1 :
前スレ410:
2 :
結花:2001/07/06(金) 04:05 ID:G1Y4lZdM
「ねえ冴子様、さっきのを使うってのは如何でしょう?」レーナが冴子に尋ねた。
「そうね。そういう事だったら結花ちゃんも喜んでくれるかもね」
「さっきのって……何ですか?」
「さっき結花ちゃんが飛んじゃってる間にレーナちゃんから言われたんだけどね……」
冴子が話し始めた。
「レーナちゃん、結花ちゃんの服をダメにしちゃったことのお詫びがしたいんだって。
ちゃんとした『お詫び』をね。それをレーナちゃんから相談されたんだけど、結花ちゃんは
きっとそう言うのは受け取りたがらないだろうなあって思って。それでどうしようかって
お話してたのよ」
レーナの言う「ちゃんとしたお詫び」がどういう種類のものかに思い至り、結花は首を振った。
「レーナちゃん、そんなの私が困っちゃうよ。ごめん、そういうのは受け取れないよ」
「冴子様も、結花様は恐らくそう言われれうだろうって仰られて。それで困っていたんです」
「でもね、結花ちゃん。これって結構高額いのよ。ハーネスだったら調整が効くから既製品で
問題ないんだけど、これは結花ちゃんの身体に併せて作らなくちゃいけないのよ」
考えてみれば当然の事だった。この場所の、このテーブルの空気に呑まれ、そして酔っていた結花に
至極当たり前な現実がのしかかってきた。
「まあ、それを私からプレゼントする事も出来るんだけど。でもそれよりは、折角だから
レーナちゃんのお金を使って、レーナちゃんからプレゼントしてもらうって事にするのは
どうかなあって思って」
「そんな……、困ります」
「結花様、お願い。レーナから結花様に最初の一着をプレゼントさせて下さい」
あくまでも固辞しようとする結花を首を傾げながら見つめていた冴子がふと口を開いた。
「結花ちゃん、お誕生日って何時だっけ?」
「11月の4日です」
「あら。じゃあお誕生日プレゼントってのも無理があるのね……」
「いいじゃないですか結花様、半年早くお誕生日のプレゼント差し上げさせて下さい。お願いします」
「でも……、でも……」
「着てみたいんでしょ? こういうのってなかなかチャンスがあるものじゃないわよ」
「……」
「じゃあ、決まりですね!」レーナが嬉しそうに声を上げた。
遂に結花も苦笑してしまった。
3 :
結花:2001/07/06(金) 04:10 ID:G1Y4lZdM
結花は再びハーネスを外され、冴子とレーナの手で全身の隅々まで採寸された。
片足だけで実に14カ所。1カ所採寸される度にその数値と採寸個所を数えていた結花だったが、
ついにあきらめ。レーナがサイズを読み上げ、冴子がそれをオーダーシートのようなものに
書き留めていくのをぼんやりとながめていた。
採寸は実に無慈悲な作業だった。結花という存在の一つ一つ、結花が敢えては口にしたことが
ないコンプレックスの一つ一つまでもが数字に置き換えられ、記録されていく。
全ての箇所の測定を終え、シートをじっと、値踏みするように見ている冴子の視線にいたたまれなくなり、
ついに結花は自分から冴子に話しかけた。
「酷いでしょ? 冴子さん、そんなに見ちゃヤだ」
「でも素敵よ。結花ちゃんの身体って、本当に女の子から女になる、ぎりぎり一歩手前の
ところなのね」
「もう、変わりません。あとはせいぜい太らないようにするのが精一杯」結花が首を振った。
「でもさ、結花ちゃん。前から思ってた事で、今日結花ちゃんの身体を触ってて確信したんだけど……」
冴子が結花に向き直って言った。
「結花ちゃんって、ずーっとスポーツしてたでしょ?」
「スポーツって言うか、部活で陸上やってただけです」
「だから身体が引き締まっているのね」
「でももう止めちゃったし、おかげでこんなにやせっぽち。服とか全然似合わないんです」
結花は肩をすくめて答えた。
「でもね。そういう身体って今から頑張っても決して作れないのよ。私はもちろん、多分レーナ
ちゃんでももう無理なんじゃないかな。私が通っているジムの先生から聞いたんだけど、
女の身体って、お肉と脂肪が霜降りみたいになってて、筋肉だけ削るとか、脂肪だけを減らす
っていうのがとても難しいんだって。そういう身体は、中学生になるかならないかの頃から、
新体操とか陸上みたいなスポーツを、成長が止まるまで続けないと作れないんだって」
「でも、お姉ちゃんにもずーっとバカにされてたんです。こんな身体、要らない。ヤダ」結花が首を振った。
そんな結花を気遣わしげに見ていた冴子がやがて話しかけた。
「じゃあ結花ちゃんはどんな身体だったらいいの?」
「冴子さんみたいだったら素敵なのにな。胸もお尻もちゃんとあって。そしたらきっといろんな
洋服だって似合うし、それにこういうのだって格好良く着こなせるのに」
冴子は何も答えなかった。
4 :
結花:2001/07/06(金) 04:15 ID:G1Y4lZdM
ついに長い夜が終わろうとしていた。気が付けばフロアに残っているのは結花達だけで、
男達、そしてここの女達が一夜の宴の後始末をしていた。女達はそれぞれに姦しくおしゃべりを
しながら働いていたが、男達は音もなく、一言も口を利かず、ただ立ち働くだけだった。
「もうこんな時間なのね……」冴子がつぶやいた。
「もう、朝なんですか?」結花が冴子に尋ねた。
「多分今は4時頃ですね」レーナが言った。
「どうなさいます? 地下鉄が始まるまで居ていただいても結構ですし、もし宜しければ
送って差し上げることも出来ますし……」
「そういえば私、まだ結花ちゃんの車見せてもらってなかったね。じゃあ今日はお願いしちゃおうかしら。
と言うより、この格好じゃ地下鉄は無理よ。タクシーは使えないこと無いけど、朝のお日様の下で
この格好ってのはちょっとキツいかな」
レーナがにっこりと笑って答えた。
「分かりました。じゃあ冴子様と結花様をお送りするということで。じゃあ私、お二人を
お送りするって言ってきますね」レーナはそう言って席を離れ、フロアに居た男の一人の側に寄っていった。
ほどなくしてレーナは戻って来た。
「もう上がっていいことになりました」
「良かったわ。じゃあお願いね」
「私も、お片づけさぼれるから、ちょっと得しちゃいました」レーナはそう言って舌を出した。
「結花ちゃんはずるいのね」冴子が笑った。
「えへへ。じゃあ私、服を着てきますね」レーナはきびすを返し、フロアの奥に消えていった。
「私も、服着なくちゃ」結花が言った。
「あら、結花ちゃんもレーナちゃんも普通の格好になっちゃうのね。私一人だけこんな
格好で何か恥ずかしいみたい」
「でも。裸やハーネスじゃ帰れませんよ」いつの間にかレーナがきちんとたたんでおいてくれた下着を
身につけながら結花が笑った。
「それもそうね。あ、結花ちゃん、ハーネスは持って帰っていいわよ」
「え、でも。これだってきっと高いんですよね」
「要らない、とは言わないのね」冴子が笑った。
「気にしなくていいのよ、どうせここにとってはタダみたいなものだし。それに結花ちゃん、
そのハーネス汚しちゃっているでしょ? それをここに置きっぱなしにして行くつもり?」
結花は真っ赤になってうつむいた。
「うふふ。でもまあ、結花ちゃんが汚したハーネスだからこそ喜んで使う人もいるだろうけどね。
あ、レーナちゃんが戻ってきたわよ」
5 :
結花:2001/07/06(金) 04:26 ID:G1Y4lZdM
「お待たせしました。さあ行きましょう」レーナがニッコリと笑って言った。
飾り気の無い白い長袖のブラウス、紺色のつつましい丈のフレアスカート、エナメルの
ストラップシューズ、そしてカチューシャ。
同性の、同年代の結花からみても可愛らしいレーナだったが、その服装はレーナの
魅力を最大限に引き出していた。
レーナのこの姿しか知らない人であれば、つい何時間か前にラバーに包まれて悶絶していた
レーナの姿を見ても、きっと同一人物とは思えないだろう。それほどに今のレーナは無垢で、
そして可憐だった。もっともそれもレーナの、そしてレーナの主人の綿密な計算による
エロティシズムの演出なのだろうが。
そんなレーナの姿に言葉もない結花と、特に驚いたそぶりも見せない冴子を連れてレーナは外に出た。
今度はきちんとエレベーターを使って地上に降り、外に出ると辺りは既に暗くはなかったが、
まだ夜は明けたばかりで太陽はビルの向こうに隠れていた。
結花は大きく深呼吸をした。夜明け独特の引き締まった空気が心地よかった。
「じゃあ私、車廻してきますね」レーナはそう言うと向こうの方に駆けて行った。
「冴子さん、レーナちゃんってどんな車乗っているんですか?」
「私も知らないのよ。この間レーナちゃんのご主人が来たときに、レーナちゃんをどんな車に
乗せたがっているか聞いたから、大体どんなのかは見当つくんだけどね」
「いいなあ、車かあ。私も車欲しかったんです。レーナちゃんどんなの乗っているんだろう」
「もうすぐ分かるじゃない」冴子が笑った。
「でも、レーナちゃんの、ご主人、って凄いですね。レーナちゃんにポンと車買ってあげられるなんて。
その人ってどんな仕事をしているんですか?」
「それはレーナちゃんに聞くといいわ」
やがて白い、鯨のように大きなクーペがするすると音も立てずに結花と冴子の前に停まった。
まさか……?
果たしてそのまさかだった。その不必要に巨大な車の運転席にはレーナが居た。
結花は頭がくらくらした。
6 :
533:2001/07/06(金) 04:32 ID:G1Y4lZdM
>>1 スレ新設ありがとうございました。これでサイズを気にせずアップすることが
出来ます。
少しバッファを作ることも出来ました。
前スレ410=1様 スレ立てご苦労様です。
前スレDLしたらほんとに500KB近くあるんでびっくり。
ちなみに、テキスト正味で、
あんなの話:約70KB
冴子編:約100KB
麗子編:約20KB
結花編:約60KB(旧スレ分)
個人的感覚ですが、50KB越えると読み応えあるって感じがします。
533様
採寸表現ってやっぱこうゆうかんじに収束しますね…。
「体の隅々が数値として写し取られてゆく…」ての。スゴイというか、命中というか…
それにしてもレーナちゃんが運転するってのは結構意外な感じ。
飛行機のエンジンとかも作ってそうなトコのでしょうかね。飛淑女(w
あげー
ageageage
あげあげ
空あげばっかりだな……
11 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/08(日) 14:06 ID:MefrmEf2
age
ガイシュツだけど、人間家具専用のFAQまで出来たのでご紹介〜
http://www.houseofgord.com/forniphilia.html 上から3つ目のテーブル付きスタンドは、
円筒形の筒に、後ろ手体育座りのままラップでぐるぐる巻きにされて詰め込まれ、
発泡ウレタンで固められた状態。
その上に首枷状の丸テーブルを前後から嵌めて、木ねじで留め、
アタマにスタンドの帽子を載せたもの。
見る人が見れば、女4人のシャンデリアとかも萌えなんだろうけど、
漏れ的にはウレタンが一番萌え。
>>12 Chandelier (3 women and one bug eyed bondage master)
おんな4人じゃナカタ。 スマソ
>>12 その画像じゃよく見えないなぁ。。。
でも見えないところで固められてるってのも萌え(w
できれば固める過程が見たいがぁ……
ってそれは会員ページにあるのかしら。
漏れカード持ってないからダメだなこりゃ
あげまっす
作者さん忙しいのかな
16 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/09(月) 15:18 ID:SBbT56VE
すごいね。2ができるとは思ってなかった。
これからも続けてください。ネタなくてすみません。
でも、いつも読んでます。
>>14 テーブルの下になってるので見えません。想像で萌えて下さい。
会員ページでも充填中の画像はナシ。
最後にバラして取り出す時にホントに人間がウレタンの塊になってて萌え。
>>15 毎日連載ってすごい体力使うから、風邪かなんかかと思われ。
または出張とかでぜんぜん書き込めないとか。
18 :
2スレ1:2001/07/10(火) 22:21 ID:zmOUac/M
………age
実践派の人とかいないのかなぁ。
19 :
前スレ508:2001/07/11(水) 10:36 ID:.Ik2wQgQ
江戸川乱歩の『人間椅子』みたいなの・・・あれの女版なんかが好きなんだけどなぁ・・・
現在の作者様しばらくお休みのご様子なので、冴子版か麗子版でショート1本書きますが、
題材ごキボンヌがあればお出し下さい。あげ。
追加。
ショート題材なので、壮大な仕掛けが要るのは不可でッす。(^^ゞ
22 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/11(水) 23:15 ID:MSXEzhRU
ショップのショーケースの中でマネキンとして展示はどうでしょう。
>>22 何を売ってるショップのショーケースで、どんな姿が指定キボンヌ。
冴子・麗子、 一人称・三人称、 指定キボンヌ。
24 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/12(木) 00:06 ID:aPKtjQko
>>23 もちろんフェティッシュショップで商品を見につけている感じでギチギチに(^^;
希望としては冴子かな、人称はお任せします。
25 :
533:2001/07/12(木) 01:51 ID:lc3N3jxI
結花と冴子を乗せた車は、停まったときと同じように再び音もなく走り出した。
「レーナちゃん、素敵な車買ってもらったのね」後部座席、結花の隣に座った冴子が言った。
「素敵過ぎて困っちゃいます。それに、どう考えても私には大き過ぎ」彼女にはあまりに
大きいハンドルを握りながらレーナが答えた。
「でもご主人様が買って下さったんだから、大切にしなくちゃ。それに、なんでこの車かって
のは聞いているんでしょ?」
「はい。何があっても安全なようにって」
「事故とか、そういう事?」今まで居心地悪そうに座っていた結花が訊いた。
「それもあるんですけど、あとは、御主人様が側にいらっしゃらないときに車を使っても
ちょっかいを出されないようにだそうです」
「私みたいなの後ろにのっけて、カローラとか乗ってたら大変な事になっちゃうもんね」冴子が面白そうに笑った。
「これ、ベンツだよね……」
「そうです。えっと……、なんとか600」レーナが照れくさそうに答えた。
「なんとか呼ばわりだと、御主人様怒っちゃうわよ」あまり車に興味がなさそうなレーナの答えに
冴子が笑った。
まだ目覚める前の東京を矢のように走り、3人を乗せた車はやがて結花の住むアパートの近所に着いた。
「あ、じゃあ私、ここで」
「結花ちゃん、今日はありがとう」
「結花様、とっても楽しかったです。またいらして下さいね」
「あら、また来るわよね。オールインワンだって作るんだし」
「そうですよね!」
「うん……、またね」夢のような、まさに夢のような一時から自分の現実の世界に引き
戻されつつある結花は力無く答えた。
「結花ちゃん、今日はゆっくりおやすみなさい。またメールするね」
「はい」
そしてレーナの車は走り去っていった。
コンビニエンスストアで簡単な朝食を買い、結花は裏通りに面した自分のアパートに戻った。
ポストを確認すると新聞の他に数通の封書が届いていた。どこかの会社からの手紙。面接の
結果が書いてあるのだろう。しかし結花は今はその手紙を開く気にはなれなかった。
荷物とコンビニエンスストアの袋を放りだし、服を脱ぎ捨てた結花は結花はベッドに倒れ込んだ。
冴子、レーナ、そしてあの……、そういえばあのお店はなんていう名前なんだろう?
あ……、私お金払ってない……。
結花の目の前が暗くなっていった。
26 :
結花:2001/07/12(木) 01:52 ID:lc3N3jxI
はたと目が覚めたとき、部屋の中は既に暗かった。
……私、何時間寝ちゃったんだろう。
もぞもぞと結花は起きあがると、カーテンを閉めてから部屋の灯りをつけ、今朝自分が脱ぎ捨てた服と
荷物をあわてて片づけ始めた。コンビニで買ったサンドイッチはもうダメだろう。
結花は決して神経質に掃除をしたり片づけ物をするほうでは無かったが、今日は早く昨日の跡を
消してしまいたい気持ちでいっぱいだった。
昨日の経験はまぎれもない事実だった。今さらそれを否定するつもりはない。しかし昨日の事を
自分の中で整理するためにも、まずは気持ちを落ち着けたかった。せめて昨晩、六本木の
交差点で冴子と落ち合う前の自分に戻り、そこから自分自身を考え直して見たかったのだ。
ふと、ターミナルアダプタのインジケーターが点滅していることに結花は気付いた。
誰かからメールが来ている。
とりあえず昨晩の服と荷物を片づけ終え、簡単にシャワーを浴び、冷蔵庫から取り出した
ジュースを飲みながら結花はPCの電源を入れた。冴子がメールすると言っていたがそれだろうか?
知人からのメール、一度登録したきり全く読んでいないメールマガジン。数々の雑多なメールに
混じり、はたして冴子からと思われるメールが届いていた。
「結花ちゃん、お疲れさまでした」という冴子からものと思われるメールだけがやけに受信に
時間がかかっている。
何か添付されている。
全てのメールの受信が終わると、結花はまず冴子からのメールを開き、添付されていたデータを確認した。
なに……、なによこれ……。
27 :
結花:2001/07/12(木) 01:52 ID:lc3N3jxI
ディスプレイには、昨晩の結花が映し出されていた。
ハーネスでがんじがらめに拘束され、レーナに股間を貪られる結花。ある画像では歯を食いしばり、
ある画像では涙を流して歓喜し、ある画像では白目をむいて悶絶している自分。
絶頂に達した結花の拘束を解き、結花の全身に後戯の唇を這わすレーナ。
そして一糸まとわぬ全裸で、ハーネスさえも許されず、ソファの上にぐったりとしたまま
放置されている自分。
ひどい……。何時の間に、こんな……。
そんな画像を撮り、送ってきた冴子を本当に酷いと思うなら、画像を閉じてしまえば、
そして削除してしまえば良いはずだった。
しかし結花は削除はおろか、画像を閉じることすら出来なかった。
結花の脳裏に、まさに暴力的な勢いで昨晩の全てが蘇ってきた。一度気分を落ち着けて、
次回冴子と会うまでにゆっくりと結論をだそうと思っていたことの全て。
結花は自分が濡れてきているのを感じた。触りたくない、触っちゃダメ。触ったらまたあの
世界に引き戻される。そして帰ってこられなくなる……。
そんな自分自身の抵抗も空しく、結花の手は下腹部に伸びていった。膝が震える。膝が
がくがくと震えているのは快楽の世界に没入する事への恐怖からだろうか。それとももっと形而下的な、
肉体の根元からの反射だったのだろうか。
抗いがたい衝動に負け、ついに結花の手はクリトリスに伸びた。昨晩と同様に、これまで経験
したことがないほどに湿ったのを確認すると、結花の手が速くなった。ディスプレイを見ながら、
右手を股間にふさがれた結花はマウスを左手に持ち替え、画像を1枚1枚繰りながらオナニーし続けた。
しかしいくら手の速度を速めても、どれだけ画像を繰っても、昨晩レーナに与えられた快感の
それにはほど遠い喜びし帰られない自分に結花は気付いた。今この場所には決定的に何かが
欠けているのだ。それはレーナの蠱惑的な愛撫か、冴子の全てを見通すような視線か、それとも拘束か。
そして結花は、さっき片づけたバッグの底に、ハーネスがしまわれている事を思い出した。
28 :
結花:2001/07/12(木) 01:55 ID:lc3N3jxI
「そうか。西田くんの妹さんは……、そんなにか」
「はい。正直なところを申しまして、私の予想をはるかに超えていました」
ここは冴子の、そして麗子の聖域。あの甘美な、そして絶望的に逃れがたい快楽の全てを
肉に刻み込まれたあの社長室。冴子は社長 ―決して「協力者」の立場を逸することなく、
冴子に全ての快楽を与えたあの男― と話していた。
「やはりその妹さん、結花さんは西田くんと同じなのかな?」
「それは違います。以前もお話ししましたとおり、彼女は自分の欲求をストレートに
出せない
タイプの女の子です」
「きみと同じように、か?」
「はい」
「しかしきみとて、結花さんがきみと同じように、ボンデージを悦ぶだろうという確信が
あった訳でもあるまい?」
「拒まないだろうという確信はありましたが……、そうですね。悦ぶとは、まさかあそこまで
とは全く思いませんでした」冴子はそう言って社長の目を見た。
「コンプレックスに凝り固まった結花さんを見て、厚田くんはかつての自分と同じ物を感じた。
そして彼女をそこから解放したい、少なくともそのコンプレックスを相対化してやりたい。
確かそう言う話だったかと思うんだが」
「仰るとおりです」
「しかしそれ以上だった、と」
「……はい」
「厚田くんの心を持ち、そして西田くんの身体を持つ……。面白そうな子だな、その結花さんという子は」
「社長!」冴子の声が思わず大きくなった。
「はっはっは。私が直接どうこうするつもりはないよ。私はきみと西田くんでもう手一杯だ」
社長の言葉を聞いて冴子はほっと胸をなで下ろした。
「社長、私は……、私は少なくとも快楽を与えるためだけに結花さんに近づいたんじゃありません」
「分かっている。分かっているよ。いやこれは少し驚かせてしまったかも知れないな。」
社長はそう言うとテーブルの上からシガレットケースを持ち上げ、煙草を一本取り出した。
「しかしな、厚田くん」結花が点けた火に煙草を寄せながら再び話し始めた。
「きみが結花さんに与えようとしているのが、快楽であれ精神的な解放であれ、与えるからには
決して躊躇してはならない。きみの全身全霊を賭けて、全てを与え尽くしなさい。そして
彼女から何かを奪わなくてはならないのであれば、惜しみなく全てを奪い取りなさい。
私が言わんとしている事は、分かるな?」
「はい」
「そうだ。きみなら出来る。きみは賢い女性だ。自分がどこに居るべきか、どこでなら生きていくことが
できるかを知り、そしてそれを守り抜くことが出来る女性だ」
社長は深く煙草を吸うと、物言わぬテーブルを、麗子をじっと見つめた。
29 :
533:2001/07/12(木) 02:01 ID:lc3N3jxI
アップが遅くなり本当にご迷惑をおかけしました。一時バッファができたものの、
さんざ考えたあげくちゃらにしました。あまりにも蛇足にすぎたので……。
>>20 既に構想、あるいは執筆に入られている頃ですよね? 順序としてはどうしましょう?
こちらはなんとかかんとか再開できそうな気配ですが、今構想中の小品を公開していただいて、
私が書いているものはその後に再開という形でも宜しいかと思います。
……というか、正直なところそうして頂けるとバッファ作れるかもというのも
あります。すみません……。
>>all
ほとんど1週間空いてしまったんですね。手が進まない間、怖くてこのスレッドを
見るに見られませんでした。どうも本当に申し訳有りませんでした。
533様
とにかくほ〜〜〜っとしました。
ハッキリ言って場つなぎのつもりだったのですが、一応カブった時のことも考えてましたから、申しあげますと、
現在のスレで混ぜるのは妥当でないと思われるので、533様はこのままこのスレでUPして下さい。
こちらも公言した以上書きますので、出来次第書庫の方にUPして、こちらでお知らせします。
は〜。今から読ませて頂きます。
31 :
前スレ508:2001/07/12(木) 11:49 ID:A3olxatU
お待ちしておりました。
執筆がない間とても心配しておりましたよ。
ところで、結花の仕込みも済んで、これから楽しみですね。
それと、やっぱりというか、麗子はまだ社長室に置いてあったんですね。テーブルとして・・・・・・
嬉しい展開です。読んでいて心臓が『ズキン!!』としてしまいました。
ここまでの引っ張り方が憎いです。
32 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/13(金) 01:54 ID:5aZMX8lk
ageます
33 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/13(金) 20:12 ID:HeNXUJ2s
age
34 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/15(日) 00:03 ID:4EDrNxGg
ageてます
35 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/15(日) 03:36 ID:6Js4erkc
ageましょう
36 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/15(日) 04:19 ID:M2RFGwu6
37 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/15(日) 09:25 ID:PteyEddw
Matteます。
38 :
ありゃ:2001/07/15(日) 21:39 ID:tFw.8cLQ
マターリしてきましたな。
こないだ全頭マスク初体験してきたyo!
いーかんじでした
でかいこと言ったわりに執筆遅れてます>冴子
スマソ。(^^ゞ
40 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/16(月) 09:44 ID:Sk.AufEw
つづき楽しみにしてます。
41 :
あ:2001/07/16(月) 14:26 ID:8ijDQGlQ
ここ終了したのか?
42 :
前スレ508:2001/07/16(月) 22:12 ID:3Obxs.Bo
いえいえ・・・終わってないですよ。
みなさん待ってますよ。
43 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/16(月) 22:20 ID:FH49z7os
続きまだかニャー? みんなどっか別のとこにいったかニャー?
逝ってないyo〜 書いてるyo〜
仕事忙しすぎんだyo〜(いいわけ) でもここまで書けないの初めて。
場つなぎできるとオモタのに〜。
結花編のコメントは533様ヨロシク
マタ〜リ待ちましょうよ>ALL。急かすものでなし。
46 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/17(火) 12:52 ID:g46PddDw
↑ですな。
47 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/18(水) 17:06 ID:ZayfbrJg
あげとこう
48 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/18(水) 19:19 ID:C/jiH3ts
もういっちょ。
49 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 00:15 ID:Ynzg6GNA
さらにもういっちょ。
50 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 09:08 ID:NY1GYFqw
どっこいしょ。
51 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 09:27 ID:5Xf/L.RY
どんどんあげちゃおう。
52 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 13:13 ID:55w2ShyM
よっこらしょ。
53 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 20:17 ID:rrWktb0M
うりゃ。
54 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 20:47 ID:Xsi9MnH6
スマソ~>冴子
55 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/19(木) 20:50 ID:zlg1Ie/w
56 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/21(土) 00:22 ID:4Ihgm3oQ
貸し出しマネキン
冴子がスタンドやテーブルなどの拘束に随分慣れたころ、
社長がニヤニヤしながらやってきて、冴子に言った。
「知り合いのフェティッシュコスチュームを売ってる店のオーナーが、
ぜひ厚田くんを店のマネキンに貸してほしいというんだが、どうかね?」
冴子はちょうど解放されて麗子を談笑しながら着替えているところだったので、
「どんなお話なんですか?」と社長に聞き返した。
「いや、まる1日だけでいいそうなんだが、開店から閉店まで、トイレも食事もナシだ。
マネキンだからね。ただ突っ立ってるだけだ。
スタンドが出来る厚田くんには簡単すぎるかな」
「社長がやれと仰るなら、私はハイと言うだけです」
「うんうん。 すまんな。 じゃあ、早速明日にでも」
「え? 明日ですか? じゃあ、スタンドどうしましょう」
「ああ、今晩はもういいよ。 そこの棚から毛布出して、好きにソファベッドででも寝たまえ」
「うわあ。手足伸ばして寝れるなんて、私にとってはボーナスです!」
「それは意外に喜んでもらえてよかった。 じゃあ、明日頼むよ」
「はい!」
「私どーしましょ」
「西田くんも厚田くんの世話が終わったら帰りたまえ。
明日は一応厚田くんに付き合って、着付けの手伝いを頼む」
「はーい」
「じゃあ、私はこれで失礼するよ。 お先!」
「は〜い、失礼しまーす」
「あ、お疲れさまです」
533様待ちなのでマターリと逝きます。 じれったい<スマソ
いつでも割り込んでくださいね>533様
57 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/21(土) 10:19 ID:1GQVJMck
頑張って!
58 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/21(土) 13:36 ID:jjcBtCKk
冴子達は、翌日の午前中遅く、社長に連れられてその店に行った。
店内に入るだけで、ものすごい革の匂いが渦巻き、冴子は一番最初に革で全身包まれた時の興奮を思い出していた。
「はじめまして。 私の作ったものは既にご存じと思いますが、お会いするのは初めてですね」
「え?」
「今までの革製品は全部このオーナーの作品だよ」
「あ! ああ! あの、色々とお世話になっております… 厚田冴子です」
「気に入って頂けているようで何よりです」
「こちらは?」
「こちらはサポート役の西田くん」
「西田です」
「ああ、こちらがお話にあった西田さんですね」
「えー? 何ですかぁ?社長〜」
「あ、いや、若いのに経験豊富だって話をしたんだ」
「拘束ノウハウだけですよ〜?」
「いやいや、それでもすごいもんさ」
「ほー」
「テレますぅ」
59 :
前スレ508:2001/07/21(土) 16:33 ID:mhITtggg
56様
良い感じです。冴子シリーズの外伝といった趣ですね。
楽しみです。いずれ本編とリンクするのでしょうか・・・?ワクワクです。
60 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/21(土) 17:39
「じゃあ早速いいですか?」
「え?あ? はい…」
やはり慣れた仲間うち以外の人間に身を任せるのは抵抗がある。
とはいえ、今までの拘束具の生みの親と言うこともあり、店の一画でおずおずと服を脱ぎだした。
他の客が居ないとはいえ、あけすけにオープンな場所で着替えるのは、さながらファッションショーのモデルの着替えのようであった。
冴子は全裸になると、やはりどうしても胸と股は手で隠してしまう。
店のオーナーは射るような目で冴子を見ている。
「さすがにサイズは知り尽くしてるので、いきなりでもぴったりだと思うけど…」
オーナーは無造作に革の大きな塊をバサバサと開き、足の入るブーツ部分を冴子の前に開いて差し出した。
冴子は胸と股から手を外し、その極端に高いヒールの部分に足を差し込んだ。
麗子が体を支えてくれる。
先端はほとんどトウシューズのようであった。
「こ、これはキツいです」
「それはね、踵を意識するからですよ。 つま先だけで立ってみて?」
「う… はい… なんとか…」
「そうそう。 ほら、平気でしょ?」
「ちょっとまだ慣れません…」
「うんうん。そのうち慣れますよ。 今日は一日その状態だから、嫌でも慣れてもらわないと」
冴子は丸一日このつま先立ちのままと聞いてギョッとした。
無理よぉ…
しかしここまで状況が進んでは、いきなりイヤと言うわけにもいかず、
自分自身の足がその小さな闇に吸い込まれ、脛と一直線になりながら、
足の指のみがぼろりと前方を向いて揃うのを感じていた。
そして、それと同時に湧き起こる、未知の全身拘束への期待…。
それを悟られまいと、冴子はキュッと唇を噛んだ。
61 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/21(土) 17:40
age
63 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/22(日) 01:52
両足をつま先立ちの空間に閉じ込められ、前後にフラフラと体を揺らせながら立つ。
珍しくかかとから立ち上がるタイプのジッパーが、シーム入りストッキングのような印象を与える。
そのまま、巨大なボディーパーツを前からガバッと着せられ、左右の袖を通す。
首に当る部分の一番上で左右を合わせ、そこから今度は尻に向かってジッパーを下げてゆく。
そのジッパーを尻の上まで下ろし切ると、今度は先程途中まで引き上げた足からのジッパーを左右とも引き上げ、
ちょうど背中のジッパーと逆Y字で出あったところで3つの金具をまとめて南京錠を通され、カチリと鍵を掛けられた。
その音に冴子は一瞬ビクッと震えた。
「胸は平気ですか?」
オーナーの問いに、冴子は自分の手で左右の胸を革の上からぐいぐいと寄せてみて、
「平気です」と言った。
「これはね、冴子さんのボディーの型に、革を貼り合わせて作った全身スーツを、ジッパー部で切り開いて作ったんですよ。
この形が出来てから、貼り合わせ部とジッパーを縫ったんです」
「だからぴったりなんですねぇ〜 イイなぁ〜」
麗子がさもうらやましそうに言った。
冴子は、股の部分が妙にチクチクするのが気になったが、新品の革のケバだろうと、その時は大して気にしなかった。
64 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/22(日) 06:51
結花編マダデスカ
マッテマス
ドノクライ待テバイイノカ、誰カオシエテ…
マターリトマチマショウ・・・
66 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/23(月) 17:17 ID:AoeTSpnw
「さあ、手を後に回して」
「はい」
「ええと、そうじゃなくてこうね」
冴子を後で手錠でもかけられるのかと思ったので、手首をクロスさせるように揃えたが、
オーナーに後で手のひらを合わせて逆さに拝むような形にされた。
「少し浮かせて…」
冴子が手を浮かせると、腕全体にズボーッと三角形の革の袋を被せられた。
ああ、またアームザックだ…
感触を噛み締める間もなく、力いっぱい紐を締め上げられ、三角形が指先を頂点にますます鋭角になった。
冴子は自分がキツい眉毛をしながらも、目許と口元が緩んでるのに気が付き、ハッとオーナーを見つめたら、
ニヤリと笑われた。
「社長のお話通りですね」
冴子は心の奥底まで見ぬかれた気がして、返事もせずただ真っ赤になった。
67 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/24(火) 13:31 ID:T8ZDyaEA
アアン結花がマチキレナイ… キンダン ショジョーウ ガア
68 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/24(火) 18:13 ID:nCJ33dJY
冴子は、手でバランスをとることすら出来なくなったので、麗子に抱えられっぱなしになった。
「西田さん、ちょっと手を離して下さい。
厚田さんには練習しておいてもらわないと、結局苦しいのは厚田さんですから。
首が絞まっちゃいますからね」
エ?!
首が絞まるって…
「さあ、マスクを被せますよ。 先にこれを口に入れてください」
ゴルフボールよりちょっと小さいくらいのゴムのボールを口に押し込まれた。
そのまま、被りなれた感じのする鼻の穴だけの全頭マスクを被せられ、ものすごい力で締め上げられた。
その全頭マスクは、今までのものより厚手で、頭頂部に太いリングが縫いつけてあった。
すでに冴子の意識は半分別世界へ飛びかけていたが、それに追い討ちを掛けるように幅広の首輪が巻かれた。
その首輪にも太いリングが前後左右に縫いつけてあった。
冴子はフラフラになりながらも、ガツ!ガツ!と足をさばいて、辛うじて立っていた。
「もうちょっとこっちへ来て下さい」
オーナーは冴子を抱えるようにガツガツと移動させ、天井に滑車が付けてある場所の真下に立たせた。
そしてガラガラと滑車を下ろし、先端のフックを頭頂部のリングに掛け、ガラガラと滑車を吊り上げた。
オーナーは冴子がぎりぎりつま先立ちのまま直立出来る高さより、ほんの少し緩く滑車を調節し、
さらに滑車のフックから革のストラップで首輪の後のリングまでを結び、
頭より若干首輪が先に引かれるようにした。
「こうしておくと、まず首が絞まるけど、頭以上は引かれないから、死にはしないからね」
冴子はほっとしていいのかドキドキしていいのか分からなくなった。
69 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/25(水) 12:40 ID:Kcsfv.Yg
「さあ、できた。 おっ!もう2時だ。店を開けないと」
「じゃあ我々は仕事があるので失礼するよ」
「いやあ、社長、どうもありがとうございます。
厚田さん一日お借りします。
終ったらどうすればいいですか?」
「今日は西田くん待機させとくから、この携帯に電話くれたまえ。
車で迎えにいかせるよ」
「わかりました」
「じゃあ」
「失礼します」
社長と麗子が帰ってしばらくすると、店内にBGMが流されはじめた。
明りや部屋の様子はまったく分からない。
冴子は漆黒の闇の中で、例によって鼻から細々と呼吸しながら、
時折ガツガツと足を動かして体の直立を保つ。
首輪は幅広のため、オーナーが脅すほど首が絞まるわけではなかったが、
呼吸よりも頚静脈が圧迫されて脳の血圧が上がるほうが苦しかった。
カーッと顔がむくみ、目がチカチカして、顔中・頭中がドックドックと脈打つ。
首がラクになってもそのドキドキが引くまでは随分時間がかかるのだ。
そのうち、(というか予測されたことだが、)マネキンと称してただ吊られて立っているだけが非常に辛い仕事だと身にしみてきた。
居眠りも出来ず、トウシューズのようなブーツ部は安定して立つことを許してくれない。
冴子は、まだ左右の足を結束されないだけマシだと思った。
そのうちドヤドヤとお客が入ってきた。
「うわ!すっげぇ。 店長!これダレ?」
「あ、いらっしゃい。 それね、知り合いのお嬢さん。今日だけ借りてるの」
「か、借りてるって… そんなコト出来んの?」
「うん、まあね。 あ、触っちゃダメですよ。じっくり視姦してあげて」
冴子は『視姦』という言葉に、全身革で包まれているくせに、丸裸で吊るされている気持ちになった。
70 :
前スレ508:2001/07/25(水) 18:26 ID:zU9Hq5Yc
>>56さん
良い展開になってきましたね。萌えます。
71 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/25(水) 18:40 ID:.1HVn0Zg
結花タン…
ショウソク ダケデモ ダレカ オセーテ…
72 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/26(木) 10:25 ID:k/SK2i..
533様どうされたんでしょうか…
お仕事忙しいのかな?
ショートの予定なので、あまり長くは持たないですゥ
まあ、マターリと逝ってますが…(w
そのうち、常連さんとおぼしき客が増えてきて、店内はかなりざわついてきた。
みな口ぐちに「すごい!」とか「イイ!」を連発し、冴子は何十個もの目玉に自分の体が舐め回すように見られているのを感じた。
こんなにがんじがらめに拘束され、おぼつかないヒールの上に乗せられ、窒息寸前に首を吊られているのに、
その姿のまま、丸裸になっているのと同じだった。
オーナー以外、誰一人冴子を知る者は居ないというのに…
それは同好の士の出すオーラがそうさせるのか…
刺さる視線のヴォルテージはますます上がる一方だった。
フッと、視線の高まりがややピークを過ぎた感じがした。
店内がさらにざわめきを増し、甘ったるい怪しげな香の匂いも漂って来た。
突然、音楽に混じってオーナーの声が響く。
「えー、本日は当店10周年記念バーゲンにおいで頂き、誠にありがとうございます。
この期に在庫一掃して、また新たなシリーズを作りたいと思っておりますので、
今までの定番商品も4割5割6割引になっておりますので、ぜひお買い求め下さい。
さて、本日はこの記念イベントに際し、お得意様よりマネキンを一体お借りしております。
マネキンが着ておりますのは、私の最新の手法で製作致しましたスーツです。
皆様のオーダーも承りますので、じっくりご覧の上、こちらのご注文もぜひどうぞ」
「店長!触っちゃダメ?」
「えー、基本的には不可ですが、革の質感などお確かめになるのに少し触れるのは結構ですよ」
エッ?! そんな! 聞いてない!
冴子は焦った。
しかし、この状態では拒否しようがない。
ぷにっと乳房が押された。
「これ、こんなに厚いのに、随分柔らかいね」
「いいでしょ?」
プニプニと続けて押される。
イ!イヤッ!
…?
それで終りだった。
純粋に革の質感を確かめただけ?
73 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 22:39 ID:ejVYjoGI
マターリ…
75 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 02:28 ID:n9Y.xzA.
結花タアアーン
76 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 16:10 ID:MOnlly/w
あげ
77 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 18:19 ID:q6gWP4Vk
「ねえ、店長、これ何?」
アッ!
イヤッ!
いきなり股の中心を押されて、グッと身を引いてしまった。
同時に体勢が崩れ、カーッと首が絞まって血が昇る。
「ウッ!」
ガッ!ガッ!ガッ!と、もがくように足をさばいて体勢を直すが、
股に押し当てられた指が少しも離れない。
「ねえ、店長!このポケット何さ?」
ポケット?
アッ!
チクッとする!
その股のポケット(?)の中で、お客さんが指を曲げる。
冴子は先程このスーツを着せられた時のチクっとした感じを思い出した。
そして、何か股の部分に仕掛けがあることを感じとって、言い知れぬ不安に冷や汗を垂らした。
「そこにはね、コレをいれるんですよ」
「お、ラジコン式だ」
「あはは、別にラジコンでなくてもいんだけど、たまたま見本用に開封されてるのがこれだけだったから」
笑いながら、オーナーは、冴子のスーツの股に設けられた細いポケットに、手にしたラジコンのローターを突っ込んだ。
「ウ!」
さっきより強くチクリとする感じに、冴子はビクッと身を震わせた。
78 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/30(月) 01:43 ID:YI4v3Iao
あげときますか。
79 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/30(月) 02:33 ID:mtkQ.jqc
80 :
名無しさん@ピンキー:2001/07/30(月) 19:35 ID:xlsantL2
「普通ね、この手のスーツは股がジッパーで開いて、バイブ突っ込んだりするんだけど、
結構強すぎるってお客さんも多いんですよ。
まあ、やる方の目から見ると、グワーッと悶えてもらった方が萌えるんだけど、
中に入る女の子の意見では、もっとジワーッと逝きたいのに、体ばかりがビクビク反応しちゃって、
ちょっと無理矢理な感じがイヤで、折角の全身拘束が楽しめない…ってね」
「へー」
「でね、これ、どうせ試作品ならいろいろやってみようと思って、股にローターポケット付けて、
股の内側には起毛の布地が貼ってあるんですよ」
冴子はギョッとした。
それが、あのチクチクね。
「これ、押してみてください」
「俺が押していいの?」
「どうぞ」
イ!イヤッ!
「ブイイイイーーーーーーン!!」
あ!あ!あ!あああ!!
未知の感覚だった。
何百という細かいトゲが、波打ち、うねりながらなぞる、不思議な快感。
その細かい毛は、冴子のクリトリス全体を包み込み、
振動で分散した毛先はクリトリスの付け根にまとわりつき、クリトリス包皮の隙間に入り込む。
「ブイイイイーーーーーーン!!」
「ブイイイイーーーーーーン!!」
「ブイイイイーーーーーーン!!」
あっというまに、冴子のその小さな木の芽は真っ赤に赤熱し、
血流を含んだそれはますます固く張りつめ、
その張りつめた表皮を、すかさず、さらに細い毛が弄る…
もがくより、声を上げるより先に、甘〜い、温かい快感に囚われ、
冴子は、自分がいとも簡単に昇り詰めるのを感じていた。
81 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/01(水) 00:18 ID:saFRxVUY
age
82 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/01(水) 00:30 ID:.pOjLSDY
いいかも。
83 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/01(水) 11:55 ID:p7UL9UR.
不安定な姿勢と窒息しそうな呼吸の中で、冴子がすでにかなりの高みに居たために、
こんなに簡単に逝かされてしまったのか、
それともクリトリスが包まれるような甘美な刺激そのものが、
短時間に凄まじい快感を惹起したのかはわからない。
だがしかし、現実に縦長の密閉された空間の中で、許される僅かな痙攣を伴いながら、
後から後から押し寄せる快感をさばき切れずに、
窒息とパニックの中で、貪るように快感を享受している自分が居る…
意識が途切れそうになった途端、体勢を崩して、不覚にもまた首を引っ張られた。
トロトロの脳が窒息と高血圧を受けてバーンと弾けそうになりながら、
しかし意識を失う事も無く、ガクガクふらふらと逝き続けた。
プスーッ …
プスーッ …
プスーッ …
プスーッ …
プスーッ …
鼻でおぼつかない呼吸をする。
甘〜く、
甘〜く逝きながらも、
少し気分が安定してきて、
股の中心から、とめどなくドロドロと這い昇ってくる快感に身を預け、
香の匂いや店内のざわめきをBGMに、だだ直立することのみに残された僅かな神経を遣い、
微風に揺らめくロウソクのように、トロトロと逝き続けた…
84 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/01(水) 23:23 ID:Q7PNITdk
age
86 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/02(木) 00:00 ID:p7LKKGYY
87 :
名無し:2001/08/02(木) 23:55 ID:3N.2zwo2
あげ。
88 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 00:10 ID:/YzKSvjY
結花編の作者の方、続きの見通しキボンヌ〜
90 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 01:41 ID:bDrDs6jw
どっちでもいいから続き期待age
91 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 01:55 ID:NT5pa8jA
時折、またオッパイを揉まれたり、腰のあたりを押されたりしたが、
股のローター以上の刺激を与えられることは無かった。
…
イク…
またイク…
…
強すぎない刺激の、永遠とも思える、連続。
その絶妙な力加減が、冴子を高みに押し上げたきり、
安堵の地平に戻ることを許さない。
煤られる
煤られる
煤られる
煤られる
煤られる
快感に弄ばれる、冴子…
フッと刺激が止み、冴子はまた刺さるような視線と、数多くの荒い呼吸を感じていた。
「て、てんちょお〜、反則だよお! こんな企画用意してえ!
さ、採寸してよ… 注文していくゥ!」
「早速のご注文ありがとうございます。
今はちょっと採寸できませんので、後ほど…」
「あ、店長、コイツここで今採寸してやって下さい」
「え?皆さんいらっしゃいますけど…」
「うん、まあ皆さん店長からハガキ送ってもらってる常連さんばかりだし、
コイツも見られてまんざらじゃないみたいだから…」
「そうですか。 じゃあ皆さんが楽しめる企画は大歓迎ですので、早速やりましょう!
これもマネキンのおかげですね」
冴子はその場の皆がゴクリ、と生唾を呑む音を聞いた気がした。
冴子はぼーっとしながら余韻に浸っていた。
92 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 02:04 ID:jkraMhQk
>>90 はースマソ
なんつっても中継ぎなんで、チビチビ・マターリと引き延ばしてるわけです。(w
原稿は既に9割上がってるのを、チビーリ チビリとうぷしてます。
たった15KBぽっちの話をコマギレでうぷするのたーいへん(www
んで、結花編がまだ待ちの状態なら書き足すし、
もうそろそろ良いなら、早々に終わらせちまおうって状態です。
で、1割をまだ書いてない。と。
93 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/04(土) 23:00 ID:6o3QgF8Y
貸し出しマネキン〜期待あげ
56様マンセー
94 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/04(土) 23:07 ID:GQXc8C0g
結花タンはァ? どうしちゃったのお〜? 早く会いたい…
95 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/05(日) 23:28 ID:GaBuxRfY
agege
96 :
M:2001/08/06(月) 00:56 ID:CNSErXXU
早く続きを読ませて〜!
97 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/06(月) 08:02 ID:5ap.0.dA
マターリ…
98 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/06(月) 22:22 ID:d09ZVubE
「上原さん、奥さんおいくつ? 失礼でなければ」
「んー? 今年 34」
「信じられない! すごい肌の張りだね。 顔も若〜い!」
「いつも見てるから、わかんねぇや」
店内では上原さんと呼ばれた男の奥さんが、すでに素裸となり、店長に採寸されていた。
その奥さんは、潤んだ目でマネキンとなった冴子を見ながら、
ぼーっとした表情で採寸されては数値を書き取られてゆく…
その股間からは、明らかに愛液とわかる滴りが垂れていて、
内股のヌルヌルとした光沢が、一層いやらしさを強調していた。
「つぎ… あたし… いいですか?」
若い女の子で、ラバー系のコスチュームを着ている子が、次の順番を名乗り出た。
その子も耳を付け根までピンク色に染め、体を少しもじもじさせていた。
そして、いざその子の順番が来ると、店内に更に興奮の輪が広がった。
ビキッ!
ビチッ!
と、汗を散らせながら、キチキチのラバーを脱いでゆく様子が、
革ファンの多い常連客に新鮮な印象を与えた。
その子はついに全裸となり、激しく上気した顔で、汗とも粘液ともわからぬ汁を股間から滴らせながら、
店長のメジャーを受けていた。
店長にメジャーで計測されるお客さんが冴子に送る熱い視線を、冴子は暗黒の中でビシビシ感じていた。
そしてそれはまた、冴子にとってもたまらない刺激となるのであった。
股間の刺激の止まった冴子は、フッとバイブを切られた瞬間のことを、恨めしげに思い出していた。
ダメだ…
刺激が欲しくてたまらない…
これだけギチギチに革で拘束されてマネキンになっているのに、
また、そんなことをすれば、心の中を晒け出してしまうとわかっているのに、
自分の体を抑えることができない…
冴子は、股間の刺激を求め、恐ろしく不自由な体のまま、
クネクネと体をいやらしくくねらせはじめた。
ほんの僅か、股間の当りが変化し、つくん、つくんと弱いながらも甘美な刺激に変わる。
もっと欲しくて、
もっと欲しくて、
冴子はありったけの力で、体をクネクネと揺らした…
99 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/07(火) 20:04 ID:CCp1w.cg
ageとく
100 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/07(火) 23:42 ID:g26PwjqQ
100
101 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/08(水) 13:50 ID:0KH.dD06
消えそうなのであげぇ!
103 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/08(水) 18:47 ID:3e94UPvc
チョト マターリ シスギタカー
104 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/09(木) 00:04 ID:Sev7DiNo
メジャーを当てる度にほとんどイキそうなラバーマニアの子を採寸しながら、
店長は横目でチラッと冴子を見て、唇の端をニヤリとほころばせた。
ラバーの子の採寸が終ると、店長がスプレーとボトルとタオルを持ってきて、
「またそのラバーをお召しになるなら、パウダースプレーとローションとどちらになさいますか?」
と聞いた。
「… ろ、ローションで…」
「はい、どうぞ。 新製品をお買い上げ頂いたので、そのローションはサービス致します」
店長はタオルとローションをその子に渡した。
「あ、ありがとうございます」
その子はそれらを受け取ると、慣れた手付きでラバースーツをバサバサさばき、
ブチュッとローションを手に取った。
その子はおやっ?という顔をした。
ボトルを押す手を緩めると、そのまま中にチュルリと戻りそうなほど、粘性が高いのだ。
「それね、ちょっと粘りの強いヤツ。 イイですよ…」
その子は上気した顔のまま、店長の方をちらっと振り向いて、
特にコメントするでもなく作業を続けた。
その子はつま先から太股にかけてローションを塗り、
ラバースーツの足部分の中にも少し手で塗ると、
そのままグチュッと足を差し込んだ。
その時の何とも言えぬ恍惚とした表情が、他の客を激しく興奮させた。
ごぷっ。
ぐぷっ。
と、ぐぐもった音を立てて、ラバースーツを腰まで引き上げ、
またローションをたっぷりと手に取り、背中にベタベタと塗りまくり、腕にも塗ると、上半身を着込んだ。
お腹の上あたりから始まるジッパーをジジジジと引き上げ、程よく膨らんだ胸を収めてゆく。
最後に胸元にたっぷりローションを注入してから、首までジッパーを閉めた。
見ていた客は、一部始終を見守りながら、
その子が、ローションで満たされた壷に首まで浸け込まれたのと同じ状態であるのを認識して、さらに激しく興奮した。
その子は、首から溢れたローションをタオルで拭うと、
今度はビキビキ、ビチビチと乾いたラバーの音をたてながら、残りのコスチュームを着こんでいった。
105 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/10(金) 00:57 ID:DhFpk/zY
age
106 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/10(金) 01:02 ID:kNnRVxkc
保存あげ
107 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/10(金) 05:28 ID:uid03JIQ
ラバーも(・∀・)イイ!!
110 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 01:46 ID:f4YWxAO.
>>108 オヤ!?
今をときめく奈津子様ご本人ですか?
書き込んだのこのスレだけ?
マジメにレスつけるならみんなどんどん意見出すと思います。
CD-ROMも買いますyo!
漏れ的には、お得意のフェイススクラッチマスクゴム栓付きにフツーにチャイナ。
でも、捲るとチャイナの下はギチギチ革拘束!ってのがイイな。
あと、だれかが言ってたけど、チャイナって首んトコ閉じちゃうと脱げなくなるんですって?
首のボタンんのとこにデッカイ南京錠ブラ下げたのキボンヌ
111 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 04:20 ID:uTSYbG/o
あげ
112 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 16:03 ID:eJbHfoNs
その子が着終わって人垣の奥に移動すると、また一組の男女が進み出て、
「2人分お願いします」
と言った。
「ははは! いやあ、商売繁盛で嬉しいなぁ。 順番にお作りしますので、そちら様の分は2ヵ月後くらいになりますが、
よろしいでしょうか」
「はい、別に納期は平気です」
「じゃあ、早速… おっと、その前に…」
店長はまだクネクネとうごめく冴子の側に移動し、胸のカップを留めているベルトを何本か緩めると、
左右の乳房を収めているカップを外し、冴子の胸を露にした。
キャプテイブ・ビーズ・リングのピアスが通された乳首が晒された。
キャアアアアアッ!!
「ん〜〜〜〜〜〜〜!!!」
冴子は予想外の展開にありったけの声で叫んだが、それはくぐもった響きにしかならなかった。
店長は、カップ穴の縁に挟まっている冴子の乳房の肉を引き出し、
背後に回ると、アームザックの隙間から手を入れて、胸周りのベルトを強く絞め直した。
おっぱいはくびり出され、胸郭がなお圧迫されて、冴子は朦朧とした中でさらに呼吸が制限された。
そうしておいて、再びラジコンローターの送信機を持ってくると、予告もなくスイッチを入れた。
「んんん!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
一気にまた強い刺激を与えられ、ずーっと高みに居続けた冴子は、簡単に連続アクメを迎えた。
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
冴子は、脳が完全に麻痺したと思うほど、激しくイキ続けた。
自分がもがくと、揺れるおっぱい。
おっぱいが揺れると、さらに揺れる乳首。
そしてその乳首に合わせて揺れる、リング。
こんなにイッてばかりで、自分はちゃんとマネキンの役に立ってるのだろうか?
そんなことを最後に思い返して、そのまま意識を失った。
ヽ(`Д´)ノ あげ
114 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 21:33 ID:EgX1MQD.
115 :
奈津子:2001/08/11(土) 22:40 ID:G9uXDJfI
>>180 本人ですよ〜
まちがえて名無しさん@ピンキーにしちゃいました、分かりにくくてゴメンなさい。
菅野えりちゃんにしたゴム栓付きフェイスマスク良かったですか?
気に入ってもらえてよかったです(嬉)
今日チャイナを買ったんですけど襟を閉めると本当にぬげないみたい。
チャイナに南京錠・・・いいかもしれない。
やれたらやってみますね。
次回の撮影は今まで以上に女の子を苛めちゃう予定。
良かったらまた色々意見ください、おねがいします。
奈津子
http://www.natuko-miracle.com/mag/20.html
116 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 23:01 ID:tHmIySuk
>>115 おー! ご本人様レスありがとうです。
チャイナ南京錠実現するといいな。
でも、モデルさんて毎回かわっちゃうんでしょうか?
もし、固定のモデルさんが居るなら、ちょっと時間掛けてでも採寸の必要なものに
挑戦してみてはどうでしょうか?
このスレなら全身革スーツとか。
あとは一部で有名な外国製の金属製貞操帯とか。
http://www.neosteel.de/Nsepmain.htm 特に後者は日本人モデルの写真集なんか皆無ですから、各界に衝撃が走ることでしょう。
117 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/12(日) 16:49 ID:VgCbCe2Q
あげとこう
118 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/13(月) 02:26 ID:iknRZepI
続き〜〜〜〜
期待あげ。
お盆家族サービス中。
お休みスマソ
121 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/13(月) 17:59 ID:ChihdjTI
122 :
ぎちぎち:2001/08/13(月) 22:57 ID:Fgns03wE
123 :
奈津子:2001/08/13(月) 23:01 ID:Y4wNS8Ys
>>116 またレスありがとうございます。
チャイナと南京錠スタッフに話してみたら結構みんな乗り気だったんで採用になるかもしれません。
もし採用になったら是非買ってくださいね(買ってくれないとスネちゃいますよ(笑))
そうそう教えていただいたサイト行ってみましたよ。
全部英語なんですね(泣)
英語苦手で・・・(泣)
今度英語ができるスタッフにみてもらいます。
見た感じだけですが、大掛かりな拘束具を使っての撮影もいいかもしれないですね。
奈津子
http://www.natuko-miracle.com/mag/20.html
124 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/14(火) 23:31 ID:xhbDcsRU
メンテ
125 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/15(水) 23:09 ID:7FSR4iAY
…
…
…
キュイーーーーーン
ーーーーーーーーン
ーーーーーーーーン
掃除機の音?
バキュームベッド!!
?
いや違う。
本物の掃除機だ…
ピロロロロ
ピロロロロ
ピロロロロ
電話?
「はい、はい、じゃあ15分後くらいですね、宜しくお願いします。 はい、では、どーも」
キュイーーーーーン
ーーーーーーーーン
ーーーーーーーーン
どうやら店長が店内を掃除しているらしかった。
先ほどのBGMとお香の立ち込める淫猥な雰囲気は無く、
狭い穴を通して、ひゅうひゅう吸い込む息も重苦しくない。
冴子は自分の状況を確認しようとしたが、依然として同じく吊られていることに変わりはなかった。
胸のカップは戻してあるようだ。
しかし胸郭は絞められたままで、きつい。
自分の体重で首が絞められたため、顔がうっ血してドクドク言っている。
少しむくんだかもしれない。
しばらくしたら、聞き覚えのある声が飛び込んできた。
「ばんわで〜す! 冴子さん引き取りに来ましたー!」
キュウウウウゥゥゥン…
掃除機が止まった。
冴子は麗子の声を聞いて、思わず全頭マスクの中で涙ぐんだ。
新連載中に他の話で御免なさい。
あんな編読みましたよ。
最後の改造はちょっとSF入ってましたが、もう萌えっぱなし。
改造と本人の心境の変化をここまで丁寧に書いたものはなかった気がします。
改造の内容を見ると、Simon Bensonのイラストレーションを思い出します。
ご存知&お好きですか?>作者さま
127 :
63:2001/08/17(金) 00:41 ID:l4BTcmNI
みなさまごぶさたしております。
126様感想ありがとうございます。
私はSimon Bensonももちろん大好きなんですが、
どちらかというと絵としてBishopの方が好みです。
www.sirdarcy.net/Bishop2/vol04.htm
学生の頃に洋書店で画集を見つけて、それ以来やられてしまって・・・
128 :
63:2001/08/17(金) 00:46 ID:l4BTcmNI
でもシチュエーションは確かに Simon Bensonですね。(^^
あと、日本の漫画ではこのどんと氏にだいぶ影響されました。
(すいません、途中で書き込み押してしまいました)
129 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/17(金) 00:56 ID:Y7bifPus
あげ
130 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/17(金) 03:23 ID:EnhjTCE2
はー。
場つなぎ冴子ももう限界ダス。
結花ちゃんもどうなってるか不明だし…
場つなぎ編そろそろ終わっちゃうんですが、63様新作お書きになりませんか〜?
それとも結花編は、今のが終わるのを待って待機中とか?
それならソク終わらせますが…
結花編の作者さま、見てますか〜?
なんかリアクションきぼんぬ。
131 :
126:2001/08/17(金) 04:41 ID:EgRCqfWQ
>>127=63
私はラバー派なもんでBishop作品は持ってないです。
欲しいなとは思ってます。
BISHOPは純粋は拘束絵で、日本の縄責め絵に近い感じを受けました。
人体改造はやってませんよね。
冴子編も読みましたよ。
これは63氏の作品ではないのですか?作者名がないのでよく判らない。
電気スタンドは、やってみたいような、やられてみたいような。
132 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/17(金) 07:27 ID:gpiLx4VY
>>131 お読み戴いてありがとうございます。
>電気スタンド
結構好きなネタです。
133 :
126:2001/08/17(金) 23:16 ID:F46QhntU
や、下がってますね。
>>132 家具物は、GORDが好きなねたですね。
もちろんご存知ですよね?
麗子編も読みました。
こちらはまた作者が違うのかな。
ああ、やっと、
みたいな真性フェチの喜びが伝わって感情移入できました。
つくづく思うんですが、やはり拘束は
信頼できるパートナーの存在が大切ですね。
普通は御主人と奴隷みたいなケースが多いと思いますが
冴子麗子コンビのように、自分がやって欲しい気持ちを抑えつつ
パートナーを拘束していのも萌えますね。
134 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/17(金) 23:28 ID:mKKsbVC6
>>133 GORDとINSEXは毎日チェックです。
>真性フェチの喜び
いいですね〜
久々に読みにきましたが・・・またあとでゆっくり読みに来ます。
上司が後ろで睨んで・・・ハウッ!
136 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 13:22 ID:WVt2j3O6
カツカツカツと2人分の足音が近づいて来て、ガラガラと鎖が緩められた。
わっ!倒れる、と思った瞬間、拘束されてない足を出してふんばろうとしたが、
猛烈な高さのヒールでバランスを失い、結局そのままドーッと倒れかけた。
その刹那、ガシッと抱かれた。
「だいじょうぶですか〜冴子さーん」
男の胸板でがっしり… ではなく、極めてソフトにふわっと抱き止められた。
「このまま運んじゃいますね〜」
「ええと、じゃあ、どうします?」
「あ、店長は足の方をお願いします〜」
「おっけー」
足をオーナーにまとめて抱えられ、頭と肩を麗子に抱えられ、正にマネキンの如く店外に運び出される冴子。
硬めの革に全身包まれ、アームザックの接続ストラップも手伝って、
腰が曲がらずに、本物のマネキンのようにただ一本の棒となって取り扱われる。
頭が下向きに、体を斜めにされて、階段を運ばれる。
まもなく鼻の小さな呼吸穴から、高速の下の幅広い幹線道路の、排気ガス臭い空気が入ってきた。
ちょっと待って!
冴子は心の中で叫んだ。
外に出ちゃって、どうやってコレを脱いで洋服に着替えるの?!
「この車ですか?」
「ええ、今開けます」
麗子の声がする。
普通に足を地面に着けて立たされ、オーナーに支えられている冴子。
「カチャン」
冴子は、いやな予感がした。
ドアにしては軽い音…
「さーて、足まがるかしら」
麗子さん、何を言ってるの?
137 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 13:25 ID:WVt2j3O6
麗子が開けたのは車のトランクであった。
そこには巨大な発泡スチロールの固まりがどーんと1つ載せてあった。
麗子がバカッとその蓋を取ると、中は膝を曲げた人型にくり抜いてあった。
「さあ、冴子さん、そのまましゃがんで下さい」
えっ?と思いながらも、冴子は言われるままに、ギシギシと革を軋ませてしゃがんだ。
「店長、済みません、そっち持ってくださーい」
「はいはい」
冴子はしゃがんだ姿のままふわりと持ち上げられ、そのまま横向きに発泡スチロールの箱に収められてしまった。
ガボッと蓋が戻され、トランクが閉められた。
ずーっと立ちっぱなしだった冴子は、窮屈な姿勢ながら、少し楽になったことに安堵したが、
5分もすると、その熱気と息苦しさにダラダラと汗を流しはじめた。
箱の側面の、顔に近い部分には呼吸穴が明けてあったが、とても足りない。
ましてやその箱全体がトランクの中である。
138 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 13:26 ID:WVt2j3O6
ガクンと車が走り出した。
麗子は飛ばす方なので、すごい横Gだ。
箱のなかで揺すられながら、冴子は、まだ股に異物感が残っているのに気付いた。
ま…まさかね…
…
…!!!
「んんん!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
そのことに気付いたのを察するように、また股のロータが全力で振動しはじめた。
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
これだけ晒し物にされ、なぶり回された後なのに、まだイク気な自分の体に驚きながら、
冴子は次第に昇り詰めていった。
晒される、恥辱。
包まれる、安堵。
『なんだか迎え酒みたいね』と自嘲しながら、麗子の(たぶん)愛情に身を任せて、
前後左右もわからぬほど車で揺すられながら、冴子はひたすらイキ続けた…
おわり
139 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 13:29 ID:WVt2j3O6
あ〜あ、終っちゃった。
今回、時間も気合も足りなくて、大して面白くなかったと思います。
スマソ。
鬱だ氏のう…
140 :
こんにちは:2001/08/18(土) 13:31 ID:MGcxxAe2
143 :
126:2001/08/19(日) 03:20 ID:LJ5rNsrQ
ふう、やっと結花編も読みました。
一応一段落はついているようですが、1章完といった感じですね?
初拘束から数年はたったであろう、冴子さんの
自称「ボンデージ女」の板に付きっぷりも最高です。
今までの作品は、改造や拘束といった本番主体の物語でしたが
(最初だからなんだろうけど)内面的開放みたいな結花編も良いですな。
それにしても社長と秘書二人は理想的な関係じゃないですか?
協力者の立場を逸せず全ての快楽を与えた男
いいですねえ。格好良いですねえ。
そして命を預けるのは己の分身とも言うべきパートナー。
ちなみに
冴子さんは最新章では20代後半、低めのハスキーボイス
麗子さんは20代中盤、高めのよく通る声。
脳内でアフレコしながら楽しんでます。
144 :
126:2001/08/19(日) 03:30 ID:LJ5rNsrQ
続けていきます。
マネキン編は、ビザールショップ内の描写が良かったですね。
見てきたかのように状況が創造できますよ。
なまじ挿絵があったらこうはいかないかも知れない。
AZZLOが新宿にあったころの内装を当ててます。
ラバースーツの彼女のシーンも丁寧で萌えますね。
濃い目のローションでギュビギュビ着込む様は萌えましたよ。
私もローション使ってみようかと思っちゃいましたよ。
結構重ね着してたみたいなんだけど、
彼女は何を着てたんでしょうね。
ラバリストとして気になるところです。
暗い店内でスポットライトを浴びながら全裸で採寸。
スタイル抜群の女性だからサマになるのかも知れません。
腹の肉がちょっと心配のオヤジ(俺のことだ)がやってよいものか。
どうやって終わるのかと思ったら、
そのまま箱に詰めて持って帰りましたか。
あのスーツは次回(?)使うんでしょうね。
あるいはそのまま社長室で拘束開始??!
145 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/19(日) 09:28 ID:hrqXQl92
126様、詳細なご感想ありがとうございます。
冴子編に係る部分についてのみレスさせていただきます
>それにしても社長と秘書二人は理想的な関係
>協力者の立場を逸せず全ての快楽を与えた男。 格好良いですねえ。
このへんの設定は、なるべく簡単な設定で拘束表現中心に書きやすいようにしたわけで、
要は手抜きなんですが、妙に辻褄が合って、自分でもシャチョーかっこいいと思います。(w
>冴子さんは最新章では20代後半、低めのハスキーボイス
>麗子さんは20代中盤、高めのよく通る声。
命中命中(w
>マネキン編は、ビザールショップ内の描写が良かった
>見てきたかのよう
おー、嬉しい。
>なまじ挿絵があったらこうはいかないかも知れない。
2ちゃんで挿絵は難しいですが、確かにそうですね。
>AZZLO
くう〜〜ッ 近い。 なつかしい…(w
>ラバースーツの彼女
妙にノッてしまって「革」拘束だってのを忘れて書き込んでしまいました。(w
思わず名前付けたくなりました。
ついでに「ギュピギュピらばー拘束」スレでも立てて、ヒロインにしたりして(ww
>結構重ね着
ラバーあんまり詳しくないんで、どっかのビデオで見た、オールインワンの上にフリルの付いたスカートと、
ジッパー式のコルセット風のものを想像して書いたのですが… ドイツもんだったかな?
>どうやって終わるのか
短篇多発型なんで、だらだら長引かせるよりとっとと終らせたかったんですが、
結花編の続きまちだったので、チマチマと投稿してました。
長編になると辻褄を維持するのが大変なんですよね〜
>あるいはそのまま社長室で拘束開始??!
多分コッチです。(w
146 :
126:2001/08/19(日) 11:20 ID:41HFOap.
日曜日ですな(意味不明)
この板、ラバーネタ少ないですね。なんでかな。
それともどこか変なところに埋もれているんだろうか。
ラバーの彼女はお一人で店にいらしたようなので(なぜか尊敬語)
パートナーがいるかどうかは微妙ですね。(と著者に言うのもアレですが)
興味深いキャラクターではあります。
私が国内外のサイトを眺めた経験から言わせていただくと
女性の場合は、キャットスーツとコルセットという組み合わせが多いですね。
あとはストッキングとグローブぐらいですか。
さらにスカートを履くとなると、これはトータルエンクロージャーの領域です。
(それならラバーワンピースだけを着たほうが決まりますから)
マスクも大好きでしょうってことになります。
まあシナリオでは全身レザースーツを注文してたわけですから
意外と筋の通っているキャラかもしれません。
ご覧になったであろうコーディネイトとしては、スーツ+メイドドレスが近そうです。
http://www.funmore.com/demask/uk/bizarre/dem2-16.htm スレ違い失礼しました。
147 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/20(月) 09:57 ID:boD/Fy2s
148 :
126:2001/08/20(月) 12:20 ID:LTbpJa/.
>>147 俺ってラバーネタはじめると止まらないみたいなんで喜んでいただけて安心。
(スレ立ててみようかなあ)
このメーカーはDEMASKです。ヨーロッパなのは確かだがドイツらしい?
買い物は英語で出来ます。
http://www.demask.com/ ちなみにこのメイドドレスは買いました。
レディースXXLで作ってくれるメーカーは少ないので助かります。
149 :
126:2001/08/20(月) 14:05 ID:LTbpJa/.
150 :
126:2001/08/21(火) 12:38 ID:ZQZQhXG6
151 :
コピペ:2001/08/21(火) 16:05 ID:/x/ccuCQ
「あら?こんなところに、新しいお店が出来たわね」
残業で遅くなったある日、真紀は自宅近くの路地で奇妙なお店を見つけた。
既に夜の9時を回っていたため、駅から家に向かう路地には人影もまばらだ。
その暗い路地に、ぼんやりと店のウインドウから漏れる光が映る。
ふと興味を引かれ、立ち止まって見ると、いわゆるボンデージファッションが所狭しと並べられていた。
黒いもの、赤いもの、エナメルのような光沢を放つもの、などなど。
ボンデージと言えば、アダルトグッズだ。
真紀は、住宅街の真ん中にアダルトショップが出来たことに、違和感と腹立たしさを覚えながらも、店先の看板に目を留めた。
”占い”
「へぇ、占いもやってるのね。」
もう一度店内へ目をやると、ガラスの嵌った木のドア越しに、黒いパーティションのそれらしいコーナーが見える。
顔を近付けてよく見ると、アダルトショップというより、純粋にボンデージファッションを扱った、コアな洋服屋のようだ。
ドアに掛かったプレートには、[OPEN AM11:00〜PM11:30]と書いてあった。
「まだ時間あるわね…」
真紀は単調なOLとしての毎日にちょっと飽きてきていたので、転職とか結婚のことが気になっていた。
この女子就職難の時代にあって、中堅企業の事務社員である立場に、不満を言うのはバチが当たりそうだが、
単に就職しにくいというだけであって、仕事内容は雑用がほとんどだった。
それよりも、独創的な仕事に就いて、溌剌としている友人がうらやましかった。
「キィ…」
建て付けのあまり良くないドアを押して店内に入ると、むせかえるような革の匂いに、一瞬気分が悪くなった。
152 :
コピペ:2001/08/22(水) 10:58 ID:KXZr1P3.
「こんばんは…」
「…いらっしゃいませ…」
30台後半に見える、女主人とおぼしき女性は、化粧が若干濃いめではあるものの、目鼻筋の通った美しい人だった。
声はややトーンが低く抑揚が少ない。
落ち着いている、というよりはむしろ不気味な感じだった。
「あの、表にある『占い』って、して頂けるんですか?」
「占いには、お時間が1時間ほどかかりますので、お客さまのお時間さえよろしければ…」
「ああ、私は平気です」
自宅はすぐそこだし、マンションの一人暮らし、
帰宅時間が1時間延びたからといって、何の気兼ねもない。
「そうですか。 では、こちらのコーナーへどうぞ」
さっき外から見えた、真っ黒い羅紗を張ったような箱の中へ案内された。
中に入ると、水晶玉を置いた台と、木製の丸椅子が置いてあった。
「そちらの椅子にお座り下さい。 お荷物はそちらの台に置いて下さい」
真紀はちょっと蒸し暑く感じ、モスグリーンのスーツの上着を脱ぐと、荷物と一緒に台の上に置いた。
簡素な丸椅子をカラリと引いて腰かける。
「では… 何を占いましょうか… 恋人のこと… 金運… 仕事運…」
「そうですね…全部かな。 特に恋愛運と仕事についてお願いします。
今、事務系のOLなんですが、自分の適正を生かした職業に転職したくて…
でも、漠然としかわからないんです。 何かいいアドバイスがあれば…」
「そうですか。 わかりました。 では、この水晶玉をじっと見つめて下さい」
女主人は、妖しい笑みをたたえながら水晶玉を示した。
153 :
コピペ:2001/08/22(水) 15:20 ID:khx9c.aw
真紀は、なんとなくその雰囲気に押されながらも、やや冷やかすような気分で水晶玉を覗き込んだ。
女主人は真剣な顔で水晶玉の両脇に軽く手を添え、その中心を見つめている。
真紀も女主人の目線を追いつつ、その玉になにかが映るのを期待する。
その中心にゆらめく小さな光の反射に、真紀は一瞬心を吸われた。
女主人がフッと顔を上げる。
「…わかりました…。
恋愛運ですが、まず今までの話から致しましょう…
あなたは自分が誰かにいつも抱かれていないと不安な、かなりの依存型なのに、
あなたの持つ雰囲気から、同性異性ともに頼りにされ、あなたに依存しようとする男性ばかりが寄ってくる…
そして、たまに女性も…」
「ああ!当ってます。 ほんと、そうなんですよ」
「…さて…これからの運勢ですが…
多分、何らかの形で、あなたの依存願望が叶えられると出てます」
「ぎゅっと抱擁してくれる男の人と巡り逢えますかね」
「男性、というか、状況、ですね… それ以上細かくは出てきません」
「まさか、女性?」
「わかりません…
…さて、次に…金運ですが、金運誠に良く、お金が貯まる一方だ、と出ています」
「わ、嬉しい」
「さて… 転職ですが、なんと近々転職する、と出ています。
なにかの適正にお気づきになるようですね…」
「それは何でしょう?」
「そうですね… 自分ではまだお気付きにならないことのようです…」
「それがわかればいいのに」
「ご自分で何か思い当たりませんか?」
「いえ、全然だめですね。 特に人より秀でている趣味も無いし…」
「そうですか…。 お時間があれば、潜在意識を開いて、自分で気付くようにもできるんですが、
さすがに今日は遅いですしね…」
真紀は、折角この単調な日常から抜け出せるチャンスなのに、ここで帰るのもなんとなく勿体ない気がした。
幸い、明日も大した仕事は無いし、今日は帰って寝るだけだ。
「あの、 お店のお時間にご迷惑でなければ、お願いしたいのですが…」
154 :
コピペ:2001/08/22(水) 16:05 ID:9rUg92Wk
女主人は、先ほどと同じような、妖しい笑いを浮かべると、
「そこまでおっしゃるなら、このまま続けましょうか」
と言った。
「では、こちらのソファーに移って下さい」
店の中央にある、革張りの大きなソファーに腰かけた。
ふと見上げると、天井からも色々な革製のアイテムがぶら下がっていて、
それらに囲まれると、またキツイ匂いが鼻につき、頭がクラクラした。
「お宅はお近くでしたっけ」
店の奥から何かを持って、女主人が戻ってきた。
「はい、すぐそこです」
「お化粧が少し乱れても平気でしょうか…」
「あ、ファンデ軽くはたくくらいしか付けてませんから。 あと、口紅かな」
「では…問題ありませんね」
女主人が手にしているものを見て、真紀は一瞬ぎょっとした。
黒い革の頭巾のようであり、長い紐が編み込んであるようだった。
「そ、それなんですか?」
「これは…潜在意識を解放するのに使う道具です。 真紀さんはコンタクトお使いでしょうか?」
「いえ、目は良いので、コンタクトじゃないです」
「では、そのままこれをがぼっと被ってみてください」
「なんか怪しいですね。 というか、テレますね」
「これは、潜在意識開放のためのただの道具ですから、恐がらずに、事務的に着けてみてください」
「あ、はい、わかりました」
155 :
18才の◇◇◇(新)芸能人彼氏と芸能人:2001/08/22(水) 16:06 ID:sXYNzkF2
156 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/22(水) 17:12 ID:9rUg92Wk
↑絶対クリックしちゃダメだyo!
ActiveXのゴミ送り込まれるyo!
157 :
コピペ:2001/08/22(水) 18:56 ID:EtUt73uU
手渡された革のフード?を見る。
かなり良くなめされていて、分厚い革なのに、クタッとしてしなやかな感じだ。
「こっち向きでいいんですか?」
「はい、そうです」
がぼっと被る。
目の穴が無い!
一瞬、真紀は不安になった。
「あれ? あれ? これでいいんですか?」
「少しお待ち下さい… 今調節します」
背後に女主人の気配を感じると、頭をガシッと掴まれた。
「まず、背筋をまっすぐにして下さい」
「はい」
真紀はソファに深く掛け直し、背筋を伸ばした。
「はい、結構です。
少し、引っ張りますので、きつかったらおしゃって下さい…」
まず、マスクの位置を少し右に直され、
次に、顔にべったり手のひらを当てられ、革のたるみを後ろに送られた。
鼻がぴったり合わされ、小さな鼻用の穴からシューシューと息をする。
口の穴だけはかなり大きく開いているようで、楽だ。
鼻で呼吸するたび、むせかえるような革の匂いを吸い込んで、また頭がクラクラした。
「…少し絞ります…」
後頭部の紐を女主人が引き絞り、ぐーっと顔面が圧迫される。
また、手のひらで革を顔に撫で付けられ、そしてまた引き絞られた。
「あの、鼻がちょっと潰されて痛いです」
「…このくらいでどうでしょう」
すっと力が抜かれる。
「はい、大丈夫です」
「…では、もう少しですから、我慢して下さい」
さらに後頭部から首の後ろにかけて絞られ、口も開き難くくなってきた。
「口がきついですけど…」
「申し訳ありませんが、それは我慢して下さい」
「はい」
首の後ろで何回か紐を通されたあと、ついに顔が完全に包まれてしまった。
真紀は言い知れぬ不安を感じていたが、
いざとなれば自分で紐をほどけばいいことだ、と思った。
158 :
コピペ:2001/08/23(木) 00:54 ID:aS7A3rOw
「…さあ、できました。
真紀さんは、このまま、このソファーでリラックスして下さい。
寝てしまってもかまいません。
そして、だんだんと、自分が今いちばんやりたいこと、好きなことを思い出して下さい」
女主人は、真紀を置いて、少し離れた所に移動した。
顔面を、口だけ残して全部拘束され、鼻で呼吸するたび、むせかえる革の匂いを嗅ぐ…
真紀は、多分自分はこのまま居眠りしてしまうだろうと思っていた。
だが、予想に反し、自分の心臓が、むしろドクドクと激しく高鳴るのを感じていた。
なぜ?
なんでこんなにドキドキするんだろう…
強制的に感覚を遮断されることは即ち、真紀には何も出来なくなったということだった。
それは真紀に、誰からも頼られる必要がない、という安心をもたらした。
オフィスで気を遣い、ぼんやりしたふりしながら、せっせと仕事をこなす必要も無い。
顔だけでもみっちりと包まれた、言い様の無い安堵感…
なんだか、今の状態が気持ち良く感じてきた…
「…いかがですか?」
女主人が戻ってきて、真紀に尋ねる。
「なんか、ヘンな感じです… 妙に落ちつくのに… どきどきして…」
「真紀さんは、やっぱり素質がありますね」
「え? 何の素質ですか?」
それには答えず、女主人は、
「もう少し、リラックスしてみましょうか」
「あ、はい…」
「手を、後ろに回してください」
「エッ!どうするんですか?」
「後ろで、この木の棒を握ってもらいます」
真紀は、一瞬本当にSMのようなことをされてしまうのでは、と思った。
「あ、なーんだ。 はい、こうですか?」
後ろ手に回した手のひらに、温かみのある木の棒を握らされた。
手にしっくりしと心地良かった。
159 :
コピペ:2001/08/23(木) 11:27 ID:PeD6mqVw
そのままソファーの背にゆったりともたれ掛かる。
相変わらず、鼻腔をくすぐる革の匂いが気になる…
その時、真紀はふと自分の体の異変に気付いた。
濡れてる…
そして、そのことに気付いたとたん、耳まで火照るのを感じた。
「真紀さん。 どうですか? ご気分は」
「あ… あの…」
真紀はこの状況で濡れてきたことを悟られないようにしなければと思った。
「なんだか、楽になりました」
真紀は自分に言った。
『本当は、キモチイイくせに…』
「お体は辛くないですか?」
「はい…」
『本当は、濡れてるくせに…』
しばしの間があった。
160 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 00:32 ID:8fo61u6.
真紀はどんどん呼吸が荒く、深くなって行くのを止められなくなってきた。
後ろ手に握っている、木の棒を掴む手に、ジットリと汗をかいていた。
柔らかいソファーは、腕を背中の下敷きにしてもたれていても、あまり腕が痛くならなかった。
革のカバーをすっぽりと被せられ、顔中強く締め上げられ、狭くて小さい鼻の穴からの呼吸を強要されても、
今の自分は抗う気すら起きない。
それどころか、濡らすほど高揚している…
だが、自分で淫らな気分とは思わない。
少しずつ、不自由にされてゆく自分を、そのまま受け入れているだけだ。
不自由に拘束されること、それは即ち、何もしなくていい権利を手に入れることだ。
更なる安堵を受け入れることだ…
真紀は、棒を掴んでる手が、自分の意思で離れてしまうかもしれないのが不安になってきた。
できれば、離れないように繋ぎ留めてほしい…
密閉された空間で、 朦朧としながら、ぐるぐると普通では考えないようなことを、次々と思いつく。
だから、女主人がこう言った時、それは真紀には今の状況では至極自然に思えたのだ。
「手錠… 掛けてみましょうか?」
「はい…」
答えた瞬間、真紀はブルブルと身震いがして、軽くいったような気がした…
161 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 11:56 ID:zyyJTM2g
まとまりのない小説ですね。もうちょっとねりましょう
藁
162 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 12:01 ID:biKgOXX2
スマソ。
コピペ中止します。
163 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 12:25 ID:TMuoeMrQ
えー?!
モッタイナイヨォ。
結構ドキドキなのにぃ。
164 :
ファン女:2001/08/24(金) 12:44 ID:Bt.esPHo
続き きぼ〜〜〜〜ん
めげないでん
165 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 16:31 ID:7jmIsXpY
書庫が更新されてるyo!
166 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 23:48 ID:7dsvzAkc
age
168 :
真紀編続ききぼん:2001/08/25(土) 02:55 ID:eAjW.sJo
恨むゾzyyJTM2g!!!ゴルァ!!!!
169 :
126:2001/08/25(土) 08:19 ID:8S.UTL66
真紀さんの仕事中描写から始まると良かったかも。
170 :
微妙に賛成が多いので復活コピペ野郎(w:2001/08/25(土) 12:25 ID:vw8uiS5A
「体を前に倒して下さい」
真紀は、離そうと思えばいつでも離せる木の棒をしっかり握ったまま、上体を前に倒した。
女主人は、その真紀の手に、革製の手錠を掛けた。
手錠というより、手枷だ。
密閉された顔はカッと上気して、その熱気が篭り、
真紀自身も、なんでこんなことになってしまったのか、わからなくなっていた。
「手を離していいですよ」
真紀は恐る恐る手を離す。
汗で色の変わるほど湿気った木の棒を、女主人が取り上げた。
「どうぞ、ゆっくりと立ってみてください」
女主人の言葉に操られるように、ゆっくりと立つ。
「だんだん、真紀さんの潜在意識が顕れてきましたね…
もう少しリラクゼーションを続けましょう」
「は…い…」
「…さらにお体を包んでもよろしいですか?」
『包む』という言葉に、じんわりと甘い心地よさを感じ、
女主人の言葉に半ば誘導されるように、
「お…おねがいします…」
と言った。
171 :
復活コピペ野郎:2001/08/25(土) 15:10 ID:wSRmVpC6
女主人は真紀のブラウスのボタンをプチプチと外し、スカートをするりと落とした。
「えっ!裸になるんですか?!」
真紀は急に不安になり叫んだ。
「大丈夫です。 すぐにこちらを着て頂きます。
女同士ですから、一瞬裸になるなんてこと、心配しないで下さい…
さらに気持ち良く包まれるこの服を、是非着て下さい」
自分の全く分からない世界で、どんどん自分が露にされているのに、
次に、もっと穏やかな服に身を委ねられるという期待から、
大した羞恥心もなく、脱がされてゆく…
フロントホックのブラもぷちんと外され、ブラウスとブラをまとめて背中にしゅるりと落とされた。
手枷を一瞬外され、するっと抜き取られた。
靴を脱がされ、ストッキングも取られてしまった。
最後、ショーツに手がが掛かった時、さすがに濡れているのを見られるのがイヤで、
「イヤッ!」
と叫んで腰を引いた。
「大丈夫ですよ。 真紀さんのは正常な反応です。
梅干を見るとツバが出るというような『反射』の一種です。
リラクゼーションを受けた皆様がそうなりますので、どうぞご安心ください」
反射という説明を受け、ああ、なるほどそれなら仕方ないな、と不安も消え、
するりとショーツを抜き取られてしまった。
復活コピペ野郎さん
復活してくれてありがとう
173 :
奈津子:2001/08/25(土) 23:28 ID:jcOFWZ.g
>>173 そんときカキコした者です。
ちゃんとCD買いましたyo!
175 :
コピペ野郎:2001/08/26(日) 00:02 ID:Ihb.9ofM
閉鎖になると後味悪いから、全部うぷしますね。
ちなみに 冴子編書いたヒト=麗子編書いたヒト=コピペ野郎でした。
自分のだけどヨソでガイシュツだからコピペなの。
63様とかは一番先に読んで頂いたんでご存じのはず。
結花編無念でした。
176 :
コピペ野郎:2001/08/26(日) 00:04 ID:Ihb.9ofM
「さあ、こちらへ足を入れて下さい」
全裸にされた羞恥を思い起こす暇も無く、すぐに代わりの服に誘導されて、少し安心した。
立ったまま、ぐいぐいと足を差し込まれると、どうもヒールの高いブーツのようだった。
かかとがチョンと手前で踏み止まると、つま先は遥か下方へと落ち込んでいる。
一体何センチのヒールだろうか。
足の甲が痛い。
女主人はブーツのつま先をグイグイと押し、きっちり指先が収まっているのを確認すると、
ふくらはぎの横のジッパーをビイイッと引き上げた。
右足が終ると、同様に左足も履かされた。
高いヒールがあまりにも不安定で、後ろ手に手枷を嵌められている真紀は、そのままよろけそうになる。
よろけそうになると、足に大きな固まりがまとわり付いているのに気付いた。
また一瞬手枷を外され、手はそのまま袖を通された。
背中・肩・首と何かがガバッと被さったのを感じ、
次いで、胸を掴まれ、左右に振り分けられ、ぴったりとしたカップに押し込まれた。
再び手枷を掛けられた。
お尻の上のジッパーが、すごい圧力でジジジッとお尻を密閉しながら股方向へ降りてくる。
そのまま股を強引に閉じながら、股をくぐって前方へ抜け、下腹部を圧迫しながらおへそまで来た。
「もう少し、お腹を引っ込められますか」
女主人の言葉に、フンと腹筋に力を入れると、ジッパーはおへそを越えて胸まで上がってきた。
グイグイとジッパーを揺すりながら胸郭を締めつけて、さらにジッパーを閉じられる。
最後、胸の上から首までは、チイイイッと簡単に閉まって、カチッと音がして止まった。
そのあと、カチャカチャと金属の触れ合う音、そしてパチンと音がした。
「はふううぅぅぅ…」
口をついて、甘い溜息が漏れた…
177 :
コピペ野郎:2001/08/26(日) 00:05 ID:Ihb.9ofM
背中で、手枷ごと腕全体に何かカバーを被せられ、肩にベルトのようなものを回され、きつく締められた。
腕が縮むほど縦に引き絞られたら、今度は肘が外れるほど横に絞られた。
手が押し込められている先端にはフックがあるらしく、股下のどこかに、パチンと留められた。
腕が完全に背中と一体になり、動かせなくなった。
心臓はものすごい勢いで拍動し、頭はカーッと熱くなり、意識は朦朧とする。
「ご気分はどうですか? 真紀さんのようなタイプの方が心の底からリラックスできる服なんですが…」
脳味噌の中心から、電波のように発せられる単語を…
熱に浮かされたように…
口にする…
「気持ちいい…」
「…それさえ伺えばもう充分です。 言葉も封じてあげます…真紀さん。
もう、その拘束具と全頭マスクの中で、いくら感じまくってイキまくっても、
誰にも聞こえませんし、咎められることもありません。
安心してドロドロに溶けて下さい」
突然、鼻の穴を塞がれ、驚いて口を開けたとたん、ガボッと筒の様なものを押し込まれた。
前歯がガキンと鳴る。
真紀は、排水口のようなゴム栓のついたギャグを押し込まれてしまった。
耳の下を通る二本のストラップを顔の左右で絞られ、
顎のストラップを絞られ、
頭の上を通るストラップを絞られ、
顔が圧縮される。
さらに口枷の位置を合わされ、たるみの出た部分のストラップをキューッと絞られると、
自分の意思では口を開閉することすらできない顔にされてしまった。
頭を左右に振っても、全くずれることがない。
チャリチャリとゴム栓を繋ぐチェーンが鳴る。
女主人はポンとゴム栓を外すと、
「先ほどまでは、鼻で息をするのが苦しくなれば、お口で息が出来ましたが、
しばらくゴム栓をはめたままにしますので、今のうちに空気を沢山吸っておいて下さい」
真紀は、ハアハアと貪るように口で呼吸し、ピンクの舌が、その丸くポッカリ開いた穴から見え隠れする。
つうーっと一筋のよだれが垂れる。
「もうよろしいですね?」
返事も聞かずに、がぼっとゴム栓を戻す。
「ンンーーン!」
真紀の何らかの訴えも、ただのくぐもった音にしかならない。
178 :
コピペ野郎:2001/08/26(日) 00:07 ID:Ihb.9ofM
女主人は幅広の革の首輪を持ってくると、真紀の首に巻き、きつく締めた。
全頭マスクと革のキャットスーツは、更にカッチリと繋がった。
「さあ、こちらへどうぞ」
ガッガッと、キャットスーツと一体のピンヒールブーツの踵を鳴らして、
真紀は店内のディスプレイスペースへと曳き立てられて行く。
「そうですね… このへんで結構です」
女主人が真紀の尻の上にある、もう一つのジッパーを下ろすと、先ほど閉じた部分が、今度は尻方向から開く。
股の前まで開くと、カテーテルと尿バッグを用意し、少し消毒してからちゅるりと差し込んだ。
ビクッと真紀の体が震える。
尿バッグにどんどん黄色い液体が溜まる。
女主人は、そのままカテーテルを手で押さえ、空いた手で付属の注射器をチュッと押し、注射器をカテーテルから外した。
もうカテーテルは抜けなくなった。
少し手で引っ張って、抜けないのを確認すると、女主人はジッパーを尻方向へ戻した。
尿チューブは潰れないように尻の割れ目を通した。
尿バッグを専用の革バッグに入れ、太股のあたりに吊るした。
最後に、真紀の足をぴったりと揃え、鎖の無い革製の足枷でカチャカチャと拘束し、
天井から吊られたフックを真紀の背中を通るストラップに引っ掛けた。
真紀は、すでにずっと恍惚の中に居た。
おぼろげに聞こえてくる女主人の言葉を聞いていた。
「真紀さんにはウチのマネキンになって頂きます。
ちゃんとお給料も振り込みますよ。 もちろん、ボーナスも。
当分、使い道が無いかもしれないけど…
…
真紀さん、全部占いの通りになりましたね。
革に抱擁される恍惚。
貯まる一方の金運。
自分の適正を生かした転職。
…本当に良かったですね」
ブルブルと小刻みに体を震わせ、拘束されてから何度目かの甘美な絶頂を迎えながら、
真紀は、確かに良く当たったわね、と既にもうどうでも良くなってしまったことを、薄らいだ意識の隅で思っていた。
了
179 :
冴子麗子コピペ野郎:2001/08/26(日) 00:15 ID:tJh5cWNc
なんか2ちゃん閉鎖だそうで…
駄文を読んでいただきありがとうございました。
書庫の方は可能な限り維持してますんで、まあ、閉鎖になってもそちらでご覧下さい。
ソコも閉鎖になった時はまあ、しょがないですね。(w
63様、結花編の作者様もありがとうございました。
お元気で。
…と書いておいて、閉鎖になんなかったら、また来ます。(ww
180 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/26(日) 11:56 ID:MbEHuNls
どうやらcgi直して復活したようなので、まあ、よかったな、と
一気にうぷしたんで、またネタ切れだ。(鬱
結花編(まだ言ってる(w))はやくう〜
暫くここを覗きにこれなかったのですが、素晴らしい作品を堪能させていただきました。
>>175 コピペ野郎様。。。
そうでしたか・・・全部の作品を貫いているテイストが好きでした。
ありがとうございました。
閉鎖にならなければ次回作品期待しております。
182 :
奈津子:01/08/26 23:07 ID:be7Zm5BA
183 :
205:01/08/26 23:12 ID:q1pmvlyc
そうだったのですか?
>>175 実は全部違う人かと思ってました。
麗子編は本人の視点だったのと、かなり展開が早かったのとで、
冴子初拘束編とはまったく違った印象でした。
麗子編と貸し出しマネキンは同じ人だなあとは思ったのですが。
184 :
名無しさん@ピンキー:01/08/26 23:36 ID:Dv1A6vz2
完全拘束されたいです。
どうすればいいですか?
185 :
名無しさん@ピンキー:01/08/27 00:23 ID:NyKbw5Jk
186 :
名無しさん@ピンキー:01/08/28 07:23 ID:/gv2xT.E
保守〜
187 :
名無しさん@ピンキー:01/08/28 09:33 ID:I3V8ghn6
マターリ。。。
なんかネタ切れだなぁ〜
全身拘束で吊るされるのはもうマンネリかな。。。
>>175 ウザくてマンネリなので新作者キボン〜!
188 :
名無しさん@ピンキー:01/08/28 21:31 ID:e/4rG2UQ
結花編の続き読みたいっす!!
作者様、
小説書くのって大変だと思いますけど
お時間のある時とか週刊でもいいんでよろしくお願いしま〜す。
190 :
名無しさん@ピンキー:01/08/28 22:53 ID:F2CH31Ko
191 :
名無しさん@ピンキー:01/08/28 23:52 ID:FmyTm06U
まずCD買いたまい。 漏れは買ったyo! っっっっすんごい写真の枚数!
結果、宣伝になっちまうが、純粋にマニアとしてイイと思う。
もうちょっと拘束具はみっちりぎっちり圧迫きぼん。
192 :
名無しさん@ピンキー:01/08/29 00:28 ID:SiWq.qlM
オマエが書けば〜?>187
193 :
126:01/08/29 12:35 ID:I2hIVqCA
194 :
名無しさん@ピンキー:01/08/29 18:28 ID:P4DQ5n5c
真紀編…と言って良いのかどうか不明ですが、すっごい良かったっす。
三人称の形をとりながら、主人公に関する部分はほとんど「〜〜された」の受
動体、つまり擬似一人称なんでM属性のあるもんにはたまらんっす。
畳み掛けるように拘束されていく描写は銀翼突撃褒章もんです。
また現実っぽくありながら、実際には不可能な「永遠の拘束」即ち自由からの
完全なる離脱がさらりと書かれていてこれまた嬉しい所。この辺は麗子編とか
冴子編もそうなんですが、現実の長期装用に付いて回る筋肉の衰えとか汚染の
問題とかからの離脱は現実には避けて通れない問題だけに、そんな現実の束縛
からも解放された真紀さんはそういった「ファンタジー」のヒロインとしても
まことに羨ましいっす。
次作があること切望っす。
195 :
名無しさん@ピンキー:01/08/30 01:11 ID:qsk239DU
>>194 詳細なご感想ありがとうございます。
>「〜〜された」の受動体、
>畳み掛けるように拘束されていく描写
読者の方が真紀になったつもりで読んでいただいて、
『その瞬間は納得して拘束されたんだけど、知らぬ間にこんなにされちゃった』
と言う部分に同化して、ギッチリ包まれた気分になっていただければうれしいです。
>銀翼突撃褒章
なんかすごそうですが(w
ありがとうございます。
>現実っぽくありながら、実際には不可能な「永遠の拘束」
>即ち自由からの完全なる離脱がさらりと書かれていて
これは申し訳ない話、結果としてこうなっただけです。
最近特にその「現実っぽさ」ということにつき考えているんですが、
ちょと冴子編とかは現実っぽさ入りすぎでしょうかね。
>そんな現実の束縛からも解放された
>「ファンタジー」のヒロイン
あんな編がグイグイ受けたのは、この「思いきりの良いファンタジー性」のためでしょう。
個人的には書庫専用おまけの、麗子を頭までウレタンで埋めて放置、
みたいなやりっぱなしも好きなんですが。(w
冴子編の現実っぽさっていうのは、ああいうシャチョーが居て、ノウハウを持ったサポートが居たら、
ほんとに自分が冴子になっちゃうかもしれない、
ウソくさい完全拘束の世界も、かかる金額や道具は別として、手段が実現可能なものとして、
その中に取り込まれ、本当に椅子やテーブルやスタンドとして暮らすはめになっちゃうかもしれない、
ていう冷汗をタラリと流して頂くのが目的でした。
>次作
真紀編の次作はありません。 ごめんなさい。
真紀編は冴子編の前に書かれてます。
当時、真紀編はこの後、拘束されたまま女主人に食事を与えられたり、
排便をさせられたりする描写を考えていたのですが、
それらのネタは冴子編で全部出しちゃったので、仮に書いても冴子編のコピーみたいになります。
しかも、「ファンタジー」で終っている部分が良しということであれば、なおさら「続き」は無い方がいいでしょう。
自分がギチギチ革書くと、だんだん似た表現に収束してきそうなので、そろそろマンネリかな〜
こんなん萌えるってアイデアないですかね。
マネキン編も、折角アイデア頂いたのに、どんどん似た表現になってきて、チョト鬱でした。
仮に次書いても、使ってる語彙が限られてくるから、どんどん「似たもの乱立」に…(鬱鬱
196 :
いくし(194):01/08/30 22:51 ID:G7KCK6r2
>>195 感想よりも丁寧なレスをありがとうございます。
>読者の方が真紀になったつもりで読んでいただいて、
>ギッチリ包まれた気分になっていただければうれしいです。
ばっちり来ましたなもぉ。
>>銀翼突撃褒章
変なネタで御免なさいな。
>これは申し訳ない話、結果としてこうなっただけです。
あらら。デモ、結果おーらい。
>最近特にその「現実っぽさ」ということにつき考えているんですが、
ディルドーにスキン被せたり、プラグやギャグを消毒したりとか、採寸の手間
とか後始末とかですかね?(あと長期装用時の筋肉の衰えとか汚染の問題とか)
現実っぽい話って否定しませんし、実際にそう言う手間や知識を抜きに実践さ
れると困っちまうんですが、「ふぁんたじー」としてはノイズになりますね。
現実からの解放を願っているのに、そう言った現実的問題を突き付けられると
やっぱ現実に束縛されるのかぁ…って褪めちゃう部分もあって。
ガチガチの「これはもしや実話かも?」ってリアルを狙うんでない限りは、そ
う言う現実は書き手が心得ておくだけに留めておいて、しらっと流すほうが個
人的には好みデスね。
>個人的には書庫専用おまけの、麗子を頭までウレタンで埋めて放置、
うーん正直言うとあれは「やりたい」ぢゃなくて「やられたい」事なので、一
人称から神の目な三人称になっちゃったのは実に実に残念なの(自爆)
>ほんとに自分が冴子になっちゃうかもしれない、ていう冷汗を
そうですねぇ。そういう想いにさせる為には現実の柵を書く事って大事ですも
んね。
冴子編はそうやって現実の柵を書いておいて読む者に「そうそう。そうなんだ
よねぇ」って思わせておいて、それを「この問題はこう、その問題はああ」っ
て解決していくあたりが、解放されていく快感でした。
でも、現実と嘘のバランスって匙加減難しいのね。
>「ファンタジー」で終っている部分が良しということであれば、なおさら
>「続き」は無い方がいいでしょう。
真紀編についてはその通りかと。
でも、拘束そのものに重きを置いたのってなかなか読めないから。…ね。
拘束そのものでイカさせてもらえれば、本番不要って言うか邪魔だし…って言
っちゃうと批判が飛んできそうなんで、自粛(モヲイットル)
次のタイトルに期待〜〜
>使ってる語彙が限られてくるから、どんどん「似たもの乱立」に…(鬱鬱
じゃあちょっとお休みして、充電されるが吉。小説読むのとかも勿論良いんで
すが、普段接点のない他のメディアとか経験に触れると面白いっす。
197 :
名無しさん@ピンキー:01/08/31 14:19 ID:HKNQINyg
>>196 く〜ぅ!スルドイご意見誠にありがとうございます。
>「ふぁんたじー」としてはノイズになりますね。
>現実からの解放を願っているのに、そう言った現実的問題を突き付けられると
>やっぱ現実に束縛されるのかぁ…って褪めちゃう部分もあって。
一番知りたかった部分です。誰もここまでハッキリ教えてくれなかった。
>そう言う現実は書き手が心得ておくだけに留めておいて、しらっと流す
キタっ!!!
エンライトメント!!!
「うおおたぁぁ!」(ヘレンケラーのつもりで)
目が覚めました。
すごい一言。
いくし(194)様、何者? いずれ名のある賢者と思い。。。
>おまけの、麗子を頭までウレタンで埋めて放置
>「やられたい」事なので、一 人称から…実に実に残念なの
これには理由があるんです。
つまりですね、2ちゃん用に、普段書いてる文とは文体を変えてるわけで。
それでもある人から「2ちゃんで書いてるでしょ」って言われて。
はうッ!
ブシッ!!(出血)
だから、いちばん書きたい文体で麗子書くことはこれから先も無いでしょう。(無念)
>拘束そのものに重きを置いたのってなかなか読めないから。…ね。
だから書いたっていうのはありますね。。。
>拘束そのものでイカさせてもらえれば、本番不要って言うか邪魔だし…
禿しく同意!!
>って言っちゃうと批判が飛んできそうなんで、自粛(モヲイットル)
このスレに限ってはそんなこと無いと思われ。
実際本番ないし。(w
>じゃあちょっとお休みして、充電されるが吉。
>普段接点のない他のメディアとか経験に触れると面白いっす。
うまいこと結花編が始まったので、やった〜とオモタら。。。
だれか新作きぼんぬ。
198 :
126:01/08/31 16:32 ID:VZXiqNdM
うーん、なんというか、1さんを差し置いてこういう事を言っちゃいけないんでしょうけど
過去ログに落ちちゃうーー!!!みたいな強迫観念があるような気がしますが、
逆にその為に、作家の方々が無理無理捻り出すことが義務になってしまっているような気がして
それは本質的でないと思います。アマチュアなんですから御気楽に行きましょうよ。
また何事も無かったかのようにスレ立てればそれで済む話なんではないかと思います。
ちなみにネタを提供しようかと思ったのですが、どうもBENSONかGORDに似てしまうので辞めます。
199 :
名無しさん@ピンキー:01/08/31 18:22 ID:eJOWOn8.
>強迫観念
ごもっともで…
200 :
いくし(194):01/08/31 19:24 ID:OK9lBg1E
そうねぇ。本来は小説スレぢゃ無かったはずだし…。
気楽に革拘束ネタの馬鹿話して、誰かが「びきっ」と来たら、書く。
…なんて感じが正解やも知れず。
201 :
スカトロアニメが見放題だった。:01/08/31 19:26 ID:4SubgHRQ
202 :
名無しさん@ピンキー:01/08/31 20:23 ID:NaaTAIjw
203 :
名無しさん@ピンキー:01/09/01 03:15 ID:8ePtg0uY
204 :
名無しさん@ピンキー:01/09/01 05:07 ID:I6.zXoVU
超優良スレ! マジでびっくりしました。感動age!
205 :
名無しさん@ピンキー:01/09/01 08:54 ID:EzuzZueQ
そのURLにナツコってあるだろ。
それがずばり>>182の奈津子嬢だ。
208 :
名無しさん@ピンキー:01/09/02 20:01 ID:wEUd8N1Q
とりあえずあげとこう
209 :
前スレ533:01/09/02 22:10 ID:/5V6pTbQ
結花編の筆者です。約2ヶ月も放置してしまい
本当に申し訳在りませんでした。
実はこの夏家人が不慮の事故でなくなり、その対応で
ばたばたとしておりました。
ようやく身の回りは落ち着いた処なのですが、まだ気持ちの
整理がついておらず、どうにもこうにも先に進められない
という状態です。
そのような訳で、御期待下さった方には本当に申し訳
無いのですが、結花編に関しては、
1:このまま未完終了
2:どなたかに続きを執筆して頂く
この上記2つの中から皆樣にご決定頂ければと思います。
このスレッドでは既に新たな創作の流れが出来ておりますので、
このまま終了しても問題なしかとも思いますし、やはりどなたかに
きっちり結花の「落とし前」を付けていただきたいという気が
あったりもします。
なお、もし皆樣が「2」を選ばれるようであれば、私が大ざっぱに
書いておりました結花編のプロットをお渡しすることも可能です。
もちろん、そんなものを使わずに、あそこからご自身の思いのままに
進めていただいても結構です。
以上宜しくお願い致します。
210 :
名無しさん@ピンキー:01/09/03 00:53 ID:0VQ3tolY
>>209 うわ。それはまたご愁傷様です。
でもわざわざ戻って来ていただいてありがとうございます。
>結花編
個人的には「2」ですが…
もしやるとしても、
>プロット
どうやって受け渡ししましょうか。
使い捨てのメアドでも取りますか。
とりあえず皆様の意見が出るまで待ちます。
211 :
いくし(194):01/09/03 17:44 ID:Qb/zvsNg
>>前スレ533さま
まずはお悔やみ申し上げます。
でも、間が開いたからといって謝んなくても良いです…と言うか、そういう事
で謝るのは違うと思いますの。
なんせ、198さんの弁を待つまでも無く、ココで書くことは義務でもなんでも
無いハズかと思います。
書かなきゃ、でも書けない。間が開いた、だからもっと良いものを書かなきゃ。
でも余計苦しくって書けない…。そんな感じのネガティブスパイラルになる事
は、良くある話。
一番苦しい思いをしてきたのは他ならぬ533さんでしょ?
さて、今後の事の方ですが……。
うーん…。そんなに慌てなくても良いと思うの。
アマチュアが自分の楽しみの為に書いてらっしゃる筈なんで、(しかも匿名な
んだから名前も売れないしね)楽しんで出来ないっつーのなら、「今は」書か
ない事をお奨めします。
なんで「今は」と限定したかと言いますと、今はとても書けないとは思います
が、これから先いつか「書きたい」って欲求が戻ってきた時に、気持ちの行き
場が無くなっちゃうでしょ?
あれだけ書ける方だから、きっと書くこと自体は好きなんだと思うの。今は書
けなくなってるだけなんじゃないかな?
でね、「結花編の続き」と言う場所は533さんが戻れる場所として、置いとき
たいの。なにより、何時になっても良いから、御本人の手になる結花嬢の行く
末を見たい。
またそれを誰が引き継ぐにしても、プレッシャーは尋常じゃないだろうし、引
き継いだと言うことから、強烈な義務感を持っちゃうだろうし……と思うので
ありんす。
そんな緊張感をストレスとせずに自身の糧や愉しみに出来る人なら良いんです
が、なかなか難しい事ですので、恐らく少数派でしょう。で、多くの場合シン
ドイ目を見る…と。
そうなっちゃうと、これまた本末転倒でしょ?
あそこまで魅力的に育った結花嬢のイメージを壊さず、ちゃんと話を引き継い
で、継続的なペースで書くなんて、少なくともあたしには絶対無理。
だから敢えて逆提案:
3:書きたく(書くことが楽しみに出来るように)なるまでほったらかす。
で、回りは、催促しちゃうとプレッシャーだし、どうでも良いデ〜スなんて言
っちゃうとエネルギーあげられないので、適度な応援と理解をするっつー事で、
どうよ?
新参がえらそうな事言ってスマソ。
212 :
126:01/09/03 19:35 ID:3KXLWcSY
209さんは (前スレ533とか大変呼びにくい)
新しい創作の流れとかおっしゃっているところを見ると、
最近のログもご覧になってないご様子。
>>198-200 あたりをご覧になり、強迫観念を捨てましょう。
私も結花編には期待はしてますが、それを書くことは209さんの義務ではありません。
2ちゃんねるより私生活のほうが大事ですよ。
213 :
名無しさん@ピンキー:01/09/03 23:49 ID:I1hW3S46
>>211,212
至極ごもっともで。
プロットを引き継ぐなど己の驕り以外の何物でもありませんな。
ギチギチに全身拘束して、立ったままキャスター付きの台座に固定し、野外を運搬するのも良いですね。
確か似たようなシュチエーションで全身ラバーの海外物のMPGがあったなぁ・・・
ボンデージショップから出てきたときの通行人の反応がちょっとおもしろかった。
215 :
名無しさん@ピンキー:01/09/05 02:51 ID:NVOm8Lys
保守age
216 :
名無しさん@ピンキー:01/09/05 11:29 ID:e5qZBl8Q
age
217 :
126:01/09/05 13:20 ID:SuNQPe.w
>>214 拘束したままある程度活動させるというのも萌えますね。
BENSONがよくやっているネタですが。
218 :
214:01/09/05 19:32 ID:whJJ1AHc
ピックアップの荷台に全頭式マスクを被せ全身拘束した女を乗せ、
繁華街をゆっくりと走り晒すのも良いですね。
まるでオブジェでも運んでるふうで・・・・
219 :
名無しさん@ピンキー:01/09/06 04:55 ID:7VEMlUcA
age
220 :
名無しさん@ピンキー:01/09/06 07:01 ID:LN/lJaf.
>>218 で、ガラスケースなんかに入れちゃったりなんかしとくと、ほんとに
オブジェに見えたりなんかするんじゃないかの?
で、もってどこかの前衛芸術祭なんかをやってる所にこっそり置いて
来たりなんかしたりして。
221 :
214:01/09/06 13:00 ID:qfbj8aYU
>>220 いいですねぇ・・・ガラスケースに入れるとK察にも何も言われ無さそうですね。
でも、見る人(マニア)が見れば「・・・あぁ、これは・・・」と解るという・・・
どこかのSMラウンジで全身拘束女を何体か集めてギャラリーでもやれば絶対安全なんでしょうけど・・・
そういうのって無理かなぁ・・・
222 :
名無しさん@ピンキー:01/09/07 22:20 ID:ZI0xTMhw
age
223 :
名無しさん@ピンキー:01/09/08 22:10 ID:tCt7.FKI
age
224 :
名無しさん@ピンキー:01/09/09 04:41 ID:BoD7BTPA
>>220,221
そんなんこそ、フィクションの出番かもね。
226 :
名無しさん@ピンキー:01/09/09 20:54 ID:1BjV2VZk
>>225 おお、それは知らなんだ。御教授さんくす。
無知でスマソ。
227 :
名無しさん@ピンキー:01/09/10 22:59 ID:ajXESNHg
age
228 :
名無しさん@ピンキー:01/09/12 01:07 ID:0GXo8af6
齢
229 :
BlueLED:01/09/12 16:06 ID:LHBftIfI
拘束よりはボンデージなんですが
RQインリンって娘のサイトのトップ写真で乳輪隠しみたいのつけてます
これの名称って何と呼ぶかお教えいただけませんか?
↓(有料サイトへのリンクなどではありません)
http://www.mostsexy.net/
230 :
名無しさん@ピンキー:01/09/13 00:35 ID:K1wPwSFA
231 :
名無しさん@ピンキー:01/09/13 00:48 ID:K1wPwSFA
232 :
名無しさん@ピンキー:01/09/13 02:39 ID:wVmQXX0w
234 :
BlueLED:01/09/13 05:05 ID:YbRoSIAA
>230
勉強になりました、ありがとうございます。
235 :
名無しさん@ピンキー:01/09/13 07:40 ID:11oLJMM2
>>231 お。執筆時資料です。
ヘドニア(・∀・) イイ
236 :
名無しさん@ピンキー:01/09/14 01:45 ID:DlVXGSDI
あげとこ
237 :
紅き革の俘囚、もしくは魔戦士の誕生:01/09/14 16:57 ID:IlmiLw9M
凍えるほどではないにせよ、寒い部屋だ。
「私」は全ての衣服と装備を奪われてここにいる。
与えられたのは、見たこともないほど「厭らしい」感じのする、見たこともな
い生き物の革で出来た、どうやら服。
あまりの寒さと心細さに、得体の知れないその服に袖を通してしまう。
首から下を完全に覆うツナギ服。
表は恐ろしく頑丈そうなのに、内側はそれなりに柔らかく、何より暖かい。む
しろ暑いくらいだ。(サラマンダー(火トカゲの)革であるから当然)
人心地ついたと思った瞬間、首もとでカチリと嫌な音がする。
慌てるが既に遅く、全く脱げなくされてしまう。
見る間に寒かったその部屋がぐんぐん蒸し暑くなる。
もちろんツナギ服のなかは汗まみれになっていく。
その革が汗を吸い重くなり始めると、全身を焼かれるような激痛が襲う。耐え
がたい圧迫感もだ。
自分の身体のあちこちからシュウシュウと白煙が上がる。
首すじを締め付けられ呼吸もままならなかったのが、少し楽になったのに気づ
いて、緩んだのかふと首筋に触れる。呆然となった。
緩んだどころではない。
その襟元は完全に「私」の首に食い込み、張り付き、いや、溶け込み一体とな
って、もはや小指を指しこむ隙間の切っ掛けすらない。
そしてそれがじりじりとせり上がってくるのが判る。
悲鳴を撒き散らし、半狂乱になって脱ごうとするが、もちろん無駄だ。
痛みはますます激しく、もう立っていられない。
その「服」波打ち、蠢きながら「私」を締付ける。
身体中の骨が砕けるような音さえ聞こえたような気がした。
潰されそうになっていた胸の膨らみの上で硬い革が弾け、赤っぽい薄皮に包ま
れた「私」の胸が絞り出される。
畳み掛けるように、股間で異物感が生まれる。
焼けるような感覚が、圧倒的な力で「私」を押し開き、入ってくる。
凄まじい喪失感とともに下腹部が震える。堪える事など、そのように努力する
事からして望むべくもない。
自分には似合わない可愛らしい悲鳴が喉を震わせたのが判る。
同じような力は大小の排泄口さえその対象とし、入り込み、奪っていく。
そのぽっかりと空いた胎内の虚無めがけて、熱い疼きが押し寄せてくる。
燃えるような全身の痛みと、凄まじい虚無感に打ちのめされていた「私」は
「服」に囚われた肉体を淫らに振り動かして、快感を貪る。
それに応えるように、何か多くのモノがまるで「私」を食らい尽そうと、「私」
の肌を貫いて入り込んでくるような感じがした。
不明瞭な意識の中で、僅かに感じていた肌の上を汗が流れるような不快感が消
えていくのが、なんとなく判った。
どれほどの時間が過ぎたのか、焼けるようだった痛みはやがて、燃えるような
快感に取って代わられようとしていた。
硬い革の違和感は、肌が与えてくれるほとんどの感覚とともに消え、熱くも冷
たくもない。ほの温かい泥濘に全身を沈められ心地よく漂っているような気さ
えした。
むず痒い感覚が、顎のふちを越えて頬にせり上がってくるのを愛しく感じてさ
えいた。
「私」の視界はついに赤い帳に包まれていった。
☆★※☆★※☆★※☆★※☆★※☆★※
てなのはどうかな?
ショートのプロットね。
革は革だけんど、ファンタジー入りすぎかの?
スレ違いだったらスマソ
いくし(194)
238 :
277:01/09/14 19:39 ID:o8YMJWnc
>>237 情緒的で良い感じじゃないですか。
一人称は好きです。
感覚主体で読めるから・・・
堪能させていただきました。
239 :
名無しさん@ピンキー:01/09/14 20:26 ID:skzfWA7k
ファンタジー系全く書けないので、すげえ新鮮で(・∀・) イイ
本編連載きぼんぬ。
ボキーしたyo〜
240 :
名無しさん@ピンキー:01/09/15 19:23 ID:jys4POe6
>>237 すばらしい!!!
このままがんばって続けてくださいっ!!
>>230-231
ああ、いいですね。。。
実際こういうサイトで購入された方はいらっしゃいますか?
やはり海外サイトじゃないとダメなんでしょうか?
ここまで本格的じゃなくてもいいんですけど(3千jは、、、)。
先日日本語のサイトで拘束具を注文したのですが、
ちょっと力を入れたり暴れたりしたらすぐに壊れてしまいそうな
ほんとにおもちゃ!というのが届いてしまって。。。
おすすめのショップをご存じの方、いらっしゃいませんか?
やっぱりSMには語学力とお金が必要なんでしょうか。。。
242 :
名無しさん@ピンキー:01/09/16 23:19 ID:BO00VMQQ
243 :
いくし(194):01/09/16 23:47 ID:VLlMtVb.
>>238-240
うわ。好意的なご意見、光栄の至りだす。
アタマ再構成して起動しますんで、しばし御猶予を。
……でも、先達の方々ほど筆は速くないのと、自分の楽しみの範囲を
越えちゃったらとっととやんぴしちゃうのは、あらかじめ申し上げて
おきますです。はい。
244 :
名無しさん@ピンキー:01/09/17 00:22 ID:DMm.ynjE
>>243 >自分の楽しみの範囲
ま、ここはヴォランティアみたいなもんですから、「可能な範囲での持ち寄り」でいいとおもいます。
1つだけおねがいしたいのは、「やんぴ」になったとき、ちゃんと「やんぴ」と書き込んでください。
んでないと、いたづらに期待だけ煽っちゃうことになるので。
残念がるヒトはいても、「なぜやめた」と怒るヒトはいないとおもわれ。
では、キラークにマターリとどうぞ〜〜 (´∀`)
245 :
名無しさん@ピンキー:01/09/17 23:27 ID:FTGDJtG2
age
246 :
名無しさん@ピンキー:
age