SM辞書作成委員会

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314 ◆OdY4uIBiEU
このスレッドは、皆様のご好意で支えられています…いや、私が、ですね。

【媚薬/Aphrodisiac】(びやく)

@(原義)惚れ薬。語源は美の女神(Aphrodite)。
A惚れ薬の機能である「恋愛感情を惹起する」効能は、価値判断を司る大脳辺縁系への刺激により
原理的には可能であるが、通常は上位機能である新皮質での思考により「非合理」な判断として
打ち消される。現在の時点では、語義通りの【媚薬】は未だ物語の中にのみ存在を許されている。
B性欲を喚起し、性行為への導入を補助する薬剤も【媚薬】と称される。この場合、次の機能を有する。
 A・大脳新皮質に作用し、判断機能を低下させる。
 B・交感神経系に作用し、興奮状態を作り、持続させる。
 C・末梢神経系に作用し、感覚を鋭敏にし血流量を増やす。
315 ◆OdY4uIBiEU :05/03/11 10:46:24
このうちAの機能については、いわゆる「倫理」「道徳」と言った心理的抑制の枷を外す事も有るが、
性欲を含めた動物的本能を司る大脳旧皮質は、平常は新皮質の制御下にあり抑制を受けている為、
一時的にその制御を取り払う事で本能を剥き出しにする事が可能となる。この意味では「アルコール」
も媚薬の一種として利用可能であるが、アルコールの場合旧皮質を含む脳全体を沈静化する為に
酩酊の深さによっては性欲そのものが抑制される状況もあり、一般的には媚薬として扱われない。
又、B・Cの機能については、「興奮剤」としてカテゴライズされる物が当てはまり、例を取れば
チョコレート、ドリンク剤、エフェドリン等が挙げられ、一部の非合法薬物を除き、効能的にはさほど
世間で【媚薬】として出回る薬剤と大きな違いは無く、(成分的にもほぼ同じである)【媚薬】の持つ効果
とは、「私は媚薬を使っている」と言う心理的効果が最大の効能なのだろう。
※非合法薬物の中には、中枢神経系に作用し強制的に快楽を生む、本当の【媚薬】も存在する。
(詳細は割愛)しかし、麻薬類に属するそれらの使用は、法律的に禁止されるばかりで無く、ほぼ確実に
使用者の精神と肉体を侵し崩壊させる為、決して手を伸ばしてはならない。

単語提案者: 【◆OdY4uIBiEU 】

昨日、用例とかでちょっと想像してみた…って、あかん!あれ駄目!
本人目の前にした時、思い出して挙動不審になってもーた…どーしよ… orz