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名無し調教中。:
☆11月末某日 火川神社 レイの私室
「ねえねえ、これなんかいいと思わない?」
「素敵、きっとまこちゃん似合うと思うわ。じゃあ〜あたしはこれとこれと・・・・あっ、これなんかよさそう。」
「うわ〜、美奈子ちゃん悪趣味ぃ〜。」
うさぎと美奈子はカタログのチェックに余念が無い。
一方、亜美とレイはネット通販の買い物カゴを一杯にしている。
「なんたってまことの記念すべき日なんだから、一生の思い出になるようなのを選ぶのよ、みんな。」
「楽しみよね。まこちゃんきっと喜んでくれるわ。」
☆12月2日宵の刻 火川神社 講堂
「みんな遅いわよ。とっくに届いてるんだからさっさと準備始めるわよ。」
「そんなこといったって、こっちはママの許可貰わなきゃなんないんだから。」
「うさぎちゃんもレイちゃんもそれぐらいにして、セッティングに取り掛かりましょうよ。」
「亜美ちゃんに賛成ぇ〜。さてと」美奈子はいそいそと梱包を解き始める。
「通販でかき集めたありきたりのまんまじゃあまこちゃんに失礼ってもんよ。
セーラー戦士の誇りにかけて、持てる技のありったけを注ぎこむわよ!」
☆12月3日夕刻 木野まことのマンション
インターフォンに来訪を告げるとパタパタとスリッパの音が近付き、制服姿のまことが4人を出迎えた。
「まこちゃん!お誕生日おめでとう!」
「あ・・・ありがと。 ってみんな気が早いなあ。あたしの誕生日は明後日じゃないか〜。」
「なぁによ〜 まこちゃん。自分の誕生日わ〜すれちゃったのぉw」
「へ?どういうことさ???」