海の日に“EM団子”投入イベント=EM菌を推進する逗子市の実情/やや日刊カルト新聞 2014年7月26日土曜日
http://dailycult.blogspot.jp/2014/07/emem.html 「海の日」の7月21日、神奈川県逗子市にある逗子海岸海水浴場で、水質改善を
謳い、土で固めたEM菌を海に投入する「EM団子投げ」が行われました。イベン
トでは、数十人の親子連れなどが、白い菌糸に覆われたこぶし大のEM団子を抱
えて海に入り、10分ほどかけて約3000個を投入しました。有効性を示す科学的
根拠がないと指摘されることが多いEM菌は、他の自治体の中には河川の「汚濁
源」になるとの見解を発表したケースもあるほど。しかし逗子市では、確たる
効果が確認できないまま、税金を投じて市の施設でEM菌を培養するなど、約10
年前からEM菌を推進しています。
■全国で50万個規模の一斉投入!
EM団子は、乳酸菌や酵母菌などが混じった通称「EM菌」(有用微生物群)を用
いた土の団子。水質を浄化すると称して、海や河川に投入するイベントが全国
で開催されています。EM推進団体のひとつである「地球環境・共生ネットワー
ク」の会報によれば、2013年の「海の日」に全国で行われたEM菌投入イベント
で海や河川に投入された総量は、EM団子が約50万8000個(前年は約55万5000個)、
EM活性液が約92万8000リットル(前年は約62万5000リットル)でした。
逗子海岸のイベントも、こうした活動の一環で、主催はNPO法人「海岸クラブ」、
協力は株式会社EM生活、株式会社EM研究所、株式会社イーエムジャパンです。
午前10時から、逗子海岸海水浴場の文学記念碑「太陽の季節碑」付近に数十人
が集合し、約5分間、海岸のゴミ拾い。ガラスなどを取り除いた海藻を海水浴場
の砂に埋め、EM活性液をぶっかけます。スタッフによると、こうすることで
「腐ってヘドロ化することなく海藻が分解される」
といいます。砂浜に置いておけば自然に分解するのでは?と尋ねると、
「そのままにするとヘドロ化して臭いが出るが、こうすると臭くならない。こ
のやり方で、以前はヘドロの臭いがひどかったこの付近の海岸が綺麗になった」
■3000個は10分で海の中へ
ゴミ拾いが終わると、いよいよEM団子投入。用意された団子は約3000個(主催
者発表)。こぶし大の大きさの土団子ですが、表面には白い「菌糸」がびっし
り。匂いを嗅いでみましたが、ふつうに土っぽい匂いで、異臭はありませんで
した。
団子は前もって2週間かけて作ったといいます。イーエムジャパンの関係者によ
ると、
「米ぬかにEM菌を入れて発酵させた“EMぼかし”というのがあります。これを
(土)バケツ5杯に対して1杯入れます。それにEMセラミックスパウダーという
のをコップに1杯。で、スコップでよく混ぜあわせ、EM活性液をかけます。それ
を団子に握ると。それに1週間、ビニールシートをかけて発酵というか熟成させ
といて、シートを開けると、真っ白い滝のような菌が出てくるんですね。それ
から1週間、乾燥させて出来上がりです」
主催者の号令で、参加者たちは一斉にEM団子を何個も手に抱え、海に入ってい
きます。数メートル海に入ったところで、団子を海に投入! 小さな子供から、
じっちゃんばっちゃんまで、楽しそうにEM団子を投げまくります。
とにかくすごく楽しそうです。
(以下略。全文はソースにて)
省略部分の見出し:■逗子市が浄水場でEM菌を生産■逗子市は税金150万円で2万リットルを海へ
■委託先団体に疑問の声■「科学的根拠ない」「河川の汚濁源」■逗子市でも河川での散布は“効果なし”で中止
■導入10年、いまだ効果は“測定中”■第1弾: 統一協会問題■第2弾: 大川隆法夫妻問題