生体実験パート6

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1作者 ◆zCS1o.kilU
○前回のスレが書き込めなくなったので新しいスレを立てます・
○(パート1〜パート5)
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1059752766/I50
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1075254905/l50
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1093948414/
○     http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1124327172/
       http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1149035728/

       パソコン版まとめサイト
http://eirian.h.fc2.com/index.html
       携帯版まとめサイト
http://diary13.cgiboy.com/1/eirian/
2作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 23:27:01 ID:5KJwkz9f
 緑色人の小部隊に引き立てられた一行は、荒廃した都市へと連行された。
それはバルスーム世界がもっと豊かな惑星だったころの古代民族が築いた
都市の廃墟だった。遊牧民に近い生活を送っている緑色人の集団1000人
あまりが、現在、この廃都に住み着いているのだ。生徒達は、古い崩れかけ
た建物の一つに詰め込まれ、厳重に監視されながらバルスームの言語を教
え込まれた。
「やつらは、恐ろしい種族だ」
大川先生が囁いた。彼はエドガー・ライス・バローズの火星シリーズを子供の
頃に、熱中して読んだ事があり、内容も良く覚えていた。
「俺達を、すぐに殺さず生かしておくのは、彼らの祭りの時に一人ずつ拷問し
て楽しむためさ」
「最悪じゃないか」
準一は真っ青になった。こんな、訳のわからない空想の世界で、ムザムザ死
ぬ気にはなれない。教師役の緑色人の女からバルスーム語を覚えるにつれ、
彼らがサーク族と呼ばれる部族の一支族である事がわかった。この支族を率
いているのはロルクワス・トメルという王と副首領のタルス・タルカスという残忍
な男だった。王の上位には、彼らをさらに束ねている皇帝がいるらしい。女生
徒達は、顔が綺麗な順番に彼らに呼び出され、辱めを受けた。
「黄色人種は、北極にしかいないと聞いていたんだがな」
タルス・タルカスは、その日の夜の相手に選んだ、クラス委員長の最上美登
里(16歳)に言った。下顎から牙が上に向かって生えている恐ろしい形相に、
美登里は震え上がった。
3作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 23:27:58 ID:5KJwkz9f
「あ・・ああ・・乱暴にしないで下さい」
「その怯えた顔がたまらなくいいぞ。俺達、緑色人は血を見るのが何よ
り大好きなんだ」
タルス・タルカスは美登里の乳房に噛み付いた。牙を胸に深々と突き立
てる。鮮血が噴出し、タルス・タルカスは口中を真っ赤にして血の味を楽
しんだ。
「きゃあああ、痛いっ!」
美登里は、苦悶と恐怖に顔を歪ませた。いたわる気持ちのカケラもないセ
ックスだ。タルス・タルカスの60センチはあろうかと思われる太い緑色の
ペニスが、力任せに股間に突き立てられる。
「ぎゃああああ!・・・こんな太いの、無理です!」
処女膜を破られるどころの話ではなかった。文字通り股間が引き裂け、大
出血した。
「もっと、血を流せ!」
緑色人の男は、血を見れば見るほど興奮するようだ。いたわりの気持ちな
ど微塵もなく、己の欲望を果たす事だけが目的なのだ。タルス・タルカスが
欲望を放出し終わった時、美登里は全身から血を流し、出血多量で気を失
っていた。緑色人は、血と精液にまみれ、ボロ雑巾のようになった美登里の
体を、他の生徒達が監禁されている建物に投げ戻した。
「おい、最上!大丈夫か!くそっ、ひでえ事しやがる」
準一は、はらわたが煮え繰り返る思いだった。
「野崎さんが連れていかれたまま、帰ってこないの。心配だわ」
「きっと、拷問されて殺されたんだ・・・」
「そんな・・・」
絶望に打ちひしがれた生徒達は、嗚咽するばかりだった。
4作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 13:23:13 ID:nS17HS4u
2年C組の面々が凶暴な緑色人の捕虜になって数日した頃、新たに捕まった
別の一人の捕虜が連れて来られた。男はアメリカ人らしく英語で話しかけて
きた。
「私は、バージニア生まれの元南軍の騎兵大尉で、名前は、ジョン・カーター
だ。君達も地球人かね?」
「僕達は、日本人です」
準一はカタコトの英語で答えた。その男は、20代後半から30代前半のハン
サムな白人青年で、生き生きとした表情と、自身に満ち溢れたオーラを発して
いた。服装は、ほとんど半裸に近い状態で、わずか腰の回りに、緑色人の子
供が身につける装身具を装着している。
「日本?聞いた事が、あるような無いような国だな・・・まあ、いい。私は、アリゾ
ナの洞窟から、いきなり、この世界に瞬間移動されたんだが、君達もそうかね?」
「え、ええ、まあ、そんな感じです」
準一は、この溌剌としたアメリカ人とは気が合いそうだった。火星シリーズの愛
読者であった大川先生は目を丸くしていた。
「すごい!昔、読んだ小説と同じだ!本物のジョン・カーターが目の前にいる!」
「先生、この人を知っているのかよ」
「知っているもなにも、このお方こそ、この物語の主人公だ!」
準一は、わけが判らなかった。この荒唐無稽な世界が、空想の世界なのは、間
違いないのだろうが、現実にクラスメートが何人も死に、女生徒の半数以上が緑
色人にレイプされて半死半傷の状態なのだ。それから、さらに数日が過ぎ、準一
や、ジョン・カーターが屋外で強制労働をさせられていると、この荒れ果てた廃都
に1隻の飛行艇が墜落してきた。危険な敵がいる事も知らずに、都市の上空を
通過しようとしたところを、緑色人が対空砲火を加え、略奪目当てで撃墜したのだ
った。飛行艇の乗員は、徹底抗戦の構えをしたために、ほとんどが殺され、生き
残った若い女一人だけが捕虜になった。女は、火星に住む別の人種、地球人と
そっくりな赤色人種の女だった。
5作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 13:24:07 ID:nS17HS4u
「どえらいものを、手に入れた。この女はヘリウム帝国の王女だぞ!」
タルス・タルカスとロルクワス・トメルは大喜びだった。赤色人の国家は、
緑色人の天敵なのだ。
「ヘリウム帝国から、身代金がたっぷり搾り取れますぜ」
「いや、公開拷問をした方が面白いかもしれん」
「いずれにせよ、これだけの獲物だ。皇帝陛下に献上して、どうするか
は、判断に任せよう」
ヘリウムの王女は、デジャー・ソリスという名前で、赤い肌に黒髪を持つ、
神秘的な容貌をしていた。火星一の絶世の美女だという評判らしい。全裸
に紫の薄絹をまとい、頭と首、手足に装身具だけを付けている。どうやら、
この世界ではあまりキチンとした衣服を着るという習慣がないらしい。緑色
人戦士に引き立てられていく絶世の美女の姿を、遠目に眺めるジョン・カー
ターの目が釘付けになり、あきらかに興奮しているのが見て取れた。
「なんて、綺麗な女なんだ。あんな美しい女は、今まで見たことが無い・・・
惚れたかも」
ジョン・カーターという男は、非常な面食いで、しかも思い込みが激しく、す
ぐに一目惚れをする性質らしかった。
「俺は、あの女を手に入れるぞ」
ボソボソと英語で呟いているのが、傍らの準一にも聞こえた。そして、翌日、
2年C組の生き残りとジョン・カーター、そしてデジャー・ソリス達捕虜は、サ
ーク族の皇帝陛下に献上されるために、廃都を出発した。護送する部隊を
率いているのは、副首領のタルス・タルカスである。なぜか、ジョン・カーター
は、この緑色人の副首領に気に入られているようで、捕虜の中でも、なにか
と特別扱いを受けているようだった。一方、デジャー・ソリスは、監視役に選
ばれたサルコジャという緑色人女性に苛め抜かれていた。
6作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 13:25:04 ID:nS17HS4u
「肩を揉みな」
3メートル近い巨体の4本ある腕の一つの肩を、デジャー・ソリスが揉み始
めた。しかし、か弱い手で、懸命に力を入れても、岩のような緑色人の筋肉
をほぐす事は出来なかった。
「力が弱いんだよっ!」
サルコジャは、デジャー・ソリスの顔面を殴りつけた。美貌が恐怖に歪む。
「無礼な仕打ちはやめて下さい!私は、ヘリウムの王女です。私をもし、無
事に逃がしてくれたなら、あなたには、莫大な褒美が送られるでしょう」
「うるさいよ。そんな事をしたら、あたしが裏切り者になるじゃないか!このメ
ス狐め、たぶらかすんじゃないよっ!」
さらに、サルコジャは絶世の美女を足蹴にした。
「あたしのマンコを舐めな。皇帝陛下に献上するまで、体に傷を付けちゃいけ
ないって言われているけど、それ以外なら何をしてもいいんだ!」
デジャー・ソリスは、筋肉質な緑色人女性の股間に顔をうずめ、舌を伸ばした。
水の乏しい火星で、長い間、風呂にも入っていないサルコジャのオマンコは、
獣のような匂いがした。
「う・・げほっ、げほっ!」
「てめえ、何、ムセこんでんだよ。あたしのオマンコに奉仕しながら、自分の手
でオナニーしてみな」
デジャー・ソリスは、舌を必死に動かしながら、右手を自分の股間に伸ばし、
クリトリスをまさぐった。生き延びるために、今は屈辱に耐えるしかない。
(もし、無事、脱出出来たら祖父と父に頼んで、ヘリウムの強力な飛行船団で
緑色人を一人残らず絶滅させてやるわ)
彼女は赤色人国家の中でも最強の、誇り高いヘリウム王室の一族なのだ。サ
ルコジャの愛液に口元を濡らしながらデジャー・ソリスは心に誓った。
7作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 21:34:47 ID:nS17HS4u
しばらくすると、ジョン・カーターは2年C組とは別行動をとるようになった。なん
でも、緑色人の族長を、1対1の正々堂々とした決闘で倒し、その地位を手に入
れたらしい。殺せば、相手の地位が手に入るとは、つくづく野蛮な風習だ、と準一
は思った。
「おい、お前、あたしの飼い犬の相手をしろ」
捕虜の世話係であった緑色人女ソラが、バスガイドの桑田直美に言った。長い
監禁生活で、直美の着ている制服はくたびれ、やつれ果てている。ソラが連れ
てきたのは、体長は、1メートル余りだったが、十本の足と獰猛な牙を備えた恐
ろしい動物だった。
「愛犬のウーラよ。今まで、逃亡しようとした何人もの捕虜を噛殺してきた、優秀
な戦闘犬よ」
「あたしにどうしろと?」
直美は怯えていた。捕まって以来、何人もの女生徒が嬲り物にされて、面白半
分の拷問で命を落としている。
「ウーラは、今、盛りが付いていてね。あなたにセックスの相手をして欲しいの」
「ひっ・・・」
直美には、火星の犬が化け物にしか見えなかった。
「嫌なら、もっと別の拷問を考えてあげようかしら」
「や、やります。犬とセックスします」
直美は、半ベソ状態だった。自分でスカートの裾をまくりあげ、ストッキングとパ
ンティを下ろす。準一、大川先生他、生徒達は黙って見守るしかない。逆らえば
殺されるのだ。下半身を晒し、ウーラにそっと抱きついた直美の体は、ガタガタと
震えていた。
「そんなに怯えていたら、噛み付かれるわよ。もっと堂々と犬をリードしなくちゃ。
全くジャスーム(地球)から来た人間は意気地がないわね」
そう言われても、化け物とセックスしなくてはならないという恐怖を抑えるのは、
生易しい事ではない。直美は、震える手でウーラの背中を愛撫し、獣のペニス
を手でしごいた。
「お願い、噛まないで・・・優しくしてあげるから」
8作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 21:35:29 ID:nS17HS4u
哀願しながら、そっと直美はウーラのペニスを自分の股間に導いた。しかし、
挿入した瞬間、ガブリとウーラが直美の右肩に噛み付いた。
「ひぎゃあああ!」
直美が絶叫した。その様子を見てソラは牙を剥き出しにして笑った。火星の
緑色人というのは心底、残忍な性質らしい。
「ほら、痛がってないで、最後までウーラをイカせなくちゃ。でなけりゃ、あな
たを殺すわよ」
「ひいいっ、死にたくない・・・」
直美はバスガイドの制服を血で染めながら、腰を動かした。しかし、恐怖の
あまり失禁してしまう。
「ガルルルルル!」
ウーラが吼えた。
「あはははは!」
ソラが、高らかに笑う。準一は怒りの余り、今にも緑色人女に、飛び掛りそう
になったが、必死にこらえた。まだ、その時ではない。大川先生の話だと、も
うすぐジョン・カーターがデジャー・ソリスを連れて脱走を図る筈だと言うのだ。
その時にこそ、脱走のチャンスが巡ってくる。今は、何があっても、こらえな
くてはならなかった。幸い、直美は噛まれて重傷を負ったが、死に至る事は
なく、ウーラとのセックスを無事に終えた。
9作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 22:46:38 ID:nS17HS4u
 数十日間の旅の後、捕虜を連れたタルス・タルカスの率いる部隊は、サ
ーク族の本拠地である廃都へと到着した。そこには、全サーク族3万人の
頂点に立つ、緑色人皇帝タル・ハジュスが君臨していた。ヘリウムの王女
デジャー・ソリスを謁見したタル・ハジュスは大興奮だった。
「これは、愉快だ。あの傲慢なヘリウム帝国の王女が、我が手の内にある
とはな!このような快挙が、ここ数百年来あったであろうか。わしは、ヘリ
ウムから身代金を搾り取るよりも、お前の美しい顔が、拷問に歪むところを
見る方が千倍も楽しい。それも、ゆっくりと何ヶ月もかけてだ。覚悟するが
いい、拷問は、長引くぞ。あっさり殺してしまっては、赤色人に対する、我々
の気持ちが納まらんからな!群衆の面前で、サーク族が知っている限りの
ありとあらゆる責め苦を加えてやる。」
デジャー・ソリスは身のすくむ思いだった。天敵である種族の憎悪が、自分
一人の体に向けられているのだ。
「だが、せっかくだ。殺す前に、今晩は、お前の肉体をとことん味わうとしよう。
バルスーム一と言われた絶世の美女の肉体を!」
デジャー・ソリスは全裸で立たされていた。緑色人が、赤色人を犯しても子
供は生まれないのだが、変質者であるタル・ハジュスはそんな事はどうでも
いいらしい。デジャー・ソリスは王女らしく、毅然とした態度を保っていたが、
タル・ハジュスに腕を捕まれると為す術もなくその場に組み敷かれた。緑色
人の4本の腕が、それぞれ、デジャー・ソリスのか細い両手両足を押さえつ
ける。タル・ハジュスが長い舌でペロリとデジャー・ソリスの美しい顔を舐め
上げた。
10作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 22:47:17 ID:nS17HS4u
「無礼者!」
「強がっていられるのも今のうちだ。火星のプリンセスよ」
その頃、デジャー・ソリスを救い出そうとしていたジョン・カーターは思わ
ぬ事態で足止めを食らっていた。ソラから譲り受けた愛犬のウーラが、
すっかり気に入ってしまった直美の肉体から離れず、引き離すのに、手
間取っていたのだ。
「ウーラ!私には大事な用件があるのだ。早くその女から、離れてつい
て来きてくれ!」
「クーン、クーン・・・」
ウーラは、なかなか直美から離れようとしない。直美は体中を噛まれて、
血だらけで泣きじゃくっている。
「どうか、ウーラよ、聞き分けてくれ。私の王女様を助けにいかなくてなら
んのだ!」
その様子を、準一と大川先生は、呆れて眺めていた。
「なあ、あいつ本当に主人公なのかよ!」
「ああ、間違いない。しかし、ひょっとすると、我々がこの世界に紛れ込ん
だせいで、原作のストーリーに若干、影響が出ているのかもしれん」
「どうすりゃいいんだ?あいつ抜きで脱走計画を立てるか?」
「まあ、待て、もう少し様子を見ようじゃないか」
準一は、舌打ちをした。
11作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/07(木) 22:52:20 ID:nS17HS4u
火星編、一旦終わりです。さすがにネタが、マイナー過ぎたかもしれません。
ガンダムのエロパロの方が、良かったでしょうか?

新スレは、今のところ平和だ。あらしには、来て欲しくないなあ。〜藤とか、わけわかんないし。

12名無し調教中。:2006/12/08(金) 02:48:51 ID:JZ0xbD0i
それって、ふってるんですか?
13志津子好き:2006/12/08(金) 10:40:26 ID:i6tXtgwu
SMネタ希望です。
14高貴な美男ファン:2006/12/08(金) 18:58:52 ID:qPzPf0r0
>>13
同感
15名無し調教中。:2006/12/09(土) 07:41:29 ID:QId4LwEN
13,14とレイコさんは同一人物だとおもわれ
16名無し調教中。:2006/12/10(日) 17:32:06 ID:KJtCZacw
作者って頭悪いよね……
17名無し調教中。:2006/12/11(月) 23:42:56 ID:y+R+OI3L
お尻の穴から・・・へリュウムガスを50000CC 五万CC入れたらどうなるの???
18名無し調教中。:2006/12/12(火) 07:24:51 ID:PW9ZSw+o
風船みたいにふくらんで、浮くんじゃないかな。その後死ぬと思うけど
19名無し調教中。:2006/12/13(水) 09:36:49 ID:ORfB18z8
火星ネタはイマイチだったね
既出ネタばっかり。
20名無し調教中。:2006/12/13(水) 12:55:01 ID:6Tvk/WLE
>>11
自分は原作知らなかったので、オモシロでした!
これからもガンガレ、作者タソ
21名無し調教中。:2006/12/14(木) 01:43:39 ID:PqtzgNJx
もうやめた方が良いよ

クオリティが下がってる
22名無し調教中。:2006/12/14(木) 05:45:42 ID:CEcYabtF
雑音は気にせず、頑張ってください。
ですが…
一つだけ、失礼を承知で敢えて言わせて頂きます。
あまり関係無い話を広げても仕方ありません。
そろそろ、本編に戻るべきではないでしょうか?
千鶴編は佳境に入って来てるはずですし…
続きを待ち侘びている読者も多いと思います。
ここらで一気に、分岐した流れを一つの大きな流れに纏めて行くべきではないでしょうか?
まぁ、サイドストーリーの中で気になるのは…
透明人間の彼が、その後どうなったかですね。
23名無し調教中。:2006/12/14(木) 06:42:53 ID:8GZWvMCC
俺も透明人間編みてみたい。
一番みたいのは千鶴編なんだけどこれは今作者さんが話固めてるとこみたいなこと前に言ってなかったっけ?
24作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/14(木) 12:24:50 ID:QoW5ioB9
クオリティが下がるのはしょうがない。アイデアも枯渇し、分岐し過ぎたストーリー
をまとめる事は、もはや不可能。本編も、読者に先の展開を読まれていて、あえて、書く意味があるのかどうか、疑問。

とはいえ、序盤、中盤で大ヒットしたプロ作家や、漫画家でも、長丁場でクオリティを維持し続けた例は、見たことがない。
まして、私は金をもらって書いているわけでもなく、マンガ雑誌のような人気投票があるわけでも、売れ行きを気にする
必要があるわけでもないので、書くことを辞める理由は、今のところない。ただ、自分の中に浮かんだイメージや、他人
に伝えたい事を、物語の形にして表現しているだけです。

金の事さえ考えなければ、商業誌で出版されている書籍よりも、この掲示版を読んでいる読者の人数の方が、遥かに
多い気がするのは、気のせいか。海外からもアクセスがあり、向こうの翻訳ソフトで勝手に翻訳して、読まれている
ようだし、読者の数からすると、すでにプロ作家を上回っているのではないでしょうか?原稿料は、1円も貰えないけど。
25レイコ:2006/12/14(木) 13:40:32 ID:Kkua/x7h
皆さん、お久しぶり。
お待ちかね、レイコの登場よ♪

作者さまに提案です。
「猿の惑星」のパロディはいかがかしら。
私的には「S女の惑星」が希望です♪
ハンサムな宇宙飛行士が不時着したのは、なんと男が奴隷として狩られ飼育される「S女の惑星」だった!!
いかがでしょう?
ぜひお願いしたいですわ。

↓早くババァウザイ、と罵ってね。お待ちしているわ♪
26名無し調教中。:2006/12/14(木) 15:13:18 ID:6BjoRKPB
>>25
もう少し作者タソのキモチを考えようよ・・('A`)
貴女のしてることは提案じゃなくて、単なる好みの押しになってるよ

作者タソは十二分に読者の意見を採り入れてくれてるとオモ
自分的には作者タソが自由に書いてくれてれば満足ですノシ
27レイコ:2006/12/14(木) 15:31:15 ID:Kkua/x7h
ゴメンナサイ。
反省しています。
以後、気を付けます。
28名無し調教中。:2006/12/14(木) 15:34:22 ID:6BjoRKPB
>>27
では一緒に作者タソの新作をwktkして待ちましょう(ノ´∀`*)
29レイコ:2006/12/14(木) 15:45:43 ID:Kkua/x7h
はい、わかりました♪

あれ、今日は「ババァウザイ」出没しないのね?
30名無し調教中。:2006/12/14(木) 19:41:01 ID:PqtzgNJx
読者も作者もクズだな。
31名無し調教中。:2006/12/14(木) 20:01:10 ID:tYuffAMb
男を責める話を読みたいのなら……
いっそのことテキストを保存して、編集の置換機能を使って
女の名前を適当な男の名前に、
単語の「女」と「まんこ」を「男」と「チンコ」に置換すれば良いのでは?
32名無し調教中。:2006/12/14(木) 20:37:58 ID:5VBlKyqX
>>31
そういう問題ではないと思うが。
33名無し調教中。:2006/12/15(金) 18:44:30 ID:taFLMd72
>>31
ワロタ
34名無し調教中。:2006/12/17(日) 07:54:21 ID:fUNvtU8Z
保守
35名無し調教中。:2006/12/18(月) 23:31:33 ID:qk/fmcmf
保守
36名無し調教中。:2006/12/19(火) 04:20:49 ID:jUWRs9on
私も透明人間の続きが気になりますw
千鶴編は、ノストラダムスをかってに好みの男性を想像(妄想?)
して読んでます。
でも、さくーしゃさんちょっとお疲れの様子?
御悩みならちょっと休憩してみてはどうでしょう。
雑談でもしてスレ保守してますよー。
37レイコ:2006/12/19(火) 22:32:59 ID:S61v4Wkl
最近ババァウザイが出没しないので寂しいわ♪
また罵ってね〜♪
38名無し調教中。:2006/12/20(水) 02:29:59 ID:8/zupK7m
レイコたんハアハア
39名無し調教中。:2006/12/20(水) 22:18:10 ID:prdfvRsX
作者さ〜ん!
何処へ?
新作お待ちしてます!!
40作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/21(木) 09:39:45 ID:rJiHn/Tc
年末で、リアル生活が忙しい、プラス、実際、いろいろと悩んでいます。あまり展開を急ぎすぎるのも
どうかと思ってみたりもします。ストーリーがダイジェスト風に語られても、それは小説と言えないでしょうし、
登場人物の書き分けも、だんだん適当になってきています。千鶴編の第二次世界大戦編の構想を考えて
いるのですが実際の歴史が複雑すぎて、書きたいシーンも多く、まとめる事が出来ません。現代史と絡ん
でくるので、政治批判にもなり、また、ネット右翼の批判を呼び込みそうです。

今、頭をリフレッシュ中です。サクッと書けそうなエピソードから、書こうかな。


41名無し調教中。:2006/12/21(木) 10:38:25 ID:/yfjoKNh
>>40
マターリ待ちますよーノシ
42作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/21(木) 13:56:52 ID:rJiHn/Tc
埼玉県の公立高校で1年生のクラスの担任を受け持つ、鳥居文枝(28歳)は、
自分の人生が、確実に狂って来ているのを感じていた。今年の4月に生徒で
ある高原玲華の自宅を家庭訪問して以来、終わりのない悪夢に引き摺りこま
れてしまったのだ。
「最近、帰りが遅いじゃないか?一体、毎日毎日、どこで何をしているんだ?」
夫に問い質されても、文枝は本当の事を喋るわけにはいかなかった。首には
ネオガイア製の奴隷管理用の首輪を装着され、高原家で行われている一切の
事を誰にも喋らないように行動規制をされている。文枝は、あの家庭訪問の日
以来、連日のようにテミストクレスに呼び出され、高原家で言語を絶する陵辱
を受けているのだった。
「その首輪は、何なんだ?それに体中の傷は、どうやって付いたんだ?」
「この首輪は、お守りなの。一回でも外すと効果が無くなるから、寝ている間も
付けていなくちゃいけないのよ」
文枝は苦しいウソを付いてごまかした。
「体の傷は、最近学校で、柔道部の顧問の先生が、体調が悪くて、時々代役
をやってるからなの・・・」
「お前、今まで、柔道なんてやった事ないだろ」
「え、ええ・・でも他にやる人がいなくて仕方がないのよ」
夫は、あきらかに文枝の言葉を信用していないようだった。文枝の帰宅は、い
つも夜中で、休日も、高原家に入り浸ってテミストクレスに奉仕している。体の
傷も、あきらかに柔道の練習で付く打撲傷だけではなくて、鞭で打たれたような
跡や、火傷の跡、乳房に歯型が付いている事もある。とうとう夫は妻の異常な
行動に耐え切れなくなり、ある日、爆発した。
43作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/21(木) 13:57:58 ID:rJiHn/Tc
「お前、浮気をしているだろう!いい加減にしろよ、舐めんじゃねえよ!」
「・・・」
文枝は、観念した。いずれ、こうなる日が来るのは予想していた。テミストクレ
スからも、夫とは、早く離婚して奴隷奉仕に専念するように命令されている。
「あなたが、そこまで疑うなら、あたし達、もう終りね」
「疑う?俺のせいにするんじゃねえ。実際に、浮気をしているのはお前だろうが!」
「離婚しましょう」
「ああ、いいとも!」
夫は逆上し、売り言葉に買い言葉で承諾した。結婚2年目だが、子供が、まだ
いないのが幸いだった。翌日、文枝は夫との離婚手続きにサインをし、旧姓に
戻った。

「鳥居先生、離婚したんだって」
「もう、鳥居先生じゃないのよ、本多文枝先生よ」
「でも、あの先生、最近服装が変じゃない?なんだか、いつもミニスカートなん
か履いちゃってさ。妙にセクシーっていうか・・・」
文枝の受け持つクラスの生徒達が噂話をしていた。クラスの生徒の中で高原
玲華だけが真相を知っていたが、文枝と同じ理由で他人に喋るわけにはいかず、
黙っていた。教壇に立つ文枝は、冬だと言うのにミニスカートとノースリーブス
という服装で、しかも生足だった。白く痩せた太股と両肩、二の腕が目に眩しい。
男子生徒の中には授業中に勃起するものもいた。
(先生が、ノーパン、ノーブラだって事は、あたしだけが知っている・・・)
玲華は、心の中で呟いた。文枝の両手両足の肌には、鞭跡や縄で縛られた跡
があるが、隠そうともしていない。さすがに奴隷管理用の首輪だけは、淡いスミ
レ色のスカーフで隠している。
44作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/21(木) 13:59:01 ID:rJiHn/Tc
「では、授業を始めます。教科書の32ページを開いてください」
文枝の受け持ちは古文だった。薄着だというのに、なぜか、汗だくになって
おり、様子がおかしかった。
(昨日の浣腸が効いてるみたいね)
玲華は、ほくそ笑んだ。自分もテミストクレスに虐待を受けている同じ境遇
だったが、他人が虐められているのを観察するのは楽しくてしょうがなかっ
た。文枝は、昨晩から大量の浣腸液を注入され、鍵付きのアナルストッパ
ーで肛門に栓をされているのだ。鍵は高原家にいるテストクレスが持って
おり、今日の奴隷奉仕が合格点であった場合にだけ外される約束になって
いる。アナルストッパー自体は、玲華の母である高原良枝が、アダルトショ
ップで購入して来た物だった。
(先生、せいぜい頑張るのよ。あと、授業中にこっそりオナニーするようにも
命令されていたわね。しっかり、やってよ。あたしが確認して報告しなくちゃ
いけないんだから)
玲華は、文枝が学校でちゃんとテミストクレスの命令を守るかどうかを、監
視する役割だった。便意に耐えながら授業を続ける文枝は、時々、艶かしく
体をよじったりして、下腹の悪寒を紛らわしている。
(早く、オナニーしなよ、先生!)
玲華は、たまたま、文枝が自分の座っている席の方を見た瞬間に、素早く目
配せをした。このままでは、授業時間が終わってしまう。
45作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/21(木) 13:59:34 ID:rJiHn/Tc
「全員、34ページから50ページまでを黙読しなさい」
文枝は、そう言うと、生徒に背を向け、黒板に長い文章を書き始めた。右手
のチョークで、字を書き、左手を腰の前に回してミニスカートの中に指を入
れる。これで、例え顔を上げた生徒がいても、死角になって見えないはずだ。
玲華だけが、黙読せずに顔をしっかり上げ、文枝の左手の小刻みな動きと、
軽く息を弾ませている様子をつぶさに観察した。
(あたしの忠告を聞いて、あの日、家庭訪問に来なけりゃ、こんな事にならな
かったのにさ!)
しばらくして文枝の体が、ビクッと痙攣したように震えた。イッたのだろう。幸い
他の生徒は誰も気付いていないようだった。
(とりあえず、合格ね。今晩、テミストクレス様にアナルストッパーを外しても
らえるように祈ってるわ。今日も一日、がんばってね、先生・・・)
玲華は、不幸な奴隷仲間に、心の中でエールを送った。
46名無し調教中。:2006/12/21(木) 14:16:26 ID:/yfjoKNh
キタ━━━━━━━(゜∀゜)(゜Д゜)(・∀・)━━━━━━━━━!!!
47名無し調教中。:2006/12/23(土) 07:52:53 ID:0C3EwY/U
保守
48名無し調教中。:2006/12/24(日) 07:54:10 ID:UuIBJx+6
捕手
49名無し調教中。:2006/12/25(月) 19:19:15 ID:2S3NoZ8/
保守
50名無し調教中。:2006/12/26(火) 22:40:10 ID:jE9vwoZq
ほしゅ
51作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/28(木) 12:05:24 ID:mNfIH8Ux
本多文枝は、学校が終わると、一旦自分の新しい住居であるアパートへと帰
宅した。高原家から歩いて5分の距離の、築30年を超えるボロアパートである。
3畳一間でバスルームは無く、トイレは他の住人と共同で、アパート全体で、
和式の便器が一つあるだけだ。家賃は月2万円と格安だったが、住んでいる
のは身寄りのない老人や、貧乏学生、その他、何を職業にしているのか判ら
ない得体の知れない住人ばかりだった。文枝の給料やボーナスのほとんど
は、高原家に貢がなくてはならず、ギリギリに切り詰めた生活をしなくてはな
らない。狭い部屋の中には洋服ダンスを置くスペースなどある筈もなく、衣類
は押入れに、つっかえ棒を渡して、ハンガーで吊るすしかない。洗濯機は共同
の、古い二層式洗濯機が一台、アパートの裏に設置されていて無料で使う事
が出来る。冷蔵庫はボックス型の小さなワンドアのものしか置くスペースがな
い。畳や壁はシミだらけで、前の住人の生活臭が染み付いていた。引越しして
2週間が経つが、薄い壁やドア越しに他の部屋の住人が立てる物音や話し声
が筒抜けで、右隣の部屋に住んでいる一人暮らしの中年男が鑑賞しているア
ダルトビデオの音声が、頻繁に聞こえてきて、文枝を悩ませた。文枝の部屋は
一階だったため、好奇心に駆られた住民が窓から覗いたり、窓辺の日差し部
分に干してあった洗濯物が、よく盗まれたりする。若い女性が一人暮らしをす
るには、最悪の環境だった。
(お腹が苦しい。早く、アナルストッパーを外して貰わなくちゃ)
文枝は、こみ上げてくる便意に身を捩じらせながら、高原家への道を急いだ。
付近は閑静な住宅街で、穏やかな冬の日差しが暖かい。
(今年も、もう終りね。暖冬でよかったわ。どんなに寒くても、ミニスカート以外
は履くなって命令されているし)
文枝は、今年1年を振り返ってみた。ひどい1年間だった。テミストクレスの奴隷
となり、夫と離婚した。住まいもボロアパートへと引っ越した。
(来年は、どうなるのかしら)
文枝は不安でいっぱいだった。来年は、高原家の女達のように、テミストクレス
の子供を孕まされるかもしれない。
52作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/28(木) 16:23:06 ID:mNfIH8Ux
「こんにちは、本多です。」
文枝は、高原家の玄関のドアのチャイムを鳴らした。ドアが内側から用心深く
開けられる。相変わらず、裸でエプロン姿の専業主婦、高原良枝(45歳)が出
迎えた。
「先生、テミストクレス様がお待ちかねですわ」
良枝は文枝を、リビングルームのソファで王様の様にふんぞり返っているテミ
ストクレスの元へと案内した。ネオガイア星宇宙軍の脱走兵であるスキンヘッド
の白人男は、ジロリと文枝の姿を一瞥した。
「どうだ、お腹が苦しいか?」
「はい、とても苦しいです。早くアナルストッパーを外して頂きたいです」
「まだ駄目だ。今日の奴隷奉仕が合格点だったら、今晩、帰る時に外してやる。
今日中に外せるかどうかは、お前の心がけ次第だな。」
文枝は、絶望感に気が遠くなりそうだった。なんとしても排泄させて貰わなくては、
あと1日は、とても耐えられない。
「おい、いつまで、生意気に服を着ている!早く脱げ」
「はいっ」
文枝はテミストクレスの目の前で、一枚ずつ服を脱ぎ始めた。といってもセータ
ーとブラウス、スカートを脱ぐだけで、下着は元々身に着けていない。文枝は直
立し、連日の調教で、アザと鞭跡だらけの肉体をテミストクレスの前にさらした。
「相変わらず、ガリガリだな。胸も小さい。恥ずかしいと思わんのか。高校生の
玲華の方がよっぽど肉付きがいいぞ」
「申し訳ございません」
53作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/28(木) 16:24:01 ID:mNfIH8Ux
小馬鹿にされて、文枝は、屈辱感に身を焼いたが、口答えする事は許されなか
った。
「ほら、食え」
テミストクレスは、スナック菓子のカケラをリビングのフローリングの上に無造作
に投げ落とした。文枝は両手を床に付き、四つん這いになって、犬のように口だ
けでスナック菓子のカケラを咥え上げる。その美人教師の後頭部を、ソファから
立ち上がったテミストクレスの右足が踏みにじった。
「うぐぐぐ・・・」
床に押し付けられ、ひしゃげた顔面から呻き声が漏れる。
「お前を、最下等奴隷にする事に決めた。つまり、お前は奴隷に奉仕させるため
の奴隷だ。外では、教師かもしれんが、この家の中では、奴隷達の命令をも聞
かねばならん」
「そ、それは、どう言う事ですか?」
「高原家の奴隷達・・・良枝、沙貴、玲華、博和、犬の篤志・・・それから赤ん坊
にも奉仕するのだ」
現在、高原家には、5人の赤ちゃんがいた。アキレス、豚子、犬美、ドリス、珍太
である。いずれも、テミストクレスが、良枝と玲華に孕ませたり、近親相姦の末に
身ごもって産み落とされた子供達である。アキレスと、ドリスは、白人とのハーフ
なので明らかにテミストクレスの子と判るが、豚子、犬美、珍太は父親が誰であ
るかもハッキリと判らない。長女で大学生の沙貴は、なぜか不妊症であるため、
いくらセックスで中出しさせても妊娠しないようだった。
「お前も、いずれ子供を産むのだ。こいつらには、まだまだ、産ませてやるぞ。し
かし、それには、生活費が足らん。沙貴には、もっと効率のいい風俗でアルバイ
トをさせんとな。SMクラブで食糞プレイをさせるのが一番金になると思うのだが」
テミストクレスはブツブツと呟いていた。
54作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/28(木) 16:25:00 ID:mNfIH8Ux
「あたしのお給料のほとんども、捧げております。それでも、足りませんか?」
「全然足りんな。いっその事、お前も学校の教師を辞めて、風俗で働くか?・・・
いや待て、それでは、面白くないか・・・まあ、いい、家計の事は、また今度、ゆ
っくり考えるとしよう。文枝、今日は、まず手始めに良枝とシックスナインをする
のだ」
「はい、テミストクレス様」
文枝は、別の部屋で、赤ん坊の世話をしていた良枝を呼んできた。良枝はテミ
ストクレスの命令を伝えられると、ただ1枚だけ身に着けていたエプロンを外し、
全裸になる。そして二人はリビングの床に横たわり、文枝が下になって互いの
オマンコに顔を埋め、シックスナインを始めた。
「二人とも相手のオマンコを丹念に舐めろ。俺が、いいといとうまで止めてはい
かん。何回でもイカせ合うのだ」
「あう・・はふ・・・」
「むぐぐぐ・・・」
文枝と良枝は声にならない返事をした。ピチャピチャピチャと互いに舐め合う舌
の音が、いやらしく聞こえてくる。やがて文枝がイき、良枝もイッたが、テミストク
レスから止めてもいい、という指示はでなかった。二人の女は、仕方なく舌を動
かし続ける。何度も何度も絶頂に達し、舌が痺れて感覚が無くなってきたが、よ
うやく止める事を許されたのは2時間後だった。互いの肉体から離れた二人の
女は、精魂尽き果て、舌の感覚が無くなっているため、しばらく、まともに喋る事
も出来なかった。
「ふははは、淫乱なメス犬どもめ。何回イッたか、自己申告をしてみろ」
「は・・はひはい(8回)れす・・・」
良枝が言った。45歳の肉体には、相当きつかった筈だ。
「な・・なんはい(何回)イッらか、わはりまへん・・・」
文枝が答えると、テミストクレスが激怒した。
「学校の教師のくせに、自分がイッた回数も数えれんのか!お仕置きだ。玲華
を呼べ」
2階の子供部屋で、勉強をしていた次女の玲華が呼ばれた。玲華も帰宅と同時
に服を脱いでいるため全裸である。
55作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/28(木) 16:25:49 ID:mNfIH8Ux
「お前の担任の先生は馬鹿だぞ。生徒のお前の手で罰を与えてやれ。こんな
事だから、地球のこの国では、教育問題など起こるんだ」
家から滅多に外出する事のないテミストクレスは、テレビのワイドショーが大好
きで、最近の芸能、スポーツや時事ニュースには滅法詳しい。玲華は押入れか
ら1本鞭を取り出してくると、ビュンビュンと振り回した。
「先生、覚悟はいい?この鞭で叩かれると、とっても痛いのよ」
「いいわ。やって頂戴、玲華さん。ここでは、私は、先生じゃなくて、あなた達の
奴隷なの。遠慮はいらないわ」
ヒュンと風を切って1本鞭の先が、ピシッと文枝の胴体に撒きついた。焼けるよ
うな痛みだった。白い皮膚に赤い筋が付き、やがてミミズのように腫れ上がって
きた。
「もっと、やれ玲華。滅多打ちにしろ。この先生が、立ち上がれないくらいにな」
テミストクレスが物足りなげに言った。奴隷管理用の首輪を嵌めている玲華は
命令に逆らう事は出来ない。床の上に丸くなって、顔をかばう様なポーズを取っ
ている文枝の裸体に、玲華は、次々と強烈な鞭を振り下ろした。
「ぎゃうっ!ぎゃうっ!」
余りの痛さに、文枝の顔が、ボロボロと目から溢れ出した涙で、グシャグシャに
なった。
「いいぞ、俺が止めろと言うまで止めるんじゃないぞ」
玲華には、もともとサディスティックな性質があったのかもしれない。担任の先
生を鞭打つごとに、胸の奥から湧き上がってくる、かすかな喜びを感じ、股間を
濡らしていた。
56名無し調教中。:2006/12/28(木) 22:20:11 ID:wS3RvT0i
キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━
57高貴な美男ファン:2006/12/30(土) 10:22:54 ID:y/NpLaW8
作者様、次のエピソードもお願いします。
58名無し調教中。:2007/01/01(月) 14:18:47 ID:dG1LaZn1
貧乳でスポーツ万能か優等生で巨乳の女を内心見下してる女子高生が、
改造されて爆乳の痴女にされてしまう話を読んでみたいです。
59志津子好き:2007/01/01(月) 15:08:47 ID:S/bnEqFF
志津子編の続編が読みたいです
60作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 20:40:15 ID:4RFo1ZLJ
「すっかり、股間が濡れちゃったわ。舐めてよ、先生」
16歳の少女玲華は、文枝に言った。先ほどのシックスナインで、文枝の顎と舌
はガタガタだったが、断る事は出来ない。ヒリヒリと痛む背中を我慢しながら文枝
は起き上がり、仁王立ちになっている玲華の下半身にすがりついた。
「玲華様のオマンコを舐めさせて頂きます」
「先生らしく、キチッと手を抜かずにね」
文枝は、痺れる舌を伸ばした。16歳とはいえ、子供を3人も産んでいる玲華のオ
マンコは、ビラビラで締まりが悪いようだった。
「どう?美味しい?」
「は、はい・・・とっても美味しいです」
「どんな味がするの、先生?」
「酸っぱいです」
「ふーん、もっと他に表現はないの?国語の先生のクセにボキャブラリーが少な
いのね」
「申し訳ございません」
「オマンコの後は、あたしの足の指を1本づつ、しゃぶるのよ」
「はい」
狂宴は、延々と続いた。そして夜の10時を回った頃、高原家の家長である高原
博和(47歳)が帰宅した。
61作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 20:41:05 ID:4RFo1ZLJ
「ただ今、帰宅しましたテミストクレス様。」
「遅いじゃないか」
テミストクレスは、下半身を良枝と玲華に、両側から二人がかりでフェラチオさ
せている所だった。
「すいません。残業があったもので」
会社では総務課長であり、部下を叱責している博和も、テミストクレスの前では、
オドオドしている。実の娘と妻の痴態を目の前にしても、文句一つ言えない。
「まあ、いい。早く裸になってお前も、乱交に参加しろ。今日は、その先生を犯せ」
「はい」
文枝はすでに、クタクタだった。背中のミミズ腫れが熱を持ち始め、排泄させて貰
えない下腹部が重く、吐きそうである。しかし、博和が服を脱ぎ捨てて覆いかぶさ
ってくると体を開いた。
「あたしは、今日から高原家の皆様の奴隷になりました。奴隷の奴隷です。どうか、
遠慮なく、いたぶって下さい。」
「いいとも。俺達家族は、地獄に落ちるしかない。君も道連れになりたまえ」
テミストクレスは、薄ら笑いを浮かべて見ていた。
「博和、その先生に誰の子供を1番最初に孕ませる事が出来るか、競争しようじ
ゃないか」
「はい、頑張ります」
博和は、今、高原家にいる5人の赤ちゃんの事を思い浮かべた。そのうち3人は、
近親相姦の末に生まれた子供である。文枝との間に出来る子供なら、少なくとも
近親相姦の罪はない。もう3年間も続いているこの狂った生活も、いつかは、終わ
りを告げるのだろうか、と博和は文枝を犯しながら漠然と考えた。
62作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 21:36:39 ID:4RFo1ZLJ
1931年、夏、久石家の三男、久石光隆(20歳)は赤紙を受け取った。久石家は
士族の家柄で、光隆の祖父、政光は明治維新の際、戊辰戦争で手柄を立てた薩
摩藩士である。以後、久石家の一族は東京へと移り住み、一族の男は、大日本
帝国の警察官僚や陸軍、海軍の士官になるのが常だった。しかし、光隆だけが落
ちこぼれで、中学校を卒業した後、定職にも付かず、ブラブラしていたために、兵
役に引っ掛かったのだった。
「お前は、久石家の面汚しだ。せめて御国のために戦って、戦場で野垂れ死んで
しまえ!」
それが、別れ際の父親の捨て台詞だった。父は陸軍航空隊の中佐である。
「ああ、そうしてやらあ。もう、二度と。こんな家に帰って来るもんか!」
光隆も啖呵を切って家を出た。母親だけが心配そうにお守りを持たせてくれた。光
隆は都内にある帝国陸軍の駐屯地に出頭すると、身体検査を受けた後、二等兵
の階級を与えられ、満州に赴任するように命じられた。
(おいおい、いきなり、満州かよ。寒そうだな)
その頃、満州では、中国人の軍閥や、南下するソ連との緊張が高まりつつあり、
いくらでも補充兵が必要な状況だったのだ。
(待てよ。大陸へ行けば、中国女や朝鮮女の慰安婦を抱けるかもな)
光隆は、密かに期待をした。光隆を含む20人余りの補充兵は、髭面の軍曹に引
率されて下関まで汽車で行き、そこから船で釜山へと渡った。さらに釜山から赴任
地である奉天へは、満州鉄道を乗り継ぐ事になる。
63作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 21:37:42 ID:4RFo1ZLJ
「おい、知ってるか。この線路は、シベリア鉄道とも繋がっていて、このまま汽車
を乗り継いで行けばヨーロッパまでも、行けるんだぜ」
補充兵仲間の一人が言った。山川桃次郎という男だった。この男も徴兵された
ばかりで階級は光隆と同じ二等兵である。
「へえ、詳しいな。」
「俺の先祖は、昔、忍者だったんだ。有益な情報は常に頭に入れとけってのが
家訓さ」
「俺は、鉄道よりも、女の方に興味がある。戦争のドサクサに紛れて、中国女を、
たっぷり強姦してやるつもりだ」
引率の軍曹がギロリと睨んだ。しかし、光隆は屁とも感じていないようだった。
「鬼畜な奴だ・・・俺の名前は、山川桃次郎。ここで会ったのも何かの縁だ。よろ
しくな」
「ああ、よろしく。俺は久石光隆だ。」
蒸気機関車の旅は、何日も続いた。しかし、朝鮮半島から満州に入り、目的地
の奉天を目前にした時、列車は急停車し、そのまま半日以上動かなくなった。
「おいおい、どうしたってんだ。日が暮れちまうぜ」
「さっき、軍曹達が話しているのを聞いたぞ。奉天郊外の柳条湖付近で、満州鉄
道が、張学良の部隊に爆破されたらしい」
山川桃次郎は、忍者の子孫を名乗るだけあって、情報収集は素早かった。
「張学良ってなんだ?中国人の名前か?」
無知丸出しで、光隆は尋ねた。
「お前、奉天の部隊に赴任するのに、張学良の名前を知らないのか。張学良っ
てのはだな、この辺りを押さえている中国の軍閥の頭目だよ。父親の張作霖が
2年前、関東軍に爆殺されて、息子の学良は、日本に、深い怨みを持っているん
だ」
「へえ、そうか」
光隆は、細かい事は、どうでもいい様だった。
「それよりか、早く、慰安婦を抱きてえな」
光隆は、マッチで、タバコに火をつけ、行儀悪く、前の座席の背もたれに足を投げ
出して、呟いた。
64作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 22:56:29 ID:4RFo1ZLJ
その頃、大連の関東軍司令部では、非常召集がかけられていた。関東軍総司令
官、本庄繁中将はじめ、参謀達が集まっている。その中に、帝国陸軍始まって以
来の天才と噂されている石原莞爾中佐(42歳)の姿もあった。ベルリンでノストラ
ダムスと共に、千鶴と会って以来、9年の歳月が過ぎていた。
「石原中佐。満州鉄道の運行部長が面会を求めておられます。柳条湖の爆破事
件に関してお伺いしたい事があると」
「通せ」
石原中佐は、現れた運行部長に、陽気に挨拶をした。
「これはこれは、お日柄も良く」
「中佐!はぐらかそうとしても駄目です。わが社の整備員が事件現場に行った所、
爆発はごく小規模で、路線には、ほとんど損傷を受けていないとの事です。それ
なのに、この大騒ぎは、一体何事ですか!」
「まあまあ、落ち着いてくれたまえ運行部長。これは、中国軍閥の、我が大日本帝
国に対する大いなる挑戦だよ。我が関東軍は、この挑戦を受けて立ち、すみやか
に軍を動かすつもりだ。当然、満州鉄道の権益も守られる。安心したまえ、運行部
長」
人を食ったような石原中佐の答えに、運行部長は更に激高した。
「そんな事を聞きたいのではありません!これは、本当に張学良の部隊がやった
事なのですか?現場に行った者の報告では・・・」
石原中佐の眼光が急に鋭くなった。普段の温厚な態度とは打って変わった、人を
竦み上がらせるような殺気に、運行部長は、言葉を続ける事が出来なかった。
65作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 22:57:23 ID:4RFo1ZLJ
「それ以上先は、君の胸に、そっと仕舞って置きたまえ。関東軍には特務機関も
ある、君も長生きをしたいだろう。それに満州全域が支配下に入れば、君の会社
にとっても悪い話ではないはずだ。満鉄の権益も拡大する。これからは大いに
働いて貰わねばならん。その時は頼むよ」
「は、はあ・・・」
ぞっとするような、石原の迫力に運行部長はすっかり呑まれてしまった。運行部
長が、すごすごと退出すると、石原は、本庄司令官や他の参謀達と、作戦の進
捗状況を確認し合った。
「関東軍の本隊は、作戦通り奉天に進撃します。朝鮮駐留軍の司令官には、す
ぐに援軍を送ってくれるよう、根回しも済んでいます。奉天はすぐに落ちるでしょう。
その後、チチハルとハルピンを落とし、満州全域を関東軍の支配化に置きます」
石原は説明した。この作戦は全て石原が立案したものだった。もちろん鉄道を爆
破したのは、張学良ではなく、石原の命令を受けた関東軍の工作部隊である。
「東京の参謀本部に無断で、こんな事をしてしまって大丈夫なのかね。ヘタをす
れば君も私も軍法会議ものだぞ」
この期に及んで本庄中将は、心配そうだった。
「なあに、心配は要りません。結果良ければ全て良し、と言うじゃありませんか。
天皇陛下も我々の英断を褒めこそすれ、叱責などする筈がありません」
66作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/01(月) 22:58:14 ID:4RFo1ZLJ
楽観的に安請け合いする石原の態度に、本庄司令官も、そんなものかと思って
しまう。この男が関東軍に赴任して来て以来、何か、うまく乗せられているだけの
ような気がするが、石原の話を聞いている内に、物事がどんどん先に進んで行
ってしまうのだ。
「満州に独立国家を樹立するのです。日本人、満州人、モンゴル人、中国人、朝
鮮人が共に暮らせる王道楽土をね。そして、いずれは東アジア諸国が一丸とな
って西洋文明の中心国家であるアメリカと最終戦争を戦うのです」
石原中佐は、かねがね唱えている持論を展開した。
「君の、世界最終戦争論・・・かね」
「そうです。そのために日本は、満州を植民地化し、欠けている資源を確保しなく
てはなりません。満州で採掘した資源を日本本土の工場で製品化する仕組みを
構築すれば、アメリカに匹敵する国力を有する事が出来ます」
「しかし君の話では、最終戦争が起こる時と言うのは、世界を無着陸で1週する
飛行機が完成した時、だろう。そんなものが開発されるのはいつになる事やら・・・」
「そう、遠い未来の話ではありません。2〜30年後には実用化されるでしょう。地
球の裏側まで届く航空兵器が」
本庄中将は、自分の部下である、この石原と言う男が、嫌いではないが苦手だった。
天才かもしれないが、言うことが、あまりにも突飛過ぎる。しかし、現実に石原の言
う通り、満州独立国家樹立に向けての謀略はすでに始まってしまったのだ。例え軍
法会議で、銃殺される事になろうとも、動き出した作戦は、やり遂げるしかなかった。
67レイコ:2007/01/01(月) 23:16:47 ID:gkPw/Eh9
皆さん、あけましておめでとう!
レイコよ♪
今年もウザイババァで頑張るわね。

今回は戦争モノのお話なのね。
従軍慰安夫、なんて如何かしら?

68名無し調教中。:2007/01/03(水) 00:22:10 ID:yuUO2yER
千鶴編キターー
千鶴様のご先祖様だと思うとハァハァしてしまう
69名無し調教中。:2007/01/03(水) 03:16:14 ID:2HJ3qXSs
1931年に赤紙って???
70名無し調教中。:2007/01/03(水) 23:03:30 ID:kxrKDhvT
美男虐め希望
71博士:2007/01/03(水) 23:26:14 ID:WaZs5W34
由梨香編の続きをお願いします
72名無し調教中。:2007/01/04(木) 18:25:10 ID:B5zdzG8P
僕も由梨香編が読みたいです
73名無し調教中。:2007/01/04(木) 19:05:11 ID:umH1aw/Z
志津子編の続きをお願いします
74名無し調教中。:2007/01/05(金) 17:38:57 ID:qLHysHUj
由梨香編かぁ…。
ワシは、アルテミスの復活の方が嬉しいな。
なんといっても、まいちゃん以上の不死身ボディ+白井絵夢以上のマゾだもんな。
しかもパートナーは、ネオガイア軍の拷問技術を所有する真正Sのシンディちゃん。
まいちゃんと白井絵夢…これが何者か分かった人は、なかなかのマニア。
75伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/01/06(土) 00:33:34 ID:bwcCoc0l
>>66
相も変わらずの駄文に哀れみさえ感じる今日この頃
76名無し調教中。:2007/01/06(土) 03:54:11 ID:MCt+y6z5
>>74
まいちゃんは知らんが…
白井絵夢は、闇の生徒会シリーズの白井絵夢だよな?
如月葉月に無茶苦茶にされてたよな…
塩酸入りのフラスコをマンコにブチ込まれて…
釘バットで土手を思いっ切り強打されてマンコを内部から焼かれて…
それでもイキまくってたもんな…
てゆーか、普通…
死ぬだろ?
凄い女だったよなぁ…
マゾとか、そうゆう次元を遥かに超えたキチガイ女だったな。
77名無し調教中。:2007/01/06(土) 11:24:51 ID:RC3rQwjC
>>76
まいちゃんは、漫画家氏賀Y太の作品に出てくる不死身少女かな。
ただしマゾではない……との設定。
78阿藤:2007/01/06(土) 14:03:09 ID:UVjPOx0F
阿藤が〜〜伊藤に〜〜で会った〜〜〜〜。
79作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/09(火) 22:24:35 ID:HZRpFn3v
山梨県奥滝村の千羽鶴教団本部では、久石千鶴が新聞を読んでいた。記事に
は中国大陸で、満州鉄道の爆破事件から始まり、中国人軍閥と関東軍が戦闘
状態に入ったというニュースが書かれている。鉄道を爆破したのは、あくまで中
国側で、日本軍は在留邦人の保護のため、やむなく動いたと書かれていた。
(いよいよ、始まったようね)
千鶴は、9年前、ベルリンで出会った石原莞爾という、変人に近い男を思い出し
た。あの男が、首謀者となって満州事変を引き起こし、日本は太平洋戦争への
道を歩む事になるのだ。
(これから、わずか十数年の間に、戦争で数百万人の犠牲者が出るわ。でも、
歴史を止める事は出来ない。止めてしまえば21世紀の、あの未来へと続かな
い・・・)
千羽鶴教団は、明治維新以後、急速に組織を拡大し、海外にも支部を置くよう
になっていた。しかし、中国大陸や、ヨーロッパには一切進出していない。した所
で戦火の犠牲になる事は判り切っているからだ。
(1945年以降が勝負だわ。宇宙人襲来の2003年までに世界中にネットワー
クを張り巡らせ、迎撃体制を整えなくては)
千鶴が、1923年の関東大震災と、1929年の世界恐慌を予知した事により、
教祖としての千鶴の名声は、頂点に達していた。
「教祖様、信者達が集まっております」
使徒の称号を持つ、幹部の一人が報告に来た。教団発足当時の初代の幹部達
は、全員が寿命で死に絶え、現在の幹部はその2世、3世である。
80作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/09(火) 22:25:26 ID:HZRpFn3v
「そう、わかったわ」
千鶴は、巫女風の白装束に着替え、70畳もの広さのある大道場へと姿を現した。
百人以上の信者が平伏し、伝説的な教祖の登場を待ちわびていた。
「おおっ、教祖様だ!」
「なんと、まぶしい、御尊顔なのだ・・・」
信者達がざわめいた。出家信者や、在家信者が入り混じっている。彼らに一人一
杯づつ、杯が配られた。その杯には、千鶴のオシッコと日本酒、幻覚剤を混ぜた妖
しげな液体が注がれている。
「宇宙人に死を!」
幹部の一人が音頭を取った。信者全員が、杯をかざし唱和する。
「宇宙人に死を!」
「地球は、地球人のものだ!邪悪な宇宙人は、星々の彼方へと去れ!」
「地球は、地球人のものだ!邪悪な宇宙人は、星々の彼方へと去れ!」
この時代の信者達には、言葉の真の意味は判っていないのだろうが、教団の聖典
に書かれている教えの一つとして、何の疑いもなく受け入れている。この言葉の真
の意味が判るのは、70年後だろう。唱和が終わると、信者達は一気に聖杯を飲み
干し、服を脱ぎ始めた。彼らが修行の中で一番楽しみにしている乱交セックスの時
間なのだ。信者達の中には、平民出身者や、士族階級のもの、落ちぶれ華族など
もいたが、教団内では世俗の身分制度は関係なく、全員が平等な、同じ人間として
乱交セックスに励むのだ。
「狂え、信者達よ!肉の欲望に、心ゆくまで狂うが良い。己の煩悩を全て吐き出す
のだ!」
千鶴が叫んだ。信者達は、杯に仕込まれていた幻覚剤が効いてきたのか、羞恥心
も忘れ、手当たり次第に近くにいる相手を捕まえてセックスにのめり込んでいった。
中には女同士、男同士で絡まり合っている者もいる。老若男女は関係なく、親子で
交わる事さえも教団内ではタブーではなかった。これが、千羽鶴教団施設内での日
常の光景だった。
81作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/09(火) 22:50:34 ID:HZRpFn3v
大陸では、石原莞爾の采配を受けた関東軍が、瞬く間に、中国軍閥を蹴散らし、
満州全土を席巻していた。正規軍の訓練を受けた日本兵が、寄せ集めのゲリラ
に近い中国軍を圧倒するのは、当たり前と言えば、当たり前だった。久石光隆と、
山川桃次郎の所属する部隊も、奉天からハルピンへと転戦し、二人の若者は生
まれて始めての殺人を経験する事になった。
「おい、お前、この女を殺してみろ」
小隊長が、一人の気弱そうな新兵をけしかけた。捕虜にされた中国人の娘はガ
クガクと震えて、命乞いをしている。
「こ、殺すのでありますか・・・」
「そうだ、お前の持っている銃で射殺するのだ。帝国軍人なら、それくらい出来ん
で、どうする?」
新兵の方も、震えていた。しかし、上官の命令には逆らえず、たどたどしい手つき
で、小銃を構える。長い時間をかけて、やっとの事で、娘に狙いをつけたが、今度
は、指が硬直して引き金を引く事が出来なかった。
「何をしている、臆病者め!貴様、それでも日本人か!」
少隊長のビンタが、新兵の頬を叩いた。新兵は、よろめき倒れこんだ。
「あーあ。ヘタレだなあ」
その様子を見ていた久石光隆は、せせら笑うと、自分の小銃を握り締めて、前に
進み出た。
「自分にやらせて下さいっ」
「うむ、いいだろう」
光隆は、小銃を構え、涙を流して哀願している中国人少女に狙いをつけた。そして、
冷酷にも、表情一つ変えずに引き金を引く。ダーンと1発乾いた銃声が響き渡り、
少女の胸が血に染まった。少女の体はそのまま前のめりに地面に倒れこみ、動
かなくなった。光隆は、胸がスーッとし、悪魔のような笑みを浮かべた。
「久石二等兵!貴様、なかなか見所があるぞ」
小隊長は、光隆の勇気を褒め称えた。
82伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/01/10(水) 01:01:45 ID:NmwKMo38
>>81
駄文おつかれとしかいいようが
83名無し調教中。:2007/01/10(水) 10:29:55 ID:x/vuFcjO
>>81
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ッ !!!
84名無し調教中。:2007/01/11(木) 10:32:11 ID:Zjbal6Ky
>>82
あんたこそイチイチお疲れ
85伊藤:2007/01/11(木) 15:02:15 ID:OWm7trt8
ありがとう。
86拝啓 志津子様:2007/01/12(金) 02:18:54 ID:xx9FnbKw
美中年SMビデオを!

東条志津子様に、もっともっと女性向けの美男主演SMビデオを制作いただきたいと熱望しています。
「縄と蛇3」を男性版でお願いします。
醜熟女S女性集団が美中年を次々と拉致し、ハードな緊縛・羞恥な折檻で服従を強要。
運良く逃亡した者にはさらなる淫靡な責めが。

どうぞよろしくお願いいたします!!

87作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 09:19:33 ID:AbDo4SfH
>>86
団鬼六の「花と蛇」では、暴力団が、上流階級の女性を誘拐し、調教します。
逆パターンにする場合は、調教者側をどういう設定にすればリアリティが出るでしょうか?

美中年というのは、何歳〜何歳くらいまでなのでしょうか?美少年、美青年ではダメなのでしょうか?
調教される側は、若い方が良いように思われるのですが。
88作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 11:09:37 ID:AbDo4SfH
大連から、さらに満州内部に位置する奉天へと移った関東軍司令部では、
本庄中将、石原中佐をはじめ、関東軍の主だった参謀達が集まって、次な
る作戦を練っていた。
「満州全土は、ほぼ我々の手中に落ちた。後は、占領政策をどうするかを考
えねばならん」
本庄中将が、石原中佐の方を見た。予想外の速さと、僅かな損害のみで戦
闘は、ほぼ終了したのだ。彼の作戦指導での成果である事は、疑うべくもない。
東京の参謀本部からも、戦線を余り拡大するな、と言う要請以外に、あからさ
まな横槍は、まだ入っていない。
「南京政府の蒋介石が、我々の軍事行動に関して、国際連盟に提訴したらしい」
「心配ない、日本は常任理事国だ。国際連盟が、たとえ非難決議を採択しようと
しても、拒否権を使えばいい」
参謀達は楽観的だった。第一次世界大戦後に樹立された国際連盟は、元々結束
力も弱く、国際的にそんなに大きな影響力を持っているとは、誰もが考えていなか
った。
「満州に独立国家を樹立します」
石原中佐が発言した。
「首班は、親日派の軍閥のうち、誰にやらせるのかね。」
「いえ、この際、軍閥は無視します。彼らは、権謀術数に長け、いつ裏切るやもしれ
ません。それより、宣統帝溥儀を担ぎ出します」
「溥儀を?」
89作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 11:10:20 ID:AbDo4SfH
石原の提案に参謀本部の誰もが驚いた。1911年の辛亥革命で、国民党
政府に皇帝の座から引き摺りおろされた清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀は、
現在は、天津で軟禁生活を送っていた。
「満州は元々、清王朝発祥の地です。元皇帝の溥儀を元首に据えれば、
中国人も満州人も納得するでしょう」
「・・・」
「叩き上げの軍閥よりも、世間知らずの皇帝の方が、なにかと扱い易い。
すでに関東軍特務機関には、溥儀の身柄を押さえるように指示を出してあ
ります」
石原の目は爛々と輝いていた。ついに彼の理想の王国が誕生する時が来
たのだ。満州を後背地にして日本の国力を増強し、いずれ歴史の必然として
起るであろう日米決戦に備える、と言うのが石原の構想である。
(そして、白人の植民地支配からアジア諸国を開放し、日本が盟主となって大
東亜共栄圏を築き上げる・・・)
石原莞爾の夢は、限りなく広がっていた。
90作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 11:47:54 ID:AbDo4SfH
「中国人どもめ、皆殺しだ!」
久石光隆二等兵は、農村を襲い銃剣で村人を惨殺していた。この村に抗日
ゲリラが潜んでいると言う垂れ込みがあり、彼の所属する小隊が派遣された
のだ。部隊が到着した時、すでにゲリラは逃げ去った後だったが、小隊長は
匿っていた村人を見せしめのため虐殺するように命令した。
(人を殺すのはたまらんぜ)
光隆には、生まれつき殺人鬼の素質があったのかもしれない。訳のわから
ない中国語で叫ぶ村人を殺すたびに強烈な快感を味わった。しかも、殺せば
殺すほど上官に褒められ、評価も上がるのだ。
「おい桃次郎、抑えろ。女は犯してから殺さなければ、もったいない」
戦友の山川桃次郎二等兵は、別だん虐殺に喜びも哀れみも感じていないよ
うだった。忍者の子孫だと自称しているこの男は、何か人生を達観しているよ
うな所がある。桃次郎が押さえつけたのは、若い妊婦だった。
「お前、鬼畜だな。」
「うるさい、何とでも言え。日本でやれば犯罪だが、ここでは、何をしても許さ
れるんだ!」
91作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 11:48:44 ID:AbDo4SfH
光隆は軍服のズボンをおろし、妊婦の下腹部に跨った。女は恐怖のあまり泣
きじゃくって手足をバタバタして暴れたが、屈強な二人の日本兵の力には抵
抗出来なかった。
「阿阿阿阿!我丈夫!」
異国語で叫ぶ妊婦を、光隆は、自分と同じ人間だとは感じなかった。この妊婦
の夫は、先刻、桃次郎の銃剣で刺され、死体となって少し離れた場所に転がっ
ている。光隆は、妊婦のオマンコに射精すると、桃次郎に声をかけた。
「おい、次、お前もやるか?」
「いや、俺は遠慮しとくよ」
「そうか、じゃあ、そろそろ殺すとするか。俺は一回妊婦の腹の中がどうなって
いるか、見てみたかったんだ」
「鬼畜だな・・・」
光隆は、銃剣の先で、絶叫する妊婦の腹を縦にかっさばいた。大量の血がシ
ャワーのように噴出し、光隆の顔を鮮血で染めた。光隆は嬉々として妊婦の腹
の中に手を突っ込み、へその尾のついたままの胎児を引き摺りだした。
「けけけけけ!」
「俺にはついていけん」
桃次郎は顔を背けた。胎児も妊婦も、当然のごとく暫くして絶命し、二人の日本
兵はその場を立ち去った。やがて作戦が終了し、集結の合図であるラッパが鳴
った。
「久石二等兵、何人殺した?」
全員が整列すると、小隊長が光隆に尋ねた。
「8人であります」
「ようし、立派だ。他の者も久石二等兵を見習うように」
光隆は皆の前で褒められ得意顔だった。
92作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 12:52:20 ID:AbDo4SfH
奉天の宿営地に戻った光隆は、慰安所を訪れた。作戦の後は、性欲が異常
なくらい、嫌が応でも高まるのだ。慰安所で光隆は、お気に入りの朝鮮人慰
安婦を指名した。崔春玉という17歳の少女は、慰安所でも指名ナンバーワン
の美少女だった。
「しゃぶれ」
光隆は無造作に命令した。春玉は一言も発せず、従順に光隆のチンポを咥え
た。その顔には、人生を諦めきった哀愁が漂っている。もともと春玉は、光州
のかなり裕福な家に育ったのだったが、女学校の卒業式の日に、突然学校に
日本の憲兵がやってきて、顔立ちの美しい少女ばかりを有無を言わさず引き
立てたのだ。目的は満州に展開する部隊に慰安婦を補給するためだった。そ
れ以来、春玉は、家に帰れず家族とも会っていない。毎日毎日、朝から晩まで
日本兵の性交の相手をさせられ、例え家に帰れたとしても、儒教思想の強い
朝鮮社会では、もう、まともな人生を送る事は出来ない。日本軍の慰安婦にさ
れ、汚れてしまった女などに、まともな結婚が出来るわけはない。春玉は何度
も自殺を考えたが、まだ実行出来ずにいた。
「うっ、うっ」
光隆は、朝鮮人の美少女の絶妙な舌裁きに、顔を紅潮させていた。自身も春
玉のオマンコに顔をうずめ、むしゃぶりついてくる。シックスナインの体勢で少女
の体を味わいつくした光隆は、最後にオマンコに、チンポをぶちこんで射精し、
満足して兵舎へと戻った。その番はグッスリと眠り、翌日、非番だった光隆と桃
次郎は、奉天市内へ出掛けた。そしてブラついていると、大通りで、奇妙な一団
を発見した。
93作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 12:53:07 ID:AbDo4SfH
「なんだありゃあ」
その一団は、十数人の身なりのよい白人の一団だった。護衛の兵士もいる。な
にやら町行く人々に質問をしたりして、聞き込み調査をしているようだった。
「わかったぞ、あれはリットン調査団だ。国際連盟が派遣してきたって聞いたぞ」
桃次郎は相変わらず情報通のようだった。
「国際連盟?いったい何をしに来ているんだ?」
「満州での日本軍の行動に、国際規約の違反がないか調べているんだよ」
「つまり、俺達のやっている事にケチをつけようってのか?」
「まあ、簡単に言うと、そういう事だな」
「気に食わねえ!」
急に、光隆は怒り出した。そして近くの建物に勝手に入り、階段で屋上へと上がっ
ていった。
「おい、光隆、何をするつもりだ?」
桃次郎があわてて、付いて行きながら尋ねた。
「なあに、ちょっと、奴らに嫌がらせをしてやるのさ」
光隆は屋上まで上がると、通りに面した端から身を乗り出した。ちょうど真下をリ
ットン調査団の一行が、ゆっくりと歩いている。光隆はズボンのファスナーを開け
るとチンポをつまみ出し、眼下のリットン調査団めがけて勢いよく放尿した。晴天
なのにいきなり頭上から液体をかぶった調査団の一行は驚いていたが、その正
体が小便だと築くと、悪態をついた。
「ざまあみろ、毛唐め!ションベンでも食らいやがれ!」
光隆は日本語で叫んだ。護衛の武官達が犯人を捜そうとやっきになって辺りを
見回し始めた。
「オーノー、ジャップ!ヘル、ユー!」
団長であるロバート・リットンが、叫び声の日本語から、犯人が日本人だと感づい
たらしい。光隆と桃次郎は素早く、その場から逃げ負うせたが、この一件でリット
ン調査団の日本に対する心象は、かなり悪くなった。
「日本人、許せません!イエローモンキーのくせに調子に乗り過ぎです。とうてい、
満州国を認める気にはなりませんね!」
ロバート・リットンは、腹いせに、日本側に不利な報告書を国際連盟に提出して
やろうと、決意した。
94作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 13:49:59 ID:AbDo4SfH
1932年3月、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀が、満州帝国皇帝として戴冠式
を行い、建国宣言が発布された。完全なる日本の傀儡国家で、承認したのは日
本ただ1国だった。国の政策決定を握っているのは政府ではなく、関東軍と満州
鉄道株式会社である。一方、リットン調査団は、建国宣言後も引き続き、満州に
留まり懐疑的な調査を続行していた。その年の8月、建国業務に忙殺されている
石原莞爾中佐に人事異動の辞令が出た。東京の兵器工廠への異動だった。
(左遷か。これ以上、俺を、満州で野放しにしておけば、何をやり出すか判らん、
と言うわけだな)
石原中佐は自嘲した。今更、彼が満州を去った所で、動き出した歴史の歯車は
止められない。5月には、東京でも海軍の急進派将校が、武装決起し、首相の
犬飼毅を殺害するという5・15事件が起っている。これは間違いなく、石原の満
州での快挙に思想的影響を受けた若手将校による犯行だった。この事件を境に
大正デモクラシーの政党政治は終わりを告げ、軍人内閣の時代へと突入する。
石原は、転勤のために奉天を発ち、荷物をまとめて満州鉄道の夜汽車に乗った。
蒸気機関車は力強く走り出し、窓から空を見上げると雲一つない澄み切った満
州の夜空に、満天の星が美しかった。
(天の川か。綺麗だな・・・)
石原はノスタルジックな気分で、以前読んだ宮沢賢治という作家が書いた『銀河
鉄道の夜』という童話を思い出した。これらの星々にも、地球と同じように知的生
命体が住んでいるのだろうか。
(もし、宇宙にも知的生命体が住んでいるのなら、日本とアメリカの最終戦争の
後には、宇宙人との戦争が待っているのかもしれん。いや、むしろ最終戦争の
結果にかかわらず、日米が共に戦う事になるのか・・・夢物語だな・・・その頃に
は、俺は生きていないだろうな)
石原莞爾は、硝煙の匂いに満ちた現実の世界から空想の世界へと思いを馳せ、
その意識は、満州鉄道の夜汽車に揺られながら夢物語の中をさまよった。
95作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 13:54:15 ID:AbDo4SfH
満州編終わりです。

携帯サイト更新ありがとうございます。
96名無し調教中。:2007/01/12(金) 15:11:55 ID:adQwYysn
>>95
乙華麗!
97拝啓 志津子様:2007/01/12(金) 18:13:31 ID:8zKhuqAD
>>87
作者様、はじめまして。

女性版が暴力団なら、男性版は暴力団の姐さん方、は如何でしょう?
夫を逮捕されたのを逆恨みし、美男警部を誘拐するとか。
同じく恨みがある検事や、彼を助けに入る後輩警察官までも次々と拉致ると、完全な逆パターンになると思います。
あと「助教授である夫を差し置いて昇進した若手美男教授を妬む助教授夫人達」や、「若社長に横恋慕するビルの掃除婦達」なども面白そうです。

女性版においてもメインとなる女性は上流婦人が多く、一緒に監禁飼育される女性達は彼女より若いですね。
また、上記のような設定でメイン男性が20代は無理がありそうです。
ただ美中年好きな私といえどやはり限界があるので、男性版ではメイン男性を30代、その他の男性を20代に設定するのが妥当と思われます。
なおこのご時世、「美少年」は避けましょうか・・。

検討いただき、本当に嬉しいです。
ぜひ早期に実現していただけることを切に願っています!
98作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/12(金) 19:17:22 ID:AbDo4SfH
2ちゃんねる閉鎖の可能性が出ているので、今後書き続けることが出来るか
どうかわかりません。1週間後、まだここが、ある事を祈ります。


99拝啓 志津子様:2007/01/12(金) 19:56:51 ID:5Ecu4ayH
>>98
作者様〜!

もし閉鎖の憂き目に遭っても小説は、まとめサイトで続行して下さいませ。
お願いいたします!!
100伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/01/13(土) 09:00:24 ID:YylM25aW
>>98
駄文をやめるいい機会と捉えろ
101名無し調教中。:2007/01/13(土) 09:50:48 ID:qiL3CSk2
女子中高生のスク水、ブルマなど、ここオナルに最高でした。モロ動画・画像も無料で携帯から見れたし。
http://tool-4.net/?host3
102名無し調教中。:2007/01/13(土) 17:06:52 ID:BQkY28cD
>>98
bbspinkだから2ちゃん閉鎖とは関係ないとかいわれてるけど詳しくはシラネ
103名無し調教中。:2007/01/13(土) 19:23:46 ID:0NoYC1T1
そもそも、2ちゃん閉鎖自体が壮大な釣りだと聞いたが…?
104名無し調教中。:2007/01/14(日) 02:18:01 ID:tOOgTZna
国際連盟に拒否権って??
105作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/14(日) 07:40:43 ID:q2PCn4vv
>>99
責める側の女性の年齢設定は、どれぐらいにすれば、いいですか?

小説自体は、すぐに書けるかどうか、わかりませんが。
10699:2007/01/14(日) 16:55:59 ID:zAisi6+o
>>105
そのくらい自分で考えて下さい。何を言ってるのですか。理解に苦しみます。
107名無し調教中。:2007/01/14(日) 17:59:35 ID:v9XUtjBK
>106
作者さんは「読みたかったのはコレジャナーイ」って言われるのがいやなんだろ。
108拝啓 志津子様:2007/01/14(日) 18:56:22 ID:JD9r1hsP
>>105
作者様

詳細にお聞きいただけるのは本当に嬉しいです。

やはり50・60代の熟女が良いですね。
女性が若いと、男性はかえって喜びそうなので。

しかも醜女で下品だと、より面白そうです。
女達が、一生相手にされないような高貴な美男を捕獲し・・・。

心待ちにしております!
109作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/15(月) 08:35:58 ID:FpoQoilm
>>108
そうすると、責める側も責められる側も、高齢者ということになってしまいますが・・・
110名無し調教中。:2007/01/15(月) 13:24:59 ID:j2yJyT6k
つうか美男責めリクしてるのは只の荒らしでしょ?
相手にしなくていいよ作者タン。
111名無し調教中。:2007/01/15(月) 18:49:53 ID:DZe7fo10
【花と蛇3】
主人公= 風間(トオル)警部
主人公の友人、担当検事= 藤木(直人)検事
主人公の後輩= 葛山(信吾)巡査
※葛山巡査の制服緊縛が観たい

Sは(和田)アキ子、(野村)沙知代、(細木)和子、(泉)ピン子、(落合)信子
112名無し調教中。:2007/01/16(火) 04:27:52 ID:sz28lzgV
>>111

S女キャストが駄目だ、それぢゃたたない!
113名無し調教中。:2007/01/16(火) 13:53:51 ID:UxggYG7S
>>113
女性向けAVって設定なんだから、これで良いんじゃないの。
114名無し調教中。:2007/01/17(水) 05:22:31 ID:M7+fZXz/
うへー。これでも性別は女だけど、野村沙知代がS女してるところを
見て興奮するとは思えないな。
葛山信吾の制服緊縛は見てみたいがw

ていうか、好きな作家に好みの物を書いて欲しい、という気持ちはわからんでもないけど
今現在進行形でそうでないものを書いてる人に、しつこく書け書けって
要求するのは空気よめないオタクみたいで嫌だな。
スレでそんなこと言ってるのは1人で、めっちゃ浮いてるし。
たいてい、こういうエッチな小説なんていうものは自分の性癖が
出てしまうもので、逆を返すと、その素養がない人はないジャンルを
書けない、書いてもいまいちなんじゃないのかな?
書いてて自分で立つくらいエチぃ、と思わないと筆ものらないし。
長いストーリーの中で、スパイス的に「美男責め」を作者さんは書いてるけど
99%美女が責められる話ばっかりで、あんまりそっちの気がないような
気がするよ。
レイコや拝啓なんたらがもしマジで要求してるなら、ちゃんと前編通して
読んでるのか疑問に思うよ。
115名無し調教中。:2007/01/17(水) 08:04:40 ID:cv0DjKHC
そこまで自分の性癖がハッキリしているなら、1度自分で書いてみては?
その方が満足のいく作品が出来ると思う。
116名無し調教中。:2007/01/17(水) 10:08:39 ID:rMDlbTGh
>>114に禿しく胴衣

117名無し調教中。:2007/01/17(水) 21:10:32 ID:zYsaGIkt
憲兵が人買いまでやってたら戦争に負けるのは当たり前だな。
当時の朝鮮の富裕層(=ヤンパン)は日本とつるんでいた特権階級じゃないの?
教えて!歴史に詳しい作者さん!
118名無し調教中。:2007/01/18(木) 02:23:23 ID:xnL2n2P0
つ フィクション
119作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/18(木) 15:01:13 ID:I3iPhvKo
昨年の冬季オリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケート選手、白川鈴
香(25歳)の元に、アイスショーへの出場依頼が来た。依頼元は、さざなみテレ
ビで、同テレビ局がアイスショーを主催し、全国に中継するという企画だった。
「初めまして、さざなみテレビの斉藤です」
鈴香の事務所へ面会を求めてきたのは、斉藤大介という30代後半の男で、渡
された名刺の肩書きには、『さざなみテレビ、番組プロデューサー』とあった。
「初めまして、白川です」
「いやあ、お美しい。抜けるような白い肌、キリリと引き締まった口元、氷のように
鋭い視線。まさにクールビューティと呼ぶにふさわしいですなあ」
「・・・どうも」
斉藤は、初対面からペラペラとよく喋った。鈴香はこういう、軽薄そうな男は生理
的に嫌いである。
「実は、ウチの局でアイスショーを主催する事になりましてねえ。私がプロデュー
スするのですが、ぜひ金メダリストである、あなたにも御出場頂きたいと思いまし
てね」
鈴香は反射的に警戒した。さざなみテレビと言えば、日本の法律に縛られず、宇
宙人を喜ばせるためなら、番組内でどんな事でもやる、という噂を聞いている。
「残念ですが、お断りさせて頂きますわ」
即座に鈴香は、キッパリと言った。しかし斉藤は、失望した様子もなく、薄ら笑い
を浮かべていた。そしてブリーフケースから1枚の書類を取り出した。
「まあまあ・・・実は、あなたに断る事は出来ません。これは、植民地総督府の命
令書です。不平等条約第4条、宇宙人への実験材料の提供義務、という項目に
基づきあなたの身柄は、強制的に我々の管理下に置かれます」
120作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/18(木) 15:02:12 ID:I3iPhvKo
「・・・」
鈴香には言葉もなかった。キッと目の前の斉藤を睨みつけたが、どうなるもの
でもない。
「仕方ありませんわね」
鈴香は屈服し、斉藤は笑みを浮かべた。
「このアイスショーでは、美しさとエロティックさを競って頂きます。どれだけ審
査員であるネオガイア星人の方々を喜ばせたかで、得点が決まります。それ
から、本気で競技に取り組んで頂くため、最下位の選手は、番組終了後に処
刑されるルールになっています」
「処刑!」
鈴香の顔が引きつった。どんな内容の競技であれ、金メダリストの自分が最
下位になるとは思えなかったが、命にかかわるとなると冗談では済まされない。
「選手は、あたしの他に誰が出るの?」
「あなたも、よく知っているお馴染みの皆様ですよ。日本のフィギュアスケート
を代表する方々に出場して頂くつもりです」
鈴香は、とっさにライバルである何人かの顔を、頭に思い浮かべた。
121作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/18(木) 22:17:11 ID:I3iPhvKo
最近、筆が遅くなってきました。このようなネット小説でも、一応、書く前に、ストーリーを考え、
登場人物の設定や、見せ場、セリフを考えなくてはなりません。

残念ながら、美男責めストーリーは、すぐに書く事が出来ません。登場人物の年齢設定も、
若くするかもしれないです。あと、花と蛇の加害者側の暴力団に代わる設定が、どうしても思いつきません。
現実の世界で、女が思う存分、男を調教できる組織というのはあるのでしょうか?

ちなみに、一つ一つのエピソードを、その場の思いつきで書いていると思っているでしょうが、実際には、
着想から、ここにアップするまで、半年くらいかかっています。頭の中で同時進行で、何個も考えているので、
順番にアップする事が出来ますが。

性格的に、リアル生活でも、平行して、いろいろやる傾向があるようです。

122名無し調教中。:2007/01/18(木) 22:33:01 ID:oubLSPCk
>>121
駄文いいかげんにすろ!
123作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/18(木) 22:41:53 ID:I3iPhvKo
>>117
富裕層といっても、いろいろなレベルがあります。日本が、財産を没収したりした例もあるはずです。
王族や貴族は、ある時期までは特権を認められていたようですが。

憲兵が人買いをやっていたという記述は、あちこちにありますが、それが戦後の反日プロパガンダなのか、
事実なのかは、実際に立ち会っていないので私にはわかりません。

日本が、朝鮮半島を併合し、満州に傀儡国家を作って、中国を侵略していたというのは、事実です。
米英と戦争をしたというのも事実です。1930年代は、16世紀から始まった帝国主義、植民地主義の最後の
時代で、日本が、欧米以外の唯一の近代国家であったという事も事実です。日本が、日清、日露、太平洋戦争
を戦わなければ、その後のアジア、アフリカ諸国の民族独立が、ありえたかどうかも、甚だ疑問です。
124不定期連載 ◆Oamxnad08k :2007/01/19(金) 08:11:02 ID:jE3VJgMp
>>123
そこは「あくまでフィクション」として受け入れましょう。

細かいことを言い始めれば、これまでの時代考証もあれですが、どうせなら盛大にチョンや支那畜どもを虐待して欲しいものですねぇ。
125名無し調教中。:2007/01/21(日) 22:36:58 ID:D4cxxauo
>>123
駄文いいかげんにすろ!


126名無し調教中。:2007/01/22(月) 01:40:44 ID:6v7qWLm1
久石千鶴様のご先祖さまだから、
光隆様は美形ってことでいいですね?光隆様ハァハァ
127作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/22(月) 11:13:04 ID:m3kbafqY
鈴香は、荷物をまとめてマンションを後にした。さざなみ市内にあるスケ
ートリンクで、試合の開催日まで特訓を行うのだ。斉藤から送られてきた
プログラム案は、目を疑うような内容だった。
(ノーパンでのスパイラル!脱糞しながらのコンビネーションジャンプ!
胸を自分で揉みながらイナバウアー!なんなのこれ?)
鈴香は、ふつふつと怒りがこみ上げて来るのを感じた。金メダリストであ
る自分にこんな滑りをしろと言うのか。当面の宿泊場所である、さざなみ
ホテルに到着した鈴香は、斉藤に抗議の電話を入れた。
「こんな事出来ません!」
『そう言われても、困るんだよ。君に、この仕事を断る事は出来ないと言
っただろう。手を抜くのはいいが、自分が死ぬ事になるよ。いいの?』
「死んでも、やらないわ」
『惜しいね。世界の白川が、この世から、いなくなるなんて。まあ、競技ま
で後1週間ある。それまで、よく考えてくれたまえ。それに、そのプログラム
はあくまで参考例だ。参加者全員に同じものを配っているから、自分なりに
アレンジしてもっと過激な事をやらないと得点は稼げないよ』
「くっ・・・外道・・・」
『何か言ったかね?』
「いえ、何も」
128作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/22(月) 11:14:20 ID:m3kbafqY
電話が切れた。白川鈴香はしばらくホテルのベッドに腰を下ろして考え
込んでいたが、やがて立ち上がると、とりあえず練習場であるスケート
リンクに行って見る事にした。滑りながら考えようと思ったのだ。ホテル
からリンクまではタクシーで10分ほどの距離だった。トレーニングウェア
に着替えてスケートシューズを履き、リンクに出ると、そこにはすでにラ
イバルである坂東美紀(18歳)が練習に励んでいた。
「ミキティ!あなたも出場するの?」
「ええ、お姉さんには負けないわよ」
美紀は、体中に怪我をしていた。女子では、彼女にしか飛べないと言わ
れている4回転ジャンプを、無理に飛ぼうとする度に失敗し、体を痛める
のだ。
「体、大丈夫なの?」
「同情はいらないわ。今度の試合では、必ず4回転糞尿ジャンプを決め
てお姉さんに勝って見せるわ!」
最近の美紀は、手負いの雌狼のようだった。16歳で脚光を浴び始めた
時は、その抜群のルックスと才能で、テレビのCMにも何度も起用されて
いたが、調子に乗り過ぎて慢心したのか、昨年のオリンピックではミスを
連発し、散々な結果に終わったのだ。それ以来CMの仕事も来なくなった。
「スポーツ選手は、勝たないと意味がないのよ。みんなにチヤホヤされな
くなるの!」
「ミキティ・・・」
鈴香は、すっかり性格が変わってしまった後輩スケーターに、憐みを禁じ
得なかった。リンクには、もう一人のライバルである小栗澄江(26歳)もいた。
129作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/22(月) 11:14:55 ID:m3kbafqY
「あら、白川さんも呼ばれたの」
年齢の近い澄江は、実は鈴香とは犬猿の仲だった。
「ええ、そうよ、迷惑な話だわ」
「相変わらず、強気なのね・・・世間では、あたしがMで、あなたがSだと思
っているわ。あたしがMなのは当たっているけど、白川さん、あなたも本当
はMよね。普段気が強そうにしている人ほど、本当はMだって言うから」
澄江も挑戦的な態度だった。鈴香は苦笑いを浮かべた。
「どっちでも、いいわ、そんな事・・・」
「あなたには、どうでもいい事かもしれないけど、あたしにとっては、よくない
のよ。世間では、あたしは、いつもあなたより、実力が下だと思われている。
でも今回の試合は、今までの様にはいかない・・・ダイナミックな滑りでは、
あなたに適わないけど、演出力はあたしの方が上なのよ!」
澄江の意気込みに押され、鈴香は、タジタジとなった。自分には、こんな馬
鹿な試合は、真面目にやる気はない、とは口に出来なかった。
「お互いがんばりましょう」
鈴香は、そう言って二人と別れ、自分の練習に励む事にした。
130下水道男:2007/01/22(月) 22:37:05 ID:RHAzxVxV
>>129
駄文かんべーn
131名無し調教中。:2007/01/23(火) 00:44:08 ID:ZXe+F1wj
これはひどい
132名無し調教中。:2007/01/23(火) 00:48:53 ID:CO3EYVQe
うーむ。
133名無し調教中。:2007/01/23(火) 09:50:33 ID:XABRFsU+
萌えない
134名無し調教中。:2007/01/23(火) 17:26:23 ID:pS3Y/UsS
モデルが誰だか安易にわかってしまうのは
マズいんじゃない?誹謗中傷とかになりそう。
135名無し調教中。:2007/01/23(火) 19:43:52 ID:ZXe+F1wj
やめる潮時だな。
136名無し調教中。:2007/01/23(火) 19:45:50 ID:ZXe+F1wj
ごみ小説
137伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/01/23(火) 21:20:56 ID:eyjqFcjW
やっと俺の言ってることが真実と大衆も認知してきたか
138名無し調教中。:2007/01/23(火) 22:20:32 ID:u1Q30eqy
伊藤=チョン
139名無し調教中。:2007/01/23(火) 23:53:49 ID:6jagw2qb
伊藤=作者の自演
140名無し調教中。:2007/01/24(水) 06:05:40 ID:rpk4cJ3V
うーん…
流石に今回の話は、ちょっとねぇ…
今まで作者さんのことは好きで応援してきましたが…
流石に、これは…
無理ですね。
自分は、大のフィギュアスケートファンでしてね…
明らかに誰がモデルだか判る内容で、この中の誰かが宇宙人に殺されたり実験材料にされるとなるとねぇ…
100%架空の人物なら、どんなに残酷な内容でも作品として楽しめますが…
モデルの特定が出来る内容で、これはねぇ…
てゆーか、これ以上サイドストーリー増やしても意味ないでしょ。
早く本編書きましょうよ。
141名無し調教中。:2007/01/24(水) 09:22:25 ID:wmsLMBf3
やめろ
142紗菜:2007/01/24(水) 12:08:40 ID:fyjS7Our
死体とセックスできる人いる?
http://id40.fm-p.jp/14/eroigroi/
143名無し調教中。:2007/01/24(水) 12:09:43 ID:GgwIgDIT
面白かったですよ、作者タソ
144名無し調教中。:2007/01/24(水) 16:56:48 ID:wmsLMBf3
おまえの脳みそは腐ってるな
145名無し調教中。:2007/01/24(水) 21:06:40 ID:ej7DakAO
面白いかどうかは、読んでいる人間がどれだけいるかだろ?
ごちゃごちゃ粘着してるやつらも、読んでから言ってるわけだし
やめろとか言ってるやつも、わざわざこなけりゃいいじゃん。
146伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/01/24(水) 21:35:42 ID:ofhztIZn
大衆よ、目覚めなさい!
147名無し調教中。:2007/01/25(木) 03:14:55 ID:WEUZ8Pqt
実際、今回の話は止めるべきだと思いますよ。
荒川静香さんにしても、安藤美姫さんにしても…
今や国民的アイドルです。
いかにフィクションと言えども、明らかに彼女達の名前を文字って、このような話を書いた場合…
反響はヤクザや朝鮮の時の比ではないと思われます。
貴方の作品自体は好きですし、千鶴さんの大ファンです。
ですから早く本編を再開して下さい。
サイドストーリーを書くなとは言いませんが、内容を考慮すべきではないでしょうか?
それに、まだ完結していない話もあるじゃないですか…
そちらを、まず終わらせるべきでは?
148名無し調教中。:2007/01/25(木) 06:20:55 ID:MC8rT5mu
スケート界をオマージュした話自体は漏れも見たいのだが。
まだ時期的に早過ぎると考える。
架空と分かっていても、どうしても現実のモデルと比較してしまう。
レ○ザーラ○ンHGをオマージュした話もあったが、
あれは別人物を出しているのだから作者のオリジナルと言える。
その位のオリジナリティが練れるまでは、お蔵入りが無難だと思う。
149名無し調教中。:2007/01/25(木) 07:42:40 ID:kkJS5EG7
もう駄目だな、こいつ
150名無し調教中。:2007/01/25(木) 10:47:27 ID:1iYqd4az
才能が枯渇したな。くずだな。やめろよ。
151名無し調教中。:2007/01/25(木) 12:16:57 ID:9vJvnhQY
まぁここに限らず、遅かれ早かれ、大なり小なりサイトの更新は途中で止まるもんだよ。
毒どく猟奇画廊
拷問部屋
かき捨てなるままに
レズビアンSM研究所
屈服浪漫
etcetc………ワシの男根を鬱血状態にしたサイトの数々が更新ストップしてるわ。
ネタや才能が枯渇というよりも、熱意が枯渇して来るんだよな。
更新の頻度としては、ここは凄く頑張ってると思うわ。
まぁのんびりマイペースで更新しておくれ。
応援してます。

あと荒らしがいるけど、荒らしが出没するってのは、人気があるってことよ。
閑古鳥鳴いてるサイトには、荒らしすら来ないからね。
そう思ってワシは自分のサイトに、わざと荒らしを挑発するようなBBSを置いてる。
152名無し調教中。:2007/01/25(木) 13:00:24 ID:1ozW6msp
荒らしの対応は板によって温度差が大きいね。
SM板は荒らし耐性高いかと思ってたらまったく耐性無いのが意外だった。
153作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 13:59:34 ID:neVetgsJ
あっという間に1週間が過ぎ、アイスショーの開催日が来た。白川鈴香は、
ようやく、恥も外聞も捨て競技に出る決心が付いていた。プログラムも自分
で変更を加え、よりエロく、過激な演出を追加した。
(早く、こんな馬鹿な競技は終えて、東京に帰らなくちゃ。プロスケートの本
場、アメリカに渡る準備もしなくちゃいけないのに)
アイスショーのトップは、坂東美紀選手だった。美紀は、大胆にも衣装をつ
けず全裸でリンクの真ん中に、ゆっくりと滑走して登場した。美しいロングヘ
アの黒髪は、大人の色っぽさを演出するために髪留めを使わず、自然のま
まに流している。全裸でリンク中央に仁王立ちになった美紀選手の体のあち
こちには、転倒でついた青痣が痛々しく刻まれていた。美紀の顔は無表情で、
かつての余裕はどこにもなかった。
(右の足首が痛い。まだ完全に捻挫が治っていない。こんな状態で4回転ジ
ャンプが飛べるかしら・・・)
無理をすれば怪我が悪化する可能性がある。しかし、どうしても白川鈴香に
勝って見返してやりたかった。暫くの静粛の後、曲が流れ始めた。美紀が自
分で選曲したメンデルスゾーン、ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64 第1楽章
だった。物悲しい調べが、美紀の現在の心境にピッタリだ。滑り始めると血液
中にアドレナリンが溢れ出し、足首の痛みは感じなくなった。まずは、簡単な
コンビネーションジャンプを行う。美紀の直腸には、1リットルの浣腸液が注入
されていて、最後の4回転ジャンプの時に回転しながら噴出させる予定だった。
それまでは、1滴も漏らさないように肛門を引き締めて、演技をしなくてはなら
ない。下腹部の重圧に耐えてのスケーティングは、注意力をそがれてミスを
する危険が高かったが、恐るべき集中力で、美紀はプログラムの前半をこな
した。
(いける。このままいけば、いけるかも!)
154作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:01:47 ID:neVetgsJ
そう確信した時、油断した美紀はトリプルサルコウの着地に失敗した。
思わず、氷の上に手と尻を付いてしまう。いつもは、衣装を着ているの
で感じなかったが、剥き出しの氷が、尻に冷たかった。
(あたしは、いつも、こうだ。いつも肝心な時にミスをしてしまう。だから白
川姉さんや、演出だけのM女、ジュニアクラスから上がりたての後輩に
も勝てないんだわ)
美紀は自分の不甲斐無さを呪った。一度ミスをし、動揺した美紀の、その
後の演技は自暴自得だった。それでもスパイラルシークエンスで右足を
高く上げ、剥き出しの股間をパックリと開かせて優雅にS字カーブを滑っ
た時は、観客から拍手喝采が沸き起こった。そして得意のスピンから、4
回転ジャンプへと移る。充分滑走し、左足で踏み切った時、下腹部の圧
力は、頂点に達していた。
(ああっ、もう駄目!お願い成功して!)
空中に舞い上がった美紀の頭の中は真っ白になっていた。それまで必死
に締め上げていた、肛門の括約筋の力を抜くと、心地よい開放感と共に、
肛門から噴出された黄金色の液体が鮮やかなループを描いて宙に舞う。
観客が余りの美しさに息を呑んだ時、着地した美紀が転倒した。
(ぎゃああああっ!)
声にこそ出さなかったものの、美紀の顔が激痛に歪んだ。着地した瞬間、
もともと痛めていた右足首が、4回転後の衝撃に耐え切れずに凄まじい痛
みをもたらしたのだ。バランスを崩した美紀は氷の上に這い蹲り、そのまま
起き上がる事が出来なかった。
(こんな無様な転び方、初めてよ・・・)
悔しくて涙が出た。またライバルに勝てなかったのだ。この後、演技をする
彼女達は、美紀の失敗を嘲笑い、余裕の表情で滑るに違いない。自分の
撒き散らした黄金が弧を描いている氷の上で、美紀はしばらく立ち上がる
気力さえなかった。
(精神的にもう少し、強くならなくちゃ駄目ね)
155作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:02:54 ID:neVetgsJ
控え室のモニターで見ていた鈴香は思った。審査員達が審査を始めている。
ネオガイア星人を中心に選抜された審査員は、フィギュアスケートに関して
は全くの素人ばかりで、ただ単に独断と偏見で得点をつけるのだ。美紀が
サポーターの手で抱え上げられ運ばれていく頃、得点が出た。総合得点は
53.2ポイントだった。
(あれだけのミスをした割には、高得点ね。さすがミキティ。でもあたしはミス
なんて青くさい事はしない・・・)
2番手は、小栗澄江だった。衣装は、自分でデザインした思い切ったものを
身に着けていた。わざとマゾを強調するために、犬の首輪を嵌め、ボロボロ
に引き裂かれた純白のドレスを身に着けている。露出した肌には卑猥な文字
を黒マジックで書き、腋毛も伸ばしていた。
「おおっ!」
リング中央に滑り出た澄江の姿に、観客がどよめいた。右手に黒光りするバ
イブ、左手に火の付いた極太の赤いローソクを握りしめている。
(あたしの演出で魅了してあげるわ)
曲は、愛と哀しみのボレロのテーマソングである。ゆっくりとしたスケーティン
グで滑り出した澄江は、バイブを咽喉の奥まで押し込んで咥え、右手のロー
ソクを、大きくのけぞった胸元に、滑りながら垂らし始めた。そのままイーグル、
イナバウアーを組み合わせたムーン・イン・ザ・フィールドを行う。本当は、澄
江としては、バイブを股間に挿入して滑りたかったのだが、幾度かの練習で、
さすがにその状態で激しい運動をするとオマンコと子宮が破裂する危険を感
じ、断念したのだった。控え室では、白川鈴香が、自分の十八番のイナバウ
アーを先に披露されて悔しがっていた。
(ちっ、小癪な。マゾ女ごときに!)
156作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:05:00 ID:neVetgsJ
右手のローソクを氷上に投げ捨てた澄江は、コンビネーションジャンプ、コン
ビネーションスピンを行った。口のバイブは銜えたままで、呼吸困難なのか、
苦しそうに喘ぎながらヨダレを垂らしている。その、哀願しているM女のような
切ない表情は、加虐嗜好が強いネオガイア星人にとっては、たまらない妖艶
さを醸し出していた。
(お願い、もっと虐めて!)
澄江は、心の中で絶叫し、事実、股間はグチョグチョだった。競技の最中に、
妄想でオマンコを濡らすスケーターなど、世界広しと言えども、自分だけに
違いない。黒い腋毛と陰毛を風になびかせて、全てのプログラムを滑り終え
た時、観客は総立ちのスタンディングオベーションの状態だった。スケートリ
ンクは割れんばかりの拍手喝采に包まれた。もちろんノーミスである。ベテ
ランである澄江は、難易度の高いジャンプは敢えて飛ばないようにしている。
(最高の滑りだったわ!)
澄江は自分でも満足した。しかし一抹の不安が胸をよぎった。
(でも、白川鈴香には、いつも勝てない・・・どうしてなの)
やがて審査結果が出た。総合得点は62.9だった。

(いよいよあたしの出番ね。真打ち登場って所かしら)
白川鈴香は立ち上がった。スケートシューズを履き、リンクへ向かう鈴香の
表情は、戦いを前にした格闘家のような凄みを帯びている。
「いくわよ、さっさと付いて来なさい!」
鈴香に叱咤されて、慌てて付いて来たのは男子フィギュアスケーターの和田
伸明選手(20歳)だった。小熊のような顔をした若者である。
「待、待ってよ、鈴香さん」
157作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:06:02 ID:neVetgsJ
元々、このアイスショーには明確なルールなどない。演出のために、どのよ
うな小道具を使うのも自由で、自分以外の人間や動物と一緒に演技するの
も可とされている。鈴香は、わざわざ伸明を、東京から呼び寄せ、自分の演
出の一部として協力を依頼したのだ。鈴香の衣装は、黒レザーの女王様ル
ックで、伸明は、全裸だった。リンクの中央に立った鈴香の手には一本鞭が
握られている。曲は歌劇「トゥーランドット」の第3幕第1場の挿入曲「誰も寝
てはならぬ」だった。ゆったりと眠気を誘うような曲が始まると、鈴香と伸明は
悠然と滑り出した。伸明は後ろ向きに、鈴香と向かい合って滑る。鈴香の1
本鞭が、伸明の裸体を遅い、ピシッ、ピシッと身のすくむような鋭い音を立てた。
「泣け、オラッ、泣けよ!」
鈴香が罵声を浴びせると、伸明は顔をクシャクシャにして泣き始めた。この
若者には、人目を気にせず、所構わず泣きじゃくるという性癖がある。
「3回転ジャーンプ!」
鈴香はトリプルアクセルのダイナミックなジャンプで、宙を舞い、回転しながら
遠心力の付いた強烈な鞭を、伸明の裸体に雨のように浴びせかけた。
「ヒイイイイッ!」
「我慢しなさい、男でしょっ!」
伸明の股間は、苦痛を受けて硬くそそり立っていた。彼もマゾだったのだ。
(澄江、よくも、あたしの事を、本当はMだなんて言ったわね。あたしが、Mか
Sか、ハッキリさせてやろうじゃないの。この姿を、しっかりと目に焼き付けて
おきなさい!)
鈴香は、鮮やかな滑りで、スピンやジャンプを組み合わせ、狂ったように鞭
を振るっていた。世界の頂点を極めたメダリストならではの、一点の曇りもな
いダイナミックな演技に、観客は、すっかり呑み込まれ、口をポカンと開けた
ままで見とれている者もいる。彼女の自信が空気を通して、ヒシヒシと伝わっ
て来る気がする。
「イナバウアー、行くわよ!」
158作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:46:50 ID:neVetgsJ
鈴香は、観客にも聞こえる大きさの声で、伸明に叫んだ。鈴香が両手を開き、
胸をのけぞらせて弧を描きながら滑る、すぐ外側を、伸明がピッタリとサポート
して付いていく。そうして腰をかがめ、顔を上向きにして口を開けた伸明の顔面
に、鈴香は勢い良く放尿した。
「おおぅ!」
観客席から感嘆の声が漏れた。イナバウアーのポーズで滑る、鈴香の股間か
ら放物線を描いたオシッコが1メートル程の距離を飛び、泣き顔の伸明の口に
吸い込まれていく。1滴もリンクにこぼさずに、胃に落とし込んでいく見事さは、
1週間の練習の賜物だった。
(白川さんのオシッコ、今日は特別濃いよー)
伸明は、オシッコの味で鈴香の体調を判断出来るまでになっていた。観客席が
静まり返る中、最後のコンビネーションジャンプを決めた鈴香は、氷の上に這い
蹲った伸明の背中にスケートシューズの片足を食い込ませ、最後のポーズを取
った。
(どう?あたしの演技。完璧でしょ)
審査結果が出た。総合得点は、70.3だった。テクニカルポイントが、小栗澄江
を大きく上回っている。文句なく鈴香が1位だった。
(またあたしの勝ちね、お二人さん。もう一人、出場選手が残っているみたいだけ
ど、処刑されるのは、一体誰なのかしら)
鈴香は、現在最下位であるミキティの身を心配した。
159作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:47:39 ID:neVetgsJ
最後の出場選手は、フランスから来た男子フィギュアスケート選手、フェルディナ
ン・シャンデロロ(34歳)だった。ゴッドファーザーのテーマ曲に合わせて滑り始め
た、その男は、悠然と滑りながら、いきなり、氷の上でバック転をし、狂ったように
踊り始めた。
「あの馬鹿、こんな所にも、来ているわ」
鈴香は、このフランス人の事を、風の噂で知っていた。必要以上のパフォーマンス
をする事が生き甲斐で、鈴香がオリンピックで金メダルを受賞した際にも、『この女
に、食事を一回おごってやってもいい』、などとフランスのテレビでコメントしていた
らしい。シャンデロロは、いきなり、自分の服を引き裂くと、リンクの端に滑っていき、
柵を越えて観客席に乗り込んだ。観客全員が、呆気に取られて見守っていると、
いきなり観客の中の若い女性の一人をその場に押し倒し、ズボンを脱いで犯し始
めた。
「おい、あいつは何をやっているんだ!」
「観客をレイプしているぞ!」
「欲求不満が溜まっているんじゃないか・・・」
「警察を呼べ、取り押さえろ!」
スケート場は騒然となった。警備に当たっていた警官数人が飛んできて、チンポを
観客の女性の口にねじ込んでしゃぶらせている真っ最中のシャンデロロを引き離
そうとする。
「ノンノンノン!邪魔しないでくれ。これが俺のキャラクターなんだ!」
シャンデロロは喚きながら暴れたが、もはや競技を続行する事は不可能だった。
手錠を嵌められ、連行されて行ったシャンデロロの得点は、当然のごとく0点だった。
「馬鹿だ・・・馬鹿過ぎる・・・」
鈴香、澄江、美紀、伸明はその様子をモニターで見ながら呆れて言葉さえ出なかった。
160作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 14:58:42 ID:neVetgsJ
フィギュアスケート編、終わりです。
一気にアップすると連続投稿規制に引っかかってしまう。

あらしが、また増えてきた。
何を望んでいるのか、さっぱり、わからなくなってきました。

R・E・ハワードの復刻版を読みながら、書いていたのですが、コナンシリーズ面白いな。
161名無し調教中。:2007/01/25(木) 16:43:11 ID:H3RmtXeR
乙!
がんがれ(`・ω・´)b
162名無し調教中。:2007/01/25(木) 18:33:40 ID:1ozW6msp
>あらしが、また増えてきた。
一人がIDを変えて複数回書いてるから
人数はそんなんでもないと思いますよ。
>何を望んでいるのか
ビックリするほどかまってちゃんなので、
みんなの反応を望んでいますw
163作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 20:56:25 ID:neVetgsJ
エドガー・ライス・バローズが描いた架空世界バルスームの赤茶けた荒野
にある、古代民族の廃都では、緑色人の種族が盛大な祭りを行おうとして
いた。緑色人種族の名を取ってサーク市と呼ばれる廃都の中央広場には、
大勢の獰猛な4本腕の群集が集まり、何百年に一度、あるかどうかという
見世物を見ようと詰めかけている。広場には、サーク族の伝統的な拷問器
具がズラリと並べられていた。
「クックックッ、火星のプリンセスよ、覚悟をするがいい。拷問は長引くぞ。
緑色人全てが、お前の美しい顔が苦悶に歪む様を見たがっているのだか
らな」
サーク族の皇帝、タル・ハジュスは下顎から生えた牙を剥き出しにして笑っ
た。しかし、囚われのヘリウム帝国の王女デジャー・ソリスは恐怖のために
叫び出しそうになるのを必死に堪え、あくまで毅然とした態度を崩さない。
「あたしが、どんな死に方をしたかを、もしヘリウム帝国が知れば、あなたの
種族は一人残らずバルスームの地表から消されるわ」
「ふん、そんな脅しが私に通用すると思うのかね。お前のバラバラにされた
死体は、こちらから、お前の父と祖父の元に送りつけてやるつもりだ」
タル・ハジュスの言葉にデジャー・ソリスは絶望した。昨夜一晩中、タル・ハ
ジュスの緑色の巨根に犯され、オマンコもアナルも裂けてしまっている。し
かし、これから彼女が受ける苦痛に比べれば、それも大した事ではないの
だ。今回、栄誉ある拷問吏に任命されているのは、ロルクワス・トメルとタル
ス・タルカスだった。デジャー・ソリスは捕まった際に所持していた腕輪と王
冠、首飾り以外は全裸で、広場の中央に引き出された。
「今から、憎っくきヘリウムの王女の拷問を始める。期間は一ヶ月間、最後
には、彼女は無残な死体となって我々の足下に転がる事になるだろう」
ロルクワス・トメルが高らかに開会宣言をした。皇帝タル・ハジュスは特別席
でその様子を眺めている。最初の鞭が、デジャー・ソリスの赤い柔肌に振り
下ろされると、群集の間から大歓声が沸き起こった。
164作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 20:58:43 ID:neVetgsJ
「殺せ!赤色人の女は殺せ!」
「卵の孵化機を破壊した罰だ。報いを受けさせてやれ!」
種族としての憎悪が、デジャー・ソリスのか細い身体一つに向けられていた。
デジャー・ソリスは、なるべく悲鳴をあげて緑色人達を喜ばせまいと、歯を食
い縛って振り下ろされる鞭に耐えた。やがて背中一面に蚯蚓腫れが刻まれ
た頃、タル・ハジュスが合図した。
「ヘリウムの王女殿下には、その程度では、生ぬるいようだ。失礼のないよう、
もっと厳しい拷問器具を使って苦しめて差し上げろ」
「ははっ!」
ロルクワス・トメルとタルス・タルカスは、デジャー・ソリスの身体を抱き上げ、
まず1代目の拷問台に拘束した。胴体と両手両足首が固定され、ハンドルを
回すと開脚していくという拷問器具である。タルス・タルカスがハンドルを回す
と、デジャー・ソリスの両足が序々に広げられ、180度近くになると美しい顔
に大粒の汗が浮かび始めた。
「うぐぐぐ・・・股の骨が外れる・・・」
宮廷舞踊で鍛え、身体は柔軟な筈だったが、開脚が180度を超えると骨が
きしんだ。
「もう・・・それ以上は駄目・・・」
脚が逆X字型になるまで締め上げられたハンドルは、そのまま固定された。
「いい格好ですぞ、王女殿下」
165作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/25(木) 20:59:39 ID:neVetgsJ
張り切った股の腱が今にも切れそうである。パックリ開いたオマンコの割
れ目には、昨晩のレイプで裂けた傷跡に血が凝固していた。ロルクワス・
トメルが尖端にイボイボの付いた鉄棒をデジャー・ソリスのオマンコに押
し当てる。緑色人の馬鹿力で一気に押し込むと、塞がっていた裂傷がま
た開いた。
「ぎゃあああああ!」
絶叫が、火星の乾いた空気をつんざいた。
「そろそろ開口器具を噛ませた方がよいぞ。舌を噛んで死なれては元も
子もない。」
「かしこまりました」
タル・ハジュスの指示で、タルス・タルカスがデジャー・ソリスの口に自殺
防止用の轡をかませた。
「むごごごご・・・」
喋る事も出来なくなった王女は、とうとう目に涙を浮かべて、なんとか逃
れようとするかのように、唯一動かせる部位である首を左右に振った。次
にロルクワス・トメルが持ち出したのは、乳房圧搾機だった。鉄板2枚で、
上下から乳房を挟んで押し潰すという単純な拷問器具である。ネジで締
め上げていく仕組みになっている。容赦のない緑色人が、デジャー・ソリ
スの豊満な赤色の両乳房を絞り上げ、器具で押し潰した。乳房をペシャン
コにされた王女は、恐怖と苦痛のあまり気を失った。
「おやおや、まだ、眠るのは早いですぞ」
ロルクワス・トメルの平手打ちで、すぐにデジャー・ソリスは目を覚ます。無
我の世界に逃げ込む事は許されないのだ。
(このままじゃ、気が狂ってしまう・・・助けて、ジョン・カーター!)
白濁する意識の中で、デジャー・ソリスは無意識に、この前出会ったばかり
の地球人の男の名を叫んでいた。
166伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/01/25(木) 23:22:28 ID:hUXiDxxb
>>165
ダカン
167越中:2007/01/26(金) 00:37:26 ID:PxBrnHpy
面白いって〜!!!!!。
168名無し調教中。:2007/01/26(金) 05:17:37 ID:bN9QQekT
お疲れ様です。
スケート編、上手く纏めましたね。
なるほど…
こうゆうオチでしたか。
元々、こうゆうオチだったのか、反応を見て変えたのかは不明ですが…
まぁ、とりあえず、無事に無難に纏めましたね。
169名無し調教中。:2007/01/26(金) 13:06:43 ID:qmfNZ566
書くのやめればあらしは来なくなるよ
170名無し調教中。:2007/01/27(土) 12:20:12 ID:/6DDlOKE
スケート編、導入部分が確かにちょっと違和感があってモニョったんだけど
演技の描写もオチも面白かったです。
だけど、作者さん、あらしが増えて来たって……肯定的でない批評や感想も
「あらし」とひとくくりにするなら、連載をここでやる意味はないんじゃないかな。
もの書きさんには良く有る事だけど、やっぱり過敏になっちゃうんだよね。
応援しかほしくないなら、自サイトにいたほうが、精神の安定の為の気がするよ。
ところで、上にも誰か書いてたけど「あらし」は人気無いと来ないっていうのは
確かにそうだなあ、と思います。
あと、雑誌とかのアンケートでよく○つけたりXつけたりするの、ありますよね。
あれで、Xが多い方が、○もXも付かない作者より、後々人気が伸びたりするらしいよ。
良くも悪くもインパクトがあるっていうのは、クリエーターとしては良い事なんでしょうね。
反論が多いってことは、それだけ人の注目を集めているってことだから……悪くないと思いますよ。
171名無し調教中。:2007/01/27(土) 15:17:18 ID:ws5Kq9UU
でも今居ついてるのは嫌韓由来の低脳荒らしだからナーw
172越中:2007/01/27(土) 15:29:54 ID:pzBtC9LA
だから言ってるだろ、作者さん、面白いってーー!!!!!
173名無し調教中。:2007/01/27(土) 22:01:55 ID:PnKJWSwX
なんか流れが変だな。批判が出たと思うと一気に賛同の書き込みがくる
174名無し調教中。:2007/01/27(土) 22:09:24 ID:VbvWYdjM
>>173
その後には批判の波がやってくる。なぜだ
175名無し調教中。:2007/01/28(日) 04:40:19 ID:0OZY4iaL
>>174
そうゆうもんでしょ。
善きにつけ悪しきにつけ、反応があるのは、いいことだよ。
無視されるほど辛いことはないもの…
176名無し調教中。:2007/01/28(日) 07:09:03 ID:xEqshGm8
>>175
じゃあ一度みんなで完全無視して見ようか。
次回書き込みがあった時はみなさん完全無視でお願いします。
177名無し調教中。:2007/01/28(日) 08:20:23 ID:mpmgW/Vd
>>176
お前が、まず書き込むな。
178名無し調教中。:2007/01/28(日) 10:14:32 ID:K25Qpygu
無視しよっと
179名無し調教中。:2007/01/29(月) 10:31:02 ID:0b89G2QC
バカ晒しあげ
180名無し調教中。:2007/01/30(火) 00:06:44 ID:XiH1LayY
何この小学生みたいな流れw
181名無し調教中。:2007/01/30(火) 11:33:58 ID:SJUVnREQ
作者が小学生
182作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/30(火) 12:30:35 ID:/CmSiF9R
拷問2日目、デジャー・ソリスは全裸に馬の手綱を付けられ、四つん這い
でロルクワス・トメルの乗った戦車を引かされていた。昨日の拷問で傷つ
いた肉体は、背中が腫れ上がり、股関節がズキズキと痛んでいる。身長
4メートル、体重200キロもある緑色人を乗せた戦車を引っ張るのは、並
大抵の苦労ではなく、立ち止まる度に、背中に乗馬鞭が振り下ろされた。
「あうううっ!」
手足を必死に踏ん張り、前に進もうとする哀れなデジャー・ソリスを見て、
緑色人の見物客達が大笑いをしている。宿敵である赤色人の王女が屈辱
を受け、痛めつけられる様を見るのが愉快でならないのだ。四つん這いで
ノロノロと進む、デジャー・ソリスの身体は汗でびっしょりと濡れ、昨日の乳
房圧搾機による拷問でひしゃげた巨乳が、胸の谷間でゆさゆさと揺れてい
た。
(いっそ、殺して!)
口に開口器具が嵌められているため、舌を噛むことは出来ない。食事も開
口器具の穴から流動食を流し込まれ摂らされている。デジャー・ソリスは、
昨日、見せ付けられた拷問メニューのびっしりと書き込まれたスケジュー
ル表を思い出して暗鬱な気持ちになった。それによると、3週間目からは、
彼女の肉体が徐々に解体されるように予定が組まれている。指を一本一
本引き抜き、身体をゆっくりと寸切りにしていって、最終日の絶命で、祭り
のフィナーレを飾る予定らしいのだ。火星一の美女が死に行く様を一目見
ようと、全サーク族が入れ替わり立ち代り、拷問が行われている広場に集
まってきている。
183作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/30(火) 12:31:39 ID:/CmSiF9R
「ええい、もっと早く歩かんか!」
ロルクワス・トメルが、か弱い美女の、すでに内出血でボロボロの背中に
鞭の雨を降らせた。
「ひいいいいっ!」
デジャー・ソリスは絶叫し、その場で脱糞した。朝の流動食に入れられて
いた下剤の効果だった。火星のプリンセスが野蛮な緑色人の群集の目の
前で、悶絶して排泄する様に、あちこちから一斉に嘲笑や野次が飛んだ。
(お父様、おじい様、ヘリウムの大艦隊でこいつらを皆殺しにして!)
ヘリウム帝国の数千隻を誇る空中艦隊は、強力である。しかし、遊牧民で
ある緑色人は荒野に散らばり、得意のゲリラ戦を展開するに違いない。
赤色人が、緑色人を完全に殲滅する事が出来ないのは、過去の歴史か
らも明らかだった。
(ジョン・カーター!あたしを、ここから助け出して!)
再び、デジャー・ソリスは地球人の男の名を心の中で叫んだ。

 その頃、ジョン・カーターと2年C組の面々は、閉じ込められている建物
の中で、脱走計画を立てていた。
「なんとしても、解体ショーが始まる前に、私のプリンセスを助け出さなくて
はならん!脱走はそれからだ」
ジョン・カーターは、脱走の前にデジャー・ソリスを救出する事を譲らなかっ
た。片田準一は、顔をしかめた。
「拷問をやっている広場は、緑色人で溢れてる・・・救出は無理だって。それ
よりも、やつらが、拷問ショーに夢中になっている間に、俺達だけでズラか
ろうぜ」
184作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/30(火) 12:33:30 ID:/CmSiF9R
「それは、絶対に駄目だ!」
ジョン・カーターは言い張った。大川先生が、準一に耳打ちをする。
「いくら言っても無理さ。あいつは、デジャー・ソリスにホの字なんだ。
そう言うストーリーなんだよ」
「しかしよう、先生。逃げるなら今がチャンスだぜ。モタモタしていたら
全員あいつらに嬲殺しにされちまうぜ」
すでに、女生徒のほとんどは、緑色人にレイプされ、ひどい拷問で重
傷を負ったり、死んでしまったものもいる。
「あわてるな、片田君。ジョンは主人公なんだ。いずれは、ヘリウムの
王子になって火星の大元帥と呼ばれるようになる。ここは、あいつの意
見に従った方がいい。」
「でも、原作のストーリー通りに、事が運ぶかどうか判らねえじゃないか。
俺達が来たせいで、おかしくなっているんだろう?」
「ああ、まあな。だが、いずれにせよ、生き延びて元の世界に帰る方法
を探さなくてはならん」
185作者 ◆zCS1o.kilU :2007/01/30(火) 12:34:02 ID:/CmSiF9R
大川先生は、エドガー・ライス・バローズの熱狂的な愛読者であり、火星
シリーズ、金星シリーズ、ペルシダーシリーズ、ターザンシリーズなど、
子供の頃から全巻所有し、何度も読み返しては、ストーリーや世界設定
を細部に渡るまで熟知していた。
「今、私が、プリンセス救出に手を貸してくれるよう、ソラを説得している所
だ」
ジョン・カーターが言った。ソラというのは、彼らの世話がかりの緑色人女
である。
「プリンセスを救出して、彼女の故国へ無事、送り届ける。そして、私は彼
女に求婚するのだ!」
主人公は熱く語った。
「おいおい、そんなにうまく、事が運ぶのかよ。あいつは玉の輿に乗るつも
りだぜ。どこの誰ともわからない、別の星から来た男が、いくら命を助けた
からって、一国の王女と結婚出来るのかよ?」
準一は懐疑的だった。
「それは、大丈夫だ。これは理屈じゃない。そう言うストーリーなんだ」
大川先生は請合った。
186名無し調教中。:2007/01/30(火) 21:02:16 ID:KQMv159W
男も出して
187伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/01/31(水) 01:02:21 ID:7vFt0RSq
>>185
駄文と掛けて春の小川と解く

その心は
188名無し調教中。:2007/01/31(水) 01:11:51 ID:AWkAwrv5
伊藤、かまってほしかったら
素直になれよ。
リアルじゃ誰からもかまってもらえないんだろ
189伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/01/31(水) 01:35:19 ID:7vFt0RSq
>>188
そんなこたーない。これでも会社じゃ人気者。
それよか、その心を聞きたくないかね。
190名無し調教中。:2007/01/31(水) 01:52:21 ID:RiHFK12y
聞きたい
191名無し調教中。:2007/01/31(水) 03:14:32 ID:AWkAwrv5
伊藤、むなしいよ。
192名無し調教中。:2007/01/31(水) 06:31:16 ID:RiHFK12y
早く書けよバカ。
193名無し調教中。:2007/01/31(水) 11:42:59 ID:pYtfkKXv
たまたま通りかかったんだけど、むなしいよ、伊藤
194レイコ:2007/01/31(水) 15:31:06 ID:X/oMsH7z
次はそろそろ美男責めでしょうか?
お待ちしています。
195伊藤:2007/01/31(水) 20:44:14 ID:OnN95h14
皆ごめん、これからは素直になるよ。
196伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/01/31(水) 23:08:39 ID:UOa39n07
その心は

どちらもサラサラゆくでしょう

197作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/01(木) 16:22:38 ID:tRVAD+NV
拷問3日目、デジャー・ソリスの肉体は、手足を捻じ曲げられ、アクロバット
のような姿勢で、拷問台の上に拘束されていた。右手首と左足首を背中で
重ね合わせるように縛り上げられ、右足首は顔の前面に持ち上げられ、鎖
で首輪と連結されていた。そして、唯一自由な左手の指に、タルス・タルカ
スが1本つづ針を打ち込んでいく。爪の間に刺し込まれる針の痛さには想像
を絶するものがあり、1本突き刺さる度にデジャー・ソリスは開口器具の奥
から獣のような悲鳴をあげた。
「ひぎゃあああっ!」
5本の指全てに針が突き刺さると、今度は、顔面に針が通され始めた。長さ
30センチ程の細い針が、デジャー・ソリスの美しい頬に刺し込まれ、口腔内
を貫通して反対側の頬から針先が突き抜ける。何本も何本も刺し込まれる
とデジャー・ソリスの顔は髭の生えた猫のようになった。
「おごごご・・・助へて・・・こんなに苦しむのなら、いっそ一思ひに殺ひて・・・・」
デジャー・ソリスは涙を流して哀願したが、それで哀れみを感じるような緑色
人ではない。地球人とほぼ同じ身体的、精神的特徴を備えている赤色人とは
違い、緑色人はあきらかに、より獣に近いモンスターなのだ。彼らは、火星の
古代民族が遺伝子を改良して造り上げた戦闘民族の子孫なのかもしれなか
った。午前の針責めの後、しばしの休息時間がとられ、午後からは、生爪剥
がしの拷問だった。デジャー・ソリスの美しい指先の真珠のように艶のある爪
が1枚1枚ペンチで挟まれ、引き剥がされていく。どのような残虐行為にも、緑
色人の心には一辺の同情心も生まれないらしく、観客は喜ぶばかりである。
(地獄だ・・・この世の地獄だ・・・)
自殺する事も出来ないデジャー・ソリスにとって、悲鳴をあげ、涙を流し、心
の中で白馬の騎士が、助けに現れるのを祈る事が、彼女に出来る全てだった。
そして、その日の夕方、手足の爪が全て剥がされた時、とうとう、待ちに待った
助けが現れた。
198作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/01(木) 16:23:51 ID:tRVAD+NV
「ジョン・カーター推参!私のプリンセスよ、助けに参りましたぞ!」
元南軍騎兵大尉のジョン・カーターが、群集の向こう側から、長剣を振り
かざして跳躍してきた。火星の重力は地球の3分の1であるため、地球人
は軽く10メートル以上ジャンプする事が出来るのだ。緑色人の頭上を跳
躍してきたジョン・カーターは、拷問されているデジャー・ソリスの傍らに降
り立ち、ロルクワス・トメルとタルス・タルカスに切りかかった。
「ジョン・カーター、今まで、お前の事を友達だと思っていたんだがな!」
拷問道具を捨てたタルス・タルカスが抜刀し、ジョンの剣を受け流しながら
悪態をついた。
「今でも、友達さ。だが、それとこれとは別なのだ。私は、プリンセスを救
出しなくてはならん」
ジョン・カーターの後から、片田準一を始めとする2年C組の男子生徒も
跳躍してきた。手には、裏切りの説得に応じたソラが調達してきた剣やピ
ストル、ライフル銃が握られている。生徒達は、剣を持った緑色人戦士に
銃弾を浴びせかけた。
「掟破りの地球人どもめ。このバルスームで、剣を構えている相手に、
銃を使うとは卑怯千万な振る舞いなのだぞ!」
「知るか、そんなもん」
準一は、ピストルで緑色人戦士を射殺していった。他の男子生徒がデジャ
ー・ソリスを拘束されている拷問台から解放する。彼女の爪を剥がされた
手足は血まみれで、顔には針山と開口器具が付けられたままだったが、
外している暇はなく、そのまま数人がかりで担ぎ上げてジャンプした。
「逃がすな!地球人どもを射殺しろ!」
見物席の緑色人皇帝タル・ハジュスが怒鳴った。激しい銃撃戦で、緑色
人戦士や、2年C組の男子生徒が、次々に死体となって転がっていく。
ジョン・カーターは原作通りの凄まじい戦い振りで血路を切り開き、街外
れの、ソラとの合流地点にたどりつた。そこには、逃走用の馬が20頭余
り用意されており、ソラと愛犬ウーラ、大川先生をはじめ、度重なるレイ
プと拷問で傷ついたバスガイドの桑田直美や、クラス委員長の最上美
登里、その他の2年C組の女子生徒達が待っていた。重傷で動けない
女生徒で、仕方なく置き去りにしてきた者も何人かいる。
199作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/01(木) 16:24:37 ID:tRVAD+NV
「急げ、封鎖される前にサーク市を出るんだ!」
ジョン・カーターがわめいた。表情が生き生きとしている。この男は、荒
事が3度の飯より好きらしい。8本足の火星の馬に、それぞれ跨った男
子生徒が、女子生徒を一人づつ鞍の前に乗せて走り出す。ジョン・カー
ターはデジャー・ソリスを、準一は美登里を、大川先生は直美を乗せて
いた。女たちは、いずれもレイプと拷問で傷ついていた。
「南へ80キロほど行けば、ヘリウムへ通じる水路がある。そこまで一気
に駆け通すのだ!」
ジョン・カーターの馬が先頭を切って走り、遺憾なくリーダーシップを発
揮している。さすがは、主人公だと準一は少し見直した。準一が、不慣
れな馬を操りながら、身体をピッタリと、前に座っている美登里に押し付
けると、柔らかくて心地よかった。
「片田君・・・あたし、こんなの、もう嫌。あたし達、元の世界に帰れるの
かしら・・・」
美登里が小さな声で呟いた。
「さあな。わからねえよ」
もし戻れたとしても、準一自身、平和な日本で、将来への漠然とした不
安に苛まれながら、死んだような日常生活を送りたいのか、それとも、
この戦乱の渦巻く火星で、ジョン・カーターのような冒険をやり続けたい
のか、自分の気持ちが判らなくなっていた。
200名無し調教中。:2007/02/01(木) 21:05:51 ID:fOtRb0Rj
キタ━━━━━━━(゜∀゜)(゜Д゜)(・∀・)━━━━━━━━━!!!
201名無し調教中。:2007/02/01(木) 22:31:04 ID:qJNSb97i
レイコとかけまして、安倍晋三とときます。

その心は・・もう誰も言うことは聞きません。
202伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/02/01(木) 22:33:21 ID:E59Vvs8F
駄文と掛けまして

大相撲八百長疑惑と解く

その心は
203名無し調教中。:2007/02/02(金) 00:35:29 ID:mF0cUAj2
伊藤いいよ
204名無し調教中。:2007/02/02(金) 02:18:23 ID:mF0cUAj2
伊藤いいよ
205名無し調教中。:2007/02/02(金) 07:58:33 ID:ntOLfEbb
伊藤なかなかいいよ
206伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/02/02(金) 23:01:42 ID:hq85n23H
その心は

どちらもちゃちな筋書きでしょう
207名無し調教中。:2007/02/03(土) 15:31:02 ID:vyVyc/Uf
うわー
208名無し調教中。:2007/02/03(土) 22:44:10 ID:EybQDodZ
実話のみをキボンヌ、創作はネタスレへ
209名無し調教中。:2007/02/04(日) 01:33:14 ID:d3pzC88d
作者さんとかけまして小倉城とときます。


そのこころは玄海(限界)が見えてます。
210名無し調教中。:2007/02/04(日) 11:13:44 ID:0JU/O70i
作者は小説を書く機械です。機械の数が決まっているのだから(ry
211名無し調教中。:2007/02/04(日) 14:44:57 ID:PuNvaGT7
今のはメラではない。メラゾーマだ…。
212作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 10:52:31 ID:a865CTUi
サーク市からの逃避行は困難を極めた。サーク族は、全力を挙げてヘリウ
ム王女を捕らえるために追撃部隊を繰り出し、火星の荒野を徘徊する別の
緑色人部族の襲撃もかわさなくてはならなかった。
「おい、ジョン・カーター。いつになったら水路にたどり着くんだ?」
準一が先頭を走る馬上のジョン・カーターに尋ねた。
「もう、とっくに着いていていても、いい筈なんだがな・・・途中で何度も緑色人
の襲撃を受けた。その時、方向を間違えてしまったのかもしれん」
「おいおい、しっかりしてくれよ主人公!このままじゃ、怪我をしている、女の
子達がもたねえよ」
女子生徒達は、半死半生の状態だった。逃避行の途中で傷が悪化して死ん
でしまった者もいる。デジャー・ソリスも拷問で受けた傷の治療を受ける事も
出来ずに、馬上で揺られながら苦しんでいた。
「私が行方不明になったので、今頃、ヘリウムの空中艦隊が、火星の表面を
くまなく捜索している筈です。うまく、そのうちの1隻に発見されれば・・・」
うな垂れているデジャー・ソリスが言った。どうにか、顔面の開口器具と針は、
取り除かれたが、爪を剥がされた手足の指や、背中の鞭傷は、火星の砂埃
のせいで化膿してきている。
「おいっ。あっちに建物が見えるぞ!」
男子生徒の一人が叫んだ。地平線の彼方に、分厚いコンクリートの壁に覆
われた巨大な建造物が見えた。
「あ・・・あれは、大気製造工場です!」
デジャー・ソリスが言った。
「大気製造工場?」
「そうです。この火星の大気は、あの工場で人工的に造られているのです。
もし、あの工場がなんらかの事故で停止すれば、この星の生物は数日間で
全て死に絶える事になります。工場自体は、太古の昔より、どこの国家にも
所属しない中立の科学者ギルドによって運営されています」
213作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 10:53:31 ID:a865CTUi
「中立なら、あたし達を助けてくれるかも」
美登里が、わずかな希望をこめて呟いた。
「しかし、あれが大気製造工場だとすると、私達は、ヘリウムとは全く正反
対の方角に来てしまった事になります。地理的には、ゾダンガの近くにあ
るのですから」
ゾダンガとは、ヘリウムとは必ずしも友好的ではない赤色人の都市国家だ。
「ゴチャゴチャ言ってる場合じゃないぜ。このままだと俺達は野垂れ死にし
ちまう。とにかく、あそこで休ませて貰おうぜ。科学者がいるのなら傷の手
当もしてくれるんじゃないか?」
「そうだな」
一行は、大気製造工場の一つしかない門を叩いた。しばらくして門扉が開
き、一人の赤色人の老科学者が現れた。
「何か用かな?」
「緑色人に追われているんだ。助けてくれ」
ジョン・カーターが頼んだ。老科学者は、一行を観察していたが、ボロボロ
のブレザーを着た女子生徒やバスガイドの直美、半裸のデジャー・ソリスを
見ると好色そうな光を目に宿した。
「助けてやってもいいが、見返りはあるのかね。見たところ、赤色人でも緑色
人でもないようだが」
「俺達は、地球から来た。こちらのお方は、ヘリウムの王女殿下だ。助けて
頂ければ、ヘリウム帝国から莫大な謝礼が出るぞ」
ジョン・カーターが言った。老人は、皮肉そうな笑みを浮かべる。
「生憎、わしは、バルスームの全生命を育む大気製造工場の管理人でね。
金には困っておらんし、政治的には中立だ。ヘリウムに恩を売る必要もない
のでな」
「では、何が望みだ?」
214作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 10:54:13 ID:a865CTUi
「そうさなあ。望みがあるとすれば、久しくこの工場から出ておらんので、
少々退屈しておってな。特に、最後に女を抱いたのは、いつだったか」
「・・・つまり、女を抱かせろと?」
「単刀直入に言うと、そう言う事じゃな」
老人の要求に一行は、げんなりとした。しかし、水や食料、体力も限界
に来ている。
「あたしでよければ・・・」
美登里が、言った。全員を助けるためには、誰かが犠牲になるしかなか
った。
「あたしも」
「あたしも」
女子生徒が次々に名乗り出る。もとの世界では、僅かな小遣い欲しさに
援助交際をしていた者もおり、彼女達にとって、命が助かるなら男とセッ
クスするくらいなんでなかった。
「では、入りたまえ」
一行は、厚さ7メートルもあるコンクリートの門をくぐって大気製造工場の
中に招き入れられた。
215作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 12:25:55 ID:a865CTUi
大気製造工場で、一行は、怪我の治療を受けた。さすがに科学者ギルドが
運営する施設だけあって最新の医療設備が揃っており、デジャー・ソリスを
はじめ女達の傷は、みるみるうちに完治した。この施設は、たった二人の科
学者によって運営されているらしく、女子生徒達は、約束通り科学者二人の
セックスの相手をした。
「極楽じゃ、極楽じゃ」
ピチピチの女子高生に囲まれてハーレム状態の赤色人科学者は、日夜色
欲に狂い、御満悦のようだった。
「こんなにモテたのは百年ぶりじゃのう」
赤色人の寿命は、約千年である。見かけは、地球人とそっくりだが、内臓の
配置が少し違い、卵生なのだが、なぜか地球人との交配は可能なのだ。一
行は、1週間ほど滞在し、傷も治ったので、ヘリウム目指して出発しようとした。
「大変世話になった。そろそろ出発しようと思う」
ジョン・カーターが言うと、老科学者は首を振った。
「それは困る。この大気製造工場の秘密が外部に漏れては困るのだ」
「しかし、我々は、いつまでも、ここに留まり続けるわけにはいきません」
「理由がもう一つある。教えてやろう、ゾダンガが、ヘリウムと開戦した。王女
捜索のために、ヘリウムの艦隊が出払っている隙を突いたらしい。いずれに
せよ、今、ヘリウムに入国する事は出来んよ。諦めたまえ」
ジョン・カーターと科学者は、大論争となり、揉めに揉めた。そして最後に科
学者が折れた。
216作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 12:27:04 ID:a865CTUi
「わかったよ。ただし、条件がある。女を二人残していってくれ。この広大
な工場を男二人で永遠に運営するのは、寂しすぎるんじゃ。それが、嫌
なら、ここから出す事は出来ん」
ジョン・カーターは、2年C組の面々と相談する事にした。
「あたしが、残ります」
まず、最上美登里が進み出た。彼女にとって危険に満ちた火星の荒野を
さすらうよりも、分厚い防護壁に守られた大気製造工場で、なに不自由な
く暮らすのが、一番安全に思えたのだ。
「いいのか、最上?」
準一が、顔面蒼白になっていた。この世界に転送されてからの苦難に満ち
た冒険で、美登里に惹かれていた事に、たった今、気付いたのだ。
「ええ・・・片田君、今までありがとう。元気でね。いつか元の世界に戻れたら、
また会えるかも」
美登里ともう一人の女子生徒が志願し、一行は、無事、大気製造工場を後
にする事になった。2年C組のメンバーは、観光バスごと、この世界に転送
された時よりも半分の数に減っていた。
「いざ、ヘリウムへ」
サーク族の元を逃げ出した時とは違い、今度は、水も食料も充分に持って
いた。地図や薬の備えもある。全て、女子生徒二人の身体と引き換えに科
学者から施してもらった品々だった。馬上の旅は、順調に進んだが、そのま
ま平穏に終わるはずもなく、3日目に上空を飛行する空中戦艦の1隻が、
一行を発見し降下してきた。
「ヘリウムの戦艦かしら」
桑田直美が、期待を込めて言った。しかし、目を凝らして見上げていたデジャ
ー・ソリスが絶望的な表情で、首を振った。
「違うわ、あれはゾダンガの紋章よ」
217作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 12:28:12 ID:a865CTUi
着陸した戦艦から、バラバラと銃や剣で武装した大量の赤色人兵士達が
降りてきた。多勢に無勢で為す術もない一行を包囲する。ジョン・カータ
ーは長剣を抜き放ち、王女を背中に徹底抗戦の構えを示したが、勝算が
ないのは明らかだった。
「これは、これはデジャー・ソリス殿下ではありませんか?こんな所でお
目にかかるとは、私とは、よくよく御縁があるようで」
指揮官らしい男が言った。
「サブ・サン王子!」
デジャー・ソリスは、その男とは、宮廷の外交パーティで何度も会った事
があった。ゾダンガの第一王子で、不遜にも火星一の美女と言われるデ
ジャー・ソリスに求愛した事もある。一般に火星の国際社会で、ゾダンガ
王室はヘリウム王室よりも格下と見られており、求愛は、デジャー・ソリ
スにとって、迷惑極まりない事だった。
「行方不明の王女が、こんな所にいらっしゃるとはね」
「サブ・サン王子。私をヘリウムに送り届けて下さい。そうすれば、父や祖
父は、あなたとあなたの国に感謝するでしょう」
「残念ながら、ヘリウムとゾダンガは現在交戦中でね。しかも我々が優勢
ときている。ヘリウムの双子都市は、あと一月も経たないうちに陥落する
と言うのが、大勢の見解です」
ジョン・カーターは二人のやり取りを聞き、この王子はデジャー・ソリスの
何なのかと勘繰り、嫉妬に気が狂いそうになった。
「私のプリンセス・・・」
ジョン・カーターがすがるような思いでデジャー・ソリスの顔を見て呟いた
時、サブ・サン王子が配下の兵士に号令をかけた。
「全員、捕虜にしろ!ただし王女殿下は丁重に扱え。傷物にしては我妻と
して迎えられんからな!」
ゾダンガ兵は動き出し、2年C組の生き残りと、ジョン・カーター、デジャー
・ソリスは、戦う術もなく、あっという間にゾダンガ人の捕虜となった。
218作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 12:31:32 ID:a865CTUi
火星編、終わりです。

219名無し調教中。:2007/02/08(木) 16:23:20 ID:/m3UaYsY
もつかれさまです。
220伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/02/08(木) 23:31:07 ID:Y7WjNdxu
>>218
駄文ご苦労

駄文と掛けて
大相撲八百長疑惑と解く

その心は
221作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 23:45:21 ID:a865CTUi
1938年3月、ベルリンの総統官邸では、ドイツ第三帝国総統、アドルフ・
ヒトラー(48歳)が、オーストリアを併合するためにウィーンへ進駐したド
イツ軍地上部隊からの報告書を読んでいた。ナチス・ドイツの強力な軍事
力の前に怖気づいたオーストリアの首相は、戦う事なく併合文書に調印し、
ドイツは、一人の死者も出さずにオーストリアを手に入れた。
「我がドイツもオーストリアも、元はと言えば同じゲルマン民族の住む国だ。
一つの国家である事が自然の道理なのである」
ヒトラーは、鼻の下の髭を撫でた。手鏡を見ると、今日も見事に七三分け
が決まっている。全てにおいて几帳面なヒトラーは、髪の毛1本乱れてい
てもイライラして落ち着かない。ヒトラーが秘書にレコードをかけさせ、ワー
グナーの名曲に聞き入っていると、執務室の扉がノックされ、副総統である
ルドルフ・ヘスが入ってきた。
「ハイル・ヒトラー!」
ヘスが、踵をカチリと合わせ、右手を上げてナチス式の敬礼をする。背筋
をピンと伸ばし、寛いだ雰囲気はどこにもない。
「総統閣下、南極探検隊が、どえらい物を発見しました」
「どえらい物?下品な言い回しは、止めたまえ。」
「失礼いたしました、総統閣下!」
「で、何かね、それは?」
「それが、どうやら南極のロス棚氷の地下に巨大な空洞が見つかったそう
です。しかも、報告によると、それは人工的に造られた物ではないかと」
「人工的・・・一体、誰が・・・」
222作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 23:46:20 ID:a865CTUi
ヒトラーは、謎のフランス人ミッシェルの言葉を思い出した。彼に南極を調
査するように薦めたのは彼なのだ。今回ナチスの探検隊が調査した地域は、
ミッシェルに指定された場所だった。
「古代の超科学文明の遺跡ではないか、と探検隊の隊長が言っています」
超科学文明、という言葉にヒトラーは惹かれた。アトランティス、ムーといっ
た伝説の大陸の名が脳裏に浮かぶ。
「超科学・・・なにか、その証拠のなる様な物が発見されたのかね?」
「信じられない事ですが、その遺跡の保存状態は良好で、見つかった装置
類の中には悠久の時を超えて、今だに稼動しているものもあるそうです。我
々の想像を超えるような武器や飛行機のようなものまで大量に保管されてい
たと、報告書には書いてあります」
ヒトラーは、椅子から転げ落ちそうになる程驚いた。そして興奮のあまりブル
ブルと身体を痙攣させ始めた。
「な・・・な・・何と言う事だ。すぐに、もっと大規模な調査隊を送るのだ。その
超科学文明の遺産とやらを持ち帰り、科学者に分析させろ。超科学を我がド
イツの軍事力に応用するのだ!」
「はっ、ハイル・ヒトラー!」
極秘のうちにUボートの艦隊が編成され南極へと送られた。3ヵ月後に戻っ
てきた、その調査隊はさらに驚くべき事実を持ち帰った。南極の地下には数
十万人を養うほどの広さの空洞と施設があり、円盤状の乗り物や人型ロボッ
ト兵器、ロケット砲、小型コンピューターなどが、ぎっしりと詰まっていたのだ。
調査隊は、象形文字で書かれた設計図も数多く持ち帰り、その中には原子
爆弾を作る基礎となる数式の書かれた物まであった。
223作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 23:47:04 ID:a865CTUi
「すごい・・・」
ドイツ北部の軍港で、Uボートが持ち帰った品々を目の当たりにしたヒトラ
ーは、息を呑むばかりだった。
「総統閣下。いっその事、その南極の空洞を、我々の秘密基地にしてはど
うでしょう?」
宣伝相のヨーゼフ・ゲッベルスが提案した。
「うむ、私も今、それを考えていた所だ。これらの科学力を我が物にする事
が出来れば、ナチス・ドイツによる世界征服も夢ではなくなる。その暁には、
不浄なユダヤ人どもを一人残らず絶滅させてやれる」
ヒトラーは興奮していた。1920年代に敗戦と世界恐慌でドイツ国民が苦し
む中、ユダヤ人の資本家達だけが、ドイツ人労働者を肥やしにして暴利を
貪っていたのだ。正義感の強いヒトラーにとって、到底、許す事は出来ない。
(ユダヤ人を全ての公職から追放し、経済活動を禁止させる。もちろん自動
車の免許証も取り上げる。ドイツ人と結婚してユダヤ人の汚れた血を混ぜ
合わせようとする者には、去勢処置をする法案を通す。いや、こんな事では
生ぬるい。いっその事、一箇所に集めて毒ガスで皆殺しにしてやろうか)
224作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/08(木) 23:47:46 ID:a865CTUi
ヒトラーの妄想は広がった。すでにドイツ国内では、その一部は実行され
つつある。しかし、ユダヤ人を地球上から完全に抹殺するためには、全世
界をナチスの支配下に置く必要があった。
(本当は、猿に近い日本人や、怠惰なラテン民族であるイタリア人とは、同
盟などしたくはないのだがな。まあ、いずれやつらも利用価値が無くなれば、
我がゲルマン民族の足下に跪かせてやる)
ヒトラーは、最終的な野望を成し遂げるためであれば、一時的に共産主義
者とも手を組むつもりだった。味方だと思わせて置いて、利用価値がなくな
った頃に、一気に攻め込むというのも、一つの作戦だ。ヒトラーが本当に同
盟したいと思っているのは、同じゲルマン民族の国であるイギリスとアメリ
カだった。
(だが、問題は、この二つの国が、もっともユダヤ人の影響下にあると言う
ことだ。)
ヒトラーの頭の中では、世界征服へ向けての具体的な軍事戦略が出来上
がりつつあった。

225名無し調教中。:2007/02/09(金) 16:51:55 ID:+6LsIlKX
wktk
226佐藤:2007/02/10(土) 18:14:35 ID:5rFqg08S
伊藤のなぞかけ、と掛けまして、新羅の南鮮統一とときます。

そのココロは・・ もう百済(くだら)ねぇよ!
227伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/02/10(土) 19:24:01 ID:55puL0vg
>>224
ヒトラーと掛けまして駄文作者と解きます

その心は
228名無し調教中。:2007/02/10(土) 21:35:59 ID:5F3BvJ0O
伊藤は佐藤を見習え
知性を感じないんだよ、伊藤の謎かけにはさぁ・・・
229ナナシン酸 ◆R.7nkEFNVA :2007/02/10(土) 23:03:21 ID:NSxtehMV
>>227
 嫌ならココ来るなよ。
見たい人だけ来ればヨロし。そう言うもんっしょ?
ネットって。
230名無し調教中。:2007/02/10(土) 23:32:26 ID:ZRgW3kWG
だから、かまっちゃダメだって・・・
231名無し調教中。:2007/02/11(日) 01:23:01 ID:MvNWCEkm
くだらない謎かけは、もういいから萌えるネタを書いてくれ
232グラニュー糖:2007/02/11(日) 05:36:09 ID:EwjsSEvY
ババァウザイ
233レイコ:2007/02/11(日) 09:49:35 ID:qPnJ3n7v
↑ 私はココよ♪
  オマエのほうがウザイ 
234名無し調教中。:2007/02/11(日) 12:00:14 ID:7f18Azu1
ババァ何歳?
235レイコ:2007/02/11(日) 12:08:33 ID:gD4e8EC2
私は44歳。
アナタ、私をババァて呼べるほど若いんでしょうね?
236名無し調教中。:2007/02/13(火) 10:28:12 ID:RKgTegnR
44とか機械として終わってんな。
237名無し調教中。:2007/02/13(火) 19:08:16 ID:XKIZ3yoV
それね、明らかにセクハラだよ。
238名無し調教中。:2007/02/13(火) 20:22:21 ID:uVKS/T3A
男はセックスマシーンだってゲロッパなおじちゃんが言ってたよ
239名無し調教中。:2007/02/15(木) 07:07:29 ID:4v+GKbiS
死人に興味はねぇよ、くずが
240作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/16(金) 18:45:32 ID:PKvJ/Ieb
翌年、1939年の3月、ドイツ軍は、チェコスロバキアへ軍を進めた。オース
トリアの時と同じく、強大な軍事力を誇るヒトラーの脅迫に、チェコスロバキア
の大統領は戦わずに降伏した。
「占領地のユダヤ人を徹底的に迫害するのだ。ユダヤ系企業の資産は没収し、
ユダヤ人は、女子供にいたるまで、一目で判るように『ユダヤ』と書いたマー
クをつけさせろ」
ヒトラーのユダヤ人に対する憎しみは、凄まじかった。ドイツの支配地域内で
は、公衆電話や、電車、バスなどの公共機関をユダヤ人が使用する事を禁止
され、ユダヤ人医師や弁護士は、職業資格を剥奪された。ユダヤ人の子女が
学校に登校する事も禁止され、ユダヤ人が経営する商店には営業禁止令が
出された。徹底した弾圧に、資金のあるユダヤ人は次々とナチスの影響力が
及ばない外国へ脱出して行ったが、取り残された大多数の貧しいユダヤ人達
は為す術もなく、ゲットーと呼ばれるユダヤ人居住区に押し込められたり、ナ
チスの決めた理不尽な禁止事項に違犯した者は容赦なく逮捕されて、強制収
容所に送られた。イギリス、アメリカ、フランスなどの自由主義諸国は、非人道
的なヒトラーの政策を非難したが、各国の国民は強大な軍事力を持ったナチス・
ドイツとの戦争を望まず、ヒトラーは、軍事行動を伴わない非難を無視し続けた。
「ゲーリング、新兵器の開発状況はどうかね?」
ヒトラーは、総統官邸を訪れた空軍司令官のヘルマン・ゲーリングに尋ねた。
241作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/16(金) 18:46:25 ID:PKvJ/Ieb
「南極の遺跡より持ち帰った設計図を元に、ロケット兵器、ジェットエンジ
ンの開発は順調に進んでいます。間もなく実用化が可能になるでしょう。
しかし円盤型の飛行機械の方は、はかばかしくありません。動力部の構
造が我々の理解を、はるかに超えています」
「ふむ・・・核分裂を応用した、新型爆弾の方はどうかね?」
「それが・・・」
ゲーリングが言葉を詰まらせた。その続きは、言い難そうだった。
「実は、研究チームの科学者の中にユダヤ人が紛れていたようで、研究
成果の一部を持ち出し、国外に逃亡した可能性があります・・・」
「なんだと!」
ヒトラーが、執務室のデスクを叩いた。以前、ヒトラーが始めてドイツで政
権を握った頃、ナチスを嫌ってアメリカに亡命した、アルバート・アインシュ
タインと言う名の天才的なユダヤ人科学者がいた事を思い出した。
(奴が、もしあの設計図を見たら、アメリカが先に原子爆弾を開発してしまう
かもしれん!・・・E=MC2乗か。くそっユダヤ人め。共産主義を提唱した
カール・マルクスもユダヤ人だ。フロイトも、ロスチャイルドも・・・どいつもこ
いつもユダヤ人ばかりだ!)
ヒトラーは急激に襲ってきた怒りの余り、身体が痙攣して卒倒しそうになった。
「おのれ、地球を汚す害虫め!私の全存在と人生を賭けて、地球上から一
人残らずユダヤ人を抹殺してやる!そしてアーリア人種が頂点に立つ、千
年王国を築き上げるのだ!ゲーリング、原子爆弾の開発は、最優先で急が
せろ。何があってもアメリカに先を越されてはならん!」
「ハイル・ヒトラー!」
ゲーリングは引きつった表情で、ナチス式の敬礼した。
242作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/16(金) 18:47:22 ID:PKvJ/Ieb
目前に迫った世界征服戦争への準備と、ユダヤ人絶滅計画の推進に追わ
れているヒトラーの元を、ある日、一人のフランス人青年が訪れた。総統官
邸の正面玄関に、突然ふらりと現れたその男は、ミッシェルだった。
「閣下!不審な男を捕まえました。総統の数十年来の友人だと言っておりま
すが、それにしては若く、スパイではないかと思われます」
報告に来た親衛隊の将校から、人相風体を聞いたヒトラーは苦笑いをした。
「スパイではない、彼を通したまえ。本当に彼は私の友人なのだ。彼をもて
なすために、菜食料理を2人前、至急、用意してくれ」
「はっ、ハイル・ヒトラー!」
将校は、直角に動く機械のような動作で敬礼し、命令を実行するために出て
行った。やがて執務室に案内されて来たミッシェルは、ビジネスマンのように
スーツを着込んでいたが、数十年前に、浮浪者の宿泊施設で、最初に出会
った時と同じく、20代の若さを保っていた。
「久しぶりだね、アドルフ。南極で見つけたものは君の趣味に合っていたか
い?」
「ああ、素晴らしいよ。今、科学者達に研究させている。しかし、あれは一体
何なんだ?私の部下は古代文明の遺跡だとか言っているが」
「まあ、そんなものかな。誰が残した物かなんて、どうだっていいじゃないか。
肝心なのは、君が、あれを使って、世界大戦を始める事だよ」
243作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/16(金) 18:48:48 ID:PKvJ/Ieb
「わかっている。おそらく後1年以内に準備は整うだろう。私が総統に就任し
てから、たった5年しか経っていないが、その間に荒廃していたドイツは不死
鳥のように蘇った。大都市は新たな都市計画の下に整然と区画整理され、
高速道路が各都市を結んでいる。ドイツ国内から失業者はいなくなり、各家
庭では、自家用車を買い、家族で海外旅行に出掛ける事が出来るだけの経
済的余裕を持たせる事が出来た。第一次世界大戦で壊滅した軍隊も再建し、
我ドイツの誇る機甲部隊と空軍は、現在、世界一の戦闘力を保有している」
ヒトラーは誇らしげだった。短期間にここまで内政を充実させた政治家は、
歴史上、他に類を見ない。
「まさに、救世主だな」
ミッシェルは皮肉っぽく言った。二人の談笑しているテーブルへ、官邸付きの
一流シェフが調理した菜食料理が運ばれてくる。
「ところで、今日は、どう言った用向きかね?」
「君にまたアドバイスをしようと思ってね」
「ほう」
ヒトラーは、彼の言葉を一言も漏らすまいと、耳をそば立てた。20代で浮浪者
生活を送っていた時から、ミッシェルには様々な人生の助言を受けていたのだ。
「今度のアドバイスが最後になるよ。もうすぐ戦争が始まり、僕はドイツに入国
出来なくなるからね」
244作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/16(金) 18:49:24 ID:PKvJ/Ieb
「そんな、寂しい事を言わないでくれ。何なら、このままドイツに留まればいい。
政府内に、君のために重要なポストを用意させるよ」
「いや、いい。僕にはやらないといけない事が、他にも山程あるんだ。いいかい、
南極で発見した地下の空洞に大規模な居住区を造り、理想の遺伝子を持った
ドイツ人の若い男女を数万人、送り込むんだ。あの空洞は地熱を利用し、作物
が栽培出来るような仕組みになっている。元々が宇宙からの攻撃に備えてシェ
ルターとして作られた施設だからね」
「宇宙からの攻撃???」
「そう、だがそれは、考えなくていい。君には関係のない事だ。だが、君の孫に
当たる人物が、もう一度人類の歴史に大きく関わってくる時が来る。その時のた
めに、南極の地下に、君の第三帝国の戦力の一部を温存するんだ」
「うーむ、よく判らんが、他ならぬ君のアドバイスだ。その通りにしよう・・・君のお
陰で、私は総統になり、ドイツを復興する事が出来たのだからな」
ヒトラーはグラスに注いだワインで、ミッシェルと乾杯した。人類史上稀に見る、
冷酷無常で、孤独な独裁者は、この謎に満ちた男の前でだけは、心を開き、心
の底から安らぎを得る事が出来るのだった。
245作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/16(金) 19:00:51 ID:PKvJ/Ieb
ヒトラー編、終わりです。
246名無し調教中。:2007/02/16(金) 19:15:49 ID:dHPXxTA8
面白かった!
247名無し調教中。:2007/02/16(金) 21:16:35 ID:FzdlLyJK
SMは何処へ?
248伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/02/16(金) 23:19:30 ID:IiNOBB6v
>>244
だっぶんだ
249名無し調教中。:2007/02/17(土) 02:32:09 ID:sCyqyGaf
スレ違いだな
250名無し調教中。:2007/02/17(土) 09:59:47 ID:PEtv4rcF
ガンダム
251グラニュー籐:2007/02/17(土) 19:14:42 ID:Mt3g7+2y
ババァうざい
252名無し調教中。:2007/02/17(土) 20:39:51 ID:Gt8sJrZc
もういいって。
253名無し調教中。:2007/02/17(土) 21:41:59 ID:sCyqyGaf
やめろって

くずが
254名無し調教中。:2007/02/18(日) 15:34:22 ID:NJ4ArXJ2
ゲットーと聞いてコードギアスを思い出してしたった/(^o^)\
255作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/20(火) 16:26:46 ID:7SleazF+
2007年、2月14日、水曜日。高原家の長男である篤志(18歳)は、いつもの
ように、通っている公立高校に登校した。自宅では、全裸で犬小屋に繋がれて
いる篤志も、登校時は学校の制服の着用を許される。
(もうすぐ、卒業だ。とうとう3年間、友達は一人も出来なかった・・・)
篤志は、クラスで、いじめの対象にされていた。中学3年生までは、成績優秀
で友達も多く、明るい性格だったのだが、ある日、突然、自宅にネオガイア星
人の中年男が居候を始めてから、彼の性格もすっかり変わってしまった。自
宅では、犬としての扱いをうけ、食事もろくに与えて貰えないため、すっかり性
格が捻じ曲がってしまったのだ。学校でも、いじめを受けている時以外は、誰
とも口を利かず、彼が通ると、暗いオーラが辺りに漂う。影のように、教室に入
って自分の座席に座ろうとすると、いつものように座席はひっくり返されており、
机の表面は、カッターナイフで、彫り込まれた罵詈雑言でデコボコだった。
『死ね!』『犬人間の机』『オナニー、篤志のチンコ』『ウンコ喰い野郎』などと言
う文字や、性器やウンコマーク等の卑猥な図柄が、一面に彫り込まれている。
全てクラスメイトが、この1年間に、ふざけて彫り込んだものだった。無言で机
と椅子を元の位置に戻し、座ろうとすると、椅子の真ん中にシャープペンシル
が突き立てられている事に気付いた。篤志は座る前に外そうとしたが、シャープ
ペンシルは、椅子の天板の裏側から穴を開けて突き通されているようで、簡単
に外す事は出来なかった。
「おい、篤志、そのまま座れよ」
256作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/20(火) 16:28:07 ID:7SleazF+
一人の男子生徒が声をかけた。クラス内にいくつかあるグループの、リーダー格の男子生徒だった。いつも篤志を虐める際には、率先して音頭を取っている。なかなかのアイデアマンで、篤志を虐めるための方法を考え出すのが得意のようだ。
「・・・」
「座れって言ってんだよ。犬だから、人間の言葉が判らねえのかよ!」
「どう・や・って・・・」
滅多に喋らない篤志は、たまに口を動かすと声が篭ってしまう。
「そのシャープペンを、お前のケツの穴に刺せば、座れるだろう?」
男子生徒達は、そう言って笑い転げた。話の内容を聞いて、御喋りに夢中になっ
ていた女子生徒達も興味津々で、様子を伺い始める。このクラスでは篤志に対
するイジメは日常茶飯事で、もっとも鬱憤の晴れる、楽しい遊びなのだ。
「座れよ!」
再三言われて、篤志は椅子の上に中腰になると、ゆっくりと腰を下ろし始めた。
天井に向けて屹立しているシャープペンの先がズボンの布地を破り、パンツも
貫いて肛門に突き刺さる。
「うっ!」
篤志が小さく呻いた。これ以上、腰を沈めるのが恐ろしい。
「何やってんだよ、トロくせえ!」
男子生徒の一人が、篤志の両肩を後ろから、全体重をかけて押さえ込んだ。
「ぎゃあああっ!」
篤志は、一気に腰を落とし、肛門を貫く鋭い痛みに絶叫した。
「あははは!」
その場に居合わせたクラスメイト全員が大爆笑した。
「おらっ!」
257作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/20(火) 16:31:09 ID:7SleazF+
男子生徒達が、次々に、青ざめている篤志の身体をワザと揺さぶったり、蹴りを
入れたりする。直腸をシャープペンシルでえぐられる恐怖に、篤志は泣き出した。
「こいつは、面白い、今月のベストアイデア賞、決定だな。篤志、そのまま授業を
受けるんだ。これから毎日よう」
篤志は絶望感に自殺したくなった。
(どうして、俺ばっかり、いじめられるんだ・・・どうして、あいつらの誰かじゃなく、
俺が・・・)
担任の先生は、助けてくれない。見て見ぬフリをするばかりか、一緒になって、か
らかう時もある。机に彫り込まれた悪戯書きを、「モノを大事にしない奴は禄な大
人にならないぞ」と言って篤志を叱ったりもする。篤志は机の上に顔をうつ伏せ、
ひたすら、すすり泣いた。

 午前中の授業が終わり、昼食の時間になった。購買部へパンやジュースを買い
に行く生徒もいるが、1円の現金も持たせて貰えない篤志は、教室で家から持っ
てきた弁当を食べるしかない。弁当箱を開けると、昨日の高原家の晩御飯の食べ
残しらしい残飯が詰まっていた。
(昨日は、クリームシチューだったのか)
もちろん、弁当箱に入っている残飯は元の料理の原型など留めていない。両親や、
妹の玲華、姉の沙貴、居候のテミストクレスが食べ残したものを、ゴチャ混ぜにし
て入れてあるだけだ。魚の頭や尾ひれ、骨なども混ざっている。それでも、今日は、
オシッコやウンチで味付けされていないだけマシだった。
(うまい、うまいよう・・・)
昨日は家族に忘れ去られて、食事抜きだったため、空腹に苛まされていた篤志が、
残飯を美味しそうに食べていると、一人の女生徒が席から立ち上がり、篤志の傍ら
にやってきた。手には、綺麗に包装されてリボンのついた小箱を持っていた。
258作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/20(火) 16:31:50 ID:7SleazF+
「高原君、今日は、バレンタインデーでしょう。あたしからのプレゼントよ、受け取って」
篤志は信じられない気持ちだった。生まれてこの方、バレンタインデーにチョコレート
を貰った記憶などなく、ましてやイジメの対象になっている自分にチョコをくれようなど
と言う女の子がいるとは思えなかった。
「あ・り・が・・とう・・・」
篤志は、篭った声で礼を言うと、チョコレートを受け取った。
「開けてみて、高原君。あたしの手作りの特製チョコレートよ」
クラスでも、もっとも美人な女の子が、優しそうに微笑んでいた。
「う・・うん・・」
篤志は恐る恐る、包み紙を開けた。クラス中の視線が二人のやり取りに注がれている。
箱を開けると、手作りらしい、少し形のいびつな、黒いチョコレートが3粒入っていた。
「食べてみて」
篤志は、一つ摘み上げ、口に運んだ。口に入れ、少し舌の上で転がしてから噛み砕くと、
なんとも言えない苦味が口中に広がった。
「どう?美味しい?」
「う・うん・・でも、ちょっと・・苦い・・」
「だって、あたしのウンチだもん」
その言葉を聞いた途端、篤志は、吐きそうになった。口中にウンチの味が広がっている。
「おげえええ!」
「吐いちゃダメよ、せっかく、あたしが上げたんだから。よく味わってから、飲み込むのよ」
女生徒はイタズラっぽく笑いながら言った。篤志の慌てる様子を見て、教室中が大爆笑
に包まれる。
259作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/20(火) 16:32:29 ID:7SleazF+
「バーカ、ひっかかりやがった!」
「お前がチョコなんか貰えるわけねーだろ」
「身の程を知れ」
クラス全員で仕組んだイタズラだった。篤志は一瞬でも舞い上がり、女生徒を信
じた自分が呪わしかった。
「ほら、あと二つもちゃんと食べなさいよ!」
女の子の顔が、般若のような形相に変貌していた。篤志は涙ぐみながら、残り二
つの粒も口に入れると、ウンチの塊を全て嚥下した。
「食べ終わったらちゃんと、お礼を言うのよ。あたしの足にキスしながらね!」
「うっ・・ううっ・・・」
篤志は、肛門からシャープペンシルを引き抜きながら立ち上がると、チョコをくれた
女生徒の足元に跪いた。そして上履きのシューズに口漬けをする。
「チョ・・チョコレートを・・頂き・・ありがとう・・ございました・・・」
女生徒はペッと唾を篤志の顔面に吐いた。
「バレンタインデーキッスよ。舐め取りなさい」
「う・・うう・・」
その後、篤志は、クラスの女生徒全員から、同じようにチョコを受け取ることになっ
た。ウンチのチョコレートを口一杯に頬張る篤志を、男子生徒達が、からかった。
「よっ、色男!モテモテじゃねえか。クラスの女の子を独り占めってか」
「うらやましいぜ、高原」
「残さず食べろよ。せっかくのチョコなんだからな」
「篤志のくせに」
篤志は、クラス全員の女子のウンチを腹一杯食べ、靴にキスをして回った。
260名無し調教中。:2007/02/20(火) 17:28:46 ID:0ycRBXJC
支援
261伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/02/20(火) 21:46:12 ID:2KltvlQl
>>259
駄文です。
262グラニュー籐:2007/02/20(火) 23:52:44 ID:foTMR7JU
高原家キター!
263名無し調教中。:2007/02/21(水) 20:42:08 ID:2v/54YmF
食糞は朝鮮半島に伝わる伝統的な食文化だからな。
作者も力が入っているなW

ウンチを食べて、どの女生徒のウンチかをあてるゲームがはじまりそうな予感W
264名無し調教中。:2007/02/21(水) 21:43:42 ID:pOej8mw+
>>263
そんな文化ないだろ。適当なこと書くな。
265名無し調教中。:2007/02/21(水) 22:32:04 ID:2v/54YmF
つヒント【ホンタク】
266名無し調教中。:2007/02/23(金) 06:27:46 ID:93ez3P1c
またチョンの作者か。大変だね
267作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/23(金) 22:01:46 ID:6R6HRV6p
高原沙貴(21歳)は、大学の授業が終わると、アルバイト先であるファッション
ヘルスに出勤した。
「おはようございます」
沙貴の平日の出勤時間は、夕方17時から夜の10時までである。沙貴は狭い
店のロッカー室で制服のセーラー服に着替え、髪型をポニーテールに変えた。
そうすると21歳だが、充分女子高生に見え、ロリータ風の可愛らしいルックスに
なる。セーラー服と言ってもアニメのコスプレに近いデザインで、実際こんな制
服を採用している学校はありそうもない代物だ。
「沙貴ちゃん。早速、予約が入っているよ。すぐにお店に出て」
髭面の店長が言った。沙貴はこのファッションヘルス『レモンエンジェルズ』では、
指名ランキング、1位なのだ。
「はい」
沙貴は、控え室を抜けてホールに向かった。控え室には5,6人の風俗嬢が雑誌
を見たり、携帯電話でメールを打ったりして待機していたが、出勤して、いきなり
指名の入った沙貴に、チラッと羨ましそうな視線を投げかけた。ホールで沙貴を
待っていたのは、月に一度は必ず来る、40歳くらいの、うだつの上がらない男
だった。小学校の先生だと言う話だったが、独身の上、彼女いない暦40数年の素
人童貞で、眼鏡をかけ、小太りで、髪の毛が後退しており、油ギッシュだが、いつ
も妙にオドオドしているという常連客だった。
「いつも、指名してくれてありがとう。これ、あたしからのプレゼントよ」
沙貴は用意していたチョコレートを手渡し、チュッと唇にキスをした。店で実施して
いるバレンタインデーイベントの営業用のチョコなのだが、小学校の教師は本当に
感動したようだった。
268作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/23(金) 22:03:25 ID:6R6HRV6p
「ありがとう、沙貴ちゃん・・・これからも、ずっと沙貴ちゃんに会いに来るよ」
沙貴は、感激している中年男の手を取ってプレイルームに入った。
「さ、服を脱いで一緒にシャワーを浴びましょう」
「う、うん」
男は恥ずかし気に服を脱ぎ始める。パンツも脱いで全裸になった男の身体は、
腹が出て醜く、体中の脂肪が弛んでいて、服を着ていた時よりも一層見苦しか
った。
「どうして、眼鏡を外さないの?」
「だって、僕、近眼だから・・・眼鏡を外すと沙貴ちゃんの裸が、ハッキリと見え
ないんだよ」
シャワー室でも眼鏡を外そうとしない、中年男の醜い体を、沙貴は隅々まで、
シャワーのお湯で洗い流した。綺麗にしておかないと、これから自分が、チンポ
をしゃぶらないといけないのだ。亀頭を沙貴の指先で洗われながら、男はディ
ープキスを迫ってきた。唇を合わせ、執拗に舌を絡めてくる。沙貴も嫌がらずに、
積極的に相手の舌を吸う。手を抜かない、と言うのが、指名ランキングで上位
にあがる一番の秘訣なのだ。沙貴は薬用液で、男に、うがいをさせて口の中を
殺菌すると、濡れた男の体に付いた雫をバスタオルで拭き取り、ベッドへと誘った。
「今日は、どういう風にする?最初は、あなたから責める?」
「う、うん」
男は、ぶよぶよした肉体を押し付けてきた。薬用液で殺菌したものの、男の息が
タバコ臭い。男は沙貴の乳房を舌で舐め回し、御尻を手の平で嬉しそうに撫でた。
「オマンコ舐めてもいいかい?」
「ええ」
沙貴は男が舐め易いように股を開いて、腰を突き出した。男の手が、柔らかい
秘肉の割れ目をまさぐり、続いて舌が押し入ってきた。
269作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/23(金) 22:05:02 ID:6R6HRV6p
「あっ、ああっ!」
沙貴は腰をビクンとさせ、感じているフリをした。大げさに感じて見せるというのも、
客を喜ばせる秘訣の一つだった。男は、長い時間、執拗に、沙貴の割れ目とクリト
リスを舐め続けた。余程、沙貴が好きなのだろう。20分以上、男はオマンコだけを
舐め続け、本当に沙貴はイッってしまった。
「ああっ!」
イッた後、尚も舐めるのを止めない男に、沙貴が声をかけた。
「疲れたでしょう。今度は、あたしが責めましょうか?」
「う、うん」
激しい行為の割には、男は言葉が少なかった。元々あまり女性との会話が得意で
はないのだろう。沙貴は、男の性格などには気にせず、仰向けになった男の股間
に顔を埋めると、チンポを口に銜えてしゃぶり始めた。仕事なので、時間内にヌキ
さえすればいいのだ。通常、60分コースが、指名料込みで2万円なのだが、バレ
ンタインデーの特別イベントのため、同じ内容で1万5千円である。そのうち指名料
の2000円と残りの金額の半分が、沙貴の実際の手取りなのだ。この世界は完全
な歩合制である。店長によると、最近急に、この業界にも価格破壊が起き、一昔前
に比べると格段に料金が値下がりしたのだそうだ。それでも、沙貴にとって時給数
百円の普通のアルバイトをするよりも、数段稼ぎが良かった。沙貴が大学に通う傍ら、
風俗でアルバイトを初めて、約3年になる。毎日、何本もの男のチンポをしゃぶって
いるので、その舌裁きは達人の域に達しており、その気になれば、生真面目な小学
校教師の男など、わずか数分でヌケるのだが、それでは時間が余ってしまう。沙貴は、
男が射精しそうになる度に、口を離して一旦、男根の憤りを冷却し、収まってくると、
また銜えた。何度も寸止めで、射精を焦らされた男は、次第に我を忘れていった。
あっさり抜かないのも、人気を保つための秘訣である。長い時間をかけて、終了時
間5分前に、タイマーのアラームが鳴り出す直前、沙貴は男を射精させた。もちろん
口内発射で、外には一滴もこぼさない。射精してグッタリとし、強烈な快感の余韻に
浸っている男のチンポを、沙貴はウェットティッシュで綺麗にした。
270作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/23(金) 22:06:21 ID:6R6HRV6p
「何か飲む?コーラ?コーヒー?もう一度シャワー浴びる?」
「いや、シャワーはいい。コーラが欲しい」
「ちょっと、待っててね」
全裸にタオルを巻いた沙貴が、冷蔵庫から、よく冷えたコーラを紙コップに入れ
て持って来た。慌ててコーラを飲み干し、服を着た男に、沙貴はお別れのチュー
をした。
「好きよ。また沙貴に会いに来てね」
「必ず来るよ。僕、独身だから、妻に見つかって怒られる心配もないし」
「今日は、ありがとうございました」
沙貴はホールまでキッチリ男を見送った。最後まで見送る・・・これも大事な心が
けである。取り敢えず、指名客を一本こなした沙貴は、シャワーを浴び、念入りに
ボディソープで体を洗った。客の男が病気を持っていないとも限らない。万が一の
事を考え、念には念を入れて体を洗う。控え室に戻った時、店長に、もう次の指名
が入っていると告げられた。
「沙貴ちゃん、大人気だね。ほら、頑張って。今月もランキング上位に上がらなくちゃ」
早く次の客に付かせようと店長が、おだてながら急き立てた。正直、沙貴は少し休憩
を取りたかったが、指名なら待たせるわけにもいかない。高原家の家計に少しでも
多くのお金を入れるため、沙貴は働かなくてはならないのだ。平日は1日平均3本か
ら4本、土日祝日は6本から8本のチンポを銜えるのが沙貴の仕事だった。
「お待たせしました」
セーラー服の皴を直し、準備が整った沙貴を、ホールで待っていたのは、30代半ば
の、暴力団員風の客だった。この男も、よく沙貴を指名し、プレイ中に、禁止されてい
る本番行為を強要する常習犯だった。沙貴は少し怖かったが、そんな態度はおくび
にも出さず、ニッコリ笑って、バレンタインデーのチョコを手渡すと、男の手を取り、
再びプレイルームへと向かった。
271伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/02/23(金) 23:23:35 ID:601yHIQz
>>270
駄文いかげんにしてください。苦痛を感じます。
272作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/23(金) 23:34:15 ID:6R6HRV6p
誰も来なくなるように、ワザとつまらなく書いているんだが・・・
273名無し調教中。:2007/02/23(金) 23:40:04 ID:Gxi+yHyO
相手にしちゃダメだよ、付け上がるからw
274伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/02/24(土) 02:07:11 ID:oOFDW4N6
>>272
本当につまらないね
275名無し調教中。:2007/02/24(土) 13:24:27 ID:6yY2YB/R
276名無し調教中。:2007/02/25(日) 11:14:35 ID:r1Ic7uFd
言い訳だけは一流だなw
277作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 11:57:10 ID:IqnmtgXf
本多文枝(28歳、高校教師)は、午前0時前に自宅のボロアパートに帰宅した。
今日も高原家で調教を受け、先程やっと解放されたのだった。3畳一間の狭い
部屋には、カーテンは無い。先日、文枝の生活ぶりを点検しに来たテミストクレ
スによって取り外され、使用禁止にされたのだ。そのため1階にある文枝の部屋
は、外から丸見えである。このアパートには塀もないため、道路を歩く通行人か
らも、部屋の中が、よく見えた。しかも、部屋では全裸生活を強要されているのだ。
文枝は、部屋に入ると衣服を脱いだ。暖房器具が何もない部屋は耐え難いほど
寒く、文枝はガタガタと体を震わせながら、粗末な折りたたみ式のテーブルを片
付け、布団を敷いた。入浴は、調教の後、高原家で済ませて来ている。文枝は、
鞭跡だらけの体を布団に包み、凍えそうになりながら眠りについた。
(明日はバレンタインデーだわ。アパートの人達や、クラスの生徒にチョコを配ら
なくっちゃ・・・)
それも、テミストクレスからの命令だった。全員に本気で告白しながらチョコを配れ、
と言う命令だ。翌朝、文枝は、いつもより少し早く目を覚ますと、全裸でお湯を沸かし、
コーヒーとパンを食べた。毎朝決まって、アパートの前を通る通行人が、歩きなが
ら文枝の部屋を覗いていく。彼らにとって、堂々と全裸で生活する露出狂の若い
女の部屋を覗く事が、毎朝のささやかな娯楽なのだ。朝御飯を食べて、便意を催
してきた文枝は、ミニスカートとタンクトップだけを手早く身につけると、部屋を出て、
アパートの共同トイレへと向かった。このアパートには和式の便器が一つあるだけ
である。毎朝、アパートの住人がトイレの前で長蛇の列を作っている。住人は、ほ
とんどが男ばかりで、女性は文枝と、身寄りのない70代の老婆の二人だけだった。
若い女性が住むには、あまりにも生活環境が悪いのだ。男達は、文枝の姿を見か
けると嘗め回すように、そのエロチックな肢体に視線を這わせた。手足の縄で縛ら
れた跡や、鞭傷を好奇心丸出しで、興味深そうに眺める。文枝は恥ずかしくて、顔
から火が出そうだった。
278作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 11:58:29 ID:IqnmtgXf
「おい、じいさん、早くしろよ。後がつかえているんだぜ」
「う・・うーん。もう少し待ってくれ」
薄い扉の向こうから、老人の力む、喘ぎ声が聞こえてきた。住人達が1日のうちで、
もっともイライラする場面だ。数人が入れ替わり立ち替わり、便器のある個室に入り、
ようやく文枝の順番になった。文枝の後にも数人の男が、イライラしながら順番を待
っている。便器の底面には、前の男の排泄したウンチのカケラが少し、流れずに、こ
びり付いており、鼻がもげそうになるような、強烈な匂いも残っていた。いつもの事だ
が、文枝は、吐きそうになって顔をしかめながら扉を閉め、スカートを捲り、和式便器
に跨った。そして、まず溜まりに溜まっていたオシッコを、シャーッと音を立てて勢い
良く放尿する。続けて、ブヒッとオナラを漏らし、ブリブリッとウンチを捻り出す。その
音と匂いは、薄い扉を隔てて並んでいる男達に丸聞こえだった。
「ウッ、ウーン・・・アアッ、アアッ・・」
下腹部に力を入れると、自然に喘ぎ声が口から漏れてしまう。その声は、なんとなく
色っぽく聞こえ、外の男達はニヤニヤとした。文枝が、トイレットペーパーで肛門と
オマンコを拭き、水洗レバーを引いて、排泄物を水で流してから、個室を出ると、住
人達がジロジロと食い入るように、文枝の顔を見た。
「お先に失礼しました。次の方どうぞ」
文枝は、恥ずかしくてたまらなかった。次に個室に入った男は、思う存分、文枝の
排泄物の残り香を嗅ぐのだろう。
(さあ、これから出勤する前に、アパートのみんなにチョコレートを配らなきゃ)
自室に戻り、化粧をして、いつものミニスカ、ノースリーブスに着替えた文枝は、昨日
買っておいたチョコの入った紙袋を持って、1件1件、アパートの部屋を回る事にした。
衣服は、洗濯物を干している際に、よく盗難に会うため、かなり数が少なくなっている。
279作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 11:59:30 ID:IqnmtgXf
「おはようございます」
文枝が一人目の部屋をノックすると、会社をリストラされて離婚し、ローンが払えず
持ち家も手放した50代無職の、浮浪者寸前の、一人暮らしの男が出てきた。
「何ですか?私に何か用ですか?」
「大山さん。あたし、このアパートに引越して来た時からあなたの事が好きでした!」
文枝は、ハート型のチョコレートを差し出し、テミストクレスに強要されたセリフを言った。
男は、目をパチクリとさせ、何を言われたか、よく判らないようだった。
「は・・はあ?」
「もし、あたしの愛を受け入れてくれるのなら、3月14日に返事して下さい。そうすれば、
あたしの心も体も、あ・な・た・の・も・の」
文枝は、そう言って男の唇にチューをした。有り得ないセリフを口にし、痴態を演じな
ければならない自分に、屈辱のあまり気が狂いそうだったが、これから同じ事をアパ
ートの住人の男全員にしなくてはならないのだ。呆然とする男を残して、ドアを閉めると、
文枝は隣の部屋をノックした。
「おはようございます・・・」
280名無し調教中。:2007/02/26(月) 15:28:57 ID:4iWQ51ay
wktk
281作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 18:11:08 ID:IqnmtgXf
アパートの住人全員にチョコレートを配っていたため、文枝は、学校への出勤が、
すっかり遅くなってしまった。
「すみません、遅れました!」
息を切らせて職員室に駆け込んで来た文枝を、朝の職員会議中の教師達が白い
目で睨む。2月だというのに、生足で、肩の生肌も露出している文枝に、教頭先生が
目くじらを立てた。
「本多先生、そんな格好で、寒くないんですか?最近、いつも同じ服ですけど、他に
洋服は持っていらっしゃらないのですか?」
「え、ええ、この服が、とても気に入ってますの。大丈夫です、寒くはありませんわ。
子供は風の子ってね・・・まず、教師が見本を見せなくっちゃ」
文枝が、苦しい言い訳をした。
「そういう事を言っているのではありません。ここは学校ですよ。そんな、あられもな
い格好で、思春期の生徒を、いたずらに刺激されては困るのです」
「そんなに派手でしょうか?」
「今にも、スカートの裾からパンツが見えそうじゃありませんか!それに、その胸元
も!」
「このくらい普通ですわ」
押し問答だった。教頭に何を言われても、文枝はこの格好で仕事をしなくては、なら
ないのだ。
「朝のホームルームが始まります。今日のところは、もういいですから、早く受け持
ちのクラスへ行って下さい」
「はい」
282作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 18:12:25 ID:IqnmtgXf
文枝は、出席簿と、生徒に配布する連絡用紙と、チョコレートの入った紙袋を持って、
担任している1年A組へと向かった。一人ずつ男子生徒に、愛の告白をしながらチョコ
レートを渡さなくてはならないのだ。教壇に立った文枝は、男子から順番に出席を取り
始めた。
「皆さん、おはよう。では、出席を取ります。男子には、先生から素敵なプレゼントがあ
るので、名前を呼ばれたら前に出て来て下さい。阿川達弘君」
「はい」
名前を呼ばれた男子生徒が立ち上がり、席を立って教壇の前に進み出て来た。文枝
がハート型のチョコレートを手渡し、生徒の両手をギュッと握る。
「阿川君。先生、前からあなたの事が好きだったのよ。もし、先生の気持ちを受け入れ
てくれるのなら、3月14日に返事を頂戴。そうすれば、先生は、あ・な・た・の・も・の」
文枝は男子生徒の唇に、チュッとキスをした。キスされた生徒は真っ赤になり、クラス
中がどよめいた。
「静かに!この事は絶対に内緒にするのよ。先生が生徒にキスしたなんてバレたら大
変な事になるからね」
「せ、先生・・・僕・・・」
阿川君は、どう答えて良いか、判らないようだった。
「阿川君、もういいわよ、席に戻って。次、井上明君」
出席番号2番の井上君が進み出て、文枝の告白を受けた。
「先生、どうせなら、もっと激しく抱き合ってよ。キスも、舌を絡めて濃厚にやってよね。
いつも先生が、男とやってる様にさ」
下品な野次を飛ばしたのは、高原玲華だった。文枝はキッと玲華の方を睨み、引き吊
った表情を浮かべたが、テミストクレスと同様、高原家の人間の命令には、逆らえない
事になっている。
283作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 18:13:12 ID:IqnmtgXf
「井上君、好きよ。愛してるわ」
文枝は、男子生徒の体を抱きしめ、ネットリと舌を絡めて、熱い抱擁を交わした。
「ヒュー!ヒュー!」
男子も女子も囃し立てた。
「次、宇野慶介君」
文枝は、男子生徒全員に、順番にチョコを渡して、愛の告白を行った。すると女子から不満の声が上がった。
「先生、男子ばっかりで、女子は何も貰えないのですか?」
「ええ、だって今日は、バレンタインデーです。女子にはチョコはありません」
「そんな、不公平です。本多先生が、男子とキスしたって、校長先生に言いつけちゃお
っかなあ」
「ま、待って・・・でも、チョコはもう無いのよ」
「じゃあ、現金でいいわよ。一人500円ずつでいいわ。それから、あたし達、女にキスさ
れても嬉しくないから、代わりに、スカッとするように、1発ずつ、先生を殴らせて」
提案したのは玲華だった。ここ数年の家庭環境の悪化のため、性格が、かなり悪くなっ
ている。
「い、いいわ。お金は、今無いから、後で持ってくる・・・じゃあ、今から、名前を呼ぶから、
一人ずつ前に出て来て、先生を殴っていいわよ。では、まず、芦田加奈子さん」
「はい」
女生徒は、気合を入れて席を立ち、教壇の前に進み出た。
「顔、殴ってもいいですか?」
「いいわよ。好きな所を殴って」
バチン!と良く響く音がして、強烈な平手打ちが、文枝の頬を襲った。目の前に火花が
飛び散り、脳震盪を起こしそうになる。
「つ、次、江藤麻理さん」
文枝は、次の女生徒には、強烈な腹パンチを叩き込まれた。
「ゲホッ・・・次、樫村絵梨香さん」
そして、高原玲華の順番が来た。
「先生、覚悟してね」
284作者 ◆zCS1o.kilU :2007/02/26(月) 18:13:43 ID:IqnmtgXf
玲華は、ペッと、文枝の顔面にツバを吐きかけると、左手で髪の毛を鷲掴みにし、右
手で往復ビンタを始めた。そして、爪先で、向う脛を蹴り飛ばしてから、膝頭を文枝の
腹部に叩き込んだ。
「うっ・・・一人、1発の約束じゃ・・・」
「先生だからって、固い事、言わないの」
文枝の体はサバ折りになり、胃の中の物を吐き散らしながら崩れ落ちた。
「今日は、このくらいに、しておいて上げるわ」
「う・・むぐぐぐ・・・次、戸田志穂さん・・・げぼっ」
文枝のバレンタインデーの断末魔の苦しみは、これからだった。
285伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/02/26(月) 23:02:45 ID:XEvK0J2W
>>284
駄文勘弁願えないでしょうか。宜しくお願い致します。
286名無し調教中。:2007/02/27(火) 00:26:49 ID:bXL4y08n
2ちゃんに巣食う荒らしの半分位はアスペルガーか自閉症かもな。
そして荒らしの対象から反応があったら興奮して射精とかしてるの。
どう?当たらずも遠からずだろw
287名無し調教中。:2007/02/27(火) 02:48:47 ID:ewKAg/HM
空気読んでないの分かってるけど書きます。
人間牧場の続きが読みたいです。m( )m
288名無し調教中。:2007/02/27(火) 07:11:14 ID:+wM1KSFD
>>285
わかったから、もう来るな
289伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/02/27(火) 07:49:13 ID:4ehlzovn
>>288
くるも来ないも逢坂の関
290レイコ:2007/02/27(火) 15:02:51 ID:wznt10cK
ウザイババァのレイコよ!

> 287
私も人間牧場の続きが読みたいですわ。
もちろん、飼育されるのは美青年か美中年よ♪
291名無し調教中。:2007/02/27(火) 18:17:28 ID:uRRmdLU+
>>287
同意。そろそろ本領(?)発揮を期待したい。
占領日本に出来た牧場や動物園でもいいので。
292287:2007/02/27(火) 19:09:44 ID:WlUbZeQ5
それ、結構いいですね。作者さんお願いします。
293名無し調教中。:2007/02/28(水) 02:30:36 ID:k8TexnXB
ふーん
作者の自演か
294名無し調教中。:2007/02/28(水) 08:18:42 ID:C1XmJNPk
作者によるジサジごかーんべーん
295グラニュー籐:2007/02/28(水) 19:53:08 ID:m3qtHTXa
ババァうざい
296名無し調教中。:2007/02/28(水) 20:50:36 ID:729ELvFw
オマエもうざい
297名無し調教中。:2007/02/28(水) 21:24:34 ID:KpWU6yd8
ジサジはださい。
いくらカコよくてもオッサンが主人公の話はイヤン
298伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/02/28(水) 21:58:59 ID:sLpI5RKT

作者によるジサジごかーんべーん
299名無し調教中。:2007/03/01(木) 01:05:53 ID:AzQbpdCr
私は、妊婦を題材にした話を希望します。
作者様、何卒宜しく御願い申し上げます。
300伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/01(木) 07:52:52 ID:1m4FaOTF
私は作者の退陣を希望します。
作者様、何卒宜しく御願い申し上げます。

301作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/01(木) 07:59:24 ID:PhwECb4/
では、私は、伊藤がこのスレから消える事を希望します。
さすがにウザイ
302名無し調教中。:2007/03/01(木) 09:00:43 ID:AzQbpdCr
「伊藤」ってどういう生活してるんだろう。  ??
                   ( ̄〜 ̄) ?
社会生活してるのかなぁ〜?
303名無し調教中。:2007/03/01(木) 10:34:24 ID:xElAiRXR
かまったら喜ぶだけなのに・・・
304名無し調教中。:2007/03/01(木) 16:27:57 ID:PUgZPF2y
>>301
はげどう
305名無し調教中。:2007/03/01(木) 17:02:03 ID:hAzdNv94
>>301
NGワードに入れれば問題ない
無駄な消耗ですよ
306名無し調教中。:2007/03/01(木) 19:16:40 ID:9XgbfsB8
スレタイを次から
[生体実験パート〜伊藤うぜぇ]にするとかw
307作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/01(木) 21:10:47 ID:PhwECb4/
2007年3月、さざなみ市の植民地総督府で高級幹部達による定例会議が行わ
れていた。議題は、観光事業の推進である。
「私は、もっとネオガイア星本国や、その他の惑星からの観光客を地球に呼び入
れたいのです」
発言したのは、地球に支店を持つ民間企業の代表であるソロングループの地球
支社長、クセノフォンだった。今回の提案は、彼からのものだった。
「岩石生物のネオガイア勢力圏への侵攻は、こう着状態のままです。ああ言った
生命体ですから、固まったまま、何年何ヶ月も、じっと動かないというのは、慣れ
ているのでしょう」
地球駐留軍の総司令官であるペルセウスが、現在の軍事状況を説明した。
「日本政府は、いたって従順で不平等条約も順守しています。総理大臣は代わり
ましたが、前政権の政策路線を踏襲しています。新しい内閣の一部の閣僚には、
我々を批判するような発言をする者が出ましたが、総理に謝罪させました。また、
地球上の他の国家も、現在の所、我々に対して攻撃を仕掛けて来ようという動き
はありません」
「情勢は、安定していると言う訳か。もっと外宇宙に対して、地球のPRをした方が
いいのかもな」
ピタゴラス総督が言った。科学者出身の、この総督は、軍事や経済についてはあ
まり口を出さず、その分野を担当するブレーンに任せ切りである。
「具体的には、ソロン社が、さざなみ市にテーマパークを作る認可を頂きたいのです」
「テーマパーク?」
クセノフォンの言葉に出席者全員が、興味を示した。
308作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/01(木) 21:11:30 ID:PhwECb4/
「ええ、地球人や、その他の地球の生物を集めた動物園を作ってメインにします。
その他、グレイ出身の観光客のためには、人間牧場も作り、合法的にハンティング
や試食も出来るような施設を開設します。」
「グレイは、この星を自然保護地区に指定している。それは、マズイんじゃないか?」
「だからこそです。彼らを懐柔するためにも、我々の管理下で地球をオープンにする
のです。もちろん彼らだけがターゲットではありません。地球人を食べてみたいという、
他の異星人も受け入れます。また、ネオガイア星人向けの、地球人拷問ショーも、い
くつかのパビリオンで常時開催します」
ネオガイア星人の勢力圏以外では、人間を食料として大量に養殖している宇宙生物
がいくつかある。彼らは、肉食の非ヒューマノイド型生物で、人間は、彼らの食卓に彩
りを添える食材なのだ。
「テーマパークの企画、構想には、地球人の協力者にも参加して貰います。我々だけ
では、地球人の生態や、風俗はよく判りませんので」
「それなら、うちの局に、うってつけの人材がいるよ。プロデューサー斉藤と言う男だ。」
さざなみ放送局のイソップ局長が推薦した。
「面白そうだから、やってみたまえ。必要な敷地は提供する。地球人労働者も、自由に
使って構わん」
こうして、テーマパークの建設計画が、始まった。
309伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/01(木) 23:14:33 ID:89Suduc6
>>302
これでも一部上場企業の若手管理職で年収は950万円ですが、何か?
310名無し調教中。:2007/03/01(木) 23:37:55 ID:kqTrCHMM
伊藤、なにがそんなに気に入らないのか長文になってのいいから書いてみろよ。
若手管理職のエリートさんがこんなところでストレス発散か?
311名無し調教中。:2007/03/01(木) 23:42:00 ID:Z5fjIGiD
作者さん、伊藤を登場させてやって下さい!
312伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/02(金) 00:47:45 ID:B4K1syeN
>>310
なってのいいからって何だ?
313名無し調教中。:2007/03/02(金) 02:41:53 ID:QLVJCAzw
作者頭悪いね
伊藤を無視できなくなるまで早すぎ。こんな奴の文章を載せるなんてストレージの無駄遣いだね
314287:2007/03/02(金) 07:28:06 ID:afF+cQiI
 作者さん、突然の要望にこんなに素早く御答えして頂き、
 ほんとうに、ありがとうございます。 m( )m
 動物園に牧場にハンティングとは、実に素敵な設定と思います。
 本筋と関係の無い話と承知してはおりますが、もしよろしければ、 
 このお話が末永く続いてゆくことを、切に願いつつ、拝読させて頂きます。
                                敬具

315名無し調教中。:2007/03/02(金) 07:58:13 ID:EcC9DU4z
>>309
若手って、いくつだ?
年収が高いか低いかは、それにもよるぞ
316名無し調教中。:2007/03/02(金) 10:35:54 ID:ADnkaRzF
荒らしをかまっちゃダメだってばw
あと、荒らし自身がIP変えて荒らしをかまってる自演をしてる可能性もあるから。
とにかくかまってもらえる事が至上の喜びなんだし、
かまって中身を吐き出させたら満足して止めるとかも無いんだからかまうだけ無駄だよ。
317名無し調教中。:2007/03/02(金) 11:54:59 ID:QLVJCAzw
マジレスしてやんの
318伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/03(土) 00:19:32 ID:Wow459Rc
>>315
39歳ですが、何か?
319阿藤:2007/03/03(土) 00:38:46 ID:2Ut1ggAP
伊藤君。きみんとこの株も下がったのかい?
320伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/03(土) 02:40:53 ID:Wow459Rc
>>319
残念なことに今回の世界同時株安の前から下がり傾向だったよ
321名無し調教中。:2007/03/03(土) 11:44:25 ID:7+zYio1m
該当スレでドゾー
322名無し調教中。:2007/03/03(土) 11:50:39 ID:mWeALLEy
作者さんみたいな趣向を書いてくれる人はプロではなかなかお目にかかれない。
社会的にマズイのか、人権が消滅した人間達が家畜にされるようなネタの本は
探しても探しても見つからないものです。(海外では少しあるようですが)
私は大いに期待してますんで荒らしに負けずがんばってください。
323名無し調教中。:2007/03/03(土) 17:06:51 ID:nVFP02cP
自演乙
324伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/03(土) 18:59:54 ID:ofaKlK3t

作者によるジサジごかーんべーん
325名無し調教中。:2007/03/03(土) 22:22:05 ID:dDXdcfE/
だから来るなって、39歳、若手エリート君
326名無し調教中。:2007/03/03(土) 22:37:22 ID:jHfIDpkP
327伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/03/04(日) 19:50:02 ID:F5WtU4iC
>>325
妬むな!見苦しい!
妬むべからず!
328名無し調教中。:2007/03/04(日) 22:08:57 ID:Q5+qiBYO
作者さん、まだかなぁ〜  / \  ?
            (・  ・)
           ?  〜  ?
329名無し調教中。:2007/03/05(月) 02:00:35 ID:q1ARlLdm
まだやめないのかなぁ……??
330レイコ:2007/03/05(月) 17:06:34 ID:bPb0XaME
皆さん、お待たせ。
うざいババァのレイコよ。

美男牧場の話、まだかなぁ〜
331伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/03/05(月) 21:13:18 ID:eauNT1jV
>>330
作者によるジサジごかーんべーん
332作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/05(月) 21:58:41 ID:TgxqfBnr
ピタゴラス総督によって用意された敷地は、さざなみ市の北部に広がる山林を切り
開いた丘陵地帯だった。宇宙港や、JRさざなみ駅から、直接乗り換えで、連絡出
来るモノレールの専用線も建設される。日本全国から日雇い労働者が集められ、
アンドロイドや自動工作機械に混じって突貫工事に加わった。建設資金は、植民地
総督府によって印刷された日本紙幣で賄われる。これらのニセ札は、本物よりも精
巧に出来ており、地球人の技術では見分ける事が出来ない。また、仮に見分ける事
が出来たとしても、宇宙人に対して意義申し立てをする勇気は日本政府にはなく、
財務省はインフレと日本通貨の信用不安が、拡大する危険に怯えるばかりだった。
333作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/05(月) 21:59:29 ID:TgxqfBnr
テーマパークの施設や設備の工事が、ほぼ終わりに近付いた頃、そこに見世物
として展示される人間達の捕獲が始まった。人間達は、さざなみ市外の日本国内
から、超法規的な召集令状によって強制連行された日本人と、衛星軌道上の宇宙
船から、瞬間物質転送機で誘拐されてきた外国人達である。いずれも容姿の整っ
た若い男女が大半を占めており、日本国内では、宇宙人による若者の連行が、少
子化に拍車をかけて社会問題になりつつあるのも、お構いなしである。テーマパー
クの中核である動物園には、まず西半分に普通の地球上の生き物が集められた
動物園が作られ、東半分には、様々な人種を分類して檻に入れた、人間動物園が
作られた。さらにその人間動物園も、過半数を占める日本人は職業別に分類され、
制服を着たまま、職場環境をパロディ的に再現した檻に展示された。例えば、キャ
ビン・アテンダント(旧名スチュワーデス)とプレートが付けられた檻の中には、旅客
機の客席とコクピットが再現され、強制連行された本物の、航空会社に勤務してい
たスチュワーデスとパイロットが制服のまま展示た。プレートの下の説明文には、
年齢、スリーサイズ、本名、性向などが、日本語とネオガイア星語で書かれ、見物
客が読めるようになっている。ネオガイア星の本国にある動物園がそうであるように、
檻の中に入っている人間には、飼育係からの食事は与えられず、檻の前を通る観
客にアピールして、餌を貰わなければならない。自分の食い扶持は自分で確保し
なくてはならないのだ。他に、学校の教室を再現した檻には、女教師と高校生が展
示され、病院の診察室を再現した檻には、ドクターと看護婦が展示された。他に銀
行、オフィス、レストランなど様々なバージョンの檻が作られた。
334作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/05(月) 22:00:26 ID:TgxqfBnr
「いかがですか?」
このゾーンの企画を担当した、さざなみTVプロデューサーの斉藤大介が、視察
に来たクセノフォンとテーマパーク館長のディオゲネスに感想を聞いた。
「うーむ、彼らは、この檻の中で子供を産み、育てるのかね」
「そうです。彼らは人間ではなく、動物なのですから。子供が生まれて、数が増え
れば他の惑星の動物園にも輸出します」
「その場合、例えば、スチュワーデスという学名の動物として輸出するのか」
「そうです、学名ヒト科スチュワーデスです。雄は、ヒト科パイロットですが」
檻の中に入れられた様々な職業の人間達が、聞き耳を立てて、不安そうに二人の
会話を聞いている。強制連行から日が経ち、反抗する気力も無いようだったが、自
分達の今後の運命が心配でたまらないらしい。日本人の職業別ブースと隣り合わ
せで、外国人ブースがあった。そこには、民族衣装を着せられた様々な国の人間
達が展示されていた。アメリカ人、ロシア人、中国人、インド人、エジプト人、フラン
ス人、ドイツ人、朝鮮人、ケニア人などが、それぞれの国の代表的な建築物のミニ
チュアを、猿山に見立てて建てられた檻の中で暮らしている。例えばエジプト人の
檻の中にはピラミッドとスフィンクスのミニチュアが置かれ、アメリカ人の檻の中には、
ハリウッドの丘を背景に、自由の女神のミニチュアが建っている。
「各国のイメージは、私の独断と偏見で造り上げました」
斉藤大介が言った。どうせ見に来るのは、外宇宙からの旅行者なので、細かい部分
にクレームは付けまい。各檻の近くには、餌を売る自動販売機があり、観光客はそこ
で餌を買って、檻の中の人間に与えるのだ。
335作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/05(月) 22:01:34 ID:TgxqfBnr
「餃子は中国人に、ハンバーガーはアメリカ人に与えなくていけません」
「決まっているのかね?」
「一応・・・もし、インド人に牛肉の入ったハンバーガーを与えても、彼らは食べ
ようとしないでしょう」
「地球人の食性は、難しいな」
クセノフォンとディオゲネスは、動物園を出て、人間牧場エリアに入った。そこの
企画担当者は、ネオガイア星から招かれた、人間料理のカリスマシェフ、バッカ
スである。彼は長年、宇宙人グレイのために人間料理を考案し続けて来た、その
道のベテランだった。人間牧場には、数百人の裸の若い男女が放牧されていた。
「なぜ、彼らは四つん這いなのかね?」
クセノフォンが、バッカスに尋ねた。
「特に意味はありません。牧場だと言うので、彼らに四足歩行を強制させました。
二足で立って歩いているのを見つけたら、即、食材に使うと脅してあります」
放牧されている人間は、男よりも女の比率の方が高いようだった。それは、乳を
搾り取るためらしく、巨乳の若い女ばかりが集められている。放牧されている人間
同士のセックスは自由で、比率の少ない男は、種付けのために一日中セックスに
励まなくてはならない。家畜に落とされた人間達の大半は日本人で、悲しげな瞳
で、柵の外を通りかかる見物客や、作業員を見つめていた。バッカスが、二人の
ネオガイア星人に、牧場に隣接する建物を指差した。
336作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/05(月) 22:02:22 ID:TgxqfBnr
「あそこが、人間料理を楽しむためのレストランです。ハンティングした人間を、
そのまま、客の要望に応じて、私が調理します。もっとも利用客は、グレイや
非ヒューマノイド系の異星人ばかりでしょうが」
クセノフォンとディオゲネスは、最後に拷問ショーのパビリオンや、闘技場、人間
馬レースなどが行われる予定の、エリアを訪れた。このエリアの一角には、さざ
なみ大社も移設され、2年前の『日本奴隷祭り』の際に造られた御神体や、改造
人間達もテーマパーク内に移されて来ている。館長のディオゲネスは、上司であ
るクセノフォンに説明した。
「改造人間達には、風船や花束を持たせてパーク内の各所に立たせ、案内人を
やらせます」
改造人間とは、ブルドックと頭を付け替えられた女子大生や、豚頭のサラリーマ
ン、無数の蛇を頭部に埋め込まれたOLなどの事である。
「あと、数十人の女の合生体である御神体には、一日中パーク内を、音楽隊と一
緒にパレードさせます」
「まずまずだな。何とか、来週のオープンにも、間に合いそうだ。すでに我社の旅
行代理店が、銀河中で地球観光のキャンペーンを行っている。楽しみだよ」
「この事業は、必ず成功するでしょう」
ディオゲネスは、請合った。
337名無し調教中。:2007/03/05(月) 22:12:38 ID:xJuNQWcJ
人間牧場キター♪
338名無し調教中。:2007/03/06(火) 00:15:10 ID:u98kqbBL
乙です。リクエストに応えられるのが凄い。
339伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/06(火) 07:59:24 ID:3aK+edQJ
>>336
駄文の中でも程度の低い方に入ります。
340287:2007/03/06(火) 10:35:38 ID:B3kjLqMn
作者さん、連投お疲れ様です。m( )m 非常に面白いです。
特に人間牧場とハンティング・人間料理の展開が楽しみです。
また拷問ショー、闘技、人間馬レースの続きも気になります。
ここまで要望に御答え頂きまして、本当に有難うございます。
 上にもおっしゃている方がおられますが、「花と蛇」等のように、
人間を性奴隷化するだけの作品は数多くありますが、さらに発展し、
人間を家畜化までしてしまう作品は数少なく、その中で「面白い。」
と思える「魔境圏No8」・「家畜人ヤプー」の様な作品は希少です。
そして今、作者さんが御書きになられている作品はその「希」な作品の一つと思っております。
 そう思っているからこそ作者さんにまた御願い申し上げます。
今回、人間を他の惑星に輸出するという新たな設定が加わりましたが、その際の過程を、
「家畜市場」や「家畜競売」という様なかたちで詳しく描写して頂けたら誠に幸いです。
 長々とした感想文で申し訳ありませんでした。 m( )m
作者さん、これからも楽しみにしています。



                        
341伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/06(火) 20:52:59 ID:gcFYJkYi
>>340
わたしはあまり楽しみにはしていません
342名無し調教中。:2007/03/06(火) 21:26:17 ID:5cf6rbW2
>>341
お前に他人の評価をする資格は、ないっつーの
343食道楽:2007/03/07(水) 04:32:44 ID:zd1Ilgi8
やっと出てきましたネ、人肉料理。
作者様ありがとうございます。
この際ですからテーマパークのオープン記念に盛大な試食会を催し、
様々な調理方法と詳細な食感などをお願い出来ればと思います。
また日本人と外国人との味比べも面白いのでは。
作者様、よろしくお願い致します。
344伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/07(水) 08:00:27 ID:wrhaJMx/
>>342
グッチョーン!
そこまで言っちゃうの?
345名無し調教中。:2007/03/07(水) 15:44:13 ID:yqpEejpr
早く続きお願いします。
346伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/07(水) 20:48:27 ID:8sL4PNhG
続きはもうけっこうコケコッコー
347名無し調教中。:2007/03/07(水) 21:57:47 ID:CWGdEvx8
なんか急にリクエストが増えたからぼくも、
動物園ということですから、捕獲された人間達が調教されて芸を仕込まれ、
宇宙人の観客達の前で、アシカやサルのようにショーをさせられるというのは?
あとはふれあい牧場の牛のように入園客のによる乳搾りや精液搾り受けさせられるとか、
作者様こんなのどうでしょう?
348伊藤 ◆b.8FlMA2vc :2007/03/07(水) 22:32:48 ID:8sL4PNhG
>>347
つまらん
349347:2007/03/07(水) 23:11:04 ID:CWGdEvx8
あっ、すいませんまた思いついたので言っときます。
捕獲された地球人の中から肉体検査や体力測定に合格した女が調教され、
ネオガイア星人女性の代理出産とその後の育児のために子宮や乳房で
奉仕する肉保育器にさせられる。商品名は、「おふくろさん」こんなんどうでしょう?
それと、伊藤クンここでなにしてるの?きみの居場所はここじゃないよ、
早く下水道男クン麻原のおじさんのところにかえったおうがいいよ。
350名無し調教中。:2007/03/07(水) 23:45:24 ID:0diUNN4R
川内氏に通報しますた
351伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/08(木) 07:40:26 ID:EtISxvpD
>>349
すみませんでした
戻ります
352人間コントローラー:2007/03/09(金) 15:45:19 ID:+nnGRH/7
亀甲縛り型の拘束具。これを装着させられた人間は、後ろ手に拘束され、
さらに目隠し、耳栓もされ、自分で外の世界を認識して動くことができないようになる。
代わりに、拘束具に搭載されている電極からの電流を体の各部位に流され、それに対応した
動きを強制される、命令どうり動かないともっと強力な通電が待っているので、最初は反抗していた
人間も、やがて服従し、操縦者の意のままに動かされる操り肉人形になり果てる。
    操作方法(女) 通電部位    反応動作
            左右乳首    左右回転
             陰核      前進
             肛門      後退
             尿道      跳躍
             膣       加速
             陰唇     一時停止
             腹部      前屈
             腰部      後屈
             臀部     起立・正座
             
             


353作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 20:06:15 ID:2r5aIUSO
計画の発案から約2ヵ月後、テーマパークは無事オープンに漕ぎ付けること事
が出来た。事前の宣伝活動により、宇宙からは大量の観光客がやってきた。そ
のほとんどは、ネオガイア人の居住する星系から来た人間型の宇宙人で、わざ
わざ招待したにもかかわらず、宇宙人グレイの姿はほとんどなかった。地球に私
用で立ち入る事は、グレイの法律で禁止されているのだ。その代わり銀河中に居
住する、さまざまな異形の生物が地球観光にやってきた。ナメクジ型生物、ゴキ
ブリ型生物、クラゲ型生物の他、どういうルートで渡航して来たのか、ネオガイア
星人と交戦中のはずの岩石型生物や、宇宙海賊百足星人の姿まである。
「いいのですか、彼らを地球に入れて?」
宇宙港からの報告を聞いたペルセウス長官が、ピタゴラス総督に確認した。
「構わん構わん、硬い事を言うな。民間人として入国して来るなら、問題無いじゃろ
う。みんなで地球人を辱めようじゃないか。ギャハハハハ!」
ピタゴラスにとって、拷問以外の事に、細かいこだわりは無いようだった。
「そうですか。とにかく不測の事態が起きないように警備体制だけは、万全を尽くし
ます」
「ああ、頼むよ」
軍人のペルセウスには納得のいかない部分もあったが、総督の決めた事に、敢
えて意義を唱えるつもりもなかった。テーマパークの警備には、アンドロイド兵士や
民間の警備会社のガードマンの他、さざなみ市の警察官達も動員された。青山優
作刑事と、ゾンビ人間の深津絵里子刑事、警察犬ヘレンも会場内のパトロールに
加わった。
354作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 20:06:54 ID:2r5aIUSO
「ちぇっ、なんで俺がこんな仕事を!」
青山刑事は、不満気だった。深津刑事は、一旦殉職し、ゾンビとして復活して以
来、無口である。警察犬のヘレンは、見事なプロポーションの肢体を人目に晒し
ながら、四つん這いで地面の匂いを嗅ぎ、異常が無いか、絶えず周囲に気を配
っていた。オープンが、日本のゴールデンウィークの真っ只中とあって、外宇宙
から来た異星人の他に、全国から集まってきた日本人や、海外からの外国人観
光客の姿も多く、むしろ地球人の客の方が多いくらいだった。彼らは、運悪く悲惨
な境遇に落とされた同胞の姿を見物し、あざ笑うために来ているのだ。
「あのう、拷問ショーは、どこでやっていますか?」
家族連れの日本人観光客に道を聞かれ、優作はキレた。
「俺は、案内人じゃねえ!そんな事は、あいつに聞け!」
優作は、風船を持って立っている豚頭の男を指差して怒鳴った。家族連れは謝罪
し、逃げるように立ち去っていった。
355作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 20:08:13 ID:2r5aIUSO
さざなみ市在住のネオガイア星人、クリトン(10歳)も母親のダフネに連れられてテ
ーマパークへ遊びに来ていた。ペットの女犬、森宮千夏(30歳)も鎖で首輪を引か
れながら、飼い主の御供をしている。
「パパも一緒に来れば良かったのにね」
「お仕事だからしょうがないのよ」
クリトンは、まず人間動物園を回った。
「ねえ、この動物、メスはスチュワーデスで、オスはパイロットって言うの?どうして
オスとメスで名前が違うの?」
クリトンが素朴な質問をした。ダフネは困った顔をする。
「さあ・・・ママもよく判らないわ。それにメスは、本当の学名はキャビン・アテンダント
って言うそうよ。スッチーって愛称で呼ばれる事もあるんですって」
「へえ、凄い。そんなに、たくさんの名前を持っているんだ。ねえ、スッチーに餌をあ
げてもいい?」
「いいわよ」
ダフネは100円玉をクリトンに手渡した。このテーマパーク内では、宇宙からの観
光客も、日本の通貨に両替して使う事になっている。クリトンは近くの自動販売機で
センベエの束を買い、檻の鉄格子に近付いて、1枚ずつ檻の中へ、そっと差し出した。
「ほら、スッチー、お食べ」
檻の中にいた2匹のJAM航空の制服を着たスチュワーデスが、先を争うようにセン
ベイを掴もうとした。
「ちょっと、何するの、これ、あたしの物よ!」
「違うでしょ!あの子は、あたしにくれたんでしょ!」
2匹は奪い合うように、クリトンの手からセンベエをひったくると、取っ組み合いの喧嘩
を始めた。
「ひ、ひえええ・・・怖いよう」
クリトンは、その迫力にすっかり腰を抜かしてしまった。
「怖くない、怖くない、大丈夫よ。動物は、檻の中からは、出て来れないんだから」
ダフネは、なだめたが、クリトンには、もう残りのセンベエを動物に与える勇気は、ど
うしても沸いて来なかった。
356作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 20:09:30 ID:2r5aIUSO
人間牧場には、様々な形態の異星人が詰め掛けていた。肉食のライオンに似た
生物、猛禽類の鳥人生物、カマキリ型生物、知能を持った食虫植物などである。
彼らは、ヨダレを垂らさんばかりの思いで、囲いの中で牧草を食べている全裸の
男女の群れを眺めていた。牧草は人間の食用に品種改良された草である。
「美味そうだ。あのメスの白い腿肉がたまらん」
「丸焼きにして、骨までしゃぶりたいぜ」
「地球人の血は、塩味がするそうだ。早く喰いてえ」
モンスターにしか見えない異星人たちが、ヒソヒソと話しているのを聞いて、家畜
化された人間達は生きた心地もしなかった。見物客とコミュニケーションが取れる
ように、柵には等間隔で、様々な宇宙言語に対応する自動翻訳機が取り付けられ
ている。
「まずは、絞りたての乳でも飲むか」
2本足で歩くライオンのような宇宙人が、牧場に隣接するブースにある乳搾りコー
ナーに入った。そこには、5匹の若い日本人の女が鎖で繋がれており、並んでいる
客に順番に乳搾りをさせている。いずれも選りすぐりの巨乳の女ばかりだ。
「1名様ですか」
「そうだ」
「500円です」
357作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 20:10:07 ID:2r5aIUSO
ライオン型のウラド星人は、横柄な態度で、係員に金を払ってコップを受け取り、
1匹の女に近付いた。女は怯えきった目をウラド星人に向けた。
「ど、どうぞ、絞って下さい」
両手で自分の巨乳を持ち上げて突き出す。ウラド星人は剛毛に覆われた手で
乳房を鷲掴みにすると、爪を立てて揉み始めた。
「痛いっ!お、お願い、優しくして・・・」
「フン、家畜の分際で、俺様に馴れ馴れしく話しかけるんじゃねえ!」
鋭い爪を突き立てられた乳房から、ツーッと幾筋もの血が流れた。女は妊娠して
いる訳ではなかったが、飼育係に乳を大量に分泌する薬品を投与されているた
め、揉まれる度に乳首から、シャーッ、シャーッと勢い良く母乳が噴出し、コップ
に注ぎ込まれた。
「お砂糖は、どうなされますか?」
「いらん、このまま飲む」
ウラド星人は、満タンになった乳を、一気にグイッと飲み干した。
「思ったよりマズイな」
不機嫌そうに、ライオンのたてがみが揺れ、女は怯えた。
「ひっ・・・も、申し訳ございません」
「ペッ!」
ウラド星人は、地面にツバを吐き捨てるとその場を去っていった。
358伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/09(金) 20:58:24 ID:ml894jOq
>>357
駄文勘弁
359作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 22:55:59 ID:2r5aIUSO
また、人間牧場に隣接するハンティングブースでは、カマキリ型生物が、
全裸の人間のカップルを追い回していた。そのカップルは、結婚したばかり
の本当の夫婦で、幸せ一杯に新たな人生を踏出そうとした所を、日本の警察
に連行され、人間牧場に連れて来られたのだった。
「いやああ!誠司さん、助けて!」
「夏帆!畜生!俺達は家畜じゃねえ!人間だ!」
男は女を背中にかばい、大ガマを振り回しながら迫り来るカマキリ型生物に
怒鳴った。しかし、無機質なカマキリの複眼からは何の感情も読み取れない。
2本の触覚と左右に動く尖った口が不気味に蠢いている。じりじりとカップルは
囲いの隅に追い詰められていった。大勢の観客が、柵の外から、事の成り行き
を観光気分で眺めている。
「くそっ!」
男が、決死の覚悟でカマキリ型生物に襲いかかった。しかし、ヒュンとカマキリ
の右の大ガマが一閃し、男の頭部がスパッと一瞬で切断されて地面に落ちた。
「キャアアアア!誠司さん!」
女があらん限りの声で絶叫した。体が硬直して、その場から、動く事も出来ず
に立ち尽くし、恐怖の余り股間からチョロチョロとオシッコを垂れ流す。やがて、
カマキリ型生物の大ガマが再び一閃し、女の左腕が肘から切り落とされた。

360作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/09(金) 22:57:55 ID:2r5aIUSO
「うぎゃああっ!」
女は、衝撃で、その場に倒れこみ、傷口から溢れ出した大量の血液を地面に
吸わせた。カマキリ型生物は、切り落とした女の左腕を、尖った口に咥え、ム
シャムシャと食べ始める。
「地球人の肉は柔らかい。生でも、なかなかの味だぞ」
カマキリ型生物は、左右のカマで嬲るように、まだ生きている女の手足を少し
ずつ切断し、最後に悶え苦しむ女の腹を、縦一文字にかっさばいて内臓を引
き摺り出し、完全に絶命させた。この光景を見て、観客の非ヒューマノイド系
の異星人達からは、羨望の声が上がったが、ネオガイア星人や地球人からは、
逆に悲鳴をあげて卒倒する者も出た。係員が、殺戮に満足しているカマキリ型
生物に説明をした。
「レストランでお待ち下さいませ。この2匹を、只今より一流のシェフが調理い
たします。本日、全てお召し上がりになられない場合は、残りは冷凍して宇宙
宅配便で御自宅にお届けいたします」
「そうしてくれ、さすがに一度に2匹は食べ切れん」
「お父さん、カッコ良かったよ」
ハンティングを終えたカマキリ型生物は、二人の子カマキリと、カマキリ夫人
を伴い、指定されたレストランへと入っていった。
361伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/03/10(土) 00:38:52 ID:mT/4176y
>>360
駄文勘弁
362287:2007/03/10(土) 04:07:54 ID:1Xe2XM4m
作者さん、お疲れ様でした。m( )m
今回も大変楽しく拝読させて頂きました。
やはり、人間牧場の話が最も創造をかきたてられます。
飼育されている人間が、「一人、二人」ではなく、「一匹、二匹」と
「匹」で数えられているところや、「男、女」ではなく、「オス、メス」
とよばれているところに、「家畜らしさ」がとても良くでていて、
大変面白かったと思います。
 そして、最も興奮を覚えたのは、「誠司」と「夏帆」の話です。
観客に見られながら柵の中で草を食む全裸の人間達や乳を搾られる為に
鎖に繋がれた、全裸のメス達というのも十分官能的ですが、そういった
倒錯的な設定に加え、さらに「名前」、幸福な新婚夫婦から牧場で飼育される
家畜のつがいへ、という「経歴・経緯」というように、家畜側に人格設定や肉付け、
がなされていることで、作品世界に、より一層感情移入して読むことができました。
 またしても長ったらしい感想文となってしまいましたが、それは、
そうしてしまう程に、この御話が、私にとって素晴らしい作品であることの証左。
ということで御容赦賜りたいと存じます。
 作者さん、これからの展開も楽しみにしております。
363名無し調教中。:2007/03/10(土) 10:46:41 ID:Ryqa/Qu/
作者タソ、乙華麗〜〜ノシ
364名無し調教中。:2007/03/10(土) 17:14:01 ID:tvtYg1JY
やめろ。
365名無し調教中。:2007/03/10(土) 21:50:43 ID:uMYU1o9L
蟷螂ぐっぢょぶ♪
366名無し調教中。:2007/03/11(日) 00:43:35 ID:/hcp6vkG
毎回楽しませて頂いてるんですが、伊藤氏みたいな嫌みじゃなくて、何時まで続くのですか?話が広がり過ぎて、私や作者さんが生きてる内に終われるのかどうか気になります。
367名無し調教中。:2007/03/11(日) 00:48:16 ID:/hcp6vkG
ラストの鍵は、千鶴が持ってると勝手に思ってますが、ラストは当然有りますよね。殆どのこんな小説は途中で終わってしまうのが多いので、お聞きしました。
368347:2007/03/11(日) 01:50:27 ID:1yMrsem8
体験乳搾り、取り入れてくれたんですか?
いやぁ、ありがとうございます。
これで「おふくろさん」が発売されればもっとおもしろいんですがぁ。
あっ、あとまえに言ってった人間ショーの続きなんですが、まぁ聞くだけ聞いてください。
捕獲された人間達は、調教師達から、糞尿や性液、母乳など使った曲芸を仕込まれる。
そして、曲芸動物に仕上がった数百から数千の人間達が園内を練り歩く。
その名は、「かちクトリカルパレード」。
作者さん、だめですか?




369作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/11(日) 07:56:37 ID:9HEoQxkq
>>366
私は、まだ**歳なので、すぐには死にません。ネタがある限り、物語は続きます。
一応のラストは考えてありますが、そこにたどり着くまで、急いでもしょうがないし、
そのラストの後、未定ですが、余力があれば物語は、続くかもしれません。

>>368
かちクトリカルパレードとは、どういう意味ですか?
370名無し調教中。:2007/03/11(日) 09:10:47 ID:juTlMHS1
残酷な話より、もっとSM色の濃い内容が読みたいです
371伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/03/11(日) 09:30:11 ID:asXMPGM8
>>369
駄文勘弁、と書くもの面倒なので、今後は
ダカンと略させて頂きます。
なお、駄文乙はダオツです。
372347:2007/03/11(日) 11:48:09 ID:/ZQamL0I
あっ、分かりにくかったですか?どうもすいません。
かわいい動物たちが、豪華な舞台装置の上で素敵なBGMとともに舞い踊る
某ネズミーランドが誇る最強の超人気コンテンツ、「エレクトリカルパレード」。
それに対抗し、鮮やかな刺青とピアッシングなどで着飾った家畜動物たちが、なんでもアリな
拷問型舞台装置の上や下で素敵なあえぎ声とともに肉体の限界を超えた曲芸を披露するという
人間動物園が誇る宇宙最強のSMコンテンツ、それが「かちクトリカルパレード」なのです。
やっぱりだめですか?作者様?じゃあ「おふくろさん」の方はどうでしょう?
お急ぎでないのでしたらよろしくおねがいします。



373名無し調教中。:2007/03/13(火) 01:02:12 ID:o7wdb/x5
↑ネーミングセンスがくずなことはわかった
374名無し調教中。:2007/03/14(水) 13:02:53 ID:yp9+6yzL
内容はなかなか良い希ガス。
375作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 12:45:12 ID:SLPJZgBa
非ヒューマノイド型宇宙人向けのレストランでは、異様な姿をした異星人たちが、
地球人を素材にした料理を楽しんでいた。鷲の様な頭部をした猛禽類型生物の
団体客が、地球の各人種の食べ比べをしている。
「白人は、脂肪分が多いな。ブヨブヨしていて歯ごたえがない。食べ続けると胸が
ムカムカしてくるよ」
「コレステロールも多そうだ」
「それに比べて、黒人の肉は固過ぎる。見てみろ、この筋肉を。ゴムを食っている
みたいだ」
「黒人の肉は、もっと長い時間、煮込んだほうがいい。ダシをとるには最適かもし
れんが」
「となると、やはり、美味いのは日本人の肉か」
「そうだな、程よく脂が乗っていて、しかも筋肉も柔らかい」
「後で、土産に日本人の肉を買っていこう。母星のやつらに、地球旅行は面白かっ
たと教えてやらんといかんからな」
猛禽類型生物が、羽毛を逆立て、人肉について熱く語っている、その隣のテーブル
では、知性のある食虫植物が、人間のオスの精液をオーダーしていた。ウェイトレス
に連れられてやってきた全裸の日本人の若い男は、テーブルの上によじ登ると、大
股開きでしゃがみこみ、右手でチンポをしごき始めた。チンポの周りの陰毛は綺麗
に剃り上げられている。
「あっ、ああっ・・・」
食虫植物の花弁が揺れ、緑色のチューリップのような開口部が、男の股間にパック
リと口を開けて向けられた。食虫植物は、男の射精する精液を、一滴漏らさず、受け
止めようとしているのだ。
376作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 12:47:46 ID:SLPJZgBa
『マダカ?早クシロ』
音声の発声器官を持たない、知性のある食虫植物が、テレパシーで男をせかせた。
「もう、ちょっとです・・・申し訳ございません・・・」
男は焦り、右手で、チンポをしごくスピードを速めた。しかし、焦れば焦るほど萎え
てくる。
『ドウシタ・・・マダカ』
「すいません・・・」
男は泣きそうになった。グロテスクな食虫植物を目の前にして、勃起を維持するこ
とさえ難しいのだ。
『出ナイナラ、金返セ』
「ひっ・・・もう、少しです・・・」
男は泣きそうになった。客からレストランにクレームが付けば、この役目から外され
るかもしれない。そしたら、他の仲間達と同じように、即、屠殺されて、彼の肉体は、
切り刻まれて皿の上に乗る事になるだろう。この役目を勤め上げる事は、彼にとって、
いわば命の保証なのだ。
「あっ、いくっ、いくうううう!」
男は無理矢理、搾り出すように射精した。白い液が飛び散り、食虫植物の開口部に
吸い込まれていく。射精が終わると開口部は一旦閉じ合わされ、しばらくして、また
開いた。
『ウマイ・・・モウ一杯ダ』
「はっ、はい!」
ただの家畜である男は、客の注文に逆らう事は出来なかった。朝から連続しての
射精で、疲れ果てていたが、必死に萎えた気持ちを奮い立たせると、芋虫のように
縮んでしまったチンポを、きつく握り締め、再び擦り始めた。自分の命をかけたオナ
ニーなのだった。
377作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 12:48:44 ID:SLPJZgBa
やがて日が暮れ、テーマパークは、あちこちに装飾された色とりどりのイルミネー
ションの輝きに包み込まれた。動物園の本当の動物達は、夜の訪れと共に眠り
に付いたが、人間動物園の人間達は、完全に閉園する夜中の12時までは、休
む事を許されない。次々に入れ替わり立ち代り、来園する見物客を楽しませなく
てはならないのだ。
「ねえママ、あのメスの看護婦、ウンチしてるよ」
「まあ、本当ね。臭い、臭い」
各檻の中には、便器が一つしかなく、排泄の様子が、良く見えるようにワザと鉄
格子のすぐ前に設置されている。衛生状態を保つために水洗式だったが、洋式
だと良く見えないので和式になっていた。檻の中の人間達は、糞尿を撒き散らさ
ないためには、どうしても人目に晒されながら、そこでウンチやオシッコをするし
かない。親子連れの目の前で、若いメスの看護婦が白衣のスカートを捲り上げ、
パンティを下ろして便器に跨り、太いウンチを捻り出していた。その光景を見て見
物客達は、顔をしかめた。
「看護婦も、動物だから仕方ないのよ」
「ふーん・・・あっ、ママ、あっちの檻を見て」
看護婦の隣の檻では、メスのキャリアウーマンとオスの課長が、デスクの上で服
を着たまま、肉体を絡めてセックスを行っていた。来園者へのサービスのため、な
るべく大勢の見物客が集まってきたら、セックスやオナニーをするように飼育係か
ら指示されているのだ。
「あっ、あっ・・・課長!もっと激しく、奥まで突いて!」
「うっ、松山君、私は毎日仕事もせず、部下の君と、こんな事をしていていいのかね?」
「ハァ・・ハァ・・ああっ・・・いいのよ、だって、あたし達、もう、課長とキャリアウーマン
っていう名前の、ただの動物なんですから・・・あっ、気持ちいい・・・」
人前で、激しく抱き合うオスとメスに、周囲の見物客達は、侮蔑の視線を投げかけて
いた。
「あの動物、何か言ってるよ、ママ」
「見ちゃダメ、放って置きなさい。さあ、もう行きましょう。メインストリートでパレードが
始まるわ」
378作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 12:50:32 ID:SLPJZgBa
メインストリートは、動物園エリアと牧場エリア、拷問ショーの行われているパビ
リオンのあるエリアの、ちょうど真ん中を南北に通っていた。拷問ショーのパビリ
オンからは、1日中絶え間なく、拷問される男女の絶叫が、パビリオンの外まで
響いている。行進して来たパレードの先頭は、全裸音楽隊だった。その音楽隊は、
某有名音楽大学から強制連行して来たオーケストラのメンバーで、持ち運びの出
来ない大型の楽器は、別の人間が四つん這いになり、その背中に担いで行進し
ていた。その後に、昼間、テーマパークの各所で道案内をしていた改造人間が続
く。彼らの後には、全裸に極彩色で、派手な地球の観光名所の図柄や、「ようこそ、
地球へ」といったような内容の宣伝文句を刺青をされたり、全身に光り輝く蛍光塗
料を塗ったピヤスや、イルミネーションの装飾を埋め込まれた男女だった。パレー
ドの最後は、メチャクチャに繋ぎ合わされた若い女の複合体である、例の御神体
だった。
「ハクション!寒くなってきた。もう、俺、帰ってもいいかな」
パレードを見ながら、警備に疲れた青山刑事が呟いた。ネオガイア星人が決めた、
さざなみ署の服装規定で、彼の下半身はフルチンのため、夜の寒さが堪えるのだ。
地面を四足で、這っている警察犬のヘレンは、全裸に慣れてしまったのか、文句
一つ言わずに、険しい顔を、観光旅行者達に向けていた。ふと彼女は、その中の
一人に、注意を集中した。
(あっ、あれはリチャードだワン!)
379作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 12:51:14 ID:SLPJZgBa
それは、かつて、ヘレンが、CIA時代にコンビを組んでいたリチャード・ファーマー
だった。カメラを首に下げ、観光客の振りをして人込みに紛れている。一緒に連れ
ている相棒の女にも見覚えがあった。去年の夏の、ミサイル騒ぎの時にもいた女だ。
(エスパー女もいるワン。名前は確かバーバラ・サンダース・・・二人で情報収集をし
ているに違いないワン)
ヘレンが、ネオガイア星人に捕まって犬型サイボーグに改造されるまでは、リチャー
ドの相棒は自分だった。それを思うとヘレンは、ハリウッド女優ばりの美貌を誇るバ
ーバラに激しい嫉妬を感じ、また現在の自分の境遇が悲しくなった。
「青山刑事。あそこにスパイがいるワン」
ヘレンが泣きそうな気持ちになりながら、それでも現在の職務に忠実であれと、主人
に警告したが、青山優作は面倒臭そうだった。
「スパイ?そんなもん、ほっとけ。スパイなんぞ、さざなみ市には、いつでもウジャウ
ジャいるぞ。別に捕まえるのは、今日じゃなくてもいいだろ。俺は、早く家に帰って風
呂に入りたいんだ!」
青山刑事は譲らなかった。彼は、警察官としての責任感のカケラもない仕事に不真
面目な男なのだ。ただの犬であるヘレンには、主人である青山刑事の決定に逆らう
事は出来なかった。
380名無し調教中。:2007/03/15(木) 13:24:55 ID:iwy6/shV
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
381作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 14:06:04 ID:SLPJZgBa
 夜も更け、閉園時間が迫るとテーマパークの出口付近にある土産物店は、買い物客
でごった返した。普通の地球名物の置物や彫刻などの土産品の他、異星人向けに人
肉ハムやソーセージも売っている。生きた人間をそのまま売っている売場もあった。
店頭に、全裸で鎖に繋がれ、怯えた表情の男女が、異形の宇宙人達に物色されている。
人間を買って帰る目的としては、ネオガイア星人は、セックス奴隷にしたり拷問して楽し
むためであり、非ヒューマノイド系の宇宙人にとっては、ペットとして飼ったり、食用にし
たりするためだった。
「ねえ、人間飼ってもいいでしょ?」
リス型宇宙人の子供が、両親にねだっていた。
「生き物はダメだ。この前買った『足無し蛸』も、お前が毎日、餌をちゃんと、やらないか
ら、1週間で死んじゃったじゃないか」
「だって、あれは・・・えーん、今度は、ちゃんと世話をするからあ。ねえ、パパいいでしょ」
駄々をこねる息子に、とうとう父親が折れた。
「しょうがないなあ、1匹だけだぞ・・・オスとメスどっちがいい?」
「うーん、メス。子供を産むかもしれないから。いっぱい増やして友達にあげるんだ」
「わかった、わかった。こいつでいいな。おーい、このメスを一匹くれ」
販売員の男が笑顔で応対した。
「はい、お買い上げ、ありがとうございます。こちらへ住所を書いてください。人工冬眠サー
ビスのクール宅配便で、指定して頂いた惑星の御自宅までお届けします」
長い黒髪の日本人の娘は、悲しげな目つきで、リス型生物と販売員の間で、自分の売買
契約が結ばれる様子を見つめていた。
382作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/15(木) 14:08:05 ID:SLPJZgBa
テーマパーク編終わりです。
リクにあったアイデアは、ほぼ取り入れました。

携帯版サイトを更新して頂いている方。いつもありがとうございます。
383名無し調教中。:2007/03/15(木) 14:49:57 ID:vqRw2wwg
リス型聖人の大きさが気になりますね。
地球のリスサイズなら人間が象を飼うようなものか?
子供を産ませるならオスも買った方がいいのにw
384名無し調教中。:2007/03/15(木) 19:38:56 ID:keU7TxRq
作者と一緒で登場生物もバカなんだろ
385伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/03/15(木) 20:57:29 ID:XY5Hxff5
>>382
ダオツ
386287:2007/03/15(木) 23:01:52 ID:Z6jBwIDQ
作者さん、御疲れ様でした。m( )m
人間牧場とても面白かったです。
ここまで要望に御答え頂き誠に有難うございました。
これからも楽しみにさせていただきます。
387伊藤 ◆rr.XlJL92U :2007/03/15(木) 23:04:16 ID:XY5Hxff5
>>386
ジサジ乙
388名無し調教中。:2007/03/16(金) 04:22:42 ID:uNTjzz+g
伊藤にはげどー
389グラニュー籐:2007/03/17(土) 09:31:42 ID:PtTik6l2
バい

伊藤よ。
ジサジ乙じゃなくて、ジサツの
ほうが楽ではないか?
作者ごときにあまりカロリーを
使うべきでは無いと思うぞ。
390名無し調教中。:2007/03/17(土) 13:39:22 ID:b1zL1BX4
美女だけでなく、美男も出して
391名無し調教中。:2007/03/18(日) 05:55:49 ID:t5BIJv6i
最近無駄レス多いな
392名無し調教中。:2007/03/18(日) 08:17:02 ID:lTY4L6Fb
>>391
すべて伊藤様のせいだな
393名無し調教中。:2007/03/20(火) 15:17:32 ID:5QK6KW34
グラニュー籐って恥ずかしくないのかな
394伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/21(水) 00:31:51 ID:PUOjiLI2
>>393
恥ずかしくてもう出てこれねーだろ
395名無し調教中。:2007/03/21(水) 01:55:21 ID:/B6YC9bP
ジサジって何だよ
何でもかんでも略せばいいってもんじゃねーぞ
センスのかけらもない
396伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/21(水) 06:02:47 ID:FoV+0YKp
>>395
自作自演
397名無し調教中。:2007/03/21(水) 15:48:22 ID:owrlrRXc
(;^ω^)
398名無し調教中。:2007/03/21(水) 19:41:31 ID:3mtNOple
「自作自演・ジサクジエン・じさくじえん・自作自演・ジサクジエン・じさくじえん」

「ダカン・ダオツ・ジサジ乙・ダカン・ダオツ・ジサジ乙」

















「伊藤3号機及ビ4号機、稼動状態良好ナリ」
「了解、指令信号ハ現行固定ノママ作戦ヲ続行セヨ」
「了解、」








「・・・・作者・・・コレ以上・・・・・オマエノスキニハ・・・・サセナイ・・・・・」
399伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/21(水) 20:22:49 ID:zEollPv9
>>398
ジサジ乙
400グラニュー籐:2007/03/22(木) 21:06:51 ID:cBAkbO5P
バざい
401名無し調教中。:2007/03/22(木) 23:34:59 ID:wXO7fyoJ
千鶴様降臨待ち
402レイコ(偽):2007/03/23(金) 23:38:45 ID:e7wT0XJC
花と蛇・男性版降臨待ち
403名無し調教中。:2007/03/24(土) 01:04:50 ID:FTHuBkbt
レイコさんが好きだ
404レイコ(偽):2007/03/24(土) 19:44:37 ID:2X13+FB0
嬉しいわ♪
405名無し調教中。:2007/03/26(月) 23:45:13 ID:gB8n5MCF
作者さん、頑張れ!待ってるんだぞ!早く書いて下さい!
406287:2007/03/26(月) 23:49:02 ID:kpQgngSw
私もこころより御待ちしております。
407名無し調教中。:2007/03/27(火) 00:09:29 ID:kNT0w8av
数年前からたまにのぞいてるんですが、このスレの小説面白いですよね。ただ者では無いですね。でもなんか過激な人が頻出してるんですね?
SMスレだからですか?
408名無し調教中。:2007/03/27(火) 01:01:18 ID:4Ma8WtGC
409名無し調教中。:2007/03/27(火) 11:57:13 ID:lvMCNzxY
>>407
「過激な人」2チャンねるにはどこにでもいるよ、そして「厨房」と呼ばれてる。
実はSM板は厨房の少ない板なのだ。
410名無し調教中。:2007/03/27(火) 16:23:32 ID:7YjKG1s6
つまり奴らは過激派で俺らは純潔派ということですね
411名無し調教中。:2007/03/27(火) 16:48:28 ID:jCzAB7UR
>>408
続ききぼん!!
412名無し調教中。:2007/03/28(水) 01:05:28 ID:30KoH5GY
過疎ってるだけだろ
人数が少なければ厨の数も少ない
413名無し調教中。:2007/03/28(水) 10:15:13 ID:2p8SoVU9
いや板の平均年齢が高いから厨房が少ないんだよ。
もちろん今ここにいついてるヤツみたく年取った厨房もいるがなw
414作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/28(水) 12:20:10 ID:pZomR45Q
1939年8月末、ベルリンの総統官邸の執務室で、アドルフ・ヒトラーはモスクワか
らの暗号電文を受け取った。差出人は、ソ連の最高指導者スターリンと交渉にあた
っている、ドイツ外相のヨアヒム・リッベンドロップからだった。
「やったぞ、スターリンが、我がドイツとの同盟に署名した!」
ヒトラーは、震える手で暗号電文を握りしめた。彼には珍しく、歓喜のあまり興奮し
ている。副総統のルドルフ・ヘスは無表情だった。彼はソ連よりも、イギリスと同盟
を結ぶべきだと、今も考えているのだ。
「東西からポーランドを挟撃すると言う秘密協定にも同意したとある。我が軍は、計
画通り、9月1日をもってポーランドに侵攻する。ゲーリングとグデーリアンに準備を
始めるように指示を出せ!」
「ハイル・ヒトラー!」
9月1日、ドイツ軍は、突如ポーランドに侵攻を開始した。ゲーリングの指揮する空軍
の急降下爆撃機がまず、敵の防衛陣地を爆撃し、そこへハインツ・グデーリアン将軍
の機甲部隊が突入する。旧式の騎兵隊しか持たないポーランド軍は、この新時代の
戦法に全く歯が立たず、あっという間に壊滅し、首都ワルシャワは2週間で陥落した。
さらに東側からは、ヒトラーと同盟を結んだスターリンのソ連軍が侵攻して来た。両国
に分割占領されたポーランドの運命は悲惨だった。
415作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/28(水) 12:20:47 ID:pZomR45Q
「反乱分子になりそうなポーランド将校は、今のうちに、まとめて虐殺しろ。それから問
題は、ユダヤ人だ。アウシュビッツに強制収容所を建設し、ポーランド中のユダヤ人を
根絶するのだ!」
ヒトラーの命令を受けて、ゲシュタポ長官のハインリッヒ・ヒムラーが、国内と占領地の
ユダヤ人狩りを一層強化した。
「19世紀以来、ユダヤ人は、ヨーロッパの国々の間に紛争の種を巻き、互いに戦わせ
る事で、戦費を貸付け、莫大な利益をあげてきた。世界恐慌も奴らが演出したに違いな
い。我がナチス・ドイツが、ユダヤ人による災いから世界を救うのだ!」
「ハイル・ヒトラー!」
これ以後、さらにヨーロッパ情勢は、混迷を増した。同盟を結んだドイツとソ連は周辺小
国への侵略を繰り返し、ドイツはデンマークとノルウェーを占領、ソ連はフィンランドとバ
ルト3国を侵略する。その度にイギリスとフランスは抗議声明を発するが、具体的に軍
事行動に出る事はなく、手をこまねいて見ているだけだった。
416作者 ◆zCS1o.kilU :2007/03/28(水) 12:21:26 ID:pZomR45Q
遠くアジアの東の果てにある日本でも、日々変化する国際情勢を睨みながら、軍
部の指導者達が頭を悩ませていた。
「なんで、ドイツとソ連が同盟するのだ。訳がわからん。我々は、一体どうすればい
いのだ?」
陸軍大臣の東条英機が御前会議で喚き立てた。
「ともかく米英と戦うのは反対です。日本は、現在、重油の90パーセント以上を米英
からの輸入に頼っています。油が無ければ私の連合艦隊も動きません」
連合艦隊司令長官の山本五十六は、アメリカとの開戦を最も恐れていた。以前アメリ
カを視察した事があり、その大量生産を基本とした工業力を熟知していたのだ。
「電撃作戦で、南方の資源地帯を押さえてはどうだ?」
「しかし、現在、満州国境地帯では、ソ連軍との緊張が日増しに高まっています。南方
に進出すれば、両面作戦になります」
「ドイツと同盟を結ぶべきでは?」
「いや、それだと、間接的にソ連と同盟を結ぶ事になるではないか」
会議は結論の出ないまま紛糾した。天皇は黙っている。彼のほとんどの役目は、会議
で決まった事に対して、うなずく事だけなのだ。
「朕は、どちらかというと争いは好きではない・・・」
「陛下!何を弱気な。大日本帝国の命運は、今後数年間の国際情勢で、どう、うまく立
ち回るかに、かかっているのですぞ!」
首相の近衛文麿が、励ました。
「・・・よ、良きにはからえ」
天皇は、俺は一体、何の為にここにいるのだろうと考え、いつものように黙っている事に
した。
417名無し調教中。:2007/03/28(水) 14:25:33 ID:2p8SoVU9
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
418名無し調教中。:2007/03/28(水) 14:36:41 ID:yH/LzmQN
すまんドイツ語で頼む
419名無し調教中。:2007/03/28(水) 21:13:36 ID:GI1Tsthj
>>416
だみん
420名無し調教中。:2007/03/29(木) 00:48:17 ID:PMAqjK8W
食人大統領アミン?
421名無し調教中。:2007/03/29(木) 01:03:18 ID:5kpkNFg3
>>408
萌えた、興奮した
422名無し調教中。:2007/03/29(木) 16:49:31 ID:OljtY0G6
ヒムラ━━(゚∀゚)━━!!!!
423伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/30(金) 01:24:11 ID:F2ecc+at
>>416
みえみえの作り話はご遠慮下さい。
424名無し調教中。:2007/03/30(金) 07:46:48 ID:p/nGrKup
>>423
お前は、もう来るな。みんな迷惑している
自分の専用スレでやってろ
425名無し調教中。:2007/03/30(金) 10:44:54 ID:NBkWMbDo
↑かわいそうなやつだな
伊藤が正しい
426名無し調教中。:2007/03/30(金) 21:47:31 ID:p/nGrKup
>>425
お前もだ、ボケナス
427名無し調教中。:2007/03/30(金) 22:41:45 ID:0YuJF+rF
>>413
こいつは厨房の意味を知らんのか?
428名無し調教中。:2007/03/31(土) 01:47:43 ID:PepcqSmf
荒れた荒れた♪
429伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/03/31(土) 06:57:33 ID:oagYvW4U
>>416
だきん
430名無し調教中。:2007/03/31(土) 11:36:43 ID:oONlQ5Uy
>>429

死ねよ
431名無し調教中。:2007/03/31(土) 21:32:31 ID:q/OYth9h
>>429
志村の馬鹿殿?
432グラニュー籐:2007/03/31(土) 21:37:21 ID:glC3Izsv
バざぃ
433レイコ(偽):2007/03/31(土) 22:52:38 ID:cG1O8BwM
呼んだ?

作者様、早く美男を出してください!
434名無し調教中。:2007/04/03(火) 17:00:14 ID:vHJ3P7Ru
とにかく麗子さんが好き
435レイコ(偽):2007/04/03(火) 17:25:24 ID:71XdgdhK
嬉しいわ♪
436名無し調教中。:2007/04/04(水) 00:07:28 ID:8JgwBfCN
修羅場
437作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 15:02:43 ID:5iUF89Km
 1940年5月、石原莞爾(51歳)は、軍務の傍ら、もっぱら思想家としての講演活動
に勤しんでいた。満州事変の後、陸軍参謀本部長という軍事作戦立案の最高位の役
職まで上り詰め、彼の息のかかった傀儡内閣を、あと一歩のところで作り上げる所ま
で至ったのだが、軍内部での東条英機との派閥争いに破れ、再び閑職に追い込まれ
ていた。
「アジアの民族は、明治維新を成功させた日本を手本とし、それぞれ自らの手で近代
国家として生まれ変わらなければなりません。そして黄色人種を植民地支配しようとす
る欧米の圧力を撥ね退けなければならんのです!」
京都立命館大学の講堂で、石原中将は講演を行っていた。彼は、前年、東亜連盟協
会という政治団体を立ち上げ、自ら顧問に就任していた。
「満州事変以後、日本は、日満5ヵ年計画の下、産業、経済を振興させ、国力を蓄えて
参りました。今や、いずれ私が、勃発すると予想している、アメリカとの最終戦争を勝ち
抜く力を得たのです。アジア諸国は一致団結せねばなりません!」
講演には、多くの軍人、政治家、経済人、新聞記者らが集まっていた。石原の信奉者
は、各界に浸透している。日満5ヵ年計画も、実際には石原が経済界に働きかけ、推
進したのだ。聴衆者の中には、千羽鶴教団の教祖である久石千鶴の姿もあった。千
鶴は一人で講演を聴きに来ており、衣装も普通の地味なグレーのワンピースを着てい
た。女性の聴衆者は彼女だけだった。
438作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 15:03:26 ID:5iUF89Km
(なかなか、鋭い視点ね。彼の『世界最終戦争論』は、ほとんど予知能力に近いわ。
と言うより、彼が自分の思想に元づいて、歴史を動かす推進力になっているのかしら)
2000年に及ぶ人生で、様々な歴史上の人物と出会って来た千鶴は、歴史は漠然
と動いているのではなく、特定の個人の意思によって動かされていると言う事実を、
目の当たりにして来た。コロンブスしかり、織田信長しかり、ジンギス・カンしかりであ
る。そして自分も数十年後の21世紀には、歴史を動かす存在とならなくてはならない。
もし動かす事が出来なければ、全人類は、尊厳を踏みにじられ、宇宙人に奴隷化さ
れるのだ。それまでに、歴史を動かす、と言う事が、どう言う意味なのかを学ばなくて
はならない。
「私が、言いたい事は、西洋文明と東洋文明は、対等であり、かつ日本は東洋諸国の
リーダーシップを取るべき存在だと言う事なのです!・・・以上で、本日の講演を終わ
ります。長らくの御静聴ありがとうございました」
壇上の石原が締めくくると、講堂は拍手喝采に包まれた。壇上から降りた石原に、一
人の外国人記者が近寄っていった。夢を見ているような、眠そうな目つきの白人だった。
「素晴らしい、あなたの思想をもっと取材させて頂けませんか?」
「君は?」
「ドイツの新聞記者で、リヒャルト・ゾルゲと申します」
流暢な日本語で喋るその男は、在留外国人の身分証明書とナチス党員のバッジを見
せた。
「ほう、私も若い頃、ドイツに留学していた事があるよ。若かりし頃のヒトラー閣下の演
説も、街頭で聞いた事がある」
「あなたは、総統と同い年ですね」
「そうだよ。良く下調べをしているな」
439作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 15:04:12 ID:5iUF89Km
石原莞爾とゾルゲが、会話をしている最中に、その様子を近くで伺っていた千鶴が割って入った。
「石原閣下、お久しぶりですわね。その男には気をつけた方が、よろしくってよ。何せ、
ソ連のスパイですから」
二人の男は、ギョッとした。特にゾルゲは動揺し、信じられないものでも見るかのよう
に千鶴の顔を見た。
「彼は、自分がナチス党員だと言っているが」
「それでも、ソ連のスパイです。来年逮捕されるでしょう」
「・・・し、失礼、気分が悪くなりました」
そう言うとゾルゲは逃げるように、その場を去っていった。石原莞爾は、20年前と全く
変わらない容貌の千鶴を、呆れたように眺めた。
「私には、あの男より君の方が、もっと胡散臭い人間に思えるがね」
「あたしは、不老不死なんです」
「やれやれ、それが、本当なら羨ましいよ。この国の行く末を、未来永劫、見届ける事
が出来るからね」
「アメリカとの戦争は負けますわ」
「だろうな。あの東条が戦争指導をやるのだから・・・俺がやれば、例え国力が10対1
でも、必ず勝てるのだが」
「凄い自信ですわね。でも、負けるのが判っているのなら、なぜ戦争をするのです?」
「歴史の必然かな。西洋文明の一極支配では、世界のバランスが取れない。日本が
欧米に全力で挑戦する事によって、例え破れても戦後の世界に調和が生まれるかも
しれん」
「何百万人もの日本人が戦争の犠牲になりますわ」
「アメリカ大陸のインディオのように、根こそぎにされるよりマシだろう」
440作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 15:04:44 ID:5iUF89Km
千鶴は、500年前、コロンブスやコルテスによってインディオが奴隷化され、鉱山
で酷使された挙句にヨーロッパ人に殺されていった様を思い出した。彼らの誇った
高度な文明は、今では影も形もなく、その子孫は9割以上が、侵略者である白人と
の混血しか残されていない。インディオの男が殺され、女が犯し尽された結果だった。
「日本が欧米と戦う事は、白人の優位性を突き崩す最後のチャンスなのだよ」
「あたしは、今から60年後に、地球を侵略する宇宙人と戦います」
「君は、前にもそんな事を言っていたな。私はその頃には、もう生きていない。残念
だが、私には、君に、頑張れとしか言えないよ」
「ありがとうございます。またお会い出来る日を楽しみにしておりますわ」
千鶴は、石原莞爾に別れを告げた。
441名無し調教中。:2007/04/06(金) 15:18:22 ID:qxKSj095
SF歴史絵巻きたコレ♪
442名無し調教中。:2007/04/06(金) 15:40:07 ID:x1UXuswp
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

作者タソ、ガンガレノシ
443作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 18:29:01 ID:5iUF89Km
京都第16師団の司令部へと戻った石原莞爾を、ひとりの陸軍将校が待っていた。
上月飛輔という大佐だった。
「特殊工作員養成機関設立の準備状況を報告します」
「今年中に開校出来そうかね?」
「ええ、8月には正式に開校出来そうです。後方勤務要員養成所を土台にして東京、
中野に学校を設立します」
報告を聞き、退役間近の軍人であるはずの石原の目が、子供のように輝いた。
「急がねばならん。アメリカとの最終戦争が近い。その前にアジア全域に工作員を
送り込んで、民族独立運動の火種を植え付けるのだ。そして日本軍が、欧米植民
地支配からの解放軍として乗り込み、現地に親日の傀儡政権を樹立するのだ」
「10年前に閣下が満州で実践された事を、今度はアジア全域でやるのですな」
「そうだ。日本が中心となって大東亜共栄圏を作り上げるのだ」
上月大佐は持参した資料を石原中将に見せ、陸軍中野学校と呼ばれる事になる、
防諜機関設立に向けての概要を説明した。
「入校者は、陸軍の各部隊から適正のある者を、独自の選考基準で選抜します」
「ふむ、日本の将来がかかっている。精鋭を揃えてくれ」
「閣下は知っておられるかもしれませんが、実は、私の祖先は忍者です。70年前、
徳川幕府が倒れ、明治政府が誕生した際、多くの忍者が帝国陸軍に再就職しま
した。彼らは何百年にも渡って受け継がれてきた忍術を、そのまま受け継いでおり
ます。各隊に散らばっている忍者の一族を中野学校へ再結集します」
444作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 18:29:36 ID:5iUF89Km
「ちなみに君の先祖は、伊賀忍者の上月佐助だろう?」
「その通りです。我々の一族は、天正伊賀の乱で、織田信長に滅ぼされたと見せかけ、
実は、忍者の里を別の場所へと移し、ほとんど無傷のまま、現代まで技術や伝統を維
持してきました。これを我々は、『よもがみの術』と呼んでいます」
「君達が日本の歴史を裏から支えてきた、というわけか。これからは、日本の国体を守
るために、その技術を世界に対して使って貰わねばならん」
「アジア民族の独立と、大日本帝国の繁栄のためにですな。千代に八千代に天皇家
をお守りする事こそが、我らの古来よりの使命。西洋人などに日本の国土を汚すよう
な真似など絶対にさせませんよ」
「頼むぞ大佐。私は来年には、軍を退役しようと思っておる。東条が実権を握った軍に
など、いつまでも、おる気がせんわ!」
石原莞爾の謀略は、彼が退役しようとも、その種はすでに蒔かれてしまっている。来年
の1941年、彼の予言通り、いよいよ最終戦争が始まるだろう。
445名無し調教中。:2007/04/06(金) 18:55:07 ID:YB/jdOBJ
SMは何処へ?
446作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 20:24:18 ID:5iUF89Km
1940年、4月。ベルリンのドイツ軍大本営では、イギリス、フランスとの決戦へ向
けての作戦会議が、いよいよ詰めの段階を迎えていた。
「独仏国境のマジノ要塞は難攻不落だ。しかし、ここを突けば簡単にフランスを落
とす事が出来る。」
ヒトラーが地図上で指差したのは、ベルギーとオランダだった。
「しかし、ベルギーとオランダは中立を宣言しておりますが」
ルドルフ・ヘスが眉をしかめた。
「だからこそ、油断している。まさか、いきなり侵略されるとは、思っておらんだろう」
ドイツ軍の将軍達に反対する者はいなかった。ヒトラーの発案が軍事上の盲点で
あり、実行すれば勝利が間違いない事を、長年の経験から無意識に悟っているのだ。
「ポーランド戦と同じ手法でいく。まず、空軍が爆撃し、機甲部隊がそれに続く。作戦
目標はパリの占領だ。作戦期間は1ヶ月」
447作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 20:24:51 ID:5iUF89Km
そして5月10日、イエロー作戦と名づけられた軍事行動が開始された。まず、
中立の立場だったオランダとベルギーが、マジノ要塞を迂回したいというドイツ軍の
作戦目的のためだけに蹂躙され、数日で降伏した。サイレンを鳴らしながら急降下
してくるドイツ軍のスツーカ爆撃機は、空からの攻撃を想定していなかった英仏両軍
に恐慌をもたらし、あっさりと戦線は崩壊した。オランダ、ベルギー、フランスの政府
は揃ってロンドンへと亡命し、生き残った英仏軍もダンケルクからドーバー海峡へ脱
出した。大陸に残されたフランス国民は無条件降伏するしかなく、ドイツ軍に制圧され
たパリで、降伏の儀式が執り行われた。
「どういう気分だね、フランスの諸君。この前の大戦では、逆の立場だったんだぞ」
ヒトラーは、わざわざ第一次大戦の時、ドイツ降伏の調印式が行われた客車を、博物
館から引っ張り出させて、その中でフランス降伏の調印式を行わせた。
「・・・」
フランスのベダン首相は唇をかみ締めた。返す言葉もない。
「爽快だ。実に爽快な気分だ。この勢いで、生意気なイギリスのチャーチルも屈服さ
せてやるぞ」
神経質なヒトラーには珍しく、この日は上機嫌だった。
448作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 20:25:24 ID:5iUF89Km
ドイツ軍に蹂躙されたオランダの首都アムステルダムでは、一人のユダヤ人少女
が日記を書いていた。彼女の一家は7年前に、ドイツ国内のユダヤ人迫害から逃
れるためにオランダに移住したばかりだった。その少女、アンネの父親オットー・フ
ランクは新聞を読みながら悪態をついた。
「くそっ、ナチスめ。こんな事なら、いっそ大西洋を渡ってアメリカまで亡命するんだ
ったぜ」
アンネの一家は裕福で、父親は小さな会社を経営している。しかし、オランダもナチ
スの支配下に入ったとなれば、生活レベルの低下どころか命の保証も危なかった。
「今日も、お天気でした。明日も晴れるといいな・・・と」
11歳のアンネ・フランクは、日記をつけるのが大好きなのだ。
「アンネ!日記ばかり、書いてんじゃねえよ。この非常事態によお!」
「あたし、大きくなったら作家になるの。この日記も出版されるかな?」
「されるわけねえだろ。ただの日記を出版しても、買う奴なんかいるもんか」
「そうかなあ。じゃあ、もしベストセラーになったらどうする、パパ?」
「ヒトラーのケツの穴をファックしてやるよ」
「???・・・意味わかんないけど、約束だよ」
「ああ」
生返事をしながらオットー・フランクは、一家の将来に強い不安を感じて目眩がした。
449作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/06(金) 20:32:35 ID:5iUF89Km
 ヒトラー編終了です。SMは無しです。ナチス=SMってことで。
長編なので、たまには、時代背景を書かなくてはなりません。

なお、このエピソードはフィクションであり、一部の歴史上の人物
を除いては、すべて架空の人物と出来事です。リアルの歴史と
混同しないようにして下さい。
450名無し調教中。:2007/04/06(金) 21:02:33 ID:qxKSj095
作者タンモツコレ。
SM無いこっちの方が面白いと思ってしまうのは
SM板ではちょっと不謹慎かな?w
451伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/04/07(土) 06:49:44 ID:FjlNjWek
>>448
ダキン
452グラニュー籐:2007/04/07(土) 09:58:10 ID:0iAYTcda
バざぃ

ナチス=SMってどういう事だ?
全然意味がわからないんだが…
頭おかしいんじゃねえのか?
453名無し調教中。:2007/04/08(日) 01:20:37 ID:mceNjy7z
SMの意味を教えてあげた方がいいね
454名無し調教中。:2007/04/08(日) 15:47:45 ID:HxfA65N8
>>449
二度と出てくるな、ボケ!
455名無し調教中。:2007/04/08(日) 22:51:50 ID:tuPLzSEO
作者さんが来なくなったら
このスレどうなるの?
↑お前がおもしろいもの書いてくれるのか?
456名無し調教中。:2007/04/09(月) 01:09:42 ID:UUU8K9XP
あいかわらず、すごいサディストが発生してるようだなww
457作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/10(火) 16:25:05 ID:8sIL6U2t
2005年の夏、重症マゾの元イベントコンパニオン、梅本由梨香(25歳)は、赤道直下
の離島のジャングルで、呆然と灼熱する太陽を見上げていた。
(もう、日本を離れてどれくらいになるかしら?半年・・・それとも1年以上たったのかし
ら・・・)
季節感のないインド洋に出てから、どれくらいの月日をマグロ漁船で過ごし、その後、
漂着した、この島で過ごしたのか判らない。少なくとも、人食い人種の集落で赤ちゃん
を出産してからは、まだそんなに経っていないような気がする。全裸の由梨香は、ジャ
ングルの中の小川で、山のような黒人の腰蓑を洗濯していた。首には縄が巻かれ、そ
の先は、監視役である、酋長の妻の一人が握っている。
「ユリカ、もっと丁寧に洗え、それは、酋長の6番目の息子の腰蓑だぞ」
意地悪気に黒人女が言った。
「はい、つい手を抜いてしまいました。申し訳ございません」
謝った由梨香の髪の毛を、黒人女は荒々しく掴み、小川のせせらぎの水面に顔を叩き
つけた。
「げほっ、げほっ!」
残虐な扱いを受けて、由梨香は全身に燃えるような快楽を感じた。
「げほっ・・・ありがとうございます!」
「ユリカ、早く次の子供産め。酋長がまた、お前の子供、食べたいと言っている」
そう言われても、珍しい動物として扱われている由梨香とセックスをしようなどという男は、
ケチャ族にはおらず、妊娠しようにも、種をつけてくれる相手がいない。
「は、はい、判りました。でも、誰かが、由梨香を孕ませて下さい。でないと産めません」
黒人女のビンタが由梨香の頬を見舞った。
458作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/10(火) 16:26:07 ID:8sIL6U2t
「口答えする、ユリカ、生意気!」
脳髄まで、ジーンとする衝撃に、卑猥な文字を刺青された頬を真っ赤に充血させて、
由梨香はうっとりと陶酔した。そうして殴られ蹴られ、ようやく腰蓑の洗濯が終わると、
由梨香は、牛馬のように黒人女に引かれて、人食い人種の集落へと帰った。仕事の
ない時、由梨香は酋長の家の前に犬のように繋がれている。もともと色白だった由梨
香の肌は、南国の直射日光に照らされて小麦色に焼けていた。
「ユリカ、ユリカ、石ぶつける」
集落の子供達が、無抵抗な由梨香を面白がって、石をぶつけてきた。大人は誰も止
めようとしないため、たちまち由梨香は全身痣だらけになり、頭から血を流しながら、
ここぞとばかりにオナニーにふけり始めた。
「もっと、もっと、いじめて!」
右手で陰唇の引き千切れたオマンコをさすり、オナニーにふける。石をぶつけられる
惨めさと痛みが、究極の快楽となって由梨香の心は桃源郷をさまよった。
「ひっ、ひいいいいっ!」
由梨香は、何度も何度も絶頂を極めた。全身、刺青と傷、ケロイドだらけの由梨香の
体を、ケチャ族の男達は気味悪がって、誰も抱こうとしない。由梨香は、自らオナニー
で、昂ぶる性欲を発散するしかないのだった。島には、ケチャ族の他にもいくつかの
人食い人種の集落があり、常に互いに争っている。時々さらわれて来たり、戦闘で
捕虜になった他部族の人間が、村の広場で丸焼きにされて料理されるのだった。ケ
チャ族の酋長は、殺される前の捕虜に、由梨香を犯させたが、なかなか妊娠しないた
め、配下のケチャ族の男にも毎晩、由梨香を妊娠するまで輪姦するように命令した。
459作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/10(火) 16:26:38 ID:8sIL6U2t
「お前の赤ちゃん、とても美味。たくさん産んで早く食わせろ」
「そんな・・いやああっ・・・」
さすがの重症マゾの由梨香も自分の産んだ赤ちゃんを、目の前で食べられるのは
耐え難かった。出産以来、精神が崩壊の兆を見せていた。
(あたしの赤ちゃん・・・あたしの赤ちゃん・・・食べないで・・・ああっ、でも気持ちいい、
狂っちゃいそう)
ケチャ族の男に犯されながら由梨香は、狂ったように泣き叫んだ。それが快楽のた
めなのか悲しみのためなのか、自分でも区別がつかない。ネオガイア星人に注射さ
れたマゾ化薬の効果を消すには死ぬしかないのだ。
(でも、死ぬのは惜しいわ。この快感が味わえなくなっちゃう)
もはや由梨香は人間ではなく、自分の脳内で分泌されるエンドルフィンの刺激を貪り
続けるだけの、肉の塊に過ぎなかった。
460:2007/04/10(火) 16:33:10 ID:PotYonFw
伊藤死ね
461名無し調教中。:2007/04/10(火) 16:39:39 ID:dtvxAl/V
マゾキターーーー!
462名無し調教中。:2007/04/10(火) 21:26:44 ID:pHbWIFur
晋って伊藤にいじめられたいマゾだろ
463伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/04/10(火) 21:41:34 ID:n+E/z6Mk
>>459
daotu
464レイコ:2007/04/10(火) 23:15:11 ID:HgDDP2LM
皆さん、お久しぶり。
バざぃのレイコよ。
最近罵りのカキコがなくて寂しいわ。

で、作者様!
そろそろ私のリクにお応え下さるのかしら?
お待ちしておりますわ。
465名無し調教中。:2007/04/10(火) 23:39:53 ID:11vL8+jm
レイコさんきた とにかく好きだレイコさん
466作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/11(水) 00:17:08 ID:y3o4sliM
毎晩、ケチャ族の男に犯され続け、とうとう2回目の妊娠をした頃、生贄狩りに行った
ケチャ族の戦士達が、隣村のモカ族に大勝を納めた。モカ族の酋長は、部族の全滅
を避けるために、休戦協定を結び、その証に、モカ族から選抜された若い男女の生贄
20人と、モカ族が飼っている珍しい動物を貢物として送ってきた。ケチャ族としても隣
の部族を全滅させてしまっては、今後、戦って食人用の捕虜を得る相手がいなくなる
ので、講和を受け入れた。
「モカ族の飼っていた動物、ユリカと、ちょっと違う」
その動物は、若い白人の女だった。金髪で、元は相当な美人だったようだが、長年食
人族に飼われていたためか、憔悴し、肉体は傷だらけで、見る影もなく、くたびれ果て
ていた。その女は、ケチャ族の酋長の家の前で、由梨香の隣に繋がれた。
「あなた何人?あたしはイギリス人のジェーン・アンダーソンよ」
「日本人です。名前は梅本由梨香です」
ジェーンと名乗る白人は、気さくに英語で話しかけてきた。この島で囚われて以来、
同じ境遇の人間を見つけたのは初めてだったらしい。
467作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/11(水) 00:18:04 ID:y3o4sliM
「あたし4年前に、この島へ生態系の調査に来たの。ケンブリッジ大学の学術調査隊
と一緒にヨットで来たんだけど、調査中に原住民に襲われて、みんな食べられてしま
った。あたしだけが、殺されずに、ずっと飼われていたのよ。きっと女は、あたしだけだ
ったからかもね」
ジェーン自身もケンブリッジ大学の学生で、捕まった当時20歳、現在は24歳だった。
調査隊のヨットは、この付近の島々を調査しながら、海図に載っていなかったこの島
を発見し、調査のために上陸した所を襲われたのだった。まさか、現代に人食い人種
がいるとは考えていなかった調査隊は、救難信号を発する間もなく毒矢で皆殺しにさ
れた。海岸に係留していた無人のヨットは、その後の嵐で沖に流され、1000キロ以
上離れた場所で、捜索に来た飛行機に発見された。この件はタイフーンによる海難事
故として処理され、現在、捜索は打ち切られている。
「ここは、どこなんですか?」
由梨香が尋ねた。
「この島自体は、海図に載っていないわ。でも大体の位置なら判る。インド洋のルミナ
ス諸島の近くよ」
「ルミナス諸島・・・」
地理に詳しくない由梨香には、その名前を聞いてもピンと来なかった。モルジブなら
知っているのだが。
「ルミナス諸島は独立国家よ。かなり珍しい生態系をもった島々が集まっているの。第
二次世界大戦の頃は、ドイツ軍のUボート基地があったらしいけど・・・豊富なウラン鉱
脈があって、国家財政はほとんど、ウランの輸出と観光で賄っているらしいわ」
ケンブリッジ大学の学生というだけあって、ジェーンはIQの高い、知性的な女性のよう
だった。しかし、今は全裸で原住民に飼われている、ただの動物に過ぎない。
468作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/11(水) 00:18:43 ID:y3o4sliM
「この島から、逃げ出すのは絶望的ね。あたしは、何度も脱走しようしたけど、その度
に連れ戻されて、ひどい目に合わされた。結局、人食い人種の村から逃げ出しても、
この小島からは出れないのよ。このまま、この島で年老いていくしかないわ」
ジェーンは投げやりだった。由梨香のように重症マゾではないため、この絶望的な環
境を楽しむ事が出来ずに、何度も自殺を考えたようだ。しかし、今のところ実行出来な
いでいる。
「あたしは、虐められるのが、大好きなんです。この体、見てください」
由梨香は、刺青と裂傷だらけの肉体を見せ付けた。ボロ雑巾のようだった。
「まあ、ひどい体ね・・・あれ、この文字???」
ジェーンは、由梨香の太股に、ネオガイア星語で刺青された楔形文字を見つけた。
「これ何?」
「それは、宇宙人の言葉で、『私は淫乱なメス豚です』って書いてあるの」
「宇宙人???・・・この文字どこかで見たことがあるわ」
ジェーンは2001年からこの島にいるため、外界での宇宙人襲来騒ぎについては何も
知らない。ジェーンは、必死に記憶を探り、ようやく思い出したようだった。
「ルミナス諸島の博物館で、これと同じ文字を刻んだ石版を見た事がある」
「これは、あたしをマゾに変えてくれた宇宙人の使っている文字だと思うんですけど・・・」
「宇宙人って、あなた、頭大丈夫?これは、古代象形文字の発展系と言われている初
期の楔形文字よ。記号性が非常に高く、コンピューター言語に近いと言う説まである」
ジェーンは思いがけない発見に興奮していたが、由梨香には何の事かさっぱり判らな
かった。由梨香の関心は虐められる事だけだった。
469名無し調教中。:2007/04/11(水) 00:32:18 ID:7f6gRAv9
うお、この展開ワクテカ♪
470名無し調教中。:2007/04/11(水) 20:16:42 ID:MF2AkhEt
>>468
みえみえの作り話はご遠慮下さい。
471名無し調教中。:2007/04/11(水) 20:47:11 ID:P6PXHz1B
誰もが作り話を楽しんでるスレで何を言う
意味不明
472名無し調教中。:2007/04/12(木) 00:41:33 ID:MLW18+2C
GJ!
こうきましたか。続きが楽しみです。
473作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/12(木) 11:25:27 ID:4Fq0hl9H
由梨香の肛門の括約筋は、日本で受けたSMプレイでのアナル拡張のやり過ぎで、
弛緩してしまっている。そのため、便意を堪える事が出来ずにウンチが止め処もなく
垂れ流してしまう。膀胱もカテーテルによる導尿プレイのやり過ぎで、慢性的な膀胱
炎が治らず、常にチョロチョロとオシッコを垂れ流す。日本ではプレイ中以外は大人
用の紙オムツを着けて生活していたほどだ。
「あなた、本当に動物みたいね。あたしも他人のこと、言えないけど」
隣に繋がれているジェーンが呆れて言った。夜は二人とも大勢の黒人男に輪姦され、
昼間は黒人女にこき使われる毎日を送っている。ジェーンは、由梨香のようにマゾで
はないため、この生活が辛くてしょうがないようだった。
「ジェーン、お前も、子供産め。酋長が食べたい、と言っている」
「嫌よ。誰が黒人に犯されて、妊娠なんかするもんですか!」
反抗的なジェーンの態度に、手を焼いた黒人女達は、棍棒で滅多打ちにするのだっ
た。それでもジェーンは反抗を止めない。
「当分、飯抜きだ」
ジェーンは、残飯すら食べさせて貰えなくなり、もともと豊満だったであろう肉体は、
ますます痩せ細っていった。ジェーンは近くに生えている雑草を食べて空腹をしの
いだ。
「もしかしてジェーン。あなた、いじめて貰いたいから、わざと反抗しているのね。そう
言うの日本じゃツンデレって言うのよ」
「オー、ノー!違うわよっ」
由梨香は勘違いしているようだった。モカ族から送られてきた、その他の生贄の男女
は、容貌の美しい若い女を除いて、全員が料理され、数日間連続して、村の広場で宴
会が行われた。太鼓の音が、ジャングルの夜に響き渡り、近隣の部族は、ケチャ族の
隆盛を思い知った。喰われずに生かされた美女達は、ケチャ族の中でも腕っ節の強い
男達に分配された。由梨香とジェーンには、黒人の女は全て同じ顔に見え、どこがど
う美しいのかが、判らなかったが。
474作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/12(木) 11:26:28 ID:4Fq0hl9H
「由梨香、ジェーン、死なない程度に戦え」
ある日、宴会の最中に酋長が指示した。広場の真ん中に引き出された由梨香とジェ
ーンは、首に縄をつけられ、互いに離れられないように結び合わされる。黒人たちは、
骨付きの人肉を貪りながら太鼓を叩いて囃し立てた。
「勝った方には、わしの小便、飲ませてやる、がんばれ」
由梨香の下腹は2回目の妊娠のため、少しせり出し始めている。ジェーンは栄養失
調でフラフラだ。
「AOHHHHHH!」
ジェーンが雄叫びを上げて由梨香に掴みかかった。空腹のため顔は凶暴だが、腕
に力が入っていない。毎日、虐めに耐えた御褒美にと、残飯をたらふく食べさせて貰
っている由梨香は、難なくジェーンの手を振りほどき、ブロンド美女は躓いて転倒した。
「由梨香、やれ、ジェーンをやれ!」
黒人達は囃し立て、由梨香は仰向けに倒れたジェーンの上に馬乗りになった。そし
て首を絞めにかかったが、命の危険を感じたジェーンが自由に動かせる手で、由梨
香の顔をメチャクチャにビンタすると、マゾの由梨香は、うっとりと陶酔し始めた。
「もっと、叩いてジェーン!もっと、もっとおおお!」
クネクネと悶える由梨香に、もはや戦意のカケラもなかった。立ち上がって体勢を立
て直したジェーンは、由梨香の下腹部に蹴りを入れた。
475作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/12(木) 11:27:10 ID:4Fq0hl9H
「アアッ、お腹だけは止めて・・・由梨香の赤ちゃんがいるの・・・」
「恨まないでよ、由梨香!」
ジェーンは由梨香の髪の毛を両手で鷲掴みにすると、顔面を地面の砂に思い切り
叩き付けた。
「ぎゃう!」
由梨香は、鈍い叫び声を上げた。ジェーンは何度も何度も繰り返して由梨香の顔を
地面に激突させ、ようやく酋長がジェーンの勝利宣言を出した時、由梨香の顔は血
だらけになって前歯が折れていた。
「ジェーンの、勝ち!」
由梨香は、地面に倒れたまま、起き上がる事が出来ず、気管に流れ込んで来る鼻血
で息がつまりそうだった。
「ゲボ、ゲボッ・・・ああ・・快感・・・この絶望感、たまらないわ・・・由梨香、嬉しい・・・」
泣きながら由梨香は笑っていた。ジェーンが、酋長の前に跪き、股間から放出される
御褒美のオシッコを口で受け止めている姿が、溢れる涙越しに、滲んで見えた。
476名無し調教中。:2007/04/12(木) 13:10:45 ID:pWq9OXTL
ツンデレキターーーーーーーーー!
477名無し調教中。:2007/04/12(木) 22:18:25 ID:de24OX9O
>>475
みえみえの作り話はご遠慮下さい。
478名無し調教中。:2007/04/13(金) 07:46:20 ID:BiKqZtQC
477はいろんなスレに同じような書き込みをしている、ただのバカだから
相手にしてもしょうばないよ。
479名無し調教中。:2007/04/14(土) 00:55:25 ID:TJ1kqTKs
梅本由梨香が登場した所で、
ワシの一番のお気に入りアルテミスの再登場も期待持てそうですな。
480高貴な美男ファン:2007/04/14(土) 02:50:15 ID:2HIJrgpX
美中年はまだでしょうか?
481名無し調教中。:2007/04/15(日) 20:09:25 ID:nw/gLYcP
くそ小説
482名無し調教中。:2007/04/15(日) 23:14:51 ID:1gILusBC
まだかな?
483名無し調教中。:2007/04/15(日) 23:18:26 ID:XyKq8O/U
レイコさんのために花と蛇男性版をリクします
484グラニュー籐:2007/04/16(月) 12:39:02 ID:D5tSAoWk
バざぃ

おい作者。ツンデレは少し面白かったぞ。
485レイコ(偽):2007/04/16(月) 16:09:56 ID:sMM3E8el
もっと罵ってぇ〜ん!
486名無し調教中。:2007/04/16(月) 22:55:21 ID:EMEG17wG
かなり面白いです。サディストどもなんか気にせずガンガって下さい!
487作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/17(火) 11:23:41 ID:fw1dAGXk
よほど、このキャットファイトが面白かったのか、宴の夜以来、由梨香とジェーンは、
ケチャ族に、けしかけられて互いに競争させられる事が多くなった。
「ユリカ、ジェーン、椰子の木に登れ。どっちが早く、上まで登って、椰子の実を落と
せるか競争しろ」
昼間、ケチャ族の男達が、ジャングルへ狩に行っている間、暇を持て余した女や子
供達が、二人を弄んだ。
「勝った方には、ここにいる全員の小便を飲ませてやる。負けた方はメシ抜きだ」
「ひっ!」
由梨香とジェーンは、それぞれ隣り合った2本の椰子の木にしがみついた。必死に
登ろうとするが、二人とも今まで木登りの経験などない。しかも椰子の木には枝が
無いため、手足を引っ掛けて、よじ登る事も出来ない。
「何、やってる。二人ともメシ抜くぞ」
酋長の夫人の一人が、いつまで経っても、木の根元付近でもがいている、由梨香と
ジェーンに痺れを切らし、裸の尻を棍棒で殴りつけた。
「ぎゃっ!」
ジェーンが、殴られたくない一心で、狂ったように木の幹にしがみつき、徐々に上に、
登り始めた。裸の胸の谷間、腹、股間が木の幹に擦り付けられ、柔肌が擦り剥ける。
ジェーンが半分ほど登った頃、由梨香はまだ地面から1歩も離れる事が出来ない
でいた。
「あーん、上がれないよう・・・」
泣きべそをかいている由梨香に、子供の一人が、火の着いた松明を持ってきて押し
付けた。
「アチイイイイイイッ!やめてえええっ!」
「早く、登れ、ユリカ。でないと、勝負にならない」
488作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/17(火) 11:24:32 ID:fw1dAGXk
何度も体に松明の火を押し付けられ、ようやく由梨香も火事場の馬鹿力を発揮して、
少しずつ登り始めた。酷使した、普段使っていない手の筋肉が強張り、痙攣を起こし
そうになる。この前のキャットファイトで折れた前歯の根元がズキズキ痛んだ。
「ユリカ、ジェーン、もっと早く登るように、みんなで石、ぶつけよう」
黒人の子供達が、必死によじ登っている裸の女二人めがけて、バラバラと石を投げ
始めた。子供達は、本気で狙って投げているため、当たると相当痛い。
「やめてよっ、このクソガキ!」
ジェーンは怒鳴ったが、怒れば怒るほど子供達は面白がって夢中に石を投げてきた。
「あーん、あーん・・・もっと投げて。もっと、もっとおお・・・」
マゾの由梨香は、陶酔しヨダレを垂らし始めた。オマンコを椰子の木の幹に押し付け
て刺激を与え、木登りをしながら、身をくねらせている。雨あられと降り注ぐ石に耐え
ながら、ジェーンの伸ばした手が、あと少しで椰子の実に届きそうになった時、子供の
投げた石の一つがジェーンの額に命中した。
「KYAAAAA!」
ジェーンは、脳震盪を起こし、美紀を掴んでいた手を滑らせた。ゆっくりとスローモシ
ョンのようにジェーンの肉体が木の幹から離れ、力を失って落下する。悲鳴を上げな
がら、ジェーンは7メートル下の砂地に、背中から叩きつけられて悶絶した。
「ぎゃあああっ・・・・い、息が出来ない・・・」
489作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/17(火) 11:25:16 ID:fw1dAGXk
胸郭筋が、ショックで動かなくなったのだろう。ジェーンはピクピクと手足を動かした
が、再度立ち上がる事は、出来なかった。
「ジェーン、落ちた。由梨香の勝ち」
時間はかかったが、なんとか上までよじ登り、椰子の実を落とした由梨香は、恐る
恐る幹を滑り降りると、全員から勝利のオシッコを飲ませて貰う事になった。
「こぼさず、飲め。吐き出したら1週間メシ抜きだ」
「はい、御主人様、ありがとうございます」
ジェーンと違い、日本にいた頃から飲尿プレイに慣れていた由梨香は、他人のオシ
ッコを飲み慣れていた。それでも十数人分のオシッコを飲むのは苦しく、命令通り、
全て完飲した時、由梨香のお腹はカエルのように膨れ上がっていた。
「うまい、椰子の実の汁、うまい」
その間、黒人達は、由梨香の落とした椰子の実に穴を開け、ジューシイな汁をうま
そうに、回し飲みしていた。
490作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/17(火) 11:25:58 ID:fw1dAGXk
月日が経ち、やがて、ケチャ族は、由梨香とジェーンに水や食事を与える事をやめ、
代わりに部族全員のオシッコやウンチを食べさせるようになった。それも、互いに何か、
競争や格闘をさせ、勝った方にだけ、ご褒美として与えるのである。そのため、常に
由梨香とジェーンは、どちらかが餓える事になり、それを凌ぐために、雑草や雨水を
貪った。
「咽喉が渇いたよー」
酋長の家の前に繋がれている由梨香がつぶやいた。このところジェーンとの勝負に
負けっぱなしで、数日間、飲まず喰わずなのだ。しばらくスコールも無いため、雨水
をすする事も出来ない。
「由梨香、あたしのオシッコ飲む?」
ジェーンが提案した。勝ちっ放しのジェーンは、たらふく水分を取っている。
「うん、飲ませて」
由梨香は仰向けになり、その顔の上にジェーンが跨った。ジェーンは膀胱を緩め、
前歯の折れた由梨香の口めがけて勢い良く放出する。と言っても、ジェーンもケチャ
族のオシッコしか飲んでおらず、それを体内で、さらに凝縮した尿は、相当濃かった
が、咽喉の渇ききった由梨香は、清涼飲料水でも味わうかのように、美味しそうにゴ
クゴクと咽喉を動かして飲み下していった。
「おいしい?由梨香」
「とっても美味しいですうう」
オシッコを最後の一滴まで飲み終えた由梨香は、そのままの体勢でジェーンのオマ
ンコを舌で、愛しそうに、ペチャペチャと舐め始めた。
「AHOOO!いいわ、由梨香!もっと奥まで舌を伸ばして!」
491作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/17(火) 11:26:34 ID:fw1dAGXk
ジェーンは悶えた。毎晩、ケチャ族に輪姦されていたジェーンも、とうとう妊娠し、
お腹には子供が宿ったため、最近、ケチャ族の男には、便器として利用される以
外、相手にされなくなっていて、欲求不満だったのだ。
「あなたのオマンコも舐めてあげるわ」
ジェーンは、由梨香の体に反対向きに覆いかぶさり、由梨香のピヤス付のクリトリ
スを舐め始めた。由梨香のオマンコの内側の粘膜は、以前マグロ漁船で、船員に
タバコの火を押し付けられていたため、所々、引き攣れてケロイド状になっている。
ジェーンと由梨香は互いにオマンコを舐めアイ、大量に分泌した互いの愛液を啜
りあった。
「これからは、もし、どちらかが勝負に連続して負けて、何日も食事が貰えない日
が続いても、その時は、勝ち続けている方に、オシッコやウンチを食べさせて貰え
ばいいんだわ」
ジェーンが、この最悪な環境で生きていくための名案を思いついた。さすが、名門
ケンブリッジ大学の学生である。
「ジェーン、あなた、頭がいいのね。・・・アウッ、アウッ」
灼熱の太陽と紺碧の空が、未開のジャングルで、女獣となって絡まり合う二人の
文明人の女を見下ろしていた。
492名無し調教中。:2007/04/17(火) 12:07:23 ID:/m9NsWND
ジェーンは天才でつか!
493作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/17(火) 12:38:55 ID:fw1dAGXk
由梨香編終わりです。

男性版「花と蛇」は、まだ先になりそうです。多分書いたとしても、レイコさんの
イメージとは、かなり違うものになりそうです。
494名無し調教中。:2007/04/17(火) 13:21:54 ID:ylN1nNyh
>>493
乙華麗〜!!
495作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/18(水) 00:14:38 ID:0u220mtL
西暦2004年7月、地球から3000光年離れた星系で、1隻の小型宇宙船が
ワープ航法による瞬間移動のため、超空間に突入しようとしていた。ちょうどこ
の星系は、地球とネオガイア星の中間地点に位置している。
「全員着席して、シートベルトをしめて!」
パイロット席に座っている全裸の女が、鋭い命令口調で叫んだ。元自衛隊員の
狩野真弓(25歳)である。宇宙人グレイによって催眠教育を施された彼女は、宇
宙船の操縦も簡単に出来るのだ。
「ちょっと、それよりも、この辺にいるネオガイア宇宙軍のパトロール船に連絡を
取った方が・・・」
強引にワープしようとする真弓を、人間解放軍の女性リーダー、メデューサが止
めようとした。
「30秒後に、ワープします。立っていると怪我するわよ!」
真弓は、頑として聞き入れなかった。その目が何かに取り付かれたように狂信的
な光を放っている。彼女の体内には小型の核爆弾が埋め込まれており、自爆テ
ロを敢行するために、宇宙船ごと、惑星ネオガイアに体当たりしなくてはならない
のだ。メデューサをはじめ、コクピットにいる人間解放軍のメンバーは大人しく席
に着いた。真弓の真の目的を知っているのは、同じ地球人の遠藤圭織と、杉村
優子だけだ。
「びえええ、死にたくないよう・・・地球に帰りたいよう・・・」
カニ人間に改造された圭織(21歳)が、情けない口調で泣きべそをかいた瞬間、
宇宙船は超空間に突入した。目の前の空間が歪み、気分が悪くなる。特異な体型
のため、シートベルトを締める事の出来ない圭織は、必死に両手で座席の手すり
に、しがみ付いた。
(うっ、吐きそう)
圭織は、吐き気がした。しかし圭織の口は、自分のオマンコと肛門に直結されてい
るため、吐くと大変な事になる。圭織が、ひどいワープ酔いに苦しんで30分ほど
経った頃、パイロット席の真弓が、冷静な声で告げた。
496作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/18(水) 00:15:41 ID:0u220mtL
「目標地点に到達、ワープアウトします」
その瞬間、船体を激しい振動が襲った。明らかに正常な動作ではなく、異常な
振動だった。
「ふぎゃあああ!」
圭織の折り畳まれて変形した肉体が、座席から放り出され、天井に叩きつけら
れた。同時に船内の人口重力も切れたため、幸運にも圭織は、そのまま床に
落下しないで済む。
「どうしたの?真弓さん」
メデューサが叫んだ。
「ワープ機関が壊れた・・・くそっ、ポンコツめ!」
この宇宙船は、10年前にゴルゴーン星で不時着し、放置されていたものだ。ろ
くな整備もされている筈もない。ガタが来ているのも当然だった。
「現在位置を測定・・・ワープ前のゴルゴーン星域から800光年離れた辺りだ。
近くに天体は無し・・・畜生!」
真弓は、悔しがった。計算では、3回ワープを繰り返せば、ネオガイア星に到達
出来る筈だったのだ。人間解放軍のメンバーで技術に詳しい者が、故障したワ
ープエンジンを調べてみたが、修理は不可能との事だった。
「救難信号を出すしかないわね。この辺りは、星間航路からそんなに離れてい
ないから、パトロール船もいる筈よ」
メデューサの提案に真弓が折れた。自爆テロを敢行する為には、とにかく生き延
びなくてはならない。真弓は、宇宙船の推進力をオフにし、自由落下状態にすると、
救難信号の自動発信スイッチを入れた。
「疲れたから、あたし少し休むわ」
真弓がパイロットシートから立ち上がると、看護婦の杉村優子(23歳)が、彼女の
後を追いかけた。
「真弓、マッサージしてあげるよ」
優子は、真弓と圭織、二人の地球人の健康管理担当なのだ。機械生命体の支配
する星、ゴルゴーンを脱出した宇宙船は、何もない虚空を、救難信号を発しながら
漂い続けるしかなかった。
497名無し調教中。:2007/04/18(水) 00:31:15 ID:haJ51DSR
自爆ワクテカ♪
498名無し調教中。:2007/04/18(水) 07:50:11 ID:YQZyzrpM
>>496
みえみえお止め下さい。
499作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/19(木) 07:55:57 ID:IGNvXt9W
「花と蛇」と言えば実写映画化が話題になりましたが、由紀かほる作品とか、
結城彩雨作品も、有名女優キャストで実写映画化されないかな。
500作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/20(金) 12:21:08 ID:sjjlhmx4
真弓は、自分専用に決めたキャビンのベッドで、全身に彩子の念入りなマッ
サージを受けた後、眠りに付いた。真弓は全裸で通しているが、彩子は拉致
された時に身に着けていたナースの制服をそのまま着ている。ここ数ヶ月の
放浪生活でかなりヨレていたが、他に着る服がなかったのだ。数時間眠った
後、真弓は、インターフォンの呼び出し音で目を覚ました。相手は、メデュー
サだった。
「どうしたの?救助船でも来たの?」
「多分ね。宇宙船が、接近しているの。すぐコクピットに来て」
真弓はすぐにベッドから起き上がった。最近では、あまり気にならなくなって来
たが、肛門に押し込まれている核爆弾のせいで、毎晩ぐっすり眠る事が出来ず、
寝不足で軽い頭痛を感じる。慢性的な便秘が原因で肌は吹き出物だらけだった。
(早く、終わりにしたい。ネオガイア星に体当たりすれば、全てが終わるのに)
グレイの催眠暗示は強固で、真弓の精神を奥深くまで蝕んでいる。真弓は、こ
の先、生きている限り、あらゆる手段を使って生き延び、全てを犠牲にして、ネ
オガイア星に向かう努力を続けなくてはならない。コクピットに戻ると、天井モニ
ターには、近付いてくる未確認宇宙船の姿が映し出されていた。
「かなり小型の宇宙船よ。データバンクには無い型式ね。見た感じ、自分でチュ
ーンナップした自作宇宙船みたいだわ」
メデューサが言った。真弓はパイロットシートに座った。
「あたし達の救難信号に引かれて来たのは、間違いないようね」
501作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/20(金) 12:22:00 ID:sjjlhmx4
その時、通信モニターに未確認宇宙船から画像が送られてきた。映し出されたの
は、人間ではなく、狼だった。
『降伏しろ。俺は宇宙の一匹狼だ。お前達の船は俺が頂く!』
その狼が喋った。
「何なの、こいつ?」
真弓がキョトンとした。元警察関係者だった人間解放軍の一人が、この狼に心当
たりがあるようだった。
「最悪だ。こいつは、銀河中を荒らしまわっているピンの宇宙海賊です。オオカミ型
生物の最後の生き残りで、狙った獲物は絶対に逃がさない・・・とんでもない奴が、
来ちまった!」
真弓もメデューサも初耳だった。モニターで狼が牙を剥き出し笑った。
『その通り!お前達の船と積荷は俺様が頂く。命が惜しければ武器を捨てろ。さも
なくば、俺の、さすらい号の砲門の餌食にするぞ!』
狼は強気だった。
「冗談じゃないわ」
真弓は、いきなりコントロールパネルを操作するとレーザー砲の発射ボタンを押し
た。緑の光線が宇宙空間に閃き、狼の乗る『さすらい号』に吸い込まれていった。
標準はピッタリ合っていた筈なのだが、あっさりと『さすらい号』は、信じられない動
きで真横に移動し、レーザー光線をかわした。
『抵抗するなと言っただろう。俺を怒らせるな!』
通信モニターの映像が切れ、次の瞬間、さすらい号は猛スピードで突進してきた。
そして、真弓達の乗る宇宙船の周りを何度も旋回し、正確な射撃で動力部を打ち
抜いた。ほんの十数秒間の出来事だった。
「エネルギー発生装置がやられました。これでは、レーザー砲もメインエンジンも
使えません!」
502作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/20(金) 12:22:51 ID:sjjlhmx4
オペレーター席に座っていた解放軍のメンバーが叫んだ。真弓にも、なす術も
ない。さすらい号は、ドッキングハッチに無理矢理、横付けし、大胆にも狼は、
一人で乗り込んできた。通路で、行く手を阻もうとする解放軍のメンバーをあっ
さりと殴り倒し、真弓達のいるコクピットへ進んでくる。レーザー銃で撃っても当
たらない。抜群の運動神経で、かわしてしまうのだ。堂々とコクピットに現れた、
二本足で歩く狼に、一同は気押された。
「裸のサルか。宇宙でもっとも弱っちい種族だ」
狼は馬鹿にしたように笑った。口には鋭い牙がズラリと並んでいる。
「そんなに心配するな。俺は、海賊だが、無駄な殺生は嫌いだ。宇宙船と金目の
物だけ頂いたら、お前達は、どこか無人の惑星にでも下ろしてやる」
それを聞いて、メデューサが抗議した。
「それは、困るわ。私達はゴルゴーンを機械生命体から救うためにネオガイア宇
宙軍とコンタクトを取らなくてはいけないのよ!」
真弓も内心焦った。もし星間航行種族の住まない惑星になど降ろされたら、一生、
地球にも戻れず、ネオガイア星にもたどり着けない。真弓はいきなり、不意を付い
て狼に襲い掛かった。咽喉元を狙い、手刀と回し蹴りを連続技で叩き込もうとする。
しかし、レーザー光線さえかわす運動神経を持っている狼は、真弓の繰り出す
手刀と蹴りを、難なく左手でブロックし、逆に右の拳で、真弓の顔面にストレート
パンチを食らわせた。
「ぐふっ!」
真弓の体は吹っ飛ばされ、血反吐を吐いてコントロールパネルに叩きつけられた。
503作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/20(金) 12:23:30 ID:sjjlhmx4
「びえええ、許して、オオカミさん。許して・・・食べないで」
床を這いまわっていた圭織が、泣きながら謝った。
「食べはしない。」
真弓は、フラフラしながら立ち上がり、顔の血を手で拭いながら言った。
「おい、狼、取引しよう。宇宙船も積荷も全部やる。だから、あたしをネオガイア星まで連れて行ってくれない?」
「お前、一人だけをか?」
「ええ、どうしても行かなくてはならないの。もし、お腹が空いているなら、こい
つを食ってもいいわ」
真弓は圭織を指差した。
「びえええ、真弓、ひどい、そんな事言わないで」
圭織は泣き出した。
「腹は空いていない」
「じゃあ、ペットとか、いたぶってオモチャにするとか。こんな奴でも何か使い道
があるはずよ」
「俺は宇宙の一匹狼だ。裸のメス猿には興味がない」
仕方なく真弓は、最後の賭けに出ることにした。
「聞いて!あたしの体内には、強力な核爆弾が埋め込まれているわ。あたしが
死ねば爆発する仕組みになっている。もし、あたしとの取引に応じないのなら、
今すぐ舌を噛んで死ぬ。そうすれば、あなたもあなたの船も宇宙の塵よ!」
狼は、一瞬戸惑ったようだった。少し考え、持っていた携帯用スキャナで真弓の
裸身を走査する。結果を見て、感心したようだった。
「ほう、これはグレイ製の小型核爆弾だな。これ一個で惑星ごと吹っ飛ぶような
代物だ。よくこんな物、体内に入れているな」
狼は、たじろいだ様子もなかった。逆に興味をそそられたようだった。そして次の
瞬間、目にも留まらぬ速さで、狼の体が動くと、真弓のボディに腹パンチを食ら
わせ、気絶させた。
「死ななきゃいいんだろう」
真弓以外に、狼に抵抗しようという者は誰もいなかった。
504名無し調教中。:2007/04/20(金) 15:49:53 ID:zl9N9eAu
レーザーより早いんですか。
スターウォースとか見るとレーザー光線って拳銃弾より遅いみたいだから
それもありですね♪
505レイコ(偽):2007/04/25(水) 15:02:58 ID:gvNbIGD9
お願い・・・美男を出して!
506作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/27(金) 12:07:34 ID:m9NMKgQf
真弓が目を覚ました時、両手両足を大きく広げて開脚台に拘束され、口には舌を
噛まないように開口器具が嵌められていた。
「むぐぐぐ・・・なっ、何をしているの?」
狼は、真弓の尻の穴に嘴状の器具を突っ込み、核爆弾を取り出そうとしていた。ズ
キズキと肛門から痛みが伝わってくる。
「ストッパーが、何重にも掛けられている。腹を割かない限り、引きずり出すのは無
理だな」
余程、しつこく何時間にも渡ってこねくり回していたのか、真弓の肛門は裂け、血だ
らけになっていた。
「やめなさい。もし、そんな事したら爆発するわ。起爆装置があたしの生命反応と連
動しているのよ」
「やれやれ、ブラックホールにでも捨てるしかないのか」
狼はため息をついた。真弓の口からは、ヨダレがダラダラと流れ出していた。
「お願い。ネオガイア星に連れて行って。体当たりして、惑星をふっ飛ばさなきゃいけ
ないの」
「死ぬぞ」
「だって、それしか、終わらせる方法がないのよ」
「猿型生物の母星など破壊しても面白くない。どうせなら、俺の商売敵の宇宙海賊、
百足星人の母星ゲロリアンに体当たりするとか、銀河系の支配者グレイの中枢惑星
グ・レイを破壊するとかの方が、面白くねえか?」
狼が提案した。真弓はヨダレを垂らしながら首を振る。
「面白いとか、面白くないとかの問題じゃないのよ・・・催眠暗示をかけられていて、他
の選択肢はないの」
「ふーん」
狼は、憐れんでいる様子もなかった。
「あなた、名前はなんて言うの?」
真弓が尋ねた。
「俺は、オオカミ型生物の最後の一人だ。名前なんて必要ない。宇宙の一匹狼で通っ
ている」
「あなたの種族は滅んだの?」
507作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/27(金) 12:09:33 ID:m9NMKgQf
「そうだ。もともと、個体の寿命が長く、あまり子供を作らない種族だった。一人
一人の身体能力も優れていて、そう簡単には死なない。四六時中セックスの事
ばかり考えて、すぐに繁殖する、お前達サル型生物とは違う」
「一人で寂しくないの?」
「別に・・・今、お前達の宇宙船を、さすらい号で曳航して一番近い商業惑星に向
かっている所だ。途中で、お前達全員を、無人惑星に降ろして、その後、宇宙船
を売っぱらったら、また、一人で気楽な放浪生活さ」
真弓は、目を閉じ考えた。無人の惑星に降ろされる訳にはいかない。その前に逃
げなくては。しかし、なす術もなく宇宙船は、さすらい号に曳航されたまま、何度
かワープを繰り返し、ネオガイア星人の勢力圏から次第に遠ざかっていった。そ
して、地球の3分の2くらいの大きさの惑星の近くを通りかかった。
「惑星ピグマイオイか。ちょうどいい、この惑星なら水も空気もある。死ぬまで生
きていけるぞ」
狼は、宇宙船を周回軌道に乗せると、真弓、圭織、彩子とメデューサ他、解放軍
のメンバーを転送室に集めた。真弓は両手を後手に拘束され、開口器具を嵌め
られたままである。
『全員裸になれ。布切れ一枚身に付けてはいかん』
コントロール室からスピーカーを通して狼が言った。転送室の天井の四隅には、
レーザー銃が据付けられていて、捕虜達を狙っている。しぶしぶ解放軍のメンバ
ーはスペーススーツを脱いでいった。
508作者 ◆zCS1o.kilU :2007/04/27(金) 12:10:23 ID:m9NMKgQf
『脱いだ服は、ダストボックに入れろ』
真弓と圭織は、もともと全裸である。彩子がナースの白衣を脱ぐのを渋った。
「恥ずかしい・・・あたし、脱げません」
『殺すぞ』
「死にたくない・・・でも、脱ぐのもイヤ」
『おいおい、この大宇宙で、そんな我がままが、通るとでも思っているのか!』
「えーん、えーん」
彩子は、泣いてごまかそうとした。意外にも狼はあっさり折れた。
「わかった、わかった。泣くな!お前だけ例外を認めてやる・・・全員、脱ぎ終わっ
たか?では、さらばだ、裸のサル諸君。」
全裸の男女の群れは、転送機の白い光輝に包まれ、消えていった。武器や食料
どころか、彩子以外は、一糸纏わぬ生まれたままの姿で、未知の惑星の表面に
放り出される事になったのだった。
509名無し調教中。:2007/04/27(金) 16:22:15 ID:zMkq7WF8
宇宙で我侭でつか!w
510伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/04/27(金) 22:31:38 ID:FUXud99p
>>508
妄想痛々しいです。
511名無し調教中。:2007/04/28(土) 07:35:05 ID:VlaxslYb
>>509
お前は、もういいよ
512名無し調教中。:2007/04/28(土) 07:37:05 ID:VlaxslYb
あっ、間違えた、510だ。509ゴメン
513伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/04/28(土) 17:40:09 ID:nly/EaAJ
>>512
ほっほっほ
まぬけ!
514名無し調教中。:2007/04/29(日) 11:16:15 ID:waVXkIHU
>>513
ネカマお黙り!
515名無し調教中。:2007/04/29(日) 17:02:05 ID:aoBfX61q
あいかわらず面白いです!しかし作者さん、すごい妄想力でつね!!
516伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/04/29(日) 17:47:58 ID:f/bZOKYA
>>514
どんだけ〜〜〜
517名無し調教中。:2007/04/29(日) 21:12:49 ID:txgoTks7
伊藤がウゼェ
518名無し調教中。:2007/04/30(月) 11:46:20 ID:dfO113Bb
>>516
パート8の534まで、お黙り!
519名無し調教中。:2007/05/01(火) 00:50:58 ID:hVfgHStX
伊藤最高
520名無し調教中。:2007/05/01(火) 18:05:51 ID:l5jKEa9G
だから、かまっちゃダメだってばw
521名無し調教中。:2007/05/06(日) 00:25:00 ID:kNRKQFgt
奇跡の藤堂
522作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/09(水) 11:37:14 ID:pvRFlUAL
バルスームと呼ばれる架空世界の火星では、地球人に似た赤色人と、モンスタ
ーのような緑色人の国家が絶えず、戦国時代さながらの闘争を行っていた。ネ
オガイア星人の時空砲によって、この世界に迷い込んでしまった埼玉県立高校
2年C組の生徒達は、過酷な環境でクラスのメンバーの半分以上を失いながら
も、バルスームの最強国家ヘリウム帝国の王女であるデジャー・ソリスや、南北
戦争時代のアメリカからやって来た、謎の軍人ジョン・カーターと巡り合い、冒険
の旅を続けている。
「また、捕まるのかよ」
ゾダンガの空中戦艦に捕虜となった片田準一がため息をついた。担任の大川
伸介(32歳)がなだめる。
「そう言うな。この物語は、捕まったり脱走したりの繰り返しなんだ。それが無限
に続くんだよ」
「面白くねえよ。ワンパターンじゃねえか。よくそんな小説が大ヒットしたな!」
「テレビの水戸黄門と同じだ。お決まりのセリフとお決まりのストーリー。そして
最後に主人公が勝つ。そんな単純なストーリーの方が、馬鹿な大衆には喜ば
れるんだよ。」
「納得できない。もっとヒネリが欲しい。例えば、俺がジョン・カーターの代わりに、
ヘリウムの王女の婿養子になるとか」

準一が、言ってみた。大川先生は、何とも答えようがないようだった。
「ここは、単なる歴史が分岐したパラレルワールドとは違うんだ。明確に一人の
人間の想像の産物だ。しかし、俺達の存在が、ストーリーに何らかの影響を及
ぼすかもしれん」
「俺にとって、ハッピーエンドだと、いいけどな!」
空中戦艦は、ゾダンガの発着場に着陸態勢に入ったようだった。
523作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/09(水) 11:37:54 ID:pvRFlUAL
ヘリウムの王女、デジャー・ソリスは、着陸後、他の仲間達と引き離され、一人
でゾダンガ宮廷のサブ・サン王子の寝室に連行された。身体検査で身に付けて
いた武器を没収された後、サブ・サン王子と二人きりになった。
「デジャー・ソリス姫。私と結婚する気になったかね」
「いやよ!あなたと結婚するくらいなら、緑色人皇帝タル・ハジュスの妻になった
方がマシよっ!」
気丈に拒むデジャー・ソリスの様子に、サブ・サン王子はクックッと笑った。
「本気で言ってるのかい?緑色人は君を妻にするよりも、拷問して嬲殺しにする
方を選ぶだろうな」
「それでも、あなたよりマシだわ」
「ヘリウムの国民を助けたくないのかね。もし、君が拒むなら、ヘリウムの双子都
市に無差別爆撃を加えて一般市民を、とことん殺戮するよ。降伏後は、生き残っ
た人間は、全て奴隷として諸外国に売り払う。数ヵ月後に、君の故国は誰も住ま
ない廃墟となるだろうな」
「この、けだものっ!」
絶叫するデジャー・ソリスの目の前に、サブ・サン王子は、ズボンを下ろし、勃起
した赤黒いチンポを突き出した。
「しゃぶりたまえ、デジャー・ソリス姫。そうすれば、ヘリウムはゾダンガの属国と
して今後も細々と存続させてやる」
誇り高い王家の血を引くデジャー・ソリスは葛藤に苦しんでいるようだった。しかし、
観念したようにサブ・サン王子の足元に跪いた。
「約束してください。わたくしの体と引き換えにヘリウムの国民を救ってくださると」
「約束しよう。クックックッ・・・・」
デジャー・ソリスは、かつて袖にも引っ掛けなかった男のチンポを口に含み、丹念
にしゃぶり始めた。瞳からはうっすらと涙が滲んでいるようだった。
524作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/09(水) 11:38:51 ID:pvRFlUAL
ゾダンガの飛行艦ドックで、王女と引き離されたジョン・カーターはいてもたって
もいられないようだった。
「私は、いますぐ王女を救いにいくぞ!」
彼の頭の中は、デジャー・ソリスがサブ・サン王子と愛し合っている妄想でいっ
ぱいだった。準一は、大川先生に相談した。
「あいつ、相当イカレてるぜ。どうすんだよ、先生?」
「放っておけ。好きにやらせとけばいい。あいつは、俺達と違って、E・R・バロウ
ズの考えたストーリーに沿って行動するんだ。俺達がとやかく言う筋合いじゃな
い」
話している間にも、ジョン・カーターは、見張りのゾダンガ兵を殴り倒し、武器を奪
って逃走していった。突発的な行動の割りには、手馴れた様子だった。
「もう、いっちまったぜ」
「そういうキャラクターなんだ。バロウズのキャラは、どんな状況からでも、簡単
に脱出してしまう」
「俺達は、どうなるんだ?」
「しばらく、我慢していればいい。やがて、あいつが流浪の果てに、大軍を引き連
れて戻ってくる筈だよ」
2年C組の生徒達は、ゾダンガ宮廷で、奴隷としてこき使われる事になった。
525作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/09(水) 12:26:34 ID:pvRFlUAL
デジャー・ソリスは毎晩のようにサブ・サン王子に犯された。王子は、火星一と
もてはやされた絶世の美女の肉体に夢中になり、様々な体位で体中の穴とい
う穴を犯し続けた。毎日、夜通しセックスにのめり込んでいるので、軍司令官も
務める王子の業務に支障が出る程だった。
「ふっふっふっ、どうだね、ヘリウムの王女の抱き心地は。やはり、あそこの締
まり具合も格別かね?」
サブ・サン王子の寝室にズカズカと遠慮も無く入ってきたのは、父であるゾダン
ガ皇帝サン・コシスだった。赤色人の寿命は千年を超えるため、親子でも同年
代に見えてしまう。サン・コシスもサブ・サン同様、地球の青年のように若々し
かった。
「これはこれは、父上・・・このような所に」
ベッドの上に起き上がったサブ・サンは全裸で、傍らのデジャー・ソリスの裸体
も汗でヌラヌラと光っている。余程激しい夫婦の営みを重ねていたのだろう。
「お前が、オナニーを覚えた大白猿のように、王女とイチャついている間にも、
ヘリウムとの戦争は順調に進んでいるぞ。ところで、息子よ、相談があるのだが、
火星一と言われた美女をわしにも貸してくれんか」
「そうですねえ・・・ま、父上の望みなら仕方ありませんな。父上あっての私です
から。女好きはゾダンガ王家の血を引くものの宿命みたいなものですからね」
サブ・サンもサン・コシスも、離婚と結婚を繰り返し、何度も正妻を取り替えてい
る。その他にも、常に愛人や、側室を無数に抱えていて、父子の間でのスワッピ
ングなども日常茶飯事なのだ。サン・コシスは豪華な装飾入りのベッドに近寄り、
デジャー・ソリスの豊満な両乳房を背後から揉みしだいて、手の平で感触を楽し
んだ。
526作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/09(水) 12:27:12 ID:pvRFlUAL
「おお、たまらん!この柔らかな手触り、気品に満ちた首筋。さすがに長い歴史
で洗練されたヘリウム王室の女だ・・・」
「うっ・・うう、そんなっ。約束が違います。あたしはサブ・サン王子の妻になると
・・・」
「ふん、お前は、故国と引き換えにゾダンガに嫁いだ生贄妻だよ。偉そうな事を
言うんじゃない!」
サン・コシスは、強引に首をねじってデジャー・ソリスのふくよかな唇に吸い付い
た。サブ・サン王子は、ベッドから降り、装身具を身につけながら、自分の父親の
痴態を呆れたように眺めている。
「わしの野望は、この世界を支配し、バルスームの三大美女と呼ばれているヘリ
ウムのデジャー・ソリス姫、プタースのスビア姫、デュホールのヴァラ・ディア姫を、
全てわしの足元に跪かせる事なのだ!」
サン・コシスは息子のベッドに、そのままデジャー・ソリスを押し倒し、組み敷きな
がら叫んだ。我が父親ながら、あさましい、とサブ・サンは思った。
「父上、では、ごゆっくりと。私は久しぶりに作戦司令部へ顔を出してきます」
サブ・サン王子が退室した後、デジャー・ソリスはオマンコをサン・コシス皇帝のチ
ンポに貫かれ、切ない表情で悶えた。
「よい体じゃ、よい体じゃ、想像した通り、締め付け具合も絶品じゃ・・・これだけの
上玉はゾダンガ国内をいくら探しても見つかるまい」
ゾダンガ皇帝は、鼻息も荒く、息子の嫁の乳房にむしゃぶりつき、ヨダレでベットリ
と汚しながら、うわ言のように呟いていた。
527作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/09(水) 13:19:51 ID:pvRFlUAL
バスガイドの桑田直美(22歳)は、ゾダンガ宮廷の謁見の間に跪いていた。
彼女の役割は痰壷奴隷である。ヘリウムとの戦争が始まって以来、ゾダンガ
駐在の諸外国の外交官がひっきりなしに、情勢を把握しようと宮廷へ挨拶に
来るのだ。皇帝の謁見を待っているガソールの外交官が直美の方へ手招き
をした。痰が咽喉に絡んで吐き出したくなったのだ。直美の額には、痰壷奴隷
であると一目でわかるように火星語で焼印が押されている。直美は身をかがめ
、摺り足で外交官の方に近寄ると、うやうやしく足元に跪き、顔を上げて大きく
口を開いた。ガソールの外交官は、咳払いをし、痰を切った。
「ゴホン、ゴホン・・・カーッ、ペッ!」
吐き出した痰は、狙い通り直美の口の中に落ちる。直美は口を閉じると、表情
一つ変えずに目をつぶり、痰を飲み下した。吐き気がこみ上げて来るのを気合
で押さえ込み、顔に出さないようにする。直美は、頭を床に擦り付けて無言で礼
をすると、再び摺り足で、元の位置へと戻っていった。次の人間に呼ばれるまで、
気配を消し、装飾品の一部であるかのようにじっとしていなくてはならない。一日
中、これを繰り返すのが痰壷奴隷としての直美の役割なのだ。
528名無し調教中。:2007/05/09(水) 15:39:30 ID:3vBShN7a
(タンが)下へまいりま〜す。
529作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 10:24:15 ID:zPoYHbW7
片田準一(16歳)に与えられた役割は、寝室奴隷だった。大暴れして抵抗した
が無駄で、額に寝室奴隷の身分を表すマークを焼印されてしまった。
「うぎゃあああっ!アチイイイッ!・・・お、お前ら、ぶっ殺すぞ!」
「威勢のいい小僧だ。ピョンピョンと良く跳ね回る。ジャスームから来たと言うのも
本当らしいな」
地球人の筋力は、火星人を軽く上回る。準一は大勢のゾダンガ兵によってたかっ
て取り押さえられ、その動きを封じるために手と足に鉄球と鎖のついた枷を嵌めら
れた。
「寝室奴隷に、毛はいらん。全身の体毛を剃らせてもらうぞ」
「く、くそっ!」
準一は押さえつけられ、頭の先から足のつま先までの全ての体毛を剃り落とされ
た。髪の毛、眉毛、腋毛、陰毛、など全てである。スキンヘッドになった準一は、気
味の悪い、つるつるのオブジェのようだった。寝室奴隷とは、赤色人の夫婦やカッ
プルがセックスをした後、愛液や精液で汚れた接合部分を口と舌で清めるための
奴隷である。数日間、奴隷訓練所での研修を受けた後、新しい王太子妃である、
デジャー・ソリス付けとされた。
「まあ、準一、なんて姿に・・・」
デジャー・ソリスは変わり果てた準一の姿に驚いたようだった。
「俺は、あんたの寝室奴隷らしい」
「敵ばかりのゾダンガ宮廷で、身近に味方がいるなんて心強いわ」
「この有様じゃ、役に立てるかどうか、わからないけどな・・・」
準一は、デジャー・ソリスの寝室の片隅に首輪をつけられて繋がれた。王太子妃と
言えど、彼女もこの寝室に軟禁状態らしい。一日のうち、サブ・サン王子とサン・コ
シス皇帝が、入れ替わり立ち代わり寝室を訪れ、デジャー・ソリスとのセックスを
堪能していった。
530作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 10:24:46 ID:zPoYHbW7
「おい、終わったぞ」
サブ・サン王子が鷹揚に声をかけると、待機していた準一が、うやうやしくベッ
ドに這いより、ネットリと酸味がかった匂いを発している二人の性器を舌で掃除
する。心を込め、全神経を集中し、細心の注意を払って奉仕しなくてはならな
い。少しでも主人の機嫌を損なえば、人権のない奴隷は、恐ろしい刑罰を受け、
最悪の場合、処刑されるのだ。バルスーム世界では、人命は、火星全体を覆
っている薄い大気よりも軽い。準一は、吐き気をこらえながら、デジャー・ソリ
スのオマンコの最深部に舌を伸ばし、放出されたサブ・サン王子の精液を舐
め取った。さらに屈辱的なのは、愛液まみれの男のチンポも口に含んで綺麗
にしなくてはならない事だった。
(畜生!大川先生、我慢してれば、本当に、あのジョン・カーターが、緑色人の
大軍を引き連れて戻って来て、俺達を解放してくれるのだろうな!)
準一は、ゾダンガ宮廷に囚われた他の生徒達の運命や、大気製造工場に残し
てきた最上美登里の身の上が心配でしょうがなかった。
531作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 19:10:36 ID:zPoYHbW7
 ゾダンガを脱出したジョン・カーターは、一人乗りの小型飛行艇を強奪し、数
週間前に脱出してきたばかりの緑色人の都、サーク市を目指していた。別の
次元の地球から来た大川先生に、今後のストーリーの一部始終を聞いていた
のだ。原作では、タルス・タルカスにクーデターを起こさせ、緑色人の皇帝の座
を手に入れさせてから、彼を扇動してゾダンガを襲撃させるらしい。そんなにう
まく、事が運ぶのか、と普段、自信に満ち溢れているジョン・カーターも、ついつ
い不安になった。
(俺は主人公だ、俺は主人公だ。大丈夫だ、自分を信じろ。俺はまだ生きている。
俺なら必ずやれる)
必死に自分に言い聞かせた。原作通りに事が運べば、救国の英雄としてデジャ
ー・ソリスとの結婚を許され、ヘリウム王室に迎え入れられるのだ。飛行艇の遥
か下方の赤茶けた大地で、緑色人の部隊同士が戦闘に明け暮れているのを発
見した。
(いよいよ、正念場だ。あの中にタルス・タルカスがいる・・・着陸して、彼を危機一
髪で助け、そして恩を着せて、さらに緑色人皇帝タル・ハジュスを倒すようにそそ
のかす・・・)
ジョン・カーターは緊張の余り、手の平にベットリと汗をかき、咽喉がカラカラに
渇いた。そして、ゴクリとツバを飲み込むと、飛行艇を戦場めがけて急降下させ
ていった。
532作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 19:25:41 ID:zPoYHbW7
ゾダンガのヘリウム双子都市に対する包囲戦は3ヶ月目を迎えようとしていた。
かつて最強を誇ったヘリウム艦隊は王女捜索のために分散しているところを
各個撃破され、ヘリウム上空の制空権はゾダンガに握られている。連日の爆
撃で、都市のあちこちが火災で焼け爛れていた。
「デジャー・ソリス、あなたの故国の国民は、なかなかしぶといですな。このま
までは、双子都市は、廃墟になってしまいますよ」
ゾダンガ空中艦隊の旗艦上でサブ・サン王子がデジャー・ソリスに言った。彼
女に見せ付けるために、わざわざ戦場に連れて来たのである。
「我々は、あなたとの約束どおり、何度もヘリウムに降伏勧告を行ったのですが、
彼らは一向に受け入れようとしない。強情な国民にあなたからも言ってもらえま
せんかね。ゾダンガの軍門に下るようにと」
デジャー・ソリスは唇を噛んだ。身体を好き放題に蹂躙されてきたのだが、今度
は、最後勝利を信じて、苦しい戦いを続けている故国を裏切れと言われている
のだ。
「敬愛する王女殿下に懇願されれば、彼らも大人しく降伏するでしょう」
「私に売国奴になれと」
「そうです。でなければ、本当にヘリウム国民は、バルスームから一人もいなく
なりますよ」
「わかりました」
533作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 19:27:17 ID:zPoYHbW7
バルスーム世界では、分野によってはひどく科学が遅れている。特に通信技
術が遅れているため、テレビやラジオは全く普及していない。各艦の連絡を取る
のに手旗信号を使っている程だった。デジャー・ソリスは全裸で旗艦の舳先に
吊り下げられ、低空飛行でヘリウムの街の上を回りながら叫ぶ事になった。事
前にビラが撒かれ、もし旗艦に対空砲火が加えられれば王女の身の安全が保
障は無い、と警告されていたため超低空飛行で飛ぶ戦艦は、何の妨害も受け
なかった。
「ヘリウム国民の皆さん。ただちにゾダンガに降伏するのです。ヘリウム軍の兵
士は武器を捨てて投降して下さい。それが唯一の生き残る道です!」
デジャー・ソリスは、開脚縛りで吊り下げられていた。オマンコ剥き出しの屈辱
的なポーズである。自分の全体重を支えている荒縄が肌に食い込んで痛い。
ヘリウムの国民は、敬愛する王女の痛ましい姿に動揺した。
「お願いします。降伏して下さい。私は、ゾダンガのサブ・サン王子と結婚します。
今、降伏すれば、ヘリウムは属国として、これからも存続する事が出来るので
すよ!」
デジャー・ソリスは黒髪を吹き付ける風になびかせ、悲痛な表情で懇願した。
宣伝飛行は半日余りも続き、その間、叫び続けたデジャー・ソリスは、咽喉を枯
らして後半は、ガラガラ声になっていた。声が潰れて、ほとんど出なくなった頃、
いきなり戦艦は方向を変え、都市上空を離れた。甲板に引き上げられたデジャ
ー・ソリスは、指揮を取っているサブ・サン王子に尋ねた。
534作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 19:28:00 ID:zPoYHbW7
「どうしたのですか?」
声が、ハスキーボイスに変っていた。
「ゾダンガ本国が、緑色人の大軍に攻撃されているらしい。ありえない・・・あの
部族同士で争う事しか頭になかった緑色人が、一致団結して赤色人の大都市
を襲うなどと・・・」
王子の顔面は蒼白になっていた。ヘリウム攻撃にほとんどの兵力を割いていた
ゾダンガは本国に最低限の軍備しか残していない。南の荒野に住む緑色人は
1〜3万人ほどの小集団に分かれており、太古よりまとまった戦力に結集する事
はなかったのだ。しかし、今、情報によると20万人もの緑色人戦士が、サーク族
の新皇帝タルス・タルカスの下に結集し、ゾダンガの都市を蹂躙しているらしい。
もはや、ヘリウムとの戦争どころではなかった。

 ジョン・カーターは、長剣を振るい、右に左にゾダンガ兵を切り倒していた。ゾダ
ンガは炎上している。呵責を知らない緑色人たちが一般市民を八つ裂きにし、略
奪の限りを尽くしていた。罪もない非戦闘員の女子供が、サディストの緑色人戦
士に、遊び半分で拷問され、絶叫している声が町中から聞こえている。タルス・タ
ルカスは戦勝後のゾダンガの自由略奪を餌に、他部族を協力させたのだ。戦国
時代の火星に、正義も何も存在しなかった。
535作者 ◆zCS1o.kilU :2007/05/11(金) 19:28:42 ID:zPoYHbW7
「デジャー・ソリス!私の王女様!」
タルス・タルカスから借りた緑色人の一部隊を率い、宮殿を陥落させたジョン・
カーターは、ひたすら愛しいデジャー・ソリスの姿を探し求めた。しかし、発見
したのは、奴隷の境遇に落とされた2年C組の生徒達ばかりだった。床磨き奴
隷に落とされていた大川先生を発見し、デジャー・ソリスの行方を尋ねた。
「おお!やっぱり、戻ってきたか。原作通りだな。姫ならサブ・サン王子とヘリウ
ム攻囲軍に同行しているよ」
「何っ、ここにはいないのか!」
ジョン・カーターは、あの王子のキザな態度を思い出して怒りに震えた。王女を
あいつの好きにはさせない。タルス・タルカスの本陣に駆け戻ると、降伏した、
ゾダンガ本国防衛任務に付いていた空中艦隊を、ヘリウムに進軍させるよう提
案した。
「ヘリウム攻囲中のゾダンガ軍は、本国救援のためにこちらへ引き返してくる筈
だ。それを迎え撃てば、残存ヘリウム艦隊とで、ゾダンガ軍を挟み撃ちにする事
が出来る」
「お前は天才軍略家だな、我が友よ」
タルス・タルカスは、ジョン・カーターを親友だと思っているようだった。彼にそそ
のかされて皇帝になり、ゾダンガを攻撃して勝利したのだ。タルス・タルカスの名
は歴史に残る事だろう。そして、その後に起こった最後の戦闘は、原作通りだっ
た。ゾダンガ艦隊は壊滅し、サブ・サン王子とサン・コシスは逃亡した。ヘリウム
は解放され、ジョン・カーターは救国の英雄として玉の輿に乗る事になった。
「ジョン・カーター万歳!」
「ヘリウム帝国に栄光あれ!」
ヘリウム国民は、デジャー・ソリスとジョン・カーターの結婚式を熱狂的に祝福し、
物語はこのままハッピーエンドに終わるかに見えた。
536名無し調教中。:2007/05/11(金) 21:43:44 ID:HWS1GKHN
ハッ、ハッピーエンドじゃないんでつか!?
ガクブルでつ。
537レイコ(偽):2007/05/11(金) 22:45:24 ID:DEj6TQ5J
ファンの皆様、お久しぶり♪
バウザのレイコよ。

お願い・・・そろそろ美男を虐めて!
538作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/16(水) 13:26:55 ID:lASGEELm
片田準一、大川先生、桑田直美他、2年C組のメンバーは崩壊したゾダンガ宮廷から救出され、
ヘリウム宮廷へと移された。しかし、ヘリウム皇帝タルドス・モルスは、額に奴隷の焼印を押さ
れた見慣れない黄色人種を、平民としてヘリウムに迎え入れることを渋った。
「お父様、この方達は、獰猛な緑色人から、私を助けてくれたのです」
「しかしなあ、緑色人とヘリウムは、対ゾダンガ戦で同盟を結んだ事だし、政治的配慮から、そ
れ以前に起きた事は水に流さんといかん」
タルドス・モルスは可愛い孫娘に懇願されて、困った顔をした。デジャー・ソリスは、すっかり元
気を取り戻し、以前のプライドと幸福なオーラを身にまとっていた。
「そこをなんとか」
「宮廷付の奴隷としてなら、置いてやってもかまわん。丁度、ゾダンガで奴隷の訓練も受けて
いるようだし」
「・・・おじい様。取り敢えずは、それで、結構ですわ」
2年C組の運命が決まった。準一は、寝室奴隷。大川先生は床磨き奴隷。直美は痰壷奴隷と
して生きていく事になった。
「畜生!これじゃ、ゾダンガに居た時と同じじゃねえか!ジョン・カーターの野郎!恩を仇で返
すような事をしやがって!」
準一は、わめいた。しかし、ヘリウム王室の決定に、婿養子に入ったばかりのジョン・カーター
には、異議をはさむ事は出来ないようだった。
「すまん、準一。俺の立場も考えてくれ。婿養子というのがこんなに居心地の悪いものだとは、
思わなかった。皇帝や皇太子の目が気になって、他の奇麗な女がいても、直視することすら
気が引ける・・・」
539作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/16(水) 13:27:53 ID:lASGEELm
「チッ!それでも主人公かよ」
準一の仕事は、ジョン・カーターとデジャー・ソリスの寝室で、二人のセックスの後始末をす
る事だった。サブ・サン王子の時とは違い、ベッドではデジャー・ソリスが主導権を取っている。
「あっ、そこ、そこ、そこもっと舐めて。ジョン、とっても気持ちいいわ!いっ、いくぅ。そこもっと!」
ジョン・カーターは、デジャー・ソリスの股間に顔をうずめ、王女を喜ばせようと懸命に舌を使
っていた。
「ああ、私の王女様。クリトリスが一番、感じるのですか?」
「あ・・そうよ、でも、もっと奥の方も舌を伸ばして!」
心底、惚れているジョン・カーターは、デジャー・ソリスが喜ぶ事なら何でもした。王女の足の
裏まで舐め、足の指を一本一本、丁寧に舐めあげる。一旦射精した後も、王女に求められれ
ば、何度でも自分を奮い立たせ、情事に励んだ。
(見てられねえぜ)
準一は、奴隷らしくベッドの傍に跪き、頭を垂れて二人のセックスが終わるのを待ちながら、
心の中で毒付いた。
540作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/16(水) 13:28:49 ID:lASGEELm
 やがて2年の歳月が過ぎた。その間、特にこれといって重大な事件も起こらず平和な
日々が続いた。ジョン・カーターは、時折勃発するヘリウムの対外戦争で手柄をたて、
婿養子の汚名を返上しつつあった。王家とも次第に打ち解けて来ているようだ。デジャ
ー・ソリスが妊娠し、卵を産んだ頃、火星全体を揺るがす大事件が起こった。
「大変だ。大気製造工場が活動を停止している!」
ヘリウム皇帝タルドス・モルスが、緊急閣僚会議を招集した。
「管理人の科学者と連絡は取れないのですか?」
皇太子モルス・カジャックも慌てている。
「取れない、こちらの呼びかけに応答せんのだ」
「とにかく、大気製造工場に技術班と特殊部隊を派遣しよう。」
ヘリウムは、バルスーム世界での最強国家である。こういう事態が起こった時には、諸
外国に先駆けてイニシアティブを取らなくてはならない。皇帝の命令は、直ちに実行に
移されたが、現地から戻ってきた報告は絶望的だった。
「予想していたことだが、工場の防御壁を破ることが出来ん。一つしかない通用口は、
内側からしか開けれんのだ。各国と連携し、数千隻の空中艦隊で集中爆撃を加えれば
天井を破ることは出来るかも知れんが、それでは工場の施設に取り返しのつかない損
傷を与えてしまうかも知れん・・・」
「何か、対策はないのですか!気圧がどんどん下がっています。科学者の計算では、
あと3日で、バルスーム中の生物の生存が不可能になります」
541作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/16(水) 13:29:31 ID:lASGEELm
タルドス・モルスとモルス・カジャックに、これ以上、やれる対策はないようだった。ジョン・カ
ーターも会議には出席していたが、婿養子なので、あまり積極的に発言はしない。ジョン・
カーターが憂鬱な顔で自室に戻ると、そこには、寝室奴隷の準一と、床磨き奴隷の大川先
生が待っていた。
「あんたの出番だよ。ジョン・カーター」
大川先生が言った。
「えっ、俺?」
「そうだ。この事件は原作にもあったエピソードだ。少し発生する時期が早いが、それは、我
々がこの世界に紛れ込んでいるせいだろう」
大川先生と準一から注がれる期待の眼差しに、ジョン・カーターは戸惑っているようだった。
「大気製造工場の防御壁は、外側からは、音声認識で開くようになっている。あんた、扉を開
く合言葉を知っているだろう?以前、工場に滞在した時、科学者から聞いているのだろう?」
「・・・い、いや・・・知らん・・・」
「そんな筈はない。思い出してくれ。知っている筈だ」
「いや、やっぱり知らない」
大川先生と準一は唖然とした。原作と設定が変わっているのか
「まさか、俺達が、いるせいで・・・どうすんだよ、先生。このままだと、全員、窒息しちまうぜ!
バッドエンドじゃねえか!」
準一が吠えた。長い奴隷生活にもかかわらず、熱しやすい性格は変わっていない。原作を
熟知している大川先生も、どうしていいか判らないようだった。
「と、とにかく大気製造工場へ行こう。なにか方法が見つかるかもしれない」
ジョン・カーターは二人の奴隷を伴い、小型飛行艇で飛び立った。すでに気圧の低下で息苦
しくなってきている。工場の防壁の前では、各国の特殊部隊がなんとか防御壁を破ろうと、死
力を尽くして、様々な工作機械を使い、絶望的な努力を行っていた。
542作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/16(水) 13:31:38 ID:lASGEELm
「なにか方法は、ねえのかよう!」
準一は、壁を叩いて叫んだ。為す術もなく2日間が過ぎた。古代の超合金で出来た防壁には、
僅かに引っ掻き傷が刻まれた程度である。バルスーム全土に諦めムードが広がった頃、突然
防壁の扉が内側から開いた。一同が唖然として見守る中、一人の薄衣をまとった少女がよろ
めき出てきた。2年C組の最上美登里だった。
「美登里!」
準一が駆け寄った。全身を脱毛された準一の姿を目にすると、美登里は泣き始めた。
「えーん、えーん。みんな死んじゃったよ!準一君・・・」
準一は、今にも倒れそうな、美登里の体をしっかりと抱きしめた。
「どうしたんだ?一体、何があったんだ?」
「科学者のお爺さんが、フェラチオが、やり易いようにって、あたしの歯を全部抜いちゃったの・・・」
美登里は、あんぐりと口をあけて見せた。歯は一本残らず除去されており、ピンク色の歯茎だ
けが残っていた。
「それで、あまりにも気持ちがいいからって、毎日毎日フェラをしたら、とうとうお爺ちゃん、心臓
麻痺で死んじゃった・・・」
543作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/16(水) 14:50:31 ID:lASGEELm
つまり、常駐していた老科学者二人は、年甲斐もなく女子高生二人とのセックス
に、のめり込み、次々に腹上死したらしい。最初に一人が死んだ後、死因が、恥
ずかしいので科学者ギルドへの報告をためらっていた所、二人目も死んでしま
った。そしてメンテナンスが行われなくなった工場設備はすぐに止まり、緊急事態
になったというわけだった。
「あたし、何があっても絶対に扉を開けちゃいけないって、いつもお爺さんに言われ
てたから・・・でも、監視カメラに準一君や、大川先生が映っているのを見て、つい、
出てきちゃった」
美登里の顔は、歯を抜かれたためか、少し形が変わっていた。二人の傍らを、待
機していた技術者たちが駆け抜けていく。これで、バルスームは救われるだろう。
その時、突然、大川先生が叫んだ。
「準一!ジョン・カーターの体にしがみつけ!元の世界に帰れるかもしれんぞ!」
「えっ?」
「いいから、早く!このチャンスを、ずっと待っていたんだ!」
原作では、このラストシーンで、主人公が再び地球へ転送される事になっている。
なぜ、転送されるのかは、説明はない。ジョン・カーターがそういう能力を持ってい
る得意な人間である、という位のニュアンスだ。準一、美登里、大川先生の3人は、
間の抜けたように突っ立っているジョン・カーターの体にしがみついた。
「準一、もといた世界を、頭の中にイメージするんだ」
「おいおい、何をする。どう言うことだ・・・」
3人に、まとわりつかれたジョン・カーターは抗議したが、その時、異空間への転送
が始まった。
544名無し調教中。:2007/05/16(水) 15:22:59 ID:MUDEjzI1
作者さんおつかれ。
火星シリーズは読んだことないけど面白いです。
545高貴な美男ファン:2007/05/16(水) 18:54:08 ID:vvjRf0Cw
>作者さん
おひさしぶりです。
以前話題になっていた、花と蛇の男性版は実現するのでしょうか。
首を長くしてお待ちしています。
546作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/17(木) 11:20:09 ID:6VMuRId4
準一が意識を失っていたのは、ほんの僅かの間の事だったらしい。目を開けると、
薄暗い火星の空ではなく、見慣れた青空が広がっていた。地面は堅く、アスファル
トのようだった。
(地球に戻ったのか・・・)
準一は立ち上がり、辺りを見回した。日本語で書かれた、コンビニ、銀行、ファースト
フード店などの看板が見える。傍らでは、美登里と大川先生が、意識を取り戻し、
立ち上がる所だった。
「やったぜ、先生。元の世界に戻ったぜ!」
「ジョン・カーターがいないわ」
気づいた美登里が言った。
「彼は、彼の世界へ戻ったんだろう。19世紀の南北戦争直後のアリゾナへ・・・もっと
も、そこもバロウズの想像世界だけどな」
大川先生が言った。突然現れた、全裸の二人の男と、薄衣をまとっただけの少女に、
通行人達は驚いているようだったが、わざわざ、立ち止まったり、話しかけてくる者は
いなかった。みんな、何か別の事柄で頭がいっぱいで、3人にかまっている余裕はな
い、といった風だった。
「おい、準一、何か様子がおかしいぞ」
上空から爆音が聞こえ、見上げると自衛隊のヘリが飛んでいた。遠くから砲声のよう
な音も聞こえてくる。準一は信じられないものを目にし、悲鳴を上げた。
547作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/17(木) 11:20:55 ID:6VMuRId4
「あっ、あれは!」
転送のショックで気が付かなかったのだが、道路は大渋滞のようだった。その中
に数台の観光バスが数珠つなぎになっている。3人には見覚えがあった。2年前、
バスツアーに行く途中の埼玉県立高校の生徒達を乗せたバスだった。
「俺達の乗っていたバスだ!」
前から3台目の3号車には、2年C組の生徒が乗っているはずだ。2年前の自分
達がそこにいる。
(ジョン・カーターが時空間を跳躍する際に、俺達は無意識に、すべての始まりで
ある、あの日をイメージしてしまったんだ・・・)
「と言うことは・・・」
予想通り、市街地の向こうに裸の巨人女の姿が現れ、突進してきた。
「まずい、逃げろ!」
3人は駈け出した。巨人女レアが時空砲を乱射しながら、手当たり次第に行く手を
阻む物を消し去っている。時空砲から放たれた悪夢のような虹色の光が、渋滞し
ている車列を舐め、2年C組を乗せた観光バスが消えていく様が、準一の視界の
隅に見えた。
「きゃあああ!」
その時、躓いた美登里が、転んだ。準一が駆け戻り、彼女の体を支え、目の前に
停車していた2年A組の乗っている5号車の後ろへと逃げ込んだ。
「何やってんだ。そんな所にいたら、また・・・」
大川先生が、声をかけ、バスの物陰から二人を連れ出そうとした時、レアの放った
時空法の第二斉射が、周囲を包みこんだ。
「うわああああ!」
3人は、絶叫し、2年A組を乗せた観光バスと共に、虹色の光に包まれ、再び奈落
の底に落ちていった。
548名無し調教中。:2007/05/17(木) 11:39:44 ID:vd7yMGif
また転送キターーーー♪
549名無し調教中。:2007/05/17(木) 17:37:02 ID:Svmat5AL
無限ループって恐くね?
550名無し調教中。:2007/05/17(木) 21:35:07 ID:vd7yMGif
美登里と準一はループするたびに増えていくんだから
まったく同じループじゃないから大丈夫だろw
551名無し調教中。:2007/05/19(土) 13:27:09 ID:nyDEAPn0
文句や粗しじゃありません。ここのファンの一人です。
あまり分岐せずに本筋に絞って欲しいのですが、だめですか?
と言うのも、火星編だけでも一つの小説として成り立つのでは・・・
勿体無いと思うのですが。分岐させ過ぎると最後あいつ等どうなったとか
忘れ去られるキャラも沢山出てくるだろうし
早く終わって欲しいのではなく、早くラストを読みたい!
火星編とか、久美子とかケチャ族とか単体で充分いける作品かと思います。
途中で消えてしまう方の多い中、永く頑張られてる作者さん最後までお願いします。
552名無し調教中。:2007/05/19(土) 18:10:07 ID:3nj0NquN
綾香ちゃんって結局どうなったの?
ネオナチの連中に洗脳教育?
553名無し調教中。:2007/05/19(土) 19:19:15 ID:/gymslao
>ネオナチの連中に洗脳教育?
いいね、それ。
レアとオタの行方や、人間牧場の行方も気になる。
554名無し調教中。:2007/05/19(土) 20:20:11 ID:fsvbTeKS
>火星編だけでも一つの小説として成り立つのでは・・・
そりゃちょっと無理でしょ。
あまりにも短いですよ。
555名無し調教中。:2007/05/19(土) 23:58:34 ID:jLql4xih
>>554
その場合は短編小説としてで良いのじゃないでしょうか。 この作者さんかなり良いと思いますので、僕も話を本筋に絞ってラスト迄頑張ってもらえたらと思います。
556名無し調教中。:2007/05/21(月) 15:22:28 ID:61HL8P8N
原点に戻って、SMに専念して欲しいです
557名無し調教中。:2007/05/21(月) 18:24:07 ID:vzwLpAH0
もうやめればいいよ
558名無し調教中。:2007/05/21(月) 22:33:20 ID:RtBciNqW
読みたいやつだけ、読めばいいよ。誰も強制はしていない
559名無し調教中。:2007/05/21(月) 22:53:02 ID:lx2PhPaI
今のままがベストな気がする
560レイコ(偽):2007/05/22(火) 00:16:45 ID:EOzl6vft
どうでもいいけど、男も出して
561名無し調教中。:2007/05/23(水) 20:30:25 ID:J7jotPQs
みんな年齢層が高いのがなぁ・・・
良かったら女子中学生とかも出して欲しいですね
一個人の意見ですけど
562名無し調教中。:2007/05/23(水) 20:42:50 ID:NJb3TPsp
板的にロリ系はまずいみたいな空気あるからね
563作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/26(土) 00:13:26 ID:yYkAp9vl
2007年3月14日、早朝、本多文枝(28歳、高校教師)は目を覚ました。
(今日は、水曜日だったかしら。いよいよホワイトデーね)
憂鬱な気分で、布団を払いのけて起き上がった文枝は全裸だった。カーテンの
無い窓に向けて大股を開き、日課であるオナニーを始める。表通りを歩く通行人が、
チラチラと投げかけていく視線に興奮し、オマンコをグチョグチョに濡らした。
「あっ、あっ、いく、いくううう!」
ワザと声に出してオルガスムスを極めた。ヨガリ声は、薄い窓越しに表通りまで聞こ
えたに違いない。オナニーを終えると、ミニスカートとタンクトップを身に着け、ハンド
バッグを持って、3畳一間の部屋を出た。先月、バレンタインデーにチョコを配ったア
パートの住人達に、文枝の愛を受け入れる気持ちがあるのかどうか、確認に回らな
ければならないのだ。
「大山さん、おはようございます」
まず一人目の住人の部屋をノックした。50代で離婚歴のある無職の男である。まだ
寝ているのか、なかなか出てこない。
「大山さん、大山さん!おはようございます!」
声のボリュームを上げ、何度も何度もドアを叩いて、やっと大山が顔を出した。
「あ・・おはようございます・・・何ですか、こんな朝早くに・・・回覧板ですか?」
大山は、寝ぼけていた。
「違います。あのう、先月、チョコをお渡ししたでしょう?返事が頂きたくって」
大山は、ポカンと口を開けた。何の事か判らないらしい。
「今日は、ホワイトデーですのよ」
「あ、ああ・・・」
やっと理解したようだった。まさか、文枝の告白を本気とは思わず、チョコをもらった
事は、すっかり忘れていたようだった。
564作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/26(土) 00:14:09 ID:yYkAp9vl
「あたしの愛を受け入れてくれますか?」
文枝は、大山の目をジッと見つめた。長年勤めた会社をリストラされて以来、不
運続きの大山は、目の前に立っている美人教師の顔を見るとアドレナリンが出て、
急に目が冴えて来たようだった。
「え、ええ、でも、そんな急に言われても・・・」
「どっちなんですか?ハッキリして下さい。受け入れてくれるのですか?」
「え、ええ・・」
大山は、しどろもどろの返事をした。文枝は、ハンドバッグから、自分の携帯電話
番号を書いた紙と、部屋の合鍵を取り出して、手渡した。
「いつでも、あたしの部屋に自由に入ってもいいわ。あたしの体も、心も、あ・な・た
・の・も・の」
文枝は、大山に抱きつき、唇にチューをした。
「じゃ、今日はこれで。・・・連絡、お待ちしておりますわ」
呆然とする大山を残して、文枝は次の住人の部屋へと向かった。合鍵は、昨日大
量に、ホームセンターでコピーしてある。それを男達に配って歩くのだ。ボロアパー
トの一人暮らしの男性住人12人のうち、5人が文枝の愛を受け入れ、7人が高齢
などを理由に拒否した。文枝は、愛を受け入れた男達全員に合鍵と携帯電話番号
を渡し、彼らの求めに応じて肉体を開くことを約束した。
(これからは、忙しくなるわ。高原家での勤めも果たさなくちゃいけないし。スケジュ
ール管理をしっかりしなくちゃ)
文枝は、自分の肉体が、アパート住人たちの性欲処理のための公衆便所になりそ
うな予感がした。
565作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/26(土) 00:15:03 ID:yYkAp9vl
「本多先生。今日もピンサロ嬢のような格好ですな。ここは、神聖なる教育
現場ですよ」
学校に出勤した文枝は、毎朝の様に言ってくる教頭の嫌味を聞き流し、受け
持ちのクラスのホームルームに出ると、まず黒板に、自分の携帯電話の番
号と、メールアドレスをチョークで大きく書き出した。
「男子は、よく聞いて下さい。この前のバレンタインデーの日に、男子全員に、
先生からチョコをあげましたよね。覚えてますか?」
「はーい、覚えてまーす」
「今日は、ホワイトデーです。バレンタインデーにチョコを受け取った人が、プ
レゼントしてくれた人に、返事をする日です。では、まず阿川君、起立してくだ
さい」
「はいっ」
出席番号1番の阿川達弘が立ち上がった。背が低く、比較的大人しい生徒で
ある。
「あなたは、先生の愛の告白を受け入れますか?」
「え・・・あ・・そ、その・・・」
阿川達弘は、真赤になってうつむき、それ以上話すことが出来なくなった。
「じゃあ、次、井上明君。あなたは、どうなの?」
出席番号2番の井上明は、長髪でスラリとした体型の、少し不良っぽい雰囲
気の美男子だった。
「へへへ、そうだなあ、僕は受け入れちゃおっかなあ。愛を受け入れたら、先
生とエッチも出来るんですか?」
「も、もちろんよ。先生の心も体も、自由にしていいわ」
「ヒュー!じゃあ、オッケーするよ」
「ありがとう、井上君」
566作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/26(土) 00:15:48 ID:yYkAp9vl
文枝は、井上明の席に近づくと、起立している男子生徒に、ムチムチの体
を押し付け、熱い抱擁とディープキスを交わした。クラス全体がどよめいた。
男子が次々と立ち上がる。
「ぼ、僕も、オッケーします」
「俺も!」
「先生とヤレるんなら、俺も!」
クラスの男子生徒、18人中12人が手を挙げた。これで、アパートの住人と
合わせて17人の男と同時に恋人宣言をしたことになる。
(体が持つかしら)
文枝は戦慄を覚えた。
「では、黒板に書いた電話番号とメールアドレスをメモしてください。先生がん
ばりますけど、体が一つしかないから、連絡をくれた人から順番に予定を組
んでデートします。希望者には、先生のアパートの合鍵を渡しますから、自
由に遊びに来ていいわよ」
予想通り、女子生徒から不満の声があがった。
「先生、男子ばっかり、ずるいです」
「だってしょうがないでしょ。女子と付き合うわけにいかないでしょ」
高原玲華が、手を挙げた。
「はい、先生、提案があります」
文枝が、怯えた様子で、玲華の方を見た。この生徒は何を言い出すかわか
らない。
「何でしょう、高原さん」
「女子と恋人になるのが無理なら、召使いになってください。好きな時に携帯
で呼び出して、ボコりますから」
567作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/26(土) 00:16:38 ID:yYkAp9vl
文枝は、コブシを握りしめ、わなわなと震えた。額から汗が、ツーッと流れ
落ちる。
「先生、どうしたんですかあ。顔色が悪いですよ」
玲華と仲のいい、別の女子生徒が言った。テミストクレスの命令とはいえ、
そこまで教師の尊厳を失わなければならないのか。文枝は目眩がし、思わ
ず教壇で倒れそうになった。
「わかったわ。女子も、あたしの携帯電話の番号をメモしてください」
「アパートの合鍵もくれるんでしょ」
「き・・・希望者には・・・ね」
「先生、よく聞こえないです。もっと大きな声で、ハッキリ言ってください」
文枝は、震える体を必至で抑え、平静を装いながら叫んだ。
「先生は今日から、男子の恋人、女子の召使になりますっ!これからは、
アパートにも自由に遊びに来て下さいっ!」
クラス全員がどよめき、その日から生徒達は、完全に担任である文枝を、
蔑むような眼で見るようになった。
568名無し調教中。:2007/05/26(土) 01:34:18 ID:+v5OMCat
どSなレイカ様ステキ
569名無し調教中。:2007/05/26(土) 22:06:14 ID:bkUzjj8j
>>561
セーラー服美少女戦士ですか。
570名無し調教中。:2007/05/28(月) 17:36:02 ID:b8lOsuj+
ふぁーふぁーも生体実験するぅー
571名無し調教中。:2007/05/28(月) 20:12:58 ID:hJEzDhX8
誰?
572名無し調教中。:2007/05/29(火) 16:37:10 ID:yRiJYNjc
岡田眞澄じゃね?
573作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/29(火) 18:13:12 ID:QjX7I1xf
夕方、午後6時、学校での勤務を終え、ボロアパートに帰宅した文枝を、大山が
待っていた。朝、手渡した合鍵で文枝の部屋に入ったらしい。
「あら、大山さん。いらっしゃってたの?」
「ええ、僕、無職なもので、退屈しちゃって。せっかく部屋の鍵も貰った事だし、お
邪魔しようかなって。まずかったですか?」
「いえ、そんなことございませんわ。だって大山さんとあたしは、愛し合っている恋
人同士なんですもの」
文枝は、自分の部屋の中を一瞥した。盗られて困るような物は何もない。仕事で
使っているノートパソコンは学校の職員室に置きっ放しだし、銀行の通帳やクレジ
ットカードはハンドバッグに入れて常に持ち歩いている。
「お腹、空きました?夕御飯、作りましょうか?」
「え、ええ」
文枝は、ハンドバッグを下ろすと、小型のワンドア冷蔵庫から食材を取り出し、料
理を始めた。3畳一間なので、狭く、キッチンといっても小さなガスコンロが一つあ
るだけである。大山は、キッチンに立って料理をしている文枝の背後から、ミニスカ
ートの中を覗き込んでいた。
(なんとムチムチした太腿だ。たまんねえ。どうして俺なんか恋人にすると言い出し
たのか判らねえが、女の体を拝むのは何年ぶりだろうか。女房と離婚して以来だ。
しかもこんな若い女教師とヤレるなんてな)
574作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/29(火) 18:13:56 ID:QjX7I1xf
大山は、ヨダレを垂らさんばかりの顔つきだった。昼間、一人で文枝の部屋に
入り、思う存分、衣装ケースの下着を漁って、匂いを嗅ぎながらオナニーにふ
けったのだが、実物の女を目の前にすると、また頭が妄想でいっぱいになり、
股間が勃起してきた。
「スパゲッティが出来上がりましたわ」
文枝は小さな折り畳み式のテーブルの上に、皿に乗った二人分のスパゲティ
を置いた。インスタント素材のものだったが、ミートソースがたっぷりかけられ、
湯気が立ち上って美味しそうである。文枝も以前、結婚していた事があり、家
事は手慣れていた。
「い、いただきます」
大山は、女が作った手料理を食べるのも久しぶりだった。貪るように食べ、食
べ終わると文枝に、モジモジと話しかけた。
「あの・・」
「判ってますわ。大山さん、寂しかったのでしょう。これからは、あたしの体で慰
めてあげますわ」
文枝は、大山の傍らに寄り添い、50代の中年男に身を任せた。大山は、文枝
の放つ、女の匂いに興奮し、服の上から力いっぱい抱きしめた。
「あ・・・キスして」
文枝が、半開きの目で大山の顔を見つめ、桜色の唇をすぼめて突き出した。
大山は、文枝の口元にしゃぶりつき、慌てたために歯が当たって、ガチガチと
音がしたが、構わず舌を吸い上げた。キスをしながら、そろそろと右手をスカー
トの下に伸ばし、太腿から這い上がってパンティの中の茂みを指先で探る。女
の割れ目から、ヌルっとした感触が伝わってきた。
575作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/05/29(火) 18:15:12 ID:QjX7I1xf
「あ、ああ・・・いい」
文枝は、Bカップの貧乳を大山の胸板に押し付けてヨガリ声を漏らした。大山は
無我夢中で女教師とのセックスに、のめり込み、50代だというのに、1回の射精
では飽き足らず、2回も文枝に射精した。そして3回目を挑もうとした時、文枝の
携帯電話が鳴った。
「ちょ・・ちょっと待って、大山さん。はい、もしもし」
電話の相手は、同じアパートに住む別の男からだった。この男も、今朝、文枝の
愛を受け入れた男である。会って欲しいと言っていた。
「大山さん、ごめんね。ちょっと用事が出来たの。また今度ね。いつでも電話ちょ
うだい」
文枝は、ブラジャーとパンティを履き、洋服を着ると、乱れた髪の毛を整えて身づ
くろいをした。そして、大山を一人、自分の部屋へ残すと、呼び出しがあった別の
男の部屋へと向かうために部屋を出て行った。
(何なんだ、あの女。ま、いいか。ヤレたんだし)
大山は、年甲斐もなく頑張ったせいか、急に眠気を催し、そのまま文枝の部屋で
眠り込んでしまった。どうせ、無職なのだ。明日の朝、寝過そうが、構うことはない。
576名無し調教中。:2007/05/30(水) 18:14:16 ID:L2hDZLeN
最近つまんなくなったね
577名無し調教中。:2007/05/31(木) 16:31:29 ID:5q1BRF5x
何かしら文句言うヤツはいる。
しかし、それも感想のうち。
578作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/01(金) 23:08:48 ID:OHKBBoTl
文枝が、その晩、自分のアパートから歩いて5分の距離にある高原家に着いた時、
すでに夜の十一時を過ぎていた。
「遅いじゃないか、奴隷6号」
テミストクレスが鷹揚に言った。奴隷6号と言うのは文枝の事である。1号は高原
沙貴、2号は、篤志、3号は玲華、4号は良枝、5号は博和である。テミストクレス
は、高原家のリビングで沙貴を人間椅子にしてくつろいでいた。
「すみません。御命令どおり、バレンタインデーにチョコを渡した男達を、恋人にし
ました。彼らのセックスの相手をしておりまして・・・」
「言い訳はいい。恋人が出来たからといって、奴隷の勤めが減るわけではないぞ。
遅れてきた罰だ。良枝、奴隷6号を風呂で熱湯責めにしろ。その後で、俺様がたっ
ぷりとお仕置きしてやる」
「はい、テミストクレス様」
裸にエプロン姿の良枝は、怯えた表情の文枝の髪の毛を鷲掴みにするとバスルー
ムへ引きずるように連れて行った。
「先生、熱湯風呂を用意いたしますので、少し待っていて下さい」
良枝は、脱衣場に文枝を待たせると、蛇口をひねって湯船に熱湯を注ぎ始めた。
水を混ぜずに、純粋に湯だけを注ぐ。文枝を責めると聞いて娘の玲華もやってきた。
「先生、裸にならなくていいわ。服を着たまま熱湯風呂に入るのよ。その方が面白
いから」
579作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/01(金) 23:10:16 ID:OHKBBoTl
10分ほどで、湯船は、いっぱいになった。文枝はミニスカートとノースリーブスを
着たまま顔をこわばらせていた。バスルームにもうもうと湯気が立ち込めている。
「さ、入って下さい先生」
良枝が、うながした。文枝は、そろそろと浴槽の傍に歩み寄ると、片足を上げ湯面
に、つま先を浸けてみる。
「アツッ」
慌てて足を引っこめた。
「先生、何やってるんですか。早く入って下さいよ」
玲華がサディスティックな笑みを浮かべて言った。16歳だったが、元々内に秘め
ていたドSな本性を、ここ数年の異常な屈折した生活で開花させていた。
「ええ」
文枝は、再び湯面に片足を下ろした。今度は一気に膝まで沈める。チリチリと皮膚
全体に焼けつくような痛みを感じたが、気力で我慢し、湯船の底に足裏をつけると、
体の重心を移して、もう片方の足も湯船に引き入れた。
「もう、本多先生。思い切りが悪いんだからあ」
文枝がゆっくりと、慎重に腰をかがめて、御尻を湯に浸けようとした時、背後に歩
み寄った玲華が、渾身の力で文枝の両肩を押さえつけた。
「ひぎゃああああ!アツッ、アツイイイイイ!」
いきなり胸元まで熱湯に沈められた文枝が絶叫した。顔が苦痛と恐怖に引き歪
んでいる。バシャバシャと湯を叩いて暴れたが玲華は力を緩めようとしなかった。
「ちょっと、先生、大人しくしてよ。あたしにまでお湯がかかって熱いじゃない!火
傷したらどうするの!」
「アツイイイイ!助けて。もう無理!無理よう!」
「駄目です、先生。我慢してください。テミストクレス様の命令です」
良枝も玲華に加勢した。何とか熱湯から逃れるために立ち上がろうとする文枝を
二人がかりで押さえつける。
580作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/01(金) 23:11:39 ID:OHKBBoTl
「ひっ、ひいいいいい!」
服を着たまま文枝は、30分間湯船に沈められ続けた。のぼせあがって顔が、茹
で蛸のように真っ赤になり、汗と湯気と涙でグシャグシャになった。そして最後に
鼻血を流して気を失った。
(ざまあみろ、先公。あたしの家を家庭訪問したのが運の尽きなのよ。一生いたぶ
りぬいてやるわ)
16歳にして、三児の母である玲華は、もう、この先まともな人生を送れる筈もない。
その欝憤を、自分より低い身分に置かれた担任の文枝をいたぶる事で晴らしてい
るのだ。全身ずぶ濡れで、浴槽から引きずり出された文枝は、濡れた服を脱がされ、
良枝と玲華の二人がかりでリビングのテミストクレスの前に運ばれた。
「ほう、いい色に茹で上がったじゃないか」
テミストクレスは面白そうに言った。文枝の全身は真っ赤である。
「おい、奴隷6号!いつまで寝てるんだ!」
テミストクレスは、文枝の頭を蹴とばした。気を失っていた文枝が目を覚ます。慌
てて起き上がって土下座をしたが、全身の皮膚がヒリヒリし、自分の物では無いか
のようだった。
「お許し下さいませ、テミストクレス様。私は私なりに一生懸命にお仕えしております」
「ふん。全然誠意が伝わってこんなあ。今夜は、高原家全員の足の裏と性器をお
前の口で奇麗にするのだ。ついでに玄関に置いてある靴も全部、舐めて掃除しろ」
テミストクレスは3年余りに渡って、この一家を支配しているので、絶対権力者であ
る王者の風格が付いてきていた。
「はい、誠心誠、御奉仕させていただきます。」
文枝は、クタクタだった。学校の仕事を終えて帰宅し、夕方からアパートの住人3人
とセックスをしてからこの家に来たのだ。舌奉仕の後は、テミストクレスが直々に
燭責めを加えた。弱った皮膚に熱蝋が追い打ちをかける。いつもより苦痛度は倍
に感じた。そしてその晩、文枝がようやく解放されたのは夜中の午前3時だった。
舐め続けたために舌と唇が腫れ上がり、全身の皮膚が軽い火傷を負ってヒリヒリ
痛む。冷たくなったずぶ濡れの服を身につけてトボトボと一人で家路についた。
(明日も仕事だ。早く寝よう)
と文枝は思った。長い長いホワイトデーの一日だった。
581レイコ(偽):2007/06/02(土) 08:06:09 ID:7aU3JB9r
作者様
もっとSMが読みたいです
美男責めも読みたいです
よろしくお願いします
582名無し調教中。:2007/06/02(土) 14:46:09 ID:8a7bNqvH
男責めイラネ
583高貴な美男ファン:2007/06/03(日) 20:58:05 ID:LpH9OqkM
私は欲しい
584名無し調教中。:2007/06/03(日) 21:38:05 ID:WtesbVAr
読みたいけど何度も催促するもんじゃないでしょ
それにその道に興味のない人が無理やり書いても面白くならないと思うんだ。
気長に待ちましょう。
585高貴な美男ファン:2007/06/04(月) 19:51:12 ID:9SZqmvtX
は〜い、わかりました
586作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/05(火) 12:58:01 ID:IEjG85Ko
文枝は、翌日、睡眠不足のまま、学校での勤務をこなした。服装は昨日と同じ、
ミニスカ、ノースリーブスである。1着しかないため夜の間に乾かしていた。そして、
夕方、学校から退勤しようとした時、携帯電話が鳴った。
(誰かしら)
待ち受け画面を見ると、担任しているクラスの生徒である樫村絵梨香の名前が表
示されていた。
「はい、もしもし」
『先生、遅いじゃない。仕事が終わるのを、ずっと待ってたのよ。すぐに校門前のガ
ソリンスタンドの向こうにある公園に来て』
「わかりました」
文枝は、通勤用のマイカーに乗るのをやめ、学校から500メートルほど離れた場
所にある市民公園を目指してトボトボと歩き出した。不安が胸をよぎる。樫村絵梨
香は、美人なのだが、きつい性格で、受け持ちのクラスでは高原玲華についで、文
枝の頭痛の種だった。樫村絵梨香は、間違いなくサディスックな性癖も持ち合わせ
ているようだ。指定された公園の噴水の傍で、手ぐすね引いて待っていたのは、樫
村絵梨香と、彼女の親友の芦田加奈子だった。加奈子は火をつけたタバコを銜え
ていた。
「駄目じゃない、高校生がタバコを吸っちゃ・・・」
文枝が注意すると、加奈子は逆切れした。
「うるせえんだよ!召使いの癖にっ!」
「加奈子、こいつに自分の立場を思い知らせてやりなよ。手を出しな、本多先生」
587作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/05(火) 12:58:48 ID:IEjG85Ko
文枝は、おずおずと右手を差し出した。絵梨香がいきなり、文枝の差し出された手首
をグイとつかむと、加奈子が、その手の甲に、銜えていたタバコの火を押し付けた。
「きゃあああああ!」
文枝は手を振り解こうとしたが、加奈子に手首を掴まれているため、振り払う事が出
来ない。
「ふふふ、いい声で叫ぶわね。本多先生」
絵梨香は美しい顔にサディスティックな笑みを浮かべていた。目が、うっとりと潤んで
いる。彼女は真性のS女だ。二人の女子高生は、文枝を公園の端の植え込みの方へ
引っ張って行った。
「先生、ここで、オナニーしてよ」
「えっ!」
文枝は、火傷を負った右手の甲をさすりながら、公園を見回した。学校が近いためか、
同じ学校の生徒や、子供を遊ばせている主婦の姿がチラホラと見える。
「でも・・・」
「御主人様が、召使いのあんたに、オナニーしろって言ってんだよ!言うことが聞けな
いの!」
絵梨香が、文枝の頬を平手で打った。従うしかない。そういう約束なのだ。文枝は、な
るべく茂みの影になるように、しゃがみ込み、スカートの中に左手を入れた。いつもは
右手でオナニーをするのだが、今は、火傷が痛くて動かせないのだ。文枝は、ミニスカ
ートの下のTバックのパンティの隙間に指を入れ自分の肉の割れ目をまさぐった。
「おらっ、もっと足を広げろよ!」
絵梨香は、文枝のヒップを靴のつま先で蹴飛ばした。文枝は、股間の腱がはち切れそ
うになるくらい、両方の太腿を伸ばし、180度近く広げた。
「は、恥ずかしい・・・」
誰に見られているか判らなかった。その不安を麻痺させるため、激しく指を動かして、
必死に意識を快楽に埋没させようと夢中になった。
588作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/05(火) 12:59:36 ID:IEjG85Ko
「キャハハハ、馬鹿みたい」
絵梨香と加奈子は、腹を抱えて笑い転げた。
「もっと、声出せよ。イク時は、イクウウウって大声で叫ぶのよ」
「アン、アンッ、気持ちいい・・・イッ、イイイッ!」
文枝は、スリルと羞恥心に、かつて無い程、興奮し、オマンコから愛液を大量に滴ら
せた。公園にいる人々は異常を察知したようだったが、見て見ぬ振りをしている。た
かが、女子高生の戯れに、注意して、ワザワザかかわるのも面倒だと思っているのだ。
「イクウウウウウウ!」
文枝は、しゃがんで大股を開いたまま、絶頂を迎えた。その瞬間、絵梨香が、文枝の
横面に回し蹴りを入れ、文枝はオマンコに指を入れたまま、地面に蹴り倒された。
「キャハハハッ、最高!先公いじめるのって、最高!」
絵梨香は、サディスティックな喜びに、自分もジーンと体の芯が熱くなり、股間が濡れ
てくるのを感じた。
589名無し調教中。:2007/06/05(火) 13:02:06 ID:2rRfc8wa
↓名古屋に性奴隷が居るといつも書いてる


http://life8.2ch.net/test/read.cgi/intro/1180595485/48
48 :多田野:2007/06/05(火) 10:39:57 ID:???0
そこら辺にいるJkを「色情教育してやろうグヘヘヘw」と思いながら見てるわけですね?!
ド変態というか鬼畜じゃないですか?!??!

http://life8.2ch.net/test/read.cgi/intro/1180595485/83
83 :音速の名無しさん:2007/06/05(火) 12:43:11 ID:ci0uDfg60
俺のSM性奴は二人とも(学生と人妻24歳)メガネかけてますが何か?
二週間に一度、交互に東京まで呼び出してますが何か?

87 :配給 ◆tricks1612 :2007/06/05(火) 12:45:15 ID:???O
学生のほう貸して
590名無し調教中。:2007/06/08(金) 22:09:44 ID:Na85wJ2S
これも少し似た属性なのかな
http://sailorcyborg.h.fc2.com/index.html
591名無し調教中。:2007/06/10(日) 08:12:13 ID:jZKp83CI
やはり「生体実験」といえばグレイですね。人間牧場や人間狩りは良かったです。
ネオガイア星人て結局人間だし、やっぱり人間を実験材料にする者は人間ではない知的生命体の方が面白いですね。
グレイの学校とかで授業の教材にされる人間達とか面白と思うんですけどね〜。
592名無し調教中。:2007/06/10(日) 20:08:45 ID:cwAL8sy6
人間牧場や人間狩りは確かに面白かったですね。
またこのSM・SF路線に戻って欲しいです。
593名無し調教中。:2007/06/10(日) 22:32:43 ID:9Hnk6Avg
>>590
同じだと思う。少なくとも漏れのチンポは同じ反応した
594名無し調教中。:2007/06/11(月) 23:25:38 ID:HyhT9WPi
東条志津子希望
595名無し調教中。:2007/06/11(月) 23:31:56 ID:UC6KbKoI
ハイソックス履いたままの脚を生体実験にかけてください。
ハイソックス履いたままなら、どんなことされても…
596名無し調教中。:2007/06/12(火) 09:14:35 ID:H9AGoiQx
わしは由里香だな
やっぱりマゾ由里香を常に書いてほしいとしみじみ思う
597名無し調教中。:2007/06/12(火) 18:27:37 ID:Sxs/JKFp
↑わしもだ
598作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 11:55:52 ID:DvlP3GRH
1940年6月、ドイツ軍の電撃作戦の前に、英仏連合軍はわずか40日間で壊滅し、
フランスは降伏した。ヒトラーは、パリにペタン首相を首班とする傀儡内閣を作った
が、ロンドンに亡命したフランス第4機甲師団長のドゴール将軍が、大陸を脱出した
フランス軍や、海外植民地に残った戦力をかき集めナチスドイツに対して徹底抗戦
を叫んでいた。
「イギリスは和平を拒絶した・・・」
ヒトラーはベルリンにある大本営で幕僚達を前に、怒りを露わにしていた。
「私は、同じゲルマン民族の国家であるイギリスとは戦いたくないのだ。しかるに、
チャーチルの犬め!」
ヒトラーは、怒りに我を忘れ、今にも、痙攣を興しそうだった。穏健派のチェンバレン
に代わってイギリス首相の座に就いたチャーチルは、軍人上がりのためか、とにか
く好戦的な男である。
「皆に問う。イギリスを屈服させるにはどうすればいい?」
ヒトラーが問うと、まず、グデーリアン上級大将が、手を挙げた。
「ドーバー海峡さえ渡ることが出来れば、私の機甲師団が、あっという間にロンドンを
陥落させましょう」
「しかし、ドーバー海峡は、七つの海を制した世界最強の英国海軍が封鎖している。
我がドイツの海軍力は潜水艦以外は、ゼロに等しい。機甲師団を乗せた輸送船団は、
上陸する前に海上で全滅させられるぞ」
ヒトラーは、大いに憂いた。こればかりはどうにもならない。ヨーロッパ大陸は、ほぼ
ドイツの支配下に入ったが、今からイギリス侵攻のために艦隊を建造しても、数年は
かかるだろう。
「総統閣下、私にお任せ下さい。妙案があります」
意気揚々と、手を挙げたのはゲーリング空軍司令官だった。
「機甲部隊が海を渡る必要はありません。私の空軍の力だけで、猛爆撃を加え、
イギリス全土を灰にして見せましょう」
599作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 11:56:35 ID:DvlP3GRH
ヒトラーはしばらく考えた後、にわかに顔が明るくなった。
「ふむ、やってみる価値はありそうだな。あの小生意気なチャーチルが慌てふためく
姿が目に浮かぶぞ」
「実は、総統閣下、もう一つ良いニュースがあります。我が空軍の兵器匠で、例の南
極の古代遺跡から発掘した設計図を基に、ロケット兵器を実用化する事に成功しま
した。もともとの設計図に比べればかなり原始的な代物ではありますが、フランスの
西海岸から発射すれば、充分にロンドンを攻撃する事は可能です」
ゲーリングは得意満面で報告した。ヒトラーは感嘆の声を上げた。
「素晴らしい!よくやったぞ、ゲーリング。古代超文明の使っていた兵器を、我々の
手で量産する事が出来れば、ナチスによる世界支配も現実味を帯びてくる。ゆくゆく
は、アメリカ、ソ連、日本も我支配下となるであろう」
「お言葉ですが総統・・・現在、ソ連、日本とは軍事同盟を結んでおりますが・・・」
副総統のヘスが口を挟んだ。ヒトラーは、しかめ面をする。
「同盟など一時的なものに過ぎん。私が最終的に目指しているのはアーリア人種に
よる世界支配だよ。それに最も邪魔になるのは、あの薄汚れたユダヤ人どもだ!」
ヒトラーの青年時代に何があったのは誰も知らない。ここまでユダヤ人を憎むからに
は、余程の事があったのだろう。
「ユダヤ人のDNAは、一片足りとも、この地球上に残してはならん。一分子残らず
消滅させるのだ。私の全生涯をかけて、この問題に取り組む決意である」
「ハイル、ヒトラー!」
「ハイル・ヒトラー!」
ドイツ第三帝国を支える、幕僚達が唱和した。数千機の軍用機を使用した史上初の
空の戦いが始まったのだ。
600作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 11:58:08 ID:DvlP3GRH
フランス西海岸に、急遽、無数の空軍基地が設営された。ドーバー海峡を越えてイ
ギリス本土を空爆するのだ。数百機の爆撃機と、それを護衛する戦闘機の編隊が
連日、イギリス南部の空を覆い尽くした。イギリス空軍大尉、デヴィット・マーダー
(36歳)は、自分の飛行中隊を率いて、ロンドン上空に飛来するドイツ軍機を迎え
撃った。
「くそっ!ハリケーンじゃ、歯が立たねえ!」
デヴィットの愛機ハリケーンは、旧式でスピードも遅く、ドイツのメッサーシュミットBF
109に歯が立たない。目標である長距離爆撃機ハインケルに近付く事すら出来ない
のだ。
「メッサーシュミットには構うな。ハインケルに機銃掃射を加えて離脱するんだ!」
デヴィットは部下に無線を送った。ドーバー海峡を越えてきたドイツ軍機は燃料の余
裕が限られているため、ロンドン上空での滞空時間が短い。それだけが唯一の救い
だ。部下のハリケーンが次々と、メッサーシュミットの餌食になって落ちていくが、救い
に行く余裕はない。機体の性能が違い過ぎて、まともにやり合う事自体が自殺行為
なのだ。デヴィットの隊長機と、わずか4機のハリケーンが、護衛のメッサーシュミッ
ト戦闘機をかわし、ハインケル爆撃機に肉薄した。すれ違いざまに機銃を浴びせ、
そのまま上空に離脱する。付加のかかり過ぎたエンジンが異音を発し、今にも止まり
そうだった。
601作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 12:00:19 ID:DvlP3GRH
(畜生!こんな機体じゃ、命がいくつあっても足りないぜ!一体、何機やられたん
だ?早く、俺達にも最新鋭のスピットファイアを回せってんだよっ!)
デヴィットが上空で旋回すると、下方に、先程機銃掃射を浴びせたハインケルが、
煙を吐きながら落ちていくのが見えた。
「やったぞ!スコア3ポイントだ!」
パイロットは、撃墜した機体の種類によってスコアを得る事が出来る。そして、その
スコアを貯めると、エースパイロットとして勲章がもらえるのだ。しかし、デヴィットは、
勝ったと思った瞬間、心に隙が出来たようだった。
『隊長、後ろっ!』
突然、聞き取りにくい雑音に混じって、部下の無線が聞こえた。振り返ると真後ろに
メッサーシュミットが張り付いている。次の瞬間、デヴィットのハリケーンは機体に機
銃掃射を浴び、失速した。
(しまった・・・)
デヴィットは、脱出装置のレバーを引き、パラシュートで脱出した。
602名無し調教中。:2007/06/13(水) 13:12:26 ID:h3YDU5u6
紫煙
603作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 13:25:20 ID:DvlP3GRH
デヴィット・マーダーは、ロンドン郊外の病院のベッドの上で目を覚ました。右足の
膝から下が、切断されて無くなっていた。
「パラシュートで降りてくる途中に、右足に銃撃を受けたのですよ」
看護婦が説明してくれた。その時、気を失ったようだった。
(これで、もう飛べないのか・・・)
デヴィットは愕然とした。戦争は、まだ始まったばかりである。ドイツ機甲師団が海
を渡ることが出来ない以上、長期戦になるに違いない。デヴィットが入院している
間も毎日のように空襲警報のサイレンが鳴り渡り、空からドイツ軍機のプロペラ音と
爆弾を投下する音が聞こえていた。
(飛びたい、もう一度飛びたい・・・)
2週間が過ぎ、傷口も塞がってきた頃、入院中のデヴィットの元を一人のフランス人
が訪れた。
「ボンジュール、ムッシューマーダー」
「誰ですか、あなたは?」
今まで、見た事もない男だった。遠い眼をした年齢不詳の男だった。
「ミッシェルと呼んでください」
(ミッシェル・・・ありふれた名前だ、偽名か?)
デヴィットは、なぜか直感的にそう思った。自分の名前も、あまり個性的ではないが。
「私に、何か用ですか?」
「実は、あなたの先祖には、時間旅行者がいるのです」
「は?」
デヴィットは、我耳を疑った。H・G・ウェルズのタイムマシンという小説は読んだ事があ
るが、あれは唯の空想科学小説だ。
604作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 13:26:26 ID:DvlP3GRH
「チヅル・ヒサイシと言う、20世紀後半に生まれた日本人の女です。大航海時代の
直前、その時間旅行者の女は、あなたの17代前の先祖にあたる人物をスコットラ
ンドで、生み落しました」
「俺の先祖が日本人?一体、何を言ってるんだ?」
ふとデヴィットは、5年前に生まれた自分の息子の尻に、普通の白人には無い筈の
蒙古班があった事を思い出した。
「つまり、あなたは時間流にとって異物なのです。しかし、もう削除する事が出来ない。
あの女のDNAは全世界に広がってしまい、私の預言の一部となってしまった。歴史
に深くかかわり、時間警察もヘタに手が出せなくなった」
「・・・・」
デヴィットは、どう答えていいのか判らなかった。
「これは、あなたへのプレゼントです」
ミッシェルと名乗る男は、持ってきたスーツケースから義足を取り出した。
「1940年には存在しない技術で作られた義足です。あなたの意志をセンサーが感知し、
まるで本物の足のように動きます。表面もバイオ素材で作られているので、触っただけ
では人間の皮膚と区別がつきません。これを装着すれば。あなたは、再び飛行機に乗
る事が出来ますよ」
デヴィットは、訳がわからなかったが、とにかく、すがるような気持ちで、差し出された義
足を、切断された右膝の付け根に装着してみた。すると、たちまち、永久に無くしたと諦め
ていた感覚が蘇ってきた。
「なぜ、これを俺に・・・」
605作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/13(水) 13:28:08 ID:DvlP3GRH
「あなたは、近い将来、チズルの別の子孫と出会うでしょう。それは運命の連鎖です。
未来は変えられない。しかし、最近、僕は、運命に逆らおうとする人間の意志も尊重
されなくてはならない、と考え始めましてね。例えそれが、無駄なあがきで、最終的に
は、僕の予言通り、宇宙人に家畜化されると言う運命を変える事が出来なくてもね」
「あんたの言っている事は、よくわからない。でも、この足は有り難く頂いておくよ」
デヴィットの顔に、撃墜されてから、すっかり消えていた生気が戻っていた。
「マーダー大尉。もう、あなたと会う事は無いでしょう。僕はこれから、アメリカへと渡り
ます。歴史が予言通り動くように、監視しないといけないのでね」
謎めいた言葉を残すと、ミッシェルは、去って行った。
606名無し調教中。:2007/06/14(木) 00:55:44 ID:KMWcRIuz
>>596
ワシはアルテミス
607名無し調教中。:2007/06/14(木) 12:58:57 ID:37a5AFUM
巨人女とオタクはどこに飛ばされたんだろう。
608作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/15(金) 13:08:35 ID:xL2LMRV5
イギリス首相チャーチルは、ロンドンの首相官邸で、自由フランス亡命政府を立
ち上げたドゴールと面会していた。
「インドシナ半島のフランス植民地は日本軍に奪われました。しかし、アルジェリ
アを始めとするアフリカ植民地には、ドイツの軍門に下るのを潔しとしないフラン
ス軍部隊が数多く残っています。彼らを輸送するために輸送船団を貸して頂き
たい」
ドゴールの要求をチャーチルは、渋い顔ではね付けた。
「駄目だ、駄目だ。今のイギリスに、そんな余裕はない。本土防衛だけで手一杯
なのだよ!アメリカのルーズベルト大統領にでも頼みなさい」
「それが出来れば苦労はしません。アメリカは中立の立場を取っています。これ
からは、いかにしてアメリカを戦争に引きづり込むかを考えなくては・・・いっその
事、第一次大戦の時のように、Uボートが間違ってアメリカの客船を沈めてくれ
れば、ラッキーなのですが」
ドゴールとチャーチルは、アメリカの参戦を心待ちにしていた。ルーズベルトも出
来ればドイツに宣戦を布告したいようだったが、それにはアメリカ国民を納得させ
るだけの口実が必要だ。
「いずれにせよ、ドイツ、イタリア、ソ連、日本の枢軸国に対して、イギリス1国で
戦い抜くのは不可能だ。もし、アメリカが参戦する前にドーバー海峡を突破され
れば我々の負けだよ」
609作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/15(金) 13:09:18 ID:xL2LMRV5
「ソ連と、日本は仲が悪いようですが」
「もともと日本は、米英寄りだからね。なぜ、ドイツと同盟したのか不思議でしょ
うがない。情報部の報告によればカンジ・イシハラという男が、しきりにアメリカ
との最終戦争論を唱え、軍部の意思決定に強い影響を与えているらしい」
「ヒデキ・トウジョウでは無いのですか?」
「どうも、日本人の国民性と言うのはよく判らん。イシハラとトウジョウは、政敵
らしいが、イシハラの意志が、集団の方向性を決め、トウジョウもそれに従って
行動しているらしい」
「よく判りませんな。所詮、見かけは近代国家とはいえ、進化の遅れた日本人な
ど、集団生活を送っている猿に近い人種と言うことですかな」
その意見には、チャーチルもドゴールも賛成だった。
610作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/15(金) 13:10:00 ID:xL2LMRV5
モスクワでは、共産党の独裁者スターリンが、様々な報告書に目を通していた。
今、ソ連は、革命以来の危機にさらされている。私有財産を取り上げ、全ての生
産活動を国営農場や国営工場に転換したため、生産力が落ち、大量の餓死者
を出している。明らかにこの時点で社会主義は、破綻していたのだが、スターリ
ンは、不満分子を次々と処刑し、恐怖政治で国民や軍部の不満を押さえつけて
いた。
「マルクス、レーニンの思想を世界に広めなくてはならん。資本主義の次には、
必ず社会主義の時代が来るのだ」
ヒトラーとの同盟は間違っていなかった。バルト3国はソ連の軍門に下り、極東
では日本からの軍事的圧力を弱める事が出来た。対フィンランド戦争では完全
な勝利を収めることは出来なかったが、領土の一部を割譲させた。
「それにしても、小癪なのは、日本だ。東洋のサルめ。いつの日か、連邦の衛星
国にして共産化してやるぞ」
ノモンハン事件で捕虜にした日本兵はシベリアで強制労働させている。日露戦争
で敗れた屈辱は晴らさなくてはならない。スターリンは、後のKGBの前身にあた
る秘密警察のベリヤ長官を呼び出した。ベリヤ長官は、スターリンの腹心だった。
611作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/15(金) 13:10:42 ID:xL2LMRV5
「日本に送り込んだスパイからの新しい情報はあるか?」
「いえ、日本の軍上層部では、未だに我々ソ連と一戦交えるか、南進して東南
アジアの資源地帯を抑えるかで意見が分かれているようです。満州国に駐留
の陸軍はソ連に対する敵愾心が強く、海軍のヤマモトや、ミカドは、米英と戦う
事を極度に恐れているようです。」
「それでは、北進して、対ソ連戦に進む可能性が高いと言うわけか」
「そうとも限りません。独ソ不可侵条約、日独伊三国同盟によって間接的に、日
本とは同盟を結んでいる形になっています。この外交上の枠組みが崩れない
限りは、日本は身動きが取れますまい」
「アジアの猿国家が、戦局のキャスティングボードを握っているというわけか…
忌々しい!」
「しかし、猿だけに、うまく操れば戦争を有利に導く事が出来ます・・・ゾルゲに
は引き続き日本の動きを監視させます。まさか、東京在住のナチス党員が、我
々ソ連共産党のスパイだとは、さすがに気付きますまい」
「クックックッ・・・馬鹿な奴らだ」
スターリンは、鼻の下に蓄えた見事な鬚を指で触りながら笑った。盟友ヒトラー
のチョビ鬚よりは、余程立派だと思った。
612名無し調教中。:2007/06/15(金) 13:36:07 ID:Jp6dO53f
くだらん

現実離れしすぎている感はあるが…
http://scryed.jpn.org/mirror/sv/svtop.htm
613名無し調教中。:2007/06/16(土) 19:06:53 ID:low+mmLR
こういう歴史物の展開も好きです
続きに期待しています
614名無し調教中。:2007/06/16(土) 22:53:21 ID:6U8TsKwB
もうSMは読めないのか。。。
615名無し調教中。:2007/06/17(日) 20:24:57 ID:r2XEoI4T
女性向けSMビデオモノが読みたい
616作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/19(火) 14:54:00 ID:+CFGBEe+
デヴィット・マーダー大尉は、退院するとイギリス空軍に復帰した。
「大丈夫かね。右足切断の重傷と聞いていたのだが?」
上官は、訝しげに訪ねた。
「はい、最新の義足を付けております。飛行機の操縦にも差し支えはありません」
デヴィットは、飛んだり跳ねたりして見せた。その様子を見て上官は、復帰の許
可を出した。戦闘機は、イギリス中の工場がフル稼働で生産を続けており、それ
に乗るエース級パイロットはいくらでも必要なのだ。デヴィットが与えられたのは、
念願の最新鋭戦闘機スピットファイアだった。
(これで、メッサーシュミットと互角にドッグファイトがやれる!)
デヴィットには、以前にも増して闘志が蘇っていた。早速、与えられたスピットファ
イア飛行中隊を率いて、飛来するドイツ軍編隊の迎撃に舞い上がった。
「メッサーシュミットを狙え!ハインケルは、ハリケーン中隊に譲ってやれ!」
デヴィットの部下達は散開し、各々の判断でドッグファイトを始めた。地上と異なり
大空では、パイロット個人の力量だけが物を言う。大量殺戮兵器の進歩に伴い、
陸上戦では失われた勇者の世界が、ここにはあるのだ。デヴィットは、1機また
1機と確実にメッサーシュミットBF109だけを狙って撃ち落としていった。
(機体の性能が同じなら、俺は誰にも負けん!)
義足の調子も良好だった。違和感がほとんどない。どういう技術で作られ、なぜあ
の男がくれたのかは謎のままだったが。その日、飛来したドイツ軍機は、ほぼ全機
が撃墜された。このバトル・オブ・ブリテンと呼ばれる人類史上初の航空戦では、
後になればなるほど、ドイツ軍の損耗率が増えていく。原因は、ドイツ軍機のイギ
リス上空での滞空時間の短さだった。デヴィットの飛行中隊が帰投しようとした時、
空の彼方から高速で飛んでくる奇妙な物体を目撃した。
「何だ、あれは!」
後部から煙の尾を引き、プロペラ機にはありえない速さで、天空を横切った円筒形
の物体は、放物線を描きながらロンドン市街へと落ちて行った。スピットファイアをも
ってしても迎撃することは不可能なスピードだ。それは、ナチスドイツが開発した世界
最初の弾道ミサイル、X1ロケットだった。
617作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/19(火) 14:55:31 ID:+CFGBEe+
1941年、2月。陸軍中将に昇進したエルヴィン・ロンメルは、ベルリンの大本営へと呼び出された。
「ロンメル将軍。新しい任務だ」
ヒトラーが直々に説明した。ヒトラーは、国民に絶大な人気のあるこの将軍を、ひどく気に入っている。
「2個師団を率い、アフリカへ渡ってもらいたい」
「アフリカですか?」
ロンメルは、その言葉でおおよその察しがついた。北アフリカでは同盟国のイ
タリア軍が、イギリス軍に追い詰められ窮地に落ちいっていると聞いている。
「ムッソリーニめ。我がドイツに泣きついてきよった」
「イタリア軍は脆弱です。エチオピアでは戦車部隊が原住民に敗北したと聞い
ています」
「ラテン民族は怠け者で、戦争には向いておらんのだ。と言って同盟国を見捨
てるわけにもいかん。いつまで経ってもイギリスは屈服しないし、それに実は、
もうひとつ大きな作戦を計画中なのだ」
ヒトラーは、思わせぶりな口ぶりになった。
「といいますと?」
「今は、言えん。実施されれば、世界中が驚くような作戦だ・・・とにかく、君はア
フリカへ行ってくれ」
「ハイル・ヒトラー!」
ロンメルは、長距離爆撃機ハインケルに搭乗し、ベルリンから地中海を超えて
北アフリカのトリポリへと向かった。現地では、事前にイタリア半島経由で輸送
されていた2個師団がすでに、指揮官の到着を待っていた。
「フリッツ・バイエルライン中佐であります」
ロンメルを出迎えたのは、彼の右腕となる副官だった。
「どうだね。戦況は?」
「イタリア軍は、碌に戦いもせず、退却に退却を重ねています。全くやる気がな
いようです。」
「国民性の問題だな。」
ロンメルはイタリア軍の司令官に挨拶に行った。戦況が最悪だというのに、イタ
リア軍の司令官は、一流シェフに豪勢なイタリア料理を作らせ、悠々と年代物の
ワインを傾けていた。身には、一流ブランドの高価そうな靴やサングラス、アクセ
サリーを着け、お洒落にも相当気を使っているようだった。
618作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/19(火) 14:56:45 ID:+CFGBEe+
「やあ、どうだね。君も一杯!」
典型的な、陽気なイタリア人だった。
「いえ、勤務中ですので。ところで今後の作戦計画なのですが、まず、ベンガジ、
トブルクと攻略し、最終的にはアレキサンドリアを目指そうと考えております」
ロンメルの提案に、イタリア軍司令官は驚いて腰を抜かしそうになった。
「馬・・・馬鹿な事をいっちゃいかん!そんなの無理に決まっているだろう!イギリ
ス軍に反撃をすれば、どれだけの戦死者が出るか判らんじゃないか。君、よく考え
たまえ。こんなアフリカの砂漠で、無理して戦っても大勢に与える影響は殆どない
んだよ!」
「そんなことはありません。アレキサンドリアを抑えればスエズ運河を使用不能に
出来ます。イギリス最大の植民地であるインドと、イギリス本国を分断すれば、戦
局を枢軸国の有利に導く事が出来ます」
「無理だって!無理だって!」
イタリア軍の司令官はどうしても戦いたくないようだった。ロンメルはアフリカの戦場
を分析する傍ら、ベルリンのヒトラーに連絡を取り、ムッソリーニを通じてアフリカで
の作戦の主導権を握れるように手を回した。
「バイエルライン。いよいよイギリス軍に反撃をしかけるぞ」
「腕が鳴りますな」
イタリア人ではなく、規律正しい勤勉なドイツ人士官と接していると、ロンメルはホッと
するのだった。1941年、3月。突如としてドイツ軍2個師団は、反抗に出た。イタリア
軍も嫌々ながら後詰めを務める。戦法は、ポーランド戦、フランス戦で勝利した時と
同じ方法で、まずスツーカ爆撃機が、敵陣地に猛爆撃を加え、その後戦車を主体と
する機甲師団が混乱した敵陣地の中央突破を図るのだった。すぐにベンガジは陥落し、
第二目標であるトブルク前面で、救援に来たイギリス軍の主力と激しいぶつかり合い
になった。
619作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/19(火) 14:57:28 ID:+CFGBEe+
「味方の火力が不足しております!」
バイエルライン中佐が、ロンメル将軍に申告した。顔に焦りの色がある。しかしロン
メル将軍は余裕の表情で笑っていた。
「フフフ・・・私にとっておきの秘策がある。いいか、対空砲を横にして敵の戦車を狙
うのだ」
「は?対空砲を横に撃つのでありますか?」
バイエルラインは唖然とした。そんな事は考えもしなかったのだ。
「そうだ、とにかくやってみたまえ。対空砲を水平に撃った時の威力は凄まじいぞ」
「は、はっ・・・」
副官は、ためらいながらも各部隊に支持を出して回った。結果は、圧倒的だった。
高空を狙うために設計された対空砲は、照準も貫通力もヘタな対戦車砲よりもズバ
抜けていた。この意表をついた戦法に、押し寄せるイギリス戦車は片っ端から撃破
され鉄屑と化した。戦闘終了後、勝利に酔うロンメル将軍の元にベルリンからの暗号
電文が届いた。
「何ということだ・・・」
電文に目を通したロンメルの顔色が変っていた。
「どうなされたのですか?閣下」
「ドイツが、ソ連に侵攻を開始した・・・」
「えっ、どういうことでありますか?ソ連とは独ソ不可侵条約を結んでいたはずでは?」
「それが、開戦直前に、わが国の方から一方的に破棄したようだ」
「それって、裏切りではありませんか!」
本国から遠く離れたアフリカの砂漠で、二人は呆然とするばかりだった。
620名無し調教中。:2007/06/19(火) 15:41:16 ID:qFvenSC6
何時まで延々と講釈聞かせれるんだ?
俺も軍ヲタだが、SM板でまで読みたくねえよ。
前置きはちゃっちゃと
済ませましょう。書きたければ軍事スレで書けよ。
621名無し調教中。:2007/06/19(火) 16:32:07 ID:t5Fik3df
俺はこっちの方が好きだ。
622負けるなババァ:2007/06/19(火) 19:24:31 ID:cothadxR
男虐め希望
623名無し調教中。:2007/06/20(水) 00:28:24 ID:39TCgIt3
ここもずいぶん劣化しましたね。読んでられないすよ
624名無し調教中。:2007/06/20(水) 17:50:11 ID:q45/luCv
作者タンを応援しまつ♪
625名無し調教中。:2007/06/20(水) 18:38:50 ID:pdc2l8Hg
どうでもいいが、V1は巡航ミサイルだぜ。
626名無し調教中。:2007/06/20(水) 19:21:13 ID:q45/luCv
巡航ミサイルも動力がロケット噴射ならロケットじゃね?
627626:2007/06/20(水) 19:23:42 ID:q45/luCv
>>625
すまん、V1とV2混同した。
たしかにV1がパルスジェットの巡航ミサイルで、
ロケットはV2だった。
628名無し調教中。:2007/06/20(水) 20:47:53 ID:1YurZk3P
本当につまんなくなった
629名無し調教中。:2007/06/21(木) 15:53:05 ID:5B+ianeO
むしろ面白くなった
630名無し調教中。:2007/06/21(木) 20:12:40 ID:AZGEQXFF
こんなのSMぢゃない
631名無し調教中。:2007/06/22(金) 17:09:35 ID:ONPa5Yj9
おまいらを焦らす立派なプレイじゃないかwww
632名無し調教中。:2007/06/22(金) 23:44:30 ID:bYjWXLUy

ダカン
633名無し調教中。:2007/06/23(土) 01:14:26 ID:mpl5XA3P
才能の枯渇
634名無し調教中。:2007/06/23(土) 10:41:34 ID:1zFz6ypk
みんな作者タンが気になって仕方ないのだなw
635名無し調教中。:2007/06/23(土) 13:50:32 ID:A9rDQxio
話を進めて下さい。
636作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/26(火) 14:26:39 ID:4yTcREE/
弁護士、武藤剛志(33歳)は、クライアントである食品会社での面会を終え、事務
所への帰途についた。2年前、独立して法律事務所を立ち上げた剛志は、収入を
安定させるため、企業の顧問弁護士をいくつか担当していた。
(賞味期限の切れた食品を、再販か・・・難しい事件だな。しかし、経営者の無罪を
勝ち取り、会社を存続させれば、報酬は莫大だ・・・)
剛志は、考え込みながら愛車であるトヨタの高級車に乗り込み、キーを回してスタ
ートさせた。33歳にして年収は2000万円を超え、都内に高級住宅を持ち、元ファ
ッションモデルの妻がいる。妻は7歳年下だが、現在、一人目の赤ちゃんを妊娠中
だった。食品会社社長との打ち合わせが長引いたため、外は、すっかり暗くなって
いた。途中のレストランで食事をすませ、再び愛車に乗り込んだ時、夜の9時を過
ぎていた。
(今日は、事務所に戻らず、直接家に帰ろうかな)
クライアントの食品会社の本社は、都心を離れた郊外にある工場と併設されている
ため,辺りの道路を走る車はすでにまばらである。渋滞に巻き込まれることもなく、
快適に国道を都心に向かって走り続けていると、突然周りを暴走族に囲まれた。
「おらっ、止まれよ!」
けたたましく、クラクションを鳴らしながら、運転席のすぐ傍に近づいて来た中型バ
イクから、女性の声で怒鳴られた。周りを囲んでいるのは女だけの暴走族、レディ
ースらしい。剛志は青くなり、なんとか振り切る方法はないかと考えた。そして、携
帯電話を取り出し、警察に通報しようとした時、いきなり側面の窓ガラスを鉄パイプ
で割られた。
「うわあああ!」
637作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/26(火) 14:27:57 ID:4yTcREE/
剛志は、パニックになり、急ブレーキを踏んだ。車は急停車し、レディースの
バイクも剛志の愛車を囲むように停車する。
「ドア、開けろ!」
レディース達は、バイクから降りると、ドアの取っ手に手をかけたが、内側か
ら鍵がかかっており開ける事が出来ず、逆上して、窓ガラスを叩き割った。
「なんてことするんだ!器物損壊だ。弁償してもらうぞ」
「うるせえよ!このタコ!」
特攻服を着た茶髪の女が、割れた車の窓ガラスから手を入れ、内側からドア
ロックを外す。そして、剛志の背広と髪の毛を掴み、運転席から引き摺り下ろ
した。
「痛い、痛い、放せ!傷害罪も追加だ」
剛志は、別のレディースに、手に持っていた携帯電話を取り上げられた。そし
て路上に引き摺り倒され、数人の特攻服や、ツナギを着た女達に殴る蹴るの
暴行を受ける。後続の車は、関わり合うのを恐れて、反対車線に回り込み、追
い越して行くだけである。
「畜生!俺は弁護士だぞ。お前ら全員、15年以下の懲役又は50万円以下の
罰金だ!」
「千穂、どうする?こいつ何か言ってるよ」
「通報されるとヤバイ。別の場所へ連れて行こう」
638作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/26(火) 14:28:53 ID:4yTcREE/
レディース、鬼霊同盟の総長、桂木千穂(19歳)は、メンバーに指示して、手早く、
剛志の車の中にあった金目の物と、スーツのポケットに入っていた財布を没収さ
せると、メンバーに押さえつけさせた剛志のズボンのチャックを開け、亀頭をつま
み出した。
「な、何をする、触るな!・・・おい、そのトランクを返せ。クライアントの大事な書類
が入っているんだ!」
千穂は、剛志の亀頭を糸で縛り、その先を自分のベルトのバックルに結びつけた。
「大人しく付いて来な!逃げようとしたら、お前の大事なチンポが千切れるよっ」
剛志は、後手にオモチャの手錠をはめられ、千穂の中型バイクの後部シートを跨
がせられた。千穂がエンジンをかけ、スタートする。剛志は恐怖で気が狂いそうだ
った。
「こんなを事したら、俺が、猥褻物陳列罪になっちまうじゃないか!」
「うるせえんだよ!黙って、振り落とされないように、しっかりとオマタでバイクを挟み
込んでなっ!」
剛志は、言われた通り、必死に股を締め上げた。両手で捉る事が出来ない以上、
振り落とされれば、全身打撲の上、糸で結ばれているチンポも無事では済まない。
千穂は、ワザとバイクをジグザグに走らせ、面白がった。
「キャハハハハハ!」
「やめてくれええええ・・・」
剛志は生きた心地もしなかった。遥か遠くで、パトカーのサイレンが聞こえたような
気がしたが、すでに暴走族の一団は現場から遠く、走り去っていた。
639名無し調教中。:2007/06/26(火) 14:59:42 ID:wqGKNYVb
なんかキタww
640高貴な美男ファン:2007/06/26(火) 20:25:50 ID:H8KKZVFu
作者さん、リクにお応えいただきありがとうございます。
今後の展開が楽しみです!!
641レイコ(偽):2007/06/27(水) 18:45:38 ID:IehfA6Di
作者様

男責め・・・永らくお待ちしておりましたワ。
やっと読む事ができるのですね(涙)。
セレブなハンサム君が虐められる話にドキドキです♪
屈服するまで責めまくって下さいませ☆
642名無し調教中。:2007/06/30(土) 13:30:01 ID:SSrHHNfS
東条志津子希望
643名無し調教中。:2007/07/01(日) 20:05:37 ID:PgQMBnVn
コロッケかぁ作者タン時事ネタも絡めてくれるのね
この絶妙なセンスが好き
644名無し調教中。:2007/07/02(月) 19:40:06 ID:7Tz+fTRf
やっぱりこの小説のメインは由里香だろ(^O^)
645レイコ・本物よ!:2007/07/02(月) 20:06:40 ID:zehT7w5D
いいえ、美男ですワ♪
646作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/04(水) 06:18:40 ID:qVC8EevG
多忙のため、しばらく休筆します。
647名無し調教中。:2007/07/04(水) 09:02:09 ID:oXbUVbCk
ざんねん
648レイコ・本物よ!:2007/07/04(水) 18:00:16 ID:13QZdjeZ
もう、泣きそう
649高貴な美男ファン:2007/07/05(木) 18:38:33 ID:3np26kE2
しくしく・・・。
650伊藤 ◆HxQbNBRThI :2007/07/07(土) 06:40:44 ID:jWGE0nMI
>>646
しばらくと言わず
このままずっとお休み下さい。
651名無し調教中。:2007/07/07(土) 09:36:56 ID:RaekjQst
> 650
気に入らなきゃ来なきゃ良いのに。
やっぱり構って欲しいんだ。
652名無し調教中。:2007/07/07(土) 11:33:53 ID:/WO0fCmS
しばらくカマッテチャンをかまって時間をつぶすかw
653レイコ(偽):2007/07/09(月) 17:09:18 ID:HNQfqGAH
作者さぁん!!
お待ちしていますワ♪
654作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/10(火) 14:37:58 ID:m/AW2LcS
1時間近く、暴走族の集団は国道を走り、ようやくある公園で停車した。剛志が襲
われた場所から何十キロも離れた場所だった。
「これくらい走れば、もう警察も追ってこないわ」
総長の千穂は、ヘルメットを脱ぎ、バイクから降りた。ベルトのバックルに結びつ
けた糸を面白半分に引っ張ってみる。
「ひっ、やめてくれ。俺の大事なものが・・・」
「何だよ、大事なものって!チンポだろ?俺の大事なチンポって、言ってみな!」
「・・・」
剛志が黙っていると、千穂が、不機嫌な顔をし、後ろ向きに数歩下がった。糸がピ
ンと張り、剛志のチンポが引き千切れそうになる。
「俺の大事なチンポが・・・」
プライドの高い剛志は、ギリギリと歯を噛みしめた。別のレディースが、没収した剛
志の財布を取り出し、中身を地面にぶちまけた。アメックスやJCBのゴールドカー
ドがバラバラとこぼれ落ちる。
「すげえ、財布に20万円も入ってるよ。こいつ普段からこんなに持ち歩いてるのか
よ!」
「返せ。窃盗罪が適用されるぞ」
「おい、こいつ、みんなでボコろうぜ」
655作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/10(火) 14:38:35 ID:m/AW2LcS
暴走族は20人以上いた。全員が10代後半の女性で、特攻服や黒革のツナギで身
を包んでいる。服には当て字が刺繍され、腕に入れ墨をしたり、唇や鼻にピヤスをし
ている者もいる。茶髪で目つきの悪い少女ばかりだった。剛志は、チンポに糸を結び
つけられ、後手に手錠を嵌められたまま、地面を転がされた。
「乱暴は、やめろ・・・な、やめてくれ、な・・・執行猶予がつくように検察側に話をつけ
てやるから・・・な、な・・・」
剛志は必死に少女達をなだめようとした。しかし、それは逆効果で、法律用語を口走
りながら哀願する剛志が、面白いらしく、暴行はエスカレートしていった。
「おら、立てよ!寝っ転がってんじゃねえよ!」
剛志は、脇腹を何度も何度も蹴り上げられた。顔面にビンタやパンチを何度も食らう。
「今、グシャっていう感触がしたよ。あっ、きったなーい。鼻血が出てきちゃった・・」
「興奮してんじゃない。こいつ、偉そうな顔してるけど、マゾじゃね」
「チンポ、立たせろよっ!」
地獄だった。鼻がひしゃげ、肋骨にヒビが入ったかと思った。
「真美、こいつの顔の血。オシッコで洗い流してやりな」
「あーい」
千穂の命令で、真美と呼ばれた17歳の少女が白い特攻服のズボンを下ろし、剛志の
顔の上に跨った。シャーッと勢いよくオシッコが放出され剛志の顔面の鼻血を洗い流
した。
「げほっ、げほっ…おい、なんて事するんだ!」
口に入ったしょっぱい味とアンモニア臭で、オシッコをかけられている事に気付いた剛
志がわめく。その様子に少女達は大笑いした。
656作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/10(火) 14:39:14 ID:m/AW2LcS
「真美のオマンコを綺麗にしてやりな。もし噛み付いたら、お前の大事なチンポを
糸で引き千切るからね!」
「そ、それだけは、やめてくれ・・・」
剛志は、自分のチンポを傷つけられたくない一心で、顔の上に跨っている真美の
割れ目に、渋々舌を伸ばした。顔の上に、どっかりと腰を下ろした真美は、体重
をかけオマンコを剛志の口に押し付ける。
「ぐっ・・・苦しい・・・息が出来ない・・・」
必死に隙間から呼吸をしている剛志のチンポを千穂が靴の裏で踏みにじった。
「立たせろって、言ってんだよ!いつまで、待たせんだっ!」
「ぐぎゃっ!」
グリグリと委縮したチンポを靴底で踏みにじられ、剛志の顔が苦痛に歪んだ。生
暖かい鼻血が口の中に逆流して息をするのがさらに困難になる。踏むのをやめ
た千穂は、ライターを取り出し、剛志の陰毛に火をつけた。
「茫々だから、少し燃やしてやるよ」
パチパチパチと音をたてて剛志の股間が勢いよく燃え上がった。
「ひやあああああ!熱ちっ、熱ちちち・・・やめろおお!」
「アハハハハ、バッカみたーい」
暴走族の少女達は、剛志が苦しむ様子を見て大笑いした。
657レイコ(偽):2007/07/10(火) 20:39:20 ID:IzpCVTMc
作者様

お忙しい中書いていただき、ありがとうございます。
もっと嬲ってぇ〜ん★
658名無し調教中。:2007/07/11(水) 09:16:51 ID:a7orQcoo
東条志津子希望
659名無し調教中。:2007/07/11(水) 09:31:40 ID:N66fHr5H
復帰早いな・・
660高貴な美男ファン:2007/07/12(木) 18:38:34 ID:wdp8XlgW
弁護士の剛志はイケメンなのでしょうか?
できれば暴力でなくSMをお願いします。
661作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/13(金) 12:08:18 ID:91Qnz+LB
公園での暴行は3時間以上続いた。すでに時刻は深夜なので人気は全くなく、通報
する者もいない。この公園は、レディース鬼霊同盟の集会所になっており、近隣住民
は、いつもの事だと思って、迷惑に思いつつも、しかし、わざわざ出て来る者はいなか
った。剛志は、レディース全員のオマンコを、イクまでクンニさせられ、下半身を嫌とい
うほど踏みつけられた。そして再びチンポの先の糸を引っ張られて千穂のバイクの後
部座席に乗せられた。千穂が、自分の携帯電話を取り出し、どこかへ連絡を入れていた。
「もしもし・・・こんな時間にすいません。例の弁護士を今から、お連れします。ええ、今
月の上納金の一部と言うことで・・・」
千穂が電話をしているのは、鬼霊同盟の上部組織にあたる暴力団、葉桜組の事務所
だった。千穂は、携帯電話を切ると、ボロ雑巾のような姿の剛志を乗せたままバイクの
エンジンをかけ、スタートさせた。十数台のバイクがそれに続く。さらに1時間あまり夜
道を走り、暴走族の一団は、郊外にある、広い敷地を塀で取り囲んだ邸宅に到着した。
外門には夜中だと言うのに外灯が付けっ放しで、看板には葉桜組事務所と書かれてい
た。千穂がバイクから降り、テレビカメラ付きのドアホンのチャイムを押した。
「先程、連絡しました鬼霊同盟総長の桂木です」
しばらくして、門扉が開いた。現れたのはヤクザ風の男二人を従えた和服の中年女性
だった。
「久し振りですわね。武藤弁護士さん」
その中年女性のからかうような口調に、剛志は聞き覚えがあった。以前弁護人として法
廷で弁護した葉桜組組長の妻、葉桜麗子(42歳)だった。
「あなたの弁護がヘタクソだった御蔭で、夫は無期懲役の判決を受けてしまったのです
わよ。御蔭で、うちの組は崩壊寸前ですわ」
麗子の眼差しは氷のように冷たかった。剛志は憤然とした。
「それは、逆恨みだ。本来なら死刑になる可能性もあったんだ・・・無期懲役で済めばい
い方なんだ。法律の専門家に聞けば誰だって、そう言うはずだ・・・」
「まあ、ずうずうしい。裁判での自分の失敗を棚に上げて、言い訳だけは弁が立つのね」
「違う、誤解だ・・・すぐに解放してくれ・・・こんなことをすれば誘拐罪で、無期または3年
以上の懲役だぞ・・・」
662作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/13(金) 12:09:06 ID:91Qnz+LB
麗子は、抗議しようとする剛志の頬に、突然ピシャッと強烈な平手打ちを見舞った。
剛志はびっくりして口をつぐんだ。
「お黙り!脳無し弁護士の癖にっ!」
暴走族の一団は、門をくぐって邸宅の中に入った。塀の中の敷地は日本庭園にな
っており、十数台のバイクを止めれる駐車場もある。剛志は、チンポを糸で引っ張
られたまま、レディース達と共に屋敷の建物に入り、地下室へと案内された。
「組が傾いた責任は、お前の体で償って貰うわ」
剛志本人を目の前にして、麗子は、怒りに震えていた。江戸時代より続いた葉桜組
が、自分の代で潰れてしまうかもしれないのだった。麗子と服役中の夫の間には
子供はいない。葉桜組のシマも組長不在の間に、他の暴力団や、中国マフィアに
すっかり荒らされ、縮小してしまっている。剛志の案内された地下室は、SMプレイ
用に作られた部屋で、逮捕されるまで前の組長が、若い女を調教するのに使ってい
た部屋だった。麗子自身、元々は葉桜組傘下のSMクラブの女王あがりである。
「弁護士の服を脱がせて」
「はい」
麗子の指示で、千穂は剛志のチンポに結びつけていた糸を外し、配下のレディー
ス数人と共によってたかって剛志を抑えつけた。
「離せ!」
剛志は、ワイシャツ、ズボン、下着をビリビリに引き千切られて全裸にされた。体中に、
公園で受けた暴行の青痣がある。
「開脚台に縛り付けるのよ」
和服姿の麗子が仁王立ちのまま指示をする。剛志は生まれたままの姿で、SM
プレイ用の開脚台に、仰向けにM字開脚で固定された。周りをズラリと取り囲んだ
ヤクザやレディースに、あられもない姿を覗きこまれて、プライドの高い剛志は、
恥ずかしさの余り顔が真っ赤になった。
「フフフ・・・いい格好ね、弁護士さん」
663作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/13(金) 12:09:37 ID:91Qnz+LB
麗子は数年来の望みが適って御機嫌のようだった。部屋に完備されていた赤い
極太ローソクに火をつけると、剛志の無防備に広げられた股間に、ポタポタと熱
蝋をたらし始めた。
「ギャウッ!ギャウッ!」
一滴垂らされる度に剛志の体が反り返った。体中で最も敏感な、皮膚の薄い部
分に熱蝋を受けているのだ。
「オラッ、チンポを立たせろよっ!」
千穂が、委縮した剛志のチンポを握りしめ、手荒く上下に動かした。
「うっ・・・うう」
剛志の目にうっすらと涙が浮かんでいた。焼けつくようなローソクの痛みと、ピス
トン運動の快楽が混ざり合い、不覚にも剛志は自らのチンポをムクムクと膨張さ
せた。
「あっ、大きくなってきたよ。やっぱ、こいつマゾなんだ」
「アハハハ、マゾ男の弁護士だ」
一同が囃し立て大笑いした。剛志は身をよじったが、手足をガッチリと拘束されて
いるため、灼熱の痛みから逃れることは出来なかった。
「あああああ!」
膨張して、さらに薄くなったチンポの皮膚に容赦なく赤い熱蝋が降り注ぐ。やがて、
蝋が固まり、張り形のようになって熱を感じなくなると、麗子は、一旦手を止めて
凝固した蝋を取り除いてから、再び垂らし始めるのだった。剛志の救いのない悲
鳴が、防音壁に囲まれた地下室に、夜通し木霊した。

664高貴な美男ファン:2007/07/13(金) 19:37:39 ID:wMFiiyIK
出たっ、SM!
ありがとうございます!!
665作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/13(金) 23:50:21 ID:91Qnz+LB
ロウソク責めの後、剛志はM字開脚のまま放置された。夜も遅いので、その日は
全員眠る事にしたようだった。翌日に仕事のない暴走族達の大半も葉桜邸に宿泊
し休息した。剛志は、ヒリヒリする股間と、全身の打撲傷に悩まされながらもやっと
解放された安心感で眠りについた。
「おい、起きろ弁護士!いつまで寝てんだよ!」
剛志は、千穂の平手打ちで目を覚ました。地下室なので朝なのかどうかわからな
い。M字開脚のまま眠っていたので、体中の筋肉が強張っていた。
「朝飯だ。食え」
千穂の手で顔の前に突き出されたのは、ドッグフードの缶だった。強烈な匂いに思
わず吐き気がする。
「嫌がってんじゃねえよ。お前はこれから毎日ドッグフードを食べて、M字開脚のま
ま裸で眠るんだって麗子さんが言ってたよ」
「こんなことして、ただで済むと思っているのか!今に警察が踏み込んでくるぞ!」
「決まり切ったセリフを吐くな。つまんねえよ、弁護士の兄ちゃん」
千穂は指で、ドッグフードをすくい上げると無理矢理、剛志の口に押し込んだ。もう
片方の手で、無防備な金玉をギュッと握りしめる。
「大人しく食べないとタマタマを潰すわよ」
「そ・・それだけは、やめてくれ・・・」
剛志がドッグフードを食べさせられていると、手下を従えた麗子が地下室に入って
きた。昨日の和服姿とは違い、女王様風の黒レザーのボンデージファッションに身
を包んでいた。42歳とは思えない若々しい肌に、龍の入れ墨がのぞいている。
666作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/13(金) 23:50:58 ID:91Qnz+LB
「久しぶりね、こんな格好をするのも。SMクラブを経営していた頃を思い出すわ」
手にはバラ鞭が握られていた。
「葉桜さん。頼む、バカな考えはやめてくれ」
剛志は哀願したが、麗子は蔑むような眼で見降ろすだけだった。
「まずは、オチンチンの毛を綺麗にそってあげましょうかしら。アナルも拡張しなく
ちゃね」
数人のレディースが髭剃り用のジェルと剃刀を持ってきた。昨日ライターで焼か
れて半分くらいは縮れていたが、まだ半分くらい残っている。少女の手で陰毛を
剃られる屈辱に、剛志は赤面した。
「ほうら、見てみなさい。小学生のオチンチンみたいになったわよ」
剛志は、顔をあげて自分の股間を覗き込んだ。陰毛が完全に無くなっている。次
に、麗子は特大のバイブレーターを取り出した。
「お前のケツの穴にブチ込んでやるよ」
麗子は、剛志の目の前でスイッチを入れ、黒い樹脂で作られた電動式の男根を
振動させて見せた。剛志の顔が青ざめる。
「やめろ。そんなデカい物、入るわけがない・・・」
「入れるの。そんな弱気なこと言ってるから、裁判でも負けたのよ」
麗子はバイブの先にローションをたっぷりと塗り、先端を剛志のアヌスに押し当て
た。そして、ゆっくりと力を入れ押し込んでいく。剛志の顔が苦痛に歪んだ。
「うぐぐぐ・・・裂ける・・・やめてくれ・・・ケツの穴が裂ける・・・」
麗子はやめなかった。復讐したい一念でバイブを押し込んでいく。長い断末魔の
後、バイブが根本まで沈むとスイッチを入れた。ウインウインと音をたて、バイブが
剛志の肛門の内部でうねり始める。
667作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/13(金) 23:51:43 ID:91Qnz+LB
「おわわわわわわああああ!」
剛志が、妙な叫び声を上げた。声が震えている。ヨガっているのか苦しんでいる
のか分らない声だった。
「そのうち、腕が入るくらいに拡張してやるからね」
麗子は、1歩下がると、叫び続けている剛志にバラ鞭を浴びせかけた。
「オーホホホホ!苦しいかい?気持ちいいかい?このマゾ弁護士め!」
バイブに前立腺を刺激されて剛志のチンポが、そそり立ち、亀頭の先から透明な
先走り液がほとばしっている。
「お前は、今日からあたしのオモチャだよ」
麗子は、狂ったように剛志に鞭を浴びせかけ、たちまち腹、肩、足の皮膚が赤く腫
れ上がった。
668レイコ(偽):2007/07/14(土) 18:59:50 ID:Qrh5BNCE
作者様

私の好きなお話を書いていただき、ありがとうございます。
もっと縛ってぇ〜ん☆
もっと虐めてぇ〜ん★
669名無し調教中。:2007/07/14(土) 20:09:05 ID:cbssne6k
俺はSだが、今回のこのレディ−スに囚われて
拷問を受ける弁護士の話は、読んでいてギンギンに
勃起する。S気を持っているヤツのM気を目覚めさせるね。
こういうのもアリかなと思うね。

それと何より、軍事ヲタのくだらない前説を延々と聞かされ続けた
自分にとっては新鮮でとても良い。
670レイコ・本物よ!:2007/07/15(日) 03:20:41 ID:hoO8sKCM
嬉しくて、泣けてきそう♪
671名無し調教中。:2007/07/15(日) 07:14:32 ID:ribyK+se
たぶん今の流れがSM板本来の姿に近いんだろうね。
俺は女子中高生が責められたり歴史のパラドックスの方が好きなんだが、
そういうのはエロゲー板とかでよくある話だからなー。
あ、歴史パラドックスはどの板にもあんまり無いかな?w
672名無し調教中。:2007/07/15(日) 10:16:25 ID:FCehqZN2
東条志津子希望
673名無し調教中。:2007/07/15(日) 19:00:04 ID:hORkCjC0
これはいいね。
674高貴な美男ファン:2007/07/16(月) 18:34:14 ID:6Xe4mEPJ
作者さん、ありがとうございます!
セレブな美男が囚われ責められる・・・もう最高です。
緊縛、監禁、できれば猿轡シーンも希望します。
助けに入る美男警官まで囚われて、なんていかがでしょう?
675名無し調教中。:2007/07/16(月) 23:26:14 ID:LsyuRPxA
レイコさんよかったねそして作者タンお疲れ様
676作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 12:55:34 ID:o8D3znbf
鞭打ちの後、剛志は、開脚台から降ろされて別の部屋へと連れて行かれた。
アナルには特大バイブを挿入されたままである。全身の皮膚がヒリヒリと痛む。
暴れ出さないように、後手に手錠も掛けられた。
「これ以上、もうひどい事はやめてくれ・・・」
「何言ってるの、こんなのは、まだ序の口よ。みっちりとしごいて、お前を本物
のマゾ男に鍛えて上げてあげるから」
連れて行かれた部屋は、トレーニングルームだった。ルームランナーやエアロ
バイク、ぶら下がり健康機などのトレーニングマシンが揃っている。葉桜邸に
詰めている組員の暇潰しや、体力作りに使われている部屋だった。
「責め甲斐のある筋肉ムキムキの体を作るのよ。こんな、痩せこけたヒョロヒョ
ロじゃ、責めても面白くないからね」
麗子に言われて剛志は、自分の全裸の体を見下ろした。学生時代はバスケッ
トボール部で鍛えていたのだが、司法試験に受かってからは仕事に忙殺されて
碌に運動もしていなかったため、筋肉が落ち、アバラが浮き出ている。
「まずは、これをつけて、スクワット50回よ」
麗子が、千穂に指示をした。千穂は手渡された、分銅二つを、糸で剛志の左右
の睾丸に根本から一つずつ結び付け、ぶら下げる。
「うっ・・くくっ・・・」
剛志は、内臓を突き上げられるような苦痛に顔を歪めた。男にしか分らない痛
みである。睾丸が下に引っ張られ、玉袋が千切れそうなくらいに伸びている。
677作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 12:56:11 ID:o8D3znbf
「ほら、どうした、マゾ弁護士?その姿勢のままスクワット50回だよ!回数は自分で大声をあげて数えな!」
麗子が、バラ鞭から持ち変えた竹刀で、剛志の背中を一撃した。
「ぎゃおっ!・・・1・・・」
剛志が、恐る恐る屈伸する。アナルにはスイッチが入ったままのバイブが蠢き、
股間では、糸でぶら下がった二つの分銅がブラブラと揺れている。手錠は後手
に嵌められたままだ。
「2・・・3・・・4・・・5・・・6・・・7・・・8・・・」
「こら、もっと、深く膝を曲げろよ!最初からやり直しだ!」
麗子の竹刀が、容赦なく剛志の背中に炸裂する。
「ぎゃっ!・・・1・・・2・・・」
「もっと、早く・・・やり直し!」
「1、2、3・・・」
「声が小さい、やり直し!」
「1!2!3!4!5!・・・」
剛志の全身から汗が噴き出した。長らく使っていなかった脚の筋肉が、突然酷
使したために痙攣寸前で悲鳴を上げている。背中が痛み、金玉からも下腹部を
えぐるような痛みが襲ってくる。アラルのバイブの振動がもたらす快楽だけが唯
一の救いだった。
「オーホッホッホッ、その調子よ!」
バシッバシッと麗子が、スクワットを続ける剛志の、汗まみれの背中を竹刀で叩
き続けた。
「45、46、47、48、49、50!」
剛志は、激しく息を切らし、朦朧としながら50回のスクワットをやり切った。目の
前が真っ赤になり、こめかみが血管の膨張でズキズキと痛んでいる。足に力が
無くなりヘナヘナとその場に崩れ落ちると、麗子が大激怒した。
678作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 12:57:35 ID:o8D3znbf
「誰が休んでいいと言ったの!立ちなさいっ!もう50回よ!今度は、千穂を肩
車したままスクワットよ!」
「ハァ・・・ハァ・・・無理だ・・・・少し休ませてくれ・・・」
「ダメ!やらないと金玉潰すわよ!」
「ひいっ・・・それだけは・・」
最後の殺し文句に剛志は、全身の気力を振り絞り、ヨロヨロと立ち上がった。手
錠を外され、首に跨ってきた千穂を持ち上げ、肩車する。
「ほれっ、始めっ!」
竹刀の一撃を合図にスクワットが始まった。剛志は死力を振り絞り、どうにか浅い
屈伸を7回までやり遂げたが、それが限界だった。8回目に膝を曲げたまま立ち上
がれず、床に尻餅をついた。すると、アナルに挿入されていたバイブが二人分の
体重をもろに受けて、剛志の肛門内部をえぐった。
「ぎゃああああ!」
「危ないじゃないの!」
一緒に転倒しかけた千穂が、怒りに我を忘れて剛志の髪の毛を掻きむしり、頭を
殴りつける。精神力の限界に来ていた剛志は、殴られたショックで気絶した。
679作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 12:58:18 ID:o8D3znbf
「マゾ弁護士を起こして」
「はい、麗子様」
千穂が、仰向けに倒れた剛志の顔に、何度も何度もビンタを見舞った。
「う・・うう・・・水をくれ・・・」
剛志が目を瞑ったまま、うわ言の様につぶやいた。昨晩、拉致されて以来、ドッグ
フード以外何も口にしていないのだ。スクワット運動で大量の汗をかき、深刻な脱
水症状に陥っているようだった。
「誰か、オシッコしたい人いない?」
麗子が、見物していたレディースのメンバーに尋ねた。3人が手を挙げる。
「マゾ弁護士に飲ませてやりな。こいつのこれからの水分補給は、オシッコの直飲
みだけだ。一生、ペットフードとオシッコだけで暮らすのさ」
麗子は、心底楽しそうだった。3人のレディースは代わる代わる剛志の顔に跨り、
口の中に放尿した。脱水症状で、半ば意識の朦朧とした剛志は、自分が口にして
いるのがオシッコと気付かず、咳き込みながらも、まるで清涼飲料水を飲むかの
ようにゴクゴクと飲み下していった。
「極限状態に置かれた人間は、何でもするって本当ね」
元SM嬢でもある麗子の頭の中には、まだまだ剛志の調教プランが沢山計画され
ていた。

680名無し調教中。:2007/07/17(火) 17:01:18 ID:rNf0rIBp

大開脚状態でガッチリ足を閉じられないように縛ってもらいましょう。
腰(尻)の下に枕などクッションを敷き詰めて
足を開いただけでなく、しっかりマンコを突き出した格好になるのだ。
なかなかマンコは舐めず、足の付け根や恥丘・尻など周囲を舐めて焦らす。
女がもう我慢できない状態になってから、やっとマンコを舐める。
でもクリトリスは避けて、膣口や小陰唇などを舐める。
またしても女が我慢できなくなってからクリトリスを舐める。
その後、クリトリスにはローター、そして電動マッサージ器も当てる。
「あっ!ダメっ!イっちゃう!」
これだけで何度もイクはずだ。
さらに膣にシリコンゴムのチンポ型ディルドウを挿入してもらって
高速ピストンしてもらうんだ!
クリトリスと膣にダブルで激しい快感が襲う。
逃げようにも動けず、足も全く閉じられず、腰も引けない状態・・・。
足と同様に大きくマンコも開かれて、そこを突き出した恥ずかしい状態で
マンコだけを集中的に攻められる!
「も、もうダメッ!またイっちゃう!キャアー!!イク、イクーーーーッ!!!」
こうなると、マンコが喜びの悲鳴をあげて、マン汁と潮を吹きながら
何度も何度も絶頂に達する。
顔表情が歪んでしまうほど、強烈な快感が何度も繰り返し襲ってくるだろう。
攻める男が飽きるまで、そして女も心ゆくまで、何度でもイクがよい。
681名無し調教中。:2007/07/18(水) 14:45:04 ID:KHtmnM6+
↑誰?
682名無し調教中。:2007/07/18(水) 19:02:22 ID:ne2c+fGq
さあ?
683680:2007/07/18(水) 23:31:32 ID:IxPIBv/Z
すまん、別のトコから飛んできた。
684作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/19(木) 12:17:44 ID:SGsEcEi9
執拗なビンタを受け、意識がハッキリした剛志には、次のトレーニングメニューが
用意されていた。
「次は、腹筋よ。お前には腹筋マシーンは、勿体無いから、床の上でやりなさい」
麗子は、後手に嵌められていた剛志の手錠を一旦外し、頭の後ろで組み直した。
「亜由美、マゾ弁護士を跨いで立って、ズボンとパンティを下してくれない?」
麗子がレディースの一人、島田亜由美(18歳)に指示した。亜由美は言われた
通りにし、見上げている剛志に眼を飛ばす。ふさふさとした陰毛に覆われた股間
が挑戦的だった。
「腹筋、50回よ!起き上がる度に、亜由美のクリトリスにキスしなさい」
「う・・うう・・・」
「返事は?判ったの?」
麗子は、竹刀で剛志の鳩尾をグリグリと突いた。
「ぐふっ・・ぐふっ・・判りました・・・」
剛志は、腹筋を始めた。歯を食いしばり、起き上がる度に唇をすぼめて亜由美の
股間にキスをする。陰毛に顔を埋める度に生臭い女の匂いを嗅いだ。
「嫌がってんじゃねえよ!舌も出して真剣に舐めろよ!」
亜由美の罵声が飛んだ。剛志は苦しさと悔しさで涙をこぼす。再び全身が汗でび
っしょりになった。
「48!49!50!ハァ、ハァ・・・終わりました・・・」
「終わりじゃないわ!次は亜由美のケツの穴にキスしながら腹筋50回よ!」
今度は、後ろ向きに仁王立ちで跨った亜由美の肛門に向けて腹筋を始めた。尻
の割れ目に顔埋める度に、ほのかにウンチの香りがする。23回目に剛志が顔を
埋めた瞬間、亜由美がプスッと放屁した。
「喰らえ!キャハハハハ・・・どう、いい匂い?」
「う・・・くくく・・・」
「答えなさい!マゾ弁護士!弁護士のくせに、きちんと答弁も出来ないの!」
麗子の竹刀の先が剛志の胸板を叩く。
「ぐふっ・・・いい匂いです・・・」
685作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/19(木) 12:18:33 ID:SGsEcEi9
それ以外の答えは剛志には許されなかった。別の応えをすれば、どんな
暴力を受けるか判らない。合計100回の腹筋をやり遂げた剛志は、精根
尽き果て、しばらく起き上がる事が出来なかった。
「そろそろ、お昼の時間ね。あたし達は上で、イタリア料理でも食べてくるか
ら、あなたは、キャットフードでも食べてなさい。午後からも調教の続きを
するから、食べ残したら承知しないわよ」
レディースとヤクザ達は、ぞろぞろとトレーニングルームから出て行った。
剛志が逃げ出さないように外側から鍵をかけていく。首の後ろに手錠をは
められたままの剛志は、目の前の皿に盛られたキャットフードを見つめな
がら、むせび泣いた。

夜遅く、一日のハードな調教と筋力トレーニングを終えた剛志は、再び開脚
台にM字開脚の姿勢で固定された。秘部を晒しながら眠るのだ。剛志に与
えられた朝昼晩の食事は、全てペットフードで、飲み物は全て、レディースか
ヤクザのオシッコだった。剛志自身の排便、排尿、オナニーは禁止され、命
令された時に命令されたスタイルで行うよう、強制された。どうしても我慢出
来ない時は、させて下さいと、哀願するしかなかったのだが、大抵は交換条
件を出され、排泄の代わりに。苛酷な責めを追加された。剛志は、警察によ
る救出に望みを託し眠りに落ちていったが、一晩中悪夢にうなされ、翌朝目
覚めた時は、全身汗びっしょりだった。大量のオシッコを飲まされていたため、
汗にアンモニア臭が混じっているような気がする。昨日、苛酷なトレーニング
を受けた両足と、腹筋が熱を持ち、筋肉痛でこわばっていた。
(救出されたら、あいつら全員刑務所にぶち込んでやる!)
剛志は怒りに燃えた。しかし、それまでは麗子達の言いなりになるしかない。
今日も、昨日と同様のハードな調教の1日になるだろう。
686レイコ(偽):2007/07/19(木) 13:46:39 ID:NB7gZIsE
作者様

このお話のおかげで毎日PCを開くのが楽しみです★
本当に嬉しいわ〜ん☆
687名無し調教中。:2007/07/19(木) 18:35:22 ID:mP2lwP0s
むしろ不良少女が調教される話を読みたい
688名無し調教中。:2007/07/19(木) 19:03:48 ID:IU8ZaoWo
>>687
大丈夫だよ。ちゃんと考えてくれてるよ。
689レイコ・本物よ!:2007/07/19(木) 20:22:47 ID:S58nwjK7
いいえ、まだまだ男虐めは続きますワ♪
690作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/20(金) 00:09:07 ID:0J4QeP/L
「第63時空域カラ転属ニナリマシタ」
第68時空域のタイムパトロール支部に新しいパトロール員が転属してきた。
女性型モンゴロイドの容姿をしたそのパトロール隊員は、他の隊員と同様、高
性能アンドロイドである。それは、かつてイエスイという名で13世紀のモンゴル
族の間に駐在していたアンドロイドだった。
「御苦労、コノ第68時空域ハ、最モ不安定ナ時空域ノ一ツダ。特ニ1938年カ
ラ1945年マデノ間ハ、歴史ノ分岐点ニ成リ得ル事象ガ、相当数存在スル。多
元宇宙カラノ介入者モ多イ」
「歴史ハ、マスターノ予言通リ、進メナクテハナリマセン」
「ソノタメニ、我々タイムパトロールハ、歴史ヲ常ニ監視シ、逐次介入ヲ行ッテイ
ル。歴史ハ、人ノ意思ニ左右サレル不安定ナモノダ。放置スレバ、マスターノ予
言トハ違ウ方向ニ流レテシマウ」
イエスイには、どうしても気になる事が一つあった。
「コノ時空域ニ、時間犯罪者11532号ガ存在スル筈デス。直接介入ニヨル抹殺
ヲ提案シマス」
「ソレハ許可出来ナイ。コノ時空域ノマスターヨリ、保留ノ支持ガ出テイル」
「ナゼデスカ?私ニハ理由ガ認識出来マセン!第一、我々ノ真ノマスターハ、
1万2000年前ノアトランティス大陸ニイマス。例エ同一人物デモ、コノ時空域ノ
マスターノ命令ニハ、ソレホドノ重要性ヲ認識出来マセン」
イエスイは、どうしても時間犯罪者11532号を逮捕、もしくは抹殺したかった。
600年以上前から追っているのだ。
「ソノ理論ニハ同感ダ。コノ件ニツイテハ本部ニ照会中ダ。ソレマデハ手出シヲ
スルナ」
「了解シマシタ」
イエスイは、とりあえず引き下がる事にした。イエスイも不老不死のボディを持っ
ている。チャンスはいくらでもあった。
691作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/20(金) 00:58:30 ID:0J4QeP/L
1941年8月。山梨県奥滝村を一人の男が訪れた。地味なスーツを着たその男は、
まだ若かったが、常に鋭い眼光で周囲の様子をうかがっている。東京から汽車に
乗ってやってきたその男は、山川桃次郎(30歳)だった。
(久石千鶴か・・・どんな女なんだろう)
桃次郎は、駅前からは、円タクに乗った。
「千羽鶴教団の本部まで頼む」
「へーい」
タクシーの座席に座った桃次郎は、ポケットから教祖久石千鶴の写真を取り出して
眺めた。白黒写真だが、よく写っている。まだ若い美しい女だ。
(江戸時代から生きているなんてな。そんな馬鹿な事があるはずがない。きっと何代
に渡って名前だけ襲名しているに違いない。それにしても久石か・・・)
桃次郎は十年程前、兵役に就いていた頃、同じ部隊で戦った久石光隆という戦友を
思い出した。同い年で、同期の桜だったその男とは、妙に気が合った。
(そう言えば、どことなくあいつと面影が似ているぞ。ひょっとして親戚か?東京に戻
ったら、その線からも当たってみようかな)
久石光隆は冷酷な男で、中国人や満州人を同じ人間とは思わず、虫ケラのように殺
していた。彼は、その非情さを買われてトントン拍子に出世し、2年間の兵役が明け
た後も下士官として軍隊に留まったと聞いている。その点は、桃次郎も同じで、兵役
中に満州特務機関にスカウトされて以来、情報畑を歩き、現在は新設された陸軍中野
学校に所属していた。
(日本の情報機関は、忍者の流れを組んでいる。この仕事は俺にはうってつけだ)
桃次郎の先祖は、戦国時代、織田信長や豊臣秀吉に仕えた伊賀忍者だった。山川
家に残っている伝承では、武田信玄や上杉謙信は、彼の先祖が暗殺した事になって
いる。さらにその先祖をたどると、最初に山川家を起こしたのは、あのお伽話に出てく
る桃太郎だったらしい。
「着きましたよ、旦那」
桃次郎は、財布から一円札を抜き出して運転手に渡すと、タクシーから降り立った。
目の前には巨大な鳥居と、鶴の銅像が建っており、本殿に向かう砂利道の両側の木
々には、所狭しと折紙で折った千羽鶴がぶらさげられていた。
(あまり趣味が、いいとは思えないな)
桃次郎は、油断なく周囲に目を配りながら、猫のような足取りで本殿への道を進んで行った。
692名無し調教中。:2007/07/20(金) 07:51:28 ID:rRa4QHsy
キターーーー!
693高貴な美男ファン:2007/07/20(金) 18:00:44 ID:4h30kou1
終わっちゃいましたね・・・。
作者さん、また続きをお願いします!
694名無し調教中。:2007/07/21(土) 10:37:44 ID:Y3EiwQR2
千鶴様光臨!!
695名無し調教中。:2007/07/24(火) 16:57:29 ID:PrXDBInk
http://e1.tarekomi.jp/pc_res_list.php/17/1103919/all

エロ小説書いてみた。評価ヨロシクお願いします。
696作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:03:35 ID:X09d7WUV
蝉が鳴き、小鳥のさえずりが聞こえる。本殿の周囲には、全国から集まった出家
信者が住む建物があり、年齢も様々な男女が中庭の到る所で、白装束をはだけ
て乱交セックスにのめり込んでいた。
(戦時下だと言うのに、よくこんな事が見逃されているな)
桃次郎は眉をひそめた。戦時下でなくても問題だ。事前に調べて来た情報では、
千羽鶴教団は、国の戦争指導に協力的で、出家信者の中から美女を選び出し、
進んで従軍慰安婦として前線に送り出しているらしい。軍関係者や政治家に多額
の献金も行っている。そのため、他の新興宗教のように国家権力による弾圧は、
全く受けていない。
「東京から来ました山川です」
桃次郎は、本殿の受付けで名刺を取り出した。中野学校の隠れ蓑である貿易会
社の肩書きが書いてある。事前にアポを入れてあったため、すぐに教祖との面会
の許可が下りた。
「こちらへどうぞ」
案内されて通された茶室で、巫女姿の若い女が待っていた。
「はじめまして、陸軍中野学校の山川と申します」
桃次郎は、千鶴には、正式な肩書を書いた名刺を差し出した。
「山川桃次郎さんですね。お話は伺っております。貴方の御先祖には、500年
前に会った事があります」
女は平然と話した。桃次郎は、まじまじと女の顔を見つめる。物腰は落ち着いて
おり、眼差しは深い海のようだったが、まぎれもなく20代の女だった。
(この女が久石千鶴か。噂通り、妙な能書きを垂れる・・・)
「500年前・・・ですか?」
「そうです。それは、桃之介と桃江という忍者の兄妹でした。あたしと一緒に武田
信玄を暗殺しましたのよ。忍法マン締めの術という技でね。懐かしいですわ」
697作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:04:32 ID:X09d7WUV
桃次郎は驚いた。その事実は山川家に伝わる巻物には書いてあったが、門外
不出であるため、他人には絶対に知られていない筈だった。
「本当ですか・・・」
「ええ。と言うより、もっと遡れば、あなた達、山川家の元祖にあたる桃太郎を
1200年前に生んだのは、このあたしなのよ。つまりあなたは、あたしの遺伝子
を持つ子孫ってわけ」
桃次郎は、この女は、気が狂っているのではないのかと思った。千鶴は、大空に
舞う鶴を描いた掛け軸を背にして、妖しく微笑んでいた。
「信じられません」
「そうね。なかなか信じられないわね。でも、石原中将は信じて下さいましたわよ。
貴方をここに、よこして頂いたのも、石原中将にお願いしての事です」
石原莞爾は、この時すでに軍を退役していたが、まだ陸軍内部には信奉者が多
数おり、強い影響力を持っていた。中野学校を影で操っている上月大佐もその一
人である。
「な、何のためにですか・・・」
珍しく桃次郎は動揺していた。
「あなたに協力して頂くためです。今から62年後の2003年の夏に、宇宙人が
襲来します。その時までに、侵略者を迎え撃つ準備をしなくてはなりません」
「宇宙人?空想科学小説に出てくるタコみたいな代物ですか?」
「そう言うのもいますが、その時、地球を襲って来るのは、ネオガイア星人という
人間そっくりの宇宙人と、グレイという爬虫類型の宇宙人です。彼らは地球人を生
体実験の材料にしたり、ハンティングの獲物にして食べたりします。戦わなければ、
いずれ全ての地球人は、食用の家畜か、生体家具、セックス奴隷にされてしまう
でしょう」
698作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:05:29 ID:X09d7WUV
「話についていけません・・・地球人って言うのは、日本人とか中国人とか、欧米の
白人も含めてですか?」
「当たり前です。この星に住む人間全てを地球人というのです。このあたしも、ネオ
ガイア星人の生体実験の材料にされた上、時間の彼方に置き去りにされました。あ
の恐怖と屈辱は2000年経った今も忘れる事が出来ませんっ!」
急に女教祖は怒り出した。桃次郎は慌てて話題を変えた。
「で、この私に何をしろと?」
「世界中に、あたしの子孫が散らばっています。彼らを見つけ出し、反ネオガイア星
人の迎撃ネットワークを構築して下さい。教団も全力を挙げて支援します。世界中
の教団施設と人員は自由に使って頂いて構いません。あと62年しかないのです!」
「62年って・・・かなり先じゃ・・・俺、多分生きてないし」
「62年なんて、あっと言う間よ。あたしは、2000年待ったのです。それから、転生者
と預言者の動向にも気をつけなくてはいけません。この時代での転生者は、おそらく
ドイツ総統ヒトラー。預言者はミッシェルという不老不死の男です。判りましたか?」
「さっぱり判りません」
「もう!ですから・・・」
桃次郎は、千鶴から何時間も説明を聞かされた。とにかく62年後の反撃計画に向け
て準備をしないといけないらしい。石原を通じて中野学校にも千羽鶴教団に便宜を図
るよう根回しされているそうだ。その晩、桃次郎は教団本部に宿泊する事になり、選り
すぐりの女性信者から接待を受けた。飲めや歌えの宴会の後、美女3人を伴って寝
床に入る。教団ではいつもこうして、政治家や軍のお偉い方々を接待しているそうだ。
699作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:06:12 ID:X09d7WUV
「君、どうして教団に入ったの?」
桃次郎は、セックスの相手を務める女の一人に聞いてみた。その女は元華族の
お嬢さんだそうだ。
「お花の先生が、ここの信者で、一度説明会に行かないかって誘われたんです。
そこで壺とか千羽鶴とか、いろいろ買わされて・・・で、何回か奉仕活動をしている
うちに、親にばれて家出しました」
(かなり、悪どくやってるな。いいんだろうか、こんな得体のしれない宗教団体に協
力しちゃって・・・)
桃次郎の気持は、釈然としなかった。次の朝、帰り際に千鶴から忠告を受けた。
「リヒャルト・ゾルゲという新聞記者に注意しなさい。彼はナチス党員ですが、実は
ソ連共産党のスパイです。日本がソ連に宣戦布告するのか、米英に宣戦布告す
るのかを探るために日本にいるのです」
「はあ、聞いた事もない名前ですが、帰ったら調べてみます・・・現在、ヨーロッパ戦
線ではドイツ軍が破竹の勢いでソ連軍を破り、モスクワを目指しています。日本に
もヒトラーから、早く対ソ戦に踏み切ってくれと、矢のように催促が来ているらしい
ので、もうすぐソ連と戦争するんじゃないですか」
「なぜか、そうはならないのよ・・・」
千鶴はつぶやくように言った。桃次郎は、それ以上聞かずに、円タクに乗り、教団
本部を去って行った。
700作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:07:10 ID:X09d7WUV
 1941年夏、ロシアの平原でドイツ軍300万人が、抵抗するソ連軍と死力を尽く
して戦っていた。突如、独ソ不可侵条約を破棄されたソ連側は大混乱に陥り、碌な
防御態勢も整わないまま、敗走に次ぐ敗走を重ねた。
「どれだけの被害が出ようとも退却は許さん!」
アルコール中毒の独裁者スターリンは、モスクワの陥落だけは避けたかった。
「部隊を2段構えに配置しろ。最前線の部隊の兵士が退却しようとしたら後ろの部
隊からライフルで狙撃しろ」
「味方を撃つのでありますか?」
「そうだ、それ以外に戦線を維持する手段はない。ドイツ軍と戦って死ぬか、味方に
撃たれて死ぬか・・・もちろん、逃げようとして味方に撃たれて死んだ兵士の家族は、
反逆罪で全員シベリア送りだ!」
ソ連軍の死傷率はウナギ登りに上った。ドイツ軍に物資を渡さないために焦土戦術
が取られ、家を失った民間人も大量に野垂れ死にをした。ドイツ兵が一人死ぬ度に、
ロシア人が10人死ぬ計算だった。それでも、ドイツ軍の進撃を止めることが出来ない。
「この状況で、日本に参戦されたら終わりだ!ゾルゲからの報告はまだか?日本が
対米戦の方向に向かうなら、極東の兵力をモスクワ防衛に回せる。」
「残念ながら、ゾルゲからの報告はまだです」
秘密警察長官のベリヤは、苦しげな表情で言った。スターリンは、人生最大の危機
に直面していた。
701作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/25(水) 07:07:01 ID:Eo2rPOOI
その頃、ベルリンのドイツ軍大本営では、ヒトラーが参謀達と、ロシア平原の鳥瞰
模型を取り囲んで悦に入っていた。
「中央軍集団グデーリアン将軍の突破力には、いつもながら感心させられる。あ
れよあれよという間に、モスクワは目前だ。この調子でいけば9月中にもモスクワ
を落とし、対ソ連戦を終結させる事が出来る!」
ヒトラーは、スターリンのように酒を飲む事も滅多になく、健康とコンディションには
細心の注意を払っていて頭脳も明晰だった。その時、それまであまり目立たなか
った参謀が突然口を開いた。
「南方軍集団の進撃が遅れています。このまま中央軍集団が突出すれば、後方
を遮断される恐れがあります。一旦進撃を中止し、戦線を整理してから、再度モス
クワを目指すのが最良かと思われます」
戦術理論に適った最な意見だった。几帳面なヒトラーが名前も覚えていないその
参謀は、余程影の薄い存在だったのだろう。無表情で、どこか機械的ですらある。
「ふむ、そうだな、その意見には一理ある。グデーリアンには、どこまでも突進した
がる傾向があるからな。誰かが止めてやらねば、シベリアを突っ切ってウラジオ
ストックまで進撃してしまいそうだ」
珍しくヒトラーが冗談を言った。参謀達が愛想笑いを浮かべる。発言した参謀だけ
が無表情のままだった。
(ウマクイッタ。我々ガ介入シナケレバ、コノ状況デハ、ドウシテモ枢軸国側ガ勝ッ
テシマウ。ソレデハ予言ト違ウ歴史ニナッテシマウ)
影の薄い参謀は、時間管理局、調整班所属のアンドロイドだった。こうして快進撃
を続ける中央軍集団に停止命令が出され、ドイツはモスクワを攻略する最大のチ
ャンスを失っってしまった。
702作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/25(水) 07:09:11 ID:Eo2rPOOI
その頃、日本でも戦局の行方を左右する重大な会議が天皇の御前で行われていた。
「ドイツから、何度も対ソ戦に参加するよう催促がきています。直ちに大日本帝国は、
ソ連に開戦するべきだ!」
陸軍大臣の東条英機が息巻いた。
「日独伊三国同盟を結んでいる以上、ドイツの要請を断るのは信義に反します」
外務大臣も、賛成のようだった。その時、目立たない大臣の一人が口を開いた。
「ソ連と戦うには、石油が必要です。そのためには、先に南方に進出し、インドネシア
の油田地帯を抑えるのが先決と思われます」
その言葉に米内海軍大臣が、きっとなって、口を挟んだ。
「そんな事をすれば、米英と戦争になるぞ。私の口から言うのもなんだが、今の連合
艦隊の戦力ではアメリカ海軍に勝てない・・・」
「完全に勝つ必要は無いのです。短期決戦で勝利をおさめ、アメリカとは有利な条件
で講和を結べば良いのです。そうでしょう、山本長官?あなたは、そのための秘策も
持っている筈だ」
目立たない大臣に突然振られ、それまで沈黙していた連合艦隊司令長官の山本五
十六は戸惑った。なぜ、その事を知っているのかといぶかりながらも、渋々うなずいた。
703作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/25(水) 07:09:56 ID:Eo2rPOOI
「実は、ある作戦を立案中です。本来、駆逐艦に積む魚雷を、飛行機の腹に抱か
せて、長距離を飛ばせ、空中から敵艦に発射します。この戦法だと、こちらは、全
く損害を受けずに敵の戦艦を沈める事が出来ます」
御前会議の一同は、山本の突拍子もない発言に引き込まれていった。そのような
戦法は欧米にも先例がない。従来の戦争常識を覆すようなアイデアだった。
「日本は現在6隻の空母を保有しています。これは、アメリカ太平洋艦隊や、伝統
あるイギリス海軍をはるかに上回る数です。これを使って、隠密裏にアメリカ太平
洋艦隊が集結しているハワイの真珠湾に奇襲をかければ、一瞬で全滅させる事が
出来ます・・・」
静まり返った会議の席で、一人山本だけが熱弁を奮っている。全員がこの作戦に
夢中になり、空気は対米宣戦布告の方向へと傾いて行った。
(ウマクイッタ。コレデ日本ハ、勝ツ見込ミノナイ戦争ニ引キ摺リ込マレ、最後ニ予
言通リ原爆ヲ落トサレテ、無条件降伏ヲスルコトニナル)
目立たない大臣は、時間管理局の工作員だった。こうして歴史は、自然流れから
は、あり得ない方向へと、無理矢理捻じ曲げられたのだった。
704名無し調教中。:2007/07/25(水) 07:16:59 ID:bRA8SCxM
やめろ
705名無し調教中。:2007/07/25(水) 09:03:11 ID:8gFN0U60
うお!
一気にキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪
706名無し調教中。:2007/07/25(水) 16:11:10 ID:cH6ZhVUq
男弁護士虐めの続きを希望。
軍ヲタすっこんどれ。
このクソ暑いのに能書き垂れ流すんじゃねえ。
707名無し調教中。:2007/07/25(水) 17:50:02 ID:haSzgBtJ
千鶴最高!
708名無し調教中。:2007/07/25(水) 20:23:13 ID:YHOznZj9
>そのような戦法は欧米にも先例がない。従来の戦争常識を覆すようなアイデアだった。
つ「タラント空襲」
ごめん。つっこんじゃった
709作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/26(木) 16:52:32 ID:HtKnm8r1
1941年、10月。リヒャルト・ゾルゲは、渋谷の洋風カフェで、一人の女と会っていた。
女はゾルゲの数多い愛人の一人で、外務省でタイピストをしている女だった。ゾルゲ
が日本に構築した諜報網の中で、もっとも重要な情報源の一人である。
「日本は対米宣戦布告を正式に決定しました。開戦時期は12月です」
「ありがとう。でも、よくそんな重要機密を調べられたね?」
「あなたのためですもの。決死の覚悟で盗み読みしましたのよ」
女は美しいが目立たない、大人しそうな性格だった。いかにも事務職といった控えめな
雰囲気である。ゾルゲは、女の手を取ると甲にキスをした。この時代の日本人で、公衆
の面前でこんな事をする者はいない。
「ハリウッドの活動写真でも見に行こうか」
ゾルゲは、支払いを済ませると女の手を取ってカフェを出た。この情報を暗号電文に組
み替えて、自宅にある無線機でモスクワに送れば、スターリンは狂喜し、直ちに極東に
張り付けていた戦力を、モスクワ防衛に回すため、シベリア鉄道で移送を開始するに違
いない。賑やかな通りを歩いていると、いきなり一人のサラリーマン風の男に声をかけら
れた。
「ゾルゲさんですね。困りますね、大切な情報を国外に垂れ流して貰っちゃあ」
男は、山川桃次郎だった。千鶴に警告を受け、その後リヒャルト・ゾルゲを尾行していた
のだ。その時、連れの女がいきなり目にも止まらぬ速さで、桃次郎の背後に回り込み、
羽交い絞めにした。
710作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/26(木) 16:53:11 ID:HtKnm8r1
「逃げて!」
ゾルゲは臆面もなく女を見捨てて走り出した。スパイは非情なのだ。桃次郎は
女を振り解こうとするが、恐ろしい力で突き放す事が出来ない。
(くそっ!俺とした事が。この女、なんて馬鹿力なんだ・・・)
情報部員としての訓練を受けて来た桃次郎は、武術にも自信がある。それが、
あっさりと背後を取られ、しかも女一人に押さえ付けられるなどありえない。
「今、ゾルゲヲ逮捕サセルワケニハイカナイ。彼ガ逮捕サレルノハ、情報ヲ、モ
スクワニ送ッタ後ダ」
女は時間管理局のアンドロイド、イエスイだった。モンゴル人と日本人は身体的
特徴が似ているため、13世紀モンゴル高原にいた時以来、外見は変えていない。
「何者だ、貴様!」
「オ前ガ、知ル必要ハ無イ」
「くっ・・・忍法縄抜けの術!」
桃次郎は一瞬にして肩の関節を外し、次の瞬間スルリと女の拘束から抜け出した。
数メートルを飛び退り、受け身で転がりながら外れた関節を元に戻す。
「忍者カ・・・データベースニヨルト、コノ時代デハ、絶滅寸前ダトアル」
「余計な御世話だ」
桃次郎は拳銃を取り出し、イエスイに向けて3発撃った。正確な射撃で胴体中央
に命中したが、倒れる気配もない。女は、ゾルゲが逃げ切ったのを確認すると、
急に桃次郎に興味を失ったようだった。
「オ前ハ、D級歴史上人物ダ。ココデ殺ス訳ニハイカナイ。失セロ」
「何を!」
桃次郎が、続けて引き金を引くより早く、女の姿は超スピードで移動し、人混みに
紛れていた。
711作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/26(木) 16:55:01 ID:HtKnm8r1
 1941年11月。時間管理局支部では、独ソ戦の監視が行われていた。
「ナゼ、ドイツ軍ハコンナニ強イノダ。マダ戦局ガ変ワラナイ。コノママデハ、ソ連ガ負ケテシマウゾ」
「転生者、ヒトラーノセイデショウ」
「歴史ヲ変エナケレバ」
「最後ノ手段デス。気候ヲ、ソ連ニ有利ナヨウニ、コントロールシマショウ」
「許可スル」
数十機のタイムマシンがロシア平原の上空を舞った。冷却ガスを大量に散布する。
この年、ヨーロッパは歴史上類を見ない寒波に襲われ、ドイツ軍の進撃速度を鈍ら
せた。

1941年12月。アメリカの首都ワシントンにあるホワイトハウスを一人のフランス人
青年が訪れた。
「やあ、君か。久しぶりだな。君も戦火を避けて大西洋を渡って来たのかい?」
フランクリン・ルーズベルト大統領は、懐かしそうにミッシェルを出迎えた。二人は旧
知の間柄なのだ。
「まあ、そんな所かな」
ミッシェルは数十年前に会った時のまま、年を取っていないようだった。
「今日は、助言をしようと思ってね」
「君の助言なら、いつでも大歓迎だよ。私がアメリカ大統領になれたのも君の御蔭だ
からね」
ルーズベルト大統領は、ミッシェルの言葉を一言も逃すまいと耳をそば立てた。
「実は、今、北太平洋を日本の空母機動部隊が東に向かっているよ。12月8日に宣
戦布告と同時に航空機で、真珠湾のアメリカ太平洋艦隊を奇襲するつもりだ」
「ええっ!それは本当か!すぐにホノルルに警告を出し、艦隊を避難させねば!」
ルーズベルト大統領は慌てふためいた。ミッシェルはそんな彼を押し留める。
712作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/26(木) 16:55:44 ID:HtKnm8r1
「まて、落ち着け。最後まで話を聞け。いいかいフランクリン、この事は知らない
フリをするんだ。これからの戦争に戦艦は、無用の長物になる。いくら沈められ
たって惜しくはない。虎の子の空母だけを演習の名目で真珠湾から退避させて
おけばいい。卑劣な日本の騙し打ちに正義感の強いアメリカ国民は怒り狂って、
戦争に参戦する口実が出来る」
「・・・・そうか!その手があったか!日本とドイツは軍事同盟を結んでいる。これ
でイギリスを助けてドイツと戦えるぞ。ファシストどもを叩き潰す正義の戦いだ」
ルーズベルト大統領の目が輝いた。この事を知ればイギリス首相のチャーチル
は、どれ程喜ぶだろう。世界大戦は、ドイツ、日本、イタリア対、アメリカ、イギリス、
ソ連の戦いになる。アメリカとソ連は超大国で、イギリスは世界中に広大な植民地
を持っている。これでパワーバランスが一気に連合国側に有利になるだろう。
「これで連合国に、負け、はなくなった。馬鹿な日本人め。さすが東洋のサル国家
だ。戦局の分析も出来んらしい」
ルーズベルト大統領は、早速、開戦時に国民に向けて演説する、スピーチの草案
を考え始めた。ミッシェルは静かに微笑んでいた。
(やれやれ全く、世話が焼ける奴らだ。ここまでお膳立てしてやらねば、転生者一
人に勝てないものかね?)
まだ油断は出来ない。連合国に勝たせるために、1945年の終戦まで、何度か介
入しなくてはならないだろう。
713名無し調教中。:2007/07/26(木) 22:37:48 ID:i77gjIvo
また自己満足のオナニ−小説か。
ダラダラめんどくせ〜んで読んでねえよ。
714名無し調教中。:2007/07/27(金) 06:40:39 ID:8dxdiNZr
読んでるうえにかまってもらいたがっちゃってw
715名無し調教中。:2007/07/27(金) 17:39:43 ID:sNaX2hZG
俺は此処の愛読者で、毎日チエックしてますが金払って読んでるわけでは
ないので、クレームのつもりじゃないんですが↑必要なんでしょうか?
散らばってる話は、最終的にまとまるのでしょうか?
それがとても気になります。
とにかく話の途中で消えてしまう人の多いこの手の小説で
作者さん永く頑張ってくださってるので、最後まで読ませて下さい。
お願いします。
716名無し調教中。:2007/07/27(金) 20:59:48 ID:wgh5PpVo
来月は終戦記念日もあるので、それまでに終わらせないと作者の良識が
問われかねない。
717作者:2007/07/27(金) 23:53:58 ID:SHXdxFO0
 散らばっている話は、まとまるかどうかは、判りません。そもそも、本筋がどれなのかも判りません。
各エピソードが、必要かどうかも判りません。いらないと思えば全部いらないし、いると思えば全部い
るような気がします。

 とにかくアイデア不足。特にSM、斬新な責めのアイデアが足りません。

 まとめサイトへのアクセス数は増え続けているので、一概に劣化しているわけでもなさそうです。

 
718名無し調教中。:2007/07/28(土) 08:23:18 ID:Onrig7uw
715ですが
作者さん、久美子と奴隷家族の話は完結まで読ませてください。
死ぬにしても、開放されるにしてもこの二組が楽しみなんで!
出来ればハッピーエンドがいいですが、無理なら死とゆう形でも
終わらせてもらえると、スッキリしますので
叶うならば、お願いします。
719名無し調教中。:2007/07/28(土) 10:40:40 ID:nAqxwdTQ
どう考えても全部いる。
俺は男責めはキライだが、それも含めての作者さんの作品だと思う。
720作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/01(水) 21:13:25 ID:um/7nGXu
2007年8月。さざなみ市のネオガイア植民地総督府の最上階にある自室で、
ピタゴラス博士は目を覚ました。3代目植民地総督を務めるピタゴラス博士は、
総督府ビルの最上階のフロアー全部を自分の居住区にしている。彼は、すで
に老境にさしかかっているが、妻はいない。正常なセックスよりも悪魔的な拷問
や生体実験にしか興味がないのだ。
「おはようございます。御主人様」
肉ベッドが声をかけてきた。それはピタゴラス博士の作品の一つで、4人の日本
人女性を繋ぎ合せて作った代物だった。
「うーん・・・」
ピタゴラス博士が背伸びをして肉ベッドから起き上がると、二人のメイドが寝室に
入って来た。
「おはようございます。御主人様」
メイドは、全裸で首に奴隷管理用の首輪をつけ、皮膚にメイド服の刺青をしている。
彼女達も徴用された日本の女子大生だった。二人がかりでピタゴラス博士の着て
いるパジャマを脱がせ、植民地総督の制服である銀色のスペーススーツに着替
えさせる。ピタゴラス博士は眠そうにアクビをするだけで何もしない。やがて、着替
えが終わるとキッチンへと向かった。そこには様々な生体家具が並べられている。
全てピタゴラス博士が、地球人女性を素材にして作った作品だった。彼は、人間椅
子に腰かけ、人間テーブルに並べられた食事を食べ始めた。最近は地球の料理
に凝っており、徴用した地球人の一流のシェフに作らせている。その朝は、本場イ
タリア風のピザだった。
721作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/01(水) 21:14:02 ID:um/7nGXu
「うまいぞ。お前にも一切れ食べさせてやろうか?」
ピタゴラス博士は、料理が並べられている人間テーブルを構成している美女の
うちの一人の顔に、ピザの切れ端を近づけた。通常生体家具は、肛門や口に挿
入されたチューブを通して栄養剤が直接消化器官に送り込まれるため、食べ物
を口にする事はない。テーブルの表面の一部となっている美女の顔が、かすか
にうなずいた。ピタゴラス博士が、美女の口にピザの切れ端を押し込むと、涙ぐ
みながら貪り食べる。何ヶ月ぶりかに、自分の舌で味覚を味わったのだった。
「ふう、お腹いっぱいだ。トイレにでも行くか」
メイドの一人が先回りし、トイレのドアを開ける。当然トイレも人間便器で、それ
は生体家具の中でも最も美しい、元アイドルタレントのなれの果てだった。
「トイレは、一番奇麗じゃないといけないからな。ギャハハハハ!」
ピタゴラス博士は爽快に笑うと、悲しげな目つきで口を開いている人間便器に跨
った。人気絶頂の頃に徴用されたアイドルタレントは、舌をかまないように歯を全
部抜かれ、手足も捻じ曲げられて接着されていた。排泄物の吸引は、毎日の事な
ので、むせる事もなく、ピタゴラス博士の大便と小便を嚥下していく。排泄後は、舌
で奇麗に舐めてくれるので、ウォシュレットやトイレットペーパーを使う必要はない。
「今日は、何の歌を歌いましょうか?」
人間便器は、徴用される前、CDデビューをした事もあり、時々、ピタゴラス博士の
お通じが悪い時など、歌って気持ちをリラックスさせているのだ。
「いや、いい。お前の歌は、もう飽きた」
そう、ピタゴラス博士は冷たく言うと、ズボンを引き上げ、バタンとドアを閉めて出て
行った。元アイドルタレントだった人間便器は、暗いトイレの個室でシクシクと泣き
濡れた。
722名無し調教中。:2007/08/01(水) 23:53:51 ID:Qti9uPEe
おお、待ち望んでいたタイプのネタが。
学校教育もさざなみ市レベルで、もう調教場化しているんでしょうな。
723名無し調教中。:2007/08/02(木) 01:29:57 ID:wehqJklM
アルテミス・梅本由梨香・シンディースコットランド・ピタゴラス・久石千鶴
この5人のエピソードは外せないでしょう。
724名無し調教中。:2007/08/02(木) 16:35:18 ID:/XjBVPZi
久々にキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
725作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/04(土) 00:14:31 ID:6ZSCFsPo
ピタゴラス博士は、自宅になっている最上階から執務室のある階へとエレベータ
ーで降りた。すでに何人かのネオガイア人の職員が出勤している。執務室には、
人間インクジェットプリンターの山瀬梨奈(26歳)が待機していた。梨奈は1年前
までは上級職の市役所職員だったのだが、ピタゴラス博士の総督就任と同時に
目を付けられ、人間インクジェットプリンターへの改造手術を受けたのだった。
「おはようございます、総督閣下」
「おはよう。早速、朝の定例会議の資料を印刷してくれ」
「かしこまりました」
梨奈はコンピューター端末のケーブルを口に咥えた。地球製のパソコンにも対応し
ており、USBケーブルを口に咥えても印刷データを読み込む事が出来る。梨奈は
デスクの上に飛び乗ると、スカートを捲り上げ、パンティを下してA4のコピー用紙
の上にしゃがみこんだ。クリトリスが印字ヘッドに改造されている。
「うっ!ああっ!いく!」
梨奈は、背中をのけぞらせて叫ぶと、オマンコを紙に押し付け、小刻みに腰を振り
始めた。梨奈の脳髄に埋め込まれたコンピューターチップが快楽中枢に刺激を与
え、潮を吹かせているのだ。着色された潮がインクの変わりとなって、カラー印刷が
出来る。ちなみに、補助機能として、梨奈の目で見た光景をそのまま写真印刷した
り、脳裏に想像したイメージや記憶を写真に印刷したりも出来る。人間カメラとして
も使えるため、最近ピタゴラス博士は、どこへ行くにも梨奈を連れ歩いている。
「出来ました、総督閣下」
ピタゴラス博士は、出来上がった人数分の資料を受け取ると会議室へ向かった。
インクは無臭であるため、普通のプリンターで印刷したものと、なんら変わらない。
会議室では、植民地総督府の主だったメンバーが集まっていた。お馴染みのメン
バーである。
726作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/04(土) 00:15:19 ID:6ZSCFsPo
「何か変ったことがあったかね?」
「何もありません。日本政府は従順で、地球の諸外国は我々に対して静観して
おり、辺境星域では、百足星人やゴルァ星人との小競り合いが続いていますが、
その他は、いたって平和です」
軍の最高責任者であるペルセウス長官が報告した。続いてソロングループのク
セノフォン支社長が報告する。
「外宇宙からの観光客は、着実に増えています。地球人奴隷の輸出も順調に伸
びています。ただ、このところ輸出単価の下落が気になりますが」
ピタゴラス博士が顔を曇らせた。
「売れそうな日本人を、我々が、誘拐しすぎたせいで、日本の社会では、目立っ
て若者が減ってきているらしい。もっと、まんべんなく世界中から誘拐しなくては
いかん」
「その件で、日本の総理大臣が、本日、総督閣下に面会を求めております」
「総理大臣?面倒くさいなあ」
会議が終わった後、ピタゴラス博士は別室で日本の総理大臣と面会をした。総理
大臣は足元に全裸で土下座をしている。
「選挙に負けてしまいました」
会うなり、そう言った総理大臣は、今にも泣き出しそうだった。ピタゴラス博士はう
んざりした。
「興味がないね、地球の政治には。政権が誰に移ろうと、我々との不平等条約さ
え遵守してくれればそれでいいよ」
727作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/04(土) 00:15:56 ID:6ZSCFsPo
「そんな、身も蓋もない・・・高齢化問題やら、年金問題やらで我が国は大変なの
です・・」
「そんなもの、解決するのは簡単だ。60歳以上の人間だけを殺傷するウイルスを
ばら撒けばいい。何なら、わしが作ってやろうか?」
「そ、そんな無茶な・・・」
「それが嫌なら、年金の給付年齢を80歳以上に引き上げるとか、いくらでも方法は
あるぞ」
「それでは、年金を貰う前に、ほとんどの人間が死んでしまいます・・・」
「ギャハハハハ!それが狙いだ」
「内政だけではなく、外交も大変なのです。最近、諸外国が冷たくて・・・特に北朝鮮
は最悪です」
「ほう、奴らのミサイルの発射は、こちらでも何度か確認したが」
「彼らは、いくら言っても、地下核実験や日本海へのミサイル発射をやめません。そ
れどころか、日本人の誘拐がこの所、急増しています。つい先日など、海水浴客で
賑わう海岸に、大量の工作船で押し寄せ、善良な一般市民を根こそぎ連れて行って
しまいました。海上保安庁や海上自衛隊の船が追跡しましたが、人質を殺すと脅され
て手を出せずじまいです」
「多分、連れ去られた日本人は、その時、死んだ方がマシだったと思うくらい、北朝鮮
で悲惨な目に合うと思うぞ」
「日本海を航行中のフェリーや漁船も、何隻も拿捕されています。正式に外交ルート
で抗議しても誰も返してくれません」
「当たり前だ。舐められているのだよ。日本は、独自の判断で軍事力を行使出来る独
立国家ではなく、鎖で繋がれた従属国家だと思われているのだ。せいぜい情報をコン
トロールして国民の不安を最小限に抑えることだな」
総理大臣は、うなだれたまま、すごすごと東京に帰って行った。
728名無し調教中。:2007/08/04(土) 06:08:59 ID:rxNhkQf3
国家的SM来たー♪
729名無し調教中。:2007/08/08(水) 23:00:51 ID:xIey+PKi
阿部首相拉致監禁緊縛飼育希望
730作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/10(金) 13:37:06 ID:W9JsdLdk
日本の総理大臣との会見を終えたピタゴラス博士には、その後、特に予定がなかっ
た。退屈なので、視察と称してテレビ局を見学に行くことにする。秘書兼人間カメラ
の山瀬梨奈と護衛のアンドロイド兵士二人を連れて、さざなみ放送局のイソップ局
長の元を訪れた。
「局長、何か面白いことはないかね?暇なんだ」
「これはこれは、総督閣下。それでは、バラエティー番組の収録でも御覧になられ
ますか」
局長が直々に案内をして、スタジオ見学をする事になった。イソップ局長も退屈で
時間を持て余しているようだ。収録中のスタジオでは、電車の車内を模したセットが
組まれており、イチオシのマゾ芸人、成瀬美咲(23歳)が、車掌役の関西芸人と絡
んでいた。
「何や、お前、こんな所で、股広げやがって!」
ピンクのラバースーツを着た美咲が、電車の座席でオナニーをし、それを車掌が注
意するという設定のコントだ。美咲の陰部とオッパイの部分は、ラバーの生地がくり
抜かれてピヤス付きの乳首とクリトリスが剥き出しになっており、鼻はフックで釣り
上げられ、豚顔になっている。
「クリちゃんが気持ちいいの」
「気持ちエエやあらへん。他のお客様に迷惑やろ。大体なんやその格好、恥ずかし
くないんか?」
「美咲は、見ての通りのハードマゾでっす!」
「お前、アホか!」
車掌役の関西芸人が、美咲の頭を思いっきり、どつく。
731作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/10(金) 13:37:48 ID:W9JsdLdk
「ああん、気持ちいい!もっとぶって!」
お決まりのセリフで美咲が身をくねらせると、車掌は、無言で容赦なく美咲の顔や頭に本気で平手打ちを始め、たまりかねて、顔をかばうようにして座席に倒れ伏した美咲の体に、強烈な蹴りを入れた。
「ちょ、ちょっと、ま・・・待って・・・」
いきなりの激しい攻撃に、美咲は、素に戻ってストップをかける。しかし、関西芸人は
やめようとしない。
「なんでや。もっと、ぶってくれって言うたやないか!あれはウソか」
「ヒッ、ウ・・ウソじゃないです。でも、ちょ・・・待って・・」
美咲は涙ぐみながら哀願した。車掌は美咲が座席の横に置いていたボストンバッグ
を勝手に開け、入っていた鞭やらローソクやらを取り出す。
「なんやこれ。こんなもん、いつも持ち歩いとるんか?」
「だって、美咲は、見ての通りのハードマゾでっす!」
「わかったちゅうねん。これ、どないして使うんや?」
車掌が美咲にバラ鞭を手渡す。美咲はグリップの方をオマンコにねじ込み、股を開い
て立ち上がる。枝分かれした鞭の先が、簾のようにぶらんと垂れ下がる。
「ナイヤガラ」
「やかましいわ。おもろないねん!」
美咲は、どつき回され、少し離れたところに座っていたエキストラの女子高生やサラリ
ーマンも失笑した。
「ほな、これはどうするねん?」
次に車掌は、ローソクを手渡した。美咲はローソクの先にライターで火をつけ、胸の谷
間に挟み込む。
「山奥の灯台」
「意味がわからへん。海にあるのが灯台ちゃうんか。ほなこれは?」
バイブを手渡した。美咲は、ローションを塗り、アナルに挿入してスイッチを入れる。
732作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/10(金) 13:38:32 ID:W9JsdLdk
ブーンと音が鳴り、美咲は両手を広げて羽のようにバタバタと上下させながら、車内
を走り回った。
「おいおい、何がしたいねん。もしかして蜂のマネか?」
「違うわ。御尻にバイブを入れたまま、氷の上を走り回る、南極ペンギンよ」
「わかるかそんなもん!」
そこでコントは終了だった。ピタゴラス博士はニコリともせず、真顔である。
「あの女芸人、才能はあるのかね?」
とイソップ局長にたずねた。
「彼女は、元清純派女優で、お笑いの才能は、ほとんどありません。ただモデル出身
の美形なので、そのギャップと体を張ったマゾキャラで、今のところ、かなりの人気は
あります」
「ふーん、そのうち消えていきそうな芸人だな」
ピタゴラス博士は冷たく言った。
733名無し調教中。:2007/08/10(金) 22:55:54 ID:nJi9gDpW
男弁護士虐めの続きを希望。
734作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/11(土) 00:03:53 ID:jby6Mof1
「そう言えば、昔、わしがプロデュースしたアイドルグループはどうなったのかね?」
突然、思い出したようにピタゴラス博士がイソップに訪ねた。
「ひょっとして、軟体ガールズの事ですか?」
「そんな名前だったかな・・・」
「彼女達は、結成後、何度もメンバーを入れ替えましたが、最近では全く人気が無く
なり、もっぱら地方巡業に行ってます」
イソップは、すぐに無線端末から担当のマネージャーに電話をし、軟体ガールズの
今日のスケジュールを確認した。
「今日は、さざなみ市にいるようです。下町の小さなライブハウスで握手会をやって
いるそうですが」
「行ってみよう、どうせ、暇なんだ」
アンドロイド運転手付きの専用エアカーを回させ、下町へと行ってみる。到着した小
汚いライブハウスはガラガラだった。
「空いてるな」
「ええ、人気の無くなったアイドルグループなんて、こんなものです」
舞台の上では、様々な姿勢に体を折り曲げられた少女達が熱唱しながら踊っていた。
初期のI字開脚組や、Ω屈曲組に加え、T字逆立ち組や、]交差組、W合体組までいる。
グループ自体は、新メンバー追加の美少女誘拐を繰り返し、かなりの大人数に膨れ
上がっていたが、それでも人気を維持することは出来なかったらしい。
「こんにちは、リーダーの長澤葉子です。今日は、こんなにたくさんのファンの皆さんに
来て頂いて、とってもうれしいです!」
曲が終わると、I字に脚を固定された年増の女が言った。結成以来3年間、この姿勢で
生きてきたのだが、今では、さほど苦痛を感じていない。ピタゴラス博士は客席を見渡
したが、どう見てもガラガラで、下手をすると舞台上の軟体ガールズのメンバーの人数
の方が多いかもしれなかった。
735作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/11(土) 00:04:30 ID:jby6Mof1
「今日は、大サービスしちゃいます。アンコールがあったらドンドン言ってね!」
軟体ガールズが次の曲を歌い始めると、2、3人の客が席を立ち、出て行った。メン
バーは動揺を隠すため、なるべく客席を見ないようにして、歌に専念している。
「駄目だな、こりゃ」
ピタゴラス博士がつぶいやいた。
「局に帰りましょうか」
「梨奈、記念に写真だけ撮って置いてくれ」
人間カメラの梨奈は、バッグからフォト用紙を取り出すと、床の上に置き、パンティを
脱いで、その上にしゃがみ込んだ。そして、じっと舞台上の軟体ガールズを食い入る
ように見つめ、光景を網膜に焼き付ける。視覚と連動している脳内コンピューターが
作動し、ビクンと梨奈の体が痙攣した。
「あっ、あっ、いくっ、いくぅぅ!」
梨奈は、フォト用紙にクリトリスを押し付け、小刻みに腰を動かし始める。着色された
淫液が、印字ヘッドに改造されたクリトリスを通して、用紙表面に高精細な写真を印
刷していく。写真一枚印刷するためには、一度オルガスムスに達しなくてはならず、
梨奈の肉体は汗びっしょりになった。
「いくううううう!」
髪を振り乱し、喘ぎながら梨奈は、出来上がった写真を、ピタゴラス博士に手渡した。
それは、地球上のどんなデジタルカメラで撮ったよりも奇麗に仕上がっていた。
「10枚くらい焼き増ししてくれないかな。軍の奴らにも配りたいから」
「はい、総督閣下」
梨奈は、顔を引き吊らせて承諾した。高精細の写真を10枚印刷するためには、10
回イカなくてはならないのだ。帰りのエアカーの中で焼き増しを終えた梨奈は、疲労
困憊のため、気を失いそうだった。
736名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:43:24 ID:zRJyiuFz
作者タン暑い中更新お疲れです♪
737名無し調教中。:2007/08/14(火) 00:27:05 ID:KLjopnT4
やっぱりマゾキャラをどんどん書こう
738レイコ(偽):2007/08/14(火) 10:05:14 ID:RW/OIaES
みなさ〜ん、お元気かしら?
毎日暑いわねぇ。

やっぱり私は美男が緊縛飼育されるお話が読みたいですワ♪
作者様、どうぞヨロシクね!
739名無し調教中。:2007/08/14(火) 10:59:05 ID:/BBQYD8G
暑い日には冷コ。

部屋の隅には若い男女が2名ずつ。綺麗に剃毛された股間だけをむき出しにした姿で、
頭上にはそれぞれデザインの異なる瓶状のタンクを支えながら。

「冷コ!」
一言発すると、1名の女と2名の男が近づいてくる。
脇にある小さな台を女が跨ぎ、股を大きく開いて台に触れそうなくらいに腰を下げ、ゆっくりと力んだかと思うと、コトッと股間からカップが一つひりだされた。
そして少しばかり腰を引くと続いてシャーッと黒い液体をカップの中に。

入れ替わりに男が近づき、「シロップ、ミルクはいかがなされますか?」。
「いつも通り」と言うと、「かしこまりました」の返事とともに一人がカップの上にペニスの先端を近づけると、透明な液体がカップの中へ。
740肉ポット:2007/08/14(火) 11:06:03 ID:/BBQYD8G
“お茶汲み”のアルバイト募集に応じてきた高校生の中から選ばれた者たちである。

頭上のタンクからパイプで、臍に作られた膀胱への供給アダプターに紅茶、コーヒー(♀)、ミルク、シロップ(♂)が供給されており、
そこから適量を供給できるよう特訓を受け、正式採用されたものである。
勿論、女のほうはコーヒー・紅茶を注ぐだけでなく、子宮に収納された複数のカップを一個づつ出す技も身につけさせられている。
741肉噴水:2007/08/14(火) 11:26:48 ID:/BBQYD8G
勿論、訓練を受けても正式採用に至らなかった者たちもいるわけで。

その不採用になったものたちのうちの2人が、今まさに部屋の中央で働いている。
部屋の中央、天井から床まで伸びる4本のポールに囲まれた中で、ポールの所々から伸びる鎖で手足を繋がれポーズを固定されている男女。

全裸で、首より下の体毛が全て除去されたツルツルの肌を晒しながら、股間から途切れることなく水を噴出しているのである。
勿論、水は天井から伸びる透明なパイプを通して臍のアダプターから膀胱へ、そして尿道から床へ、床の排水口へと流れて部屋の涼を作り出すインテリアとして働いているのである。

このような感じで不採用者全員が全裸で、社内や個人宅で噴水やシャワー、また、恥骨部分にバルブを付けられたタイプのポットとして採用されているのである。
742名無し調教中。:2007/08/15(水) 22:07:51 ID:1KiW4qCr
東堂志津子女史の女性用SMビデオが読みたいです。
743名無し調教中。:2007/08/23(木) 23:12:15 ID:2aXEFWIV
新たな責めとか、こだわらなくてもいいじゃないですか!
お待ちしてますよ。早く戻って下さい!
物語を進めて下さい。ラストが読みたいのです。
お願いしますよ!
744作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/24(金) 00:35:58 ID:V5FJtzmK
「教育現場でも視察に行くか」
テレビ局でイソップ局長と別れた後、暇を持て余したピタゴラス総督は、さざなみ市
の教育委員会に出向くことした。総督府ビルのワンフロアーにある教育委員会のト
ップは、かつて、宇宙母艦オリンポスで娯楽施設を運営していたペリクレス教育長
官だった。
「これはこれは、総督閣下。今日は、どういった御用で?」
揉手でペリクレスが出迎えた。民間の娯楽施設を経営していた頃の性分が抜けな
いらしい。
「我々に支配されている地球人が、どういう教育を受けているのか、この目で見たく
なったんじゃ」
「そうでしたか、では早速御案内いたしましょう」
ペリクレス教育長官は、彼の妻が校長をしている、さざなみ第一高等学校へと、エア
カーで一行を案内した。この高校は、もともとトップレベルの進学校で、占領後も偏
差値の高い生徒ばかりが、強制入学されている。ピタゴラス博士とペリクレス、そして
校長のニオベは授業の行われている教室を見回った。生徒は地球人ばかりだが、
教師の半分以上はネオガイア星人である。本国で定職につかず、フリーターや引き
篭りをやっていたニートのネオガイア星人達が地球に流れてきて教師をやっているの
だった。
「佐々木さん、105ページの5行目から朗読しなさい」
ある教室で、指名された女子生徒は、椅子から立ち上がり、朗読を始めた。教科書は、
団鬼六作の『花と蛇』から抜粋した一文である。
「静子は、泣き崩れ大粒の涙を流した。『堪忍して下さい、もうこれ以上酷いことはしな
いで下さい』しかし、男達はビールを片手に囃し立てるだけだった」
女生徒は、顔を赤らめもせず、淡々と朗読をしている。現代文のテキストは全て地球
のポルノ小説なのだ。
745作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/24(金) 00:36:42 ID:V5FJtzmK
「では、質問です。この場面での静子の心境を想像して下さい。静子は何を思いな
がら、責めに耐えていたのでしょう?」
ネオガイア星人の女教師の質問に、パラパラと生徒達の間から手が挙がった。
「では、大倉君」
「はい・・・静子は、新入りの女奴隷にライバル心を持っていたと思います」
「川下さんは?」
「マゾに目覚めて、ただ、気持ち良かっただけなんじゃないでしょうか」
「はい、先生!私は、静子夫人は、いつか、自分が警察に救出されるのではないか
という、一縷の望みを心の支えにしていたのではと考えます」
ネオガイア人の女教師は、生徒達の間から活発な意見が出たので喜んでいた。
「いろんな意見が出たわね。せっかくだから、この問題をグループに分かれてディス
カッションしましょう。皆さん、席を動かして6人づつ班に分かれて下さい」
生徒達は、一斉に立ち上がり、机の並べ変えを始めた。その様子を覗いていたピタ
ゴラス博士の一行は、別の教室へと移動する。その教室では、授業は行われてお
らず、十数人のネオガイア人兵士が、生徒達を凌辱していた。
「このクラスでは、何をやっているのかね?」
ピタゴラス博士がニオベ校長に尋ねた。
「軍への奉仕活動ですわ。女生徒はネオガイア製の避妊薬を常用しているので妊娠
の心配はありません。ネオガイア星宇宙軍の兵士達が、部隊ごとに学校を訪れて、
性欲を発散したり、SMプレイを楽しんだりしているのですわ。軍の福利厚生と、これ
から社会へ出ていく地球人に奴隷意識を叩きこむ教育の一環でもあります」
この行事は授業のカリキュラムに組み込まれ、日常的に行われているらしく、生徒達
は兵士に抵抗することもなく従順に凌辱されている。当然、美人の女子生徒にネイガ
イア人兵士が集中するため、不細工な女子生徒や、男子生徒は指をくわえて見てい
る者が多い。まれに女兵士や、ホモの男性兵士が、男子生徒の一部を犯しているだけ
だった。
746作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/24(金) 00:37:32 ID:V5FJtzmK
「奉仕活動で協力しているのは軍だけではありません。ネオガイア人小学校の体験学習にも協力しています」
次にニオベに案内されたクラスでは、ネオガイア人の小学生数十人が、王様のよ
うな態度で、地球人の高校生を奴隷のように扱っていた。
「小学生のころから、支配者としての心構えを、実習を通じて身につけるのですわ」
椅子に座ってふんぞり返ったネオガイア人小学生の靴を、地球人の女子生徒が舐め、
別の男子生徒が、うやうやしい態度で、肩を揉んでいる。
「お前、態度がでかいぞ。土下座しなよ」
指で刺された男子生徒は、言われた通り土下座をし、額を床にこすりつけた後頭部
を小学生がグリグリと踏みつけた。
「薄汚い地球人の癖に、僕らを反抗的な目つきで見るなよな!」
「申し訳ございません・・・・申し訳ございません・・・」
数人の小学生に蹴りを入れられた男子生徒は、ひたすら謝り続けた。別の場所では、
殴り合いをやらされている女子生徒もいる。
「もっと、本気でやってよ。面白くないじゃん」
殴り合っている二人の女子生徒の顔は腫れ上がり、服は破れて口の端から血を流し
ていた。一番悲惨なのは、ストリップをやらされたあげくオナニーをさせられている男
女だった。
「セックスってどういう風にやるのか、やって見せてよ」
宇宙人とは言え、小学生なので、全員、まだセックスをした経験はないようだった。地
球人の高校生は言われるがままに、様々な体位でセックスをしたり、レズったり、ホモ
ったりさせられていた。
「なかなか、面白そうな授業をやってるじゃないか。それにしても、いつになったら、さ
ざなみ市だけではなく、全世界を、このように我々の直接支配下におけるのだろうな」
ピタゴラス博士は溜め息をついた。地球はグレイの自然保護地区に指定されているた
め、これ以上、強引な軍事行動をとるには、グレイとの政治的決着を図らなければなら
ない。科学力にも軍事力にも劣り、圧倒的に弱い立場にあるネオガイア星人にとって、
グレイとの交渉は長い道のりだった。
「ありがとう、また来るよ」
教育現場の視察を終えたピタゴラス博士は、次に、友人でもあるメビウス博士のロボッ
ト研究所を訪れることにした。
747作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/24(金) 00:38:18 ID:V5FJtzmK
「やあ、研究は、はかどっているかい?」
メビウス博士は、巨大ロボット2号機の暴走事故以来、意気消沈したのかと思いきや、
すでに3号機の開発にとりかかっていた。
「ああ、今度は、巨大ロボットを量産化しようと思ってね。なるべくコストがかからないよ
うに、基本機能だけに絞って制作してみたのだが」
案内されて見せられた試作機は、全長20メートルと、大きさは前作までと同じだったが、
胴体は細長い棒状で、手足も骸骨のような棒状になっていた。頭部はモノアイだけである。
「えらく削ったな。まるで骸骨みたいじゃないか」
「コストは、1号機の二十分の一だ。戦闘に必要な基本機能は、全部残してあるし、ヒョ
ロ長いから、敵の弾にも当たりにくいぞ」
メビウス博士は、枯れ枝のようなロボットを誇らしげに自慢した。
「それで、軍は採用したのか?」
「まだだ、打診はしているのだが一向に返事が来ない。審査に思ったより時間がかかっ
ているんじゃないかな。」
ピタゴラス博士は溜め息をつき、次にデメテール女史の研究室を訪れた。女科学者であ
る彼女は、クロノス博士の娘であり、時空砲の発明者でもある。
「何か、新しい研究成果でもあるかね?」
「ええ、今、父の残した設計図を基に大型のタイムマシンを建造中です」
「ほう」
ピタゴラス博士は興味をそそられた。
748作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/08/24(金) 00:38:56 ID:V5FJtzmK
「時間旅行には、父が試作したような小型のものではなく、巡洋艦並の戦闘力をもっ
た大型のタイムマシンが必要です。なぜなら、過去や未来にはどんな危険が待ち受
けているか判らず、未知の敵が攻撃を仕掛けてくるかもしれません。無防備なままで
は、父のように未帰還になる可能性が高いからです」
「いつ頃、完成しそうかね?」
「今、軍の宇宙艦ドックを借りて建造して貰っているのですけれども、肝心の時空エン
ジンの設計が、なかなか難しくって・・・」
「そうか、期待しているよ。二台目のタイムマシンが完成すれば、父上を捜索に行く事
も出来るかも知れん」
ピタゴラス博士の頭の中にある計画が浮かんだ。3000万年にも及ぶグレイの銀河系
支配を覆すことが出来るかも知れない。ピタゴラス博士は、思索に夢中になりながら、
総督府ビルの最上階にある自分の家へと戻った。
「お帰りなさいませ、御主人様」
地球人のメイド二人が出迎える。ピタゴラス博士は、地球人奴隷を歯牙にもかけず、
無言で部屋に上がりこむと、肉ソファにどっかと座りこんだ。
(今日も一日、疲れた、疲れた。総督の仕事も大変じゃな。生体実験と拷問三昧だっ
た昔が懐かしいわい)
こうして、ピタゴラス博士の多忙な一日が終わったのだった。
749作者 ◆zCS1o.kilU :2007/08/24(金) 07:28:15 ID:V5FJtzmK
ピタゴラス編、終わりです。猛暑で、さすがに執筆意欲がわきませんでした。

>743
この物語にラストはありません。ダラダラと無限に続きます。
750名無し調教中。:2007/08/24(金) 08:29:05 ID:gpuqrxkr
無限に続いて欲しい♪
ここを見るのがライフワークです。
751名無し調教中。:2007/08/26(日) 15:37:40 ID:ZMo6Qz99
アルテミスや由里香が見たいなぁ)^o^(
752名無し調教中。:2007/08/26(日) 16:25:57 ID:H4Uh/mpF
男苛め希望
753名無し調教中。:2007/08/27(月) 11:45:10 ID:oQVU6xwy
>>751
ピタゴラス博士と巨大ロボットが出てきたから、アルテミス再登場に期待したんだけど
ピタゴラス博士編はあっさり終わってしまったな。
アルテミスと由里香とシンディーを一緒に登場させるとすごい話になると思うんだけど、
問題は、島流しになった由梨香をアルテミスとどうやって出会わせるか?だよね。
いっそのこと由梨香のクローン人間でも登場させるか…。
ついでにアルテミス同様不死身にして、2人のマゾ度を競わせるとかさ…。
754名無し調教中。:2007/08/27(月) 13:08:02 ID:8JVxOxay
>>753
それ最高!!(^.^)b
755名無し調教中。:2007/09/01(土) 10:21:36 ID:dCYirFw/
人間狩りが見たい。

コンビニやデパート、女性の多さなら美容室やエステサロンを空間閉鎖して狩りしてほしい。

高校生の遠足バスが火星に飛ばされる話があったが、高校野球に向かう応援バスをどこかに飛ばしてほしい。

チアガールが全裸ダンスやらされたり、高校生の強制ホモ化やレズ化、意思に関係なくハゲ校長に犯される女生徒とか。

この作品は俺が妄想してる世界が描かれてて最高ですね。
756名無し調教中。:2007/09/01(土) 12:01:46 ID:dCYirFw/
奴隷家族編に一案。

夫の妹一家が夏休みで遊びに来るってのは?

家族構成は、妹とその夫、高校生の男女の双子、小学生高学年の娘。

双子の強制SEXや犬小屋の少年に小学生の娘を無理矢理とか。

いかが?
757名無し調教中。:2007/09/02(日) 21:15:27 ID:NX3t/GPG
↑夏休みでなく海外赴任からの帰国って事で。

長女が叔父の種でついに妊娠ってのもいいかも。
758名無し調教中。:2007/09/02(日) 22:18:05 ID:edv4jcPc
おもしろいのが読みたい作者タンが拷問されるのとか
759作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/03(月) 11:29:42 ID:RE8zJdOY
2003年5月、上級職の国家公務員試験に合格した古賀美奈子(23歳)は、1年間の警
察大学での研修を終え、現場に配属された。新人ではあったが、階級はすでにノンキャリ
の課長クラスと同じ、警部だった。
「お早うございます。本日よりお世話になります、古賀美奈子です。よろしくお願いします」
美奈子は、配属先である八光署の刑事課の課長に挨拶をした。小野課長(51歳)は、自
分と同じ階級である女性刑事に対してオドオドした態度を見せた。
「どうも、こちらこそ、よろしくお願いします。そんなに堅苦しい所でもないので、気楽になさ
ってください」
東京大学法学部を卒業した美奈子は、理知的な美人で、エリートのオーラを発していた。
キャリア組である彼女は、数年後には、自分よりも上の立場になるに違いない。交番勤務
から叩き上げの小野課長は、今のうちにゴマをすり、コネを作ろうと考えたのだった。
「こちらにデスクを用意しました。もし、場所が気に入らなかったら遠慮なく言って下さいね」
「ここで結構です」
「それから、コンビを組んで頂く刑事を紹介します。おーい、モグさん!」
のそのそとやって来たのは、徹夜の張り込みで疲れ切った中年の刑事だった。
「実は、うちの刑事課では、お互いにニックネームで呼び合っていましてね。この野崎刑事
は、もぐもぐ喋るので、モグさんと呼ばれています」
「ど、どうも・・・野崎です・・・」
「どうも、古賀です」
美奈子は、眠そうな、その刑事をまじまじと眺めた。どこかモグラに似た風貌でもある。
「ちなみに私は、ボスと呼ばれています。もし、モグさんで判らない事があれば、遠慮なく私
に聞いて下さい。うちの課にいる間は、快適に過ごして頂かないと」
キャリアは、短期間に様々な部署を回って経験を積む。そして将来本庁で、日本の警察機
構そのものを支える要職に就くのだ。美奈子のニックネームはキャリアと呼ばれる事になった。
760作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/03(月) 12:51:00 ID:RE8zJdOY
美奈子が、八光署に配属されて1カ月程が過ぎたころ、管内でコンビニの立て籠り事件
が発生した。美奈子とモグさんが現場に着くと、すでに機動隊がコンビニを包囲していた。
駐車場に面した部分がガラス張りのコンビニは、中の状況が一目瞭然で、ナイフを持っ
た犯人の男がアルバイトの女店員を人質に取っている。店内には、取り残された数人の
男女の客が隅の方に固まって座り込んでいる。
「これじゃ、うかつに突入出来ないわね」
生まれて始めての立て篭もり事件の現場であるというのに、美奈子は冷静そのものだっ
た。合気道と柔道の有段者で、拳銃の腕前もかなりのレベルである。もちろん、現場で発
砲した事は一度もなかったが、それが危険に直面しても内なる自信となって平常心を保
たせている。現場の指揮は、駆けつけた課長代理の中原が取っていた。中原のニックネ
ームは『天下り』である。収賄で本庁から飛ばされて来た刑事だ。
「おーい、お前は完全に包囲されているぞ!もう逃げられん。人質を解放しなさい。要求
は一体何だ?金か?」
中原課長代理が、ハンドマイクで犯人に呼びかけた。犯人は女店員の胸に手を入れ、オ
ッパイを触りまくっている。
「うるせえ!金じゃねえ!俺は、こんな世の中に嫌気が差したんだ!必死こいて勉強して、
いい大学を出たのに、就職も出来ねえし、彼女もいねえ。いつか景気が良くなると思って
フリーターを続けて来たってのに、いつまで経っても、ちっとも良くならねえ!もう、俺、来
年で30、超えちまうんだよっ!」
犯人は激晃していた。中原課長代理は、なんとか説得しようとする。
761作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/03(月) 12:51:37 ID:RE8zJdOY
「それは、君、逆恨みだぞ。人間努力すれば、なんとでもなる。君も、馬鹿なことは止め
て真面目に生きていれば、いつか、いい事もあるぞ」
「奇麗ごとは、たくさんだ!」
男は、ナイフを振り回し、人質の女店員の太腿を切り付け、女店員は、鋭い悲鳴を上げた。
「課長代理!このままでは、人質が危険です」
美奈子が険しい口調で言った。中原は困った顔をする。
「SATに出動を要請したが、到着までには、まだ、しばらくかかる。犯人の姿は丸見えだ
から、狙撃すれば、それで事件は解決するのだが」
「あたしが、代わりに人質になります」
「待て、君。それは危険だ・・・」
美奈子は、課長代理が止めるのを無視し、両手を上げて、一人で前に進み出た。犯人は、
動揺した。
「止まれ!止まらないと人質を殺すぞ!」
美奈子は犯人を刺激しないように、ピタリとその場所に立ち止った。
「怪我をした人質を解放しなさい。あたしが身代わりになるわ」
「待て!お前、刑事だろ。拳銃とか、持ってるだろ?信用できない。そこで、裸になれ」
思いがけない犯人の要求に、美奈子は一瞬たじろいだ。しかし、冷静な美奈子はすぐに、
平常心を取り戻す。
「わかったわ」
美奈子は、その場で服を一枚一枚脱ぎ始めた。犯人、人質、そして包囲している警察官
全員がその様子を、息を呑んで見守っている。
762作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/03(月) 12:52:22 ID:RE8zJdOY
「これでいいかしら」
下着だけの姿になった美奈子は、冷たい口調で言った。
「駄目だ、下着も脱げ!」
美奈子は仕方なく、ブラジャーとパンティも脱ぎ去った。
「これでいいかしら」
「まだ、駄目だ。こっち向きに穴を広げて見せろ。女刑事が、オマンコに小型拳銃を隠し
持っているっていうXシネマをこの前、見たんだ!」
仕方なく、美奈子は言われた通りにした。恐るべき自制心で、羞恥心は感じない。正義感
の強い美奈子は、人質の命を救うために警察官としての任務を全うしているのだから。
「よし、こっちへ来い」
犯人は、ようやく安心したようだった。美奈子は、歩きながら、ほくそ笑んだ。犯人の傍に
さえ近寄る事が出来れば、例え素手でも、男一人を取り押さえる自信があった。美奈子が、
コンビニに入り、両手を上げたまま、カウンターの影でナイフを構えている犯人の傍に立
つと、犯人は女店員を離した。
「行けよ」
太腿から出血している女店員は、片足を引きずるように駐車場に走り出て、警官隊に保
護された。一方、美奈子は右手にナイフを持った犯人に、左手で全身を触られ、ボディチ
ェックを受ける。
「いい、オッパイしてるじゃねえか。実は俺、まだ童貞なんだ」
「気安く触らないでよ。あなた、これから刑務所に入るから、この先もずっと、童貞ね」
美奈子は、嘲笑うように言った。その言葉に犯人は激晃した。
「なんだと!てめえ、ちょっと、可愛い顔してるからって、調子に乗りやがって!」
犯人は、腹いせにナイフで美奈子の白い体を切り裂こうとした。しかし、美奈子はその右
手首を抑え込むと、後ろ側にひねり上げ、同時にひざ蹴りを犯人の鳩尾に叩き込む。
「うっ・・・」
ナイフは床に落ち、犯人はうめき声をあげた。
「他愛もないわね」
さらに首筋に手刀を打ち込むと、頸動脈が打撃を受け、犯人の体は力を失って、お菓子
の陳列棚に倒れ込んだ。その様子を見ていた警官隊がコンビニに突入してくる。その他の
人質になっていた客たちも恐怖の表情から安堵の表情へと変わり、美奈子の活躍を心か
ら感謝した。
763名無し調教中。:2007/09/03(月) 23:07:46 ID:pSyoHEwJ
手刀キター!
764名無し調教中。:2007/09/05(水) 00:59:45 ID:7Oz4uo0P
その手刀はエクスかリバーと呼ばれているのだ!
765作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/05(水) 15:57:00 ID:UcQxM2+S
コンビニ立て篭もり事件から3日後、八光署の刑事課では逮捕された犯人の取り調べ
が続いていた。美奈子は小野課長にやんわりと注意を受けた。
「危険なマネはしないで下さい。古賀警部はキャリアなのですよ。万が一の事があった
らどうするのです?危険な仕事は他の人間に任せるようにして下さい」
「はい、以後気をつけます」
美奈子は素直に謝った。課長と言い争ってもしょうがない。その時、デスクの上の電話
が鳴り、モグさんが受話器をとった。
「キャリアにお電話です」
「え?あたし?」
「名前は名乗りませんが、ボイスチャンジャーを使っています」
課内に緊張が走った。ボスが、右手の人差し指をクルクルと回して逆探知の合図を出
す。美奈子が、顔をこわばらせながら電話に出た。
「もしもし、古賀ですが」
「はじめまして。突然ですが、町に爆弾をいくつか仕掛けました」
声は、男女の区別すらもつかない。耳に障る電子音だった。
「どういうこと?あなた誰?」
「僕は、ただのニートです。本名は名乗れないので、ミスターニートとでも呼んでくださ
い。一つめの爆弾はあと5分ほどで爆発します」
ガチャリと電話が切れた。美奈子は、課長の方を見る。課長は首を横に振った。
「逆探知は無理だ。通話時間が短すぎる!」
766作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/05(水) 15:57:58 ID:UcQxM2+S
恐ろしい緊張の中、5分が過ぎた。管内の全派出所、交番、パトカーに警戒するよう指示が出されるが、どこで爆発するか判らない以上、対策の立てようがない。10分後、予想していた通報の電話がかかってきた。
「八光駅のコインロッカーで爆発がありました。現場に居合わせた一般市民、十数人が巻き込まれたようです!」
「なんだと!すぐに鑑識を現場に向かわせろ。天下りと窓際も現場に行ってくれ」
「あたしも行きます!」
美奈子が名乗り出た。課長がそれを止める。
「キャリアとモグさんは、署に残ってくれ。また犯人から電話がかかってくるかもし
れん」
1時間後、再び犯人から電話がかかってきた。
「また、キャリアを指名しています」
「出るわ」
美奈子が出ると、さっきと同じ、ボイスチェンジャーの声だった。
「僕が本気だって、信じてくれたかい?」
「要求は、何なの?」
「5000万円、明日の12時までに用意しろ。あんたが一人で持って来るんだ。場所
は、後で指定する」
「待って!なぜ、あたしの事、知ってるの?」
「3日前、僕はあのコンビニにいたんだよ。あなたの裸、きれいでカッコ良かったなあ。
あなたが、あんまり美しいんで、ちょっとからかってみたくなったんですよ。それだけ
です」
ガチャリと一方的に電話が切れた。今回も逆探知は無理だった。
「愉快犯か。モグさん、あの日のコンビニの監視カメラに写っていた人間を全員洗っ
てくれ。犯人はニートだと名乗っている。断定は出来んが、おそらく20代から30代
前半の男性だろう」
「・・・了解、です・・・」
もぐもぐとモグさんが答え、刑事部屋を出て行った。
「メンパンは、取り調べ中のコンビニ事件の犯人の交友関係を洗ってくれ」
メンパンというニックネームで呼ばれているのは、いつもメンパンを履いている天然
パーマの刑事だった。美奈子は、嫌な予感を感じて鳥肌が立った。
767作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/05(水) 17:13:54 ID:UcQxM2+S
翌日、昼の12時。美奈子は5000万円の現金が入ったボストンバッグを持ち、指定さ
れた場所に行った。そこは、昨日一度目の爆発があった八光駅の前のバスターミナル
だった。美奈子が、重いボストンバッグを持ってウロウロしていると、一人の老いた浮浪
者が近寄って来た。
「これ、あんたに渡してくれって」
浮浪者が差し出したのはプリペイドカード式の携帯電話だった。
「誰に頼まれたの?」
「知らねえ、兄ちゃんだ。千円やるから渡して来てくれって」
美奈子は、素早くあたりを見回した。かなりの通行人がいる。犯人は特定出来ない。お
そらく、もう視界から消えているのだろう。浮浪者が立ち去っていった。彼の身柄は、張
り込みをしている別の刑事が確保するだろう。やがて渡された携帯電話の着信音が鳴った。
「こんにちは、ミスターニートです。約束を守ってくれましたね」
携帯電話の着信は非通知だった。あと何年かすればプリペイドカード式携帯電話も登録
制になるという噂もあったが、現時点では所有者が誰かは、調べようがない。犯人がかけ
ている電話もおそらく、プリペイド式だろう。
「どこにいるの?出てこないと5000万円は渡せないわ」
「慌てないで下さい。本当はお金なんてどうでもいいんです。僕はあなたと遊びたかった
だけです」
「ふざけてるの?」
「僕は真面目です。ゲームをしましょう。まずその場所でズボンとパンティを脱いで下さい。
僕の出す課題を全てクリア出来たら、爆弾の仕掛けてある場所を教えてあげます」
「・・・・」
768作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/05(水) 17:14:53 ID:UcQxM2+S
周りには通行人がたくさんいた。その中には、大勢の刑事も紛れている。美奈子のブラウスの襟元に隠し持った高性能マイクから、犯人との会話の内容は全て、近くに駐車している覆面パトカーの中で、現場指揮をしている天下りが聞いている筈だ。
「さあ、早く。脱がないと罪の無い大勢の一般市民が死にますよ」
美奈子は悔しさのあまり唇を噛みしめ、ズボンとパンティを下ろした。何も知らない通行
人達がギョッとして足を止める。美奈子は十分間そのまま、その場所で立たされ、周り
に人垣が出来た。
「おい、露出狂の女だぜ」
「AVの撮影じゃないの」
「誰か、お巡りさん呼んで来いよ」
お人好しな通行人が、駅前の交番に通報に行ったようだが、八光署から連絡が入ってい
るので、交番勤務の警官は動かない。一旦切れていた携帯電話が再び鳴った。
「いい格好だね。そのまま、大きな声で歌を歌ってよ。そうだなあ、吉幾三の『おら東京さ
行くだ』がいい」
美奈子は従うしかなかった。屈辱に顔を真っ赤にしながら歌を歌う。
「おら、こんな村いやだあ〜おらこんな村いやだ〜」
通行人の人垣から爆笑が起こった。
「頭おかしいんじゃねえの!」
「欲求不満なんじゃね?お前、相手してやれよ。結構美人だぜ」
「馬鹿、やだよ!」
美奈子は眼を瞑り、耳をふさぎながら歌い続けた。
「電話もねえ〜電気もねえ〜車もそれほど走ってねえ〜」
いつも間にか、冷やかしで通行人の女子高生が合唱している。歌い終わった時、美奈
子の神経は限界に達していた。
769作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/05(水) 17:15:43 ID:UcQxM2+S
「歌詞を何か所か間違えたね。ペナルティだ。そこで立ったままオシッコしろ」
「こんな事して、何が面白いの!」
「面白いよ。たまんないね。だって古賀さん、東大出のエリートなんだって?僕も、
結構いい大学出たんだけど、不景気でまともな会社に就職出来なかったんだよ。あの
コンビニ事件の犯人と同じさ。僕らの世代はね、第二次ベビーブーム世代って言うんだ。
一学年当たりの人数が多くって大学に入る時も苦労したよ。本当なら、もう少し早く生ま
れるか、遅く生まれるかしていれば、あんたと同じ東大だって合格したんだ」
「逆恨みよっ!」
「それだけじゃない。ランクを落として大学に入ったって言うのに、今度は、卒業する時に
は就職氷河期さ。それでも、めげずに何社も回って、やっと内定をもらった会社はドキュ
ンな会社でね。ワンマン社長と、馬鹿な上司にこき使われるのは嫌だからすぐに辞めちゃ
って、それ以来フリーターから抜けられないんだよ。」
「そんなの、あなただけじゃないわ。みんな頑張ってる。こんな事する理由にはならない」
「あんたみたいな恵まれた少子化世代に何がわかる?でもこんな僕でも、日用品を使っ
て時限爆弾を作ることだって出来るのさ。作り方はネットに出ているし、材料はホームセン
ターに売っているしね。こう見えても大学は理工系なんだ。さあ、早く、公衆の面前で立
ちションしなよ!」
「畜生!」
美奈子は、顔に似合わない悪態をつくと、仁王立ちになって膀胱からオシッコを絞り出し
た。チョロチョロと遊歩道のアスファルトの上にオシッコが流れる。人だかりから大歓声が
上がった。
「汚ねえ!何考えてんだこの女」
「イカレてるぜ。次はウンコするんじゃね」
美奈子は23年間培ってきたプライドが取り返しのつかない勢いで崩れていくような気がした。
770名無し調教中。:2007/09/05(水) 23:19:58 ID:yDykQHpS
この話の男版希望!
771作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/06(木) 11:31:07 ID:jpIBsCj8
「次は、マラソンだよ。市役所まで10分以内で走るんだ。もし、1秒でも遅れたらドカ
ーンだよ」
美奈子は市役所までの道順と距離を考えた。約2キロの距離だ。
「ほら、よーいドン!」
携帯電話が切れた。美奈子は弾かれたように走り出す。1秒も無駄に出来ない。下
半身丸出しで、人垣をかき分け、全力疾走で駅前の商店街を走り抜けた。5000万
円の入ったボストンバッグが重く、たちまちショルダーベルトを掴んでいる右腕と肩が
痺れてくる。交差点では、信号が赤でも止まるわけにはいかない。信号無視で横断
歩道を突っ切り、急停車した自動車のドライバーから怒声があがった。
「あぶねえじゃねえか!」
「死にてえのかよ!」
美奈子に答える余裕はない。ぜえぜえと息を切らし、肺と喉が焼けつくように痛い。こ
めかみがズキズキと脈打ち、頭が貧血でガンガンする。天下りの指示で覆面パトカ
ーが美奈子の行く先をフォローしているはずだった。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・」
ようやく市役所の玄関にたどり着いたとき、美奈子は酸欠状態で、その場に崩れるよ
うにしゃがみこんだ。全身から滝のように汗が噴き出している。トゥルルルルと携帯電
話が鳴った。
「さすが、エリート刑事さんだ。9分32秒でクリアだ。ちょっと課題が簡単すぎたかな。
陸上でもやってたのかい?」
「ハァ・・ハァ・・あなたに関係ないでしょ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「じゃあ、次は八光署まで15分で走ってよ。よーい、ドン!」
「畜生!」
美奈子は立ち上がり、再び走り始めた。八光署までは、約3キロの距離だ。スタミナを
消耗している分だけ、どんどん状況は悪くなる。
(なんとかしなきゃ。このまま犯人の要求に従い続けていても、そのうち破滅してしまう)
772作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/06(木) 11:31:52 ID:jpIBsCj8
「古賀警部、お疲れ様です」
八光署では大勢の制服警官が敬礼で出迎えた。口にこそ出さないが、下半身丸出しの
エリート女刑事に好奇の視線を送っている。下っ端の彼らにとってキャリア組の新人が
ひどい目に合されて、いい気味だと思っている者も多いはずだ。
「ハァ・・・ハァ・・・水・・水くれる・・・」
「どうぞ」
美奈子は、差し出されたコップの水を一気に飲み干し、その場に大の字にひっくり返った。
体力が限界に達していた。また携帯が鳴った。
「また、クリアしたね。そうやって、いつも出された課題や試験を100点満点でクリアして
生きてきたんだ」
「ハァ・・・ハァ・・・だから、どうだって言うの・・・ハァ・・ハァ・・・あなたは、どうなのよ・・・」
「僕も昔はそうだったよ。でもね、今はもう、この社会のシステム自体に嫌気が差したんだ。
政治家、経済界、そして警察、全部薄汚れている。無理に適応しようとは思わないね。そ
んな事をしても虚しいだけさ。こんな社会はいっその事、宇宙人にでも侵略されて滅んで
しまえばいいんだ」
「ハァ・・ハァ・・・もっと、現実に目を向けなさいよ・・・ハァ・・・ハァ・・」
「その言葉は、そっくりそのまま、あんたに返すよ。さあ、休息はこれくらいで、次の課題だ
よ。例のコンビニ事件の犯人を拘置所から出して、お互いの片手と片足を手錠で繋ぐんだ。
そして、2人3脚で、隣町の駅まで走ってよ。制限時間は1時間、よーい、ドン!」
「課長!」
美奈子が悲痛な声で叫ぶと、隠しマイクでやりとりを傍受していた小野課長が、特別措置で、
コンビニ犯人を拘置所から連れ出してきた。言われた通りに片手片足を美奈子と手錠で繋ぐ。
773作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/06(木) 11:32:29 ID:jpIBsCj8
「古賀警部、もう少し頑張ってください。今、会話の内容から、犯人のプロファイリングを
行っています。天下りにバックアップはさせますから、なるべく犯人の要求に従って、刺
激しないようにして下さい」
「わかりました・・・ハァ・・・ハァ・・・」
美奈子は立ち上がり、二人三脚で走り始めた。コンビニ犯人は相当、非協力的だった。
「俺が、何でこんな事しなくちゃなんねえんだよ!」
「罪もない人の命がかかってるのよ・・・お願い、協力して」
「オッパイ、触らせてくれるかい?」
「い、いいわ・・・だから協力して」
コンビニ強盗犯は、美奈子のブラウスに手を入れ、汗でヌルヌルになった乳房を走りな
がら触り始めた。この異様な二人三脚に、すれ違う通行人達はポカンとした表情で見つ
め、美奈子は気が狂いそうだった。
774作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/06(木) 11:33:06 ID:jpIBsCj8
「ボス!下半身裸の女が走り待っているという通報が、市民から何件も入っています」
八光署の刑事部屋で、メンパン刑事が小野課長に報告した。課長は顔をしかめる。
「無視するしかない。事件解決が最優先だ」
その時、刑事部屋の片隅でテレビを見ていた、窓際刑事が叫んだ。
「あっ、ボス。キャリアがテレビに映っていますよ」
「なんだと!」
マスコミが嗅ぎつけたのか、お昼のワイドショーの番組で、美奈子が走る姿が映っていた。
下半身丸出しで、である。
『只今、住宅街を、下半身を露出した20代前半の女性が走っています。どうやら、となり
を並走する男とは手足を手錠か何かで繋がれているようです』
レポーターが嬉々とした声で、生中継していた。視聴率が欲しいワイドショーには、ぴった
りの異常な事件なのだ。
「あちゃー、最悪だ。全国中継されちまってるよ」
課長は絶句した。事件の対応に追われ、マスコミへの報道規制が後手に回ってしまった。
もはや、現場で犯人がボロを出し、張り込んでいる刑事の誰かが捕まえてくれるのを待つ
以外に手立てはなかった。
775高貴な美男ファン:2007/09/08(土) 09:25:41 ID:0L4bM8gd
作者さん

キャリア刑事のお話、アイデアが良いですね。
これが美男刑事だったら、と願って止みません。
ぜひ男性編をお願いします!
776名無し調教中。:2007/09/08(土) 14:07:02 ID:LxeGLgh7
さすがに男男リクエストしすぎ
空気読め
777名無し調教中。:2007/09/08(土) 14:24:51 ID:vhE9XAsQ
禿同
男リク見るたびにウンザリ
778名無し調教中。:2007/09/09(日) 18:25:03 ID:I13oTrr0
>776
>777
別にいいじゃん、別にM女トピじゃないんだし。
779名無し調教中。:2007/09/09(日) 19:01:09 ID:cwr6D6HF
>>778
よかねーよ
男クレクレの空気嫁なさは尋常じゃない
780名無し調教中。:2007/09/09(日) 20:25:29 ID:BGApnUks
別にリクは良いんだよ、作者タンのモチベーション維持にも一役かってると思うし。
ただ、男リクは作者タン律儀に答えて書いてくれてるのに
もうしょっちゅうひっきりなしすぎるって事さ。
781名無し調教中。:2007/09/10(月) 21:29:26 ID:YAY1rKeg
そろそろアルテミスか由里香が出てきてほしいなぁ
782登場人物人気投票BEST10:2007/09/12(水) 19:03:34 ID:GCxGaWaR
1位 滝川留美 179票/34.5%
2位 梅本由梨香 145票/27.9%
3位 内田美穂 35票6.7%
4位 遠藤圭織 44票/8.5%
5位 森宮千夏 13票/2.5%
6位 アルテミス 9票/1.7%
7位 実験体104号 8票/1.5%
   阿部理沙 8票/1.5%
9位 久石千鶴 7票/1.3%
 高原沙貴 7票/1.3%

意外なのが、実験体104号のがんばりでした。
アルテミスが好きなワシとしては、この不死身Mお姉様にもう少し頑張ってもらいたいです。

 注)同一人物が重複投票する事も可能です。
 でも何票も入れるってのは、それだけ思い入れが強いって事だし
  そういうコアな読者が『生体実験』を支えてるといっても過言ではないので、
  それはそれでいいのでは。
783名無し調教中。:2007/09/13(木) 05:46:36 ID:X//N7NCY

 グレイの人間牧場がよみたいな〜
        
           「ア・ムー」の続きがよみたいな〜。
784名無し調教中。:2007/09/13(木) 21:04:17 ID:30lN5Lx9
今思ったんだけどみんなそれぞれ好きなキャラのアナザーエピソードを書いていけば?
(もちろん作者さんのお話に合わせてだよ)
そうすれば作者さんの負担も減るし、よりこの話も盛り上がると思うよ
785名無し調教中。:2007/09/13(木) 23:03:18 ID:Li1JVRFi
いや、他人が読むに耐える文章を書けるヤツはそんなにいないぞ。
まして作者タンの話に合わせるなど高等テクニックだ。
786名無し調教中。:2007/09/14(金) 00:00:45 ID:awXdzFaZ
もう我慢できない!!
作者さん新しい話、期待してます。
787名無し調教中。:2007/09/14(金) 07:27:57 ID:XNl0f35S
書いてもいいなら書くけどさ。
>>785の危惧してるとおり、混沌としそうで怖いな。
788作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 13:28:11 ID:09qIZ/nF
>>787
書いて頂いて構いません。もし、混沌としそうでしたら、別スレをたてて、リンクして頂ければ、わかりやすいかもしれません。
わたくし一人で、書くのは今の生産量が限界です。
789名無し調教中。:2007/09/14(金) 14:26:51 ID:gqv9BxeQ
別スレリンクは良い手だね。
>>786
うんとガマンしてからイクから良いんだよw
790作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 16:14:29 ID:09qIZ/nF
美奈子は、意識を朦朧とさせながら住宅街を走っていた。いつの間にか、傍らをテレ
ビ局の中継車が並走していたが、気にするゆとりは全くなくなっていた。
「おい、ちょっと休もうぜ・・・息が、苦しい・・・」
コンビニ犯も息が上がっていた。美奈子は煙草を吸わないが、コンビニ犯はヘビース
モーカーで、もともと肺機能が落ちているのだ。
「お願い・・・休んでいる時間はないの・・・協力して。人の命がかかっているのよ・・・あ
なたが、情状酌量で減刑されるように検察に話してあげるから・・・」
美奈子は必死だった。下半身丸出しで走っている恥ずかしさも、だんだん、どうでも良
くなってきている。指定された場所までの三分の一くらいの距離をこなした頃、携帯電
話が鳴った。
「クックック。今、テレビでとっても面白い番組をやってるよ。古賀警部、あんたが出演
しているんだ。それにしても、まだ、ペースが落ちないようだね」
「ハァ・・ハァ・・・あたり前じゃない・・・人生を途中で挫折した、あんたとは違うのよ・・・」
「言ってくれるね。じゃあ、このままだと面白くないからさ、ペナルティをつけてあげよう。
近くの薬局で、イチジク浣腸を買って自分の尻に注入するんだ。量は5個くらいでいい
かな。ゴールに到着するまで我慢するんだよ」
「どれだけ、人を馬鹿にすれば気が済むの!」
「どんだけ〜ってか」
ガチャリと電話が切れた。美奈子には従う以外に逃げ道はない。少し走って、真っ先に
目についた薬局に駆け込んだ。店番をしていた薬剤師の中年男が、汗だくの下半身丸
出しの女と手錠で繋がれた男に、びっくりして目を剥く。
791作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 16:15:22 ID:09qIZ/nF
「な、な、なんだ君達・・・」
「ハァ・・・ハァ・・・警察です。イチジク浣腸を5個売って下さい・・・ハァ・・・ハァ・・・」
美奈子は上着から警察手帳を出して薬剤師の男に見せた。男は、動揺していたが、
のろのろと商品棚を探り始める。
「早く!」
「は、はい・・・全部で2380円です」
「お釣りはいらないわ!」
美奈子は自分の財布から千円札を3枚抜いて渡すと、ひったくるように商品を受け取り、
その場で開封して、しゃがみこみ、自分の御尻に注入を始めた。
「お客さん・・・こんなところで、困ります・・・警察沙汰に」
「だから、あたしが警察だって言ってるでしょっ!ほら、あなたもボーッと見てないで手伝
いなさいよっ!」
美奈子は、とうとうヒステリーを起こした。その気迫に押されて、非協力的だったコンビニ
犯も、渋々イチジク浣腸を手に取り、御尻を突き出した美奈子のアナルに注入していく。
5個全部を注入し終わると、お腹がギュルギュルと鳴り出した。
「悪いけど、これ捨てておいて!」
空になって床に散乱したイチジク浣腸の容器を指さして、美奈子は、薬剤師にそう言い
残すと、薬局を飛び出した。今ので、どれくらいのタイムをロスしただろう。全身の疲労に
加えて耐え難い排泄感が下腹部から駆け昇ってくる。美奈子は自然と、内股の変な走り
方になった。
「あっ・・・お腹が苦しい・・・出ちゃう・・・駄目っ・・駄目ええええ!」
美奈子は必死に肛門の筋肉を引き締め、激流を塞き止めた。意志の崩壊は、美奈子一
人のプライドの問題だけではなく、多くの人命が失われる事につながるのだ。
(あたしは、今まで、子供の頃から、どんな難しい試験も課題も、クリアしてきたわ。こん
なことくらい何でもないわ)
美奈子は暗示をかけるように自分にそう言い聞かせた。目の前の視界が狭まり、赤いモ
ヤがかかっているように見える。便意以外の感覚がシャットアウトされ、ミスターニートが
指定した目的地を、うっすらと思い浮かべる以外は、何も考える事すら出来なくなっていた。
792作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 16:17:17 ID:09qIZ/nF
「もう、疲れたよう。休もうよう」
コンビニ犯が、ひっきりなしに文句を言っているが、なだめる気力もない。排泄の欲求
だけが美奈子の意識の全てだった。無事ゴールについて排泄出来たら死んでもいい、
と美奈子は思った。永遠とも思われる数十分が過ぎ、美奈子とコンビニ犯は、隣町の駅
にたどり着いた。正面の改札口の前で倒れ込む。携帯電話が鳴った。
「またまた、クリアだね。頑張るね、エリート刑事さん」
「ね・・ねえ・・・もう、許して・・・トイレに行かせて・・・」
「まだ、駄目だよ。まだウンチを漏らしちゃだめだ。その前に隣の男のチンポをしゃぶって
イカせるんだ」
電話が切れた。美奈子に思考能力はなく、言われるがままにコンビニ犯のズボンのチャ
ックを開け、チンポを引っ張り出す。
「お、おい、何するんだ。刑事が容疑者をレイプしていいのかよ!」
コンビニ犯は、抗議して抵抗しようとしたが、美奈子は強引に押し倒し、顔を股間に埋めた。
周りに人垣が出来、見かねた駅員が止めに入る。
「邪魔しないで!警察よ!」
美奈子は、コンビニ犯のチンポをしゃぶりながら、片手で上着のポケットから手探りで警
察手帳を取り出し、駅員に突き付けた。駅員はどうしていいか分からずオロオロするしか
ない。
793作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 16:18:00 ID:09qIZ/nF
「う・・・ううっ・・」
コンビニ犯は美奈子の口の中に射精した。遠くからその様子を見ていたかのように携帯電
話が鳴る。
「男のザーメンはおいしいかい?吐き出しちゃ駄目だよ。次は普通にセックスをやって見せ
てよ」
美奈子はゴクリと精液を飲み下すと、射精したばかりで委縮したコンビニ犯のチンポを手で
摩擦した。
「おい、もう止めてくれ。俺、強盗犯だけど、あんたを訴えるぞ」
コンビニ犯は、辛そうな声で悲鳴を上げたが、男の性には逆らえず再び勃起した。美奈子は、
騎乗位でチンポの先をオマンコの入り口に押し当てそのまま、ぐいっと腰を沈める。
「うっ!」
子宮を突き上げられる感覚に、思わず肛門の筋肉が弛みそうになった。
794作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 22:09:09 ID:09qIZ/nF
美奈子は、便意と戦い、半狂乱になりながら腰を上下させ続けた。弛んだ肛門から黄金色の
液体が少しずつ漏れる。駅員が、付近の交番に通報し、お巡りさんが飛んできた。ここは隣町
で、八光署の管内ではないため、脅迫事件の連絡が遅れているのだった。
「おい、そこの二人!離れなさい!猥褻物陳列罪で、現行犯逮捕する!」
「あたしは、警察官だって言ってるでしょ!爆弾犯人に脅迫されてるのよっ!」
美奈子は背後から羽交締めにしようとする制服警官の手を荒々しく振り払った。そこへ、覆面
パトカーで追跡して来ていた天下りが、見るに見かねて車から降り、所轄外の警官に事情を説
明する。その時、美奈子の携帯電話が鳴った。
「まだ、イカせられないのかい?もう、僕、待てないよ」
「待って!もう少しだから!」
美奈子は腰を上下させるスピードを上げた。
「痛え!もう止めてくれ・・・頼む、チンポが折れちまうよう」
コンビニ犯が泣き言を漏らした。
「お願い、早くイッて」
「ひいっ!」
コンビニ犯は、涙ぐみながら射精した。美奈子のオマンコに締め上げられ、無理矢理、精液を
絞り出されるような苦痛を味わった。
「イッたわよ!次は何をすればいいの?」
「その場で脱糞だ」
ブリブリブリ・・・と美奈子は肛門から黄金色のドロドロとした固形物をまき散らした。地獄のよう
な便意から解放された余りの気持ちよさに、美奈子は放心状態になり、うっとりとそのまま爽快
感に身をゆだね、気を失いそうになった。
「おわっ!臭せえっ!」
「刑事だってよ?本当か。駅前でウンチを垂れ流す刑事なんているかよ!」
「ただの変態じゃん」
「離れろ!この匂いたまらん!」
見物していた人垣は、一斉に鼻をつまみながら後ずさりした。美奈子の意識には、通りすがり
の市民達の浴びせる罵声はすでに聞こえていなかった。
795作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 22:10:00 ID:09qIZ/nF
「次は何をすればいいの?」
「そうだなあ、そのウンチを顔に塗りたくってタコ踊りでもやってもらおうか」
「タコ踊りって何よ?」
「あんたエリートなんだろ。そのくらい自分で考えなよ。ようするにタコみたいな踊りさ」
美奈子は言われた通り、ウンチをコンクリートの地面から手ですくい上げ、美貌の顔に塗
りたくった。そして手足をクネクネとうねらせ、踊り始める。
「ありえねえ!」
「写メ撮っとこ」
「キャハハハ、何、この変な動き!」
テレビ局の中継車が少し離れた所に止まり、しっかりこの様子を全国に生中継していた。
レポーターがカメラに向って必死に何か解説している。美奈子は余りの恥辱に正気を失い
かけており、目がうつろで表情が死人のように蒼白になっていた。約30分間踊り続け、よう
やくミスターニートからの次の指示が来た。
「コンビニ強盗の犯人から、オシッコを飲ませて貰うんだ」
コンビニ犯は美奈子と手錠で繋がれたまま、しゃがみ込んでいる。美奈子がタコ踊りを踊
っている間も険しい表情でうつむいているだけで、注目している市民達の視線に耐られず、
押し黙っていた。
「オシッコ飲ませて」
「何だってんだよう。もう、こんなんじゃ無罪放免にしてもらわないと割が合わないぜ・・・」
コンビニ強盗犯は立ち上がり、口を開けて上を向いている美奈子の口腔めがけて放尿した。
1時間のマラソンでたっぷりと汗をかいていたため、オシッコはいつもより濃い黄色で、味が
きつそうだった。
「オエッ!オエエエエエ・・・」
成績優秀で日本でもトップクラスの教育を受けてきた美奈子は、人間のオシッコを飲む事
など、生まれて初めてだった。こんなにマズイものだとは思わず、咳き込んで半分以上こ
ぼしてしまった。
796作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 22:11:07 ID:09qIZ/nF
「お願い・・・もう許して・・・もう、こんなゲーム終りにしましょうよ・・・」
とうとう美奈子は泣き出した。気丈で、正義感に燃える女刑事の精神が屈服した瞬間だった。
「そうだな、もう、さすがに僕も飽きてきちゃったし、そろそろゲームオーバー・・・いや、一旦
セーブかな。じゃあ、手錠を外して、5000万円の入ったバッグをコンビニ強盗犯に持たせて
逃がしてよ」
美奈子は、泣きながら預かっていた手錠の鍵を上着のポケットから取り出し、手と足と両方
を外した。そして札束の入ったボストンバッグをコンビニ犯の腕に押し付ける。
「これを持って走るのよ」
コンビニ犯は、しばらく戸惑っていたが、逃げるチャンスだと気付くと、いきなり人垣を押し除け、
後ろも振り返らずに全力で走り去っていった。美奈子は携帯電話に話しかけた。
「お金は渡したわ。爆弾の仕掛けてある場所を教えて」
「そうだな。約束だから教えてあげるよ。爆弾を仕掛けてある場所はね・・・」
電話の向こうのミスターニートは小声になった。美奈子は聞き逃すまいと、耳に神経を集中し、
ゴクリと唾を飲み込む。これを聞き出すために数々の恥辱に耐えてきたのだ。
「君が今、手に持っている、携帯電話の中さ」
美奈子の手が凍りついた。思考が停止した。次の瞬間、我に返り、手に持っていた携帯電話
を人のいない方角へ、思いっきり放り投げる。
「みんな、伏せてっ!」
耳をつんざく爆発音が響き渡った。ミスターニートが遠隔操作で起爆スイッチを入れたのだろ
う。たちまち辺りは地獄と化し、市民達の悲鳴と、もうもうとした爆煙と、飛び散ったコンクリー
トの破片で上へ下への大騒ぎになった。
797作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 22:12:01 ID:09qIZ/nF
数日後、八光署の刑事部屋では、脅迫事件の検証が行われていた。結局、5000万円
を持ち逃げしたコンビニ犯は、3日間逃げ回った挙句に再逮捕された。ミスターニートは
本当にお金目当てではなかったようで、一度もコンビニ犯と接触しようとしなかったため、
捜査本部は、尻尾を抑えることすらも出来なかった。これだけの大事件にもかかわらず、
迷宮入りになる公算が高かった。最後の爆発現場では、7名の一般市民が爆発に巻き込
まれ重軽傷を負ったが、幸いにも死者は出なかった。痴態を全国中継された古賀美奈子
警部は、爆発直後に警察病院に収容され、現在は、マスコミの取材攻勢から逃げ待って
いる有様だった。
「とんでもない犯人ですな。我々、警察機構を愚弄するにも程があります」
天下りが、忌々しげに言った。刑事部屋の片隅では窓際刑事が、いつものように仕事をせ
ず、のんびりと新聞を読んでいる。
「政府が、りそな銀行への公的資金投入を決めたそうです。竹中大臣も、なかなかやりま
すなあ。これで景気も良くなりますかなあ」
小野課長が、冷たい眼で窓際を見る。彼に真面目に仕事をしろと言っても無駄なのだ。
「そうなればいいがな。考えてみれば、ミスターニートも可哀そうな奴だ。もう少し、何年か
ズレて生まれていれば、ニートになんかならなくて済んだだろうに」
メンパンが、顔を引きつらせる。連日の聞き込み捜査で機嫌が悪い。
「そういう事は、犯人を捕まえてから言って下さいよ。捕まえないと、またやられるかもしれ
ませんよ」
「うーん。それより、古賀警部、立ち直れないんじゃないですか?もう警察を辞めるとか言
い出したりして」
「嫁には行けんだろうなあ」
宇宙人来襲の3か月前の出来事だった。
798作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/14(金) 22:12:53 ID:09qIZ/nF
美奈子編、終わりです。
799名無し調教中。:2007/09/14(金) 22:17:14 ID:gqv9BxeQ
作者タン モツカレサマンサ♪
800名無し調教中。:2007/09/14(金) 22:38:22 ID:0kR/x+SC
>>798
乙華麗!^^
801名無し調教中。:2007/09/21(金) 14:53:18 ID:ydXrzmuP
次は誰の話かな?
802名無し調教中。:2007/09/22(土) 17:30:01 ID:vAFjNDUu
803レイコ(偽):2007/09/24(月) 22:46:02 ID:TTYUqciZ
男の話
804名無し調教中。:2007/09/25(火) 03:35:58 ID:jdxad9DD
綾香ちゃんがどうなったのかが気になるところだな
普通に性奴隷か、それとも洗脳教育受けてネオナチのメンバーとか?
805名無し調教中。:2007/09/25(火) 16:30:31 ID:rpOwWA0d
そういやそんな奴いたな
806作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/27(木) 15:54:56 ID:OUAOHK8a
「起床!」
全館に響き渡るスピーカーからの号令と共に、さざなみ刑務所の1日が始まった。200
7年9月某日、午前6時。ようやく猛暑も収まってきた季節である。囚人ナンバー999番、
通称、鉄仮面ことアルテミス(30歳)は、2畳の狭い独房で目を覚ました。手足は鎖でつ
ながれ、冷たいコンクリーの床上に全裸で直接寝かされている。布団はない。頭部は、
銀色の超合金で制作された鉄仮面がかぶせられており、3年間、他人に素顔を晒したこ
とはなかったが、仮面の下は金髪碧眼の非常な美人だった。アルテミスは、目を覚ます
と自分のスベスベした白い肉体を見下ろした。シミ一つない美しい肌である。昨日付けら
れた激しい拷問の跡は、完全に治癒している。普通の人間なら一生消えないような傷を
毎日、体に付けられているのだが、DNA変換によって、驚異の治癒能力を持つことにな
ったアルテミスは、いかなる深い傷を受けても、数時間で、もとの完璧な肉体に戻るのだ
った。
(今日は、どんな拷問を受けるのかしら。ゾクゾクするわ)
想像しただけで、アルテミスのオマンコはじっとりと湿り始めた。元々重症マゾだったアル
テミスの精神は、約1年間にわたる長期の拷問でさらに蝕まれ、狂い始めていた。アルテ
ミスが、部屋の隅にある排泄口の上にしゃがみ込み、朝のオシッコとウンチをしていると、
扉の投入口から、看守の手で無造作に朝食の栄養チューブが投げ込まれた。両手は後
ろに鎖で拘束されているため、口でトイレットペーパーを咥え、床の上に敷いて、その上に
汚れた肛門とオマンコをこすりつける。排泄器官が奇麗になると投げ込まれたチューブの
蓋を後手で外し、胡座をかいて両足の間に挟み込んで立て、手を使わずに口で吸い出す
のだ。栄養はバランスよく配合されているが、無味無臭で、味も素っ気もない食べ物だった。
807作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/09/27(木) 15:55:38 ID:OUAOHK8a
(お腹が空いたわ。これだけじゃとても足りない・・・)
昨日の拷問で大量の出血をしたためにタンパク質が足りないのだ。驚異の治癒能力で
怪我を治せば治すほどカロリーを大量に消費し、常人の数倍の食物を摂取しなくてなら
ない。ガチャリと扉の鍵が開けられ、警棒を持った看守が現れた。
「鉄仮面出ろ。デザートの時間だ」
アルテミスは、鎖を外され、看守と共に独房を出る。これから男囚のいる雑居房を回って、
特別食を頂くのだった。
「食事の制限時間は、8時までだからな」
「わかってます」
アルテミスが雑居房に面した通路を歩くと、一斉に男囚達がズボンとパンツを脱ぎ、鉄格
子からいきり立ったチンポを突き出してきた。刑務所内ではオナニーは禁止で、全員溜ま
りに溜まっている。
「鉄仮面ちゃーん、こっちこっち!」
「たまには、俺のもしゃぶってくれよ!」
「俺の精液、濃くて栄養たっぷりだぜ!」
男囚達は、口々にアピールした。アルテミスは端から順番にしゃぶっていく。制限時間内
になるべく多くのチンポを射精させ、少しでも多くのタンパク質を補給しなくてはならない。
鉄仮面の口枷の部分はロックが外されており、金属の隙間からアルテミスのふくよかな桜
色の唇と舌が覗く。毎朝、数十本のチンポをしゃぶっているアルテミスの舌裁きは達人の
域にあり、男囚達はあっという間に昇天していった。日によって違う棟を回るため、どの男囚
人もかなり濃い精液だった。
「そこまでだ、鉄仮面!」
腕時計の秒針を見つめていた看守が叫んだ。8時丁度でアルテミスのデザートタイムは終
了である。今日は、23人分の精液を胃袋に収める事が出来た。
(お腹いっぱい。これで今日も、元気に、思いっきり拷問していただけるわ)
アルテミスは、精液を提供してくれた男囚達に、土下座で三つ指をついて深々と頭を下げて、
お礼を言うと、拷問室へと向かった。
808名無し調教中。:2007/09/27(木) 18:19:24 ID:fcl50EvQ
アルテミス復活!
どれだけ待った事か…
809名無し調教中。:2007/09/27(木) 22:16:08 ID:rnU0NdVC
アルタンは面白いわ、やっぱり・・・!
810名無し調教中。:2007/09/28(金) 14:11:19 ID:QMYxnaYJ
ようやく面白くなってきたな。
811名無し調教中。:2007/09/28(金) 14:43:56 ID:AAiVmakR
男も出して♪
812名無し調教中。:2007/09/28(金) 14:47:08 ID:phkR6DSz
>>811
空気嫁よ馬鹿が

最初は別にいいかと思ってたが、最近の男クレ厨マジウザ
813名無し調教中。:2007/09/28(金) 19:45:52 ID:G6SGn8Om
乙です
814名無し調教中。:2007/09/28(金) 22:03:43 ID:FqWgcq6W
男よりロリ系キボン
815名無し調教中。:2007/10/01(月) 10:14:33 ID:OfmZak/6
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。 驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を 貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。 たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。 先を読むと、願い事が叶わなくなります。
@まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。
B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。
まだ、先を見てはいけませんよ!!
D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。
1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。
10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。
そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?
816作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/03(水) 11:44:15 ID:mcn/9KRd
拷問室には、既に先客がいた。スパイ容疑で逮捕されたアメリカ人のジョーイ・ファレル(23歳)
と北朝鮮人の朴秀姫(25歳)が、早朝から逆さ吊りにされ、厳しい責めを受けている。拷問して
いるのは、さざなみ刑務所で最も恐れられている主任刑務官のシンディ・スコットランド(24歳)
だった。
「キャハハハ!もっと苦しめ!もっと苦しめ!」
シンディは、狂ったように二人の男女の裸体に一本鞭をあびせかけていた。彼女が使っている
のは、SMプレイ用の柔らかい鞭ではなく、軍事用の強烈な鞭である。アルテミスのように不死
身の再生力を持っている訳でもないジョーイと秀姫の若い肉体は、1年間に及ぶ拷問で、傷と
痣に埋め尽くされ、ボロボロになっていた。シンディの鮮やかな鞭裁きで、傷の上に、さらに傷
が塗り重ねられていく。
「うっ・・・資本主義の犬め・・・」
秀姫は、欝血した顔で歯を食いしばりながら呻いた。これほどの拷問を長期に渡って受けてい
ながらも、まだ反抗心が残っているようだ。子供の頃から刻み込まれた、祖国と、その指導者
に対する忠誠心が彼女を支えているのだった。
「ひっ・・・ひっ・・・もうやめてくれ・・・これ以上痛めつけないでくれ・・・」
対照的にジョーイ・ファレルは泣きじゃくっている。もともと苦痛が苦手な上に、最初の尋問で
前歯を折られ完全に屈服していた。
「お前の自慢のハンドパワーはどうしたんだい?」
シンディがせせら笑うように言った。
「こんな手じゃ、もう、ハンドパワーも使えないよう・・・」
ジョーイの両手は、この一年間の間に何度も何度もシンディのブーツで踏みにじられボロボロ
に潰されていた。生爪も?され、指先は無残な肉塊と化している。骨までは折れていないようだ
ったが感覚はほとんど麻痺していた。シンディは、拷問室に入ってきたアルテミスに気付くと、
狂気に満ちた冷たい視線を投げかけた。
「お前に今日は、どんな拷問をしてやろうかね。この二人じゃ、さっぱり物足りなくてねえ」
「本日もよろしくお願いします、シンディ様」
アルテミスは、拷問室のコンクリートの床の上に土下座をし、三つ指を突いて挨拶をした。重
症マゾであるアルテミスを最も満足させてくれるのが、このシンディなのだ。
817作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/03(水) 11:46:14 ID:mcn/9KRd
「そうだねえ、今日は、オマンコに爆竹でも詰めてやるよ」
シンディは、アルテミスに足を開かせ、股間に中国製の爆竹の束をねじ込んだ。導火線
に火をつける。ジジジジジと導火線が燃え、オマンコの内側で数十発の爆竹が連続して
炸裂した。
「ひぎゃああああ!」
激痛だったが、アルテミスには心地よい痛みだった。三十秒程かけて全ての爆竹が炸裂
し終わると、アルテミスの股間はジーンと痺れ、皮膚が裂けて血がダラダラと流れ出して
いた。
「お前には、こんなもんじゃ物足りないだろう?」
シンディの言葉に、アルテミスはうなずいた。最近は、どんな傷を受けても必ず再生する
という安心感もあってか、多少のことでは満足しなくなっている。現に、アルテミスの傷つ
いたオマンコは1分も経たないうちに出血が止まり、元通り傷が塞がっていった。
「けど、こいつらにとっちゃ、地獄の恐怖なのさ」
シンディは、同じ爆竹の束を、逆さ吊りになっている秀姫のオマンコとジョーイのアナルに
も押し込んだ。
「やめてくれ・・・こんな酷い事しないでくれ・・・俺達はこの人とは違うんだ・・・怪我をしても、
すぐに治らないんだよう」
ジョーイが、無駄だとわかっていても必死に哀願した。しかし、これまで哀願して、シンディ
が拷問を途中で止めたことは一度もない。秀姫は無言で歯を食いしばって恐怖に耐えて
いたが、顔はひきつり、体はガクガクと震えていた。
818作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/03(水) 11:47:12 ID:mcn/9KRd
「いくよ」
シンディは無造作にライターで、二人共ほぼ同時に点火した。ジジジジと導火線が短くなっ
ていく。
「いやだああああ!オー、マイ、ゴッド・・・マミー!マミー!」
「将軍様、マンセー!」
二人のオマンコと尻穴で爆竹が炸裂した。パンパンパンパンと数十秒にわたって破裂音が
続き、拷問室にいるもの全ての鼓膜が破れそうだった。
「あぎゃあああ!」
「ああああああっ!」
二人は、それぞれオマンコとアナルから血を流しながら気絶した。秀姫は、爆発のショック
で失禁したようで、逆さまになった傷だらけの裸体を自分自身のオシッコが、伝い落ちている。
もうもうとした煙が拷問室に立ちこめ、シンディとアルテミスはむせた。
「これくらいで気絶するなんて、なんとも不甲斐無い奴らだね。お前なら、手足を切断して
内臓を引きずり出したって死なないってのに」
アルテミスは、そのことで最近悩んでいた。不死身であるがゆえに、かえって恐怖心が薄らぎ、
この所、どんな苦痛にも慣れてしまって不感症になっていたのだ。シンディに連日のように体
をバラバラにされても満足できず、欲求不満の日々が続いていた。
(もっともっと、おとしめて欲しい。肉体と一緒にあたしの精神も壊してほしい・・・)
アルテミスは切実に願ったが、元々エリート軍人であるアルテミスの精神は人並み外れて強
靭で、しかもマゾであるため、簡単には壊れないのだった。
819名無し調教中。:2007/10/03(水) 15:02:52 ID:bMVbRwzr
キタコレ!!アルタン!!!
820名無し調教中。:2007/10/03(水) 18:07:52 ID:NHXMNh9J
いっそのこと、アルテミスも由里香みたいに子供産ませたらしかもマゾで不死身の女の子
821名無し調教中。:2007/10/03(水) 20:19:48 ID:+HkLdxu7
>>820
おお〜!オマエ鬼畜系だな?
今や不死身のスーパーマゾと化したアルテミスを苦しめる唯一の方法は
目の前で我が子を殺してみる…て事か。
たしかにそれなら精神も壊れるかもな…。
でも精神が壊れたマゾは、ワシにとっては魅力半減なんだよなぁ。
とりあえずアルテミスファンのワシは、このままアルテミス編が続いてくれたら嬉しい。
822名無し調教中。:2007/10/03(水) 20:28:02 ID:sPcqiFO1
または、他のマゾキャラを出してそいつだけ虐めさせて、アルテミスのジェラシーを誘いだすとか
823名無し調教中。:2007/10/04(木) 14:39:51 ID:xc4TGkMi
う〜ん?
感想ですが、俺的には
近頃は枯れちゃったかな、と!
適当に頑張って下さい。
824名無し調教中。:2007/10/05(金) 18:04:38 ID:EZv224w7
ぬるぽ
825名無し調教中。:2007/10/05(金) 18:08:55 ID:2aEzyUTC
ガッ
826名無し調教中。:2007/10/09(火) 08:06:21 ID:iuDR2yuP
アナザーストーリー専用スレを立てました。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1191884644/
827作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/12(金) 19:30:12 ID:uPqxplxA
「起きろ!いつまでも寝てんじゃないよ!」
シンディは、気絶しているジョーイと秀姫の最も敏感な箇所にスタンガンを押し付けた。
「ぎゃうっ!」
二人は、再び地獄の現実へと引き戻される。シンディは二人の足首を結んでいる逆さ吊
りのロープを解き、床の上に下ろした。
「眠いようだから、目が覚めるようにお互いの顔をビンタしな」
ジョーイと秀姫は向かい合い、まずジョーイが秀姫の頬を右手で叩いた。次に秀姫がジョ
ーイの頬を反対側から叩く。
「もっと、力を入れて!手加減せずに叩くのよ!何度でも何度でも、あたしが止めていい
というまでね」
ジョーイと秀姫に逆らうことは出来なかった。逆らえば、従うまでスタンガンを当てられ、
食事を抜かれるのだ。ジョーイと秀姫は、互いの顔を代わる代わる叩き続けた。脳震陶
でクラクラし、頬が真っ赤に腫れ上がってくる。シンディはキラキラした瞳で楽しそうに眺
めているだけで、いつまでたってもストップの合図を出そうとしない。アルテミスはコンクリ
ートの床に正座して待機したまま、うるんだ瞳で二人の囚人の様子を眺めていた。
(あたしも叩かれたい。顔が変形するくらいに・・・)
アルテミスの顔は、絶対に外れない鉄仮面に覆われているためビンタする事は物理的に
不可能である。一時間後、シンディがようやくストップの許可を出した時、二人の顔は左
半分だけが紫色に変色し、一回り大きく膨れ上がっていた。叩き続けていた右の掌もジ
ーンと痺れて感覚がなくなっている。
828作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/12(金) 19:31:01 ID:uPqxplxA
「キャハハハハ、いい顔になったねえ。とってもキュートよ」
シンディは、笑い転げた。二人には、悪魔の嘲笑に聞こえる。
「次は、シックスナインをしなさい。あたしが止めていいって言うまで、お互いに何度
でも、イカせ合うのよ」
秀姫とジョーイは、腫れ上がった頬を抑えながら命令に従った。ジョーイが下になり、
秀姫がその上に、逆向きに跨る。秀姫のオマンコとジョーイのアナルは、先程の爆
竹挿入で傷つき、出血していたが、何があってもシンディの命令に逆らう事は出来
ないのだ。
「つ・・・痛・・・」
ボロボロのオマンコを舐められて秀姫の顔が苦痛に歪んだ。ジョーイは泣いている。
「キャハハハハ、惨めだね、諜報部員なんて!命がけで国家のために働いても、捕
まったら、そんな人間は、うちの組織には、いないって言われるんだから!」
「う・・・ううっ、サンフランシスコの家に帰りたいよう・・・マミー」
ジョーイは、自分にハンドパワーなんてなければ良かったと、心の底から思った。そ
れがなければ、CIAのESP研究所にスカウトされることもなかった。
「そろそろ、こいつらは、放っておいて、お前を拷問してやるよ。痛めつけられたくて
ウズウズしてたんだろう?鉄仮面」
「はい、シンディ様」
アルテミスは、期待感に、鉄仮面の隙間から覗く青い瞳を潤ませた。
「こっちに来な」
アルテミスが連れて行かれたのは、軍用ドーベルマンの檻だった。牙をむき出し、
よだれを垂らした数十頭のドーベルマンが飼育されている。シンディは、ナイフを取
り出し、無造作にアルテミスの裸体を浅く切り刻み始めた。
「・・・・」
アルテミスは、このくらいの事では、表情一つ変えない。たちまちアルテミスの体は
血まみれになったが、傷自体はすぐに塞がってしまう。人間の、流れたての血の匂
いを嗅いで檻の中のドーベルマンが騒ぎ始めた。
829作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/12(金) 19:31:36 ID:uPqxplxA
「鉄仮面、この檻の中に入ってドーベルマンに体を引き裂いて貰いなさい」
「はい」
アルテミスは、鍵を外された入口から、檻の中に入った。たちまち数匹のドーベル
マンが飛びかかってきた。
「ガルルルル!」
1匹がアルテミスの左腕にかみつき、肉を引き千切ろうとする。別のドーベルマンは
尻肉に喰らい付き、爪で背中を引き裂く。
「あおっ!」
さすがのアルテミスも、悲鳴を上げた。
「反撃しちゃダメよ、大事な軍用犬なんだから。防御もしちゃダメ」
シンディの指示に、アルテミスは為すがままに、裸体を投げ出すしかなかった。
「ガウッ!ガウッ!」
十数匹のドーベルマンが、アルテミスに群がり、とうとう重みに耐え切れなくなった
アルテミスは膝をついた。鉄仮面で守られている頭部以外は、爪や牙でズタズタに
引き裂かれ、肉が食い千切られる。乳房や性器にも容赦なく鋭い牙が立てられる。
それでも傷は急速に治癒するためアルテミスが死ぬ事はなく、まさに永遠の生き地
獄だった。
「あおっ!あおっ!もっと!もっと、体を引き裂いてえええ!」
久し振りに鮮烈な快感が、アルテミスの重症マゾの魂に走った。どんどん強い刺激
を求め続ける自分に戸惑いながら、砂漠でコップ一杯の水を飲み干すように、懸命
に湧き上がってくる快楽を貪った。
「キャハハハハ、どうだいマゾ女?少しは、満足したかい?」
「あっ、ありがとうございますっ、シンディ様!」
アルテミスは、無数のドーベルマンの下敷きになりながら御礼の言葉を叫び続けた。


830名無し調教中。:2007/10/12(金) 20:18:55 ID:8fPsRLxd
アルたん最高!!
831名無し調教中。:2007/10/13(土) 01:18:58 ID:jGre8XAp
(;´Д`)ハァハァ
832名無し調教中。:2007/10/14(日) 15:43:51 ID:Pcoq8Hdj
833名無し調教中。:2007/10/14(日) 23:34:01 ID:Dbo+eMQk
>>832
(;´Д`)ハァハァ モッキした(;´Д`)ハァハァ
834名無し調教中。:2007/10/16(火) 01:53:55 ID:Ds7uM+OO
>>832
ドSww
835名無し調教中。:2007/10/17(水) 10:30:23 ID:h679+chl
どうしましたか?
近頃パワーダウンし過ぎですよ。
836作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/17(水) 11:21:11 ID:CEHlhqWS
>>835
内容についてでしょうか?執筆速度についてでしょうか?

内容については、単なるネタ切れです。執筆速度は、ネタ切れのため、遅くなっています。
あと、プライベートで他にやりたい事が多すぎて、時間が取れなくなってきています。
837作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/17(水) 12:11:11 ID:CEHlhqWS
長い時間が過ぎ、アルテミスはドーベルマンの檻から出るように指示をされた。全身が引
き裂かれ、肉が喰い千切られていたが、みるみるうちに回復していく。再生にカロリーを消
費したため、体脂肪が激減したアルテミスは、げっそりとやつれた。
「便利な体だね。傷痕一つ残らないんだね」
シンディは、アルテミスの体をジロジロと観察し、感心した。そしてまた残忍な笑いを浮かべる。
「次の拷問を用意してある。ついて来な、マゾ女!」
シンディは、快楽の余韻に浸っているアルテミスを連れて別の拷問室へと向かった。その
拷問室には、一人の十代半ばの少年がいた。色白で見るからに大人しそうな印象である。
グレーの囚人服を着ている。
「この少年はね。こう見えても、両親を寝ている間に金属バットで殴り殺した凶悪犯さ。」
さざなみ市に刑務所は一ヵ所しかなく、大人も子供も罪状にかかわらず、全て収容されてい
る。少年は、高校受験のイライラからノイローゼにかかり、発作的に教育熱心な両親を殺害
したのだった。
「さ、これを持つのよ」
シンディは、少年に金属バットを渡した。少年は無言で渡された凶器を握り締める。感情が
死んでいるかのようで、特に何の反応もない。
「お前の大好きな金属バットで、この女を好きなだけ殴りなさい」
シンディの命令で、少年はノロノロとバットを振りかぶった。アルテミスは、新たな拷問に、瞳
を潤ませ、衝撃に備えて足を踏ん張る。
838作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/17(水) 12:11:46 ID:CEHlhqWS
「でやああっ!」
少年の口から雄叫びがほとばしった。金属バットがアルテミスの鉄仮面を直撃し、ぐわー
んという鐘の鳴るような音が響いた。アルテミスは衝撃で首の骨が折れたのではないかと
思った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
あまり運動したことがない少年は、息を切らしていた。超合金精の鉄仮面には、かすり傷
一つ付いていない。
「もっと殴るのよ」
「うおおおおおっ!」
少年は、金属バットを振り回し、無抵抗なアルテミスの裸体を滅多打ちにした。
「あああああっ!」
グキッと嫌な音がして、腕の骨が折れ、あばら骨が砕ける。アルテミスの体を激痛が駆け抜
けた。
「死ね!死ね!俺は、勉強なんかしたくないっ!ゲームを返せっ!」
少年の頭の中では、両親に対する怒りの記憶がフラッシュバックしているようだった。アル
テミスは金属バットで左足の太腿の骨を砕かれ、床に倒れ込んだ。
「もっと、もっとおおお!あたしの全身の骨を粉々にしてえええ!」
マゾのアルテミスは叫び、少年は異常な興奮に取りつかれて、バットを振り下ろし続けた。
アルテミスの背骨が折れ、内臓が破裂した。
「キャハハハハハ!こんなのが気持ちいいのかい、この変態女め!普通なら死んでるよ。
キャハハハハハ!」
シンディは、笑い転げた。
839名無し調教中。:2007/10/17(水) 13:41:16 ID:ReZYPOFs
イイヨーイイヨー!!
840作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/17(水) 14:24:51 ID:CEHlhqWS
アルテミスへの拷問が一段落したシンディは、最初の拷問室へと戻った。そこでは、ジョー
イと秀姫が、シックスナインの体勢で絡まり合い、互いの性器を口で貪り続けている。この
行為を始めてから、かれこれ、4時間は経っている筈だった。
「途中で、サボっていなかっただろうね。この部屋には監視カメラが付いているんだ。再生し
て、もしサボっていたら、3日間食事抜きだよ」
シンディは、カメラのハードディスクを早送りで再生し、チェックした。二人とも手を抜いてい
た様子はない。
「何回、イッたんだ?言ってみな」
「わ、わかりません・・・・10回以上はイッたと思います・・・」
ジョーイが痺れる顎をガクガクさせながら答えた。
「お前は?秀姫」
「22回よ。だからって、あんた達、アメリカの快楽主義者と一緒にしないでね!」
秀姫は、キッとシンディを睨みつけた。長期間、凌辱されても祖国への忠誠心は、変わらな
いようだった。
「フンッ、もうすぐ地球は、宇宙人のものさ。アメリカも、北朝鮮も関係なくなる。全ての国は、
日本のように、宇宙人の支配下に入るのさ」
「将軍様が、宇宙人なんかに屈服するはずがない・・・」
「大した愛国心だねえ」
シンディは、元喜び組の女スパイを、麻薬中毒患者のような眼で見つめた。シンディ自身は、
拷問官の立場と引き換えに、あっさりと祖国アメリカを裏切っている。
「あたしは、拷問が出来ればそれで満足なのさ。さあ、シックスナインは終わりだよ。次は、
あたしがストップをかけるまで、本番をやりな!」
疲労困憊したジョーイが、のろのろと秀姫の体に正常位でのしかかった。
841作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/17(水) 14:25:34 ID:CEHlhqWS
「もう、立たないよう・・・」
ジョーイが萎んだチンポを、血まみれの秀姫のオマンコへ擦りつける。なんとか勃起させよう
と懸命に、秀姫の胸に顔をうずめ性欲を掻き立てた。
「何よ、そのザマは?もっと、気合を入れな!」
シンディが、ジョーイの背中に一本鞭を振り下ろした。
「ぎゃっ!」
ショックで、ますますチンポが縮んだ。ジョーイが、秀姫の唇に舌を入れようとしたが、彼女は、
歯を喰いしばり拒んでいた。
「ハリーアップ!もたもたすんな!」
ジョーイの背中に何度も何度も鞭が振り下ろされ、尻にはスタンガンが押し付けられる。
「OHHHH!」
ジョーイにとって地獄だった。勃起しないまま、板挟みになって苦しんでいると、しばらくして別
の刑務官が入って来た。
「軍からの命令です。この二人の囚人に招集がかかりました」
「こいつらに?」
シンディは、不可解に思い、ネオガイア語の楔型文字で書かれた命令書に目を通した。書類
に間違いはない。
「いいわよ、連れて行って。あたしはそろそろ昼食にするから」
シンディは汗をぬぐい、火をつけたタバコを咥えると、拷問室を出て行った。
842名無し調教中。:2007/10/17(水) 15:42:12 ID:w4eayzXn
作者さんお疲れさん
843名無し調教中。:2007/10/17(水) 18:00:42 ID:tFXxLeEr
更新もつこれ。
別にパワーダウンとは思わないけどなあ。
844名無し調教中。:2007/10/17(水) 18:10:51 ID:ReZYPOFs
ペースなんて落ちたっていいよ、作者タソ
続けてくれるだけでネ申っす
845名無し調教中。:2007/10/18(木) 02:11:43 ID:Kd8w/pUz
アルテミスと少年の物語がこのまま続いてくれたら嬉しいんだけど。

まずは作者さん、お疲れさまです。
ネタは、あれこれ凝る必要はないと思います。
作者さんの思いつくままに書いて下さい。
846名無し調教中。:2007/10/24(水) 23:26:20 ID:qwGLieZJ
毎度お疲れ様
いまさら佐渡公爵を読んで思ったんだけど中世〜近代ヨーロッパの話が読んでみたいです。
847作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/25(木) 12:43:51 ID:8o8YpMMi
度重なる拷問でボロ雑巾のようになった二人の元スパイは、刑務所内にある手術室へと連
れて行かれた。そこには医療用アンドロイドと一人のネオガイア人科学者が待っていた。
「君たちは、地球人でありながら、栄光あるロボット兵器のパイロットに選ばれたのだよ」
科学者・・・メビウス博士は、得意気に言った。事情が呑み込めないジョーイと秀姫は、お構
いなしに、刑務官達の手で手術台に固定される。
「私の作ったロボット兵器は、まだ試作段階・・・というか操縦系統に問題があってね。正規の
ネオガイア人のパイロットを搭乗させることに、軍が許可を出してくれんのだよ。そこで、仕方
なく地球人の君達を招集したというわけだ」
「これ以上、どんな酷い目に合わせようってんだよ・・・」
ジョーイが泣きべそをかいた。
「まず、反抗しないように、脳にコンピューターチップを埋め込ませてもらう。操縦中に反乱を
起こされてはたまらんからね」
「嫌だ・・・嫌だ・・・怖いよう、マミー、マミー!」
ジョーイは暴れたが、全身を固定している拘束具は、ビクともしない。秀姫は話を聞きながら、
険しい顔で、じっと手術室の天井を睨んでいる。
「おやおや、囚人の中でも、過去にある程度、戦闘訓練を受けた事のある、性根のある人間を
選んだつもりだったんだがな。まあいい、やってくれ」
医療用アンドロイドが、レーザーメスで手術を始めた。麻酔なしで、頭部を切開し、ジョーイと
秀姫は恐怖のあまり絶叫する。コイン大のチップが手際良く埋め込まれ、小一時間で、手術
は完了した。有機接着剤と細胞回復促進剤の効果で跡形もなく傷は塞がった。
「起きろ!手術は終わりだ。ロボット基地へ行くぞ」
電気ショックで二人を目覚めさせたメビウス博士は、囚人をアンドロイド兵士に連行させて、
地下の転送室から、彼の研究所へと移動した。
848作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/25(木) 12:44:37 ID:8o8YpMMi
「遅かったな」
そこには、ピタゴラス総督と、ペルセウス長官が待っていた。金属バットの拷問から回復した
アルテミスもいる。アルテミスは消耗したカロリーを補給するため、昼食時に再び男囚の収監
されている雑居房を回り、大量のザーメンを飲んでいた。
「お前達は、あれに乗るんだ」
ジョーイと秀姫は、格納庫にズラリと並んだ十数体の巨大ロボットを見せられた。いずれも、
同じ型の人型ロボットで、全長は20メートルほどだったが、手足と胴体が極端に細くまるでマッ
チ棒を繋ぎ合せたような外見だった。
「量産型キュクロプス3号型だ。一台あたりの生産コストは1号機の20分の一。攻撃力は、ほ
ぼ同等だが、防御力が極端に弱く、格闘戦には向かない機体だ。」
「パイロットの死傷率も高くなる。これでは到底、ネオガイア人兵士は、乗せられませんよ」
ペルセウス長官が、メビウス博士を横眼で見ながら皮肉っぽく言った。
「そう、言わんでくれ。わしは、これからロボット兵器が戦争の主役になると信じておる。まだ試
行錯誤の段階なんだよ」
メビウス博士が弁解をするように言った。
「乗りたまえ」
ジョーイと秀姫は命令されて、それぞれ指定された機体に歩み寄った。操縦席はロボットの股
間の部分にある。メビウス博士のリモコン操作でロボットがしゃがみ込むと、操縦シートが二人
の目の前に来た。それは、剥き出しの自転車のサドルのようなもので、座席の中央にペニス型
のバイブが1本突き出しているだけだった。
「今回は、操縦席もコストダウンでね。パイロットは装甲に守られたコクピットではなく、外気に剥
き出しの操縦席に座るだけだ。スクリーンは無いから、肉眼で敵を視認しなくてはならん」
メビウス博士は説明した。つまりパイロットは全裸で操縦シートに座り、恥ずかしい姿を人目に
晒しながら操縦するのだ。
「早く、操縦桿に腰を沈めたまえ。女はオマンコに、男はアナルに挿入するんだ」
コンピューターチップを埋め込まれたジョーイと秀姫に逆らう事は出来なかった。自転車のサド
ルのようなシートに跨り、バイブ型の操縦桿を、それぞれの秘部に押し当てる。
849作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/25(木) 12:45:23 ID:8o8YpMMi
「アウッ・・・ククッ・・・」
「痛・・・」
爆竹責めと、強制シックスナインで痛めつけられたオマンコとアナルに操縦桿を無理矢理押
し込んでいく。塞がっていた傷口が再び開き、血が流れ出した。
「ギャハハハハハ!いい格好だぞ、地球人ども!」
ピタゴラス総督が大笑いした。パイロットの生身が剥き出しのため、ロボットの股間を狙撃さ
れれば終わりである。
「パイロットが死ねば、自動的に安全圏まで退却するようにプログラムされています。地球人
パイロットの代わりなどいくらでもいますから」
アルテミスが説明した。彼女はこの新設されたロボット軍団の隊長を務めることになっている。
「立て!」
メビウス博士が、ジョーイと秀姫に通信機で命令した。ロボットの操縦の仕方は、脳に埋め込
まれたコンピューターチップから引き出すことが出来る。ペニス型の操縦桿を、アナルとオマ
ンコの括約筋の力で、締め上げたり、前後左右に動かしたりして操縦するのだ。二人が戸惑
っていると、操縦シートの背後に設置された自動鞭打機が作動し、パイロットの裸の背中を鞭
打った。
「ぎゃっ!」
「早くせんか!」
2体のロボットはどうにか立ち上がった。まるでヒョロ長い針金人形のようだった。
「今日は、日が暮れるまで、訓練よ」
アルテミスが言った。彼女自身も隊長機であるキュクロプス1号機に乗り込む。1号機は、3号
型と違い、装甲も厚くパイロットの肉体は外界から保護されている。3体のロボットは、格納庫か
ら出て、訓練のため、野外演習場へ出た。新米パイロット二人は歩くのもままならないようだった。
850作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/25(木) 12:46:02 ID:8o8YpMMi
「寒い・・・」
秀姫は、裸体を外気に当てられ、思わず呟いた。剥き出しなので冬は寒く、夏は暑い。水
中戦をやる時には、パイロットは酸素ボンベを咥えるそうだ。恐ろしくパイロットの肉体に負
担がかかる設計思想だった。
(この機体を奪取して、祖国に持ち帰れば、北朝鮮の軍事技術に計り知れない恩恵をもた
らす事が出来る・・・)
秀姫は秘かに考えた。しかし、脳にコンピューターチップを埋め込まれている以上、脱走は
絶望的だった。秀姫の機体は3−1号機、ジョーイの機体は3−2号機の番号が割り振られ
ていた。残りの機体にも、さざなみ刑務所の囚人の中から、順次パイロットが選抜される予
定で、数日中には、強力なロボット軍団が編成されるだろう。後はパイロットの練度が問題だ
った。
「右手を上げて!次、左手!そう、そうよ、その調子よ。そのまま、ぐるっと回転してみて」
元白兵戦コマンドの隊長だったアルテミスは、部下の訓練も手慣れたものだった。とても重
症マゾとは思えない指導ぶりだ。
「さすがですな、彼女は」
ピタゴラス総督が感心した。ペルセウス長官もうなずく。
「オリンポスで私の部下だった頃は、彼女がまさか、生まれついての重症マゾだとは、全く気
が付きませんでした」
感慨深げに答えながら、ペルセウスは、このロボット軍団が、戦力不足の地球駐留軍に、少
しでも足しになれば有り難いと考えた。
851名無し調教中。:2007/10/25(木) 15:04:09 ID:Hz016QL3
キタコレ!
じょうい君はママンのところにかえしてやってください・・・
852作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/25(木) 18:30:16 ID:8o8YpMMi
アルテミスの長い1日が終わった。拷問と訓練でクタクタに疲れ果てたアルテミスは刑務所
に戻り、粗末な夕食の後、三度、男囚房を回りザーメンを補充した。彼女の体はシミ一つなく、
本日何度もエクスタシーを極め、艶々と輝いていた。反対に治癒能力のない普通の人間であ
るジョーイと秀姫の肉体は、ボロボロで、半死半生のまま、それぞれの雑居房へ戻された。
「就寝!」
午後21時丁度に、館内のスピーカーから号令がかかった。刑務所内の照明が一斉に消され、
囚人は眠りにつく。眠くなくても寝なくてはならない。号令を無視して起きていたり、話声を立て
ようものなら、たちまち懲罰の対象になる。アルテミスは狭い独房で、手足を鎖につながれ眠
りについた。ウトウトとしながら、エリート士官だった頃の事を夢うつつに思い出す。ネオガイア
星の知識階級の家庭に育った彼女は、知能と決断力、運動能力にも優れ、軍に入隊してからは、
白兵戦の天才と言われていた。もしも、マゾでさえなければ、不覚をとって地球人のレジスタンス
に捕まる事はなく、洗脳されて同朋を裏切る羽目にもならなかったのだ。しかし、アルテミスは、
この拷問漬けの毎日が幸せだった。ネオガイア星人の市民権を抹殺された彼女は、実験材料
として不死身の体を手に入れ、いくら激しい拷問を受けても死ぬことはない。物理的手段で彼女
を殺すには、一瞬で全細胞を焼き尽くすか、ブラックホールにでも投げ込むしか方法はないのだ。
どんなウイルスも、毒ガスも効かない。逆に、それは、年老いて、寿命が尽きるまで、マゾの痴
態を晒さなければならない事を意味していた。それに、解除パスワードの消失してしまった超合
金の鉄仮面を外すことも一生ないだろう。
853作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/25(木) 18:30:52 ID:8o8YpMMi
アルテミス編終わりです。
854作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/26(金) 00:25:38 ID:skU7/XiL
1941年12月。北太平洋を、日本の空母艦隊が、静かに東進していた。大型空母6隻を含む
史上空前の大艦隊で、各艦の間には厳重な無線管制が敷かれ、航路上で遭遇した船は、全
て拿捕するため、哨戒艦が周囲を用心深く固めている。択捉島を出港した艦隊は、天候の悪
い冬の北太平洋を大回りし、ハワイ諸島の北方から、突如、進路を変えて全速力で南下を開
始していた。
「こんな戦法は、前代見聞だ。俺は、胃が痛いよ」
旗艦、赤城の艦橋で、艦隊司令官の南雲忠一中将が、愚痴をもらした。傍らの草鹿龍之介参
謀長が苦笑する。
「山本長官は、言い出したら聞きませんからなあ。飛行機に魚雷を積ませて、戦艦を沈めるな
どと、欧米の軍事専門家が聞いたら、腹を抱えて笑い転げますよ」
二人は、山本の立てた作戦に懐疑的だった。彼の立案した作戦によれば、アメリカへの宣戦布
告の30分後に、ハワイの真珠湾に停泊しているアメリカ太平洋艦隊を、数百機の艦載機で空
襲し、開戦と同時に消滅させるという作戦らしかった。成功すれば、太平洋からインド洋にかけ
ての制海権は日本のものとなり、アメリカはすぐにでも和平交渉に応じてくるだろう、という山本
の見込みだった。
「どう考えても、そんなに上手く行く筈ないよなあ。失敗すれば、現場の責任者である、俺が責
任を取らされるんじゃねえの?」
南雲中将は、暗い面持ちだった。上官の命令がいかに、理不尽でも、軍人たるもの、全力を尽
くさなくてはならない。
「攻撃に失敗して、空母を失えば腹切りものです」
「俺が、腹を切って済めばいいが、大日本帝国の命運が・・・」
「余計なことは考えずに、奇襲が成功する事だけを考えましょうよ」
草鹿参謀長になだめられて、ようやく南雲中将は愚痴をやめた。
855作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/26(金) 00:26:22 ID:skU7/XiL
同じころワシントンのホワイトハウスでは、ルーズベルト大統領が、謎のフランス人、ミッシェ
ルと密談をしていた。
「12月8日に、パールハーバーが空襲を受けます。空母を退避させて下さい」
ミッシェルの言葉に車椅子の大統領は、不思議そうな顔をした。
「なぜ空母を?どうせなら戦艦を退避させた方がいいのでは?」
「これからの海戦に、戦艦は、無用の長物になります。海戦には、空母と飛行機さえあれば
十分。あと弾道ミサイルとね」
「君の言っている事は、さっぱりわからんが、とにかく言う通りにしよう。私が、この地位に昇
れたのも、君のおかげなのだから」
若い頃より下半身不随のルーズベルト大統領は、ミッシェルの言葉に従う事にした。彼の助
言を受けて、現在マンハッタン島で、原子爆弾も開発中である。ヨーロッパでは、枢軸国のド
イツ軍がモスクワを攻略寸前であり、もし日本が、アメリカに宣戦布告すれば、ルーズベル
ト大統領は日独伊三国同盟に対して、敢然と戦いを挑むつもりだった。この戦争の後、アメ
リカは世界の覇権国家となるだろう、とミッシェルは予言している。
(もっとも、あんたは、この戦争が終わるまで、生きちゃいないけどね)
ミッシェルは皮肉っぽく考えた。
856作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/26(金) 00:27:08 ID:skU7/XiL
1941年12月8日、運命の日。ワシントンの日本大使館では、野村駐米大使が、東京からの
暗号電文を受け取り、愕然としていた。
「13時までに、アメリカに宣戦布告しろ、だって。おい、もう時間がないじゃないか!」
慌てふためく駐米大使に、普段あまり目立たない、影の薄い外交官の一人が、そっと耳打ちした。
「東京に、一度、確認を取った方がよいのではないでしょうか?もし、間違いなら大変な事になり
ます。少しくらい、時間に遅れても、間違うよりマシです」
「そ、それもそうだ・・・」
野村駐米大使は、まさか、この瞬間にも、ハワイに奇襲が行われようとしている事など、全く知
らされていなかった。

 「ニイタカヤマノボレか・・・けっ、本当にやるのかよ」
南雲中将は、悪態を付いた。作戦決行の暗号電文である。とうとう中止にはならなかった。渋々、
攻撃隊に出撃命令を出し、第一次、第二次合わせて300機余りの航空機が、6隻の空母から
飛び立っていく。山本長官が設計に口を出したというゼロ式戦闘機は、防御を軽視し、極端なま
でに攻撃とスピードに特化した異常な戦闘機だった。訓練に訓練を重ねたパイロット達は、一糸
乱れぬ編隊飛行で手際よく発艦し、ハワイ諸島の方角へと消えていった。
「もう、取り返しがつかない・・・」
消極的な南雲中将の意思に反して、2時間後、攻撃隊から、奇襲成功の暗号電文が送られてきた。
「トラトラトラ・・・・我、奇襲ニ成功セリです!」
赤城、艦橋の通信士が歓声を上げた。曇っていた南雲中将の顔が、さっと晴れる。
(そうか、よし、やったぞ!これで、もう、俺の責任は果たした。後はなるべく早く離脱するんだ)
しかし、大戦果をあげ、帰還した攻撃隊の隊長は、再度の出撃を要求してきた。
「再出撃の許可を、お願いします」
「馬鹿か!モタモタしていたら、やられるぞ!余計なことはせずに、さっさと逃げるんだよ!」
「しかし、湾内のドックや、石油の備蓄タンクが無傷のままです。それに、空母が一隻も見当たり
ませんでした」
「放っておけ、そんなもん!戦艦は全部撃沈したんだろうが!それでいいじゃないか!何をグズ
グズ言っておるか!」
南雲は一喝し、断固出撃は認めなかった。
857作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/26(金) 00:27:47 ID:skU7/XiL
 野村駐日大使がノコノコと、ホワイトハウスに宣戦布告にやって来た時、すでに、パールハ
ーバーは火の海になっていた。
「騙し打ちですな、これは!」
応対した国務長官の態度は冷たかった。
「怒りますよ、うちの国民は!血の気が多くて正義感の強い奴らばかりですから。こう言うの
一番嫌いなんです。あなた、エドガー・ライス・バローズのヒーロー物の3文小説を読んだこと
がありますか?」
「いえ・・」
「ハリウッドで活動写真にもなりましたよね。ターザンとか、火星シリーズとか。あんな感じなん
ですよ、うちの国民は」
宣戦布告の時間を厳守出来なかった駐日大使は、アメリカでは卑怯者呼ばわりされ、日本で
は、非国民扱いされる事になった。とにかく、この一戦で、アメリカの太平洋艦隊は、空母を残
して壊滅し、怒りに我を忘れたアメリカの国民は、熱狂の渦に飲み込まれるかのようにルーズ
ベルト大統領を支持し、日独伊3国同盟に対して宣戦布告をしたのだった。
858作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/29(月) 13:27:25 ID:rPkf3yws
山梨県奥滝村にある千羽鶴教団の総本部では、教祖、久石千鶴が、ラジオを聞きながら新聞
を読んでいた。
『帝国陸海軍は、太平洋上にて米英軍と交戦状態に入れり』
『真珠湾の米太平洋艦隊全滅』
『マレー沖海戦にて英不沈戦艦、レパルス、プリンス・オブ・ウェールズ撃沈』
このところ、連日、日本軍の華々しい戦果が報道されていた。
(歴史は、正しい方向へと進んでいる。このまま、時が過ぎれば元いた現代へたどりつく。その
ためには、歴史を監視しなければ)
千鶴の思いは、奇しくも、ミッシェルや、宿敵である時間管理局と同じものになっていた。
「教祖様、東亜連盟の石原様が、お見えです」
使徒の称号を持つ、側近の一人が告げに来た。
「わかりました。茶室へお通しして」
「はい」
千鶴は、白装束の襟を正し、来客の応対に使用している茶室へと向かった。茶室では、初老に
さしかかった石原莞爾と、随伴の山川桃次郎が待っていた。石原は、軍を退役し、今は、もっぱ
ら政治団体である東亜連盟の顧問としての活動をしている。
「お茶がいいですか?それとも御神水を召し上がりますか?」
「お茶をお願いします!」
石原が、答える前に、桃次郎がきっぱりと言った。御神水とは、千鶴のオシッコを何百倍にも薄
めた液体で、教団が在家信者に高額で売りつけている代物だ。
859作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/29(月) 13:28:15 ID:rPkf3yws
「いよいよ、世界最終戦争が始まりましたな」
石原が切り出した。
「ええ、閣下のお考え通り、航空機の運用が、戦争の勝敗を左右するでしょう」
「それと、原子爆弾だ。戦況の優劣にかかわらず、原子爆弾を先に開発した国家が、最終的
に勝利を手にする」
「残念ながら、日本は負けます」
「ちっ、東条め。戦争の開始時期が早すぎる。あと10年は国力を蓄え、それからアメリカに戦
争をしかけるべきだった・・・・奴には、総理大臣の器などない。せいぜい上等兵だ」
石原は、忌々しげに言った。かつて大日本帝国の指導者の地位を争い、敗れた政敵に、余程、
腹が立つらしい。
「あたしは、日本に勝ってもらっては困ります。歴史が変ってしまいますから」
「戦争には、勝てないかもしれんが、この戦いを通じて、欧米の植民地支配を受けているアジ
アの国々を独立させる事は出来るかもしれん」
石原の所属する東亜連盟は、まさにそのための政治団体だった。そこに、桃次郎が口を挟ん
だ。
「現在、中野学校の卒業生が、東南アジア諸国に散らばって、民族独立のための工作を行っ
ています。日本軍の侵攻とともに、現地の人間で結成された義勇軍が一斉に蜂起する予定で
す」
「欧米の植民地支配の終焉だ。新しい時代の幕開けだよ。日本が中心となり西洋人の世界支
配に終止符を打つのだ」
「その目的は、達成されるでしょう。戦後、アジアだけでなくアフリカでも、独立運動がおこりヨ
ーロッパ諸国は全ての植民地を放棄する事になります」
千鶴が、断言した。
860作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/29(月) 13:28:50 ID:rPkf3yws
「ほう、そうかね。それは愉快だ。私の今やっている事も、全くの無駄ではないと言うわけだ。
しかし、君が未来から来たという話が、どうも信じ難いなあ」
石原は、悪戯っぽく笑いながら言った。
「では、特別に御神体をお見せしますわ」
千鶴は、二人を伴い本殿のさらに奥にある、御神体が祭られている社へと案内した。数人
の信者によって常に見張られている社の扉を開けると、そこには金属で造られた異様な乗
り物が鎮座していた。
「何ですかこれは?」
桃次郎が尋ねた。
「SH60Kという、21世紀の日本で使用されている航空兵器です。80年前にこの村に教団
本部を開設した際に、あたしはこれに乗って、初代の使徒達と共に飛来しました」
千鶴が説明すると、石原は興味深そうに、その物体を観察した。
「ふむ、これは、イギリスで研究中のヘリコプターという乗り物だな。おや、この機体に書い
てある『海上自衛隊』というのはどういう意味かね?」
「つまり、海軍の事です。アメリカとの戦争に敗れた日本は、軍隊を持つことを禁止されてい
ます。だから海軍とは呼ばずに、別の名前に言い換えているのです」
その話を聞いて、石原は、泣き出しそうな顔をした。
861作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/29(月) 13:29:22 ID:rPkf3yws
「情けない話だ・・・軍隊を持つことが出来ない・・・・つまり、日本は、植民地にされていると言う
事かね。」
「いえ、一応は独立国家という体裁になっています。しかし、外交は全て、事前にアメリカにお
伺いを立てねばならず、独自の判断で軍事行動を起こすことは出来ません。もしも、武力衝突
があった際は、無条件でアメリカの指揮下に入る条約を結んでいます」
石原は愕然として言葉を失ったようだった。
「・・・何たる事だ。やはり、この戦争には、なんとしてでも勝たねばならん」
「たとえば、戦後、独立した朝鮮には、領土問題で恫喝され、謝罪を要求された揚句に、国民を
拉致される始末です」
「ありえん!」
さすがに、石原に、この話は聞くに堪えなかったようだった。
「私は、日本を、アジアのリーダーシップをとる中心国家にしたいのだ」
「21世紀のアジアの中心国家は、日本ではなく中国で、あたしが、最後にいた2004年では、
最終的にアメリカと衝突するのは、米中関係だと言われていました。」
「・・・」
石原は激しい眩暈に襲われているようだった。
862名無し調教中。:2007/10/29(月) 18:16:46 ID:5Do8iT9F
もう、男出してという気も起こらなくまりました。
さようなら。
863名無し調教中。:2007/10/29(月) 18:42:21 ID:6QEh5AOV
砂かけウザ
864名無し調教中。:2007/10/30(火) 08:34:42 ID:oD1REfVS
ウザいのがいなくなるならいいじゃん
865作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/30(火) 10:52:10 ID:ba3M/kdd
南雲機動部隊の真珠湾攻撃で、太平洋の制海権を握った後、日本軍は欧米に植民地支配
されている東南アジア諸国へと同時侵攻を開始した。マレーシアではイギリス軍が、フィリピ
ンではアメリカ軍が、インドネシアではオランダ軍が次々と降服した。本国から喜望峰を回っ
て救援に来たイギリスの空母機動部隊も、セイロン島沖海戦で粉砕し、もはや大日本帝国
の行く手を阻むものは何もなかった。
「何か、おもしれえ事はねえか?」
久石光隆曹長(31歳)は、征服したシンガポールの駐屯地で暇を持て余していた。彼は、
20歳で徴兵されて以来、兵役が明けた後も陸軍にとどまって中国各地を転戦し、それが生
きがいのように残虐行為を働いていた。久石家は、代々軍人の家系で、彼の父親や兄弟は
全員士官学校を出て将校になっているのだが、落ちこぼれの彼だけは下士官なのだった。
それでも軍上層部に身内がたくさんいるため、上官にも一目置かれている。
「華僑狩りにも、飽きちゃったしなあ。久しぶりに慰安婦でも抱きに行くか」
光隆は、ブラブラと持場を離れ、慰安所へと向かった。彼は、所属する分隊内ではナンバー
2で、ナンバー1の分隊長は士官学校出の新人だから、光隆の行動には見て見ぬふりをし、
誰も咎める者はいない。何百人も虐殺してきた光隆には、古参兵としての異様な気迫が漂
っている。よく訪れる慰安所の管理人とは顔見知りだった。
「いい娘はいるかい?」
「ええ、いますよ。昨日の船便で着いたばかりのムチムチの朝鮮娘がいます」
「朝鮮娘は、飽きたなあ。なあ、オヤジ、噂で聞いたんだが、捕虜にしたイギリス人女を、高
級将校用の慰安婦にしているって、本当かい?」
管理人のオヤジの顔から笑みが消えた。光隆の耳に顔を寄せ小声になる。
「これは、重要機密ですがね。実は本当です。しかし、国際法上問題になるらしくって、この
事は絶対に口外しちゃいけねえって、お偉いさん方に言われてます」
光隆の眼がキラリと光った。
866作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/30(火) 10:53:08 ID:ba3M/kdd
「オヤジ、一つ俺にも、イギリス女を抱かせてくれないかなあ」
「そ、それは、旦那、バレたら懲罰ものですぜ。それにイギリス女を犯せば、戦争が終わ
った後、軍事裁判にかけられる心配もあります」
「バーカ、軍事裁判ってのは、勝った国が負けた国に対してやるもんだ。日本が負けるわ
けねえだろうが」
光隆は執拗に食い下がった。オヤジがなかなか首を縦に振らないので、さりげなく軍刀の
柄に手を伸ばす。光隆が直接言葉に出して脅迫したわけではなかったが、オヤジは彼の
全身から発散されている殺気に、命の危険を感じて、とうとう承諾した。
「しょうがねえなあ、久石の旦那。どうぞ、こっちです。ジェニファーって女で、イギリスの植
民地総督府の書記官の人妻だったって話です。亭主は、日本軍に抵抗して射殺されたそう
です」
「ほう、年はいくつだ?」
「28です」
光隆は、久し振りにゾクゾクするような胸の高鳴りを覚えた。まだ昼間なので、慰安所に兵
隊の姿は少なかった。個室に分かれているわけではなく、慰安婦が待機している場所は、
粗末な衝立で仕切られているだけである。板張りの床に布団が一枚敷かれているだけの
狭い空間にイギリス人女性、ジェニファー・クロフォードはいた。ライトブラウンの長い髪と、
灰色の瞳を持っている。乳房をはじめ東洋人には無い肉付きの良さだった。元は上品そう
な、くたびれたブラウスとスカートを履いている。洋服のあちこちに、今までに蹂躙した男達
が飛び散らせたのか、黄色いシミがついていた。
「たまんねえな。本物の白人女だぜ。俺、白人とヤルのは初めてなんだ」
光隆は興奮していた。今まで、各地の戦線で、日本人、中国人、朝鮮人の慰安婦なら数限
りなく抱いてきた。中国の占領地で一般市民の女をやりたい放題に強姦した事もある。しか
し、以前から願望はあったものの、白人女を犯すのは初めてだった。ジェニファーは、布団
の上に座り込み、虚ろな目で光隆を見上げた。彼女は、シンガポールが陥落して以来、高
級慰安婦として無数の日本人将校に犯され、自暴自棄になっていた。
867作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/30(火) 10:54:02 ID:ba3M/kdd
「高い鼻だな。」
光隆は珍しそうに、ジェニファーの、日本人にはありえない形状のノーブルな鼻をつまみ上げた。
「ジャップ!イエローモンキー!ドント、タッチ、ミー!」
いきなり無礼な仕打ちを受け、ジェニファーが、我に返って叫んだ。気の短い光隆は、カッとな
って殴りかかった。
「何だとこのアバズレが!狐みたいな顔しやがって!」
「旦那・・・商品に傷がつくとマズイでさあ」
オヤジが止めに入り、ようやく光隆は、殴る手を止めた。暴力を受けたジェニファーは、目に涙
を浮かべている。光隆は、問答無用でジェニファーを布団に押し倒し、覆いかぶさった。荒々し
くブラウスのボタンを引き千切り、脂肪の良く付いた柔らかい体にむしゃぶりつく。
「ブヨブヨだぜ。なんて柔らかいんだ」
ジェニファーは、決して肥満している訳ではなかったが、引き締まった日本人の女とは違い、幼
いころから牛肉をふんだんに食べているため、皮下脂肪が厚かった。東洋人のように胴長では
なく、スラリと足が長い。光隆は、ぷよぷよした唇に吸い付き、舌を吸った。途端に、欧米人特有
の体臭が鼻をついた。
「くせえ!何だ、この匂いは」
「それが、白人女の体臭でさあ。匂いのしない女もいるみたいなんですが、このジェニファーは、
割ときつめです」
「ちっ、たまらん。香を焚いてくれオヤジ」
868作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/30(火) 10:54:53 ID:ba3M/kdd
光隆は文句を言いながらも、セックスを止めようとはせず、スカートもむしり取って下着を脱がせた。
「おっ、アソコの毛も栗色だぜ」
光隆は、目を丸くし、オヤジがさりげなく手渡そうとした、『突撃一番』とパッケージに書かれたゴム
製の避妊具を払いのける。
「俺は、そんなもの使わねえ。白人女に俺の子を孕ませてやるんだよ」
「病気がうつるかもしれませんよ、旦那」
「かまわん。俺は不死身だ。今まで性病には罹ったことがない」
光隆は聞く耳を持たず、ジェニファーに生で挿入しようとする。それに気付いたジェニファーが必死
に抵抗した。
「ノー!アイ、ドント、ワンツ、トゥ、ボーン、イエローチャイルド!」
ロンドンの上流階級に生まれ育ったジェニファーにとって、黄色人種の子供を孕まされるなど、恐
怖以外の何者でもなかった。日本軍のシンガポール占領がなければ、数年の後に高級官吏の夫
をともにイギリスに帰国する筈だったのだ。結婚3年目の彼女には、子供がまだいなかったが、夫
はすでに処刑され、戦争が続く限り帰国の望みは断たれていた。
「オヤジ、この女、なんて言ってるんだ?」
「日本人の子供なんか産みたくないって、言ってます」
「何だと、日本人をなめやがって!大和魂をみせてやる!」
光隆は、ジェニファーの豊満な乳房を鷲掴みにし、荒々しくチンポをオマンコに突き入れた。
「OHHHHH・・・AHAAAA!」
「鬼畜米英!」
光隆は、泣き叫ぶジェニファーの体を貫き、渾身の力で突き上げた。敵の陣地に突撃するような
気分で白人女を征服する愉悦に浸り込んでいった。
869作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/30(火) 23:21:07 ID:ba3M/kdd
ベルリンの総統官邸では、アドルフ・ヒトラーが、世界各地からの報告を聞いて激怒して
いた。
「日本人め。私は、ソ連の背後をつけ、と奴らに命じたのだ。なぜ、勝手に米英相手に戦
争など仕掛けるのだ!そもそも、黄色いサルが、アーリア人であるイギリスとアメリカの
領土を侵すなどと、まことにけしからん!今すぐ、同盟を破棄して、日本人を皆殺しにし
てやりたいくらいだ。しかも、アメリカの参戦で、私の計画は、全て御破算になってしまっ
たぞ・・・」
「アメリカの情報部員からの報告によりますと、現在、アメリカ本土では、ヨーロッパ侵攻
へ向けての、大規模な軍団を編成し、着々と準備を進めているようです」
宣伝相のゲッペルスが注進した。
「上陸地点は、3か所が予想されます。北アフリカ、イタリア半島、ノルマンディーのいず
れかです」
「北アフリカ戦線のロンメル将軍は、健闘しているようだが」
「はい、最近、ひっきりなしに、補給の強化と、スエズ運河への進出許可を求めてきてい
ます」
「スエズ運河への進出は許可しろ。補給は残念だが、ロシア戦線が優先だ。ロンメルの
要望には沿えないかもしれん」
ヒトラーは、申し訳なさそうに言った。ソ連との戦いは、冬将軍の到来とともに膠着状態に
陥り、極寒で、前線のドイツ兵はバタバタと倒れているらしい。モスクワの攻略はついに果
たせなかった。
「ロシア戦線のグデーリアン将軍が、退却許可を求めています」
「何、グデーリアンが?」
ヒトラーは驚いた。グデーリアン将軍と言えば、いつも強気で、敵に突撃することしか知ら
ず、ヒトラーはいつも、突出し過ぎないように止めてばかりだったのだ。そのグデーリアンが、
退却許可を求めてくるのは初めてだった。
870作者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/10/30(火) 23:21:43 ID:ba3M/kdd
「退却は許さん、とグデーリアンに伝えろ。一歩たりとも陣地を後退させる事は許さん!」
「はっ!」
ヒトラーは、すべての歯車が狂い出したような、嫌な予感を感じた。戦況が悪化する前に、
ユダヤ人の絶滅計画を急がなければならない。
「占領地のユダヤ人を、一人残らず収容所に叩き込んで、虐殺しろ。銃殺では間に合わん。
毒ガスで皆殺しにするのだ。奴らのDNAは、一分子たりとも地球上に残してはならんの
だ・・・」
ヒトラーの目に狂気が宿り始めていた。元々、異常な思想の持ち主だったのだが、日本の
開戦以来、強度のストレスで精密機械のようなヒトラーの頭脳に狂いが生じて来ているよ
うだった。
871名無し調教中。:2007/11/02(金) 23:54:34 ID:LpwSP+eN
やっぱ歴史ネタは最高だな
って思ってるのは俺だけなのか?
872名無し調教中。:2007/11/03(土) 00:18:31 ID:asHmeeYd
>>871
同じく
873名無し調教中。
エロから歴史まで色んな要素の詰まった幕の内小説だね
千鶴様はじめ久石一族素敵だわ