沼正三とその作品

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1名無し調教中。
代表作「家畜人ヤプー」と「ある夢想家の手帖から」をひっさげ、
日本にマゾ文学の金字塔を打ち立てた沼正三。
著者と作品について語ろう。
2名無し調教中。:2013/05/04(土) 17:49:52.47 ID:On4nyy/U
どっちのSMショーpart2-マゾッホvs沼正三
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1028908359/
3名無し調教中。:2013/05/05(日) 01:21:39.92 ID:h0Sw/Nil
夢想家はどんな話?
4名無し調教中。:2013/05/05(日) 01:28:50.14 ID:a7gLvrIo
『ある夢想家〜』(全六巻&潮出版社)は小説ではなくマゾに関するエッセイ。
5名無し調教中。:2013/05/05(日) 10:55:50.40 ID:AAT1mk2S
良スレになればいいけどこの話題はいつもグダグダになるからな
6名無し調教中。:2013/05/07(火) 10:53:29.17 ID:jrDpL2Mn
ほかの著作:
『マゾヒストMの遺言』
『懺悔録 - 我は如何にしてマゾヒストとなりし乎』
7名無し調教中。:2013/05/09(木) 02:15:37.56 ID:qkaABwhG
沼正三=遠藤周作

という珍説がある、といってみる。
8名無し調教中。:2013/05/09(木) 21:19:47.99 ID:SnlibWJs
>>7
あるかも
9名無し調教中。:2013/05/10(金) 03:09:05.59 ID:eJfwopDe
沼先生もやっぱりSMクラブ行って、

女王様にひーひー泣かされていたのだろうか。。。?
10名無し調教中。:2013/05/10(金) 14:13:28.98 ID:9mkF2ia5
沼正三=谷崎潤一郎
という説もあるらしい。
手帖のなかで谷崎批評をしているのも自作自演。
11名無し調教中。:2013/05/12(日) 11:17:56.84 ID:jXiOPQm/
わざと白痴を装ったりするから誤解されるけど
沼こと天野さんは文体を操れる才人なんですね。
12名無し調教中。:2013/05/13(月) 05:18:40.26 ID:jGqj5N4v
天野哲夫さんは白痴を装って女子便所に忍び込んだりしてた
そうだ。(著書に書いてあった本当の話)
13名無し調教中。:2013/05/14(火) 04:58:29.66 ID:Vyin2i/2
天野氏の『禁じられた青春』って本はぶあついのが
上下二巻もあるんだな。
これは読むのが大変な本だ。
14名無し調教中。:2013/05/14(火) 08:50:45.89 ID:O1NfQ1lR
天野哲夫はヤプーの続編を書き、完結させた人だが、沼正三ではない。という説がある。

会田雄次著『アーロン収容所』に、手帖の中で沼正三が語った、英軍捕虜体験記とそっくり同じ話が出て来る。
多分、会田雄次が沼正三の本名だろう。

沼正三=会田雄次説が、某マスコミによって唱えられた時、我こそは沼正三と名乗りを挙げたのが天野哲夫だった。

沼正三は自分の素姓を世間に知られる事を恐れており、それがとうとうバレたのを、天野哲夫が庇ったものらしい。
15名無し調教中。:2013/05/14(火) 11:27:49.28 ID:fvB88dTq
さっそく香ばしい書き込みが出てきましたw
16名無し調教中。:2013/05/16(木) 15:20:04.31 ID:yDrhcB2+
倉田さんのアイディアを借りながら
天野さんが書いたってことでいいんでない。
17名無し調教中。:2013/05/16(木) 15:41:13.97 ID:yDrhcB2+
アーロン収容所って昔読んだことあるけど、
英国人に対する怒りがあらわで
マゾ歪むとは程遠かったように記憶している
18名無し調教中。:2013/05/16(木) 19:36:24.75 ID:qHb+MEfO
ヤプーで不満なとこは色々あるけどやっぱりイース「貴族」って設定かな
白人には敵わないっていう世界観を貴種性で弱めちゃってる
19名無し調教中。:2013/05/17(金) 22:53:51.17 ID:wWLr/ab5
遠藤周作は「月光のドミナ」でマゾであることを公にしてるし
フランス留学時にそういう経験をしてたのは本当らしいが
カトリック作家というモラリストの看板を背負ってから大層不自由したそうな

当時のインテリマゾは本当大変だったらしいね 
男色者以上だったそうだよ
20名無し調教中。:2013/05/18(土) 00:42:51.29 ID:Bm8YTCD0
そういう意味に置いては谷崎は真のマゾヒストではなかったんだろうか
21名無し調教中。:2013/05/19(日) 08:52:45.68 ID:mM5QBQYx
真性マゾヒストといえばやっぱり三島由紀夫だよ。

あの切腹はマゾヒズムの極致としか思えないな。
22名無し調教中。:2013/05/20(月) 04:57:06.59 ID:pbmnyb+L
ナルシシズム的マゾヒズムだな
23名無し調教中。:2013/05/23(木) 18:01:49.32 ID:DW0vNRWA
沼正三が懺悔録に書いていたけど、むかし奇譚クラブにマゾ
随想を書いていた麻生保という人は高名な音楽家らしいですね。
24名無し調教中。:2013/05/25(土) 11:31:25.77 ID:DF7wqMZr
>>23 それを最初に暴露したのは森下小太郎
25名無し調教中。:2013/05/25(土) 12:27:17.24 ID:VL/koP/Y
そうなんだ
26名無し調教中。:2013/05/31(金) 05:32:35.04 ID:RR//w3gJ
天野哲夫さん、生きてたらサインもらうのになー。

死んでしまったらどうしようもない。
27名無し調教中。:2013/06/01(土) 18:09:07.16 ID:z3QJ4O3r
手帖のあとがきに
見抜ける人がいるかどうか知らぬが、本書全体として
広義の創作になっているトリックもある。
と書かれているが、なにを指しているのだろう?
沼の「実体験」が作り話ということなら容易に理解できるが。
28名無し調教中。:2013/06/09(日) 22:09:25.83 ID:0KFvFVkH
沼が奇クでデビューしたのは文献によると芳野眉美への私信を掲載したものとか。
その芳野は益々元気にWebスナイパーで連載中
ある意味沼の事を今一番知っているのは芳野かも知れんな。
29名無し調教中。:2013/06/11(火) 08:56:39.64 ID:j41UeTq7
>>27

手帖は、白人女性崇拝を主要なテーマとするマゾ随筆だが
筆者は
「第二次大戦中に南洋の戦線でイギリス軍の捕虜になり
白人女性たる司令官婦人の手でマゾに仕込まれた」
という設定になっている。
その設定自体が創作だ、という意味。
30名無し調教中。:2013/06/14(金) 08:45:14.51 ID:RwVJCR12
>>28
沼の「奇譚クラブ」への投稿は、
1953年4月号「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」に始まり、
同年5月号 「足舐め小説 マゾヒストの会」、
同年6月号「あるマゾヒストの手帖から」の連載開始へとつづく。

「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」は、1953年2月号に芳野眉美が投稿した
「硝子便所」を読んで沼が投稿したもの。沼が学生時代、下宿先のSっぽい美人妻の
尿を入手しようと画策し、便所に仕掛けをして成功する話。
当時芳野は18歳、後の従三位は31歳だった。

>>29 訂正 (誤)司令官婦人→(正)司令官夫人
31名無し調教中。:2013/06/14(金) 11:57:19.46 ID:fhDEmuxG
すると芳野は今78〜79歳か。元気な爺さんだな。
早稲田出てサラリーマンやって、そのあとバーテンダーになったんだよな。
32名無し調教中。:2013/06/19(水) 22:00:26.88 ID:5FqMyApy
まだSMマニアで書いてるよ
33名無し調教中。:2013/06/19(水) 23:01:58.67 ID:1y8EhGgu
>>30
>沼の「奇譚クラブ」への投稿は、
>1953年4月号「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」に始まり、
>同年5月号 「足舐め小説 マゾヒストの会」、
>同年6月号「あるマゾヒストの手帖から」の連載開始へとつづく。

潮出版版「手帖」第6巻には、「マゾヒスト協会」が掲載されているが、
文末に追記として「本稿は私の《奇ク》誌への初投稿であった」と
記されている。

投稿は「マゾヒスト協会」が先だったが、掲載は「ネクタール…」が先んじた
ということだろうか。
それとも、単に「ネクタール…」を忘れたか、無視したということだろうか。
34名無し調教中。:2013/06/21(金) 14:37:58.83 ID:ZNDH7n6C
ネクタールは実話っぽく書かれているが、
後の従三位の実体験なのだろうか。
35名無し調教中。:2013/06/22(土) 08:41:31.24 ID:nPfF7Lim
>>34
「こんな簡単な二つのものの組合せで、芳野君、私はそれ以後毎日
自由自在にS子のネクタールを満喫することができたのです」

下宿先の便所に自作の特殊な容器を仕掛けて、美人奥様の尿を採取し、
ネクタールとして愛飲するという話は、話としては面白いけど、
ちょっと信憑性に欠けると言わざるをえない。

しかし、飲尿の感想を述べたくだりなど、全てがウソとも言い切れない。

真実は、虚と実の皮膜にあるんだろうね。
36名無し調教中。:2013/06/22(土) 23:34:42.50 ID:zlo1joKU
Webスナイパーで芳野爺さんが人生相談してるから真偽を聞いてみたら?
37名無し調教中。:2013/06/22(土) 23:54:57.61 ID:hkBVBwJ0
>>36
URLは?
38名無し調教中。:2013/06/23(日) 13:12:41.02 ID:rh/ajSNk
>>33 辻褄合わせるなら、同時に投稿したけど掲載号が違ったということか
>>34 手を踏まれて(36章)も実話を装っているが、いかにも嘘っぽい
39名無し調教中。:2013/06/23(日) 19:17:55.68 ID:rnCTfBca
>>36
芳野氏に沼正三の言説の真偽を問うのはお門違いというもの。
彼に訊くなら、奇クに「硝子便所」を投稿したとき、高校生だったという
設定の真偽だろう。
検閲が現在よりも厳しかった当時、「奇ク」が高校生の投稿を歓迎した
とは思えない。彼が、実際には成人であることについて、編集部との間
で了解があったのではないだろうか。
まあ、芳野氏も、そんなことを訊かれてまともに答えるとは思えないが。
40名無し調教中。:2013/06/23(日) 23:51:02.39 ID:9SjjJefe
41名無し調教中。:2013/06/23(日) 23:54:44.72 ID:irMNWltx
このスレ見てるんじゃないの
>書店で「奇譚クラブ」(曙出版)に会いました。
昭和27年12月号「孤独なファンタジー」が処女作です。
昭和28年4月号で 『家畜人ヤプー』の沼正三先生から「芳野眉美君に――神の酒(ネクタール)を手に入れる方法」をいただきました。
お手紙もいただいております。
故鬼六先生や「奇ク」の恩師の皆サマからは、「『奇ク』出身の作家」と言われました。
42名無し調教中。:2013/06/25(火) 08:40:59.28 ID:5nHycEY4
>>38
>手を踏まれて(36章)も実話を装っているが、いかにも嘘っぽい
・・・確かに、そうだね。

「終戦一、二年後の東京の電車の朝夕の混雑ときたら
経験した人でなければ想像もつくまい。
少しでも収容力を増すために、混んでくると座席の上にも土足のまま
二列に人が立つのが当たり前だったころ、昭和二一年の暮の話である・・・」

という書き出しだが、そもそも話の前提となる状況の信憑性も怪しい。
座席の上に土足で立ったりしたら座席が汚れて傷むし、
不安定でつり革も使えないので、電車が揺れたら危なくてしようがない。
もしこの状況設定自体が架空だとしたら、
その点を突っ込まれれば忽ち窮するような話をなぜ書いたのだろうか?

仮に、当時はそういう風習だったとしても、座席に上がった令嬢に、誤って
手を踏まれ、令嬢は十分間も気づかないままだった、という状況も、ありえないだろう。
実話と銘打った創作が横行した「奇ク」らしいエピソードだといえるだろう。
43名無し調教中。:2013/06/30(日) 09:30:20.21 ID:DGYWtPw2
>>33
沼氏から芳野氏への私信は昭和28年1月付けだから、
当初は私信のつもりだったけど、それを取り次いだ編集者が
後に奇クへの掲載を図ったのではなかろうか。
だから沼氏としてはマゾヒスト協会が初投稿と認識している、
というのが一つの解釈。
44名無し調教中。:2013/06/30(日) 10:49:55.35 ID:xkwlJatu
>>43
私信を勝手に掲載するだろうか?
45名無し調教中。:2013/06/30(日) 14:16:31.11 ID:DGYWtPw2
>>44 了解をとるでしょう。
46名無し調教中。:2013/06/30(日) 15:32:29.73 ID:4ogovCET
だったら本人が自分の作品と認識しているということだろ?
47名無し調教中。:2013/06/30(日) 16:57:38.91 ID:DGYWtPw2
元々は私信だったので、投稿を意図したものではなかったというのが一解釈。
私信の形式をとっているが、当初から投稿作品だったというのも一解釈でしょう。
当人がマゾヒスト協会を初投稿と称しているので、前者の解釈が浮かんだまで。
48名無し調教中。:2013/06/30(日) 19:14:01.12 ID:YWb4ZXV0
>>47
意図してなくても掲載されれば投稿でしょ?
49名無し調教中。:2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN ID:FD+j9Jug
>>38
>辻褄合わせるなら、同時に投稿したけど掲載号が違ったということか
・・・それはないと思う。

「マゾヒスト協会」は、「奇ク」1953年5月号に「足舐め小説 マゾヒストの會」として
掲載されたものだが、元の雑誌記事では文中に、
「・・・他方ウロラグニストとしての実践からどうしても抜け去ることができなかった
(四月号の芳野君への手紙参照)」
と記されている。
( )内を読むと、まず「ネクタール」が四月号に掲載され、それを確かめた上で
「マゾヒストの會」を投稿したことがわかる。

ちなみに、「手帖」所収の「マゾヒスト協会」では、「(四月号の芳野君への手紙参照)」と
いう文言は削除されている。

「手帖」で「マゾヒスト協会」の文末に追記として
「本稿は私の《奇ク》誌への初投稿であった」と記されているのは、これにつづく
「『「まえがき』はそのつもりで読まれたい」を言うためであって、
便宜上、実際には初投稿だった「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」を無視
したものと思われる。
50名無し調教中。:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:ibMJGpou
沼正三が「奇ク」に本格的に登場した、1953年5月号「足舐め小説 マゾヒストの會」
は、注意深く読むと、沼を研究する上で、中々面白い材料を提供してくれる。
 たとえば、「まえがき」の第一段落、第7文目に
「私は、在外中、捕虜になった時、相手の司令官夫人から訓練を受けて生まれもつかぬ
マゾヒストとして復員してきたのであるが」
という文言が見え、沼正三は、最初からこの虚構(つくり話)を身の上として採用して
いたことがわかる。

また、本格的初登場でいきなり巻頭(グラビアを除く)に掲載されており、沼の記事が
「奇ク」の編集者から高く評価されていたことが覗われる。
51名無し調教中。:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:ibMJGpou
「ある夢想家の手帖から」は、ネットにアップされており(http://tecyo.x.fc2.com/
「マゾヒスト協会」も「付録・E」として収録されている。
ただし、単行本化にあたって、「奇ク」の投稿記事に多少修正が加えられていたりする。

例えば、「奇ク」の「足舐め小説 マゾヒストの會」では、「まえがき」に
「三年前に今の家内と結婚した。(中略)所が結婚と同時に公務員アパートに入ったが、…」
とあり、筆者が「1950年頃に結婚し、公務員だった」という設定であることがわかる。

一方、1976年出版の「ある夢想家の手帖から」では「ところが結婚と同時にアパートに入ったが」と記され、「公務員アパート」が「アパート」に書き換えられている。
  http://tecyo.x.fc2.com/07huroku/07-e01-20120401/skd-443.jpg
「奇ク」投稿時は、「公務員であることを明かしても差し支えないだろう」という判断で、
そこには、「公務員といっても、まさか裁判官とは思うまい」との判断もあったのかもしれ
ないが、後に単行本化するに際して、やはり「公務員」という正体は秘匿する方が賢明だ
と考えたのであろう。
52名無し調教中。:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:aAB0Ss/+
理屈っぽくてつまらん
司令官夫人が虚構なら公務員だって虚構だろ
53名無し調教中。:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:32UGqt2s
>>52
理屈っぽいのはそうだろうが、沼が公務員だったら
何か都合が悪いことがあるのかい?
54名無し調教中。:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:ibMJGpou
>>52
>司令官夫人が虚構なら公務員だって虚構だろ
…勿論、一般論としては、その可能性もある。
それを顧慮して「設定」という言葉を使ったのだ。

その上で、もし公務員という設定が虚構であるなら、単行本化にあたってわざわざ
「公務員アパート」を「アパート」に書き換える必要が生じないから、
翻って、公務員という設定は虚構ではないだろうと考えられるのである。

>理屈っぽくてつまらん
…そうおっしゃるなら、理屈っぽくなくて面白い「沼正三とその作品論」を
ぜひ書いてくださいな。期待していますよ。
55名無し調教中。:2013/07/21(日) NY:AN:NY.AN ID:XLaNAnhz
>>54さんには沼氏の作品リストを作ってもらいたいな
それだけ沼氏について詳しいんだったらオレたちの知らない作品もご存知だろ
個人的には氏が翻訳したマゾッホの作品リストが欲しい
56名無し調教中。:2013/07/21(日) NY:AN:NY.AN ID:60UPMk7r
>>55
>54さんには沼氏の作品リストを作ってもらいたいな
…沼正三の作品は、ただ二つ。
@「ある夢想家の手帖から」と
A「家畜人ヤプー」だけです。
(ちなみに、「奇ク」に「あるマゾヒストの手帖から」の連載を始める前に投稿した
「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」と「足舐め小説 マゾヒストの会」も、
潮出版社版「ある夢想家の手帖から」に収録されている)

「家畜人ヤプー」改訂増補決定版(1972年)あとがきには(そして、同書の文庫版である
角川文庫版「家畜人ヤプー」あとがきや、幻冬社アウトロー文庫版「家畜人ヤプー」
第5分冊あとがきにも)
「一度は捨てた沼正三の筆名が、『ヤプー』と『手帖』の単行本の著者名として残るなら
本望だ。これが出版を承諾した時の偽らぬ心境であった。(今後も、私は、これ以外のことに
この名を使う気持ちはない)」
と記されている。
「今後も、私は、これ以外のことにこの名を使う気持ちはない」という潔さは、マゾを
ネタに飯を食っているわけではない「アマチュアマゾ」たる沼氏ならではですね。
(もっとも、「代理人改め二代目沼正三」氏には色々な作品があるようだが、二代目氏の
作品にはあまり関心がないので、どんなのを書いたのか、よくわかりません)
57名無し調教中。:2013/07/21(日) NY:AN:NY.AN ID:60UPMk7r
>>55
>個人的には氏が翻訳したマゾッホの作品リストが欲しい
…潮出版社版「手帖」第6巻には、付録として、マゾッホが書いた「后妃の復讐」と
「黒女皇」の抄訳解説が掲載されている。
(51で言及した「ある夢想家の手帖から」のウェブ・サイトでは、
目次http://tecyo.x.fc2.com/shirote-01.html から、
第6分冊 黒女皇 付録 F 公妃の復讐 G 黒女皇 を選択してください)

なお、同分冊の「索引」の「マゾッホ」の項には、沼が「手帖」で言及した二十余のマゾ
ッホ作品が列挙されています。
(上記サイトでは、第6分冊 付録 L 索引 l 14 17ページ 
http://tecyo.x.fc2.com/07huroku/07-l04-20120502/skd-557.jpg を参照)
58名無し調教中。:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:Y2bL9NI0
沼正三といえば、ドイツ語の達人というイメージが強い。
「ある夢想家の手帖から」の冒頭、「第一章 夢想のドミナ」の題辞では、マゾッホの
「女新聞社長」からの一節をドイツ語の原文とともに引用しているし、「手帖」で論じる
文献も、クラフト=エビングの"Psychopathia Sexualis"(病的性心理)やアルフレッド・
キントの"Weiberherrschaft"(女天下)など、ドイツ語のものが多くを占める。
「ヤプー」のヒロイン、クララ・フォン・コトヴィッツも東独の名家出身との設定だし、
沼自身、まだ外国旅行が規制されていた時代にドイツに渡航(留学)している。

 このようにドイツ語に親しい沼だが、「奇ク」に本格登場した1953年5月号掲載の「足
舐め小説 マゾヒストの會」(Une societe de masochists)は、フランスの小説の抄訳・紹介
である。しかも、英語訳や独語訳等からの重訳ではなく、仏語から直接訳しているようだ。

「手帖」第105章「わがドミナの便り」には、森下高茂氏の仲介で知った英伊混血の
白人S女性と文通したいばかりにイタリー語を勉強したエピソードが記されている。
 英語は勿論、ドイツ語も堪能。さらに、フランス語やイタリア語までと、沼さんはホン
トに語学が好きだったんですね。
59名無し調教中。:2013/07/30(火) NY:AN:NY.AN ID:7Cht1LAF
フランス語については、倉田卓次氏が、彼の最晩年に出版された「続々裁判官の戦後史」
という著書の「『家畜人ヤプー』事件」と題する章で、面白い話を披露している。
その章の最後の5ページは「ヤプー」のフランス語版・中国語版の話題だが、その中で倉
田氏は、フランス語版「ヤプー」を読んでおかしな箇所(といっても、実に些細な誤りな
のだが)をみつけ、
「Aに連絡して訳者に注意するよう助言しておいた」
と述べているのだ。
これを読むと、ドイツ留学の語学試験に通るほどドイツ語に堪能な倉田氏が、フランス語
の読解力にも長(た)けていたことがよくわかる。
ちなみに、Aとは天野哲夫氏のことで、ここでは彼がまさに「代理人」の如く扱われている。

それにしても、倉田氏は、取るにたりないような些細なことを、なぜわざわざ、かなりの
紙幅(約1ページ)を割いて記したのだろうか? 
「『家畜人ヤプー』事件」は、表面的には、「『ヤプー』を書いたのは天野氏であって自分
ではない」と釈明する内容のように読めるが、よく読むと、「真の作者は、実は私なのだよ」
というメッセージを送っているように思われてならないのである。
60名無し調教中。:2013/07/30(火) NY:AN:NY.AN ID:IdpbLv2a
もっとちんぽ勃つ話キボンヌ。
61名無し調教中。:2013/07/30(火) NY:AN:NY.AN ID:7Cht1LAF
>>60
>もっとちんぽ勃つ話キボンヌ。
…そうだね。ぼちぼちそんな話もしたいね。
といっても、ここは沼正三と彼のヘンタイ小説「ヤプー」、ヘンタイ随筆「手帖」のスレ
だから、たとえば、こんな文章(↓)にちんぽ勃つ人限定だけど。

「ニューマが後肢を伸ばして身を起し、首をその足台の上に伸ばして、真っ白な彼女の足の甲を舐めた」(「ヤプー」第2章 円盤艇の中で 第4節 狩猟犬訓練)

「肉足台に載せた足の片方を上げて、犬の舌が足裏にも届くようにしてやりながらポーリーンは自己紹介し・・・」(「ヤプー」第3章 驚くべき真相 第1節 自己紹介)
62あは〜ん:あは〜ん ID:DELETED
あは〜ん
63名無し調教中。:2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:3fggtIqA
>>59 基本的な構想はすべて卓ちゃんによる、と考えていいのかな?
64名無し調教中。:2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:snMEaH0W
>>61 のつづき。
「ニューマが後肢を伸ばして身を起し、首をその足台の上に伸ばして、真っ白な彼女の足
の甲を舐めた」

さすがは沼さん。「彼女の足を」じゃなくて、「真っ白な足の甲を」ってのが秀逸だね。
白人女性の足元に犬のように這い、「真っ白な彼女の足の甲」に接吻したり、「真っ白な
彼女の足の甲」をペロペロしたりを妄想などして、妙に昂奮したものだよ。

そうしたことが実現するようになってからも、その行為に及ぶたびに「真っ白な足の甲に
唇を押し当て」とか「真っ白な足の甲を舐め」なんてフレーズが脳内を飛び交い、感激と
興奮はいよいよ昂まるのであった。

…とまあ、こんなところが、道具としての「ヤプー」の使い方ではあるまいか。
65名無し調教中。:2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:snMEaH0W
沼正三が「奇ク」に本格的に登場した、1953年5月号「足舐め小説 マゾヒストの會」。
その「まえがき」によると、沼は結婚後にこの小説を読んで足舐めに興味を覚え、新妻を
相手に実践してみて、足舐めの妙味を知ったという。

足舐めにはネクタールとは又異なった味があること。無念無想に舐めていることによって
精神の浄化まで期待できるのではないかと思えるほどであることを読者に体験から断言で
きる。
さて、かように「足舐め」というものの効用を、或いは酔心地を知ってから世間のマゾヒ
ストを見ると、どうも皆さん、この妙味をご存じない方が多いようである

と述べている。(「*ネクタールって何?」って人は、>>33を見てね) 
「無念無想に舐めていることによって精神の浄化まで期待できるのではないかと思える」
とは、これまた巧いことを言うね。実際、綺麗な女の人の足を一心に舐めていると、浮世
の憂さは綺麗さっぱり忘れて、心スッキリだよ。
まだ未経験のマゾの皆さんは、ぜひ試してみよう!
66名無し調教中。:2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:snMEaH0W
>>63 基本的な構想はすべて卓ちゃんによる、と考えていいのかな?
…いいとも! 
67名無し調教中。:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:AbTk6eP9
>>65 のつづき。
もともと女性の小水が大好きな沼さんだったが、結婚後引っ越したアパートが水洗便所
だったので、小水を密かに採取することができなくなり、がっかりしたんだと。

「…ウロラグニーの方は流石に家内にもいえない。隠れてネクタール採集するしかないの
であるが、足舐めであれば隠れてはやれない。と同時に、ウロラグニーと違って、家内を
そこへ誘導することは何でもない。殊に私の家内などは素質もあったのであろうか。小説
の女主人公と同様、これの愛好者(舐めさせる方の)となった」

確かに、マゾが足舐めの妙味を知るのと同じく、女性の方でも足を舐めさせる快感に目覚
めることがあるようだ。私のニューマごっこの女主人も、これがすっかりお気に召したよ
うで、「もっと上」「そこ、そこ」「もっとゆっくり!」なんて命じつつ、畜人犬の舌を心ゆ
くまで堪能するのでありました。
68名無し調教中。:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:CvU8PQ+T
足舐めファンは結構いるようだね。とあるSNSの「足舐め」サークルに投稿された、自己紹介。最近1ヶ月以内の記事から…

・彼女とのHの最中にあえぎ声がうるさいと言われ口の中に足を入れられてから足をご奉仕するのが好きになりました。(7月9日)

・神戸の舐め犬です。 足が大好きです。(7月18日)

・女子大生や30代まで幅広く 舐め犬をしています^^ 大阪でサラリーマンしています(7月19日)

・大阪市内の22♂です!!女性の足を裏から指の間、指先まで綺麗に舐めたいです。
踏まれながら舐めたりしたいです。犬になったみたいな舐めたいです (7月24日)

・足を初めて舐めさせられた時は、お詫びの印としてで、始めは嫌だったのになんかドキドキしてました。
舐めさせられるのにドキドキしちゃいますね。舐めさせてくれる方いないかなぁ。(8月2日)

どれも、足を舐めたくて舐めたくてたまらない気持ちが溢れているね。
それにしても、5つのうち3つが阪神。足舐めファンは阪神に多い?

「とりわけ、綺麗な白人女性に足を舐めさせられたりすると、頭ん中が真っ白になります」
なんて香具師、いないかなあ。
69名無し調教中。:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:I+xFwPM8
沼さん、リンはあれで幸せなのかい?
男として間違っちゃいないかい?
70名無し調教中。:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:oCztsAwn
>>69男として間違っちゃいないかい?
…大間違いだよ。その大間違いに昂奮するのが、Mってものなんだろうね。

>>68の「足を初めて舐めさせられた時は、お詫びの印としてで、始めは嫌だったのになん
かドキドキしてました」なんて話もそうだけど、「オレは男として間違っているなあ」って
いう後ろめたさが、ドキドキ感につながるんだと思う。
71名無し調教中。:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:WwrG+ek6
>>70
お詫びの印に……
始めは嫌だったのに……
という所が、オレ的には最重要ポイント。
個人的な事だが、ご褒美や恵みとしての足舐めは白ける。
侮辱行為として、舐める事を強制される、舐め「させられる」という部分が肝要。
72名無し調教中。:2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:njrD6OKl
>>71
>68 = >70 だけど、全面的に賛成・同感・異議なしだね。
「足を舐めさせられる」なんて、人として最低の屈辱だ。女性に強制されて、その屈辱を
無理やり受け入れさせられるってところに、Mとしてのときめきのツボがある。

沼さんも「手帖」の「第4章ナオミ騎乗図」で、谷崎の「痴人の愛」を評価しながらも、
クライマックスの「愛の馬」シーンで、主人公の譲治の方からナオミに頼みこんで馬にし
てもらうって筋書きが、インドの「ネンダ王説話」で王が王妃へのお詫びの印に王妃の馬
にさせられるっていう話に比べて、物足りないと言っている。
「…一方では支配しているのは『馬になる』男の意志であり、他方では、それは男を『馬
にする』女の意志である。 前者ではマゾヒストが、後者ではサディスチンが主役である。
そして私たちは、後者にこそ、より強いマゾヒズムを感じるのだ」

つまり、同じ足舐めでも、「足を舐めさせてください」って頼むよりも、「私の足を舐めよ!」
って命じられて、嫌々ながら舐めさせられるっていう状況の方が、遥かに昂奮するもんだ。
それにしても、>>68の、男に「お詫びの印として私の足を舐めなさい」って迫った女性っ
て、実に素晴らしいね。
73名無し調教中。:2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:/AhF34Ot
>>71 のつづき。
ご褒美や恵みとしての足舐めは白けるけど、ご褒美や恵みとしての足接吻はありかも。

「…黒奴のほうを向いたドリスは微笑み、
『さっきはご苦労。接吻を許す』
蛇のお礼だ。黒奴に対して白人貴族が接吻といえば、もちろん足接吻のことである。
B2号は両膝ついて長靴の先に唇を当てたが、破格の栄光に震えて歯がガチガチと鳴った。
賤しい飼育係の黒奴にとって今日は生涯の最良の日となるであろう。お嬢さまの靴に接吻
した日!」 (「ヤプー」第17章 畜舎のドリス 第4節 恋人から女主人へ)

普通は、屈辱の極みのはずの靴への接吻が、ここでは「ご褒美や恵み」となっている。
それも、「生涯の最良の日となるであろう」ほどの。
つまりは、それほどまでに相手を崇めているってことで、確かに、美しい白人令嬢の靴に
接吻を許されるなんて、夢のようなご褒美・恵みだね。
(…で、そんな風に考えた途端、激しいM的感興が…つまりチ○ポが×つのであった)

ここでも、あくまでも美しい白人令嬢から、ご褒美・恵みとして与えられたのであって、
黒奴がおねだりした結果ではない、ってところが、大事なポイントだね。
74名無し調教中。:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:sLNeFQJt
終りか?
75名無し調教中。:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:eCDWx7HN
>>74
>終りか?
…まだまだ。でもおまいらもガンガン投稿しろよ
76名無し調教中。:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:CwlENcSF
まだ続くんだ
サンクス
77名無し調教中。:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:eCDWx7HN
小説本は、文章だけでなく、挿絵や装丁も大切な要素だ。

「ヤプー」は、この作品に惚れこんだ三島由紀夫が、出版化に向けて尽力したからこそ、
世に出ることができた。「ヤプー」初の単行本は1970年2月に出た。挿絵は宮崎保之。
しかし、三島は、宮崎の挿絵が気に入らなかった。寺山修司との対談でこう言っている

「挿絵は、もっともっとリアリスティックでなきゃいけない。
変に抽象化しているが、あれでは作意が生きないよ。(中略)
少年雑誌みたいなリアリズムが『家畜人ヤプー』みたいな小説には
必要なんだ」(「潮」1970年7月号)

宮崎には気の毒な感想だが、三島としては、本作りを編集者任せにしていたら、考えてい
た趣向とは違う挿画・装丁となり、がっかりした、といったところだろうか。

このとき三島の頭には、「リアリスティックな挿絵」を描く画家として、村上芳正が浮か
んでいたはずだ。村上はかねてから三島の舞台のポスターや本の装丁を手がけていた、
 最初の単行本と同じ年に同じ出版社から出された「改定増補限定版」では、村上が挿画
を担当している。
なお、この「村上ヤプー本」が出た11月のその日、三島はそれを見ることなく死んじゃった。

「改定増補限定版」は、後に角川文庫になっている。もちろんカバーも挿画も村上の絵だ。
78名無し調教中。:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:eCDWx7HN
>>77のつづき)
これまで、さまざまな画家や漫画家が、「ヤプー」の世界を表現してきた。でも、その中で、
「ヤプー」が主題とする「白人女性の凛とした美しさ」を見事に描いたものといえば、
何といっても村上芳正だろう。

村上の描く白人女性の、気品に満ちた、冷ややかな美貌ときたらどうだ。そのケのない野
郎だって、思わず跪いて、真っ白な足に接吻したくなるんじゃなかろうか。

その村上芳正の原画展を、弥生美術館というところで、9月29日までやっている。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
「ヤプー」の原画を中心に、彼の様々な作品が展示されている。
特に白人女性の絵は、どれも、沼のいう「白人崇拝思想」の持主ならタマらんよ。

美術館の場所が、三島や沼が若い頃法律の勉強に励んだ東大の裏だってのも、粋な巡りあ
わせだね。
79名無し調教中。:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:rJLJDFeu
ヤプーいいね

M男向けやS女向けの漫画や本おしえて
80名無し調教中。:2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:7iNm4JTv
以前も東京で個展やってなかったか?
81名無し調教中。:2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:GcsLH6I/
>>80
>以前も東京で個展やってなかったか?
…これまで2回開かれているよ
「村上芳正の世界展」(2010年11/6〜13@高輪「ギャラリーオキュルス」)   
「家畜人ヤプーの世界 ― 村上芳正原画展」(2011年9/15〜10/28@神楽坂"artdish g")

1回目は小さな画廊、2回目はレストラン付属の画廊だったけど、今回は本格的な美術館
で開かれている。
ただ、ヤプーの原画について言えば、2年前の神楽坂の方が、近くでじっくり見れた。
今回はガラス越しで、距離があって、細部はよくわからない。

どの個展も、熱心な村上芳正ファンの働きかけで実現したようだ。
村上芳正ファンのHP「薔薇の鉄索」http://barano-tessaku.com/

初の個展が開かれた2年前、村上さんは88歳。ぎりぎり間に合った感じだね。
こうした個展が開かれないと、彼の素晴らしい「ヤプー画」も散逸していたことだろう。
82名無し調教中。:2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:GcsLH6I/
>>79
…M男向けやS女向けの漫画や本おしえて
いっぱいありすぎて紹介しきれないだろうね。
漫画については、沼も「手帖」で「第38章 漫画の効用」という章を設け、
「…現代日本の漫画家の作品は、マゾ・ガイガー管を備えたマゾヒストにとっては、一大
鉱脈というに値する。名の知られた漫画家には、多かれ少なかれ、なんらかのマゾ的感覚
が見られるのである」
って言ってるよ。
別の章では、古谷三敏の「ダメオヤジ」(「手帖」第26章 妻による夫の虐待)や、
ジョージ秋山の「ゴミムシくん」(「手帖」第133章 スクビズム)を、実際のマンガ入り
で紹介している。

「漫画の効用」は、もともと、沼が「あるマゾヒストの手帖から」第一回目(「奇譚クラブ」
1953年6月号)に「第四 漫画家のマゾヒズム」として発表したエッセーだった。
連載エッセーの最初に漫画家の話をもってくるあたり、沼さんも相当漫画が好きだった
…というか、「眼からのマゾ的刺激」に敏感だったんだね。

個人的には、小池一夫・叶清作コンビの「マギー'S犬(マギーズドッグ)」「マギー'S犬Jr.」
がよかったと思う。
叶の描く白人女性は秀逸だ。ただ、マギーさんはちょっと(というか、かなり)下品なのが難だけど。
83名無し調教中。:2013/08/24(土) NY:AN:NY.AN ID:62ZPc7dw
足舐め譚のつづき
マゾの皆さん、足舐めに励んでるかな?

沼が「奇ク」に本格的に登場した、1953年5月号の「足舐め小説 マゾヒストの繪」には、
小説のヒロイン、21歳の令嬢ソフィアが、彼女に求婚する30歳の青年ジャンに、足舐めの
技巧を仕込むくだりがある。

「…二本の趾(あしゆび)を一緒に口に含んで、よく吸ってきれいにしてから、気をつけて舌
をその二本の間に入れるの。さっぱりした感じがするようにして。そう、そうやって吸っ
て…おしゃぶり貝みたいに。
…それから足の裏だけどね。くすぐったくないように気をつけるのよ。歯でもってたこを
けずってごらん。痛くしないようにね。初めに舌でうるおうまでなめて、それから歯で少
しづゝ静かにけずるのよ…」

なお、足舐めの技巧としては、このほかに、一本の趾を口に含み、趾の腹を歯でしごいたり、
土踏まずを強く吸ったり、5本の趾の上や足の甲を舌先でゆっくりとワイプしたり…等々。
ミュールを履いたドミナの、足裏と中底(インソール)との間に舌を挿し入れたりなどするのも、
楽しい。
84名無し調教中。:2013/08/24(土) NY:AN:NY.AN ID:62ZPc7dw
>>83 のつづき
沼が紹介した「マゾヒストの繪」の描写や、>>70-73あたりの議論のように、ノン気男が、
のっぴきならない事情から、S女に足舐めを強いられ、最初は嫌々舐めていたが、
やがて足舐めの妙味に酔うようになる、なんてのが理想でしょうな。

でも現実には、女性の足を舐めたい男の欲望がまずあって、性戯のひとつとして実行して
いるうちに、女性の方でも男に足を舐めさせる悦びに目覚める…っていうパターンが多い
んだろうね。
沼がそうだったように。
>>67にも引用してるけど、沼正三は、「足舐め小説 マゾヒストの繪」まえがきに

「足舐めであれば隠れてはやれない。
と同時に、ウロラグニーと違って、家内をそこへ誘導することは何でもない。
殊に私の家内などは素質もあったのであろうか。小説の女主人公と同様、これの愛好者(舐
めさせる方の)となった」

と書いている。
まあ、最初はどちらの主導でも、結局は、男が女の足を舐めるっていう、女性上位な性愛
技巧によって互いに悦びをえるのだから、よしとすべきなんでしょうね。

それにしても、世のM男性は、いったいなんで、女性の足を舐めたいなんて思うんだろう?
85名無し調教中。:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:rCqcSRIq
>>84 のつづき
沼は、「足舐め小説 マゾヒストの繪」まえがきに、足舐めを始めた動機も書いている。

「足舐めもコプロ・ウロラグニーもいずれもピカチズム現象として共通の面がある。
そこで私はウロラグニーの代償物として足舐めを始めた」

コプロ・ウロラグニーは糞尿愛好。ピカチズムは汚物嗜好。ウロラグニーは尿嗜好。
つまり、沼は、飲尿ができなくなったので、その代わりとして足舐めを始めた、足舐めは、
飲尿と同じく、ばっちいものを口にするから、性的に昂奮するんだという。
ばっちいといったって、犬の糞ぢゃあだめだ。綺麗な女の人の小水や足を口にするから、
チ○ポが×つのである。
沼は、そんなマゾヒストの心理を「対象神格化」という言葉を使って説明している。

「恋愛感情は相手を理想化する。これは普通のことであるが、マゾヒストの場合は極端な
対象神格化を生じ、その結果汚物嗜好を生じるのであると考えられる。対象神格化(アポ
テオーゼ)とは、相手を女神のように崇拝することである。その反射として自己卑下に陥
る。両者は盾の両面である」(「手帖」第43章 対象神格化の心理)

彼女の身体の汚い部分や、身体から出る汚いものを口にできる。そんな自分を振りかえる
と、昂奮する、ってわけ。

でも、この説明では、相手との関係で自己卑下に陥ったら、なんでチ○ポが×のか、また、
>>70-73あたりの議論のように、自分から「舐めさせてください」と頼むよりも、女性に
強制され、無理やり舐めさせられる方が昂奮するのは、なんでなのかは、わからない。

それを、うまく説明したのが、遠藤周作だ。
86名無し調教中。:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:rCqcSRIq
>>85 のつづき
彼女の小水を飲まされたり、足をなめさせられたりするとチ○ポが×つ、マゾヒスト。
その奇妙な心の働きについて、遠藤周作は、「恋愛とは何か」というエッセーで、
「マゾヒズムとは、相手から全く支配されたい、思い通りにされてみたいという願望だと
いえるでしょう」
と書いている。

相手からぶたれたり、辱められたりしても、怒る気持、嫌な気持も持てぬほど、相手の意
のままになりたい、という気持がマゾヒズムであって、そこには、「愛する人にすべてを所
有されたい」という恋愛の感情が極端な形であらわれている。それが肉欲となって姿をみ
せたのが、マゾヒズムなのだ……と遠藤は言う。

小水を飲まされたり、足を舐めさせられたりするのは、人として最悪の屈辱だ。女性に強
制されて、そんなひどい屈辱を無理やり受け入れさせられたとき
「オレは彼女に征服されて、完全に彼女のモノになったんだ…」
なんて考えて(実際には考えないかもしれないが、その歴然たる事実に)、性的な昂ぶりを
感じるのが、マゾヒストなんだね。
「沼正三とその作品」というテーマからは、チョットはずれたけど。
87名無し調教中。:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:gbU0YnRu
狐狸庵先生は立派なマゾさんですwww
88名無し調教中。:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:Sn4ZHHBV
>>82
サンクス
ゴミムシくんは手に入らないんだよねー
読みたいんだけどさ
マギーズはもっていた

あの人のかく絵いいよね

他にもあればよろしくー
89名無し調教中。:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:4EZ038P8
>>87 狐狸庵先生は立派なマゾさんですwww

…Korean、じゃなかった、Korianは、サドの研究家で、「堀辰雄覚書 サド伝」って本も
書いてるけどね。

ただ、沼は遠藤のマゾヒズムを評価していた。遠藤の初期の小説には、しばしば、沼のい
う「白人崇拝思想」に通じるものが流れているからね。
『手帖』第12章「象徴としての皮膚の色」
http://tecyo.x.fc2.com/01bun/012syo-20110813/012syo.html
なんか、丸々、遠藤作品に見られる「白い肉体への劣等感」についての論評だ。

ちなみに、沼は「白人崇拝」と「白人への劣等感」とを区別して使っていた(というか、
区別して使うようになった)。チ○ポが×つかどうかが、区別点だ。

「…旧稿では、日本人の白人崇拝という表現を用いたため、吾妻氏から私の本意とはやや
くいちがった批判を受けたので、今回は、日本人一般の問題としては劣等感という言葉を
用い、白人崇拝は日本人マゾヒストの問題として扱うことによって誤解を避けたい。(『手
帖』第11章「西洋人への劣等感」附記第一)
90名無し調教中。:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:4EZ038P8
>>88
>ゴミムシくんは手に入らないんだよねー
>読みたいんだけどさ
…S女さまに命じられて「ゴミムシくん」探しの旅に出たことがありましてな。「まんだら
け」で見つけたよ。全5巻のうち、第1・3・5巻だけだったけど。
3巻・5巻は全く期待はずれだった。1巻も、M的にはそう大したものではなかった。
多分第2巻が面白いんでないかい。2巻4巻は見てないから何ともいえないけど。

>他にもあればよろしくー
◆安達哲の『Kira Kira』はどうかな? 単行本第6巻に収録のNo.59-61のM描写は秀逸。
第4巻収録のNo.46の扉絵や内容もよかった。
この作品といい、『お天気お姉さん』といい、作者はきっとMじゃな。

◆澤井健の『華族な人々』も、召使願望のMには楽しめる。

◆『池上遼一 耽美コミック傑作選 肌の記憶』所収の『魔都』という作品は、沼のいう
「侍童願望」http://tecyo.x.fc2.com/01bun/021syo-20110829/021syo.html
の持主にはタマランだろうね。

◆あと、ベタだけど、喜国雅彦の『月光の囁き』は、マゾ男性必読の感動巨編。
91名無し調教中。:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:OCQOI2HV
>>90
ありがとう
ゴミムシくんはチェックしたい
よく昔は少年がよめていたとおもう
お天気お姉さんは持っているが最高だね
その作品もチェックするわ!

あとは知らないのばかりだ!
最後のやつは小説なんだろか
長編だと読むの大変

まあいろいろあると楽しくなってきた!
92名無し調教中。:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:hO3OAaAW
みんな詳しいなあ・・・・
93名無し調教中。:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:4EZ038P8
>>91
>ゴミムシくんはチェックしたい
…「大体こんな感じ」っていうのは、沼さんが「手帖」第133章 スクビズム 
http://tecyo.x.fc2.com/05bun/133syo-20120311/133syo.html
の最後の2ページ
http://tecyo.x.fc2.com/05bun/133syo-20120311/skd-345.jpg
http://tecyo.x.fc2.com/05bun/133syo-20120311/skd-346.jpg
に載せてるのを見ればわかるよ。

>最後のやつは小説なんだろか
>長編だと読むの大変
…漫画だよ。
ネットには、Google(グーグル) http://www.google.co.jp/ っていう便利なサイトがあって、
空欄に「月光の囁き」って入力して、「検索」ってボタンを押すと、「月光の囁き」につい
て教えてくれるサイトがいっぱいでてくるよ。訊く前に、まずはグーグルで調べてみよう!

>>90 に挙げたのは、チョット古い漫画が多いね。誰か、最近の作品で面白いM漫画を知らないかな? 

◆最近のでもないけど、石ノ森や江川の「ヤプー」は、原作を知らなければそれなりに楽
しめたのかも。原作を知ってるとゲンナリだけど。

◆三山のぼるの女王様マンガ「麗羅」ってのもあったね。女王様マンガの割には、M的感
興は薄かったけど。
三山は恐ろしいほど綺麗で卒倒するほど気品のある白人女性も描ける作家なので、個人的
には「ヤプー」は彼に描いてもらいたかった。
94名無し調教中。:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:OCQOI2HV
>>93
サンキューです

ゴミムシくんは、絵柄はエロさはあまりないが、
内容は明るいものの、えぐいかんじですね

麗羅も知ってはいるが中身をあまりくわしくないため考えてみます

家畜人ヤプーは本を持っているが、漫画は集めなかった

石の森のセクサロイドとかいう漫画も面白そう
あとは、コミックマゾやSMスナイパーかなにかに連載してるのとかもよさそう
コミックマゾはなかなか手に入らないし、
画像も全部は手に入らないよね

お元気クリニック、または女豹のイブの作者や、
監獄学園やダミーオスカーも絵柄はいいですよね
95名無し調教中。:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:KzOZveJZ
>>94
>ゴミムシくんは、絵柄はエロさはあまりないが、
>内容は明るいものの、えぐいかんじですね
…「女は人間、男は家畜。女のウ○チが男の食べ物」という設定のほかにも、裸やウ○チ、
オシッコのオンパレード。もともと1972-73年に「少年チャンピオン」に連載のマンガで
すからね。小学生にこんなの読ませて委員会!? まあ、大らかな時代だったんでしょうね。

もっとも、それを言えば、思春期の男の子が、「痴人の愛」や「ヤプー」読んでヘンタイ街
道一直線、という事態も考えられるわけで、でも、「ヤプー」はともかく、「痴人の愛」は
閲覧規制なんてできないでしょうね。

>お元気クリニック、または女豹のイブの作者や、
>監獄学園やダミーオスカーも絵柄はいいですよね
…「お元気クリニック」「女豹のイブ」も乾はるかのマンガですね。
そういえば、乾には、「女王様ウォーズ」っていう作品もありましたね。

「監獄学園」は知りませんでした。

「ダミーオスカー」は「マギーズ犬」と同じく、作画は叶精作でしたね。
叶には、「ヤプー」の名場面をイラストにして欲しいものです。石ノ森や江川みたいに、
マンガ作品にしなくていいから。
96名無し調教中。:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:I8j/ViaL
>>95
叶がヤプー書いたらすばらしいだろね
暗藻ナイトの作品もすき

監獄学園は絵柄がすき
グラマラス
マッドブルやマッドブル2000もすき

よんだことないが森薫の作品などもいいらしいね
最近のコレクション本にあるバニーガールとか

痴人の愛はしらないが、これからもいろいろ教えてね
沼のヤプーは幻冬社だかのをもってるが、
なんか他にも、誰誰バージョンやらいろんなバージョンがあるが、
違いやオススメはある?
97名無し調教中。:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:I8j/ViaL
>>95
女王様ウォーズ、売る女(全巻ではない)はもってるよ

ガンダムの作者のマラヤという漫画や、
警視総監アサミや、名前はわすれたが、
お礼はみてのとおりだか、なんとかとかいう女刑事の漫画や、
サイレンサーにでる女刑事もいいかも

ちらほらあるが金蹴りや玉握りで苦しめる作品あるといいんだがね
98名無し調教中。:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:+Bctoxll
97だが、花園メリーゴーランド、いぬ

女性漫画家らしいが、M作品っぽいよね

花園のほうは、筆下ろし田舎地域の風習を題材にした民族学や文化論で、

いぬは、フェチみたいだし、いずれもクオリティ高いといわれてるよね

他の姉三人、弟の題材もエロい姉がでてよかった記憶ある
99名無し調教中:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:1PK8/hWy
>>96
>痴人の愛はしらないが、これからもいろいろ教えてね
…「痴人の愛」は、谷崎潤一郎っていう文豪(えら〜〜い作家)の書いた文学作品だよ。
沼はアングラだけど、谷崎は表の世界の人だ。日本のマゾヒズム文学者の絶頂で、言って
みれば「日本のマゾッホ」だね。
沼も谷崎を高く買っていて、「手帖」にも谷崎の話がとてもたくさん出てるよ。(ちなみに
「手帖」は、「家畜人ヤプー」と並ぶ沼のただ二つの作品、「ある夢想家の手帖から」のことだよ)
「痴人の愛」は、そんな谷崎の代表作だ。沼も、全部で140章からなる「手帖」の第4章
をまるまる「痴人の愛」の論評に割いている。「ナオミ騎乗図」ってタイトルだ。
http://tecyo.x.fc2.com/01bunnew/004syo-20120506/004syo.html

そんなエラ〜〜い作家の大した文学作品だから、内容がヘンタイでも、まさか閲覧規制な
んてできないよね・・・ってのが>>95に書いたイミだよ。

>沼のヤプーは幻冬社だかのをもってるが、なんか他にも、誰誰バージョンやらいろんなバ
ージョンがあるが、違いやオススメはある?
…「ヤプー」は、もともと「奇譚クラブ」っていうヘンタイ雑誌に連載された小説で、
1970年に単行本化されたんだけど、そのとき大幅な加筆や訂正がされている。その後も
加筆や訂正があったけど、1972年に出された「改定増補決定版」と、その文庫版である
角川文庫版が最高だろうね。もう絶版になって長いので、中々手に入らないけど。

その後は、沼の代理人だった人が「沼正三」を名乗って続編を書いたり、その二代目沼正
三やら編集者やらが正編にもくだらん加筆をしたりした。それが、幻冬舎アウトロー文庫版だ。
100名無し調教中:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:1PK8/hWy
>>98
「花園」で思い出したけど、「森園みるく」っていう女性漫画家の「Beehive―蜜蜂の巣」
は、SMクラブに勤める現役の女王様が執筆した本が原作だ。

タクシーの運転手さんが、女王様(沼のいう「職業的女主人」)に見出されて
専属の奴隷になって、云々って話だったよ。
101名無し調教中。:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:LB3bTUlI
>>100
それしってる
ただ絵はあまり好みではない

いいサイトみつけた
あとではるよ

沼のヤプーはタツミ出版とかもあるが、
中身はほぼおなじ?
全面的降伏だかなんとか見出しがあるんだが

あと90にある安達哲のとこにある収録No.はなんのこと?
102名無し調教中:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:9qysW/Yh
>>101
>沼のヤプーはタツミ出版とかもあるが、
>中身はほぼおなじ?
>全面的降伏だかなんとか見出しがあるんだが
>>99で言ってるのは小説の話。辰巳出版のは、その小説を原作とするマンガ本

>90にある安達哲のとこにある収録No.はなんのこと?
…「Kira kira!」は週刊少年マガジンに連載された。その連載の各回にNo.を振ったもの。
ちなみに、単行本第1巻にはNo1からNo11までが収録されている。
103名無し調教中。:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:c+w6dxyY
>>82
ダメおやじはオレも好きだった。
ただ惜しむらくは、鬼婆がデブスな事だ。
妻を美人にして、萩原一至あたりにリメイクして欲しい。
104名無し調教中。:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:/Be77Qil
ゴミムシくん、ずっと探してるんだけど見つからないんだよね。
あのシチュは子供の時に読んでも興奮した。
105名無し調教中。:2013/09/01(日) 02:33:22.36 ID:AC6GwJVn
>>102
サンクス!

アマゾンみるとタツミ出版やら、他の出版でもポーリーン編やらいろいろあるからわからないんだよな

コメント欄みてもないし

芋虫という本や漫画いいらしいよ
アマゾンでもあった
106名無し調教中。:2013/09/01(日) 14:30:56.17 ID:K555hB0g
http://impression.vc/butabenki/index1.html

ここにヤプーのセッチンに特化した小説が投稿されてる

中年男が女性に拉致された上に四肢切断などの改造を受け
便器の中に埋め込まれる
107名無し調教中。:2013/09/01(日) 20:04:52.41 ID:h2If7Vmr
>>106
結構いいじゃん
108名無し調教中。:2013/09/01(日) 23:43:56.76 ID:K555hB0g
>>107
でしょ? 俺的にはロリ要素が余計だった
109名無し調教中。:2013/09/01(日) 23:46:54.27 ID:cJWWYaez
俺はSなのだけど、沼のヤプーはSの視点から読んでも面白いよ。
因みに今、自宅に住み込ませてる若いメイドには、「キミコ」と名付けてる。
入浴後のご奉仕内容はヤプーとほほ同じ。
ただ家事全般もやらせてるから、或る意味ヤプーより過酷かw
110名無し調教中:2013/09/16(月) 00:14:55.40 ID:BI1bhqvD
さて、漫画の話も一段落したところで、足舐め譚のつづき。
というか、ここで話題に上った漫画にも、足舐めシーンが結構見つかる。

◆「女王様ウォーズ」(by乾はるか)では、足舐めはスレイバーの大好物という設定。
◆「Kira!Kira!」(by安達哲)では、美少女が素足でケーキを踏んづけて、少年に舐めさせる
◆「蜜蜂の巣」(by森園みるく)では、大学教授がヒロイン洋子のハイヒールを舐める
◆「月光の囁き」(by喜国雅彦)は、足フェチ少年が主人公だけに、感動的な足舐めシーンが点在する

足舐めは、一番手軽にできるSMだ。鞭も縄もいらないし。第一、彼女がSじゃなくても、
普通の前戯の一環として、違和感なく実行できる点がありがたい(多少の違和感はあるか
もだけど、まあ、セーフの範囲内だろ)

それにしても、なんで、M男性は、女性の足を舐めたがるんだろうね…という話をしてた
ら、途中で漫画の話にいっちゃったんだよね。
111名無し調教中:2013/09/16(月) 09:54:08.14 ID:BI1bhqvD
>>110のつづき
>>85沼は、「奇ク」への本格的な初投稿、「足舐め小説 マゾヒストの會」のまえがきで、
足舐めは、飲尿と同じく、ばっちいものを口にするから、性的に昂奮するんだって言った。

なるほど、素足で歩いたりすると、足裏には床の塵などついて、ばっちいのは、確かだ。
だけど、よく考えてみると、足裏も石鹸で丁寧に洗ったら、ばっちくはなくなる。
そんな「衛生的な足裏」でも、それが美女の足裏なら、舐めさせられるとやはり昂奮する。
それに、足裏だけでなく、足の甲を舐めさせられても、同じように昂奮する。

つまり、女性の足を舐めて喜ぶMの心理は、「足裏はバッチイから」というだけでは説明が
つかない。
沼も、このことに気づいたのだろうか、別の理屈を考えた
112名無し調教中。:2013/09/16(月) 09:57:16.80 ID:4vUhDyNW
>>111
それで?
113名無し調教中:2013/09/16(月) 10:01:50.82 ID:BI1bhqvD
>>111のつづき
女の足を舐めたがる、Mの心理。
それだけでなく、マゾヒストの抱く様々な願望をまとめて言い表すために、
沼は、「スクビズム」ということを唱えた。

わかりやすくいうと、「女性上位願望」ですな。

沼によると、「スクビズム(M男性の女性上位願望)」は、

「正統マゾヒズム願望の諸相(肉体的重苦は、それ自体としてはこれに属さない)を、
すべて−三者関係を除いては−説明できるのである」(『手帖』第133章「スクビズム」)

沼は「スクビズム」を大きく五類型に分類。足舐めは、第二類型、「肉体的下部」に属する
という。
(ちなみに、第一類型は「肉体的下位」で、女性の馬になりたい、椅子になりたい、という願望を指す)。

『手帖』を引用すると…

U 肉体的下部 文字通りの相手の肉体の下部つまり下半身への関心であるが、特に、足
および足の下半分への執着である。典型的には足部狂崇(フート・フェチシズム)であるが、
転じて靴狂崇(シュー・フェチシズム)にもなるし、靴下や足袋、足趾の間の汚れへの連
想から、足を舐める存在としての犬願望もこれに属する。足で蹴られること、踏まれるこ
と、踏まれる存在としての敷物や靴脱ぎ台への変身願望など、この第二類型はマゾ空想の
非常に広い分野を占める
114名無し調教中:2013/09/16(月) 10:45:56.03 ID:BI1bhqvD
>>113のつづき
「U 肉体的下部」についての、沼の主張を、言い換えると…

脚や足は、人体の中で一番下にある、もっとも賤しい部位とされる。
仮に物理的には汚くはなくても、穢れた部位なのである。

「足舐め」はその賤しく穢れた部位である足や脚に、
人体の中で最も上にあって、普段は清らかなモノにしか触れ得ない、
口唇や舌への接触を強制されるから、
Mはチ○ポが勃つのである。

『手帖』には触れられていないが、土下座だって同じだ。 
Mが女性に土下座させられて、チ○ポが勃つのは、
人体の最も上部にあって、個人の人格と同一視される、
高貴なる「頭部」を、
女性の(本来は賤しいとされる)足と同じ、低い位置に移すことを
強いられるからだろう。

ましてや、その高貴なる「頭部」が、女性の足よりも下位に置かれると、
つまり、土下座した頭を踏んづけられたりすると、
彼の尊厳が文字通り踏みにじられたことになり、
既に土下座で勃っていたMのチ○ポは、
極限まで硬度を増すのであった。
115名無し調教中:2013/09/20(金) 04:17:03.81 ID:k3zxo9EW
土下座した頭を踏まれるシーンは、「マギー's犬」「 同 Jr.」(by叶清作)にも描かれているよ。
ドジを踏み土下座して侘びるジョーの頭を、飼い主のマギーが踏んづけて、ジョーをなじ
るんだけど、そういうことをするマギーが、いかにも下品で、正直、M的感興はあまり湧かなかった。

頭踏みは、『ヤプー』にも登場するね。
こちらは、「懲罰」ではなく、主なる白人女性さまからの、一種の「恩寵」として与えられる設定だ。

胸番号F1の青年黒奴が彼女の前でひざまずいて挨拶した。額の金輪が床に接触していた。
「F1号と申します。どうぞ御足(おみあし)を」
クララがどうしていいかわからずにいると
「足項礼(フット・ネッキング foot-necking)といってね。ここを踏んでやるの。
強(きつ)いほど喜ぶのよ」
と、ポーリーンがささやいて靴をちょっとあげて彼の項(うなじ)を指した。
「こう?」
クララは、右足を平伏している黒奴の後頭部に載せ、靴の踵を金輪にかけて支点にし、
爪先の方で項をギュッと圧迫してやった。
(『家畜人ヤプー』第11章 別荘到着第一歩 第3節 足項礼(フット・ネッキング)

なんと美しく、エロい場面だろう。思わず写生したくなるではないか。

目も眩むばかりに美しい白人女性さまの脚許にひれ伏し、頭に高貴な白人女性さまのお靴
を戴き、お靴のつま先で、うなじをギュッと圧迫され……(*´Д`)ハァハァ
116名無し調教中:2013/09/23(月) 15:13:30.26 ID:3GntJx7d
>>115のつづき
「足項礼」の場面なんて、ストーリーを進める上ではなくても全然困らない、
いわば枝葉末節ですね。

でも、『ヤプー』って小説は、こういうシーンを描くことで、M読者(&作者自身)の
チ○ポを勃たせるために(沼の言葉を借りると、「自己の性向に応じてのカタルシスの
ために」)書かれた。

だから、こういった「枝葉」の、エロうつくしい描写こそが、『ヤプー』の一番おいしいところで、
ストーリー展開やイースの世界観は、そのための「背景」に過ぎないともいえる
(エロ小説は大抵そうだろうけど)。

もちろん、「背景」自体、作者が本来想定したような読者にとっては、凄くエロいし、
また、そうでない読者にも、奇想天外なストーリー展開や、イースの奇怪な世界観が
面白がられたから、『ヤプー』は生き残ってこられたんだけど。
117名無し調教中:2013/09/23(月) 15:15:19.32 ID:3GntJx7d
ちなみに、「足項礼」の場面、「アウトロー文庫版」では、

「(クララは、)
奴隷制当時のアメリカでもこんなことはしなかっただろうにと、内心驚きながらも、
(右足を平伏している黒奴の後頭部に載せ…)」

なんて、小賢しく無粋で愚劣な一文が挿入されていて、流麗な文章の流れが台無し。
盛り上がったM的感興も、一気に萎える。

元・代理人氏だか、名物編集者だか知らんが、困ったことしてくれたもんだ。
118名無し調教中。:2013/09/24(火) 13:25:16.54 ID:gb/8Dawu
家畜人ヤプー全然読み進まねえww
119名無し調教中:2013/09/28(土) 05:46:09.38 ID:cukOSlb1
>>118 家畜人ヤプー全然読み進まねえww
…正直だね。ていうか、読者の大半が、そうじゃないかと思うよ。

『家畜人ヤプー』を、昂奮しながらさくさく読める香具師って、

白人令嬢の足許にひれ伏してご挨拶し、返礼に頭踏んづけられる黒人奴隷F18号や、
白人マダムの真っ白な足の甲や足裏を、ペロペロ舐めさせられる畜人犬ニューマを、

「羨ましくてたまんね〜〜〜」
なんて素直に思える、
ドエムで白人ヲタなヘンタイぐらいなんでしょうね。本来は。
120名無し調教中:2013/09/28(土) 05:47:54.78 ID:cukOSlb1
>>119 のつづき
誰でも『ヤプー』を買えるけど、
誰もが『ヤプー』を楽しめるわけぢゃあない。

「書物は読者に選ばれるものであるが、読者もまた書物に選ばれている」
って、沼正三も、『家畜人ヤプー』改訂増補決定版 あとがき に書いてるよ。

「この小説は元来厳しく読者を選んだ・・・・・
というより、前記のように、初めからごく少数の、イース世界を逆ユートピアではなく
真ユートピアと観ずるような同好者のために書かれたものである」(『家畜人ヤプー』改訂
増補決定版 あとがき)

ところが、意外にも、本来想定してなかった読者にも大受けで、正ちゃんもびっくり!

「それが、刷を重ねて万を越える読者に選ばれたという、その事実に、正直のところ、
私は当惑している」(同)

由紀夫・芳夫・哲夫のお陰だね!

*ところで…
>>78 弥生美術館で開催の「村上芳正 原画展」 
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
明日までだよ〜〜ん
121名無し調教中。:2013/09/29(日) 09:07:39.33 ID:9txApXKB
こんなスレあったのか。
普段、ヤプーとは全く関係ない漫画やアニメを見てても
「このキャラをヤプーにしてみたら萌えそう」と思うことがよくあって
こっそり妄想を書き綴ったりしているけれど
あまりにも誰得なイタいWパロでしかないので、鍵つきサイトでこっそりやってる。
こんな奴って俺だけ?
122名無し調教中。:2013/09/30(月) 09:03:54.32 ID:z5ZIvZ2b
エロ小説板池
123名無し調教中。:2013/09/30(月) 10:53:15.92 ID:4jI9WcQr
エロ小説ではないだろ
124名無し調教中。:2013/10/06(日) 22:13:31.98 ID:y1m8F+pW
Wパロって一般的には、双方の原作ファンに嫌われる両刃の剣だろ
同人者は好きみたいだがね
125名無し調教中。:2013/10/07(月) 02:51:08.05 ID:EmSssdvk
なるほど
126名無し調教中。:2013/10/11(金) 18:46:26.21 ID:sliK7DRj
>>124
確かにそうかもしれないが確実な需要はあるな
127名無し調教中。:2013/10/11(金) 19:29:16.95 ID:2iBGTQo+
沼正三って死んだのか?
128名無し調教中。:2013/10/13(日) 17:58:16.50 ID:wAeD+J2B
>>126
いや、ないだろw普通のファンにはボロクソに叩かれるだけだって
>>127
亡くなってるよ
129名無し調教中。:2013/10/17(木) 20:53:53.90 ID:yRS49hgt
>>128
いつ?
130名無し調教中。:2013/10/17(木) 20:55:51.77 ID:Vc8Fy9F9
>>129
覆面作家の死亡日がはっきりわかっていたら覆面じゃないだろw
131名無し調教中。:2013/10/26(土) 12:16:41.26 ID:vXSeFkc7
アマノだろ
132名無し調教中。:2013/11/07(木) 01:10:55.15 ID:nnhSDV1a
>>131
だね
133名無し調教中。:2013/11/08(金) 22:54:45.86 ID:VEHpbZxm
>>131-132
前スレ(?)どっちのSMショーpart2-マゾッホvs沼正三
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1028908359/
の>>964-のリピート。

>>127>>129も沼正三が好きでネットつながってんなら
沼正三の正体ぐらい自分で調べて見ろよ。
Wikipedeiaつー所に書かれてる沼候補は殆ど死んでると思うがな。
自分で調べて、「沼正三は天野哲夫だったんだ!」と思うなら、それも自由だ。
134名無し調教中:2013/11/09(土) 12:11:21.81 ID:QONVj6H4
>>133
>>131-132なんて、見え見えの疑似餌に、あっさり釣られましたな:
こんなのは、無視するのが正解。まじレスした時点で釣られ確定〜〜〜。
ま、俺も今日は暇だし、ちょいと釣られてみますか。

沼正三を「家畜人ヤプー」の作者だとすれば、彼は死んぢゃあいないよ。

荒俣宏が、太田出版版「ヤプー」の解説(アウトロー文庫版「ヤプー」第4巻にも収録)で、
「ヤプー」の作者は「正体不明、かつ存命中」っていう設定だから、「ヤプー」は完結を拒
否する小説だって指摘している。

つまり、誰でも、「俺は沼正三だ!」って言い張れば、「ヤプー」のつづきを書くことがで
きるってわけだ。
だって、沼正三は、正体不明かつ存命中だから、誰もそいつが沼ではな
いとは言えないだろ?
135名無し調教中:2013/11/09(土) 12:13:44.42 ID:QONVj6H4
>>134のつづき

「ヤプーは現に書き足されている。」って、荒俣は「解説」にハッキリ書いてるね。
つづけて、
「いまや、『家畜人ヤプー』は沼正三氏の意向を越えて独り歩きする異端の生霊である」
と言っている。

流石は荒俣! 続編なるものは、元の作者の意向を越えて、勝手に書き足された代物だっ
て、ちゃんと見抜いてる。

で、そんな書き足しを、「沼正三」の名前で発表することが許されるなら、キミやボクが
沼正三を名乗って書き足しを発表してもOKってことになるわな。
アマノだけがOKで、他の香具師はNGだっていう理屈は、どこにもないもの。
136名無し調教中:2013/11/10(日) 13:17:38.13 ID:s554wn9w
>>135のつづき
>そんな書き足しを、「沼正三」の名前で発表することが許されるなら、
>キミやボクが沼正三を名乗って書き足しを発表してもOKってことになるわな。
>アマノだけがOKで、他の香具師はNGだっていう理屈は、どこにもないもの。

…そうは言っても、年齢的なものはある。
沼の「奇ク」への初投稿は1953年で、記事の内容からして、当時少なくとも20歳は越え
ているはず。
とすると、彼がいくら正体不明といったって、「ボクは沼正三です」と言い張るには、現在
80歳を越えた爺さんでないと、辻褄があわないわな。
137名無し調教中:2013/11/16(土) 09:06:29.85 ID:ep02nmHT
>>136
ま、どうせ覆面で顔出しなしなんだから、年齢も「86歳だ」と言い張っていればOKだね。

さて、>>114あたりの足舐め譚のつづき。
女性の足(脚)を愛でる足(脚)フェチの心理を、沼は「肉体的下部」、つまり「足は、女
性の身体の一番下にあるから」と考えた。

脚や足は、人体の中で一番下にある、もっとも賤しい部位とされる。
仮に物理的には汚くなくても、穢れた部位なのだ。

「足舐め」はその賤しく穢れた部位である足や脚に、
人体の中で最も上にあって、普段は清らかなモノにしか触れ得ない、
口唇や舌への接触を強制されるから、
Mはチ○ポが勃つのである。

でも、足(脚)フェチが足(脚)に惹かれる理由は、
単に「足は、女性の身体の一番下にあるから」だけではないでしょう。
138名無し調教中:2013/11/16(土) 09:09:41.87 ID:ep02nmHT
>>137のつづき

足(脚)フェチが足(脚)に惹かれる理由は、沼が言う「足は、女性の身体の一番下に
あるから」だけでは説明がつかないと思う。

「女性の足(脚)が、造形として美しいから」といった要因も、大きいはずだ。
脚の美をアートとして表現する、「レッグ・アート」なんてものもあるぐらいだから。

そういえば、『ヤプー』にも、「言葉によるレッグ・アート」みたいな表現がある。

「麟一郎を惑わせたのは、女のまばゆいばかりの脚線美であった。
彼の眼前一尺ぐらいに踏み開いた双脚は、そのまま金色の産毛(うぶげ)の光る
二本の象牙にもたとえられよう」(第2章 円盤艇の中で 第1節 読心家具)

実に巧いね! 

「彼の眼前一尺ぐらいに踏み開いた双脚」という描写が、まずM心をそそる。

「女のまばゆいばかりの脚線美」を「二本の象牙」に喩えたのも、絶妙だ。

しかも、「金色の産毛の光る」なんて描写が、凄くナマナマしくて、超エロい。
139名無し調教中。:2013/11/18(月) 12:11:03.81 ID:wPHCsIG7
沼氏のエッセイ読むと、この人意外と他の作家に対して不遜で攻撃的だよね。いわゆる高尚様ってやつ。
マゾって自分が耐性あるから、人が何言われたら傷つくかに対しては鈍感な気がする。
逆にSはそれを熟知してるから、一見すごく人当たり良かったりするよな。
140名無し調教中:2013/11/19(火) 22:26:52.08 ID:Hp0tUf/+
>>139
>この人意外と他の作家に対して不遜で攻撃的だよね。
…ほんとにそうだね!

「攻撃的な性格」については、沼自身も、『家畜人ヤプー』改訂増補決定版 あとがき 
で認めているよ。

「昼の私は人と議論して負けることを知らなかったが、夜の私は女に辱められることに陶
酔した」
ってね。
これって、逆に言えば

「夜の私は女に辱められることに陶酔したが、昼の私は人と議論して負けることを知らな
かった」

ってことだからね。

実際、「奇ク」では、「手帖」以外の所でも、随分攻撃的な記事を寄稿しているよ。
141名無し調教中:2013/11/19(火) 23:38:30.84 ID:Hp0tUf/+
>>141のつづき
沼が連載を始めた「あるマゾヒストの手帖から」の2回目、1953年7月号に「スラックス」
という節を設けて、女性のスラックスについて書いた。

そしたら、翌8月号に、服飾研究25年という吾妻新って人が「女のズボンについて−沼正
三氏に−」なる批評を投稿。
これに沼が反論して、12月号まで、二人の間で組んずほぐれつの大乱闘となった。
特に、沼の記事は、強烈な皮肉や当てこすりがてんこ盛り。超辛辣だった。

また、翌1954年4月号と6月号でも、「日本唯一の性心理学者」を自任する高橋鐵氏に噛
み付いて、強烈な皮肉・当てこすりたっぷりの記事を投稿している。

ちなみに、「夜の私」だけでなく、「昼の私」も論争大好きで、石田某との論争なんか、
法曹界で語り草だよ。「倉田石田論争」なんて呼び名までついてるから、ググってみ。

まあ、沼正三って人は相当プライドが高くて、ちょっと困ったチャンなんだろうね。
だから、アマノみたいに「先生、先生」って持ち上げてくれると「愛(う)い奴」なんて
可愛がるけど、モリシタみたいに「教えてやるぜ」って顔するやつには、ムカついて、
つい遠ざけちゃうんだよね(…って、「昼の私」が書いた随筆でも言ってるよ)
142名無し調教中:2013/11/19(火) 23:41:57.64 ID:Hp0tUf/+
>>139
>マゾって自分が耐性あるから、人が何言われたら傷つくかに対しては鈍感な気がする。
…それは、まあ、あまり関係ないだろうね。

「マゾ」っていっても、「マゾヒスト」なのか、「マゾヒスティックな性格の人」なのか。

沼も「スラックス論争」の中で言ってるけど、性的倒錯を意味する「マゾヒズム」と
性的昂奮とは無関係に、苦難に耐えることに悦びを見出す「マゾヒスティック」ってこと
とは、区別しなくちゃね。
区別点はもちろん、チ○ポが勃ってるかどうかだ。
カシマやダンの「SとM」とか「SかMか」なんて本でも、マゾヒズムとマゾヒスティッ
クをごっちゃにしてるみたいだけど。

沼はマゾヒストだけど、性格は超攻撃的。
「家庭では相当極端なマゾヒズム生活を送っていて、内心の攻撃的なものが全て抑圧され
ているので、偶々こういう機会があると、爆発的にサディスティックになり論争的になる」
なんて、「スラックス論争」の中で沼自身が言ってるよ。
143名無し調教中。:2013/11/20(水) 12:24:35.26 ID:utFFJAXw
そんな、パッと見は超サディスティックな人がドMって漫画以外に本当にあるんだなw
反対はよく見かけるけど。
まあリアルには関わりたくない人だなw
144名無し調教中。:2013/11/20(水) 12:48:02.78 ID:Tnd1AMVM
リアルこみかど先生だなw
って天野が正体じゃないのか?
145名無し調教中。:2013/11/20(水) 17:35:13.65 ID:JDPstyF6
幻冬舎アウトロー文庫版のヤプーって全5巻だよな?
146名無し調教中:2013/11/20(水) 20:58:43.27 ID:gsURjWtv
>>143
>そんな、パッと見は超サディスティックな人がドMって漫画以外に本当にあるんだなw
>反対はよく見かけるけど。
…地位も名誉もあって、他人に命令する立場の人が、夜の顔はマゾヒストで、
ミストレスにひいひいゆわされてヨガってる、なんて、実社会にザラにあるよ。

>まあリアルには関わりたくない人だなw
…まあね。エリートだってことや、学識・知識を鼻にかけた、それこそ鼻持ちならない
ところがある人のようだね。
まあ、逆らわずに、「先生、先生」って持ち上げとけば、結構面倒見よかったりするんじゃ
ないかと思うけど。
147名無し調教中:2013/11/20(水) 20:59:26.46 ID:gsURjWtv
>>144
>リアルこみかど先生だなw
…まあね。
もっとも、同じ法曹でも、当時の沼の「昼の顔」は、東大法学部を優秀な成績で出て、
末は最高裁判事かっていう、超エリート。
「コミカド先生と一緒だね」なんていうと、「三流大出の弁護士風情と一緒にするな!」
なんて、ムッとしそうだけどね。

>って天野が正体じゃないのか?
…アマノは二代目。

>>145
>幻冬舎アウトロー文庫版のヤプーって全5巻だよな?
…そうだよ。
148名無し調教中。:2013/11/20(水) 23:38:19.75 ID:jKAgeIn6
>>141
>そしたら、翌8月号に、服飾研究25年という吾妻新って人が
>「女のズボンについて−沼正 三氏に−」なる批評を投稿。
>これに沼が反論して、12月号まで、二人の間で組んずほぐれつの大乱闘となった。

この討論って、一体どんな討論?
沼さんの著は「鉄腕アトムで美人探偵が出てきて、凛々しい姿で
オートバイを乗り回すのを見たい」という所なんか「流石だね」と
いいたいが、それへの投稿って、一体どうゆう?

「スラックスへの経過がモンペとの記述があるが、それは違う!」
という細末なものなのかな?
149名無し調教中。:2013/11/20(水) 23:51:35.48 ID:+EJPzykH
>>148
きたんクラブのバックナンバー読めるサイトあるよ(PC限定)
雑誌名でググってみて
150名無し調教中。:2013/11/21(木) 01:41:12.15 ID:U+qjshw+
>>149
ありがとう。手帖と並んで奇譚クラブのWEB版もあったとは・・・。
でもこれは大画面テレビでもなければサムネイルが
さっぱり分らないなぁ。風俗奇譚版はまだか?
(確か風俗奇譚は北海道道立図書館で読めるんだよね?)
151名無し調教中:2013/11/21(木) 02:15:36.97 ID:RvU/47dO
>>150
まず各号の目次のページを開いて、読みたい記事のページを調べ、次にサムネールの番号
を頼りにそれらしいページを開けばOK。
「風俗奇譚」は(その他のSM雑誌も)風俗資料館に行けば読めるよ。有料だけど。
152名無し調教中。:2013/11/22(金) 08:19:04.08 ID:40jIGAl5
この人の作品で、本当にマゾじゃないと読めたもんじゃないのは
ヤプーでも手帖でもなく、この人が他人に宛てた批評だよな。
第三者から見るとあまりにもイタタ
153名無し調教中。:2013/12/05(木) 21:08:52.66 ID:OpuV+P87
天野のこと?
154名無し調教中。:2013/12/05(木) 22:25:05.01 ID:NXu479Cs
>>152
まるでアスペみたいだよな。(それと同じことを俺がやろうとしてるけど)

田沼醜男(天野のペンネーム)の「マゾヒズム天国」っての
風俗資料館のデータベースで調べて読んだけど
最初はよかったけど、飽きたな、後半はハーフ崇拝と
外人ストリッパーの品評ばかり。ヤプーのような見識は見られにくい。

新・創世記(沼聖子・これも天野のペンネーム)のようなヤプーの
パクリみたいのはやめとけばよかったのに。
それでも沼正三のペンネーム・名誉欲独占と、印税はうまくやったな。
(印税は出版社がおいしいとこ持ってったかも知れないけど)
155名無し調教中。:2013/12/20(金) 12:11:25.47 ID:0tsB6PG7
太田出版版ヤプーを読了しました
下巻から人肉嗜食や悪趣味な権力批判めいた気色が漂い始め
はて……書く人がが変わったのかしらんと思ったら本当に変わっていたのですね
上巻の科学小説的な幻想世界でひたすらに白人崇拝を精緻に描写する筆致が好みだったので少し残念でした
『夢想家から手紙』もなんとか手に入れて拝見しようと思います
156名無し調教中。:2013/12/21(土) 19:37:20.91 ID:bTb6qWPn
>>155
太田出版の上巻と下巻の境目はどこ?
157名無し調教中。:2013/12/31(火) 19:47:49.07 ID:2IuY8O8y
このスレに果たして趣味がクロスしてる人が居るかどうか
期待薄だが、今年話題で今MXテレビで夜、一挙集中放送してる
アニメ「進撃の巨人」というのがあるんだが、今夜放送予定が
17回〜「女型の巨人 −第57回壁外調査@−」というので
ttp://www.shingeki.tv/story/episode_17.php
そのものズバリ「女型の巨人」が登場するらしいのだが、
沼さんの「手帖」第八十三章「空想科学小説についての対話」に
出てくるイラスト「巨人族の娘」や「第二十一号世界の女神ヴィクトリア」に通ずるようなエロさある?
ttp://tecyo.x.fc2.com/03bun/083syo-20111226/skd-074.jpg
画像検索すると、何かエヴァンゲリオンみたいなのかも知れないけど?
画像URL出そうと思ったけどURL多すぎるとエラーになるみたいなので
「女型の巨人 画像」とかのキーワードで画像検索してみて?
伊藤一蔵さんなら知ってるかも知れないけど掲示板やめちゃったからな〜

まぁ私は以前「進撃の巨人」チラ見したところ、あまり面白そうに
思えなかったし、今夜なんかの放送は27時(3時?!)から
2時間連続みたいだから寝る予定ですけどwまぁ話のネタということで。
ちなみに予約できる録画機器は用意していません。
158157:2014/01/01(水) 03:12:41.98 ID:hRthh49B
ダラダラ起きてたが、やっぱりエヴァンゲリオン型?だった。
ああ、もう早く寝てぇ
159名無し調教中:2014/01/12(日) 18:18:51.04 ID:dbkYqlhJ
>>157
>このスレに果たして趣味がクロスしてる人が居るかどうか期待薄だが、
…「巨体崇拝願望」ではないが、身長110cmくらいでモンゴル力士みたいな体型になって、
身長175cmくらいの白人女性の人間椅子になり、白く柔らかく豊かな肉体に押し潰されそ
うになるのを、懸命に堪(こら)えてみたいという、「矮化願望」はある。

こちらが2/3の大きさになると、相対的に相手は現実の1.5倍となり、体重は3乗で効い
てくるので約3.4倍、身長175cm体重60kgの女性なら身長260cm体重200kgぐらいに感
じられることになるだろう。
160名無し調教中。:2014/01/14(火) 10:54:55.22 ID:Vb8WOL5D
>>159
マツコデラックスに座られる感じだなw
161名無し調教中:2014/01/19(日) 23:11:40.67 ID:jLynr2pI
>>160
お主もゆうのうw

本当は、こんな感じ。
http://homepage2.nifty.com/equus/ilst_so06.htm
162名無し調教中。:2014/01/22(水) 11:04:55.95 ID:RF1KNEQm
>>161
これいいね。

ところで、レスラーみたいにビッグな体型の白人男性が美少女・美少年ヤプーを
こき使ってるの想像すると萌えるんだが、イースってやっぱり
モデル体型の男性しかいないのかな?
でもイケメンに囲まれて被差別階級になってるブサ面白人こそ
美しいヤプーをうまくいじめそうでいい。
163名無し調教中。:2014/02/04(火) 16:06:52.67 ID:Cli7hYc1
ヤプーで白人男が雄ヤプーを使う場面ってあった?
164名無し調教中。:2014/02/04(火) 21:22:39.29 ID:RkSCLG90
>>168
あるよ
165名無し調教中。:2014/02/05(水) 08:40:11.13 ID:nn3gI1Sd
>>163
ウィリアムとプキー
マック君とハンドバッグ
ていうかその前にセッチン全般

あのハンドバッグ欲しい
166名無し調教中。:2014/02/15(土) 23:27:07.84 ID:d5TLeK4h
>>165
プキーか
確かに雄ヤプーだったな
しかも未去勢
167名無し調教中。:2014/02/22(土) 14:57:16.96 ID:sJrDGttb
皮膚強化で素っ裸なヤプーはエチケットとして去勢しておくべきじゃないかと思った
168名無し調教中。:2014/02/28(金) 19:14:03.11 ID:5eTt4hZR
>>167
去勢はエチケットですか?
169名無し調教中。:2014/03/03(月) 12:05:44.07 ID:AJkdBdhj
そういえば家具たちってどうやって体洗ってるんだろう?
専用の浴場とかあるのかな?でも下水は出ないっていうし…謎
170名無し調教中。:2014/03/03(月) 20:07:29.75 ID:LhOguarq
>>169
皮膚強化で汗はかかないということになってはいたな
171名無し調教中。:2014/03/03(月) 23:16:16.73 ID:5LwlLBuh
汗かかなくても体ってどうしても汚れるよね
家具になってる面々は人間がいないあいだ
トイストーリーみたいに会話してたら面白いな
172名無し調教中。:2014/03/05(水) 08:33:11.88 ID:yJrKzUR9
家具の雌は生理をどうしてるかが気になる
子宮取ってるのかな?
173名無し調教中。:2014/03/08(土) 13:10:25.66 ID:KV6jQRb3
>>172
雌はあまりいなかった気がするけど
それより雄でも去勢してないと射精あるよね
そっともどうしてるんだろう
174名無し調教中。:2014/03/10(月) 18:44:26.10 ID:0QiJmOTi
>>173
去勢していないオスヤプーは珍しいはず
175名無し調教中。:2014/03/11(火) 18:33:59.98 ID:/Dgv37kP
>>171
俺もヤプー同士の絡みを想像するとディズニーが浮かんでくる
176名無し調教中:2014/03/12(水) 08:49:24.21 ID:MLUwQNmo
>>163 ヤプーで白人男が雄ヤプーを使う場面ってあった?
>>165 ウィリアムとプキー マック君とハンドバッグ ていうかその前にセッチン全般
…そういえば、セッチンはそもそも白人男が開発したんだったね。
「厠畜使用の端緒は、女権革命以前、アルタイルすなわち鷲座α星圏への膨張期にさかのぼる
…夜中尿意を催した時、遠い便所まで歩いてゆくのを面倒くさがった男たちが、
寝台の上でヤプーを尿瓶代わりに使うことを考えた。これが最初のセッチンだという」
(『ヤプー』第六章便所のない世界 第3節標準型肉便器)

沼は白人男性に対して同性愛的憧憬を抱いていたようだね。

>>169 そういえば家具たちってどうやって体洗ってるんだろう?
…飼育係の黒奴が洗っているのでは?

>>171 家具になってる面々は人間がいないあいだ トイストーリーみたいに会話してたら面白いな
…主なる白人女性についての情報を交換したり、
主なる白人女性の白く貴くこの上もなくお美しいお体を、賛美しあったりしてるんだろうね。
そんな場面が、
『ヤプー』第26章仙女窟で 第3節記紀解議(一)天の岩戸 
に出ているよ。
177名無し調教中。:2014/03/17(月) 22:07:37.77 ID:XUDMTx3g
セッチンってオスだけだと思っていた
178名無し調教中:2014/03/18(火) 00:55:40.36 ID:mgU8UIeF
>>177
・・・>>163 >>165 >>176 で話題にしているのは、セッチンの使用者である白人の性別。
セッチン自体の性別ではない。
179名無し調教中。:2014/03/22(土) 23:54:43.26 ID:j/H5hID4
>>178
そうなの?
どこで話が入れ替わった?
180名無し調教中:2014/03/23(日) 02:50:31.42 ID:itGiGXFM
>>179
>>163 ヤプーで白人男が雄ヤプーを使う場面ってあった?
>>165 …セッチン全般
という流れ。
「白人男性」が「雄ヤプー」を使う例の一つとしてセッチンが挙げられている。
まあ、セッチン自体の性別を問題にしていないとは言えないが
もともと白人男性限定かつ雄ヤプー限定の話だから、雌のセッチンは話題の範囲外。

それはそれとして、雌のセッチンの可能性を考えると…
「ヤプー」は沼のマゾヒズム・ファンタジー(妄想)に沿って構築された世界。
沼のマゾヒズムにそぐわないものは厳しく除外される。
「手帖」を読む限り、「雌のセッチン」は沼のマゾヒズムを刺激しそうにないので、
「ヤプー」の世界には存在しないだろうね。
181名無し調教中。:2014/03/29(土) 12:36:49.90 ID:SxxlzHRe
白人男性が恋敵の白人男性を唇人形化したヤプー?を使う場面があったね
182名無し調教中。:2014/03/30(日) 19:59:23.87 ID:T0YZ52aH
スケート見てると、リプ様がハニュー君をプケート靴にしている妄想が止まらなくなる
183名無し調教中。:2014/04/03(木) 19:32:15.12 ID:zOaYs3PT
>>182
五輪見ていてプキーってスキーよりはスノボに近いと気が付いた
184名無し調教中。:2014/04/06(日) 22:07:22.47 ID:CyEzSLbU
>>183
ありゃ元々橇だし
185名無し調教中。:2014/04/13(日) 10:18:09.59 ID:YPso3cQM
>>184
確かにスキーじゃなくてソリだね
186名無し調教中。:2014/04/19(土) 11:45:50.99 ID:s0KQM9ZA
ひっくりかえしたら去勢してないオスだった
187名無し調教中。:2014/04/19(土) 20:23:11.33 ID:XvrsosyS
ロシア娘へ愛を込めて?国際結婚に走る男たち?
放送日 4月20日 (日)
放送時間 14:00-14:55
放送局 フジテレビ
[501]
ザ・ノンフィクションロシア娘と結婚したい66歳人生賭けた見合い

この66歳で若い白人女にこだわる男が我々的に見てアヤシイなw
188名無し調教中。:2014/04/26(土) 22:03:57.67 ID:Aoh4V89S
>>187
どんな話だったんだ?
189名無し調教中。:2014/05/05(月) 01:45:02.19 ID:ioReoWQC
ヤプーを初めて読んだのは中学生
それ以来30年間ずっとヤプーになりたいと夢想ばかりしている
オナネタも大半はヤプー絡みだ
とくに窯で皮膚強化されて全裸生活を強いられるとか
去勢鞍で去勢されて前陰部はツルツルにされるとか
セッチンや舌人形や唇人形に改造されるとか想像すると
もうたまらなくなる
一応完結しちゃったのが残念だ
190名無し調教中。:2014/05/06(火) 18:11:33.43 ID:whn5DslA
テルマエロマエ見に行ったら、人間モグラ叩きとか
人間マッサージ椅子が出てきてすごくヤプーっぽかった。
沼さんが生きてたら悶絶しただろうな
191名無し調教中:2014/05/06(火) 20:38:16.45 ID:rC1a+69j
>>189
俺の場合は高校生だったけど、
「それ以来ずっとヤプーになりたいと夢想ばかりしている。
オナネタも大半はヤプー絡み」
という点は同じ。
「ヤプー」のお陰で人生狂った。
ものすごく豊かになった、とも言えるけれど。

ほとんどの人にとって「ヤプー」は奇書の類なんだろうが、
限られた人にとっては、人生で最も重要な一冊だ。

>>190
沼さんはローマ帝国大好きだしな。
192名無し調教中。:2014/05/06(火) 20:53:47.39 ID:rPCrZukI
>>191
時分が最初に読んだのは角川文庫
普通の本屋に並べられていたから普通の本だと思って手に取って
それから・・・・・・・・・・・あとはお察しのとおりだよ
193名無し調教中。:2014/05/06(火) 22:09:33.74 ID:rPCrZukI
>>191
ローマ帝国がモデルだったのか
確かに引用はずいぶん出てlくるが
発想はナチスだと思っていた
194名無し調教中:2014/05/07(水) 04:06:01.73 ID:FAsUnITh
>>192
>時分が最初に読んだのは角川文庫
…俺の場合、最初に出会ったのは1970年に出た都市出版社版だったけど、実際に買って
本格的に読んだのは、1972年に初版が出た角川文庫版だった。

「ヤプー」はいろいろなバージョンが出ていて、それぞれ微妙に(或いはかなり)違う
けど、最高峰は角川文庫版だろうね。
もっとも、角川文庫版は都市出版社の改訂増補決定版の文庫化だから、内容はほとんど
変わらないし、挿絵の大きさなどは改訂増補決定版の方が優れている。
とはいえ、角川文庫版は、改訂増補決定版をさらに改訂(初代沼正三自身が)している。
また、角川文庫だけに、普及度(入手のしやすさ)もはるかに上だ。
そうした点を総合すると、角川文庫版が最高じゃないかと思う。

>普通の本屋に並べられていたから普通の本だと思って手に取って
…健全な青少年を変態の道に誘い込む、とんでもない本だね。そういう点では、普通のエ
ロ雑誌なんかよりずっとアブない。なにしろ、もともと「奇譚クラブ」っていう変態雑誌
に連載されていた作品だからね。
195名無し調教中:2014/05/07(水) 04:09:24.36 ID:FAsUnITh
>>193
>発想はナチスだと思っていた
確かに、「金髪碧眼の北方アーリア人種による世界支配」を夢想する点は、ナチスに共通す
るね。沼さんはドイツ語が得意だし、ドイツ第三帝国も大好きで、「ある夢想家の手帖から」
にも、ナチス時代やナチスの思想への言及が見られる。

ただ、沼さんが「ヤプー」で描こうとした、「奴隷が、生きた道具として、性具や便器奴隷
などを含めて様々な形で、貴族に使役される社会」を実現していたのは、ドイツ第三帝国
ではなく、退廃的な古代ローマ帝国だった。

「ある夢想家の手帖から」第120〜124章では、古代ローマ時代の奴隷使用などについて
書いている。
「とまれ、二千年前『奴隷は人間なの?』と本気で言い得た時代は懐かしい。それを懐か
しむあまり私は逆に二千年後に『ヤプーは人間なの?』と言える時代を空想したわけなの
だが…」(「ある夢想家の手帖から」第124章 奴隷は人間なの?)
196名無し調教中。:2014/05/07(水) 09:01:16.63 ID:T4jq6Kam
テルマエのスタッフで、濃い顔の日本人集めてヤプーの映画作れそうな気がする。
阿部寛はあんまりイース人っぽくないけど、北村かずきはウィリアムができそう
…いやスカート履くのは若い俳優じゃないとキツいか。上と彩はカヨで。
197名無し調教中。:2014/05/07(水) 21:23:06.67 ID:XnSnWqLe
カヨは栗山千秋で想像してたわ
198名無し調教中。:2014/05/09(金) 20:49:56.67 ID:neJDuw8Y
ポーリーンはシャーリーズセロン
199名無し調教中。:2014/05/15(木) 02:16:13.60 ID:CM85Tu4B
やっぱりドイツ人だから萌える
200名無し調教中。:2014/05/24(土) 13:53:05.26 ID:KwSpfWQw
古代ローマ人という設定でも面白かったかもしれない
201名無し調教中:2014/05/31(土) 19:12:29.85 ID:tp2HlHkE
確かに面白かったかもしれないね。でもそれは「家畜人ヤプー」にはならないだろうね。
沼にとって、イースの貴族は、白人ならどの系統でもいいわけではなかった。ときに古代
ローマの習俗からヒントを得ながらも、沼がイース貴族のモデルに選んだのは、ラテン系
のローマ人やスペイン人ではなく、金髪碧眼長身のゲルマン系だった。それは、金髪碧眼
長身の北欧人種をこそ至高の優越人種とする、沼の思想(=性的偏向による嗜好)に基づ
くものだ。

「ヤプー」は、金髪碧眼長身、至高の優越人種たるゲルマン系白人の中でも、さらに選ば
れた、選良中の選良である白人貴族に、家畜として飼われるヤプー(日本人)の誇りと悦
びを描いた作品だ。
もっと正確にいうと、そんなことに誇りと悦びを感じること自体に性的感興を覚える、
作者を含めた「変わった人たち」のために書かれた作品だった。
202名無し調教中。:2014/06/13(金) 02:12:41.39 ID:K/7mb4+V
ゲルマンでもドイツへのこだわりが感じられる
でも沼の俘虜体験記ではドイツ〜オーストリー〜北欧はありえないんだよね
203名無し調教中:2014/06/13(金) 08:29:24.91 ID:xJ4F0mBj
>>202
沼の俘虜体験記では、イギリス軍の俘虜になった沼は、イギリス軍将校夫人に調教されて、
マゾに仕立てられたことになってるね。

この俘虜体験の信憑性はともかく、イギリスは王国で女王も貴族もいるから、イースを
妄想するのに都合がよかったのだろう。
「ヤプー」の舞台であるイースの前身、テラ・ノヴァを築いたのはイギリス人貴族という
設定になっている。イギリス人の主流はゲルマン系だ(ケルト系もいるけど)。

ちなみに、「ヤプー」で重要な役割を占めるイースの大貴族、ポーリーン・ジャンセン様は
「その衣装に感じられた異国風な味にもかかわらず、彼女はまさしく北欧系金髪女(ブロンド)の最高級の見本に違いなかった」と描写されている

一方、沼はドイツ語を得意とし、ドイツに留学したこともあり、ドイツへの強い憧れが
あった。後に麟一郎の飼い主になるクララ・フォン・コトヴィッツ様は、「東ドイツの名家
のお生まれ」という設定になっている。
204名無し調教中。:2014/06/13(金) 18:20:15.79 ID:WvkDpoWj
>>203
俘虜である以上連合軍側の将校でないとおかしいな
しかし北欧の国で連合国側で日本と戦った国って無いんじゃない?
205名無し調教中。:2014/06/24(火) 01:30:36.55 ID:DpCS/s8f
>>204
移民の国アメリカなら何系でもいるだろ
206名無し調教中:2014/06/24(火) 03:14:07.48 ID:ElE0zydA
>>204 おトボけコメントにマジレスすべきか、沈思黙考していたら…
>>205 すっトボけレスがついちゃったよ

>203には
「沼の俘虜体験記では、イギリス軍の俘虜になった沼は、イギリス軍将校夫人に調教され
て…」って書いてあるよね。

「地名も部隊名も書けないが、常夏の国のある中都市。英軍に降伏して武装解除され…」
(沼正三 「ある夢想家の手帖から」第106章 奴隷の喜び)
207名無し調教中。:2014/06/24(火) 03:15:07.60 ID:WtSDy1os
イギリスは北欧ではない
208名無し調教中。:2014/06/24(火) 03:20:56.09 ID:1igvyCz9
いや
だから
否定しているのは
将校婦人=ポーリーンの原形
って点だろ
209名無し調教中:2014/06/24(火) 09:10:11.24 ID:ElE0zydA
>208
いや だから 否定しているのは 将校婦人=ポーリーンの原形って点だろ

…いや、将校夫人こそ、ポーリーンの原型だった(・・・と沼は言っている)。

くだんのイギリス軍司令官夫人を描写して
「年恰好、容貌、姿態等は、『家畜人ヤプー』中のポーリーンと同じである(むしろ
ポーリーンこそ彼女を理想化した小説人物なのである)。」
(「ある夢想家の手帖から」第106章 奴隷の喜び)
と書いている。

だから、「ヤプー」でも、ポーリーンを含めたイース貴族の多くは
イギリス人の末裔という設定。

イギリスが北欧ではないので混乱を招いているが、ポーリーンの描写を読むと、
「彼女はまさしく北欧系金髪女(ブロンド)の最高級の見本に違いなかった」
と書いてある。
「北欧系金髪女」であって「北欧金髪女」ではない。

イギリスは「北欧」ではないが、イギリス人などアングロサクソンは「北欧系」には違いない。

まあ、かなり苦しい理屈で、この辺りも、沼の言う「俘虜体験」の信憑性が怪しいことの表れだろうね。
210名無し調教中。:2014/07/01(火) 08:14:08.14 ID:/c6Yk9no
色気のない話ですまんが、沼氏のエッセイを読んでいると
どうも犬を生き物として扱ってない感がいつも気になる。
昔の人はそれが当然だったのかもしれないが
「普通は犬がしつこく寄ってきたら足蹴にするだろう」とか
普通に言えちゃうあたり、性癖はMでも性格は超キツそう&悪そう
211名無し調教中。:2014/07/02(水) 09:45:03.48 ID:L2q+P0iY
そもそも自分を動物化・器物化しないと萌えないって時点で
人間としてのプライドが高いんだと思うよ
自分自身を人間としてたいしたことないと捉えている人ならば
わざわざ器物化妄想しなくても、ありのままの自分でMの立場を楽しめるだろうし
212名無し調教中:2014/07/04(金) 23:17:07.91 ID:AF/Ztv2c
>210
沼が、「性的嗜好はドM、性格はドS」なのは確かだ。
「ヤプー」あとがきにも
「昼の私は人と議論して負けることを知らなかったが…」
と書いてあるように、議論が大好きで、しかも、すこぶる攻撃的。相手を完膚無きまでに
叩きのめさないと気がすまないし、自分の誤りは認めようとしない。確かに性格悪いわな。

>沼氏のエッセイを読んでいると
>どうも犬を生き物として扱ってない感がいつも気になる。
…沼のエッセイは、「ある夢想家の手帖」だけ。そこには、「犬を生き物として扱ってない」
感をさせる記述が「いつも気になる」というほどはなかったはず。
というか、そもそも「手帖」にそんな記述あった? もしあったら、教えてちょ。

もっとも、代理人上がりの「二代目」氏が、あちこちに書き散らしたエッセイの中なら、大
いにあり得るだろうね。

>211
>人間としてのプライドが高いんだと思うよ
…人間としてのプライドが高くないと、Mなんかやっててもつまらんだろうね。
その高いプライドを、女に蹂躙され、ズタボロにされるところに、Mの悦びがある。
213名無し調教中。
性格がドSか・・・・
ありえない話ではないな