【かぐや姫】川崎プリンセスグループ【倶楽部姫】10
避妊以外にも、生理時期の調整や月経困難症(生理に伴う重い症状)の緩和、子宮内膜症の治療などに使われる。
かつては中用量ピルが用いられていたが、
副作用のリスクの低減を目的として低用量ピル、超低用量ピルなどが開発され、海外では主流となっている。]
日本では治療目的の中用量ピルが認可されており、1998年に避妊目的の低用量ピルが認可されたが、
超低用量ピルは未認可のため、避妊用としては低用量ピルが主流になっている。
モーニングアフターピルは、「受精卵の着床を妨げる」ために性交後に服用するピルのこと。
事後ピルまたは緊急避妊薬とも呼ばれる経口のホルモン剤。現在日本では殆ど中容量ピルが使用されている。
妊娠の危険を伴う性交渉後、72時間以内に1回目の2錠を服用し、その12時間後に残りの2錠を服用する(ヤッペ法)。
妊娠の危険を伴う性交渉後、24時間以内の服用で95%、72時間以内の服用で75%の避妊効果があると言われている。
妊娠回避率は75%だが妊娠率は2%なので、つまり98%の確立で妊娠を避けられる計算になる。
実際には 100時間くらいまで効果が得られるという調査もあるので、必要に迫られた場合は試みる値打ちがあると考えられる。
緊急避妊の方法として、モーニングアフターピルの服用の次の方法として、IUD(避妊参照)の挿入という方法もありうる。
完全な避妊法は存在しないが、そこで議論されるのが避妊の効果である。
パールインデックス(PI)は、それを示す一般的な方法である。
パールインデックスとは、ある避妊法を一年間用いた場合に、
避妊に失敗する確率(厳密な定義ではないが、妊娠する確率ともいえる)
をパーセントで示したものである。例えば、ある避妊法のパールインデックスが3パーセントの場合、
その避妊法のみを一年間使った女性のうち3パーセントの人数が妊娠するということになる。
避妊をしなかった場合のパールインデックスは85パーセント程度といわれており、
これは、避妊を全くしなかった(もしくは妊娠を望んでいる)カップルの女性が一年後に妊娠している率が85パーセント程度であることを示す。