。
だから利害がさほど関係ない人はどんどん無関心になっていく。
政策は世論の反応を見ながら与党が率先して取り込んでいく。だから
「自民党政権でこれといった不満はない」ということになる。腐敗という問題は
あるが、個人に直接関わってこないので政権打倒という意識にまでは結びつき
にくいだろう。