●首絞め小説カモーンщ(゜Д゜)щ●

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40名無し調教中。
 中庭からは賑やかな声が響いていた。
 うちの高校の文化祭まであと数日。生徒たちは放課後も忙しそうに出し物の準備をしていた。俺はというと、
校史委員会に所属しているので(ほとんど文化祭の時期だけ活動する閑職なので、楽でいいやと思ったのだ)、
その時はクラスを離れて「校史展示コーナー」の準備をしていた。「校史展示コーナー」には毎年、委員が
いくつかのテーマについて学校の歴史をまとめたものを展示している。俺は中庭の池について調べ、まとめた
ものをとりのこ用紙に書いているところだった。
 「誰か、第2地学教室から机と椅子を取ってきてくれないかなー?」
 ふと声のした方を見てみると、手に画鋲の箱を持った委員長が周りを見ながら言っていた。誰も委員長と目を
合わせようとしない。ヤバい、と思ったときには遅かった。委員長が俺の方を見て、目が合ってしまった。
 「あ、じゃぁ高槻くんと川相さん、お願いできるかな?」
 隣にいた"川相さん"に目をやると、「え?」という顔で俺―――言い遅れたが、俺の名前は高槻宗一だ―――
と委員長を見比べている。
 川相宏枝は、うちのクラスのもう一人の校史委員だ。吹奏楽部に所属しているカワイイ子だ(完全ではないが、
ちょっとだけ若づくり―――要するにロリ―――だろうか。俺は芸能人に疎いので、誰に似ているなどという例え
はできないが)。俺の好みのタイプだったが、あいにく俺は人付き合いが苦手なので、あまり仕事以外の話を
したことはなかった。
 「川相さん、高槻くんと一緒に第2地学教室から机と椅子を持ってきてくれないかな?」
 委員長が言った。宏枝は笑いながら「はい」と返事した。巻き添えにされて怒ったかな?と思ったが、宏枝の表情
からは、少なくとも怒りの感情は読み取ることができなかった。
41名無し調教中。:04/09/05 17:44
 「ごめん、余計な仕事増やしちゃって。」 
 第2地学教室へ向かう途中で、俺は宏枝に謝った。怒ってはいないようだが、一応謝っておいた方
がいいだろう。
 「え?」
 宏枝は一瞬、何を言っているのか分からないというような顔をしてから、それを笑顔に変えて言った。
 「・・・ああ、いいよ、別に。謝ってもらうようなことじゃないよ。」
 だいたい予想していた答えだ。俺は返事する代わりに笑ってみせた。
 第2地学教室は別館の3階にある部屋である。昔(おそらく10年以上前)はその名のとおり2つめの
地学教室として使われていたのだが、最近は生徒数が減ったので必要なくなり、現在は物置として
利用されている。
 並んで歩きながら、俺は改めて宏枝のことを観察した。身長は160cm強、と言ったろころだろうか。
スタイルが良い、というより大分痩せている子だ。が、その割に、そこそこ胸は大きい(といっても、
せいぜいCカップぐらいか)。
 いつものことながら、ほんとにカワイイ顔をしている。サラサラの髪が肩ぐらいまで伸びているのを
後ろで束ねていて、そのため首筋が露わになっていた。俺が今まで見てきた中でも"最上級"に分類
されるであろう、長くてなまめかしい首だ。何本か横じわが入っていて、のけぞると気管(?)が少し
浮き上がった。吹奏楽は喉を使うからなぁ、部員の首はみんなこんな感じなのかな・・・と、他の吹奏楽
部員の知り合いを思い浮かべようとしてみたが、首の様子までは正確に思い出せなかった。
 そうこうしながら、俺たちは本館から出た。別館と本館とは渡り廊下で繋がっている。もう6時に近い
ので辺りは薄暗くなっており、心なしか生徒たちの声も少なくなっているような気がした。
42名無し調教中。:04/09/05 17:45
 別館は各理科教室と音楽室が入っている、木造の古い建物だ。音楽室を練習場所にしている合唱部はもう
帰ったようで、別館内はひっそりとしていた。
 俺は宏枝より少し先行し、第3理学教室のドアを開けた。この教室は掃除などしないので、かなり埃っぽい。
そして周りよりさらに薄暗かった。
 俺たちは中に入ると、良さそうな机と椅子を・・・いや、部屋の中のものを物色し始めた。大きな作り付けの
机がならんでおり(普通の机や椅子も運び込まれている)、その上にいろいろと珍しいモノが置いてあって、
興味をそそられるのだ。昔の文化祭で使ったと思われる着ぐるみや錆びた工具類、古いボードゲーム、
どこかの部活の機関紙、エトセトラ、エトセトラ・・・。
 俺はボールペンが入ったケース(何かの景品が余ったものだろうか)が大量に入っている箱を漁りながら、
意識は宏枝に向いていた。宏枝は少し離れたところで積み上げられているカセットテープを1つ1つ手に取り、
タイトルを確認している。
 いつの間にか、動悸が激しくなってきていた。それに気づくと、「やっと気づいたか」というように心臓はさらに
パワーを上げ、喉から飛び出るのではないかというほど拍を打ち始めた。
 静まり返った校舎の一室で、カワイイあの子と2人っきり・・・とびきりのシチュエーションだ。俺は(いつもの
ように)理性を保とうと試みたが、今回はあきらめた。ええい、もうどうにでもなれ・・・俺はドアをそっと閉め、
ゆっくりと彼女に近づいていった。
 「あ、いけない。すっかり夢中になっちゃったね。どの机を持っていこうか。」
 俺が近づくと、宏枝は本来の仕事を思い出し、こちらを向いて微笑みながら言った。もちろん、俺は本来の
仕事など頭から完全に消し去っている。
 「高槻くん・・・?」
 宏枝は不審そうな顔になって言った。このときの俺は、ひどく無表情だっただろう。俺の意識は彼女に
―――中でも一番そそる彼女の首筋に―――集中していた。
 「なに・・・?」
 言いかけた彼女の首に、俺はそっと手をかけた。
43名無し調教中。:04/09/05 17:47
 「っ・・・!?」
 俺が首に手をかけると宏枝はびくっとして、一瞬自分の首に絡みつく手を見た後、怯えた目で俺の目を見た。そして、細い手で
俺の手首をそっと掴んだ。まだ首に触っているだけで、絞めてはいない。ゴクリ・・・と唾を飲み込む感触が手に伝わってきた。
俺はしばらく力をいれずに両手で彼女の首を撫で回し、なめらかな、そして手に吸い付くような感触を堪能した。
 「ちょっ・・・高槻くん・・・やめてよ・・・。」
 宏枝が小さな震える声で言った。また唾を飲み込む感触。彼女は口を少し開けて「はぁ・・・はぁ・・・」と、まだ息ができることを
確かめるような、注意深い呼吸をしている。
 「ねぇ・・・やめてってば・・・。」
 相変わらず、震える声で―――それは既に、俺を興奮させる材料のひとつにしかなっていなかったのだが―――彼女は訴えた。
俺は無表情のまま答えない。そして、彼女の喉仏あたりに被さっている両の親指に、ほんの少しだけ力を入れた。
 「ん・・・。」
 微かな声らしき空気を、彼女は吐き出した。少し息苦しくなったようだ。さらに注意深く、ゆっくりと呼吸をしている。弱々しく俺の
手首を自分の首から引き抜こうとするが、もちろん無駄だ。
 どうやら、もう俺にやめて欲しいと訴えるのはあきらめたらしい。目を伏せ、俺の手を見ながら小さな呼吸をしている。まだまだ
「絞めている」とは言い難いが、これだけでも充分興奮できる。
 それでも、彼女の呼吸に合わせるように、俺は少しずつ親指の力を増していった。
 「・・・ぅ・・・苦し・・・ん・・・・・・!!」
 そして俺は、ある程度までいくと、思い切って親指を彼女の首に押し込んだ。
44名無し調教中。:04/09/05 17:48
 「・・・・ーーー!!!」
 俺は精一杯の力で宏枝の首を絞め上げた。俺の親指は、彼女の喉仏の下あたりで気管を圧迫している。
彼女はうつむき気味になり、口を大きく広げ、空気を吸い込もうとしたが、果たせない。俺の手首にかかった
彼女の手にも力が入る。
 「・・・ん゛・・・あ゛・・・あ゛・・・・!!」
 気管が潰れて内部が触れたのだろうか、彼女は咳をしようとしたが、これもできない。目をぎゅっと瞑り、
口だけを大きく広げて、いかにも苦しそうな表情をしている。2〜3秒、あるいは1秒だったかもしれない。
俺は少し心配になり、すっと指の力を緩めた。
 「ごほっ、ごほっ・・・うっ・・・ごほっ!!・・・」
 彼女の手の力も緩んだ。彼女は何回も咳をしたが、俺はまだそれが続いている間に、親指を喉仏の
少し上に移動させ、また力を込めた。
 「げぐっ・・・あ゛あ゛・・・・・・ん゛・・・ーーー!!!」
 彼女はのけぞり、なまめかしい白い首筋をこれでもかというほど俺に見せつけた。俺はそのまま少し指を
下(喉仏の中央)に移動させて、絞め続けた。彼女の顔が赤みを帯びてきた・・・最高だ。
 と、突然俺の手首に鋭い痛みが走った。見ると、彼女が爪を立てている。
 かわいらい反抗をしてくれるじゃないか。誰かが(おそらく俺自身だろう)俺の頭のなかで呟いた。"制裁"
のため、俺はグッ、グッと2回に分けて親指の力を強めた。
 「・・・っ・・・っ・・・ーー!!」
 声(息)が聞こえたかどうかは分からない。が、彼女がその2回にきちんと反応したのは分かった。既に
気管は完全に遮断されているようだ。だが、爪を立てている手にはさらに力が入った。
 俺はさすがに顔を歪めたが、ふと机の上に"あるモノ"を見つけて、彼女を床に放り出した。木張りの床
の上に体が落ちるドカッという音がして、埃が舞った。
45名無し調教中。:04/09/05 17:49
 俺が見つけたのは、ガムテープだった。手にとってみると、そう古いものではなく、きちんと使えそうだ。
 「がはっ・・・ごほっ、ごほっ、ごほっ・・・う゛ぅ・・・ごほっ・・・」
 宏枝は埃だらけの床の上に倒れたまま両手で喉を押さえ、咳をしていた。
 俺はガムテープを持って彼女をうつ伏せにしてのしかかり、両腕を掴んで後ろに引っ張った。
 「ごほっ、ごほっ・・・ん゛う゛・・・!! げほっ、げほっ・・・」
 彼女は何か言って抵抗しようとしたが、言葉にならなかった。俺は力なく抵抗する細い腕を後ろで交差
させて押さえつけ、ガムテープで縛った。
 「げほっ、げほっ、はぁっ・・・や・・げほっ、・・・や・・・う゛・・・やめて・・・」
 彼女はやっと弱々しく言葉を発した。ガムテープで口も塞ごうかという考えもちらっと浮かんだが、絞め
上げた時の大きく開けた口の様子を考えると、とてもそれを塞ぐ気にはならなかった。第一、こんな時に
鼻だけで呼吸をさせるのは危険だろう。俺の思考は理性の抑制を完全に受け付けなくなっていたが、
彼女の首を絞めることに関しては驚くほど冷静だった。
当然のように俺は彼女の懇願を無視してガムテープをそこら辺の机の上に置いた。そして彼女を仰向け
にして、両手で首を掴んで無理やり立たせると、ちょっと空いていた机に押し付け、そのまま絞めた。制服
も顔も埃まみれだが、そんなことは気にしない。机に押し付けることによって親指の圧力はさらに強まった。
 「あ゛・・・・っ・・・・・ーーー!!」
 頭を左右に振って抵抗する彼女の目から、涙がこぼれた。
46名無し調教中。:04/09/05 17:50
 「う゛・・・あ゛・・・ごほっ・・・!!」
 相変わらず俺は宏枝の首を強い力で絞め続けた。時々死なない程度に緩めたが、それでも確実に、彼女を
死へ近づけていった。
 この後の俺の行動には、いくつかの選択肢があるように思えた。このまま絞め殺してしまうか。それとも謝る
べきか、脅して口止めするべきか。あるいはガムテープで口を塞いで強姦ということもできる。 
 だが、さすがに殺したりレイプしたりすると後が厄介だ。誰かに偶然見られてしまう可能性もある。というわけ
で、この2つは早々に消えた。また、ここまでやってしまっては、いくら彼女が優しいといっても、謝ったところで
到底許してもらえないだろう。となると、脅して口止めという選択肢しか残らない。
 「・・・ぁ゛・・・・・・、・・・・・・・」
 宏枝はだんだんぐったりしてきていた。力を緩めても弱々しい咳をするだけで、再び絞めても反応が鈍い。心
なしか、首の感触も柔らかくなってきているようだ。
 俺は絞めながら周りを見回して、何か良いモノがないかと探してみた。・・・向こうの方にカッターが見える。
宏枝の首から手を離すと、彼女は机からずり落ちそうになった。彼女の首にはどす黒い痕がついていた。
 「げほっ・・・げほっ・・・んん・・・」
 俺は力なく咳き込む彼女を抱きかかえて、机の脚のところにもたれるように座らせると、カッターを取ってきた。
そしてその辺りにあった椅子(回転椅子)に座り、彼女を自分の膝の上に抱き、顎のところにカッターを突きつけ
た。ちょっと錆びているが、充分人の肌を切り裂くことはできそうだった。
47名無し調教中。:04/09/05 17:52
 「けほっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
 力なく息をしながら、宏枝は虚ろな目でカッターの刃を見つめていた。俺の顔は彼女の頭のすぐ後ろ
にきている。彼女の髪のいい匂いがする。俺はすうぅぅ・・・っと、鼻から息を吸い込み、ゆっくり吐いた。
そして、
 「まだ喋れないか。」
 彼女に話しかけると、彼女を抱きかかえている方の手で、制服の上から彼女の胸を揉んでみた。
なるほど、痩せている割には(あくまでも"その割に"は)大きな胸だ。柔らかくて気持ちいい。
 「う・・・っ・・・んっ・・・・はっ・・・」
 彼女は微かに喘いだ。俺は彼女が回復するのを待っても仕方がないと思い、揉むのをやめて話しか
けた。
 「このことは、もちろん他の人には秘密にしてくれるよな?」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 彼女の返事はなかった。静かに呼吸をしているだけだ。俺はカッターの刃を彼女の頬に触れさせて、
続けた。
 「まぁ、言ったらどうなるかは分かるだろうけどね。」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 返事はない。返事がどうのこうのよりも、こんなことを自分が喋っているということが信じられなかった。
 「そうだ、何か保証になるようなモノがいるね。」
 そう言うと、俺はポケットの中から携帯を取り出し、何枚か彼女の写真を撮った。絞められた跡が
くっきりとついた首、涙で虚ろな目を腫らした顔、埃まみれになった制服、そしてスカートの中・・・。
 「この様子を見たら、誰でもまずレイプされたと思うだろうね。」
 相変わらず返事はなかった。彼女の呼吸は少しずつ元通りになっているようだった。
48名無し調教中。:04/09/05 17:56
 「荷物は教室だったよね?委員長には『川相さんは用事を思い出して帰った』って言っとくから、帰りな。
委員の方の片付けはしとくから。」
 俺は宏枝を後ろ手に縛っていたガムテープをはがしながら言った。はがしてしまうと、丸めてゴミ箱に入れた。
 「・・・ごめん。本当にごめん。最初はただの出来心だったんだよ。」
 ふと、俺はさも済まなさそうに言った。実際、この時俺は彼女に対して本当に済まない気持ちになっていた。
 「でも、ここまで来たら後には引けないから・・・悪く思うな、って言っても無理だろうけど。」
 「・・・許さない・・・。」
 彼女が初めて口を開いた。
 「許さない、絶対に。あんた、最低よ・・・。」
 泣いているのではなく、今にも飛びかかってきそうな顔で彼女は言った。
 「俺に対してなら、なんとでも言っていいし、思っていいよ。」
 俺はそう言うと、机と椅子を担いで第2地学教室を後にした。

 その後、宏枝は1週間学校を休んだ。文化祭の日も。担任の先生によると、理由は「突然の高熱」ということ
だったが、俺は彼女が自殺してやしないかとヒヤヒヤした。
 1週間後、彼女は元気なさそうに登校してきた。当然、俺とは目を合わそうともしない。女友達と話すときは
元気を装っているようだが、ショックをだいぶ引きずっているのは明らかだった。
 結局、彼女は誰にも言わなかったようだし(首についた痕は、うまくごまかしたんだろう)、復讐を受けること
もなかった。しかし、俺は彼女の人生の一部分を汚してしまったという罪悪感で、長い間苦しんだ。高校を
卒業して彼女と離れるまで、彼女に利することなら何でもやった。それでも、最初の"出来心"を悔やむ日々は
続いた。
 彼女はどこで何をしているだろう? 今でも気にかけている。