女性にペニスがある社会part3.1

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8747 ◆dge4QXzOKA
>>78 続き

 堅い拘束台に縛られたままでの睡眠は最悪のものだった。なにしろ寝返り一つできはしない。あげくに健夫は全裸であり、彼の身体を包むものは毛布一枚しか与えられなかったのだから。
 隣で寝ていた香織は、家では着たこともないようなシースルーのネグリジェを着ていた。
 バスローブの下は全裸であり、彼の見ている目の前でそのセクシーなネグリジェに着替え、悩ましげにポーズをとってみたした。
 その美しい姿のせいか、それともアヌスに挿入された拡張プラグのせいか、弱々しく頭をもたげている健夫のペニスを見て微笑む香織。
「おやすみなさい。あなた」
 彼にキスしようとして、猿轡が邪魔だということに気付く。
 別に頬でも額でもよかったであろうが、彼女は猿轡の蓋を外し、その真上から唾を一垂らし落とし、彼の喉を潤す。そして、ペニスにもそっと接吻して毛布をかけなおすと、香織もベッドに横になった。
 苦痛、恥辱、憤怒……様々な感情がなかなか健夫を寝かしつけてはくれなかったが、やはり疲れていたのであろう、いつの間にか彼も眠りの淵へと落ちていった。
8847 ◆dge4QXzOKA :03/10/17 11:44
>>87 続き

 翌朝。
 香織の声で起こされた健夫は、やはりやや睡眠不足気味であった。それ以上に、固定されたままの手足が悲鳴をあげているのであるが、拘束が解かれることはなかった。
 昨夜と同じように流動食の食事が与えられる。そしてその後、尿瓶で尿をとられ、浣腸で排泄を強制される。
「う! う! うう!!」
 三度、四度と薬液を注入されて排泄を強いられる。その行為は、彼の腸を洗浄すると同時に、括約筋を緩め拡張をしやすくするためのものでもあった。
 昨夜彼を辱めたアナルバイブが再び挿入される。そして、決して射精はできない程度の絶妙なセッティングのなされた震動が、彼のペニスを勃起させる。
「うふ……」
 微笑んだ香織が、堅くなった肉棒を口に含む。先汁を美味しそうに啜り、先端のくびれに沿って舌を這わせる。快楽を与え、しかし決して漏らさせはしない巧みな愛撫だった。
「香織。それはサービス過剰というものよ」
「んっ……あっ、お姉様……」
「ペニスを見てむらむらする気持ちはわかるけど、もう少し我慢をなさい」
「はい……」
 部屋に戻ってきた瑞恵が香織をたしなめる。従順な態度を見せる彼女に満足し、朝の挨拶としてのキスを与える。香織は、嬉々として唇と舌を捧げ、注がれる唾液を飲み下す。
「貴女はもう私達の一員なのよ。自分の身体の全てが、そして相手に与える快楽の全ての価値を自覚なさい。安売りするほど価値の低いオンナなんかじゃないのよ」
「はい……お姉様」
 この一週間で、香織は様々な責めを受け入れるレッスンをうけた。そして、指で、唇で、ペニスで相手に快楽を与えるレッスンも経験した。
 しかしそれは、女同士だけのものであり、男に快楽を与えるためのものではなかったのである。もし香織が身も心も瑞恵のものとなり健夫のもとから去っていれば、誰か適当な練習台を瑞恵が用意したであろう。
 だが、香織は頑なに健夫への想いを捨てようとはしなかった。だから瑞恵は彼をその練習台として選んだのであった。
 男に快楽を与え自分の虜にするためのレッスン。健夫はいずれ香織の奴隷となるのだ。そんな男相手に、過剰なサービスをくれてやる必要はない。飴と鞭は適切に与えないといけないのだから。
8947 ◆dge4QXzOKA :03/10/17 11:45
>>88 続き

「言いつけどおりにしたわね」
「はい」
「そう。それなら、彼はしばらくあのままでいいわ。貴女のレッスンを続けるわよ」
「はい」
 視線を健夫に向ける。
「特等席で見ていなさい」
 その淫らな微笑に、健夫は昨夜の光景を思い出した。彼の目の前で快楽に溺れる香織の痴態を。だが、彼にはなすすべがないのである。
 ガウンを脱ぐ瑞恵。長身でグラマーな肢体を包んでいたのは、血のような深い紅のエナメルだった。スリーインワンなのだが、やはり乳首も股間も完全に露出するようにデザインされている。
 香織には全裸になることを命じ、ベッドに導く。
 そして瑞恵がドアをノックすると、女が四人入ってきた。
 背丈やスタイルも違えば風貌も異なる、様々なタイプの女性が四人。人妻のような者もいれば、女子大生のような者もいる。その中には、あの童顔の受付嬢もいた。
「へぇ、これが香織のだんな?」
「……」
「本当、ちっさーい!」
「ふぅ〜ん」
 四人は拘束されている健夫を好き勝手に評価し、好奇の視線を向けてきた。
「貴女達もお脱ぎなさい。香織のレッスンの続きなんだから」
 瑞恵の言葉に、四人は服を脱ぎ始める。ある者は瑞恵並みの長身であるがぐっとスリムな体型をしており、ある者は小柄なのにグラマーだったりする。
 またある者は股間の茂みが濃く、ある者は無毛の丘に薔薇のタトゥーが描かれていた。
 しかしその全員に共通していたのは、その股間にそそり勃つ肉槍であった。しかも、四人が四人とも、健夫よりも逞しいモノの持ち主だったのだ。
「紹介するわ。うちで働いている娘達よ。本当はもっといるんだけど、皆営業に出ているわ。新人のレッスンの時は、オフ返上で来て貰っているの」
 ふふ、と微笑む瑞恵。彼女のもとで働いている女達は、いずれも男性並のペニスの持ち主なのだ。卑小なプライドを踏み躙られ悔しがる健夫の表情に、彼女は満足していた。