【池袋】バイオレンスPart10【ハピネスG】

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46髑髏仮面 副長
【外題とあらすじ1】

『盟三五大切』の「盟」(かみかけて)というのは文字どおり、神に誓って。
「三五大切」は、当時「五大力恋緘」(並木五瓶作。ごだいりきこいのふうじ
め)という狂言が大当たり。恋の成就のため、とりわけ遊女の間で、二の腕に
「五大力」と刺青。「あなただけが好きですよ」の意味。主人公の薩摩源五兵
衛は、小万という遊女にその刺青を見せられ、舞い上がる。通い詰め、身請け
の話までいく。だが小万には夫や子供までいた。彼は身請けの百両の金を騙し
取られる。小万の夫は三五郎といい、あとで「五」の上に「三」を書き加え、
力の左に「t」を書く。これで「三五大切]となった。源五兵衛ではなく、夫
に対する愛の表現だったわけである。怒りくるった源五兵衛は、関係者を皆殺
しにするが⋯⋯⋯そのあとにアッと言わせるどんでん返しがある。