208 :
名無し調教中。:
「うふふっ 今日も大漁、いい場所を見つけた」
大きなクーラーボックスには溢れんばかりの獲物が詰まっている。
1〜2時間で持ちきれない程、捕まえる事ができた。
家への道程がとても早く感じる、大漁の喜びに浮かれていた。
家に着いたら、まずは選別。
飼育所にクーラーボックスを持ち込んで、選別箱にセットする。
クーラーボックスの底が開いて120〜30の獲物が転がり落ちてくる。
獲物の倍の高さの網で囲われた場所に、ボロボロと転がる。
クーラーボックスの下の方にいた奴は既に死にかけていた。
まずは生きの良いのと悪いのを分けていく。
死にかけは捕まえやすいから苦労はしない。
ポイポイと足元の籠に放り込む、こいつらは選別した後すぐに調理。
40くらいを籠に入れて、死にかけはいなくなった。
次は新鮮な奴とひねた奴を分ける。
ひねた奴はそれなりに味わい深いが、調理が必要。
新鮮な奴はおどりでもいける。
若すぎるのは串に刺してさっと炙ると油が滲み出してさらに美味しい。
見つけた漁場には、ひねは少ない。
ほぼ全てがおどりでいけそうなくらいだ。
10くらいを串で炙る用に分けて、ひねが5、こっちはタッパーに詰める。
残りの70を大きさや雌雄で分けてゆく。
若くて締まった雄は、歯ごたえが良い。
みっしりと詰まった身と骨の噛み砕いた時の音と感触。
考えるだけで涎が出る、これらは上物ボックスに大事にしまう。
若くて締まった雌、これはあまり美味しくない、脂がないからだ。
肉は少なく骨の主張が強く、カルシウム摂ってるなぁと感じる。