看護のアジェンダ〈第114回〉 検閲とお姉さん
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03081_04 医学書院/週刊医学界新聞(第3081号 2014年06月23日) 井部俊子 聖路加国際大学学長
先日,ある会合で,看護系大学院の教授をしている友人が,修了生が勤務し
ている病院の看護部による発表論文への不当な介入に憤慨していた。友人が共
同研究者として名前を連ねている抄録の,標題,用語の使い方,カテゴリーの
数,考察の内容の記述の4点について,看護部から修正されて本人に返却されて
きたというのである。聞くところによると,公的な病院では,抄録申請書(院
外発表申請)なるものがあり,学会発表等ではそれを提出して,副部長から看
護部長へ稟議書が回るところもあるという。その理由は,病院の情報のみなら
ず,病院職員が「ヘンな発表」をしては困るからだそうだ。後段は,ヘンな発
表をしないように指導をするのだという意味合いであろう。いわば組織防衛と
論文指導という名目である。
◆看護部による「論文指導」
以前,雑誌の編集会議で,「自分は既に原稿を書き終えたが,看護部長の手
元に長くとどまっていてまだ返ってこない」と嘆いている専門看護師がいた。
私は,看護部長室の書類の山に埋もれている彼女の原稿を想像した。
このような事態は常態化しているらしい。大学院を修了している看護管理者
の文章を看護部長が「修正」し,その修正内容に疑問を持ったという例は少な
くない。つまり,看護部というところで行われる強制的“指導”は,場合によ
っては,看護部の知的レベルや見識に疑いを持たせるような事態を生じさせて
いるということである。しかも,当の看護部はそうした本当の姿を知らず,し
てやったりと,意気揚々としているのが少々滑稽である。不合理な“指導”だ
とスタッフが認識しても,そのように反論できない上司−部下の関係があるこ
とも確かである。
こうした傾向を世の編集者たちも強化している。私は1993年から10年間,看
護部長として仕事をしていたとき,月に何通も舞い込む「承諾書」に辟易とし
た。「あなたのところの○○さんに,××という原稿を執筆してもらおうと計
画しているがよいか」という類の文書である。これらの文書も,うずたかくな
る書類の山のひとつとなるのである。そこで私は思い立ってその出版社に次の
ような内容の手紙を書いた。あなた方が選定した優れた執筆者を,看護部長が
とやかく言うことはない。本人の責任で世に問うものであり,いちいち許諾を
求めてくるのは不要であると(もう少し上品な文章であったと思うが)。する
と,先方から間もなく返事が届いた。そのような考えを持っているのは貴方
(つまり私)くらいであり,世の中の他の看護部長の多くはそうではない。看護
部長への文書を出しておかないと,原稿が差し押さえられたりして出版に影響
が出ることがあるというのだ。10年以上前のやりとりなので現状はどうなって
いるのか定かではないが,前述の事態から類推すると,あまり変わっていない
ようである。
◆ブラックボックスの看護部からの脱却
部下の院外発表記事や論文が看護部(ここがブラックボックスである)を通
過しないと公表できない仕組みを,われわれはどう考えたらよいのであろうか。
本当に組織防衛や論文指導の機能を必要としているのであろうか。看護部は
言論統制のための「検閲」を行っているのではないだろうか。と私は思うので
ある。
(以下略。詳細はソースにて)
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