>>296 こんこん、と、控えめなノックの音が響く。
「ああ、入っていいよ」
俺はノックの主が誰なのか確認もせず招き入れる、どうせ今この家にいるのは俺と――
「お兄ちゃん、よんだー?」
妹しかいない。
妹はまだ中○○になったばかりなのと、箱入りで育ててきたため未だ性知識に疎いところがある。
この間もテレビに出てきた妊婦を見ながら突然、
「ねえお兄ちゃん、赤ちゃんってどうやってできるの?」
と聞いてきて俺に味噌汁を噴き出させて経緯がある。
そこで、ある悪戯を考えたわけで……
「なぁ、赤ちゃん出来た気分を味わいたくない?」
妹は突然のことに驚きながらも、やや間を置いてから、
「えー、でも、本当に出来たら困るし…」
ぬぅ、ここですぐ、うん、と言わないのは某ドラマの影響だろうか。
しかし、今回は本当に妊娠させるわけではない。
「お腹だけ、妊婦みたいに膨らませる方法があるんだ」
「そんな方法があるの?」
「ああ、それに妊婦気分を味わったらすぐに元通りにできる」
「えーやってみたーい♪」
よし、ここまでくれば後は実行に移すだけだ。
まずは妹にイチジク浣腸を渡してトイレに行かせた。
「余計な物が詰まっていたら、膨らませたとき痛くなるから」
と、嘘ではないことで納得させて腸内を空けておかせなくてはならない。
その間に、こちらでも準備をしておく。
クローゼットの奥に隠しておいたアダルトグッズの入った箱。
その中から穴を開けた改造したバルーンプラグとフロアポンプ、ローションを取り出し、再びしまっておく。
そこで丁度妹が戻ってきた。
「どうだった、いっぱい出たかい?」
と聞くと、妹は顔を赤くして俯き、
「うん、おなかのなかカラッポにしてきたよ」
と言った。可愛い奴だ。
「よし、それじゃお尻を出してこっちに向けて」
妹はびっくりして顔を上げ、俺の持っているものを見つめてきた。
「お、お兄ちゃん、お腹膨らますって、もしかして…」
「うん、空気を入れて風船みたいに膨らませるんだ」
「そんなことしても大丈夫なの?」
「もちろん、妊娠体験って言って、学校によっては実際にやっているんだよ」
嘘である。
「それなら……」
納得したのか、妹はその綺麗な尻をこちらに向け、尻たぶを掴んで開くようして、きちんと穴が見えるようにした。
それをしっかり目に焼き付けながら、ローションをたっぷりつけたプラグを穴に当て、
「力抜いてねー」
一気に根元まで押し込んだ。
「ひぃっ」
小さい悲鳴を合えて気にせず、ハンドポンプでバルーンを膨らます。これで穴が裂けない限り抜けないはずだ。
「何入れたの?お知りが変な感じがするよ?」
初めて出る穴から異物を飲み込んだ妹はうろたえていたが、栓であることを話すと落ち着いたようだ。
「ほら、コレからが本番だよ」
バルーンは栓をしたまま浣腸ができるよう、逆流防止弁のついた穴がある。
そこにフロアポンプを繋げば、漏れることの無い空気浣腸機が出来上がる。
「さあ、何所まで膨らむかな?」
そして、俺は空気入れのグリップを握り、上下させ始めた。
シュコッ、シュコッ、シュコッ、シュコッと、乾いた音が響く。
今、妹はシャツのボタンを全部空けて、ノーパンでスカートを腰骨よりやや下におろし、膝立ちの姿勢である。
コレだけでも十分エロチックなのだが、さらには尻の穴に空気入れを繋ぎ、両手を腹に当てて張り具合を見ている。
明らかに後者の方が変態的なのだが、妹はむしろ露出が多いことが気になるようである。
それでも渋々納得したのは、
『ほら、ちゃんとお腹見えないと膨らみ具合が解らないし、空気入れすぎて大変なことになったらいやでしょ?』
と脅したためである。
シュコッ、シュコッ、シュコッ、シュコッ
「あ……なんとなく張ってきた気がする…」
そう言われても、見た目にはまだ変化が無い。入れるのが遅いのだろうか?
「ちょっと早くするよ」
シュッ、シュッ、シュッ、シュッと速度を速める。
「んんっ」
妹が少し呻いたが、まだまだ遅い方である。
だが、あまり早くしすぎると色々弊害がでるのでこのままで行く。
シュッ、シュッ、シュッ、シュッシュッ、シュッ、シュッ、シュッ
「ん、お腹が膨らんできたよ」
たしかに膨らんできたが、まだまだ便秘くらいの大きさだ。指でつついてみてもまだ柔らかい。
「よし、このままどんどん入れていくよ」
シュッ、シュッ、シュッ、シュッシュッ、シュッ、シュッ、シュッ
シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ……
すでに何回ポンピングしたか数え切れない。
腹の方も既に9ヶ月くらいだろう、そろそろ限界だろうか…
「ねえお兄ちゃん、最後は私がやってみてもいい?」
すでに呼吸も苦しくなってきたのだろう、途中切れ切れさせながらそんなことを言ってきた。
だが、確かに自分の身体の方が限界が解るだろう。「無理しないようにな」と言って妹に空気入れを渡した。
妹は立ち上がると、大きな腹が邪魔になってはいるが、ぷっくりと確実にポンピングを始めた。
一回ポンピングするごとに「ああっ」「んっ」と喘ぐ様は、見ていてかなりエロイ。
そのまま数十回空気を入れたところで、妹はへたり込み。
「もう、おなかパンパンだよぅ」
と大きな腹をさすりながら呟いた。
カッとなって書いた
朝になって見直したら色々足りなかった
今は反省している