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名無しさん@入浴中:
記憶や認知機能にアセチルコリン作動性ニューロンが関与しているという説があるが、ドネペジルはアセチルコリン作動性
ニューロンの機能を高めるため記憶機能などが高まるものである。
また、塩酸メマンチンは、中等度・重度アルツハイマー型認知症の改善薬としてEUおよびアメリカで使用されている。
日本では臨床試験中である。
その他、アルツハイマー型認知症に伴い、不眠、易怒性、幻覚、妄想などの「周辺症状」と呼ばれる症状に対して、
適宜対症的な薬剤(睡眠導入剤、抗精神病薬、抗てんかん薬、抗うつ薬など)の投与が有効な場合がある。
また、易怒性・切迫感・焦燥感のあるものには、加味温胆湯が有効であるという臨床結果が報告されているなど、
漢方薬が有効な場合が少なからずある。
その他の治療 [編集]
散歩などによる昼夜リズムの改善、なじみのある写真や記念品をそばに置き安心感を与える回想法や、
昔のテレビ番組を見るテレビ回想法など、薬物以外の介入が不眠や不安などに有効な場合もある。
介護保険やデイケアなど社会資源の利用も有用である。しかしながら、この症状がひどくなると、
デイケアの施設にいる事自体が困難になる為(本人はどうして自分がここにいるのか状況が分からなくなってしまう故に、
施設職員の制止を振り切って、施設から危険な方法で脱走を試みたりする事がある)、難しい問題でもある。