【川崎】エレガンス学院 41時限目【堀の内】

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527名無しさん@入浴中
治療 [編集]
この疾患においては、本格的な研究が始まったばかりであることから、確立された治療法はまだ存在しない。
完治することがあるのかどうかさえ議論の対象になることがあるが、完治の報告が存在することを踏まえると、
不治の病と断定するのは早計である。
また、この疾患においては、「完治」の定義が曖昧になることがある。大きくわけて、「完治」とされる状態は次の
2つに分けられる。
人格状態が1つになり、記憶がすべて戻った状態
人格状態は複数のままだが、日常生活に支障がない状態
2番目については違和感を覚えるかもしれないが、例えばDSMによれば「日常生活を送るのに支障がない」
限りそれはこの疾患の要件を満たさない。したがって、依然として複数の人格が存在する状態であっても、
問題なく日常生活が送ることができるようになれば、それを「完治」としても差し支えがないと考えるのである。
この疾患では強い不安やうつ状態、不眠などを伴うことが多く、カウンセリングによる治療は必須であると考えられているので、
医師とセラピスト(心理カウンセラー)の両者を適宜利用することが求められる。医師にはカウンセリングを行う余裕がない場合が多く、
セラピストは睡眠導入剤などの必要な投薬をすることができないからである。
以前は、人格統合を行うのが最善の治療であると考えられていた。人格統合とは、人格を1人ずつ消していく
(医師・セラピストの中には人格に自殺をさせたり、悪霊払いのような手法をとるものもある)、
あるいは似通った人格同士をカウンセリングにより統合することで最終的に1人の人格に戻すという治療法である。
しかし、最近ではこの治療法については否定的な意見も多く、複数の人格はその必要があるから存在しているのであって、無理に消去することはかえって患者の状況を悪化させると考えられている。人格統合の手法を取らず、人格同士がお互いに協力し合って生活を送れるようにする
「共存」を目指す治療法も存在する。