秋葉原での枝野幸男の演説が揶揄的に報道された件について/カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記 2014-11-27
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20141127/1417065749 ※抜粋です。全文はソースにて
秋葉原での枝野幸男の演説が、揶揄的に報道された。 -
http://digital.asahi.com/articles/ASGCT4283GCTUTFK00C.html webでの反応は -
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ ASGCT4283GCTUTFK00C.html
オタクにとって、枝野幸男の凄いところは、以下一行に集約できる。
★枝野幸男自身はオタクではないのに、オタクの味方として表現規制反対運動
にずっと関わってきたこと(コミケを守ってきたこと)
「オタクではないのに」というのはわりと重要だ。「オタクの議員が増えない
限りオタクの権利は守られない」というわけではない、客観的に見て表現規制
論より表現規制反対論の方が筋が通っていると代弁してくれている人がいる、
ということは重要だ。
ところで市民活動系とかオタク系とかの人は、わりと恩知らずで不人情なこと
が多く、自分たちを助けてくれるために国会で獅子奮迅の活躍をした人の選挙
にわりと冷淡だという傾向がある。*1
「なぜ秋葉原で演説したのか?」の背景を冒頭の報道では欠いているが、現在
民主党党首である海江田万里の選挙区だからというのが理由だと思われる。
余計な話だが、私の友人で、物凄く表現規制反対のために頑張り貫いて今も頑
張り貫いている野良ロビイストの人がいて、その人は「秋葉原を選挙区として
いる国会議員をまず味方にしなくてはいけない」という堅い意志のもと、海江
田万里の選挙ボランティアをけっこう長いことしていて、それで海江田万里か
ら信頼を得て、海江田万里を有力な表現規制反対派にした、という、そういう
隠れた英雄がいる。
こういう隠れた英雄たちは自分の成果をwebで広報したりしない。実際のところ
広報してもデメリットばかりでメリットが少ないから。とはいえ、「なぜ秋葉
原で?」への解答にはなるだろう。
この隠れた英雄が「まずは秋葉原で演説してください」とプッシュしたかもし
れない。
新聞記者というのは冷笑的で、新聞社デスクはもっと冷笑的だと日本での相場
は決まっている。日本の新聞は政治について多くの言語を費やし何も語らない
というメディアだ。
枝野幸男と海江田万里が秋葉原で演説したことを、政治的に深読みすれば、
http://lite-ra.com/2014/11/post-658.html > 2012年の12月15日、衆院選投票日前夜に安倍が、麻生とともに最後の選挙
> 演説の場に選んだのは秋葉原駅前だった。
ことへの意趣返しということもあるだろう。(あれ。前回選挙も投票日ほぼ同
じだったのか。)
それはそれとして「秋葉原はネトウヨの巣窟」ということにしてOKか否か、と
か、秋葉原的なもの・オタク的なものを守ってきたのは、枝野幸男か安倍晋三
・麻生太郎か、というそういう読みが当然あってしかるべきだが、冒頭の記事
は、枝野幸男の演説を「オタクに媚びて滑っている」ものとして記述している
。「オタク」「秋葉原系」の人は「ニワカ」を嫌う。その習性を刺激する記述
だ。そういう記述に記者やデスクはニュース性を感じたか。
朝日新聞って、安倍晋三から敵の親玉認定されているくせに、安倍晋三をアシ
ストするのには物凄い熱心なんだよね。昔からそういう新聞だけど。朝日新聞
出身の自民党議員て多いし。
で、枝野幸男がいかに表現規制反対のために長いこと…だいたい17年くらい
…尽力してくれているかということを、俺も、そのことを知る同志諸氏諸兄も、
もっと広報してまわるべきかな、とか思う。でもって俺たちは恩知らずでも
不人情でもあってはならないと思う。