【小説】婦人の綴るSMに悶えるスレ【言霊責め】

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844名無し調教中。:2005/12/26(月) 07:47:24 ID:JHhYdZN3
>840=843
馬鹿??
845名無し調教中。:2005/12/26(月) 08:49:47 ID:++FaCZ6H
あげ
846小説婦人:2005/12/26(月) 09:26:31 ID:vFj2vmif
長谷川桜子は、自分と谷崎の事を、何か知っているのだろうか…。
苑子は職員室で、坂本慶一の進路指導書を眺めながら、考えていた。
坂本慶一は成績優秀。冷静でおとなしい性格らしく、騒ぐ女の子もいるらしい
が、自分には関係ない…といった雰囲気である。
生徒は一目おいているようだったが、全体を通しての印象は「頭がいいけど
変わった奴」という一言だった。
長谷川桜子は…
これは少々、坂本慶一とは毛色が変わった「変わった奴」だった。
成績もよく、清潔な感じのする美少女なのに、生徒の間ではすこぶる評判が
悪い。渋谷で少女たちを束ね、売春のあっせんをしている…といった噂や、
暴走族と関わりがある…などと噂を立てられた事があり、おとなしい女子生徒
は、彼女を怖がって近づかない者も何人かいるらしい。
学校の調べでは、そういった事実はない。と断定していたが、長谷川桜子の
周囲には、頑固にそういった「悪い噂」がはびこっている。
「誤解を招く言い方だけど…あの女の子…へんな色気があるのよ…」
副担任が周囲を気遣いながら、苑子に話した。
「意地悪な噂をたてられても…仕方がないかも知れないわ…だって、あれだけ
の美人だし…なんというか…とにかく今はあんな中学生もいるんだって感じ?」
副担任の口からは、しきりに「美人」という言葉が聞かれた。
「美しい少女」に対する妬み、僻みもあるだろうが、それにしても長谷川桜子
をとりまく噂は質の悪い…悪過ぎる。苑子はそう思った。
847小説婦人:2005/12/26(月) 09:36:54 ID:vFj2vmif
その日も報道陣とひっきりなしにかかってくる誹謗中傷の電話やメールの処理
に追われた。学校は学校として機能していなかった。
こんな中で教育実習をして何の意味があるのか…苑子は大学の教務に、特殊な
事件に巻き込まれ、通常の実習が出来ていない趣旨の報告書を提出しようかと
も思ったが、もう期間はあと数日なので、それも無駄な気がして黙っていた。
ここで実習が無効になって、後日改めて…ということになると面倒だった。
早く終わって二度とこんな所には…それが、苑子の本音だった。

学校からの帰り、駅前の本屋をのぞいてみた苑子は、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、坂本慶一だった。
「先生、いま、帰り?」
小さく一言一言を区切りながら、坂本慶一は苑子に話しかけた。
「え…ええ…坂本くんこそ…」
(こんな時期に…)苑子はその言葉を、かろうじて押さえた。
事実、谷崎惨殺事件が起こってからというもの、生徒にも父兄にも動揺がひろ
がり、生徒の中には外出はおろか、登校まで出来ないでいる生徒もいるこの
時期に、この坂本慶一は平然と女の子とデートし、今、こうして夜の駅前の
本屋で苑子の目の前に立っているのだ。
848小説婦人:2005/12/26(月) 09:56:41 ID:vFj2vmif
「こ…こんな時間に…事件も解決してない時分に…いけないわ…おうちの方も
ご心配なさらない?」
動揺をさとられまいと、本棚に本を戻しながら、苑子は坂本慶一に言った。
「…ふっ…」
何がおかしいのか、坂本慶一は笑った。笑いながら
「うん、うるさいね…報道陣って…ねえ?先生、知ってる?あいつらね、
谷崎先生の事で何か情報くれたら、金で買い取ってくれるらしいよ…顔写真、
ほら、写真週刊誌に載ったろ?あれ、D組の○○が30万円で雑誌社に売った
らしいよ…他にもさ…内緒でインタビュー受けて、金貰った奴とかいてさ…
ちょっとした『谷崎ゴールドラッシュだ』なんて、悦んでいる奴ら、いるよ」
明るく笑いながら言う坂本慶一の言葉が、苑子には信じられなかった。
その場を立ち去ろうとする苑子に、坂本慶一の言葉が追いかけて来た。
「先生!やつらが一番欲しがっている情報って、なんだかわかる?」
苑子はふりむいた。その顔を見て、ニヤリと笑ってから、坂本慶一は続けた。
「谷崎のオンナの情報だよ…」
「……」
「谷崎先生が、、、どんなオンナのひとと『おつきあい』があったか…それが
知りたいらしいよ…あの先生、ヘンタイだったんだって?どんなにヘンタイ
だったか…詳しく知ってる女性を警察は捜しているらしいよ…ふふふ…」
苑子は抗えなかった。吸い込まれるように坂本慶一という少年の目を見てしま
った。目を…目を見てしまったのだった。
「…ボクは味方だよ…安心しなよ…先生…」
たちつくす苑子に近づき、坂本慶一は耳元で囁いた。
15歳…成長の過程にあるその体は、苑子よりも長身ではあったが、子供の体の
しなやかさを残していた。しかし肩幅は大人のそれであり、アンバランスな、
大人でも子供でもない「少年」という生き物が、苑子の目の前にいた。
「先生、怖いの?怖がらなくても…いいんだよ…うふふふ…」
突っ立っている苑子に、もう一度、くちづけするほどくちびるを寄せて、
坂本慶一がささやいた。
849小説婦人:2005/12/26(月) 10:12:08 ID:vFj2vmif
「この子は…この子は…知ってる!」
苑子は直感でそう感じた。
膝がふるえ、立っているのが精一杯だ…
そんな苑子の腕をつかみ、坂本慶一は歩き出した。
駅前の広場で、タクシーに乗り込む。
苑子の腕をつかんだまま
「○○町の、▽▽マンションまで…」
と、苑子のマンションの名前を告げたのである。
「塾の追い込みで、むかえにきてもらって、悪いね、おねえさん」
坂本慶一はわざと運転手に聞こえるように、苑子に向かって言った。
「あー、お客さん、○○中学だね…大変だねえ…」
運転手が話しかけて来た。
「報道陣もすごいね…あっちこっちからやって来て…」
苑子は何も言えなかった。坂本慶一は、いったい何をしようとしているのだ
ろう…
「ええ、すごくて…ねえ?ねえさん?」
坂本慶一が、トン!と苑子の足を軽く蹴った。それにうながされ
「え…ええ、受験期に…困ったものね…」
苑子が、やっとの思いでそう言うと、運転手は
「弟さんの送り迎えですか、、、いいなあ、美人のおねえさんがいて…」
運転手はのんびりと答えた。
タクシーは、苑子のマンションの前に到着した。
850小説婦人:2005/12/26(月) 10:21:57 ID:vFj2vmif
当たり前のように、坂本慶一は部屋までついてきた。
「先生、中に、入れて」
「……」
ただ、戸惑うだけの苑子をよそに、坂本慶一は部屋にあがった。
殺風景なウィークリーマンションの一室だった。
机の上に、本が散乱しているのを、ちらりと見た後、坂本慶一は苑子に
「先生…脱いで…」
と軽い調子で言った。
「さ…坂本くん…な…なにを…」
狼狽する苑子にむかって、坂本慶一は、心底面倒臭そうに
「脱げよ…先生…この期に及んで…知らないじゃ、すまないよ…」
そう言ったかと思うと、苑子をベッドの上に突き倒した。
ベッドの上に突き倒され、苑子が顔をあげる。
「なにをするの!あなたは…」
「生徒、だよ」
平然と言ってのけ、坂本慶一は苑子をベッドに押し倒してウマ乗りになった。
「きゃーきゃー声を出さないでくれ…うっとおしいだけだよ…センセイ、
谷崎の変態野郎にされたら、声をあげて悦んでいたくせに…」
苑子の全身に電流が奔った。やはり…やはり!この子は!
851小説婦人:2005/12/26(月) 10:40:48 ID:vFj2vmif
坂本慶一は、眉ひとつ動かさず、苑子のブラウスに手をかけた。
ビリっ! 絹のブラウスが裂け、ボタンが飛び散った。
「あっ!」
苑子が叫ぶと、坂本慶一はぐっと苑子の口を左手で押さえた。押さえてから、
右手の人指し指を自分のくちびるにあてて言った。
「しーっ!下品な声を出したら…またお隣さんから苦情が来るよ…」
「いや…やめなさい!坂本くん…」
「よく言えるね…教え諭したつもり?ボクは知ってるんだよ…センセイが谷崎
としてたこと…」
「あ…あれは…」
「無理矢理だって?ふふ…だけど…イロっぽかったよ先生…どんな気分だった?
縛られるって?縛られて…あんな事されるなんて…あんな事をされて、声を
出すなんて…どんな気分だったの?ねえ?」
「…いや!思い出したくもないわ!」
苑子が叫んだ。
「…じゃ、思い出すんだね…思い出せないなら…たっぷりと時間をかけて思い
出してもらいたいな…イヤとは言わせないよ…イヤだなんて言ったら…谷崎の
写した苑子センセイのイヤらしいビデオや写真…ばらまいてもいいんだ…」
「…さ…坂本くん…あ…あなた!」
「ふふ…全部、ボクが持っているよ…あいつが残した記録、すべて。苑子先生
の分だけ、抜き取ってきたんだ…あいつのパソコンも…センセイへの脅迫
メールも、『奴隷SONOKO』のHPも…みんな消去しちゃった…ふふ…」
「……」
あまりの事に、苑子は言葉を失う。
「だから、先生。先生は、ぼくのいう通りにするんだ。いま、この時から…」
そう言うと、坂本慶一は破れたブラウスを払いのけ、ブラジャーを引き毟った。
白い乳房があらわれた。
「…あ…」
苑子が小さく声をあげた。
坂本慶一が、その乳房にくちづけたからだった。

852名無し調教中。:2005/12/26(月) 13:00:02 ID:TX/ov6YV
ああ、萌え死ぬ。
ところで坂本慶一って坂本龍一プラス鈴木慶一ですか?
853小説婦人:2005/12/26(月) 20:44:27 ID:vFj2vmif
「いや…こんなこと…止めて、お願い…」
「うるさいよ…センセイ…先生は拒めないよ…ココは先生の部屋だよね?先生
に連れ込まれましたって言ってもいいんだよ?」
「…脅迫するの?」
「そう…脅迫するの…好きなんだろ?先生…こうやって…無理矢理されるのが
さ…声出してもいいんだよ?みんなバラしてやるから…」
苑子は言葉が出なかった。たかが中学生にいいように扱われている…信じられ
ない…こんなことって…
苑子の戸惑いに乗じて、慶一はすばやく苑子のストッキングとスカートを脱が
した。脱がしたストッキングで、苑子の両手を縛り上げベッドの支柱に固定す
る。万歳をした形で、苑子の両手の自由が奪われた。
苑子は目をつぶった。
854小説婦人:2005/12/26(月) 21:06:00 ID:vFj2vmif
ずぅんとした感触がした。
「あ…ああ…」
苑子は目をつぶったまま、小さく声をあげた。
「目を…目を開けろよ…先生…」
「……」
「目を開けろったら!」
するどい慶一の声に、苑子はうっすらと目を開けた。
「…どう?先生…つながっちゃったよ…ほら…ぼくたち…目を開けてよ
…先生…目を開けて…僕をみて…」
苑子は慶一の目を見た。慶一の目は笑っていた。残忍な行為とは裏腹に
その目の輝きは透明で、濁りがなかった。
「…怖がらないで…怖がらなくていいんだ…」
やさしく髪の毛をなでながら、慶一がささやいた。
「…怖かっただろ…」
とまどう苑子に、慶一はもう一度言った。
「…もう心配しなくていいんだ…ボクが全部処理してあげる…ボクはね、
みんなわかるんだ…どうしたらいいか…どうするべきか…今まで一度も
間違えた事はないよ…だから安心して…ボクが年下だからって…そんな
事は考えなくていいんだ…先生より、ちょっと遅れて生まれただけさ、
守ってあげる…わかった?」
吸い込まれるような透明な光りが、15歳の少年の目に宿っていた。
その光りに誘われるように、苑子はうなづいた。うなづいてしまった。
にっこりと、満面の笑みを浮かべて、少年は笑った。
美しい年上の…教育実習生という立場の女を、難なく手に入れた少年は
「力を抜いて…まかせて…」
そう言った。
女は力を抜いた。少年に従ったのだった。



以下、つづく…ひょっとしたら年明け
855名無し調教中。:2005/12/27(火) 08:39:15 ID:lABYRCjW
ずっと気になっていたのですが、うな「ず」くじゃないんですか?

それともどっちでもいいのかな...なんかずっと「ず」だと思っていたので
読んでいて違和感が。重箱の隅をつつくようで申し訳ないんだけど
続き同様気になって気になって、このままでは心安らかに年が越せません。
だれか教えて。
856名無し調教中。:2005/12/27(火) 09:34:53 ID:l8NNnj+F
「うなずく」「うなづく」どちらを変換しても、「頷く」となる。

大辞林 第二版 (三省堂)
うなずく ―づく 【頷く/〈首肯〉く】<
(動カ五[四])
〔「項(うな)突く」の意〕
(1)肯定・同意・承諾などの気持ちを表して首をたてに振る。合点(がてん)する。
「いちいち―・きながら話を聞く」
(2)首を下に動かす。
「僧正のねぶりて―・くを/著聞 18」
[可能] うなずける

どっちでも正解っぽい。
857名無し調教中。:2005/12/27(火) 09:44:27 ID:lABYRCjW
>856
ありがとうございます。すっきりしました。そして小説婦人、ごめんなさい。
858名無し調教中。:2005/12/27(火) 23:57:01 ID:gJb1U1AI
>>857
死ねよ 豚!
859小説婦人:2005/12/28(水) 10:27:06 ID:Ky9ndcDm
「あ!」
苑子は声をあげた。
「先生…すごく濡れてるね…すごいよ…熱くなってるのがわかる…」
ゆっくり腰を動かしながら、慶一はささやいた。
その動作は、15歳の少年のものではなかった。好奇心や若いエネルギーだけで
自分の体をもてあますようなセックスではなかった。
自分が女の体を愉しむ術を知り尽くした男性の動きそのものだった。
「先生のカレシ…こんな事をしてくれるかい?」
勝ち誇ったように苑子に腰をうちつけながら、慶一が問いかける。
「……う…そ…そんな…ああ…」
苑子は裸体をうねられて呻いた。
感じるところを、感じるように貫かれてしまうのだ…どうしたというの?
こんな…こんな子供相手に…こんなに感じるなんて…
「…うふふ…先生…もっと感じていいんだよ…」
なにもかも見透かしたように慶一は動きを止めない。
「谷崎にされたようなことより、もっとスゴい事をしてあげる…いいよね…
先生…先生、好きなんだもんね…男にメチャクチャにされて奴隷として扱われ
るのがね…ねえ?苑子先生…」
苑子がひきつったように痙攣した。若い慶一の体の律動に耐えられず自失した
のだった。
低く呻いて体を痙攣させる苑子を余裕たっぷりに見下ろし
「…淫乱だな…苑子センセイ…谷崎の時と同じじゃないか…ふふふ…」
慶一が言った。
860小説婦人:2005/12/28(水) 10:41:41 ID:Ky9ndcDm
慶一の陰茎は、まったくそのままだった。
苑子を弄び、気をやらせたというのに、なにごともなかったかのように。
慶一は抜いた上着のポケットから携帯電話を取り出すと、どこかに電話をかけ
た。
「…おれだ…いいよ…予定通りに…」
短く言って電話を切った。
電話を切ってから、ベッドの上の苑子をそのままに、冷蔵庫を開けた。
「…ジュブレ・シャンベルタンか…まあ、いいや…」
勝手にワインを開け、ワイングラスに満たすとベッドに戻ってきた。
ひとくち口にふくんで、苑子に口移しで飲ませる。
苑子はされるままに、慶一の口からワインを一口飲んだ。
苑子はまだ、現状を受け入れる事が出来なかった。
自分が陥れられ、監禁され陵辱された…それだけでも人生がひっくり返るよう
な出来事であるが、その後、その憎むべき相手が惨殺された。そして、その
事実を知る15歳の少年と…
目の前にいるのは、確かにあどけなさが残る15歳の少年だった。
透けるように肌が白く、くっきりとした眉、赤いくちびる…美少年とはこうい
った男の子を言うのだろうと思った事があった…だが、こんな事になるとは…
混乱する頭を、なんとかたてなおそうとしている時だった。
ピーンポーン! 玄関の呼び鈴が鳴った。
苑子は飛び上がった。その様子を見て、慶一はクスッと笑った。
「怖がらなくていい、って言っただろ?」
そういうと、玄関まで行って、ドアを開けた。
「速かったな…」
「…ええ…」
そんなやりとりが交わされ、部屋に入ってきたのは…

「センセイ、こ、ん、ば、ん、わ!」
苑子の顔が白くなった。
漆黒の長い髪が美しい少女が部屋に入ってきた。
あの、長谷川桜子だった。
861名無し調教中。:2005/12/28(水) 12:16:11 ID:MsuakKdr
婦人 ガンガレ
862名無し調教中。:2005/12/29(木) 18:02:24 ID:RsjuKseH
明日から実家に帰省。しばし2chは休憩。
という事で私と同じ婦人ファンの皆様、そして婦人、良いお年を...
863名無し調教中。:2005/12/30(金) 09:45:26 ID:7G+Vp7T7
あげ
864謹賀新年 小説婦人:2006/01/04(水) 09:30:56 ID:lLR2pN5O
「あ…あなたたち!」
苑子は叫んだ。
ニヤッと長谷川桜子が笑った。その笑顔は妖艶としか言いようがなく、苑子を
圧倒するものがあった。
「…怖い顔、しないで、センセイ…美人が台無しよ…」
クスクス笑いながら、桜子はゆっくりと服を脱ぎ、ベッドに入ってくる。
「…な…なにを…や…やめなさいっ!」
苑子は叫んだ。桜子に続いて、当然のように慶一もベッドに入って来たのだ。
慶一が苑子を押さえつけた。その上に裸身の桜子が馬乗りになる。長い手足の
しなやかな体は、もうすでに「女性」として完成されていた。
「…センセイ…センセイって…キレイよね…これなら二十歳越えても…生きて
いてもいいなって思うわ…」
押さえつけられた苑子の裸身を、細い指で愛でながら、桜子はうっとりとした
調子で言葉を発した。
「…こんなにキレイなおっぱい…みたことないわ…」
桜子の細い指が、苑子の乳房を根元からすくいあげ、桜貝のような爪が、白い
乳房に食い込んだ。
865賀正 小説婦人:2006/01/04(水) 09:31:52 ID:lLR2pN5O
「…あ…」
苑子が思わず声を発すると
「…まあ…センセイ…こんなことで声を出していたら…後はどうなっているの
かしら…うふふ…」
うれしそうに言ってから、苑子の胸に顔を埋めた。
「…あ…やめて!やめて!長谷川さん!」
苑子が叫ぶ。
「…やめろですって…どうする?ケイイチ?」
ビンク色の舌を、長く伸ばして苑子の乳首に這わせながら、桜子は慶一に
訊ねる。
「…このセンセイの“やめて”は、“もっとやって”さ…」
慶一の言葉に、二人はクスクスと笑った。
慶一が後ろから苑子の口に何かを詰めた。
「!!」
「さるぐつわ、させてもらうよ…センセイ…うるさい弁解は聞きたくないから
ね…」
慶一の目が、鋭く光った。

866小説婦人:2006/01/04(水) 09:49:04 ID:lLR2pN5O
さるぐつわをされ、後ろ手をねじ上げられた苑子は、あっという間に坂本慶一
により後ろ手に縛り上げられ、ベッドの上に転がされた。
縛り上げられた苑子の裸身を慶一と桜子は、仁王立ちになって見下ろしている。
「…きれいだわ…二十歳を越えたオバサンのくせして…」
憎々し気に、桜子がつぶやく。
「さすがのオマエも…大人の魅力には勝てないって事だよ…」
ニンマリと笑いながら慶一が言うと
「…おとなの魅力ね…オバンの言い訳だと思っていたわ…まあ、きれいな足…
足首がキュッとしまって…」
苑子の足元に座り、雌猫のように四つん這いになると、桜子は、すぅーと
苑子のふくらはぎから太腿にかけて、舌を這わせた。
「…うう!うう…」
猿ぐつわをかけられた苑子が呻いた。
同時に慶一が、乳房にキスをした。
横たえられた苑子の裸身を、サンドイッチにするように、前から慶一、背後か
ら桜子が愛撫する。
「…う…うう…」
四肢を奮わせながら、苑子は呻いた。
867名無し調教中。:2006/01/05(木) 10:21:56 ID:ukHTsWjm
あげ
868小説婦人:2006/01/05(木) 11:22:46 ID:PbXa/WCp
「ほら…センセイ…感じてきたみたいね…」
細い植物の茎のような白い指が、苑子の秘処の花弁をなぞる。
前から慶一が、苑子の膝をつかみ、ぐぅと足を拡げたかと思うと、慶一の熱い
モノが入って来た。
背後からは桜子の指が、慶一と苑子の結合部分をさぐる。
「…センセイ…教え子とつながる気分は…いかが?」
桜子が苑子の耳元で囁く。
「…センセイ…かわいいわ…これくらいの事で…こんなに感じて…きっと、
今まで本当のセックスを知らなかったのね…うふふ…」
慶一に犯される苑子を、眺めながら、桜子は独り言のように話し始めた。
「…私なんて…生理が始まる前から知っていたわ…こんなコト…」
慶一の熱い動きに喘ぎながら、苑子は桜子の声を遠くで聞いていた。
「…ママはね…女優のお仕事を貰うために…いろんな映画関係者と寝ていたの
だけど子持ち×イチの女優に、いい仕事来るわけないじゃない?…で、どうし
たと思う?」
「…う…ううううう!」
慶一の突きが激しくなる…苑子は喘ぎながら、耳は桜子の声に釘付けになった。
「…私が7歳の時だったわ…私の部屋に…ママと有名な映画監督が入ってきた
の…監督さんは、私の好きなミッキーマウスのぬいぐるみを持ってきてくれた
のよ…それでね…」
クスクスと笑いながら、桜子の話しは続く…
869名無し調教中。:2006/01/05(木) 11:29:59 ID:1O+GFlX9
ここ最高(>_<) http://love0105.poo.gs/
870小説婦人:2006/01/05(木) 11:33:21 ID:PbXa/WCp
「今日は、さくらこちゃんと一緒に寝ていいかな?絵本を読んであげるよ…
っていうの…小さい頃から知っていたオジさんだったし…私は意味もわからず
に『いいわ』って言ったの…その監督さんを怒らせると、ママが悲しそうな顔
をするし…その夜よ…私が初めて…形の変わった男の人のモノを見たのは…
怖くてママを呼んだけど…来てくれなくて…いきなり…お口に入れられて…
苦しかったけど…“桜子ちゃんはイイ子だ…イイ子だ…”って…その監督さん、
泣くような声で言うの…ハアハア言いながら…おかしいでしょ?誰にも言って
はダメだよ…内緒にしていたら…ボクが桜子ちゃんをハリウッドに連れて行く
からね…ですって…後で聞いたんだけど…そいつ、ママには『おまえをハリウ
ッドに連れていく』って言って、私を自由にさせたの…」
うふふ…無邪気な笑い声を妖艶な笑顔が苑子の背後にあった。
871名無し調教中。:2006/01/05(木) 11:38:48 ID:ukHTsWjm
あげ
872小説婦人:2006/01/05(木) 11:45:56 ID:PbXa/WCp
「…私はママの『接待』に使われるようになったわ…最初はコワかった
けど、そのうち、ある事に気づいたの…オジさんたちは、私が脅えて、
こわがっているのが楽しいのよ…年を取って、お腹がブヨブヨにたるん
で醜いくせに!いえ、醜いから、キレイで可愛い私を怖がらせて、征服
したつもりになっているのよ…可哀想な醜いジジイたち!いいわ!
思い通りにしてあげる!だけど、私にもたっぷり報酬を払ってもらうわ!
醜いアンタたちを相手に、こんなにキレイで若い私が、慰めてあげたん
だもの…当然よね?」
「…桜子はね…もうすでに…ハリウッドでの女優デビューが決まってる
んだよ…」
腰を使いながら、ニヤリと慶一が笑って言った。
「演出にはぬかりないよ…ある日突然、日本の、黄色人種の女の子が、
彗星のようにハリウッドにデビューする…思いがけない幸運が、昨日
までどこにでもいた女子高校生の上に舞い降りてくる…世界中が現代の
シンデレラに夢中になる…」
873小説婦人:2006/01/05(木) 11:53:51 ID:PbXa/WCp
「その舞台を整えたのは…他ならぬ慶一なのよ…センセイ」
慶一の責めは続いている…熱くなった子宮を若い慶一のたかまりが、
抉るように突き上げる。
苑子の身悶えが、うれしくてたまらない様子で、二人は話しを続ける。
その様は、まるで幼い子供が、秘密にしていた計画を大人に打ち明ける
時のように邪気がなかった。
「私が、いろんな“おエラい人たち”の相手をしてあげてる場面を…
ビデオや写真におさめて…ちょっと協力してもらったのよ…うふふ…
そうするように、全て計画したのは…慶一なの…」
桜子がうれしそうに言った。
874小説婦人:2006/01/05(木) 12:01:44 ID:PbXa/WCp
慶一の動きが早くなった。
「…う…ううう! うう!」
猿ぐつわの下から声が漏れるのを、苑子はどうする事も出来ない。
年上の教育実習生を犯しながら、自分たちの「計画」を話す彼らは、
いったい自分に何を求めているのか?
半身と起こされた。後ろから桜子が支え、M字に膝を立てて足を開かれ、
さらに深く慶一を迎え入れる体勢になる。
「…う…うう!ううう!」
「ホラ、センセイ!もっと感じて!」
「…慶一の…イイでしょ…センセイ? ふふふふ…」
「…谷崎と…どっちがイイ? ええ?苑子センセイ?」
もはや、二人の目的が何なのか、苑子は考える事も出来なかった。
細かく背筋が痙攣し始めていた。



【以下、明日】
875名無し調教中。:2006/01/05(木) 14:12:42 ID:4voAsQb6
876小説婦人:2006/01/06(金) 11:37:06 ID:gtdNGNzD
「うっ!ううううううう!」
苑子は呻いた。頭の中が真っ白になる…
「あん…ダメよ…センセイばかり…ズルいわ…」
苑子と交わっている慶一に、桜子が蛇のように絡み付いた。
「…ふっ…」
慶一は笑うと、苑子と交わったまま、腰の動きはそのままで、桜子とキスをす
る…舌がからみあい、吸いあうのがわかる…
桜子が、後ろ手に縛られ体を横たえる苑子の隣に手をつく…
長い手足、漆黒の長い髪…美しい少女の肢体が、雌猫のようにしなる。
慶一が苑子との結合を解く…そしてバックから、桜子と結合した。
「…あっ!ああああ!」
うっとりとした目で、桜子が歓喜の声をあげた。
「あ…ああ! イイ!ああ!」
桜子は、体をそり返らせて声を上げ続けた。
「…あ…せ…センセイ…ねえ…キスしましょ…ねえ…」
抗う力は、苑子にはなかった。
桜子は、バックで雌猫のポーズで慶一を受け入れながら、苑子の猿ぐつわを
はずした
「ねえ…センセイ…キスしましょ…ああ…」
桜子のピンク色の舌が、苑子の口の中に入って来た。
「あ…あああああ!」
「…ステキ!ステキよ…センセイ!」
桜子が叫んだ。
「センセイ…ワタシの…ワタシの胸にも…キスしてえ…」
苑子は乞われるまま、四つん這いになったために目の前に突き出された桜子の
乳房にキスした。
「…あ…あ…センセ…ステキ!」
桜子が叫ぶ。
「ほら!おまえら!感じろよ!女同士でヤってみろ…」
桜子を交わったまま、慶一が言った。
「…何度でもイカせてやるぜ…」
877名無し調教中。:2006/01/06(金) 19:55:23 ID:QyUu2AHq
あげ
878小説婦人:2006/01/11(水) 09:47:40 ID:ueugorfC
西牟田刑事は、自分がひどく疲れているのを感じた。
中学校教諭惨殺事件の捜査はゆきづまっていた。
マスコミは騒ぎ立て、学校や警察には抗議の電話がなりっぱなしだった。
「警察はなにをしているんだ!」
「血税を払っているんだぞ!」
「子供の教育の場の安全は…」
電話のむこうの「匿名」の声は、容赦なかった。

「何言ってやがるんだ…おもしろがってるだけのクセしやがって…」
西牟田刑事はつぶやいて、ツバを吐いてやりたい気分になった。
被害者が残していた、膨大な「コレクション」は未だ検証が終わらない。
「もう、うんざりですよ…オレにはね…娘がいるんですよ…たまらんな…」
職員がつぶやくのが聞こえて来た。
まったくうんざりするような作業だった。
泣き叫ぶ若い女を、これでもかこれでもか…と辱める場面が延々と続く。
「…おかしくなりそうですよ…それに…この人たちは被害者でしょう…もう
一度、辱めているようなもんじゃないですか…」
西牟田だって、同じ考えである。しかし、犯人の手がかりになるものは、何が
なんでも探し出さなくてはならない。
879小説婦人:2006/01/11(水) 09:49:20 ID:ueugorfC
「娘さん、いくつだ…」
ブツブツ弱音を吐いている職員にむかって、西牟田は言ってみた。
「中学2年生ですよ…事件を知って、学校の先生になりたいって言っていたけ
ど、もうそんな気が無くなったって言いましてね…」
「…教師になりたいってか…それはマジメな娘さんだな…」
「どうですかねえ…教育に携わりたいとか、そんな崇高な希望じゃなくて、
ただ単に会社選びみたいな感覚で…大学行って、教員過程を取れば教師の免許
は貰えるらしいですからね…それで…」
「ちょっと待て!」
西牟田は叫んだ。
「教師の資格?」
西牟田が反芻した。
「ええ…教師の資格って、大学で単位を取れば、大学認定で取れるんですよ、
文部科学省とかの認定じゃなくて…単位をとって、教育実習を終えれば…」
「教育実習!」
西牟田が叫んだ。
「おい!すぐに調べろ!○○中学に教育実習生の若い女がいたか!」

880小説婦人:2006/01/12(木) 11:37:07 ID:yMyyebJ3
苑子は荒い息をして、四肢を投げ出していた。
隣には、同じく、うっとりとした表情を浮かべた桜子が、その体を投げ出して
いる。うっすらと汗をうかべた紅潮した頬が美しかった。
「…すげえスケベだね…きみたち」
ソファーに座った慶一が、楽しそうに声をかける。
「勝手にレズって、イッちゃって…」
クスクスと慶一が笑い声をたてた。
「先生、飲み物ある?」
桜子は立ち上がると、勝手に冷蔵庫からミネラルウォータを取り出して、一口
飲んでから、それをそのまま、苑子に渡そうとした。
苑子は首を振った。何もかも、まだ受け入れられる状況ではなかったからだ。
教え子に犯された上に、さらにレズの関係を持ってしまった。
「先生、そんなに難しい顔しないで…ステキだったでしょ?」
あっけらかんとした声で、桜子が言う。楽しそうですらあった。
「先生、ステキ…わたし、二十歳になったら死ぬつもりでいたの…歳とって、
ババアになって生きているなんて絶対イヤだもの…慶一にキレイなうちに殺して
もらう約束だったけど…センセイを見ていたら、もう少し、長く生きてもいい
かな…って…うふふふふ」
桜子は笑いながら言った。
881小説婦人:2006/01/12(木) 11:44:42 ID:yMyyebJ3
「あ…あなたは…女優として未来があるんでしょう…二十歳って、あとたった
の5年じゃないの…」
やっとの思いで体を起こして、苑子が桜子に話しかけた。
「…後5年も、よ」。
桜子の顔から笑顔が消えた。
「後5年も生きている価値なんて、この世界にないわ…私も慶一も、あと5年
して二十歳になったら死ぬの…ね?」
桜子は楽しい計画を話し合うみたいな口調で、慶一に語りかけた。
「…うん、オレたちはね…二十歳で自分の人生を完結させるつもりでいるんだ」
動かない目で、慶一が言ってのけた。
「何を言っているの?あなたたち?」
苑子は体を起こして、首を左右に振った。
「…それで、二十歳に死ぬ15歳のあなた達は…私にどうしろというの?」
低い声で、投げ出すように苑子は言葉を吐いた。
「…目的は…なに?」
苑子の言葉に、慶一の頬の片方が微かにあがった。笑った表情を作ったのだ。
882名無し調教中。:2006/01/12(木) 13:58:16 ID:xmzzIV5Q
レズシーンが読みたかった
883名無し調教中。:2006/01/12(木) 14:04:31 ID:TfdmIBh8
婦人GJ!
884小説婦人:2006/01/13(金) 09:57:49 ID:zVFEt5tN
桜子が立ち上がった。
バスルームに入って、シャワーの音が聞こえ始めた。
「…となりの部屋のうるさいオバさん…どうしたと思う?」
にやっと笑って、慶一が話しかけて来た。
「…お隣?」
苑子が怪訝な顔で応じる。
「…かわいそうに…猫が死んで…気が狂ったらしいね…うふふ」
はなびらが開くように、赤いくちびるがほころんだ。
「じゃ…お隣の猫が…殺されたっていうのは…まさか…」
苑子は自分の体が震え出すのを感じた。
「…殺したなんて物騒なことは言わないの。あの猫はね、一歩も部屋から出る
事が許されないかわいそうな生き物だったんだ…あのオールドミスのせいでね。
だから、魂を自由にしてあげたんだよ…もちろん、オールドミスに思い知らせ
る目的もあったんだけど…」
「…あ…あああ…」
声が出ない…声が…苑子は息がつまり、めまいがした。
「…でも、あのオバサンには、今の方が幸福だろ?自由に空想をめぐらせてさ、
きっと美人のお姫様にでもなって、男にかしずかれる夢でも見ているよ…
精神病院の中でさ…」
慶一の顔が、また、微かに笑った。
885名無し調教中。:2006/01/13(金) 20:54:16 ID:vs/k5faR
今回はサスペンス色が強いザマスね、どうなっちゃうのだ(((;゚Д゚)))
886小説婦人:2006/01/16(月) 09:54:47 ID:ipzMiqrQ
くっきりとした目が、はっきりと苑子を見つめている。
「先生、人間って、絶対平等じゃないでしょ?」
慶一は苑子の目を覗き込みながら言った。
「先生を見た時、オレと同じ人種がいるって思ったな…きれいで、頭が良くて、
天から与えられたものがある人だって…だけど、先生、それに自分で気づいて
いないんだ…気づいてないから、あんな谷崎みたいな最下層の人間に妬まれて
憎まれて、あんなコトされちゃうんだよ…」
慶一は苑子の隣に座った、そして、まるで年下の妹を可愛がるような手つきで
苑子の髪を、やさしく撫でた。
苑子はブルッ!と身震いした。慶一の白い手が、自分に触れた瞬間、戦慄が
奔ったのだった。
「…思い出した?谷崎のあの感触…」
苑子の顔を覗き込みながら、慶一が笑った。
桜子が、シャワー室から出て来た。全裸である。二人のそばで、何事もなか
ったかのように下着をつけ、服を着る。
鏡の前で、化粧を整えてから
「…私、帰るわ…慶一、先生、またね…楽しかったわ…」
それだけ言うと、振り向きもしないで部屋から出て行った。
887小説婦人:2006/01/16(月) 10:03:18 ID:ipzMiqrQ
桜子が部屋を出て行く音がしてから、慶一は
「…だけど…センセイって色っぽいよね…あの谷崎の責めを受ける時の
先生って…すごくソソるよ…」
にんまり笑って言った。
「…やめて…」
消え入りそうな声で、苑子は答えるのがやっとだった。
「…体が悦ぶって…あんなことなんだね…センセイのココ、ひくひくと
痙攣しているのがわかったよ…」
慶一が、「ソコ」に手を伸ばす。
「…人にはひとつ取り柄があるっていうけど…あいつの取り柄は…苑子
の体に火をつけたことくらいかな…」
「…そ…そんな…あれは…」
「…恥じなくていいよ…」
慶一がくちびるを重ねて来た。
苑子はもう逆らう気力もなく、それを受け入れた。
888小説婦人:2006/01/16(月) 10:15:04 ID:ipzMiqrQ
長谷川桜子は、タクシーで家にたどりついた。
郊外の豪邸といえる一軒家である。家につくと母親が飛び出して来た。
「…遅いじゃないの!…お待たせするなんて!」
母親は、桜子が何処で何をしていたのかより、いま、二階の応接間に
待たせている人物のご機嫌を気にしていて、それを隠そうともしない
のだった。
「…私のお客よ…ママには…か、ん、け、い、な、い、のっ!」
口を歪めて桜子は言った。その瞬間、
ビシッ! 右の頬に母親の平手打ちが飛んだ。
「…こ…この淫売っ!おそろしい子だわ!化け物!」
母親の顔が、憎悪で歪んだ。
「…ママ…これって暴力虐待よ…私を怒らせない方がいいわ…」
赤く腫れた頬をおさえ、桜子はニタリと笑いながら言った。
「…こ…この…化け物!生むんじゃなかった!」
母親は金切り声をあげた。
「…その化け物のおかげで、女優ヅラしていられるんでしょ?ママ…」
低い声でそう言うと、
「…あはは…自分がハリウッドに行きたくて、娘まで差し出したのに、
ハリウッド行けるのは、娘のこの私…うふふふふ…可哀想なママ…」
たちつくす母親を、その場に残し、桜子は2階への階段をあがる。


889小説婦人:2006/01/16(月) 10:30:29 ID:ipzMiqrQ
「やあ…桜子ちゃん!遅かったねえ…」
2階の応接室で、桜子を待っていたのは、映画会社の幹部と、誰でも顔を知って
いる世界でも有名な映画監督だった。
「…ごめんなさい…どうしても…塾でのお勉強が…」
桜子は、おびえる少女の声になっていた。
「…ああ、いいんだよ、桜子ちゃんはお勉強も出来るんだものね…これからは、
イロイロなお勉強をしないといけない…お勉強はイイ事だ…」
ニタニタと笑いながら、桜子の肩に中年男の手がおかれる。
桜子の表情には、戸惑いと羞恥が浮かぶ。
その翳った表情が、なんとも美しい。
漆黒の髪、長い睫毛がたよりなげで、男だったら思わず手を差し伸べてしまい
たくなるほど可憐な、少女独特の初々しさがあった。
しかし、桜子の心には蒼い炎が燃えていた。
「……この、薄汚いジジイども!」
可憐な表情の下で、桜子は毒を吐いていた。
「…私を弄ぶつもりなんでしょうけど…そうはいかないわ…」
桜子の目には、強い光が宿っていた。が、
「…おじさま…桜子がお約束の時間に遅れたこと…怒っていらっしゃらないの
ね…」
目を伏せて、戸惑いの表情を浮かべる桜子の可憐さに、二人の男は
「もちろんだよ!」
と鼻の下を伸ばして答えたのだった。
「ボクたちが…桜子ちゃんに腹を立てたり怒ったりするものか…」
その声に、桜子は心の中で舌を出した。
もちろん、可憐な少女の表情を浮かべたままで…
890名無し調教中。:2006/01/16(月) 12:35:48 ID:5FmXnzMx
苑子=小西真奈美
桜子=栗山千明
で想像
891名無し調教中。:2006/01/16(月) 17:52:56 ID:quKE/O9c
>>890
妄想は勝手だから、自分の中に止めておいてくれ、萎えるぉ
892小説婦人:2006/01/17(火) 11:34:21 ID:nyn/xh9U
応接間の隣は、隠し部屋になっている。
桜子は、2人に急き立てられるように、隣の部屋に連れ込まれた。
「さあ…そのキレイな姿を見せておくれ…」
おあずけを喰らった犬のように荒い息をしながら、男が二人がかりで桜子の
制服を毟り取った。
「あ…お…おじさま…」
脅えた声を出しながらも、桜子はなすがままにされる。
「…怒ってはいないけどね…桜子ちゃんは、これから世界にデビューする女優
のタマゴ…いわば『セレブ』と呼ばれる淑女になるんだよ…淑女が時間に遅れ
るのはよくない…だらしない女だと思われる…だから…これは桜子ちゃんを
思っての…躾けなんだよ…ほうら…」
もっともらしい事を言いながら、腹が突き出た映画会社社長が、裸身の桜子を
ベッドの上に突き倒す。
「…そう…躾けなんだよ…訓練だ…ほうら…がまんして…」
映画監督が、桜子の腕を取り、後ろ手に縛り上げた。
「う…うう…」
桜子は泣き声をあげる。
「おじさま!許して…ああ…」
桜子は懇願する。しかし、その心の中は…
893小説婦人
まだカタい、つぼみのような肢体だった。
しなやかに伸びた長い手足…ぴんとはりのあるシミひとつない肌が、しっとり
と汗ばんでくる。
「…恥ずかしい…恥ずかしいの…おじさま!許して!」
「ダメだよ…君は女優なんだよ…監督の言う通りにしなさい」
「足を開け!桜子!」
監督の一喝に、脅え切り観念したかのごとく、桜子はおずおずとした動作で、
足を大きく開いた。顔を横にむけ、目を閉じている顔が、なんともいえず
恥じらいを感じさせ、可憐で美しい。
「ほら、よく見てもらいなさい…世界に名だたる審美眼の持ち主の監督に」
社長が後ろに回り背後から桜子を抱きとめ、足をM字に開かせる。
長い脚が見事なM字を描く。その中心を食い入るような視線が嬲る。
「あ…ああああ…」
「桜子ちゃん…だいぶ慣れてきたね…きれいな乳首が大きくなって…」
にんまりと社長が耳元で囁く。
「いまに世界中の男という男が、桜子ちゃんと、こんなことをしたがるように
なるんだよ…世界中の男が!」
「…これは、レッスンなんだよ…桜子ちゃん」

…なに勝手なコトを言ってるのよ…薄目を開けて、桜子は心の中で吐き出す様
に言ってみた。