【かぐや姫】川崎プリンセスグループ【倶楽部姫】12
乳房(にゅうぼう、ちぶさ)は、多くの哺乳類のメスに存在する、
皮膚の一部がなだらかに隆起しているようにみえる柔らかい器官で、
その内部には、乳汁(母乳、乳)を分泌する機能を持つ外分泌腺の乳腺(にゅうせん)が存在する。
単に乳(ちち)あるいはお乳とも言い、幼児語ではおっぱいとも呼ばれる。
大きいのはボインとも言う。
ほ乳類の乳房は胴部の腹面に左右の対をなして発達する。
乳房の中央には、乳汁が外部に分泌される開口部を含む乳頭(にゅうとう)が存在する。
哺乳類では、産まれてから一定期間の間の乳児は乳汁を主たる栄養源として与えられ、生育する。
哺乳類の名前は、ここから来ている。
オスの乳房、乳腺はその生産機能と分泌の機能を持たないため通常、痕跡的である。
なお、単孔類では乳房や乳首は発達せず、腹面の育児嚢の中のくぼみ状の構造から母乳は分泌される。
乳腺は本来は汗腺のようなものから発達したもので、単孔類のそれは原始的状態を保持したものと考えられる。
哺乳類であるヒトの乳房は、通常は胸部前面に1対存在する。
その役割は出産後に母乳を分泌し、乳児を育てることであるが、
文明が発達した現代においては、母乳を代替品の粉ミルクにより置き換えることも可能ではある。
医学的に考察すれば その与えられた免疫機能の重要性は極めて高く、代替品では近似してはいても、その本来の成分には遠く及ばない。
免疫の極めて低い状態で出生する新生児に確実に免疫を獲得させる目的からも、母乳が勧められる。
ヒトの乳房はその大きさや膨らみ方が他のサル類より大きい例が多いこと、
また妊娠期間や育児中でなくとも目立つ存在である点で特異であり、
これはヒトの進化の特徴のひとつと考えられる。
しかし、その理由や過程については議論が多く、一定の結論は出ていない。
Tannerの分類によれば、両性において共通するのが第1段階である。
その後、女性は第2・3・4段階の課程を経て、第5段階において女性成人型に変化する。
また、男性は第1段階を維持し、男性成人型になる。
女性
第1段階 第一次性徴期(第一次性徴は性別差なし)
第2段階 乳輪下に脂肪組織が蓄積し始める。乳頭、乳輪(乳暈)が広くなり、乳首・乳輪の色が変化。
(定義上では、ここから思春期)
第3段階 脂肪組織が蓄積し外見差が出てくる
第4段階 乳輪が隆起し、ほぼ成人型になる
第5段階 女性成人型となる
男性
第1段階 第一次性徴期(第一次性徴は性別差なし)
第1段階 乳頭、乳輪(乳暈)が広くなり、乳首・乳輪の色が変化し、男性成人型となる。