正座

大学で剣道部のマネージャーをしてました。剣道の経験はないのですが、
性格的に世話好きなので、何となくって感じでした。マネージャーを志願したと
き、先輩の女子マネージャーに「正座大丈夫？」って言われたんだけど、まさか
「15分もできません」とは言えませんでした。とにかくOBが稽古に来るときは、
練習中ずっと正座させられるんです。理屈じゃなくて、OBって「天皇」って言われ
ているので、「天皇」の御前（？）で正座は当たり前なのです。そう、2時間くらい
かな？道場の板の間に正座なので、ホント痺れます。いつも痺れが辛くて、1時間
ほど正座させられると、涙を流してました。でも脚崩したら、「尻竹」といって
お尻を竹刀で数回叩かれるお仕置きがあるので、もう拷問状態でした！「尻竹」
は、3年間でたった一度だけ受けました。正直、正座の方がずっとマシといった
ところでしょうか。一週間は、正座はおろか椅子に座ることもできません。
といった学生生活でしたが、やっぱり今でも正座はダメです。

、「尻竹」の痛さはキョーレツ！！です。それと、
チョっと恥ずかしいです。男子部員も女子部員もいるみんなの前でのお仕置きです
から・・・ 先ず、部室の神棚の前に正座し、「尻竹お願いします」と言わなければ
なりません。それから、神棚に座礼するようにお尻を上げてゆきます。すると、一
番上級の女子部員がスカートをたくし上げ、わたしの左右に竹刀を持った部員がひ
とりずつ立ちます。もうそれだけで、体から血の気が引きます。女子部員はみんな
「頑張ってね。我慢するのよ」って励ましてくれます。そのあと、いよいよ二人の
部員が左右から交互にわたしのお尻めがけて、ビシっ、ビシっと竹刀を振り降しま
す。その痛さはキョーレツ！！最初の一発で、お尻を上げた姿勢が崩れてしまいま
すが、すぐに元の姿勢に直されます。だいたい5，6回ずつ左右から打たれて「尻竹
」は終わります。部室に乾いたムチの音が響きます。最後に、どんなにお尻が痛く
ても、もう一度神棚の前に正座して、「尻竹ありがとうございました」と言うので
す。