生体実験パート5

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1作者 ◆zCS1o.kilU
2作者 ◆zCS1o.kilU :2006/05/31(水) 09:37:16 ID:fUVrFVZf
その数日後、真藤組の事務所に一人の男が訪ねて来た。
「こ、ここに妻と娘がいるのは、判っているんだ。会わせてくれ」
久美子の夫の片桐秀雄だった。
「なんだ、お前は?」
コワモテのチンピラ数人が立ち上がり、囲むように秀雄に詰め寄った。
しかし、逆上して、思い詰めている秀雄には、恐怖感が麻痺していた。
「ここに監禁されている片桐久美子の夫だ」
秀雄は、公安調査官の城山朋子から聞いた情報を元に、久美子と綾香
を取り戻したい一心で、一人で組事務所に乗り込んで来たのだった。
騒ぎを聞きつけて、事務所の奥から組幹部の黒川が出て来た。
「監禁?どこのどなたか知りませんが、人聞きの悪い事を言ってもら
っちゃ困りますなあ。世間はヤクザと言うとすぐに、監禁だ、麻薬密
売だ、などと、色眼鏡で見ようとしますがね。うちの組は、非合法な
商売には、一切手を染めた事などない、まっとうな稼業ですよ。言い
がかりを付けなさると、名誉毀損で逆にあなたを訴えますよ」
しゃあしゃあと黒川は、言ってのけた。それでも、秀雄は引き下がら
ない。秀雄とて大手商社の生え抜きの社員で、外国人相手に何度も大
きな取引をまとめた経験がある。交渉に関してはプロだった。
3作者 ◆zCS1o.kilU :2006/05/31(水) 09:38:37 ID:fUVrFVZf
「今、妻と娘を返して貰えば、警察には通報しません。ですが、あく
まで、妻と娘の事など知らない、とおっしゃるのでしたら、私にも覚
悟があります」
(フンッ、素人のブラフか・・・って事は、この男、まだ警察には通
報してねえって事だな)
黒川は、とっさに考えた。黒川も組幹部になるだけの事はあり、頭の
回転は早い。
「しょうがありませんな。では、奥さんの所にご案内しましょう」
交渉が成功したと思って秀雄の顔に、喜びの色が走った。これで、優
柔不断な警察などあてにせず、秀雄一人の力で家族を取戻す事が出来
る。秀雄は、数人のチンピラに取り囲まれて事務所の奥に案内された。
そして地下室へ通じる階段を下りていく。
「さあ、この部屋に奥さんがいますよ」
黒川が皮肉っぽく笑いながら地下室のドアを開けた。その部屋では、
全裸の久美子が、駿河問いの格好に緊縛され、調教師の鬼頭に、全身
にローソクを垂らされていた。
「久美子!」
秀雄が叫んだ。久美子は我に返り、地下室の入り口に立っている夫の
姿を信じられない物でも見たかのように目を見開いて注視した。
「あ・・あなた!」
「フフフ、片桐さん。これを見たからには、あなたも、このまま無事
に返す訳にはいかなくなりましたなあ」
黒川が、目配せすると、チンピラたちが秀雄を羽交い絞めにした。
「やめろ、何をする、離せ!」
秀雄はもがいたが、数人がかりで殴る蹴るの袋叩きに合い、血まみれ
になってコンクリートの床に転がった。
4作者 ◆zCS1o.kilU :2006/05/31(水) 12:42:52 ID:fUVrFVZf
この物語はフィクションです。登場人物は、すべて架空の人物です。実在する
人物や団体とは何の関係もありません。妄想と現実を混同してはいけません。
このような行為を実際に行うと、重大犯罪となります。絶対にマネしないように!
5作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 12:01:46 ID:A2jYSQcl
「どうしますか組長?久美子の旦那の話じゃ、サツが勘付いているのかもし
れません」
黒川は、真藤組長に相談した。
「そうやなあ、仕方がないなあ。万が一、踏み込まれた時、証拠が見つかる
とまずいから、旦那は、バラして東京湾に沈めるか・・・」
「久美子と娘は、どうします?」
「惜しいが、足が付く前に、外国に売り飛ばすしかないやろう。例のネオナ
チの貨物船が、週末に横浜港から出航しよる。女体輸出の第一陣として奴ら
に引き渡そうやないか」
「仕方ありませんね」
「その前に、久美子の調教の最後の仕上げといくか。わしは、まだまだ、あ
の人妻を責めたりんのや」
真藤組長は、久美子の肉体を二度といたぶれなくなると思うと、心底、名残
惜しそうだった。それは黒川とて同じ思いである。あれほどの美しい容姿を
持った人妻は、ザラには手に入らない。
「では、早速、鬼頭に準備させましょう」
黒川の指示で、久美子は、地下拷問室のベッドの上に、全裸で伏せになって、
大の字に四肢を荒縄で支柱に固定された。全く身動きの取れない状態である。
「ひっひっひっ、最後の仕上げや、奥さん。奥さんの背中に刺青を彫らせて
もらうで。その方が外国に売り飛ばした時に、高値がつくからなあ」
6作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 12:04:08 ID:A2jYSQcl
「い、いやっ!」
さすがの久美子も抵抗した。いくら調教に慣らされたとは言え、刺青
を彫られたら、例え運よく警察に救出されたとしても、一生屈辱を背
負って生きていかなくてはならない。
「観念するんや。抵抗すると、娘を痛い目に合わせるで」
「いや・・・いやよお・・・あなた、助けて・・・」
夫の秀雄も全裸に剥かれ、拷問室の隅にぐるぐる巻きに縛られて、転
がされている。
「やめろ!お前ら!久美子に手を出すな!」
秀雄は、あらん限りの罵倒を喚きながら、芋虫のようにコンクリート
の床の上を、のたうち回った。
「うるせえ!甲斐性なしの亭主は、黙って見てろ!」
黒川が、秀雄の脇腹に、革靴のつま先で痛烈な蹴りを入れた。
「ぐふっ・・・」
秀雄が、苦痛のあまり悶絶する。鬼頭が、久美子の背中に彫る刺青の
図柄のサンプル集を、真藤組長に見せた。鬼頭の表向きの肩書きは、
真藤組お抱えの彫り物師である。女体調教師などと言う職業は、日本
には存在しない。
7作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 12:04:58 ID:A2jYSQcl
「ふーむ、どれもありきたりやなあ。おお、これがええ」
真藤組長が選んだのは、日本画風の獰猛な顔をした豚の絵柄だった。
「メス豚には、豚の刺青がピッタリや。そやなあ、もうちょっとアレ
ンジしよう。豚の口から、いやらしくヨダレを垂らして、股間のペニ
スも、もっとおっ立てている所を強調して彫り込むんや」
「へい、組長。おっしゃる通りに下書きを書いてみます」
本業は彫り物師である鬼頭は、さらさらと、豚の絵柄に、ヨダレと巨
大なペニスを書き足した。ついでに豚の表情を、たれ目にし、スケベ
顔に修正してみる。出来上がった下書きを見て、真藤組長と黒川は、
ゲラゲラと笑い転げた。
「傑作や!こいつは、なんとも間抜けな豚面や!これでええ。こいつ
を久美子の背中に彫りこむんや」
「いやああっ!」
久美子が、金切声を上げた。これから自分が一生背負っていく、卑猥
な豚の絵柄を見せつけられて、あまりの絶望感に号泣した。
8作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 12:59:04 ID:A2jYSQcl
久美子の背中へ刺青を彫る作業は、丸3日間続けられた。本来なら苦痛が激し
いため、一日、数時間ずつ、数ヶ月かけて彫られるのだが、輸出が週末であ
るため、久美子の苦痛はお構いなしに、ぶっ通しで作業が行われたのだ。久
美子の顔は長時間の苦痛で歪み切り、舌を噛んで自殺しないように猿轡を噛
まされての作業である。背中を針で一日中、チクチクと刺される痛みは、想
像を絶する苦行だった。
「おおおっ・・おおっ・・」
自分の赤フンドシを猿轡として噛まされている久美子の、咽喉の奥から絶え
間なく呻き声が漏れている。美しい妻の背中に、無残な刺青が彫られていく
様を見せ付けられていた秀雄も、最初は、あらん限の声でわめき散らしてい
たが、鬼頭が、気が散ると言う理由で、ボールギャグを噛ませてからは大人
しくなっていた。ただその目だけは、怒りに燃えており、血走った視線を、
黙々と久美子の裸体の上にかがみ込んで作業を続けている鬼頭の上に注いで
いる。
「フフフ、こんな綺麗な奥さんを持ったのが不幸の始まりなんだよ」
時折、からかうように黒川が、身動きの取れない秀雄に囁いた。口を塞がれ
て言い返す事の出来ない秀雄は、憎しみのこもった目で、黒川を睨み返すし
かない。
「ブスと結婚してれば、こんな目にあわずに、一生幸せに暮らせたのによう」
勝手な理屈だった。3日後、ようやく、刺青が完成した。
9作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 13:00:12 ID:A2jYSQcl
「わはははは、傑作や。こんなオモロイ刺青見たのは、生まれて初め
てや!」
真藤組長は、久美子の背中に彫られたスケベ豚を眺めて、笑い転げた。
清楚な人妻とのコントラストが絶妙な、卑猥さを醸し出している。
「奥さん、今から、猿轡を外すけど、自殺したらあかんで。あんたが
死んだら綾香ちゃんはどうするんや」
娘の話しを持ち出され、久美子の目から涙が溢れ出した。
「ああっ、こんなのひどい・・・」
等身大の鏡に映った自分の背中を見せ付けられて、久美子は悲しげに
嗚咽した。娘と夫を人質に取られている限り、死ぬ事も出来ないのだ。
「さあ、今晩は、奥さんとの最後の宴と行くで。明日には外国行きの
船に乗ってもらわにゃ、ならんからな」
「えっ?」
久美子は、わが耳を疑った。
「奥さんと娘さんは、明日、外国へ売り飛ばすんや」
「外国・・・主人は?主人はどうなるんですか?」
「ご亭主には、死んで貰うしかあらへんやろなあ。男は、よっぽどの
美少年にしか、買い手がつかんのや」
「そ、そんな・・・一体あたし達が、どんな罪を犯したって言うんで
すか?」
「罪?そやなあ・・・まあ、全部、奥さんが、綺麗過ぎるからあかん
のやで。『美しさは罪』って昔から、諺があるくらいやからなあ」
容赦ないサディスト達の、最後の饗宴が始まろうとしていた。
10作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 14:39:53 ID:A2jYSQcl
秀雄の目の前で妻の久美子が、ヤクザ達に数人がかりで犯されていた。声を
出したくてもボールギャグを噛まされているため、声が出ない。ここに捕ま
ってからから三日三晩、水しか飲まされていないため、空腹で意識が朦朧と
している。
(俺に食べ物を与えないのは、殺すつもりだからだ。俺を東京湾に沈めると
奴らは言っていた。久美子と綾香は外国に売り飛ばすと・・・何とかしなく
ては)
気持ちは焦るのだが、手足を縛られているため、どうする事も出来なかった。

(ああ、俺の幸せな家族計画が、こんな奴らのために・・・無理してマイホ
ームまで買ったのに・・・)
秀雄は、子供の頃から学校の成績は常にトップクラスだった。高校、大学と
難関を突破し、日本でも有数の総合商社に入社した。そしてそこで、受付嬢
をしていたOLの久美子と結婚したのだった。2ヶ月前までは、平凡だが、誰も
がうらやむホワイトカラーの人生を、定年まで送る予定だったのだ。そして、
その後は、年金で悠々自適の生活を送り、その頃には、成人した綾香も結婚
するだろうから、時折、孫の顔でも見ながら、のんびり天寿を全うしようと
考えていた。しかし、その平凡な夢も、目の前の現実に打ち砕かれた。
「あうっ、あおお、気持ちいい・・・組長様、もっと、奥まで、思い切り突
いて!」
久美子は背中に豚の刺青を彫られたショックで精神が錯乱気味のようだった。
受け入れ難い現実から逃避しようとでもしているかのように、ヤクザ達との
セックスにのめり込んでいる。その激しい乱れようは半端ではなかった。何
度も何度も、オマンコ、アナル、口で男達の精液を受け止め、太腿の間から、
精液の入り混じった自分の愛液を垂れ流している。秀雄にとって地獄のよう
な光景だった。
「お前も、愛しい自分の妻のオマンコに入れたいのかよ、あーん?」
黒川が、秀雄の髪の毛を掴んで、顔を上げさせ、息がかかるほどの距離で言
った。
11作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 14:42:59 ID:A2jYSQcl
(く、くそっ、こんな奴に・・・)
「目の前で、最愛の妻を犯されて、悔しいかよ。だが、お前にはもう、
久美子に指一本触れる事は出来ねえんだ。お前は、このまま天国へ行
くんだからよう」
「おい、黒川、そろそろ時間だ。亭主を処刑と行くか」
真藤組長が言った。
「そうですね、じゃあ、段取り通り、死刑執行は久美子にやらせまし
ょう」
黒川は、秀雄の首にロープを巻きつけた。そして天井の滑車に通し、
もう片方の端を久美子の右の足首に巻きつける。そして、思い切り、
滑車を上に引き上げたため、久美子は右足を大きく頭上に伸ばし、左
足の爪先だけで立つ事になった。
「う、う、苦しい・・・バランスが・・・」
久美子の極限まで割り裂かれた股間の筋肉と腱が、痙攣し、全体重を
支えている左足のつま先が引き吊って、今にもバランスを崩しそうで
ある。
「へへへ、どうだい、奥さん。奥さんがバランスを崩して倒れると、
大事な御亭主の首が絞まるっていう仕掛けだよ。御亭主は、奥さんの
手であの世へ送る事になるんだ」
「そ、そんな・・・鬼・・鬼畜よ・・・あなた達・・・」
「せいぜい頑張りな、奥さん」
久美子の体力は、数時間に渡る輪姦で、すでに、かなり消耗していた。
しかし、夫を死なせるわけにはいかない。久美子は最後の気力を振り
絞って、爪先立ちに耐えた。
「む・・くく・・・」
「なかなか頑張るね・・・」
12作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 14:44:13 ID:A2jYSQcl
そのままの姿勢で1時間が過ぎたが、久美子は根を上げなかった。ヤクザ達
は、腰を下ろし、缶ビールを飲んで、久美子と秀雄が苦悶する様を見物して
いる。久美子の全身は汗ビッショリで、秀雄も死の恐怖のため、凍りついた
ような血の気の引いた表情で、小刻みに震えていた。
「いつまで、待たせるんや!夜が明けてしまうやないか!」
酔った真藤組長が、とうとう痺れを切らした。そして立ち上がると、1本鞭を
手に取り、容赦なく久美子の無防備な裸身を鞭打ち始めた。
「ぎゃうぅ!ぎゃうう!」
久美子は悲鳴を上げたが、それでも、夫の命を守るためにバランスを崩さな
い。数十発の鞭を打ち込み、蚯蚓腫れに覆われた久美子の体に、真藤組長は、
今度は、赤い蝋燭を垂らし始めた。
「顔に似合わず、しぶとい女やのう」
「熱っ!・・熱っ!」
久美子は、乳房や顔面にも蝋を垂らされたが、夫の命を守りたい一心で、そ
れでも音を上げなかった。
「ええい、これでは、拉致があかん!船の積み込みの時間に間に合わん!」
13作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 14:45:09 ID:A2jYSQcl
時計の針は朝の7時を回ろうとしていた。久美子は3時間以上、様々な拷問を
受けながら、片足爪先立ちの姿勢で立ち続けた事になる。
「もう終わりや、奥さん。よく頑張った。もうええ、ファイナルや」
真藤組長が、久美子に足払いをかけた。体力の限界を超えていた久美子は、
外からの物理的な力には勝てず、バランスを崩して倒れこんだ。
「ああっ、いやああ!あなた、死なないでえ!」
ロープが天井の方向に恐ろしい力で引っ張られ、秀雄の首が絞まった。ロー
プを外そうと必死にもがいたがどうにもならない。呼吸が出来なくなり、意
識が次第に薄れていった。久美子の叫び続ける声が、遠くなっていく。
(せっかく、無理してマイホーム、買ったのに・・・御免、久美子、綾香・
・・)
秀雄は、絶命した。そして、その晩、秀雄の死体はコンクリート詰めにされ
て東京湾に沈められ、久美子と綾香は、他の、真藤組によって拉致された女
達と共に、横浜港に停泊するボリビア船籍の貨物船に積み込まれた。女体売買
の第一陣として国外に輸出される女達の中には、シャブ漬けにされた潜入調
査官、白木雪絵の姿も混じっていた。
14作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/01(木) 14:47:36 ID:A2jYSQcl
久美子編、終わりです。

即死防止のため、50レスを超えるまで、感想、リク、批判、アイデア提供など
読者の方々の支援、よろしくお願いします。
15名無し調教中。:2006/06/01(木) 21:32:21 ID:myXLlc71
即死防止
16名無し調教中。:2006/06/02(金) 09:04:51 ID:1apIi4nP
保守
17名無し調教中。:2006/06/02(金) 10:02:57 ID:7J5znPPg
うーん…正直な感想を言わして頂くと、今回の話は酷過ぎますね。
今までの話にも、これ以上に酷い内容の物は、ありましたが…
SFですからね。非現実的な内容ですから、どんなに残酷な内容でも、さほど抵抗は、ありませんでした。
しかし、今回の内容は、あまりにも酷過ぎる…
生々し過ぎるんですよ…
秀雄の無念、久美子の絶望が胸に突き刺さるほどの内容です。
作者さん自身、わざわざフィクションと断りを入れて書いている点から観ても、これほど残虐な話は他に類を見ないと思ってのことなんじゃないですか?
正直…キツイです。
18名無し調教中。:2006/06/02(金) 10:19:24 ID:7J5znPPg
秀雄を殺す必要性、必然性があったのか…?疑問が残るところです。
しかも、これから先…久美子と綾香が売られた先は、あのネオナチな訳ですから、二人を待ち受ける運命は更に過酷で残酷なものになるのでしょう?
久美子が真藤に問い掛けた台詞…それに対する真藤の応え…フィクションであると解っていても、激しい憤りを覚えましたよ。
正直、目の前に真藤がいたらブチ殺してやりたい衝動に駆られました。
今までの作者さんの話は、どんなに酷い内容の話でも憤りなど感じなかったんですがね。
何故これほどまでに憤るのか自分でも驚いてます。
19名無し調教中。:2006/06/02(金) 17:20:24 ID:Q2vrX5Jn
何いうとるんや!
作者タソにはもっともっと残酷な物語を語ってもらわんと!
久美子の娘も目の前でこれ以上無いくらい残虐で絶望的な殺し方をして
(その時も間接的に久美子に殺させるのがええな)地獄を見せてやるんや!
久美子がスイッチを押すようにしむけられた機械で、娘が股裂きになって
オメコ・ケツから大量の鮮血がほとばしりながら絶命するのがええな!
20名無し調教中。:2006/06/02(金) 17:58:32 ID:7J5znPPg
>>19なるほど、貴方本物の鬼畜ですねw
ある意味尊敬しますよw
しかし、>>4で、わざわざフィクションと断ってるあたりに、今回の話を書くにあたって、作者さんなりの葛藤があったと推察するのですが…
まぁ、貴方の言うように夫と娘を自らの手で殺す羽目になるのは久美子にとっては発狂ものでしょうね。
ちなみに貴方、奥さんや子供さんは、いるんですか?
いたとしたら、今回の話で興奮なんか出来ないですよね?
多少なりとも人間の心があるなら…ね。
まぁ、貴方が人間であればの話ですがw
21名無し調教中。:2006/06/02(金) 18:32:13 ID:td7GkPWP
このスレ初めて見ました。
妄想の中とはいえ、ココまで書ける作者さんて?
まとめサイトを覗いてきます。
22名無し調教中。:2006/06/02(金) 19:06:51 ID:7J5znPPg
>>21作者さんは凄い人ですよ。
今回の話は自分的にはキツかったですが、他にも面白い話は沢山あります。
登場人物も皆、個性的で魅力的な人ばかりですから。
まぁ、必然以上にキャラクターに感情移入すると辛くなる話もありますがね。
23名無し調教中。:2006/06/03(土) 07:26:56 ID:Fsaa70eY
保守
24名無し調教中。:2006/06/03(土) 13:41:46 ID:paIi9VpT
新ジャンル良かったです。
楽しい空想(妄想?)の世界をいつもありがとう。
25名無し調教中。:2006/06/03(土) 21:50:52 ID:uvObvCSH
うあー、こっちに新スレ立ってたんですね、
水曜からずっと気がつきませんでした(^−^;)。

久美子編こそこの板にぴったりな内容ですが、
私も今ひとつです。
普段はもっと残酷な責めのを読んでも、もっとやれーとか思うのですが、
いったい我々はこのスレに何を求めてるのでしょうw

26名無し調教中。:2006/06/04(日) 01:54:01 ID:GbgBzVAv
まとめサイト覗いてきました。
過去の経験から破壊されたい願望がある私なので、
また新しい妄想の世界へ入り込めそうです。
27名無し調教中。:2006/06/04(日) 07:25:16 ID:6nf4IvtL
保守
28名無し調教中。:2006/06/05(月) 12:11:37 ID:OmIOiryQ
保守ってアゲないとダメなの?
29名無し調教中。:2006/06/05(月) 22:37:04 ID:d/oyqaqf
俺も今回ばかりは生々しくて引きました…


初めてリクエストします。
久美子編のラストをハッピーエンドじゃなくてもいいのでもう一回書いてほしいです。
作者さん、どうかよろしくお願いします。
30名無し調教中。:2006/06/06(火) 03:46:12 ID:5HVQmGWW
>>29ラストはもう決まってしまったのだから書き直しはきかないと思いますよ。
確かに、私も今回は引きました…
しかし、一度決まってしまった話をまた書き直したりしたら…作品そのもののクオリティが下がります。
作者さんの書く話が好きなら、受け入れるべきでしょう。
しかし、確かに、このまま終わったんじゃ後味が悪いのも事実です。
そこでリクエストします。もし、よろしければ…久美子の復讐篇も書いていただけないでしょうか?
地獄を見た久美子が…千鶴のような強い女性になってゆくところが見たいです。
31名無し調教中。:2006/06/06(火) 07:37:37 ID:HU7prM2z
書きなおしして欲しいと言うわけではないですよ。
死霊のはらわたみたく、オリジナルも尊重しつつ別バージョンみたいな感じで。
32名無し調教中。:2006/06/06(火) 08:44:50 ID:5HVQmGWW
別バージョンですか?なるほどねぇ…
しかしラストが変わらなければ別バージョンにする意味が無いし、変えてしまえば話がややこしくなる…
例えば、これが小説ではなくシミュレーションゲームとかなら、マルチエンディングも有りでしょう。
しかし、これは、あくまでも小説です。まだまだ話は続いていくのに、サイドストーリーに、いちいち別バージョン作ってたりしたら、どんどん話がややこしくなりますよ。
それなら、久美子復讐篇に期待した方が良いのでは?
夫を助けようと必死に頑張った久美子なら、いつか必ず一矢報いる日も来ますよ。
33名無し調教中。:2006/06/06(火) 10:14:11 ID:KsBrct6m
宇宙人に殺されるのはよくてもヤッコに殺されるのはダメとは
みんな相当ヤッコ嫌いなんだねw。
34名無し調教中。:2006/06/06(火) 16:07:43 ID:p5dxZ5wi
これで何が問題あるの? 全然いいんと違うの?
35名無し調教中。:2006/06/06(火) 17:11:53 ID:5HVQmGWW
宇宙人とかだと有り得ないこと、フィクションと割り切って楽しめるけど…
ヤクザに掠われ監禁されて、いたぶられ…殺されるってのは全く有り得ない話じゃないからね。
奥さんや子供がいる人は、どうしても自分に置き換えて読んでしまうんじゃないかな?
所詮フィクションと解ってても妻子持ちにはキツイ話だと思うよ。
妻子持ちじゃなくても彼女がいる人なら、(特に美人の彼女がいる人なら)もし彼女がヤクザに掠われて監禁されて目の前で犯されてたりしたら嫌でしょ?
宇宙人に比べるとリアリティが有って生々しいから嫌悪感あるのも仕方ないよ。
36名無し調教中。:2006/06/06(火) 17:56:13 ID:rsZOsuOe
現実にも起きているよな・・これ以上に鬼畜な事件・・
37名無し調教中。:2006/06/06(火) 22:00:29 ID:lsZhOBj2
休日前夜・当日と、ずっとまとめ〜読み続けてましたが、作者さんスゴイ!私は千鶴編が大好きなんです。これからもずっと書き続けて下さいね!楽しみにしております!
38名無し調教中。:2006/06/07(水) 07:39:53 ID:6Q7x2z+B
保守
39名無し調教中。:2006/06/07(水) 11:30:40 ID:Xl7ae6Iv
夫が絶命する寸前に実験材料として転送されてれば・・・
40名無し調教中。:2006/06/07(水) 14:43:52 ID:yizOabxy
コンクリ積めを転送されてサイボーグにされて復習は?
41名無し調教中。:2006/06/07(水) 16:40:37 ID:4jHDsy9C
>>40それ、いいかもしれませんね。
42名無し調教中。:2006/06/07(水) 18:00:17 ID:qcI3NQJ8
ダンナが復讐するのは今までの作者タンの話の作りの流れから変だろう。
ヤクザが殺されるにしても宇宙人の気まぐれの何かであっさりアボンが
話の流れになじむと思う。
そして母娘は例によって宇宙人に改造され・・・。
43名無し調教中。:2006/06/08(木) 02:26:00 ID:wTIJtqpp
復讐するなら、やはり久美子が復讐すべきだろう。
わざわざフィクションであることを強調してから書いたこと、書き終わった後で批判も含めた意見を求めたことを見れば、今回のエピソードに関する作者の並々ならぬ意欲が感じ取れる。
恐らく作者にとっても初めての試みのはずだ。
ヤクザとゆう存在を美化して描く映画やドラマ、漫画や小説が数多く存在する昨今…ヤクザを憎むべき存在として描き切った作者の意図に心底ヤクザを憎む心を感じ取った。
俺も大嫌いだぜ。ヤクザはよ…一方的な暴力で弱者を捩伏せようとする奴らが死ぬほど嫌いだ。
44名無し調教中。:2006/06/08(木) 21:46:40 ID:NUiuImrK
保守
45名無し調教中。:2006/06/08(木) 22:52:04 ID:F6/iND6L
作者さんは久美子編で一皮剥けたんじゃねの? さんざ言い尽くされてるとは思いますが、「書きたいものを書いてください」。 今後の展開に期待しています。
46名無し調教中。:2006/06/09(金) 06:34:12 ID:macV30nV
確かに、善きにつけ悪しきにつけ、これほどまでに強烈な印象が残ったのは初めてだと思う。
自分は今まで千鶴が一番好きなキャラだったが、久美子の今後が非常に楽しみになりました。
作者さんの思うところを存分に作品にぶつけてください。
47作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 10:52:24 ID:mjEizlQa
2006年4月16日、護衛艦『あらなみ』は、幕僚本部からの緊急命令を
受けて、横須賀を出航した。この日、関東全域の陸海空の自衛隊駐屯地にス
クランブルがかけられたのだ。『あらなみ』は、総排水量5000トン、乗
組員370名の最新鋭護衛艦である。支持通り、戦闘配備のまま、相模湾に
到着した『あらなみ』のブリッジに、幕僚本部から詳しい作戦概要が伝えら
れた。
「なにっ、宇宙人のロボットを迎え撃て、だと!」
艦長である、高垣信宏一等海佐(51歳)が、通信電文を読み、声を荒げた。

「宇宙人と戦争をするのですか?」
副長の真鍋三佐が、怪訝な顔をする。日本政府は宇宙人の支配下にあり、自
衛隊も非常時には、ネオガイア星植民地総督府の指揮下に入るという条約が
交わされている。
「そうではないようだ。詳細はわからんが、何者かが宇宙人のロボット兵器
を奪って逃走しているらしい、との事だ」
「???・・・つまり、宇宙人内部の不始末の尻拭いを、我々にやれと」
「そう言う事だな。フンッ、政府の弱腰め!一体いつまで得体の知れん宇宙
人の言いなりになってやがる!宇宙人の犬になるくらいなら、安保条約でア
メリカの犬になっている方がまだましだぞ!」
生粋の自衛隊員である高垣艦長は憤りを隠せないようだった。その時、管制
官が報告してきた。
「哨戒ヘリからのデータが送られてきました。モニターに作戦図を投影しま
す。」
モニター上に、小田原市をふくむ、相模湾の地形、海図が映し出される。海
上には『あらなみ』を含む護衛艦4隻と、潜水艦1隻が展開し、小田原市上
空には哨戒ヘリ3機が旋回中である。その中で、機種名が表示されない光点
が一つ、急速に小田原市内を海岸方向に向けて、移動していた。
48作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 10:55:17 ID:mjEizlQa
「これが、そのロボットか?」
「そのようですな」
「市街地を出て海岸に現れ次第、目標に、対艦ミサイル『ハープーン』を打
ち込む。宇宙人のロボットを『ハープーン』で破壊出来るかどうかは、俺に
聞くな!」
「はっ、了解」
砲術長が、モニターを見ながら、発射ボタンに人差し指を乗せた。長い、緊
張した時が流れ、やがて海岸にあらわれた巨大なロボットの姿を視認した時、
ブリッジにいる一同は、驚きの声を上げた。
「は、裸の女だ!」
「あれが、宇宙人のロボットだってえのか?」
それは、想像していたのとは違い、かなり美人でグラマラスな、身長18メ
ートルの、裸の女が、バズーカ砲のような武器を持って出現したのだ。
「おいっ、見とれてないで、早く撃て!」
高垣艦長に即されて、砲術長は我に返り、あわてて発射ボタンを押し込んだ。
艦体中央部の4連装の発射機から、ハープーンが打ち出され、煙の尾を引き
ながら、巨人女めがけて飛んで行く。普通なら外れる筈のない誘導弾は、直
撃寸前に、恐るべき反射神経を持つ巨人女にあっさりとかわされ、むなしく
背後の港湾倉庫を炎上させた。
49作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 10:56:28 ID:mjEizlQa
「ハ、ハープーンが外れましたっ!」
「馬鹿な!ありえん!」
当然、対艦ミサイルであるハープーンは、鍛え抜かれた人間並みの運動神経
を持つ、巨人女を標的として狙うように想定して作られているわけではない。
攻撃されて怒り狂った巨人女は、バズーカ砲のような武器を『あらなみ』の
方角へ構えた。
「艦長!まずいです!」
真鍋副長が悲鳴を上げた。次の瞬間、巨人女の武器から発射された虹色の光
線は、拡散しして『あらなみ』を包み込んだ。乗組員全員が、艦体を揺さぶ
る激しい振動と、個々の体全体を分解されるような強烈な不快感に、精神的
ショックを受けて気を失った。こうして、時空砲の直撃をうけた護衛艦『あ
らなみ』は、現代の世界から、時の彼方へと飛ばされたのだった。
50作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 11:15:57 ID:mjEizlQa
 久美子編の、続編は書くつもりです。しかし、このエピソードは
本編の伏線になっているため、残念ながらスートーリーの変更は、
出来ません。

 久美子編には、確かにSF色が、ありませんが、よくある官能小説
と比べて、そんなに特殊な内容だとは、思えないのですが・・・。自
分としては現実に近い世界が舞台なので、逆に書きやすいでした。久
美子も秀雄も、読者の方が、感情移入がしやすいようにと思い、実際
に、どこにでもいそうなキャラにしてみました。

 自分では、一番、インパクトが少ないエピソードになる、と思っていた
のですが・・・
51作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 13:21:36 ID:mjEizlQa
1853年5月、相模の国の浦賀に、不老不死の女、久石千鶴はいた。
300年前の戦国時代に、日本へ戻って以来、日本中を放浪しながら、
宇宙人に対抗する組織づくりのために布教活動を行っていた。しかし、
切支丹同様、千鶴の広めようとする新興宗教は、幕府の厳しい弾圧を
受け、何度も解散させられ、八代将軍吉宗の治世に、千羽鶴教団と名
づけて設立した本格的な組織も、残念ながら20年前に、信者全員が
打ち首獄門にされて壊滅し、千鶴一人が、どうにか生き延びて身を隠
くしている、という有様だった。幕府の追求をかわして、千鶴は今、
世間の人間が世代交代をし、ほとぼりが冷めるまで、浦賀の冴えない
漁師松吉の女房として暮らしている。
「なあ、お千、もう一回やらせてくれよう」
松吉にしつこく迫られて千鶴は、うっとおしそうに顔をしかめた。
「朝、やったばかりでしょ。いいかげん、そろそろ漁にも出なくちゃ。
あんた、昨日も家でゴロゴロしてたじゃない」
松吉は、長年、娼婦として暮らしてきた千鶴の性技の虜になって、す
っかり、働く気をなくしてしまっている。もともとは村一番の働き者
の、腕のいい漁師だったのだが、隠れ蓑にするために、千鶴に目をつ
けられて、誘惑されて以来、完全に堕落してしまって、今では、酒と
セックスに溺れるばかりで、禄に漁に出ようともしない。遊女を妻に
した男として、村八分にもされている。
「なあ、頼む、もう一回だけ・・・口でやってくれよう」
「しょうがないわねえ」
52作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 13:22:56 ID:mjEizlQa
千鶴は、松吉のチンポを口に含むと絶妙な舌裁きで、今日は、2回目だと言
うのにあっと言う間に松吉を昇天させた。そして、腑抜けになった松吉を無
理矢理、漁に出させるために砂浜へ出た時、千鶴は信じられないものを、沖
合いに発見した。
(あ、あれは黒船?・・・じゃないわ)
千鶴が、わざわざこの時代の浦賀に住んでいたのは、ペリー提督率いる黒船
が来訪するのを見届けるためである。歴史が正しく動き、千鶴の元いた未来
に繋がっている事を、しっかりと確認したかったのだ。
(黒船っていうからには、黒い色をしていると思ってたんだけど・・・それ
に、ペリーの来訪は来月だった筈では・・・)
千鶴は、1900年前に学んだ日本史の記憶が間違っているのかと、自分を
疑った。しかし、沖合いに浮かんでいる、その船は、かなり大型で、船体は
グレーの色彩をしており、しかもたった1隻である。呆然と眺めていると、
やがて、その船はかなりの早いスピードで海岸に接近してきた。
「な、なんだ、あの船は!」
松吉が腰を抜かしている。千鶴も、もっとよく見ようと目を凝らす。
(げっ、ミサイルを積んでいる。後甲板に積んでいるヘリの機体には、海上
自衛隊って書いてあるわ・・・)
千鶴は、驚きと共に、急激に懐かしさに涙が込み上げてきた。1800年ぶ
りに目にする現代の船だった。
(懐かしがっている場合じゃないわ。何であんなものが、この時代に、突然
現れたのか調べなくちゃ。)
53作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 13:23:52 ID:mjEizlQa
「松吉、船を出して」
「へっ?」
「あの船に行きたいの」
「冗談じゃねえ。お千、危ねえよ」
千鶴は、嫌がる松吉に、無理矢理小船を焦がせて、沖に出た。攻撃さ
れないように、松吉の白フンドシを竿の先に結び付けて、白旗の代わ
りにはためかせる。松吉の小船が近付いて行くと、甲板上には、自衛
隊の制服を着た男達が現れた。
「な、南蛮人だ・・・」
「違うわ。あれは、あたし達と同じ日本人よ・・・未来のね」
護衛艦『あらなみ』の船腹に接舷した、千鶴と松吉は、自衛隊員達に
よって甲板に引き上げられた。
「おい、ここは、一体どこなんだ?」
自衛隊員たちの中から進み出てきた真鍋副長が、千鶴に尋ねた。
「ここは、日本の浦賀です。ただし、今は、嘉永6年です。来月には、
この場所にアメリカのペリー提督が率いる、4隻の黒船が来ます」
「な、なんだと、嘉永6年?ペリー?貴様、何のことを言っているん
だ・・・」
「副長、わかりました、我々は宇宙人の兵器でタイムスリップしたの
です」
横から割って入ってきたのは哨戒ヘリのパイロット、原田明人一等海
尉(32歳)だった。原田一尉は、数週間前、この時代に『あらなみ』
が出現して以来、何度もヘリで、付近の偵察に出ている。彼が上空か
ら見たのは、大江戸八百八町と、徳川将軍の住む、江戸城の姿だった。

54作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/09(金) 13:24:53 ID:mjEizlQa
「しかし、女、なぜそんな事を知っている。お前もタイムスリップしたのか

「え・・・ええ、そうです。あたしも21世紀から来ました・・・」
千鶴は、不老不死である事は、語らなかった。説明すると話がややこしくな
りそうだったからである。ひょっとしてこの護衛艦が、なにかの拍子に、反
動で再び、現代へタイムスリップするのであれば、千鶴も一緒に帰れるかも
しれない。
「松吉、先に家に帰っていいわよ。怖いんでしょ。あたしは、この人達に、
岸まで送って貰うから」
「う、うん・・・」
松吉は、よほど怖かったのか、飛ぶように小船を漕いで海岸へと帰っていっ
た。それが、千鶴が松吉と交わした最後の言葉だった。千鶴は現代に戻るた
めに、同じ現代人のいる『あらなみ』に同乗し、行動を共にしようと決めた
のだった。
55名無し調教中。:2006/06/09(金) 13:49:39 ID:ODcieHTK
>自分では、一番、インパクトが少ないエピソードになる、と思っていた
>のですが・・・
ダイレクトに反応のある掲示板連載ゆえの醍醐味ではないですか。
作者タンはこの状況を楽しんで書き続ければ良いと思いますよ。
56名無し調教中。:2006/06/09(金) 18:56:04 ID:eWrtwfHM
【岡田有希子】自殺関連切抜き・幻の写真あり
http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1149770678/
57名無し調教中。:2006/06/10(土) 05:28:30 ID:k+e2NXwz
保守
58名無し調教中。:2006/06/11(日) 07:29:35 ID:CjW3uQQE
保守
59名無し調教中。:2006/06/12(月) 10:23:32 ID:35Anp3OE
保守
60名無し調教中。:2006/06/14(水) 10:06:13 ID:akmokWtD
ほっしゅ
61作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 10:48:28 ID:hdKN/N38
千鶴は、『あらなみ』の資料室で、2004年の2月に、自分が過去に飛ば
されてから、現代で起こった事柄についての情報を得る事が出来た。自分が
宇宙人の実験で過去に送られた直後に、アメリカと宇宙人の間で、大規模な
戦闘が行われ、結果的に不時着した宇宙人の母艦によって日本のさざなみ市
が占領下におかれた。そして、2005年の3月に、ネオガイア星人と敵対
するムカデ型の宇宙人が襲来すると、それに乗じて、日米を中心とする多国
籍軍が反撃を開始し、一旦はさざなみ市を解放するのだが、星の彼方より飛
来した救援艦隊によって今度は日本全体がネオガイア星人の支配下に置かれ
ることになった事を知った。
「つまり、現在の日本は、幕末のアジア諸国と同じように、宇宙人に対して
不平等条約を結ばされているわけです」
千鶴に親切に説明してくれたのは、広報官の牧村真沙子三尉(25歳)だっ
た。通常、護衛艦に女性自衛官は搭乗しないのだが、たまたま、ミリタリー
雑誌の取材の打ち合わせに、横須賀に停泊中の『あらなみ』を訪れていた際
に、『あらなみ』が緊急出撃命令を受け、下艦する余裕がなかったのだ。
『あらなみ』で唯一の女性自衛官である真沙子は、千鶴に親近感を持ち、何
かと親切にしてくれた。
「それじゃあ、差し詰め、さざなみ市は、19世紀に中国からイギリスに租
借された香港ってとこかしら」
千鶴は、飲み込みが早かった。
62作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 10:53:20 ID:hdKN/N38
「そう、まさにそうなのよ。さざなみ市は、宇宙人のオーバーテクノロジ
ーと、地球外からの経済効果で、様変わりし、地球における、宇宙への唯
一の窓口になっているわ。あたしは、まだ行った事がないけれど、さざな
み市には宇宙港があり、宇宙からの観光客が訪れ、他では手に入らないよ
うな薬品や、機械部品を売るショップがあるそうよ」
「・・・」
千鶴は、複雑な思いだった。地球文明の進歩のためには、宇宙人を受け入
れるしかないのだろうか?しかし、自分やその他、多勢の地球人に対して
加えられた、数々の酷い生体実験を、このまま黙って見逃すわけにはいか
ない。
「じゃあ、今の日本はうまくいってるの?」
千鶴は真沙子に尋ねた。真沙子は首を横に振る。
「そうじゃないわ。さざなみ市には、世界中から誘拐された地球人が、彼
らの用途に合わせて、生まれもつかない姿に改造され、奴隷として慰み者
になっているのよ。それに、宇宙に向けて大量の地球人奴隷を輸出してい
るという噂もある」
(やはり、そうか。やつらは敵だ。なんとしても、地球から追い払わなけ
れば!)
千鶴は、燃えるような憎しみが湧き上がってくるのを感じた。
63作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 10:55:18 ID:hdKN/N38
「日本以外の他の国はどうなってるの?」
「今の所、宇宙人の直接支配を受けているのは日本だけです。アメリ
カは、相変わらず、宇宙人に対して強硬姿勢を崩していません。いず
れ機会を見て、また反撃を加えるつもりなのでしょう。中国、ロシア
は静観しています。しかし、彼らも宇宙人の科学技術を手に入れたい
らしく、さざなみ市にスパイを送り込んで、必死にオーバーテクノロ
ジーの産物を買い漁っているらしいの。あたしが聞いた情報によると、
CIAも日本での情報収集を活発化させていて、さざなみ市は世界中
の諜報機関が集まって、さながらスパイ天国のような様相になってい
るらしいわ」
「じゃあ、まだ宇宙人の軍門に下ったのは日本だけなのね」
「ええ、そうよ。ヨーロッパの国々は地球の裏側の出来事なので、そ
んなに危機感は持っていないみたい。でもインドは怒っているわ。宇
宙からの攻撃で都市を丸ごと一つ消されて、百万人以上の犠牲者を出
したから・・・あと、これは、宇宙人と関係があるかどうかわからな
いけど、南米の国々でネオナチの影響力が強まっている」
「ネオナチ?」
64作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 10:56:14 ID:hdKN/N38
「うん・・・でも、この組織の事は、よく判らないわ。ヒトラーの孫
だって言う、影の指導者がいるらしいの。『ヒトラー3世』って名乗
っているらしいんだけど、本当にヒトラーの血を引いているかどうか
は眉唾ね」
千鶴は、その名前には心当たりがあった。1900年前、現代の日本
で公安調査官をしていた頃、公安庁の極秘ファイルでその名を見た記
憶がある。
(確か、潜入調査を行っていた新人の調査官が、身元がバレて、ネオ
ナチを名乗る組織に拉致されたと聞いたような・・・)
その組織の監視を担当していたのは、千鶴の所属する2課ではなく、
別の課が担当していたため、詳しいことは知らない。
(早く、現代に戻らなきゃ・・・)
現代の情勢は、予断を許さないようだ。過去の世界を、なす術もなく、
ただ放浪しているだけの千鶴は、焦りを感じた。
65作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 11:30:40 ID:hdKN/N38
浦賀沖を航行する『あらなみ』の作戦室で、今後の行動についての会議が行
われ、千鶴も出席した。高垣艦長、真鍋副長、原田一尉、牧村三尉など他、
砲雷長、航海長、機関長などの士官クラスが集まっていた。
「艦長と相談した結果、現代に戻る方法を提案する。それについて、みんな
の意見を聞きたい」
真鍋副長が切り出した。全員固唾を呑んで、次の言葉を待っている。
「『あらなみ』は人為的な力で過去に飛ばされた。当然、物理学的には、振
り子のようにその反動があるはずだ。しかし、この時代に到着してからすで
に、1ヶ月が過ぎたが、いくら待ってもその反動が来る気配はない。そこで
だ、我々の方から自然界に働きかけようと思う」
「そんな事が出来るのですか?」
機関長が尋ねた。
「ふむ、つまり、我々が歴史を変革しようとすればいい。そうすれば自然界
が我々を異物と感じ、現代へ戻してくれるだろう」
「なるほど、確か、そんなSF映画が、昔ありましたな」
「あ・・・ああ、そうだな・・・で、具体的な方法として、来月、浦賀に現
れるペリー艦隊に攻撃を加えようと思う。黒船と言えば歴史のビッグイベン
トだ。時の神は、歴史を守るために我々を現代に戻してくれるに違いない」
何の根拠もない理屈だった。彼らは全員自衛隊員で、物理学者ではない。な
んとなく、思うがままの感覚で計画を立てているのだ。しかし、藁にもすがり
たい思いの自衛隊員達は、誰も反論しようとしなった。
「やりましょう、艦長!それで現代へ戻れるのなら!」
「私も賛成です!」
「ああ、これで妻と子供に会える!」
希望に胸を躍らせる自衛隊員たちを眺めながら、なぜか千鶴は漠然とした不
安を感じた。
66作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 13:43:40 ID:hdKN/N38
1853年5月、上海を出航した4隻の黒船は、琉球を経由し、日本に開国
を求めるために、太平洋を北上していた。旗艦サスケハナの船上では、マシ
ュー・カルブレイス・ペリー提督(59歳)が、まだ見ぬ国、日本に思いを
馳せ、海を眺めている。
「日本人は、全員、頭にピストルを乗せているというのは本当か?」
「あれは、ピストルではありません。チョンマゲというヘアースタイルなの
です」
水先案内に連れてきた日本通のオランダ人が説明した。
「日本人は、いまだに剣と火縄銃で戦争をする野蛮人と聞いている。もし、
開国を断ったら、最新式のパクサンズ砲でショーグンの住む城を、火の海に
してやる」
ペリー提督は自身に満ち溢れていた。彼の座乗するサスケハナ号は、船体の
両側に蒸気機関で駆動する巨大な水車を持ち、従来の帆船とは違い、8ノッ
トの高速で、風に逆らって航行することが出来る。そしてその兵装は、殺傷
能力の高い、炸裂式のパクサンズ砲を装備していた。
「わが、アメリカ合衆国の極東戦略の第一歩として、日本を、アジアにおけ
るアメリカの補給基地とせねばならん。わが国は、いずれヨーロッパに変わ
り、世界を支配するのだ」
ペリーは愛国心に燃える、生粋のアメリカ軍人だった。
67作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 13:44:48 ID:hdKN/N38
1853年(嘉永6年)、6月2日、『あらなみ』の3次元レーダー
は、北上するペリー艦隊4隻の船影をキャッチした。原田一尉の操縦
する哨戒ヘリ、SH60Kが上空からも、位置データを送ってくる。
「目標、4隻。速度4ノットで、艦隊を維持しつつ、北北東へ移動中。
距離63キロ」
「63キロか、ハープーンの射程圏内だな」
高垣艦長が、つぶやいた。
「どうします、艦長。今ここで発射すれば、ハープーン4基でカタが
つきますが」
「よし、やろう。目標、ペリー艦隊だ」
高垣艦長は声が震えるのを、自分で感じた。歴史に介入しようという
のだ。砲術長が、モニターを見ながら発射ボタンに指を乗せる。その
時、ブリッジに千鶴が入ってきた。
「すぐに、作戦を中止して下さい。ペリー艦隊を撃沈しても、現代に
は戻れません!」
「今更、なんだね、君は?」
「よく考えてください。もし、歴史が変われば、あたし達が知ってい
る現代とは、別の世界に帰り着くことになる・・・」
千鶴は数週間考え抜いた末、歴史を変革しても、もといた世界には、
帰り着けないという結論に達したのだ。
「何を、わけの判らんことを言っとるのかね。攻撃は中止出来んよ」
「もし、聞いて頂けないのなら・・・」
千鶴は、護身用に渡されていた拳銃を、高垣艦長に向けた。
68作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 13:45:48 ID:hdKN/N38
「な、何をする!」
「あたしは、なんとしても元いた未来に帰りつかなければならない。
あたしをこんな目に合わせた宇宙人に復讐するために!」
「おいっ、誰かこの女を、取り押さえろ」
ブリッジの自衛隊員達が、一斉に立ち上がった。千鶴は、こうなった
以上、犠牲もやむ得ない、と判断し、艦長に向けて引き金を引く。銃
声は鳴ったが弾は出なかった。
「???」
「あ、それ、訓練用の空砲だよ。ごめん、間違えて渡してたみたい。
そう言えば、普段から、あんまり実弾の入った拳銃は置いてなかった
んだ。」
(くそっ!平和ボケの自衛隊め!)
千鶴は、拳銃を投げ捨てると、隊員の一人に体当たりを食らわせた。
「砲術長!かまわんから早く、発射ボタンを押せ!」
「了解!」
対艦ミサイル、ハープーン4基が発射された。青い空に弧を描き、遥
か遠くのペリー艦隊へ向け飛んでいく。
(歴史が、変わってしまう!)
千鶴が暴れながら、観念した時、砲術長が叫んだ。
「ハープーン全基、目標に到達せず!空中で破壊されました!」
「どういうことだ!」
「上空に未確認飛行物体発見!」
真昼の空に、光の玉が5つ、編隊を組んで飛行していた。まっすぐに
『あらなみ』の方角を目指して飛んでくる。
69作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 13:47:04 ID:hdKN/N38
(や、やつらだ・・・時間警察・・・)
千鶴は、長年の経験から瞬時に状況を把握した。
(逃げなければ・・・やつらは、『あらなみ』を破壊するつもりだ。
時の神は、あたし達を、元の時代に戻してくれる、なんていう優しい
気持ちは、1カケラも持ち合わせていない・・・それどころか、重大
な罪を犯したあたし達は、皆殺しにされるわ!)
千鶴は、ブリッジを飛び出した。外階段のタラップからためらいもな
く、海面へダイビングをする。逃げ足の速さは、超一流だった。
「何か、わからんが、邪魔するならシースパローで撃ち落とせ!」
高垣艦長が喚いた。対空誘導ミサイル、シースパローが発射されたが、
エネルギーバリアで守られている光の玉を撃ち落す事は出来なかった。
『時空漂流物ノ1ツヲ発見シタ。タダ今ヨリ、完全ニ破壊スル』
『危ナイ所ダッタ。歴史ガ変革サレル直前ダッタ』
『多元宇宙ハ認メナイ。歴史ハ分岐サセテハナラナイ。アラカジメ決
メラレタ通リニ歴史ヲ進行サセルノダ』
『歴史ヲ変エヨウトスルモノハ、容赦ナク抹殺シロ』
未確認飛行物体から、雨のように光線が発射された。稲妻のようなその
光は、『あらなみ』の船体を直撃し、炎上させた。
「右舷中央部より浸水!」
「艦首に被弾!」
光線の一つが機関部に直撃し、船体が真っ二つに割れた。
「総員退避―っ!艦が沈む前に、船から離れろ!」
陸に向かって必死に泳ぎ続ける千鶴は、『あらなみ』が噴煙を上げなが
ら沈んでいく様を目撃した。上空には、時間警察のタイムマシンが舞い、
執拗に、沈み行く『あらなみ』に光線を降らせている。時間の漂流者達
は、歴史の改変に失敗したのだ。
(あと、150年、生き延びなければ・・・現代に戻る方法はやはり、
それしかないわ)
千鶴は、陸地に着いたら、夫の松吉の元へは戻らず、どこか、日本の別
の場所で一旦は壊滅した千羽鶴教団を、再興しようと心に決めた。なん
としても、150年後に宇宙人を迎撃するための組織を育て上げるのだ。
70作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/14(水) 13:49:09 ID:hdKN/N38
千鶴編おわりです。
だんだんエロを入れることすら難しくなってきた。

次のエピソードで挽回しよう
71名無し調教中。:2006/06/14(水) 13:49:51 ID:akmokWtD
キター!
ワクワクドキドキ♪
72名無し調教中。:2006/06/14(水) 16:04:43 ID:IU3W/qGP
>>70
エロ無くてもスゴクオモロ!!!!!
作者タソのお好きに進めてください〜ノシ
73名無し調教中。:2006/06/14(水) 17:31:09 ID:+gUn5X1w
むしろ大好きなんですが
74名無し調教中。:2006/06/15(木) 06:19:01 ID:/mfdxBkz
>>70エロは別に無くてもいいですよ。
無理に入れる必要も無いですし。
75作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/15(木) 18:44:18 ID:l4HJ42Ow
埼玉県のある公立高校で、2006年の4月、毎年恒例の入学式が行われた。
その中の、あるクラスの男子生徒の間では、一人の美少女が、話題になって
いた。
「おい、あいつ、すっげえ可愛いな」
「ああ、高原だろ。なんか、色っぽいな。高校一年生には、とても見えない
よ」
グレーのブレザーと、チェックのスカートがよく似合う、その女子生徒は高
原玲華だった。色白のハッキリした顔立ちの美少女だったが、目線がきつく、
どこか崩れたような退廃的なオーラを漂わせている。
「彼氏とか、いるのかなあ」
「何だ、お前、知らないのか?あいつは、ああ見えて、とんでもない不良な
んだぜ。何せ、中学時代に、子供を二人産んだって話だ」
「嘘だろ!いくらなんでも、ありえねえよ」
「嘘じゃないって、俺、あいつと同じ中学校だもん。」
「もし、それが、仮に本当だとして、じゃあ、その子供の父親は誰なんだ?」
「それが・・・判らないんだ」
「やっぱり、嘘じゃねえか!」
「嘘じゃねえよ。それだけじゃない。あいつの家に行った友達の話によると、
あいつの兄ちゃんは、家のガレージにある犬小屋で、本物の犬みたく、裸で
暮らしているそうだ」
「馬鹿!俺達が、そんな子供騙しのホラ話を信じるわけねえだろうが!」
男子生徒達が口論を始めるのを聞きながらも、玲華はすました顔をしていた。
クラスで、どんな噂が立っても、どうすることも出来ない。彼らが言って
いる事は全て本当の事だし、実際には、もっと衝撃的な秘密が、高原家には
山のようにあるのだ。
76作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/15(木) 18:45:23 ID:l4HJ42Ow
(うっ、また気持ちが悪い・・・吐きそう)
玲華はあわてて席を立つと、女子トイレに駆け込んだ。3人目の赤ち
ゃんが胎内に息づいているのだ。
「オエーッ、オエーッ」
(今度は、誰の子供なんだろう!お兄ちゃんかしら・・・)
玲華は嘔吐感に苦しみながら、考えた。また、あの出産の苦しみを味
合わなければならないのか、と考えると憂鬱になってくる。
「あれ高原さんよ。また子供が出来たんじゃない」
「なーに、考えてるのかしら、あんな奴、退学にしちゃえばいいのに」
「一体、あの子、どういう家庭環境なの」
同級生の女子生徒達は、ひそひそと陰口を叩いている。嘔吐が収まっ
た玲華は、キッと彼女達の方を睨み付けると、洗った手をハンカチで
拭き、スタスタと教室へ戻って行った。
(あたし、負けないわ。可愛いアキレスや、犬美を育てなくちゃいけ
ないんだもの。)
犬美というのは、今年の1月に生まれた、玲華の2番目の赤ちゃんで
ある。名前は、テミストクレスが命名した、女の赤ちゃんだった。父
親は、父の博和か、兄の篤志かどちらか判らない。血液型からは、ど
ちらの可能性も考えられる。
『立派な、メス犬に育つように、名前は犬美にしよう。ガハハハハ!』
一家の支配者である宇宙人、テミストクレスの高笑いが耳に残っていた。
彼は、どこまで高原家を不幸にすれば気が済むのか。
(オッパイが張って、胸が痛いわ)
玲華は、そっと、新しい生命の息づいている、自分の下腹部を撫でた。
77名無し調教中。:2006/06/16(金) 01:18:49 ID:RETVtljj
遅い時間にオツー♪
78名無し調教中。:2006/06/16(金) 11:04:59 ID:Yj67pcHb
この家族、お待ちしておりました。ワクワクしながら期待してます。
79名無し調教中。:2006/06/17(土) 04:50:23 ID:YRwk4WuH
あれ?確か、玲華の第二子の名は豚子では?
80名無し調教中。:2006/06/17(土) 04:58:41 ID:YRwk4WuH
まとめサイト読み直しました。豚子は良枝と篤志の子でしたね。失礼しました。
81名無し調教中。:2006/06/20(火) 15:04:20 ID:YyFe7qP1
保守
82千鶴好き:2006/06/21(水) 08:09:19 ID:MKL5mYzY
作者様お疲れさまです。次回も千鶴編期待してます!
83名無し調教中。:2006/06/21(水) 20:17:41 ID:6PgWURIF
子供の前でレイプされる母親久美子と、強制近親相姦の高原家! 今夜のオカズはどっち!
84名無し調教中。:2006/06/23(金) 02:10:02 ID:TIx/iRJu
捕手
85名無し調教中。:2006/06/23(金) 22:02:50 ID:0Ag2rGmm
ほしゅ
86名無し調教中。:2006/06/26(月) 05:56:22 ID:QThlBl3h
ほしゅ
87名無し調教中。:2006/06/27(火) 16:54:58 ID:BuIffnAD
マチワビテル
88名無し調教中。:2006/06/28(水) 01:08:26 ID:BO+wDXtj
全スレで作者タンがが言ってたけど、
奴隷家族ネタは構想不足で書けないんじゃない?

もしそうなら無理してリクに答えなくていいよ
書きたいもの書くのが一番面白いです。
89名無し調教中。:2006/06/28(水) 01:42:40 ID:9PO5mnF7
正直、奴隷家族は惨すぎて萌えない・・・・・。

90名無し調教中。:2006/06/28(水) 05:05:31 ID:/p+8DfWW
自分もだ
アイツを家族揃ってぶっ飛ばしてホスイ
91作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 10:40:24 ID:udY9+r39
入学式から数日たった、ある日の放課後、玲華は担任の女教師に、職員室へ
呼び出された。
「高原さん、あなたの事は、出身中学の先生から、よく聞いているわ。いろ
いろと複雑な御家庭のようね」
担任の先生は、古文を受け持つ、鳥居文枝という28歳の既婚の女教師だっ
た。
「はい・・・」
玲華はうなだれた。またその話か、という気持ちを顔に出さないように、ぐ
っと堪える。
「あなた、子供さんが二人いらっしゃるんでしょう?あたしも、結婚している
けど、まだ子供はいないのよ。何か、事情があるんでしょうけど、一度、親御
さんに、直接、お話を伺った方が良さそうね。」
文枝は、教師暦6年の経験があったが、このような問題児を担任するのは初め
てだった。
「お話・・・ですか?」
「そう、家庭訪問させて頂くわ。それで、都合のいい時間を、お母さんと打
ち合わせしたいんだけど」
「うちの母は、専業主婦なので、いつも家にいます。でも、家庭訪問は止め
た方が・・・」
文枝は、引き下がらなかった。
「担任として、そう言う訳にもいかないのよ。あたしは、子供を産むのが悪
いって言ってるんじゃないのよ。ただ、きちんと事情を聞いておかないとね」
「ええ、じゃあ、伝えておきます」
(知らないわよ、どうなっても!)
玲華は、心の中でつぶやいた。
「では、失礼します」
職員室を出て、帰宅するために学校から下校した。その途中、玲華は、駅前
で募金を、募っている奇妙な一団を目撃した。
92作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 10:41:48 ID:udY9+r39
「募金をお願いしまーす。世界の恵まれない人達のために、募金をお
願いしまーす。私達は、宇宙人の拉致、戦争による被害者の方たちを
救うために、日夜、活動をしていまーす。」
宇宙人、と言う言葉に惹かれて、玲華は立ち止まった。
(あたしも、宇宙人の被害者だわ。救うなら、あたしを救って欲しい
わ)
その一団は、かなり奇妙な格好をしていた。白装束に、頭には、鳥を
模した嘴付きのフードを被っている。全部で5人いたが、性別も年齢
もバラバラで、小学生ぐらいの子供や、若い女も混じっている。彼ら
が着ている、昔の修験者のような白装束の胸には、鶴のマークが刺繍
されていた。
「募金をお願いしまーす。これは、幸運を呼ぶ『幸せの折鶴』です。
一羽千円で、千羽、集めると、あなたの魂は、救済されます」
若い女が、立ち止まった玲華に離しかけてきた。手に持っているのは、
どうみても、普通の色紙で折った、ごく普通の折鶴である。
「あ・・・でも、あたし、今、お金持ってませんから・・・」
「じゃあ、これを、どうぞ。あたし達の活動内容を書いたパンフレッ
トです。毎週、日曜日に、ここに書いてある場所で、講演をやってま
すから、よかったら一度、お話だけでも聞きに来て下さい」
玲華は、手渡されたパンフレットに目を通した。『千羽鶴教団』と書
いてある。キャッチフレーズは、『宇宙人からの解放を目指して、未
来に羽ばたけ!』と言う文句だった。
(世の中で、宇宙人に苦しめられているのは、あたし達一家だけじゃ
ないんだわ・・・あいつを何とかしなければ)
93作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 10:43:22 ID:udY9+r39
スキンヘッドの中年の白人の顔が、玲華の頭を、よぎった。しかし、家族全
員が首に奴隷管理用の首輪を嵌められているため、実際には誰も反抗する事
が出来ない。少しでも反抗しようとしたり、命令に逆らったりしたら、セン
サーが脳波の異常を感じ取り、強烈な電流が流される仕掛けになっているの
だ。しかも、玲華は、強制妊娠だったとは言え、憎むべき宇宙人、テミスト
クレスの子供を出産してしまっている。玲華はパンフレットだけ受け取ると、
歩きながら読み始めた。パンフレットによると、この教団の起源は江戸時代
に遡り、開祖は女性だったらしい。その女性は、予知能力を持っていて、現
代に至るまでの歴史的な出来事を全て把握しており、宇宙人の襲来も教団創
設の時点から予想していたと書いてあった。しかも、その教祖は、不老不死
で、古代から生き続けていた、とある。
(あまりにも馬鹿げているわ。単なる新興宗教ね。でも、宇宙人からの解放、
って言うスローガンには惹かれるわ)
玲華は、家に着くまでの間、食い入るようにそのパンフレットを読み続けた。
家に帰ればまた、翌朝、学校へ出掛けるまでの間、全裸でテミストクレスに
奉仕しなくてはならない。
(ああ、神様!あたし達を助けて!このままでは、一家全員、地獄に落ちる
わ!)
玲華は日々の屈辱と、近親相姦の罪悪感から、藁にもすがりたい思いだった。
94作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 14:26:58 ID:udY9+r39
 高校教師、鳥居文枝(28歳)は、その日の授業が終わった夕刻、高原玲
華の自宅を家庭訪問するため、マイカーである軽自動車で住宅街をドライブ
していた。散々、道に迷った挙句、高原家に到着すると、近くの道路脇に自
動車を止めて、玄関の前まで徒歩で歩いた。
(結構、立派な家ね。中学生で子供を二人も産むような生徒の家だから、も
っと荒んでいるのかと思ってたけど)
高原家は、一戸建ての、真新しい住宅だった。新築されてから、そんなに年
数は経っていないのだろう。文枝は、ドアのチャイムを押そうとして、ガレ
ージの奥にある犬小屋に目を止めた。そこで、何かが動いたのだ。
(犬を飼っているんだわ)
文枝は、それ以上、特に気にも留めず、チャイムのボタンを押した。ピンポ
ーンと言う音が鳴り、しばらくするとドアの内側から、用心深そうな女性の
声がした。
「どなたですか?」
「玲華さんの高校の担任の鳥居と申します。家庭訪問に来させて頂きまし
た。」
ガチャリ、とドアが開いて母親が出てきた。文枝はその姿を見て愕然とし
た。40代前半らしいその女性は、裸にエプロンの姿だったのだ。明らか
に、身にまとっているのはエプロンだけで、下着はつけていないようであ
る。しかも妊娠しているのか、下腹部が大きく盛り上がっている。
「あ・・あの・・」
「鳥居先生ですね。玲華からお話は伺っています。どうぞ、遠慮せずに、
お上がりになって下さい。」
95作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 14:28:10 ID:udY9+r39
母親の良枝は、戸惑っている文枝にスリッパを勧めた。エプロンで隠してい
るのは前だけで、後ろ姿を見ると、全く何も着ていないようで、裸の背中と
御尻が丸見えである。家の奥からは、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。そ
れも一人ではないようだ。
「さあ、どうぞ。すぐにお茶とお菓子をご用意いたしますわ」
「え・・ええ・・どうも、お気遣いなく」
文枝は、あっけに取られながら、靴を脱ぐと高原家に上がった。良枝にリビ
ングへと案内される。
「うちは、今、小さい子供が多くって。ちょっと、うるさいかもしれません
が、我慢してくださいね」
リビングのソファには、白人の大男が一人、どっかと座ってテレビを見てい
た。スキンヘッドのその男からは、恐ろしい威圧感が発散されている。男は、
部屋に入って来た文枝の方をギロリと睨んだ。
「テミストクレス様。玲華の担任の先生でございます。家庭訪問だそうで、
すぐに終わりますので」
良枝は、うやうやしく、その白人男に言った。なぜかひどく、その男を恐れ
ているようだった。
「ああ」
嘗め回すように、文枝の顔と体を見ていた白人男は、それだけ言うと、再び
テレビの画面に視線を戻した。
「どなたですの?」
「うちに同居しているギリシャ人の留学生の方です」
良枝は答えた。
(留学生?かなりの年齢のように見えるけど。ひょっとして高原玲華の子供
の父親って、この白人男性じゃ・・・)
96作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 14:29:39 ID:udY9+r39
文枝は、怪しんだ。そして座布団に腰を下ろし、裸にエプロンの良枝
がお茶を用意している間、ふと窓の外を眺めると、先程の犬小屋が目
に付いた。
(げっ、人間?)
玄関からは死角になってよく見えなかったのだが、その犬小屋に繋が
れているのは、犬ではなく、全裸の若い男だった。
(どうなってるの、この家は!)
文枝は自分の目を疑ったが、どう見てもそれは人間の男だった。
「先生、あれは、あたしのお兄ちゃんよ」
いつの間に、リビングに入って来ていたのか、玲華が傍に立っていた。
玲華も全裸で、首に金属の首輪を嵌めているだけである。
「た、高原さん・・・これは、いったい?」
「だから、うちには、来ない方がいいって言ったじゃない」
その時、テレビを見ていた白人男が、不意に声をかけてきた。
「玲華、フェラチオだ。」
「はい、テミストクレス様」
全裸の玲華は、ソファに座っているテミストクレスの前に跪くと、ズ
ボンのチャックを下げ、ぐんにゃりとしたチンポを取り出すと舌を伸
ばしてフェラチオを始めた。
「高原さん!何をしているの!」
さすがに文枝が、金切り声を上げて、二人の行為を制止しようとした。
「鳥居先生、お茶でも、どうぞ」
おっとりとした良枝が、お茶とお菓子を運んできた。娘の破廉恥な行
為を目撃しても、この母親は、顔色ひとつ変えようとしない。
「おいっ、良枝。その先生には、お茶じゃなくて、お前の母乳ジュー
スを飲ませてやれ。絞りたての新鮮な奴をな。ガハハハハ!」
「はい、テミストクレス様」
良枝はエプロンの下から右のオッパイを引っ張り出すと、空のコップ
に、両手で母乳を搾り出し始めた。
「お、お母さんまで、何をやってるんです!」
文枝が、パニックになる。
97作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 14:34:28 ID:udY9+r39
「どうか先生。あたしの母乳ジュースを召し上がって下さい。テミストクレス
様の御命令なんです」
「い、いったい、この家はどうなってるの?異常だわ!どう考えてもこれは、
問題だわ。学校に戻ったら職員会議で報告しなくっちゃ。事と次第では、警
察にも・・・」
思わず口走った文枝の言葉に、テミストクレスが、キッと鋭い視線を投げか
け、おもむろに、フェラチオをしている玲華の顔を払いのけると、ソファから立
ち上がった。
「そんな事をされちゃ、困るんだよ、先生。せっかく築き上げた。俺様の平和
な生活が、台無しになるじゃないか」
テミストクレスの右手には、ポケットから取り出した、麻痺銃が握られていた。
「大人しくしてれば、無事に帰してやったんだが・・・騒ぎ立てようってんなら、
お前も、俺の奴隷にするしかないな」
「あ、あなた、何者なんです!こんな事して、ただで済むと思ってるんですか!
犯罪ですよ、これは!」
文枝が身の危険を感じて叫んだ。テミストクレスは薄ら笑いを浮かべている。
「俺か?俺は、元ネオガイア星宇宙艦隊のテミストクレスだ。今は脱走兵だがね」
麻痺銃が発射され、文枝は気を失った。
98名無し調教中。:2006/06/28(水) 14:54:47 ID:nzXu6FTL
先生あやうし!w
99名無し調教中。:2006/06/28(水) 15:08:06 ID:1bf6wVGp
まさしく、『キジも鳴かずば撃たれまい』ってやつですな。
馬鹿な先生だ…w
100作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 21:23:58 ID:udY9+r39
どれくらい気を失っていたのかは、判らない。文枝が目を覚ますと、首に
金属の首輪が嵌められていた。
「これからは、お前も、こいつら家族同様、俺の奴隷になるのだ。まずは
オマンコの味見をしてやる。裸になって、俺の腰の上に跨れ」
テミストクレスと呼ばれている白人の男が、いきなり高圧的な態度で命令
してきた。文枝はその言葉を無視し、この家から出るために玄関へ向かお
うとした。その瞬間、首輪から強烈な電流が流れ、文枝は絶叫した。
「ぎゃああああ!」
「馬鹿め。俺の命令に逆らえば、痛い目に合うだけだぞ。大人しく、裸にな
った方が、お前の身のためだ」
「う・・うう・・こんな事して・・ただで済むとでも・・ぎゃあああああ!」
文枝は、なかなか裸になろうとしなかったため、何度も何度も首輪から電撃
を受ける羽目になった。そして7回目の電撃を受けた後、朦朧とする意識で、
とうとう自分から服を脱ぎ始めた。
「はじめから、そうしていれば、痛い目に合わなくて済んだんだ。この馬鹿
女め」
文枝は、女教師らしい地味なブラウスとスカートを順番に脱いでいった。清楚
な純白のパンティとブラジャーを脱ぎ去ると、小ぶりの乳房とヒップが露わ
になった。
「貧相な体だな。まあ、いい、こいつらを犯すのは、さすがの俺も厭きてきた
所だったんだ。」
101作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 21:24:37 ID:udY9+r39
テミストクレスは、2年間に渡って、良枝と玲華、長女の沙貴を、毎日のよう
に嬲り者にしており、さすがに、別の新しい獲物が欲しくなっていた。テミス
トクレスは、文枝の体を抱き寄せ、唇に吸い付くとディープキスをした。
「む・・ぐぐ・・」
女教師である文枝は、職場結婚をするまで男性と付き合った事がなく、結婚
してからも一度も浮気をした事がなかった。つまり、夫以外の男性に抱かれ
るのは生まれて初めてだったのだ。
「おい、もっとネットリと舌を絡めろ。お前は、教師の癖に、キスのやり方も知
らんのか」
テミストクレスは、文枝の貧弱な肉体にあまり満足していないようだった。ソフ
ァに座ったまま、文枝を向かい合って自分の腰の上に跨らせると、ズブリと局
部を結合させ、腰を沈めさせた。
「うっ・・ああっ!」
文枝が小さく声を漏らした。
(夫以外の男に抱かれるなんて・・・それも、こんな得体の知れない白人男に・・・)
文枝は屈辱感のあまり、涙が頬を伝い始めた。
「もっと、腰を振れ!全く、使い物にならん女だ」
テミストクレスは、不満たらたらだった。文枝は、電撃が恐ろしく、騎乗位の体
制で、必死に腰を、上下に動かした。
102作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 21:25:33 ID:udY9+r39
「あっ、あっ、あっ、いい・・・」
「い、痛え!そんな振り方じゃ、チンポが折れちまう!このヘタクソ!」
テミストクレスは罵倒し、文枝の顔を殴りつけた。
「あうっ!」
30分後、汗だくになったテミストクレスが、ようやく文枝の膣内に射精した時、
何度も殴られた文枝の顔は赤く腫れ上がっていた。
「テミストクレス様、セックスでお疲れでしょう。冷たい母乳ジュースをどうぞ」
良枝が、冷蔵庫で冷やしていた自分の母乳ジュースをグラスに入れて運ん
できた。それは、そのまま飲むと酸っぱい母乳に、蜂蜜を溶かした高原家特
性のジュースだった。
「先生も、どうぞ」
文枝は差し出された、母乳ジュースを朦朧とする意識で、受け取るとグラス
に口をつけた。ゴクリと飲み込むと、それは、よく冷えて甘く、美味しかった。
「お前も、これからは、俺様の奴隷だ。毎日学校が終わったら、この家に来
て、俺様に奉仕するのだぞ」
テミストクレスがふんぞり返って、母乳ジュースを飲みながら高飛車に言っ
た。
「私には夫がおります。毎日なんてとても無理です」
「なんだと、俺様の命令が聞けないのか!お前の生活では、奴隷としての
勤めが最優先だ。支障が出るなら、その夫と離婚しろ」
「そ、そんな・・・」
文枝は、あまりの理不尽な命令に、再び泣き始めた。なんで自分は、高原
玲華の家を家庭訪問しよう、などと考えたのだろう。所詮は赤の他人である
不良生徒の事など、放っておけば良かったのだ。しかし、今となっては、取
り返しがつかない。時間を巻き戻す事は出来ないのだ。こうして高校教師、
鳥居文枝は、高原家の人々と共に、宇宙人テミストクレスの奴隷としての人
生を送る羽目になった。
103作者 ◆zCS1o.kilU :2006/06/28(水) 21:32:24 ID:udY9+r39
高原家編、終わりです。

あまり、ストーリーを分岐させすぎると、わけが判らなくなって、また、
収集がつかなくなりそうです。まとめる方向で行こう。本編の進行も遅くなると
いつまで経っても話が進まないし。

宇宙人の名前は、古代ギリシャ人から、とっているのですが、歴史の本
を読んでいて、元々の人物の名前が出てくると、小説のキャラのイメージ
が思い出されて、変な気分になりました。
104名無し調教中。:2006/06/29(木) 00:52:20 ID:9kEz4Xpc
先生うかつすぎと思ったが、
日本全体で見るとネオガイア人に直接関わって被害受ける確率はそうとう低いんだろうなー。
様子の変な生徒がいてもそれがネオガイア人のせいだとは考えが及ばないんだろうね。
105名無し調教中。:2006/06/29(木) 15:45:20 ID:AzBmxkFB
>>104
テミストクレスは脱走兵だし、センセーもこんなところにネオガイア星人がいるとは思っていなかったんだよ。
106名無し調教中。:2006/07/02(日) 00:05:28 ID:1S/RjYgi
貧相な体の女教師には殴打がよく似合う。
ちょっぴりテミストクレスがうらやましい。
107名無し調教中。:2006/07/02(日) 21:22:50 ID:PM2uLRx8
hosyu
108名無し調教中。:2006/07/02(日) 21:48:41 ID:/+q2lOFT
age
109名無し調教中。:2006/07/02(日) 22:15:41 ID:gapITzpJ
110作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/04(火) 13:28:18 ID:jufF9F48
 2004年、4月。地球から約3000光年離れた宙域にある惑星ゴルゴーンで、
3人の地球人女性は出会った。
「これから、どうするの?」
看護婦の杉村彩子(22歳)が尋ねた。
「なんとか、この星を脱出する方法を探さなくちゃいけないわ。宇宙船を奪うし
かないと思うんだけど。」
答えた陸上自衛隊1等陸士の狩野真弓(24歳)は全裸だった。
「地球に帰るのね」
「違う!この星を脱出して、ネオガイア星に向かうのよ。あたしの体内には小型
の核爆弾が埋め込まれているの。あたしの体ごとネオガイア人の母星に体当
たりするのよ!」
「びえええ・・・そ、そんな・・・あたし、地球に帰りたい・・・」
モゴモゴと不明瞭な口調でベソをかいているのは、新体操選手の遠藤圭織
(21歳)だった。美しく、なめらかだった彼女の肢体は、今ではカニのような体
に改造され、口を、自分のオマンコと肛門に直結されているため、ハッキリと喋
る事が出来ないのだ。3人とも宇宙人に誘拐されて、宇宙を放浪する羽目にな
った、拉致被害者達だった。
「こいつ、動くの、遅いし、足手まといだから捨てていこうか?」
真弓が、地面を這っている圭織を見下して、冷たく言った。
111作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/04(火) 13:29:19 ID:jufF9F48
「びえええ・・・お、お願いです、捨てないで・・・あたしも、一緒に連れて行って」
圭織は涙目になった。こんな不自由な肉体で一人、見知らぬ惑星に取り残さ
れるのは、死刑宣告に等しい。
「捨てるなんて可愛そうよ。ねえ、真弓、カニ人間さんも、連れて行ってあげま
しょうよ。」
心優しい彩子が、圭織をかばった。看護婦である彩子は、もともと、あまり損得
を考えて行動するタイプではない。彩子は、食料品店に放置されていた手押し
台車を見つけてくると、圭織の肉体をその上に引っ張り上げて、押し始めた。こ
れで、少しは早く動ける。
「この町の宇宙港は、警備が厳しい。とりあえず、機械生命体のいない町の外
へ出よう。そこで、放置されている宇宙船を探すしかないわ」
真弓が言った。真弓は、自爆テロ要員として宇宙人グレイの催眠教育を受けた
際に、宇宙で役立つであろう、かなりの知識を身につけ、宇宙船の操縦方法や、
武器の扱い方、機械の仕組み、銀河系の一般常識などを全てマスターしてい
る。使える宇宙船さえ手に入れば、それを操縦して、この星を脱出するのは容
易いはずだった。3人は、機械に支配された町を、郊外に向けてトボトボと歩き
始めた。相変わらず、町の至る所で、奴隷化された裸の人間たちが、機械の
奴隷となってこき使われている。工事用の機械にこき使われて、手作業で、
道路工事をしている人間奴隷や、コンピューター制御のオートバイを3人がか
りで担ぎ上げて、命令されるがままに、口でエンジン音を真似しながら、路地
を走り回っている、哀れな人間奴隷もいる。
112作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/04(火) 13:29:54 ID:jufF9F48
「ブルン、ブルン、ドゥルルルル・・・・・」
「モット、スピードヲ上ゲロ。ノロマナ人間ドモメ」
生身の人間が、バイクと同じスピードを出せる訳もないのだが、御主人様の
オートバイは納得しないようだった。
「あの人達、可愛そうね」
横目で見ながら、彩子が言った。
「あいつらは、元々この星に入植したネオガイア星人の子孫よ。他の星では
威張っていても、ここじゃ哀れな奴隷ね。かかわらない方がいいわ。先を急ぎ
ましょう」
真弓は、機械生命体の注意を、極力惹かないよう、スタスタと道路の隅を歩
いて行く。真弓と彩子は、逃亡奴隷として指名手配されている筈だ。彩子は、
圭織を乗せた手押し台車を押して、真弓に必死に付いていく。
「ありがとう、彩子さん・・・」
ガタガタと振動する台車に揺られながら、圭織は、すがる様な思いで呟いていた。

113作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/04(火) 14:30:20 ID:jufF9F48
 真弓と彩子は、町を出るまでの間になるべく、無人になった食料品店から、
保存食品を集め、途中で盗んだリュックに詰め込んだ。乗り物は全てコンピ
ューター制御で機械生命体の仲間であるため、使用する事が出来ず、徒歩
で旅を続けるしかない。郊外は草原地帯が広がっており、所々に廃墟になっ
た農園が点在していた。数週間、旅を続ける上で、問題になったのは、真弓
の排泄と、圭織の流動食だった。真弓は、肛門に核爆弾を詰め込まれてい
るため、浣腸液でウンチを液状化しないと排泄が出来ず、圭織は、外部から
の食料や水を、左の鼻腔からしか摂取できない。
「うっ、お腹が苦しい。もう3日も排泄をしていないわ」
真弓は気分が悪かった。看護婦である彩子は、二人の肉体をケアする役割
を、自然と引き受けることになった。
「浣腸液が見つからないなら、生水を、なるべくたくさん飲むしかないよ」
と真弓にアドバイスをした。真弓は、旅の途中で行き当たった、川の水を、お
腹いっぱいガブ飲みした。しばらくすると、お腹がギュルギュルと鳴り出した。
「いい感じだわ。久しぶりにウンチが出そう」
真弓は、草むらの影で、地面にしゃがみこみ、長い間、苦しんだ末に、とうと
う液状化したウンチを三日ぶりにひり出した。
114作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/04(火) 14:31:15 ID:jufF9F48
「ウーン、ウーン・・・」
「その真弓のウンチを溶かして、圭織さんの食料にすればいいんだわ」
彩子のグッドアイデアだった。排泄を終えた真弓の下痢便を、さらに川の水
で薄め、サラサラに液状化させたものを、チューブで圭織の左の鼻の穴か
ら注入する。一旦、圭織の体内に取り込まれた有機物は、何度も何度も、
口、胃、腸、肛門、そしてまた口と、圭織の体内を循環し、最後には完全に
消滅するのだ。それが、人間循環器として改造された圭織の特殊能力だっ
た。こうして数々の問題をクリアしながら、3人の女は数週間、荒野をさま
よい続けた。しかし、目的の宇宙船はなかなか見つからなかった。
「宇宙船なんて、そう簡単に転がってないものね」
真弓がため息をついて呟いた。今夜も3人で野宿である。焚き火を囲んで、
真弓と彩子が保存食品のパックを空けた時、不意に岩場の影から数人の
男が飛び出してきた。
「ちっ!」
真弓が恐るべき素早さで、ジャックナイフを身構える。しかし、男達は、全員
レーザー銃を構えており、抵抗する術はなかった。彼らの服装は、ボロボロ
のスペーススーツだった。
「動くな!動かなければ危害は加えない!我々は、人間解放軍だ!」
「人間解放軍?」
真弓が、ジャックナイフを構えたまま、警戒を崩さずに、問い返した。
115作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/04(火) 14:31:58 ID:jufF9F48
「そうだ。お前たちの様子は、数日前から監視していた。我々は仲間を集め
ている。お前達も、人間解放軍に参加しないか?」
リーダーであるらしき男が言った。真弓はしばらく考えた。
(つまり、こいつらは、機械生命体に対する、レジスタンスって事か。よく訓練
されているようだな。素人の戦闘集団ではなさそうだ)
「我々は、元ゴルゴーン星防衛軍の生き残りを中心に構成されている。もし
仲間になるなら、我々の秘密基地へ案内するぞ」
(秘密基地?そこでなら、宇宙船が手に入るかもしれない)
真弓は、とっさに判断した。
「わかったわ。その、秘密基地とやらに案内して」
3人の女は、その男達に付いて行く事にした。
116名無し調教中。:2006/07/05(水) 10:17:46 ID:DpsXOuPp
キターーーーーーーーーーーーーー!
117作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/06(木) 13:30:27 ID:ZSLG4jTr
人間解放軍と名乗る一行は、4日間、荒野を歩き続けた。機械仕掛けで動く乗り
物は全く使えない。それらは、全てコンピューター制御で動いており、人間の言う
事を聞かないのだ。数十キロを徒歩で踏破し、一行は、廃墟となったテーマパー
クのような施設にたどり着いた。
「ここは、以前、原始生活を体験出来るという、テーマパークだった。だから、元々、
機械が少なく、我々の拠点として制圧するのは簡単だった。コンピューターに頼
らないで生活するための道具も豊富にある」
リーダーの男が説明した。テーマパーク内では、ボロボロの服を着た人間たちが、
あちこちで、焚き火を使って自炊をしている。
(解放軍というより、浮浪者の集団ね)
真弓は、嘲笑気味に考えた。この様子では、彼らが、宇宙船を所有しているとは
思えない。
「我々、人間解放軍の指導者を紹介しよう」
真弓達3人は、建物の一つに案内された。そこは、比較的清潔に保たれており、
電化製品さえ、置いていないものの、家具やインテリアなどの、調度品は揃って
いるようだ。『執務室』とネオガイア文字で書かれた部屋に通された3人は、そこ
にいた、40代くらいの白人女性と対面した。
「ようこそ、我々の秘密基地へ。私は、惑星ゴルゴーンの第一執政官、メドゥーサ
です。現在は、この、人間解放軍の最高責任者をしています」
真弓達は、順番にその女性と握手をした。ゴルゴーン星は10年前に機械の反乱
よって外部との接触を断たれたため、地球再発見のニュースや、地球人の隷属
化、宇宙人グレイとの確執のことなどは、全く知らない。
「あなた、変わった格好をしているわね」
メドゥーサが、地面を這っている圭織の姿を見て笑った。
118作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/06(木) 13:31:51 ID:ZSLG4jTr
「あ、あたしは、ネオガイア星宇宙軍、サイボーグ戦隊所属のサイボーグピ
ンクです」
圭織は、初対面の相手に向かって、必死に己の存在をアピールしようとした。
「サイボーグ戦隊?そう言えば、1ヶ月ほど前、中枢コンピューターに対して、
宇宙軍が、大気圏外から攻撃を仕掛けたって言う噂を聞いたわ。作戦は失敗
に終わったらしいけど」
圭織は、九分九厘成功していた作戦が失敗したのは、自分のせいだとは、
口が裂けても言えなかった。
「ざ、残念ながら、あたしの力が及ばず・・・」
「本国の宇宙軍の方に、仲間に加わって頂けるなんて心強いわ」
「はい、がんばります・・・」
圭織の運動能力が、その辺の子供よりも低い事も、口が裂けても言えなかった。
メドゥーサは3人に、ゴルゴーン星がなぜ、このような事になったのかを、語り
始めた。
「実は、あの中枢コンピューターの開発を指示したのは、私なのです。ゴルゴー
ン星はネオガイア人が植民した惑星の中では、もっとも機械化が進んだ惑星
でした。私は、それをさらに推し進め、本星に告ぐ第二の科学と経済の拠点に
しようと考えたのです」
真弓と彩子は黙って聞いていた。少しでもこの星の情報が欲しい。
「ところが、中枢コンピューターに、機械によって機械を修復し、増殖させる事の
出来る機構を組み込んだ途端に、彼らは暴走を始めました。つまり、人間の手
を借りなくても、自分達が、存続出来ると判断したのでしょう。その瞬間から、こ
の星の地獄が始まりました。機械という機械、電化製品、乗り物、コンピューター
が全て、軟弱な人間より、自分たちの方が、生命体として存在価値が上であると、
自覚を持ったのです。衣服さえ取り上げられた、無力な人間たちは機械によっ
てオークションで売買され、気まぐれに酷使されるだけの愛玩物に成り下がりま
した。機械達の生産活動に、人間は全く必要ありません。ただ、彼らは、今まで
のウサを晴らすために人間を奴隷化したかったのです。その結果、老人、子供
をはじめ、多くの犠牲者が、弱いもの達から順番に命を落としました」
メドゥーサの声は怒りに震えているようだった。
119作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/06(木) 13:32:36 ID:ZSLG4jTr
「コンピューターの暴走を止める対抗策はないのですか?」
真弓は尋ねた。
「設計者である、私には、中枢コンピューターをフリーズさせるソフトを作成す
る事が出来ます。しかし、この惑星上には、現在、それをプログラミングするた
めに、使用出来るコンピューターが一台もないのです」
「では、この惑星を飛び出して、別の惑星でソフトを作成して、また戻ってくれ
ばいいんじゃないですか?」
真弓は、話の自然な流れに沿って、カマをかけてみた。
「残念ながら、宇宙船は全て、コンピューター制御です。この近くにも、電源を
落とした、私の政府専用宇宙船が1隻、不時着していますが、もう2度と飛ばす
事は出来ません。」
(それだ!)
と真弓は顔を輝かせた。
「コンピューターを使わずに、手動でなら飛ばせるんじゃなくて?」
「手動で飛ばす?そんな事の出来る人間が、この惑星にいるとは思えません」
「あたしなら、出来るかも!」
真弓は自身満々だった。テロリストとなるために受けたグレイの催眠教育の中
に、宇宙船のマニュアル操縦の知識もあったのだ。
120作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/06(木) 14:05:56 ID:ZSLG4jTr
テーマパークの近くの密林の中に、その宇宙船は不時着していた。それほど
大型の船ではないが、恒星間飛行の出来るタイプだった。不時着時の損傷も
外壁に、細かい傷が入っている程度である。真弓、彩子、圭織、そしてメドゥー
サと人間解放軍の選抜メンバーが、宇宙船に乗り込んだ。いよいよ、この星
を脱出し、外宇宙へ飛び出すのだ。
(大丈夫。これならなんとか操縦出来そう)
コクピットのパイロットシートに収まった真弓は、コントロールパネルをチェック
した。宇宙船の制御コンピューターの電源はオフにしたままである。相変わら
ず真弓の格好は全裸だった。解放軍の秘密基地で、衣服を手に入れる事も
出来たのだが、あえて全裸で通している。自爆テロを強行しなくてはならない
真弓にとって、衣服を着る事は、もう、必要のない事に思われた。
「3、2、1、0、発進!」
真弓は、エンジンの点火ボタンを押し、宇宙船は急発進をした。コンピューター
制御でしか動かない反重力推進機は、マニュアル操縦では使えないため、非
常用の噴射式ブースターエンジンを使っての発進である。確かにこんな芸当
の出来るネオガイア人パイロットはどこにもいない。全て手動であるため、真
弓の両手、両足は、阿修羅のように、めまぐるしく、コクピットのレバー、ペダル、
ボタン、ダイヤルを操作する。まさに神業だった。
「どうやったら、あんな事が出来るんだ!」
121作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/06(木) 14:06:31 ID:ZSLG4jTr
元ゴルゴーン防衛軍の宇宙船パイロットだった男も驚嘆していた。これは、
グレイの催眠教育を受けたからこそ出来る芸当だ。数十秒後、宇宙船は
無事大気圏を脱出し、戦闘衛星の攻撃もかわして、ゴルゴーン星域から
離脱した。
「最短距離で、一番近くのネオガイア人の住む、植民星へと行きましょう」
メドゥーサが提案した。中枢コンピューターのウイルスに侵されていない、
家庭用のコンピューター端末が一台あれば、凍結ソフトをプログラミング
する事が出来る。
「駄目です。ネオガイア本星へ向かいます。その方が確実です!」
真弓は、断固として譲らなかった。操縦権を真弓が握っているため、誰も
強靭に反論する事が出来ない。まさか、真弓が宇宙船ごと、ネオガイア星
に体当たりしようと考えていようなどとは、解放軍の誰も夢にも思わなかった。
(びええええ・・・)
真弓の真の目的を知っている圭織は、恐怖して、ただただ震えていた。
122作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/06(木) 14:09:06 ID:ZSLG4jTr
真弓編、終わりです
123名無し調教中。:2006/07/06(木) 16:11:06 ID:YxmD/NhV
>>122
ここで寸止め?!!!!
作者タソ、続きカモーーーーーーーーーーーーーン(屮゚Д゚)屮
124名無し調教中。:2006/07/06(木) 17:00:16 ID:HGw52Dxw
面白いですー!
作者タン絶好調ですね。
125千鶴好き:2006/07/06(木) 21:03:35 ID:zJ7M8ZkB
続き、楽しみに待ってますね!
126マイケル好き:2006/07/08(土) 09:53:52 ID:bTUsEbVN
目が離せませんね保守
127作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/11(火) 12:05:26 ID:4/Zbd4LC
2006年7月。ビデオ制作会社社長、東条志津子(37歳)の元に1通の招待状
が届いた。それは、ネオガイア星企業、ソロングループの下請け会社が主催す
る秘密クラブの入会案内書だった。
「えーと、当クラブは、日本での治外法権条約の適用を受けているため、法律
には一切、縛られません。お金を持て余していらっしゃる女性経営者や、政治家、
タレントなど社会的地位の高い御婦人のための秘密クラブです・・・なにこれ」
封筒を開けて目を通した、志津子は好奇心に駆られた。最近、女性向けAVの
大当たりで、会社の業績が飛躍的に伸びている。第一弾の『プロ野球選手、恥
辱調教』に続き、十数本がリリースされ、ネット通販を中心に爆発的な売れ行き
を見せていた。彼女の名は、業界では一躍有名になっている。
「当クラブでは、ネオガイア星人によって誘拐されてきた、ハンサムアナウンサ
ー、男性モデル、警官、男子大学生、一流企業のヤングサラリーマンなどの人
身売買を行っています。ぜひ、あなたも当クラブの会員になって、一度オークシ
ョンに参加してみませんか・・・だって!面白そう」
志津子は、キラキラと目を輝かせた。もともと性欲は強い方で、若い美男子には
目が無い。志津子は、案内状に記されているコールセンターに電話をし、イタズ
ラではない事を入念にチェックしてから、返信用封筒で、入会申込書を返信した。
そして、秘密クラブのオフィシャルサイトで、次回の美男子オークションの日時と
場所を確認すると、次の週末にゴールドクラスのクレジットカードを財布に入れて、
オークションが行われる予定の会場へと向かった。
128作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/11(火) 12:06:43 ID:4/Zbd4LC
会場は、都内の某ホテルの大広間だった。このホテルは、去年ネオガイア星企
業の傘下に入ったJAM航空の関連会社で、治外法権の適用を受けている。会
場には、有名な女性経営者や、女性議員、大物女優の姿があった。日本女性
新党の党首、千葉節子の姿もある。
(女性の権利、女性の地位の向上って、金で男を買う事なのね・・・)
志津子は皮肉に思った。しかし、今日は志津子も楽しむために来たのだ。他人
を批判している場合ではない。志津子が座ったテーブルには、豪華なワインや
料理が運ばれてくる。手元には受付で配られた小型端末が握られている。これ
に、落札価格を入力して競り合うのだ。志津子が期待に胸を膨らませてワイング
ラスを傾けていると、やがてマイクを持った司会者が一段高くなったステージ上
に現れた。
「本日は、お仕事もお忙しい中、当クラブのオークションに御参加頂きまして真
にありがとうございます」
それまでザワついていた、会場のセレブな女性客達が、水を打ったように静ま
り返り、司会者の次の言葉を待つ。いずれも30代から50代までの脂ギッシュ
な女性ばかりである。
「では、簡単にオークションのルールを御説明させて頂きます。出品されます
男性の最低落札価格は、10万円からといたします。男性の首には、ネオガイア
製の奴隷管理用の首輪が装着されておりまして、落札された方は、文字通り、
その男性を奴隷として所有することが法律的に認められます。生かすも殺すも、
転売なさるのも所有者の自由でございます。まず、出品男性がステージに登
場いたしましたら、様々な御質問の受付や、ステージ上で出来うる限りのデモン
ストレーションの御要望にお答えいたします。」
129作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/11(火) 12:07:43 ID:4/Zbd4LC
最初の出品男性が、係員に誘導されてステージに上がってきた。首に装着された首輪以外は特に拘束されている訳でもなく、服装は背広にワイシャツ、ネクタイというサラリーマン風である。年齢は若く、かなりのイケメンだった。
「石田哲也、24歳。先週まで、半導体メーカーの営業部に所属していました。入社2年目でした」
出品男性が、明るく笑顔で自己紹介をした。商品価値を上げるため、愛想を振り
まくように主催者から指示をされているのだ。志津子の手元にある端末の液晶
画面に、出身地、生年月日、血液型、家族構成、学歴などの個人情報が事細か
に表示される。
(ふーん、いい大学出てるのね。スポーツマンみたいだし、裸にしたら、結構、筋
肉質かもね)
「彼女はいるの?」
「はい、拉致される先週までは、いました・・・」
「今まで、何人の女とセックスした?」
「2人・・・です」
「男とHした事は?」
「ありません!」
遠慮のない質問が、次々と出品男性にぶつけられていく。どのような質問にも、
答えを拒む事は出来ない。
「体をもっと隅々まで良く見たいわ。」
「はい、では裸になります」
哲也は、上着を脱ぎ、ネクタイを解いた。そしてズボンのベルトを外し、ワイシャ
ツとズボンを脱ぐ。ギラついた、欲望丸出しの、女性達の前で裸になるという行
為に、哲也は、恥ずかしさのあまり、顔を紅潮させた。しかし、拒否する事は出
来ないと、事前に、散々言い含められている。断れば、恐ろしい電気ショックを、
従うまで、無限に味わう事になるのだ。パンツと、シャツを脱ぎ捨てた哲也は、
ステージ上に全裸で仁王立ちになった。
「おおっ、以外に逞しいわね」
「いい、体だわ。でもチンチンが萎んでるじゃない」
「勃起させてよ。大きさが判らないわ!」
130作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/11(火) 12:08:35 ID:4/Zbd4LC
あまりの恥ずかしさに、すっかり萎縮してしまっている自分のチンポを、哲也は
右手で握り締めると、必死に擦り始めた。汗が、額から流れ落ちる。言われた
以上、勃起させなければ、電気ショックを受ける羽目になるのだ。ようやく勃起
させたチンポは、それほど大きくはなかった。
「事前の身体検査では、チン長は、16センチと測定されております」
司会者が、場の空気を持たせようと、フォローを入れた。
「16センチ・・・まあまあね。日本人にしては、大きい方じゃない?」
「16センチもあるようには、見えないけどなあ」
「グルッと回転してみて。そう、3回、回ってワンって鳴くのよ」
哲也は、女性客に言われるがままに、ステージ上で3回転し、正面を向くと「ワン」
と鳴いた。惨めだった。
「キャハハハハ、本当に鳴いたわ。バッカみたい」
「ねえ、後ろを向いて、肛門を開けて見せてよ。太いバイブが挿入出来るかど
うか、知りたいのよ」
哲也は、後ろ向きになり、御尻を突き出して、指で肛門を広げようとした。しかし、
今までの人生で、肛門にバイブなど入れた事が、あるはずもない。キュッと締
まった肛門を広げるのは簡単な事ではなく、顔が苦痛に歪んだ。客の要望を
耳にした係員が、お盆にバイブとローションを載せてステージ上に運んできた。
哲也は、バイブの先にローションをたっぷり塗り付けると、自分の手で、肛門
にねじ込もうとした。
「あっ、痛っ!」
脂汗が全身から流れ落ちた。生まれて初めて、バイブを肛門に挿入したのだ。
鋭い痛みと共に、肛門が裂け、血が流れた。
「あううっ!」
「あっ、切れたんじゃない?血が出てるわ・・・あーあ商品が傷物になっちゃった」
司会者は少し慌てたようだった。落札価格が下がれば、オークションの儲けが少
なくなる。
「他に御質問はございませんか?」
131作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/11(火) 12:09:36 ID:4/Zbd4LC
「オシッコは飲めるの?」
「飲んだ事は、ありませんが、御命令なら、頑張って飲みます」
「じゃあ、ウンチは食べれる?」
「そ、それも、御命令でしたら・・・」
「クンニは得意?」
「得意、と言うほどでも・・・」
哲也は、肛門にバイブを突っ込み、血を流しながら、次々と質問に答えて言った。
「では、そろそろ、質問を打ち切らせて頂いてよろしいでしょうか?いよいよ落札
タイムに参ります。お手元の端末を御用意下さい。」
司会者が、声を張り上げ、会場は静まり返った。出品男性は、誘拐された時点
でパイプカット手術をされているため、セックスをしても妊娠の危険はない。合
図と共に、ステージ上の電光板の数字が、目まぐるしく上がり始めた。10万円
からスタートしたプライスは、あっという間に100万円を超える。競りに参加して
いる女性は、金持ちばかりで、自分が欲しい物には、金を厭わないタイプばかり
だ。初めての事なので、志津子は、今回、競りには参加せずに、成り行きを見守
っていた。
(いくらぐらいで、競り落とされるのだろう)
これは、ゲームや遊びではなく、本当の人身売買なのだ。競り落とされた男は、
表の社会から消え、死ぬまで所有者のセックスのオモチャになる運命だ。やが
て電光板の数字が345万円で動かなくなり、十数秒が経過した。
「他に、誰もおられませんか?」
司会者が、確認をする。そして、しばしの沈黙の後、石田哲也の所有者が決ま
った。
「石田哲也、24歳、会社員。345万円で、ハンマープライス!」
司会者が宣言し、全裸の哲也が唇を噛締めて、うなだれた。落札したのは、都
内に住む40代の女性弁護士だった。哲也は、オークション終了後に、所定の日
時と場所に、等身大のケースに入れられて配達される事になる。緊張の解けた
志津子は、テーブルの上のワインをもう一杯傾けた。
(今日の出品男性は、粒ぞろいの15人ってパンフレットに書いてあるわ。345万
円か・・・それぐらいなら大した金額じゃないし、あたしも、一人落札してみようかしら)
志津子は、セレブな気分に浸りながら、夢見心地で考えた。
132名無し調教中。:2006/07/11(火) 16:10:17 ID:EWV9qJny
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
133作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/11(火) 18:59:39 ID:4/Zbd4LC
志津子編、終わりです
134名無し調教中。:2006/07/11(火) 23:39:30 ID:py5oLi8g
作者さん!靴磨きのおねいちゃんも本筋に絡めて下さい! お願いします!
135レイコ:2006/07/12(水) 17:26:09 ID:zv6c9JO3
作者様、さっそく私の要望に応えていただき、感謝感激です!!
どんどん素敵な男性を堕としめて下さい!!
さらに欲を言えば、嫌がるのを無理矢理、のシチュエーションなら最高です!!
136名無し調教中。:2006/07/13(木) 16:52:51 ID:CehjSu1K
社長令嬢キボンヌ
137名無し調教中。:2006/07/16(日) 13:58:49 ID:k1GkUI7K
作者タソの話は完結やっけ
138名無し調教中。:2006/07/16(日) 15:04:15 ID:/JgKziUT
139名無し調教中。:2006/07/17(月) 08:37:00 ID:+tL8Nhya
志津子編の続編希望です。
こういうストーリーになかなかお目にかかれないので、ワクワクして読みました。
団鬼六氏の小説の男女逆転バージョン、「高貴な男性が下品な女達に囚われ辱められる物語」をぜひお願いします。

こういったマニアはM男性だけでなく、S女性にも多いんですよ。
140うふーん:うふーん ID:DELETED
うふーん
141作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/17(月) 23:46:17 ID:2ttOJ622
>>139
女性の視点から見て、陵辱されて萌える『高貴な男性』と言うのはどういうタイプの男性なのでしょう?
142名無し調教中。:2006/07/18(火) 17:42:01 ID:IjaNi/q7
そうですねぇ・・・まず思いつくのは実業家や医師、弁護士などのセレブ系でしょうか。
政治家や教授のセンセイ系、↑にもある男子アナウンサーも、知的かつ有名人で萌えますね♪
いずれにしても、ナイスミドルな紳士でないと×ですが・・・。

もしかして、希望に応えていただけるとか?
もしそうなら、とっても楽しみです♪♪
143名無し調教中。:2006/07/18(火) 21:14:09 ID:Jv6EwKW0
そういった設定であれば、首輪だけでは不十分ですね。 ネオガイアではなくネオナチスにやって頂きたい。 肉体よりも精神を堕としていく過程を楽しませて下さいな。
144名無し調教中。:2006/07/18(火) 23:41:08 ID:WcP1npUZ
>>143 ご賛同ありがとうございます。

作者さま どうぞよろしくお願いします。
145名無し調教中。:2006/07/19(水) 19:45:34 ID:v+aOJx5o
>>139
団鬼六・男女逆転バージョンに萌え〜
146作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/20(木) 11:57:22 ID:1OjPEvFI
その日のオークションの最高落札者は、1742万円で落札されたアイドルタレ
ントだった。イケメンの男性タレントばかりの芸能プロダクションに所属する、
その男性は、誰もが知っている国民的アイドルである。落札したのは、大手化
粧品会社を経営する50代の女性社長だった。志津子自身は、14人目に出品
された、20歳の男子大学生を、127万円のお手ごろ価格で落札した。一流大
学の法学部で、将来弁護士を目指していたという。
(あたしは、擦れた芸能人よりも、初心な若い、男子大学生の方が好きだわ)
その男子大学生に志津子は、落札する前のパフォーマンスタイムで、ステージ
上で流行歌を歌わせたり、芸能人のモノマネをさせたりした。そのしどろもどろ
なリアクションと、フレッシュな雰囲気のギャップがたまらなく良かったので購
入を決めたのだ。
(フフフ、楽しみだわ。どういう風に弄んであげようかしら)
志津子は、期待にワクワクと胸を弾ませながら、商品の送り先に、自宅である
都内の高級マンションと、配達時刻を指定すると、会場を後にした。そして二日
後の夜、胸をときめかせながら、待っていると、等身大の棺桶のようなケース
に入った男子大学生が夜間指定の宅配便で自宅に送られてきた。宅配業者の
受取書にサインをした志津子が梱包を解くと、丸二日間、全裸でケースの中に
閉じ込められていた男子大学生は、全身汗びっしょりで憔悴しきっていた。
147作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/20(木) 12:00:15 ID:1OjPEvFI
「渡部則之君、だったわね」
「はい、そうです。今日から志津子様に奴隷として誠心誠意お仕えいたしま
す。どうかよろしくお願いします」
志津子は、則之の顎の下を犬でも可愛がるかのように撫で回した。
「可愛いわね。飽きたら、容赦なく転売しちゃうから、あたしを飽きさせない様
に精一杯がんばるのよ」
「はい、捨てられないように、どんな御命令にも、死ぬ気で御奉仕いたします」
則之の首には、奴隷管理用の首輪が嵌められていた。それが唯一、則之の
所有物なのだ。
「咽喉、渇いてる?」
「はい、昨日、宅配用に梱包されてから、一滴も水を飲んでおりません」
「そう、じゃあ、まず、あなたにとっておきの飲み物をご馳走してあげるわ。床に
仰向けになって寝転びなさい」
「はいっ、ありがとうございますっ!」
則之は、機敏な動作で、言われた通り、仰向けにその場に横たわった。志津子
は、スカートの下に手を入れてパンティを下ろし、則之の顔の上にしゃがみこんだ。
「よーく、味わって飲むのよ。一滴もこぼさずにね!」
志津子の股間の割れ目から、この時のために溜め込んでいたオシッコが勢い
良くほとばしった。2時間前、会社を出た直後ぐらいから我慢していたのだ。則之
は口からあふれ出て来そうになるオシッコを、ゴクゴクと懸命に飲み下す。汗を
凝縮したような濃い聖水の味に、則之の自律神経が無意識に吐き戻そうとする
のを、強い意思の力で必死に押さえ込まなくてはならなかった。
148作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/20(木) 12:01:01 ID:1OjPEvFI
「どう?美味しい?」
「はい、とっても美味しいです」
(携帯用トイレとして、連れて歩けば便利かもね)
志津子は、放尿時の快感の余韻に浸りながら考えた。男性のように気軽に
タチションが出来ない女性にとって、外出先でトイレを探すのは結構大変なのだ。
(あたしの会社のビデオにも出演させようかしら。メチャクチャ悲惨なシーンでも、
あたしが所有権を握っている奴隷なら遠慮なく、やらせる事が出来るし)
則之を購入するために127万円も浪費したのだ。元を取らなくてはならない。
経営者としての志津子の頭脳が目まぐるしく回転した。
149作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/20(木) 14:10:15 ID:1OjPEvFI
島根県の沖合いに一隻の漁船が接近していた。漁船には半島の北にある朝
鮮民族の独裁国家から来た人間たちが、乗っていた。漁師に化けているが、
実は、全員、特務機関の工作員である。
「いよいよね」
船で唯一の女性工作員である朴秀姫(24歳)が甲板で夜の海面を不安げに
見つめながら呟いた。彼女は右手にアタッシュケースを持っている。これから
彼女は仲間と共に日本に上陸するのだ。漁船から上陸用の小船が下ろされた。
使い古されて錆び付いたその小船は、船殻に中国製のスクリューエンジンが
ついただけの粗末な代物である。二人の男性工作員と共に小船に乗り込んだ
秀姫はエンジンを始動させ、漁船を離れた。彼女をここまで運んできた漁船は
夜が明けるまでに日本の領海から離れるために猛スピードで遠ざかっていく。
二人の男性工作員と秀姫を乗せた小船は、前方に黒く浮かび上がっている日
本の海岸を目指して進んでいった。3人とも緊張のあまり、一言も言葉を発し
ようとしない。
(この任務を成功させて、汚名をすすがなくては!)
秀姫は3年前、自分にかけられた容疑を思い出した。当時、国家主席の身の
回りの世話をする喜び組に所属していた秀姫は、サッカーの親善試合の応援
団として南の資本主義国家を訪問した際、情報漏洩の疑いをかけられ、あやう
く政治犯収容所に入れられる所だったのだ。たまたま、その時、女性工作員の
候補を探していた特務機関に目を付けられ、工作員として訓練を受ける事と引
き換えに、刑の執行を猶予された。その後、『招待所』と呼ばれる訓練施設で、
拉致されてきた日本人から日本語や日本での生活習慣の教育を受けた。彼女
にとって、今回の日本潜入は、初の任務だった。
150作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/20(木) 14:11:09 ID:1OjPEvFI
(こんな重大な任務を任されるなんて、光栄な事だわ。将軍様のためなら、
命を投げ出しても惜しくはない・・・)
秀姫の両親は、生粋の労働党員である。秀姫の運んでいるアタッシュケース
の中には、新型ミサイル『テポドンX』の誘導装置が入っていた。人工衛星を
持たない祖国が、ミサイルを目標に、正確に着弾させるために開発した装置
である。それを着弾地点に設置するのが、秀姫の任務だった。
(この誘導装置を、宇宙人に占領されている日本の都市、さざなみ市に設置
する。そうすれば、『テポドンX』が、アメリカすら手が出せない宇宙人を直撃し、
祖国の軍事力を世界に知らしめる事が出来る・・・)
国際社会から孤立し、瀬戸際外交を続ける祖国の首脳部が考え出した苦肉
の策だった。上陸予定地点の海岸には、日本国内の協力者が迎えに来てい
る筈である。彼らが用意した自動車で、さざなみ市へ向かえばよい。一旦上
陸に成功してしまえば、日本国内には高速道路の料金所の外には一切検問
が無い、と聞いている。まさにスパイ天国だ。日本人は、1945年以来、半世
紀以上もの平和に慣れ、すぐ近くに敵意を持った危険な国家が存在する事
すら、夢にも考えていないらしい。
(日本人は、宇宙人に支配される哀れな民族だ)
秀姫はさげずむように、そう考えた。
151名無し調教中。:2006/07/20(木) 15:17:11 ID:N0BHBxjE
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
152名無し調教中。:2006/07/20(木) 19:57:03 ID:yj9z3UAK
スレ違いとは思いますが・・ 団鬼六先生が大変な事になってますよ。
153名無し調教中。:2006/07/20(木) 20:39:50 ID:N0BHBxjE
>>152
ソースくれぽ
154不定期連載 ◆Oamxnad08k :2006/07/20(木) 22:01:53 ID:m9FAj4Nz
この後、作戦が失敗した上に朝鮮人全部が罰を受けて、すべての朝鮮人が最下等奴隷として日本人の家畜にされるという展開
(韓流スターとかが悲惨な目にあう)
希望!
155名無し調教中。:2006/07/20(木) 22:25:56 ID:N0BHBxjE
それはちょっとヤだな・・('A`)

嫌韓と嫌嫌韓の争いを、このスレにまで持ち込まないでくれ
作者タソ、過剰反応する椰子もいるから政治的要素は控えめでヨロ〜ノシ
156レイコ:2006/07/20(木) 23:00:06 ID:fiuicjdO
作者様、「美男オークション」最高です!!
大学生まで登場させていただいて。。。良かったです。
次はぜひ男性アナウンサー(紅白・ニュース7の阿部アナ希望!)を拉致監禁して欲しいです。

>154の逆バージョンはいかがでしょう?
宇宙人と独裁国家が手を組み、女性労働党員の「M慰安夫」として日本の美男たちが捕獲されていく、なんて。
よろしくお願いします!!


157不定期連載 ◆Oamxnad08k :2006/07/20(木) 23:28:10 ID:m9FAj4Nz
>>156
それも良いなぁ
158名無し調教中。:2006/07/20(木) 23:45:03 ID:XJ6i+uZj
誰でも書き込める匿名掲示板だから
嫌韓の方に話がそれたら荒れまくる可能性が高いね。
159名無し調教中。:2006/07/21(金) 05:44:29 ID:limhjUhe
だからといって、韓国の奴隷に日本がなるなんてシナリオだとそれこそ標的だと思うが。
160不定期連載 ◆Oamxnad08k :2006/07/21(金) 09:09:27 ID:FDjeTJQA
じゃ、間を取って、日本側と半島相互にネオガイア星人のバックがついて、
相互に、人体実験とか、慰安婦(夫)狩りとか、韓流スター虐待とかするというのはどうか?
161名無し調教中。:2006/07/21(金) 11:52:47 ID:6kyAl4lC
作者タソにお任せしましょうよ(*´Д`)
162名無し調教中。:2006/07/21(金) 18:41:58 ID:sckdp2iu
嫌韓とかどうでもいいし
163名無し調教中。:2006/07/21(金) 18:45:14 ID:YYw4XFWq
「高貴な男」ならば、ソロン財閥の御曹司とかがいいですね。 ナイスミドルなら当主でもいいかな?
164名無し調教中。:2006/07/21(金) 18:58:15 ID:6kyAl4lC
>>162
自分もどーでもいい方です(´∀`*)

ただ、嫌韓さん達の恐ろしさはスゴイものがあるんで、
このスレには持ち込まれないことを祈りますノシ
165名無し調教中。:2006/07/21(金) 19:08:13 ID:SDxJvEU5
外人ではなく、やっぱり日本人男性でないと萌えませんね♪

独裁国家による、日本人慰安夫狩りに萌えちゃいます!
スーツの美男を捕獲緊縛し、折檻を加え美囚スレイヴに堕として下さい♪♪
166作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/22(土) 11:38:38 ID:JT3KUWTi
 無事、砂浜に上陸した3人の工作員は、乗ってきた小船を海に押し流した。
空の小船はいずれ海上保安庁の巡視船に発見されるだろうが、その頃には
秀姫達が、日本のどこにいるのかは、わからないはずだ。
「アンニョンハシムニカ!」
迎えに来ていた協力者が、言った。3人は、代わる代わる握手をし、その協
力者が乗ってきた自家用車に乗り込む。カーナビとカーステレオがついたそ
の日本製の乗用車は、祖国のどんな高級車よりも乗り心地がよく、今まで
秀姫が、見た事もないような代物だった。
「あなたの車ですか?」
「ええ、中古で買った安物ですが」
協力者は、何気なく答えた。秀姫は内心の驚きを悟られないように平静を装った。
「さざなみ市へは、6時間ほどで着きます。そこには、あなた方の活動の拠点
となる隠れ家も用意してあります」
深夜の高速道路を、自動車は東へとひた走った。中国自動車道、名神高速、
東名高速と乗り継ぎ、翌日の午後には、さざなみインターチェンジから、宇宙
人の支配する町、さざなみ市へと入った。途中の高速道路では料金所を通っ
ただけで、さざなみ市へ入る際も、偽造免許証を見せ、生態認証を取られた
だけである。カーラジオのニュースでは、日本海沿岸で、工作船が発見され
たという報道はまだされていない。
167作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/22(土) 11:39:42 ID:JT3KUWTi
(日本人は、甘いな。祖国よりも科学技術が進んでいる事は認めるが。
しかし、それも50年前、我々から搾取した富を土台にして作り上げた
ものだ・・・)
秀姫は、子供の頃から、徹底して日本やアメリカを憎むような教育を受
けてきた。事実、秀姫の祖父も植民地時代の抗日運動で命を落とした
英雄である。3人の工作員は、1LDKのマンションへと案内された。協
力者名義で借りられているこの部屋が、3人の活動拠点になるのだ。
「3人で住むには、狭い部屋ですが、我慢してください。複数の部屋を
借りると足が着く危険が増えますし、何より日本では、家賃がムチャク
チャ高いのです」
協力者は、言い訳するように謝った。部屋には、日本製の薄型テレビ、
冷蔵庫、エアコン、乾燥機付の全自動洗濯機、タンス、食卓などの外、
インターネットにつながったパソコンも完備されている。祖国では、考えら
ないような贅沢品ばかりだ。協力者は、3人に、それぞれ日本で使えるプ
リペイドカード式の携帯電話を手渡した。
「では、作戦の成功をお祈りします」
協力者が去っていくと、3人の工作員達は、嬉々として部屋に設置された
日本製の電化製品を触り始めた。祖国の国民のほとんどは、国外に出る
事はおろか、自分の生まれた村から出る事も許されずに一生を終える。
スパイ活動とはいえ、日本に住めるのは、作戦に抜擢された工作員の特権
だった。
168作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/22(土) 12:47:29 ID:JT3KUWTi
 翌日から、3人の工作員は活動を始めた。アタッシュケースに入った誘
導装置の設置に最適な場所を探しながら、さざなみ市の情報収集も行う
のだ。秀姫は昨晩、同僚の工作員に言い寄られて辟易していた。狭いワン
ルームマンションで、喜び組に抜擢されたほどの若い美女と一緒に、寝食
を共にすれば、健康な男なら、気持ちがどうにかならない方がおかしい。
しかし、喜び組でも、歌やダンス専門の『歌舞組』に所属していた秀姫は、
まだ処女で、今まで、男性に体を触らせた事は一度もなく、彼らのセクハ
ラを手ひどく跳ねつけた。その後、二人の男性工作員は、代わる代わる、
秀姫の肉体を想像しながらトイレでオナニーをしていたようである。その事
もあってか、3人はバラバラに行動した。情報収集といっても、さざなみ市
内を周り、カメラ付の携帯電話で写真を撮って、祖国にメールで送るだけ
である。素人の観光客でも出来そうな仕事だった。
(アンドロイドだわ)
時々、市内を巡回するアンドロイド兵や、スペーススーツを着たネオガイア
星人の姿を見かける。服装は未来的だが、彼らの容貌は、地球の白人と
なんら変わりない。ネオガイア星人の中には、全裸の人間犬を散歩させた
り、人間馬に引かせた馬車のような乗り物に、鞭を振るいながら乗っている
者もいた。奴隷管理用の首輪を嵌めた、裸の地球人奴隷を連れ歩いている
宇宙人の姿もある。地球人奴隷の人種は様々だったが、割合的には、日
本人らしき風貌の、東洋人が一番多いようだった。
(ざまあみろ、日本人め!死ぬまで、宇宙人に奴隷として、こき使われるが
いい。過去に我々の民族にしてきた苦しみを、今度は自分達が味わうのよ!)
秀姫は、爽快な気持ちだった。彼らの哀れな姿を携帯電話のカメラにバッチ
リと収める。日本人が虐待されているこの写真を、祖国の幹部達が見れば、
大喜びをするに違いない。市内を、宛もなく、ぶらついていると、秀姫は異様
な日本風の神社のような場所に行き当たった。
169作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/22(土) 12:48:16 ID:JT3KUWTi
(なんなの、ここは?えーと『さざなみ大社』って日本語で書いてあるわ
・・・神社って事?『いよいよ来月、第二回日本奴隷祭り開催予定!』だって・・・)
その神社は、出入り自由のようだった。秀姫の他にも参拝客らしき人影が
チラホラと見える。何気なく、秀姫は、神社の奥へと入っていった。そして
一番奥の本尊で、そこに祭られている異様な物体を目にして、秀姫は腰
を抜かさんばかりに驚いた。
(バ、バケモノ!)
それは、数十人の裸の若い女をメチャクチャにつなぎ合わせた合生体だ
った。女達は全員日本人のようで、かなり長い間、ここに、こうして祭られ
ているのか、表情は全員虚ろである。どことなく全体的に見れば、神輿の
ような形状だった。
「これが、御神体か。今年も『祭り』のパレードに出てくるのかなあ」
「そりゃ、そうだろう。神社の入り口に、今年もやるって、看板が出てたぞ」
「せっかく来たんだ。有難い御聖水を頂こう」
他の参拝客達の会話を、秀姫は耳をそばだてて聞いていた。参拝客たちは、
次々に、御神体の傍らに置いてあったヒシャクを手に取ると、合生体を構成
している美女の股間に差し伸べている。ヒシャクを差し出された部分を構成
する美女は、チョロチョロとオシッコを股間から絞り出した。
170作者 ◆zCS1o.kilU :2006/07/22(土) 12:49:16 ID:JT3KUWTi
「うまい!」
聖水を一気飲みした参拝客の男の一人が言った。
「本当にうまいのか?それオシッコじゃねえの?」
「馬鹿!御聖水と言え!これからも家内安全でありますように・・・ほらっ、
お前も飲めよ!」
「いや、俺は遠慮しとく」
会話を聞きながら、秀姫も、好奇心に駆られ、一口、聖水を飲んでみよう
とヒシャクを手に取った。しかし、美女の股間から放出された聖水を口に
含んだ瞬間、秀姫は思わず、ムセて吐き出した。
(ま、まずい・・・やっぱり、やめとけばよかった!)
秀姫は自責の念に駆られた。
171名無し調教中。:2006/07/22(土) 14:13:49 ID:dSCxsfqm
北ーーーーーーーー!
172名無し調教中。:2006/07/22(土) 19:13:16 ID:lahafJuh
キタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!!!!
173名無し調教中。:2006/07/25(火) 23:38:04 ID:bbVIY6r+
保守
174名無し調教中。:2006/07/29(土) 02:52:19 ID:nZv6kPnd
保守
175名無し調教中。:2006/08/01(火) 03:16:41 ID:OifhbXAE
ほしゅ
176名無し調教中。:2006/08/02(水) 01:14:33 ID:HCaBJY7q
うんこ
177作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 10:51:57 ID:Uyh5jaEJ
 秀姫は、美女の合成体の姿を、携帯電話のカメラに収めた。そして、何気なく
観察していると、数人の神主や、巫女が現れ、柄付ブラシや雑巾で合生体の体
を洗い始めた。巫女の一人は、バケツいっぱいにドロドロの雑炊のようなものを
入れてきて、オタマで美女の口から食べさせている。
「ねえ、そいつばっかりじゃなくて、あたしにも食べさせてよ!」
別の頭部が文句を言った。巫女が露骨に嫌な顔をする。
「誰に食べさせたって、同じでしょ。あなた達全員、血管がつながっているんだ
から」
「そういう問題じゃないわ。あたしもう、3ヶ月も何も食べてないのよ。ここに、ず
っと安置されて、退屈で気が狂いそうなのよ。食べ物の味だって忘れそう・・・」
「そんなに、欲しけりゃあげるわ!」
巫女は、オタマで、すくいあげた雑炊を、文句を垂れている美女の頭からぶっか
けた。
「ひっ!」
美女は、驚いたようだったが、手で髪の毛にベットリとついた雑炊を口に運んで、
美味しそうに貪り始めた。
「退屈なら、オナニーでもしてな!」
178作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 10:52:47 ID:Uyh5jaEJ
食事係の巫女は、吐き捨てるように言った。秀姫は、日本語のその会話を
聞いていたが、やがて御神体の傍を離れ、神社の別の社を見学した。別
の場所では、コマイヌの代わりに、頭部をブルドックと入れ替えられた女や、
豚頭の男、髪の毛の代わりに蛇を埋め込まれた女などが鎖で繋がれて、
石の台座の上に座っていた。いずれもネオガイア星人の医学で改造された
合成人間達である。彼らは年一回の祭りのパレードの時以外は、この神社
で静かに暮らしているのだ。秀姫が、そんな彼らの姿を写真に取り、メール
で本国に送りながら、アジトであるワンルームマンションに戻ると、同僚の
男性工作員二人が、必死にテレビやパソコンのインターネットにかじりつい
ていた。
「コマーシャルって面白いなあ。なんだか、よく判らないけど、面白いよ!」
「コマーシャル?資本主義社会の洗脳システムの事?そんなの見ていると
あなたも、堕落した資本主義思想に犯されるわよ」
秀姫はたしなめた。もう一人は、インターネットでひたすらエロ画像を閲覧し
ていた。
「やめなさいよ!本国に帰ったら報告するわよ!」
「固い事言うなよ、朴同志。日本にいる間だけさ・・」
二人の男子工作員は、秀姫の忠告に全く耳を貸そうとしなかった。
179作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 11:45:35 ID:Uyh5jaEJ
さざなみ署の捜査課では、青山優作刑事(36歳)が、コンビを組んでいる
同僚の中津絵里子刑事(33歳)に捜査資料を見せていた。二人とも、脳内
にはネオガイア星人によってコンピューターチップを埋め込まれ、下半身
は露出している。これが、さざなみ市名物のフルチン、フルマンポリスの
スタイルだ。
「さざなみ市でのスパイ活動の取締まりを強化するようにと、総督府から
命令が来た」
「強化?今更?すでに、やってるわ。今日も、北朝鮮の工作員3名が、市
内に入り込んだという情報を掴んだし」
「どこからの情報だ?」
「さざなみ市へ入国する際の生体認証チェックで、提示された免許証が偽
造だって判ったのよ。鑑識の所見は、よくもこんな、幼稚な偽造免許で、
堂々と入国してくる奴の気が知れん、だって」
「北朝鮮だからな・・・すぐに捜査しよう」
「こいつは、どうするの?」
絵里子は、一枚の書類を指差した。それは、イギリスのMI6の情報部員の
資料だった。
「チャールズ・モンドか・・・殺しのライセンスを持っている言う伝説のスパイ
だな。母国イギリスでは、彼をモデルにしたスパイ映画のシリーズが大ヒッ
トしている」
「女ったらしの情報部員よ。スパイ活動で関わりを持った女性とは、片っ端
から肉体関係を結ぶ色情狂らしいわ。女性の敵ね」
そう言いながらも、イケメンのナイスミドルなイギリス人男性に、絵里子は、
興味深々のようだった。
「殺しのライセンス、と言ったってイギリスが認めているだけだろう。他国で
やればタダの殺人犯だ」
優作は渋い顔をした。その他にも、リチャード・ファーマーと言うCIA工作員
や、中国、ロシアの情報部員もさざなみ市に入り込んでおり、その数は警察
が掴んでいるだけでも、100人を超える。その事を思い出すと、優作は、コン
ピューターチップを埋め込まれた頭の芯が痛んだ。
180作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 11:46:25 ID:Uyh5jaEJ
「とにかく、情報を元に、聞き込みを続けよう。地道な捜査が大切だ。ヘレン
を連れて来てくれ。出掛ける」
ヘレンと言うのは、人間警察犬に改造された白人女である。鼻に嗅覚センサ
ーが埋め込まれており、人間の数万倍の嗅覚を持つ。彼女は、ムカデ星人
襲来の際に、サイボーグ戦隊の一員として華々しい戦果を挙げた優秀なサ
イボーグだ。絵里子に檻から出されて、鎖に引かれて来たヘレンは、全裸で
四つん這いの姿だった。
「ブヒー、ブヒー、ウーワンワン!」
ヘレンの脳には、豚と犬の行動パターンが刷り込まれている。優作は、早速、
ビニール袋に入った、履き古されて片方しかない黒靴下を、取り出した。
「これはチャールズ・モンドが、行きずりの女とセックスをした際に忘れていっ
たと言われている靴下だ。今日は、この靴下の匂いから、モンドを追跡しよう
と思う。嗅げヘレン、よーく、この匂いを覚えるんだぞ」
ヘレンはビニール袋から取り出された靴下の匂いを嗅ぎ、あまりの臭さに卒
倒しそうになった。
「ブヒー、ブヒー、おげえええ!」
「顔を背けるんじゃない!ちゃんと嗅げ、豚犬!」
ヘレンは、涙ぐみながら、豚鼻に改造された鼻を靴下に押し付け、強烈な臭い
を脳裏に刻みつけた。
「よし、出動だ!」
下半身丸出しの刑事、優作と絵里子は、鎖に繋がれた四つん這いのヘレンを
連れて町へ出た。
181作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 13:00:16 ID:Uyh5jaEJ
二人と一匹は、市内を半日間、歩き回った。しかしヘレンは、チャールズ・モ
ンドの匂いの痕跡を見つけることは出来なかった。
「役立たずの豚犬!」
優作は、ヘレンの尻に蹴りを入れた。ヘレンのオマンコは常に発情している
ために、だらしなく愛液を垂れ流している。ヘレンは悲しげに嘶いた。
「仕方がない。情報屋をあたってみるか」
優作と絵里子は、ある公園を訪れ、その片隅に立っているバラック立ての
小屋の一つに声をかけた。
「おい、浮浪少女!いるか?さざなみ署の青山だ」
バラックから出てきたのは、薄汚れてボロボロのTシャツとジーパンを履いた
少女だった。悪臭が漂い、やつれ果てている。
「何か、用?今日は、気が乗らないから、靴磨きは休みだよ」
浮浪少女、矢萩麻衣(21歳)はぶっきらぼうに言った。その目が、警察関係
者への敵意で満ちている。
182作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 13:01:30 ID:Uyh5jaEJ
「お前、最近、噂じゃ、コソ泥も、やってるんだってなあ。パクってやろうか?
あーん?」
優作は、弱いものをいたぶる快感に酔いしれて言った。
「ふん、証拠もない癖に・・・」
麻衣は、ひるまない。優作は、上着のポケットから、スパイ達の顔写真を取
り出し、一通り、麻衣に見せた。
「こいつらを見かけなかったか?」
「見かけた、って言ったら、いくらくれる?」
「ちゃんとした情報なら500円やるぞ!その代わりガセネタだったら豚箱に
ぶち込んでやるからな!」
麻衣は、写真の中の一枚を指差した。それは、朴秀姫の写真だった。
「こいつ、知ってるよ。数日前から、あのマンションに出入りしている。一回、
靴磨きをしたけど、日本語がなんだか変だった」
麻衣は通りの向こうにあるワンルームマンションを指差した。麻衣は、浮浪
少女になる前は、進学校でもトップクラスの成績で、記憶力は抜群に良い。
警察に情報を売る仕事も始めてから、不信な人間の顔は覚えるようにしていた。
「本当か?よし、他に手がかりもないし、あのマンションを張り込もう」
二人の刑事とヘレンが立ち去ろうとした時、バラックの奥から、異様な生物が
這い出してきた。それは、ケーブル人間に改造された木之本恵美、(28歳)
だった。
「う・・・ああ・・・ヘレン!お前は、ヘレン!」
183作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/02(水) 13:02:33 ID:Uyh5jaEJ
恵美の肉体は、頭部と、両足がバラバラに切断され、ケーブルで繋ぎ合わ
されている。両足は、麻衣が、小遣い欲しさに、脚フェチの男に売り払ってし
まったため、今では、頭部と腕の生えた胴体しか、残っていない。ちなみに、
もう一人のケーブル人間、原田慶介は、完全に頭がおかしくなって靴磨き
の仕事に使えなくなったため、半年前に麻衣が路地裏に置き去りにして、
捨ててしまっていた。
「ブヒー、ブヒー・・・誰?」
「まさか、忘れたの!あたしよ、木之本恵美よ。あなたのせいで、無謀な作
戦に巻き込まれて、こんな姿になってしまったのよ!」
恵美は、ヘレンを許す事が出来なかった。この女が、世界を救うためなら、
あたし達の命なんて安いものよ、なんて格好を付けたセリフを言い出したた
めに、こんな目に合わされる事になったのだ。
「あの時、あなた一人で宇宙人の船に突入すれば良かったのよ!あたしに
とって、あたしの命は地球より重いのよっ!」
恵美は、ケーブル人間として生きた、この2年間、溜め込んでいた怒りを一
気に爆発させていた。ヘレンはようやく、CIA工作員時代の、オリンポス特攻
作戦の時の事を思い出したが、恵美に詫びる気にはなれなかった。今でも、
自分の判断は間違っていなかったと思うし、ヘレンも、宇宙人の捕虜になっ
た後、人間警察犬として屈辱に満ちた生活を送っているのだ。ヘレンは、無
言で、冷たい視線を、地面に転がっている恵美の肉体に投げかけると、犬の
ようなしぐさで、前足でライトブラウンの髪をかき上げ、片足をあげてオシッコをした。
「てめえ!人ん家の前で、何しやがる!」
麻衣が叫んだ。
「ほら豚犬、さっさと行くわよ!」
絵里子と優作に鎖を引っ張られて、ヘレンは小走りに走り出した。
184名無し調教中。:2006/08/02(水) 16:10:00 ID:gYDDU9f2
ワンブーキター
185名無し調教中。:2006/08/02(水) 18:45:03 ID:TSiZrLXZ
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
186名無し調教中。:2006/08/04(金) 13:20:50 ID:XKd2SHvM
作者さんお疲れ様です♪
いつもオナってみています♪
187名無し調教中。:2006/08/07(月) 04:47:45 ID:qLbEUTrT
保守
188作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 11:39:28 ID:dR9sucGE
 CIA工作員のリチャード・ファーマー(44歳)は、さざなみ市内にある高級
ホテルに宿泊していた。今回の任務には、エスパーであるジョーイ・ファレル
(22歳)とバーバラ・サンダース(23歳)も同行している。二人とも、超能力を
見込まれてCIAにスカウトされたのだが、工作員としては新人で、今回が初
任務だった。一応、アメリカ国内の秘密施設でスパイとしての、一通りの訓練
は受けている。
「これが、この町に潜入している北朝鮮の工作員の顔写真だ」
リチャードはテーブルの上に、3人の東洋人の顔写真を並べた。男二人に女
一人だ。女は若く、かなりの美人である。
「北朝鮮のミサイル基地を監視していた、わが国の偵察衛星が、ミサイル発射
の兆候をつかんだ。どうやら、標的は、このさざなみ市らしい」
リチャードが説明した。ジョーイとバーバラは、初任務にはしゃいでいる。
「やらせておけば、いいじゃん。宇宙人とテロ国家が勝手にドンパチやってくれ
れば、面白いじゃん」
ジョーイが無責任な発言をした。バーバラは、写真の女の顔を眺めて、自分より
美人かどうかを、品定めしている。
「そうもいかん。今、宇宙人を刺激するのは、まずい。我が国の反撃計画に支障
が出る。まだ充分な準備が整っていないんだ。もし、今、地球と宇宙人の全面戦
争になれば敗北する可能性が高い」
「宇宙人なんて、俺のスプーン曲げの超能力があれば、大丈夫だって!」
ジョーイは自信満々だった。
189作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 11:40:24 ID:dR9sucGE
「とにかく、今回の任務は、この3人が持ち込んだ、テポドンXの誘導装置
を破壊することだ。バーバラ、君の超能力で、この写真から、彼らの居場
所を念写してくれないか?」
「いいわよ。なんだか、あたし、この朴秀姫って女に、個人的に興味が沸い
てきたわ」
元ハリウッド女優であるバーバラは、この女に自分の美貌を見せ付けて、
劣等感を味合わせてやりたい、という衝動に駆られた。写真に手を当て、
精神を集中する。『カード当てのバーバラ』という異名をとる彼女の超能力
は念写だった。バーバラが念写している間、リチャードは、アメリカの秘密
基地に残してきた城山朋子の事を思い出した。朋子は今回の任務に参加
したがったのだが、宇宙人に改造された肉体があまりにも、人目を引くため
に、断念せざるを得なかったのだった。
「ウーン、ウーン・・・・わかったわ!」
十数分後バーバラが、さざなみ市の市街地図の一点を指差した。
「ここに、この3人がいる」
「さすがだ、バーバラ。君の超能力は素晴らしい。」
リチャードが満面の笑みを浮かべて立ち上がった。
「今回の任務は、イギリスのMI6との共同作戦だ。MI6のチャールズ・モンド
がすでに、この町に先行して潜入しているはず。まず彼とコンタクトをとろう。」
日本が、宇宙人の側についた今、イギリスはアメリカの最大のパートナーで
ある。リチャードは、携帯電話を取り出し、チャールズ・モンドに電話をかけた。
190作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 12:19:41 ID:dR9sucGE
チャールズ・モンド(38歳)は2週間前からさざなみ市に潜入していた。イギリ
スの商社マンを装い、JAM航空の旅客機でさざなみ市に入国したのだった。
地球の航空会社で、さざなみ空港に乗り入れを許可されているのは、去年、
宇宙人に買収されて子会社になったJAM航空の旅客機だけである。チャー
ルズは、ファーストクラスの座席で受けたスチュワーデスのセックスサービス
を忘れる事が出来なかった。
(これからは、JAM航空を利用しよう)
と、異常なくらいの女好きであるチャールズは心に決めた。約12時間のフライ
トの間にチャールズは、搭乗していた6人のスチュワーデス全員とセックスをし
た。スパイという職業柄、現在も独身だったが、絶倫な精力だけは自身があった。
さざなみ市に着いた後も、ホテルのスイートルームに宿泊して、本来の任務で
ある情報収集を適当にこなしながら、一日のほとんどの時間をナンパに費やした。
「私、日本、初めてなのです。もし、よろしかったら、***まで案内してくれませ
んか?」
無知な外国人旅行者を装って、ターゲットに定めた女性に声をかける。
「すいません、携帯電話をなくしてしまったんです。番号を教えるので、呼び出し
音を鳴らしてもらえませんか?・・・おっと、上着のポケットに入っていました。あ
りがとう」
と言って、着信履歴に残った相手の携帯電話番号をゲットし、しばらくしてから
電話をかけたりする。
191作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 12:20:25 ID:dR9sucGE
「先程はありがとう。ぜひ御礼がしたいです。イタリア料理でも、御馳走させ
て頂けませんか?」
成功率はそんなに高くない。しかし、根気よくやっていると、一日に最低一人
は必ずヒットし、日本についてから、CIAのリチャードから連絡が来るまでの
一週間の間に、14人の女性とセックスをする事が出来た。
『CIAのリチャード・ファーマーです』
電話がかかってきた時、チャールズはため息をついた。
(やれやれ、仕事か。面倒くせえな・・・)
『北朝鮮の工作員の居場所がわかりました。彼らと接触する前に、あなたと
コンタクトを取りたいのですが』
「ああ・・・悪いが、ちょっと、今取り込み中でね。先に行っててくれ。後から、
俺もいく・・・」
チャールズは、ナンパした女子大生とスイートルームでセックスの最中だった。
『そうですか、事前に、あなたと打ち合わせをしておこうと思ったのですが。』
「今、別の仕事で、どうしても手が離せなくてね。スマン」
チャールズは、場所だけ聞くと、いまいましげに電話を切った。セックスの最
中に電話がかかってくる事が、一番腹が立つ。チャールズは再び、ダブルベ
ッドに裸で寝転がっている、茶色に髪の毛を染めた日本人女子大生の胸に顔
を埋め、小ぶりのオッパイの先にある乳首を舌で転がし始めた。
192名無し調教中。:2006/08/07(月) 16:31:30 ID:p+9altCe
キタ━━\(゚∀゚)/━━!!!!
193作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 16:35:03 ID:dR9sucGE
リチャードとバーバラ、ジョーイは、ワンルームマンションのドアの前に立
っていた。これで、7件目である。バーバラの念写は、なかなか当たらず、
その度に念写をやり直していた。
「ジョーイ、頼む」
「まかせてくれ」
ジョーイこと、『スプーン曲げのジョーイ』はドアノブを握り締め、思念を集
中した。ここ数ヶ月で彼の超能力は大幅にレベルアップしている。
「きたきたきたきた!」
ドアノブを握ってうなり始めてから10分後、いきなり金属のドアノブが飴の
ようにグンニャリと曲がった。
「よし、突入だ」
リチャードが先頭を切ってマンションの部屋に飛び込んだ。3人の手には
サイレンサー付のオートマチック拳銃が握られている。部屋の中では、一
人の東洋人の男がテレビにかじりついていた。
「誰だ!」
男は、侵入してきた3人の白人の姿に驚き、立ち上がって、とっさに身構え
た。テコンドーの構えだ。
「お前、日本人じゃないな」
プスッ、プスッと音がして、リチャードの銃口から鉛弾が発射された。足を
撃たれた朝鮮人の男は、床に倒れ込み、のた打ち回る。
「ヒギャアアアア!」
「お前、一人か?他に仲間は?誘導装置はどこにある?ジョーイ、バーバ
ラ、部屋を探してくれ!」
他には部屋に、誰もいないようだった。荒事には慣れていないジョーイと
バーバラが、ヘッピリ腰でタンスや押入れを開け、中のものを引っ張り出し
て誘導装置を探し回る。しかし、どこにもそれらしき物は発見出来なかった。
「どこへやった?ミサイルの誘導装置は?」
リチャードが、倒れている男の脇腹を何度も蹴った。肋骨が折れたのか、男
は血を吐いているが、なぜか、せせら笑っている。
194作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 16:36:14 ID:dR9sucGE
「・・・お、お前ら、何者か知らないが残念だったな・・・テポドンXの誘導装置
は、すでに仲間が設置を終えている頃だ・・・将軍様、万歳!」
男は、奥歯に仕込んであった毒薬のカプセルを噛み砕いた。ガクッと首が
うなだれ、絶命する。力の抜けた男の肉体には、もはや脈はないようだった。
「しまった!・・・バーバラ、もう一度念写だ。残りの二人の居場所を探して
くれ!」
この男の話が本当だとすれば、いつミサイルが発射されてもおかしくはない
状況だ。今、この瞬間にも、北の独裁国家では、発射ボタンが押されている
かもしれない。バーバラが、念写のために、市街地図を開いて精神を集中し
ていると、マンションの廊下からドタバタと人間の足音がした。
「ウー、ワンワン!」
犬の鳴き声を聞いて、振り返ったリチャードが見たのは、四つん這いの裸の
白人女と、下半身を露出させた日本人の男女だった。
「動くな!警察だ。動くと撃つぞ!」
青山優作刑事が、叫んだ。手には命中率の悪そうなリボルバーを構えている。
浮浪少女の情報を元に、マンションの前で張り込んでいたのだが、騒ぎが起
こったため、踏み込んできたのだ。リチャードは、犬のように四つん這いにな
っている裸の女の顔に見覚えがあった。
「ヘレン!ヘレン・マンスフィールド!」
「ブヒ?・・・リ、リチャード!リチャード・ファーマー?」
ヘレンも気づいたようだった。二人は3年前まで、CIAでコンビを組んで仕事を
していた同僚だったのだ。小国の政権転覆や、クーデターの情報操作。要人
暗殺、機密情報の奪取など、数々の困難な任務を共にこなしてきたベストパ
ートナーだった。しかし、今のヘレンは脳内コンピューターを埋め込まれた、宇
宙人の犬型サイボーグに過ぎない。
195作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 16:38:09 ID:dR9sucGE
「ウー、ワンワン!こいつらアメリカのCIAだワン!」
「何、CIA?」
優作と絵里子が浮き足立った。リボルバーを構える手が震えている。平和な
日本の警察官である二人が、百戦錬磨のCIA工作員に敵うはずがない。リチ
ャードは、変わり果てたヘレンの痛々しい姿を見て、胸が痛くなった。
「ヘレン!なぜ、宇宙人の味方をする?」
「あたしの体は、改造されてしまっているワン。あたしの意思と関係なく動くブー」
やっぱりそうか、とリチャードは思った。保護した地球人サイボーグ、工藤明日
香も同じ様な事を証言していた。
「ヘレン、こいつらをやっつけろ!逮捕するんだ!」
優作が叫んだ。ヘレンは命令には逆らえず、次の瞬間にはリチャードに飛びか
かる。仕方なくリチャードはサイレンサーの弾を、ヘレンの体に撃ち込んだ。ヘレ
ンの動きは一瞬止まったが、鍛え抜かれた精神力を持っている彼女は、銃弾を
浴びても、顔をしかめただけで、悲鳴一つあげない。
「ジョーイ、バーバラ、ひとまず退散だ!」
リチャードは、オートマチックを連射しながら入り口を塞ぐ二人の刑事に突進した。
「おわあっ!」
優作は、撃ち合うために、リボルバーの引き金を引くが、実戦に慣れていないた
め、空しく、弾は天井にそれてしまう。
「キャアアアアッ!」
絵里子が、胴体に弾を受けて悲鳴をあげた。白いブラウスの胸元が血で赤く染
まっていた。ゆっくりと絵里子は膝をつき、体が崩れ落ちていく。
196作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 16:38:47 ID:dR9sucGE
「絵里子おおおっ!」
呆然として絶叫する優作の脇を、リチャードとバーバラが駆け抜ける。怒り
狂った優作が、最後に駆け抜けようとしたジョーイに掴みかかった。
「お前ら、許さねえ。平和な日本で血を流しやがって!ここは外国の戦場じゃ
ねえんだよっ!」
優作の怒りのパンチがジョーイの顔面にヒットした。それでも、気持ちが治ま
らない優作は、ジョーイの体をボロ雑巾のようになるまで殴り続けた。そして、
疲れてわれに返ると、さざなみ署に携帯電話で連絡をした。
「・・・容、容疑者1名確保。犯人はCIAと名乗っています。二人に逃げられま
した。こちらは刑事1名と警察犬1匹が負傷。至急、救急車を回してください。
それから奥に死体が一つ転がっています、鑑識も回してください・・・繰り返し
ます・・・」
優作の目に涙が溢れた。脳にコンピューターチップを埋め込まれ、宇宙人に
コントロールされていても感情だけは残っているのだ。
197名無し調教中。:2006/08/07(月) 16:49:08 ID:VHMoBOJ6
作者タン乙。
トリガーをガク引きしちゃうと当たらないんだよね。
198作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 23:02:55 ID:dR9sucGE
リチャードとバーバラは、マンションの近くに駐車してあった黒塗りのベンツ
に乗り込むと、猛スピードでスタートさせた。
「ジョーイが!」
バーバラが半狂乱になっていた。先程までの、スパイごっこの遊び気分は
消し飛んでしまっている。ベテランのリチャードは冷静だった。
「今は、誘導装置を破壊する事が先決だ。ジョーイはその後で助けるしかな
い。バーバラ、走っている車の中じゃ、集中出来ないかもしれないが、ここ
で念写をやってくれ」
「わかったわ」
しばらくすると、リチャードの携帯電話が鳴り、出るとチャールズ・モンドから
だった。
『おい、おいリチャード。今、どこにいる。俺をからかっているのか?言われた
場所に行ったが、小学生の子供が一人で、お留守番をしているだけだったぞ』
チャールズは、バーバラが間違えて念写した最初の家へ行ったのだ。その時、
後部座席で念者をしていたバーバラが歓声を上げた。
「やった、わかったわ!北朝鮮の工作員はここよ。えーと、市街地図では、さ
ざなみ放送局のテレビ塔って書いてあるわ」
誘導装置はなるべく高い場所に仕掛ける方が、ミサイルの命中精度はあがる。
その事を考えると、今度の念写の信憑性は、かなり高い。
「聞いたか、チャールズ。テレビ塔だ。今度はすぐに来い!こっちは仲間を一
人やられたんだ!」
『わかったよ。そんなに怒るなって』
チャールズは、あまり気乗りがしないようだった。
199作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 23:03:53 ID:dR9sucGE
さざなみ署の取調室では、逮捕されたジョーイ・ファレルがボコボコにされ
ていた。全身痣だらけで、口の端から血を流している。ハンサムだった顔
も倍ぐらいに腫れ上がっていた。
「お前、CIAだろ、あーん?何の目的でさざなみ市に来たんだ?」
青山優作刑事が、暴力尋問を行っている。相棒の中津刑事が重症で、生
死の境をさ迷っており、かなり荒れていた。
「CIA・・・何の事だ・・・僕は、観光でこの町に来ていただけだ・・・」
「うそつけ!」
また一発、優作が顔面を殴った。ジョーイの前歯が折れ、口元を押さえた
手の間からゴボゴボと血が流れ出す。優作はジョーイの胸元を掴んで椅子
から立ち上がらせると、リボルバーの銃口をジョーイの股間に押し付けた。
「いい加減に吐かねえと、ここが使い物にならなくなるぜ。お前のタマタマを
一個ずつ握りつぶしてやろうか、あーん?」
「ひいいいいっ!」
そこが、新人工作員であるジョーイの限界だった。ジョーイは、さざなみ市
に来た目的や、テポドンXの誘導装置の事などを、洗いざらい喋った。
「なんだと?誘導装置?弾道ミサイルには核を積んでいる可能性もあるだ
って?」
優作は考えた。この事はすぐに植民地総督府のネオガイア星人に知らせ
なければならない。おそらく、さざなみ市は2年前のようにエネルギーバリア
で包まれる事になるだろう。優作は容疑者の供述を課長に報告すると、犬小
屋からヘレンを引き吊り出した。リチャードに撃たれたヘレンだったが、弾は
なぜか急所を外れており、血を失って貧血気味だったが、細胞回復促進剤
で傷口は塞がっていた。
(リチャードがわざと急所を外してくれたんだワン)
とヘレンは密かに考えていた。
「豚犬!出動だ!絵里子を撃ったスパイどもを全員逮捕して、刑務所へ送
ってやる!」
優作は、ヘレンを乗せて覆面パトカーを走らせた。
200作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 23:05:13 ID:dR9sucGE
 さざなみ放送局では、その日も美人アナウンサーが、大股開きでニュー
スの原稿を読み上げていた。その収録が行われている放送局ビルを跨ぐ
様に、高さ200メートルのタワーがそびえ立っている。ネオガイア星の技
術をミックスして建造された、このテレビ塔からは、いつでも全世界のチャ
ンネルを電波ジャックして、ネオガイア星人の意思を伝えるための放送を
流すことが出来る。高さ150メートルの位置にある展望室の、吹き曝しの
踊り場に、朴秀姫と、もう一人の工作員、高宗錫は、テポドンXの誘導装置
を設置した。
「任務完了の報告を、本国に送るわ」
秀姫は携帯電話のメールを送信した。本国のミサイル発射基地では、燃
料の注入を終えた弾道ミサイルが、発射ボタンが押されるのを今や遅しと、
待っているはずだ。二人が、展望室に戻り、エレベーターで地上に降りよう
とした時、上がってきたばかりのリチャードとバーバラに鉢合わせした。
「あっ、写真の女!」
バーバラが思わず叫んだ。秀姫と宗錫はギクリとする。二人は、とっさに
自分達の正体を知る者と出くわした事を悟った。リチャードは内ポケットの
サイレンサーに手を伸ばしたが、秀姫と宗錫は身を翻し、展望室を後戻り
すると外階段を駆け下り始めた。
「捕まえて、誘導装置を仕掛けた場所を吐かさなくては!」
「やっぱり、実物を見てもあたしの方が美人ね」
リチャードとバーバラが追いかける。階段の上からリチャードがサイレンサ
ーを撃ったが、目標には当たらず、階段の骨組みに当たって、跳弾するだ
けだった。
「チャールズ!階段だ。挟み撃ちにしよう!階段を上がってきてくれ」
リチャードが携帯電話で、そろそろ、遅れて現場に到着するはずのチャー
ルズに指示をした。
『階段?冗談だろ。この塔を階段で上がれってか』
「嫌なら、上がってこなくてもいい!下で待ち伏せしてくれ!」
リチャードはイギリス人の、やる気の無さに心底腹が立った。階段を駆け下
りながら、リチャードは、ふと空の色がおかしい事に気付いた。
201作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/07(月) 23:06:08 ID:dR9sucGE
(エネルギーバリアだ。宇宙人が北朝鮮の攻撃計画に気付いたに違い
ない)
これで、さざなみ市が被害を受ける事はない。しかし、問題はそういう事
ではなく、実際に攻撃が行われた場合の宇宙人の地球国家に対する反
撃である。なんとしても、さざなみ市へのミサイルの着弾を阻止しなくて
はならない。フラフラになりながら150メートルの階段を駆け下りた時、
階下では、アルマーニのスーツを着たチャールズが、同じくフラフラにな
って息の上がっている北朝鮮の工作員を、悠々と取り押さえていた。
「俺は、殺しのライセンスを持っている。このまま、お前らを撃ち殺しても
イギリスに帰れば、お咎めなしだ。どうだね。誘導装置をどこにセットした
か言うかね?」
「誰が、言うものか!将軍様、万歳!」
宗錫が、決死の覚悟で飛びかかろうとすると、チャールズはサイレンサ
ーでためらいも無く、あっさりと宗錫を撃ち殺した。
「殺しのライセンスを持っている、と言っただろう。さあ、お嬢さん、どうす
るね。俺としては、女は殺したくない。特にあなたのような美しい女性は
ね。素直に白状してくれれば、これからホテルのスイートルームに連れ
て行って、今まで君が味わった事のないようなテクニックで可愛がって
あげるよ」
「資本主義の犬め。誘導装置は、展望室の外階段にセットしたわ。でも、
もう遅い。さっき設置完了のメールを本国に送ったから!」
リチャード、バーバラ、チャールズの顔が真っ青になった。誘導装置が
ここにあると言う事は、弾道ミサイルはこの場所に落ちるのだ。
202名無し調教中。:2006/08/08(火) 01:44:17 ID:HRTpqAnq
おお、すごいペースですね。

細かい事ですが、「サイレンサー」は拳銃の銃口に付ける消音装置(大抵は筒状)なので
作品中では「サイレンサー付き拳銃」とか、あるいは単に「拳銃」(前にサイレンサーを付けてる描写があるし)
で良いかと。

ミサイルは飛んで来るのでしょうか?
ワクワクしながら読んでます。
203名無し調教中。:2006/08/08(火) 06:35:36 ID:z0rSe3lr
エロなしでも全然イイ(・∀・)
204レイコ:2006/08/08(火) 23:24:49 ID:W8PO2F6h
今回は誰が責められるお話なのでしょう。
楽しみに読ませていただいています。

作者様、美男責めもお忘れなく!
205名無し調教中。:2006/08/09(水) 15:37:42 ID:4JhudQUK
>>204
キモチは分かるが、あまり強制的な事は書かないでね
206名無し調教中。:2006/08/09(水) 20:58:43 ID:MHmFW0AS
ババァがそろそろウザくなってきた件。
207作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 09:56:27 ID:dUuy9JYI
北朝鮮北部のミサイル基地では、基地司令官が、平壌からの連絡を受
けていた。電話の相手は、この国の最高権力者である。
「日本に潜入した工作員から、誘導装置の設置完了の報告がありました。
弾道ミサイルへの液体燃料の注入も完了しており、テポドンXはいつでも
発射出来ます。」
「核は積んだのか?」
「はい、弾頭には、ヒロシマ型の30倍の破壊力を持つ、水素爆弾を積み
込んでいます。いかに宇宙人と言えども、無傷では済みますまい。我が
国の国力を全世界に示す、またとないチャンスです。成功すれば5カ国
協議も、有利に進むでしょう。ただ、核を落とせば、宇宙人だけではなく日
本の国土にも相当の被害が出ると予想されますが」
「かまわん。日本人が、大戦中に我々の民族に加えた暴虐に比べれば、
奴らの国が放射能にまみれようと、大した事ではない。逆に謝罪を要求し
てやればいい。奴らは、何を言われても、ひたすら謝る事しか知らんからな」
「計画通り、テポドンXと同時に、通常爆弾を搭載したノドン型ミサイル10
発を発射します。日本の防空システムに対する目くらましです」
「うむ、作戦の成功を祈る」
北朝鮮の総人口は、公式発表では2200万人だが、長年に渡る飢餓と圧
制、極端な軍事偏重政策のため、人口が激減し、現実には1000万人を
切ろうとしている。まさに政権は、崩壊寸前だった。なんとかして5カ国間協
議で譲歩を引き出し、外国から食料、物資の援助を受けなくてはならない。
「サム、イ、イル、ヨン、(3,2,1,0)発射!」
基地司令官が、ミサイルの発射ボタンを押した。2006年、8月6日、17時
14分。11基のミサイルは煙の尾を引き、日本海を越えて、さざなみ市へと
飛び立っていった。
208作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 09:57:27 ID:dUuy9JYI
総理大臣は、党本部で次期総裁選の候補者について、党の有力者達と
協議中だった。そこへ、秘書官が慌てふためいて駆け込んでくる。
「何事だ!宇宙人でも攻めてきたのか!」
「宇宙人ではありません!北朝鮮が、我が国に向けて弾道ミサイルを発
射しました!」
「馬鹿な!ミサイルだと・・・状況を詳しく説明しろ」
「はっ、発射されたのは、合計11基で、そのうち4基は、日本海沿岸で、
海上自衛隊のイージス艦とパトリオットミサイルによって撃ち落とされまし
た。しかし、残りの7発は、我が国の国土に着弾しました・・・」
「ど、どこに落ちたのだ・・・」
「正確な着弾地点と、被害状況については、現在調査中ではありますが
・・・京都に1発、岐阜に2発、長野に1発、静岡に3発落ちました。防衛庁
の見解では、弾道から推測して、さざなみ市を狙ったものかと・・・」
「さざなみ市・・・ま、まずい・・・北朝鮮め、余計な事を・・・宇宙人を怒らせ
たら、何をされるか判らんぞ・・・」
総理大臣は、宇宙人に加えられえた数々の虐待を思い出して身震いをし
た。土下座でネオガイア星人総督の靴の裏を舐めて、済む問題とは思え
ない。
「幸いにも、弾道ミサイルの精度は低く、宇宙人の占領地域に落ちたミサ
イルは一発もありません。しかし、京都の市街地に落ちたミサイルは、テ
ポドンXと思われ、不発に終わったものの、核を積んでいたらしく、着弾地
点一帯に、放射能汚染が広がっています」
「あわわわわ・・・最悪だ・・・すぐに自衛隊を京都に災害出動させろ。まだ撃
ってくるかもしれん。全国に非常事態宣言を出せ。それから記者会見の用
意だ。国民に平静を訴えねばならん」
総理大臣は、取り乱していた。もうすぐ任期が切れると言うのに、とんでも
ない事態ばかりが起こる。今すぐにでも、総理を辞職したいくらいだった。
209名無し調教中。:2006/08/10(木) 10:05:51 ID:KmspFoto
ミサイルきたーーーーーーーーーーーーーーー!
210作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 10:07:24 ID:dUuy9JYI
この物語はフィクションです。作中に登場する人物は、架空の人物です。
特定の国、民族、団体を非難したものではありません。単なる、国際スパイ
アクション小説としてお楽しみ下さい。

それにしても、アクション小説を書いてみようと思ったのですが、やっぱり難しい。
スパイ映画や、刑事ドラマのようなスリル感が、なかなか出ない。あと、SM、エロを絡めるのも
結構、難しい。
211名無し調教中。:2006/08/10(木) 11:32:02 ID:/++tQqjm
日本人はマゾだとネオガイア星人が誤解すると見た。
212名無し調教中。:2006/08/10(木) 11:56:21 ID:MYMjE7/j
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
213名無し調教中。:2006/08/10(木) 19:31:17 ID:lbZlss5d
作者さんの文章の書き方すごい好きw
214作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 22:53:51 ID:dUuy9JYI
ミサイルの着弾による死者、247人。放射能汚染による被爆者を含む
負傷者の数は1000人を超えていた。被害はテポドンXの落下した京都
に集中している。
「総理、北朝鮮が声明を発表しました。」
総理官邸で事態の成り行きを見守っていた総理大臣の手に、秘書官が
声明文のコピーを手渡した。
「なに、よこせ。・・・『我々は、地球を侵略しようとする宇宙人に正義の鉄
槌を下さんとするものである。宇宙人の犬となり、国際社会を裏切った
日本政府は、ただちに全世界に向けて謝罪するべきである』だと・・・な
んで、ミサイルを撃ち込まれた日本が謝罪しなくてはならんのだ!無茶
苦茶な理論だ!」
「北朝鮮ですからな・・・」
総理大臣が激怒していると、さざなみ市の植民地総督府と繋がっている、
テレビ電話の呼び出し音が鳴った。
「ひっ・・・宇宙人だ・・・どうしよう。なんて言い訳すればいいんだ・・・」
「とにかく出てください、総理」
総理大臣が、震える手でテレビ電話の受信ボタンを押すと、冷酷なネオ
ガイア星人、ピタゴラス総督の顔が映った。
「総理大臣、この攻撃は一体どう言うことだね?我々に逆らおうというの
かね?」
「い、いえ、滅相もない・・・これは、別の国家が勝手にやった事です。我
が国としても波打ち際でミサイル攻撃を防ぐべく、最大の努力は払った
のですが・・・」
「では、なぜ加害者である、その国が日本に対して謝罪を要求しているの
かね?」
「それには、長い、今までの歴史的経緯が・・・」
総理大臣は、必死にピタゴラス総督に、朝鮮半島と日本の歴史について
説明した。
215作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 22:54:53 ID:dUuy9JYI
「そういう事か・・・それは、実に面白い!」
「はっ?」
真性サディストであるピタゴラス博士の顔が輝いた。何か、楽しい事を思い
ついたらしい。
「日本は、マゾ国家だ。もっとミサイルを撃ち込んで頂くよう北朝鮮様にお願
いしなさい。どんなに被害が出ても、撃ち込まれてくるミサイルを決して迎撃
してはならん!」
「は?」
「言う事が聞こえなかったのか?さざなみ市の事は心配いらん。核攻撃をさ
れても大丈夫なように、しばらくの間、またエネルギーバリアを貼っておく。
それから、竹島の領有権を韓国様に渡しなさい。国民全部が、心の底から、
謝罪するのだ。一億総土下座だ!生意気な事を言って済みませんと、世界
に向けてマゾ国家宣言をするのだ」
「ええっ!そ、そんな・・・それでは日本の主権が・・・」
「心配するな。いずれ、地球は全て、我々ネオガイア星人のものとなる。そ
れまでの、短い間のお遊びだよ」
通信が切れた。総理大臣は悩んだが逆らう訳にはいかない。相手は日本
全土を灰にするだけの軍事力と科学力を持っているのだ。2日後、総理大臣
は、急遽開かれた、国連の安全保障理事会に出席し、マゾ国家宣言を行った。
「北朝鮮様!もっとミサイルを撃ち込んでください!決して抵抗いたしません。
経済援助も、技術提供もお望み通りいたします。どんどん我が国にお申し付
け下さい。70年前の植民地支配の御無礼を、どうかお許し下さいっ!」
各国の国連大使が唖然として見守る中、総理大臣は北朝鮮代表の前で、手
をついて深々と土下座をした。その日、8月10日は、一億総土下座の日とし
て制定され、毎年、国民全員が、謝罪の気持ちを込めて一日中、土下座をす
る事が義務付けられる事になったのである。
216名無し調教中。:2006/08/10(木) 23:28:43 ID:/++tQqjm
>>211
217作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 23:37:18 ID:dUuy9JYI
チャールズ・モンドは、さざなみホテルのスイートルームで、捕虜にした朴
秀姫をレイプしていた。クロロフォルムを嗅がせて、ここに連れてくるまでの
間に、奥歯に仕掛けてあった毒薬を抜き取り、猿轡を噛ませて、自殺出来
ないようにしてある。驚くべき事に秀姫は処女だった。
「驚いたね。君ほどの美女が、24歳で処女とはね。これも、お国柄のせい
かな」
最初の日、チャールズが挿入すると秀姫は、苦痛に涙を流した。股間から
は、血が流れる。しかし、巧妙なチャールズの舌技や指使いにかかって、
秀姫はたちまち、快楽に身を任せるようになった。
「むぐぐぐぐ・・・・」
今では、あまりの快楽に涙を流している。伝説のスパイとして恐れられた
チャールズのテクニックは半端ではなかった。
「あの日から、エネルギーバリアが解除されなくて、この町から、出たくても
出られないんだ。退屈だから、たっぷりと君を可愛がってあげるよ」
3日3晩もの間、チャールズが秀姫の肉体に溺れていると、ある時、ホテル
のドアを荒々しく叩くものがあった。
「乱暴なルームサービスだな」
憤慨しながらチャールズがドアを開けると、外には、下半身丸出しの男と、
四つん這いで全裸の白人女が、立っていた。
218作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/10(木) 23:38:13 ID:dUuy9JYI
「さざなみ署の青山だ!チャールズ・モンドだな?スパイ容疑と殺人容疑で
逮捕する!」
チャールズは、とっさに蹴りを入れて、青山刑事の右手に握られていたリボ
ルバーを弾き飛ばした。続けて、腹にパンチを浴びせる。
「ウー、ワンワン!」
額のドリルを回転させて、ヘレンが飛び掛ってきた。ドリルの先がチャールズ
の右肩を切り裂く。
「くっ・・・何だ、お前は・・・・あっ、その顔、見覚えがあるぞ。もしかして、CIA
のヘレンか?」
豚鼻に改造されてはいるものの、それは紛れもなく、以前リチャードと組ん
でスパイ活動を行っていたヘレン・マンスフィールドだった。チャールズは世
界中の有名な同業者の顔はほとんど知っている。
「ブヒー、ブヒー!」
チャールズは、襲ってくるヘレンに手刀を叩き込んで退けると、奥の部屋へ
駆け込み、ドアをロックした。残念だが、朴秀姫は置いて逃げるしかない。
急いでトランクからロケット付のベルトを取り出すと腰に巻きつける。それは、
MI6の技術班が開発した、スパイ映画でお馴染みの、古典的な一人用の
飛行装置だ。難点は、噴射の方向を間違えると大火傷を負う危険があるこ
とである。青山優作とヘレンが、ドアを破って入って来た時、チャールズは、
地上15階の開け放たれた窓から、悠々と夜空に消えていく途中だった。
「くそっ!スパイ野郎め!味な真似を!」
優作は地団駄を踏んだ。
「容疑者1名、確保だブヒー」
ヘレンは、裸で、ダブルベッドに横たわり、連日のセックスに疲れてて、死ん
だように眠っている朴秀姫を発見した。
219名無し調教中。:2006/08/10(木) 23:51:24 ID:9WZUAt+0
暑い夜に熱いハードアクションでつね♪
220名無し調教中。:2006/08/11(金) 06:36:30 ID:hVP9DCxV
遅くなりましたが、携帯版更新しました

作者さん、パスは同じなのでコピー→貼り付けで更新しても構いませんよ^^
221作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/11(金) 07:32:26 ID:phr0IbKD
>>220
お忙しい中、携帯版の更新、いつもありがとうございます。

他人の作ったサイトを勝手にさわるというのは、申し訳ないような気がするのですが。

次回更新時、出来たらやってみます。
222名無し調教中。:2006/08/11(金) 11:12:48 ID:hVP9DCxV
作者さん、作った訳じゃなく借りただけなので気にしないで下さい^^
借りたといっても、無料サイトからなので料金も掛かりません
好きに使って下さい

作者さんのファンなんで、出来れば沢山の方に読んで貰いと思ってます
これからも頑張って下さいね
223名無し調教中。:2006/08/11(金) 13:40:27 ID:834deeaH
>222のファンになりましたw
224名無し調教中。:2006/08/12(土) 01:23:26 ID:g+3Dw1/M
へたれ
225名無し調教中。:2006/08/12(土) 07:11:14 ID:4eSeoMYK
この展開はちょっと馬鹿みたいだと思う
どれだけ韓国に日本が迷惑かけられてるか
洒落になってない
226名無し調教中。:2006/08/12(土) 07:14:33 ID:4eSeoMYK
っていうか、現実に北朝鮮に殺された日本人が複数人いるのだから、
こういう展開はやめたほうがいいと思う
俺みたいに白ける奴はいるだろうし、この展開にイラついて荒らしたりする奴がでてくるかもしれない
っていうか、今回は韓国に関わったことのある人間ならば許せない内容
続けて欲しいからこそ、やめてほしい
227名無し調教中。:2006/08/12(土) 10:06:13 ID:2rgcK3Kw
>>226
それだとヤクザモノもナチモノもスパイモノも国家(どの国であろうと)モノも
書けないと思う。
ま、作者の独断で決めて良いのでは。
228sage:2006/08/12(土) 21:45:24 ID:g+3Dw1/M
作者=チョンコ確定w
229千鶴好き:2006/08/12(土) 23:07:14 ID:Gm0veiuB
作者さんの書きたい作品であって欲しい。私は色んな展開に話が広がるトコすごく好きですよ。だって自分ではこんなに素敵な作品書けないし、想像もできない。読む側としては、作者さんには自由に!思う存分!と願いたいです。
230志津子好き:2006/08/12(土) 23:36:35 ID:EGlq/aF0
私も作者さんの自由で良いと思いますが、時期的に微妙なものは否めませんね。
そろそろ別の方向に持って行かれては。
SM色の強いお話を希望します。
231名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:17:24 ID:bwdm5xI9
作者絶対チョンだろ
232名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:25:20 ID:dERQEPSY
シツコイ
233名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:53:36 ID:zB+XJzMO
チョンが糞小説を書いていると聞いて飛んできますた

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234名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:54:12 ID:zB+XJzMO
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235名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:55:15 ID:zB+XJzMO
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236名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:56:43 ID:zB+XJzMO
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237名無し調教中。:2006/08/13(日) 00:59:29 ID:zB+XJzMO
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238名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:05:13 ID:zB+XJzMO
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239名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:10:32 ID:zB+XJzMO
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240名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:13:39 ID:zB+XJzMO
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241名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:15:39 ID:zB+XJzMO
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242名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:17:33 ID:zB+XJzMO
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243名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:19:14 ID:zB+XJzMO
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244名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:21:41 ID:zB+XJzMO
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245名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:24:08 ID:zB+XJzMO
チョン死ね!糞死ね!チョン死ね!糞死ね!チョン死ね!糞死ね!チョン死ね!糞死ね!

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246名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:31:17 ID:CNZCyQAR
ここいらで中学生妊婦の話に戻そう。
247名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:31:32 ID:zB+XJzMO
これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!

これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!

これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!
248名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:32:23 ID:zB+XJzMO
これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!

これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!

これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!
249名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:34:11 ID:zB+XJzMO
これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!

これからもクソ書いたらこんなスレ書きつぶしてやっからな!!!!

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250sage:2006/08/13(日) 01:51:40 ID:yR83pu2W
チョンコ撲滅のため応援たのみます
251名無し調教中。:2006/08/13(日) 01:57:22 ID:dERQEPSY
sageられてないし・・・('A`)
252名無し調教中。:2006/08/13(日) 04:04:32 ID:YiGcVpWF
一気に荒れたな('A`)
253名無し調教中。:2006/08/13(日) 05:06:44 ID:FpTFwhdC
全く…ボキャブラリの無い馬鹿どもが騒ぎやがって。
同じ日本人として恥ずかしいぜ。
チョンだの糞だの騒いでるアホはネット右翼のカスどもだろ。
リアルな戦争経験も無い癖に、取り敢えずネット上でしか騒げないゴミ屑どもなんだから死んでいいよ。
まぁ、こんなこと書いたら俺もチョンだとか赤だとか言われるんだろな。
全く、くだらねぇよ…
戦争だの政治だの歴史だの思想だの…そんなもんに、こだわる奴はアホだな。
黙って小説を楽しめ。嫌なら読むな。
てめぇの、くだらん主義主張を押し付けるなゴミ野郎。
100万回死んでこい屑。
254千鶴好き:2006/08/13(日) 07:26:01 ID:njxg3kcB
作品楽しみに待ってますから!
255志津子好き:2006/08/13(日) 09:29:02 ID:8DdJHITm
作者さん、私も作品を楽しみにお待ちしています。
ファンのために頑張ってください。
256作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/13(日) 10:02:30 ID:SOhVewIF
さすがに、反響が大きかったので少しコメントします。

○ スレが荒れるのは、ある程度予想していました。
○ 私が、朝鮮系か、どうかと言う質問に対しては否です。ただし、
  7世紀以前の大和朝廷時代に、半島からの渡来人が、先祖にいたかどうかについては、不明です。
○ 人種差別的な、気持ちは持っていません。ただ、日本で、国際スパイ小説を書く際に、遠い国
  の事を書いてもしょうがないので、身近な国の問題を題材にしました。
○ 政治問題についてマジレスすると、現実の日本政府の対応も、小説の中の対応と大して差がないと思う。
  竹島には、韓国の施設が建設され、日本の船は近づく事も出来ない。ミサイルが日本上空を通過しても、
  迎撃できない。拉致被害者がいても、支援しようとする。相手の国の上層部は、歴史問題を外交カー
  ドとしか、考えていない。
○ 読者の中には、当然、朝鮮の方も、中国の方も、おられると思います。事実、まとめサイトへのアクセスは、
  外国(特に東アジア)からのアクセスが、かなり多いです。なので、翻訳機能をつけました。
○ 匿名掲示板なので、私が、某国工作員に狙われる心配もないでしょう。
○ 次回のエピソードは、別のテーマになります。

以上、何か質問がありましたら、支障のない範囲で答えます。ネタバレも、あまり出来ませんが・・・
257名無し調教中。:2006/08/13(日) 11:00:08 ID:dERQEPSY
>>256
マジレス返す作者タソ、ちょっとエライよ
純粋にフィクションとして楽しめない混合さんがいるから、
児童ポルノ法が台頭してくるんだよなヽ(´Д`;)ノアゥア...

258名無し調教中。:2006/08/13(日) 21:03:29 ID:jJKI1LMt
>>257
関係ないと思うが。
『これはフィクションです』って但し書きがついてたとしても、
「お前がうんこ常食してるクソ野郎で友達いなくて乞食だから士ね」
とか書かれたら面白くないだろ?
同じようにこの時期に「日本人はマゾ国家で韓国に土下座をします」とか書かれたら、
そりゃ面白くなくて荒らす奴も出てくる。
なにかを文章で表現するならそれだけ叩かれる可能性も出てくるだろうが。
万人が見られるところに投下してるんならなおさら。
いやなら、それこそ会員制のサイトかチラシの裏に書いてろって事になるわけだし。
259作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/13(日) 21:17:48 ID:SOhVewIF
 逮捕されたジョーイ・ファレルは、簡易裁判で有罪判決を受け、さざなみ
刑務所へと放り込まれた。
「新入りか。お前、アメリカ人だって?あたしもアメリカ人なんだよ。なかな
か若くて、ハンサムな顔をしているから、あたしの管轄にしてやるよ」
丸裸にされて、直立不動の体勢で検査を受けているジョーイに、シンディ・
スコットランド刑務官(23歳)が言った。シンディは、この刑務所では、もっ
とも過酷な刑務官として囚人達に恐れられている。
「アメリカ人なのに、宇宙人の仲間になっているのかい?」
折れた前歯の痛みに耐えながら、ジョーイが尋ねた。治療などしてもらえ
るわけがなく、剥き出しの神経が外気に触れるたびに、ズキズキと歯茎が
痛む。夜も眠れず、憔悴しきっていた。
「うるさいっ!囚人の癖に、意見するのか!」
シンディは軍靴で、ジョーイの股間を蹴り上げた。
「うぎゃおおお!」
ジョーイは股間を押さえて、飛び跳ねる。
「宇宙人だろうと、なんだろうと、あたしにはこの仕事が天職なのさ。お前み
たいな、無抵抗な囚人を虐待すると、胸がスーッとするんだ。」
短髪の女が、麻薬中毒患者のように目をキラキラさせている。どう見ても
ジョーイの好きな女性のタイプではなかった。
260作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/13(日) 21:18:23 ID:SOhVewIF
「暴力はやめてくれ。僕はこういうSMプレイみたいな事は、苦手なんだよ・・・」
「お前の趣味は聞いていない。おら、嫌なら、もっと泣き叫べ!」
シンディは、ジョーイの乳首を思い切り、爪を立てて抓り上げた。
「ぎゃおっ!」
「このまま、お前の乳首を捻り潰してやろうか?ええ?」
「ひっ、痛いよう!歯の治療もしてくれよう!」
「トイレットサービス!」
シンディは叫んだが、ジョーイは言葉の意味がわからず、ボーッとつっ立
っていると、殴り倒された。
「オシッコを、口で受けろって言ってんだよ!」
「ひいいいっ、オシッコなんて飲めないよう」
シンディは、制服のズボンを少しずり下げると、仁王立ちのまま、剥き出し
の股間を、跪かせたジョーイの顔面に押し当てた。
「1滴でも、こぼしたら、今日の食事は抜きだからね!」
シャーッと濃い尿が口の中に流れ込んできた。歯茎の剥き出しの神経に、
オシッコの塩分が沁みて、強烈な痛みが、ジョーイの脳天を貫いた。
「あぎゃああああ!沁みるうううう!ごぼごぼごぼ・・・・」
痛みのあまり、のたうち回ったジョーイは、1滴どころではなく、半分以上、
床にこぼしてしまった。
「てめえ!まじめにやれよっ!」
シンディはジョーイの髪の毛を掴み、顔面を荒々しく、オシッコのこぼれた
床の上に叩き付けた。唇が切れ、床のオシッコに、赤い血が混じる。
(く、くそ・・・こんな奴、俺のハンドパワーで・・・)
ジョーイは、悔し涙を流したが、次の瞬間、鳩尾を軍靴で思い切り蹴り上
げられて、気を失った。
261作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/13(日) 22:14:25 ID:SOhVewIF
 チャールズ・モンドのスイートルームで逮捕された朴秀姫も有罪判決を
受け、さざなみ刑務所へ放り込まれた。
(刑務所と言ったって、祖国の強制収容所よりマシだわ。きちんと、食事も
出るみたいだし)
秀姫の同僚の喜び組のメンバーで、情報漏洩の容疑で強制収容所に入
れられた女達は、その後、悲惨な運命をたどったと聞いている。祖国の収
容所では、満足な食料も与えられないために、囚人達は、敷地内の草や
小動物、泥土などを食べて飢えを凌いでいるという。しかも、元喜び組の
メンバーは飛び切りの美女達ばかりであるため、男子刑務官にどんな扱
いを受けてるかは、想像に難くない。それを思えば、さざなみ刑務所など
パラダイスだ、とタカを括っていた。
「お前か。ミサイルの誘導装置を仕掛けた女スパイってのは?」
ジョーイの拷問を終えて、休息を取ったシンディ刑務官が、秀姫の独房を
覗きに来た。
「元喜び組だって?なるほど。東洋人にしちゃ、可愛い顔をしているじゃな
いか」
シンディの瞳が、サディスティックに輝き始める。この女は、人間を虐待す
る事に関しては、全く疲れを知らないようだ。秀姫はシンディを睨み返した。
「何があっても資本主義者には、屈しないわ」
「フン、強情張れるのも今のうちだ。お前には、拷問のスペシャルコースを
用意しているからね。でも、まあ、あの、不死身の再生女のような拷問はさ
すがに無理だけど・・・」
秀姫は、シンディに引き立てられて拷問室に連行されると、グレーの囚人
服を脱がされ、全裸にされた。
「この上にまたがれ!」
シンディが、三角木馬を指差した。木馬の尖った背中の部分には、以前の
犠牲者が流した血が、黒く滲んで染みになっている。秀姫は恐れ気もなく、
三角木馬に跨った。
「さあ、思う存分やるがいいわ。薄汚れたアメリカ人!」
262作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/13(日) 22:15:24 ID:SOhVewIF
「ちっ、生意気な!」
シンディの一本鞭が空を切った。秀姫のシミ一つない、綺麗な肌に赤い
筋が刻まれる。秀姫は悲鳴を上げなかった。
「全然、痛くないわ」
平気な顔をしている秀姫に逆上したシンディは、狂ったように、何発も何
発も鞭を浴びせかけた。打たれてから、しばらくすると、秀姫の肌に交錯
した蚯蚓腫れが、網の目のように浮かび上がってくる。それでも、秀姫は
歯を食い縛り、毅然とした態度を崩さなかった。
「やるじゃない。あなたには、もっと激しい拷問が必要なようね」
シンディは、拷問室の隅にあったバケツ2杯に、満杯になるように、水を
入れシンディの両腕に持たせた。
「ぐうっ!」
バケツの水の重量で、三角木馬の尖端が、ギリギリとさらに強く、股間に
食い込んでくる。秀姫の股間の皮膚が裂け、血が流れ始めた。
「腕をもっと上げろ!下げるんじゃないよ!もしバケツを落としたら、今日
の食事は抜きだよっ!」
秀姫は、ありったけの力を振り絞って両腕のバケツを持ち上げた。腕の
筋肉が、限界以上の力を出しているため、プルプルと痙攣している。すぐ
に腕の感覚が麻痺してきた。
「どうした、女スパイ?もう限界か?」
「こ、これくらいの事で・・・・」
秀姫は精神力を振り絞った。全身から汗がびっしょりと、したたり落ちる。
そこへシンディが容赦なく鞭を叩きこんできた。
「ぎゃうっ!」
とうとう秀姫が悲鳴を上げた。しかしバケツは落とさない。
「キャハハハハ!こんなに責め甲斐のある女は、あのマゾ女以来だよ!」
新しいオモチャを手に入れたシンディは、歓喜の声を上げた。秀姫への虐
待は、まだ始まったばかりだ。
263作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/13(日) 22:27:05 ID:SOhVewIF
秀姫編終わりです。

今までで一番キワドイ内容になりました。政治もエロも難しいなあ。

ところで、『2チャンネルで学ぶ、著作権』という本を読みました。
それによると、著作権は、やっぱり私にあるようです。ただ、2チャン
ネルが、勝手に転載するのもOKのようです。でも、転載するほどの
価値はないですけどね、残念ながら・・・


264sage:2006/08/13(日) 23:02:44 ID:yR83pu2W
>>258
賛成です。この季節チョンコにいたぶられる日本人の話は正直つらいです。

>>253
お前はうんこ
265名無し調教中。:2006/08/14(月) 00:50:55 ID:AQpn2Ziw
シンディが登場したからアルテミスも登場するかと期待したんだけど、
いつかアルテミスが帰ってくると信じて……、
明日から盆休み。
266名無し調教中。:2006/08/14(月) 01:46:58 ID:mfvo7I8b
>>264
実際に殺された人も何年もいるし、拘束されたり誘拐されて家族と離れ離れにされた人も百人規模でいるしな
267名無し調教中。:2006/08/14(月) 08:48:15 ID:1CtuDtTa
>>264
ほう…俺は、うんこか。
じゃあ、お前はゲロだな。
フィクションに目くじら立ててんじゃねーよ、この馬鹿タレが。
お前は、ただ単に荒らしてぇだけだろうが。
お前の家族が実際に朝鮮人に殺されたのか?
そうじゃねぇなら黙っとけ。
大体…この話の中で、直接日本人を辱めてるのは宇宙人だろが。
朝鮮はダシに使われてるに過ぎねぇよ。
その朝鮮人の女スパイだって酷い拷問受けてるじゃねぇか。
やってるのはアメリカ人だが、その施設を作ったのは宇宙人…悪いのは全て宇宙人なんだよ。
日本も朝鮮もアメリカも宇宙人の玩具なんだよ。
268名無し調教中。:2006/08/14(月) 10:10:52 ID:hgPS0t62
家畜人ヤプー連載されてた頃に出版社に刃物持って怒鳴り込んでった
馬鹿右翼がいたそうだが、
それと同じだねw
まあ単細胞にいくら説明したって理解なんて出来ないんだし、
誰もが書き込める匿名掲示板なんだから
この荒れた状況を楽しもうではないかw
269名無し調教中。:2006/08/14(月) 10:54:25 ID:+T5tDUoC
朝鮮モノはヤクザモノとかスパイモノとは全然違うだろ。
一緒とか行ってるやつはなんなの?

あと作者タンも国名を伏せ字にするとか思い付かんかったんかね。
小説化狙ってるとか言ってたけど、今回の話で不可能に近くなったのは間違いない。
270名無し調教中。:2006/08/14(月) 10:59:01 ID:hgPS0t62
>朝鮮モノはヤクザモノとかスパイモノとは全然違うだろ。
どう違うのか説明しろよ。

国名は大して問題じゃないだろ。
むしろ他作品のパロディ部分の方が問題。
271ピタゴラス博士 ◆RzpA8uWltg :2006/08/14(月) 18:22:03 ID:IYUsw0S7
まあまあ。
SM板の住人はマゾ国家に住んでいるんだから
夏休みのこの状況をせいぜい楽しもう。
もちろん、Sの人は我がネオガイア星の地球支配に協力してほしい。
272ピタゴラス博士 ◆PITAaFJ7Tw :2006/08/14(月) 18:22:53 ID:IYUsw0S7
あ。またトリップ間違えたよ。
273名無し調教中。:2006/08/14(月) 18:23:18 ID:mfvo7I8b
>>267-268
馬鹿じゃねーの?
フィクションってつければ何でも書いていいのかっていう、それだけの単純な話じゃん。
答えは『フィクションでも人の目のつくところに好きに書いてはいけない』だろうが。
好きに書いていいのはチラシの裏だけだろ。
仮にフィクションと銘打っても、お前が嫌な事を書かれたら文句いうだろう。
遠まわしに馬鹿にされてるのに文句を言わないのは、それに気づかない本当の馬鹿だけ。
朝鮮人に家族を殺されていないとか、戦争体験していないって言うのは全然話が違う。
じゃあ、戦争体験してないと戦争に文句をいっちゃいけないの?
朝鮮人の拉致に対して不快感を示してはいけないのか?
いずれにしても、お前らがそうやってアホなずれた事を書き込むから余計に火が回る。
今回の事については、この時期にこんな微妙な素材をあつかった事がまずいのだから、
変に取り巻き連中が言い訳しないで、一回謝罪して後はスルーするべきだった。
274名無し調教中。:2006/08/14(月) 18:25:42 ID:mfvo7I8b
あと、「この状況を楽しもう」とか書いてると、マジで余計に荒れるぞ。
荒らしてる方から見ればそう言う発言は負け惜しみにしか聞こえないし、
面白くて余計に荒らす理由になる。
もういいから、全部スルーしとけ。
今回は文句言う人が出てきて仕方ない内容だったんだから、変に反発しないでいればいいじゃん。
275名無し調教中。:2006/08/14(月) 18:38:43 ID:1CtuDtTa
>>273
謝罪などする必要は無い。
不快なら読まなければいい。
読みたい奴だけ読めばいい。
来たい奴だけ来ればいい。
来るのも自由だし来ないのも自由だが、不快な物を、わざわざ読んで、文句を言うなど筋違い。
不快だと感じたら、その時点で読まずに閉じればいいだけのこと。何も強制して読ませてる訳じゃないんだし。
不快だ不快だ、謝罪しろ謝罪しろ…と、喚き立てるのは勝手だが、お前のやってることは戦後61年経った今でも、いまだに日本に謝罪を求める中国、朝鮮と何一つ変わらん。
276名無し調教中。:2006/08/14(月) 18:48:50 ID:mfvo7I8b
>>275
無理矢理に三国にもってくんだな。
むしろ、「日本人がマゾ国家なのはフィクションだからなに書いてもいい」って方が韓国っぽいが。
作者自身がコメントしてるように、今回は荒れる内容だし、不快に感じる人間が多い内容なんだが。
自分で認めてるじゃん。
文句いわれるのが嫌なら一人でやってろって言うのはクリエイターの大原則だぞ。
ここが「日本が韓国に苛められる小説スレ」だったらまだ話はわかるが、生体実験って内容でなんでそんな不快な内容なの?
277名無し調教中。:2006/08/14(月) 18:53:10 ID:hgPS0t62
ヤクザに暴行(SM)されて死んだ人がいるからヤクザ物は書いちゃいけないのか?
フィクションが許されないなら韓国ネタだけじゃなくその他全てがダメになる。
>>273のはなぜ「韓国ネタ」だけがダメかの説明にまったくなってない。
そこにあるのはにわかナショナル馬鹿の「自分の考えが世界の中心だじょー」でしかない。
幼稚園からやり直してこいw
278名無し調教中。:2006/08/14(月) 18:53:33 ID:1CtuDtTa
>>274
>>273で、お前が言ってることだろうが。
自分の嫌なことを書かれたら、文句を言うのは当たり前だ。
俺は作者が好きだ。作者が書く作品が好きだ。
だから、それに対して文句を言う奴に噛み付くのは当たり前だ。
お前も俺に文句があるなら噛み付いてくればいい。
とことんヤリ合えばいいじゃねぇか。
俺はスルーなんぞしねぇよ。俺は何があろうと絶対に引かん。
スルーしたけりゃ、お前がスルーしろ。
作者に文句を言う限り、俺に絡まれる覚悟はしとけ。
279名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:05:46 ID:1CtuDtTa
>>276
不快なら読むなと言ってるだろうが。
お前は、そんなに俺に絡んで欲しいのか?
お前が作者に求めてることは俺がお前に求めてるのと同じことなんだよ。
俺が不快に思うことは書くんじゃねぇよ。
そう言われたら、お前は思うだろ?
何で一々、俺の機嫌を取らなきゃなんないだ?ってな。
作者だって同じだよ。お前の機嫌取るために書いてんじゃねーんだからな。
じゃあ、お前は日本がサド国家で宇宙人に支配されてるのが中国か朝鮮で、日本人が、そいつらを殺しまくる話を書いてもらえりゃ満足するのか?
280名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:11:45 ID:mfvo7I8b
うわ。
真性だ。
痛すぎる。
ひどい取り巻きだな。
多くの人が不快になるからまずいって言ってるだけじゃん。
281名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:15:18 ID:mfvo7I8b
つか、インターネットにおいて『嫌なら読むな』は免罪符にならないんだが。
不特定多数に見られる場所に置いといて、文句うけつけませんは無いだろう。
282名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:22:29 ID:1CtuDtTa
>>280
だなwだが今、不快だと書いてるのは、お前だけだ。
そして、お前に絡んでるのは、俺の他にもう一人いるが…内容的には、俺の方が遥かに痛いよなw
お前の言うように、俺は真性のキチガイだぜw
覚悟しとけよw
お前一人を集中的に、とことん攻めてやるからよw
他に、どんだけアンチが湧いてこようと…他の奴には見向きもせずに、お前だけを、とことん攻めてやるよwww
IDが変わるまで、今日一日、俺に狙われる覚悟しとけよwww
283名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:26:40 ID:mfvo7I8b
>>282
ん?
このスレで俺が荒し始めたらその荒しの手伝いするってこと?
284名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:31:22 ID:1CtuDtTa
>>281
だなwだが、スレは他に幾らでもある。
好きなスレに行きゃあいいものを…わざわざ嫌いなスレに粘着してる、お前も相当痛いぜw
そして、そんなお前に粘着してる俺も相当痛いよなw
お互い、引くつもりは一切無いみたいだからよ…
とことんヤリ合おうぜw
とりあえず飯食ってくるわw
待っとけよw
逃げんなよwww
285名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:37:32 ID:1CtuDtTa
>>283
そうゆうことになるかな?
だったら仲良く荒らしまくって埋めまくるかw
まぁ内容的には、お前が作者を攻め、俺を攻め…
そして、俺は、お前を攻めまくる。
まぁ、どっちも、はた迷惑な荒らしだなw
なんならコテ酉付けて1000までやるかい?www
286名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:40:00 ID:cwq3jLXp
284
お前、気持ちわりい奴だな
ここにいる奴らは、みんなコイツみたいな知恵遅れなのか?
まさか、作者とかって奴が名前隠して書いてんじゃないだろうな
287名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:47:31 ID:hgPS0t62
盛り上がらんなー
288名無し調教中。:2006/08/14(月) 19:54:40 ID:hgPS0t62
mfvo7I8bはもっとちゃんと反論しろよ。
不快を繰り返すだけでオームか?
煽りになってないよ、がっかりだ。
289名無し調教中。:2006/08/14(月) 20:00:16 ID:+bewwZWz
作者やほかの読者を置いて、どんどん話が逸れているような。
290名無し調教中。:2006/08/14(月) 20:04:33 ID:hgPS0t62
こんなのぜんぜん荒れてるとは言えない。
ちゃんとした煽りならレスが100も200もどんどん流れていくもんだ。
いったいどこの子供が煽ってるのか?
半端な煽りしか出来ないならスッコンでろ!
291名無し調教中。:2006/08/14(月) 20:07:24 ID:Hglub4z7
まぁまぁ、マターリいこうぜ。
作者さん、落ち着くまでネタためといて
呉れるとうれしいっす。

国士様はもう少ししたら宿題で手一杯になるんだからw
292名無し調教中。:2006/08/14(月) 20:07:54 ID:txmJBacB
こんな汚い手を使っても本は売れませよ
293名無し調教中。:2006/08/14(月) 20:09:51 ID:hgPS0t62
>>292
3点(100点満点中w)
294名無し調教中。:2006/08/14(月) 21:45:42 ID:mzILVQ2/
拷問などが好きならおいで
不快に思ったらすぐさま移動だお
295千鶴好き:2006/08/14(月) 23:30:38 ID:8hZKdPSN
作品読みたいんで、他でスレ立てて、好きなだけ討論して下さい。お願いします
296名無し調教中。:2006/08/14(月) 23:40:07 ID:+bojKIyA
>とことんヤリ合おうぜw
>待っとけよw
>逃げんなよwww

作者さんの味方になってないよ、どこかに消えてね。
297名無し調教中。:2006/08/15(火) 00:36:19 ID:WEojJCDF
>>295
同意。ここは作品を読むスレ。討論はスレ違い。
で、作者さんにお願いなんですが。
荒れそうな話にはなりますが、やっぱり討論は別のスレって決まったので、好きなようにしてもらうために
これからは北朝鮮の民を集めて日本に集めるっていうのはどうでしょう?
日本国民は北朝鮮の人々の奴隷になるんです。
今までの戦争責任なんかを焼印で体に押されて、韓国人にあったら足を舐めるのが挨拶って法律が決まる。
日本人は四つんばいで「ブヒブヒ」しか喋れなくなり、手足は豚のヒヅメの形に改造される。食事は納豆だけしか食べられなくなる。
いままで飢えて暮らしていた北朝鮮の人々が日本にきて日本人の生活をすべて奪い、日本の金閣寺や神社や大仏みたいな悪趣味な物を全部壊して、新しく銅像建てるんです。
それで韓国の人々は日本の統治を任されることになります。
宇宙人が地球を征服する際も、その働きが認められて韓国人だけは奴隷にならないですみます。
そして、韓国人はオネガイア人と同等の地位を特別に与えられ、日本人は今まで世界に迷惑をかけてきた罪として、豚人間にされるんです。
道を歩いている日本人を蹴飛ばしたり、ツバや痰を吐きかけられるんです、日本人が。
こういうアイデアはどうでしょうか?
298名無し調教中。:2006/08/15(火) 00:38:34 ID:WEojJCDF
一応、私自身は日本人ですが、こういうのも面白いかなって思いました。
もしも作者さんが荒れるのを気にしてこういうのが書けないならば、
討論は別のスレでと決まったので、書いて欲しいです、心配しないで!
日本人の戦争責任とか靖国神社とか、変な話題が多いので、こういうのもありかなとおもいました。
299名無し調教中。:2006/08/15(火) 00:42:48 ID:WEojJCDF
それとやっぱり個人的な意見ですが。
僕自身は日本人ですので、日本人の意見として聞いてください。
こういう話題であれるって言うのは、やっぱり日本人は個人レベルでまだまだアジア諸国に対して反省が足りないのかなって思います。
そのあたりの事を小説にいかして、もっと反省的なの内容をもりこんでほしいです。
それじゃ、作者さんがんばってください!本当に面白かったです!
300名無し調教中。:2006/08/15(火) 01:05:26 ID:Pi9eDGqE
>>256
> ○ 私が、朝鮮系か、どうかと言う質問に対しては否です。ただし、
>   7世紀以前の大和朝廷時代に、半島からの渡来人が、先祖にいたかどうかについては、不明です。
 半島にいればすべて彼らの先祖ではありません、正しくは渡来人ではなく半島に国家を持った渡来した側です。
301名無し調教中。:2006/08/15(火) 01:09:00 ID:XbkEzujn
ぶっちゃけ何人かなんてどうでも良い
302名無し調教中。:2006/08/15(火) 01:26:12 ID:PtRG5Jb1
ミトコンドリアイブまで遡ればいいじゃまいかw
303名無し調教中。:2006/08/15(火) 03:34:54 ID:IPPxcBoQ
取り敢えずモチツケ

1000まで、早めに梅た方がいい希ガス
これ以上荒れるのはいやだよ〜
304名無し調教中。:2006/08/15(火) 09:44:27 ID:PtRG5Jb1
荒れを「プレイ」だと思えばいいじゃまいかw
305名無し調教中。:2006/08/15(火) 09:48:19 ID:WEojJCDF
作者さん、頑張って下さい。
この前の話は久々に気持ちがスカッとしました。
これからもああいう良質の小説をたくさん頼みます。
やっぱりここは日本人をもっと虐めた方がいいです。
306名無し調教中。:2006/08/15(火) 10:08:37 ID:jh8AzPwn
作者が>>218を投稿した頃、ネオガイア星のピタゴラス総督は
宇宙拷問研究所に開発委託を出していた人間サドマゾ化ガスの試作品を受け取った。
大泉総理大臣から日韓の歴史について説明を受けたピタゴラス総督はいたずらを仕掛けることにした。
さざなみ市の無職、ヒッキー、中学生、高校生が多く住んでいる場所にサド化ガスを放ち、
さざなみしにエネルギーバリアを張る前に日本全体にマゾ化ガスを放出することにした。
ピタゴラス総督の宇宙拷問研究所時代部下だったアテナのペットにしていた作者をいたぶるプレイの一環だった。
307名無し調教中。:2006/08/15(火) 10:37:33 ID:WEojJCDF
それより、竹島ふくめた韓半島にサド化ガスで日本全国にマゾ化ガスがいいと思う。
旅行中の韓国人は帰国済みとか、韓国人の遺伝子にだけ反応しないマゾ化ガスとか。
308名無し調教中。:2006/08/15(火) 10:47:51 ID:I+gZ8Faj
1さんが立てたのだから1さんの好きにしては?
意見の有る人の発言は良いと思いますが、それ以外の荒らしてる方、貴方方はアフォ?低脳すぎなのでは?
私は日本人ですがこれを見てもし不快に思ったら2度とここにはこないだけで荒らしませんよ。
貴方方はここに来ない方が良いですよ。
御自分が不快になるだけではなく、他人も不快な思います。
309名無し調教中。:2006/08/15(火) 11:37:13 ID:PtRG5Jb1
みんな「プレイ」に夢中だな。
匿名掲示板での参加型SM小説として正しい状況だと思われw
310名無し調教中。:2006/08/15(火) 19:38:41 ID:WEojJCDF
>>308
まったく同意見です。
気に入らなければ来なければいいのです。
私は気に入りました。
ここをお気に入りに入れて朝夕みています。
私も日本人ですが、この前の話は特に嫌じゃありませんでしたね。
ところで、作者さん、知っていますか?
小泉が靖国を参拝したそうです。しかも8月15日に。
これを題材に小説を書いてみてはいかがでしょうか?
靖国を壊して日本人の養豚場を作るんです。
そして、日本人に靖国にある骨や戦犯どもを侮辱させるんです。
足の裏で踏ませるとか、上に座って大便をさせるとかがいいと思います。
これはマゾな日本人にとってはかなり効きますよ。
311名無し調教中。:2006/08/15(火) 20:03:44 ID:+CuMoEUl
なんか変なのに住みつかれたな。
>ID:WEojJCDF
アンタの書いてるのってスレタイの「生体実験」と関係無さ過ぎ。
ただ、韓国&北朝鮮>日本な立場で話書けって言ってるだけで、
しかも、韓国人だけは奴隷にならないって都合良すぎな展開にして
なんてリクエストしてるし。
312名無し調教中。:2006/08/15(火) 22:11:41 ID:2+1KiIpx
むしろ事大主義の朝鮮人が「オネガイアマンセー!」とかいうけど
逆にネオガイア人は信用できなくて無慈悲な仕打ちを加えるパターンのほうが自然
313名無し調教中。:2006/08/16(水) 02:26:39 ID:8IR2zKhw
>>311
ネタにマジレスすんなかっこわりいw
314名無し調教中。:2006/08/16(水) 03:05:06 ID:K7I4Sik2
あれ?
諸外国の要求を全て呑む日本を描くことで、諸外国の要求のおかしさを笑い飛ばす小説じゃないの?
315名無し調教中。:2006/08/16(水) 12:25:40 ID:BH6MivPZ
>>299
反省?あほかお前は?反省すべきは国であって個人ではない。
316名無し調教中。:2006/08/16(水) 14:25:26 ID:6aKK/d0C
まあ、でもこないだの作者の小説もそんな内容だったし。
こういうの呼び寄せるのは必然だろ。
317名無し調教中。:2006/08/16(水) 14:52:50 ID:c/CjxP8z
作者が軽率だったでFA
318名無し調教中。:2006/08/16(水) 15:12:22 ID:7NAy0HnY
つーか、作者タンの思う壺だろw
319名無し調教中。:2006/08/16(水) 17:47:55 ID:c+l9HBKK
作者タソは釣り師w
320名無し調教中。:2006/08/16(水) 19:32:16 ID:T0a3z+fr
さがりすぎage
321名無し調教中。:2006/08/17(木) 02:50:42 ID:dHNOp9rS
次は露かw
322名無し調教中。:2006/08/17(木) 14:24:58 ID:tZx4HQQW
日本人がいかに世界中から軽蔑されるべき劣等民族であるかを思い知らせるためにはすべての
日本人を朝鮮人様によって残虐に殺し尽くすのは当然だが、天皇家もいたぶり殺すことが必要だな。

まずは手始めに紀子の腹を裂いて、胎児を生きたまま取り出し、紀子の目の前で紀子自身にヒゲの
旦那の首をはねさせる(紀子には顔面に装着した器具で死にいく旦那の目から目をそらさせないように
してな)。そうやって首から噴出した血で、取り出した胎児をよく煮るわけだ。
天皇家の胎児の血液煮の出来上がり。もちろんこの料理も紀子にさせる。
出来上がった胎児煮はまず、紀子自身に味見をさせないとな。
「どうだ、お前の腹から出たガキをお前が首をはねて殺した旦那の血で煮た料理の
味は?(笑)」
って聞きながらなwwwww
糞日本人の象徴と称する殺人一家にはふさわしい晩餐だぜ!!!!!
323名無し調教中。:2006/08/17(木) 14:37:21 ID:tZx4HQQW
次は愛子だな。このガキも朝鮮人様から搾取した金でのうのうと成長したバチがあたったのか
感情の無い知能障害のようだが、慈悲深い朝鮮人様はショック療法をほどこしてやるわけだ。

愛子を全裸にひんむいて両足を180度全開に開いて固定する。もちろん体や両手もな。
両親はこれから愛子に行われることを親として感謝の気持ちで確認するために正座して
両脇に固定される。
愛子の前には極太バイブ、一本鞭、焼け火ばし、包丁などいろいろな道具が置かれ、
満ちいく朝鮮人様は慈悲の心をもってこれらを自由に愛子の腐れオマンコに使うことが
できる。
膣や肛門が裂けて大出血を起こすまでバイブを使うもよし、一本鞭をオマンコや体中の
皮膚がズタズタになるまでふるうもよし、焼け火ばしで好きな文字を書くもよし、包丁
でクリトリスをきざむもよし。天皇家の腐れガキにはもったいないが、犯して中出しするのも
当然自由。ショックで排卵が起こって妊娠するかもな(笑)。

一部始終を見る両親は一々朝鮮人様に感謝を込めて土下座することを命じられる。
さからえば、相方によって強制的に首をはねられる決まりを作っておいてな。
首は一気にはねたらおもしろくないので、ノコギリ引きでゆっくりジワジワ殺すのが
よかろう。愛子にも当然手伝わせる。
最後は両親とも愛子にノコギリ引きさせて殺させてから、ガキ自身は肛門から口まで
杭で突き通して野ざらしにしてカラスの餌にするのがよかろう(笑)。
324名無し調教中。:2006/08/17(木) 15:59:49 ID:RKKd4BJt
>>323
自分のスレッドたてなよ
そんだけ語りたいことがあるなら、人の土俵で相撲を取るんじゃなく自分の巣をつくりな
325名無し調教中。:2006/08/17(木) 16:11:41 ID:em0p0jw5
スレどころかHPで本格的に語ってもよさそうな勢いだねw
出来たら見に行くから是非HP作りなさい。
326名無し調教中。:2006/08/17(木) 16:37:05 ID:7fcwBH8K
いくら2chでもヤバくないか?
327名無し調教中。:2006/08/17(木) 17:03:10 ID:RKKd4BJt
ヤヴァイよ
だからここから出てってくれないかな・・・と
328名無し調教中。:2006/08/17(木) 17:31:18 ID:7fcwBH8K
宮内庁へメールで通報しました。
329千鶴好き:2006/08/17(木) 18:38:50 ID:vHRrqpzs
早く作品読みたいのに。いつになったら続きが読めるんでしょう?
330名無し調教中。:2006/08/17(木) 19:23:23 ID:em0p0jw5
>>329
レスはたくさん付いてるが前の作者タンのアップからそんなに長い日にちが経ってる
訳じゃないぞ。
331名無し調教中。:2006/08/17(木) 19:33:46 ID:Qp9Ch/rW
>324->327
そうか?このスレにぴったりな内容だと思われ。
これくらい残虐じゃないと最近じゃインパクトに欠けるな。
作者たんもこの線で続きを書いてくれ。
332千鶴好き:2006/08/17(木) 19:51:19 ID:vHRrqpzs
わけわかんないスレやら荒らし的スレ多すぎ。作品楽しみにしてる人達にとったら大迷惑な話だよ。
333名無し調教中。:2006/08/17(木) 20:14:51 ID:em0p0jw5
>作品楽しみにしてる人達にとったら大迷惑な話だよ。
それが荒らしてる人の目的だから
あなたの書き込みに大喜びしてる所だよw
334Chosun人は亜細亜の心=悪だを:2006/08/17(木) 20:17:59 ID:2iy+UI+1
そこなChosun人通報しますた!
335名無し調教中。:2006/08/17(木) 20:59:37 ID:RKKd4BJt
スレじゃなくてレスな
336名無し調教中。:2006/08/18(金) 08:25:46 ID:QsYqTXKU
何だか面白い奴らが、いっぱい集まって来たじゃねーかwww
作者の小説より面白いかもなwww
特に皇室殺しの話が気に入ったぜwww
俺様が許可してやるwwwお前ら、もっと無茶苦茶に荒らしまくれwww
作者もヌルイ書き方してんじゃねーよwww
総理大臣も実名で小泉純一郎って書けよwww
これからは全部、実名で行こうぜwww
気に入らねー奴は、全員、実名で皆殺しに、すりゃあいいwww
皇室関係も、もっと殺そうぜwww
ジャップもアメ公もチョンもチャンコロも露スケも殺しまくろうぜwww
337作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/18(金) 09:10:30 ID:6PnbAfry
投稿内容に関しては自己責任で、お願いします。
投稿者に対して、警察当局が動いたり、特定団体のテロの標的になる可能性もあるので、
超えてはならない、ラインの判断は、各自でお願いします。
私は、スレ主では、ありますが、、ここは、誰でも自由に投稿できる匿名掲示板なので、
私個人が、レスの投稿内容に干渉することは、一切できませんし、責任も取れません。

つまり、私は、自分自身の投稿以外は、一切関知しません。
338作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/18(金) 09:16:31 ID:6PnbAfry
 あと、2チャンネルは、警察の要請に対しては、投稿者のIPを、即時に提供する
事を、お忘れなく。
 そして、逮捕されて、マスコミ報道された後は、○○議員のように、○○団体の標的になるかもしれません。
339名無し調教中。:2006/08/18(金) 12:23:22 ID:cArxccY2
そうですね
夏休み、早くおわんねーかな・・
340名無し調教中。:2006/08/18(金) 17:39:41 ID:ysYvLUEj
>>338
うーん。よくわからん。
俺様の在日仲間に集合かけて追い込むぞってこと?
341名無し調教中。:2006/08/18(金) 17:52:22 ID:cArxccY2
ヌルースキル検定絶賛実施中
342名無し調教中。:2006/08/18(金) 21:04:44 ID:wHyfLTyt
>340

それだと意味が逆だと思う。
343名無し調教中。:2006/08/18(金) 21:15:36 ID:9rwcilxr
>>342
釣りだからw
344名無し調教中。:2006/08/18(金) 21:22:54 ID:v9TPhWlg
作者とかいって読点使いすぎじゃね?
やっぱり日本語は、チョンにはむずかし過ぎるのかw
345名無し調教中。:2006/08/19(土) 01:49:29 ID:ev5v85Zl
他人にしょーーーもない忠告入れてんと書くなら早よ書けや、お前の妄想をよ
346名無し調教中。:2006/08/19(土) 02:06:08 ID:h9eVURL1
あーあ
たった一回の韓国ネタでこのスレも死んだか
ま、でも、普通の日本人なら不愉快になって当然の内容だからしかたないか
347名無し調教中。:2006/08/19(土) 02:16:53 ID:AiWsRlXn
ヌルースキル検定

おまいら級外
348名無し調教中。:2006/08/19(土) 02:47:07 ID:h9eVURL1
>>347
お前は級外どころか破門だな。
わざわざ検定とかって言って回る所がよりスルーできてない。
349名無し調教中。:2006/08/19(土) 04:07:05 ID:7irZJJTf
作者さん…次のエピソードを熱望する者ですが、暫くは控えた方が良さそうですね。
本当に勘違いした輩が多すぎますよね。
くだらん馬鹿どもの圧力に屈することなく…己の信ずる道を貫き通して下さい。
350名無し調教中。:2006/08/19(土) 06:18:11 ID:mXCq95yh
>作者さん
349氏に同意ですね。
ところで、同性愛の本場だった古代ギリシャ人にしてはネオガイア星人には
その傾向はあまり無い様ですね。途中で消えたのかな?
ランダムに選ばれた学校ごとに異性愛・同性愛の教育場にされたというのも
見てみたい気がするんですが。
道徳→洗脳の中心、歴史や国語→右に基づく、体育→肉体的実践
無理矢理引き裂かれたカップルが、ホモ教育・レズ教育(催眠?)で段々と
関心を失う姿とか妄想してるんですが・・・。
>>345
という訳で下らんのを書いたぞ。>妄想
351名無し調教中。:2006/08/19(土) 10:59:27 ID:wT6lgsqo
ギリシャの歴史ってそんなんやったんやw
学校ではおしえてくれない><
352ピタゴラス博士 ◆PITAaFJ7Tw :2006/08/19(土) 13:11:18 ID:CLU0M+ou
>>350>>351
プラトーンの饗宴だとかファイドンだとか読んでると、ソークラテースとかクリトーンとか全員やおいだったみたいだぜ。
中学生の時に初めてプラトーン読んだが、漏れはホモには興味がないのでアリストテレースに転向した。
古代ギリシアの都市国家では、市民の義務の一つに国防があったから、
体育にはネオガイア星人もかなり関心が高いんじゃないかと思います。
ただし、以前、作者氏はホモに興味がないようなことをコメントしていたので、
このエピソードが実現するかどうかは分かりません。
353名無し調教中。:2006/08/20(日) 01:18:22 ID:h63HOVNA
きゃんたま
354名無し調教中。:2006/08/20(日) 01:33:46 ID:TUrhcK67
おめきょ
355名無し調教中。:2006/08/20(日) 14:23:38 ID:fTlTM0xV
age
356お客さん:2006/08/20(日) 17:34:10 ID:wvxDd1Ay
由紀は空をみつめた
銀色のなにかが浮いていた
『君に決めた』
何処からかそんな声がきこえてきた
(何!!さっきの!!)
『今、驚いただろ』
由紀は小走りに逃げ出した、しかし声は追ってくる
(やめて・・・ついてこないでよ!!)
『大丈夫、抵抗しないなら追いかけないし危害を加えたりしない』
信じられなかった、けど追ってくる声そして
ずっと同じコトを繰り返している声
彼女は賭けにでた
(抵抗しないから追ってこないで、お願い!!)
声によびかけてみた
『止まれ、そして目を閉じろ』
返事がきた、それを繰り返している
357お客さん:2006/08/20(日) 17:39:18 ID:wvxDd1Ay
由紀は意を決したように立ち止まり瞼をとじた
地面が空間が揺れたきがした
彼女が目を開けると銀色の箱の中にいた
(何これ!!)
彼女は身に何もつけずにたたずんでいた
『性器を見せろ性器を見せろ性器を見せろ性器を見せろ』
頭のなかで声が響いていた
(痛い・・・・)
358作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 11:26:18 ID:6fQ019Ip
1999年5月下旬、肉奴隷となった片桐久美子(27歳)とその娘、片桐
綾香(3歳)を乗せた貨物船が横浜港を出港した。表向きは、ボリビアの
ドイツ系商社が所有する貨物船という事になっている、その船には、日本
から外国に輸出される電化製品や、電子部品の入ったコンテナが山積み
されている。しかし、その最下層の船室には、広域暴力団、真藤組によっ
て拉致された日本人の美女達が、すし詰めにされていた。
「綾香ちゃん。お母さんが付いているから心配しないで」
久美子は怯えている幼い娘を抱きしめた。久美子自身が、目の前で夫を
嬲り殺しにされたショックから立ち直っておらず、顔は数日間泣き晴らした
ために、目蓋が大きく腫れ上がっている。さすがに綾香は、服を着せられ
ていたが、久美子自身は、赤褌を腰に着けただけの裸で、背中には、卑
猥な豚の刺青が浮かび上がっていた。
(がはははは!その褌は、餞別や。どこの国に売られるか、判らんけど、
せいぜい長生きしいや、奥さん。)
別れ際の、真藤組長の言葉を思い出し、久美子は激しい怒りと、絶望感
を感じた。
(ほんの1ヶ月前までは、こんな事になるなんて想像もしなかった・・・もう、
夫もいないし、あたし達は、この先いったい、どうなるの・・・せめて綾香だけ
でも、この悲惨な運命から助けたい)
359作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 11:27:37 ID:6fQ019Ip
3歳の綾香は状況が、判らないらしく怯えてはいるが、健気にも泣き喚い
たりはしない。唯一のオモチャである熊のヌイグルミを大事そうに抱え、
一日中、ヌイグルミに話しかけて遊んでいる。それが、久美子にとって、
せめてもの救いだった。片桐母娘の周りには、同じく誘拐されてきた全裸
の美女たちが絶望感に打ちひしがれて座り込んでいた。いずれも、10代
後半から20代の容姿端麗な女達で、人ごみの中で見かけても、ハッと目
を引きそうな美女ばかりである。女子大生、OL、人妻、モデル、女教師な
ど職業も様々だったが、人並みはずれた美貌を持っていたために、運悪く、
真藤組に目を付けられて拉致されたのだ。彼女たちの中からはシクシクと
すすり泣く声や、時折、自分の運命を呪う悪態も聞こえてきた。その中には、
ドイツ語通訳の白木雪絵(21歳)の姿もあった。シャブ漬にされた彼女の
体は、見る影もなくガリガリに痩せ細っており、骸骨のようだった。船に積み
込まれてから、シャブを与えられていない雪絵は、出港してから数日間、
ずっと禁断症状に苦しんでいた。
「寒い・・・寒いよう・・・お願い、薬をちょうだい・・・雪絵のお尻にシャブ浣腸
をして・・・」
雪絵は船室の隅にうずくまって一人で苦しんでいる。他の女達は、気味悪
がって誰も近付こうとしない。久美子は、真藤組の事務所で最初に、この女
性を見た時、もっと初々しく、女子大生のように見えた事を思い出した。
「ああっ!虫が!虫が体の中を這い回っている!助けてえええ!」
突然、雪絵が発作を起こしたように暴れ始めた。自分で自分の腕や腹を掻き
毟り、皮膚が破れて血だらけになる。周囲の女達は、恐怖に引きつった顔で、
後ずさりし、距離を取って雪絵を遠巻きにした。雪絵は、全身の血管の中を
小さな虫が無数に這い回っているような掻痒感に、気が狂いそうになっていた。
360作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 11:28:25 ID:6fQ019Ip
「薬!薬を頂戴!何でもするからああああっ!」
30分以上、雪絵がわめき続けていると、船室のドアの鍵が開けられ、
一人の船員らしき男が入ってきた。
「ねえ、あたしに薬を頂戴!どんなに恥ずかしい事でもするからああっ!」
雪絵が必死の形相で、男の足元にすがりついた。
「静かにしろ!大人しくしないと、海に叩き込むぞ!」
男はいきなり雪絵の顔面を殴りつけた。そして床に倒れ込んだ胴体に、
何度も蹴りを入れる。ぐふっ、と鈍い声を発して、雪絵は気絶し、ようやく
大人しくなった。
「世話を焼かせやがって」
日本語が堪能なその男は、日系ボリビア人のカルロス・オオタ(34歳)だ
った。日本人の移民と、インディオとスペイン人、そして第二次世界大戦後、
南米に亡命してきたドイツ人の全ての血を引く混血である、その男は、この
船に乗り組んでいる女体輸送の責任者だった。表向きはドイツ系商社の社
員であるが、ネオナチスの構成員でもある。
「いいか、お前ら!この船は二日後にマカオに到着する。そこで奴隷市場が
開かれ、お前達の半分は売られるだろう。残りは、南米にある我々の本部に
連れていく。それまで、揉め事を起こさずに大人しくしておけよ!」
カルロス・オオタは、吐き捨てるように、そういい残すと、叩き付けるようにドア
を閉め、船室から出て行った。その言葉を聞いた女達はざわめき、すすり
泣きの声が、一段と大きくなった。
361作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 21:02:09 ID:6fQ019Ip
 船室での生活は単調だった。トイレは船室の隅にあるバケツで交互に済
ませ、食事は、一日一回、運び込まれてくるドロドロのスープのようなものを
手ですくって貪り食べる。まさに密輸される獣と同じ扱いである。女達は、何
人かづつ船室から連れ出され、海水シャワーで、汗にまみれた体を洗った後、
代わる代わる船員たちのセックスの相手をする。輸送中に商品を犯してはい
けない、という規定はないらしい。
「綾香ちゃん、お母さん行ってくるわ。いい子で待っててね」
自分の番が来た久美子は、綾香を、親しくなった元バスガイドだという女性
に預けると、船員に連れられて船室を出た。この船の乗組員は、ボリビア人
やペルー人が多いらしくスペイン語で会話をしている。ドイツ系の血を引く人
間は、例のカルロス・オオタだけのようだった。久美子は3日ぶりにシャワー
を浴びた。
「俺が洗ってやるよ」
カルロス・オオタが、衣服を着たままシャワー室に入ってきて、素手で、海水
シャワーを久美子に浴びせながら無遠慮に肌を撫で回した。
「たまらないねえ、この感触。オッパイとオマンコも洗ってやるよ。足を広げな」
言われた通りに久美子が両足を開くと、カルロスの指が股間の割れ目に滑り
込んできた。ぞくぞくするような嫌悪を感じたが、久美子は目をつぶって、カル
ロスの欲望が満足するのを待った。
362作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 21:02:58 ID:6fQ019Ip
「面白い刺青だな。ペニスをおっ立てた豚かい?よくもこんなものを背中
に彫ったな」
冷やかすようにカルロスが言った。
「メス豚の私には、ピッタリの刺青でございます」
従順である事だけが、久美子の生きる術だった。カルロスは久美子の体の
洗浄が終わると、自分専用のプライベートキャビンに連れていって、陵辱さ
れ尽した人妻の肉体をベッドに組み敷いた。商品である女を、奴隷市で売却
するまでに、なるべく多く抱いておきたい。横浜港を出港してから、カルロス
が商品の女を抱くのは5人目だった。他の非番の船員たちも寸暇を惜しん
で同様の行為に励んでいる。
「むぐぐぐ・・・」
カルロスの情熱的なディープキスに、久美子は息が止まりそうになった。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・・ねえ、教えて。あたし達、マカオで売られるの?」
久美子は、募ってくる不安に耐え切れずに、カルロスに尋ねた。
「ああ半分くらいはな。だが、奴隷市場はマカオだけじゃない。南米にも市場
があるんだ。それにお前は、ボリビアにある本部に連れて来い、と上から言
われている。ハインリッヒ・リヒター閣下が随分とお前の事を気に入っている
らしい」
「綾香は?綾香はどうなるの?」
「さあな。・・・俺の仕事は、女体の輸送だけだ。取り敢えずは、本部まで連れ
て行って、それから、お前たちが、どうなるかは知らん。ただ、リヒター閣下は
恐ろしいサディストだ。お前にとっちゃ、マカオで売られちまう方が幸せだろうよ」
久美子は不安と恐怖で胸が張り裂けそうだった。
「どこに売られても構わないわ。でも、綾香とはずっと一緒にいさせて下さい!」
「それは、リヒター閣下次第だろうな」
久美子の哀願に、カルロスは冷たく答えるだけだった。
363作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 21:58:19 ID:6fQ019Ip
貨物船は予定通りマカオに入港した。奴隷市は水上カジノの特別会場で
行われる。裏の社会の恒例行事として、マカオ行政府にも黙認されている。
この日、大量の日本人女性が売りに出されると言う情報を聞きつけて、東
南アジアやアラブ、アフリカから多くの大富豪や、権力者が集まった。経済
大国である日本の女性は、アメリカや西ヨーロッパ出身の白人についで人
気があるのだ。買い手として会場に来ている権力者の中には、日本からの
ODAを受け取っている発展途上国の人間もかなりいた。
「日本の経済援助資金からクスねた金で、日本女性を買う。これが、また、
たまらんのだよ。わかるかね?」
ある東南アジアの国の政府高官が、にやけた顔で側近に言った。ODAを本
来の目的に使わず、分配する前に自分達の懐に入れているのだ。国民の
ほとんどが貧しい暮らしをしていても、彼らはプール付の豪邸に住み、外車
を乗り回している。鎖で繋がれ、全裸で四つん這いになった日本女性達は、
人種も様々な外国人に取り囲まれ、羞恥に顔を赤らめていた。
「日本人女の肌は、白人と違って張りがある。それがいい」
「そうかのう。わしには、固すぎるがのう」
「うーむ、同じ、黄色人種でも我が国の女とは、肉付きが違う。子供の頃から、
いいものを食べて育ってきた証拠だ」
364作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 21:59:13 ID:6fQ019Ip
買い手達は、思う存分、オマンコに指を入れたり、胸やお尻を撫で回して、
値札に書かれた金額に見合うだけの価値があるのかどうかを確かめた。
支払いはマカオの通貨ではなく米ドルで決済される。女達の首から下げら
れている値札には、法外な金額が書き込まれていたが、飛び切りの美人
ばかりである日本女性達は、次から次へと飛ぶように売れていった。
「歯を全部抜いて、フェラチオ奴隷にしよう」
「わしは、日本女のダルマが欲しかったんじゃ」
「俺のウンチを喜んで食うように調教してやるぞ。ヒヒヒ・・・」
アラブ人の石油王や、アフリカの軍事政権の高級軍人、華僑の貿易商人
などが嬉々として日本女性を購入していった。貨物船で久美子が親しくな
ったバスガイドも、某産油国王室の代理人に買い取られた。だが、一人だけ
売れ残った女がいた。麻薬の禁断症状で苦しむ白木雪絵である。
「ねえ、あたしを買って。お願い・・・お薬をくれるんなら誰でもいいから・・・
ねえ、あたしを買い取って・・・」
雪絵は必死で、腰を振ったり、オッパイを自分の手で、下から持ち上げたり
してアピールをした。しかし、彼女には、以前の、美しかった面影は全くなく、
ガリガリにやせ細って、しかも掻痒感から逃れようと、自分の体を掻き毟った
ために、体中、傷だらけだった。この有様で、目の肥えた富豪達の中から、
買い手が付くはずもなかった。
「ちっ、売れ残りか。こいつも南米に連れてくしかねえな」
奴隷市の様子をオブザーバーとして眺めていたカルロス・オオタは、苦々し
く舌打ちをした。
365作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/21(月) 22:33:17 ID:6fQ019Ip
やっと、反響が収まったようです。
書店に行ってみましたが、同じようなネタの本がたくさん出版されていました。
ああ言うのは、批判を受けないのだろうか?プロ作家の豊田○常氏が書かれた
本には、もっとリアルな地名や、描写がありました。

>>356
もしよろしければ、続きをお願いします。トリップがあるので、読者の方も混同しないと思いますので。

>>344
ウーン、確かに読点を使いすぎだなあ。自分でも気になっていたのですが、日本語は難しい。

あと、もう一つ。私は日本の天皇家を、神の家系として崇拝しています。皇室を冒涜するような事など
出来ません。例え、彼らが2000年前に大陸から渡来してきた征服者の子孫だとしても、現代の日本人に
とっては、無くてはならないアイデンティティの象徴です。皇室が途絶えた時、日本は滅びるでしょう。

366名無し調教中。:2006/08/21(月) 23:38:05 ID:bcoiXUBX
>>365
豊田さんは常ではなく恒では?
367名無し調教中。:2006/08/22(火) 01:28:18 ID:EJ3rJGA8
征服者の子孫だとしても
とか
皇室が途絶えた時、日本は滅びるでしょう

とかなんで一々煽るん?
368千鶴好き:2006/08/22(火) 02:01:32 ID:DSeqH+9Y
作者さん、作品やっと読めて嬉しいです。これからもずっと応援していきますので、素晴らしい作品を書き続けて下さいね。
369名無し調教中。:2006/08/22(火) 08:33:00 ID:tsU11SiL
>>367
在日だからに決まってるじゃん。
荒れるのが楽しくてしかたないんでしょ?
370名無し調教中。:2006/08/22(火) 08:33:44 ID:tsU11SiL
つか、本当に一言二言多いよな。
この阿呆作者。
批判されたいのかされたくないのかどっちなんだよ。
371名無し調教中。:2006/08/22(火) 12:31:15 ID:EPbx3DYZ
>>370
そんなら、みなけりゃいいジャマイカ('A`)
372名無し調教中。:2006/08/22(火) 15:49:56 ID:COnyP8jR
364さん、続きまだですか?ワクワク・・・
373名無し調教中。:2006/08/22(火) 19:03:47 ID:4THxfbns
こういうこと書くと日本に住んでいる産油国のお偉方とかアフリカの軍事政権の駐日武官とかがこのスレッドを荒らしに来るんだろうな。
374名無し調教中。:2006/08/22(火) 19:40:53 ID:TZ/Ft9pc
>>370
反響が減ってきたからまたわざと荒らし呼び込もうとしてるのか

珍種のかまってちゃんだな、作者
375名無し調教中。:2006/08/22(火) 20:15:27 ID:y3toi9Lr
普段男だろうが女だろうが責め苦しめる話を喜んでるSM板の俺達が
嫌韓ごときで右往左往する道理も無いんだよね。
まー、荒らしたい人は今後も頑張れよーw
376名無し調教中。:2006/08/22(火) 20:25:30 ID:m0a5IjdG
358〜364さん、続きを〜〜〜
「奴○島」+残虐みたいな展開ヲ。ガリガリの女性にも被虐心そそられますよ。
377レイコ:2006/08/22(火) 21:53:07 ID:EyA8UTGz
奴隷船、奴隷市・・・。
そそられますねぇ。
美女だけでなく、肌が綺麗でサムライ根性のある高貴な日本人美男も拉致って、東南アジアやアフリカに売り飛ばして下さい!
「美中年奴隷島」なんかがあったら、S熟女が先を争って島に渡るでしょう。
378名無し調教中。:2006/08/24(木) 08:44:16 ID:mpQ04ILf
ババアうざい
379作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 10:49:44 ID:hfnzami5
マカオの港には3日間滞在しただけで再び、貨物船は出港した。日本から
運ばれてきた美女たちの数は半分に減っている。貨物船の次の目的地は
南米で、赤道直下の太平洋をひたすら東へと航海を続けた。
「ママ、暑いよう」
綾香が、久美子に訴えた。美女達がすし詰めにされている船倉には、エア
コンなど完備されているはずもなく、恐ろしい蒸し暑さである。女達は汗びっ
しょりの全裸の肉体を床に横たえ、朦朧とする意識で、ひたすら脱水症状と
戦っていた。時折ペルー人の船員がバケツに水を入れて持ってくると、美女
達は先を争うようにバケツに群がり、手の平ですくい上げて水を飲んだ。
「どうか、子供に水を飲ませてやってください」
久美子は哀願した。女達の中で子連れは久美子だけである。他の女達は
全裸だったが久美子だけは赤褌を締めており、背中に刺青を彫っているた
め、特異な目で見られていた。元看護婦だと言う女が、見かねて、バケツか
ら水をすくい、綾香に飲ませてくれた。
「ありがとうございます!この御恩は一生忘れません!」
久美子は、地獄のような状況下での他人の暖かい気持ちに、思わず感激し
て涙がこぼれた。
「この有様で、何も御礼は出来ませんが、どうか、この褌だけでも受け取っ
て下さい」
久美子は腰から、唯一の所有物である赤褌を外そうとした。
「いらないわ、そんなもの」
看護婦は、あっさりと断った。今度の航海は長かった。地球を半周して、この
星の裏側まで行くのである。もだえ苦しんでいた白木雪絵も、ようやく禁断症
状が治まって正気に戻ってきたようだった。
「あなたドイツ語の通訳だったんでしょ?」
久美子が雪絵に話しかけた。雪絵とは、真藤組の事務所の地下室で、何度
もレズプレイを強制された仲である。
380作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 10:50:37 ID:hfnzami5
「そうよ。あたし、子供のころ何年間か、ドイツに住んだ事もあるの」
「ねえ、あたしにドイツ語を教えて。これから連れて行かれるところはネオ
ナチスの本部らしいのよ。ドイツ語を覚えておけば、生きていくために役立
つと思うの」
「いいわ。ここじゃ特にやることもないし。あたしも何かしてなくちゃ、気が
狂いそうだし」
その日から、雪絵が教師になってドイツ語のレッスンが始まった。教材も
何もないため思うように、はかどらなかったが、それでも久美子は、カタコト
なら理解し、喋れるようになった。元々久美子は、頭も良く、学歴も偏差値
の高い短期大学を卒業している。他の女達も集まってきて、全裸の女達は
暑苦しい船倉で、ドイツ語を学習して時間を潰した。
「何だ、お前ら。何をやっているんだ!」
当直の船員から通報を受けたカルロス・オオタが、女達が集まって何かた
くらんでいるのではないかと疑い、船室に入ってきた。
「何?ドイツ語の勉強だと!」
「はい・・・」
「ふんっ、マカオで売れ残ったお前が、先生だと?笑わせるじゃねえか!」
カルロスが、雪絵の髪の毛を鷲掴みにし、引き立てた。
「いやっ、痛い、離して・・・」
「生意気だ。ヤキを入れてやる。」
カルロスは、全裸の雪絵を連れて甲板に出た。太平洋のど真ん中で島影
一つなく、どの方向を見回しても、水平線が広がるばかりである。よく晴れ
た青い空には入道雲が浮かんでいた。雪絵は、カルロスにビニール製の
太縄で後手に縛り上げられ、荷物の積み下ろしに使われているクレーンの
先に吊るされた。
「他の女達は商品だから、体に傷つけるような事は出来んが、売れ残りの
お前には、どうせ商品価値はない。痛めつけても問題はないだろう」
カルロスの右手には、一本鞭が握り締められていた。ヒュッと風を切る音と
もに鞭が雪絵の裸体を襲う。華麗な鞭裁きだった。
381作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 10:52:50 ID:hfnzami5
「こうやって、見せしめに女を一人半殺しにするんだ。そうすれば他の女共
が大人しくなって航海が平穏無事に終わる。俺の仕事は、商品を無事に
目的地に送り届ける事だからな」
カルロスは、笑った。この男は、スペイン語、英語、日本語、ドイツ語に堪
能で、ネオナチスの人身売買部門で重宝されている。鞭が何度も何度も
振り下ろされ、雪絵のガリガリの肉体に深い鞭傷が、何本も何本も刻ま
れた。
「ぎゃうっ!ぎゃううっ!・・・・あなた、無抵抗な女をいたぶって、そんなに
楽しいの!」
雪絵が叫んだ。禁断症状が抜けたため、以前の気丈な性格に戻りつつある。
正体を隠してはいるが、実は彼女は、ネオナチスの内情を探るために送り込
まれた、日本の公安庁の潜入調査官なのだ。
「楽しいさ。特にお前みたいな、ユダヤの資本主義思想に犯された劣等民族
をいたぶるのは最高だね。ゲルマン人こそ世界を支配するのに、最もふさわ
しい。その他の劣等民族は、我々の足元に跪くのだ・・・・もっとも俺は、混血
だから純粋なドイツ人ではないがね」
ネオナチスの一員であるカルロス・オオタは、その事に少なからず劣等感を
持っているようだった。
「いい運動になった」
382作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 10:53:37 ID:hfnzami5
一時間もの間、鞭を振り続けたカルロスは汗だくになり、冷蔵庫から出してき
た良く冷えた缶ビールを、うまそうにゴクゴクと飲んだ。雪絵の体は、全身至
る所の皮膚が裂け、ボロボロになっている。カルロスは、仕上げに、太平洋か
ら組み上げたバケツいっぱいの海水を、雪絵の体に頭からぶっかけた。
「きゃあああああっ!助けてええ、しみるよおおお!」
全身の傷に塩水がしみて、雪絵は絶叫した。吊り下げられたまま、海老のよ
うに悶え、空中で跳ね回る。
「わっはははは!もうすぐスコールがくる。一日中、そこでそうしているんだな」
カルロスはそう言って、迫りくる入道雲の方向へ缶ビールの空き缶を投げ捨て
た。ポチャンと海面に空き缶が落ちる。ネオナチスのメンバーであるカルロスは、
海が汚れる事など全く気に留めない。彼が甲板から去ってしばらくすると、
予告どおり貨物船は、スコールの真っ只中に突入した。
(息、息が出来ない・・・)
叩きつけるような集中豪雨だった。日本で降る雨とは比べ物にならない激しさ
である。雨水が雪絵の鼻や咽喉、その他体中の穴という穴に侵入し、目を開
けることすら不可能だった。
(うっ・・・苦しい・・・でも負けないわ。陸地につけば、逃げる機会もあるはず。
日本でも、きっと城山先輩達が、あたしの行方を追っているはずよ・・・)
雪絵の精神に、公安調査官としての正常な思考が戻りつつあった。
383名無し調教中。:2006/08/24(木) 11:58:24 ID:uvbXwa8k
やっぱり日本人がひどい目にあわされる話はいいですねぇ。
胸がすっとします。
韓国人の金持ちに買われていく話を希望します。
384作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 13:02:33 ID:hfnzami5
 長い航海の末、貨物船が南アメリカ大陸の西海岸に到達したのは、1999
年の6月中旬だった。ネオナチス本部のあるボリビアは内陸の国で、港を持た
ないため、一旦ペルーの港に陸揚げされ、そこから陸路でボリビアに向かうの
だ。ペルーの海岸線に沿って南下する貨物船の甲板では、カルロスが、女達
に最後の日光浴をさせていた。
「いいか。港に着いたら、お前達はコンテナに詰め込まれて、そのままトラック
で一気にボリビアに運び込まれる。その間、太陽を見る事は出来ないから、今
のうちによく日光浴をしておけ。」
女達の足には、万が一海に飛び込んで逃げられないよう、片足に鎖が結び付
けられている。久美子は綾香を抱きかかえながら、胸いっぱいに潮風を含んだ
空気を吸い込み、太陽の光を浴びた。
(本当にこれが、お日様の光を浴びる最後って事にならなければいいけど)
久美子は、どうしようもない胸騒ぎを感じた。その時、遠くを見ていた綾香が小
さな叫び声を上げた。
「ねえママ、あれ何?」
385作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 13:03:09 ID:hfnzami5
綾香が指差した方角を振り向いた久美子は、海岸に面した丘に描かれている
巨大なサボテンの絵を発見した。しかし、それが何なのか、最初、久美子には
判らなかった。
「これって、ひょっとしてナスカの地上絵・・・」
裸の美女の中の誰かが言った。気付いていなかった他の女達も、全員が陸
地の方角に目を向ける。
「ナスカの地上絵・・・あたし達、そんなに遠くまで来たのね」
日本から拉致されてきた女達は、改めて自分達が運ばれてきた距離の長さ
を思い知った。久美子も、その名前だけは知っていた。
(実物は、はじめて見た・・・ナスカの地上絵・・・宇宙人が描いたとかって言わ
れている絵だわ。そう言えば、1999年の7の月に地球が滅亡するって言う、
ノストラダムスの大予言なんてものもあったわね・・・)
予言通り、地球なんか滅亡すればいい、と久美子は思った。そうすればこの
悪夢のような肉地獄から抜け出す事が出来る。もともと平凡な専業主婦で、
そういった超常現象には全く興味もなかった久美子だったが、ナスカの地上
絵を目の当たりにして、宇宙人は実在するのかもしれない、という不思議な気
持ちに捉われた。
386作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 13:04:25 ID:hfnzami5
翌日、船はペルー領内のカマナの港に入港し、久美子達は、コンテナに詰め
込まれ、夜陰にまぎれてトラックの荷台に乗せられた。コンテナの中は、ぎゅ
うぎゅう詰めで、道が悪路のため、ひどい揺れようである。しばらくして、一人
の女が乗り物酔いで吐いた為、密封されたコンテナの中はひどい悪臭が立
ち込めた。
「オエッ、オエエ・・・・」
匂いに誘発されて、次々と他の女達も吐き戻した。綾香が泣き始める。
「ママ、臭いよう!」
「我慢するのよ、綾香ちゃん。もう少しの辛抱よ」
もう少し、とはどれくらいなのか、久美子にも検討もつかない。しかし、そう言っ
て綾香を慰める以外に久美子に出来る事は何もないのだ。
「久美子さん、頑張ってください。きっと、助けは来るはずです」
雪絵が久美子を励ました。全身に船上で付けられた痛々しい鞭傷が刻まれて
いるが、元々の彼女の性格なのか、すっかり精神的な強さを取り戻している。
この状況下で、雪絵のその確信めいた希望が、どこから来るのかと、久美子
は、ふと不思議に思った。二日後、トラックは国境を越え、ボリビアに入った。
チチカカ湖を回り込むと首都ラパスはすぐである。そのラパスの郊外の私有地
に、要塞のようなネオナチスの本部があるのだ。広大な敷地の中に建てられ
たその施設は、建前上は、ドイツ系多国籍企業の、製品開発のための研究所
という事なっている。鉄条網と塀で囲まれた施設内部で何が行われているのか
は、外からは、全く伺い知る事が出来ない。ボリビア政府は、ネオナチス系の
企業から多額の経済援助を受けたり、息のかかった政治家が内部に多数いる
ため、彼らの活動を黙認するしかないのだ。ボリビアだけではなく南米の他の
国々も、程度の差こそあれ、ほぼ同じ状態であると考えて良い。第二次大戦後
の亡命ドイツ人によって結成された、ニュルンベルク騎士団と呼ばれる秘密結
社は、南米を根城とし、表裏の社会を問わず、現在、世界中に犯罪ネットワー
クを張り巡らせている。日本から連れてこられた女達はトラックから下ろされる
と、ホールのような部屋に連行された。そこにはハーケンクロイツの旗が飾ら
れ、旧ドイツ軍の軍服をきた将校や、兵士達が整列していた。
387作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 13:06:14 ID:hfnzami5
「ヒトラー3世閣下の肖像に敬礼!ハイル、ヒトラー!」
壇上のネオナチス幹部、ハインリッヒ・リヒターが叫んだ。久美子には、以前
自分を拷問した、その男に見覚えがあった。
「ハイル・ヒトラー!」
「ヒトラー3世閣下万歳!」
軍人達が右手を上げて口々に叫ぶ。しかし、この場所には、その噂に聞く総
統、ヒトラー3世自身はいないらしい。
「よく来たな、劣等民族日本人の女達。お前達は、生きて外の世界に出られ
ることは、2度とないであろう。わがゲルマン民族、そしてヒトラー3世閣下の
ためにお前達の肉体を捧げるのだ。」
その言葉を皮切りに、ハインリッヒ・リヒターが演説を始めた。ホールにはワ
ーグナー作曲の『ワルキューレの騎行』の、厳粛な音楽が流れている。リヒタ
ーは、いかにゲルマン民族が優秀であるか、ユダヤ人に乗っ取られた現在の
国際情勢が、いかに憂うべく事態であるのかを、とうとうとまくし立てた。おそら
く、何度も同じ内容の演説を行っているのであろうが、規律正しいネオナチス
の軍人達は身じろぎ一つしない。
「いいかね、諸君!世界滅亡の時は近い!その時、我々の温存していたラス
トバタリオン(最後の部隊)が混乱した世界を席捲するであろう。そしてその世
界滅亡のキッカケとなる引き金は、我々が引くのだ!」
リヒターが締めくくると、軍人達の拍手喝采が沸き起こり、割れんばかりにホ
ールに木霊した。久美子、綾香、雪絵、その他の連行された日本人女性達は、
その異様な雰囲気に呑まれ、自分達の運命も忘れ、あっけにとられて見とれ
ていた。
388名無し調教中。:2006/08/24(木) 14:57:35 ID:mHVr3UmB
だまってりゃ何時になったら、
生体実験が出てくるんだい!!
389名無し調教中。:2006/08/24(木) 16:02:05 ID:myQDgt2G
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!!
390名無し調教中。:2006/08/24(木) 16:05:10 ID:8S1e1ryP
>>388
初めは宇宙人が地球人を拉致して生体実験する話だった。
スペースオペラかぶれの作者とその取り巻きがいつの間にかSMからSFもどきにスリップさせてしまった。
ここはSM板のパラレルワールドなのだ。
という漏れもSMよりもSFの方が好きだ。
SLの魅力は分からない。
細身だが腕がめちゃめちゃ長いので服のサイズはSではなくMでもなくLだ。
391名無し調教中。:2006/08/24(木) 17:20:08 ID:/ar1MZgu
387<拷問&虐待シーンを早く早く〜
あと、BGMはワルキュ−レよりタンホイザ−がいいな。
392作者 ◆zCS1o.kilU :2006/08/24(木) 17:26:44 ID:hfnzami5
>>388
>>391
生体実験ネタも、拷問虐待ネタも、ほぼ出尽くしてしまいました。
何か斬新なアイデアがあったら、参考にさせて頂きますので、提供お願いします。
393名無し調教中。:2006/08/24(木) 17:53:40 ID:/ar1MZgu
う〜ん・・情報提供ですか。4年前だったらそっち系のサイトだったら「大人のえほん」や「夢見るマゾヒスト達」(どっちも閉鎖)とかあったんですけどね。
漫画だったら、古いけど、梶原一騎氏原作の漫画(少年マガジン系?)や永井豪氏の漫画(「オカルト探偵」とか「凄ノ王」、「バイオレンスジャック」)なんかの虐待や拷問シーンの描写が良かったですけどね。
394名無し調教中。:2006/08/24(木) 17:57:22 ID:/ar1MZgu
忘れてた。
地味だけど、漫画家・横山光輝氏の「戦国獅子伝」にも
色々な虐待・拷問シーンがありました。
古本屋で立ち読みしてる時にエラく興奮した記憶がありますわ。
395名無し調教中。:2006/08/24(木) 18:24:24 ID:5r/T8RDS
人間が人間を家畜化する話なら、マンアフターマンがおすすめ。
396名無し調教中。:2006/08/24(木) 19:15:18 ID:by51c3oX
>392
作者様

では、男を拷問虐待してください。

397名無し調教中。:2006/08/25(金) 07:50:11 ID:kp8KBZHZ
       □ハ,,ハ  
        ('(゚-゚||∩_ おいらを女性や子供の多いスレに送って!
      /ヽ   〈/\ お別れの時にはお土産を.持たせてね!
     /| ̄ ̄ ̄|.\/
       | .モツ煮..|/
        ̄ ̄ ̄
現在の所持品:たばこ他48品圧縮.zip・どようび・ドエット
糞スレ・rigel・ギコペ・Jane・ニンバス2000・(当局により没収)
コトリバコ(イッポウ)・コトリバコ(ハッカイ)・コトリバコ(シッポウ)
コトリバコ(シホウ)
398名無し調教中。:2006/08/27(日) 15:58:49 ID:u3iIm9WT
男を虐待とか、そういう腐女子が拷問されればと思うよ。
399名無し調教中。:2006/08/27(日) 19:13:50 ID:yBj6Kyzn
>392
作者様
ファッションショーをお願いします。
一般的に見ると、過激な服装のものもあります。
テレビでも中継できますし、ぜひお願いします。
400名無し調教中。:2006/08/27(日) 19:14:11 ID:Z+lTmHM0
>396 >398
SMスレなんだから、男を虐待もアリなんじゃないの?
401名無し調教中。:2006/08/28(月) 10:58:43 ID:irRjH6g3
ババアうざい
402名無し調教中。:2006/08/28(月) 20:44:34 ID:ouckhF8d
「ババァうざい」こればっかり。
意見があれば、ちゃんと書いて下さい。
403名無し調教中。:2006/08/29(火) 08:36:39 ID:Ui6zIv+s
ババアきもい
404名無し調教中。:2006/08/29(火) 09:52:05 ID:Ie8ZRA1K
いちいち五月蠅い 人のことばっかりガタガタと! そんな性格やから女や
人に相手もされずに、上から下までスレ見てストレス発散の積もりでガタガタ
書いて、それがそのまま余計にストレスになってるのに。こう書くと俺にも来る
んやろうが・・・
男の虐待もありましたよ!前半の方で。
405名無し調教中。:2006/08/29(火) 10:34:26 ID:bV9Wqo4b
日本語でおk
406名無し調教中。:2006/08/29(火) 14:15:14 ID:5Lzn0gKx
日本語でヨロ
407名無し調教中。:2006/08/29(火) 14:37:42 ID:hxMwmQA1
>404
ありがとうございます。
少数派とはいえ、男性虐待を楽しみにしているS女性(男性も?)読者もいるんです。
ご理解のほどよろしくお願いします。
ね、作者さん?
408名無し調教中。:2006/08/29(火) 14:41:46 ID:5Lzn0gKx
>>407
もう書き込まない方がいいよ
言ってることはまあいいんだけど、最後1行に('A`)
409名無し調教中。:2006/08/31(木) 13:06:50 ID:rimjeQNO
ババアバカア
って
410名無し調教中。:2006/08/31(木) 15:18:15 ID:ttl3NWRA
マジ催促うざい
自分で書けよ
411名無し調教中。:2006/08/31(木) 23:01:54 ID:byy0xImE
読者同士の攻撃はもういい。
それより小説が読みたい。
412名無し調教中。:2006/09/01(金) 00:50:58 ID:nQz6Wwz7
日本人が韓国人に拷問されるのがいいと思う。
413作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 11:45:00 ID:hlEYx6o3
 公安調査官の城山朋子(24歳)は、成田空港のロビーで飛行機の出発時
刻を待っていた。これから、JAM航空の夜間フライトの便で南米に向かうの
だ。真藤組内部の情報提供者から、拉致された美女達が、ネオナチスに引き
渡され、1ヶ月前に横浜港から船で積み出され、南米に向かったと言う情報を
掴んだのだ。片桐久美子と白木雪絵もその中に含まれていた可能性が極め
て高い。その後、CIAやICPO(国際警察刑事機構)からも情報提供を受け、
ボリビア共和国の首都ラパスにあるネオナチス本部に、美女達が連行された
のではないかという結論に至った。
『課長!南米に行かせて下さい!』
その結論が出た時、朋子は、課長の長谷川武宏(44歳)に直訴した。
『公安調査庁は、警察ではないのだよ。あくまで情報収集と分析が専門だ。
荒事には向いていない。強引な事をやって、その事が表沙汰になっては困
るのだ・・・』
『しかし、このままでは白木調査官が!』
執拗に食下がる朋子に、とうとう長谷川課長が折れた。
『そんなに言うなら、情報収集のための海外出張という名目で行きたまえ。
現地で手助けになるように、CIAにも話を付けてやる。だがもし、何かトラブル
があっても、現場の君が独断で暴走した、という事にして処理をする。いいな』
『はい、わかりました。ありがとうございます、課長』
朋子は、内心、部下に対する課長の冷たい態度に、怒りを感じながらも礼を言った。
414作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 11:45:45 ID:hlEYx6o3
(雪絵を助け出さなくては!)
朋子は使命感を感じた。情報提供者によると雪絵は、真藤組でシャブ中毒
にされ、裏ビデオに出演させられていたらしい。調査庁には逮捕権限がない
ため、うかつに踏み込む事が出来ないまま、彼女達が海外に輸出されるの
を見過ごしてしまった。すでに女達の大部分が、マカオで競売にかけられて
しまったと言う噂もある。ふと、朋子が空港ロビーに置かれているテレビの画
面に目を向けると『果たしてノストラダムスの大予言は当たるのか?』という
題材の討論番組が放映されていた。
『核燃料を積んだ木星探査機のカッシーニが、地球に落ちてくるのです』
『いや、違う!イタリアのベスビオ火山が9月に爆発するのだ!』
『9月?7の月じゃないんですか?』
『君は、何を言っとるのかね、今更!7はセプト、つまりセプテンバー・・・9月
の事だ。これはアナグラムになっているのだよ!』
『なぜそんな事が、あなたに判るのです?』
『だって、預言書にそう書いてある・・・』
番組は、大物コメディアンを司会に、出演者が、肯定派と否定派に分かれて
討論するという構成だった。この時期、この種の番組は、世間の関心も高く、
高視聴率を稼いでいるようだ。
(人間に未来を予言出来るはずなんてないわ)
朋子は、少し興味を引かれたが、今はそれどころではなく、腕時計を見て立ち
上がると、キャスター付の旅行カバンを引き摺って搭乗ゲートの方へ向かった。
415名無し調教中。:2006/09/02(土) 12:23:49 ID:EcpVKWuV
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
416作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 13:29:12 ID:hlEYx6o3
久美子達がネオナチスの本部に連行されてから1週間が過ぎた。久美子は、
娘の綾香と引き離され、連日ハインリッヒ・リヒターによって激しい拷問と調教
を受けた。リヒターは、特に針責めと電流責めが、お気に入りのようだった。
「ひっ、ひいいいっ!お願い、もうやめて・・・」
久美子は、金切り声を上げて哀願した。久美子の体中に、毎日、極太の長針
が打ち込まれ、至る所が、穴だらけになっている。針責めに慣れたリヒターは
致命傷になるような急所を傷つけるようなヘマはせず、巧妙に苦痛と恐怖だけ
を久美子に味合わせて楽しんでいる。いつもリヒターは、久美子の全身を針山
に変えた後、針の先に電極をつけ、通電させるのだ。
「ぎゃうううううう!おげええええ!」
かなり強烈な、致死量ギリギリの高電圧を流され、久美子の体がブルブルと
痙攣した。目の玉が飛び出しそうになるくらい目が見開かれ、弛緩した口から
舌が飛び出している。連日の電流責めで、久美子は体の震えが止まらなくな
り、自分の意思とは関係なく、オシッコを漏らしたり、肺が突然収縮して呼吸
困難になったりしていた。
(このままじゃ、体が、おかしくなってしまう・・・)
久美子は、責められながら涙をボロボロと流した。引き離された綾香の事も心
配でならない。
「ヒヒヒ、日本人にしては、良いメスだ。いくら責めても責め足りない。すぐには
殺さずに、もっと過酷な拷問にかけてやりたい」
拷問しながら、リヒターが呟いている。雪絵にドイツ語を習った久美子は、どう
にか彼の言葉を理解する事が出来た。
417作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 13:29:58 ID:hlEYx6o3
(こんな目に合うなら、いっそ殺してよ!)
恐怖に駆られている久美子の口に、リヒターがグンニャリとしたチンポを押し
込んできた。久美子は、必死にしゃぶろうとするが、電流責めのため、顎が
ガクガクと震えて、うまくしゃぶる事が出来ない。
「ふーむ、歯が邪魔なんだな。歯を全部引き抜いて、歯茎フェラチオが出来
るようにするか」
リヒターは、全身に針が刺さったままの久美子を、椅子に縛り付けると、開口
器具を口に咬ませた。一人で抜歯するのは骨が折れそうなので、軍医を呼ぶ
事にする。エルンスト・シュナイダー軍医(42歳)が、早速、医療器具を携え
てやってきた。彼も、ハーケンクロイツのマークの入ったネオナチスの軍服を
着ている。
「抜歯拷問ですか?久しぶりですな。麻酔はどうします?」
「当然無しだろ。歯を引き抜かれて苦しむ様子も楽しまんとな」
久美子は、恐怖に失禁した。両手両足は、椅子に縛り付けられ抵抗すること
も出来ない。
「あががあああ・・・やめへ・・・」
開口された咽喉の奥から、久美子が必死に声を絞り出した。
「おや、この女、ドイツ語が判るのですか?」
シュナイダーが尋ねた。
「ああ、少し判るようだな。では、一本目、私からいくぞ」
リヒターは、様々な医療器具の中からペンチを取り上げた。それで、久美子の
前歯の片方を挟み込む。そして力任せに引っ張った。
「ああああああ!」
久美子が絶叫した。しかし、なかなか、歯は抜けない。
「くそっ、日本人の歯はなんて丈夫なんだ!」
リヒターが悪態をつき、渾身の力でペンチをねじると、ポキッと音がして久美子
の前歯が折れた。
「あぎゃあああ!」
歯茎からドクドクと血が噴出した。
418作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 13:31:09 ID:hlEYx6o3
「歯茎を傷つけないように気を付けて下さいよ」
シュナイダーが軍医の立場から注意した。外気に触れた歯茎の神経が、
恐ろしい痛みを久美子にもたらす。あまりの激痛に、脳の神経が焼切れそう
だった。
「では、2本目は私が・・・」
リヒターとシュナイダーは、代わる代わる久美子の歯を、前の方から順番に
引き抜いていった。全く虫歯の無かった久美子の、真珠のような白い歯が、
引き抜かれた後、血にまみれてビーカーの中に入れられていく。現実から
逃避しようと、何度も久美子は失神したが、その度に電気ショックで起こさ
れた。奥歯はさすがに、ペンチでは抜けなかったため、電動式のドリルで削
る事になった。
「いっそ、ころひて」
久美子はドイツ語で哀願した。
「いずれはな。だが、まだ駄目だ」
リヒターは、冷酷に言い放つと回転するドリルの先を、久美子の、限界まで
開かれ、出血した鮮血に溢れかえっている口腔の奥へと近づけた。キュイ
イイインという神経を逆撫でするような機械音と共に、奥歯のエナメル質が削
られていく。歯が粉末となって口の中に飛び散り、久美子は、顔を真っ赤に
して涙を流した。
「動くんじゃない!我慢するんだ!」
419作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 13:32:08 ID:hlEYx6o3
頭が動かないように、シュナイダーが両手で後ろから挟みこんでいる。久美
子が暴れて、ドリルが咽喉に突き刺さりでもしたら、死んでしまうかもしれな
いからだ。久美子は抜歯拷問が行われている間、絶叫し続けたがネオナチ
スの本部では、こんなのは、日常茶飯事の出来事なので、誰も気に留めよ
うともしないようだった。リヒターとシュナイダーは熱中して作業を続けたが、
久美子の歯が全て無くなるのに、2時間以上かかった。二人のドイツ人が疲
れて、ソファに腰かけ、葉巻に火をつけて休憩している間も、久美子は狂っ
たように絶叫し続けた。歯を失った久美子の顔は、下半分がクシャッと潰れた
ような感じである。
「これでは、せっかくの美貌も台無しですな」
「総入れ歯を作ってやってくれ。この顔では責め甲斐がない」
「わかりました。」
「だが、その前に、この女にかき氷を食わせてやろう」
リヒターは当番兵に冷蔵庫から氷を出し、かき氷を作って持ってこさせた。そ
してそれをスプーンで、開口器具を外された久美子の口に押し込んでいく。歯
の無い久美子は、いくら必死に口を閉じても、押し込まれる氷を拒む事が出来
ない。痛めつけられた歯茎の神経をさらに、冷たい氷が刺激した。
「ぎゃああああ!出ひて!氷を口から出ひて!」
久美子は縛り付けられた椅子の上で、のたうち回った。
「わはははは!下等民族め、もっと苦しめ!本当の地獄をこれから味あわせ
てやるぞ」
リヒターとシュナイダーは高らかに笑った。
420作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 16:51:34 ID:hlEYx6o3
朋子は、ボリビア共和国の首都ラパスの空港に降り立った。ロサンゼルス、
メキシコシティを経由する長いフライトだった。アンデス山脈の高原地帯に
建設された都市ラパスは、標高3600メートルの高度にあり、空気が薄い。
(6月だというのに、寒いわ)
南半球は秋である。朋子は、酸欠と時差ボケに目眩を感じながら、タクシー
でホテルへと向かった。そこでCIAのエージェントと落ち合う約束になって
いるのだ。フロントでチェックインし、指定された部屋へ入ると、そこには栗色
の髪の、若い白人女性が待っていた。
「ミス・シロヤマ、久しぶりね」
女は、ヘレン・マンスフィールドというCIAのエージェントだった。以前、朋子は、
ワシントンでの情報交換会で会ったこともある。彼女は、ハーバード大学出
のエリートで、情報工学の博士号を持ち、まだ25歳の若さだったが、数々の
工作活動で名を上げていた。
「久しぶりです、ヘレン」
朋子は、このアメリカ人女性が嫌いではない。しかし、ややアメリカへの愛国
心が強すぎる所が鼻につく。
「あれ、リチャードは?」
「彼は、まだボリビアに到着していないわ。別の仕事で今ヨーロッパにいるの」
リチャードというのはヘレンの相棒のCIAエージェントである。
421作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 16:52:43 ID:hlEYx6o3
「別の仕事?彼が、ネオナチスについての詳細な情報を提供してくれるっ
て聞いていたのですが」
「心配しないで。情報なら、あたしが代わりに預かってきたから。彼は今、
ヨーロッパでミッシェルという男のことを調べているの。ひょっとすると彼
はネオナチスと何か、関わりがあるかもしれないって」
「ミッシェル・・・何者なんですか?」
朋子は、その名前を聞くのは初めてだった。
「フランス政財界の黒幕、と言われている男よ。でも彼が、今、どこに住
んでいて何歳で、出身地がどこか、など全てが謎に包まれている。判っ
ているのは、彼の性別が男で、かなり以前からフランスの政財界を操っ
ており、彼について外国の情報機関が調べようとすると、フランス政府か
ら、相当な圧力がかかるという事実だけ・・・」
「その彼が、ネオナチスと手を組んでいると・・・」
「それが、手を組んでいる、という訳でもなさそうなの。でも、ナチスドイツ
の時代から関係があるという噂が・・・」
「ってことは、かなりの高齢ですね。彼の年齢は80歳以上って事ですよね」
「ところが、彼に会った人物の話では、20代に見えたという証言がある」
「それは多分、本人じゃなくて、代理人じゃないのでしょうか」
「かもね。とりあえず、リチャードが来る前にラパスで、出来るだけ情報を
集めましょうか」
「ええ、ネオナチスの本部と言うのを見てみたいわ。多分あたしの後輩が
そこに捕まっているはずなの」
ヘレンは、顔を曇らせた。
422作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/02(土) 16:53:28 ID:hlEYx6o3
「ネオナチスの本部は、恐ろしく警戒が厳重よ。研究所ということになってい
るけど、実態は軍事基地に近いわね。そこから助け出すとなると簡単には
いかない。総統ヒトラー3世を暗殺しようとして、イスラエルの諜報機関が、
何人も工作員を送り込んだけど、誰も帰って来なかった」
「ヒトラー3世・・・」
その名前は、公安庁の機密文書で呼んだ事がある。
「ルドルフ・ヒトラーことヒトラー3世。1945年のベルリン陥落の際、南米に
脱出したアドルフ・ヒトラーとエヴァ・ブラウンの血を引いていると言われてい
る。彼についての情報も極めて少ないの。彼は、ネオナチスによる世界征服
を企てており、南米のどこかに、ラストバタリオンと呼ばれる秘密の軍隊を隠
していると公言している。」
「でも、いくらなんでも、そんな軍隊を隠していれば、偵察衛星ですぐに発見
されるんじゃ・・・」
「そうね。これはハッタリだとCIAの専門家は、分析しているわ」
ヘレンは、日本の公安庁の情報収集能力の低さを心の中で馬鹿にしていたが、
顔には出さなかった。
423名無し調教中。:2006/09/03(日) 04:24:03 ID:/0qLgHOZ
ということは時間的には宇宙人が攻めてくる前決定でFA?
424名無し調教中。:2006/09/03(日) 15:31:04 ID:xZ3sptij
425名無し調教中。:2006/09/05(火) 14:44:54 ID:fDjJBiRD
男も出さなきゃ、女性読者増えないよっ!
言っとくけど、私はババァじゃないからね。
426名無し調教中。:2006/09/05(火) 15:53:15 ID:9+ni8OIa
自分も♀だけど、今のままで充分おもしろいですよ
427名無し調教中。:2006/09/05(火) 19:24:54 ID:JDYpPm3P
そうかな。
私は男出して欲しい!
428名無し調教中。:2006/09/05(火) 20:29:37 ID:UWMbqZ/z
ババアうざい
429名無し調教中。:2006/09/05(火) 21:16:56 ID:JDYpPm3P
またそれかよ
430名無し調教中。:2006/09/07(木) 08:35:13 ID:2s2EpbWP
腐女子きめぇ
431作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 13:58:51 ID:3x47oOCA
久美子は、抜歯拷問を受けてから1週間もの間、剥き出しになった歯茎の
神経がズキズキと痛んで、ろくに眠る事も出来なかった。その間も休む事
なくリヒターの激しい拷問調教を受け続けなくてはならない。リヒターは、抜
歯拷問の翌日から、久美子に歯茎フェラを強要した。
「うう、たまらん、この感触。まさにヴァルハラ(天国)にいるようだ!」
ほどよい固さの歯茎が、リヒターの屹立したチンポを念入りにマッサージし
ているようだ。歯茎フェラの初心者である久美子のテクニックはつたなく、
たどたどしかったが、それでも通常のフェラチオでは味わえない感触を堪
能することが出来た。剥き出しの歯茎の神経を、チンポに擦り付けている
久美子は、激痛に涙を流しているが、その歪んだ顔がさらにリヒターの嗜
虐心を刺激する。ものの3分も経たないうちにリヒターは射精した。
「もう一回だ。久美子」
62歳という年齢にもかかわらず、リヒターは久美子の歯茎フェラの虜とな
った。歯茎の痛みをこらえて、久美子が再度、縮んでしまったチンポを口に
咥える。激痛のあまり、発熱して意識が朦朧となり、今にも気を失いそうだっ
た。その日、合計3回リヒターは射精し、久美子は精液を飲み下した。
「ふう、さすがに疲れた。しかし黄色人種の女にしては絶品じゃな。お前の
肉体をもっと切り刻んでやりたくなった」
ある日、リヒターはインターホンで軍医のシュナイダーを呼んだ。
(こ、今度は、あたしの体に何をしようというの!)
久美子は青ざめ、凍りついたように顔をこわばらせた。すでに久美子の肉
体は、背中にオス豚の卑猥な刺青を彫られ、歯を全部失い、体中の神経は
電流責めでガタガタにされている。これ以上何をしようというのか。
432作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 13:59:39 ID:3x47oOCA
「お呼びでございますか、リヒター閣下」
医療カバンを持ったシュナイダーが入室してきた。
「うむ、今度は、この女のクリトリスの包皮を切除する事にした」
「包皮切除でございますか?しかし、それだけではありきたりですね。ユダヤ人の女などは、生まれた時から割礼している者もいます。」
「では、どうすればいい?軍医殿に何か名案はあるか」
「例えば、そうですなあ・・・常にこの女のクリトリスが外気に触れるように、オマンコの小陰唇と大陰唇を広げて、内腿の皮膚に縫い付けてみてはどうでしょう?」
「それは、名案だ。この女は、毎日、子宮の奥の奥までさらけ出して、生活
するというわけだな」
「その通りでございます」
早速、久美子は手術用の開脚台に乗せられた。
「ヒイイイイッ!もうやめて!久美子の体を、これ以上傷つけないで!」
久美子は日本語で叫んだが、リヒターとシュナイダーには理解出来ないよ
うだった。
「この女、なにやら叫んでいますが」
「放っておけ。劣等民族の言語など耳触りなだけだ」
シュナイダーは糸で久美子のクリトリスを吊り上げると、投光器のアームに
結びつけた。充血して肥大したクリトリスが千切れんばかりに引き伸ばされる。
「ああ・・・痛い・・・苦しい・・・」
シュナイダーは指でクリトリスの包皮を摘み上げると、慎重にメスを入れた。
やはり麻酔無しである。
「きいいいいいい!」
久美子は、秘部を切り裂かれる鋭い痛みに、反射的に腰をビクッビクッと動
かそうとする。
「動くんじゃない!誤ってクリトリスも切ってしまうではないか!」
シュナイダーが叱責した。
「ほう、この女、大事な部分を切り刻まれて濡れておる。相当なマゾ女だな」
433作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 14:00:34 ID:3x47oOCA
手術の様子を覗き込んでいたリヒターが言った。度重なる責めを受け、
確かに久美子は痛みを感じると股間を濡らすようになっていた。それは、
精神崩壊を防ぐために、人間に本来備わった、自己防衛本能と言える
かもしれなかった。切り取られた包皮は、焼き鳥の皮肉のようだった。
「自分の肉体の一部だ。この女に食わせてやれ」
リヒターが悪魔のような命令を出した。歯の無い久美子の口をこじ開け、
シュナイダーが指でつまんだ皮肉を口腔内に落とし込む。あまりの気持
ち悪さに久美子は吐きそうだった。
「呑み込め。吐き出すなよ」
久美子は、血の味がする自分のクリトリスの包皮を、ありったけの精神
力を振り絞ってゴクリと呑み込んだ。悪魔の手から逃れるために、死に
たい、と思ったが今となっては舌を噛む事すら物理的に不可能である。
シュナイダーは大陰唇の片方をつまみ、糸が付いた縫い針を突き刺した。
「ぎゃっ!」
そして貫通させると、糸で引っ張って最大限に引き伸ばし、内腿の皮膚
に深く縫い付ける。合成繊維で出来た糸は体内に入っても腐る事はない。
シュナイダーは何度も何度も、返し縫をし、左右の小陰唇と大陰唇を、
パックリと開いた状態で放射状に、皮膚に縫い付けた。リヒターが懐中
電灯で、無残に開かれた久美子のオマンコの奥を照らしてみる。
「おおっ、子宮の入り口まで丸見えだぞ。ピンク色の内壁が蠢いている
様も、エロチックでなかなかいい!」
年甲斐もなくリヒターは、手術の出来映えにはしゃいでいる。久美子は、
サディスト達に、自分の肉体を持て遊ばれる屈辱と恐怖に、いっその事、
殺して欲しいと心の底から願った。
434作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 14:57:07 ID:3x47oOCA
 雪絵は、ネオナチスの本部に連行された後、再び麻薬を打たれていた。
「やめて!もう麻薬はイヤッ!やっとの思いで中毒から抜け出したのにい
いい!」
雪絵は暴れまくったが、ネオナチスの屈強な兵士の手で取り押さえられ、
右腕の静脈に注射針を打ち込まれた。南米のジャングルにはネオナチス
の運営する麻薬栽培農場が無数にあり、先進国に輸出される前の安価な
シャブがいくらでも手に入るのだ。再び、雪絵は中毒患者に逆戻りし、クス
リを貰うためなら、どんな恥ずかしい事でも自分から懇願するようになった。
「お願い!何でもするからあ・・・クスリ、ね、クスリを頂戴!」
「おい、こいつ何でもするんだってよ。なあ、何をさせる?」
ネオナチスの兵士達が面白がって様々な命令を出した。
「そうだな。そこでオシッコをしてみな」
「はいっ!」
雪絵は、命じられるままに、しゃがみ込むと、コンクリートの上にオシッコを
した。
「うわっ、ホントにしやがった・・・きたねえ、床が汚れちまった。自分で綺麗
にしな。一滴残さず、口で、すするんだ」
「はいっ!」
雪絵は四つん這いになり、床にこぼれた自分のオシッコに口をつけ、ズズ
ズズと音を立ててすすり上げた。
「薬中の人間のションベンには、薬が混じってるそうだ。どうだ、それで満足
か!」
「はい・・・でも・・・お注射の方が・・・」
雪絵は、注射針の跡だらけの両腕を兵士の前に差し出した。
435作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 14:57:47 ID:3x47oOCA
「贅沢な奴隷女だぜ。薬が欲しけりゃ、もっと俺達を楽しませるんだな!ほらっ、床にまだションベンが残ってるぜ、しっかり舐めな」
兵士は、軍靴の踵で雪絵の後頭部を踏みつけ、顔を床に押し付けた。白いふくよかな雪絵の頬が埃とオシッコにまみれ、押し潰された。
「うぐぐ・・・」
十数分後、ようやく、床が綺麗になった。
「おせえんだよ!もっとテキパキとやりな。」
「すみません」
「次は、自分で自分の顔を百回ビンタしな。大声で、自分で数えながらだぞ」
「はいっ!1・・・」
パシッと雪絵は自分で自分の頬を平手で叩いた。
「駄目だ!声が小さいし、叩き方が弱すぎる。もっと手加減せずに、力一杯
やるんだ!」
「はいっ!2っ!」
ピシャッと先程より大きい音がした。
「まだだ!弱すぎるって、言ってるんだよ!」
「3っ!4っ!」
雪絵は左右の手で交互に自分の頬を、力任せに叩き続けた。頭がクラクラ
し、ボーッとしてくる。30過ぎまで数えた時点で、軽い脳震盪に襲われ、思
わずよろめいた。
「何やってんだ!もう一度最初から、やり直しだ!」
「はいっ、1っ!2っ!3っ!・・・」
雪絵は、今度は、よろめかないように、気合を入れて必死に足を踏ん張りな
がら、自分の顔を殴り続けた。頬は真っ赤になり、やがて浮き出した毛細血
管が破れて内出血し、紫色に変色する。もともと雪のように色白だった肌の
部分との、コントラストが鮮明だった。
「99っ!100っ!」
最後まで数え終えた時、雪絵の両頬は、風船のように腫れ上がっていた。
「ギャハハハ、いい面になったぜ!」
「そろそろクスリを下さい・・・お願いします・・・」
雪絵は土下座をして懇願した。
436作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 14:58:30 ID:3x47oOCA
「甘いんだよ。これぐらいの事でクスリが貰えると思っているのか!次は、自分
の陰毛に、ライターで火をつけな」
「はいっ!」
雪絵は渡されたライターを、震える手で発火させ、股間の陰毛に火をつけた。
陰毛は、焦げ臭い匂いを立てながら、勢いよくパチパチと燃え盛ったが、麻薬
で感覚が鈍くなっている雪絵には、不思議と何の恐怖心も沸かなかった。逆に、
赤い火が幻想的ですらあった。
(あ・・ああ・・城山先輩・・・きっと助けに来てくれるわよね・・・)
雪絵は、麻薬に犯され、混濁した心の奥底でボンヤリと考えた。
437名無し調教中。:2006/09/07(木) 16:14:43 ID:p8XspUQy
ネピアキタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!!!!
438名無し調教中。:2006/09/07(木) 17:13:27 ID:pAqVFK2N
なんかどんどん内容がマニアックになってくな。
原点に戻って、善良な市民が宇宙人や宇宙人の手を借りた悪い奴らに飼育されるSMな話が読みたい、と思うのは俺だけ?
美女だけでなく同時に美男も登場させれば女性読者も納得するし、このスレも平和になるんじゃないかな。
439名無し調教中。:2006/09/07(木) 17:22:41 ID:25+w2aev
単純に美男責めをリクエストする仕方がうっとうしいからあれるじゃない。

他の読者もいるのに、そんなことおかまいなしで自分のリクエストを書き込むから荒れるんじゃん。
440名無し調教中。:2006/09/07(木) 17:23:49 ID:oV7NgfTi
作者タンモツカレ様ー
監察医の書いた本で見たんですが、舌を噛み切っても死ねないそうですよ。
噛み切られた舌の付け根が痙攣収縮して気道を塞いで窒息死と私は思ってたんですが、
それも無いそうです。
441作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 20:29:02 ID:3x47oOCA
 抜歯拷問から2週間が過ぎ、やっと久美子は歯茎の痛みに慣れ、眠れるよ
うになった。総入れ歯も完成し、シュナイダー軍医から渡されたそれを口に嵌
めると、やっと普通の食事が取れるようになった。それまでは流動食しか食べ
る事が出来なかったのだ。久美子は、常に外気に当てられているクリトリスと
オマンコの穴が、風が吹いただけでも刺激され、じくじくと蜜が溢れ出すのを
どうする事も出来ない。当然、普通に歩いただけでも相当の刺激がある。
「ああ・・・ああーん・・・あーん」
ネオナチスの兵士に引き立てられて歩いている時も、久美子は切ない声を漏
らし、身を捩じらせている。全裸をさらす事には慣れ始めていたが、衆人にオ
マンコの奥と、剥き出しのクリトリスを常に晒して生活するというのは、どうしよ
うもない屈辱だった。
「は、恥ずかしい・・・」
通りすがりのネオナチスの兵士や、他の女奴隷に秘部を見詰められる度に、
久美子は、羞恥のあまり顔を背ける。日本から連行された他の美女達も、か
なり酷い扱いを受けているようで、貨物船の中で綾香に水を飲ませてくれた、
あの元看護婦も、人間犬に改造されて、別のネオナチスの幹部に、首輪で散
歩をさせられていた。彼女の両手両足は、肘と膝で切断されて、金属の筒を
嵌め込まれており、その、変わり果てた姿を見た時、久美子はショックで卒倒
しそうになった。
442作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 20:30:00 ID:3x47oOCA
「早く歩け。劣等民族のお前が2足歩行をしようなどとは、笑止千万!獣に
近い、この姿の方が、はるかにお前の本質に近いのだぞ!」
鎖を引いているネオナチス幹部が、軍靴を彼女の白い背中の上に乗せて、
グリグリと踏み躙っている。人間犬に改造された彼女の顔は、絶望感からか、
蒼白になっていた。
「ワオーン!」
「そうだ。言葉もお前には必要ない。忠実な犬として、我がゲルマン民族の
足下に跪いておれば良いのだ。ガハハハハ」
「ワオーン!」
悲しげに元看護婦の女は、か細い声で吼えていた。女達の一部はジャング
ルに点在する麻薬農場へ、労働者の性欲処理のために送り込まれたとも聞
いている。そこには南米で拉致したインディオやメスティーソの女も性奴隷と
して働かされており、彼女達に混じって性欲処理に励むという事だ。また別の
女達は、ヒトラー3世の元に送られたとも、言われている。久美子は、本部に
侵入したモサド(イスラエル諜報機関)の工作員が捕まり、拷問受けている際
に、リヒターの口からその事を聞いた。
「残念だったな。お前達が狙っているヒトラー3世陛下は、この本部にはおら
ん!」
「では・・・どこにいるのだ・・・どこに隠れているのだ・・・」
裸にされ、天井から吊るされて激しい拷問を受けたその工作員は、肉魁同然
で、すでに廃人と化していた。
「冥土の土産に教えてやろう。陛下は、ラストバタリオンと共に秘密基地『ヴァ
ルハラ』におられる。そこで、ラグナロックの時を一日千秋の思いで待ち焦が
れておられるのだ」
「・・・ヴァルハラだと・・・それは、どこにある・・・」
443作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 20:30:50 ID:3x47oOCA
「それは教えられん。だが、ラグナロックの開始の日はすでに決まっている。
1999年、9月11日だ。我がネオナチスが、傲慢なるユダヤ人の傀儡国家
であるアメリカ合衆国の中枢部、ニューヨークとワシントンを直接攻撃する」
「・・・なに・・・」
「お前達ユダヤ人が作り上げた、資本主義の殿堂であるウォール街と、ペン
タゴン、そしてホワイトハウスを同時に壊滅させる。この作戦で、世界は震撼し、
我がネオナチスによる新時代が開けるであろう。その時、陛下はラストバタリ
オンと共に秘密基地ヴァルハラを出撃し、混乱する世界を席巻するのだ」
「・・・世迷い事だ・・・成功するはずがない・・・」
「そんな事はないさ。現代社会のシステムと言うのは、お前達が考えている
より極めて脆いのだよ。特に内側からの攻撃にはね・・・おっと、喋りすぎた。
そろそろ冥土へ旅立って頂くとするかね」
リヒターは久美子に合図した。弱りきった工作員を久美子に処刑させようと
言うのだ。
「殺す前に、お前の歯茎で、最後の射精をさせてやりなさい」
「はい、リヒター閣下」
久美子は総入れ歯を外すと、モサド工作員の縮みきったチンポを咥え込ん
だ。ゆっくりと歯茎でマッサージを始めると、たちまちムクムクと膨張を始める。
「あ・・うう・・・」
死ぬ寸前の工作員は、今まで味わった事のないような快楽を味わった。天
にも昇る気持ちだった。
444作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 20:31:55 ID:3x47oOCA
「せいぜい我慢したまえ。射精が終われば死ぬ事になるのだから」
しかし、男は、堪え切れずに、わずか1分で射精した。久美子はゴクリと放
出された精液を飲み下し、立ち上がると、細腕で工作員の首を絞めた。
「む・・くく・・・俺が死んでも必ず、仲間達が、お前らナチスの亡霊を・・・一人
残らず・・・世界の果てまでも追い詰めて殺してやる・・・ぐふっ」
男は息絶えた。手を離した久美子はクタクタに疲れていた。もうこれで、命令
されるがままに、罪のない人間を、何人殺したのだろう。一番最初に殺した
のは自分の夫だった。
(ああ、あなた・・・あの時、あたしも舌を噛み切って一緒に死んでおけば良
かった・・・)
久美子は心の底から後悔した。あの時は、残された綾香の身が心配で死ぬ
決断が着かなったのだ。しかし、ネオナチスの本部へ連行されて以来、すぐ
に綾香と引き離され、今では娘が生きているのかどうかすらも判らない。その
事を、リヒターを始め、様々な人間に何度も尋ねてみたが、誰も答えてくれ
ない。今の久美子にとって、マイホームに住む平凡な主婦だった3ヶ月前が、
遠い昔の、夢の中での出来事のように思われた。
445作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/07(木) 20:32:37 ID:3x47oOCA
久美子編、キリがないので一旦終わります。
446名無し調教中。:2006/09/07(木) 21:13:54 ID:oV7NgfTi
作者タンぐっじょぶ!
447名無し調教中。:2006/09/07(木) 21:44:34 ID:mR3PS4a9
作者タン、ここいらで美男責めをちょいと挟んで、ウザババを黙らそう。
もう書き込むなよ、ババア。
作者タンを困らせるなよ。
448名無し調教中。:2006/09/08(金) 01:14:27 ID:zF3k+Bi6
モサド工作員は絶世の美男でした!

これでおk?
449名無し調教中。:2006/09/08(金) 06:38:12 ID:lsDJgAhZ
そんなので誤魔化されないわよ。
450名無し調教中。:2006/09/08(金) 16:48:55 ID:N9mBiUPS
電気アンマで女はどこまで理性を失うか実験したいとおもいます。

予定としては二時間、サランラップでぐるぐる巻きにした状態で攻め続けようと思いますが、これらで事故になる場合はあるんでしょうか?
攻めは逝っても逝っても離さずノンストでやるよていです。
451名無し調教中。:2006/09/08(金) 17:02:58 ID:zF3k+Bi6
>>450
スレチ
452名無し調教中。:2006/09/08(金) 17:54:54 ID:N9mBiUPS
>>451
一応どうなってしまうのか生体反応を診るんですが擦れ違いですか?
453名無し調教中。:2006/09/08(金) 18:52:57 ID:zF3k+Bi6
>>452
うん
ここはSSスレだから

SM板には電気按摩の該当スレがあるはずだから、そちらへドゾー
454名無し調教中。:2006/09/08(金) 23:54:28 ID:yyZ/RTg7
女性への集中攻撃が続いているようですが、私見をひとつ。
わたしはここの小説を、サディスティックな宇宙人や外国人が日本人を奴隷化する作品と捉えています。
S=男性・M=女性と限った訳ではなく、話としてS側(宇宙人や外国人)の女性、M側(日本人)の男性が登場しないのは頗る不自然ではないでしょうか?
勿論、その裁量権は作者さんにある訳ですが。
何れにせよ、読者どうしの啀み合いはこのへんで止めておきましょうよ。
455名無し調教中。:2006/09/09(土) 00:11:33 ID:gva2Gh2h
作者タンの自由だし、読者(俺)の嗜好から大きく外れればここから離れていくだけだし。
まあ、掲示板だから要望を書いてもいいけど、
同じ事何度も書くのはどーかと。
456名無し調教中。:2006/09/09(土) 00:16:21 ID:H8d+VoDW
禿同
しつこいのはイクナイ
457名無し調教中。:2006/09/09(土) 08:25:56 ID:K7BtzopI
>>454
過去ログみた?
458美男好き:2006/09/09(土) 10:04:32 ID:VHBHy0L9
同じ事を何度も書いてごめんなさい。
ちょっとしつこかったようですね。
反省しています。

> 作者様
これからも応援してゆきますので、頑張ってください。
459名無し調教中。:2006/09/09(土) 11:38:38 ID:TnDrZ6Iq
ババアウザイ
460こう言って欲しかったんだろw:2006/09/09(土) 12:05:47 ID:gva2Gh2h
>>459←オマエモナーw
461名無し調教中。:2006/09/09(土) 13:25:31 ID:dUW1is7E
しかし日本人が劣等民族と宣うゲルマン民族も、どうかと思うがね。
確かに今の日本人はアメリカの言いなりで、かつての誇り高き大和魂は皆無に等しいが、同盟国の中で最後まで戦ったのは日本だぞと言っておく。
作者さんは、特攻でお国のために散っていった少年航空兵や、自決した、ひめゆり部隊などを、どうお考えか?
無力なユダヤ人を虐殺した揚句に、アメリカに降伏したゲルマン民族の方が、余程、劣等民族だと思うが。
それとも、散々、言われているように、貴方は大和民族ではないので誇りなどないのか?
462名無し調教中。:2006/09/09(土) 13:36:39 ID:dUW1is7E
大体、ヒトラーがユダヤ人を憎んだのは単なる私怨だろう。
貧乏絵描き時代にユダヤ人から迫害を受けたからユダヤ人を憎んでいるだけのこと。
そんなケチな逆恨みと、亜細亜の解放のために欧米列強と戦った日本人を一緒にされては困るし、ましてや日本人を劣等民族呼ばわりするなど片腹痛い。
そんなにナチスがお好きなら、いっそ、御自分もネオナチに参加されては如何かな。
463名無し調教中。:2006/09/09(土) 18:03:07 ID:kjWTlMUw
そんなに内容が気に入らなきゃ、読まなきゃいいじゃん。
464名無し調教中。:2006/09/09(土) 18:48:34 ID:gva2Gh2h
ウヨもサヨも嫌韓も脳の認識力の問題なんじゃないかと最近思うんだ。
今もdUW1is7Eは作者タンが「ナチスがお好き」ってトンデモ認識だろ?
脳の機能に障害がないとこんなんありえないよw
465名無し調教中。:2006/09/10(日) 01:22:29 ID:voql5M/E
男のMにはなぜか心の狭い輩が多くてなげかわしいものだ
466名無し調教中。:2006/09/10(日) 02:25:06 ID:ak//demQ
フィクションなんだからさ、現実世界そのままを持ち込むなっつの
民族思想なんか知らないよ
もともと同じ地球人だろーが

想像力なさ杉
467名無し調教中。:2006/09/10(日) 03:46:15 ID:m2H6QaU6
はいはい、作者シンパの諸君、乙ノシ
ってゆーか、俺も元々は作者シンパの人間だったんだけどね。
最近の作者の書く話は、あまりにも酷いのよ。
何故ここまで執拗に日本人を叩きまくるのか…?
フィクションなら何を書いてもいいのか?
2ちゃんねるなら何でもありなのか?
作者の書く話を何でもかんでも有り難がる盲信的な考えを危険だとは思わんのか?
何かと言うと諸君らは、フィクションを盾に逃げているようだが、俺の意見に論理的に反論を述べられる者はおらんのか?
これこそ、現代日本が抱える病理だと思うがね。
468名無し調教中。:2006/09/10(日) 04:19:47 ID:m2H6QaU6
そもそも諸君らは、真の意味での作者のファンと言えるのか?
良薬は口に苦し、諌言は耳に煩し。
とゆう言葉を、ご存知か?
何の意見も反論も述べることなく…
作者の書く話を、ただ有り難く、押しいただき、奉るだけの姿勢に疑問を感じないのか?
イエスマンしかいない組織は、古今東西の例を出すまでもなく、衰退の一途を辿るのみだ。
まずは疑え。そして、じっくりと吟味し、熟考の後に…何が正しく、何が間違っているかを考えろ。
それが諸君らのためでもあり、作者のためでもある。
469名無し調教中。:2006/09/10(日) 09:49:52 ID:V/L66Ke6
>真の意味での作者のファンと言えるのか?
別に俺は作者タンのファンじゃねーw
>フィクションなら何を書いてもいいのか?
少なくとも2チャンのSM板だからいいよーw

皮肉や嫌味が理解出来ないちょっと知能の低い純粋真っ直ぐ君でもあるまいし、
大人が集うここでこの程度の内容でヒートアップしちゃうってどうなんだろう?
認識障害を疑って脳検査を受けるのがm2H6QaU6にとって今すぐするべき事だ。
470名無し調教中。:2006/09/10(日) 13:13:45 ID:mRBdoi+b
M男ウザイ
471名無し調教中。:2006/09/10(日) 14:25:28 ID:ak//demQ
民族抗争真に受けちゃうなら、見なければいいんでないの?
今はストーリーがそーゆー流れなんだからさ
正直何人なんてカンケー無いんですけど
みんな地球人、はい終わり

フィクとノンフィクの区別が付かないヤツが、現実で幼女誘拐したりゲーム延長で人頃してるんだっつの
m2H6QaU6はその類の人?
だったら2chにあってないよ、やめなされ

472名無し調教中。:2006/09/10(日) 15:24:21 ID:V/L66Ke6
ナチに感情移入してる場合はS男だね。
まあM男もS男もM女もS女もここでは賛美の言葉なんだよ、
チミまた勘違いしちゃったねw
473名無し調教中。:2006/09/10(日) 15:50:48 ID:m2H6QaU6
勘違いしてるのは、どっちだろうな。
俺は早く千鶴編の続きが読みたいんだよ。
宇宙人に復讐するために必死に生き抜く千鶴が大好きなんだ。
宇宙人が一切出てこない最近の流れは、正直つまらんよ。
あと美男を虐めてとリクエストする輩もウザイな。
ホント…ここ最近、雰囲気悪すぎだな。
昔は純粋なファン同士の意見交換が楽しかったのにな。
昔の和やかな雰囲気には、もう戻らんのかね…
作者がおかしな方向に行き始めてから段々スレ自体の空気が悪くなってきたよな…
474名無し調教中。:2006/09/10(日) 16:10:44 ID:3r/y6HM1
なにを書こうが作者の勝手。
でも千鶴編よみたいってのには同意W
475名無し調教中。:2006/09/10(日) 16:39:49 ID:V/L66Ke6
>もう戻らんのかね…
ハイ、戻らないでしょう。
476名無し調教中。:2006/09/10(日) 16:49:01 ID:m2H6QaU6
>>474
うん、そだね。確かに作者の勝手だ。
でも、作者自身、批判も意見も、どんどんしてくださいって言ってたから、意見したまでだよ。
俺自身、作者のファンであることに何ら変わりはないよ。
千鶴編、続きが気になるよね。
いつどの時点で話が繋がるのか楽しみ。
そう考えると、今のこの流れは、そのための伏線なのかな?
だったら我慢して読むしかないか。
一部でも意見の合う人がいて良かったよ。
477名無し調教中。:2006/09/10(日) 16:54:18 ID:m2H6QaU6
>>475
いや、戻ると思うよ。
何より、こうして読者同士が意見を戦わせることはスレの活性化に繋がるし、変に馴れ合うよりかは、いいかもしれない。
北朝鮮編の時みたいに荒れるのは困るけど。
478名無し調教中。:2006/09/10(日) 18:31:45 ID:gM5kj37S
>473
千鶴編読みたいっていうのはOKやけど、美男虐めのリクエストはウザイんや。
それってちょっと勝手やん。
479名無し調教中。:2006/09/10(日) 19:33:43 ID:m2H6QaU6
>>478
うーん…まぁ確かに勝手だとは思うがね。
ってゆーか美男虐めは過去にもあったし、いずれ続編は出るだろ?
ゆっくり待てばいいやん。度重なるリクエストがウザイだけで、話そのものが嫌いなわけじゃないよ。
作者にも作者の都合ってもんがあるんだしさ。
ゆっくり静かに待てないの?って話だよ。
480名無し調教中。:2006/09/10(日) 20:04:06 ID:A25bat63
なるほどなぁ。
ま、皆で仲良く見守っていけたらええよね。
481名無し調教中。:2006/09/10(日) 20:21:48 ID:ak//demQ
うまく纏まったトコでおk
482名無し調教中。:2006/09/11(月) 08:15:46 ID:HCxkpmt0
平和が1番。
雨降って地固まるってとこですね。
483名無し調教中。:2006/09/11(月) 11:45:43 ID:EccvI07d
そんでもって今日は9月11日なわけです。

484名無し調教中。:2006/09/11(月) 12:50:01 ID:HCxkpmt0
そっか…この中では、あれはアルカイダの仕業ではなくネオナチの仕業って設定なんですよね。
楽しみだなぁ。作者さんの真骨頂が見られそうですね。
485名無し調教中。:2006/09/11(月) 19:07:22 ID:py8dd+5F
ライスみたいなインテリでサディスティックな女性がウサーマ・ビン・ラーディンみたいなのをアル・グレイブ刑務所で拷問するストーリー木彫んぬ。
イスラム教徒は豚を忌避するんで、足と頭は人間のままで胴体だけ豚のを移植してやるとか、
手足の自由を奪ってトイレにくくりつけて、便器にコーランをおいて排便を極限まで我慢させるとか。
隣国ネタを出すといろいろあるけど、中東ネタならあれこれいう人はいないでしょう。
もしこのスレッドを読んでいるイスラム教徒がいれば一言 Remember 911!
486名無し調教中。:2006/09/11(月) 21:01:48 ID:RicLvbIO
イスラム教徒全部が悪い訳じゃないじゃん・・・ヴァカみたい
487名無し調教中。:2006/09/11(月) 21:07:42 ID:jaINV0MU
イスラエルを黙認して中東を不安定化して石油を盗み殺しまくった欧米がRememberされた
結果が911だからw
911を受けて欧米が「俺達がやってきた悪事に対してイスラムから復讐を受けてしまった、
これからは反省して正しいことをしよう」って言うのが筋なんだよw
488作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/12(火) 13:54:25 ID:6j4q9FML
リアル生活多忙のため、SS投下は、しばらく中断します。(約1週間〜10日程度)
489名無し調教中。:2006/09/12(火) 15:35:51 ID:a87ta6Yi
>>488
乙ですノシ
490名無し調教中。:2006/09/12(火) 16:39:26 ID:Kf4k8cfE
よし! 落ちないように保守
491名無し調教中。:2006/09/13(水) 03:32:02 ID:RiS9Kj9k
>>488
お疲れ様です。お帰りお待ち申し上げております。
492お客さん:2006/09/16(土) 12:03:49 ID:S510PNII
その瞬間彼女の身体が勝手にうごいた
(何でうごいてるの?!)
考えてるうちに身体は足を開きM字に股をひらき
指で性器を露出させていた
(やめて!やめてよ!!何でなの!?止まれ・・・止まってよ)
しかし彼女の懇願は声の主には届かなかった。
地面から生えてきた銀色の棒の上に彼女の意思に反するままに
またがったのだ。
「いやゃあああぁぁぁ・・・・!!」
皮肉にも今まで発することの出来なかった声が破瓜の痛みから
悲鳴として高らかに響き渡った。
493名無し調教中。:2006/09/17(日) 15:35:14 ID:x3qyAKN7
その後、作者の姿を見た者はいなかったという…
494お客さん:2006/09/17(日) 17:02:09 ID:Sv7Qgf+B
その間にも腰はゆっくりと下がり、彼女の最深部まで銀色の棒で汚そうとしていた。
「あぁぁあああぁぁ・・・」
身体の奥が何かでノックされた。
足は振るえ 身体は仰け反り 瞳は焦点を失いつつも見開かれ
哀れなほどに脆く、そしてか細く彼女は息をしていた
「やぁだぁぁぁ・・・抜いて・・・痛いのヤダお願い・・・」
哀れな姿で懇願する彼女に声の主はありったけの嗜虐性でこたえた
「ひぃっ!いやややゃゃあああぁぁぁぁ!!!!」
身体が前後、上下ましてや螺旋を書くような円運動
処女であった彼女は1分もすぎないうちに気絶した
『準備完了 準備完了』
そして不気味な声だけがそこに響きわたった
495作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 11:52:01 ID:aVpFsSF6
1853年(嘉永6年)、6月2日、ペリー艦隊を攻撃し、歴史を改変しようとし
た海上自衛隊の護衛艦『あらなみ』は、目的を達する前に、時間管理局の
タイムマシンによって撃沈された。間一髪で海に飛び込んだ久石千鶴は、
陸地を目指して泳ぎ続けていた。
(くっ・・・まだ陸地が見えない・・・かなりの沖合いだったのね。)
もう2時間以上も、泳ぎ続けている。『あらなみ』は沈没し、他の自衛隊員
達がどうなったのかは判らない。千鶴は、1900年に及ぶ人生で、常人を
超える持久力と忍耐力を身につけていたが、それでも、ただの人間である
事には変わりなく、体力は次第に限界に近付きつつあった。
(まだ・・・死ぬわけにはいかない・・・あと、150年生き延びなければ・・・)
千鶴の頭の中では、宇宙人に対する迎撃プランが、漠然とではあるが形成
され始めている。陸地にたどり着きさえすれば、すぐに、土台となる組織の
立ち上げに着手するつもりだった。千鶴が、疲労困憊で泳ぎつつけていると、
頭上から、バラバラバラ・・・というヘリの爆音が聞こえてきた。そして、千鶴
のすぐ傍の海面に、縄梯子が垂らされた。
「つかまって下さい!」
見上げると、哨戒ヘリSH60Kが、ホバーリングしていた。千鶴は、最後の
力を振り絞って縄梯子の端を掴み、よじ登っていった。ヘリの内部に這い上
がると、そこには、救助されたずぶ濡れの自衛隊員が、他にも数人いた。
その中には真鍋副長の姿もある。ヘリを操縦しているのはパイロットの原田
一尉だった。
496作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 11:52:32 ID:aVpFsSF6
「あのUFOは、一体何ですか?」
原田一尉が操縦シートから尋ねた。千鶴はぐったりと座り込みながら答えた。
「あれは、時間管理局のタイムマシンよ。やつらは、歴史を守るためなら、手
段を選ばず、どんな事でもやるわ・・・あたしも今まで何度も襲われた・・・」
千鶴が、時間管理局の活動目的や、存在理由を知らされたのは、16世紀の
フランスで出会った、ノストラダムスという男からだった。なぜか、ノストラダム
スは時間管理局について詳細な情報を持っているようだった。
「時間管理局・・・信じられない。そんなものがあるなら、歴史を変えようとした
我々は、重大な犯罪者ってことになるのか・・・」
真鍋副長が、愕然として呟いた。
「あらなみを撃沈した後、UFOは消えました。現在ヘリで、海岸まで何度も往
復して、漂流している乗組員の、救助を行っています」
原田一尉が説明した
「ペリーは浦賀に来航し、歴史は、決められた通りに進むってわけか」
機内は、重苦しい空気に包まれた。
497作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 13:41:19 ID:aVpFsSF6
甲斐の国の山深くにある奥滝村は、戦国の時代より続く隠れ里だった。人口
100人足らずのその村は、人里はなれた秘境にあり、幕府の政治機構にも、
組み込まれていない。年貢の取立てもなく、数百年来、平和に暮らしていた
その村に、ある日、突如ヘリに乗った男達が襲撃してきた。
「うわあああっ、な、なんだああ!鉄の鳥だあああ!」
「助けてくれええ!」
突如現れたヘリの爆音に驚き、逃げ惑う村人達の頭上に、上空から機銃掃
射が加えられた。
「無駄な抵抗はやめろ!この村は我々が占拠する!命が惜しければ抵抗
するな!」
村全体に響き渡るよう、拡声器から聞こえてきた声に、さらにパニックは大
きくなる。ヘリは集落近くの畑の真ん中に着陸し、銃を持った自衛隊員達が、
ヘリから降りてきた。
「化け物め!わしは、この村の村長ずら。ご先祖様は、武田信玄公にも仕
えたサムライだったずら!この村に何の用だ?」
村長と、その手下が、先祖代々伝わる錆び付いた刀を構えて、ヘリを取り囲
んだ。真鍋副長は、無言であっさりと村長を射殺した。
「今日から、我々が、この村を支配する。他に抵抗するものはいるか?」
村長を殺された手下たちは、どうしていいか判らない。外部の人間と接触す
る事さえも滅多にない村なのだ。真鍋副長は、硬直して刀を持ったままの手
下達を、無言で次々に射殺していった。
498作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 13:42:27 ID:aVpFsSF6
「いいのかなあ。こんな事して」
ヘリの操縦席で原田一尉が呟いた。21世紀から来た人間達は、過去の人
間を殺す事に実際、それほど抵抗を感じていないようだ。
「おそらく、あとは、大人しい村人です。村の支配層さえ始末すれば残りは
従うでしょう」
千鶴が、真鍋副長に言った。この村を千羽鶴教団の新しい本拠地にする計
画なのだ。ここから、全国に信者を増やし、150年後には、宇宙人に対抗
する組織に育て上げる、という壮大な計画を心に秘めている。いずれにせよ、
生き残った自衛隊員たちは、もう二度と現代に戻る事は出来ない。千鶴は、
彼らを教団設立に利用する事にしたのだ。
「村人を集めて、忠誠を誓わせましょう」
計画は、ほとんどの部分を千鶴が立て、巧みに自衛隊員をそそのかしてい
た。やがて、恐れおののく村人達が、老若男女を問わず、全て村の大広場
へ集められた。
「我々は、時空を超えてやってきた神だ!逆らうものには、たちどころに天罰
を与える事が出来る。死んだ村長達のようにね!お前たちも見ただろう?空
を飛ぶ鉄の駕籠で、自在に大空を飛び、奇跡を起こす事も出来るのだ。さあ、
お前達、神の前にひれ伏しなさい!」
巫女のような白装束を着た千鶴が、仰々しく叫んだ。その脇を、銃を持った
自衛隊員が固めている。無力な江戸時代の村人に抵抗する術など、あろうは
ずもなかった。
「今から、神降臨の宴を執り行う。ありったけの食料と酒、女を差し出すのだ!」
「ははあーっ!」
村は騒然となった。千鶴達が神だと、すっかり信じ込んだようだった。神の
逆鱗に触れぬよう、村人達は、われ先にと、なけなしの酒、食料、女房、娘を
差し出した。
「俺達は、神だ!この時代では、俺達は神なんだ!」
自衛隊員たちは、タガを外された自分達の武力の行使に酔っていた。彼らは、
おびえる村人を尻目に、狂ったように酒を飲み、女を犯した。まるで現代に戻れ
ない不安をかき消したいかのように、酒池肉林の饗宴にのめり込んでいた。
499作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 20:23:54 ID:aVpFsSF6
広報官の牧村真沙子三尉(25歳)は三日三晩、海上を漂ったあげく海岸
に打ち上げられた。『あらなみ』から退艦する際に、救命用の浮輪を持ち
出す事が出来、それに掴まって生き延びる事が出来たのだ。泳ぐ気力も
ないままに潮の流れに身を任せ、伊豆半島の浜辺にたどり着いた。
(ここは、どこ?みんなは、どうなったの?)
咽喉の渇きと空腹感で、立ち上がる気力もなかった。海水が染み込んだ
海上自衛隊の制服が嫌に重く感じられる。やがて雨が降ってきて、真沙
子は、顔を打つ雨水を口に含んだ。
(ああ・・・まだ、生きている・・・)
真沙子は、のろのろと立ち上がると、砂浜に打ち上げられている海藻を
手に取った。
(これ、食べられるのかしら)
そっと口に運ぶ。噛んでみたがまずかった。しかし、空腹には勝てず、胃
の中に呑み込む。真沙子は吐きそうになりながらも、雨水をすすり、海藻
を生のまま貪り食った。
(惨めだわ・・・他にも生き残った仲間がいるかもしれない・・・探さなくっちゃ)
降りしきる雨に、ずぶ濡れになりながら、真沙子は海岸を東へと歩き始めた。
どれぐらい、歩いたかは判らない。いくつもの漁村を通り過ぎる。ある漁村
では、浦賀に来航したペリー艦隊の噂で持ちきりだった。
「南蛮人が、黒船に乗ってやって来たんだとよ」
「異国人は、お上が、打ち払っちまうんじゃなかったのかい?」
「それが、そう簡単には、打ち払えねえくらいの大船らしい」
「どうなるんだ?」
「知るか。そんな事は、役人の考える事だ」
真沙子が、フラフラと歩いていると漁民の誰かが叫んだ。
「な、なんだ、あの女!南蛮人みたいな着物を着ているぞ。黒船と関りがあ
るかもしれねえ。お役人に知らせた方がいい」
500作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 20:24:36 ID:aVpFsSF6
漁民の通報を受けて代官所の役人たちが、駆けつけてきた。
「そこの女、待てい!怪しい奴、神妙にいたせ」
「きゃあああ!」
日本刀を抜いたサムライに追い回されて、真沙子は逃げ惑った。護身用に
持っていた拳銃は、漂流している間に火薬が湿って、役に立たなくなっている。
「いやああっ!助けてっ!」
助けなど来るはずもなく、真沙子は、追い詰められ、白刀を突きつけられて、
しゃがみ込んだ。
「御用だ!御用だ!」
「引っ立ていっ!」
真沙子は、捕縛された。見知らぬ時代の役人に、丸腰で捕まるほど、心細い
ものはない。真沙子の身柄は、地元の代官所から黒船の対応に当たってい
る浦賀奉行所に引き渡されて、取調べられる事になった。囚人護送用の駕籠
に入れられて、沿道の人々に晒されながら、奉行所に到着した真沙子は、衣
類を剥ぎ取られ、後手に縛られて、ギザギサの波型が刻まれた板の上に正
座をさせられた。
501作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 20:25:11 ID:aVpFsSF6
「女。黒船について知っている事を白状せい」
「あたしは、黒船とは関係ありません。未来からタイムスリップして来た日本
人です!」
「た、た、たいむ・・・・なんだ、その言葉は!やはり、南蛮人の言葉ではない
か!」
「違います!あたしは、日本人ですっ!」
役人は、重さ30キロはあるかと思われる長方形の石を運ばせ、正座してい
る真沙子の太股の上に乗せた。
「うぎゃああああ!」
石の重量が、真沙子の体重に加算され、ギザギザの板の背が、正座して
いる向う脛に、食い込んでくる。これが有名な石抱きの刑だった。
「白状せい!このまま続くと、足が使い物にならなくなるぞ!」
「あ・・・あたしは、南蛮人とは関係ありません・・・」
「ええい!まだシラを切るか」
さらに、もう一枚の石が上積みされた。
「ぐぎゃああああ!」
向う脛の皮膚が破れ、血が流れ出した。骨まで食い込んでいるかのような
苦痛だった。真沙子は、髪を振り乱して絶叫し、涙を流した。
(現代に帰りたい・・・)
なぜ、過去に飛ばされて、こんな事になってしまったのかが、判らなかった。
502名無し調教中。:2006/09/18(月) 20:44:23 ID:zl++cFZA
かー、初めて覗いたが、
なんじゃ、この糞スレは?

胸クソ悪くなるわ。
売れない三文エロ作家のオナニースレだなw
503名無し調教中。:2006/09/18(月) 21:19:59 ID:rcWzBH9H
作者様、続きを待ち詫びてます。
504作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 21:30:45 ID:aVpFsSF6
真沙子の取調べは何日も続いた。奉行所も江戸幕府始まって以来の大事
件のため、少しでも情報を得ようと必死である。ペリー艦隊は江戸湾を遊弋
しつつ、時折、大砲を撃ったりして威嚇行動を繰り返している。旧式の装備し
か持たない幕府はなすすべもない。
「しぶとい、女だ!」
拷問役の与力は、真沙子を海老責めの格好に縛り上げた。両足を胡坐縛り
にし、顔の前まで反り返らせるのである。真沙子の秘所が丸出しになった。
与力は、長い棒で、その姿勢のままの真沙子の肉体を打ち据えた。
「ぎゃうっ!ぎゃうっ!」
全身ひどい打撲傷で、あばら骨にヒビが入ったのか、脇腹に鋭い痛みを感
じた。
「・・・あ、あたしは何も知りません・・・」
本当に何も知らないので答えようもない。真沙子はこの拷問がいつまで続く
のかと思った。何度も気を失い、その度に頭から水をかぶせられて起こされ
る。一人の若いサムライが真沙子の拷問を見物するために、拷問蔵にやっ
てきた。
505作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 21:31:28 ID:aVpFsSF6
「土佐藩士、坂本竜馬でござる」
真沙子は、うつろな表情でその男の顔を見た。歴史の教科書の写真で
見覚えのあるその男は、紛れもなく若き日の坂本竜馬(19歳)だった。
「それがしは、品川で沿岸警備のお役目についておりましたが、黒船に
関わりのある女が捕らえられたと聞いたので、居ても立ってもおられず、
見物に参りました。」
竜馬は、何に対しても好奇心を抑えられないタイプの人間のようだった。
血液型はB型だったと鑑定されている。
「ほう、これが南蛮人の女ですか、どう見ても日本人にしか見えませんが」
「しぶとい女で、なかなか白状せず、自分は日本人だと言い張っておる。
わしもそろそろ、拷問に疲れてきた」
「では、しばし、それがしが責めてみましょうか?」
「ああ、頼む」
竜馬は、棒を受け取ると、真沙子の剥き出しの局部を狙って、痛恨の一
撃を加えた。
「ぎゃおっ!」
「日本人を、舐めたら、いかんぜよっ!」
拷問蔵に竜馬の怒声が響き、真沙子は再び失神した。
506作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/18(月) 22:02:16 ID:aVpFsSF6
>>502
売れない三文エロ作家、ではなく、ただの素人です。作家ではありません。
小説のできばえについては、プロに及ぶべくもなく、ただ自己満足で書いているだけです。

すでに、ここの掲示板に書き始めて3年になるわけですが、慢性的なネタ不足で、最初の
頃に比べて良くなっているのか悪くなっているのか、自分では判断がつきません。

リクについては、順次本編と絡めながら、小説に取り入れます。

最近、リアル生活でも、運に見放され、テンション下がり気味です。

507名無し調教中。:2006/09/18(月) 23:08:39 ID:m3do1UA4
俺は連載当初より今の方が好きだなー。
508名無し調教中。:2006/09/19(火) 00:40:04 ID:blACHoDh
>>506
キタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!!!!
509名無し調教中。:2006/09/19(火) 06:32:27 ID:l7CoW3UY
千鶴編待ってました!
リクエストした甲斐があったw
510名無し調教中。:2006/09/19(火) 13:38:13 ID:J65NB4oF
逆さ吊りの記録
両足を揃えた状態で足首を縛り、
足首の間に吊り縄を通して天井から逆さにぶら下げられました
5分・・・足首の痛みがあってかなりきつい
10分・・・鼻が詰まって息が苦しい口にガムテープでも貼られたら窒息死です
15分・・・足首の痛みは麻痺して感じなくなりました
20分・・・縛られた上半身が痛み出しました
30分・・・顔がむくんでいるのがわかります
60分・・・目が開きません
90分・・・汗が床に止めどなくしたたります
120分・・・血行障害が起きないように解放されましたが
下ろされても顔はパンパンに膨れて瞼も開きません
足首は全く感覚が無くしばらくすると激しいしびれが襲います
縛られた両手は全く動かず肩が激しく痛みます
話すこともままならず2時間掛けてやっと起きる程度に回復しました。


511名無し調教中。:2006/09/19(火) 14:15:37 ID:YktYwjgO
折角なのでちょっと突っ込み。
拳銃弾、しかも現代日本製の拳銃弾が数時間海水に浸かってた位ではしけないでしょう。
拳銃弾は防水されています。
拳銃自体も数時間程度なら問題無く作動すると思われます(水は切る事)。
512名無し調教中。:2006/09/19(火) 19:35:36 ID:KIF8GCKf
>>506
>すでに、ここの掲示板に書き始めて3年

ハア?
こりゃ重症だ。
妄想癖が膨らんで、そろそろ日常生活に支障をきたしてるだろ?
513名無し調教中。:2006/09/19(火) 20:17:06 ID:blACHoDh
>>512
色々1人で突っ走っているようだが大丈夫か?
514茹蛸 ◆vqUsEYfegA :2006/09/20(水) 04:02:16 ID:RucvOotx
>>512
おい、糞野郎…てめぇは、いっぺん死なねーと、わかんねーか?
調子こいて、跳ねてっとカタはめんぞゴラ。
515作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 11:25:39 ID:Xmisjkwi
坂本竜馬は、拷問蔵の与力と共に、散々真沙子を拷問した。逆さ吊りで水
の入った桶に頭部を沈められ、水責めにされた真沙子は、苦しさの余り意
味不明な言葉を口走り始めた。
「あなた坂本竜馬でしょっ!あたしの生まれた時代では、あなたは日本を
明治維新に導いた英雄として、大河ドラマや映画で何度も、その功績をク
ローズアップされているわ!そのあなたが、無抵抗な人間を一方的に痛め
つけてもいいのっ?」
「何を言っておるのか、判らんちや。確かに黒船の威容は、品川で目の当
たりにしたぜよ。あんなもんに対抗するには、日本でも黒船を造らなければ
ならん、ちう事だけは判ったき!」
竜馬は、興奮して土佐弁に戻っていた。桶から引き上げられた真沙子の顔
は、うっ血して膨張し、紫色になっている。
「いい事を教えてあげるわ。あなたは、今後、土佐藩を脱藩し、勝海舟に弟
子入りするのよ。そして、海援隊という海運会社を設立して倒幕運動の黒幕
となる。最後には薩摩藩と長州藩が幕府に対して反乱を起こすのだけど、
それを影で操るのは、あなたよ!」
「何だと・・・」
516作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 11:26:40 ID:Xmisjkwi
竜馬は真沙子の言葉に愕然とした。19歳の竜馬には、まだ、想像もし
ていない自分の将来の人生をいきなり聞かされたのだ。一緒にその言
葉を聞いていた与力は逆上した。
「倒幕だと!恐れ多い言葉を軽々しく口にしおって!このイカレ女め!」
与力は、棒で逆さ吊りにされた真沙子の体を滅多打ちにした。真沙子の
体が海老のように空中で跳ね回り、内臓が傷ついたのか、口から吐血する。
「ぎゃうっ!ぎゃうううう・・・そ、そしてあなたは、明治維新を目前にして京都
の近江屋で暗殺されるのよっ!」
真沙子は、血を吐きながら錯乱状態で叫び続けた。
「馬鹿な・・・なぜ、そんな先の事がわかるのだ・・・」
「それは、あたしが未来で生まれたからよっ!これから起こる事は全部知
っているわ!」
「ええい、黙れ!たわごとなど聞きたくはないっ」
与力は再び、真沙子の頭部を桶の水に沈めた。水中でも真沙子は喋り続
けているのか、ブクブクと気泡が泡立っている。竜馬は、くらくらと目眩を感
じて、気分が悪くなった。
517名無し調教中。:2006/09/20(水) 12:30:35 ID:EXfNUup0
518作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 12:34:00 ID:Xmisjkwi
 ペリー艦隊の来航で、二百数十年に渡る太平の惰眠を貪っていた日本中
が、騒然となった。幕府は、ペリー艦隊が引き上げると、直ちに、江戸時代初
期に制定された大船禁止令を解除し、各藩に近代式の軍艦の建造を命じた。
同時に狂ったように外国から最新兵器の輸入を始め、鎖国は事実上、終わ
りを告げた。
「外国人の言いなりになってはいかん!」
「黒船など、打ち払ってしまえ!」
「日本は神の国だ。幕府は弱腰すぎる。メリケンやエゲレスに対して、もっと
強靭に対応するべきだ!」
尊皇攘夷の嵐が、全国に吹き荒れた。実際に欧米列強との交渉に当たって
いる幕府は、あまりの軍事力と科学力の差に愕然とし、とても強靭姿勢など
取れるはずもなく、国内世論との板挟みになって苦悶した。やがて幕府の上
層部は、外国の情報を収集するにつれ、日本が鎖国している200年の間に、
外の世界では科学が急速に進歩し、今や地球上の80パーセント以上が、欧
米の白人国家の植民地になっている事実を知った。
「思ったより状況が悪いでござる」
1858年、大老に就任し、事実上日本の最高権力者となった井伊直弼は、絶
望感に苛まれた。
「欧米人は、我々日本人を含め有色人種を、白人と同等の人間ではなく、む
しろ猿に近い生き物だと思っておる」
519作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 12:34:43 ID:Xmisjkwi
この時点で、欧米支配の影響を受けていない有色人種の独立国家は、
日本、エチオピア、タイのみだった。清王朝の中国は、イギリスとのア
ヘン戦争に敗れて半植民地化し、朝鮮半島はもとより清の属国である上、
北方からロシアの侵略を受けつつある。南北アメリカ大陸とオーストラリ
アの原住民は絶滅寸前に追い込まれ、アフリカ大陸は分割されて黒人
奴隷が輸出されている。日本が鎖国から目覚めた時代は、白人至上主
義が世界を覆いつくす寸前の段階だった。
「一時的に、欧米に頭を下げてでも時間稼ぎをし、その間に我が国の近
代化を成し遂げなければならん。そのためには、今は尊皇攘夷派を押
さえ込まなければ!」
井伊直弼は、幕府の弱腰を批判する者達を徹底的に弾圧した。世に言
う『安政の大獄』である。欧米列強相手に、綱渡り外交を続けなければな
らない直弼にとって、国内の意見を一枚岩にする必要があったのだ。
(俺は、悪者と思われても構わない。後世にどのような誹りを受けようとも、
日本の植民地化を避ける事が出来れば、これこそ武士の本分)
井伊直弼の悲痛な決意も、尊皇攘夷派には理解されず、彼は、大老就
任のわずか2年後に『桜田門外の変』で、暗殺される事になる。
520名無し調教中。:2006/09/20(水) 18:22:55 ID:JMt8ZJjJ
>茹蛸 ◆vqUsEYfegA

おい、こら。
おもれぇやないけ。

ヘタレのチンカスがチャチャいれんなやw
521名無し調教中。:2006/09/20(水) 18:50:28 ID:6r3pgbx4
うんこ
522名無し調教中。:2006/09/20(水) 20:23:05 ID:Yx6CwyEq
拳銃について補足。
海自の拳銃だからと言って特別な防錆がなされてる訳ではないので、
海水に浸かった後は分解掃除をしないと錆びてきて日が経つほど作動不良を起こすようになるでしょう。
奉行所が取り上げて数日ならまだ大丈夫だと思いますが、
一ヶ月もすると作動不良(弾丸発射不可能含む)する可能性はかなり高いと推測します。
523作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 20:25:19 ID:Xmisjkwi
1853年に、久石千鶴と生き残りの自衛隊員達によって占拠された奥
滝村は、その後、千羽鶴教団の総本山へと変貌を遂げていった。村の
若い女は全て教団幹部である自衛隊員12名の愛人となり、日夜セック
スに励んでいる。一方、村の男達は、食糧確保のための農作業や、教
団施設の造営に酷使された。村の中央部に建設された大本殿には、自
衛隊員達を運んできた哨戒ヘリ、SH60Kが御神体として安置され、未
来から持ってきた拳銃やライター、ボールペンなどが神器として保管さ
れた。そして、それまで外部との接触を断っていた村だったが、布教活
動のために甲州街道へ抜ける道も切り開かれた。
「さあ、お前達、教祖様の御聖水を有り難く頂くのだ!」
教団のナンバー2である真鍋敏晴(元自衛隊三等海佐)が本殿にひれ
伏している村人に叫んだ。すっかりマインドコントロールされてしまった
村の女達が、盆に載せた杯を村人達に配っていく。その杯に入っている
のは千鶴のオシッコを井戸の水で薄めた透明の液体だった。村人達は、
恐る恐る杯を口にした。
「よいか、教団の教義を信じれば、死んだ後に極楽へ行く事が出来る。
お前達の財産、生命、身体、全てを投げ出して教祖様に奉仕をするの
だ。そうすれば150年後に宇宙の彼方より襲来する宇宙人の侵略から、
この世を救う事が出来るのだ!」
「あ、あのう、宇宙人って何ですか?」
524作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 20:26:16 ID:Xmisjkwi
村人の一人が恐る恐る尋ねた。上座に座った白装束の千鶴が、キッ
とその村人の顔を睨みつける。
「宇宙人って言うのは、人間を生きたまま食べたり、悪ふざけで、手足
を切り刻んで付け替えたりする悪魔のような存在よ!お前が、捕まっ
たら犬のような姿にされるかもね」
「ひいっ!恐ろしい事です・・・南無阿弥陀、南無阿弥陀」
村人達は、ガクガクと震えだした。
「そうならないためにも、信者を増やさなくてはならないのよ。お前達の
中でも、あたしの教義をよく理解出来て、位が上がった者には、村の外
に出て布教活動を行ってもらうわ」
教団組織は、ピラミッド型の体制で、教祖である千鶴を頂点とし、次に
12人の自衛隊員が『使徒』と呼ばれる称号を与えられており、その下
は現在の所、一般信者である。千鶴は一般信者である村人の中から、
理解力のある者を選び出し、『伝道師』という位を与えて全国に送り出
すつもりだった。なるべく早く、信者を集めて組織を拡大するために、修
行には男女のセックスを取り入れるつもりである。
「人間の本性を、剥き出しにして男女の営みを行いなさい。そうすれば、
少しはお前達の汚れた魂も解放されるでしょう」
千鶴の号令で、村人達は一斉に着物を脱ぎ捨て、誰彼構わずセックス
を始めた。と言っても、彼らは元々、千鶴達が来るまで夫婦であり、親娘
であり、兄妹であったのだ。村人達が我を忘れて乱交にのめり込んで
いる様を、千鶴と12人の自衛隊員達は、冷ややかに眺めていた。
525作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 20:27:07 ID:Xmisjkwi
(フフフ・・・人間は誰でも異性とセックスをすれば、スッキリして魂が
解放されたと錯覚するものよ)
千鶴は、1900年の人生で世界各地を放浪し、ありとあらゆる宗教が
信者を獲得していく手法を目の当たりにしていた。その中には世界の
3大宗教と言われる教団も入っている。
(全ての宗教は、最初こうやって、無知な人々に奇跡を見せたり、マ
インドコントロールで財産を寄進させたりする事から始まったのよ。
そして時代が下れば、時の権力者から弾圧を受けながらも、政治や
社会に浸透し、人々の生活とは、切っても切れないものになる。教義も、
研究に研究が重ねられ、次第に肉付けされて、やがて分厚い教典が
完成するのよ。例え、それが教祖の思惑とは、全くかけ離れた内容に
なっていたとしてもね)
千鶴は、眼前に繰り広げられる乱交を眺めながら、深い追憶に沈ん
でいった。1900年分の追憶だった。
(でも、千羽鶴教団が、他の宗教と違う点が二つあるわ。それは、教祖
であるあたしが不老不死だと言う事。そして、もう一つは宇宙人の侵略
が2003年には実際に始まると言う事・・・)
526作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 20:27:56 ID:Xmisjkwi
それまでに教団の規模をなるべく拡大し、全世界の国家や民衆を動か
せるほどの強固なものにしなくてはならない。そのためには、利用でき
る物は全て利用し、考えられる手段は全て実行する。信者同士のフリ
ーセックスを奨励すれば、セックスやりたさに入信するものも増えるだ
ろうし、資金集めのためには、法外な金額で、壷やグッズを売ったりもし
なくてはなるまい。より財産を多く持つ者にターゲットを絞って勧誘し、
全財産を教団に寄進させると言う手もある。
(歴史が、変わらなければ・・・150年後には元いた世界にたどり着く・・・)
そこまで考えて、千鶴は、はたとある事に気付いた。
(・・・歴史が変わらなければ・・・・決められた歴史は守らなくてはならな
い・・・未来はあらかじめ決まっている・・・私の予言通りに世界は動くの
だ・・・確か、ノストラダムスはそう言っていた・・・時間管理局の目的も同
じ・・・そして、あたし自身もそう願っている・・・)
千鶴はおぼろげながら頭の中に浮かんで来た、ある関連事項に気付いた。
そして具体的には、それが一体どう言う事なのか、答えを見つけようとし
たが、いくら考えても、これこそが正解だ、と思えるような解答に行き当た
る事は出来なかった。
527名無し調教中。:2006/09/20(水) 20:30:00 ID:GI8f3yQq
キタ─wwヘ√レvv!)(゚∀゚)─wwヘ√レvv!)─ !!!
528名無し調教中。:2006/09/20(水) 20:32:20 ID:Yx6CwyEq
あ、漂流してたのは3日3晩でしたね。
まあ3日3晩でも大丈夫と思います。
拳銃は1kg弱あって半固定されたホルスターがぶらぶらして
泳ぐのに大変ジャマだったと思われます。
529作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/20(水) 20:58:55 ID:Xmisjkwi
>>528
詳しい解説、ありがとうございます。作中の事柄については、なるべく
インターネットや書籍で調べて、リアリティが出るように、正確に書こうと思って
いるのですが、当然読者の中には、その道の専門家もおられるわけで、フィク
ションを書くというのも難しいものだと痛感いたします。

例えば、千鶴を最初に登場させた時、公安に、公安調査庁と、警察の公安部
の2種類があることを知りませんでした。そのため、設定や行動が、おかしな
ことになっています。

あと、私自身、(当たり前ですが)拷問したり、されたりという経験がありません。
描写は全て、想像上のものになります。

幕末の歴史は、難しい・・・・
530名無し調教中。:2006/09/20(水) 21:31:55 ID:Yx6CwyEq
>作中の事柄に・・・正確に書こうと
キリがないので、私の書く事は適当に聞き流して下さい。
折角掲示板ってスタイルなのでちょっと知識をひけらかしてるだけですからw
531茹蛸 ◆vqUsEYfegA :2006/09/21(木) 04:43:29 ID:nBQjrAYQ
>>520
はいはいw
あんたが大将、あんたが大将www
532千鶴好き:2006/09/22(金) 08:10:10 ID:Nfbw+Ru6
久々の千鶴編嬉しかったです!作者さん、ありがとうございます。
533名無し調教中。:2006/09/24(日) 13:39:12 ID:vAq84cj+
作者さん、応援してまつ
がんばってくださいな
534名無し調教中。:2006/09/27(水) 13:16:33 ID:sOX3Yowp
捕手
535名無し調教中。:2006/09/27(水) 17:01:10 ID:RPemhBaa
age
536作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/28(木) 10:16:57 ID:B4WwNB27
牧村真沙子に対する拷問は、数ヶ月間に渡って続いた。しかし、ペリー艦隊
が去り、真沙子からは何の情報も得られないと判ると、浦賀奉行所は、真沙
子を女牢に放り込んだ。
「新入りかい?」
女牢の労名主である、およねが珍しそうに真沙子を眺めた。女牢は10畳ほ
どの広さに10人余りの女囚が詰め込まれている。女囚達は、真沙子を取り
囲んだ。
「裸に剥いて、新入りの挨拶をさせるんだ」
およねの合図で、女囚たちが、よってたかって真沙子の着ている灰色の着物
を剥ぎ取った。元々着ていた海上自衛隊の制服や、拳銃などの装備品は奉
行所に没収されてしまっている。
「やめてよっ!」
真沙子は抵抗しようとしたが、拷問によって体中がボロボロにされており、満
足に手足を動かす事すら出来ない状態だった。
「あれまあ、随分と痛めつけられたんだねえ!」
およねが、痣だらけの真沙子の裸身を見て笑った。石抱き拷問のため真沙子
の両足は皮膚が潰されて骨が見えそうである。一人では、足を引き摺りなが
ら、杖をついてゆっくり歩く事しか出来ない。上半身も背中、腹、胸と、紫色の
痣に覆われていた。およねは肉食獣のように鋭い視線を投げかけながら、舌
なめずりをした。
「この牢では、新入りは、入牢の挨拶代わりに、全員のオマンコに奉仕する事
になっているんだ。まずは、牢名主のあたしからだよ!」
537作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/28(木) 10:18:06 ID:B4WwNB27
およねは、着物の裾を捲り上げた。夫殺しの罪で、20年以上この牢で暮ら
しているおよねの年齢は、40代後半で、オマンコも黒ずんでいる。
「まず、最初にお前の名前を言ってから、よろしくお願いしますって、言うん
だよ」
「う・・・ま、牧村・・・真沙子です・・・よろしく、お願いします・・・牢名主様・・・」
真沙子には、抵抗する気力も体力もなく、言われるがままの、言葉を口にした。
「お前、苗字があるって事は、武家の出身かい!」
およねの顔が、怒りの形相に変わった。過去に何かあったらしい。
「あたしは、武家の女が大嫌いなんだよっ!」
無抵抗な真沙子の顔にビンタを食らわせる。
「ひいっ!」
「おらっ、舐めるんだ!手を抜いたら、何度でもやり直しをさせるからね」
およねが、黒ずんだオマンコを真沙子の美しい顔に押し付けた。真沙子は、
むせて吐きそうになりながら、同性の性器の奥に舌を伸ばした。
(現代に帰りたい・・・『あらなみ』の他の乗組員は、どうなったのかしら・・・)
真沙子の目から涙が流れた。このまま、150年も過去の時代で、一生を終
えなければならないのだろうか。真沙子は、何度もやり直しを命じられながら、
翌日の朝までかかって、女囚全員のオマンコを舐め終えた。新入りに対する
いじめは、毎日の事なので牢番も見てみぬフリをしている。それどころか、面
白がって時折、格子の外から、さりげなく見物していたりもする。女囚全員へ
の挨拶が終わり、顎を舌が痺れてグッタリしている真沙子を牢番が呼び出した。
538作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/28(木) 10:19:05 ID:B4WwNB27
「挨拶は済んだか?新入り、出ろ。可愛がってやる」
真沙子は、這うようにして、開けられた格子のくぐり戸から牢を出た。これ
から何をされるのか、薄々気がついていた。牢番が、気に入った女囚を呼
び出してセックスの相手をさせる事も頻繁にあるらしい。連れて行かれた
牢番の詰め所には、当直のサムライが3人いた。
「へへへ・・・取調べでかなり痛めつけられているみたいだが、なかなかの
別嬪じゃねえか。」
牢番の一人が、痣だらけの真沙子の乳房を鷲掴みにした。打撲傷に激痛
が走り、真沙子が顔をしかめる。
「退屈な牢番役の唯一の役得だな・・・女牢でよかったぜ。男牢だと、ケツ
に穴掘るしかねえからな!」
3人の牢番が下品に笑った。身動き出来ない真沙子の股間に、一人目の
サムライがチンポを挿入してくる。
「アオッ」
押さえつけられた真沙子は、体中の打撲傷から激痛を感じた。サムライが
腰を降り始めたが、真沙子は快楽など一切感じず、ただ恐怖が募ってくる
だけだった。真沙子はこの女牢で、この後、5年間を過ごす事になる。その
間、牢番の子供を何度も妊娠しては、女囚達によって堕胎され、牢内では
イジメを受け続けた。拷問によって付けられた上半身の傷は、やがて治っ
たが、両足だけは普通に歩けるようには回復しなかった。武家嫌いの、およ
ねによって、真沙子は徹底的にイジメ抜かれ、後から入ってきた新入りの
女囚にも奉仕するように命じられた。牢内の女囚には、およねを筆頭に暗黙
の了解で順列があったが、真沙子は常に、一番最下位だった。毎日の食事
も全員が食べた後の残飯か、食器にこびりついている食べカスを舐め取ら
なければ名らないと、およねが決めた。この広さ10畳の女牢では、およねが
法律なのだ。真沙子の精神は次第に死んでいき、深い闇の底に落ちていった。
539作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/28(木) 10:25:26 ID:B4WwNB27
幕末編は、一旦終わりです。
イメージ画像は、一枚作るのに、かなり時間がかかるので、もし、コラや、
イラストを作ってくださる方がいたら、まとめサイトの掲示板へアップして下さい。
回収して、有難くコーナーに展示させて頂きます。
540名無し調教中。:2006/09/28(木) 10:34:05 ID:hk3Yzg8a
>>539
乙華麗〜ノシ
541名無し調教中。:2006/09/28(木) 10:53:01 ID:C9VHT5sa
次はお題目の生体実験にそくした内容のものを
お願いします。
542作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/28(木) 11:36:09 ID:B4WwNB27
2006年8月、宇宙人に割譲された、さざなみ市の軍事基地の敷地内にある
ウラノス博士の研究所に、一人の実験体が運び込まれた。ウラノス博士は、
運び込まれた実験体を全裸にしてDNA変換カプセルの中に横たえ、体の
隅々を検査した。実験体は、若い美貌の女で、年齢は33歳、名前は中津
絵里子、さざなみ署の女刑事だとカルテには書いてある。犯人逮捕の際に
腹部に3発の銃弾を受けており、死後4時間が経過していた。
「今度の実験は、死体の蘇生実験じゃ。ヒヒヒ・・・」
ウラノス博士は、銃弾の跡に黒く血が凝固している、絵里子の腹部を手の平
で撫で回した。これまで、不老不死実験、人体の透明化実験、不死身の再生
能力を持つパーフェクトソルジャーの作成実験と、続けてきたウラノス博士だ
ったが、どれもプロトタイプの試作に成功しただけで、汎用化には至っていな
い。ネックになっているのはDNA変換時の実験体の耐久力だった。どの実験
も、DNA変換時の苦痛に耐え切れず、実験体が発狂してしまう確率が非常
に高い。にもかかわらず、ウラノス博士は、次々と新しい実験にチャレンジし
ていた。
「わしは、天才なのじゃ。汎用化出来るかどうかは、別の木っ端科学者どもや、
軍人に任せれば良い!」
ウラノス博士は、DNA変換機の蓋を閉め、スイッチを押した。必要なプログラ
ムはすでに完成し、入力してある。カプセルの中は紫色の光で満たされ、絵
里子の死体に電磁波が照射された。通常、生きた人間を実験体に使った場合、
細胞の隅々まで分解されるような恐ろしい苦痛に襲われるのだが、今回は死
体なので、何の反応も示さない。DNAの変換作業は、静かに行われた。
543作者 ◆zCS1o.kilU :2006/09/28(木) 11:37:05 ID:B4WwNB27
「DNA変換の終了までは、27時間ってとこか・・・」
ウラノス博士は、装置のある部屋を出て、別の仕事をしながら待つ事にした。
そして翌日、実験終了の時間が近付くと、ウラノス博士は、変換機のある部屋へ
と戻った。万が一に備えて護衛のアンドロイド兵を2体同行させている。死体が、
蘇生した途端に暴れ出さないとも限らないのだ。電磁波の照射が終了し、ウラノ
ス博士がカプセルの蓋を、用心深く離れた場所からリモコン操作で開けると、絵
里子の死体がムックリと上半身を起き上がらせた。
「成功だ。生き返った!」
ウラノス博士は歓声を上げ、直も油断せずに距離を置いて、生き返った死体を
観察した。体全体は青白くて、生気が全く無く、目は死んだ魚のようである。腹部
の銃弾の跡はそのままだ。
「ココハ、ドコ・・・アタシ・・・犯人ニ撃タレテレタ・・・マダ生キテイルノ?」
死体の口から篭った声が発せられた。その声はかすれて抑揚も無く、生きた人
間の声とはとても思えない。
「君は、死んだのだよ。だが、わしの科学力のお陰で、生前と同様、動き回ること
が出来るし、それ以上腐敗する事もない」
「死ンダ?ドウイウコト・・・ワカラナイ・・・」
「判らなくてもいい。君の脳には生前に埋め込まれたコンピューターチップがそ
のまま残してあるから、君が判断出来なくても、外部から遠隔操作で君の肉体を
操る事が出来る」
「犯人ハ・・・ドウナッタノ・・・優作・・・」
絵里子は、元同僚の名前を口にした。生前の記憶はそのまま残っているようだ。
「ふむ、これから君の体を詳しく、検査するとしよう。実験結果のレポートを書いて
学会に提出せねばならんからな。これで、今年の最優秀科学技術賞も、間違い
なくわしのモノじゃな!」
ウラノス博士は、アンドロイド2体に絵里子を精密検査室へ連れて行くように命令した。

544名無し調教中。:2006/09/28(木) 22:05:53 ID:fryd6nKl
そろそろ美男も登場させてあげたら?
ババァはともかく、オレも読みたい。
545名無し調教中。:2006/09/29(金) 02:17:58 ID:7shnPBPY
ババアうざい
546名無し調教中。:2006/09/29(金) 19:40:17 ID:Iu2hs4VG
またかよ。
「ババアうざい」しか言えんのか・・・。
547名無し調教中。:2006/09/29(金) 19:53:20 ID:k6Vhv56x
文句つけるわけじゃなく、男の作者が男をこういった作中で
痛めつけるシーンを書くのは、難しく思いますよ。
たぶん無理やりに書いていっても、どんなんでしょうかね?
ケチつけるとかじゃなくて、淡々とした文体になるんじゃないかな?
女作者じゃないと、躍動感出にくいと思うんですが!
だから作者さんもこのリクに、直ぐに答えられないんじゃないかな?
548不定期連載 ◆Oamxnad08k :2006/09/29(金) 21:21:22 ID:tMQVwIWc
「美男」よりも「美少年」のほうが話がふくらむんじゃないか?
549レイコ:2006/10/01(日) 08:45:54 ID:7x9pZn8V
いや「美少年」より、やはり「美青年」「美中年」でしょう。
550名無し調教中。:2006/10/01(日) 10:27:40 ID:n6pc0TOs
いや、美少年・・・て、作者さんの投下を黙って待つ方が賢明か。
551名無し調教中。:2006/10/01(日) 10:29:23 ID:UWMJeexV
普通に美少女じゃいかんのか?
552名無し調教中。:2006/10/01(日) 10:32:26 ID:5dk9PV8V
↑いや、だからここで求めるより、違うところを探した方が早いかと・・・
男が男をって、そっちの気が無い限りこのような作品難しいって!
読者も嫌がる(面白くない意味で)と、思うし。
検索してみることを、お勧めします。
553レイコ:2006/10/01(日) 20:17:01 ID:UEPm70Eu
あとは作者さんにお任せ、と言う事で。
いかがでしょう?
554名無し調教中。:2006/10/01(日) 21:17:54 ID:DHTEs3Kc
>>553>>552
自演乙
IDかぶってますよw

塚、初心者は一端、初心者板へドゾー
555名無し調教中。:2006/10/02(月) 00:19:56 ID:ByLAPwvS
私からは別のIDに見えるんだけど、被ってるの?
仮に被ってたとしても、553は「552とは別人である」として話してないんだから、
自演の定義から外れると思うのですが。
552で言い足りなかった事(名前含む)を553で補足したとも捉えられるし。
556名無し調教中。:2006/10/02(月) 16:27:07 ID:Ox2ZcuU3
被ってないよ! そいつが知ったか!!
だって俺が547で552ですから。
557名無し調教中。:2006/10/02(月) 17:43:32 ID:C8E/kt+U
549と552の最後の2桁「V8」が同じなので554が勘違いしたと思われ
558名無し調教中。:2006/10/02(月) 23:21:22 ID:cMZGu/zl
そんなことはどうでもいい。
ただ、ここまできて話を拡散させるリクってどうよ?
作者がネタ切れてなのはみんなわかってるだろうに・・・
559作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 10:08:30 ID:gqAU+v7P
精密検査室では、蘇生された絵里子の死体が、念入りに検査された。いつ暴
れ出さないとも限らないので、脳内コンピューターには厳重な、肉体の抑制命
令が出され、さらにアンドロイドが両脇から絵里子を押さえ込んでの検査である。
「体温は、全く無いな。完全に冷え切っておる。まさに死体だ。呼吸もしていな
い。妙に筋肉が硬いのは、死後硬直のせいかな」
ウラノス博士は、カッターナイフで絵里子の腹部の皮膚を薄く切り裂いてみた。
「傷を付けても血がほとんど出ない。血流も極めてゆっくりだ。実験の予測デ
ータでは、損傷を受けた傷の治癒力はゼロのはずだ」
ウラノス博士は、緑色の液体の入った注射器を取り出した。ゾンビ用に事前に
造っておいた栄養剤である。これを定期的に打たないとゾンビは、人間を襲い、
脳ミソを食べようとする。
「これが、お前の食料ってわけだな」
栄養注射をした後、数時間かけて詳細なデータを取ったウラノス博士は、監視
カメラ付の別室に絵里子を移すよう、アンドロイドに指示を出した。その部屋に
は、さざなみ刑務所から連れてこられた政治犯の若い男が全裸で監禁されて
いた。男は、入ってきた絵里子の無表情な顔と、生気のない青白い裸体に、た
だならぬ気配を感じたようだった。
「な、何をしようってんだ。この顔色の悪い女は一体、何なんだ!」
「さあ、食事だよ。」
ウラノス博士とアンドロイドは、部屋の扉を閉めてロックすると、隣の部屋から、
モニターで様子を観察する事にした。男は、棒立ちになっている絵里子に対して、
拳を固めて身構え、恐怖の表情を浮かべている。
560作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 10:09:11 ID:gqAU+v7P
「な、なんだ、てめえ!俺とやろうってのか!」
ゆっくりと絵里子は歩き出した。口を開け、歯を剥き出しにしている。男は向か
ってくる絵里子に対して、回し蹴りを食らわせた。
「ぎえっ!」
叫んだのは男の方だった。死後硬直した絵里子の肉体に弾き返され、足の骨
が砕けたかと思った。
「なんて固えんだ!」
足を押さえてうずくまった男に、絵里子が覆いかぶさっていった。
「うわあっ!やめろおおおっ!」
絵里子は、男の頭にかじりついた。頭蓋骨を殴って陥没させ、歯で頭皮を引き
剥がす。そして、頭蓋骨の割れ目から脳ミソを貪り始めた。
「ぐぎゃああああ!」
脳幹をかじりとられて、男は絶命した。絵里子は一心不乱に脳ミソを喰らい続
けた。
「恐ろしい光景じゃな・・・」
別室のモニターで観察していたウラノス博士が呟いた。地球の映画に登場する
ゾンビのように、噛まれたからといって感染する事はなく、食われた男もゾンビ
になるわけではない。死体を蘇生させるためには、DNA変換カプセルでの処
理が必要なのだ。
「栄養剤のアンプルを切らさないようにしないといかん」
ウラノス博士は、カルテの備考欄に書き加えた。
561名無し調教中。:2006/10/03(火) 10:28:08 ID:axpWE3vv
ゾンビキターーーーーーーーーーーーーーー♪
562作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 10:51:34 ID:gqAU+v7P
青山優作刑事(36歳)は、コンビを組んでいた中津絵里子が、殉職してから
というもの、気の抜けた炭酸飲料のような、虚ろな日々を送っていた。そして
時々、殉職時の様子を思い出すと、発作のように荒れ狂い、人間警察犬の
ヘレンを虐待した。
「代わりに、お前が死ねば良かったんだ。なぜ、お前が盾にならなかった?
ああっ?」
優作はヘレンの体を思いっきり蹴っ飛ばした。ヘレン(30歳)は、鈍い悲鳴を
あげて飛び退った。ヘレンの脳には、どんなに虐待を受けても、刑事には逆
らえないように、埋め込まれたコンピューターチップにプログラムがされている。
「薄汚い豚犬め!犬のくせに、そんなに命が惜しいのか?なんなら、俺が殺
してやろうか!」
意味不明な言葉を口走り、優作は拳銃を取り出すと、銃口をヘレンの豚鼻に
押し当てた。
「ブヒー、ブヒー・・・助けて惜しいワン・・・」
ヘレンは哀願した。かつての誇り高い、エリート工作員の面影はどこにもない。
「フン、お前なんか撃ったら、弾がもったいないぜ!」
優作は、拳銃の台尻で、いまいましげにヘレンの頭を殴りつけた。ヘレンが、
悲しげな鳴き声を上げた。優作の鬱憤は、情報屋の矢萩麻衣(21歳)にも向
けられた。
「お前の情報のせいで、絵里子は死んだんだ!」
優作は、浮浪少女の住家であるバラックに蹴りを入れ、壊そうとした。
563作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 10:52:39 ID:gqAU+v7P
「やめろよっ!関係ないだろっ。あんたが、自分から、あたしの情報を欲しが
ったんでしょっ!」
麻衣は、必死に、バラックを壊す優作を止めようとした。
「おいっ、お前、今俺の体に触ったな?公務執行妨害だ。逮捕してやるっ!」
「ふざけんなよ!この悪徳警官っ!」
バラックの柱が折れて、ペシャンコになった。残骸の下から、下敷きになった
ケーブル人間、木之本恵美(28歳)の呻き声が聞こえてきた。
「あ・・ああ・・重い・・苦しい、死ぬう・・・」
その時、優作の上着の携帯電話が鳴った。上司の課長からだった。
「は・・はい、青山です。えっ、中津刑事が復帰?どう言う事です?・・・ええ、
すぐに署に戻ります!」
優作は、もう浮浪少女など眼中になく、あわてて覆面パトカーに乗り込むと、
猛スピードで署に戻るために、走り去って行った。
564作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 11:44:09 ID:gqAU+v7P
刑事課のオフィスに優作が息を切らせて駈け込んで行くと、そこには以前と
変わらない服装の中津絵里子刑事が立っていた。さざなみ署の服装規定
通り、上半身にはベージュのスーツを着ているが下半身は剥き出しである。
「絵里子!助かったのか?」
優作は、絵里子の肩に手をかけた。妙に冷んやりとした。
「ユ・・・ユウサク・・・」
絵里子の口から篭った声が発せられた。以前の、か細くカン高い絵里子の
声とは似ても似つかない、人間離れした低い声だった。
「怪我はもう大丈夫なのか?それにしても、生きているなら、どうして早く教
えてくれなかった?水臭いぞ!」
「中津刑事は、ネオガイア星宇宙軍の研究施設で治療されていたそうだ。
以前のようにまた、君とコンビを組んで働いて貰う。これが、取り扱い説明書
だ。よく読んでおいてくれ」
課長が、冊子を優作に手渡した。
「取り扱い説明書?」
優作は、パラパラと、めくって目を通した。
「24時間に1回、必ず栄養注射を打つ事。食事、水分補給、睡眠は必要な
し。体組織には、治癒能力がないので外傷には注意する事・・・なんですか
これは?」
「中津刑事の取り扱い説明書だよ。彼女は治療の副作用で、少々、特殊な
肉体になったようだ。君に預けておくから、粗相の無い様に頼むよ。なにか
不祥事が起きて、私がクビになるのは困るからね」
前任の課長は、ネオガイア星人からクビを言い渡されて、文字通り断首され
たのだ。優作は取り扱い説明書を読み進むに連れ、眉間に皺を寄せ、苦悩
の表情を浮かべた。
565名無し調教中。:2006/10/03(火) 17:27:23 ID:haWDQDdr
久々の麻衣タソ♪
566作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 21:27:29 ID:gqAU+v7P
青山優作と中津絵里子の刑事コンビは復活し、早速、ヘレンを連れて聞
き込み捜査に出る事にした。さざなみ市に潜入している各国のスパイを
洗い出し、逮捕しなくてはならないのだ。先日のミサイル事件での容疑者
も、まだ市内に潜伏している可能性がある。2人と1匹が、街の中を歩い
ていると、通行人達が、彼らに目を合わさないように、避けて通っていった。
この町で下半身を露出して、外をうろついているのは警察関係者だけで
ある。間違って、すれ違いざまに肩でも触れ合おうものなら、公務執行妨害
だと言いがかりをつけられ、豚箱に放り込まれかねないのだ。
「豚犬、何か臭うか?」
「何も臭わないワン」
2人と1匹が、何の収穫もないまま、いつもの公園にたどり着くと浮浪少女
が懸命にダンボール箱やビニールシートで、バラックの小屋を建て直して
いる所だった。
「浮浪少女、何か新しい情報はないか?」
「フンッ、誰がお前なんかに教えるもんか」
バラックを壊された麻衣は、怒っていた。
「チッ、ちゃんとした家も無い癖に、生意気な女だなっ!」
優作は、建ち直りかけていた小屋の柱に蹴りを入れ、再びバラックは倒壊
した。
「てめえっ!何しやがる!」
麻衣は怒り狂って、両腕を振り回し、優作に掴みかかった。しかし、格闘な
れした優作はヒョイと身をかわすと、麻衣の鳩尾にパンチをブチ込んだ。
567作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 21:28:13 ID:gqAU+v7P
「げふっ!」
「ハハハハ、今日は気分がいい。パクるのは勘弁してやるよ」
「くそ・・・覚えてろっ!悪徳警官!」
目に涙を浮かべながら、悪態をついている麻衣を尻目に、優作達は覆面
パトカーへと戻っていった。優作はいつになく上機嫌である。すでに死んで
いる絵里子は無表情だった。覆面パトカーを走らせてしばらくすると、パト
カーの無線が鳴り始めた。
『全パトカーに告ぐ。緊急事態発生です。さざなみ北3丁目のメイド喫茶、
いちごレイヤーズにて、人質籠城事件発生!所轄内の全パトカーは現場
に急行してください。繰り返します・・・』
「事件だ。急ごう!」
優作は目を輝かせた。彼は刑事課でも最も血の気の多い刑事なのだ。ヤマ
が大きければ大きいほど、はしゃぐタイプだった。優作は、マグネット式の赤
い警報ランプを車体の天井の上に吸着させると、サイレンをボリューム一杯
に鳴らして、急ハンドルを切った。不意のUターンで、後続の車が追突事故
を起こしていたが、気にも留めない。約18分後に現場に到着すると、すで
に数台のパトカーが到着し、メイド喫茶の入居しているテナントビルを包囲
している最中だった。
「状況はどうだ?」
優作は、顔見知りの制服警官に尋ねた。
「人質は、従業員のメイド4人と、たまたま居合わせた客が10人程度です。犯人の人数や素性は、まだ判明していません」
568作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 21:28:58 ID:gqAU+v7P
「メイドを人質か・・・今、犯人が、中で何をやっているかは、想像出来る
な・・・」
優作の心配は、的中していた。店の内部では、アーミーナイフやピストル
を持って押し入った犯人の男達3人が、メイドにあらん限りの陵辱を加え
ていた。テーブルに手をつかせて並ばせたメイドをバックスタイルで順番
に、代わる代わる犯している。客はオタク系の男性客ばかりで、誰も止め
る勇気のある者はいない。犯人が入店してきて、
「お帰りなさいませ、御主人様」
と最初に挨拶をした途端に刺されたメイドの一人は、血を流して、床にう
ずくまっている。
「おらおら、俺達は、御主人様だぜ!粗相のないように奉仕しな!」
犯人の茶髪の男達は、あきらかにこの店の客層とは違う種類の人間で
あり、バイオレンスチックな雰囲気を振りまいていた。可愛らしいメイドの
女の子達は、自分の愛液のついたチンポを口に含まされ、懸命に奉仕し
なくてはならなかった。
「どこに立て籠もったって、良かったんだがよう。リーダーが、どうせなら
メイド喫茶にしようって言い出したんだ。悪く思うなよ」
犯人達は、メイドを散々弄び、数回づつ射精して満足すると、やっと包囲
している警察相手に要求を突きつける事にした。
「現金10億円と逃走用の車を用意しろ!いいか、1時間以内だ。10分遅
れるごとに人質を一人ずつ殺す!わかったか?」
569作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 21:29:39 ID:gqAU+v7P
リーダー格の犯人が、店の外へ大声で怒鳴った。包囲している優作は顔
をしかめた。
「調子に乗りやがって・・・よし、強行突入しよう」
「えっ、今すぐにですか?まだ1時間経ってませんよ。まず、犯人と交渉と
かしないんですか?」
周りの警官達があっけにとられた。
「交渉はしない。時間の無駄だ。こういう場合、いつも最後には強行突入す
る事になる。俺は、結果が同じなのに、もたもたと時間を費やすのが大嫌
いなんだ」
「しかし、人質の安全が・・・」
「もう、ここは日本の領土じゃない。多少の犠牲が出ても、どこからも文句
は言ってこないさ」
優作の勢いに巻き込まれる形で、強行突入する事に決定した。ジュラルミ
ンの盾を持った警官隊が正面を包囲している間に、優作達突入班は、裏
口に回る。
「ガ・・・ガガ・・・アタシガ、先頭デ突入シマス・・・」
絵里子が、篭った聞き取りにくい声で言った。
「それは、危険だ。そういう役はヘレンにやらせればいい」
「大丈夫デス・・・アタシノ体ハ、モウ死ンデイルノデスカラ・・・」
優作が止めるのも聞かず、絵里子は裏口のドアを開けた。メイド喫茶の中
では、犯人達が面白がって、客のオタク青年達にメイドを強姦させている最
中だった。絵里子がのっそりと入っていくと、犯人達は慌てふためいた。
「しまった、サツだ!なんでこんな早くに・・・」
570作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 21:30:25 ID:gqAU+v7P
リーダー格の男は、とっさにピストルを構え、絵里子の肉体に撃ち込ん
だ。弾は確かに胸、腹などに命中したが、絵里子は痛みを全く感じない
様子で、歩みを止めず、犯人に迫った。
「化、化け物だ・・・」
別の男がアーミーナイフを振り回した。ナイフの切っ先が、絵里子の腕
や顔面を切り裂いたが、パックリと開いた傷跡からは、流れ出る筈の血
潮が噴出しなかった。
「ガ・・・ガガ・・・傷害、オヨビ婦女暴行、監禁容疑デ逮捕スル・・・」
絵里子が、犯人の一人を捕まえると頭部に噛り付いた。
「うぎゃああ、助けてくれえっ!」
脳ミソをかじられて男は、すぐに絶命した。その様子を見ていた他の2人
の犯人は戦意を失くしたようだった。
「ひっ、ひいいい・・・・命だけは助けてくれ。自首するからよう」
絵里子に続いて突入してきた警官達は、やすやすと犯人を逮捕する事が
出来た。優作は、脳ミソを貪っている絵里子の姿を見て度肝を抜かれた。
「し、しまった・・・注射を打つのを忘れていた」
あわてて上着のポケットから無針注射器を取り出すと、剥き出しになって
いる絵里子の太股に押し付けた。薬用液が注入され、栄養剤が注入され
ると、ようやく絵里子は犯人の死体から手を離した。
「ふう、なんてこった・・・」
優作は、絵里子の右頬にパックリと開いた傷跡を眺めてため息をついた。
ゾンビ人間の肉体に付けられた外傷は永遠に治癒することがないと聞い
ている。犯人に撃たれた腹部の銃創の数も、増えたはずだった。
「だから、言わんこっちゃない・・・君の体が傷つくのを見るのは耐えられ
ないんだよ・・・頼むから、もう、こんな無茶はやめてくれ・・・」
優作は泣き声になっていた。
571作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/03(火) 21:38:26 ID:gqAU+v7P
絵里子編、終わりです。

リクの方は、構想を練るのに時間がかかるので、少し先になりそうです。
そろそろ、あまりエピソードを拡散させずに、クライマックスへ向けてストーリ
ーを収束させていかないと、いけないですし。
572名無し調教中。:2006/10/03(火) 21:55:17 ID:axpWE3vv
作者タソもつこれーーーーーーーーーーーーーーーー♪
573糞豚:2006/10/03(火) 22:01:32 ID:oeXb/bzo
>>571
つまらん
574名無し調教中。:2006/10/03(火) 22:51:57 ID:/B0H3iuD
>>571
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
575名無し調教中。:2006/10/04(水) 04:07:36 ID:stID3Bba
>>573
だったらテメーが書いてみろや、このカス野郎が。
576作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/04(水) 10:15:15 ID:7UTErf/E
いろいろ考えたのですが、この先、現代史編に突入すると、やっぱり政治問題は、
避けて通れない。

議論はかまわないのですが、あまりにも、ひどい荒らしは、別のところでやって頂
けると助かるのですが。
577名無し調教中。:2006/10/04(水) 10:51:57 ID:t0vHNmyp
>別のところでやって頂けると助かるのですが。
荒らしは作者やそのファンが困るほどうれしいので
きっと他には行かないと思うよ。
もしどうしてもこの状況がイヤなら、HPだけで公開って方法も検討してみてもいいかもね。
578名無し調教中。:2006/10/04(水) 17:32:35 ID:bQ8Nwu0B
なんだか、最新作は怖いなぁ。バイオハザード?
もっとメイド喫茶ネタで引っ張ってもよかったのでは。
ゾンビなだけに冥土喫茶とか。
579名無し調教中。:2006/10/04(水) 19:53:22 ID:1RAQteND
SFはともかく、本来のテーマであるSMからどんどん離れていっているように思います。
暴力的なものより、宇宙人なりが人間(日本人?)を虐める内容が読みたいです。
580作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/04(水) 21:41:51 ID:7UTErf/E
この際だから、いろいろと心境を書いてみます。

@ まず、どれくらいの人が、読んでくれているのか気になります。ちなみに、
まとめサイトへのアクセスは1日200件程度です。

A 最初にこのスレを立てたのは私ではありません。その方は、単に触手もの
が好きだったようなのですが、私がスレを乗っ取った形になりました。パート2
からは、私が立てています。

B 政治問題には、個人的に非常に関心があり、オカルトやサブカルチャーも
非常に好きです。賛否両論あるでしょうが、作品には取り入れて行きたい。

C SMから離れていっている・・・これは、非常に難しい問題です。SMのパタ
ーンは、ほぼ書きつくし、マンネリを避けたいがために、、ついつい別の方向へ
行ってしまいます。

D 私の小説がどの程度のものなのか?また、どの程度、読んで面白い、と
思って頂いているのか?非常に気になります。毎週、締め切りに追われている
連載漫画家の気分に近いかも、と時折思います。

E 出版どうのの事は、どうでも良くなりなりました。こんな内容、ネット以外
で話題になっても困るし。(もちろん、来る者は拒みませんが)・・・盗作の価値あり、
と思われた方は御自由にどうぞ。

581名無し調教中。:2006/10/04(水) 21:52:20 ID:y2H41rl2
>>580
作者タソがやりたいようにやればいいとオモ
自分はここのSSが大好きなので

ある意味無責任な匿名掲示板の叩きは気にしない方がいいですよ
十人十色の嗜好を作品に詰め込めるわけでもないしね

これからも楽しみにしてるおノシ
582糞豚:2006/10/04(水) 22:16:40 ID:afvPCX/m
>>580
伊藤さん、本当にすみませんでした。あやまりますので、これ以上はもう私に構わないで頂けますか。宜しくお願い致します。
583名無し調教中。:2006/10/04(水) 22:17:53 ID:se/xNok/
とりあえず話を収束させる方向がいいかな。
痛々しいエピが多くなってきたような気がするし。

前はおバカで楽しかったんだけどね。
584名無し調教中。:2006/10/04(水) 22:20:57 ID:t0vHNmyp
パロや政治的問題の絡めで出版は難しいでしょうね。
それに作者タンの作品の方向性と、
いわゆる出版されてる作品の方向性が違いすぎます。
どっちが優れてるとか劣ってるとかの話ではありません。
作者タンのはこの掲示板で連載されるのに最適化されてるって話です。
だからHPだけで公開って事になるとこの掲示板のアクセス数を含めて
のトータルアクセス数は若干減ると思います。
荒らしは一度居つくとめったな事ではいなくなりません。
めったな事とはたとえば作者タンの書くモノが物凄くつまらなくなって
誰もここに来なくなるとかです。
気にしない相手にしないが一番現実的な対応かと思います。
以上は私の私見なので間違ってるかも知れません。
585名無し調教中。:2006/10/04(水) 22:24:22 ID:t0vHNmyp
収束させ終わって、
新たに出版を視野に入れた新作を書くってのもいいかも。
出版される保障はどこにもないですが。
586名無し調教中。:2006/10/05(木) 14:22:55 ID:7+tuScqW
まとめサイトのURL教えて欲しいのですが…
携帯からでも見れますか?
587名無し調教中。:2006/10/05(木) 18:24:51 ID:EpbAiiNJ
>>586さん、>>1を見て。
588名無し調教中。:2006/10/05(木) 23:44:11 ID:VlIhTHhZ
>>582
後藤さん。わかればいいですよ。
589作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/06(金) 12:36:01 ID:ZDSZoK/W
 東条志津子(37歳)は、毎朝、7時ちょうどに目を覚ます。
「志津子様、朝でございます」
ベッドの脇に、全裸で正座をし、三つ指をついて声をかけてきたのは、3ヶ
月前に、美男オークションで購入した奴隷の渡部則之(20歳)だった。則
之は、ついこの前まで、某有名大学の法学部に在学していたフレッシュボ
ーイである。志津子は、眠い目をこすりながらベッドから起き上がった。
「志津子様、朝食の用意が出来ております」
「その前にオシッコがしたいわ」
「では、私の口へどうぞ」
則之はベッドに腰掛けたままの志津子のネグリジェの裾を巻き上げ、派手
な紫のラメ入りパンティを脱がせた。そして熟女の蒸れたオマンコにピッタ
リと唇を押し当てる。最近、志津子はトイレでオシッコをする事はめったに
ない。いつも連れ歩いている則之の口を、携帯用トイレとして使っているの
だ。朝一番の濃いオシッコを平気な顔でゴクゴクと飲み下した則之は、1滴
たりともこぼしたり、むせたりする事はなかった。よく調教されている。
「クンニ」
寝ぼけながら、志津子がつぶやいた。則之は放出されたオシッコを完飲す
ると、オマンコに口をつけたまま、舌を割れ目の奥へと這わせていった。眠
気覚ましの代わりにクンニをさせるのも、ほぼ、毎朝の習慣になっている。
「アウ、アアッ・・・もっと奥まで舌を伸ばしなさい・・・」
「はひ、ひずこさま・・・」
590作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/06(金) 12:37:46 ID:ZDSZoK/W
則之は懸命に、痛いくらいに舌を伸ばしてオマンコをしゃぶり続けた。3ヶ月前
までの、弁護士を目指して勉強に励んでいた大学生活が、遠い昔の出来事
のようである。則之の人生は、表の社会から消え、志津子に飽きられれば再
びオークションにかけられて、死ぬまで転売され続ける運命なのだ。
「アッ・・・ウッ!」
志津子は、オルガスムスを迎えた。そして、弾んでいた胸の呼吸が落ち着いて
くる頃には、すっかり眠気も覚めていた。ゆっくりとした足取りで、寝室からキッ
チンへ移動し、則之が1時間前に起きて用意していた朝食に手を付ける。朝食
は少し多めに用意されており、志津子の食べ残したものを則之が食べるのだ。
志津子は、満腹になるとテレビをつけ、経済紙の朝刊に目を通した。自分の会
社の記事が掲載されている。
『AVメーカー、初のマザーズ上場!買い気配のまま値がつかず!』
志津子はほくそ笑んだ。話題が話題を呼び、雑誌などでも特集が組まれるに違
いない。ここ数日来、マスコミから、社長である志津子への取材要請が相次い
でいた。
(絶好調ね!)
志津子は、排便を催してきた。トイレへと入る。さすがに大便は、則之の口には出
さない。以前、何度か試みた事はあるが、排便後の則之の口臭がひどく、連れ歩
くのが、はばかられたため、よほど我慢が出来ない時以外は、普通にトイレを使
用している。それでも、排便後の肛門洗浄だけは、則之の口でやらせていた。
「終わったわよ」
591作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/06(金) 12:38:54 ID:ZDSZoK/W
志津子が声をかけると、則之が飛んできて、便座から立ち上がった志津
子の御尻に顔をうずめ、ペロペロと舌で洗浄をする。水洗レバーを引いて
水を流すのも則之の役目だ。トイレットペーパーの役目を終えた則之は、
トイレの水で何度も口をすすぎ、口臭スプレーで念入りに臭いを消すよう
にする。これから出勤する志津子に、影のごとく付き添わなければならな
いからだった。志津子の着替えや、化粧を手伝うのも則之の仕事だった。
「今日は、これとこれを着ていくわ」
志津子がクローゼットの中から選んだ服に、手取り足取り着替えさせて
いく。毎日の事なので手馴れたものだった。朝8時30分、準備が整った志
津子は全裸の則之を連れて、自宅の高級マンションを出た。地下駐車場
からマイカーに乗り、車で15分の距離にある会社のオフィスへと向かう。
マイカーは志津子が運転をし、則之は後部座席のシートの下にうずくまっ
た。こればかりは、表の社会から消された則之が、免許を持っていないの
で仕方がない。
(今日は、来年の新卒社員採用の、社長面接の日だわ)
志津子は、目を輝かせて、舌の先でペロリと唇を舐めた。AVメーカーと言
えども、上場企業になれば有名大学から優秀な学生が入社試験を受けに
来る。志津子はまず、書類選考で美男ばかりを選び、さらに人事担当者に
よる1次面接で10名まで絞り込ませていた。
(青田買いが激しい昨今に、こんな時期まで、就職活動を行っている学生
が本当に優秀かどうかは、疑問符だけどね・・・まあ、AVメーカーだと判っ
ていて受けにくるんだから、少し人とは違う価値観を持っている事は確かか
な・・・)
志津子が、オフィスビルの駐車場に車を止めると、年配のガードマンの男
がうやうやしくお辞儀をした。しかし志津子は意識にも止めず、無言でガー
ドマンには一瞥もくれない。上場企業の社長である志津子にとって、ガード
マンの男など、人格を持った人間ではなく、朝の風景の一部でしかないの
だった。
592名無し調教中。:2006/10/06(金) 13:48:16 ID:uxM2lOr0
>>587さんありがとうございます♪
携帯からは無理みたいですね…
593名無し調教中。:2006/10/06(金) 18:36:53 ID:bjIxziSe
携帯ページもあった希ガス
594作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/06(金) 20:24:03 ID:ZDSZoK/W
http://diary13.cgiboy.com/1/eirian/

善意の方に作っていただいた、携帯版まとめサイトのURLです。
まとめサイトのトップページにリンクさせてあったのですが、ひょっ
としてトップページ自体が携帯では見れなかったということでしょうか?
ボーダフォンの3Gか、ドコモのFOMA、などの第三世代の携帯電話
なら見れる、と作ってくれた方が言っていました。
595名無し調教中。:2006/10/06(金) 20:52:16 ID:uxM2lOr0
作者さんありがとうございます♪
携帯から見れました☆
いつも応援してます♪
596レイコ:2006/10/07(土) 00:25:33 ID:x1XtRY//
作者様

 いろいろとお忙しい中リクエストに応えていただき、有り難うございます。
 本当に嬉しいです♪
 まだ続きがあるようなので、美男SMシーンに期待しています!
 取り急ぎ、お礼まで。
597糞豚:2006/10/07(土) 02:39:11 ID:SpN5lUph
>>596
レイコさん、謝りますので、これ以上わたしに付きまとわないで下さい。
598名無し調教中。:2006/10/07(土) 09:38:26 ID:sjmkuCYw
美中年が誘拐され緊縛のうえ、折檻されるストーリーがいいな。
599千鶴好き:2006/10/07(土) 21:53:11 ID:tgSBHwQU
荒らされるの嫌だけど、途中で終わってしまった続き読みたいです。まとめサイトで・・・私も希望してます。
600志津子好き:2006/10/07(土) 22:25:02 ID:XmtOSRSL
志津子編に萌え〜☆
高貴な男性を虐めて下さいませ
601名無し調教中。:2006/10/08(日) 09:02:04 ID:igqZnxoi
囚われた高貴な美男たちも奴隷船に乗せられて、マカオで中東や東南アジアのゲイや富豪女に売られるってのはどうよ?
602名無し調教中。:2006/10/08(日) 12:41:15 ID:tGzTEVsM
>>601
いまいちというか
ダメダメ
603名無し調教中。:2006/10/08(日) 13:15:29 ID:igqZnxoi
何故?
S女性にはウケると思うけど。
M男も喜ぶんじゃない?
604高貴な美男ファン:2006/10/08(日) 14:00:17 ID:igqZnxoi
「美男奴隷船」

 理不尽に囚われた高貴な美男たち・・・エリート商社マン、上級警察官、医師、弁護士、アナウンサー・・・。
 逞しい肉体を重厚な黒革の拘束具で縛められ、ギャグから呻き声を上げる男たちを乗せた美男奴隷船が着いた先はマカオ。
 綺麗な肌に似合わぬサムライ精神を持った日本人美男は、中東のゲイ石油王や東南アジアの浅黒い肌の富豪熟女たちにとって絶好の生きた縄玩具である。
 日本が発展途上国に援助した巨額のODAが、オークションで日本人美男をスレイヴとして買い上げる資金としてまた遣われていく・・・。
605名無し調教中。:2006/10/08(日) 16:31:32 ID:f5RaJQo7
作者さんが思うように書いて、思う所で発表すればいいと。
読んだり、たまに感想つけたりくらいでしか支援はできませんが。
606名無し調教中。:2006/10/08(日) 17:02:01 ID:kcg241pV
日本人美男はその忠義ゆえに主人に代わって凶弾に倒れたり、
没落した主人の最後の従者となるのだろうか・・・
607名無し調教中。:2006/10/08(日) 20:39:58 ID:igqZnxoi
サムライ精神・・・白人男のように簡単には奴隷に堕ちず、ハンサムな男として生まれた事を後悔するような屈辱の責めにも抵抗し続ける強い精神力のことでしょう。
608志津子好き:2006/10/09(月) 09:58:56 ID:QcvsPGyq
美男奴隷船に萌え〜☆
捕獲した高貴な男性をビキニ1枚でハードに緊縛・拘束して下さい
日本人美男は高額商品として取引されるのでした♪
609志津子好き:2006/10/09(月) 11:07:52 ID:QcvsPGyq
団鬼六小説の男性版を書いて下さいませ
610名無し調教中。:2006/10/09(月) 12:45:03 ID:2tVWea9I
コラーッ!
もまえらオトコオトコって。
女子中○生はどうよ?
611名無し調教中。:2006/10/09(月) 14:38:05 ID:dscKPb7+
男モノはもうイラネ
女の話の方が好き
612名無し調教中。:2006/10/09(月) 14:50:22 ID:JEzurRJP
たまには美男責めで盛り上がらせて下さい
613名無し調教中。:2006/10/09(月) 15:19:00 ID:y11NRRcz
>>611
同意
614名無し調教中。:2006/10/09(月) 15:29:17 ID:k5McooY6
>>612
却下
615名無し調教中。:2006/10/09(月) 17:44:54 ID:lQiT6uyJ
わかりました。
美男責めはこのへんにしておきます。
勝手に盛り上がって申し訳ありませんでした。

あとは作者さん任せということで。
ほかの皆さんも自重下さい。
616高貴な美男ファン:2006/10/10(火) 21:17:57 ID:YUw1OVSd
了解です。
またいつもの「ババァウザい」も出現しそうなので。
でも女責めだけでなく、男責めファンもいることもわかって欲しいです。
617名無し調教中。:2006/10/10(火) 22:49:05 ID:UzISTwAT
なんか、自作自演ぽいな。
618名無し調教中。:2006/10/11(水) 02:56:47 ID:CSDXmEaM
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
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619名無し調教中。:2006/10/11(水) 08:11:22 ID:YY2wo2oR
ババァUZEEEEEEEE!!!!!!
620名無し調教中。:2006/10/11(水) 18:37:52 ID:p8VhjAwW
もういいって。
読者どうしで攻撃しあうの止めようよ。
621名無し調教中。:2006/10/11(水) 18:54:10 ID:gADUCjZi
生体実験ってスレなんだから
男が女がとか関係ないっしょ
女に限定したいなら、
そういうスレ立てろよ
622名無し調教中。:2006/10/11(水) 22:17:12 ID:qDVDVVt8
>>618
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
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        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
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623作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 10:30:55 ID:2FJyjbor
新卒社員の社長面接は午後からだった。5人ずつの集団面接方式で実
施される。面接官は、社長である志津子と人事担当者、実質的に副社長
である制作部長、会計関係を任せている経理マンの4人だった。それと志
津子のプライベート奴隷の則之が、全裸で面接会場の隅に直立不動の
姿勢で立っている。人事担当者に誘導されて面接会場に入ってきた5人
のリクルートスーツを着た学生は、全裸の則之の姿を見てギョッとしてい
たが、必死に冷静さを保って、顔に出ないようにしているようだった。
「おかけ下さい」
「失礼します」
4人の面接官と向き合って、パイプ椅子に腰掛けたのは、4人の男子学生
と1人の女子学生だった。いずれも一次面接を通過した美男美女である。
志津子は手元にある履歴書と、実物とを見比べた。
「ではまず自己紹介と志望動機を述べて下さい。1番山下さんからどうぞ」
人事担当者が司会進行役を努めた。
「はいっ、丸都大学経済学部経営学科4回生の山下俊二です。私は幼い頃
より、映画が大好きで、将来映画監督になるのが夢でした。大学では映画
同好会に所属しており、ホームビデオを使った自作映画の制作もやってい
ます」
「今まで、どういう映画を撮ったの?」
興味を持った志津子が質問をした。
624作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 10:31:39 ID:2FJyjbor
「アクションものです」
「アダルトは?」
「さすがに大学のサークルでアダルトビデオを制作するというわけには参
りません。でもアダルトビデオも非常に好きで、ぜひ制作に携わりたいと
考えております」
俊二は、聡明な学生らしく、物怖じせずにハキハキと答えた。
「ふーん。うちの会社では社員に男優をやってもらう事もあるのよ。あなた
人前で裸になれる?」
俊二は少し戸惑ったようだった。
「な・・なれます」
「じゃあ、今ここでズボンとパンツを脱いでみて」
俊二は顔面蒼白になった。ある程度、予測はしていたが、緊迫感の漂う面
接会場で実際に脱ぐとなると恥ずかしさは想像を絶するものがあった。しか
も自分がトップバッターなのだ。やりとりを聞いていた他の4人の学生も緊
張が頂点に達しているのがわかった。次は自分たちの番なのである。俊二
は、気力を振り絞って椅子から立ち上がった。体の感覚がなく、今にも平衡
感覚を失くして倒れてしまいそうである。そして、ズボンのベルトに手をかけ、
冷や汗でヌルヌルになった指で金具を外した。ズボンを下ろし、片足づつ抜
き取る。その間、わずか数秒だったが、永劫の時間が流れたような気がした。
「パンツも下ろしなさい。あなたのオチンチンが、わが社のビデオにふさわし
いかどうか見てあげるわ」

625作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 10:32:26 ID:2FJyjbor
俊二は、パンツを下ろした。この異様な状況に興奮したのか、チンポは
勃起し、そそり立っていた。
「あら、勃起しているの?いい度胸ね。緊張のあまり立たないかと思った
わ。亀頭がいい色をしている。でもサイズが小さ過ぎる」
俊二は、女社長にサイズが小さいと言われ、一瞬、不合格かと思った。
「オナニーしてみて」
「えっ・・・」
俊二はそこまでやるのか、と思った。しかし、減点を取り返さなくてはなら
ない。震える右手を屹立したチンポに添えると、直立姿勢で立ったまま、
しごき始めた。
「ビデオに出演する男優は、決められた時間丁度で、射精しないといけ
ないのよ。時間を計ってあげるから3分丁度で射精しなさい」
志津子は用意していたストップウォッチのボタンを押した。俊二は、どうし
ていいか判らない。過去にこんな難題をふっかけられた事はなく、気が
動転してしまっている。4人の面接官や、残りの学生達の視線と注意力
が、痛いほど自分に注がれているのを感じた。
「イク時はイクッて言うのよ」
「はいっ!」
俊二はしごき続けた。下半身の筋肉が小刻みに痙攣している。
「あっ・・・あああっ!」
俊二はのけぞり、目の前が真っ赤になった。そして射精した。パッパッと
白い精液が勢いよく飛び散り、1メートルほど先のカーペットを汚した。
「2分38秒。それにイクって言わなかったわね。もういいわ、座りなさい」
俊二はヘナヘナとパイプ椅子に座り込んだ。落ちた、と思った。
626作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 13:09:12 ID:2FJyjbor
俊二の後、3人の男子学生が面接された。志津子の思いつくままにオ
ナニーをさせられたり、裸でポーズをとらされたりした。会社への忠誠
心を示すということで、志津子のヒールを舐めさせられたものもいる。
3番目と4番目の男子学生は、互いに、互いのアナルを犯すように要求
された。
「うちは、ホモビデオも力を入れているのよ」
学生たちは、社員になろうとしているのであって、男優を志望している
わけではないのだが、面接に合格するためには、志津子の要求を拒否
する事は出来ない。ノン気の男子学生達は、吐きそうになりながら、互
いのチンポをしゃぶり、肛門を犯し合った。そして最後に5番目の女子
学生の番がきた。
「緑山学園大学文学部国文学科4回生の芦沢友里です。志望動機は、
女性の性欲を解放し、社会的に認知させる、という御社の経営方針に
共鳴いたしました」
「うちのビデオ、見たことある?」
「はい、あります。『パイロット肉欲飛行』と『美男教師、壮絶レイプ』を見
ました。とても興奮しました」
「どこで購入したの?」
「通信販売です」
「そう。わが社の制作するビデオのほとんどは、通信販売か、ネットのダ
ウンロード販売で売られているのよ。一般の女性が、店頭では買いにく
いのね。でも、これからは、ビデオ販売店や、レンタルショップでの販売
経路の開拓にも力を入れていくつもりです」
「私も、採用の暁には、営業部門で頑張りたいと思っております」
627作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 13:10:03 ID:2FJyjbor
「頼もしいわね。あたしは、実を言うと、女性の裸には興味がないのよ。
あなたは服を脱いだりしなくてもいいわ。その代わり、あそこにいる男を
思いっきり、いじめてみて」
志津子は、面接会場の隅に立っている全裸の則之を指差した。
「彼は、あたしがオークションで買ったプライベート奴隷だから、何をし
てもいいわ」
友里は戸惑いを見せなかった。黒髪で清楚な顔に、残忍な表情を浮か
べると、すっくと立ち上がり、つかつかと則之の方へ歩み寄って行った。
そしていきなり、則之の髪の毛を鷲掴みにした。
「てめえっ!ボケッと突っ立ってんじゃねえよ!」
友里は、それまでの態度からは、到底予想できない豹変ぶりで、叫ぶ
なり、則之の腹に膝蹴りを食らわせた。ぐふっと呻き、お腹を押えた則之
の体が鯖折になる。友里は左手で則之の髪を鷲掴みにしたまま正面を
向かせ、右手で往復ビンタを見舞った。パチーン、パチーンと小気味の
いい音が面接会場に響き渡る。友里は根っからのS女性のようだった。
「何、泣いてんだよっ!あたしの目をしっかり見な!」
則之が、涙ぐんだ瞳を、必死に友里の視線に合わせようとした。力一杯
ビンタを受けた頬がズキズキと痛み、顎の骨にヒビが入ったような気がし
て、則之は生まれたての子馬のように怯えていた。目を合わせたまま、
十数発のビンタを見舞った友里は、今度は則之の裸の胸に両手の指で
爪を立てた。そして、肉に食い込ませたまま、下腹部まで引き下ろして
いく。十本の赤い筋が則之の胸から下腹部まで刻まれ、うっすらと血が
滲んだ。
「うっ・・・ああ・・・」
則之が恐怖に震えている。その顔面に、友里がペッと唾を吐きかけた。
628作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 13:11:04 ID:2FJyjbor
「どう?あたしに虐めてもらって、うれしい?」
「は・・はい・・」
「返事は、もっとハッキリ言いなさいよ!」
「はいっ!」
「じゃあ、もっと虐めて上げるわ。仰向けになって、横になりなさい」
従順に、床に寝転がった則之の股間を、友里は片足を上げて、パン
プスの靴底で踏みにじった。リクルートスーツの女子学生が、全裸の
若い男性を苛め抜いているその光景は、そのまま撮影すれば、1本
のアダルトビデオとして商品になりそうだった。
「凄くいいわ。あなた、SMクラブで女王様のアルバイトをした事があ
るの?」
志津子が言った。
「いえ、SMプレイの経験はありません。御社のビデオを見た記憶を
元に、見よう見まねでやってみました」
「でも、Sの素質はあるのね?」
「はい、S願望は、かなり強い方だと自覚しております」
「あなたには、営業よりも製作部門の方が、合ってるかもね」
「ありがとうございます」
5人の面接が終了した。合否の結果は後日電話連絡されることになる。
学生たちは乱れた服装を直し、身だしなみを整えて退出していった。
そして、その後の面接会場の床には友里に痛めつけられた則之がグッ
タリと横たわって泣いていた。
(ああ・・・お、俺も、本当は、あいつらと同じ、将来に夢を持った大学生
だったんだ・・・来年、司法試験を受けようと思ってたのに・・・どうしてこ
んな事に・・・)
則之は、大学近くの路上で、睡眠薬を嗅がされて誘拐された時の事を
まざまざと思い出した。その少し前から、美男オークションを主催してい
る組織にターゲットにされていたのに全く気が付いていなかった。しかし、
いずれにしても一旦組織に目を付けられたら、こうなるのは、逃れようの
無い運命だったのだ。死ぬまで美男奴隷として所有者に奉仕する、それ
が則之の残された人生の全てだった。
629作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 13:12:45 ID:2FJyjbor
志津子編、終わりです。
630作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 20:23:17 ID:2FJyjbor
2005年の初春、梅本由梨香(25歳)は、インド洋を航行中のマグロ
漁船『第4小竜丸』から海に投げ込まれた。ヤクザによって売られ、
マグロ漁船で乗組員の性欲処理に使われていた由梨香は、マグロ漁
が終わり、証拠隠滅のため消される事になったのだ。海に突き落とさ
れた由梨香は妊娠7ヶ月であり、大きく膨らんだ腹が浮き袋の役目を
果たして、すぐに溺れ死ぬという事はなかった。赤道直下であるため、
海水も暖かい。
(体中の傷に海水が染み込んで痛いわ・・・なんて快感なの・・・)
由梨香は、重症マゾだった。1年半前、宇宙人に拉致されて、普通の
人間を重症マゾに変える薬品を投与されたのだ。由梨香の体には、
いたるところにピアッシングの跡や、卑猥な文字が刺青されている。
元イベントコンパニオンだった由梨香は美人でスタイルも良かったが、
それが一層、痛々しさと淫靡さを醸し出している。
(ああ、神様!こんなに酷い目に合わせて頂いて、あたし、なんて幸
せなのかしら)
由梨香の脳内には、エンドルフィンが充満しているため、死を目前に
しても何の恐怖も感じない。逆に、全身の傷の痛みを楽しみながら、
来る日も来る日も由梨香は、南海の海を漂い続けた。時折降るスコ
ールで咽喉の渇きを癒す事も出来る。そして5日目、大嵐に巻き込ま
れた由梨香の裸体は、気がつくと海岸に打ち上げられていた。砂にま
みれてヨロヨロと立ち上がった由梨香は、辺りを見回してみる。どうや
ら島のようだった。
(無人島かしら。それなら大変!あたしを虐めてくれる人が、誰もいな
いって事だわ)
由梨香は自分の体を見下ろした。5日間何も食べていなかったせい
か、全体的に痩せたような気がするが、胎児の入っている下腹部だけ
は大きく突き出ている。海に放り込まれる直前に、船員達によって、体
中のピアスを引き千切られたため、唇、鼻、乳首、耳たぶ、、大陰唇な
どの皮膚が無残にも引き裂かれていたが、クリトリスと舌を貫通してい
るリングだけはそのまま残っていた。
631作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/12(木) 20:24:04 ID:2FJyjbor
(自分で自分を虐めなきゃ)
南国のせいか、食料になるようなものは、ふんだんにあった。椰子
の実や、貝、蟹、海藻など、由梨香一人では食べきれないくらいの
量を、砂浜付近で簡単に獲る事が出来る。熱帯なので住居も特には
必要なく、由梨香は、それらの食料を、生のまま腹一杯食べると、裸
のまま砂浜に寝転がって眠った。そうして体力が回復すると、由梨
香はマゾの衝動を満足させるために、自分で自分の体を痛めつけ
始めた。椰子の葉を束ねて作った手製の縄で自分の両手を後手に
縛ってみる。自分でやると、なかなかうまくいかない。そうして両手を
縛ったまま、内陸の草むらの中を走り回り、木の枝や草、棘などで自
分の体を痛めつけるのだ。一日中オマンコを濡らしながらジャングル
の中を走り回った由梨香が海岸へ戻ってくると、全身、引っかき傷だ
らけで、由梨香が望んでいた理想の姿になっていた。
(ああ、気持ちいい。幸せ・・・)
由梨香は全身のかきむしるような痛みをオカズに、砂浜で、一人何回
も何回もオナニーにふけるのだった。
632名無し調教中。:2006/10/12(木) 21:55:02 ID:XNyukize
S女性方、高貴な美男は出てこなかったね。
残念だろうけど、次回に期待ということで。
633名無し調教中。:2006/10/13(金) 01:09:09 ID:VqJmDVWm
せっかく作者タンがリクに
答えてくれたのに何その態度…

そんなんだからババァウザイって言われるんだよ。
634名無し調教中。:2006/10/13(金) 06:28:46 ID:Lf+BC8Ym
>633

632のオレ、男だけど。
635名無し調教中。:2006/10/13(金) 07:51:46 ID:VqJmDVWm
ババァウザイ
636名無し調教中。:2006/10/13(金) 20:05:50 ID:1YIPM/LW
それしか言えんのか。
言いたいことがあるなら普通に会話したらどう?
オマエの方がウザイよ。
637名無し調教中。:2006/10/13(金) 20:57:49 ID:I64K5+Ac
祝@由梨香復活
最近はアルテミスもご無沙汰だし、
重症マゾキャラの登場を心待ちにしていたんだけど…
まさか海の藻屑と消えてしまったはずの由梨香が復活してくれるとは!
すごく嬉しい〜
638名無し調教中。:2006/10/13(金) 20:58:32 ID:7dSb/ZLE
>>636
荒らし相手に会話しようとしてるお前も荒らしなんだよ
いい加減に空気嫁
初心者杉る
出来ないなら書き込むな
639名無し調教中。:2006/10/13(金) 22:08:26 ID:1YIPM/LW
>638
初心者で申し訳ありません。
で、教えていただけませんか?
何ができないなら書き込むな、と仰っているのか。
640名無し調教中。:2006/10/13(金) 22:18:27 ID:VqJmDVWm
>>639
空気読めって言ってんだよ!
初心者の上に文盲か?w
641名無し調教中。:2006/10/13(金) 22:51:03 ID:1YIPM/LW
文盲で申し訳ありません。
一つだけ、上からじゃなく普通にものを言って下さい。
あなたに偉そうに言われる筋合いはありません。
初心者はここに来てはいけなかったようです。
二度と来ませんからご安心下さい。
作者さん、スランプにめげず頑張って下さい!
642名無し調教中。:2006/10/14(土) 00:50:53 ID:r0egEHwF
>>641
まあモチツケ2ちゃん初心者さん。
あなたも「うざいよ」とか言ってるんだから
同じ様に汚い言葉で返されて文句言うのは筋違いでしょう。
ま、あなたに「文盲か?」と言ってる人も
「荒らしを相手にした人を更に相手にしてる荒らし」だし、
キミらにこうしてかまってる私も
「荒らしを相手にした人を更に相手にしてる荒らしをまた更に相手してる荒らし」なのだ。
いやー、2ちゃんって楽しいねえw
643名無し調教中。:2006/10/14(土) 10:45:55 ID:n0ckjShE
ほんとにうんちなあたまだね
644名無し調教中。:2006/10/14(土) 19:29:25 ID:k4CGaNN9
なんか場外乱闘ってカンジ
645名無し調教中。:2006/10/15(日) 03:59:21 ID:83qO7ySj
まぁまぁ…不毛な争いは止めて、作者様の次回作を黙って待ちましょうよ^^
646作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/16(月) 10:51:26 ID:lwL24CL/
来る日も来る日も由梨香は、人知れぬ浜辺で、ひたすら自虐に励ん
だ。捕まえたカニにピアスで裂けた自分の乳首を挟ませたり、生きた
ままオマンコにねじ込んだりした。夜はわざと険しいギザギザの岩の
上で眠ったり、得体の知れない草の葉を絞った汁を傷口にすり込ん
で、激痛を楽しんだりした。脳下垂体から、常にあふれ出しているエン
ドルフィンは、体の耐性や免疫力を高める効果があるらしく、由梨香
がどんなに自分の肉体を痛めつけても、快楽を感じ続けている限り、
体調を崩したり病気にかかったりすることもなかった。これは、驚異
的な人体の不思議である。お腹の胎児も順調に成長を続けていた。
父親はマグロ漁船の船員の中の誰かである事は間違いない。彼らは
今頃、日本の港に帰りつき、収穫したマグロを売り払って借金を返済
しているのだろう。浜辺に打ち上げられて1ヶ月が過ぎた頃、由梨香は
自分以外の誰か、他の人間に虐められたくて我慢が出来なくなってきた。
(誰か、いないのかしら。ここは本当に無人島?探検してみなくちゃ)
由梨香は、自分を虐めてくれる人間を探すために島の内陸部へ、探検
旅行に出る事にした。住み慣れた浜辺を後にし、8ヶ月のお腹を抱えて
全裸で、前人未踏のジャングルの中へと分け入っていく。密生した植物
の中を全裸で進み、虫に噛まれたり、草木に体を傷付けられるのも、
また快感だった。そして1週間の間、ジャングルをさ迷い続け、とうとう
由梨香は人間の住む集落を発見した。住んでいるのは腰蓑を身に纏っ
ただけの、半裸の黒人のようだった。
647作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/16(月) 10:52:19 ID:lwL24CL/
(島の原住民だわ。人食い人種かも!)
由梨香は期待に胸を膨らませた。彼らなら、自分を苛め抜いてくれ
るかもしれない。由梨香が、カヤブキの粗末な小屋が立ち並ぶ集落
の中に、ノコノコと入っていくと、平和に普段の生活を営んでいた黒人
達は慌てふためき、やがて腰蓑と槍で武装した男達が由梨香を取り
囲んだ。
「ケチャ、クチャ、コチョカ!」
訳の判らない言葉で原住民の男が叫んだ。怒っているようだ。今まで、
明らかに自分達とは違う人種の妊婦が、裸で、突然現れる事など無か
ったのだろう。由梨香は歓喜にむせび泣いた。
「ああ、黒人様!あたしを思いっきり虐めて!」
由梨香は、敵意を剥き出しにしている黒人戦士の足元に土下座をする。
何十本もの槍の矛先が無防備な由梨香の裸身に突きつけられると、
恐怖が快感へと変換されて由梨香の脳髄を焼き尽くした。由梨香は
服従の証に、黒人戦士の埃まみれの足に口漬けをし、目の前でピヤ
ス付きのクリトリスをいじってオナニーを始めた。
「チャンゴ!」
黒人戦士は、金属光沢を放つピアスに興味を示したようだった。彼らの
持っている槍も石槍であり、金属は見たことがないらしい。部族の権力
者らしい、派手な野鳥の羽飾りを付けた年配の男が、由梨香の所有権
を主張した。
「チョモ、ケチャ、キザーラ!」
身振り手振りから、これは俺の物だと言っているらしい。由梨香は念願
が叶って、赤道直下の島で、新しいご主人様を見つけることが出来たの
だった。
648作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/16(月) 12:34:24 ID:lwL24CL/
由梨香は、集落の中でも一回り大きい小屋へと連れていかれた。
酋長には5人の同族の妻がおり、由梨香は彼女たちに飼われる事
になった。人種の違う由梨香は、同じ人間とはみなされず、家畜並
みの扱いだった。由梨香は、棒で殴られたり罵られたりしながら、
酋長の妻達にこき使われ、言葉も教え込まれた。少し会話が出来
るようになると、彼女達の部族はケチャ族と呼ばれ、酋長の名前は
ウンボバだと言う事が判った。有史以来、文明世界とのつながりは
無く、島に点在する他の部族の村と、常に争いが絶えないらしい。由
梨香が最初に期待した通り、彼らは人食い人種で、村のゴミ捨て場
には、食後の人骨が大量に転がっていた。
(あたしは、見知らぬ島で、人食い人種に食べられて一生を終えるの
だわ。)
重症マゾの由梨香は、毎日、意地の悪い黒人女たちに虐められなが
ら、至高の幸福感を味わっていた。由梨香は、毎晩、酋長の小屋の前
で、縄に首をつながれて夜を過ごす。南国なので寒くは無いが、時折
降るスコールに体を濡らされ、虫が寄ってくるので、翌朝はいつも、全
身虫に刺された跡だらけだった。やがて、そんな生活が2ヶ月続き、
由梨香は臨月を迎えた。
「あっ、ああっ!生まれる!」
小屋の前に繋がれた由梨香は、夜中に産気づいたが、誰も出産を手
伝ってくれるものはいなかった。ケチャ族は、飼っている動物が、子供
を産もうとしている、ぐらいにしか考えていないらしい。由梨香は、一晩
中苦しみぬいた挙句に、明け方近く、自力で男の子を出産した。
649作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/16(月) 12:35:39 ID:lwL24CL/
「オギャアッ!オギャアッ!」
元気よく泣く赤ん坊の声に、酋長の妻の一人が眠い目をこすりなが
ら起き出してきた。大声で酋長を呼ぶ。
「ユリカ、子供、産んだ」
この頃には、片言なら、ケチャ族の言葉は理解出来るようになってい
た。酋長と他の妻達も起き出して来て珍しいそうに、由梨香の生んだ
赤ん坊を眺めた。由梨香は出産の疲労とショックで、さすがにグッタリ
としている。酋長は、生まれたての赤ん坊を見て舌なめずりをした。
「うまそう。これ、朝飯」
酋長が、妻達に合図をした。妻の一人が泣き叫ぶ赤ん坊を抱き上げる。
由梨香は弱々しく手を伸ばし、赤ん坊を取り返そうとしたが、その手を
パチンと別の妻に叩かれた。
「酋長、朝飯、手を出すな」
「アウッ、それだけは、やめて・・・・由梨香の赤ちゃんを返して・・・」
ジタバタと暴れようとする由梨香を、妻達が寄ってたかって足蹴にした。
出産で体力と気力を使い果たした由梨香は、どうする事も出来ず、た
だ叩きのめされるしかなかった。
(ああ、神様・・・これも、あたしがマゾだから仕方がないの?)
やがて小屋の奥から、肉の焼ける香ばしい匂いが漂ってきた。由梨香
の心の中では、マゾの快楽と、母性本能が責めぎ合い、狂気の快楽の
海に溺れてしまいそうだった。やがて、妻の一人が木の器に入った人骨
を持って小屋から出てきた。
「ユリカ、子供、とてもうまかった。これ、捨ててこい」
由梨香は、先程生まれて数時間でこの世を去った、自分の赤ん坊の骨
を受け取ると、泣きじゃくった。
「また、子供産め、と酋長言っている」
「うっ、うう・・・はい、判りました・・・由梨香は重症マゾです。おっしゃる通
りに致します・・・だから、もっと虐めてください・・・」
由梨香は、産後の体を引き摺って、よろよろとゴミ捨て場へ向かって歩き
始めた。
650うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
651名無し調教中。:2006/10/16(月) 18:46:34 ID:1s3T+LST
まとめサイトのメニュー画面がHずぎて焦った。
前の目玉の方が良かったかも。

アルテミスといい梅本由梨香といい、重症マゾはやっぱりイイ!
「梅本由梨香編、終わりです」になりませんように。
652名無し調教中。:2006/10/16(月) 19:00:26 ID:wS/TG1zc
>651
同意
家族がいるから、開くのに気を遣ってしまう・・・。
653作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/16(月) 20:32:18 ID:lwL24CL/
続きをアップした、ついでに変えてみたのですが。

天体とか、古代遺跡の画像にしようかとも思ったのですが、
タイトルから外れるかと思って、あの画像にしました。

かなり、いろんな検索サイトにリンクを依頼してみたのですが、
何か、まとめサイトのアクセス数を増やす、よい方法はないで
しょうか?

荒らしは嫌だ、荒らしは嫌だ、荒らしは嫌だ・・・
荒らしのせいで、一体いくつの良質SSスレの書き手がやる気を
失くした事か・・・荒らしは何も創作せず、何も生み出さない。
654名無し調教中。:2006/10/16(月) 20:42:16 ID:fQ+ELMbL
>>653
荒らしは気にしたらきりがないから、心からスルーすることをお勧めします
作者タソのファンの1人としては、これからも作者タソのSSを読んでいきたいのでノシ
655651:2006/10/16(月) 21:09:02 ID:1s3T+LST
>>652
私は職場で開いちゃいました。
開いたのは昼休み中で、うちの会社は休憩中のネットサーフィンOKなので問題ないんですが、
やっぱり焦りました。

>>作者さん
さっき開いた時は心の準備ができていなかったので焦りましたが、今後は大丈夫です。
あと、荒らしは一切無視なさるのが一番かと。
ストーリーの内容も作者さんのお好きなように展開して行って良いかと。
私としては、梅本由梨香とアルテミスが希望ですが、他のキャラを希望する人もいるでしょうし。

アクセス数はやはり同じ系統のサイトと相互リンクするのがいいかと。
いきなりの相互リンクが無理な場合は、自作小説を寄贈したり、BBSに書込をしたりとかから始めてみては?
656名無し調教中。:2006/10/16(月) 21:31:08 ID:ZUZ/hOVY
投下有り難うございます。続きを何時も楽しみにしております。
荒しは基本放置がよろしいかと。気にしている素振りを見せると、喜んで
また調子にのってきますから。
由梨香のごとき重症マゾであれば、荒しも快感に感じる事ができるかもしれませんね。
しかしMならぬ身では・・・(つw;)ウルウル
657名無し調教中。:2006/10/16(月) 23:19:05 ID:4mR0GZoH
>>653
おい、伊藤!いい加減にしろ
658名無し調教中。:2006/10/17(火) 07:42:16 ID:RszkbFA1
>>657
もういいって。チラシの裏にでも書いてな!
659名無し調教中。:2006/10/17(火) 10:40:43 ID:Zw7FfoN3
>>658
そうやってかまうからつけあがるんだよ。
660fusianasan:2006/10/18(水) 12:54:20 ID:K4Jq5PRC
荒らしが喜ぶのは、スレ住人、特に作者が反応すること。
661fusianasan:2006/10/18(水) 12:54:55 ID:K4Jq5PRC
いや、この際だから荒らしをストーリーの中に登場させるストーリーはどう?
662名無し調教中。:2006/10/18(水) 13:02:51 ID:av5zMTyr
>>661
責める側か受ける側かが問題だな。
荒らしが作者タンを責める話なんか面白そうかも。
663名無し調教中。:2006/10/18(水) 21:25:47 ID:843JH6iJ
新生児よりも胎児のほうが美味いんじゃねーの?
生まれてからなら母親の前で焼いてほしかったなぁ。
664名無し調教中。:2006/10/18(水) 22:07:32 ID:Cep88NiB
さすがに「死」では勃起出来ないな。
いや、SM板だしそういう人を批判するつもりはないが。
665作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/19(木) 07:27:20 ID:9K2DlhZq
>>662
斬新なアイデアだと思うのですが、どういうストーリーで
どういう責めをうけるのか、検討もつきません。具体的なイメージがあれば、
書きこみお願いします。
666662ではありません:2006/10/19(木) 16:24:36 ID:ZUc5Kg27
662ではありませんが、
HP見て確認したんだけど、作者タソは一回物語中に登場して、
宇宙人に攫われてアヌスストッパーと生首貞操帯をつけられたよね?<76話
そのあとどうなったんだっけ。
地球に無事戻って、2チャソネルに書込みできるようになってないと
作中で荒しに虐められるのは難しいね。

関係ないけど、この話でどれくらい前なんだろうwww
なんか懐かしいくらい前ですねー。
667名無し調教中。:2006/10/22(日) 20:48:55 ID:64W0NFJC
>>665
とにかくつまらないのよ。そこのとこ何とか改善キボンヌ
668名無し調教中。:2006/10/23(月) 07:51:42 ID:C5o+jbMJ
>>667
いいかげんにしてくださいよ、伊藤さん。なにやってるですか!
669名無し調教中。:2006/10/23(月) 21:32:30 ID:hAtsgdHX
作者の受難をもう一度やる気なの?
内輪受けよりもレダとか真弓、千鶴とかの話ヨミタス。
670名無し調教中。:2006/10/24(火) 06:34:40 ID:Be4vAytu
私も、同じ男なら美中年の受難を読みたいです。
671名無し調教中。:2006/10/24(火) 06:40:16 ID:CbYq4Dxd
ダマッテロ^^
672作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 11:28:55 ID:93jeRh5f
西暦1859年(安政6年)、ペリー艦隊が最初に来航した浦賀の近くに、
巨大な外国人居留地が建設された。そしてその居留地内に外国人相
手の大規模な遊郭も開業した。これが横浜市の起源である。幕府は、
この居留地内で、来訪する欧米人の性欲を発散させ、日本全国に被害
が及ぶのを防ぐ策略だった。横浜近辺から若い女が集められたが、外
国人相手と聞くと、恐ろしさのあまり嫌がる女も多く、数を揃えるために、
浦賀奉行所管内の女牢に収監されている女囚も狩り出される事になった。
「あたしにも、御飯を食べさせて下さい・・・」
牧村真沙子(31歳)は、狭い牢内の床の上に這いつくばっていた。拷問
によって両足が不自由になった真沙子は、歩行が困難で、牢内でも過酷
なイジメの対象になっている。約5年間に渡る女囚生活で、真沙子の体
は痩せ細り、幽鬼のような風貌だった。
「おらよっ」
同室の女囚の一人が御粥の入っていた土鍋を真沙子の方に押しやった。
土鍋の中は空っぽで、わずかに御粥の残り糟が内側にこびりついている
だけである。真沙子は、空っぽの土鍋に顔を突っ込むと、舌を伸ばして懸
命にそれを舐めとった。
「飯を食ったら雑巾がけだよ。」
「はい」
真沙子は、最後の一粒まで御粥を舐め取ると、ボロボロに破けた雑巾を
握りしめて床掃除を始めた。足が不自由なので四苦八苦しながら掃除す
る様を見て、他の女囚達が笑い転げる。時々、御尻や脇腹に、面白半分に
蹴りを入れられては、はやし立てられた。
「ここもっと、ちゃんと拭けよ。まだシミが残ってるじゃないか!これって、お
前のマン汁の跡じゃないの?」
「そう言えば、昨日、この場所でマンズリをやらせたんだっけ」
「雑巾で、シミが取れないなら、舌で舐めさせるよ」
「はい、すみません・・・ちゃんと拭きます」
673作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 11:30:13 ID:93jeRh5f
真沙子は、プライドを踏みにじられ、屈辱を受ける事に、何も感じなくなっ
ていた。その日、いつものように、真沙子が虐められていると、牢番がや
ってきた。
「お前とお前、それからお前・・・牢から出ろ」
名指しされたのは、いずれも若い女囚ばかりだった。その中には真沙子
も入っている。
「お前達には、お上から、新しいお役目が与えられた。罪人の分際で、幕
府のお役に立てる事を光栄に思え」
「どんな、お役目でございますか?」
名指しされた女囚の一人が不安気に尋ねた。
「外国人相手の遊郭で女郎として働いてもらう」
「が、外国人・・・と申しますと」
「うーむ、わしも詳しい事は知らん。エゲレスとかメリケンとか言う国から
来た人間達だ。背が高くて、天狗みたいな顔つきをしておるらしい」
女囚達は、顔を見合わせ、恐怖に震え出す者もいた。真沙子は、床に這
いつくばったまま考えた。
(明治維新まで、あと10年ぐらいかしら・・・時代はこれから大きく動く。近
代国家の仲間入りをした日本は、日清戦争、日露戦争を勝ち抜き、太平
洋戦争で敗北する。そして戦後の復興から21世紀へ・・・帰りたい、元の
時代へ帰りたい・・・)
真沙子は、タイムスリップする前の生活を思い出して、とめどもなく涙を
流した。千鶴と違って不老不死の肉体を持たない真沙子は、時間と共に、
どんどん年をとり、どんなに頑張っても、日露戦争ぐらいまでしか、生き
る事は出来ない。もう、二度と再び見慣れた電化製品や街並み、家族や
友人を目にする事はないのだ。
(せめて、この時代に、一緒にタイムスリップした他の自衛隊員達に会
いたい)
真沙子には、護衛艦『あらなみ』の沈没後、自分以外の仲間がどうなった
のか消息を知る術がなかった。全員死んだのかもしれないと、真沙子は
漠然と考えた。
674名無し調教中。:2006/10/24(火) 12:20:18 ID:GWCxPqAE
読みにくい・・・ 内容・理屈⇒結論に無理がある所、多。
文体がおかしいところも多い・・・よって、趣味に合う・合わない
に関わらず、書き物として入り込めない。

長年、レベルの高いモノを読んでくると、
どうしてもこの程度ではそうなってしまう。
最近は秀逸な作品に出会う事も滅多に無くなったなぁ・・・
675作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 14:15:51 ID:93jeRh5f
甲斐の国、奥滝村を総本山とする千羽鶴教団は、幕末の不安定な世情
を背景に、急速に信者の数を増やしていった。江戸、京、大阪など当時
の日本の主要都市に、小さいながらも支部が設けられ、伝道師が派遣
されて活発な布教活動が行われた。千鶴が説く、終末思想と宇宙人来訪
の教義はそのまま、幕末と外国人の来訪に置き換えられて、この時代の
人間に受け入れられていった。千羽鶴教団の信者は、在家信者と出家
信者とに分けられた。在家信者は、今まで通りの職業につき、普通の生
活をしながら、教団に寄付をしたり、自分の立場を利用して、教団に便宜
を図ったりする。出家信者は、全ての財産を教団に寄付した後、己の体
一つで教団のために奉仕をする。伝道師以上の階級には、出家信者し
かなれない。教団施設で暮らす出家信者達は、教団が決めた通りの組
み合わせで結婚をし、子供を産む。しかし、3年に1度、夫婦の組み換え
があり、教団に指示されるがままに、それまでの家族と引き離され、別の
男女と結婚するシステムになっていた。こうする事によって家族の絆が
希薄になり、教団の一員であるという自覚が増す、と教祖の千鶴が考え
たのだった。教団内で生まれた子供は、共同で育てられ、幼い頃から、
教義を教え込まれて次の伝道師となるのだった。
「あんた、年をとらないなあ」
教団のナンバー2である真鍋敏晴が千鶴に言った。教団を設立した時に
40代前半だった真鍋は、今では50歳を超えてしまっていた。このところ
老け込み方が激しいのだが、千鶴は相も変わらず20代の若々しい容姿
のままである。千鶴は自分の存在に神秘性を持たせるために教団内で
は、不老不死だと名乗っていたが、まさかそれが本当の事だとは、誰も
気付いていなかった。
676作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 14:17:03 ID:93jeRh5f
「あたしは、不老不死なのよ。もう1900年ぐらい生きているかしら」
「冗談はよせよ。俺は、あんたと同じ21世紀の人間なんだぜ。そんな戯
言、この時代の人間なら信じるかもしれねえけどな」
「あたし、ノストラダムスに会った事があるわ。織田信長にも豊臣秀吉に
も・・・あなた知ってる?織田信長とインカ帝国最後の皇帝アタワルパ、
それにジンギスカンや中国、三国時代の曹操が、全部同じ人間だったっ
て?」
「ハッ、そんな馬鹿な事があるかよ」
「あたしは、実際にそれらの人物に会った事があるのよ。あれは間違い
なく同じ人間の感触だった。生まれ変わりって言うのが、この世には実際
にあるの」
「じゃあ、俺達が生まれた21世紀にも、織田信長や、ジンギスカンだった
人間が、生まれ変わって、存在しているってえのか?」
「多分ね・・・」
確証はなかったが、おそらく存在するはずだと千鶴は思った。恐ろしく強
い征服欲と権力欲、カリスマ性を持った、あの魂を持つ人間が21世紀に
存在すれば、宇宙人に対抗する際に心強い味方になるかもしれない。そ
して、もう一人、気になる人物がいた。預言者ミッシェル・ド・ノストラダムス
である。千鶴のアナルを犯す事に執着していたあの男は、恐らく千鶴と同
じ不死者である事は間違いないのだが、いつ、どこで、どういう経緯で不
老不死の肉体を得たのかは謎であった。生まれつきかもしれない。
(16世紀に、あの男に会ってから時間管理局の襲撃を受けなくなった・・・
あの男は、時間管理局の存在を知っていた・・・ひょっとして神・・・まさか、
アナルセックスが好きな神様なんているのかしら)
不老不死であるならば、ノストラダムスも21世紀の世界に生きているはず
だ。ノストラダムスと、転生する魂を持つ人間の消息を掴む必要がある、と
千鶴は考えた。
(教団の組織を全世界に広げよう。そうすれば組織の力で、捜索も容易に
なるはず)
千鶴は、将来、全世界に広がった教団施設の中で、信者達が、スワッピン
グや乱交セックスに狂う様子を想像して、一人ほくそ笑んだ。
677作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 14:38:29 ID:93jeRh5f
674さんの言う事はもっともです。おそらく、かなりの読書家の方か、
出版関係者かと思われます。

>読みにくい・・・ 内容・理屈⇒結論に無理がある所、多。

これは、ストーリーが分岐し過ぎていることが原因と思います。

>文体がおかしいところも多い・・・よって、趣味に合う・合わない
>に関わらず、書き物として入り込めない。

文体は、1回しか読み直し、修正していなので、アップしてからも
おかしい点に、多々気付きます。

>長年、レベルの高いモノを読んでくると、
>どうしてもこの程度ではそうなってしまう。
>最近は秀逸な作品に出会う事も滅多に無くなったなぁ・・・

同感です。フィクションで読み応えのある作品に全く出会わないため、
最近はノンフィクションしか読んでません。
678名無し調教中。:2006/10/24(火) 16:46:44 ID:CbYq4Dxd
>>675
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
679作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 17:04:11 ID:93jeRh5f
西暦1862年(文久2年)、横浜の遊郭で女郎として働く牧村真沙子
(34歳)をあるイギリス人の男が買った。真沙子が遊郭で外国人を
相手に肉体を売り始めてから3年が過ぎていたが、他の女郎と違っ
て外国人を恐れず、英語が喋れる真沙子はイギリス人やアメリカ人
の客に大人気だった。
「ハロー、ナイス、トゥ、ミーチュー!」
英語で真沙子が声をかけると、男は驚いたようだった。
「マイ、ネーム、イズ、マサコ・マキムラ。ワッチュア、ネーム?」
「レノックス・リチャードソン」
男がぶっきらぼうに答えた。まだ20代のように見えるリチャードソンは、
紳士の国の人間には似つかわしくなく、粗野な性格のようだった。
「ファック・ユー!」
リチャードソンは叫ぶなり、真沙子の体を組みしいてきた。荒々しく着
物の前をはだけさせ、乳房にがむしゃらにしゃぶりつく。日本までの長
い航海で女の体に飢えているのかもしれなかった。
「痛っ!」
乳首を噛まれて真沙子が叫び声を上げた。次の瞬間リチャードソンの
ビンタが真沙子の頬を叩く。
「シャラップ!モンキー、ジャップ!」
680作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 17:05:01 ID:93jeRh5f
リチャードソンは日本人である真沙子を同等の人間だとは思ってい
ないようだった。明らかに黄色人種を自分達より下等な野蛮人だと思
っているらしい。真沙子に対する尊大な態度が、それを表わしている。
犯されながら真沙子はレノックス・リチャードソンという名前に心当たり
があることに気付いた。
「あなた、日本で死ぬわよ。生麦村で、薩摩藩の大名行列の前を横切
ろうとして、薩摩藩士に斬られて死ぬの」
ディープキスの最中に舌を抜いた瞬間、真沙子が英語で伝えた。リチ
ャードソンは思いもかけない言葉を聞いて、キョトンとした。
「俺が死ぬだって?ジャップに斬られて?ハハハハハ、ジャップなど
何人かかってこようが、銃で脅せばいい」
リチャードソンは自身満々だった。日本へ来る前、上海で散々中国人
を脅してきたのだった。いくらイギリス人が無礼な振る舞いをしても、
中国人の中で歯向かってこようと言う気骨のある者は居なかった。リ
チャードソンは、3回、真沙子のオマンコに精液をぶちまけると、大声
で笑いながら遊郭から去っていった。
681作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 18:43:37 ID:93jeRh5f
西暦1862年、8月21日。貿易商人チャールズ・レノックス・リチャード
ソンを含む4人のイギリス人が馬で遠乗りの最中に、薩摩藩主、島津
久光の大名行列に遭遇。尊大な態度で、行列の前を横切り、土下座を
しなかったために、武士達の手によって無礼打ちにされた。リチャード
ソンは死亡、他の3人も傷を負った。激怒したイギリス政府は7隻の軍
艦を鹿児島湾に派遣し薩摩藩を攻撃する。これが世に言う『生麦事件』
『薩英戦争』である。戦争は実際には引き分けに終わったが、和睦交渉
で、薩摩藩と江戸幕府は、イギリスに賠償金を支払うはめになる。更に
翌年、尊王攘夷派に主導された長州藩が、関門海峡を通過しようとした
外国商船に砲撃を加え、米英仏蘭の4カ国連合艦隊の報復を受ける。
『下関砲撃事件』である。そして、またもや幕府は、長州藩に代わって
多額の賠償金を、外国に支払うはめになる。1864年、腹に据えかねた
幕府は、長州征伐の軍を挙げた。日本の南端に位置する薩摩藩には
手が出せないため、組みし易い長州藩から攻めようと考えたのだった。
幕府の大軍に包囲された長州藩は、一戦も交えることなく降伏した。
しかし、ここで世にも不思議な出来事が起こる。長州藩は、数人の家老
を責任者として切腹させられただけで、実質的には何の処分も受けな
かったのだ。理由はわからない。通説では、200年もの太平で堕落し
きった幕府の役人が、長州藩のたくみな交渉術にはめられたのだと言
われている。2年後、再び幕府は、長州征伐の軍を起こすが、その時
すでに長州藩は、高杉晋作らの主導によって西洋式の軍備を固め、
坂本竜馬の斡旋で薩摩藩と薩長同盟を結んだ後だった。
682作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 19:45:11 ID:93jeRh5f
西暦1866年6月。久石千鶴は、千羽鶴教団の取り巻き達とともに、
京の都にいた。教団の京都支部を視察するためである。平安京の
外れに建てられた道場では、修業の名目の元に数十人の信者が、
乱交セックスにのめり込んでいた。
「汚れた魂を解放するのだ。肉の欲望を心置きなく発散させるがよい」
信者の中には、公家や武家出身のものいる。教団では世俗の身分
に関係なく、全員が平等な人間なのだった。
「教祖様。お耳に入れたい件が。」
使徒の称号を持つ、原田明人(元一等海尉)が千鶴に耳打ちをした。
原田もすでにこの時代にタイムスリップしてから10年以上が過ぎた
ため、40代半ばである。
「なに?」
「鹿児島支部からの報告によりますと、我が教団に寄付をしようと言う
薩摩藩士の中に、久石政光という武士がおります。これは、もしかし
て教祖様の御先祖では?」
千鶴は考えた。そう言えば、久石家の家系は、代々警察官僚か、公
安関係者、もしくは軍人で、元をたどれば、明治維新の時に手柄を立
てた薩摩藩士だったと聞いたことがある。
(戦国時代に、あたしの子孫だという忍者の兄妹と出会った事はある
が、今度は、御先祖様か・・・時間の流れとは不思議なものだな)
「そうかもしれないわ。鹿児島支部に連絡して、その藩士は、教団に
は引き込まないようにして。だって、あたしの先祖が千羽鶴教団に入
ったっていう話は聞いたことがないから、ヘタをすると歴史を変えてし
まうかもしれない」
「わかりました。でも、なんで、そう歴史にこだわるんですか?どうせ
現代に戻れないなら、歴史が変わったっていいじゃないですか?」
683作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 19:45:57 ID:93jeRh5f
「そう言う訳にはいかないのよ。宇宙人に復讐して、あたしの理想の
未来を作るためには、歴史は変えてはいけないのよ。すくなくとも21
世紀の直前まではね」
「うーん、21世紀か。懐かしいなあ。ノストラダムスの大予言、結局当
たらなかったよなあ。何だったんだろう、あれは」
「あたしの予言は、当たるわ。2003年の夏に宇宙人が来襲するのよ。
ネオガイアっていう惑星から、地球人を捕まえては、生体実験を繰り
返す、とんでもない宇宙人がね!」
千鶴は、憎々しげに言ったが、原田は、宇宙人の兵器によって過去に
飛ばされた事をそんなに嘆いていないようだった。他の自衛隊員達と
同じく、教団で幹部の地位にある彼は、絶大な権力を誇り、信者の中
から選び出した何人もの美女に、自分の子供を産ませている。3年間
で夫婦を入れ替えるという教団規則は、幹部には適用されず、思う存分
ハーレム状態を楽しんでいるのだ。千鶴が、京都支部で月日を過ごす
間に、第二次長州征伐に向かった幕府軍が、史実通り長州藩に敗北
した、という情報が伝わってきた。この時を境に長州、薩摩を中心とす
る倒幕同盟が、攻勢に転じ、時代は一気に大政奉還へと向かう。
684名無し調教中。:2006/10/24(火) 20:00:41 ID:CbYq4Dxd
マタキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ッ !!!
685作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 20:38:52 ID:93jeRh5f
1867年夏、近畿、東海地方を中心に『ええじゃないか騒動』が起こっ
た。民衆は狂ったように着物を脱ぎ捨て、半裸で踊りながら、商人や
地主などの裕福な家に上がりこみ、好き放題に略奪を行った。
「ええじゃないか、ええじゃないか!勝手に上がりこんで、飯食ったっ
て、ええじゃないか!」
「ええじゃないか、ええじゃないか!金目の物、持って帰ったって、え
えじゃないか!」
「ええじゃないか、ええじゃないか!金持ちの女を犯したって、ええじ
ゃないか!」
「きゃああっ!やめてええっ!」
騒動は全国に波及し、止まる所を知らなかった。扇動しているのは、
千羽鶴教団の信者達だった。
「この機会に一気に信者を増やすのよ。来年には幕府は滅亡し、新政
府が発足するわ。いよいよ日本が、近代国家に生まれ変わるの。そし
て、あたし達の未来へと繋がる!」
千鶴は、教団の組織を拡大する事に熱中していた。全国に信者はすで
に3000人を超え、明治になれば教団組織を一気に海外まで広げる
つもりだった。西暦1868年、鳥羽・伏見の戦いに敗れた幕府軍は、
江戸城を無血開城し、薩長の新政府軍に明け渡した。ついに天皇を
中心とする明治政府が誕生したのだ。ペリー来航から、わずか16年間
の出来事だった。残念ながら、倒幕、維新の功労者、坂本竜馬、高杉
晋作などは、日本の日の出を見ることなく、直前に暗殺、もしくは病気
で他界していた。
686作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 20:39:43 ID:93jeRh5f
明治維新に浮かれ騒ぐ、東京の下町の河原で、一人の年増の女郎
がひっそりと春をひさいでいた。その女郎は足が悪いらしく、一日中
あまり身動きもせず、ワラのムシロに座ったまま、時折、通行人に声
をかけている。その哀れな女郎は、牧村真沙子(43歳)だった。4年前、
老け過ぎたと言う理由で、遊郭を放り出され、以来、浮浪者同然の生
活をしていたのだった。度重なる妊娠と堕胎で真沙子の子宮は傷つき、
子供の産めない体になっていたが、それでも生活のためには、もはや
本来の目的には使えなくなった形だけのオマンコで稼ぐしかなかった。
「ねえ、お兄さん、あたしを買ってよ。安くしとくからさあ」
「ああん?おっと、よく見りゃ、皺くちゃのババアじゃねえか。逆に金を貰
ったって御免だね」
娼婦にとって、その言葉は、最大の侮辱だった。ほとんどの男は、真沙
子の容姿を見ると、無視するか、吐き捨てるように暴言を吐いて立ち去
っていく。それでも真沙子は客引きを辞めない。客が一人もつかなけれ
ば、そのまま野垂れ死んでしまうのだ。腹を空かせて、ひもじい思いを
している真沙子の前を、白装束を着た一団が、通りがかった。胸に鶴の
刺繍をした彼らは、千羽鶴教団の信者達だった。
「ねえ、あたしを買ってよう・・・」
「牧村三尉じゃないですか!」
一団の中の年配の男が、突然叫んだ。真沙子が声の主の方を見ると、
元哨戒ヘリのパイロットだった原田明人の姿がそこにあった。
「あ・・・原田一尉・・・」
真沙子の瞳から、とめどもなく涙が溢れ出した。18年もの間、見知ら
ぬ時代で、苦難に耐えながら、一人で生きて来たのだ。不自由な足でヨ
ロヨロと立ち上がると真沙子は、原田に手を伸ばした。
687作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/24(火) 20:40:26 ID:93jeRh5f
幕末編、終わりです
688名無し調教中。:2006/10/24(火) 21:03:08 ID:adhbeBwt
作者タソ、モツコレです。
読みにくいという批判ですがはたしてそうでしょうか?
連載当初の頃から作者タソの文はどんどん洗練されていってるし、
物語を読みなれてる現代人の我々にこの程度のストリーの分岐は問題になりません。
登場人物の境遇もバラエティに富んでおり、
作者タンの文章力と相まって、
読み手が登場人物の名前がうろ覚えでも読んでいて混乱する事もありません。
この方向性で続けていくのが最善かと思います。
689伊藤:2006/10/24(火) 22:13:16 ID:4nlDxK2Y
>>687
とにかくつまらないのよ。そこのとこ何とか改善キボンヌ


690名無し調教中。:2006/10/24(火) 23:29:41 ID:1nY+jaRq
話が先に進むといいなぁ。
単に歴史をなぞっているだけならカナシス。
691名無し調教中。:2006/10/24(火) 23:35:59 ID:CIJKWIEa
レベルの低い輩の荒らしに、作者さんがやる気を削がれない最良の方法は
もはや以下の方法しかないと思いますね。
今後このSSは、2ちゃんねるではなく、まとめサイトに直接UPする。
そうなるとおそらく、サイトのBBSを荒らす連中が出てくるでしょうから
サイトのBBSは閉鎖する。

BBSがなくなるのは少々残念ですが、ファンにとって一番残念なのは
荒らしの書込で作者さんの意欲が削がれて、作品が中断されてしまう事です。
BBSが閉鎖されると、ファンのリクを聞く手段がなくなるかもしれませんが
そこはそれ、作者さんのお好きなように書いていけば良いとおもいますよ。

以上は私の個人的な考えですが。
692名無し調教中。:2006/10/24(火) 23:46:12 ID:T6SFewTs
作者さん投下乙です。
イツモ楽しみにしてます。

>>647&伊藤とやら

お前の妄想に付き合ってるほど作者様は暇じゃねーんだよカスが。何が結論に無理があるですだ。
最初から全部読んでないんだろうが。 過去ログをよく見ろ馬鹿。内容?理屈?どこのPCでまとめサイトよんできたんだ?
K国製か?ビックカメラ店頭で立ち見か?
レベルの高いモノ?秀逸な作品?どうせnyで拾った同人か、ブコフで100円のフ○ンス書院だろうが。少ない給料でズリネタもケチって、食事もカップラーメンなんだろうな!?飢え死ねマジで!!
書き物として入り込めないだと?書き物じゃなくて読み物だろうが、この乾電池頭。
リアルじゃ対人恐怖症でガクガクしながら 生活してるくせにネットじゃ荒らしか?
気に入らねえなら来るな。お前の専ブラは必ずここ読みに来るようにでもなってるのかよ?
お前の脳内遊園地の中じゃ通用するかも しれないがなー崇高な生体実験スレッドじゃ全くもって門前払いなんだよ。わかるか?門前払いだ?
発音してみろ。馬鹿、もんぜんばらいだ。朝昼晩10回ずつ一年間言い続けろ。
693名無し調教中。:2006/10/25(水) 00:14:38 ID:qZuwWukK
>>692
モチツケw

でも禿同
つまらないと思うなら読まなきゃいいじゃん、としか言えないw
694名無し調教中。:2006/10/25(水) 07:37:17 ID:8WVSAjEU
>>689
つまらないのは、あなたの人生です。
695名無し調教中。:2006/10/25(水) 10:58:12 ID:3TFOJJcs
>>674
数行の書き込みじゃどんな人かは分からないけど。
「…」とか、「なぁ」みたいに語尾を延ばす書き方が好きなの?
もしかして内向的な性格で、劣等感を抱えてる人?
やたら「、」を使うね。
もしかして外出直後、途中でドアに鍵をかけたか不安になることある?
「長年レベルの高い作品」
他人を見下す所がある?
もしも偏執的で内向的で劣等感が強く、その一方で自尊心が強い性格だったら
相当な欠陥人間だね。彼女いる? 友達少ないでしょ? 嫌われてはいないけど
好かれてもいない、そんなタイプなんじゃない?
休みの日、する事ある? 現実と自分を直視した方が良いんじゃないかな。
696名無し調教中。:2006/10/25(水) 18:13:48 ID:3qhy7fNn
凄い! その書き込みは俺じゃないけど、当ってます!
俺に言われてるのかと思い、焦って確認してしまいました!
「・・・」とか「ぁ」とか、使ってしまうけど、鍵の件など正しくです!
その後の件もあてはまるかも・・・
相談なんですが、俺の知り合いで用事が有ったり、聞いてもらいたい事があって
電話掛けたりすると、直ぐに話取られて一方的に話し出して会話の出来ない
奴がいます。 場違いとは思いますが、どうゆう精神構造の奴か教えて頂ければ
有難いのですが、もし宜しければこの場を借りてお願いします。
697692:2006/10/25(水) 20:06:22 ID:WLrFfZro
>>692

アンカーミスだ。正しくは>>674
失礼しました。では、ケーブル人間のケーブルで首絞めて逝ってきまつ。
698伊藤:2006/10/25(水) 23:13:52 ID:WPy82zAE
>>697
とりあえずおまえは首吊ってろ。

あとあんま作者を煽てないほうがいいぞ。だめな作品は駄目と言ってやるのも
読者の務め。
作者よ!もっと精進して出直してこい。その時は喜んで読んでやる。
今のお前の文章は小学生レベル。これが現実。
699名無し調教中。:2006/10/26(木) 00:56:06 ID:Dlx8wz5Y
句読点多すぎて読みにくいのは事実
700名無し調教中。:2006/10/26(木) 00:58:33 ID:YU4wG8Or
凝った文じゃなく読みやすい文がいいんだよ。
ジャンルに関わらずプロはその辺を勘違いしてるヤツが多い。
701飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 03:25:01 ID:qzDQrF37
古いログの話しで悪いが真藤許せないね。
じゃ、今から成長した娘の綾香がヨボヨボになった真藤に制裁するから。
乱雑かつ多少ぼやけるけど勘弁して欲しい。

【報復】

数々の悪事を重ねた真藤にもいよいよ鉄槌が下った。
暴対法の強化により、真藤組は解散、
真藤組長に課せられた懲役は30年。
真藤が出所したころ、すでに70歳を過ぎていた。
出所後、真藤は暴力団から足を洗い、知り合いの植木屋を手伝いながら66歳の妻紀和子と13歳になったばかりの孫娘の夏美とぼそぼそと暮らしていた。
ある日、真藤の勤める植木屋に一件以来があった。
真藤は以来された屋敷に道具を抱えて出向いた。
「ごめんください」
しゃがれた声で屋敷の主に声をかける。
その姿は一頃の勢いが想像出来ないほど、ただの老人になっていた。
「はい」
迎えに出てきたのは黄金色の髪をした流暢な日本語を話す白人青年だった。
いきなり白人青年が現れて焦った真藤だが、
「えっと、うちを頼んだのはこちらですかい?」
「はい、綾香様がそちらをご依頼されましてね」
(綾香…どこかで聞いた名前…)真藤には綾香の名前がどことなく引っ掛かる。
(まぁいい…仕事にとりかかろう)
702飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 03:53:07 ID:qzDQrF37
続き

真藤は裏に廻り以来された松の手入れを始めた。
「スミス、植木屋さんはもう来たかしら?」
「はい、綾香様、もう作業に入っております。」「そう…
くすっ…すっかりお爺ちゃんになったわね」
その頃、真藤は松の手入れに精を出していた。
「職人さん、ご苦労様ね、ちょっと休憩なさったら?」
そう言うと綾香は香りのいい緑茶と品のいい茶菓子を真藤に差し出した。
「あっ、これはどうも…!?」(久美子!?…まさか…)
真藤の目に映ったのは数十年前にいたぶるだけいたぶって海外へ売り飛ばした人妻の久美子の生き写しだった。
(すると、この女は久美子の娘の綾香…
まさか…そんな訳ない!、母娘で外国で息絶えたはずた!なに他人の空似だ、綾香なんて女いくらでもいる、)
真藤はそう自分に言い聞かせ、お辞儀して茶をすする。
「いや、なかなかいいお茶ですな」
そう言うと真藤はさらに茶を流し込む
「ふぅ…ん?、なんだ?急に…」
そう言うと真藤はその場でぱたりと倒れくうくうと寝息をたてた。

「スミス」
「はい、綾香様」
スミスはぐっすり眠ってる真藤の体をズルズルと引きずり、屋敷の地下室へ運び込んだ。

「スミス、次の作戦よ、家は調べてあるわね?じゃ、行って…」
「はい、綾香様」
スミスは車庫から紅いBMWを滑らせた。

【続く】
703飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 04:16:19 ID:qzDQrF37
続き
そのころ、真藤の住んでる古びた借家では、
妻の紀和子と孫娘の夏美が、真藤の帰りを待っていた。

「ねぇお婆ちゃん、
お爺ちゃん、夏美が今日誕生日って知ってるかなあ?」
「大丈夫よ、夏美、あの人は今日は早く帰ってこれると言ってたわよ。」
「ほんと!早くお爺ちゃんのお仕事終わらないなあ?」
「そうね…もうそろそろ、そうだ、夏美、今日ねお婆ちゃん夏美のために誕生日ケーキ買ってきたのよ」
紀和子はちゃぶ台の上に13本の蝋燭の立ったケーキを置いた。
「わあ!ありがとう、お婆ちゃん」
夏美は無邪気にケーキを見て喜んだ。
「あの人が帰ってきらた一緒に食べましょ」
「うん」

そんな小さな幸せを老女と幼い少女が語りあう古びた借家の前に紅いBMWが停車した。
スミスは玄関を開けるなり、
「こちらが真藤さんのお宅ですね?ご主人が作業中に怪我をしました!お二人とも僕の車に乗って下さい!」
突然日本語を流暢に話す外国人青年が訪ねて来たのと真藤が怪我をした事に驚きを隠せいでいた。
「えっ!?うちの人が」
「お爺ちゃんが!?」
紀和子と夏美はケーキを抱えたままスミスに促されるまま、車に乗り込んだ。
三人を乗せた紅いBMWは綾香の待つ屋敷へと疾走した。

続く。
704飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 04:53:21 ID:qzDQrF37
続き

そのころ、綾香の待つ屋敷の地下室では、
真藤は裸にされて吊されたまま眠っていた。
バシャ!!
綾香は真藤の体に氷をたくさん入れた水の入ったバケツを持ち真藤に浴びせた。
「組長…起きて下さい。組長…」
「うわっぷっ!!なんだこれは!?」
「組長…お久しぶりね…覚えてる?今はすっかりお孫さんと幸せに暮らしてたようね」
「お前!?やっぱり、あの綾香やったのか!?」「下品な関西弁も思い出したようね…クスクス…」
「お前、何故生きておれたんや!?」
「そんなこと貴方が知る必要ないわ…」
「お父さんとお母さんの恨み晴らさせてもらうわ…」
そう言うと綾香は血の染み込んだ一本鞭を手にした。
「ねえ…この染み込んだ血…誰のかわかる?」
「それはっ!?」
「そう、お察しのとうりよ…」
綾香は血の染み込んだ一本鞭を振り上げ、年老いて緩んだ不動明王の入れ墨が施してある真藤の背中に物凄い形相で打ちつけた。
ビシーンッ!!
「うぎぃやあぁぁ!!」真藤はけたたましい苦痛を叫ぶ
70歳を超えた老体には凄まじい痛みだ。
まさに老体に鞭である。
「お母さんが味わった痛みはこんなもんじゃないわ!!」
ビシーンッ!!
下唇を噛みしめ般若のような目つきで真藤の背中に一本鞭を乱打する。
「ぎぃゃあああ!!」
2月の極寒の中、年老いた真藤の悲鳴が地下の処刑場にこだまする。
「組長、今からステキなゲストが来るわ楽しみにして下さいな」
不敵な笑みを浮かべた綾香の目つきはただ冷たい。

続く。
705飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 05:09:39 ID:qzDQrF37
続き

「綾香様、連れて来ました」

地下室に連れてこられたのは真藤の妻の紀和子と孫娘の夏美だった。
二人はスミスによってクロロホルムを嗅がされた上、裸に剥かれて寝ている。
「紀和子!!夏美!!」
「組長、スペシャルゲストをお連れしたわ」
「スミス…」
「はい」
綾香の一声でスミスは紀和子と夏美の手足を拘束し真藤と同じように吊し上げた。
「紀和子!!夏美!!頼む!紀和子と夏美には手を出さないでくれ!この通りだ…頼む、苦しめるならワシだけにしてくれ…」
真藤はただ綾香に許しを乞うだけ…
「綾香様、ご覧ください。お孫さんはこんなものまで持ってきたみたいですよ」
スミスは綾香に『夏美お誕生日おめでとう』と書かれてるケーキを見せた。
「あら、組長、今日はお孫さんのお誕生日?おめでとう。私たちもお孫さんのお誕生日をお祝いしてさしあげますわ」
「今日は夏美の誕生日…」
真藤の目にはうっすらと涙が滲んでいた。
「組長、盛大にパーティーいたしましょ」
綾香は真藤の耳元で悪戯に囁いた。
706飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 05:34:49 ID:qzDQrF37
続き

「そろそろ、奥様とお孫さんが目を覚ますころね」
綾香は紅い蝋燭をおもむろに持ち火を灯した。
「組長、奥様も毎日の家事でお疲れでしょ?良く効くお灸を奥様にして差し上げるわ」
綾香は妻の紀和子の背中に蝋を垂らした。
「やめろー!!止めてくれ…紀和子と夏美だけは止めてくれ…」
悲願する真藤はかつての暴力団の組長ではなくただの情けない老人であった。
「はっ…熱い!!、あっ、あなたっ!!、何故ここに!?いやっ!貴女は誰なの!?熱い!!なんでこんなことするの!?」
紀和子が綾香に問う。
「私が誰かはご主人が良くご存知よ奥様…そしてなぜ、こうされるのかも」
「綾香さん!!ワシを恨んでるのはわかる!!貴女のお母さんにした仕打ちも認める!!しかし紀和子はもう66歳だ、だから止めてくれ!!」
「スミス、何か聞こえた?」
「いいえ、綾香様、悪党の言うことなど聞こえませがね」
スミスと綾香は談笑しなから紀和子の背中に蝋を垂らし続ける。
「綾香さん…貴女のお母様はうちの主人が数十年前に起こした事件の被害者だったのね、いいわ…気の済むまで…覚悟は出来てます。」
紀和子はさめざめと泣きだした。
「紀和子…」
か細い声で真藤が呟く

続く。
707飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 05:57:35 ID:qzDQrF37
続き

「覚悟が出来てるですって?流石極道の妻ね」
冷やかすように綾香が笑う。
「もう紀和子はそのへんにしてやって下さい…」真藤はポツリと言い放つ。
「あら?夫婦愛なんてあなた達にもあるの?」
綾香は嘲笑する。
「ワシ達は組が潰れた後、紀和子と孫娘の夏美で真っ当に生活しようと決めた。
夏美の両親は5年前事故でなくなりワシと紀和子で大事に育ててきたんや…」
「それがどうしたって言うの?」
ドスっ!!
綾香は真藤の股関に膝蹴りを見舞った。
「ぐふっ…」
「笑わせないでちょうだい、貴方がしてきた行いは地獄に行っても帳消しにならないわよ」
「綾香さん、わかってます…
ワシと紀和子で罪を償います…ワシと紀和子なら何してもかまいまへん…
せやから、夏美だけは助けて下さい。」
「お爺ちゃん!!お婆ちゃん!!」
夏美が眠りから覚める

続く。
708飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 06:37:00 ID:qzDQrF37
続き

「夏美!!」
真藤と紀和子が声を揃えて叫ぶ。
「あら、お誕生パーティーの主役がお目覚めしたわ、スミス、お爺ちゃんを下ろしてあげて」
「はい、綾香様」
スミスは真藤を下ろして、四つん這いの格好し、人一人載るくらいの台に手足をくくりつけた。
綾香はケーキからおよそ5pくらいの蝋燭13本抜き一本一本に火を灯した。
火を灯した蝋燭の蝋を真藤の不動明王が描かれた血だらけの背中に垂らし、蝋燭を立てた。
「はぐっ!」
蝋を垂らされ真藤の顔は苦痛に歪む。

「お爺ちゃーん!!止めて!!お爺ちゃんはもう70歳なんです!!酷い…あんな年寄りに…」
泣き叫ぶ夏美を無視して真藤の背中に綾香は蝋燭を立て続ける。
「1本…2本……13本
お孫さん今日で13歳になったのね、それにお爺ちゃん思いのお孫さんだこと」
「いいんだ…夏美…夏美さえ助かればお爺ちゃんは…うぐっ!!」
蝋燭は5pくらいしかないため溶けるのも速い。13本の短い蝋燭の炎は真藤の自慢だった不動明王を焼こうとしている。
「ほーらお爺ちゃん、頑張ってね。夏美ちゃんほらお爺ちゃんがバースデイケーキよ」
綾香は面白がってはやし立てる。
「あなた…」
紀和子はすすり泣く。
「酷い!!お爺ちゃんとお婆ちゃんが何をしたって言うの!?」
「あのね夏美ちゃん、貴女のお爺ちゃんはね…」
「綾香さん!夏美にはそれだけは言わないでください!!夏美は何も知らないんです。夏美…いいんだ…ごめんよ…こんなお爺ちゃんで…」

「うっ‥うっ‥お爺ちゃん…」
すすり泣く夏美をよそに…蝋燭の炎はついに真藤の不動明王を焼いた。
「はぐぐっっ!!」

続く。
709飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 07:41:28 ID:qzDQrF37
続き

「なにしんみりしてるの?せっかくの楽しいパーティーなのに、夏美ちゃん、お姉さん夏美ちゃんにプレゼントがあるの、スミス」
「はい、おい!!さっさと来い!!」
スミスは手に鎖を握っていた。
「へっ、へい…」
首輪をされ鎖に繋がれていたのは、なんと真藤組の専属彫り師の鬼頭だった。
しかも、鬼頭は膝から下を切断されていた。
「鬼頭!!」
真藤が叫ぶ。
「組長…お久しぶりでやす…」
「おい!!芋虫!てめえが彫った画覚えるよな?!」
普段温厚なスミスがもの凄い形相て鬼頭の鎖をズルズルて引っ張る。
「へい…あの画でやすね?」
「そうだ!!さっさと仕事にかかれ!!手を休めんなよ?途中て休んだりしたら…」
じゅうぅ!!
「こうだ…」
スミスは芋虫と刻印された焼きゴテを鬼頭の背中に押し付けた。
「ぐぁぁおぉ!!はい!!わかりましたっ!!早急に」
「綾香さん!夏美にプレゼントとはまさか!?」
「そうよ、この芋虫さんが夏美ちゃんにプレゼントするわ、お母さんに描いてあった同じ画をね」「綾香さん!!夏美はまた13歳です!!それをやるなら紀和子にして下さい!!お願いです。」
「綾香さん!!主人の言うとおり私が背負います!!だから夏美には…」
「こんなヨボヨボお婆ちゃんにしたってつまらないわ」
バシッ!!
綾香は紀和子のしわだらけの顔の鼻っ柱に蹴りを入れる。
「あぁうっ!!」
紀和子は鼻の骨が折れ鼻血が垂れた。
「お婆ちゃん!!酷い!!お婆ちゃんなのに…」「夏美!!いいんだ!!紀和子お婆ちゃんもこれでいいはずだ…」
「はい、あなた…」
紀和子はコクリと頷いた。

続く。
710飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 07:49:46 ID:qzDQrF37
蛇足してすいませんでした。
真藤が許せなかったからね。
仕事に向かうので、よかったら後で続きを書かせて下さい。
711名無し調教中。:2006/10/26(木) 11:57:05 ID:wv7Pg1q6
>>698
ここは、ネット小説だから文章は簡潔にしないと長くなるんだよ。そこまで言うなら、
そのレベルの高い読み物とやらがどんなものか教えてほしいもんだな。伊藤さんよ。
712飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 13:48:53 ID:qzDQrF37
続き

「なんでこんなに可愛いのかよ…」
スミスはかつて演歌を歌い始めた。
「あら、スミス、よくそんな歌知ってるわね」
綾香がケラケラと笑う。
「芋虫!やれ」
「へい…スミスの旦那」鬼頭は夏美の白い背中に入れ墨の作業を始めた。
「鬼頭!!やめろ!紀和子にやれ!!」
真藤が叫ぶ。
「へへ…組長…悪く思わんでくださいよ。
この仕事が終わりゃスミスの旦那はあっしを生きて返してくれんだ…あっしだって命は惜しいですからね、スミスの旦那は優しいお方だ…」
「芋虫!無駄な喋りは止めろ」
じゅうぅ!!
「ぐぁぁおぁ!!すいやせん、スミスの旦那!!」
スミスは再び鬼頭の背中に二つ目の芋虫の焼きゴテを押し付けた。

続く。
713飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 15:40:06 ID:qzDQrF37
続き

「んっあぁぁ!!痛い痛いよ、お爺ちゃん!お婆ちゃん!」
夏美の叫ぶ声を耳を傾けることなく、鬼頭は黙々と作業を続ける。
「夏美…」
真藤は鬼頭によって無惨に彫られてく夏美をただ見てるしかなかった。
「夏美ちゃん、痛い?でも、我慢してね、夏美ちゃんすごく素敵なレディになれるから…」
苦しむ夏美の傍らで綾香は冷たく微笑する。
「これが報いなんだな…紀和子…」
「あなた…はい…」
「すまんな、紀和子…」「仕方ありません…可愛い夏美のためなら…」
「うぁうぅ!!痛いよ!いやあ!!
そっ、それにお爺ちゃんとお婆ちゃん、あんな酷いことされてるのになんで黙ってるの!?」
「夏美、お爺ちゃんたちは、これでいいんだ…」「そうよ夏美、夏美だけは無事でいて…」
「スミスの旦那、もうすぐ完成しやすぜ」
鬼頭は釈放されたい一心て夏美の背中に入れ墨を施していった。
数時間後、綾香の母、久美子が施されたのと同じ豚の入れ墨が夏美の背中に描かれた。
「スミスの旦那終わりやしたぜ!」
「ご苦労だったな芋虫」
「ぷっ…ふはっ…あはははは!!スミス見てごらんお嬢ちゃんの背中」
「あは…あはははは、傑作ですね綾香様」
綾香とスミスは笑い転げ、真藤と紀和子はただ、うつむき涙をながすだけだった。
「綾香さん、貴女のお母さんと同じものを夏美は背負ったんです!!だから夏美を、夏美を!!もう…」
「そうです!綾香さん、これで気は済んだはずです!!主人と私はどうしようと構いませんが夏美だけは…」
真藤と紀和子は夏美を解放するよう悲願する。
「お爺ちゃん…お婆ちゃん…夏美はなにされたの?報いってなに?夏美よくわかんないよ!!」
「夏美はわからなくていいんだ…」

続く。
714飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/26(木) 18:01:55 ID:qzDQrF37
続き

「お爺ちゃんなんで?お爺ちゃんと綾香さんのお母さんなにがあったの!?」「汚い血が入った小娘が知ることないんだよ!!」バシッ!!
綾香は竹刀で夏美の小ぶりな尻を打った。「うぁぁっ!!」
「夏美!!止めてください!!夏美には関係ないんなら止めてください!!」
真藤は綾香に訴える。
一方、仕事を終えてクタクタになった鬼頭はスミスに言った。
「スミスの旦那、これであっしを解放してくれるんですね?」
「ああ、てめえみてえな煮ても焼いても喰えない野郎はどうにでもなれ」
そう言うとスミスは鬼頭の手を後ろに縛った。
「ちょ‥旦那、解放してくれるんじゃ?」
「この中から脱出できたら解放してやる」
スミスは薄ら笑いしながら大きな麻袋を用意し、その中に鬼頭を詰め込んで口を堅く縛った。
「ほら、芋虫!脱出してみろ、脱出できたら解放してやるぞ」
そう言うとスミスは鉛のパイプ振り上げ、鬼頭が詰め込まれた麻袋に思い切り打ちつけた。
ドカッ!!「ぐあっ!!」
「どうした?芋虫、帰りたくないか?」ドカッ!!ドカッ!!
スミスは何遍も鉛のパイプで袋詰めにされた鬼頭を叩き続けた。
まさに袋叩きである。
「ぐぶぁ!!ぶはっ!」 麻袋はだんだんと深紅に染まり始めた。
数分後麻袋の中からは声がしなくなった。
「静かになったな」
そう言うとスミスは、麻袋を引きずって轟々と燃え盛る暖炉に放り込んだ。
この日初めて地下の処刑場で始末された虫螻が鬼頭だった。

続く。
715作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 00:06:19 ID:F21L/uei
西暦1999年6月、ボリビアの首都ラパスの郊外にあるネオナチスの
本部を見下ろす丘に城山朋子(24歳)とヘレン・マンスフィールド(25歳)
はいた。二人とも黒の皮のツナギを着ており、しなやかな身のこなしは
黒豹のような印象をあたえる。二人は雑木林の影から、数百メートル
離れた場所にある要塞のようなコンクリートの建物を双眼鏡で観察し
ていた。
「恐ろしく、警戒が厳重ね。忍び込むのは自殺行為だわ」
ヘレンが言った。広大な敷地はコンクリートの塀と鉄条網で隙間なく囲
まれており、黒服の男達が歩哨に立って巡回している。間違いなく彼ら
は、懐には銃を持っているのだろう。朋子も顔をこわばらせた。しかし、
なんとしてでも、後輩の白木雪絵や拉致された他の日本人女性達を助
け出したい。
「何か方法はないのかしら」
「ボリビアの警察はあてにならないわ。政府自体がネオナチスに買収さ
れているようなものだから。ヘタをしたら捕まるのは、他国でスパイ行為
をしているあたし達の方よ」
「どうすればいいの?このまま手も足も出せないの?」
「そうね。敵の本部に入り込めないのなら、逆に相手の組織の誰かを引
っ張り出して、内部の情報を聞き出すしかないわね」
「ネオナチスのメンバーを、あたし達が誘拐するってこと?」
「ザッツ、ライト!。でも、二人だけでは心元ないわ。この国には、ネオナ
チスの動向を監視するために、かなりの人数のモサドの情報部員が入
り込んでいるから、彼らにも協力を頼みましょう」
灰色の瞳が冷静に、しかも鋭く輝いていた。ブラウンのロングヘアー、ノ
ーブルな高い鼻と相まって女豹のような印象を受けるヘレンの美しさに、
思わず朋子は見とれてしまった。
716作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 00:07:28 ID:F21L/uei
 ネオナチス幹部、オットー・ドレスデン(48歳)はラパス繁華街のクラ
ブで飲み明かし、店を出ようとした所を、モサドの工作員によって拉致
された。泥酔していたオットーが目を覚ました所は、モサドのダミー会
社の地下に設けられた尋問室だった。
「お目覚めかね、ナチスの殺人鬼君」
モサド工作員のベンジャミン・ゲラーが皮肉っぽく笑った。ベンジャミン
の父親は子供の頃、両親とともにアウシュビッツに収容され迫害を受け
た経験を持つ。その時、相当な資産家だったゲラーの一族のほとんど
が、ガス室送りにされたのだった。
「うっ、ここはどこだ・・・」
オットーは、飲みすぎたためか、頭の回転が鈍かったが、モサドに拉致
された事を悟ると顔面蒼白になった。ベンジャミンの後ろには、黒のツナ
ギを着た若い白人女性と東洋人女性が立っている。ヘレンと朋子だった。
ベンジャミンは、注射器の針をネオナチス幹部の腕に注射した。
「我々は、お前達と違って拷問などという非人道的なことはしない。自白
剤を打てば済む事だからね」
「う・・・薄汚いユダヤ人どもめ」
自白剤を注射されたオットーは悪態をついたが、数分すると顔の筋肉が
弛緩し、洸萌とした表情になってきた。彼は天国のお花畑にいるような気
分を味わっているようだった。
「ネオナチスの本部に、日本から輸出されてきた日本人女性がいるはず
よ。知ってる?」
朋子がまず尋ねた。普段は愛くるしい瞳が怒りに燃え盛っていた。
717作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 00:08:47 ID:F21L/uei
「ああ、知ってる。大勢いるよ・・・」
質問された事を、抵抗する事もなくスラスラとオットーは答えた。
「彼女たちは、今何をしているの?」
「我々の慰みものにされているよ・・・彼女達のうち、ある者達は南米の奴
隷市場で売られ、またある者達は、ジャングルにあるネオナチスの麻薬
農場へ労働者の性欲処理のために送られる事になっている。そして、ご
く一部の選りすぐりの女は、総統ヒトラー3世への贈り物として我々の本
当の本部へと送られる・・・」
「何!どう言う事だ?ラパスが、ネオナチスの本部じゃないのか?」
ベンジャミンが目くじらを立てた。総統ヒトラー3世の居場所については、
これまで様々な憶測がなされ、モサドでは、ラパス本部の奥深くに潜ん
でいる、という意見が有力だった。そのため、何人もの腕利きの暗殺者が
ラパス本部に送り込まれたのだが、今まで帰って来た者は誰もいなかった。
「その本当の本部とやらは、どこにある!」
ベンジャミンが、オットーの胸倉を掴んだ。さすがに、この情報だけは、喋
ってはいけないと無意識が反発したのか、オットーの顔が、すさまじい苦悶
に歪んだが、結局、自白剤の効果には勝てなかった。
「南極だ・・・」
「・・・なんだと・・・」
ベンジャミン、ヘレン、朋子を始めとして尋問に立ち会っていた者達は絶句
した。自白剤を注射されている以上、オットーは嘘はつけないはずだった。
718作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 00:09:52 ID:F21L/uei
片桐久美子(27歳)は、硬いコンクリートの上で目を覚ました。そこは、
久美子の住居として与えられた狭い独房の中だった。全裸のままで布
団もなかったため、体中の筋肉が硬直して節々が痛む。
(あ・・・夢を見ていた・・・マイホームのキッチンであたしが、夫の秀雄と
娘の綾香のために朝食を作り、会社へ出勤する前の秀雄がリビングで
くつろいで朝刊を読んでいる夢だったわ・・・)
久美子は、硬直した体をほぐしながら立ち上がった。子宮の奥にヒンヤリ
とした外気を感じる。久美子のオマンコは全開に広げられて陰唇が内腿
の皮膚に縫い付けられているのだ。久美子は寝ている間は外していた総
入れ歯を独房の隅に置いてあるバケツの水で濯ぐと口にはめ込んだ。
もうすぐネオナチスの当番兵が朝食を持ってくる頃合だった。
「朝食だ、メス豚」
鉄扉の小窓から差し入れられた朝食は、チーズに牛乳、ウインナーと栄
養満点のものだった。デザートには栄養ドリンクもついている。毎日過酷
な調教を受けなくてはならないメス奴隷には、充分な栄養を採らせなくて
はならないと、ネオナチスの連中は考えているようだった。久美子はまだ、
違和感のある入れ歯でそれらの食物を咀嚼し、全て咽喉に流し込んだ。
どんなに体調が悪くても食事を一カケラも残す事は許されない。奴隷の
体力が衰える事を最も嫌っているらしい。その日の久美子の午前中は、
ネオナチスの一般兵士達を歯茎フェラする事で費やされた。絶世の美女
である久美子の歯茎フェラは兵士達の間で大人気なのだった。そして、
再び栄養たっぷりの昼食を採った久美子は午後一番に幹部であるハイ
ンリッヒ・リヒターに呼び出された。
719作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 07:22:39 ID:F21L/uei
「グーテンターク、クミコ」
リヒターは、名残惜しそうに久美子のプロポーション抜群の肢体を眺めた。
「お前を含め、何人かの日本人女を総統閣下に献上する事になった」
「・・・」
久美子には、最初、それがどういう意味かは、判らなかった。
「今晩、総統のおられる秘密基地ヴァルハラへと移送される」
「綾香は?綾香も一緒なのですか」
「ヴァルハラへ行くのはお前だけだ。お前の娘は、わしがこのラパスの
本部で育ててやる」
その言葉を聞いて久美子は、半狂乱になった。
「そんな・・・綾香を・・・綾香も一緒に連れて行かせて下さいっ!お願い
します!なんでもしますから・・・お願い・・・」
「駄目だ。ヴァルハラへは余計な荷物は運べない。それに総統閣下は
幼い子供には興味はないのだ」
「お願いします!お願いします!」
泣きじゃくりながら、懇願を続ける久美子を、リヒターは殴り倒した。
「うるさいぞ!奴隷の癖に付け上がりおって!下等人種に親子の絆など
必要ない!お前ら有色人種は、ゲルマン民族の足元にひれ伏す、タダ
の豚に過ぎんのだ!」
「ひいいっ!綾香!綾香に合わせてっ!」
「連れていけ!出発まで独房に閉じ込めておくんだ。舌を噛むかもしれ
んから、入れ歯は取り上げておけ!」
ネオナチスの兵士が久美子を羽交い絞めにし、リヒターの前から連れて
出した。入れ歯を外された久美子は、錯乱し、自殺をしようとしたが、柔
らかい歯茎でいくら舌を挟んでも噛み切る事は出来なかった。
720作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 07:23:51 ID:F21L/uei
その日の夜、久美子は、他の4人の日本人女と共に、トレーラーの荷台
に乗せられた。荷台には大型犬用の鉄製の檻が積み込まれており、久
美子はその中の一つへ押し込まれた。かなり窮屈に体を折り曲げなくて
はならなかったが、奴隷に文句を言う権利はない。他の4人の女達も、
日本から輸出されてきた数十人の美女達の中でも、さらに選りすぐられ
たハイレベルの美女ばかりであったが、そのうちの一人は全身にハーケ
ンクロイツのマークを刺青され、もう一人は、両腕を肩から切断された上に、
顔面には、純金の太い鼻輪と耳輪を付けられ、胸の乳首は切除されて、
代わりにダイヤモンドの大きな粒を埋め込まれていた。後の二人には身
体改造は施されていないようだった。最後に見たとき麻薬中毒に苦しんで
いた白木雪絵の姿はなかった。トレーラーの荷台は、5人の美女の他に
も秘密基地ヴァルハラへと運ぶ様々な物資がコンテナに入れて詰め込
まれ、圧迫されて息苦しかった。
(綾香ちゃん、必ず生き延びるのよ)
久美子は押し黙ったまま、ただそれだけを心に念じた。わずか3歳の我が
子が、例え生き延びたとしても、今後ネオナチスに育てられ、どういう人生
を送る事になるのかは、想像もつかなかったが・・・
トレーラーは、約1時間ほど走行し、停車した。檻に入ったまま荷台から
下ろされた久美子は、そこが船着場である事に気付いた。
(海?・・・違うわ、潮の匂いがしないもの。それにボリビアは内陸の国よ。
こんな短時間に海岸に出れるわけがない。)
眼前に広がっているのは、世界でもっとも高い場所にある湖、と言われて
いるチチカカ湖だった。
721作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 07:26:36 ID:F21L/uei
(チチカカ湖だわ・・・チチ、カカ、コ、変な名前・・・)
その名前から、秀雄と自分、そして綾香を連想し、久美子は、不思議な
気持ちになった。しばらくすると、水面が激しく波立ち、黒い巨大な金属
の塊が、ゆっくりと姿を現した。それは、全長150メートルはあるかと思
われる大型の潜水艦だった。船体にはハーケンクロイツのマークがペイ
ントされている。潜水艦のハッチが開き、ネオナチスの軍服を着た水兵
数人と、士官らしい男が姿を現した。タラップを降りてくる潜水艦の乗員
達を、ラパス本部のメンバー達が敬礼をして出迎えた。
「御苦労。私が、ネオUボート、『U−2009』の艦長、アール・デーニッツ
だ。デーニッツ3世と呼んで頂いても構わんよ」
「デーニッツ3世閣下に敬礼!」
ネオナチスの兵士達は、いたって規律正しいようだった。
「時間が無い、なるべく早く出港したい。早速、積み込み作業にかかって
くれ」
「ハッ!」
ネオナチスのメンバー達は、テキパキとトラックで運んできた物資を、
潜水艦U−2009の貨物用ハッチから運び込み始めた。久美子達5人
の日本人女性も、檻に入ったまま艦内に運び込まれる。潜水艦の艦内は、
案外明るく照明されており、暗闇に慣れた久美子は、眩しさに目がくらむ。
物資の積み込みにかかった時間は僅かに1時間ほどだった。ハッチを閉
じた潜水艦は、夜闇に紛れて再び、暗い湖の底に潜行していく。秘密基
地ヴァルハラを目指す、長い航海の始まりだった。
(どこへ行くのかしら)
久美子は不思議に思った。潜水艦は、チチカカ湖の湖底のトンネルを通
って太平洋へ出た。そして一路、南を目指す。航海の間、女達は潜水艦
乗員の性欲処理も行い、その時、久美子は、ある水夫から情報を聞き出
した。
「チチカカ湖の湖底トンネルは、いつ誰が作ったかは判らないんだ。でも、
第二次世界大戦の前からナチスの上層部はトンネルの存在を知ってい
たらしいよ。だからラパスにネオナチスのダミーの本部を置いたんだね。」
722作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/27(金) 07:28:26 ID:F21L/uei
「トンネルは、誰かが作ったの?自然に出来たものじゃなくて?」
「そうさ。だって自然に出来たトンネルだとしたら、おかしいだろう。チチカ
カ湖の海抜は、標高3800メートルなんだ。普通なら湖水が全部、海に
抜けちまうさ。人工的に何か、手が加えられているのさ」
「ヴァルハラってどこにあるの?」
「南極の氷の下だよ。潜水艦でしか行けない場所にある。この潜水艦は
原子力だから問題なく行けるけど、昔、第二次世界大戦中に、ディーゼ
ルエンジンの潜水艦で、ヴァルハラと行き来するのは命懸けだったらしい」
久美子は、信じられない気持ちだった。その水夫は、軽い性格らしく、ペラ
ペラとよく喋った。
「ナチスの探検隊が1930年代に、南極の氷の下に、巨大な空洞がある
事を発見したんだ。その空洞の内部は、地熱の作用で春のように暖かく、
当時のナチスは、どう考えても、それも、人工的に造られた空洞だという
結論に至った。チチカカ湖のトンネルと同じようにね。そして、この事は最
高の機密情報とされ、密かに秘密基地の建設が始められた。そこでは、
地熱を利用した自給自足の農業プラントも設けられ、軍部が、いざという
時の避難場所として使う計画だったんだ。そして、実際に1945年に敗戦
が目前に迫ると、多くの軍人や、選び抜かれた生粋のアーリア人種であ
る若いドイツ人男女が、Uボートで移住したんだよ」
「まさか、そんな事が、本当に・・・」
この数ヶ月、ヤクザによる誘拐、調教、人身売買、奴隷市場、身体改造と、
ありえないような事件ばかりに遭遇していた久美子だったが、今度聞いた
話は、さらに非現実的な事柄だった。
(ありえないわ。これは夢・・・そう、夢よ・・・目を覚ませば、買ったばかりの
マイホームの寝室に、いつものように夫と綾香が寝ているはず・・・)
しかし、夢ではなく、目の前のドイツ人水兵はさらに話を続けた。
「ヒトラー総統とエヴァ夫人も、陥落寸前のベルリンから脱出し、南極の秘
密基地へと移住された。現在の総統ルドルフ・ヒトラー閣下は、お二人の
直系のお孫さんに当たるんだよ」
久美子が信じていた現実の世界が、音を立てて崩れ落ちていくような錯覚
に襲われ、目の前の光景がボーッと霞み、目眩がして頭がクラクラとした。
723名無し調教中。:2006/10/27(金) 10:39:33 ID:0+wmIhL4
作者タンもつかれー♪
724糞豚:2006/10/27(金) 23:30:33 ID:gtODjWyL
>>722
つまらん。駄文勘弁候。
725名無し調教中。:2006/10/28(土) 04:53:09 ID:IHpIb9Nl
何か最近随分荒れてるな。
さておき、娘の今後が気になるところですね。
726名無し調教中。:2006/10/28(土) 06:54:40 ID:mAuC/pFI
>724
駄目な奴だなお前は!こんなところに書き込んでないで早く就職しなさい!
727名無し調教中。:2006/10/28(土) 07:07:46 ID:kVoK2vBQ
728名無し調教中。:2006/10/29(日) 04:58:01 ID:pf8XDJW+
もう麻衣タンが主役の話はないのかな……(´・ω・`)
729名無し調教中。:2006/10/29(日) 13:30:40 ID:iQUMhuRl
>>727
ここまで来ると
俺はもう興奮できないなー。
730飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/29(日) 20:50:00 ID:5kKfWMNi
>>714の続き

「ははは!真藤お前もこうなるんだ!!」
スミスは高笑いした。
「ううう・・・」
真籐と紀和子と夏美はガタガタ震えてた。
「スミス用意はいいわね?」
「はい、綾香様」
「じゃ、始めましょう」
真籐は綾香によって首に縄を付けられた。
「うっ・・・これは・・・紀和子、夏美お別れだ・・・」
「お爺ちゃん!!いやよ!!」
夏美はスミスによって夏美を足にくくりつけられた。
そう、父秀雄を同じことを真籐はされるのだ。
「紀和子、夏美・・・サヨナラ・・・お爺ちゃんは二度とこの世に生まれ変わって来てはならない・・・いいか、夏美、ぜったいお爺ちゃんを助けようとしてはダメだ・・・」
「いやよ!!お爺ちゃんをぜったい死なせない!!」
731飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/29(日) 21:28:08 ID:5kKfWMNi
>>730の続き

縄は容赦なく真籐の首をギリギリと絞める。
必死に耐える夏美。

綾香は、かつて自分の母を打ちつけた一本鞭で夏美の背中に容赦なく乱打した。
「夏美・・・死なせてくれ・・・」
「お爺ちゃんをぜったい死なせない・・・」
綾香はなかなか夏美が耐えるからしびれ切らして、
夏美の腹に焼き印を押し付けた。さすがに夏美は耐えられなくなり、
縄は真籐の首を締めた。
真籐・・・絶命・・・
紀和子は舌をかんで自殺
夏美は達磨女にされてどっかに売られた。
夏美の祖父が暴力団だったため、巻き添えくらった・・・
嫁入り前の少女が入れ墨されて・・・焼き印されて・・・
恨むなら馬鹿なお爺ちゃんを恨むしかないね。

おしまい。
732名無し調教中。:2006/10/29(日) 22:13:31 ID:UfW6v+TH
だからぁ、舌噛んだくらいじゃ人は死なないっつーのW
733名無し調教中。:2006/10/29(日) 22:32:22 ID:dzANxWJO
>732
じゃかっしぃわ!
黙っとれぃ、ボケ!
734名無し調教中。:2006/10/30(月) 00:10:57 ID:PWPm4/jF
飛び入りさんごくろうさま。
またお待ちしてます。
735名無し調教中。:2006/10/30(月) 00:19:01 ID:oHfRzkRh
>>730
「紀和子、夏美・・・サヨナラ・・・お爺ちゃんは二度とこの世に生まれ変わって来てはならない・・・
いいか、夏美、ぜったいお爺ちゃんを助けようとしてはダメだ・・・」

 この表現がわからなかった・・・

お爺ちゃんは二度とこの世に生まれ変わって来てはならない

 これは自分の罪を悔いている表現なのかな?
736名無し調教中。:2006/10/30(月) 00:54:30 ID:ZsIU1O/d
何かすごい自演臭い
737名無し調教中。:2006/10/30(月) 03:10:07 ID:r+kXAywf
飛び入りさん乙。
しかし、全く別の話(この場合生体実験というスレタイトルにあったSS)を
書くならわかるが、リレー小説スレでもないのに作者さんに一言、先に断わりも
入れずに枝話を書いてしまうのはマナーとしてどうだろう?
しかも、>>50に作者さんが書いてあるが、本編の伏線になっているストーリーなんだそうだよ。
飛び入りさんがそれを読んでも、気にしないのであれば、別に、ハッキリとした
ルールがある訳でも法に抵触するわけでもないから御自由にどうぞですが。
738飛び入り ◆Zk9xOlocOQ :2006/10/30(月) 05:00:21 ID:1UAs0RSN
読んでくれてた方がいらっしゃったんですね!!
てっきりスルーされてるかと思ってましたw。
はい、>>737さんがおっしゃるとおり、作者殿の登場人物を勝手にいじってしまいました…
作者殿、深くお詫び申し上げます。
ただ、私の自己満で、適当に書き連ねていった駄作中の駄作なので、
馬鹿なヤツがなんかのたまっていたぐらいに思って頂ければと…
テーマとしては、
報復・老夫婦の幸せを突き崩す・そして中途半端なロリコンw
そんな感じでまとめてみました。
ただ、私は報復に燃えた綾香が、真藤を精神的に追い詰め、最後は秀雄と同じように…したかっただけですから…
こんな駄作にもコメントを頂けて幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。

最後に…

ここに書き込まれてる小説はすべてフィクションです。
実在する人物・企業・団体・事件等とは一切関係ありません。
また、これらと同じようなことは絶対にしないで下さい。
法律により重く罰せられます 。
739737:2006/10/30(月) 05:34:22 ID:r+kXAywf
>飛び入りさん
こんな話思い付いちゃった、書いてみたい!っていう気持ちは、私も経験が
有るし分ります。きつい言い方をしてすみませんでした。あらしのヒトが最近多かったもので。
普通に生体実験の読者として楽しんだ上での2次創作なら、事前に断れば、
良く有るイラストの寄稿みたいに、別に問題なかったのでは無いでしょうか。
(私がきめる事ではないし、作者さんが何と言うかは分りませんが)
例えばこのスレに上げなくても、txtをどこかのアプローダーに上げて、
読みたい人だけ読んでもらうとか出来たと思うのです。

仕切り厨うるせーとか、文章が下手wwwとか煽られるかも知れませんが
一応、意見として書かせていただきました。
740作者 ◆zCS1o.kilU :2006/10/30(月) 08:57:48 ID:WzBlaah+
2次創作の枝話につきましては、どんどん、このスレにアップして頂いて構いません。
事前の断りも無くていいです。設定やストーリーが矛盾してもOKです。
ただ、ハンドルネームか、トリップで本編と区別がつくようにお願いします。

自分が想像しているイメージを、他人と共有しているというのは、なんだか楽しいです。




741伊藤:2006/10/31(火) 08:49:21 ID:oZHGKZ5+
>>740
もう駄文乙としか言いようが無い。駄文改善希望。
742名無し調教中。:2006/10/31(火) 08:54:22 ID:WFvSSuCY
>>741
  死  ん  で  い  い  よ  ^^
743名無し調教中。:2006/10/31(火) 10:49:20 ID:S099V0Wi
だから構うなって…
744名無し調教中。:2006/10/31(火) 23:38:57 ID:miJrKJ3d
伊藤さんには、もう構わないであげてください。かわいそうで見ていられません。
745糞豚:2006/10/31(火) 23:48:19 ID:AhO/+evE
たしかに駄文かもしれないが駄文には駄文の味わいってものが
ある。伊藤氏はそれが分からないノータリンということなりけり。
746名無し調教中。:2006/11/01(水) 03:38:52 ID:g1a0HxNb
タチの悪い粘着がいるなぁ
747伊藤:2006/11/01(水) 22:17:56 ID:FrS08swp
>>745
駄文は駄文。鶴にはなれないんだよ、坊や。
748作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 10:03:44 ID:WcC+8ZDO
原子力潜水艦での航海は、日本からボリビアに密輸された時よりも比較
的に短かった。ネオナチスの潜水艦は、各国の偵察衛星からの発見を恐
れているのか、ほとんど海面に浮上する事なく南下を続け、10日後には
南極圏に到達した。久美子の閉じ込められている檻が置かれている貨物
室は、空調が効いていて寒くは無かったが、乗組員の性欲処理の際に聞
いた話では、艦外は氷点下の温度であるらしかった。潜水艦は、南極大
陸の沿岸にそって西へと回り込み、ロス海からロス棚氷の下へと潜り込
んだ。永久に溶けることの無い分厚い氷河の下を潜行し、その湾岸地形
の一番奥にある、巨大な海底トンネルの入り口に到着した。これも、ナチ
スの発見以前に、何者かが、人工的に造ったトンネルであるらしい。数キ
ロに渡る海底トンネルを抜けると、そこに広大な地底の港があった。
「目的地へ到着だ。積荷の荷下ろし作業を始めろ」
デーニッツ艦長の命令が、艦内のスピーカーから響き渡った。兵士達は、
規律正しくテキパキと作業を始める。檻に入った久美子は、そのままクレ
ーンで吊り上げられて港に陸揚げされた。
(ここが、南極なの・・・全然寒くないわ)
港のある空洞の内部は春のような暖かさだった。そこが、地底である事は
間違いないようで、天上の岩盤が照明によってボーッと青白く照らし出され
ている。港には他にも数隻のUボートが停泊していた。港のある洞窟は、
少なくとも数キロの幅はあるようで、かなりの広さのようだった。
749作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 10:04:40 ID:WcC+8ZDO
「あの奥にスクラップの山が見えるだろう。あれが、第二次世界大戦後に
ドイツ人達をここに運んできた、昔のUボートの残骸さ」
あの、おしゃべりな水兵が、荷降ろし作業をしながら、わざわざ久美子に
説明してくれた。5人の日本人美女が入れられた鉄檻は、フォークリフト
で港の奥へと運ばれる。そして、地下通路を通って、総統ヒトラー3世の
いる大本営へと輸送された。ヒトラー3世への謁見は、檻に入ったままで
行われた。
「ハイル・ヒトラー!」
謁見の間に立ち並んだ親衛隊の将校達が敬礼をした。お馴染のワーグ
ナーの曲が厳かに流れている。玉座に座っている金髪碧眼の若者が、ヒト
ラー3世ことルドルフ・ヒトラー(27歳)だった。
「よく来たな、劣等民族の女ども」
他人を見下した、恐ろしく尊大な態度だった。アイスブルーの瞳が攻撃的
な強い光を放っている。金髪碧眼であるという事以外は、歴史の教科書で
見たヒトラーの写真と瓜二つの容貌だった。久美子を含む5人の日本人
女は、兵士達の手で檻から引き摺り出され、その裸体をヒトラー3世の前
に晒した。
「黄色い肌の女にしては、まだマシな方か」
ヒトラー3世は身体改造を施された久美子ら3人を、しかめっ面で観察した。
「リヒターめ。相変わらず趣味が悪いな。特にその背中に豚の刺青をした
女は最悪だ」
750作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 10:05:38 ID:WcC+8ZDO
久美子の事を言われているようだった。趣味が悪い、と言われても望ん
でこんな体になったわけではない。しかし、久美子は、絶対的な権力を
持つ独裁者を前に、言い返す勇気もなかった。次にヒトラー3世は、身
体改造を施されていない残りの二人の女を眺めた。
「右から2番目の女。確かに美しいが、俺の趣味に合わん。生体解剖の
材料に使え。それともアザラシの餌にでもするか?」
死刑に等しい宣告をされた、その女は、たちまち顔面蒼白になった。日
本では、グラビアアイドルだったその女は、拉致され、長い霹靂の果てに、
独裁者の気まぐれで命を失う事になったのだ。
「いやっ!解剖されるなんて、いやっ!」
日本語で叫び、逃げ出そうとした女は、次の瞬間、ネオナチスの兵士達
に取り押さえられた。
「総統の御前で、見苦しいぞ!この劣等民族の女を解剖室へ、連行しろ」
親衛隊の隊長が指示をし、グラビアアイドルの女は、羽交い絞めにされて、
連れ出されていった。ヒトラー3世は、さらに、渋い顔で話を続けた。
「お前達は、二度と、このヴァルハラを出る事はない。だから教えてやろう。
このヴァルハラでは、誘拐されてきた世界中の様々な人種が、我々ゲル
マン民族の足元にひれ伏して生活している。フランス人、スペイン人、ロシ
ア人、中国人、インド人、日本人など、非アーリア人種全てだ。ユダヤ人は
いない。やつらは絶滅させねばならんから、例え、奴隷としてでも、生かし
ておく事は出来ないのだ。ユダヤ人は、この地球を汚染する害虫だ。だが
残念な事に第二次世界大戦で、我が祖父が敗北して以来、全世界はやつ
らに牛耳られてしまった!」
751作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 10:06:26 ID:WcC+8ZDO
ヒトラー3世は、少し興奮しているようだった。久美子達は、大人しくその話
を聞くしかない。
「共産主義、資本主義、銀行、株式会社、核兵器・・・この世の罪悪は全て
ユダヤ人が考え出したものだ。奴らさえ居なければ、世界中の人間はもっと
平穏に暮らす事が出来るはずなのだ。もちろん、我がゲルマン民族に仕え
る奴隷として、と言う意味だがね。」
そこで、ヒトラー3世は深呼吸をした。
「もうすぐ理想の世界がやってくる。1999年の9月11日、『ラグナロック作戦』
が発動され、我々は、全世界に対して宣戦を布告する。このヴァルハラには、
50万人のドイツ人が暮らし、数々の超兵器が開発をすでに終えている。2ヶ
月後には、この南極大陸に、世界の真の支配者がいる事を全人類が思い知
るだろう!ワハハハハ!」
ヒトラー3世は高らかに笑った。この男は狂人ではないだろうか、と久美子は
思った。
752作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 12:38:50 ID:WcC+8ZDO
 久美子は、ネオナチス幹部の一人であるヨハン・ゲッペルス、通称ゲッ
ペルス4世(23歳)に与えられた。どうやら背中の豚の刺青が、ヒトラー
3世の趣味に合わなかったらしい。もともと、生粋のアーリア民族である
彼は、有色人種の女には、興味が無かったのかもしれない。ゲッペルス
4世は、ナチスの宣伝相であったヨーゼフ・ゲッペルスの曾孫にあたり、
現在、ヒトラー3世の腹心中の腹心と言われている。ラグナロック作戦の
発案者でもある。
「僕は、南極に生まれ南極で育った。外の世界には行った事がない」
ヨハンは、自分の寝室で全裸の久美子を前にして語った。久美子の大き
く広げられたオマンコを無遠慮にジロジロと眺めている。久美子は年下の
ドイツ人青年に対して、なんと答えて良いのか判らなかった。
「でも、外の世界の事は良く知っているよ。世界中に張り巡らせているネオ
ナチスの犯罪シンジケートの統括にも、僕が関わっているからね」
「・・・・」
「現在、アメリカ、イギリスを始め主要国家の上層部は、全てユダヤ人の
息のかかった人間によって掌握されている。政治、経済だけでなく科学、
思想、文学の世界もだ。ノーベル賞は彼らのためにあると言っても過言で
はない。今、ユダヤ人の影響を全く受けていないのは、中国とアラブ世界
の一部ぐらいだ」
753作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 12:39:51 ID:WcC+8ZDO
もともと、一介の専業主婦であった久美子には、ヨセフの言っている事の
半分も理解できなかった。しかし奴隷である久美子は従順に、新しい御主
人様の口上を、口を挟む事なく耳を傾けなくてはならない。
「ユダヤ人は、我々と同じ遺伝子を持つ人間ではないというのが、僕の結
論だ。」
「どう言う事ですか?」
久美子が質問した。
「奴らは、人類から派生した突然変異種だ。そうでなくては奴らのズバ抜け
た業績に説明がつかない。アドルフ・ヒトラー閣下は1920年代にその事に
気付き、闘争を開始した。現生人類の尊厳を守るために・・・そして、その現
生人類の頂点に立つのは、ユダヤ人ではなく、アーリア人の代表である、
我がゲルマン民族でなくてはならない。」
「日本人は、どうなるのですか?」
「残念ながら君の属する黄色人種や黒色人種は、進化レベルが白色人種
よりも、一段階劣る。だがユダヤ人のように有害ではないから、ラグナロッ
ク作戦の成功の暁には、我々の奴隷としての生存は認められるよ」
「そんな・・・全世界を相手に戦うなんて、勝てる筈が・・・・」
久美子が思わず呟いた言葉に、ヨハンの顔が怒りの形相に変わった。
「フンッ、何も知らない劣等人種め!この南極でナチスが発見したのは、た
だの空洞ではない。ここには古代文明の遺産がゴロゴロと転がっている。そ
れは現在の地球の科学レベルをはるかに凌駕するものばかりだ。というより、
現在の地球の科学も、ナチスが戦前に古代文明の遺産を元に研究を進め
ていたものが、1945年の敗戦で、連合国の手に渡って実用化されたもの
に過ぎないんだよ!」
754作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 12:40:53 ID:WcC+8ZDO
「古・・・古代文明?」
「そうだ、ムーとかアトランティスとか、いかに劣等民族のお前でも、名前く
らい聞いた事があるだろう。古代文明の科学力は、その絶頂期には宇宙
飛行も可能なくらいの水準に達していたようだ。我々ネオナチスは、遺産を
解明しようと日夜、研究を続けているが、どうにか実用化に至っているのは、
そのごく一部だけだ」
「ムー・・・アトランティス・・・そんな、子供じみた話を・・・」
「黙れ、劣等民族!我々は遺産を元に作り上げた超兵器を保有している。
例え全世界の軍隊が相手でも、そんなものは、物の数ではない。我々が
世界を支配した暁には、世界中に強制収容所を建設し、ユダヤ人や、その
他の不満分子を一人残らずガス室送りにしてやるのだ!」
久美子は狂人の誇大妄想を聞いているとしか思えなかった。
「ええい、お喋りはこれまでだ。人体改造カルテには、お前の歯は1本残ら
ず抜かれていて、歯茎フェラは絶品だと書かれている。そのために、総統か
ら、お前の所有権を貰い受けたのだ。さあ、しゃぶれ、奴隷女!」
ヨハン・ゲッペルスは、ベッドに腰掛けたまま軍服のズボンを下ろし、屹立し
た若い肉棒を取り出した。久美子は今まで何人もの男にしてきたように、ヨ
ハンの前に跪くと、総入れ歯を外し、肉棒を口に含んだ。久美子が肉棒の先
端を舌で包み、頭を前後に動かして、柔らかい歯茎で、竿の部分のマッサー
ジを始めると、ヨハンは快楽の余り、堪え切れずに呻き声を上げて、上半身
をのけぞらせた。
755名無し調教中。:2006/11/02(木) 13:28:51 ID:4ka2Ho7K
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
756作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 14:45:27 ID:WcC+8ZDO
西暦1923年、千羽鶴教団の教祖、久石千鶴はヨーロッパへと向けて旅立
った。名目上は、教団のヨーロッパ支部を設置するための下見と言う事にな
っていたが、本当の目的は、一人の男を探し出す事だった。1853年に創始
された千羽鶴教団は、その後急速に発展し、この時点で、日本国内に3万人
を超える信者を獲得している。南米、北米、オーストラリアなどの海外にも小
さいながらも支部を置き、布教活動を行っていたが、この先の歴史を知って
いる千鶴は、第二次世界大戦で、戦火に巻き込まれそうなヨーロッパ、中国
大陸への進出は、今の所、行っていなかった。
(あの男に、もう一度会わなくては。ミッシェル・ド・ノストラダムス・・・宇宙人に
対抗するためには、あの男の協力が必要だ)
千鶴は、日本の植民地になっている朝鮮半島から、満州鉄道、シベリア鉄道
を乗り継ぎ、約3週間でフランスのパリに到着した。
(随分と文明も進歩したものね。400年前は、帆船で3ヶ月もかかったのに・・・
ま、あと何十年かすれば、ジャンボジェット機で1日で行けるようになるんだけ
ど)
パリのウォータールー駅に降り立った千鶴は、汽車からプラットフォームに
降りるなり、一人の若い男に声をかけられた。
「久しぶりだね、383年ぶりかな・・・」
757作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/02(木) 14:46:27 ID:WcC+8ZDO
千鶴は心臓が飛び出るほど驚いた。その男はどう見ても20代の青年だっ
たが、深い海の底のような落ち着いた眼差しと、神秘的なオーラを漂わせ
ていた。
「あ・・あ・・・あなたは・・・」
1900年も生きて来て、大抵の事には驚かなくなっていた千鶴だったが、
今度ばかりは別だった。これから広いヨーロッパでどうやって探し出そうか
と、ずっと考えあぐねていた男が、到着するなり、いきなり目の前に現れた
のだ。
「忘れたのかい?僕を探しに来たんだろう。ひょっとして、この前会った時
は、もっと年配に見えるように髭を伸ばして変装していたから、わからない
のかい?」
「ノ・・ノ・・ノストラダムス!」
「400年前は、そう呼ばれていたかな。僕は、時代に合わせて、いろいろな
名前を使っているからね。レオナルド・ダヴィンチ、サン・ジェルマン伯爵、
もっと前にはパプテスマのヨハネと呼ばれていた時もあったよ。今は単に
『ミッシェル』と呼ばれている。」
「な・・・なぜ、あたしが来る事が判ったの?」
「ふん、愚問だな。僕は、予言者だからね。君が今日、この時間、この場所
に来る事を予知するぐらい、朝飯前なんだよ。あれ以来、どうにも、君のア
ナルセックスの味が忘れられなくてね、わざわざ出迎えに来たと言うわけさ。
どうだい、せっかくパリに来たんだ、凱旋門でも案内しようか?」
千鶴は、400年前とは、あまりに掛け離れたノストラダムスの印象に、言葉
すら出なった。
758名無し調教中。:2006/11/02(木) 15:35:15 ID:YhdAXUi6
「口からうんちが出るように手術してください」って本、
なんか車椅子生活送る障害者の書いた本らしいが
最初タイトル見たときSMものかと思った。
759名無し調教中。:2006/11/02(木) 17:30:31 ID:owYiguFG
久美子の続きお願いします
760名無し調教中。:2006/11/03(金) 18:18:48 ID:YsrhkA3o
>作者さん
リクさせてください。
前に要望のあった高貴な男責めを希望します。
国会議員なら杉村大蔵センセイとか、岡田元党首とか。
ニュースキャスターなら阿部わたりんとか、あずみんとか。
弁護士の橋下センセイなども。
みんなまとめて売り飛ばすって手も。
お願いします。
761名無し調教中。:2006/11/03(金) 18:39:38 ID:tyASfFMA
ババァウザイ
762名無し調教中。:2006/11/04(土) 07:39:30 ID:rA+52Ley
>>760
自分で書けばいいじゃん
763名無し調教中。:2006/11/04(土) 07:58:08 ID:1mCJBvUg
やっぱり作者タソのSF話いいわw大好きww
アナル核爆弾と透明人間の続きもみたいよみたいよ!
764不定期連載 ◆Oamxnad08k :2006/11/04(土) 08:43:11 ID:9yzcuhzE
梅本由梨香ですが、妊娠しっぱなしということは、常時、母乳が出ると言うことですな。

無論、搾乳家畜として、日々、搾られるんでしょうなぁ。
765名無し調教中。:2006/11/04(土) 19:49:46 ID:2oNELzhx
ババア大変だね
766名無し調教中。:2006/11/04(土) 20:22:26 ID:8A5/eWE2
>762
自分で書けるくらいならリクしません。
だいいち、私は男でババアではありません。
男責め希望=ババア、って短絡過ぎます。
SMスレなんだから、男責めもアリでしょう?
女責め希望のリクにも「ジジイウザイ」と言うべきでは?
767名無し調教中。:2006/11/04(土) 20:46:49 ID:4bwLoPLb
ババァウザイ
768名無し調教中。:2006/11/05(日) 02:53:19 ID:tJixCile
ウザイババァ
769名無し調教中。:2006/11/05(日) 06:54:18 ID:d64dbPpl
>>767
>>768
もういいって。

>>766
煽らない方がいいよ。
770名無し調教中。:2006/11/05(日) 07:53:45 ID:8cqVNZZo
レイコさんは男だったのか?予想外だ
771名無し調教中。:2006/11/05(日) 11:30:14 ID:vXi08EJL
メモは取るな
772名無し調教中。:2006/11/05(日) 21:59:17 ID:EqbjbrOy
スパイは出てけ
773名無し調教中。:2006/11/05(日) 22:29:00 ID:YV1UiWjG
スパイって、何?
774名無し調教中。:2006/11/05(日) 22:37:48 ID:ihYM+AWH
>>773
ババァ
775名無し調教中。:2006/11/06(月) 15:59:19 ID:BpKKjsEr
これ以上、場外乱闘は止めましょう
776名無し調教中。:2006/11/06(月) 19:00:29 ID:FjAfy9WL
>>774

なんて無粋なやつなんだ
777名無し調教中。:2006/11/06(月) 21:29:53 ID:NysuP0m2
密かにレイコ萌えだったのに。

ネカマだったのね・・・orz
778作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/09(木) 12:14:34 ID:3zLfMGf3
千鶴とミッシェルは、凱旋門、エッフェル塔、ルーブル美術館などパリの名
所を観光して周り、シャンゼリゼ通りの高級レストランで食事をした後、ミッ
シェルが宿泊しているホテルで落ち着いた。ミッシェルは、千鶴の肛門を求
めてきた。
「相変わらず、オマンコは黒ずんでいるね」
使い込まれ、クリトリスも切除された千鶴のオマンコは、ガバガバだった。
御尻には、焼印の跡や古い鞭傷が縦横無尽に刻み込まれており、若々しく
張り詰めた千鶴の肉体とアンバランスな印象を放っている。ミッシェルは、千
鶴の肛門にローションを塗り込むと、指でほぐし、黒光りするチンポをゆっくり
と打ち沈めていった。
「いい締り具合だ」
「アオッ」
千鶴は、喜悦に呻いた。あらゆるセックスを何千回となく営んできた千鶴は、
アナルセックスにも慣らされている。
「あなた、一体いくつなの?」
バックスタイルで犯されながら、千鶴が尋ねた。
「あれ?400年前に言わなかったっけ?1万歳ぐらいかな・・・あんたは200
0歳ぐらいだろう?」
「ええ、あたしは20世紀の日本で生まれたわ。あなたはどこで生まれたの?」
千鶴はさりげなく、この男の正体について聞き出そうとした。
「僕が生まれたのは、アトランティスだよ。聞いた事があるだろう?今では伝
説だと思われているけどね」
「アトランティス!」
少し、千鶴は驚いた。てっきり、この男も、自分と同じく、未来から来たのだと
勝手に思い込んでいたのだ。
779作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/09(木) 12:15:39 ID:3zLfMGf3
「そうだよ。アトランティスの古代文明は実在したんだ。僕はそこで生まれた。
当時、科学は今より恐ろしく進んでいてね。DNAの変換技術や、時間旅行の
技術もすでにあった。もっとも、それを使用出来るのは一部の特権階級に限
られていたけどね」
「あなたは、その特権階級だったの?」
「まあね。不老不死の肉体を得た、数少ない支配階級の一人さ」
「その文明は、どうして滅んだの?」
ミッシェルの表情が、少し翳りを帯びた。
「宇宙人に攻撃を受けたんだ。哺乳類を餌にしているとんでもない宇宙人が、
太古の昔から、銀河系を支配してるんだ。文明を進歩させ、宇宙に進出した
アトランティス人は、最初、大人しく彼らに従属していたんだけど、やがて人
間が、もともと宇宙人によって品種改良された家畜に過ぎないと告げられる
と、誇り高いアトランティス人のプライドが耐えられなくなった。そして、ある時、
地球で人間狩りを行っている宇宙人に抗議をしたら、彼らの種族と全面戦争
になったんだ」
どこかで、聞いた話だと千鶴は思った。
「そして負けたの?」
「ああ、科学のレベルが違い過ぎたんだな。人間は、徹底的に文明を破壊さ
れ、原始時代へと戻された。支配階級で生き残ったのは僕だけさ。生まれつ
きの予知能力のお陰で、虐殺を免れた」
「宇宙人は、もうすぐ、また襲ってくるわ」
「ああ、知ってるよ。予知能力のお陰で、僕は、未来の事は全てわかるんだ」
「人間はまた、負けるの?」
「そうだよ。それが決められた運命なんだ。誰にも変更する事は出来ない。
例え神でもね・・・」
ミッシェルは、背後から千鶴の両乳房を鷲掴みにし、首筋に舌を這わせた。
780名無し調教中。:2006/11/09(木) 12:51:39 ID:MYjLFogd
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
781作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/09(木) 12:56:28 ID:3zLfMGf3
「もう一つ聞きたい事があるわ」
千鶴は、黒髪を振り乱して、のけぞりながら尋ねた。400年前とは違い、今
日のミッシェルは、なんでも教えてくれるようだ。このチャンスを逃す手は無い。
「時間管理局について、あなた、何か知ってる?」
「ああ、あれか。よく知ってるよ。だって、あれは僕が設立したんだから・・・」
今度こそ、千鶴は驚いた。
「なんですって!」
「だから、僕が設立したんだよ。1万年前にね」
「1・・1万年前・・・・???・・・どう言う事?」
「時間管理局は、僕の予知能力を証明するために設立したんだ。僕の予言し
たとおりに未来の歴史が進んでいくのを監視するためにね」
「訳がわからないわ!」
「もう、なんで判らないんだ。アトランティスで、時間旅行の技術が開発された
時、二つの理論があった。一つは、歴史は、あらゆる可能性の一つに過ぎない、
という多元宇宙理論。そしてもう一つは、歴史は、決められた通りに動かなけ
ればならない、という運命宇宙理論だ。予知能力を持つ僕は、多元宇宙理論
を受け入れる事は出来なかった。それは、僕の能力、存在自体を否定する事
だからね。だから時間管理局を設立した。時間管理局の本部は、宇宙人に攻
撃される以前の時代のアトランティス大陸にあり、僕がプログラミングした中枢
コンピューターが管理しているよ。管理局員は、ほとんどが忠実なアンドロイド
だし、彼らは永久に活動を続けるよ」
千鶴は、自分を執拗に付け狙っていた、イエスイと言う名の女性型アンドロイド
の事を思い出した。てっきり、時間管理局の奴らも未来から来ているのだと、
勝手に思い込んでいた。
「未来じゃなくて、古代から・・・」
「当たり前だろう。人類に未来はないんだ。未来から来れるわけが無い。君は、
今まで、僕の話を聞いていなかったのかい?」
千鶴は、軽いパニックに襲われて、吐き気がした。
782名無し調教中。:2006/11/09(木) 18:43:49 ID:MMWsmILr
すごい。面白すぎる。
783名無し調教中。:2006/11/09(木) 21:13:47 ID:P0xjvTM2
惑星開発委員会か
784名無し調教中。:2006/11/09(木) 23:36:18 ID:4It6pzLr
ガソリンスタンドのタイヤの空気入れで 女の子のお尻の穴から空気を
注入・・・・2万CC位・・・・どうなるのかな???

何方か 実験あれ!!!
785伊藤:2006/11/10(金) 00:06:37 ID:lCRYmheW
>>781
駄文おつかれ
786名無し調教中。:2006/11/10(金) 01:59:09 ID:NH7fy90L
>>784
圧縮空気使うガテン職のボンズどもがたまにふざけて同僚の尻にエア吹いて
内臓破裂死の事故起こすの知らないの?
787名無し調教中。:2006/11/10(金) 04:09:17 ID:lzSApSKA
>>785
どうも伊藤様、お疲れ様でございますm(__)m
毎度毎度、駄文駄文と、おっしゃいますが…
そこまで言われるのであれば…
一度、貴方様が書かれてみては、如何でしょうか?
貴方様に書ければ…
の話でございますがwww
788作者さんへ:2006/11/10(金) 04:36:56 ID:RAGoOfHm
人間牧場の、続きが読みたいです。
789名無し調教中。:2006/11/10(金) 17:05:59 ID:xeYPe4PF
>>785
読みに来なきゃいいのに・・

作者さん頑張れ!
790名無し調教中。:2006/11/10(金) 19:40:29 ID:vjkqkUik
荒らしにかまうなよ、つけあがるだけだろ
スルーを覚えようぜ
791名無し調教中。:2006/11/10(金) 19:46:21 ID:iUYZT3k1
無視が一番とは分っていても、どうしてもツッコミたいことがある。
伊藤氏はなぜ、駄文だと思いつつも、いちいちこのスレが更新されてるか、
凄い頻度で見に来てるのだろう?私は作者タソの話の続きがよみたいから、
結構な頻度でチェックしにきてるけど、いつもそれよりもはやくレスついてて笑える。
2ch(正確にはpinkbbsか)の特定のスレに新しいレスがついたら、携帯でも
なるようになってるのかな?もしそんなシステムがあるなら、私も利用したいよ。
新しい作者タソのカキコあるかなー?あるかなー?って、どきどきしながら
毎回リロードしてるんだろうか?だったら気持ちは普通の読者と変わらないね。
むしろROMの人より、保守してくれて、dat落ちを防いでくれる良い人だね。
新レスついたらageてくれるし。
age sageについては好みもあるけど、エロパロスレみたいに、SSばっかり
乗ってる板なんかでは、新しく続きを投下したら、ageたほうがいいって意見も
あるんだよね。
それだけ人の目にふれやすくなるから。
伊藤さんは、本当は作者タソのこと愛してるんじゃ。。。はやりのツンデレってやつで。

※以下、伊藤を騙ってツンデレレスを禁止(笑)
 絶対に騙りはだめですよ!こっちは騙りだって分かりませんからね!
  信じて読んじゃいますからね!

792名無し調教中。:2006/11/10(金) 20:10:43 ID:F8w7O2eS
SF小説みて胸躍らせたのは何年ぶりだろうか
793レイコ:2006/11/10(金) 22:22:36 ID:cuprZgvU
私は男性じゃないですよ!
紛らわしい書き込みしないで!
794糞豚:2006/11/11(土) 00:26:24 ID:twbkbzct
伊藤はここでも暴れてるのか。本当にしょーもないやろーだ
795名無し調教中。:2006/11/11(土) 17:48:36 ID:M1+MSjcw
>784 実験結果待つ!!!期待しる
796名無し調教中。:2006/11/11(土) 22:10:06 ID:aM8Rqvtd
そして久石千鶴は小笠原海溝から宇宙船を引き揚げるわけか…
797名無し調教中。:2006/11/12(日) 11:18:53 ID:HZ7xboYS
>>791
いや、駄文を駄文と評しないと作者が伸びないからな。
駄文をお前らみたいにチヤホヤしてるとそれに安住して
全く創意工夫をしなくなっちゃうのよ。
798名無し調教中。:2006/11/12(日) 18:09:44 ID:SHEZgfPu
そう言うのをツンデレと言うのだ
799名無し調教中。:2006/11/13(月) 19:13:39 ID:TKrNwTjm
作者さんの文章はお世辞にも巧いとは言えないとおもうぞ。
しかし、下らん修飾がないぶん、何も考えずに一気に読めるな。
俺としては、長年読んできた愛着かあるので、このままでいいんじゃないかと思う。

エロには一切期待してないけどなW
800作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 11:48:30 ID:xSHdnUt+
 数日後、パリの観光を満喫した千鶴とミッシェルは、ドイツへ向かう汽車に
乗っていた。車両は一等車である。見かけは20代の二人は、外国旅行を楽
しんでいるブルジョワ階級の若者のカップルにしか見えなかった。
「僕は、今、フランス政財界の黒幕と言われている。でも、僕自身企業を経営
したり、何か権力を握っているわけじゃない。僕は、いつも一人さ」
「じゃあ、なぜ黒幕なの?」
「ヨーロッパ各国の政治家や、貴族、資本家などが、向こうから僕の予言を聞
きに来るんだ。黒幕と言うよりコンサルタントみたいなもんだね。彼らは僕を神
のように崇めているよ。だから、進んで僕にいろんな便宜を図ってくれる。この
パスポートもフランス外務省が発行している正式なものさ。書いている生年月
日や住所はデタラメだけどね」
「これから、ドイツへ行って何をするの?」
「今ドイツには、これからの世界史を動かしていくキーマンとなる二人の人間が
いる。時間管理局風に表現すれば、A級歴史上人物ってとこかな」
「なんとなく、判るわ。一人はアドルフ・ヒトラーね」
「そう、正解。そしてもう一人は、君と同じ日本人だ」
「日本人・・・判らないわ、誰なの?」
「石原莞爾という青年軍人だ。今、ベルリンに留学している」
千鶴には、聞いた事があるような無いような名前だった。世界史の教科書にも
出ていなかったと思う。そんなに有名な人物であるとは思えない。ベルリンで
汽車から降り、その男の住むアパートへと千鶴は案内された。石原莞爾(34歳)
は紋付袴という姿で、ボロアパートに住んでいた。
801作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 11:49:34 ID:xSHdnUt+
「ムッシュー、イシハラ。久しぶりだね」
ミッシェルは顔なじみのようだった。
「ああ、ミッシェル。君か」
どこか、人を食ったような、ひょうきんさを漂わせた男だった。
「そちらの方は?」
「僕の昔馴染みの友達でね。久石千鶴さんだよ。」
「久石千鶴・・・千羽鶴教団?」
「ええ、はじめまして」
石原莞爾は、じっと、鋭い目で千鶴を観察した。非常に興味深い人物を発見し
たかのような知的探究心に溢れた視線だった。
「どうだい?戦史の研究は進んでいるかい?」
ミッシェルが、からかうような口調で尋ねた。
「進んでいるよ。僕は、長年戦史の研究を進めているうちに、最近、ある結論に
到達した」
「『世界最終戦争論』・・・だろ」
「くそっ、どうしてそれを!」
まだ誰にも発表していない研究成果を、先に言われて、石原莞爾は憤然とした。
「僕には、予知能力があるからね」
「・・・まあ・・・いい。僕の、研究によると、もうすぐ世界の最終戦争が起こる。戦う
のは、白色人種の代表国家であるアメリカと、黄色人種の代表国家である日本だ。
だが、残念ながら、この二国は国力が違い過ぎる。国力差を埋めるために、日本
はまず中国大陸へ進出し、資源地帯を押さえなければならない。そして大陸から
運ばれる資源を日本国内の工場で製品化し、アメリカとの最終戦争に備えるんだ」
802作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 11:50:26 ID:xSHdnUt+
「ふんふん、それで?」
「現在、世界は白人によって9割方、植民地支配されている。白人国家以外で、
彼らと同等に戦う事が出来るのは日本だけだ。日本が中心となり、中国人、
朝鮮人、モンゴル人、東南アジアに住む人々、全てを含めた大東亜共栄圏、
五族協和の王道楽土を作り上げなくてはならない」
石原莞爾は熱弁をふるった。ミッシェルは冷ややかな笑いを浮かべていた。
「君は、それを実現させる事だろうよ」
(・・・だが、それは君の理想とは、掛け離れた結果に終わり、数百万人の人間
が戦いの内に死ぬ事になる。それも、変えられない歴史の運命だ・・・)
その時、ドアが開いて、若いドイツ人女性が入ってきた。
「カンジ・・・お客様?」
その、どことなく淫靡なオーラを漂わせている女性は、石原莞爾が同棲している
ドイツ人娼婦だった。
「今日の仕事はもう終わったのか?」
「ええ、今日は5人もお客さんがついたの」
「それはよかったな」
石原莞爾は、相変わらず飄々としていた。
803作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 14:00:47 ID:xSHdnUt+
千鶴とミッシェルは、数時間話し込んだ後、石原莞爾のボロアパートを後にした。
そして今度は、ベルリン市街中心部のブランデンブルグ門の近くにあるストリート
へと案内された。そこでは、一人のドイツ人の小男が街頭演説を行っていた。
「我が偉大なる祖国ドイツは、先の大戦で、アメリカ、イギリスの金権主義者に敗
れた。しかし私は、ドイツ人は、世界で最も優秀な民族であると信じている!なぜ
なら、我々は、純粋なゲルマン民族の血統を保っているからだ!では、なぜ今、
ドイツは苦難の道を歩んでいるのか!それは、全てユダヤ人のせいである。ユダ
ヤ人は、我々の社会の裏に病原菌のように蔓延り、勤勉なドイツ人が生み出した、
血と汗の結晶である成果を盗み取っているのだ!」
小男は、天才的な演説の才能を持っていた。壇上で熱弁を振るう彼の言葉に、
数百人の、仕事に疲れきったドイツ人労働者達は引き込まれた。誰もが一心腐乱
に耳を傾けている。
「あれが、アドルフ・ヒトラー?」
群集に紛れていた千鶴は、傍らのミッシェルに囁いた。
「そうさ。彼は、この時点では、国家社会主義ドイツ労働者党、という小さな右翼
政党の党首にすぎない。しかし、彼の思想は世界を大戦の渦に巻き込み、数百
万人の犠牲者を出す事になる」
「まさか、あなたヒトラーとも知り合いなの?」
「ああ、友達だよ。彼には、時々いろいろと助言している。僕の予言通りに歴史を
動かして貰わないといけないからね」
千鶴は、ノストラダムスが書いた『諸世紀』の中にヒトラーに関する予言詩があっ
た事を思い出し、その事についてミッシェルに尋ねてみた。
804作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 14:02:55 ID:xSHdnUt+
「400年前に書いた予言書には、彼の事をヒスターという名前で書いた筈だ。僕の
詩はアナグラムになっていてね。その事実が実際に起ってからでないと、その時代
の人間には判らないようになっているんだ」
「どうして?判っているのなら、そのまま書けばいいじゃない」
「相変わらず馬鹿だな、君は!起る前に判ってしまったら、歴史を変えようとする
奴が出てくるじゃないか!でも僕は、自分が予言者であると言う事をアピールしたい。
となると、アナグラムにするしかないだろう」
「じゃあ、あの1999年7月に世界が滅亡すると言う、予言も・・・」
「当然アナグラムさ・・・セプトマンスは、7月じゃない、9月だよ」
アドルフ・ヒトラー(34歳)は、演説が終わると、取り巻きの党員達と共にナチス党の
本部へ引き上げた。千鶴とミッシェルは後を追い、薄汚い建物の一室にある党事務
所へ入っていった。
「やあ、久しぶりだね、ムッシュー、ヒトラー」
ミッシェルが気さくに声をかけた。
「ああ、君か。ミッシェル」
ヒトラーは、先ほど会った石原莞爾と同じく、1889年生まれの34歳だった。しかし、
神経質そうな物腰と厳粛な態度は、石原莞爾とは正反対である。
「そちらの御婦人は?」
「日本から来た、マドモワゼル、チヅル・ヒサイシだよ」
アドルフ・ヒトラーは軽侮したような視線を千鶴に投げかけた。明らかに有色人種で
ある千鶴を人間とは思っていない尊大さだった。千鶴はこの男の印象に心当たりが
あった。
(この男、転生者だわ。織田信長やアタワルパと同じ印象を受ける・・・この男の魂と
巡り合うのは、これで何度目だろう・・・)
千鶴は、追憶に引き込まれていった。この男は前世で、幾度と無く千鶴を捕らえ、
過酷な陵辱を加えてきたのだった。その傷跡が不老不死の千鶴の肉体には、今も
残っている。しかし、目の前の男には、その時の記憶は全く無いようだった。
805作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 14:03:45 ID:xSHdnUt+
「最近、調子はどうだい?」
「まずまず、だな。ナチス党の党員数も、俺の演説のお陰で3000人を超えた。
これからミュンヘンで一騒動起こそうと思っている」
「ま、失敗するだろうな」
軽く言ってのけたミッシェルを、ヒトラーは怒りの形相で睨みつけた。
「そう怒るなよ。君は、いずれドイツの政権を握る事になるのだから。もしそうなっ
たら、南極に探検隊を送ってみるといい。興味深いものを発見するよ」
「南極か・・・南極には病原菌がない。そこに何があるのか知らないが、俺の好み
には、合いそうな土地だな」
「相変わらずの菜食主義者かい?」
「規律正しい生活にこそ、健全な精神が宿るのだ。君達にも野菜料理を用意させ
よう、待っててくれ」
ヒトラーは党員に野菜料理の出前を取るように命じた。ミッシェルは苦笑している。
「俺は、ユダヤ人こそが、世界を腐敗させている根源だと思っている。いずれは、
奴らを一人残らず、この世から消し去りたい。まさか君もユダヤ人じゃないだろう
な?」
疑い深そうな目で、ヒトラーはミッシェルの顔つきをジロジロと眺めた。ミッシェル
の外見は、ラテン系のヨーロッパ人に近い。
「さあ、どうだかね」
ミッシェルは、答えをはぐらかした。1万年前、古い種族であるアトランティス人と
して生まれた彼は、地球上の人種問題など、どうでもいいようだった。千鶴とミッ
シェルは若き日のヒトラーと、野菜料理ばかりの晩餐を共にした。
806名無し調教中。:2006/11/14(火) 16:24:23 ID:QJfzrR7V
キタ─wwヘ√レvv!)(゚∀゚)─wwヘ√レvv!)─ !!!
807作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 18:48:17 ID:xSHdnUt+
西暦2006年11月、北アメリカ大陸のグランドキャニオンに対宇宙人の反撃拠点
となる地下要塞が建設されていた。そこを久しぶりにアメリカ大統領が訪れ、要塞
司令官のスペンサー・コールマン将軍が基地施設を案内した。
「ミッション5の進行具合はどうだ?」
大統領が、宇宙人迎撃プランについて尋ねた。
「どうにか進んではいます。しかし宇宙人の技術には解明不可能なシステムが数
多く使われており、プランの実行は、まだまだ先になりそうです」
大統領とコールマン将軍はエレベーターに乗り、基地の最深部へと降りて行った。
そこは広大な空洞になっており、1隻の、明らかに地球上の物ではない、巨大な宇
宙艦が鎮座していた。宇宙艦の周りには数多くのクレーンや足場が組まれ、大勢
の作業員が働いている。全長200メートルほど流線型のその宇宙艦は、かつてネ
オガイア星宇宙艦隊に所属していた高速巡洋艦『スパルタ』だった。
「捕虜にした宇宙人の技術者から得た情報で、どうにか空中を浮遊させる事は出来
ます。しかし、今のところ、大気圏外に出る事など夢のまた夢です」
808作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 18:48:59 ID:xSHdnUt+
コールマン将軍は渋い顔をした。1年半前、宇宙海賊が日本に駐留するネオガイア
星人を襲った時、ドサクサに紛れて米軍が、半壊して海に不時着していた『スパルタ』
を接収したのだった。太平洋を曳航されてアメリカ西海岸まで無事たどり着いた『ス
パルタ』の船体は半年間、サン・ディエゴ海軍基地で秘密裏に修理され、どうにか空
中浮遊が出来るようになると、このグランドキャニオンの地下要塞に移された。しかし、
それ以上、技術的にはかばかしい成果は得られていない。
「この宇宙船が地球人の手で飛ばせるようになれば、大きな戦力になる。敵の母星
を直接攻撃したり、宇宙に出て我々の同盟者となる宇宙人を探し出す事も出来るか
もしれん」
大統領は、『スパルタ』の修理に大きな期待をかけているようだった。
「こういったタイプの宇宙船を量産出来れば、宇宙人と互角に戦えますな」
「そう言う事だ。しかし、気がかりな事がある。今回の中間選挙で共和党が負けてしま
った。私の任期も、残り2年しかない」
「宇宙人との戦いは最優先です。そのくらい民主党も理解するでしょう」
「だといいがな」
大統領は、未知の金属で出来た『スパルタ』の船体を見上げて呟いた。
809作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 18:55:31 ID:xSHdnUt+
SFに特化し過ぎなので、一旦終了します。このままいくと、SF板
に引っ越さなくてはならなくなるので・・・

エロとSMを書かなくては。
810作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 22:05:20 ID:xSHdnUt+
矢萩麻衣(21歳)は公園の隅にあるバラックの中で、小銭の入った空缶を
握り締めた。
「たったこれだけかよ!」
地面をノロノロと這っているケーブル人間、木之本恵美(28歳)の顔面を蹴
り飛ばす。恵美は、蹴られて唇を切り、口の端から血を流した。
「何よ!それは、あたしが1日中、お客様の靴を舐めて稼いだお金よっ。もっ
と欲しけりゃ、あなたも少しは働いたらどうなの!」
恵美が、悔し涙を流して言い返した。麻衣は、小銭をポケットに移すと、空缶
を恵美の頭に投げつけた。カーンと小気味のいい音を立てて、額の真ん中
に命中した。
「アハハハハ!命〜中〜!」
「くそっ!この性悪娘!」
「おらっ、稼ぎが悪いんだから、あたしの靴も綺麗にしなよっ!」
麻衣は、履き古したボロボロのスニーカーの先をグイグイと恵美の口にねじ
込んだ。恵美は胴体に付いた両腕をバタバタとさせたが、切り離されてケー
ブルで繋がれた頭部までは手が届かない。
「あがががが・・・もう、死にたい・・・」
恵美は、観念してスニーカーを舐め始めた。日々の靴磨きの仕事のため、
恵美の舌はドス黒く変色し、表面が硬化し始めていた。
811作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 22:06:10 ID:xSHdnUt+
「稼ぎが悪かったら、最後には、お前の胴体を売り飛ばすしかないんだからね」
「お願い・・・それだけは、やめて・・・」
恵美はボロボロと涙を流して哀願した。彼女の両足は、とうの昔に1本1万円で、
脚フェチの男に売り払われてしまっている。胴体も失えば、生首しか残らない。
麻衣は、ケーブル人間を虐めながら漠然と考えた。
(もうすぐ、また冬がくる。靴磨きのお金だけじゃ足りないわ。栄養を採って体力
を付けておかないと、寒さで凍死してしまう)
それは、麻衣だけではなく浮浪生活を送る全ての者に共通した悩みだった。
(明日から、またウリでもやるか)
幸い、麻衣には若い女としての肉体がある。これを使えばいくらかは稼げるはず
だ。次の日、麻衣は、ケーブル人間の恵美をいつもの場所に連れて行くと、『靴
磨き、1回百円、お金はこの空缶に入れて下さい』とマジックで書いた看板だけ
を立て、その後、一人で町を徘徊し始めた。
「ねっ、そこのオッチャン。千円であたしのオマンコを見せてやるよ」
麻衣は通りすがりのサラリーマンに声をかけた。その男は、立ち止まりマジマジ
と麻衣の姿を眺めたが、ボロボロの服を着、ベットリと髪の毛に油がついて異臭
を放っている浮浪少女に、顔をしかめた。
「しっしっ、あっちへ行け!警察を呼ぶぞ」
「なんだよう、ピチピチの若い女のアソコを千円で拝めるんだぜ、安いだろう?」
「お前の相手なんかしている暇はないんだ」
男は足早に歩き去って行った。麻衣はふてくされてペッと路上に唾を吐いた。
(ケッ、本当は見たいくせに)
812作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/14(火) 22:07:15 ID:xSHdnUt+
麻衣は次々と通行人に声をかけていったが、誰にも相手にされなかった。通
学途中の女子高生のグループが、そんな麻衣の様子を遠くから見てケラケラ
と笑っている。楽しそうに談笑ししている女子高生の姿を見る度に、麻衣は、
楽しかった高校生時代を思い出すのだった。
(あんなに必死に受験勉強をしていたのに、結局、卒業も出来なかった・・・
お父さんや、お母さんは、今もあたしの行方を探しているのかな・・・)
3年前、家出をし、それから人生が狂ったのだ。宇宙人によって、脳に埋め
込まれたコンピューターチップのせいで、家に帰るという行動がブロックされ
てしまっている。時折、訳の判らない行動を勝手に体が取り始め、命の危険
に晒される事も度々ある。その日も、午後2時を過ぎた頃、いきなり麻衣の
体が、全力疾走を始めた。
「ひいいいっ!止まらないよう!」
恐怖に顔を引き吊らせながら麻衣は、さざなみ市の町を駆け抜けていった。
通行人にぶつかり、罵声を浴びても止められない。赤信号を無視して車に
跳ねられそうになる。限界を超えた運動のせいで、心臓がバクバクと鼓動し、
肺が破裂しそうだったが自分の意思ではどうにもならないのだ。
「もうううう、いやああああ!」
麻衣の体は、営業中のレストランの中を駆け抜け、ウェイトレスにぶつかっ
たり、食膳をひっくり返したりして大迷惑をかけた。
「待て!浮浪少女!逮捕だ!」
騒ぎの通報を受けた、さざなみ署の警察官達が追跡してきた。青山刑事と
警察犬ヘレンの姿もある。麻衣の脳内コンピューターは人間業とは思えない
素早さで逃走経路を瞬時に計算し、プロの警察官達を撒いていった。
(こんな事してたら、本当に豚箱に入れられちゃうよう!)
半ベソをかきながら走り回り、2時間以上が経過してやっと、麻衣の体が平常
に戻った。
「ゼエ・・・ゼエ・・・ゼエ・・・ゼエ・・・」
汗だくになった麻衣は、呼吸困難で道端にひっくり返り、しばらくは起き上がる
事も出来なかった。
813名無し調教中。:2006/11/14(火) 23:41:32 ID:SeXXqlKX
>>812
駄文いい加減勘弁候
814名無し調教中。:2006/11/15(水) 00:02:35 ID:SD8uNTcc
作者タソもつかれですー
815名無し調教中。:2006/11/15(水) 05:31:12 ID:Vx1uVOJl
>>813
駄文ねぇ…
毎度毎度、それしか言えんのかね?
そんなに言うなら、御貴殿が、その天賦の才を発揮して…
流麗なる美文を書かれたら如何かなwww
まぁ、貴様ごとき鼠輩には到底不可能だと思うがなwww
816名無し調教中。:2006/11/15(水) 10:37:02 ID:SD8uNTcc
>>815
だから相手にするほど喜ぶんだと何度言ったら・・・
817名無し調教中。:2006/11/15(水) 11:56:21 ID:5x04bN+f
>>815
放置出来ないサルwwwwwww
818高貴な美男ファン:2006/11/15(水) 12:05:07 ID:2U9VCosJ
そろそろ高貴な美男を虐めてもらえませんか
819名無し調教中。:2006/11/15(水) 12:43:24 ID:5x04bN+f
ババァウザイ
820名無し調教中。:2006/11/15(水) 13:15:07 ID:zBQufyzH
ジジイかも知れないぞ
821名無し調教中。:2006/11/15(水) 21:07:15 ID:sKKlY1OX
ネカマのM男説が有力。
現実逃避で虐げられる美中年を同一視する妄想キモス。
822名無し調教中。:2006/11/16(木) 00:04:34 ID:/go96fvg
宇宙服を着ないで 宇宙に出てみる!!!

どうなるの???
823名無し調教中。:2006/11/16(木) 01:10:31 ID:MfyZo5J/
>>818
あんまりリクがしつこいと嫌われるぞ
あんた一人のための場じゃないんだから自粛なさいな
824名無し調教中。:2006/11/16(木) 01:27:55 ID:mqFkflhT
しつこい人を装った荒らしだろw
825名無し調教中。:2006/11/16(木) 03:38:36 ID:g4AkIKwK
>>822
体液沸騰の後、凍結します
826名無し調教中。:2006/11/16(木) 06:21:13 ID:PedEzb/i
太陽光を浴びていてもですか?
827名無し調教中。:2006/11/16(木) 15:33:03 ID:KCuJujb5
空気が無い。>超低気圧。>沸騰。>気化熱奪われる。>凍る。
>凍っても水分蒸発。>フリーズドライ状態。
太陽光当たる。>酸素が無いので萌えない。>炭化。
828名無し調教中。:2006/11/16(木) 20:10:31 ID:MfyZo5J/
久方ぶりに麻衣たんが主役の話で嬉しいね
元は真面目な優等生だったのが今は路上で売春して生活しなければならないってシチュエーションは興奮を煽られるよ
829伊藤:2006/11/16(木) 22:39:44 ID:Ru1TqYaL
>>812
駄文作者よ、俺が高3の秋のことだ。両親と妹が親戚のとこに行って夜まで帰ってこないので、
家には俺ひとりきり。そこで俺は最高にゴージャスなオナニーをしようと思いついた。
居間のテレビでお気に入りのAVを再生。洗濯機から妹のパンティを取り出し、
全裸になって頭からそれをかぶり、立ったまま息子を激しくシゴいた。
誰もいない家で、しかも真昼間にやるその行為はとても刺激的だった。
俺はだんだん興奮してきて、「ワーオ、最高!イエース!グレート!」と叫びながら
エアギターを弾くように部屋中を動き回ってオナニーをした。
テーブルに飛び乗り、鏡に自分の姿を映し、「ジョジョ」を髣髴とさせる奇妙なポーズで
チンポをこすってみた。すさまじい快感で汗とヨダレが流れるのも気にならなかった。
「ヨッシャーいくぞー!! ボラボラボラボラボラボラボラボラ ボラーレヴィーア!!」
俺はゴミ箱の中に直接ザーメンをぶちまけようと後ろを振り返る。

そこには両親と妹が呆然と立ち尽くしていた。怒りとも悲しみともつかない
不思議な表情を浮かべながら…。
「な、なんなんだよ!お前ら!!」
俺は叫んだ。今思えば「なんなんだ」と叫びたかったのは父のほうだったに違いない。

あの瞬間、俺は世界一不幸な男だった。それは断言できる。
その後の数週間いや数ヶ月も辛かった。家族から向けられる蔑みの視線…。
しかしそんな俺も今こうして生きている。
もしなにかに悩んでて「死にたい」って思ってる人がいたらどうか考えなおしてほしい。
人間というのは、君が考えているよりはるかに強い生き物だから。
人間はどんなことでも乗り越えていけるのだから。
830作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/17(金) 00:11:44 ID:7L9+98Hn
あらしの攻撃に左右されないため、今までリアルタイムでアップしていたのを、
ある程度、書き溜めてからアップする方式に変えようと思います。

その小説の内容について攻撃を受け、スレが壊滅しても、速やかに別スレを建てれば済むし、
最悪の場合、まとめサイトに退却して、様子を見守るという方法もあります。まとめサイトは、
ハッカーにでも攻撃されない限りは、私自身が管理しているのでBBSの削除も簡単に行えます。
831名無し調教中。:2006/11/17(金) 00:38:23 ID:Nn669E73
最近ぐだくだじゃねぇ?
832名無し調教中。:2006/11/17(金) 04:04:17 ID:Eo/UuzgG
>>830
作者さん…
あぼーんって知ってます?
当然知ってますよね?
荒らしなんて、あぼーんしたら終わりじゃないすか。
あぼーんしちゃえば見えないんですから。
ID入れるのが邪魔くさいなら、名前や単語で登録しときゃいいんです。
833名無し調教中。:2006/11/17(金) 23:19:09 ID:n9zl5T2R
男でも女でも宇宙人でも何でもいいから、SFぢゃなくSMネタに立ち戻って欲しいな
834名無し調教中。:2006/11/17(金) 23:32:59 ID:hpYdB2lB
SFでもSMでもいからまとめてく欲しいな。

そんな私ですか、レダの時間砲で1万年前のアトランティスに飛ばされる千鶴をリクしてもいいですか?
835名無し調教中。:2006/11/19(日) 04:52:00 ID:EOno4s91
麻衣編の続きを正座して待つ俺がいる・・・
836名無し調教中。:2006/11/19(日) 09:44:45 ID:48tFYTMs
志津子編、女性向けAVの続きを土下座して待つ私もいます・・・
837名無し調教中。:2006/11/19(日) 15:55:53 ID:JSb1nXEz
男女首挿げ替えの菜摘・マイケルの続きを首を洗って待ってる私もいるよ・・・
838名無し調教中。:2006/11/20(月) 04:28:34 ID:96zR8zqC
人間牧場の続編を、土下寝して待っているグレイもいるらしいよ・・・
839作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 09:08:33 ID:ldmIIg5U
 フラフラになった麻衣が、公園の近くの、いつも靴磨きをしている場所に戻ると、
薄汚れた全裸の恵美の胴体と頭部が、道端にひっくり返ったまま、ボンヤリと空
を眺めていた。お金を入れる空缶を覗いたが1円も入っていなかった。
「てめえ!サボってやがったな!」
麻衣は激怒して、恵美の髪の毛を鷲掴みにし、頭部を空中に持ち上げた。
「サボってないわよ。朝から3人のお客様の靴を舐めたわ」
「じゃあ、なんで空っぽなんだよ!」
「一人目はお金を払っていかなかった。二人目は払っていったけど、三人目のお
客が、そのお金を盗んでいったわ」
無抵抗なケーブル人間の恵美にはどうする事も出来なかったのだろう。激高した
麻衣は、恵美の顔を平手打ちして、八つ当たりをした。
「くそっ!世の中、良心のある奴は、いないのかよっ!」
麻衣は、恵美の頭部を無造作に投げ捨てた。顔面をアスファルトに激突させて
恵美が、ギャッと悲鳴を上げる。麻衣は、恵美をそのまま放置してトボトボと公園
へ戻ると、噴水の傍で服を脱ぎ始めた。
(体を綺麗にしなくちゃ。清潔にすれば、男もあたしの体を欲しがるはずよ)
1年以上着続けている、擦り切れて穴だらけのTシャツとジーンズを脱ぎ、シミだら
けのパンティも脱ぎ捨てる。そして全裸になった麻衣は、噴水の水に片足を浸した。
(冷たい!)
840作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 09:09:17 ID:ldmIIg5U
もう11月である。さすがに噴水の水も冷たかった。麻衣は、歯を食い縛り、
ガタガタと震えながら、深さ30センチほどの浅い噴水に体を沈めていった。
「ねえ、ママあの人、噴水で泳いでいるの?」
公園のブランコで遊んでいた幼児が、母親と会話している声が聞こえてきた。
「世の中には、おウチが無い大変な人もたくさんいるのよ。ミサちゃんはおウチ
があって良かったわねー」
「うん・・・」
麻衣は、その声が聞こえないフリをして体を洗い始めた。といっても石鹸やタ
オルがあるわけではない。手の平で体中を擦り、垢を落としていくのだ。数週
間ぶりに洗った麻衣の体からボロボロと皮膚の残骸が剥がれ、澄んでいた噴
水の水がたちまち泥のように濁っていった。麻衣は、ベタついている髪の毛も
念入りに洗った。
(この際、服も洗濯しようかしら)
麻衣は先程脱ぎ捨てた服を手に取ると、噴水の水に浸し、手で揉み洗いを始
めた。しかし、洗剤も何もないため、噴水の泥が染み込み、かえって全体的に
茶色くなってしまった。麻衣は、噴水から上がると、全裸のままバラックの方へ
歩き、天日干しにするため、バラックの傍の木の枝に服を引っ掛けた。
(ううっ、寒い!)
秋風が、噴水の水で冷え切った体にこたえた。
841作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 09:53:29 ID:ldmIIg5U
次の日、麻衣は乾いた衣服を身に付けると、気を取り直して再び街へ出掛け
た。Tシャツとジーンズは噴水の泥で茶色っぽくなっていたが、獣のような悪臭
は消えていた。麻衣は通りがかりの男に次々と声をかけていった。
「ねえねえ、オッチャン。1万円であたしとエッチしない?21歳のピチピチの体
でサービスしてあげるよ」
しかし、見るからに薄汚い、浮浪者の女とセックスをしようという奇特な男は、
なかなか現れなかった。十数人目に声をかけた日雇い労働者風の中年の男
が始めて麻衣に興味を示した。
「1万円か、高けえなあ」
「じゃあ、大サービスで半額の5000円に負けとくよ」
「5000円?なら、家でアダルトビデオでも見てた方がましだ。もっと綺麗なネ
エチャンがいっぱい出てるからな。お前みたいな浮浪者は、病気を持ってるか
もしれないし、ノミがいるかもしれん」
「昨日、ちゃんと体を洗ったんだ。病気もノミもいないよ。ねえ、オッチャン頼むよ。
寒くなってきたから、暖かい服とか食べ物を買うお金がいるんだよう」
麻衣は必死に食い下がった。男の目がズルそうに輝いた。
「3000円なら払ってやるよ」
「3・・・千円・・・いいわ、わかった、それで手を打つよ。じゃあホテルへ行こう、
オッチャン」
「ホテルだと?馬鹿言ってんじゃねえよ!ホテル代の方が高くつくじゃねえか。
お前みたいな浮浪少女は、その辺の草むらで充分だ」
「・・・・」
842作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 09:54:14 ID:ldmIIg5U
男は、麻衣の手を取り、近くのドブ川へと連れて行った。道路の下へ潜り込ん
でいる部分がコンクリートのトンネル状になっており、人目を忍んでエッチをす
るには、もって来いのスペースになっている。男は、麻衣の穴だらけのジーパ
ンの中に、肉体労働で角質化し、ザラザラになった手を滑り込ませてきた。
「あうっ・・・」
股間の割れ目に、太い指を入れられ、麻衣は小さな声を上げた。酒臭い口が、
唇に押し付けられてくる。
「思ったより、張りのある綺麗な肌だな、ネエチャン」
「当たり前だよ。21だって言っただろ」
「ガリガリなのが惜しいがな・・・ま、まともな飯食ってねえんだろうから、仕方
ねえか」
相手は40代の労務者風の男だったが、それでも麻衣の若い肉体は、一旦性
欲に火が付くと、積極的に相手の体を夢中で求め始めた。麻衣にしても久しぶ
りのエッチだった。押し倒されて、横を向いた麻衣は、コンクリートのヒビ割れか
ら生えている雑草を見つめながら喘ぎ続けた。
(あたしも、この雑草のように生きてやる・・・)
麻衣は、まだ21歳だ。最悪の状況に落ちぶれているとは言え、まだ人生の希
望を全て捨て去るには若過ぎた。
843名無し調教中。:2006/11/20(月) 10:09:32 ID:RF7PJb0X
お前なんか 水道ちょくの高圧浣腸でじゅうぶんじゃ!!
844作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 11:40:58 ID:ldmIIg5U
その日の麻衣の稼ぎは、3000円だけだった。ケーブル人間、木之本恵美の
1日の稼ぎは200円だった。
(これじゃ、駄目だ。全然稼げない・・・)
麻衣は悩んだ末に、ある決心をした。
(こうなったら、コソ泥でもやるしかない・・・)
売春をするのと、コソ泥をするのとでは危険度が全く違う。浮浪者である麻衣が
路上で売春をしても、警察は見て見ぬフリをしてくれるが、一般市民に被害を与
えたとなると容赦はされないだろう。それでも無事、冬を越すためには、ある程度
のお金が必要だった。
(やるしかない)
麻衣は住宅街を歩き回り、空き巣に入れそうな家を物色した。住人のいる家はま
ずい。留守で、しかも鍵がかかっていない家はないだろうかと探し回り、ある一軒
の家に目星を付けた。
(高そうな家だ。お金ありそうな感じ・・・)
麻衣が元々住んでいた矢萩家も、中流階級の上といったクラスの、広めの新築
住宅だった。父親は大手企業の管理職で、教育熱心なホワイトカラーの家庭だ
った。今の麻衣にとって暖かい家庭での普通の暮らしは、夢の中の憧れでしかな
い。麻衣は、通りに人が居ない事を確認すると、鉄格子状の門扉を、そっと開け、
家の敷地内に入った。正面玄関は鍵が掛けられていたので、グルリと回り込み、
入れそうな勝手口か、窓が無いかを調べてみる。運良く、浴槽を乾燥させるため
か、バスルームの窓が開きっ放しになっていた。
(やった、ビンゴだ)
麻衣は、窓枠によじ登りバスルームに侵入した。耳を済ませたが物音はしない。
完全に留守のようだった。麻衣は緊張で体の筋肉がこわばり、咽喉がカラカラだ
った。忍び足で廊下に出て、リビングを探す。家の中は小奇麗に掃除され、よく整
頓されている。見つけたリビングは、ダイニングキッチンと続きの間になっていて
大型テレビやソファが置かれていた。
845作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 11:41:45 ID:ldmIIg5U
(金はどこにあるのかな・・・タンスかな・・・)
空き巣に入るのは初めてなので、さっぱりコツが判らない。とりあえずタンスの
引き出しを片っ端から開けていく。しかし、出てくるのはガラクタのような小物品
ばかりで、現金は見つけることが出来なかった。
(な、無い・・・)
次第に麻衣は焦り始めた。今にも、玄関のドアが開いて、住人が帰って来るの
ではないかと言う激しい妄想に襲われる。
(あった・・・)
ついに麻衣は預金通帳と印鑑を見つけ出した。急いでそれを、ジーパンのポケ
ットに、ねじ込もうとする。その時、いきなり麻衣は頭の芯に鋭い痛みを感じた。
(くそっ、こんな時に!)
ランダムに作動する脳内コンピューターが、麻衣の肉体に干渉し始めたのだ。
麻衣の口が勝手に開き、大声で歌を歌い始めた。
「迷子の迷子の子猫さん〜♪あなたのオウチはどこですか〜♪」
「誰じゃ・・・」
奥の間で眠っていた老婆が、ゴソゴソと起き出して来た。タンスの引き出しを開
け、預金通帳を握り締めている麻衣と目が合う。
「ヒーッ!泥棒―っ!」
老婆が金切り声を上げた。
(やべっ)
麻衣がヘッピリ腰でリビングの窓を開け、家の庭へ飛び降りる。そこには、犬小
屋があり、大型のシェパードが番犬として飼われていた。
「ワンワンワンワンワンワン!」
「きゃああああっ!」
846作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 11:42:43 ID:ldmIIg5U
逃げようとする麻衣の太股に犬が噛み付いた。パニックに陥った麻衣はメチャ
クチャに腕を振り回し、噛み付いた犬を引き摺りながら門の方へ進もうとする。
モタモタしていると騒ぎを聞きつけた隣近所の住民が、バラバラと集まってきた。
「空き巣だ。捕まえろ!」
「それより、警察に電話して!」
(嫌だ、豚箱には行きたくない!)
麻衣は、力尽くで、犬を引き離そうとした。ジーパンが引き裂け、牙が食い込ん
でいた皮膚から激しく出血する。シェパードは鎖に繋がれているため、それ以
上麻衣を追いかける事が出来ず、噛み千切ったジーパンの布切れと、麻衣の
太股の皮膚の一部を咥えて、空しく吠え続けた。
「うぐっ・・・・オラオラ、どけよ、お前ら!」
麻衣は泣きながら、集まって来た人間達を突き飛ばすと、血だらけの足を引き
摺って逃走した。ただの少女とは思えない、脳内コンピューターに操られた素早
い動きだった。どうやら麻衣の脳に埋め込まれたコンピューターは、麻衣を生か
さず殺さず、ひたすら窮地に追い込んで、苛め抜くためだけにプログラミングさ
れているようだった。
(畜生!足が痛いよう!)
麻衣は、町中を走り回り、クタクタになってようやく、コンピューターチップの命令
から解放された。そしてボロ屑のように疲れ果てて、バラックに戻った麻衣は、盗
んできた預金通帳を開いて、狂喜した。
(すごい!通帳残高が、300万もある!これだけあれば・・・)
麻衣は、高価な衣服を買い、レストランで腹一杯食事をしている自分を想像した。
しばらく、足の大怪我も忘れて有頂天になっていたが、浮浪者である麻衣が、他
人の通帳を銀行に持っていけば、実際、その場でどうなるかと言う事には、全く気
付いていなかった。
847作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/20(月) 11:45:49 ID:ldmIIg5U
麻衣編終わりです。
848名無し調教中。:2006/11/20(月) 11:52:06 ID:RF7PJb0X
849伊藤:2006/11/20(月) 21:59:37 ID:R6iW5U7X
>>847
駄文の羅列、単に徒労としか評価のしようが無い。
合掌
850名無し調教中。:2006/11/21(火) 07:27:30 ID:knm91qfa
無視、無視・・・。
851名無し調教中。:2006/11/21(火) 10:25:05 ID:jEr4zCkZ
作者タソもつこれ♪
852名無し調教中。:2006/11/21(火) 21:03:47 ID:yT0P0Tck
>>846
豚箱にぶちこまれた方が幸せになれるんじゃないんだろうか。
853名無し調教中。:2006/11/21(火) 21:17:21 ID:MRLCskmX
この世界だと、刑務所に妙な拷問係や牢名主がいるんじゃね?
ネオガイアの実験材料にされるかもしれないし、いいことはないと思うよ。


自分で書いといてなんだが、「ネオガイア」ってことばを聞くのは久しぶりだなW
854伊藤:2006/11/21(火) 22:42:21 ID:pZid5srH
>>847
だっぶんだ〜
855名無し調教中。:2006/11/22(水) 12:12:23 ID:+dY8o/UN
21歳で少女???
856名無し調教中。:2006/11/22(水) 12:36:59 ID:OY2Ai2CH
老女や幼女じゃないだけましだろう。
贅沢言うなw
857作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 14:32:01 ID:P9VYSK5K
 清純派女優として売出し中の成瀬美咲(23歳)は、所属するプロダクション
の社長に呼び出された。
「何か、御用ですか、社長」
美咲は、ゴールデンタイムのトレンディードラマにも何度か出演した事もある、
見た瞬間ハッと息を呑むほどの美人女優である。色白の肌と長い黒髪が、清
純派というイメージにピッタリだった。
「実は、君の今後のタレント活動について相談しようと思ってね」
プロダクションの社長は言いにくそうに切り出した。反論される事を恐れている
ようだった。
「と言いますと?」
「せっかく、女優として人気が出てきたところを申し訳ないのだが、ここら辺で方
向転換してみてはどうかと思うんだ・・・・お笑い芸人にね」
「は?お笑い芸人?」
美咲は耳を疑った。冗談にしか聞こえなかった。
「さざなみテレビという放送局を知っているだろう。例の宇宙人の息のかかった
放送局だ。そこに所属するプロデューサーが君をプロデュースしたいと言って
来たんだ」
「そんな、嫌です!来年には映画の出演も決まっていますし、ドラマも何本か
出演依頼が来ています。それなのに、お笑い芸人だなんて・・・その話は、断っ
てください!」
美咲は、必死で抗議した。キャンペーンガールから芸能界入りし、今年、やっ
と女優として脚光を浴び始めて来たのだ。
「断れんのだよ。それが出来れば苦労はしない。断れば、植民地総督府を通し
て事務所に圧力がかかるだろう。君のためにもならない」
858作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 14:34:01 ID:P9VYSK5K
社長は懸命に美咲を説得しようとした。さざなみテレビから多額のリベートを貰
う約束になっている。逆に拒否すれば、行政から圧力がかかり、事務所自体の
存続が危うい。社長は数時間かけて説明し、なだめたり脅したりしたが、結局、
美咲は首を縦に振らず、最後には、植民地総督府の命令書を突き付けなくては
ならなかった。それは、2005年に日本政府との間で結ばれた条約の、『宇宙人
への実験材料の提供義務』と言う項目に基づいていた。対象者は、拒否すれば
日本国内で指名手配され、警察に追われる事になる。美咲は、泣く泣く、今後は、
お笑いタレントとして活動します、という契約書にサインをし、プロデューサーと
会うために、マネージャーと共に、さざなみ市に向かった。そして、さざなみテレ
ビの本社ビルで、プロデューサーに挨拶をした。
「はじめまして、成瀬美咲です」
「ほう、まさに清純派路線まっしぐらって感じだね!」
プロデューサーは、宇宙人ではなく日本人のようだった。手渡された名刺には斉
藤大介と書かれていた。30代後半で浅黒く、髭を伸ばした蛇のような目つきの
男で、美咲は生理的な嫌悪感を感じた。
「僕は、お笑いタレント専門のプロデューサーでね。この頃は、お笑い芸人もネタ
だけではなくて、キャラクター作りが重視されるようになってきた。キャラとギャグ
が当たれば売れるんだよ」
859作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 14:34:40 ID:P9VYSK5K
「はあ、でもあたし、女優志望だったんで、お笑いとか、そういうの全くセンスが
なくって・・・プライベートの友人にも、あたしの冗談は面白くないって言われて
ますし・・・」
美咲は、なんとか断りたいという希望を捨て切れないでいた。
「ハハハ、大丈夫だよ。僕がプロデュースするんだ。センスが無くっても絶対売
れるよ。僕の言う通りのキャラクターを創ればね」
「キャラクターですか?」
「今まで、お笑いで当たったのは、女子プロキャラ、スケバンキャラ、ラッパー、
サムライなどで、他にも、ありとあらゆるキャラクターが試行錯誤されている。
中でも去年、一世を風靡したのはハードゲイキャラだ。残念ながら、コスチュー
ムの切り替えと、本当はゲイではないと言う事が知れ渡って、消えていったが
ね・・・。そこで君にはハードマゾ芸人というのをやってもらいたい」
「ハ、ハードマゾ芸人・・・」
美咲は絶句した。嫌な予感がした。
860名無し調教中。:2006/11/22(水) 15:27:26 ID:WELUNmHK
新作
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
ハードマゾキャラ
(・∀・)イイ!!
861作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 16:05:35 ID:P9VYSK5K
プロデューサー斉藤による美咲のキャラ創りが始まった。美咲は、斉藤のデザ
インした衣装を着るように強制された。
「こ、これを着るのですか?」
「そうだよ」
「でも、これ衣装って言うよりは・・・」
それは、ピンク色のエナメル素材で出来たラバースーツだった。胸の部分と股間
の部分が切り抜かれていて、乳房とオマンコが搾り出されるようになっている。
「こんなの着て、テレビには出れません!」
「心配ない。猥褻物陳列罪にならないよう、君のテレビ出演に関しては、治外法
権条約の適用を申請してある。ゴチャゴチャ言ってないで、早く着たまえ!」
仕方なく美咲は、試着室で、衣装に着替えた。カーテンを開けると屈辱のあまり、
顔が真っ赤に火照り、体中がブルブルと震え出した。
「いいねえ、いいねえ、その表情!視聴者もグッと来るよ、きっと」
斉藤は絶賛した。美咲は、犬用の赤い首輪をつけられ、手足には、鉄球つきの
鎖がぶら下がった金属の枷もはめられた。
「乳首と、ラビア、クリトリスにピアッシングをした方がいい。耳タブと唇にもね」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
美咲は慌てた。それでは体に穴を開けることになる。そこまで人体改造される
とは聞いていない。
「甘い事を言ってちゃ駄目だ。キャラ創りは、徹底的にやらないとね。今時、中途
半端な演出じゃあ、視聴者に見透かされちまうんだよ」
斉藤は、聞く耳を持たなかった。ベテランのメイクさんが呼ばれ、美咲の体に次々
とピアッシングが施されていく。
862作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 16:06:22 ID:P9VYSK5K
「あっ!イタッ」
一度にこれだけの穴を開けられると、数箇所の痛みに同時に耐えなくてはなら
ず、相当な精神力が必要だった。クリトリスにピアッシングされた際には、美咲
は思わず絶叫してしまった。
(つ・・・痛い・・・女優のあたしが、ハードマゾ芸人だなんて・・・しかも、いくらキ
ャラ創りとはいえ、こんな肉体改造まで・・・)
美咲は、昨日まで絶好調だった自分の芸能人生が、確実に狂っていくのを感
じた。
「いいねえ、いいねえ、でも何か足りないような気がするなあ」
斉藤は、ピアッシングの苦痛を懸命にこらえている美咲の姿を眺めながら、必
死に、自分のイマジネーションを模索しているようだった。
「そうだ、鼻フックをした方がいい。視聴者は、元々の君の美貌を知っているか
ら、それが歪められているのを見ると、たまらなく興奮すると思うよ」
「え・・・鼻フック・・・ですか」
美咲は、もはや、反論する気力を削がれていた。メイクさんのなすがままに鼻
フックを付けられ、ノーブルな鼻が、豚のように上向きに歪められる。鏡で自分
の顔を見せられた美咲は、こんな顔を公共の電波に乗せるのかと思うと、発狂
しそうだった。
「い、嫌・・・こんな顔で、全国に放送されるのは、嫌・・・」
「なぜ?どうして?・・・まさにハードマゾだよ。おいしいよ、絶対ウケるよ!」
斉藤は、はしゃいでいた。
863作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 16:07:01 ID:P9VYSK5K
「あと、体中に卑猥な落書きをした方がいい。出演する番組とかネタに合わせ
てマジックで書き込めば、司会者も突っ込んでくれるよ!」
美咲には、ウケるためには、何でもするという、お笑い芸人の世界は、さっぱり
理解出来なかった。
「次は、ギャクを練習しなくちゃな。僕が、いくつか考えたから、やってみてくれ」
斉藤は、美咲に、ギャクを走り書きしたノートを手渡した。それを、読んで美咲
は、冷や汗をかいた。
「これを、あたしがやるのですか?」
「当たり前だろ。君のために僕が不眠症になりながら考えたんだ。ま、大体が、
他の芸人のパクリだけどね」
美咲は、ノートに書かれている文章を声に出して読み上げた。
「・・・見ての通りのハードマゾです。いじめられると感じちゃうの・・・あたしのホッ
ペを叩いてみて。(パシッ)。あおおっ、とっても快感、濡れてきちゃった・・・」
「本番では、もっと気持ちを込めて、大げさに身振り手振りをしながら叫ぶんだ。
あおおおっ!てね」
「これって、パクリじゃ・・・」
「気にしない、気にしない。これで流行語大賞も狙うぞ!」
美咲は、暗澹たる気持ちになった。
864作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 17:38:21 ID:P9VYSK5K
お笑い芸人に転向した成瀬美咲の、デビュー番組が決まった。話題のお笑
い芸人が、順番にネタを披露していくという、シンプルだが高視聴率を稼いで
いるエンターテイメント番組である。楽屋でも舞台裏でも美咲は、他の出演者
たちから好奇と、好色の入り混じった視線を浴びた。
「あれって、女優の成瀬美咲だろ?なんで彼女が、今更お笑いなんだ?」
「さあ。それよりも何なんだ、あの格好は?放送出来るのかよ」
芸人達がヒソヒソ話をしている。美咲は、いたたまれない気持ちになった。や
がて、若手お笑いタレントを紹介するコーナーで、美咲の出番が回ってきた。
舞台裏からステージに登場した美咲は、大げさなパフォーマンスでアピール
した。
「見ての通りのハードマゾでえーす!スレイブピッグHMって呼んでください。
殺す以外は何をしてもいいわよっ!」
美咲は、満面の笑顔で決められたセリフを叫んだ。マイクを握った関西芸人
の司会者が歩み寄ってくる。
「えらいもんが、出てきよったなあ。なんやこれ、鼻毛出てんぞ」
司会者が、美咲のフックで上向きに吊られた鼻の穴を覗いて言った。美咲は
ぶしつけな突っ込みに面食らったが、アドリブで返した。
「あたしの鼻毛抜いて下さーい」
「ええんか、ほな、抜くぞ」
司会者は、美咲の鼻の穴に親指と人差し指を突っ込み、ブチッと鼻毛を引き
抜いた。
「あおおおっ!快感!濡れてきちゃった!」
「コラ、濡れてきたや、あれへん」
865作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 17:39:05 ID:P9VYSK5K
美咲は、芸人にパシッと後頭部を叩かれて突っ込まれた。大爆笑が客席か
ら沸き起こる。ウケているようだった。
「あーあ、こんなもんジャラジャラと引き摺りよって、重たないんか?」
司会者は大げさに、美咲の手足に付いている鎖と鉄球を指差して尋ねた。
「重いです。歩きにくいです」
美咲が答えると、失笑が客席から漏れてくる。
「お前、人にいじめられて、うれしいんかい。変態やの」
「はい、美咲はハードマゾでっす」
「あ、こいつ、本名言いよった」
美咲は、あわてて口を押さえる。その仕草に再び笑いが取れた。
「そんな、ハードマゾの美咲さんに、これは俺からのプレゼントや」
司会者が上着のポケットから、用意してきた洗濯バサミを二つ取り出し、美咲
の乳首に一つずつ挟んでいった。ズキンズキンと激痛が美咲の脳天を突き抜
ける。
「あおおお!」
「おっ、また、喜んどる。しょうのない奴やな。放送出来へんがな、こんな芸人」
「もっと、いじめて〜ん」
美咲が体をくねらせた。リアクションも身についてきていた。
「今日は、収録が終わるまで、その洗濯バサミを挟んでなさい。ネタもそのまま、
やるんやぞ!」
「わかりました・・・」
司会者がステージの裾に引っ込み、美咲のネタ見せが始まった。客席に向か
ってステージ中央に立ち、スポットライトで照らし出される。
866作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/22(水) 17:39:56 ID:P9VYSK5K
「この前、学校で体育の時間に縄跳びしてたらね。急に自分の体を縛りたくなっ
ちゃったの。それで先生に、縛っていいですかって聞いたの。そしたらね、先生
が怒ってね・・・『縄跳びは、そんな事に使うためにあるんじゃない、こうやって使
うんだ』って、鞭にして叩かれちゃったのよ!あ〜ん快〜感!」
美咲は、色っぽく身をくねらせた。しかし、客席はシーンとしたままだった。スベっ
たのだ。美咲は、物凄い焦りを感じたが、なんとか平静を装い、次のネタにいく。
「この前、休みの日に遊園地に行ったのね。そしたらメリーゴーランドがあったか
ら、係りの人に、三角木馬ないですか?って聞いたの。そしたらね。『お前が馬
になって、回ってれば』だって。あーん快〜感!」
客席からは、物音一つしなかった。またスベったのだ。美咲は、最後のネタに全
てを掛ける事にした。
「スベっちゃって、ゴメンナサイ!美咲は、自分で自分をお仕置きしま〜す」
と言いながら、体中に大量の爆竹を巻きつけ始めた。そして導火線にライターで
火をつける。スベリ続けた美咲は、このまま本当に吹っ飛んで、消えてしまいた
かった。
「きゃああああ!怖いいいい!」
美咲は自分で、叫び声を揚げた。台本に書かれていた言葉だったが、恐怖は本
物だった。パンパンパンと爆竹が体中で連続して爆発し、美咲は弾かれたように
キリキリ舞いして、倒れた。その顔が本物の恐怖と苦痛に引きつり、涙ぐんでいた。
「あーん快〜感・・・これじゃ、お仕置きじゃくて、ご褒美だったわ!」
オトした積もりがオチなかった。お笑い芸人にとって、シラけたスタジオの冷たい
空気が、一番強烈なお仕置きだった。
867名無し調教中。:2006/11/22(水) 18:31:16 ID:eoHlwg8X
オチうまいW
868名無し調教中。:2006/11/22(水) 18:39:18 ID:XPiA0Tkg
支援〜!
869名無し調教中。:2006/11/22(水) 20:39:27 ID:7RQY6f/A
オレもこの路線、支持します。
870伊藤:2006/11/22(水) 22:03:56 ID:xdoFM6C3
>>866
つまらん。それだけ。
871名無し調教中。:2006/11/23(木) 10:47:46 ID:bj8TrUXC
いじましいほどのカマッテチャンぶりにワロタw
872伊藤:2006/11/23(木) 20:40:10 ID:7xFc4d0h
>>871
SM板の伊藤と言ったらちょっとは名が知れてるつもりだぜ。俺がかまってちゃんか
どうかは別スレ逝って聞いてきな、坊や。
873名無し調教中。:2006/11/23(木) 21:02:56 ID:E0WM1FwX
いじましいほどのカマッテチャンぶりにワロタw
874名無し調教中。:2006/11/23(木) 21:23:06 ID:233cYEUa
他スレでちやほやされているので、ここでもちやほやされたいわけですか?

いやぁ、SM板も奥が深いですねW
875名無し調教中。:2006/11/23(木) 21:42:13 ID:bj8TrUXC
別に俺はどのスレに対してとも言ってないのだが、
カマッテチャンは心当たりがあるようでw
病的な自意識過剰でもあるんだな、精神病院に行って診察してもらう事を薦める。
なによりお前の為だ。
876名無し調教中。:2006/11/23(木) 21:49:14 ID:233cYEUa
まぁ、SM板ですからねW

叩かれて嬉しい人がいても不思議はないかもね。
877負けるなババァ:2006/11/23(木) 22:31:10 ID:ppOFsgxS
美女の次はいよいよ美男か?
878名無し調教中。:2006/11/24(金) 02:02:22 ID:Ax8GX7/p
ババァウザイ
879伊藤:2006/11/24(金) 08:18:56 ID:fcy3tTOq
>>874
SM板の伊藤と言ったらちょっとは名が知れてるつもりだぜ。俺がかまってちゃんか
どうかは別スレ逝って聞いてきな、坊や。
880名無し調教中。:2006/11/24(金) 08:24:53 ID:WIvUtPtE
↑ こいつなに様
881名無し調教中。:2006/11/24(金) 08:31:37 ID:Ny5NTgjw
>>880
構っちゃだめだお
882名無し調教中。:2006/11/24(金) 10:37:12 ID:SdRVTW+b
もう、何をどう言い訳してもかまってちゃんにしか思えないw
883負けるなババァ:2006/11/24(金) 20:08:19 ID:xGvmo55F
ババァ、がんばれ!
俺も男虐めを待ってるよ!!
884名無し調教中。:2006/11/24(金) 21:47:24 ID:U5yIip4l
ババァウザイ
885かい:2006/11/24(金) 23:03:16 ID:rIXoXtgT
彼女の栗に、携帯のバイブモーターを埋め込んだ。飛びッ子みたいに自分では外せないようにしたんだが、電流の調整しても電源が五時間位しかもたない。
一日中、栗をトロ火にかけたような状態にしてやりたいのだが、なにか良い方法はないだろうか?
886伊藤:2006/11/25(土) 01:34:44 ID:4q6i1l02
>>882
私の相手は妻ですが、たまになら黄金も聖水もプレイしてますよ。
私も妻も44歳です。過去に何度か色々な掲示板に書き込んだこともあります。
20代の頃は風俗店でも黄金プレイをしていました。

話せば長くなるので、ここに至るまでの細かな経緯は省略しますが、唾液を
飲ませて貰ったり、妻のアヌスを舐めたり、汚れた使用済みパンティーを妻
公認で匂ったりとかは普通に夫婦生活の中で早い段階で実現していました。
聖水は「君の温もりを感じてみたい・・・」と言って何度か懇願し、一緒に
入浴した時に妻が浴室でしてくれました。
それ以来聖水は1〜2週に1度くらいは飲ませて貰っています。
さすがに黄金は私も妻に言い出しにくかったので手紙を書きました。
「君を愛している」「君の全てを知りたい、感じたい」と言ったことを書き
ました。数日間、妻からは何の反応もなかったですが、ある日妻からも手紙
で返信を貰いました。
887伊藤:2006/11/25(土) 01:35:54 ID:4q6i1l02
私がスカトロ系のDVDを隠し持っていることを知っていたそうで、そう言う
性痴があると感じていたそうです。聖水は既に飲ませて貰っていますしね。
ウンコそのものを食べさせたりとかは嫌だけど、トイレで排泄後、拭く前の
お尻なら舐めさせてあげても良いと。つまりウンコの付いた肛門をです。
「でも少し時間を下さい・・・」と書いてありました。
それから数日後に実現しました。ほんの少しですが妻のウンコを口に出来て
最高に幸せです。妻も基本的には嫌がりますから、たまにですが排泄後、お尻
の穴に付いたウンコを舐めさせて貰っています。
美味しいとは言えませんが、妻のウンコの匂いは嫌ではありません。むしろ好き!
妻は大便排泄後、私を残して先にトイレを出ますが、便器は流さずそのままにして
くれます。妻が出た後のトイレで私は一人、妻のウンコを握り潰して香りを楽しん
でいます。あの感触と匂いは、女性の大便が好きなものには溜まりません。

世の中にはマジでこんな夫婦もいます。妻は男の性痴に理解ある女性です。
ここまで決心してくれた妻には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当は直接口にして貰ったり、体に塗ったりしたいですが、これ以上は軽蔑
されるでしょうから我慢しないといけないと思っています。
888名無し調教中。:2006/11/25(土) 01:51:01 ID:ar2PiR20
本当にババァは大変だなー

889ババァさんのお仲間:2006/11/25(土) 06:56:04 ID:HNdKXfQ3
以前にリクエストがあった「美男奴隷船」は読んでみたいものです。
作者さま、よろしくお願いします。
890名無し調教中。:2006/11/25(土) 09:00:39 ID:wkPFe3Q0
ババァウザイ
891名無し調教中。:2006/11/25(土) 14:07:03 ID:al1go3it
今度は「男ヨロ」と「ババアウザイ」のマッチポンプ的かまってちゃんですね、
おつかれですw
892名無し調教中。:2006/11/25(土) 18:57:01 ID:5aXyR/ll
作者タン、男ヨロしつこいから1編書いてあげて
ババァさん、あまりしつこいと嫌われるよ
893名無し調教中。:2006/11/25(土) 21:51:44 ID:wkPFe3Q0
ババァウザイ
894名無し調教中。:2006/11/26(日) 01:27:48 ID:vcXZsVbu
>885
電流値下げて電池を増やせばいいんでないかい
895かい:2006/11/26(日) 22:25:19 ID:wNxb+WTv
対応できる小型電池が、ないんですよ。ちなみに24vの電池や、携帯電話の回路もだめでした。心臓ペースメーカーよりは電力が食っちゃうんです。
896千鶴好き:2006/11/27(月) 00:09:26 ID:h7mUmwdn
久々に来たら、妙な方が妙な独り言。それも全然面白くないので、できれば他で好きなだけ語って下さい。私は作者さんのお話が読みたいんです。お願いしますね、伊藤さん。
897名無し調教中。:2006/11/27(月) 10:26:29 ID:LlieghS/
何だかなぁ…
作者様、変なのは完全スルーで新作をお願いします。
898名無し調教中。:2006/11/27(月) 22:23:32 ID:Zot4CNd7
>>896
あんたね、SM板の伊藤と言ったらちょっとは名が知れてる存在なわけ。その俺に対して
何様のつもりだい?嘘だと思うならエルドラドスレにおいで、坊や。
899千鶴好き:2006/11/27(月) 23:09:48 ID:h7mUmwdn
私は女です。あなたがどんな有名な方でも、無名な方でも一緒です。
作者さんのお話が読みたいだけです。
900名無し調教中。:2006/11/28(火) 06:18:27 ID:VGRIDJnV
SM板の伊藤


( ´,_ゝ`)プッ
901茹蛸 ◆vqUsEYfegA :2006/11/28(火) 09:30:02 ID:Z2kt6bFe
>>898
てめぇが、どこのどなた様であろうが、知ったこっちゃねんだよ、この糞馬鹿たれが。
さっさと死ねや屑。
てめぇみてぇなチンカスが生きてるだけで地球のエネルギーが確実に一人分、無駄に消費されんだよ。
世の為、人の為、即刻、死ね。
今すぐ死ね。
902名無し調教中。:2006/11/28(火) 10:34:00 ID:YsTbL8ZJ
だからかまってちゃんにかまったら喜ぶだけなのに・・・
903伊藤:2006/11/28(火) 22:31:16 ID:zMsm3nIw
>>899
あんた女か。俺にキリキリに縛られてみないかい?別の世界を見せてあげるぜ、ベイビー!
904伊藤:2006/11/28(火) 22:32:27 ID:zMsm3nIw
>>901
まあ、そんな熱くなるな。恐らく死ぬのはあんたの方がはやいぜ!!
905小林:2006/11/28(火) 23:18:36 ID:5pVNJYQ1
>>904

あんたね、ハゲ・ズラ板の小林と言ったらちょっとは名が知れてる存在なわけ。その俺に対して
何様のつもりだい?嘘だと思うなら猫毛スレにおいで。脂っこいもん食わすぞ、坊や。




906作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/29(水) 14:42:20 ID:QFBlCFuk
スレイブピッグHMの芸名で、お笑い芸人に転身した成瀬美咲に、次々とバラエ
ティー番組から出演依頼が来た。ギャグのセンスは全く評価を受けなかったが、
美貌の女優が、突っ込まれて頭を叩かれたり、醜態を晒して恥も外聞もなく笑
いを取る姿に、視聴者は大喜びだった。出演したコントでは、ハリセンで顔面を
強打された挙句に水槽に叩きこまれ、全身ずぶ濡れになりながらギャグを連発
した。
「あ〜ん快感!もっと、いじめて!」
「殺す以外は、何をしてもいいわよっ!」
「あたしは、薄汚いメス豚ですぅぅ。」
このような美咲のセリフは、たちまちテレビの影響を受け易い小中学生達の間で、
モノ真似が始まり、全国の教育委員会で問題になった。この大ブレイクに、仕掛
け人のプロデューサー斉藤は上機嫌だった。
「いいねえ、いいねえ、美咲ちゃん。僕の言った通りだろう。今や日本中が君に注
目しているよ!」
「え・・・ええ。そうですね・・・」
美咲は言葉を濁した。確かに知名度は上がったが、芸能界で美咲が目指してい
た自分の理想像とは、あまりも掛け離れた姿だった。もともとプロ意識と責任感の
強かった美咲は、オファーのあった仕事は完璧にこなしているが、お笑い芸人と
してテレビに登場するのは苦痛以外の何者でもなかった。しかし、そんな美咲の
思いとは裏腹に、しばらく経つと画面に登場するだけで笑いが取れるようになり、
オフの日に街を歩いていても、一般人に指を差されてクスクスと笑われるように
なった。
「あ、ハードマゾの成瀬美咲だ。」
「スレイブピッグよ。アハハハ、マゾのくせに買い物をしているわ。今日はコスチュ
ームを着ていないのね」
「当たり前だろ、いくら芸能人でも、あんな格好で街を歩けるかよ」
「ビンタしたら喜ぶかしら」
907作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/29(水) 14:43:43 ID:QFBlCFuk
街中で、いきなり、知らない人間にビンタされる事も、しばしばだった。特に、テレ
ビと現実の区別が付かない小中学生が、いきなり美咲に暴力を振るって来たり
する事がよくある。自分のファンに対してキレる事も出来ず、もともとサービス精
神の旺盛な美咲は、反射的にギャグを連発して、ファンをさらに喜ばせてしまう
のだった。
「あーん快感。もっとぶって!」
「アハハハハ、テレビと同じだ」
出演するクイズ番組では、美咲だけが、間違えるたびに司会者からビンタされ、
罵倒された。
「あの、スレイブピッグさん?ひょっとして、殴られたいからワザと間違えてるん
じゃないでしょうね?」
「そんな事ありません」
「でも、あなたのアソコは濡れているんでしょ」
「はい、少し・・・」
「見せてみなさい。」
解答者席から立ち上がり、くり抜かれたコスチュームの股間部分をカメラの前に
晒す。ラビアのピヤッシングリングを両側から引っ張って広げられた美咲のオマ
ンコに司会者が指を突っ込んで捏ね繰り回し、ネットリと愛液のついた指先をカ
メラの前に突き出して、アップで映した。
「少しどころじゃないよ、これ・・・わっ、臭え!」
指先の匂いを嗅いだ司会者が、大げさに驚いてみせる。美咲は、顔を赤らめ、撮
影スタッフや共演者達から笑いが起る。しかし、他の出演者達は、美咲ばかりが
アップでカメラに抜かれるため、あまり良い気分ではないようだった。
また、美咲は、食べ歩きのグルメ番組にも出演した。まず、共演者のデブタレント
が美味そうに名物料理を平らげる。それの様子を物欲しそうに、指を咥えて眺め
ていた美咲にも、後から同じ品が運ばれてくる。しかし、運んできた料理人がいき
なり、ワザとらしく躓いて料理を床にブチまけてしまうのだ。
908作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/29(水) 14:45:37 ID:QFBlCFuk
「あーあ、もったいない。どうすんのこれ、スレイブピッグちゃん?」
「あたし、食べます!」
美咲が床に這いつくばり、犬のような姿勢で料理を口に入れようとする。
「じゃ、僕がもっと美味しく味付けしてあげるよ」
デブタレントが、履いていた革靴の裏で料理を踏みにじった。美咲が悲しそう
な眼差しでカメラを見上げる。
「どう、美咲ちゃん。これぐらいでいいかな?」
「あーん、美咲はメス豚ですぅぅ・・・グチャグチャに味付けして頂いた、お料理
を美味しく頂きますぅ」
「せっかく、ご主人が料理してくれたんだ。残さず食べるんだぞ」
「はーい」
美咲は、手を使わずに、ドロ混じりの料理を涙ぐみながら貪った。
「美味いか?」
「はい、塩味がピリッと効いていて、とっても美味しいですぅぅ。思ったより舌触
りがよくって、海の香りがします。でも泥がペッ、ペッ・・・」
デブタレントが、四つん這いになっている美咲の尻に蹴りを入れた。
「コラッ、そんな事言ったら、御主人に失礼だろっ!」
「しゅいましぇーん」
哀れな美咲の姿に、お茶の間は大ウケだった。また別のバラエティー番組で
は、カメラの前で何度もオナラをさせられた。それは、ミス・オナラコンテストと言う
コントだった。
「音が小さいっ!ダメだよ、それじゃあ。イモを食えイモを!」
コーチ役の芸人の指図で、皿に山盛りの焼イモが運ばれてくる。美咲はそれを
完食しなくてはならない。汗を流しながら、口いっぱいにイモを頬張り、胸を叩い
て無理矢理水で流し込む姿で、視聴者の笑いを取ろうと言うのだ。
909作者 ◆zCS1o.kilU :2006/11/29(水) 14:48:39 ID:QFBlCFuk
「もう、これ以上、食べれませぇぇん・・・」
「ダメダメ、全部食べなきゃ、いいオナラが出ないよ!」
コーチ役に叱咤されて、ようやく完食した美咲が、カメラの前に御尻を突き出し、
オナラをしようと力む。やがてプスっと小さな音がもれる。
「うわっ、くっせえ。でも音が小さ過ぎるね。もっとイモを食べなきゃ」
再び山盛りの焼きイモが運ばれてきて、美咲の顔が青ざめる。オナラの出し方
に、いろいろと、難癖を付けられ、これを延々と繰り返すのだ。また別の番組では、
動物園の、ワニのいる池の上を綱渡りさせられたりした。
『そこで、オシッコをもらせ』
無線機のイヤホンを通じてディレクターが指示をしてきた。美咲は、いつものハー
ドマゾのピンクのコスチュームで、命綱を付けずに、ロープにしがみ付いている。そ
んなに腕力がある方でもなく、もし、池に落ちれば冗談では済まない。
(う、腕が痺れるぅ。手に力が入らない・・・でもオシッコしなきゃ)
美咲のプロ根性は、筋金入りだった。さすがに顔からタレントスマイルは消えてい
たが、ワニが蠢く池の上でぶら下がったまま、ゆっくり膀胱を緩めると、くり抜かれ
たコスチュームの股間からチョロチョロとオシッコが流れ落ちた。
「オ・・・オシッコ漏らしちゃった・・・」
「おお!ハードマゾが恐怖の余りオシッコを漏らしています!」
司会者が、大げさにはやし立てる。
「オイしいなあ!」
「ここで、池に落ちたら、もっとオイしいで」
ギャラリーの関西芸人が、ウケ狙いだけの無責任な発言をしている。冗談じゃない、
と美咲は思った。眼下では、池に流れ落ちたオシッコの匂いで、ワニがざわめき始め、
バシャバシャと水面を叩いた。美咲は生きた心地もしなかった。
「あーん快〜感!・・・でも、こわいよー」
美咲の、真に迫った情けない声に、お茶の間は大爆笑だった。
910名無し調教中。:2006/11/29(水) 15:11:21 ID:e2fgEWVw
キタ━━━━━━┌(_Д_┌ )┐━━━━━━ !!!!!
911小林:2006/11/29(水) 21:49:20 ID:vzs5AoTh
>>909
駄文乙
912浜田:2006/11/29(水) 23:34:20 ID:XX7oLCwq
>>911
ちょっとは名が知れてる伊藤乙。
913名無し調教中。:2006/11/30(木) 00:11:53 ID:ItV5nR2S
ただの馬鹿か。
914伊藤:2006/11/30(木) 22:34:58 ID:CloH/RcD
>>913
>>913
馬鹿とはなんだ馬鹿とは。喧嘩売ってんのか?売ってんなら喜んで
買うよ。おめーみたいに2ちゃんでしか吠えられない奴は一度リアルで
ボコッてやった方がいいんだよ
915名無し調教中。:2006/12/01(金) 01:19:24 ID:yfXQjbHM
最近つまんない
916茹蛸 ◆vqUsEYfegA :2006/12/01(金) 05:58:56 ID:6fgxQ40l
>>914
こらこら…
また、ほざいてやがんのか?
テメェはよ…
喧嘩してぇんだったら、俺が買ったるぜ。
リアルが、どうしたって大将?
テメェのリアルは…
カミさんの糞穴掃除だろうが。
テメェは黙って、カミさんの糞食って喜んでりゃいいんだよ。
917名無し調教中。:2006/12/01(金) 07:54:45 ID:boSgpNCh
あまりにも馬鹿だ。疲れた。むなしい・・・
918阿藤 :2006/12/01(金) 10:31:27 ID:u2/YFWbH
こんにちわ、阿藤です。
919佐藤 :2006/12/01(金) 10:33:30 ID:u2/YFWbH
こんにちわ、佐藤です。
920内藤 :2006/12/01(金) 10:39:09 ID:u2/YFWbH
こんにちわ、内藤です。
921名無し調教中。:2006/12/01(金) 13:20:35 ID:qTCDLFg4
⊂二二二( ^ω^)二⊃
922名無し調教中。:2006/12/01(金) 21:51:45 ID:IG6OEir/
なんか腹へってきたな・・
おい!伊藤!パン買ってこいよ!
923伊藤:2006/12/01(金) 22:18:44 ID:rU7P+hF0
>>922
へい、喜んで!
924加藤:2006/12/02(土) 09:01:05 ID:V4KXpBPJ
加藤も仲間に入れてくれよwww
( ̄y ̄)( ̄ー ̄)yカトチャンペ
925小藤:2006/12/02(土) 22:07:42 ID:a6B/l6Z6
俺は小藤だ。文句あっか
926レイコ:2006/12/02(土) 22:56:11 ID:YyVHoSj4
ファンの皆様、ごぶさたです♪
レイコでぇ〜す!
927内藤:2006/12/03(日) 01:06:35 ID:v5b1DYsN
ババァウザイ
928名無し調教中。:2006/12/03(日) 02:39:47 ID:/gz7p1hg
何このカオス
929名無し調教中。:2006/12/03(日) 04:34:10 ID:D5WT4Qis
作者さんも大変だな。
馬鹿がいっぱい涌いて来たよ…
しかし、お笑いの話は正直今イチだな。
まぁ、宇宙人が出てきて拷問でもすりゃ別だが。
まぁ、どうせ、お笑いの話にするなら…
きちんとオチも付けてくれないとな。
もちろん、美咲の人生そのもののオチをねw
思いっ切り、無様で滑稽で惨たらしい死に方にしてくれよなw
腹を抱えてゲラゲラ笑い転げられるような哀れでカッコ悪い死に様を見せてくれwww
930近藤&遠藤:2006/12/03(日) 04:51:32 ID:LXgAZdH7
〜籐の苗字の人が集まるスレとはここですか?
931レイコ:2006/12/03(日) 07:52:37 ID:SiP3UmV9
私は阿藤レイコよ!
早く美男をとっ捕まえて縛り上げて拷問してちょーだい!!
↓すぐ下に付くカキコ「ババァウザイ」が、最近快感なの♪
932名無し調教中。:2006/12/03(日) 08:36:00 ID:SiP3UmV9
早く「ババァウザイ」と罵って!
でないとまた言うわよ。
作者さん、ハンサムなリーマンが拉致・監禁・緊縛・折檻されるお話を書いて下さいな!!
933小藤:2006/12/03(日) 08:37:25 ID:q5JwGHGX
>>931
オバサン、サイコー
934グラニュー藤:2006/12/03(日) 09:12:37 ID:v5b1DYsN
ババァウザイ
935名無し調教中。:2006/12/03(日) 10:45:13 ID:t/ZQbUgE
>馬鹿がいっぱい涌いて来たよ…
実は一人の寂しい自演、
多くてもせいぜい2〜3人だがなw
936名無し調教中。:2006/12/03(日) 10:59:29 ID:OeeCiIaT
>>933
小藤さん、応援ありがとう!

>>934
罵ってもらって嬉しいわ!
あ〜、快感♪
937グラニュー藤:2006/12/03(日) 11:15:25 ID:v5b1DYsN
ババァウザイ
938名無し調教中。:2006/12/03(日) 12:18:51 ID:OeeCiIaT
あ〜、快感♪
939グラニュー藤:2006/12/03(日) 12:26:44 ID:v5b1DYsN
ババァウザイ
940名無し調教中。:2006/12/03(日) 13:17:24 ID:OeeCiIaT
もっと罵ってぇん♪
カ・イ・カ・ン!
941伊藤:2006/12/03(日) 21:19:04 ID:kGM8vMgf
てめーら、いい加減さらせよ!!¥
942名無し調教中。:2006/12/03(日) 21:30:20 ID:1v2hCeEJ
出て来い伊藤!
943名無し調教中。:2006/12/03(日) 22:01:35 ID:kGM8vMgf
>>942
何じゃ、コラぁ!!¥
944名無し調教中。:2006/12/03(日) 22:10:52 ID:/gz7p1hg
馬鹿ばっか
945名無し調教中。:2006/12/03(日) 22:23:15 ID:1v2hCeEJ
伊藤、出て来い!
946名無し調教中。:2006/12/03(日) 22:54:15 ID:1v2hCeEJ
伊藤、かも〜ん!
947工藤シンイチ:2006/12/04(月) 02:41:49 ID:FyAMUvXx
犯人は・・・伊藤さん・・あなたです。
948夜神月:2006/12/04(月) 10:58:04 ID:KFqDdzaQ
言ってもわからぬ馬鹿ばかり…
949作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 12:23:37 ID:5KJwkz9f
2006年4月、埼玉県内にある公立高校2年生を乗せた観光バスが、小田原市
内で渋滞に巻き込まれ、立ち往生していた。
「まだ、動かねえの?日が暮れちまうよ」
3号車の一番前の席に座っていた2年C組の片田準一(16歳)が、バスガイドに
不満を漏らした。本当なら、とっくに、日帰りバスツアーの目的地である小田原城
に到着している時間だったのだ。バスガイドと、運転手の顔が焦り始めている。そ
ろそろトイレ休憩をしないと、我慢が限界にきている女生徒もいる。いくら渋滞とは
いえ、2時間以上も全く前進しないのは異常だった。
「おい、あれを見ろ、自衛隊のヘリコプターだ!」
窓を開けて首を出していた男子生徒の一人が叫んだ。退屈しきっていたC組の生
徒達は一斉に窓から空を見上げる。雲一つない晴天の空を自衛隊のヘリが3機、
編隊を組んで低空飛行をしていた。
「おっ、すげえ、AH1S、コブラだ!」
ミリタリーマニアの男子生徒が歓声を上げてはしゃいでいる。バスの運転席では、
バスガイドの桑田直美(22歳)がバス会社の事務所に携帯電話で交通状況を確
認していた。
「えっ、戦争?自衛隊の道路封鎖?・・・小田原は危険だからUターンして東京方
面に引き返せ、と言ってます」
運転手が困った顔をした。
「Uターンと言ってもこれじゃなあ」
950作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 12:26:39 ID:5KJwkz9f
道路は対抗車線も全て、乗用車で埋め尽くされており、とても観光バスがUター
ン出来る状況ではなかった。困り果てて、どうにも出来ないまま、さらに30分
あまりが経過した頃、遠くから爆発音が聞こえてきた。ヘリのプロペラ音や、
ジェット機の衝撃波まで伝わってきてバスの窓がブルブルと震える。爆発音に
は、砲声も混じっており、しかも次第に大きくなって来るようだった。
「おい、戦争だってよ」
「怖い・・・」
泣きそうになりながら震えている女生徒もいる。
「大丈夫だ、安心しなさい」
担任の男性教師が宥めたが、安全だと言う根拠は何も無く、男子生徒達も不
安気な顔色を隠せなかった。
(ふん、こんなぐらいでガタガタ震えやがって。みんなダラシないぜ)
片田準一は、心の中で級友達をあざ笑った。剣道部に所属している準一は、
血の気が多い性格で、砲声を聞いてむしろ、心が浮き浮きするのだった。
(おもしれえ。こんな事件に実際に出会うのは、生まれて初めてだ)
一番前の席に座っていた準一が、必死に砲声の聞こえてくる方角を眺めてい
ると、やがて信じられない物体が現れた。身長20メートルの巨人の女が、バズ
ーカ砲のような武器を構え、空中から自衛隊のヘリに攻撃されながら、観光バ
スの方へ突進して来たのだ。
951作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 12:27:28 ID:5KJwkz9f
「きゃあああ!」
女生徒が悲鳴を上げる。さすがの準一も動揺した。
「化け物だ!」
その物体、巨人女レアは、時空砲を構え、血路を開くために引き金を引いた。
照射された虹色の光は2年C組の乗った観光バスの周辺を包み込み、溢れる
光の中で、準一は体中の細胞がバラバラに分解されるような苦痛を感じた。
「うわあああ、助けてくれええ!」
「嫌だ。死にたくない!」
「きゃあああ、オシッコがもれちゃう!」
バス中に響き渡る生徒達の悲鳴を聞きながら、準一の意識は、薄れていった。

「う・・・うーん」
準一は目を覚ました。どれくらい気を失っていたのかは検討もつかない。死ん
ではいないようだ。バスの座席から立ち上がり、フロントガラスから外の風景を
見た準一は驚いた。
「こ、これは・・・」
空は夕焼けのように真っ赤だった。そこは、小田原市内ではなく、荒涼たる岩石
がむき出しになった荒野が、地平線にまで広がっていた。草木は一本も見当た
らない。準一は息苦しさを感じた。空気が薄いようだ。しばらく呆然としていると、
やがて他のみんなも起き出してきた。バスガイドの桑田直美が、外の様子を確
かめるために、乗車口の扉を開けバスから降りた。
「きゃっ、体が軽い。何か変だわ・・・ここは、一体どこなの?」
準一もバスから降りてみた。そして歩こうとすると、体が風船のように地面から
数十センチも浮き上がるのを感じた。
「うわっ!何だここは!」
他の生徒達も降りてきた。みんな驚き、騒ぎ、ざわめいている。
「重力が少ないんだ。ここは、地球じゃないのかもしれない。」
担任の理科教師、大川伸介(32歳)が言った。
952作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 12:29:09 ID:5KJwkz9f
「地球じゃないって、どう言う事だよ?」
「空気が薄いし、重力が少ない。それに植物が1本も見当たらない。別の惑星と考えるのが当然だろう」
「そんな馬鹿な・・・」
「おウチに帰れるの・・・」
一人の女生徒が泣き出した。
「携帯電話が通じません」
バスガイドの直美が、バス会社と連絡を取ろうとしたが、電波が圏外のようだった。
「これからどうすれば・・・」
一行は、立ち往生し、どうする事も出来なかった。バスを走らせようにも、舗装さ
れていない岩石地帯では、走行する事は困難だった。幸いバスツアーのために、
各自弁当と、水筒を持参しており、当面の空腹はそれで満たす事が出来た。や
がて夜が訪れ、冷え込んできたが、運転手がバスのエンジンをかけ、空調で暖
房したため、その夜は無事バスのシートで眠る事が出来た。トイレはバスの停
車している周辺の岩陰で済ませるしかない。次の日、弁当も水筒も食べ尽くし
た後、為す術もなくバスの周辺で身を寄せ合うように、空腹を抱えてブラブラと
過ごしていると、遠くに砂塵が上がるのが見えた。
「おい、向こうから、何かが来るぞ」
「助けが来たのかな」
「おーい!おーい!こっちだよう!」
生徒達が手を振り始めた。準一は舌打ちをした。
「馬鹿!ここは、地球じゃないんだろ!あいつらが、俺達に危害を加えるつもり
だったらどうする!」
一団が近付き、その姿がハッキリと見えてくるにつれ、生徒達は一転して押し黙
った。それは、異様な姿をした騎馬武者の一団だったのだ。
「ひっ、化け物だ!」
四本足の馬に、身長4メートルはある巨人達が跨っていた。緑色の皮膚をした巨
人は明らかに地球人ではなく、その証拠に腕が4本ある。馬も巨人も、口には獰
猛な牙が生えており、どう見ても友好的な種族のようには見えなかった。それぞ
れ、甲冑をつけ、ライフル銃や剣で武装しているようだった。
953作者 ◆zCS1o.kilU :2006/12/04(月) 12:30:13 ID:5KJwkz9f
「う、宇宙人だ!殺されるぞ!」
「逃げよう!」
「逃げるって、どこへ?」
まごまごしている間に、緑色の巨人の一団は観光バスを遠巻きに包囲した。生
徒達は、観光バスの車内へ逃げ戻り、座席に身を埋めてガタガタと震えるしか
なかった。
「ここが、どこか判ったぞ・・・」
担任の大川先生が低い呟いた。
「ここは、火星だ・・・と言っても我々の知っている火星じゃない。それなら気圧が
低すぎて、全く呼吸が出来ないはずだ。信じられないが、ここはバルスーム。ア
メリカの作家、エドガー・ライス・バローズが20世紀初頭に大ヒットさせた、冒険
ファンタジーの世界だ」
「どう言う事だよ、先生!」
準一が食ってかかった。平成生まれの準一が、古い海外のSF小説など読んだ
事があるはずも無い。
「どう言う事かは、判らん。しかし、我々は、バスごと別の世界に飛ばされた。そ
れも、別の場所や、時代ではなく、一人の作家が考え出した、架空の世界だ。
・・・最新の物理学によると、宇宙は『ゆらぎ』から始まったという。完全な無から、
いきなりビックバンが起り、120億年前に恐ろしいスピードで膨張を開始しらしい。
つまり、『ゆらぎ』というのは別の次元の生物の意識が、イマジネーションを働か
せた瞬間だったのかもしれない」
「先生、何を言ってるのか、わからねえよ!」
「つまりだ。我々の元いた世界も、所詮、時間も空間も全く概念の違う、誰かが考
え出した空想の産物だったのではないのかと・・・判りやすく言うならば、それを神
と呼ぶのも、やぶさかではない。ならば、エドガー・ライス・バローズの創造したバ
ルスーム世界が実際に存在しても、おかしくはない」
「だから、なんだってんだよ!あいつら、襲ってくるぜ!」
準一が、叫んだ瞬間、バスの窓が割れ、銃弾が雨あられと撃ち込まれてきた。
954名無し調教中。:2006/12/04(月) 12:36:28 ID:GQZyp+Rr
リアルタイム!
955名無し調教中。:2006/12/04(月) 13:09:57 ID:wYPgV9V1
新展開キターーーーーーーーーーーーー!
956伊藤:2006/12/04(月) 16:41:54 ID:frBqXm0s
秀文乙。
957伊藤:2006/12/04(月) 22:30:26 ID:/P/2o2Co
駄文おつおつ
958作者 ◆zCS1o.kilU
 バスの中に悲鳴が飛び交ったが、幸い全員がシートに身を伏せていたために
傷を受けた者はいなかった。しかし、一斉射撃が止み、剣を握った緑色人戦士が
バスの昇降口を破って車内に押し入ってくると、まず逃げようとした運転手が胸
を貫かれて殺された。
「キャーッ、人殺しいいい!」
バスガイドが悲鳴をあげる。噴出した鮮血が床を赤く染めた。
「た、助けてくれ!命ばかりは助けてくれ!」
全員が声を限りに、命乞いを始めた。剣を構えた緑色人が次々に車内に押し入
ってきたが、4メートルの巨体が天井につかえて窮屈そうだった。運転手に続いて、
さらに二人の生徒が血祭りに上げられたが、緑色人戦士は、泣き叫ぶ生徒達を見
て、相手に戦意が無い事を悟り、それ以上殺すのをやめた。その代わり、獰猛な
唸り声を上げ、身振り手振りで全員にバスから降りるように促した。こうしてバスガ
イドの桑田直美と2年C組の面々は、火星の荒野を俳諧する、凶暴な緑色人の捕
虜となったのである。