■■「たばこ一箱800円」増税がほぼ確定■■
族議員の大物、千葉法相の落選で「連続値上げ」が確定。それでも困らない日本たばこ産業。
8月30日、厚生労働省は2011年度の税制改正要望の中に、たばこ税並びに地方たばこ税の引き上げを盛り込んだ。
ご承知のとおり、昨年度の税制改正により、10月1日からたばこ税率が上がり、一箱当たり70〜140円の
値上げが行われる。たとえば現在300円のマイルドセブンは410円になる。これだけでも愛煙家の懐を痛める
というのに、厚労省が2年連続の引き上げを求めたのは、近年の「禁煙」時流に乗り、喫煙者を追いつめ、
「たばこ離れ」を促進する目論見にほかならない。
■日蔭者の「たばこ産業議連」
これに即座に反応したのが、日本たばこ産業(JT)だ。翌日、ホームページ上で「今回の増税は、過去に
例のない大幅な増税であり、お客様に多大な負担を強いるのみならず、葉たばこ農家や小売店を含む国内
たばこ業界全体に甚大な影響を及ぼす」とし、「更なる増税を行うことには断固反対」と公式に表明した。
4月には神奈川県で受動喫煙防止条例が施行され、公共施設やマクドナルドなどの一部飲食店が全面禁煙となり、
兵庫県が追随する動きを見せている。これに、さらに追い打ちをかける「値上げシナリオ」が、霞が関で公然と
語られ始めた。「財務省とJT経営陣は、すでに一箱800円をゴールにすることで手を結んでいます。
毎年100円ずつ5年連続で増税するシナリオを描いているのです」と、JT関係者は言う。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101008-00000001-facta-bus_all