http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/14/news049.html 「私は家ではずっとAppleの製品を使っている。GALAXY NexusはiPhoneより良いスマートフォンだと思うが、
Appleは優れたエコシステムを持っている」──9月に韓国Samsung Electronicsの社長兼CSO(最高戦略責任者)
に就任したヤン・ソン氏が、マサチューセッツ工科大学(MIT)運営の技術系メディアTechnology Reviewが12月13日
(現地時間)に掲載したインタビューでそう語った。
ソン氏はMIT出身で、米Intelや米Qualcommなどを経て2007年に半導体企業のInphiのCEOを務めた後、Samsungに
CSOとして迎えられた。カリフォルニア州メンロパークのオフィスで、Samsung全体の戦略を統括している。
ソン氏は、クラウド、ビッグデータ、モバイルエコシステムの重要性について語る中で、自分が家ではMac、iPhone、
iPad、GALAXY端末を使っていることを明らかにした。AppleとSamsungの両方を使っている経験者として、Appleの強さ
は製品だけではなく、iCloudなどのエコシステム(同氏はこの言葉を、ユーザー向けの総合的なサービスという意味で
使っているようだ)にあると指摘した。GALAXY Nexusは製品としてはiPhoneよりディスプレイも操作速度も上だと思うが、
エコシステムには大きな問題があるという。
「Samsungは恐らくスマートフォン、ディスプレイ、テレビの世界市場で最大の企業だが、そのユーザー体験は“端末
中心”であり、つながっていない」とし、今後パートナー企業とともにオープンなエコシステムを構築していくと語った。