取り返しのつかない改造された奴隷

「ふむ、これが保護された未登録の違法セクサロイドか。確かにこれほどの改造を
施されたタイプも珍しいな。まるで全身生殖器の塊だ。しかも何の為か人間の擬似
記憶まで刷り込まれているとは非常に貴重なサンプルだよこれは…」
様々な人体改造を施され特殊性欲処理奴隷タイプの生体アンドロイドにされてしまっ
たエイダであったが満身創痍、辛くも組織の手から逃れ保護された。ただし銀河連
邦捜査官エイダとしてではなく未登録の暴走した違法セクサロイド、裸人形エイダ
として…

エイダはラボの実験室の椅子に手足を固定され生体アンドロイドとして検査
されていたのだ。
「お願いよ、この拘束をはやく解いて。何度も言っているでしょ、私は銀河
連邦捜査官なの。人身売買組織の罠に堕ちてこんな身体に改造されたのよ。
私のＤＮＡ登録から、ちゃんとした生体臓器を培養して元の身体にもどして」
「何度も言うように君のような捜査官は存在しないしＤＮＡ登録もありはし
ない。アンドロイドが自身の身体の仕様を理解しているのかはわからないが
通常のセクサロイドでもこれほどの特殊な改造は行わない。需要がないからね。
無論、人間も事故等の理由で人工臓器などの一部移植してサイボーグ手術を
行うことはある。しかし普通の人間が君のように全ての臓器を入替、極端な
性器の改造を全身にうけみなさい。精神がすぐ崩壊するだろう。
君は少なくとも妄想じみた擬似記憶をインプットされているとはいえ、最低限
生体アンドロイドとしてコミュニケーションが可能だ。元が人間とは
あり得ない」
「違う。それは改造中に潜在意識下に特殊な奴隷洗脳を受け…う、う…
ああ、が、我慢できない。お願い、拘束を、拘束を解いて。我慢できないああ、
だ、駄目、お、オナ、オナニーをさ、させて。お、おち、おちんちんを…うあ
オナニーさせてーーーー」

所長は拘束椅子でサンプル採集チューブに接続され激しく射精し続けるエイダを
残し研究室にもどった。
「あ、所長お疲れ様。どうでした例のサンプル」
「うむ、確かに興味深いよ。何のためか全身をあれだけ違法改造したアンドロイドは
初めてみる。性器や肛門の改造や胸の豊胸手術は通常のセクサロイドでも行うだろうが
局部培養の極端に大きいペニスや乳頭にも挿入可能にして、そのうえペニス同様に射精
するよう改造されている。まさに全身性器の裸人形、究極の人工肉奴隷だ。
あれで擬似記憶による模擬人格を残して機能するのだから驚きだ。あり得ないがもし仮に
彼女のいうように元が人間だったら彼女こそ生まれながらにして真性の肉奴隷になる為に
生まれてきた人間だよ。それより彼女の移送先は決まったのかね」
「ええ、当局より連絡がありました。やはり逃送中に一般人も含めてかなりの人間を
殺害しているようで特級重犯罪アンドロイドとして正式に登録されました…

翌日
「う、嘘よ、罠よ、私は一般人も捜査官も殺していない。犯罪組織の人間を倒した
だけよ」
「仮に犯罪組織の人間でもアンドロイドが無許可で殺害してもいいということはない。
その上、一般人や捜査官もだ。よって君は正式に特級重犯罪アンドロイドとして生きて
いくわけだ。通常の犯罪アンドロイドは廃棄処分だが特級重犯罪アンドロイドは
厳しい管理下におかれ必要により更なる改造や暴走防止の拘束処置を施され永久奉仕
に就きながら再犯防止のための実験サンプルになる。今日午後には君に特注の拘束具
が届き、囚人惑星の特殊実験ラボに移送される。そこで新たに君は真の裸人形になる
為に改造を受け重犯罪者に対しての永久奉仕と実験を受けるのだ」
「い、いやよ。そんな馬鹿な。私はれっきとした人間なのよ。しかも連邦捜査官なの。
どうして最低の奴隷人形として更に改造され犯罪者たちに奉仕しなければならないの？
お願い。助けて。駄目ならここで殺しておねがいよーーーーーー」

エイダは自分に待ち受ける恐ろしい運命に愕然とした。この身体に施された汚らわしい
改造は所詮は犯罪組織の違法な処置。組織から逃れ自分の正体を明らか出来れば
元の身体に戻れると、どこかで信じていた。だからこそ数々の屈辱に耐え生き延びて
きたのだ。しかし今、私は正式に政府の手によって生体アンドロイド、しかも
性欲処理用のセクサロイドと認定されたのだ。その上冤罪にも拘らず特級重犯罪アンドロイド
として囚人惑星に送られるなんて。そこで今まで私が送り込んできた憎むべき犯罪者達へ
性欲処理の奉仕を永久に強制させられるなんて。気も狂わんばかりのこの改造がまだ序の口。
これからは死ぬことも許されず、徹底的に全身を改造されるんだわ。こんなことなら
逃走中に死んでいたほうがどれほど幸せだったか。元に戻れる可能性を完全に絶たれ
果て無きセクサロイドへの改造を受けるなんて絶えられない。数時間後には私は真の
裸人形エイダへと生まれ変わる為の一歩が本当に始まるのだわ。もうどうすることも
出来ずに……