【西川口】やまとなでしこ桜組・スパクリ【part5】
IgAとは免疫グロブリンというタンパク質で構成されるものの種の一つであるが、
これは体内に病原菌が入りそれと戦うために出来るようなもの。
したがってIgA陽性(+)であれば何らかの病原菌が侵入した・・・・と言えるわけ。
しかしながらこのIgAは履歴ではないので、履歴を知るにはIgGという種が今
どうなのかで組み合わせて検査する。
検査結果がIgA+でIgG−ならばごく最近何かに感染した、と言えるしIgA+でIgG+ならば
過去に感染したものが今も活発に活動している、と言える。
この状態はクラミジアが数回沈静化と活動期を繰り返した証しとなり、慢性化し前立腺炎な
どを起こしているケースが多く、妻帯者の場合一度妻に移し、それが再感染した場合などが
この結果となりやすい。
逆にIgA-でIgG+ならば過去に感染しているが今は菌が休眠、又は排除されているかは不明
(疑陽性、もし過去にきちんと治療していない場合潜伏期間でこれが保菌者となり治療し
ないため他人に移す可能性もあり)となる。
以上のように単純にIgA+だけで診断するのでは無い。
病原菌として考えられるのはクラミジアの場合は淋菌だがこれは顕微鏡での目視や別な方法で
見つけるのでIgA判定は関係しない。クラミジアでなれればマイコプラズマなども考えるが特定
出来ない場合も投薬的にはそれほど種類はなくてしかも保険適用内での治療は限られている
ので(抗生物質は同時に一つ、定められた量しか処方出来ないため広く効き目のあるものを処方する)
その点(IgA+を)あまり深く考えないように・・・。