>>520 続き
ゆっくり腰を引き、そしてまた挿し入れる。十分に滑りがよいことを確かめて、少しずつ出し入れのペースをあげていく。
「あ……」
以前早苗に言われたアドバイスを思い出す。俺のものでは、彼女を深々と貫く事はできない。でも、浅いところでも快楽を与える事はできる。
そして、ピストン運動だけではなくグラインドもしてみる。
情けない話だが、これまで早苗であれ他の子であれこうしてバックから責めたことがないので調子がつかめなかった。それでも、普段自分がされていることを思い出しながら腰を使ってみる。
何よりも、自分が感じるためではなくて、美由ちゃんを感じさせる事を考えながら腰を振る。
「あ……ん……」
美由ちゃんの唇から零れる吐息。この甘い声がもし演技だとしたら俺はとんでもないピエロだ。そうでないことを確かめたくて、背後から回した手でたわわなバストを揉み解す。
「あ……!」
指先で摘み上げた先っぽは、これ以上ないくらいに堅く尖っていた。
本当に感じてくれている……? そう問い掛けるように、バックから腰を突き込む。
「あ、あんっ」
その反応に俺は少しだけ安堵して、突き入れたままの腰をゆっくりと円を描くように動かしてみる。
>>523 続き
「あ……んぁ……」
美由ちゃんの中を荒々しく掻き回す、というほど激しい責めではないだろう。でも、男のペニスで腸内を辱められることは、彼女にとってとても恥ずかしい事のはずだ。
アヌスを貫かれ、バストを玩ばれ、可憐な少女が甘い歌声を漏らし続ける。
そして俺は、右手をバストから滑らせ、あの愛すべき器官へと導く。
「あ……っ!!」
きゅっ、と握りしめたそれは、どくんどくんと堅く熱く脈を打っていた。
根元の花園から溢れた蜜にまみれたシャフトをゆっくりと扱く。つるりと剥けている先端は、スリットから粘液を滲み出している。
俺が腰を使うたびに、手の中のモノがひくんひくんと蠢く。
間違いない。
美由ちゃんは感じている。
俺の責めで、いや、俺の奉仕で感じてくれている。
そのことがとても嬉しかった。
だってそうじゃないか。こんな可憐な少女が、俺なんかに身体を開いてくれて、好きにしてもいいなんて言ってくれて。だけど、俺一人だけが勝手に感じてイッてしまうなんてみっともないじゃないか。
そんなオナニーのような行為じゃなくて、俺は自分が感じる以上に、美由ちゃんの事を感じさせてあげたかった。そしてできるなら、二人で一緒にイきたかった。
>>524 続き
「気持ちいい?」
「は……はい……ああ……」
八の字を描くように腰を動かしながら、右手でシャフトを愛撫する。
腰を突き入れるたびにペニスがひくひくと震え、肉茎を扱くたびにアヌスが俺を締めつける。その締めつけが俺にさらなる快楽を与えてくれる。今すぐにでも射精してしまいそうなのを必死に耐えながら右手を動かす。
「あ、あ、ああっ!」
もう右手だけではなく、左手も使って美由ちゃんの下半身を責める。
ペニスだけじゃない。潤みきった花園を広げて掻き回したり、それでぬるぬるになった手でまた肉茎をまさぐったり。
「あ! あ!!」
無意識の動きなのだろう、いやらしく腰を振る美由ちゃん。そうすることで俺の精を絞り取ろうとしているのだろうか。限界に達しそうなのを耐えながら、激しく腰を突き入れる。
「ああっ! あああああっ!」
「み、美由ちゃん」
「お、おにいさ、ん、あ、ああーーーーーっ!」
ぴゅっ! ぴゅぴゅっ!
タッチの差で、美由ちゃんが先に射精した。俺の手の中のモノが二度、三度とひく付き、そのたびに熱い白濁を撒き散らす。
そして、その動きに合わせて小さなすぼまりがこれ以上無いほどに締めつけられ、俺もまたあえなく達してしまう。
どくっ! どくんっ!
「ああーーーっ」
俺の精液を、牡のエキスを注がれた事を感じてか、美由ちゃんがもう一度叫ぶ。そして、もう一度射精した。
俺達は、二人そろってがっくりとくずれおちた。