女性向け  「玉責め入門」  女性向け  

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 この社会の実権を握るのは、全て女性だった。男達はいつの間にか骨抜きに
され、女性達の手で少しずつ弱体化されていった。女性達が男の睾丸に目をつ
けてから、その構造を学び、奴隷化するには時間がかからなかった。
 男の睾丸は攻撃されると激しい痛みを伴い、戦闘不能になる。女性達は本能
的にそれを悟り、向かい合えば従わせるために必ず睾丸を攻撃した。膝で蹴り
上げられたり、手で握られたりすると、全ての男は従順になった。さらに、自
ら進んで睾丸を握られたり、潰されたいと願う男も現れた。痴漢撃退グループ
を作った女性達は、そういう男達を集め、その睾丸に実験を繰り返した。そし
てついに出来上がった商品が「EN」である。
 普通の「クルミ割り」のようだが、集積回路が埋め込まれており、睾丸を引
き寄せる物質を放つ。ズボンの上からでも確実に睾丸をとらえ、あとは握るだ
けである。最後までは潰れず、途中までで止まるように設定されている。ちょ
うど気を失う程度だが、特殊な電磁波により、3日間は2倍くらいに腫れ上がり
悶え苦しむようになっている。痴漢をした罰で苦しめられるのだ。しかし、最近
女子高生の間で、自分たちで設定を変え、完全に睾丸が潰れるように改造する
グループが現れた。気を失うどころか、死に至る場合が多く、路地裏などで男の
死体が多く発見されるようになった。ほとんどゲーム感覚に近く、叫び声もあげ
る暇もなく、改造「EN」の餌食にされていた。
「最近の女の子達は怖いね」
 ユミはパトカーの運転をしながら言った。助手席のユウコはピンクのマニキュ
アをしながら、クスッと笑った。
「改造ENのこと?」
「男殺しもいいけど、声も出ないくらい、そっこうで死に至るみたいよ」
「運良く死ななくても、二度とまともに歩けなくなるのよね」
 後ろの席のナミが身を乗り出して言った。
「そうそう。下半身が全部駄目になっちゃうみたいね」
 ユウコは指先を吹きながら乾かした。
「さっきの男は普通のENだから失神で済んだんだけど、病院に運ばれたあとは、
悲惨だよね」
 ユミは口元を歪ませた。
9080:2005/07/18(月) 22:03:32 ID:dWHlqR/Z
「2倍に膨れ上がった金玉、すっごく痛いらしいわね」
 ユウコはマニキュアを塗り終わり、蓋を閉じた。
「病室で暴れまくるから、最近ではベッドに縛り付けるみたいね」
 赤信号で止まり、ユウコに振り向いた。
「この間、縛られた男を見たけど、その苦しみ方って尋常ではなかったわ」
 ナミは腕を組んで言った。
「どうだった?」
 興味深くユウコは聞いた。
「吐くし・・・。下からは洩らすし・・・。痙攣はするし・・・。勃起はおさ
まらないし・・・。勝手に精液はせり出しちゃうし・・・。もう悲惨よ」
 ナミはそれでもいささか口元に笑みを浮かばせて言った。
「ENにやられた男は、100%、その苦しみが待っているのね」
 ユウコは面白そうにナミを振り返った。
「今度、いたずらしてやってみようか」
 ナミは小悪魔的に笑った。
「こらっ、私達は治安を守る女よ。男の金玉攻撃したら駄目よ」
 ユミはそれでも口元に笑いを浮かべて言った。
「はいはい。でも仕事が終わったら、私達もプライベートですからね」
 ナミは運転するユミの耳元で言った。
「あっ、それは私も誘えっていう笑いみたい・・・」
 ユウコはユミの横顔を見つめた。
「別に私は・・・」
 ユミは言葉を濁した。
「大丈夫よ。ユミも誘うから」
 ナミはユウコの腕をつつきながら笑った。そして、ハンドバッグの中から
真新しい「EN」を取り出した。
「ナミも買ったんだ。実は私も痴漢除けに・・・」
 そう言うと、ユウコもバッグの中から「EN」を取り出した。