http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1204/19/news023.html セキュリティ企業の英Sophosは4月18日のブログで、写真共有アプリ「Instagram」のAndroid版に見せかけたマルウェアが出現したと伝えた。
InstagramのAndroid版は4月初旬に登場したばかり。さらにFacebookが9日にInstagramの買収を発表し、一層注目が高まっていた。
Instagramを装う偽アプリは、この関心の高さに付け込む形で出現。ロシア語のWebサイトなどを通じて配布されているという。Sophosで調べた
ところ、正規のInstagramに見せかけるという点ではあまり出来は良くないが、バックグラウンドでSMSを送信してしまう機能があることが判明した。
このSMSでマルウェアの作者が儲かる仕組みになっているとみられる。
なお、このアプリの「.APK」ファイルには、1人の男性を写した写真が複数枚含まれているという。これはファイルの特性を変えてウイルス対策
ソフトによる検出をかわそうとする仕組みの可能性もあるが、写真の男性がマルウェアの作者なのか、それとも何らかの関係者なのか、正体は
分かっていない。
Androidに感染するマルウェアは、人気ゲーム「Angry Birds Space」を装った海賊版の出現なども伝えられており、Sophosでは「Google Play
などの公式Androidマーケットではないサイトからアプリをダウンロードした場合、スマートフォンがマルウェアに感染するリスクを犯すことになる」
と警告している。