【川崎】エレガンス学院 42時限目【堀の内】

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636名無しさん@入浴中
荒らし(あらし)とは、物事の順列を無作為に乱し奪うこと、またはそのような行為に及ぶ人のこと。
一般に「荒らし」という単語は車上荒らし、道場荒らしなどのように、荒らされる対象を指す語を前につけて用いられることが多いが、
何もつけず単に「荒らし」と言った場合は特にチャットや電子掲示板、ブログ等の、不特定多数の人間が参加する
形態のコンピュータネットワーク上のリソースに対し、不合理なメッセージの送信や妨害行為を継続的に行っている者を表す。
ゆえに本項目では主にこの意味での荒らしについて述べる。
概要 [編集]
荒らしとは「ネットワークの場にふさわしくない投稿を繰り返し続ける者、事」であり、
多くは「非生産的な要因による悪意」によってなされ、場の議論・コミュニティの破壊を試み、
機能不全に陥れることを直接の目的としている。
周囲に注意を喚起されても無視をし続け、さらに悪質な荒らし行為に走り出したり、自分は間違っていないと開き直って反論をしたりもする。
参加者の言及を受けて、一旦反省の色を見せても、間を置かずにそのことに対して反発し、再度荒らし行為に及ぶ可能性もある。
掲示板の利用者間のコミュニティの間では荒らし行為による書き込みは「放置」して返信しない手段も推奨されている。
荒らしを発生させやすい土壌を放置しているような掲示板やホームページなどの個人サイトの運営者は、
自ら荒らしを招いているとして批判されることもあるが、荒らしは運営者にも執拗に絡んでいき、運営者は自らが関わっていない
冤罪を被っていることも多い。
なお、荒らしの明確な定義は必ずしも存在しない[1]ため、はじめに書き込みをした本人に荒らしている意図は無くとも、
書き込みの内容[2]によっては周りの人間に荒らしのレッテルを貼られている内に、その内本人が本格的に荒らし行為を開始し、
結果的に荒らしに仕立て上げてしまう事もあり得る。
更に、自分は荒らしではなく不適切な(問題のある内容)
スレッドに鉄槌を下している、とあくまでも善意からやっているという態度に出る者[3]すらいる。
637名無しさん@入浴中:2010/03/31(水) 11:07:50 ID:57QmjupC0
これに関連して当初は、(自分基準で)好ましくないスレッドを潰していたが、潰し切ると今度は関連した
内容の話題の通常スレッドを潰そうと試み、これも潰し切ると更に今度は有益なスレッドに対してですら牙を剥き、
完全な荒らしに豹変するという取り返しのつかない事態へ発展する場合も存在する。書き込んだ際にアドレス表示されるサイトや、
管理人がよく巡回しているサイトは荒らしに遭いにくいということもある。
大抵、確立されたルールやそれに基づく徹底した不適切な話題の投稿の削除、管理人が荒らしの詭弁には耳を傾けない方針をとるなど、
その場から荒らしを排除する風潮が成立していれば、居場所のなくなった荒らしは、根負けして自然に出ていくか、
発言を抑えるようになると考えられる。逆に参加者が荒らしの詭弁を見抜けずに耳を傾けてしまうと、管理人の立場の人物が荒らしによって
順当な管理作業を悪化させられ、場の議論が荒らしによって妨害された状態のまま、放置されてしまう場合もある。
英語ではvandal(vandalism)という。他に、釣り用語のトローリングに引っかけて、
「煽り」(参加者の感情を逆撫でするような発言)や「釣り」(参加者の反応を誘うような発言)など
暴言や詭弁を吐いて議論を別方向にずらす事をTrollと呼ぶ。
なお、ウィキペディアにおける荒らしは vandalism と言い、多くの言語でこれに準じる語を用いる。
荒らしの犯罪性 [編集]
悪質性が高いものと判断された場合は、犯罪(電子計算機損壊等業務妨害罪・脅迫罪・名誉毀損罪等)として刑事事件に発展する場合もある。
これは荒らし行為がクラッキング等のような、明確な文章で定義出来る行為と成り得る可能性が低く、単なる迷惑な発言で終わってしまう
事が多いためである。かつて掲示板荒らしの権化と呼ばれたアリス・リデルは自著の中で、
「最も迷惑かつ最も犯罪となりにくい行為」と呼んでいる。
荒らしが犯罪となりにくい理由は次の通りである。
判別しにくい表面上荒らしとしか思えない投稿などであっても、そのコミュニティの履歴をよく調べない限り、
第三者には荒らしなのか普通の投稿なのか分かりにくい。
638名無しさん@入浴中:2010/03/31(水) 11:08:15 ID:57QmjupC0
該当する刑法がない 荒らしの多くは不正アクセスに関する法律等に該当せず、長期間に渡る明らかな迷惑行為や、
犯罪予告等の脅迫めいた発言、
違法な画像の貼り付け等を除けば、荒らし自体を禁止する法律は存在せず、立法しにくい。
損害が発生していない
荒らしプログラム等を使った荒らしであったとしても、使用者がその事を明かさない限り、判別は不可能である。
また、コミュニティが利用者の投稿を使用法とする以上、単なる投稿でしかない荒らしは何の損害も与えない事になってしまう
(長期間に及ぶ嫌がらせ等を除く)。表面上を考えれば、何らかの法律に触れそうなものであるが、
荒らしそのものに対処出来る法律は今のところ存在せず、荒らし行為に付随した迷惑行為によって裁かれた判例しかない。
また、仮に荒らしを禁止する法律を作ってしまえば、荒らしではない通常の発言等も巻き込んで該当させてしまう可能性を含むので
単純には行かない。また、ネット上には荒らしのターゲットになってしまっている掲示板、もしくはターゲットにすることのできる
掲示板等が多数点在しているため、実際その全てを管理することも難しい。
発祥から今日へ [編集]
荒らし行為はその多くが、荒らし書き込みがしやすい事から、電子掲示板やブログなどに対してのものである。
掲示板"荒らし"やチャット"荒らし"などのように、Web上のコミュニケーションスペースにおいて、
不快な参加者や書き込みに対して最初に"荒らし"と名づけたサイトは1・2チャットというチャット・電子掲示板であり、1998年春頃である。
"荒らし"と名づけたヒントは、たまたま入居していたビル内の「ビル荒らしに注意」と書かれた掲示物が印象に残っていたためである。
荒らしの発祥は、インターネット電子掲示板の登場時期と重なる。パソコン通信の時代にも散見はされたが、
当時は一般的利用者の通信料金が従量制であったがゆえに、参加者自らが多額の費用を支出して荒らし行為を行う事は少ないとも考えられ、
少なかった。
639名無しさん@入浴中:2010/03/31(水) 11:08:54 ID:57QmjupC0
近年は通信料の定額制の実現および普及とともに、一般的利用者による荒らし行為の増加を見ている。World Wide Webが普及する以前、
ネットニュースにおいても、一部のニュースグループ(日本語のグループを含む)でコメントスパムが見られる事もあった。
インターネットにおいては、1995年にはすでに掲示板への悪戯で意地悪な書き込みが存在していた。しかしながら当時はまだ個人が
CGI実行の可能なWebスペースを持てる機会が少なく、掲示板は専ら企業ベースでの情報交換や、ISP等がサービスとして
運営するケースがほとんどで、匿名状態で閲覧投稿が出来る形式ではなかったことから、本格的な荒らしの被害は発生していなかった。
匿名での閲覧投稿が可能な、個人ベースもしくは小規模団体の運営する掲示板サービスがメジャー化してきたのは1996年に入ってからの事で、
荒らしによる被害が具現化してきた時期も一致する。当時の荒らしはNetscape Navigatorのhelpファイルをコピーペーストするなど、
巨大な文章を投稿するものが一般的であった。これは当時の通信環境が貧弱なものであり、また閲覧する環境においても、
1MB程度のテキストを読み込んだだけでウェブブラウザがフリーズしてしまう脆弱性を悪用したものと思われる。
本格的に荒らしの被害が叫ばれるようになったのは1997年の初頭、当時のメジャー地下系webサイト、あやしいわーるど掲示板において、
「ゲスッ」と名乗る荒らし集団が発生して以降の事である。彼らは自らを「インターネット愚連隊」と称し、目をつけた掲示板を様々な
手法を用いて荒らし回り、次々と閉鎖に追い込んだ。同年冬頃に内部分裂で解散するまで、千数百の掲示板を破壊したと言われている。
その中には、新聞沙汰にまで発展し国内初のサイバーテロ事件と呼ばれる「農水省オウムソング事件」等も含まれる。
彼らの残した負の遺産は多大であり、「ゲスッ」消滅後も彼らの残した荒らし手法やプログラム等を悪用するスクリプトキディや、
さらに高性能な荒らしプログラムを開発・配布する者の登場などにより、掲示板管理者は対策を立てることになった