【川崎】ｸﾗﾌﾞ京都・ｸﾘｽﾀﾙ京都part37【南町】

俺は金や物質的な面では良い待遇を受けたほうだと思う。
それについては感謝している。
一人暮らししてみて初めて親のありがたみが分かるというものだ。

しかし精神的な面では俺は全く妙な方向へ育てられてしまった気がする。
親から見て恐らく俺は親のプライドを維持する為の道具でしかなかったのだ。
俺を一人の人間として人格を尊重してくれるようなことはしてくれなかった。
親もまた精神的に葛藤を持つ哀れな人だった。裏表が激しいのだ。
周りには観音様みたいな振る舞い、家の中では反動で鬼婆だ。
自分の本心を表現出来ない勇気の無い人だった。
俺はもう連鎖を作りたくないので親にはならない。
いや、なれない・・・。