涼宮ハルヒのSM

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164朝倉涼子の鬱憤
 私の名前は朝倉涼子。 進化の可能性である涼宮ハルヒを観察するために、宇宙の情報統合思念体が作り出し
た、対有機生命体コンタクト用インターフェイス。 同じように喜緑だか青緑だかっていう、かったるいコも居るみたい
だけど、影が薄すぎて全然眼中なしね。

 長門有希は一応わたしの上司ってことになるのかしら。 わたしは彼女のバックアップっていう立場だから…。
でも、あのコってなんか童顔でお子様体型のくせに、命令するときだけはやけに偉そうで、ちょっとムカつくの。
きっと性能なんて、わたしとたいして変わらないくせにさ。
 しかもね、わたしは、わざわざ優等生ぶって学級委員長にまでなって、涼宮ハルヒに取り入るために一生懸命
頑張っているのに、あのコったらどう? ただ毎日ボーッと本読んでるだけじゃない? ホントにやる気あるのかしら?

 あ〜ぁ…それにしても退屈。 わたしが生み出されてからずっと、涼宮ハルヒを観察してきたけれど、これと言って
たいした動きなんて無かったもの。 このまま現状を維持しててもジリ貧になるだけなんじゃないかしら? それに、
ホントはもう、こんな仕事は飽き飽きしてるのよね。 チャッチャと終わりにしたいわ。

 まぁ、わたしたち急進派の中には、現場の独断で強行策に踏み切り、涼宮ハルヒが最近仲良くしている男子生徒を
殺っちゃて彼女の出方を伺え…とか言う者も居るみたいなんだけど、私からすればそんなの、まどろっこしくてイヤ! 
どうせ一気にカタを付けたいんだったら、彼女本人を陵辱してやればいいのよ。 絶対その方がより大きな情報爆発
を観測できるに決まってるわ。