【川崎】エレガンス学院 41時限目【堀の内】

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614名無しさん@入浴中
他の疾患との混同 [編集]
もう一つの誤解が、別の疾患との混同である。専門家の中にさえ、この疾患を統合失調症の症状の一つだと断定しているものもいるが、
統合失調症とこの疾患は、類似する症状が多いものの、全く別の疾患であるというのが現在の考え方である。
また、以前は解離性障害がヒステリー(転換性障害と解離性障害の総称。現在はこの用語は用いられない)の一種として
カテゴライズされていたため現在でもこの疾患が俗語的な意味でのヒステリー(一時的な感情の爆発)の一種と誤解されることがある。
しかし、感情の爆発で人が変わったようになることとこの疾患とは何の関係もない。
さらに、解離性障害と境界性(人格)障害、多重人格障害と人格障害など疾患名の相似からこの疾患と境界性人格障害とを混同している
例も非常に多く見られる。解離性人格障害という両者を完全に混同した病名を目にすることも多い。この疾患が境界性人格障害に
似た症状を示す(または併発する)例が多いこと、逆に境界性人格障害の患者が同一性の障害や解離を示す例が多い事実が、
この混同をより深刻なものにしている。かつて「多重人格障害」という診断名が用いられていたことから誤解が生じる場合があるが、
この時期から現在に至るまで、この疾患は一貫して「解離性障害」の一種とされ人格障害に分類されたことはない。

その他、混同されやすい類似した名称をもつ疾患 [編集]
次の疾患はいずれも解離性障害には含まれず、全く別の疾患である。
回避性人格障害
性同一性障害
性格の多面性との混同 [編集]
この疾患に対し「人間誰しも多重人格的な部分がある」と言うものもあるが、性格の多面性とこの疾患とは根本的な違いがある。
前者が単に口調や応対の変化に留まるのに対し、この疾患の患者は人格ごとに独立した記憶を持っている点である。
これはそれぞれの人格にとって、記憶喪失として現れる。
615名無しさん@入浴中:2010/01/31(日) 00:03:12 ID:cBcq69hP0
また、氏名・性別・年齢・食(服)の好み・口調・筆跡などもまったく異なる。
上部の記述にあるが、「普段の自分」と「別の誰か」は基本的には上記のように別の記憶をもっているが、「別の誰か」が
「普段の自分」に対し【記憶を引き継いでもいい】と判断した場合は、「普段の自分」に記憶が引き継がれる。
但し、「記憶の引継ぎ」のタイミングについては個人差があり、数日後若しくは数週間後に突然記憶が引き継がれるケースもあり
「普段の自分」が困惑してしまうケースがある。
用語 [編集]
システム
system。この疾患の患者個人が持つ全ての人格状態とそれらの関連、それらを取り巻く全ての精神的要素などを1つの体系とみなし、
便宜的にこう呼ぶ。人格システムともいう。
人格状態
ego stateの訳語。システムに複数見られる、あたかもそれぞれが一個人かのように独立した自我状態のこと。名前、性別、
年齢などが戸籍上のものと異なる場合もある。単に人格(personality)と呼ぶこともある。同一性(identity)とも。
基本人格
original personalityの訳語。オリジナル人格とも。出生時に持っていた本来の人格。複数の人格状態を持った時点で基本人格は
失われるとする見方もある。
主人格
host personalityの訳語。基本人格と混同されがちだが、こちらは普段外的に活動している時間が長い人格のことを指して呼ぶ。
戸籍上とは異なる名前を持っていたり、ある時期から主人格が別の人格状態に交代するケースも珍しくない。
616名無しさん@入浴中:2010/01/31(日) 00:03:51 ID:mPB/jKQv0
交代人格
alter personalityの訳語。主人格かつ/または基本人格以外の人格状態を指す場合が多い。
保護人格
保護者人格とも。交代人格のうち、システムやその肉体を守る行動を取る人格。これとは逆に肉体や精神に意図的に
危害を加えようとする人格もまた存在する。
ISH
Inner Self Helperの略。「内的自己救済者」。ラルフ・B・アリソンが1974年に最初に提唱した概念で、アリソンは、
誰もが持つ「超自我」または「理性」が人格システムに見えている状態がISHであるとした。アリソンの考えに従えば、
ISHは統合の対象とはならず、通常システムにつき1人しか存在しないことになる(ただしアリソン自身、複数のISHが「階層的」に
存在するケースを認めている)。ISHの本質については、リチャード・P・クラフトがアリソンのものよりも曖昧な定義を発表するなど、
専門家の間や熟練した治療者の間でも意見の相違がある[2]。
統合
integrationの訳語。人格状態同士を結びつけることでシステム中の人格状態の数を減らすこと。狭義には人格状態を1つにすること。
以前はこの疾患の治療目的と考えられていた。
617名無しさん@入浴中:2010/01/31(日) 00:05:02 ID:mPB/jKQv0
診断基準によるこの疾患の名称の相違 [編集]
DSM-III(1980) Multiple Personality Disorder(略称MPD), 和名 多重人格障害
親カテゴリ: Dissociative Disorder, 和名 解離性障害
ICD-10(1992) Multiple Personality Disorder(略称MPD), 和名 多重人格障害, ICD10コード F44.81
親カテゴリ: Dissociative [conversion] disorders, 和名 その他の解離性[転換性]障害
DSM-IV(1994) / DSM-IV-TR(2000) Dissociative Identity Disorder(略称DID), 和名 解離性同一性障害
親カテゴリ: Dissociative Disorder, 和名 解離性障害
現在はDSM-IV / DSM-IV-TRに従い解離性同一性障害と呼ぶのが一般的である。
精神病(せいしんびょう)という言葉はさまざまな意味で用いられる。精神症とも用いる。
対応する英語は、シュナイダーの意味(=精神疾患)では「mental disease / mental illness / mental disorder /
mental impairment / psychopathy[1]」、それ以外の意味では「psychosis / psychotic disorder[2]」が用いられる。
定義はさまざま [編集]
エミール・クレペリンは、精神病を、統合失調症・双極性障害・てんかん等の「内因性の精神疾患」
と定義しこの3つを三大精神病と呼んだ。カール・ヤスパースもこの3つを「大精神病」と呼び、「精神障害を伴う既知の身体疾患」
「精神病質」とともに精神疾患のカテゴリーとした。
クルト・シュナイダーは、精神疾患一般を精神病と呼んだ。