786 :
紅腸:2007/08/18(土) 15:51:37 ID:fxMkSYBC
787 :
778:2007/08/18(土) 22:29:58 ID:Tt4Nir2Q
皆様、オリフィック・ボタンに関する情報ありがとうございます。
先日、ケース付きの筆記体Frankを入手したんですが、これがベークライトのネジ込み式のオリフィック・ボタンで。
セラーさんの説明によると、1934年頃の品との事だったのですが、Chrisさんトコのカタログを見ると1934年には、
既にバルカナイトに移行していたようなんです。
なので、この辺から年代特定ができないものかと思いまして質問させていただきました。
大体1910〜1920年頃の品のようですね。
「ITALIAN BRIAR」の刻印があり、非常に香ばしい喫味でなかなか旨いパイプです。
ありがとうございました。
788 :
香腸:2007/08/19(日) 00:34:10 ID:4sSYzFnt
オリフィクの話題、乗り遅れましたが、私がおよそ10年代いっぱい、と考えるのに
なんの根拠もありません。 どうもそんな感じがする、というだけの話です。
オリフィックの前身というのがありますな。ブライヤーパイプ最初期、1880年代以前
くらいの三分割するパイプ(何故かチェコスロヴァキヤ製を散見)
つまりボウルと、V字型の枝分かれする部分がブライヤー、そこから曲がった
角製もしくは木製のMP。
この時代の咥え部分は「フルオリフィック」とでも言うべきかMPの断面も
キノコの傘みたいな引っ掛かりの部分も完全に真円なんです。
いわば丸い頭の釘の頭の真ん中にまん丸の穴があいているわけです。おそらく旋盤で
削り出したものでしょう。
これが吸いにくいのはもちろんで、20世紀の声を聞く頃には
MPの断面も咥えの出っ張りも楕円になっていきます。
そうして辿りついたのが現代の扁平MPという訳です。
パイプの咥え部として、私が個人的に好きなのはダンヒルの Fish Tail 型です。
人間が口にくわえ、パイプから最も美味い煙を引き出そうとする欲望が
あますところなく見てとれる。ちょっとエロティックな感じすら漂いますな。
しかも60年代くらいまでのこれを再現できる職人は、現代では超希少のように
思えます。 古いヤツは実にカッコ良いですねぇ・・・
>>787 筆記体Frank、ぜひ拝見したいです。
フランクはユニークなシェイプが多いように思いますがいかがでしょうか?
なにかアメリカン・ハンドメイドの源流のひとつのように思います。
味も素晴らしいです。 (安いし・・・・)
ウホッ
>>769 どうも「好み」がカブッてますね〜(笑)。
わたしの「watching list」にあるパイプに確認しただけで「2bid」。
まあ、ebayの限られた世界の中ですから、そんなこともありますね〜。
私としては「譲れる処は譲って」、でも「ガチで行く処はガチ」で行きますので
どうぞ、ご遠慮なくお願いします〜(笑)。
791 :
489:2007/08/20(月) 05:31:59 ID:X1XIzrzY
>>790 僕はただの莫迦ですので
唾をつけ捲くっている状態です
ですのでお気になさらずに、かっさらってください
別のに唾をつけに行きますので(笑
Dunhill Shell 56が届きました。
一言、格好良いパイプです。写真でも良かったが実物は尚格好良い。
件のテノンは非常に広くドリリングされていますが、フィルター仕様の
パイプを買った事がないのでフィルター用なのかインターチューブ用なのか
わかりかねてます。
チェダ氏が言われていた通り、年代を考えると非常に綺麗なパイプですが
多少煙草の香りが残留しているのでA/Rで洗浄してから試喫してみます。
BalkanとMakedonianも吸ってみました。旨いながらもやはり「重い」。
私の常喫銘柄であるG.L.Peace Charing Crossもバルカンブレンドの
一種みたいですが、こいつは華やかさのある明るい喫味です。
で、目の前に並べてじっくり見比べるとCompton'sの煙草は黒いw
オリエンタル葉はおろかバージニアまで黒いんです。
一方Charing Crossは明るい色のバージニア葉が多く含まれてます。
味の骨格を作るバージニアの違いがそのまま重さの違いになってるんだと思います。
同じバルカンブレンドと銘打っていながらこれほどまでに違うのは、じっとりした
ジョンブルと明るいお天気ヤンキーの気質の違いが表れているのかもしれませんねw
>>777 正直魅力的なご提案なんですが…もう少し「修行」と思って頑張ってみます。
頑張ってこの重さを克服できれば味覚の幅が広がりそうなんで。
793 :
鶏煮:2007/08/21(火) 20:15:10 ID:Thx7hxha
やっぱこんだけ暑いとパイプ吸うのもアレなんで、スレが伸びないですな・・・
794 :
489:2007/08/21(火) 21:02:45 ID:g9Z1cYmd
1932年ケース付ピーターソン到着〜
わくわくしながらケースを開けたら…
喫煙途中の状態で収まっていました orz
焦げた葉っぱが半分近くつまって…
MPを外そうと思ったら外れないんです
「もしや」と思って廻したら取れました
ネジ式は初めて見ます
でも、あまりにも汚いから爪楊枝で掃除しました
凄まじく黒くて粘着性のあるものがごっそり…
しかも綺麗にしてから嵌めてみたら、中途半端なところで止まる orz
まさか汚れで正位置をキープしているとは思いませんでした(苦笑
どうしてくれようかと、
大嫌いだったはずのDunhillとMM965でウマー(^。^)y-.。o○しつつ思案中です…
>>788 レスありがとうございます。
Frankは本当にいいですね〜、旨いし安いしw
Kaywoodie(KB&B含む)に比べ、弾数は少ないですが、価格があまり上がりませんから、
アーリーアメリカン入門にいいかもしれません。40ドルもブチ込んでおけばOKでしょう。
私の手元にある2本のFrankは、アップルとポーカーで、至極普通のシェイプです。
イーベイで確かに面白みのあるシェイプのヤツが出てましたが、競り負けましたw
今後ともどうぞよろしくお願いします(謎
さっそく釣れましたねw
>>794 ネジ式ピータソンとは珍しいですね。32年とはホールマークで特定したんですか?
その年式だとかなり美味いパイプだと思います。吸ってみてのレポ希望。
>>795 「フランク友の会」結成ですな。
そういえば私もフツーのフランク一本持ってますが、へんなところにカドがあったり、
あくまで「他と違うぞ」と主張してるようなメーカーで面白いです。
Dunhill Bruyere #49で昨日の残りの葉を消費しながらカキコw
パイプは毎日吸っていますが、暑さでカキコする気力が起きないのがアレです
>>792 #56到着オメーです。
なんてことのないただのベントが#56なわけですが、
戦前のクラシックなシェイプエクゼキューション、
そしてクラッギーで荒々しいブラストテクスチャで、
現代のパイプとは一味も二味も違った風格があると想像します。
ぜひ大事にしてあげてくださいませ。
インナーチューブ用の広口テノンと、9mmフィルターの改造の見分け方ですが、
9mm改造はおそらくフィルターがすっぽりと入るようなかたちになっていると
想像します。
対してインナーチューブ用テノンは、自分の持っているものはどれも
テーパーがかかっていて漏斗状に細くなっていってて、フィルターをきちんと収めるには
やや不向きな形状となっています。
このあたりから判断できるかもしれません。
>>794 この趣味は往々にして、そういったかなりアレな状態のパイプとも上手く付き合って
いかなければならないものです。
とりあえず除菌とタールの除去のために、ソルトメソッドにかけてみてはどうでしょう。
レストアも慣れると楽しい作業になっていくと思います。
----------------------------------------------------------
ところで個人的な質問なのですが、
ルイ・ブラムフェルドが事業を売却し、BBBがオッペンハイマー参加となったのは
具体的に何年のことになるのか、ご存知のかたいらっしゃいましたら教えてください。
(もしあれば参考資料なども…)
現在BBBの項目のプランを立てているんですが、
A.Frankauによる創業から、ブラムフェルドの事業売却まで→Family Era
オッペンハイマーによるブランド運営→Oppenheimer Era
Cadogan Industryによる吸収&Southend on Seaへの拠点の移動以降→Cadogan Era
と便宜的に時代区分をつけてみようかと思っています。
自社ターン以前のDunhill 53ですが、手持ちのOwn Makeのベントと
シェイプ造型のクセがソックリです。shuzed氏もどこかで触れていた、ボウルヒールの
スルッとした作り方や、シャンクのフトコロのカーブなんかが…
これはやっぱりBBB製ボウルなんでしょうねえ。
798 :
489:2007/08/22(水) 10:47:13 ID:7ZyZ55xg
>>796 銀巻きなので特定は楽でした。どうやら間違いなさそうです
我慢できずに、1回目の塩漬けが終わってから試喫してみました
小指も入らないほどに堆積したカーボンのせいか不明ですが、
フィルターに通したように苦味と渋みが抑制されて
煙草感と甘さを感じました
美味い不味いの判断は苦手なのですが、好みです
ちなみに煙草は#5100です
>>797 もともと怠け者でものぐさな僕ですが、
YOBや他の方のサイトを参考にレストア(と言うより掃除)を始めました
セコハンさんやクーパーさんから買っても「変な臭いがする」んです
今では包みを開けたらすぐに塩をつっこんでいます(笑
件のピーターソンは只今2回目の塩漬け状態です
分厚いカーボンをどうしてくれようかと思案中…
>>797 テノンをチェックしてみた所、テーパードではなくシリンジカルな穴が
あいているのでこの#56は9mmフィルター仕様みたいです。しばらくは
このままで楽しみ、機会が有ればアダプターを入れてみたいですね。
しかしShellはカッコイイな〜〜〜
古そうなOrlik supreamが今日届きました。ステムに「HANDCUT」の刻印があります。
いままでセカンドとミドルグレードを各一本入手しており、
これが両方とも色々とイマイチな箇所が多数見うけられたのですが、こいつはなかなか凄そうです。
サイズはgr4程度、工作精度はバッチリ、特にマウスピースの両端開口部が素晴らしい!
テノン側はビシリとセンターに開いて、リップ側は両端ギリギリまで真っ直ぐなスリットが切られています。
写真などは追ってアップしますので乞う御期待!
それにしても毎日パイプが届いて楽しいなー ハハハ・・・
褒めるにせよ貶すにせよスレ違いだと思う
>>801 Smokingpipes.comからNLが届いたので、estate englishをチェックする傍ら、
(Pre-Trans Barling数本入荷してます) 僕も同じ所を見てましたww
デザインはモダンハンドメイドをライバルとする上では欠かせないポイントでしょうから、
ある程度、(どうでもいい)見た目でアピールするしかないんじゃないでしょうか。
最近Countyも復活しましたし、新フィニッシュを出してくるということは
ダンヒルがネクタイ屋ではなく、100年の伝統を誇るパイプメーカーでありつづける
意志がまだ残っているようなので安心できる気もします。
現代でもAshtonやFerndownのような旨いパイプを製作することは十分可能なので、
是非とも(見た目だけでなく内実も)ダンヒルにも頑張って欲しいところです。
というわけで昨日届いたAlfred Dunhill Bruyere #60をレストアしているところです。
コレ、例のバケーション時期に戦前タイプの箱付きで出品されていたものですが、
セラーの記述がOld Dunhill shape 60とかだけだったので、
なんと120USDでゲットしたものです。
届いてから確認したところ、PAT No 116989/17 9(underline)で、
1929年製のフランジ付きインナーチューブモノと判明wwww
状態もリム以外は極上でした。
夏は確かにパイプ欲が減退しますけど、
買い物はこの時期にやっておくとイイかもと少しオモタw
来年の夏のために貯金しますか…
>>800 >楽しいなーハハハ…
ご同慶の至りですww
Orlikは60-70年代ごろにはかなりどうしようもないメーカーに堕している気がしますが、
古いもの、特に戦前のパイプは素晴らしい格調を持っていますね。
もうちょっと調査する必要があると常々思ってるのでレポぜひおながいします。
Dunhill Shell#56のクリーニングが済んだのでCharing Crossを吸ってみました。
クリスタルとでも形容したくなる透明感と固さを備えた味わいで、個人的には
口内喫煙より肺喫煙が旨かったです。肺から戻ってくる煙の香りが素晴らしいw
見て良し、触って良し、吸って良しと三拍子そろった良いパイプです。
購入時に背中を押していただいた
>>698氏に感謝 m(_ _)m
YOB更新〜。
Orlikですが、60-70年代ごろでも上級バージョンはしっかり作り込んであったと思います。
しかも安かったしw
supreamはこの頃のモデルではないかと思いますが、handcut刻印の無いMPでも明らかに
ハンドカットでしたね。
と、言いつつ愛用はくたびれたDe Luxeですがw
>>805 バーリングも英国らしさプンプンのパイプですな。
オイルキュア・熱処理に真っ向から喧嘩を売ってるところも自信のあらわれでしょうか。
しょせんダンヒルなんか新参者、っていう意識だったんでしょうね。
しかしどれもよくキレイになっていて感心しました。
バーリングの造り込みを見てると英国勢の緻密さはエンジニアリングと外観の
両方に至っていることがわかりますね。WDCウエリントンが精密に作って
ある、と言っても外観は野暮ったいことがよくわかりました。
次はBBBよろすく・・・
>>805 YOB更新乙
BARLING'S(arched)
MAKE
の刻印でアーチ部分のアールの浅い物や、アールの上部がフラットに
なっている刻印が確認できますが、これって工場のラインによる違いや
年代による違いですか?
>>807 どもです。
Comoyの洗練などとは違い、Barlingの洗練は
現代の僕等が一目見て「お!洗練!」とわかる洗練ではなく、
なんというか彼我の文化的な遺伝子の違いがよく分かる洗練のされ方だと思います。
つまり一言で言うと、「実に英国らしい」w
シェイプの解釈にしても、現代において美しく快適だとされている系統のものとは
また別の発達を遂げているようにも感じます。
僕は「このセンスは真似できねえ!」と思えるものに惹かれる傾向があるので
Barlingはちょっとタマランですハイ。
BBBはロクな資料が見つからず…
サンプルもあれから入手できず…
1920年代以前の黄金期が焦点となるとなかなかキビシイものがゴザイマス。
>>808 生MakeのBARLING'S MAKE刻印は、
自分が持っている奴は一個一個みな別のスタンプのような気がします。
これが時代別なのか、ただのスタンプの個体差なのかは資料不足で
なんともいえないところです。
ただ、古い生Makeはしばしば「small BARLING'S MAKE」と言われるように、
後年のものより小さいスタンプが使われていたようです。
BARLING'S MAKEのBの左肩からEの右肩までの長さを測ると、
・生Make(1919) 約9mm
・生Make(1930s〜) 約10mm
で、ウチのパイプの中ではこの1919年物だけ目立って小さいスタンプが
使われています。(その他の生Makeは小異はあれどスタンプサイズは10mm)
参考までに、FossilやYOWではまたスタンプの系統が違っていますね。
・Fossilは 約11mm (Fossilは全て同一のスタンプ?)
・YOWは 約12mm
です。
スタンプによるdatingが可能になれば面白いのですが、
今のところ明確な差異があるのは、古い生Makeぐらいだと思います。
>>808 >>809 自分の所有するBarlingの刻印を見てみました。
>BARLING'S MAKEのBの左肩からEの右肩までの長さを測ると、
これBの左肩からSの右肩までですよね?
・YOW(1920) 約12mm
YOWは古くても横幅のある刻印でした。
他は
・YOW(Fossil含む) 約12mm OLDEとWOODの間がほとんどない。またMAKEがBとSの間にほとんど入っている。
・YOW 約12mm OLDEとWOODの間が空いている。またMAKEの刻印の下半分ぐらいがBとSの間から出ている。
・生MAKE 約9mm MAKEの刻印の下半分ぐらいがBとSの間から出ている。
・生MAKE 約10mm MAKEの刻印の下半分ぐらいがBとSの間から出ている(Fossil刻印なしのサンドもこのタイプ)。
・生MAKE 約10mm MAKEがBとSの間にほとんど入っている。
フラットサドルのREGD.の刻印もそれぞれにいろいろあって、BARLING'S MAKEの刻印で年代を計るのはちょっと
困難な気がします。P.O.S.もあったりなかったりです。米国のパイプフォーラムとか覗きますと、よくミニマル
の刻印は古いなんて言われてますけど、自分の所有するパイプでは1957年のものも十分小さい部類に入りそうで
すし・・・。
全然ハナシが変わって申し訳ないですが
「マウスピースはむやみに抜き差ししてはならぬ。月に一回掃除するだけでよい」
と言ふ言説、どう思われますか?
私は一回喫煙するごとに抜いて掃除してますが今までステム・ルーズになったことなど
ないのですが・・・
これもカーボン伝説、育て伝説の一種、木質が劣るパイプ用かと・・・
>>812 同意。むしろ、マウスピース抜いて、ボウルだけしっかり乾燥させると
木が絞まってマウスピースの抜き差しがきつくなったり。
おおっ、本当ですか・・・。
実は、【パイプ】今喫ってる銘柄を晒すスレ【煙草】の459で書いた「極初期のshell」が
ちょっとばかり「ステム・ルーズ」なんです。
わざわざ手直しする程でもなし、かといって「ステム・ルーズ」は「ステム・ルーズ」ですので
どうしたものかと思案しておりました。
わざとMPを抜いて、放置しておけば丁度良くなるかもしれませんね〜。
早速、やってみます。
ありがとうございました。
>>814 えええ!shellさんにそう言われると、俺の意見がほんとなのかなんなのか、
わからなくなってしまうじゃあーりませんかorz
経験上、shellさんとこではどうです?
俺はステムルーズのパイプは、一度わざとステムを水で浸してみっちり乾かして、
これでほとんどのパイプはきつきつに復活するっす。
これもどう思われます?
これは抜き差しならぬお話ですね。
ステムに関しては木質云々はあまり関係なく、ダボ折れのリスクをわざわざ増やす事ないでしょう、といった程度のことだと思います。
>shellさん
ステムルーズはKメソで簡単に直せるって以前誰かに言われて・・・それは俺様のことよ!!
是非試してみてください
A/Rかけた直後にステムを抜くとルーズになる気はするが、それは対象外?
それともそんな事もない?
って事は、極端に熱くして吸う人がいて、そんな人が喫煙直後にステムを抜くと
ステムルーズになる気はします。
うちにも重度のステムルーズのが数本(下向けるとステムが抜ける位)あるので、
そいつらを直すいい方法があったら知りたいです。はい。
数回喫煙後、ちゃんと時間をおいてからステムを抜いて清掃という
習慣で、新品から使用したパイプ(英、仏)のステムルーズになっ
た割合は約20%ですね。
木質が劣るからってことでもないように思いますし、所謂キュアリング
の有無でもないようで・・よ〜わからんです。
重度のステムルーズを直す荒療治は、テノンをドライヤーの熱で均一かつ
十分に加熱後、机などに垂直にテノンの先を押しつけるという方法があり
ます。 ただ、力加減が非常に難しいし、テノンがわずかに歪みステム
とシャンクに隙間ができたりしますので、最終手段かと・・。
下に向けたら抜けちゃうくらいルーズな場合は木工用ボンドがオススメ。
以下Q&Aスレwikiから引用
@速乾性木工用ボンドを米粒大楊枝の先などに取って、ダボ穴のなかに薄く塗り広げます。
A30分ほど乾かしてボンドが半透明になったら、マウスピースをゆっくり時計回りに回しながら根元まで差し込みます。
Bそのままだと接着されるので、今度は反時計回りにゆっくり回しながら抜きます。
ダボ穴の奥に余分なボンドがマウスピースに押し出されているので、それを楊枝で丁寧に取り除きます。
Cボンドが完全に乾くまで数時間放置します。
Dボンドが乾いたら改めてマウスピースを差し込み、合わせを確認して完成。
コ○シボンドは体に有害な物質は入っていませんし簡単にリトライできるので一度お試しあれ。
820 :
812:2007/08/28(火) 22:35:36 ID:oedSavzb
やはり月一回説はここでは支持されてないようですね。
テノン奥にヤニがたまると不味くなりますからね。
ルーズテノン修理は一回しかやってないですが
以前お伝えしたぴったりサイズのドリルビットを過熱(200度くらい?)
してつっこむというのが良いようです。
机に押し当てる方法はテノンがタル型にふくらむ傾向があり、
修正が必要になることが多いです。
用事がないかぎりあまり抜き差ししない方ですが
そのせいかあまり自分が(新品から使っていて)
ステムルーズにしたパイプっていうのはないですね
estateのビンテージに関しては
最近ではよほどのこと(物理的にテノンが削られて痩せていたり)
でもない限り、Kメソッドをヘビーにかけることで
ステムルーズはほとんど直ってしまうので
ステムルーズ自体あまり気にしなくなってしまいました。
思うに、estateパイプでルーズになっている奴は、
別段前オーナーが不用意な使用をしていた(頻繁に抜き差ししていた)
というわけではなく、
単に保存された環境とその時間によって引き起こされるのではないかなあと。
DunhillだろうがBarlingだろうがビンテージでもルーズになるやつはあるわけで、
あまり木の質がイイとかワルイとかは関係ないのかもしれません
どちらにせよ、煙道やモーティスギャップにヤニがたまることが
ルーズテノンだのなんだのよりパイプとして致命的(味が悪くなる)
だと思うので、少々ルーズになる可能性が高まろうが
キッチリキレイにするほうがいいと思います。
何年何十年と使用されたestateをレストアすることは、
パイプという道具のふるまいを理解する上で
最も手っ取り早いのかもしれませんね。
これだけの経験値を自分で新品からブレイクインしたパイプで
得ることは不可能ですから。
それにいろんな都市伝説(笑)の嘘も明らかになりますしwww
私の場合、ステムは半年とか使用頻度によっては一年に一度程度抜きますが、抜いちゃいかんから、ではなく単に抜く用事が無いから、です。
ちょっと質問なんですが、
>>818-820 は K メソッドと比べてどうですか?
私は過去;
テノン押しで径拡張=すげーイビツなテノンが...
ボンドで皮膜=冷めてる時はタイトフィットだったんだけど喫煙で温まって膨張したからかシャンクにヒビが...
と経験しまして、
>>820について知ったのは K メソッドを知った後だったので試してませんが、やはり K メソッド
が一番安全かつ確実なので、新しい方法を試してみようト云う気が起りません。単に私の遣り方がマヅかった
かもしれませんので、K メソッドと比較してどうだったか、あたりも教えて頂けると嬉しいです。
# やっぱり「蒸気=>水気=>絶対アカん!!」ト云う部分で敬遠される方多いのかなぁ。それか、アッー!!って云い過ぎてキモがられてるのかw
>>813 ですよね。SA 仕掛けたり、そのアルコール飛ばすのに寝かせたり、なんやかんやで一週間抜きっぱなしにするだけで結構タイトになりますよね。
そこに K メソッドでトドメ、ちゅーか。一通りやったのに未だユルい、ってのは今迄にはありません。
>>817 すぐ抜いちゃらめーーー
て、確かに、モールは簡単に通りません、なタイプのエステートの方が、やはり過去清掃の際の抜き差しの頻度が高かったのか、
ユルくなってしまっているものが多い気はします。
>>822 やっぱり熱いうちに抜くとステムルーズになりますよね?
でもテノンの中を綺麗に掃除してない時とか、シャンクの中を掃除したい時とかについ抜きたい
衝動には駆られるんですよね。我慢してますが。
Kメソによるステムルーズ修復、は良さそうだからやってみたい気もするんだけど、
困った事にラッカーフィニッシュのパイプなんですよね…。なのでステインは落ちそうだし
ラッカーは剥げると困るし。一番困るのがラッカーが剥げる事なんですね。はげるのが。
となると木工用ボンドか、熱いドリルを突っ込むか…。
手先が不器用なのでテノン押しは絶対失敗すると思ってるので、やらないです。
んーどうしたものかな。ともあれみなさん情報サンクスです。
まあなんというかテノンのユルい、キツいは千分の1ミリ台の話ですね。
百分の1mmってのはけっこう大きなもので、テノンが百分の1mm細かったら
さかさにしたら落ちる状態でしょう。ガタとして相当大きく感じられる筈です。
バルカナイトや木にちょっと熱や水蒸気をあてると伸びたり縮んだりして、
熱が去ったあともそれが固定される、っていうのは不思議ですな。
駄パイプで実験を繰り返し、各々結論を出すしかないようですが、
そろそろ涼しくなってきたし、
ここはひとつ一週間くらいで区切って、みんなで実験して結果を
発表しあうってのはいかがですか?
ステムルーズはエステートものでは最大の悩みです。
K,S&A,AR,と勉強してきた訳ですから、みんなでヤマを超えたいですね。
私はドリル法をもっとやってみます。
オオ〜、私の質問からずいぶん「ステム・ルーズ」についての考察が深まっていますね〜。
それだけ、皆さんにとっても「頭の痛い問題」なのでしょう。
とりあえず、
>>813で述べられている「抜いて放置」をしてはみたのですが、「放置期間」が
短かった為か、改善は見られませんでした。
(というか、「新着」のお気に入りなので、ついつい手が伸びてしまったんですが・・・笑)
ということで、一番簡単そうな「Kメソッドに拠る調整」にトライしてみることにしました。
今晩あたりやってみますので結果はまた後程・・・。
>>824 そういえば。
手元に軽く引っ張るだけでスポンと抜けてしまうComoy'sが1本あったので
Kメソッド@テノンの有効性をコイツでテストしてみます。
Extraordinaireでテノンに金属チューブの補強が入っているので
加熱圧迫ができなかった奴なんですよね。
さっそく帰宅してKメソテスト、やってみました。
対象となったComoyはのルーズの程度は、
人差し指と親指で軽くリップをつまんで引っ張ると抜けてしまう、といったものでした。
コイツをKメソに掛けてみました。
お湯をたっぷりわかして、モーティス内部に蒸気が通るよう、
じっくりと蒸気を当てます。蒸気は煙道を通ってボウル内から出るため、
ボウルの底がびしょびしょになりますが気にしません。
(この程度の蒸気がパイプの味覚に及ぼす影響がほぼゼロなのは体験済みなので。)
ついでにエクステリアも蒸気を当ててやりました。
もともとステインが大分落ちているパイプだったので、こちらも
ステインに対する影響はなし。
古いワックスを剥離してキレイサッパリになりました。
さて、ざっとパイプを拭って煙道、モーティスの湿気をクリーナーで除去したのち、
10分ほど乾かしてからステムを戻そうと試みました。
…当然ですが入りません。
まずモーティスの開口部にテノンがはまりません(笑)
しっかりとモーティス部のブライヤーは膨張しているようです。
もちろんこの時点でステムルーズが直ったと断言することは不可能なので、
このままステムを嵌めず、除湿キャビネット内で2-3日放置してみようと思います。
というわけでKメソッド@ステムルーズ、第一ステップは成功の模様。
後日また具合を報告いたしマス。
828 :
774mgさん:2007/08/30(木) 00:45:17 ID:ZEzDJ1EP
すみません、識者の皆様にご相談が。
先日BriarBluesからhallmark付き(読みにくいが1919?)Barling'sを購入したのですが。
ベントでして「クリーナーは通りません」か、とか思ってステムを抜いてみたのですが
どうも様子が変でして。
真っ直ぐ空いているはずの煙道が、空いていない??
シ ス テ ム パ イ プ ?
自分はピーターソンシステムなど持ってはおらんのですが、
私のしる限りこれは「システムパイプ」の穴の穿ち方なわけです。
Barling's製システムの存在に関して、ご存知の方いらっしゃったらお教え下さいエライ人。
>>828 えーっと、ちょっと気になるので少々質問をば。
>真っ直ぐ空いているはずの煙道が、空いていない
これって単に、
・モーティス(ダボ穴)の軸線からズレた角度を持つ煙道(オフセット煙道)
が開いている、という意味でしょうか。
>>828の文中の<システム>とはピーターソンシステムのことを
指しているのではないかと思いますが、Pシステムとは、
<オフセット煙道+突出テノン+ジュース溜まり>のコンビネーションによって初めて機能するものでして、
このうちどれか一つを備えている=システムパイプである、ということにはならないことに注意してください。
# 具体的に言うと、Pシステムとは、
# 1.オフセット煙道から来る煙を、突出テノンにほぼ真横からブチ当てる
# 2.乱流効果により、煙内の水分を強制結露させる
# 3.結露した水分をジュース溜まりに落として溜める
# という、三つの機能をまとめたものです。
もしお手持ちのBarlingが、単にオフセット煙道を持っているというだけでしたら、
それはクラシックなベントによく見られるごくごく一般的な煙道の開け方でありまして、
システムとは何の関係もなく、システム的な効果も全くありません。
よろしかったら確認してまたカキコしてみてください。
>>831 それは近年の製品で、おそらくピーターソンのOEMです。
80年代にマン島に移転してからのPost Barlingファームは、
ブロックメシャムなどいくつかの製品をピーターソンと共有してたみたいです。
まあ見る影もない、といった感じですな。
ちょと気になったので書き込みー
テノンルースだけどさ。
よく乾燥してない状態で原木を加工したんじゃないかな?
木って乾燥すると縮むっしょ。
アレでスカスカんなっちゃうんじゃないかね?
蒸気当てたりすれば水分含有量があがって木がちょとでかくなっからキツキツになる。
室内の湿気で家がきしむのと一緒じゃないかねー。
フローリングとかさ、夏と冬で寸法変わるでしょ。
で、ここで質問なんですが蒸気でテノンルース治したあとって結構時が経つとまた
緩くなりませんか?
木は100分代位ならスグ寸法変わるからね。
下に向けたら落ちるなんてのはコンマ1近いんじゃないかな〜。
千分代で緩くなるって事はあまりないと思う。
>>833 そうそう。いいポイント。
Kメソッドが果して<一時的に木を膨張させているだけ>なのか、
それとも<ルーズ以前の状態に復帰させているのか>、
ぜひとも見極めたいのでテストしているのですよ。
昨日処理したComoyは、1日経ってステムを嵌められるようになりました。
なかなかのタイトフィットぷりです。
この後この状態が持続するのか、
少々長いスパンで見ていってみようかと。