【医療】患者隠し、迷信、啓発の困難…"祈祷師的な人"が妨げるエボラ出血熱対策 | BLOGOS 緒方林太郎 [8/8]
1 ：かじりむし ★＠転載は禁止：
エボラ出血熱等
http://blogos.com/article/92093/
BLOGOS 緒方林太郎 2014年08月08日 17:15
エボラ出血熱ですけど、私は今、爆発的に広がっているギニア、シエラレオ
ネ、リベリアからかなり近いセネガルにかつて住んでいたので、何となく現場
感がよく分かります。とてつもなく、混乱しているはずです。セネガル勤務時
代、一度（日本では絶対に見ることがない、患者の）写真を見たことがありま
すが、鼻や口からの大量出血で得も言われぬ恐怖感を持ちました。
（中略。全文はソースにて）
今回難しいのは、地域が分断されていて全体像の把握が難しいこと、「ムラ
社会」のため患者を隠す傾向があること、いわゆる「（欧米的な考え方でいう
ところの）迷信」があること等、あると思います。変な例を挙げると、かつて、
隣国ガンビアのジャメ大統領が、薬草を混ぜたものを「エイズの特効薬」と
謳って、それに疑義を唱えた現地の国際機関代表を追放していたのを思い出し
ます。まず、住民に対する啓発から進めていかないといけないのです。ここが
難しいところです。
今、エボラ出血熱が注目されているのは、致死率が高いこと、感染してから
死に至るまでが早いこと、予防・治療の手法が見つかっていないこと、という
のが要因です。一方で、エボラ出血熱のウィルス自体は、人体の外ではそれほ
ど強く、長生きするウィルスではありません。太陽光の下では数時間で死んで
しまうウィルスです。専門家のインタビューを読んでいると「蚊」での感染は
「多分ない」そうです。唾液、汗、血液等の体液経由でしか感染しません。
今、ともかくやらなくてはならないのは「隔離」です。患者の隔離、患者だ
と判明した方と過去一定期間の間接触があった方の隔離、死体の厳格な管理、
これらを徹底することで、広がりを防ぐ以外に手法はありません。調査による
と、感染した方は、感染前に罹患者と20-40回程度の接触があったと言われてい
ます。この「隔離」のためには、医師のみならず、火葬・埋葬、疫学、心理学
等、幅広い分野の専門性を持つチームが必要になります。感染を防ぐための指
示が地域住民に徹底されないことで苦労しているような印象ですので、きちん
と啓発を図っていけるようにしなくてはなりません。
かつて、セネガル在住時に青年海外協力隊員で来ておられた助産師さんと話
している際、この「啓発」にとても苦労しているのをひしひしと感じました。
残念ながら字の読めない方が多いので、「絵」で啓発を図らなくてはならない
所も多いです。また、車で行けないような場所にある村落がたくさんあります。
都市部で感染した方が、そういう村落に戻ってしまったら、なかなか追っか
けて行くのが難しいです。場所によっては、「祈祷師」的な方がいまして、こ
れがまた厄介なのです。
現時点でエボラ出血熱自体はコントロールできていませんが、かといって
「パンデミック」ということでもありません。今、資金、ヒト等を大量に投入し
て、何とかして抑え込むようにしなくてはなりません。日本を含め、国際社会
はドンっと大規模な現地支援を行うべきです。
なお、アフリカ全体という視点で見ると、致死率はエボラ出血熱程は高くな
いものの、多くの人が亡くなる病気というのがたくさんあります。代表的なの
が、結核、髄膜炎、コレラ、マラリアです。私はそもそもマラリア罹患者でか
なりうなされた経験があります（が、別に私との如何なる接触によっても移り
ません。強調しておきます。）。マラリアは致死率が0.3%と極めて低いのです
けども、毎年世界で50-80万人が亡くなっています（通報されたベースでして、
実際はもっと多いでしょう。）。2012年、結核で亡くなった方は130万人、コレ
ラで亡くなった方も13万人です（これも過小評価である可能性が高い。）。ま
た、1990年代には髄膜炎大流行で、3万人近い方がアフリカでは死亡して、セネ
ガル大使館の医務官の方が「あまり注目されないけど、髄膜炎は一度流行する
と万単位で人が亡くなっていく。緒方さん、もっと目を向けてよ。」と言って
いたのを思い出します。
現代の黒死病たるエボラ出血熱、年内解決は難しいと言われています。住民
に丁寧な説明をした上で、何としても撲滅への道筋をつけてほしいと心から願
います。
http://blogos.com/article/92093/
BLOGOS 緒方林太郎 2014年08月08日 17:15
エボラ出血熱ですけど、私は今、爆発的に広がっているギニア、シエラレオ
ネ、リベリアからかなり近いセネガルにかつて住んでいたので、何となく現場
感がよく分かります。とてつもなく、混乱しているはずです。セネガル勤務時
代、一度（日本では絶対に見ることがない、患者の）写真を見たことがありま
すが、鼻や口からの大量出血で得も言われぬ恐怖感を持ちました。
（中略。全文はソースにて）
今回難しいのは、地域が分断されていて全体像の把握が難しいこと、「ムラ
社会」のため患者を隠す傾向があること、いわゆる「（欧米的な考え方でいう
ところの）迷信」があること等、あると思います。変な例を挙げると、かつて、
隣国ガンビアのジャメ大統領が、薬草を混ぜたものを「エイズの特効薬」と
謳って、それに疑義を唱えた現地の国際機関代表を追放していたのを思い出し
ます。まず、住民に対する啓発から進めていかないといけないのです。ここが
難しいところです。
今、エボラ出血熱が注目されているのは、致死率が高いこと、感染してから
死に至るまでが早いこと、予防・治療の手法が見つかっていないこと、という
のが要因です。一方で、エボラ出血熱のウィルス自体は、人体の外ではそれほ
ど強く、長生きするウィルスではありません。太陽光の下では数時間で死んで
しまうウィルスです。専門家のインタビューを読んでいると「蚊」での感染は
「多分ない」そうです。唾液、汗、血液等の体液経由でしか感染しません。
今、ともかくやらなくてはならないのは「隔離」です。患者の隔離、患者だ
と判明した方と過去一定期間の間接触があった方の隔離、死体の厳格な管理、
これらを徹底することで、広がりを防ぐ以外に手法はありません。調査による
と、感染した方は、感染前に罹患者と20-40回程度の接触があったと言われてい
ます。この「隔離」のためには、医師のみならず、火葬・埋葬、疫学、心理学
等、幅広い分野の専門性を持つチームが必要になります。感染を防ぐための指
示が地域住民に徹底されないことで苦労しているような印象ですので、きちん
と啓発を図っていけるようにしなくてはなりません。
かつて、セネガル在住時に青年海外協力隊員で来ておられた助産師さんと話
している際、この「啓発」にとても苦労しているのをひしひしと感じました。
残念ながら字の読めない方が多いので、「絵」で啓発を図らなくてはならない
所も多いです。また、車で行けないような場所にある村落がたくさんあります。
都市部で感染した方が、そういう村落に戻ってしまったら、なかなか追っか
けて行くのが難しいです。場所によっては、「祈祷師」的な方がいまして、こ
れがまた厄介なのです。
現時点でエボラ出血熱自体はコントロールできていませんが、かといって
「パンデミック」ということでもありません。今、資金、ヒト等を大量に投入し
て、何とかして抑え込むようにしなくてはなりません。日本を含め、国際社会
はドンっと大規模な現地支援を行うべきです。
なお、アフリカ全体という視点で見ると、致死率はエボラ出血熱程は高くな
いものの、多くの人が亡くなる病気というのがたくさんあります。代表的なの
が、結核、髄膜炎、コレラ、マラリアです。私はそもそもマラリア罹患者でか
なりうなされた経験があります（が、別に私との如何なる接触によっても移り
ません。強調しておきます。）。マラリアは致死率が0.3%と極めて低いのです
けども、毎年世界で50-80万人が亡くなっています（通報されたベースでして、
実際はもっと多いでしょう。）。2012年、結核で亡くなった方は130万人、コレ
ラで亡くなった方も13万人です（これも過小評価である可能性が高い。）。ま
た、1990年代には髄膜炎大流行で、3万人近い方がアフリカでは死亡して、セネ
ガル大使館の医務官の方が「あまり注目されないけど、髄膜炎は一度流行する
と万単位で人が亡くなっていく。緒方さん、もっと目を向けてよ。」と言って
いたのを思い出します。
現代の黒死病たるエボラ出血熱、年内解決は難しいと言われています。住民
に丁寧な説明をした上で、何としても撲滅への道筋をつけてほしいと心から願
います。
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2 ：名無しさん＠１３周年＠転載は禁止：2014/08/09(土) 00:02:57.39 ID:8S9UJvlQ0
職を失って栄誉と女とメシ食べれんようになるくらいなら
エボラで死にたいんだろう
エボラで死にたいんだろう
3 ：名無しさん＠１３周年＠転載は禁止：2014/08/09(土) 04:26:40.26 ID:Gw/yEcyK0
エボラは無知な支配階級どもがせっせと感染拡大に努めてる。
加えて中国人どもは新型の感染症まで作り上げようとしている。
そのうち本当に突然変異でヒト-ヒト感染する新型インフルが出現しそう。
今はまだパンデミックではないけど、パンデミックに至ったら我々は
真っ先に死ぬべき運命の連中に殺されかねんわ。
加えて中国人どもは新型の感染症まで作り上げようとしている。
そのうち本当に突然変異でヒト-ヒト感染する新型インフルが出現しそう。
今はまだパンデミックではないけど、パンデミックに至ったら我々は
真っ先に死ぬべき運命の連中に殺されかねんわ。
4 ：名無しさん＠１３周年＠転載は禁止：2014/08/09(土) 10:49:32.73 ID:8zPQLa5d0
BLOGOSは韓国NHN
5 ：名無しさん＠１３周年＠転載は禁止：2014/08/11(月) 01:45:07.25 ID:EUJskvU30
i,.|､
☆ 日本の核武装は絶対に必須です ☆ ヽ,.|:|::ヽ-─- ,
総務省の『憲法改正国民投票法』のURLです。 ﾚ ´ :: :: :: :: :: :: :: ｀ .. ､
http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/index.html , ' :: :/:: :: :: :: :::/:: :: :: :: ::ヽ
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,' .il / ｀ヽ,｀|:ヽ,:! 弋::ﾉ んi｀} !:: ::,'ﾘ
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, ヽ,-──ヽ,/ ヽ,_ _, 'ヽ '.!:: | / ヽtﾆニ､ｺ
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6 ：名無しさん＠１３周年＠転載は禁止：2014/08/11(月) 01:45:23.94 ID:EUJskvU30
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【動画】なぜエボラ出血熱は治療薬が無いのか
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