1 :
名無し調教中。:
かのサイトのファンだった人います?
2 :
高橋幸二=イエス玉川:02/02/23 17:04
漏れ、長いこと、あそこの常連だったよ。
3 :
名無し調教中。:02/02/23 17:21
>>2 イエス玉川っていや、あそこの板で結構
発言していたひとじゃん。俺はロムって
たけど、、、、、
4 :
名無し調教中。:02/02/23 18:40
発言はしなっかたけど大ファンでした
6 :
名無し調教中。:02/02/23 19:31
あれはファンの私設BBSが面白かったのにね。
お月様ってmangetsuさん?
アズ=高橋幸二=イエス玉川
8 :
名無し調教中。:02/02/23 23:05
美千がどうなったか知りたかったなぁ。
9 :
名無し調教中。:02/02/24 00:37
最後の尻切れトンボ状態の事情ご存知の方いませんか?
10 :
名無し調教中。:02/02/24 01:18
11 :
名無し調教中。:02/02/24 11:08
12 :
名無し調教中。:02/02/24 12:06
>>11 1999年11月以前に削除されているとそこにも記録なしだよ
WebArchiveはもっと前からあるのだが残念ながら記録しに行かなかったようだ
13 :
名無し調教中。:02/02/24 16:41
age
14 :
名無し調教中。:02/02/24 18:27
15 :
名無し調教中。:02/02/24 18:28
↑前後見たいときは/t2をt1かt3に変えてみて
16 :
名無し調教中。:02/02/24 19:19
>>14 「狼堂」っていえばFGMの末期に出てきてあそこの主宰者の主要な協力者だった人じゃん。
17 :
名無し調教中。:02/02/25 19:34
最初で最後の相手が人形ですか
18 :
名無し調教中。:02/02/26 19:02
19 :
名無し調教中。:02/02/27 02:29
age
20 :
名無し調教中。:02/02/27 19:18
age
21 :
名無し調教中。:02/02/28 18:45
age
ただあげないでなんかかけよっ
23 :
名無し調教中。:02/03/01 02:08
98年の夏、俺の文章が掲載された事がある。
今もあのページってあるの?
24 :
名無し調教中。:02/03/01 09:04
自分が知った時はすでに停止中でした。
IMODE版が進行中で期待していたのですが・・・・・・
結局某サイト(閉鎖したらしい)で補完して、リンクをジャバじゃなくして
保存した筈なのだが見つからない。
昔、よく書き込んだのがここにもいるよ!
26 :
名無し調教中。:02/03/01 22:52
あそこって未完のエピソードが多かったですよね。
再開して欲しいなぁ。
>>23 いまでもつながることは継るとおもうよ
再開も欲しいけど削除された物語を保存している方いませんか?
28 :
名無し調教中。:02/03/02 18:03
あげ。
~allan/下に、meatgi.html,meatgj.html,meatgk.html,meatgl.html,meatgm.html
meatgn.html,meatgo.html,meatgp.htmlが残っているのを確認
竹田さんの解体の様子と、百合さんの焼かれる様の部分保存している人、どこかに
うpして貰えませんか?
「それでは、お嬢さんを焼きましょうか」
女主人の声です。
百合さんがゴクリと音を立てて、巫女さんの肛門を飲み込みました。
背筋を伸ばし、目を大きく見開いて正面を見ています。
あら、来ちゃったな、という顔です。
料理人は包丁と鉄箸を構え直し、鉄箸で乳首を挟み、右の乳房の切り口に刃を入れ直
しました。
ゆっくりした竹田さんの音楽に合わせて、包丁を引き始めました。
乳房が捻れる度に音程が微妙に揺れます。乳房自身が歌っているようです。
やがて右の乳房全体が切り放されました。
料理人は、包丁と鉄箸でバランスと取りながら、乳房を、水を張った桶に移します。助手
が新しい布巾を、赤い肉を見せていた竹田さんの胸の傷口に掛けました。
それでは、と料理長の声。招待客全員が数歩下がりました。助手が二人、文留の左右に分かれました。
料理長、長さ五十センチ、幅二十センチほどの大きな中華包丁を持ちます。文留、息を飲みました。
料理長、文留の足元にまわりました。助手の二人が左右から文留のお尻の割れ目に手をかけ、
思い切り開きました。 奥の性器と肛門がヌッと出てきました。
両方の穴とも、引っ張られて横長に開いています。うつぶせで高くあげられた股間の上の穴は小さく、
下の穴は大きく、限度まで引っ張られた縁の肉が薄く伸びています。
文留、激痛を予感して、肩を震わせていますが、声は我慢しています。
料理長、大きな中華包丁を縦に構え、右の大陰唇の外からやや内側に向けてさっと切り下げました。
文留がアアッと堪えられず叫びます。
料理長、即座に包丁を外し、今度は左の大陰唇の外から切り込みます。肛門のすぐ下で、切り込みは合致し、
肉がわずかに離れ始めます。
料理長、左手で浮いた肉を掴み、引っ張りだしました。クリトリスの下で、肉はまだ恥骨につながっています。
文留、ああっ、と目を閉じ、肩を震わせて我慢しています。
料理長、文留の性器を引っ張りだし、まだつながっている恥骨とクリトリスの基部を巨大な包丁の一撫でで
切り離しました。 みんなの前に示された刃の上に、文留のぼぼが乗りました。
「最初に言ったように、三人の持ち物のうち、一番高いものを全部売ること、これが鉄則」
そう言って、強い液体のグラスを空け、
「ここに腰掛けて、それぞれの性器を見せてくれるかな。調べてあげよう」
と三人の前の小さなテーブルを叩きました。
山高帽の老人にすっかり心酔した三人は、グラス片手にテーブルに腰を掛け、股を開き
ました。
ほう・・ほう・・と言いながら、老人は三人の微妙な肉を指でつつき、観察していきます。
「あんたの肉が一番いい」
にっこり笑って、ベスの乳首をチョンと弾きました。
「牛や馬のように解体してから値を付ける訳にはいかないのでね。こうして膣の奥の肉
質、肉色で決めるのが一番。自由市場のセリもそうして行われる。
ベスの肉が一番高く売れる。多分、性器のフィレが二百、乳房が二つで二百、太股が二
つで二百、腰部が二百、レバーが百、心臓が百、他の全部で二百」
「これでいくらになった」
マリサに訊きます。
「千二百ドルです」
即座にマリサが答えます。
「あと百ドル足りません。どうしますか」
カリンの心配そうな声、
「マリサが会長秘書になれるといいけど」
「それよりカリンの安い肉を付けるのが簡単よ」
マリサが憎まれ口をききます。
「そうじゃなく、自由市場の鉄則は、全部売ることだと教えたでしょう。この場合、ベスのこ
とは全部あきらめて、徹底的にベスを売ること」
突然の話の進行にベスが目をパチパチしています。
36 :
名無し調教中。:02/03/03 04:03
素敵なあなたに乾杯。
37 :
名無し調教中。:02/03/03 10:32
ありがとうございます。
食物連鎖復帰連盟の風俗記者レポートの11と12が削除で話しがさっぱりわからないです。
通番だと242-244のうちの2つだと思います。
どなたか保存して見えませんか。
もしあったら教えてください。
あと「肉食倶楽部」ってどんな物語だったのでしょうか。
38 :
名無し調教中。:02/03/03 23:41
>>30 ありがとうございます!
一部でも復活はうれしいです!
>>38 復活ではなくて、消えずに残っていただけです。あのルート下にはまだたくさん
見れなくなった記事が隠されているかもしれません。
>>35で書いたamfree.html
も残ってました。
小蘭に蘭芬の乳房が与えられた。乳首をくわえた妹の顔がいっそう幼くなり、幸せそうに見えた。蘭芬も心和んだ。
解体屋が豚の胴体の上の小蘭の腰に手を掛け、位置を整えた。刃を入れる当たり、腰骨のすぐ上を盛んにさすっている。
助手が促され、塩っぽい城砦の水を二人に掛けた。泥と脂肪と血糊が流れ、劇場を沸かせた形のいい裸身が輪郭を際立たせた。
若い肌が腰の当たりで水を弾く。解体屋がその上に中華包丁を構えた。蘭芬が小蘭を強く抱きしめた。
小蘭も気配を感じ、全身に力を入れた。産毛が立った。失望した解体屋が小蘭の腰をパンパンと叩いた。小蘭の身体から力が抜け、肉がゆるんだ。
小蘭の腰をわずかに左手で引き起こし、叩かれて瞬間弛んだ腰肉に、解体屋が刃を入れた。
見ていた蘭芬がアッと声を上げた。小蘭が電気に打たれたように、口に入れていた蘭芬の乳首を噛みきった。
そのまま上と下の歯がきしむ音がし、その底から低いうめき声が聞こえてきた。
姉の蘭芬が驚いたように一瞬身を放し、妹に目線を送り、強く抱きなおした。小蘭の身体が危機の猫のように一割ほど大きくなった。
若い命が、全力をあげて鋭い鋼鉄の侵入物に立ち向かっている。
解体屋の中華包丁は垂直に近い角度で、うつ伏せの小蘭の脇腹、腰骨の上に入った。
ぐいと体重を掛けると、ぬめった刃が五センチほど食い込んだ。小蘭の身体は威嚇して外敵を追い払おうとするかのように、さらに膨らんだ。
解体屋は刃先をやや脚側に向け、切り進めていく。上半身側に寄せた内蔵を傷つけないように配慮をしているようだ。
内蔵を切ると、火腿に苦みがでる。
小蘭と蘭芬は渾身の力で抱き合い、信じがたい苦痛と闘っている。
小蘭も大変だが、直後に一人で同じ苦痛と闘わねばならない蘭芬も大変だ。
小蘭の肉はそれでも捻れ、歪み、撓み、必死の抵抗を試みている。命の盛りの細胞を破壊していくのはたやすいことではない。
包丁がじりじりと進んでいく。もし途中で止まったら、それ以上進めることはできそうにもない。
解体屋も額から汗を流して、必死の形相である。
小蘭の細い腰は、あらゆる筋肉、組織、神経、脂肪を動員して切断を食い止めようとしていた。
肥大し、密度を増し、中華包丁と闘っている。お尻も倍に膨れ上がったように見えたが、こちらは戦いの前線ではない。
もし小蘭が一人であったら、解体屋はとても彼女を綺麗に捌くことはできなかっただろう。
小蘭が蘭芬にしがみつき、蘭芬が小蘭を抱きしめたので、小蘭の肉が堅く固定されたことになり、
かろうじて包丁を進めることが可能になったのである。
そうでなかったら、小蘭の身体は跳ね上がり、くるまり、反り返り、解体はできたであろうが、
肝心の火腿は傷だらけのものになったに違いない。
巨大な中華包丁が半ばまで進み、小蘭の背骨に達したころ、彼女の肉体は抵抗を止めた。
フッと元の大きさ、柔らかさに戻ったようだった。小蘭の呼吸はすでに安らぎ、蘭芬の息だけ荒かった。
腰は昨夜までのスポットライトの中で見たと同じように頼りなく細く、尻も引き締まって高く、最上の火腿の素材に戻った。
解体屋が包丁に両手を掛け、全体重をのせた。ゴトッと音がして、小蘭の身体で一番固い部分が存外簡単に切断された。
刃はそのまま残りの半分の肉をサクサクと切り放し、城砦、人気ナンバーワンの肢体の上と下が分かれた。
蘭芬はあわてて、妹の肩を回し、顔を覗き込んだ。すでに穏やかな顔であった。頬を合わせ、抱きしめた。
小蘭の身体は簡単に一回転し、仰向けになった。お腹は臍の下数センチで綺麗に切断されていた。解体屋の技は見事であった。
耳元で、蘭芬、ありがとう、という小蘭の声がしたようだった。
43 :
名無し調教中。:02/03/04 18:35
wget失敗 ×Д×
44 :
名無し調教中。:02/03/04 19:55
45 :
名無し調教中。:02/03/04 23:37
あげ!あげ!ひたすらあげ!
46 :
名無し調教中。:02/03/05 21:03
ビーチバレーの試合に負けた姉妹が、串に刺されてバーべキューにされるシーンが今でも頭から離れません。誰かお持ちの方・・
いませんか??
48 :
名無し調教中。:02/03/05 23:22
>30さま大感謝!
あとはみんなでひたすらURL捜してここに発表しましょう
49 :
名無し調教中。:02/03/06 00:04
けっきょくどういう人がやっていたんだろう?
あのサイトは。
件の某サイトで補完した物が見つかったので・・・・・・
そのサイトにて無断転載(多分)、その上
さらに孫無断upなのでもろもろ取り扱い注意希望。
www.geocities.com/getfgmdcopy/fgm.zip
54 :
名無し調教中。:02/03/06 19:59
>>50 ブラクラでは?
すくなくともIEがフリーズしたぞ
56 :
名無し調教中。:02/03/08 01:25
マンコ裏返ししてチンコツクール話しが好き。
57 :
名無し調教中。:02/03/08 01:55
斉藤香織写真集が欲しい・・・マジで。
58 :
名無し調教中。:02/03/08 04:38
火腿だったっけ?あれが食いたい。肛門の
ところ
59 :
名無し調教中。:02/03/09 02:19
火腿は俺も喰いたいと思った(w
実際、どこまで実現可能なんだろうね。
串刺しの話とかは確実に無理っぽそうだが。
60 :
名無し調教中。:02/03/10 00:52
>>59 串刺そのものは可能だろう
J-3000も串の棒は高速回転するドリルみたいなモノだし
ただ口から棒の先が出てくるまで生きているという想定は疑問
61 :
名無し調教中。:02/03/10 01:09
))
「つぎは、少し火を通していただきます」
神事担当が、先程より厚く、五ミリほどの厚みで火腿に切り込もうとすると、
「わがまま言っていいですか」百合さんが手を上げました。
「もちろんですよ、お嬢さん。何でもお願いしていいのですよ。あなたには最後の食事です
もの。そうですよね、先生方」
店の女主人の言葉に、私以外の全員が、声を上げて頷きました。
私と百合さん以外の全員が、こういう席では「先生」なのだなと、変なことに気がつきました。
「それでは彼女のお尻の穴をください、お願いします。なるべく厚くお願いします」明るい声です。
女主人が、クスッと笑いました。
神事担当が巫女さんの火腿を、表面の皮ごと一センチ以上の厚みで切り分けました。
切り口の赤身が、複雑な内臓の形を見せています。
ステーキ肉がロースターの上に置かれました。たちまちじりじりと脂が焼け始めます。
すぐに女主人が長箸で取り上げ、小皿に載せ、ナイフで一口大に切り分けました。
「生でも食べられるものですから、本当にちょっと焼くだけでいいのです。それではお嬢さん、
お友だちのお尻の穴です」百合さんはためらわずに、一切れを口に入れました。ゆっくり噛んでいます。
裸の喉元が動いています。
「お尻の穴は、やっぱり少し固いかな。でも味はいいのですよ。先生方は太股の方がいい
と思います。私のお尻の穴も先生方は食べちゃだめです。吉田さんだけ、オーケーです」
百合さんのアドバイスのように配餐されました。巫女さんの肛門はさらに複雑に変化する味で、
これは美味しいとか、不味いとかの次元のものではありません。固いとか、柔らかいとかでもありません。
命を溶かされているような味で、なるほど、役人に因果を含めるには相応しい食品ではあります。
63 :
名無し調教中。:02/03/11 00:50
>>50 感謝!
ところでダウンロード後に解凍したら出てきた変なプログラムファイルは何?
それなくても読めるけど
64 :
名無し調教中。:02/03/11 04:48
肛門は筋肉だからゴムみたいに固いだろうな。
ときどき読んでたけど、あれってネタ?
プログラムファイルって・・・・・・
まじっすか。んなもん同梱したつもりはまったくないっす。
手元にある1296kbのを解凍してみましたけどないし・・・
ファイル名とフォルダの何処に出来たか教えて下さい。
アーカイブのフォルダの構成は、↓になっている筈なので…
fgmフォルダ>fgmフォルダ>htmlと画像
>smフォルダ>triangle.png
出遅れた…
もうみえないみたいです。
もしよければ再うpお願いします
68 :
名無し調教中。:02/03/12 02:27
漏れがもらったのにも入ってなかったよ?
同じくこんな感じだったけど。
fgmフォルダ>fgmフォルダ>htmlと画像
>smフォルダ>triangle.png
直林しちまった・・・
鬱だ、、、、、
ダウンできました。
ありがとうございます!
69>>
Thanks! 素晴らしい!!
奈々さん、でてきてくださーい!!!
74 :
dokidoki:02/03/12 17:05
亜乱補さんがかって「もう亜乱先生はいない」と書いてました。
亜乱先生はもうこの世に存在しないのでしょうか?
そもそも亜乱先生って何者なんでしょう?
本当に不思議でなりません。
そうです。きっと奈々さんはこの謎をご存じなのではないのでしょうか。
奈々さん、でてきてください。
どなたか奈々さんの消息、知りませんか?
75 :
dokidoki:02/03/12 17:26
>>71 成る程竹田さん、とても懐かしいです。
そういえば女性コントラバス奏者の話も盛り上がりました。
アレって多分マーラーの巨人3楽章だと思います。
やけに生々しい記述が昨日のことの様に思い出されます。
ひょっとすると亜乱先生、音楽関係、しかもクラシック畑に
一脈通じた方なのでしょうか?
76 :
名無し調教中。:02/03/12 23:03
>>68 ちょっと違う
fgm>fgm>imageとsm>fgm>htmlファイルなど
77 :
名無し調教中。:02/03/13 04:58
どこまでが事実なのかが一番の謎だろう。
78 :
名無し調教中。:02/03/13 09:33
>>74 そや、この謎の鍵を握るのは奈々さんしかいないやろ。
奈々さん情報、聞かせてくれんかのお。
79 :
名無し調教中。:02/03/13 13:12
わいはFGMの黄金時代、亜乱はんと話したで。
そや、奈々はんの板にも出たこともあるんや。
奈々はんはほんに真面目なお人柄やった。
亜乱はんもド真面目なお人なんや。
そやさかい二人は馬があったんやろ。
結局奈々はん荒らしに疲れ、ああなってしもうたんや。
補1とか2は詰まるところ大金儲け損なったんや。
チトおつむが足りなかったん違いなか。
多分やで。
81 :
名無し調教中。:02/03/13 17:35
ちゃうで。それだけは明確にしておくで。
どっかで聞いたセリフやな(笑)
>>81 失礼。気にせんといてください。
なかなか通じてらっしゃるようなのでちょっと質問してよろしいですか?
i-mode版の更新停止と英国人女性失踪事件の犯人逮捕時期が微妙に一致
してたような気がするのですが、関連はありますか?
83 :
名無し調教中。:02/03/13 17:54
わいが知ってることだったら何でも答えるで。
亜乱はんはほんまあすこに真面目に取り組んでたんや。
みんはん、それだけは判ってやってや。
質問やけど無関係やね。
>>83 そうですか、残念というか、関係あったらあの事件の進展が面白いのにと思ってました。
結局、亜乱さんは亡くなられたらしいと誰も思っているのですが、その辺のいきさつ
はどうなんでしょうか?
多分大勢の人が知りたいのは、
>>77 で書かれた通り、どこまでが真実なのかという
事だと思いますが、それは決して明かされない謎になると思います。ただ、フィクション
の部分が多々あるとして、小説の引用を除いて、亜乱さん一人で書いていたのか、
複数の協力ライターがいたのかは知りたいです。
あと、第2部の中断の理由。99年4月を最後に新しい項目が追加されていなく、その
1年2ヶ月後にi-mode版開始の告知がありますが、この空白期間に何があったのかを
知りたいです。
なんだか欲張って書いてしまいましたが、知っている事があれば教えて頂ければ幸いです。
85 :
名無し調教中。:02/03/13 20:05
亜乱さんてどういう関係の人だったんかね?
86 :
名無し調教中。:02/03/14 03:30
でも、本当に亜乱氏(管理者)が亡くなってたら
この残ってるサイトごと消去されると思うのだが。
もし仮に、本当に後継者がいるならこんな風に
放置したままというのも有りえないと思われ。
>末期のガンを宣告された、会社が倒産した、
>そうした理不尽な不幸で投げやりになっている
>大人のためのページである。
あくまでも読み物として存在してる可能性が高いのでは?
なんとなーく微妙な嘘と微妙な真実を
混ぜてたような気がする。
88 :
名無し調教中。:02/03/14 23:36
99%の嘘と1%の真実。
一番気になるのがその1%の真実が
どの部分であるかということ。
89 :
☆期間限定完全無料☆:02/03/14 23:37
90 :
名無し調教中。:02/03/15 00:40
age
巫女さんの話は本当だったような。
気がする。
93 :
名無し調教中。:02/03/15 19:27
美千が割礼に志願したっていうのは
信じたい。
94 :
名無し調教中。:02/03/16 09:28
0
95 :
名無し調教中。:02/03/16 14:46
>>86 一つの推測
アラン氏はお亡くなりになった
でもPCは家族で使っていた
だからベッコアメとの契約は存続
家族はネット接続だけでHPは関心なし
よって放置
96 :
名無し調教中。:02/03/16 15:21
単純に飽きてやめたって可能性も
あるかもよ。想像したくないことかもせんが
97 :
名無し調教中。:02/03/17 00:23
使ってたPCに必ず痕跡が残ってたはずだし、
自分の夫もしくは父親があの内容で
作ってるのを発見したらどうしますか?
家族があのサイト見たら
普通は消去するんじゃないですかね。
俺は飽きてやめたと思ってます。
98 :
名無し調教中。:02/03/17 02:55
おそらく、死んだと言うのも、飽きて
更新がおっくうになったのが関係しているのだろう
きっと
99 :
名無し調教中。:02/03/17 17:21
複数で管理していた可能性は高いでしょう。FTPのパスワードさえ事前に
教えていればいいし、プロパの契約も譲渡できるかも知れない。もしくは
プロパなんて金さえ入ってくれば契約解除しないんだし、クレジット会社
も本人死亡を聞きつけてカードを廃止することもない。死んだ時点で口座に
50万程度残っていれば将来に渡ってかなり長期間HPは存続できる。もし
残額が少ないなら引き継いだ人が補充分を振り込めばいい。
>>97 今のネットの現実は自分の契約プロバのHPスペースなんか関心ないユーザーが大半だよ
PCの痕跡の隠し方なんかいくらでもあるし複数PCからの接続だったかもしれない
101 :
名無し調教中。:02/03/18 03:03
>>99 管理はどうかわかんないけど、本文(?)を執筆したのは
一人の可能性が高いと思う。読者からのお便りなんかは
どうか知らないけど。
まず、文章のクセというか特徴が似ていると思うし、キャラ
クタの言動のパターンが凄くにかよってる。
ただ、これだけなら複数の人間が頑張れば出来ないことも
ないだろうけど、FGM緊急通信は、すごく文章力があったし、
強力な個性がある文章だった。
並の作品ならば同じように書くことも頑張れば出来るかも
知れないけど、独特の個性のある文章を複数の人間が同じよ
うに書くのは難しいんじゃないかと思う。どうしても、それ
ぞれの個性が出て来てしまうから。それに、文章力を一定の
しかも高いレベルに会わせなきゃ行けないから。
あと、初期の更新の早さを考えても、複数の人間が足並み
をそろえ、一定の質、一定の個性をもった作品を書くのはむず
かしいとおもう。統一性を持たせるための手直しとか考えると
時間が凄くかかると思うし。逆に一人で書いた方が早いかも。
あるいは、全員プロだったか?
#ただ、プロだとしてもあそこまでの文章を似せて書くのは
#骨が折れると思う。
102 :
名無し調教中。:02/03/18 22:51
>>99 引き継いだ人も放置しておくだけのために金払うかなあ?
103 :
名無し調教中。:02/03/18 23:43
引き継いで金払いつづける人なら
普通は責任感感じて更新するやろね。
放置はありえへん。
104 :
名無し調教中。:02/03/19 18:03
105 :
名無し調教中。:02/03/19 20:29
106 :
名無し調教中。:02/03/20 01:22
>>104 別に打ち消そうとしてるわけではなくて
みんなでお互いに納得がいくまで推理でもして
遊びましょうよって事なだけだと思いますけど?
いや、推理するならもう少し面白みのある方向に持っていけないかなと...
なんか皆さん現実的過ぎるんじゃない?
108 :
名無し調教中。:02/03/20 23:50
現実と空想の狭間であーだこーだ言い合うのがいいんじゃん。
どちらかといえば、現実と妄想の狭間、だとおもわれ
やほーぶりけのzipを削除しました。
110 :
名無し調教中。:02/03/21 22:12
>>101 執筆者は1人説に賛成
それもプロ
尼さんになった作家を訪ねる場面なんか素人ではムリ
長々とありがとうございました。
112 :
名無し調教中。:02/03/22 16:56
>>ALL
あきまへん。
どいつもこいつもレベル低すぎや。
亜乱はんの話、でけへんわ。
そいいうお前は、何様やねん!
と取敢えず言ってみるテスト。
>112
別にいいよ。オイラの中ではもう終わってるから。
ただ、亜乱が生きてるにしろ死んでるにしろ、
3年経ってもおもしろがってる奴がいたって言っといてくれ。
115 :
名無し調教中。:02/03/23 03:17
>>112 別にあんたと話したくないから
ここには二度と来なくていいよ。
あんたに見合うサイトに逝って好きなだけ
レベルの高い話でもしてくれ。
116 :
名無し調教中。:02/03/24 00:39
>>101 >一人の可能性が高いと思う。読者からのお便りなんかは
>どうか知らないけど。
俺は何度か投稿したぜ そしたら その内容が乗っかった
食肉CLUBは訳してくれて助かった
保全age
118 :
名無し調教中。:02/03/25 01:56
漏れも一人だったんじゃないかなぁと思う。
で、途中で意欲が薄れたために常連だった人に管理交代したが、
その人物も段々飽きてきてしまったために放置。
こんなとこではないでしょうか。
119 :
名無し調教中。:02/03/26 01:45
>>115 112に見合うサイトって現存しているのかね?
それを心配してやるよ。バイバイキーン
>>112
nanaさんは今何処でどうしているんでしょうかねぇ...
121 :
名無し調教中。:02/03/26 12:08
わいはど阿呆のカス野郎共を相手にする気はあらへんが
奈々はんだけは心配や。
>>121 おや?ここはレベル低すぎて話しにならなかったんじゃないの?
本当は心配してるフリしてかまって欲しいんだろ。
もっと素直になったら?
>>118 飽きた場合は普通更新が疎らになってやがて放置。
こんなに唐突には終らないと思われ。
124 :
名無し調教中。:02/03/28 00:35
あんなやつほっといて、FGMネタもりあがろうぜ
125 :
名無し調教中。:02/03/28 01:25
nana さんも 気になるけど..
あの網目のないメロン大の乳房の子が気がかり...
126 :
名無し調教中。:02/03/29 21:59
それにしても謎のサイト
128 :
名無し調教中。:02/03/31 19:53
129 :
名無し調教中。:02/04/01 03:22
どうでもいいが字が小さくて読みづらいな、そこ。
130 :
名無し調教中。:02/04/02 02:18
保全age
131 :
名無し調教中。:02/04/02 02:49
鬱だ詩嚢
>>129 ブラウザが悪いのか文が重なって一部が読めない
133 :
名無し調教中。:02/04/03 23:43
斎藤君。
134 :
イエス玉川:02/04/04 16:32
「非公開!!!FGMのファンのためのBBS」にどうしても書き込めないんだけど
どうしてかな? 他の懐かしい面々はカキコできてるのに。鬱氏。
>134
お久しぶりです。
あのBBSは4月1日以降書き込めなくなっているようです。
もうすぐ消滅するんじゃ...
イエス玉川さん、Santaさん
どぉもです。
少し前に「アイズ・ワイド・シャット」を見まして、、、
ちょっと鬱にはいってました。
137 :
名無し調教中。:02/04/05 23:44
こうしてみんなから忘れ去られていく運命にあるのだろう。
138 :
名無し調教中。:02/04/07 13:31
>>137 は外道。
そういえばあんな奇妙なサイトあったなぁ。と
たまに思い出す程度になるんだろうな。
140 :
名無し調教中。:02/04/09 21:22
忘れられないヨ
誰か続けてヨ
141 :
名無し調教中。:02/04/10 20:49
BBSはまだダメですか?
何故かBBSはまた書き込めるようになっています。
O-OLet_PierceO-Oさんが来てました。
143 :
名無し調教中。:02/04/11 10:33
そのBBSに参加する方法を是非お教え下さい。
144 :
名無し調教中。:02/04/11 11:13
うわ、懐かしい名前がたくさん…
私も亜蘭氏に自分の思いを投稿したら原文ママで載せてもらいました。
一章作ってもらえて嬉しかった。
146 :
名無し調教中。:02/04/13 13:05
肝心の亜蘭氏はいまいずこに・・・・・
148 :
名無し調教中。:02/04/15 22:45
bigtrees.htmlは消滅した模様です。
150 :
名無し調教中。:02/04/16 23:35
BBSのことです。
153 :
名無し調教中。:02/04/20 20:23
残念だ
結局あのサイトは何だったのだろうと思ってしまう今日この頃。
インターネット黎明期、何でもありだった頃の産物。
156 :
名無し調教中。:02/04/22 19:28
もういいよ・・・
このままdatに沈めて思い出にしよう。
次第に記憶からも消え逝くことだろう。
永遠に・・・永遠に・・・
山口椿
160 :
名無し調教中。:02/04/25 09:35
なぜ上げる...?
もう終わった事なのだよ
安らかに沈めてくれ...
眠りたいんだ...
>160
そお?文体似てるところもあると思うんだが。
163 :
名無し調教中。:02/04/26 10:17
>>162 そうなんです。
氏は若き日、モーリス・マレシャルに師事した歴史があります。
で、親日家マレシャルを追っかけてみると驚愕の事実が浮かび上がってきます。
但し、動機は未だに解りかねます。
で、その驚愕の事実とは?
165 :
名無し調教中。:02/04/28 17:42
166 :
名無し調教中。:02/04/29 22:00
>>158 ベッコアメに本体が残っているのにそれは無理でしょう
167 :
(@_@):02/04/29 22:00
168 :
名無し調教中。:02/04/30 23:18
169 :
名無し調教中。:02/05/01 14:36
>>168 喝!!おんどりゃこげな板、早よう消さんかい。
どいつもこいつもド阿呆のカス野郎や。
ほんま呆れたやっちや。
マレシャルはんは高貴なお方や。
どだいカス野郎共には無縁ちゅうこっちゃ。
あらえびすはんは気がついてたようやで。
たいしたもんや。
アランバートでやったこと「音」から嗅ぎ付けたんや。
あかん、カス相手に・・
亜乱はんに笑われてしまうで、もう来んで。
170 :
名無し調教中。:02/05/02 09:03
age
こいつまた来たのか。
毎回書き込みするたびにもう来ないといいつつ
何度もしつこくやってくる。
だから関西人は馬鹿なんだ。
関西人は絶滅しろ。
172 :
名無し調教中。:02/05/03 14:52
>>171 心配しなくても、こいつは関西人じゃねーよ。
関西人のふりしているだけ。
関西人がこんなにわざとらしく、関西弁で書き込み
するはずねぇ
173 :
名無し調教中。:02/05/03 15:37
斉藤香里って結局どうなったのだろう。
生きたまま解剖してもらい、
その様子を写真集にしたいって言ってた彼女。
実現したのだろうか。
ここ数年、ずーっと気になっていた。
174 :
名無し調教中。:02/05/04 22:17
175 :
名無し調教中。:02/05/06 23:22
176 :
名無し調教中。:02/05/07 14:44
>>169様へ!!
若輩ものが厚かましくも以下お尋ねです。是非、是非、ご教示下さい。
1.「マレシャルはん」とは163さんにある、モーリス・マレシャルのことでしょうか?
そう信じると何とも氏の演奏が聞きたく、休日返上でレコードを探し求めました。
幸いにも懇意な中古盤屋さんから神田富士レコード社を紹介され、戦前のSP盤
が入手出来ました。(とても高価で購入に躊躇いましたが・・)
再生は78回転でまたまた苦労しましたが漸く成功、その音たるや美しくビック
リ仰天です。氏の演奏はとても繊細、デリケートで、竹久夢二の芸風に通じる
アンニュイ感漂うものです。美しく艶やかな音は(大袈裟でなく)この世のもの
とは思えません。FGMサイトの空気と同質なものを感じずにいられません。
2.次に「あらえびす」さんです。
これまた無知故、先刻富士レコード社の店員さんにお尋ねしたところ、とても
丁寧に教えてくれました。
「あらえびす」こと野村胡堂。有名な「銭形平次」の作者ながらあらえびすのペン
ネームで著書多数。戦前SP盤評論の大家。店員氏の勧めで「名曲決定版」を求め
紐解くにこれまたビックリ仰天です。帰宅の車中、体が震えました。
FGMサイトには竹田さん、女性コントラバス奏者、シュバイツアー博士迄登場
します。あらえびす氏の解説はFGMサイトと見事に合致します。
ここでお尋ねです。「あらえびすはんはたいしたものでアランバードでした
ことを音から嗅ぎ付けた」とあります。
・アランバードとはなんでしょうか?地名ですか?亜乱先生のアランと
関係するのでしょうか?
・音から嗅ぎ付けたものとはなんでしょう?マレシャル氏とあらえびす氏は
時代、いや時間的に合致しますが両者共FGMとの接点が時代的に見いだ
せません。具体的な接点は何でしょう?
・159さんの「山口椿」の指摘で成る程、FGMサイトは氏の戯れだったのか
とも思いましたが今や確信を持って「次元の違い」を感じています。
呆れたカス野郎の一人ながら、亜乱先生、そしてFGMの底知れぬ深さに
ただただ呆然とする私です。貴方は何かを知って居られる。
どんなメッセージでも結構です。お応え、お待ちします。
177 :
名無し調教中。:02/05/07 17:43
age
178 :
名無し調教中。:02/05/08 21:32
「山口椿」説はなるほどと思うのだが。
179 :
名無し調教中。:02/05/08 21:40
181 :
名無し調教中。:02/05/10 10:06
>>176 カス野郎、云うたこと堪忍や。
あんさんのメッセージ、わいにはようわかるわ。
ほなあんさん、一ノ瀬はんを追ってみなはれ。
あんさんなら「氷解」のはずや。
亜乱はんも喜ぶで・・
182 :
名無し調教中。:02/05/12 11:56
亜乱氏=山口椿氏説の最大の弱点はFGMサイトの突然のプッツン。
これは山口氏に対するイメージと合致しない。
183 :
名無し調教中。:02/05/13 10:15
かなり怪しい雰囲気だ。
誰か解説してくれ。
漏れにはようわからんで。
いかん、関西弁になってしまった。
184 :
名無し調教中。:02/05/14 16:28
age
185 :
名無し調教中。:02/05/14 20:43
age
187 :
名無し調教中。:02/05/18 22:12
age
188 :
名無し調教中。:02/05/19 22:52
亜乱氏死亡説は事実とだけ言っておこう。
190 :
名無し調教中。:02/05/24 22:01
191 :
名無し調教中。:02/05/26 21:24
保存でアゲましょう
192 :
名無し調教中。:02/05/28 18:40
age
194 :
名無し調教中。:02/06/02 01:12
age
age
196 :
名無し調教中。:02/06/05 00:14
age
197 :
名無し調教中。:02/06/05 21:55
このスレの中だけでも、後継者になる者はおられませぬか。
でも、目的はなんだったんだろう。
199 :
名無し調教中。:02/06/08 00:51
>>197 おれも出来ることならなりたいが技量がないなぁ。
なりたい人は多いと思うが、ただ、相当な技量がいるため、
皆しりごみしているんではないか?
200 :
名無し調教中。:02/06/09 10:49
200GET〜!
201 :
名無し調教中。:02/06/11 19:50
>>197 後継者って勝手に名乗ってもいいのだろうか?
203 :
名無し調教中。:02/06/14 00:30
>>202 そうか
でも
それだけの筆力が無いなあ
205 :
名無し調教中。:02/06/17 18:30
なつかスィ…。
南フランスの深奥部の小さな町に世界一変わったレストランがある。
まったく宣伝をしないレストランだった。土地の住人はそこにレストランがあることさえ知らなかったが、どっちみち一皿千ドルもする料理が彼らに食べ
られるわけがなかった。
町中から40キロ、曲がりくねった私道を登った先、山の上の中世の城がそのレストランである。下にバーガンディのワイン畑が広がり、小さな集落と教会
の尖塔が所々に見えていた。さみしい高台であり、一番近い農家からも遥かに離れていた。
月に数度、夕食が供せられる。選ばれた客は自家用ジェット、田舎道をリムジンとつないで、厳重なチェックを受け、レストラン「肉食倶楽部」に到着す
る。
「肉食倶楽部」のメンバーは、5万ドルの入会金を払った上で、倶楽部の信条を受け入れ、遵守することを誓わなくてはならない。
その信条とは反・菜食主義、メンバーは大型の肉食獣のように肉を愛し、極めなくてはならない。肉は最高の美味である。選ばれた美食家が、いかなる動
物の肉を食べても、それは当然の権利である。
その信条に基づき、多くの貴重な保護獣がこの倶楽部の食事に供せられた。ライオン、虎、北極熊。キリンの首がまるごと長いテーブルの上で調理され、
50人ものパーティが開かれたこともあった。
優れた味覚をもった選ばれた男女には、たとえどんな貴重な動物の肉であっても、その肉汁を賞味する権利があるされ、すべての社会的、道徳的な規範は、倶楽部の食堂、調理場で無視された。
何より優先されるべきは、誰も食べたことのない、絶妙な味の、地上でもっとも珍しい肉を調達することである。
この栄誉ある信条にそって、年に四度、人の肉が供せられた。これを外の世界は衝撃的な犯罪と考えるかもしれないが、メンバーにとっては彼らの信条、哲学の素直な実現にすぎなかった。
倶楽部で食される野生獣は、現実には、たとえばライオンはアフリカ、虎はインドという具合に、遠方で捕えられ、肉にして密かに運び込まれた。
しかし、倶楽部の専門家によると、理想的には、肉は食される直前に殺され、切り捌かれるのが一番美味しい。いや、もし生きたまま調理できるなら、それがベストである。
倶楽部は目隠しテストをおこなって、生きたまま調理した肉が間違いなく一番美味しいということを確認していた。
美味しいという事実、また、火に掛けした場合の刺激的でわくわくするような光景のために、100年以上の伝統を誇る倶楽部の人肉料理は、かならず生体料理としておこなわれた。
今回参加の100名以上のメンバー、ゲストはすでに到着していた。この人数の食事をそろえるためには、相当な数の若い肉が必要である。
肉は若ければ若いほど、柔らかくジューシィであることが、100年の伝統で分かっていた。
もちろん今夜の肉に22歳以上のものはいない。一番若いので16歳。若ければ若いほど美味しいのだが、肉の量のことも考えなくてはならない。
シェフは、女10名、男5名、合計15名の若者を、今晩のために用意した。多くはヨーロッパ、アジア、アメリカの少年院から結構な高値で買い求めたものだ
が、一部のメンバーは自分たちの娘を提供していた。
気の毒な娘らは生涯を提供することになるのだが、両親が最初から自分を肉として育てたことを知らなかった。両親が彼女らのダイエット、毎日の運動に
うるさかったのは、脂肪分を減らし筋肉を適度に育てるためであった。今夜その努力が実り、娘は最高のステーキ肉になるのである。
少年院で買い取られた若者たちも、それぞれの場で、厳重にチェックされた。裸で並べられ、大腿、尻、背中、胸の固さと感触を調べられた。
選ばれたものたちは、自分たちはセックスの奴隷として売られたのだと考えた。最悪を想像したものも、なぜバイヤーが、そんなに熱心に彼らの裸の身体
を調べたのか分からなかった。
バイヤーは、若者たちの身体をセックスのためにチェックしていたのではなかった。肉質を調べていたのである。
210 :
名無し調教中。:02/06/19 01:08
age
漏れもどこかにログとってたなー(読者メールとかは捨てたけど)
久しぶりに読み返してみるか・・・
212 :
名無し調教中。:02/06/20 20:05
漏れは肉食倶楽部と東京倶楽部しか持って無い…。
215 :
名無し調教中。:02/06/22 19:04
漏れ全部持ってるヨ
ってゆーか、面白かったのは肉食倶楽部と東京倶楽部だけ。
あと途中に挟まってたアメリカの自分で串刺しと焼かれるやつ。
あ、中国のもまあまあ面白かったけど、
それ以外はねえ…。
何か変な宗教っぽいコジツケしてたし。
喰いたいから食う。それでいいのではないかと。
219 :
名無し調教中。:02/06/23 16:01
性器切除の方が好きだった∃。
みちだっけ?がFGM受けるシーン呼んでみたいけど、
みちがFGMをうけた。みたいな一行だけだった。
>>219 漏れもスコプチの話に萌えた。
でも今手元に保存してあるのは肉食の話が多くて残念。
221 :
名無し調教中。:02/06/25 06:05
ログうpきぼん
222 :
名無し調教中。:02/06/25 06:09
223 :
名無し調教中。:02/06/26 21:18
「白い鳩」、これは完全な者を意味する。キリストたるピョートル三世の直近に仕え、新しい時代を開く光栄にあずかる者たちである。
その志願者たち、屈強な若者が10人、美しい娘たちが10人、薄物を纏って、礼拝堂、高いステンドグラスの窓の明かりがさす中央あたりに控えていた。
ピョートルは祭壇の炎に両手をかざし、甲高い声をしぼって、祈り始めた。
「神よ、この者たちを祝したまえ。あなたの再臨の道を整える者を聖別したまえ。
いま、古より命ぜられたように、この者たちに火のバプテスマを授けます。
水と聖霊の時代は去り、開いた火の扉を・・・」
ペテルブルグ、ネフスキー大通りの元ロシア正教教会、少年聖歌隊の声がふいに大きくなり、ヨハネ黙示録をゆるやかな旋律で歌い始めた。
少年たちはカソリックでいうカストラート、高い澄んだ声のために性を犠牲にした殉教者である。
「14万4千人の清き者、われの道を備えよ。14万4千人の印ある者、われの道を備えよ」
四面の壁から夥しい数の聖画、イコンが、この厳かな儀式を見下している。
一人の青年が司祭服のピョートルに招かれ、炎の後方の十字架にかけられた。
控えていた聖職者が、青年の両手を横棒にを縛り付けた。足は肩幅に広げられ、床の金具に固定される。
巨漢の聖職者が後方から、右手で青年の口を、左手で青年の喉を押さえた。
ピョートルは祭壇の剣を取り、薄物を剥ぎ、青年の性器に当てた。
「父と子の名により汝に火のバプテスマを授ける」
青年の全身に痙攣が走り、強く押さえられた口から低いうめき声が洩れた。
青年は即座に拘束を解かれ、巨漢の聖職者にかかえられ、次の間に運ばれる。
そこにはロシア有数の医師たちが控えており、必要な処置をてきぱきとほどこしていく。
青年は苦痛に脂汗を流しながら、それでも使命を果たし終えた恍惚の表情を浮かべていた。
切り離されて意外に小さく見える青年の陰嚢と陰茎は銀の聖餐皿に載せられ、背の低い聖職者により99999の番号が与えられた。
後、4万4千人と一人である。
224 :
名無し調教中。:02/06/26 21:22
先頭の美しい娘が立ち上がった。
「そなたは白い鳩か、それとも白いアヒルか」
ピョートルが聞く。娘はかすれた声で、「白い鳩」と応えた。「白いアヒル」は不完全である。
クリトリスの切除のみを意味する。「白い鳩」は完全である。生殖器の全てと、乳房を切り取る。
ピョートルはいつもの儀式どおり、「白い鳩」になる義務はない、「白いアヒル」にしたらどうかと聞き直す。
娘はほとんどピョートルの腕の中に倒れこみながら、陶然と「神は最善を喜ばれます」と応えた。
「そなたは白い鳩、神に仕える者、女にして十字架にかかる者」
薄物を剥がすと、ロシアの由緒ある貴族の娘は腰と胸を差し出すように十字架についた。
ピョートルは今度は祭壇の短剣を取り、娘の前にかかげた。
巨漢の聖職者が後方から、右手でエレーナの口を、左手で喉を押さえた。
背の低い聖職者が娘の背後から腰を支えた
「父と子の名により汝に火のバプテスマを授ける」
ピョートルはエレーナの外性器をぎゅっと掴みあげた。
豊かな柔肉が掌一杯になった。
さらに5センチほど前方に引っ張ると、上方から刃を当て、切り下げた。
エレーナはそれでも腰を突きだしつづける。
刃が左右に引かれるたびに腰も動きそうになるが、背の低い聖職者がエレーナの尻にしがみついて、止めている。
大陰唇、小陰唇、クリトリス、膣の前方、恥丘のほとんどが、ピョートルの手に移った。
225 :
名無し調教中。:02/06/28 01:22
すこぷちつまらんsage
227 :
名無し調教中。:02/06/30 11:59
そお??
スコプチ面白いよ!
228 :
香里ファン:02/07/02 16:23
昨日、このスレを偶然みつけた。
俺もあのサイトのファンだった。
>173
生体解剖を望んでいた斉藤香里、俺もずっと気になっている。
内臓を晒しながらクリトリスを刺激してもらうという計画は実行されたのかな。
彼女の告白を何度も読み、とても萌えた。
あれも中途半端で終わったよね。
>>227 女のスコプチはイマイチだった。
やっぱりスコプチは男でないと。
230 :
名無し調教中。:02/07/04 19:48
S女子学園の話が一番好き
速報氏よ、貴殿は本家のページの残された記事を全て読んだか?
233 :
名無し調教中。:02/07/06 10:23
では残っていない部分からコピペ
スコプチ絡みの243話
『ポチャンと桶の中に男性性器が落ちました』から
次のようなメイルをいただいた。
--------------------
先生、スコプチは14万4千個の性器を切りとることだけを目的にしていたのでしょうか?
私の読んだ本には、乳房をえぐり取る儀式の最中 に、切除された乳房を小さく切って、参列者全員に配り、みんなでこれを食べるという習慣があったとありました。
私はこれを読んで、性器も同様にみんなで分けて食べたのではないかと思いました。
それに、睾丸を切除(小封印)した段階を「天使」と呼んだり、陰茎まで切りとって(大封印)大天使と呼ばれるところなど、FGMのスンニとかファラオと本当に良く似ています。
結局宗教と呼ばれようと、そうでなかろうと、人間のすること考えることには自ずと共通点が生じるものではないでしょうか?
食べたいから切り取るのが「食物連鎖復帰連盟」、切り取ったから食べるのが「スコプチ」、切り取るだけが「FGM」、食べるだけが「cooking club」みんな底流にあるものが同じで、輪の中にあるもの達ではないでしょうか?
私には現段階では、たぶん日本でその中心にいて、全てを把握しているのは加堂氏しかいない・・ということぐらいしか分かりません。
--------------------
234 :
コピペ続行:02/07/06 10:25
もう一通、紹介しよう。
--------------------
FGMに関して、女性が外性器を全て切り落としているのだから、男性も外性器を全て切り落とすべきだという意見が出てきているようですが、正直言って違和感を感じます。
恐らくは、割礼という儀式を快楽という面でしか捉えていないのでこういう意見が出るものと思いますが、そちらの面ばかり見ていてはいけないと思います。
私は男性なので非常に申し訳ないとは思うのですが、自然受胎をするためには、女性の場合、理論的にすべての外性器を切除されても内性器さえ完全であれは受胎、出産する事が出来ます。
それに対して、男性の場合、どう考えても自然受胎させるために不要なものは陰茎包皮の余りのみと言う事になります。
そうした、『割礼とは自然受胎するために不要なものを取り除く儀式である』という見方を考慮しない限り、FGM、MGMに関する論議は不毛なものとなると思うのですが、いかがでしょうか。
--------------------
235 :
コピペ続行:02/07/06 10:28
--------------------
本日の nobodymail 中に、自分はホモではないがオチンチンを食べたい、という方々からのものが四通もあった。こんなことは初めてである。
それでは、風俗誌ライター(吉田徹氏)のレポートである。
『風俗誌ライターの見聞録(12)』
竹田さんは横目に、陶器の上に載せられた自分の乳房と性器を眺めています。
傷口に張られた布巾の効果はものすごく、その部分からの出血は驚くほど少ないのです。
彼女は満足そうで、大役を果たし終えそうな喜びを見せています。
もちろん包丁式は最後まで行われるでしょうし、彼女の内臓を入れる大鉢が用意されている以上、どこかで死ぬわけですから、
それなりにしんどいとは思いますが、道の大方を進んできたことは確かです。
236 :
コピペ続行:02/07/06 10:29
廊下を、和服の男女が進んできました。
女性は末席に座りましたが、男性はそのまま中央に進み、竹田さんのまな板の横に正座し、三方に向かって頭を下げました。
「お嬢さんは、ご立派でした」
そう竹田さんに語りかけ、彼女が微笑み返しました。
男性は和服を脱ぎ捨てました。
鍛えられた日本男性の裸です。サラシを巻いています。
下半身はそのままでした。
「ばっさりやっていただきます」
料理人にそう言って、頭を下げました。
末席に目をやると、いっしょに来た女性は背筋を伸ばして座っています。
多分奥さんであろうと思われます。
237 :
コピペ続行:02/07/06 10:31
男性が四股を踏む感じで股を開き、両手を後ろに組んで、料理人の前に立ちました。
陰茎と陰嚢がだらりと垂れ下がっています。
私の席ではひんやりする気温ですが、竹田さんの肌、男性の性器の具合を見ると、部屋の中央は結構暖かそうです。
料理人が包丁と鉄箸を構えました。
意外な趣向に、アメリカからの賓客たちも興味津々のようです。
「あなた」と鋭い声がかかりました。
男性といっしょに入場した和服の女性です。こんな場所で声を掛けられるとは、なかなか肝の据わった女性のようです。
「おう」男性が応えます。
だらりと垂れ下がっていた男性の性器が、むくむくと動き始めました。
亀頭部に半分かかっていた包皮がめくれ返り、陰茎が倍以上に膨れ上がりました。陰嚢が目立たなくなりました。
アメリカ人が驚嘆した顔で見とれています。
竹田さんも目を丸くしていました。
妻の声に反応したのか、自らを切り落とそうとしている包丁に反応しているのか、分かりません。
238 :
コピペ続行:02/07/06 10:33
「おう、おう、おう」と男性は気合いを入れつづけます。
背中に回した両手がきつく握られ、全身がガチガチです。
竹田さんが笛の音にのってさらりと捌かれたのに比べると、いくらか滑稽です。
日本の男性はこれまでこうして頑張ってきたのだな、そんな感じにとらわれます。
料理人が水を張った桶を、男性の股の下に置きました。
気合いを入れつづける男性の性器の根元を右から左に削ぎました。
ポチャンと桶の中に性器が落ちました。
すぐ傷口に、魔法の布巾が張り付けられました。
男性の気合いがうめき声に変わり、「あなた」という妻の声が、もう一度響きました。
いいご夫婦なのだと思います。
助手が脱ぎ捨てられていた和服を、男性の肩に掛けなおしました。
男性は肩を揺すりながら、廊下に出ていきます。
妻が小走りに後を追いかけ、背中につきました。
任侠映画を見ているようです。
会場は万雷の拍手につつまれました。
去っていく男女の肩が、誇らしげに傾ぎました。
239 :
コピペ最終:02/07/06 10:35
ここに急に登場した男女は、我々がよく知っている人物である。
「あなた」と声をかけた肝の据わった女性から、ことの次第のメイルをいただいていた。
どちらのメイルを先に紹介したらいいか悩んでいたのだが、こういう形になった。
男女とは、もちろん川本モデル夫妻である。
<243話終わり>
240 :
名無し調教中。:02/07/07 10:47
241 :
名無し調教中。:02/07/08 23:03
>>234 「男性も外性器を全て切り落とすべき」
これに賛成!
男性にも内性器ってあるんですか?
243 :
名無し調教中。:02/07/10 09:23
>>242 あるよ。
まず前立腺。これは膀胱の下にくっついている。アリの戸渡りのところにある。
精液(精子ではない)をつくるところ。女性の子宮が退化したもの。
次に精嚢(陰嚢ではない)。これは膀胱の後ろにくっついている左右1対の小さい袋。
精子と精液を一時ためておくところ。
前立腺は精液をつくるだけ、キンタマは精子をつくるだけで「ためておく」機能はない。
244 :
名無し調教中。:02/07/11 19:22
>>243 ということは完全な宦官でも精液は出るのか・・・・
出ないって。
>>245 でも前立腺あるんでしょ。
ためておけないから消化されちゃうの?
247 :
名無し調教中。:02/07/13 02:03
あほか。
宦官には睾丸がないから精子は出せないが前立腺があるから精液は出る。
陰嚢はなくても精嚢があるんだからためておくこともできる。
透明な精液ね。
精子抜きの精液。
250 :
名無し調教中。:02/07/14 11:08
完全な宦官は前立腺も取ってしまうということはないですか?
>>250 現在なら可能だろうけど昔の中国やアラビアの宦官手術では無理
252 :
名無し調教中。:02/07/16 19:43
253 :
名無し調教中。:02/07/18 21:54
254 :
名無し調教中。:02/07/20 18:15
また話のコピペきぼ〜ん
256 :
名無し調教中。:02/07/24 21:10
257 :
名無し調教中。:02/07/26 00:02
ageます
258 :
ながしそうめん:02/07/26 00:02
259 :
名無し調教中。:02/07/28 22:10
「FGMを守る会」結成!
260 :
亜蘭もどき:02/07/29 15:52
Date: Sun, 5 Jan 1997 00:08:10 +0900 (JST)
juku19 = 面白かった。すぐ続きが読みたい
favorite = M嬢と大原さん
times = 二度目
sex = 10代・女性
わたし、ちょっとだけ、お店のお金を黙ってもらって、近く、焼きを入れられるのです。
ボスのSさん、お客さんといっしょに、新年焼肉パーティを開くのです。
わたし、本当に焼きを入れられるのです。
ウソと思いますが、わたしをばらばらにして、みんなで頂くのだそうです。
あちらのお正月には、よくやるのです。
今もう、あちらのお酒のお風呂に入れられて、味付けというか、そんなのに
入っています。わたし、死ぬのだと思うのですが、どんな気持ちですか。
美味しいといいです。わたし。せっかく死ぬのに不味いと言われたら、
悲しいと思います。みんな、お店の偉い人、わたしの肉のどこをとるか、
大騒ぎしています。好きでやる人はいいですが、わたしみたいに別にやりたくないのに、みんなに 言われるから仕方なくやるという人は、痛いじゃないか
と心配します。そのまま切られた場合、どれくらい痛いか、教えてください。今から、準備を しないと大変です。もうすぐ、焼肉パーティです。わたし、すっかり奇麗になりました。お酒を使って、内臓から洗います。気持ちいい
ので、エステみたいです。わたし、本当に美味しそうになりました。みんなが楽しみに見に来て、わたしに喜ばれようとします。
261 :
亜蘭もどき:02/07/30 06:15
ボスのSさんは、わたしのおまんこを生で食べることになっているので、
張り切って、何度もやって来て、可愛い可愛いと言います。
使い込みをしたときは、あんなに厳しかったのに、食べられるとなると、
現金だと思います。どんどん、わたしの焼肉の日がきます。
みんなが優しく変りました。使い込みを怒られたときの怖かったのが、
嘘みたいです。わたしをけとばして怒った人がみんな優しくなりました。
こんなにみんなが優しいと、もっと生きていたいのに、生きたいとすると
怒って、死ぬことになったら優しくて、困ります。
お金を盗んじゃったのが、しょうがないのです。
すっかり全身にあちらのお酒が入って、学校には戻れないみたい。
お酒だけ食べているので、元気がなくて、もうあまり歩けません。
やっぱり肉になるかな。でも、どうして殺すのかな。教えてくれません。
あんまり痛くないと喜びです。わたし、焼肉になるのですが、食べられた後
の感想が言えません。どうすればいいでしょうか。
そのことは是非、私としては心配です。どうして肉になったのか、味は美味
しかったか、わたしは痛かったか、みんなに知って もらいます。
わたしのお願いとして、バイトのK君に頼みました。K君は、同じ広西出身
なので、たすかります。手紙を続けてくれます。よろしくお願いします。
わたしが肉とか骨とか、内臓とかに分けられて、ジュウジュウ焼かれて、
みんなのお正月をお祝いするのは、すごく変な気持ちです。
262 :
亜蘭もどき:02/07/30 15:48
<K君からの最初の短いメイル>
先生、文留から頼まれてご連絡をしております。
どうしてこういうことになったのか、私、びっくりして手が震えています。
あんな可愛い文留をちょっと金に手をつけたから始末するなんて、
度が過ぎています。彼女はすっかり諦めていますが、私はほんとに怒って
います。でも文留から最後のお願いと言われると、断れません。
263 :
名無し調教中。:02/07/30 15:58
264 :
亜蘭もどき:02/07/31 06:34
<文化大革命との兼合いについて、私の質問に応えたメイル>
あの問題との関係について、私もあると思います。
文留も感じていたそうです。それでいいのだそうです。
彼女と話したままに書きます。
日本人の中には、文化大革命を素晴らしいことだったと思っている人がいて、びっくりするのですが、本当に本当に最悪のことでした。
日本人は知りませんが、私たちの広西省だけで、九万人が殺されたのです。
中国全体で何人が殺されたか、数えきれません。
話をもどして、文化大革命のときですが、私たちの広西省では、殺された
九万人の内、かなりが食べられたのです。いっぱい記録も残っています。
日本人はびっくりするかもしれませんが、あちらではあんまり驚きません。
広西だと言うと、おお、おれを食うなよ、というジョークを言われる程度
です。まあ、正史に食人のことはいくらでもでていますし、魯迅は、
それを止めさせようと必死の努力をしたほどですから、珍しくはないのです。
265 :
亜蘭もどき:02/07/31 16:35
文化大革命では、三人の民兵が同意すれば、誰にでも死刑の宣告ができま
した。それで、ちょっといい生活をしている人は、すぐ死刑にされて、
食べられたのです。肝臓とか心臓とかは薬と思われていますので、
病人をかかえたおかあさんたちも一生懸命でした。
性器とかは強壮剤ですから、これも大切でした。学校の先生が可愛い女生徒
を食べたくて、一家全員を死刑にして、めでたく食べることができたという
話もあります。もっとも学校の先生でいえば、インテリですから、食べられ
た人のほうが圧倒的に多かったと思います。先生のおっしゃるとうり、
ここに集まっている人間は、ほとんどが広西出身者です。ボス以下、
文革の生き残りといえます。文留とか私とかの若者は、その次の世代です。
このことはいろいろ意味を深くします。先に日本に逃げて来たボスたちが
文革の被害者、食われた側であった可能性は高いのです。文留とか私とか、
遅れて日本に来た者は、食った側の子どもです。日本人には想像もつかない
でしょうが、たとえば、ボスの妹を文留の父親が食べたということも、
大いにあるうるのです。
266 :
亜蘭もどき:02/08/01 06:36
ボスも、この店の従業員も、招かれる客も、みんなそれを知っている、
のかもしれません。遅れて来た文留とか私たちだけが、そうした詳しい
事情を知らないということもありえます。それでも、広西の人間ですから、
うすうすの見当はつきます。彼女が、食べられることに、さほどの抵抗を
感じていないのには、以上のような理由もあると思います。食べたから食
べられるのは、仕方がないのです。日本人には分かりませんでしょうが。
あちらの正史には、公務員の奥さんが、中央から来た高級官僚を接待する
ために、裸になって、ドボンと油に飛び込んで、天ぷらになった話が、
美談として記録されています。皇帝の愛妾が、籠城で食料が尽きたとき、
スープになって喜ばれた話もあったと思います。文留はこちらに来てまだ
数年です。もちろん不法滞在で、日本人の小学生に、汚い格好のせいで苛
められているところを、ボスのロールスロイスが通りかかり、拾われたのです。
すっかりボスは文流が気に入り、また彼女もボスを心から慕っていたよう
でした。俺のかぐや姫だ、ボスは日本の昔話にたとえて喜んでいました。
文留を拾ったのが、日本料理屋の玄関の小さな竹藪の前だったのだそうです。
ボスは本土に文留の身元を問い合わせたでしょう。
あちらの人間はかならずそうします。ボスに報告が届いたのと、ときを同じ
くして、文留が店のお金を盗んだのは、なにかの因縁としかいえません。
日本人の女の子と同じような服が着たかったのだそうです。
自分の肩までしかないような小学生に、汚い格好をからかわれ、泣いて反撃
できなかった文留です。なにか格別の思いが、服にあったのでしょう。
ひょっとすると、文留には、わずかの時間ですが、お世話になったボスのS
へのお礼のつもりもあるのかもしれません。彼女の財産は自分の身体しか
ありませんし、ボスの一族との過去の問題を考えれば、あるいはと思います。
とくにボスの年老いた母親は先日からほぼ失明状態だと聞きます。
一族には老人が多く、回春の思いはみんなにあるでしょう。若さの盛りの、
大きな目がくるくるする娘です。大きな目は眼病の最高の薬です。
目には目を、性器には性器を、これが漢方の基本です。文留と話しながら、
話しのままに、これを書いています。
267 :
亜蘭もどき:02/08/01 09:43
ともかくしっかり見てて欲しいとのことです。なぜ、そんなにしっかり見て
もらうことが大切なのか分かりませんが、そう言います。しっかり人に見て
もらっていたら、平気なのだそうです。別に証人になってもらうとか、
裁判をするのに有利とか、そういうつもりはまったくないのです。
今だって、逃げようと思えば、いくらでも逃げられるのです。ボスは本心
ではそれを待っているかもしれません。しかし、すっかり準備が整って、
文留自身には、他の選択が考えられなくなっているようです。
なんだか意地でも、美味しい肉になりたがっている、そういう状態です。
268 :
亜蘭もどき:02/08/01 10:14
<K君が見た文留の焼肉パーティのこと(1)>
文留、裸で中国酒に浸けられ、首から上だけを出して招かれた客を見まわし
ています。上等な酒の濃厚な香りと上気しているせいで、一層奇麗な肌に
なっております。 瞳も一層黒く、可憐に感じます。車輪をつけた樽が、
宴席の中央に置かれました。料理長の張が文留の耳元で何かを語り、
彼女の頭を酒(年代物の紹興酒)の中に押し込みました。
飴色の液体に文留の全身が沈み、黒い髪が昆布のように揺れます。
大方の人が不安になった頃、文留、張の手を勢いよく跳ねのけて立ち上がり、
大きく呼吸をしました。上等な酒の滴と香りが店全体に振りまかれました。
まな板の鯛が跳ねたようで、新鮮、命の盛りを見せつけます。
どよめきが起きました。ここ数日間、今彼女が浸けられている同じ酒で内臓
から洗われ、食事はとっていない文留ですが、若い命の力は少しも弱まって
はいません。逆に不安になります。彼女は鯛ではないのですから、いくら
日本では生造りが人気でも、もう少し弱っていた方が、彼女にも料理長にも
いいのではないかと思いました。
料理長、文留の手を取り、中央にしつらえた日本風のまな板の上に立たせ
ます。文留、本当に美しく、皮膚は輝くようです。もともと美しい娘では
あるのですが、今日は格別です。招待客から自然に拍手がおきました。
文留、ポーズに困っているようです。全裸に飴色の酒の滴を纏っただけで、
右手で胸を、左手で下を隠しています。まるで日本娘のようです。
最高の贅沢です。高級なこの店でも、今日ほどの肉が提供されるのは、
もちろん最初です。中央のテーブルのボスのSが、感に耐えぬという表情
で、紹興酒色に染まった肉に見とれています。
269 :
亜蘭もどき:02/08/01 11:51
<K君が見た文留の焼肉パーティのこと(2)>
文化大革命のとき、資産家、インテリの家族たちは、群集に追われ、棍棒で
半殺しにされた上で、多くは内臓、性器等を切り取られて絶命しました。
せめて完全に死んでから切り取ってくれと、懇願した被害者がいたことも
報告されています。ボスや招待客の家族はどうだったのか、私は知りません。多分、似たような運命であったろうと思います。不思議なのは、自分たちが
殺されると分かっていたのに、ほとんどの人が、逃げなかったことです。
呼び出されると、家族そろって、黙ってその場所に来るのです。
そして殺され、食べられました。中国人の不思議な性格を示しているかも
しれません。文留も、まったく同じです。
静かに、まな板の端で胡座に座りました。張料理長、彼女の口に猿轡を
かけました。顎を上げて協力する文留の、喉から胸にかけての線が奇麗です。
文留、細紐で後ろ手に縛られ、胡座の両足首を結び合わされて、背中を押
され、ゆっくりと前に倒れます。まな板に顔が当たる直前に、張料理長、
文留の頬を左手で受け止め、自分の方に顔を向けて、そっと置きます。
文留、長い脚の分、高くなったお尻をかかげて、まな板の上の食材となり
ました。可憐な格好です。若い肌が、紹興酒を弾いて、新鮮です。
料理長、文留の右膝を細紐で結びます。結んだ紐をまな板の下にまわし、
そのまま左膝に結びます。文留の下半身はしっかりまな板に固定されました。
つづけて、右の腕を脇のすぐ下で結わえ、同じようにまな板の下から左の腕
と結びます。高いお尻から、弓なりに背筋を下降させ、ほっぺたをまな板に
すりつけて、文留、目を大きく開き、事態の成り行きを見ています。
今、彼女に出来ることは、お尻をわずかに左右にゆすることだけです。
270 :
亜蘭もどき:02/08/01 12:10
解体の準備はすっかり整いました。後方から見ると、大きく開かれた
大腿の合わせ目に、左右対称の奇麗な性器が展示されています。
脱毛されています。豊かに膨れて、包丁を縦にいれられた中華饅頭
です。整った典型的なおまんこです。
料理長、ボス、招待客を招きました。みんなが紹興酒の杯を持って、
文留の回りに集まります。ボスのSさんが、料理長に、猿轡はいらな
いのではないか、と言いました。もし、文留が苦痛で悲鳴を上げるの
を我慢おできになるなら、というようなことを答えました。全員が、
もちろん、取ってあげてください、悲鳴をあげるくらい何でもありま
せん。これでは可哀想です、口々に答えます。料理長、文留の猿轡を
外しました。文留、呼吸が苦しかったのか、何度か大きな息をして、
乳房とお腹の柔らかい肉が揺れました。ありがとうございます。
彼女が最初に憶えた日本語を伝えました。
大きな声は出しません。このままで切ってください。お願いします。
文留、一心に頼みます。もちろん、もちろん大丈夫、このままです。
心配しなくてもよろしい。ボスが文留の頬を撫でながら、優しく答えます。お前は私のかぐや姫なのだからな。ボスの声。
痛かったら、いくら叫んでもよろしい。大丈夫、心配するな。文留、
ボスの言葉に、涙を流しました。よっぽど猿轡が苦しかったのでし
ょう。
271 :
亜蘭もどき:02/08/01 17:11
K君が見た文留の焼肉パーティのこと(3)
目はいつ取りますか。文留のためらいがちの質問、気になっていたらしい
です。大丈夫、心配しなくてもよろしい。一番最後、お前が完全に死んで
から取り出すから安心していなさい。ボスの優しい声。うれしい、ありが
とうございます。文留、頬を撫でられて、また涙をながしています。
この席にいた者の名は、次のとおりです。
(リストがあるが、載せないでおこう。三十名ほどである。内、女性と
思われる者が五名)
それでは、と料理長の声。招待客全員が数歩下がりました。助手が二人、
文留の左右に分かれました。料理長、長さ五十センチ、幅二十センチほど
の大きな中華包丁を持ちます。文留、息を飲みました。
料理長、文留の足元にまわりました。助手の二人が左右から文留のお尻の
割れ目に手をかけ、思い切り開きました。奥の性器と肛門がヌッと出てき
ました。両方の穴とも、引っ張られて横長に開いています。うつぶせで高く
あげられた股間の上の穴は小さく、下の穴は大きく、限度まで引っ張られた
縁の肉が薄く伸びています。
文留、激痛を予感して、肩を震わせていますが、声は我慢しています。
料理長、大きな中華包丁を縦に構え、右の大陰唇の外からやや内側に向け
てさっと切り下げました。文留がアアッと堪えられず叫びます。料理長、
即座に包丁を外し、今度は左の大陰唇の外から切り込みます。肛門のすぐ
下で、切り込みは合致し、肉がわずかに離れ始めます。料理長、左手で浮
いた肉を掴み、引っ張りだしました。クリトリスの下で、肉はまだ恥骨に
つながっています。文留、ああっ、と目を閉じ、肩を震わせて我慢してい
ます。料理長、文留の性器を引っ張りだし、まだつながっている恥骨と
クリトリスの基部を巨大な包丁の一撫でで切り離しました。みんなの前に
示された刃の上に、文留のおまんこが乗りました。かなり大きく深く切り
取られました。300グラムほどです。私も専門ですから、肉の重さはすぐ
分かります。料理長が招待客の前に、切り取った直後の新鮮な肉を示して
いる間に、助手たちが文留の細紐を切り離し、丁寧に仰向けに寝かせ、
汗を拭い、切り取られたあたりに薬用酒を注いでいます。
272 :
亜蘭もどき:02/08/02 05:27
文留、いくらか安堵した様子で、乳房の上下がゆっくりになってきます。
刃の上の文留の性器、割れ目がイカの口のように、やや複雑に肉を重ねて
います。文留が自分の切り取られた性器を示されて、怪訝な顔をしました。
私もちょっと驚きました。料理長がボールで水洗いし、皿の中央に形良く盛
って、主だった招待客に示しながら、文留にも見せたのです。私は文留の
すぐそばにいましたから、いっしょに覗き込む形になりました。
分留は友だちである私にちょっと照れたように笑い、自分のおまんこに目を
落としました。それは変な瞬間で、切り離される前にも見せてもらえなかっ
た大切なものが、あからさまに目の前にあるのです。
文留にとっても同じでしょう。自分でも見たことのない角度で、裏も見える
形で、自分の性器がそこにあるのです。彼女の性器は、縛られて高く上げら
れ左右から開かれたとき、全員に見えたのですが、豊かではありますが、
シンプルですっきりした性器でした。奇麗に左右対象でした。それが、先程
ちらと見たときに、私はイカの口のようだと思ったのです。そして今は、花
のように開いて満開になり、小陰唇の襞が二重三重にめくれかえってきたの
です。素人考えですが、子宮などの内性器に内側から引っ張られていた肉が、膣や周辺の筋肉が途中で切断されたために開放されて飛び出してきた。
そんな感じです。料理長が皿に盛るときに、中から押し出して華やかな飾り
付けをしたこともあるかもしれません。
文留や私にとっては、ちょっと衝撃で、密やかなおまんこの方が文留らしく
て嬉しかったのです。もちろん切り取る前はそうだったことを、みんなが知
っていますから、むきになることはないのですが、文留本人としては、やや
不満でしょう。色は奇麗です。紹興酒のせいで本来より赤っぽいのでしょ
うが、完全な赤身です。文留は鹿かな、ふと思います。お腹の肉とかはそう
でないことが、すぐ後で分かりましたが、文留の性器の肉は赤、正確にたと
えますと、男性のおちんちんの亀頭の色、彼女の希望どうり、思ったままを
報告しておきます。
273 :
名無し調教中。:02/08/02 05:49
274 :
亜蘭もどき:02/08/02 15:26
柔らかさは、本当に柔らかいです。料理長が客から客に皿をまわすたびに、
文留の肉はぶるぶる震えています。触ってはいませんが、乳房と同じくらい
には柔らかいと思います。ただ、小陰唇の少し色の濃い辺りと膣は、ボスの
入れ歯では、生はむりでしょう。他は大丈夫です。硬さも鹿肉程度といえる
かもしれません。文留のおまんこが開いてしまった理由に、料理長が切り出
しやすいように、助手が左右から高く掲げた文留のお尻を思い切り開き、
性器と肛門を引っ張りだしたのも関係しているかもしれません。
なにもこだわらなくてもいいと先生は思うでしょうが、文留本人が気にして
いたので、私もむきになっているのです。あんなに端正だったおまんこが、
皿の上でそっくり返ったのは、文留にとっては不本意でしょう。
私が思うには、前にも書いたように、膣が途中から切断され内側に引っ張る
力がなくなったことが第一。そして、第二に、切り出しのために引っ張り広
げたせいで、表面の皮膚の部分だけが伸び、内部の肉との間にずれができた
ため、と考えます。
275 :
亜蘭もどき:02/08/02 15:33
あのとき、文留の性器と肛門は穴の縁の筋肉がピンクに透けるほど横に広げ
られていました。
本来はお尻の割れ目の奥にあるはずのものが、同じ位置まで引っ張り出され
ていました。そのために料理長はたやすく中華包丁で文留の性器を切り出せ
たわけです。しかし、そのとき、引っ張られて広がっていたのは、文留の
皮膚に近い部分だけで、ちょっと下の肉は本来の位置にあったわけです。
そのまま切ると、肉の量の方が皮より多くなるのです。ですから、皿に盛ら
れたとき、文留の性器の皮膚の部分は、無理矢理伸ばされていた分、縮もう
とします。その分、下の肉がめくれてきた。また膣の開口部分では、膣の
切断のため、子宮などで引っ張られていた小陰唇大陰唇などの肉が押し出
されましたが、さらに皮膚の収縮する力で、花のようにめくられた、のでは
ないでしょうか。でもそのことを気にしていたのは、文留と私だけでした。
ボスも招待客も、切り出されてなお動く文留の性器に驚き、料理長の腕に
感嘆の声が出たのです。新鮮なカニ肉を冷水に入れると花が咲いたように
開きますが、同じような趣向と思ったのかもしれません。
文留は、自分の性器がシンプルでなくなり、華やかに開いたことにショック
を受けたようだ。張料理長が文留を抱え起こしました。招待客からどっと
歓声がおこりました。料理長の技術と彼女の献身にたいする賞賛です。
276 :
亜蘭もどき:02/08/02 15:53
料理長が、次に内臓を取ります。文留はここで死にます、と伝えた後、
ボスに、どうぞご試食ください、と促しました。
ボスのSは、差し出された皿の上の肉の端を薄く切り落としました。
文留が大きな目を見開いて見入っています。薄赤の身が剥がれました。
ボス、大きく口を開けて、ゆっくりと文留の肉を舌に載せました。
口を閉じ、そのまま十秒、二十秒・・・・。溶けていく、これは本当に溶け
ていく、ボスのうめき声。オウゥ、とどよめきます。
上等な牛肉は舌の上で溶ける感じがします。脂肪の融点が低いからでが、
文留の大陰唇の肉もそうなのでしょうか。
ボス、さらに一切れを切り取って、文留の元に来、口に入れてやりました。
文留の喉がゆっくり動いて、噛んでいます。
ボスが文留の耳元で何か囁きました。文留が頷きました。
多分、おいしいだろうとボスが問い、彼女が同意したのでしょう。
最高だ、甘い。早く切り分けて、お客様にお出ししなさい。ボスの宣言に、
文留も料理長も安堵した顔です。
文留は元のように、まな板に横たえられました。料理長、彼女の張り詰めた
乳房の下に、巨大な包丁を当てます。文留、胸を反り返らして解体に協力し
ます。私にはものすごく可憐に思えて、涙がでてきました。助手が文留の左
の乳首回りを掴んで引っ張り上げ、料理長が基部に分厚い中華包丁を入れま
した。反り返った文留の小さな声が聞こえました。頑張れ、文留、そんな
会場の雰囲気です。 大きな中華包丁が何度か前後に引かれ、形のいい乳房が
変形した後に、中華包丁の上に乗りました。助手が掴んだ手を放すと、文留
の乳房はゆっくりと横に広がり、ゆらゆらと震えました。
277 :
亜蘭もどき:02/08/02 17:00
そのとき文留は、まだ完全に意識があったようです。
自分の勤めと考えているのか、右の乳房を返して突き出し、自から料理長が
切り取りやすいような形になります。素早く、右の乳房が離れました。
そのまま料理長、彼女の奇麗なお腹の皮をさすって、性器のあったあたり
から、乳房のあった中央にさあっと包丁をとおしました。瞬時に白身の肉が
分かれて、内臓が出てきました。文留もびっくりした顔で見つめています。
なんだかはらはらします。早く殺してあげないとと思う一方で、そんなのは
可哀想とも思えて困ります。料理長は冷静に、内臓の処理を始めました。
すばらしいスピードで要所要所を切断し、助手たちが、湯気の出ている内臓
をそれぞれの容器に整理して収めています。
文留の目が静かに閉じられました。何を最後に考えたのか、待って、と問い
かける感じで口が動きました。ボスが文留の性器をロースターの上に置きま
した。意外に重量感を感じさせます。ジリジリと音をたてて、文留の肉が
焼けていきます。やがて、肉の襞の端、小陰唇の先とか、クリトリスの
あたりに、脂がにじんできました。それは意外で、さらりとした淡白な肉
から、どんどん脂がにじみ出てきます。オッという感じで、まわりの者が
見入ります。若さだな、ボスがぽつりと声にします。それはみんなが思って
いたことでした。
278 :
亜蘭もどき:02/08/03 05:56
途中で切断された膣の襞から、ぽたりと脂が落ち、火が大きくなりました。
肉に火が着きそうになります。ボスがあわてて息を吹きかけます。
文留の性器が悶え始めました。襞のはしばしが、それぞれの方向によじれ、
勝手に動き始めます。にじみ出た脂肪分がそこここで滴っています。
それは火を煽り立てながら、なお絶対着火はさせないという勢いです。
たまりにたまった命を放出してようでもあります。文留はあのとき、さほど
痛がったようには見えませんでしたが、これだけの命を切り出されたのです
から、大変だったのだな、そう、いまさら思います。ものすごく美味しそう
です。最高のステーキです。おそらく霜降りの最高級牛肉の何十倍もの細か
さでさしが入っています。柔らかそうで弾力があって幾万の小味に満ち満ち
ていそうです。縦17,8センチ、横7,8センチ、厚さ4,5センチ。
中央の陰裂から開くように粘膜の内肉が現れ、裏で、恥骨から切断された
クリトリスの根が無煙ロースターの鉄板に触れて震えています。
文留の白い肌が肉塊の中央でおまんこと呼ばれていた部分の形をはっきりと
示しています。
紹興酒と血のせいで赤く染まっていた文留の性器が、やや白くなって焼き上
がりました。ボスが丁寧に皿の上に載せます。純粋に美味しそうです。
279 :
亜蘭もどき:02/08/03 06:18
もともと人の性器は食品なのではないか、そう思います。
それは、もともと人の肝臓が心なのではないか、という感じと対になります。
文革での肉の順番、一が肝臓、二が心臓、その次に性器、というのは相当に
精神性の勝った序列です。さすがに中国は世界の精神文化の一つの中心です。物質中心で考えれば、断然、性器が上です。今、文留の二つを比較して、
確信を持ちました。脂がのったとは、まさに若い女性の性器を焼いたときに
使われるべき表現です。日本人は魚に使いますが、問題にもなりません
280 :
亜蘭もどき:02/08/03 06:36
文留の願いに忠実なKくんは、
パーティの出席者の数人から証言を集めた。
<匿名・男性>
味?私はタンがおいしかった。甲高い声でよくお喋りする舌だったが、
あんなに柔らかいのに弾力のあるタンは初めてだったよ。湯引きして渋皮を
剥がしたと張が言っていたが、素晴らしい舌触りだった。タンは付根の部分
が大きくて、その先にちょこんとベロが付いている。柄にもないことを言
えば、ベロの部分は初めてのキッスで、付根の分厚い部分は濃厚な年増女の
味だな。最初むきになって、自分はお金を盗んでないと弁解していた文留を
思い出したよ。嘘を言うと、舌をちょっと噛んで口をとんがらかす娘だった。
一人で生きようとしたら、嘘はもっと上手じゃないとここでは残れない。
あの可愛い舌では、だれもだませないな。だから文留はみんなといっしょに
生きることにしたのだよ。もちろん文留の家族の面倒は見るよ。
すでにSさん(注・ボスの名前)がむこうに伝えているはずだ。
281 :
亜蘭もどき:02/08/03 06:49
<匿名・女性>
どこの肉?料理長がみんなにまんべんなく行き渡るようにしてくれたよう
ですから。これが腸、これが胃、これが腹身、これが胸肉、と説明付きで
いただきました。自分を食べているようでした。美味しくてよかったと心
から思っています。
文留にしてみたら、世界最高と言ってもらわないと合わないでしょうが、
確かにこれ以上はない美味しさでした。お世辞じゃなくて、本当にそうで
した。食べながら、文留頑張ったね、と思うと涙が出てきました。
あの娘は結構勝ち気な娘でしたから、歯を食いしばって我慢していました
が、女の大切なところを切り出されたときは痛かったでしょう。
わたしだったら、こんなおばさんなのに、暴れてひっくり返って醜態を演
じたでしょう。もちろん文留のようなきれいな身体ではありませんから、
料理長も人前で解体なんかする気にもならないでしょうが。あの娘は貯金を
してましたよ。家族を呼び寄せるつもりだったようです。ほんとにわずかな
金額なのに、あんまり嬉しそうに話すものですから、どう返事をしていいか困ってしまったことがあります。こちらのお金とむこうのお金の勘算もまだ
分かっていなかったのかもしれません。
282 :
亜蘭もどき:02/08/03 06:51
あの娘は身体を売るようなタイプじゃないので、こちらでは苦労したでしょ
うね。別に恋人がいたわけでもないのに、いまどき珍しい娘でした。
Sさんは文留を助けようとしたのですよ。でも文留はくたびれていたらしくて、自分からこうなることを望んだということです。自分を食べさせたら、
自分の希望が叶うと分かったのでしょう。現にボスは、文留の家族を許して
面倒を見ることにしたのです。決めたら、絶対です。かならずそうします。
わたしもそうしますよ。
だから文留の肉を噛みしめながら、決意をもって、いただきました。
別にわたしたちは極悪非道の野蛮人ではないのです。きれいごとばかりで
絶対的な同盟とか信頼が存在しない、そんな人間ではないのです。
確かに肉を食べるというのはいかにも誤解を招きますよね。それは分かり
ます。でももっと遥かに残酷なことがあふれていますよ、ここには。
283 :
亜蘭もどき:02/08/03 10:02
<匿名・男性>
感想?何にもない。食ったから食われる。それだけのことだ。
文留が可愛い娘だとか、金をくすねたとか、いっさい関係ない。
食ったから食われる。味?俺の母親はもっと美味かったろうと思うよ。
でもこれでおあいこだ。忘れるよ。文留はいい娘だった。
みんなが好きだった。妹だと思っていたよ。
284 :
亜蘭もどき:02/08/03 10:14
<匿名・女性>
私は目が悪いので、料理長が気を利かせて、スープをつくってくれました。
おぼろげにしか見えませんでしたが、文留さんの大きな目が浮かんでいま
した。私はもう見えなくてもかまわないのですが、娘や息子がなんとかし
たがって。もちろんその気持ちはありがたいと思っていますが、見えなくて
もかまわないという気持ちが、どうしても彼らには分からないのですね。
文留さんはお金を盗んだということですが、お金ならいくらでもあげたの
にね。目も、もし私の目が元気で、若い文留さんの目が病気なら、私の方が
あげてもよかったのです。逆ですね。もう見えなくてもいいと思うもの、
もう死んでもいいと思うものには、みんなが勝手に余計なことをしてくれ
る。文留さんみたいに、一生懸命生きたいと思うと、なんだか邪魔される。
私はもし目がよくなっても、もう何も見ませんよ。文留さんの目をもらった
だけで十分です。
285 :
亜蘭もどき:02/08/03 10:29
もう外の世界をみる必要はないのです。あの娘を内に見つづけます。
でも娘や息子のことを怒ってはいませんよ。他に仕方がないのでしょう。
文留さんの目はおいしかったか?そんなことを文留さんが知りたがっていた
のですか。私はもう年ですから、そんなにたくさんはいただけません。
文留さんの大きな目は、ふつうならとても食べられません。でも、死ぬ気で
いただきました。むせそうになりましたが、なんとか全部いただけました。
鬼婆みたいだったでしょうね。自分でもそう思います。
でも文留さんが可哀想で、そうするしかなかったのです。残りの目も後で
私が食べます。だれにもわたしません。そう息子に言っときました。
いよいよ鬼婆みたいですね。私が両方を食べて、すぐ文留さんに届ける
つもりです。あんな若い娘が片目では気の毒でしょう。おいしかったか?
自分の生涯を食べたようです。いえ、もう一つありますから、半生ですね。
了
286 :
名無し調教中。:02/08/04 00:22
イイ!
イイ!
続ききぼ〜ん!
287 :
亜蘭もどき:02/08/04 11:18
次に理解すべきは、アメリカの実状である。
今、彼の国で流行っているのは、串刺し小説とでも言うべきものである。
日本人が切腹に美学を感じるのと鮮やかに対象をなして、彼らは串刺しに感
じるのである。 ドラキュラ侯爵はルーマニアの串刺し王として有名だが、
あるいはヨーロッパ人も同じかもしれない。
ともかく読んでみていただこう。次のようなものだ。
●キャンプファイヤー
「見て、キャンプファイヤーだよ」 「すごいわ。横で女の子が焼かれてる。
一人は串を刺されているところよ」 「あの二人は、まだ生きているみたい。オッパイが動いてる」「本当、信じられない」 「すごい、今、ウインク
した。・・・ふと思いついたのだけど、君もやってもらわない」
私は彼を見つめました。たしかに彼とそのことについては、よく話して
いましたが・・・ 私もその気がないわけではないのだけれど、
串刺しやバーベキューの苦痛の程度が分からないし・・・
288 :
亜蘭もどき:02/08/04 11:22
現に目の前で串刺しにされている女の子は苦しそう。
串はお腹を通って口に抜けているのです。
「私もそうされたいのだけで、あの娘たち後悔してそうじゃない」
係りの人が金髪の娘の串刺し準備にかかっています。
特別な台が準備されています。
女の子はその台の上で膝立ちになっています。
床は下に開くようにできているのです。
下から突き出た串が、女の子の股の間に向かっています。
係りの人が串の先を・・・ その、つまり女の子の大切な部分に納めている
のです。見ている内に、なんだか変な気分になってきました。
その女の子はパニックにおちいってしまい、「ちょっと待って、ちょっと
準備がまだできていないの」 「リラックスしてください。すぐ終わります
から」「ちょっと待って、気持ちが変わったの。私にはできそうもない」
係りの人が頭を振っています。「すいませんけど、一度契約したら、貴女の
身体の所有権は我々にあります」 「リラックスしてください。私を信じて
ください。すぐ終わります」係りの人が背中をさすって説得しています。
金髪の娘は目を閉じて、深く息を吸いました。しばらくして、
「いいです。準備できました」
289 :
亜蘭もどき:02/08/04 11:26
係の人は頷いて、床を開きました。女の子が串の上に落ちます。
三十センチほど串がお腹のなかに入りました。 係の人が串先端を慎重に
操って、さらに進めます。肺や心臓をさけた串は、唇の間から姿を現し
ました。 血はあまり出ていません。女の子は串の内部の空洞から流れてくる
空気で呼吸ができるようです。 「見た」私のボーイフレンドが言います。
「痛いのはちょっとだけだよ。すぐ終わる」 「でもその後、焼き肉料理にさ
れるのでしょう。それは痛そう」私は抗議しました。 「彼女たちは本当に苦
しそうかな」彼が身体を揺すりながら言います。
「そうね、そうでもないかも」
焼かれている女の子たちは、別に苦しそうには見えませんでした。
日光浴のように、暑そうで汗をかいて、眠そうです。
みんなセクシーです。あそこの肉が串にまとわりついて、最高のセックスの
最中のようです。 キャンプファイヤーの火を見ている内に、私も少しずつ
興奮してきましたが。でもまだ不安です。 「なんだか決心がつかなくて、
私って臆病なのかしら」「大丈夫だよ」 ボーイフレンドが私を抱きしめます。 激しく口を吸いました。彼の舌を受け入れながら、乳首やクリトリスが充血
してくるのを感じます。 横目でローストされている女性たちを眺めながら、
二人の舌を送りあいます。
290 :
名無し調教中。:02/08/04 11:53
291 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:11
そのまま歩いていると、たった今串刺しにされたばかりの女の子の横に来
ました。
彼女はキャンプファイヤーの火の直ぐ横のテーブルの上に載せられ、
ローストされる順番を待っているのです。 「ねえ、私もボーイフレンドに
串刺しローストをすすめられているのだけど、迷っているの。
それって痛いの」 「痛くなかったら一回ウインクして。痛かったら二回」
私が尋ねると、二回のウインクが返ってきました。 「そうよね。馬鹿な
質問だったわ。痛いに決まってるわね。では、串刺しになったこと後悔して
ない」 「後悔してないなら一回、後悔しているなら二回」彼女は一回、
ウインクをしました。 「ほら、ほら、見たろう」ボーイフレンドが鬼の首
を取ったように言います。 「もちろん痛いけど、でも彼女はそれが好きな
んだ。君も同じだよ」「分からなくはないけど」 私は曖昧に同意しました。私たちはファイアーの横を抜け、ロースト中の女の子の横に来ました。
「私の声が聞こえる。聞こえたら答えて。もし貴女がいま幸せなら、
二回ウインクして」 彼女は二回ウインクしました。彼女は目をくりくり
させて、本当に幸せそうに見えました。 「分かったわ。私もやります」
言ってしまってから、信じられなくて、自分の口を慌てて押さえました。
292 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:16
ボーイフレンドはキャンプ事務所にいき、体格のいい責任者と交渉を始め
ました。 「彼女を売りたいのですが。ええ、あの娘です。十八歳になった
とこです」責任者が私のほとんど裸の身体を見ます。 「彼女ならいいよ。
可愛いじゃない。二百ドルで買うよ。それと彼女の大切な性器のステーキは
君の権利だ」 「それでお願いします」ボーイフレンドが私に手招きして、
来るように言いました。急に目眩がして、私はゆらゆらと事務所に向かい
ました。 じゃー彼女、この契約書にサインしてください。書いてあるのは、
ええと・・・」書類を確認しています。 「こちらがあなたの彼氏に二百
ドル払うこと、そのかわりに貴女を串刺しにして、こんがり焼いてあげる
こと」 「それから、貴女の肉を切り分けて、このキャンプ場のお客さんに
売る権利をもらうこと」 「よく考えてください。いったんサインして手錠
をはめたら、もう取り消しはできませんから」 「いいえ、決心しました
から、もう気持ちは変わりません。もう死ぬ準備はできています」 サイン
しながら、心臓がはじけそうでした。自分で自分が本当にこんな決意をした
のが信じられませんでした。 そして同時に、信じられないほど私の乳首は
固くなり、私の性器は濡れて堅く締まっていたのです。
294 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:25
事務所の責任者が私の手首に手錠をはめました。「そちらで順番をお待ち
ください。二人の金髪さんの後です」 「二人を料理したらすぐ貴女にかかり
ます」なにも特別なことはなかったかのように、さらりと言います。
私は死ぬのかと不意に思い、卑わいな気持ちになりました。
「待ってる間にボーイフレンドとセックスしてもいいですか」
「いいですよ。もしお手伝いが必要なら、いつでも言ってください」
責任者が笑って答えました。 私は頭を振りました。「いりません。
私たち、お互いに童貞と処女だったのです・・」 「・・私の中に入ったの
は彼だけなのです。できたら、死ぬときまでそうしたいし」 そこで、私も
考えました。その人はなかなか魅力的な人だったのです。「口ならいいと
思います。もしよろしかったら」 「いいですね。でもこの事務所を開ける
わけにはいかないし。このカウンターではどうですか・・」 「・・ここで
貴女は脚を広げて、カウンターにかぶさる。貴女のボーイフレンドは後ろか
らセックス・・」 「・・こちら側で貴女は私の性器にキッス」「いいわ」
責任者の申し出を受けることにしました。 私とボーイフレンドにあまり前技
は必要はありません。私が毛のないピンクの割れ目を広げると、 彼はすぐ
にジッパーを降ろして挿入してくるのです。私は喜び、彼はすごいスピード
でファックし始めるのです。 私は横目で串刺しになった女の子を見て濡れ
濡れになっていました。そこに彼のピストンが激しく出入りします。
295 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:40
彼と最初にセックスしたのが、一月前。
それから毎日、二、三回ずつセックスしていました。
私の性器はまだ慣れていなくて、翌日には少し痛むのです。
彼のが大きいせいもありました。 しかし、今日のセックスはもう心配しない
で愉しんでもいいのです。私に翌日はもうないのですから。 明日痛くなっ
たとしても、そこはもう誰かが食べてしまった後なのです。 誰かって、
彼なのです。 責任者がおちんちんを出しました。彼のより太い。少し義務的
な気持ちで口を付けました。 私を殺してくれる責任者ですから、サービスし
ておくのは悪くないと思ったのです。 彼が後ろから快感を送ってきます。
私は私の死刑執行人の性器に舌をまとわりつかせます。 私の手は背中に廻
され手錠をかれられているので、自由になりません。本当は、大切なところ
を自分でいじりたい。 昨日気がついたことなのですが。後ろから挿入され
ていると、それが気持ちいいのです。 突然、ボーイフレンドの手が差し込ま
れて、クリトリスをいじり始めました。 溜め息が洩れます。彼は私のこと
を本当によく知っている。ボーイフレンドのセックスはどんどん激しくなっ
てきます。 彼は私の手錠を見て火がついているのです。これからすぐに殺
される女性とセックスしていることに大興奮しているのです。
296 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:44
彼の性器が私の体の中でどんどん膨れます。もう直に射精です。
私の性器も膨らんで彼の精液の準備をします。 彼はクリトリスの刺激もつ
づけながら、私に快感を送ります。見知らぬ他人の性器が私の口の中にあり
ます。 この人が私を殺すのだと思って、熱心に舐めます。死刑執行人の性器
が少しずつ震え始めます。 恋人が私の性器の中で爆発しました。私も凄い
エクスタシー。同時に責任者も弾けて、喉の中に大量の精液。 完璧なタイ
ミングです。私は責任者の精液を全部飲み込みました。 ----さらにいろ
いろのことがあり、ついに彼女の串刺しが始まる---- 私は勢いよく台の上
に上がりました。決心は付いていて、落ち着いていました。死ぬことに準備
完了でした。 串の先端が私の性器の唇をかき分けて入ってきたとき、思わず
声が出ました。 私はボーイフレンドに向けて、あなたと同じくらいの太さ、
と口の形で伝えました。彼は笑いました。 「大体の娘は、ここで後悔するの
だけど」係りの人が言います。 「私は違うの。私は自分の肉があの綺麗な
キャンプファイヤーの火で焼けるのを早く感じたいの」そう答えました。
「ホントに貴女は特別です」係員はそう言って、床を開きました。強烈な痛
みで世界が真っ白になりました。 串が私の子宮頸部を突き抜けたのです。
297 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:48
そのまま身体を硬直させていると、痛みは和らいでいきました。
係りの人が私の身体を押し下げる度に、串が私の体の中を進んでくるのが分
かります。 串が喉の裏を突き始めました。鋭い痛みです。喉が破れます。
ものすごい痛み。 「早く彼女を火にかけよう。直にショックがくる。
係りの人が言い、私の踵を串に縛り付けました。 私の心はわくわくしてい
ます。やっと自分の肉が焼けるのを感じられるのです。 私は火にかけられ
ました。機械がゆっくりと私の身体を回転させます。コックは裸の身体に
ソースをぬり続け。 みんなが私を見ています。私は自分が女性であると、
このときほど感じたことはありませんでした。 二人の少年たちが、串が貫
いている私の性器の辺りをのぞき込んで、興奮して話しています。 「凄い、
凄い、こうなってるんだ」口から泡を吹いています。指で太股の肉をつつい
てきます。 「こんなに綺麗な人がどうして肉になるのかな。ハリウッドに
行けばいいのに。どうして肉になるのかな」 この少年たちに私のフィレ肉を
分けてあげたいと思いましたが、それを伝えることができません。 少年たち
の指に向けて私の肉を押し返しました。 ボーイフレンドにウインクを、
二回。 彼はすぐそれを理解しました。さすが私の彼。
298 :
亜蘭もどき:02/08/04 21:52
「君たちにもそこの肉を分けてあげるよ・・」 「・・さっきまでその部分
でセックスをしてたんだよ。彼女と僕」 少年たちが尊敬の目を彼に向けま
した。 すごい熱です。気持ちよくもあります。ソースが私の汗と混じって
美味しそうな音を立てます。 機械で回転させられて、顔が火に向きます。
すごい熱です。私の乳房の先端が焼ける音が聞こえます。 串も焼けてきて
いて、体内も熱くなっています。私の性器が、快楽の器官からステーキに
変わっていきます。 眠くなってきました。暖かくなり、力が抜け、幸せな
気持ちになってきました。私は目を閉じました。 じきに、そしてついに、
私のすべてが、解体されて肉になっていくのです。 もうすっかり死ぬと
思ったら、機械が回転し背中が火に向きます。 少しの間、死刑の執行
猶予。 顔が火から外れると、すごく楽になりまが、お尻が焼け始めます。
係りの人は私の裸にソースを塗り続けます。 乳首とかの部分的には焼き上が
っている乳房にも塗ります。冷たくて、すごく気持ちがいい。 だんだん
下がっていって、お腹。 クリトリスに来たとき、彼が余分に熱心にソース
を塗ったように思いました。 悪い気持ちがしたわけではありません。
そのまま幸福な気持ちになり、もやの中に入っていきます。
そして私は肉になりました。----以上「キャンプファィヤー」でした。
了
299 :
亜蘭もどき:02/08/05 06:20
----アメリカの殺人映画についてのドキュメントというか、シナリオとい
うか、紹介しよう。
アンという女性が、スナッフ・フィルムつまり殺人映画に主演することを
志願する。 売れない女優である彼女自身の最高の演技をしたいという願望
のためと、友人の経済的危機を救うためである。
この場合、彼女自身が出演料を受け取ることは不可能なので、どうしても人
のためのボランティアーになる。 彼女の死ぬための戦いは、自分の理想の
ため、友人を救うためということになる。
掲載中である満蒙開拓団の娘の悲劇は、闘う相手が不明瞭であったこと、
ということになるかもしれない。 どちらにしても実在した事件であり、
今後も起こりうる事件である。理屈は後にして、まず読んでもらおう。
----カメラはソファーに座っているアンを写していた。手前に男の後頭部が
見えている。 「何のご用ですか。お嬢さん」低い声である。彼女は控え目
に笑って、「友人から聞いたのですが」と話し始めた。 「あなた方はある
特別な俳優を捜している。映画の話なのですが。とてもギャラが高いと聞い
たのです」 彼女の声は柔らかく、しっかりしている。目は大きく、澄んで
いる。
300 :
亜蘭もどき:02/08/05 06:24
赤いシンプルな服を着ている。ハイヒールの脚をそろえている。
長い髪がソファーの背もたれに流れている。 「お嬢さん、そんな・・・」
男は笑った。「今の話は本当ですか」彼女は念を押した。 男も座り直して
アンを見据えた。 「あなたが本気のようなので・・・・嘘ではありませ
ん」 「詳しく聞かせてください。何をすればいいのか、ギャラはいくらな
のか」 ----話はまとまり、彼女がスナッフ・フィルムに主演し、ギャラは
友人に支払われることになった。 さまざまな医学的な処置をされたのち、
アンは強姦され、むち打たれ、いろんな拷問を受ける。 背中からゆっくりと
刀を差し込まれる。その刃が前面の乳房の横から現れるシーンは映画のハイ
ライトのようだ。 そしていよいよ最後の部分になる。アンが死ぬ場面である
---- 二人の男がスポットライトの光の輪の中に戻ってきました。 一人は先
のものより小振りなナイフ、もう一人はパーティ皿を十枚ほど、重ねて持っ
ています。 皿を持ってきた男は、皿を光の輪の輪郭に沿って並べたのち、
横になっていたアンの上半身を抱え起こしました。 「これが最後です。よろ
しいですか」男が礼儀正しく許しを請います。ハンサムな男です。
301 :
亜蘭もどき:02/08/05 06:27
「いつでもいいのです。それよりあのお皿は何のためですか」男が説明を
する声が、響いて聞こえてきました。 それによれば、周りの暗がりの中から
この舞台を眺めている上客たちの注文であるとのである。 「アンさんの身体
は死後、なんと言いますか、率直な申しようで申し訳ありません、 こちらの
会社の所有になっておりますので、そのように処置させていただきます」
アンは少し驚いたようだったが、すぐに納得した。「それで、どこの注文が
いただけたのですか」 「一番年上のメンバーのご夫妻から、こちらの肝臓の
一部」男が彼女の左の乳房の下を撫でます。 「こちらは新しくメンバーに
なられたニュージャージーのご夫妻から」 とすぐ上の乳房をすくいあげ
ます。「新しいメンバーの方は、いつもそうされます。あんまり美味しくは
ないとのことですが」 「そうなのですか」と不本意そうな声をだしたアン
に、「いえいえ、貴女の乳房なら、世界中の男女が食べたがります」
「そして、名前なら貴女もご存じのカリフォルニアのビジネスマンとその
秘書の方から、貴女の新鮮な心臓」 「ハリウッドからのご夫妻が、こちらの
肉を一キロ分。いつも変わらぬ彼のセクシーさの原因はこちらの肉にせいか
もしれません」 右手を彼女の性器に被せました。手の平で彼女の薄い陰毛を
押さえ、指先を肛門の付近まで伸ばしています。
302 :
亜蘭もどき:02/08/05 06:31
男は彼女の耳にいっそう口を近づけ、注文主である高名な俳優夫婦の名前を
告げたようです。 アンが顔を輝かせ、暗い客席に叫びました。「私は貴方
のファンなのです。子宮を私からプレゼントしたいのですが」 彼女の声
に、暗い中から一人のタキシードの男性が現れ、かがんで、一瞬のキスをし
て消えました。 まるでビデオテープのダビングミスで挟み込まれてしまっ
たような唐突なシーンでした。 彼女の上半身を支えている男が、彼女の肉を
購入した他の数名を伝えました。 それは背肉、腹身、尻肉等のなじみの
部位でした。それでは始めよう、ともう一人とカメラマンにサインを送り
ます。 上半身を斜めに支えられ、脚を投げていた彼女が、やや脚を立て、
性器を押し出すように膝を開きました。 「それではハリウッドからのお客
さんのご注文からでいいですか」彼女が頷きました。 「カリフォルニアの
お客さんの心臓や、シニアメンバーの方からの肝臓などは最後の方になり
ます。 皆さんになるべく新鮮なものとなると、下半身からの順番になりま
す。アンさんの負担は少々重くなります。 もし、それでは苦痛が大きすぎる
とおっしゃるなら、最初に心臓を取り出してもいいのですよ」
303 :
亜蘭もどき:02/08/05 06:34
「いえ、今の順番にしてください。彼が私のあそこを食べるのを、生きて感
じていたいのです」 アンの声に頷いた男が言います。「通常の性器の削ぎ
落としでしたら簡単ですが、 子宮や卵巣まで立体的に切り出すとなるとか
なかな大変です。恥骨結合の下に開いている骨盤の穴から切り出します。
性器の上半分が恥骨にしっかり取り付いているのが困りものなのです。
もちろん貴女の責任ではありませんが」 男がアンの肛門、性器辺りの肉を
骨盤のラインにそって押して見せました。 人の身体の下半分は骨盤によっ
て保護されています。しかし、その真下に柔らかい骨のない部分が丸く開い
ているのです。 その骨のない部分から、排泄器、生殖器が外部に向かって
開いてます。 説明をつづけながら二人の男が、彼女の脚を胸に引き上げ、
彼女が自分で抱え込んだ膝を、力を込めて左右に押し開きました。 どこか
仰向けになったカエルのような剥き出し感です。男の言う、骨のない人間の
開口部が完全に上を向いています。 性器も肛門も空を向いています。男が、確認するように、テレサの骨盤の下端の縁を親指でグルリと押してまわり
ました。 柔らかく指は沈み、下にあるのが肉か内臓であることが分かり
ます。グルリとまわって、性器の上端にかかると、 それはクリトリスの
あたりですが、指は沈みません。下に骨があるからです。
304 :
亜蘭もどき:02/08/05 06:37
「ここは直ぐ下に恥骨がありますから、削ぎ落とさないといけません。
削ぎ取る方も、削ぎ取られる方もちょっと大変です」 彼女が微妙な辺りを
いじり廻されてもぞもぞと動きながら、「大丈夫です。暴れないようにし
ます」と答えました。 限界以上に開かれ引っ張られたた大腿筋が性器の
割れ目を横切るように膨れ上がっています。 その下方では、引き寄せられた
臀筋がボコリ、ボコリと二山盛り上がっています。素晴らしい肉のバランス
です。 処理されようとしている肉の中央で、性器と肛門がもぞもぞと動い
ています。男が、意外に近い二つの穴の丁度真ん中を指でなぞります。
「ここから切り込んで、性器の側を丸く切り出します。肛門の方までいっし
ょに切り出すと、内臓全部が一挙に流れ出て、 ショックをおこします。
なるべく最後まで見ていたいという本人の希望ですから、半分ずつという
ことにいたします」 「この筋はすぐ切った方が楽かもしれませんね」性器を
横切るように張り切って震えている大腿筋を摘みます。 ナイフを持った男
の手がスポットの光の輪に現れ、無造作にポンポンと性器から左右に伸びて
いる筋肉の盛り上がりを切り離しました。 アアアという声が彼女の口と
客席から聞こえます。
305 :
亜蘭もどき:02/08/05 08:28
彼女が抱き寄せて開いていた膝を、ナイフの男がさらに開いて、 左右の床に
押しつけました。人体を正常な様に整えようと引っ張っていた大腿筋が切り
離されましたから、 アンの股間部はメリメリという感じに開ききります。
女性の身体の下の部分が盛り上がって展示されました。 柔らかい肉の山
です。それは活火山で、連なった二つの噴火口を持っています。
「それでは、始めましょう」という声に、アンが乳房を震わせました。
男のナイフが二つの噴火口の間にゆっくり下りてきました。 刃先が肉に突き
立ちますが、堅い括約筋が簡単には受け入れません。わずかに沈んで、踏み
とどまります。 男がナイフに体重をかけました。メリメリと音が聞こえそう
です。アンの喘ぎ声が大きくなりました。 ナイフの刃と白い肉の間から真
っ赤な血が滲み出てきます。直後、ズブズブと刃が肉に沈みました。 男は
ナイフを激しく上下させ、丸く輪を書くように切っていきます。それは乱暴
な去勢でした。 去勢は昔から人間にも動物にもふつうに行われていま
した。人間の去勢なら何らかの麻酔をするのでしょうが、 彼女の場合、
本人の願いとはいえ、動物並の扱いということになります。もちろんこれは
去勢ではなく、解体の開始なのですが。
306 :
亜蘭もどき:02/08/05 08:33
アンを抱え込んだハンサムな男が、全力で彼女の上半身を押さえつけてい
ます。 筋を切断されて、大きく開いている太股をスポットの外から二人の
男が押さえているのが分かります。 アンの命がブルブルと震えて、解体に
抵抗しています。自分で志願した撮影でも、体は迫り上がって闘います。
カメラが丸いスポットのすぐ外でジーと音を立てています。アンの口を介添
え役がキスでふさぎました。 ナイフがアンの脂を反射しながら、クリトリ
スの根を剥がしています。とくに頑丈な部分です。 解体屋はカメラに切断
箇所を終始見せながら作業をしています。プロフェッショナルの技です。
アンの全身から汗が滝のように流れ落ちてきます。激痛の極みなのですが、
それは後ほんの少し、多分十数分の我慢です。 撮影が予定通り進んでいる
こと、本物のスターが飛び入りで彼女の賞味者として現れたこと、 アンは
激痛と深い満足の中で、自分の解体の終了を待っています。 解体屋がナイフ
を床に置きました。両手を左右の切り口に差し込みます。 指がズブズブと
アンの太股から体内に入っていきます。手首がそっくり肉の中に消えまし
た。 そのまま大根を抜くようにアンの性器を引き上げます。ズボズボと湿っ
た音を立てて、肉が出てきました。
307 :
亜蘭もどき:02/08/05 08:37
アンも不思議に冷静な顔で自分の内臓が出てくるのを見ています。今の表情
がフィルムの値打ちを決めることを知っているようです。 ホースの水が真
っ赤な肉を洗いました。たちまち本来の桜色が出てきます。外性器だけが
赤身が強いようです。 客席から拍手がおきます。アンが微笑みました。
切り出した肉にカメラが寄ってきます。 ここが膣の入り口です。男が説明
します。 なかなに締まりのいい膣でしたが、なるほど肉に厚みがあり
ます。 カメラの前で、膣口から人差し指を入れ、外側の親指とで肉の厚み
を確認しています。 クリトリスも発達していました。ここですが・・・と
親指で包皮を剥きます。アンがピクリとしました。 切断してないはずの脚が
痒くなるという現象はよく知られています。クリトリスを外しても、快感が
残ることもあるのでしょう。 白っぽいクリトリスから伸びた肉が、赤みを
増しながら、左右に二股に分かれています。男が説明します。 これがクリト
リスの根です。堅い頑丈な肉です。しっかり恥骨に着いてましたから、剥が
すのが大変でした。 アンが若くて健康な証です。この筋肉が弱ると、男なら
インポテンツになります。女も上がりということです。 これを頂ける方は
幸運です。客席の一角に笑顔を向けました。ハリウッドからのカップルの方
でしょう。 ザラザラした肉の筒が膣の外側です。濃い赤身です。それが白っ
ぽく変わると子宮です。 ナスの形です。
308 :
亜蘭もどき:02/08/05 08:40
この部分は肉厚です。なにしろ妊娠すると何倍にも伸びる筋肉ですから。
男の説明です。 アンの場合、厚さ二センチ近くはありそうです。もちろん
一度も伸びたことのない新鮮な肉です。最高です。 皆さんに内部をご覧に
いれていいですか、男が客席に聞きました。了承の声が短く聞こえます。
アンの性器を片手に乗せた男が、ナイフを膣の中程に切り入れ、そのまま
子宮まで開きました。 アンの発達した襞が照明の元にさらされます。男は
カメラに押し広げた膣を示しました。 膣璧を押し広げると、白い玉のような
子宮口が飛び出しました。直径四、五センチでしょうか。 この子宮口の口
が閉じています。これが経産婦でない証拠です。ここが閉じている子宮肉は
最上なのです。 アンは自らの最上をそちら様にプレゼントしたということ
です。アンがニッコリ笑いました。 それでは、これはこちらで、とアンの
肉を皿に載せました。 皿が客席に運ばれると、男がアンを俯せにしま
した。形のいい尻が二つ、山になります。 裏返すと、アンの裸は無傷
です。 ホースの水が掛けられ、真っ白な肉がスポットに浮かび上がりま
した。 男が無造作に尻の山に取りかかります。客席が息を呑むような乱暴
さで、ゴシゴシと切り込みました。 アンが上半身を仰け反らせて何かを叫び
ましたが、たちまちというスピードで尻の一つの山が皿に載りました。
一気呵成の勢いで、アンが捌かれていきます。スポットの光の外で内臓が抜
かれ、洗われて白い肉だけになって戻ってきます。 アンの肉体は主演を
こなして満足そうです。男たちのなすがままに歪みながら、しなやかで、
幸せそうに見えました。
了
ワ〜〜ン!
おわっちゃった〜〜(;_;)
もっと欲しい!!!!
310 :
亜蘭もどき:02/08/07 14:51
緊急--ネットで人の肉を買いました1
6月末、安っぽいぺらぺらのプラスチックケース、スーパーマーケットの
あまり上等でない刺身とか和菓子とかがはいっているケースが二つ、
クール宅急便で送られてきました。妻はすでに思いあたっていて、
少し青ざめた顔をしていました。先日、インターネットで注文したもの
です(注・urlが書いてあるが、公表は今のところできない)。
「本当に送ってきました。どうします」跳ね上がろうとする上蓋を
ホッチキスで留めてあります。わたしが片方の蓋を開けると、自前の
弾力で開いたままになります。妻は横目で中身を確認すると、もう
一方のケースも引き開けました。注文どうりの品でした。
「冷凍ですか。チルドですか」適切でない質問をしますと、
「クール宅急便といっても、トラックの冷蔵庫に入れるだけですから、
ふつうのナマ物です。凍ってはいませんし、柔らかいですよ」重量は、
納品書によれば三百グラムづつ、本来大きすぎるのを無理矢理押し込
んだというかたちで、中央部が押し出されふくらんでいます。
いっそう切り離される前の状態に近く、リアルです。一つは、少し
いびつになっていますが、一目で、乳房です。中央に乳首があります
から、すぐ分かります。
311 :
亜蘭もどき:02/08/07 14:54
色白のなめらかな皮膚の端のほうで、切断面の赤い身が覗いています。
胴体を失い孤立していても、なお、たおやかで豊かです。少し黒ずんだ
桃色の乳首にも弾力が残っていて、ゆっくり立ち上がってきます。
残りのもう一つは、もっと剣呑なものです。上下端、左右をケースの
中に押し入れてありますから、割れ目が少しはじけた感じで開いてい
ます。三百グラムの女陰。内性器も一部、含まれているようです。
陰毛はありません。約束どうりでした。片方のひだにピアスがしてあり
ます。これも保証どうりです。リングに satoと書いてあることは、
調べなくても分かっています。この肉の所有者だった人の名前です。
商品に偽りがないという保証のためのピアスです。信用を重んずる売り
主が、カタログは十八の娘、実際にお相手をするのは五十のおばさんと
いう歌舞伎町のセックス産業と同じ商法と疑われるのを嫌って、注文を
受けると同時に、目印のピアスをし顧客に明示したのです。この場合
顧客は、風俗営業の店のように全身の一時使用権を買うのではなく、
肉屋のように一部だけの所有権を買うのですから、本当に注文どうりの
商品かどうかの確認がより難しく、いかさま商法がはびこる可能性が
あるわけです。
312 :
亜蘭もどき:02/08/07 14:57
わたしも妻も、satoさんの解体前の、というより生前の写真でピアスを
確認しました。この過程については、決済方法などと共に後ほど詳しく
説明します。なにが起きているのかを、先生が調べられる時に必要で
しょうから。「ともかく、ちゃんとしたお皿に出しましょう」
「お皿ですか」わたしが問うと、「ほかになにか適当なものがありますか」
確かに、ありません。妻とわたしは二つのケースを持つと、台所に移動
しました。妻は乳房と女陰を大切そうに右手ですくい上げると、水道の
水をさらりとかけ、表面をさすり、わずかに残った血を流すと、カレー
ライスを盛るほどの真っ白い皿の上に置き、形を整えました。
陰唇のピアスが皿に触れてチンと音を立てました。「お皿に盛ると、
おいしそうですね」わたしが言うと、「こちらは少しかたいかもしれ
ません」女陰の方をつつく。「きれいに血抜きがしてあります。
専門家の作業です」わたしはイノシシの解体作業を覗いたことがあり、
そのさいに血抜きの重要さを説明されたことを思い出しました。
罠で捉えられたイノシシは死後かなりの時間放置されることになり、
処理が遅れるために、味が落ちるのだそうです。逆に、ユダヤ人のように
徹底的に血抜きをするとまた、パサパサな肉になり、まずくなります。
313 :
亜蘭もどき:02/08/07 15:01
緊急--satoさんの肉の切られ方2
送られてきたsatoさんの肉の脂肪は純白です。アメリカの牛肉の脂肪の
ようです。穀物飼料で育つとそうなるのです。オーストラリア産のものは
黄色味がかかっています。放牧だとそうなります。味の好みは人それぞれ
でしょうが、アメリカ産を日本人は好みます。ついでに霜降りは、すき
焼きやシャブシャブのような薄切り肉を好んで食べる日本人特有の嗜好で、
コレステロールを考えると、ステーキなどの形で大量に摂取する人には
おすすめできません。マッサージは霜降り肉を作るのに効果があります。
妻は風呂上がりのソファーに横たわり丹念にマッサージされることを喜び
ます。わたしもテレビを見ながら、妻の全身を揉み込むことが好きです。
全身を均質に、やわらかく、たわむれに、最上級の美しさと味に。乳房と
性器に男の関心は集まりがちで、ついついそちらに指がむかいますが、
あくまでも全身まんべんなく揉まねばなりません。とくに背中、大腿部が
大切です。上質の肉部位はそちらにあります。乳房、性器は特殊な臓器の
方に属します。「そちらは高くは売れませんよ」妻によく注意されます。
もちろん妻の肉を売るつもりはありません。しかし売るつもりはなくても、
愛するものの市場価値が上がるのはうれしいことです。
314 :
亜蘭もどき:02/08/07 15:04
もちろん現実には、その「市場価値」も架空のもので・・・ところが、架空
のものではなかったという状況です。今日、現実に、わたし自身が、百グラ
ム一万円の「市場価値」でその「商品」を買いました。クール宅急便で現実
にその「商品」は届けられました。その申し込み方、支払い方法などについ
ては、別に詳しくお知らせしましょう。これもインターネットが開いた世界
です。どこから切り取ってあるか、調べてみましょうということで、妻の
身体で確認することにしました。わたしはsatoさんの女陰の皿を引き寄せ、
下半身だけむきだしにされた妻の女陰の隣に並べました。以前からわたし
は、女性の外性器を切り取る場合、数センチの厚さでぐるりと切断すれば、
もちろんクリトリスの根などを恥骨から切り離すのは当然として、きれいに
スポッとはずれるのか、それとももっと大変で、あっちこっちの腱とか腹膜
とかを切断しなければならないのか、悩んだことがありました。satoさんは
きれいにはずれているようです。膣と子宮の間を切断してありますが、
これは器官の構造というよりも、グラム売りという商業的な要求によるもの
でしょう。
315 :
亜蘭もどき:02/08/07 15:07
わたしが買ったのは三百グラムだけでしたから。近くにあった剃刀の柄を、
妻のへその真下五センチに突き立てました。そこがスタートです。妻は指を
予測していたのでぎくりとしたようです。右に五センチ引きます。そこから
ゆるやかに下に曲げます。妻の肌に薄く赤い線が引かれていきます。大腿部
との付け根を少し大腿肉を取り込むようにカーブし、このわずかなおごりが
豪勢です。会陰部の中央で8の字の括約筋のくびれ部を切断し、左側を上が
っていきます。会陰部の中央、性器の下端と肛門の中程、というのが分かっ
たのは、肉の輪郭線にそって妻の性器をなぞっていったらそうであったと
いうことです。もしこれが犯罪捜査なら、こうした地道な実験が発見した
事実ということになるのでしょう。切り裂きジャックの捜査員はこんな努力
をしたのでしょうか。剃刀の柄でなく刃の方で同じことを繰り返し、クリト
リスの根をを恥骨から切り離すと三万円の新鮮なかたまり肉のできあがり
です。そのことを告げますと、妻は、フウと大きく息を吸い込み、女陰を
脹らし、じわりと湿らしました。
了
感謝感激!
317 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:03
東京倶楽部 (The Tokyo Club) -1- by MasterCzar
美食は東洋にある。古来からの真実である。東京倶楽部のことをお伝えし
なければ、先の第一編も画竜点晴を欠くことになろう。世界最高のブティ
ック、レストランが並ぶ東京銀座の繁華街からわずかな距離しか離れて
いないのに、このウォーターフロント地区は別の街である。廃車が山積み
にされた横で解体部品屋が営業している。町工場の旋盤の音がしている。
夕方、そうした小企業が活動を停止すると、この地区の交通は途絶える。
暗い通りには人一人いなくなる。すると、毎夜のことだが、レクサス
(セルシオのこと)、アキラ(ホンダの高級車)、インフィニティ
(ニッサンの高級車)の小さな列が、暗い細道をたどり、その建物の前に
止まる。駐車場の係が恭しく鍵を預かる。建物はシンプルな構造の煉瓦張
りで、窓がない。鍛造屋の工場だったところで、それを東京倶楽部が買い
取ったというわけである。平屋の建物から100フィートもの煙突が立ち上が
っているのが、その名残であり、この建物の唯一の特徴であった。そうした
貧相な環境の中にあるにしては、この東京倶楽部、安いレストランではなか
った。近くにある銀座の最高級レストランでさえも、これほどの値段は取ら
ない。
318 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:05
定食の値段が一人1000ドル。メンバーと厳選されたゲストだけが予約を入
れることができた。彼らを引き付けたのは、もちろん裏ぶれて禍々しい
この町の環境ではなく、この店の特別な肉にあった。それはここで調理
され、提供される世界最高の美肉、アジア女性の肉である。たまに不幸な
男性が、たんなる前菜として提供されることはあったが、あくまでメイ
ンディッシュは、若いアジア女性の肉であった。メンバーとゲストが車を
降り、厚い木製のドアを通り抜けると、レストランの内部なのだが、内装も
また外観と同じで、粗末なものであった。キッチンはない。調理も食事も、
広い煉瓦敷きの部屋で行われる。部屋の真ん中に、バーベキュー用の炉が
切られている。床と同じ煉瓦製である。両端に鉄串を支えるためのラックが
設けられ、炉の真上に例の煙突がきている。真ん中に煙を吸い上げるための
大きなファンが付いている。炉の周りに、厚板でできたテーブルとベンチが
置かれている。そこで客たちは、彼らの肉が焼けるのを見ることもできる
し、座って食事もできる。長いテーブルは、焼き上がった娘を横たえるの
にぴったりのサイズで、そこで肉を切ったり配ったりできるのである。
319 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:08
ここには白いテーブルクロスはない、上等な陶器もない。食器は合金製の
ものである。また客たちは、どれほどの重要人物であろうが、大金持であろ
うが、ベンチに並んで座って、この禁断の最上の美肉をいただくのである。
日本娘、タイ娘、レイプ犯たちが調理されているのを(こちらの詳細につい
ては後日述べよう)、木机に縛り付けられた二人の韓国娘、キムとスーが眺
めていた。しかし、二人の幸運も、シェフが近づいて来て、終わった。二人
は自国の高官に向かって、無実を叫んだが、もちろん無駄であった。二人は
北のスパイに軍事機密を撮影したビデオテープを売った罪で逮捕されたので
ある。 その機密は前線の兵士の多数を犠牲にしかねない最重要機密であ
った。二人の処遇は、その罪に見合ったものになるはずであった。二人は
生きたまま切り分けられ、食べられる。シェフが二人を木机から外し、先程
レイプ犯たちの性器を焼いたグリルの近くに連れてきた。木机は解体用の
机で、すぐ又二人は戻ることになる。二人はそれぞれ体重120ポンド、日本、
タイの娘よりわずかに肉付きが良かった。シェフが二人の尻をグリルの上に
置いた。キムとスーが叫んだ。二人は飛びあがろうとした。シェフが押さえ
つけた。二人の尻、背、大腿が熱い鉄網の上でジューと音を立てた。喚き叫
んだが、だれも同情しなかった。 韓国の高官が(具体的な官職名が書いて
ある)、二人の国家に対する信じられない犯罪の事実について、今晩の客
全員に説明をしていたからである。それと、腹が減っていたこともある。
320 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:12
二人の裸の韓国娘がグリルに置かれたのは、別にそこで焼き上げるためでは
なかった。 皮膚にほんの少し焼け目をつけ、味にアクセントをつけるため
であった。 それにしてもなかなかの見物であった。気が狂ったように暴
れた。脚を突き上げ、吐き、柔らかい皮膚がチンチン音を立てている鉄網に
触れる度に叫んだ。彼女らがいくら暴れても無駄であった。男女の屈強な
シェフが二人を鉄網に押さえつけていたからである。一人に二人がかり、
しかも娘たちの手と脚は縛り付けてある。公平な闘いではなかった。 二人
はもちろん暴れることはできたが、太股の下をさけても横が焼けるだけで
ある。全身を突っ張って回転しても、裸の肉のどこかが焼けることに変りは
なかった。数分の後、この素晴らしい見世物は終り、二人はグリルから降ろ
された。しかし彼女らの拷問が終ったわけではない。シェフは最後にもう
一度、一番美味しいところの旨味を閉じ込めるかのように、二人の胸と尻を
グリルに押し付けた。これからが、焼肉の本場の娘たちの地獄である。二人
の運命は、これ以上はない恐ろしいものになってきた。二人は解体台に戻さ
れた。 手と脚は結ばれたままである。汗が二人の身体からしたたってい
る。美味しそうな乳房と太股には、グリルの網目が黒く付いていた。手のロ
ープが頭上のボルト、脚のロープが足下のボルトに結ばれた。この大きい
解体台は水平から垂直まで、自由に角度が変えられるようになっていた。
321 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:15
今、その中間あたりに調整されている。いよいよ最初の料理が開始される。
腹をすかせた客たちは、我慢の限界であった。有名な人体焼肉である。焼肉
になるのは、もちろんこの二人である。二人とも、今、うつぶせにされて
いる。背中側がみんなに晒されている。巨大な鋭い包丁が鞘から抜かれた。
屈強な助手が二人の娘を解体台に押さえつけた。調理用の鋭いフォークが
キムのお尻に突き立った。この最初の一刺しの苦痛は、しかしこれから
つづく激痛に比べたら、なにほどのものでもなかった。上等な肉をまかされ
たシェフは、満足の笑みを浮かべながら、慎重にキムのお尻の表面の肉を
スライスしていった。キムは叫んだり、すすり泣いたりしたが、一切を無視
して、てきぱきと脂肪の多い肉を切り分けていく。切り取った肉は近くの
バケツに放り込んでいった。キムの左の尻タブの赤身が見えてきた。つぎ
つぎと一インチほどの厚さのステーキ肉ができてくる。そしてついに、骨盤
が見えてきた。左から、五枚のスライスが取れた。次は彼女の右のお尻で
ある。その横で、別のシェフがスーのお尻に同じことをしていた。結局、
二人から二十枚の肉が取れた。赤い、血のしたたる一インチの厚さの肉で
ある。尻肉が切り終わると、合金の大皿の上に奇麗に並べられた。そして、
その肉はグリルの上に置かれ、焼けて裏返され、煙をあげた。二人の娘は、
生きながら解体され、泣き叫び震えていた。シェフはうつぶせの二人から、
太股、ふくらはぎの肉を削いでいった。肉がすべてなくなると裏返され、
同じように削ぎ落とされる。二人の形の良い脚は今、骨と腱が覗いていた
が、足先の方は完全なままであった。
322 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:18
脚の肉はすべてグリルの上である。皮膚が付いたままである。客たちは、
皿を持って待ちかねている。次は、胸である。色の濃い尖った乳首と乳輪が
削がれる。四つの丸肉が取れ、それぞれ串に刺された。それが二組のカップ
ルに渡された。幸運にも特別待遇を受けた彼らは、マシュマロのような
それを、火の上にかざした。彼らがキャンプファイア焼きを楽しんでいる
間にも、シェフたちはキムとスーの乳房から、スライス肉を切り出してい
った。あばら骨が見えてくる。それでも二人の娘は生きていた。自分の乳房
が切り取られ、薄切りにされて焼かれているのを見ていた。高コレステロー
ルな肉であったが、だれも気にしている風ではなかった。若い娘の乳房を食
べられるのであるから、まあ当然かもしれない。最後に電動カッターが持ち
出され、手首が切り落とされた。ゴミバケツに放り込まれる。この苦痛は長
くはつづかなかった。シェフがすぐ、腕を肩から切り離しにかかったからで
ある。東洋の娘たちの腕は可細い。骨まで簡単に焼けそうである。二人の
腕は、手首から先は捨てられたが、丸ごとグリルの上に載せられ、転がさ
れた。しばらくして、試し切りをすると、中まで仕上がっている。食事の
時間である。お忍びの高官夫妻が、まず試食される。高官は自分のフォーク
に刺した乳首を妻の口に、妻も自分のフォークに刺した別の乳首を高官の口
に入れた。副官夫妻も同じことをする。どっと喝采が上がり、拍手が巻き
上がった。焼けた乳首を焼き串から歯で噛み取ろうとして、高官が軽く口を
やけどしたらしい。あわてて冷水を要求する姿に、笑い声が上がった。熱い
乳首は信じられないほどジューシィで、美味である。先にも述べたが、高価
な店なのに、質素、素朴な造作であり、食器である。
323 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:22
余計な装飾はない。合金の食器である。ピクニックで使いそうな木のテーブ
ルである。しかし太平洋の反対側最高の美肉であった。柔らかい若い娘で
ある。しかも生きた肉である。まだ生きて、自分が食べられるのを見てい
る。客たちは、プレートを抱えて一列になった。まず、ポテトサラダ、キャ
ベツのコールスロー、野菜などを盛り、炉の周りに集まる。焼き肉が仕上が
りつつあった。シェフが客の好みを聞く。一番脂肪の多い乳房肉が真っ先に
売れていく。太股やふくらはぎも売れていく。お尻のステーキを注文する
ものもいる。丸ごとの腕をオーダーしたものもいる。みんなのワイングラス
に新しい葡萄酒が注がれた。初めての人肉への期待に、多くのものがわく
わくしているようだ。この肉は、いくら高くても、いくら待たされても、
その価値があるというのは、もう常識である。家畜や野生獣などは問題にも
ならないほど、渇望され、珍重される肉である。深みがあって、エキゾチッ
クで、これ以上の肉は絶対ない。唯一の欠点といえば、あまりに美味しすぎ
て節制ができなくなり、二度、三度とお金がつづくまで通いたくなる点で
あろう。彼らが食事をしている間に、切り裂かれた娘たちの意識は薄れて
きた。生きていたし、目は開いていたが、気の毒な娘たちの出血は多すぎ
た。もう数分で意識を失い、その後しばらくして命を失うであろう。乳首の
美味を味わえなかった二人の若者が、肉が大方削がれたにもかかわらず、
彼女たちの膣の周りがそのまま残っているのに気が付いた。たしかにお尻と
太股の肉がなくなった分だけ、無傷のままの性器が盛り上がって残ってい
る。二人は血まみれの娘たちの姿に欲情し、性交をしたいと申し入れた。
高官が、それは面白い、しかし、ということで、次のような提案をした。祖
国を裏切った娘たちに対する彼の怒りは、まだ癒されてはいなかったので
ある。結構である。諸君らは望むままにしてよろしい。しかし、その後、
諸君はこの娘らの膣をえぐり出し、自分の精液がはいったままの性器を、
生のまま食べなくてはならない。今更引き下がれない。
324 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:25
若者二人は裸になり、血まみれの解体台の上の娘たちの腰に乗った。瀕死の
娘たちも、本能的に微妙な反応を見せた。しばらくして若者の精液が娘たち
の膣に注ぎ込まれた。娘たちから下りた若者たちに、小さな骨切り包丁が渡
された。娘たちの性器の両側に深い切り込みを入れた。そのまま体内深く切
り込み、二人の娘の膣全体を切り離した。大小の陰唇、子宮口までの肉筒が
取り出された。二人は誇らしげに、切り出した女性性器を掲げ、そのまま
自分の席に戻った。ナイフもフォークも使わずに、二人は精液の滴る血まみ
れの性器を食べた。寿司は生に限る----彼らがそう言ったとき、どっと歓声
が上がり、全席から爆笑が興った。ベイエリアの東京倶楽部では、主食の時
間がきた。客たちは当初の空腹を、焼肉コースで満たされはしたが、もちろ
ん20人の客に二人の娘では、満腹というわけにはいかない。二人の日本娘と
二人のタイ娘が、炉で焼き上がりつつあった。もう少しである。彼女らの
本日の運命について、時間を少しさかのぼることにしよう。最初、六人の娘
が倶楽部の主室に連れ込まれた。みんな十代の後半である。全裸で陰毛は剃
られている。後ろ手に縛られ、一人に一人のシェフがついている。シェフは
彼女らを乱暴に引きづらなくてはならなかった。彼女らが、自分の運命に気
付いており、良く燃えている炉を恐怖の目でながめ、身をすくませていたか
らである。娘たちは、正装の客たちの目に慈悲の光をさがしたが、自分の裸
を撫でまわす食欲の目線が返ってきた。 彼女らは三ヶ国から集められてい
たが、日本の娘だけが、事態は絶望的でどんなに慈悲をこうても駄目である
ことに気付いた。客たちの会話が聞き取れたからである。客たちは、どの娘
のどの部分が美味そうであるか、どの娘の太股が一番太いか、どの娘の乳房
が歯応えがあるか、どの娘の尻が豊潤であるか、そうしたことを話し合って
いたのである。
325 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:32
裸の美しい娘たちは、当然男性客たちを刺激した。 倶楽部の伝統も、
「食料」に対して何をしてもいいことになっている。男性客の多くは夫人
なり恋人を同伴していたが、最初から予定されていたことだったので、
また、しばらく後には確実に肉として消費される娘たちが相手だったので、
嫉妬心をだくものはいなかった。それどころか、自分のパートナーを叱咤
して、美しい娘が快楽の道具として使われる様を楽しんだのである。もち
ろん女性客のためにも、この後に格別の趣向が用意されていた。六人の娘
たちは、頑丈な木製のテーブルの上に投げ出された。内二人は、すでに述
べたように生きながらスライスされて焼肉になった娘たちである。男性客
たちは、ずぼんを脱ぎ、興奮した性器を引っ張りだした。ある者は、娘た
ちの髪を引っ張り口を開けさせて無理矢理陰茎を突っ込んだ。他の者は、
その娘の尻たぶを掴み、剃られた性器、あるいは肛門に差し込んだ。自分
の相手をしている娘が、この後に生きながら焼かれるかと思うと、全員の
欲望はいよいよ高揚し、たちまち娘たちの震える膣の中に精液が放出され
た。男性客たちは満足し、お互いにコニャックを飲み交わし、タバコに火
を付けた。女性客たちは自分のパートナーを指差してくすくす笑ったり、
おしゃべりをしたりしていた。彼女たちにも、この後に、お楽しみが用意
されている。娘たちをローストするには時間がかかるし、娘たちを性的に
使いたい客は多かったしで、仕事は効率良くテキパキとなされなくてはな
らなかった。助手が二人の日本の娘を下ろした。二人はテーブルの横に脚
を広げて立たされ、上半身をそのままテーブルの上に倒された。鋭い鉄の
槍が用意され、クッキング・オイルが塗られ、上半身を倒して剥き出しに
なった日本娘の膣に差し込まれた。6インチほどである。シェフは槍を巧み
にリズミカルに出し入れし、日本娘たちを刺激していった。
326 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:35
彼女たちをリラックスさせ、上手に串刺しをつくるためである。娘たちが明
らかに興奮して我を忘れかけたとき、突然助手が娘たちの尻を強く掴み固定
した。シェフが槍を、ゆっくり、強く押し込んだ。槍は膣の奥を子宮口で
破り、膀胱を通過し、体内に入った。あまりに突然だったために、娘たちは
叫ぶ間もなかったほどである。あっと思う間に、彼女たちは仰向けにひっく
り返され、その間にも、シェフは槍を差し込みつづけた。槍は、鼓動してい
る心臓の横をすり抜け、食道に入った。助手がテーブルの反対側にまわり、
彼女たちの髪を掴み、顔を上向きにさせた。血で光る槍先が、娘たちの口
から現れた。助手が出てきた槍先を掴み、引っ張った。シェフは押しつづ
ける。槍はスムースに娘たちの体内を移動し、4フィートづつ両端に突き出
た。小柄な日本娘たちは奇麗に串刺しになったのである。ケイコは自分に何
が起きているのか、よく理解できないでいた。判事が彼女に「死でも償えな
い罪」と宣言したのは憶えていた。裏切ったボーイフレンドとその恋人を
激情にかられて刺した。もちろんそれでも日本の法律で死刑になることは
ない。刑務所に送られるはずであった。それが、今ここにいる。鉄串に貫
かれ、炉にかけられ、生きながら食されようとしている。鉄串に取り付け
られた手回し用のクランクを回しているのは、彼女に判決を下した判事で
あった。炉で焼かれているケイコの乳房にバーベキューソースを塗っている
のは、判事の奥さんである。ケイコはぼんやりと思う。判事の言葉は「言葉
のあや」ではなかった。今、火の上で苦しみなからローストされ、じきに
脚、太股、お尻、胸を削がれ、食べられてしまうのだ。彼女の歯が口を貫い
ている鉄棒を噛んだ。全身を貫いている鉄棒を体内に感じることができた。
今その鉄棒だけが、彼女が炉の中に落ちるのを支えているのである。
327 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:38
回されるにつれ、チロチロ炎を上げる石炭が見えた。しばらくすると、煙突
の穴を通して暗い空が見えた。途中に排気扇がゆっくり回っている。星がま
たたいていた。隣でマヤがローストされているのが見えてきた。同じように
裸で串刺しにされている。ケイコはマヤの姿を見て息を飲んだ。彼女の肌に
早くも炎と熱の影響が出ていたからである。マヤの肌は真っ赤に見えた。汗
と滲んだ脂肪で光っている。お尻とか乳房のように突出した箇所は、色が濃
くなっている。きれいにローストされている。ケイコは、体内を貫いたシャ
フトを感じながら、身震いをした。痛かったからではない。自分の肌も同じ
ように色が変り、ロースト肉になりつつあるのだと気付いたからである。
数分の後、ケイコとマヤの顔が向かい合い、目線が合った。今回ははっきり
とマヤの太股と乳房に火脹れができているのが見えた。自分のそこにもチク
チクするようなくすぐったいような感触が出てきた。調理は確実に進んで
いる。ケイコは、今始めて、この調理が冗談ではなく、このまま本当に最後
までいくのだと実感した。このまま焼かれ、死に、食べられるのだ。ここで
二人のタイ娘にも串が打たれ、ケイコとマヤの隣の炉にかけられた。ほぼ
日本娘と同じような大きさ、体形であったが、わずかに乳房が大きかった。
乳輪は日本娘と同じで、濃く大きい。客たちの大好物である。調理の次第、
彼女たちの反応は日本娘の場合と同様であったので、重ねては書かない。
ただ乳房の大きい分だけ先端が早く焦げ始めたことだけは印しておこう。
女性客のための時間が来た。性犯罪者にたいする密かな処刑のときであり、
食欲増進のための一品料理の時間である。
328 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:41
10人の日本人男性が引き出された。二、三人は中年であったが、残りは若者
であった。全員が裸であった。玉も棒も奇麗に剃られている。後ろ手に縛
られ、腰、肘、太股に縄が打たれ、横に数珠繋ぎにされている。横這いに
しか動けない。処罰のときが近いことを知って、全員が緊張している。厳し
い野蛮な処罰であることを予感して、列が動かなくなった。幸運にも、炉に
はいくらでも真っ赤に焼けた火掻き棒があった。助手たちはそれで脅しな
がら、彼らを前進させた。膝をついて前進を止めさせようした者がいたが、
遠慮なく火掻き棒が脚に押し当てられ、抵抗が無駄であることが示されたの
である。彼らは、特別なレイプ犯であった。特別というのは、レイプの後、
傷害を与えたか殺したか、あるいは相手が子どもであったか、というケース
である。こうした場合の日本の刑は比較的軽い。しかし伝統社会はいつまで
もそれを許さない。 この倶楽部の処罰は裁判所のそれとは大部違ってい
た。倶楽部の責任者が、一人一人の前に立ち、罪状と受けた判決を告げた。
詳しく報告されるたびに、客たちは怒り、不快の声をあげた。彼らの犯罪の
惨さに憤り、判決の軽さにもう一度怒ったのである。しかしこの間、彼らの
目は、目の前で全裸でローストされている四人の美しい娘たちに釘付けにな
っていた。多少なりとも異常な連中である。かくも凄まじい拷問を受けてい
る四人の裸の娘の姿は、たちまち男たちのペニスを屹立させた。それは倶楽
部の計算の内にあった。女性客たちは細紐を持ち、男たちのペニスと睾丸を
根元でひとまとめにきつく結わえた。いくら興奮しても射精はできなくな
った。先ほどの男性客のお楽しみの時間につづいて、女性客の時間である。
329 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:44
目の前の男たちがレイプ犯である以上、彼らの最初の罰はレイプでなくては
ならない。それでは男たちを喜ばせるだけではないか、と思われる方は、彼
らの性器が根元で固く縛られていることを思い返していただきたい。彼らは
どれほど望んでも、オーガスムに達することはできないのである。それに、
女性客にしてみれば、先ほど自分の連れがロースト中の娘たちをさんざん楽
しんだ以上、こちらにも何かの特典があって当然であった。女性客たちは衣
服を脱ぎ捨てた。低い木製のテーブルが男たちの前に据えられた。アジア
女性の腰の高さで、彼女らが自由に動ける高さであった。レイプ犯たちは、
その上に置かれ、助手が一人づつ付いた。先ほどからの光景に全員が興奮し
ていたので、女性たちはいつでもOKの状態であった。彼女らは次々に木台に
上がり、屹立して震えているペニスを自分の性器に押し込んだ。男たちが射
精できないことなどお構いなしに、激しく腰を上下させた。十人の女性客が
いたので、一人に一つのペニスが与えられていたことになるが、サイズ、形
に飽きた女たちは、ペニスを交換して楽しんだ。全員が、五個くらいのペニ
スを楽しんだようであった。女性たちのレイプは、一時間ほどつづいた。
すべての女性が満足した。レイプ犯たちが以前にやったことをやり返したわ
けで、正義がなされたという安堵感が部屋に満ちた。また男性客たちも、
これで自分と自分の連れが五分五分になった感じで、全体にリラックスし、
気分が楽になったようであった。 男たちは、終ってホッと溜め息をつい
た。この「死よりも辛い処罰」は苦しくはあったが、なんとか耐えること
ができた。彼らは、レイプされること陵辱されることの辛さを知り、自分
たちが犯した罪の重大さを認めた。興奮の極みでオーガスムに達すること
のできない苦しみは、精神的にも肉体的にも、大変なものであった。しか
し、ともかく男たちは、処罰が終ってホッとしたのである。しかし、それは
大間違いであった。
330 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:47
これは前奏に過ぎなかった。彼らの処罰は始まったばかりであった。ここは
東京倶楽部である。まだオードブルが出ていない。そろそろ、その時間であ
った。女性客たちが髪や化粧を直している間に、木台が片付けられた。助手
たちがレイプ犯の列を煉瓦の炉の前に並ばせた。炉の片側は18インチ幅で鉄
板がかけられていた。鉄板の下は真っ赤に燃える石炭である。男たちは横に
固く結ばれていたので、数人の助手だけで、列を動かすことができた。残り
は焼けた火掻き棒を持ち、抵抗する男がいれば、その尻に押し当てた。炉の
周囲には溝が切ってあり、そこに男たちは降ろされた。男たちは、自分たち
の運命を知った。ペニスと睾丸は結ばれたまま屹立していたが、それがグリ
ルのすぐ上に置かれたからである。少しでも萎えたら、たちまちジューと音
を立てて、彼らの剃られた性器は焼け始める。最初の数分は快適であった。
エロチックな感覚もあった。サウナのようでもあった。それは炉でロースト
されている四人の娘たちも同じであった。しかし、数分の内に熱が肉の内で
焼け始める。ペニスと睾丸の中で熱が脈打ち始める。直火で焼かれるよりは
いい、確かに最初の痛みは半分である。しかし、それは少しづつ、確実に増
加をつづけ、すぐに耐えられなくなる。彼らは本能的に腰を引こうとした。
しかし、すでに彼らを縛ったロープは、炉の横に定間隔で取り付けられたリ
ングにしっかり結ばれていた。膝、腰、首、肘が、しっかり炉に固定されて
いたのである。二、三メートル横で、二人の日本娘が裸で回っていた。串刺
しにされ、美味しそうな色になっている。
331 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:54
娘たちの目は開かれ、十個の固いペニスと睾丸が鉄板の上で焼かれているの
を信じられない目で眺めていた。娘たちはもう、もがいても震えてもいなか
った。胸が上下するので、彼女らがまだ生きているのが分かるだけであっ
た。それももう長くはないであろう。シェフが二人、ケイコとマヤに香辛
料、調味料を振り掛け、鉄串を一段下げた。本格的なロースト、調理が始ま
ったのである。シェフたちが娘たちの調理に忙しかったこともあって、一物
焼きはもっぱら女性客の仕事になった。東洋女性の常として、彼女らは料理
を手伝うことをいやがらない。彼女らは、人間、しかも男性の性器を調理す
るのは始めてだったので、最初とまどっていた。しかしシェフが少し説明し
ただけで、たちまち要領を理解し、嬉々として一物焼きにとりかかった。
炉の熱は強く、まだ衣類を脱いでいなかった女性客、下着を残していた女
性客、ともに全部を脱いだ。なかなかに魅力的な女性ばかりである。10人の
裸の女性たちが、お喋りをし、くすくす笑いながら、熱心に仕事をしてい
る。調理用の長い火箸、フォークを使って、男たちのペニスをいじり、グリ
ルに押し付けたり角度を変えたりするのは楽しそうであった。 男たちの
叫び、嘆願は、すべて無視された。彼らのしでかしたことを聞いた以上、
まったく同情の余地はなかった。彼らのペニスを焼くのは市民の義務に思わ
れた。愚かな男たちの性器を拷問し破壊するのは、まことに適切な処罰であ
った。この常習のレイプ犯たちは、容易なことでは改心しない。しかし今夜
という今夜は、身にしみたことであろう。すぐに一物が、赤くなり、茶色
になった。火脹れになり、鉄板の上で跳ねている。焼け痕が模様になって着
いている。下、両サイドが網目になっているが、上は生のままであった。男
たちのペニスはは今、ジュージュー音をたてて、焼きソーセージになって
いる。湯気を立て、煙を吐いている。
332 :
亜蘭もどき:02/08/09 15:57
男たちは全身を震わし、尻を痙攣させている。今は叫ぶこともできずに、
うめき、泣いていた。彼らの一番大切なところが、生きたまま調理されてい
るのである。苦痛は際限もなく、性器の各方角が鉄板に押し付けられる度
に、新しい苦痛が襲ってきた。長いブラシが取り出され、バーベキューソー
スが焼けたペニスに塗られた。裸の女性客たちは繋がれた男たちの間に割り
込み、オチンチンに近づいて仕事をしなくてはならない。彼女らは、もうレ
イプなんかしちゃダメよ、などと彼らの耳元に囁きながら、お尻を撫でた
り、叩いたりしていた。調理用のフォークが簡単にペニスに立つようにな
ると、ほぼ焼き上がりである。焼き始めてから10分ほどであった。丁度いい
時間である。女性たちに肉切り包丁が渡された。フォークでペニスを突き
刺し、動かないようにして、女性たちは男たちの性器をお腹の根元から切り
離した。男たちは新しい苦痛にまた叫んだが、いいこともあった。火で焼か
れる痛みがなくなるからである。同じときに始められ、一人に一人の女性客
が付いていたから、ほぼ同じタイミングで男たちの去勢が完了した。もちろ
ん運のいい者は手際のいい女性によって、さっと切り取ってもらえたが、運
のわるい者は、不器用な女性に何度も切り込みを入れられ、しかる後にやっ
と切除してもらえたのである。どちらにしても、女性客たちは堪能してい
た。正義の履行であったし、女性にとって究極のサディズムの喜びであっ
た。 了
333 :
名無し調教中。:02/08/10 12:54
亜蘭もどき様
サンクス!
334 :
名無し調教中。:02/08/11 10:59
>>332 ここで終わっちゃうの?!
続編!続編!
誰か〜〜〜!
335 :
亜蘭もどき:02/08/12 06:36
先のホームページで中途半端になっているテーマがいくつかあった。
その内の一つに斉藤香里写真集がある。 あの件はどうなった、という問い合
わせも多い。事態の進行の伏線となった事件なので、全容を掲載する。
編集プロダクションからの告知(1)
編集プロダクションをやつている矢田というものです。
私がどうしても「お知らせ」というか、 「告知」をさせていただきたいの
は、ある一つの企画についてであります。長年この仕事をやっております
と、 世の中を驚かすことが何より大切という「常識」に染まります。
当たり前のものは商品にはならないのです。 「完全自殺マニュアル」の
著者などの行動も、同じようなメンタリティからくるのです。よく分かり
ます。 大手の会社でしたら、大家の作品をいただいて飯を食うことも可能
でしょうが、零細プロダクションではそれも不可能です。 さて、「自分の生
き方、身体が、そのままアートである」などと言い立てて、この世界を生き
た人間は何人もいます。 多くは才能のない人間が、何の努力もしない口実に
喚いているだけなのですが、たまには凄い人間もいます。 先日、訪ねてき
た娘は、その数少ない一人ではないかと思います。
336 :
亜蘭もどき:02/08/12 06:43
無銭で旅行をする、熱い湯に入る、妊娠中の写真をとらせる、出産のビデオ
をとる、馬鹿げていればいるほどいい企画なのですが、 その娘の持ってき
た写真集の企画は、単純ではありますが、ちょっと違っていました。
まず、彼女の肖像写真があります。次いで上着を取った写真、次いで下着
を取った写真。 単なるヌード写真でして、なかなかの美形ではあります
が、名前の知れていない彼女では商売にならないでしょう。「それで次の
ページから、私が皮膚を脱いで、脂肪を脱いで、肉を脱いでいくわけな
の」 彼女の意見によれば、今が盛りの彼女の身体は、表面だけでなく、
中まで美しいはずである。 それをみんなに見せたい。今までで最も美しい
内臓を記録に残したい。 さらには、その過程の自分の心の揺れ、肉体の苦痛
を記録に残したい。 それが彼女にできる最良のアートであり、今しかできな
い芸術である、というのです。 いろいろなアーティストがいます。全身を包
帯で巻いて自分を展示したアーティスト、背中に指した針にロープを通して
ぶら下がったアーティスト、じっと何日も立ち続けただけのアーティスト、
みんな真面目にアートを主張しました。 退屈で生き甲斐のない時代に対する
アンチテーゼであり、抗議の芸術だったわけです。 彼女もその一人という
ことでしょうが、真っ盛りの内臓を見せるというアートは、 たしかにいろ
いろな主張を内蔵(シャレではありません)しているようです。 日常と事件、理屈と結論、外面と真実、妥協と破壊、生活と生殖、肉と心、様々な言
いようができそうです。 彼女はこちらのホームページのファンです。ファ
ンといっても画面で見ているのではなく、プリントしたものを読んでいます。
337 :
亜蘭もどき:02/08/12 11:41
彼女の関心は、FGMにではなく、こちらで死んだ、あるいは死んだであろう
女性たちにあるようです。 彼女たちはいかに記録されたのか、そこに最大の
関心があるのです。 独立系の総会屋さんが、百合さんの展示に大変な努力
をされているようですが、いくらか重なる心情があるのでしょうか。 この
ような「持ち込み企画」は、ほとんど採用されることはありません。
しかし、今回は採用させていただき、医学書として発行することにいたしま
した。 「日本女性の外性器」という何万円もする本がベストセラーになっ
たことがありましたが、柳の下のドジョウを狙うことにしたわけです。
「日本女性の身体」というタイトルにします。タイトルはわざと地味にしま
したが、内容は過激です。 ただ読者にそのことを知らせるのが大変です。
それでこちらを告知の一貫として使わせてもらっているという次第です。
美しい写真集になります。もともと綺麗な娘です。健康、若さの盛りで
す。 通常、その盛りの外側だけしか見えませんが、今回に限り、盛りの
内側も見られるわけです。 史上もっとも美しい胃、腸、心臓、内性器など
が見られるのです。 先の「日本女性の外性器」は、婦人科の病人の性器を
勝手に撮影した(として少なくとも問題になった)ものでした。 今度のも
のは、まったく健康な若い女性の姿をその内部にいたるまで、完璧な照明の
下で撮影します。
338 :
亜蘭もどき:02/08/12 11:44
本人はアート、芸術として、それを表現しようとしています。その過程の
動画の撮影もしますが、 ギリギリまで本人がディレクションするそうで
す。自分の肝臓のぬめる光沢をいかに表現するか、それは自分で決めるのだ
そうです。 冒頭に掲載する着衣の撮影には、すでに入っています。いくら
可愛くても、有名というオーラのない娘の肖像写真なんて、 退屈きわまり
ないもののはずです。しかし今回は、ただならぬ緊迫感の中で万事が進行し
ています。 最低、自殺幇助、死体損壊くらいの罪には問われそうなケース
です。 そうならないためにも、最後の最後まで彼女には生きていてもらわ
ないと困ります。いろいろな工夫が必要になります。 写真集完成後にも、
販売面でいろいろありそうです。 いろいろありますが、ともかく最高の作品
を作るのが第一です。 そこで、この娘のどんな写真なら見たいと思われる
か、意見をいただきたいのです。 亜乱氏のいう nobodymail を使うので、
意見の主が誰だかは誰にも分かりません。心置きなく、不謹慎なアイディア
を書いてください。 あなたの空想は、そのまま彼女の肉体に実施されます。
その過程、その逡巡、その苦痛、その恍惚が、彼女のアートとなるのです。
彼女の名前は斉藤香里、二十一歳、独身、ある劇団員とだけ紹介しておき
ます。
339 :
亜蘭もどき:02/08/12 11:46
という提案を受けて、多くの諸君のアイデアが寄せられた。その一部を紹介
する
●なるべく生かすことです。そのために苦痛を取り除いてやらねばなりま
せん。 本人は苦痛を喜ぶかもしれませんが、すぐ死んでしまいますから気
をつけてください。
●やっぱり単なるスプラッターやホラーの写真集になっちゃつまりません
な。どう切り刻んでどんな生身の内臓が出てきても、 奇麗でかつ性的な興奮
が得られるくらいの芸術性がないことには面白くないと思うんだが、むり
かな? 結局彼女だって、「奇麗に切り刻まれたい」んでしょうが。まあ
そのあとに生きていたいのか、死んでもいいのかはわかりませんけど、どっ
ちにしてもそういう評価が得られれば彼女は本望なんでしょうね。
●白黒の写真が多いので、なるだけ、カラーにして欲しい。実物大の大き
さでの写真集が良いと思います。 また、DVDなどの画像媒体を使用し
て、写真集のみならず、画像の方も同時に出版してみては如何でしょう
か? いろんな、角度から同時に撮影して、明確に記録して欲しい。また、
出版中止になった場合、自費出版に切り替えて見ては如何でしょうか?
●開いて中まで見せた後、閉じていき、すっかり元に戻す。その過程も
撮る。彼女はもちろん健在。
340 :
亜蘭もどき:02/08/12 11:50
●1、人間とは、男女つがいで存在するもの。できることなら、同じように
解体される男子がいればいいかと思う。 2、大いに偏見が含まれているかも
しれないが、女性が最も美しいのは、性交をして、絶頂を迎えたその姿では
ないだろうか。 性器解体の際は、男子との性交をしたまま解体するという
のはどうか。これが最も美しい記録となるだろうと思う。3、解体したもの
をくみ上げて、再び"肉塊"と化した人間を作ってほしい。これによって、そ
の人間が美しかったのか、 それともその"肉"が美しかったのかハッキリす
ると思う。もちろん、どちらが美しかったのかは読者が決めることになるだ
ろうが。 4、最終的に、その肉をどうするかまでを描写してほしい。捨てて
しまうなら、それが土に埋められるまで、 保存するなら、プラスチネーショ
ンなどの制作過程、保管庫への陳列シーンまで。 この企画自体が前代未聞
だが、「すべてが終わる」までのすべてを追った体裁の写真集は、 本格的に
はじめての試みになるのではないか。そして、そこまでを見取る必要がある
と思う。
●想像もつきませんけど写真集よりビデオがいいです。(酒鬼薔薇が喜びそ
うだな) だから両方だして下さい。ほんとは死んで欲しくないけど。両親は
ご健在なんでしょうか?
●内臓を見せながら、放尿する。内臓の動きを(放尿中の)、くわしく見
たい。
もっと続けて〜〜〜♪
342 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:30
●十字架に全裸ハリツケがいいです。手首、足首を釘付けにして、そのまま
をインターネットに中継したらいいと思います。 世界中の人が、今日は死
んだかどうかと、毎日毎日、覗きにくるのです。 これは凄いアートです。
内臓を見せたいという希望とは違いますが、話題になります。
●内容についての意見は残念ながら持ちあわせておりません。是非入手した
く販売経路を明確にして頂きたいと思いお願いします。
●FGMの記事に関する意見交換のBBSのほうでも発言しましたが、本当に
昔からやりたかったことなんです、 アートとして、自己表現としての内
臓。ちょっと、考えがまとまってから、「斉藤香里写真集に期待すること」
にリクエストしたいです。
●先生、今回の斉藤香里さん写真集の企画、とっても面白いと思います。
読者からの意見を募集とのことですが、 私も、ちょっと希望があるので
書いてみます。でもこれって、無駄な努力ですね。 というのは、採用される
見込みはゼロの案だからです。私が面白いと思っていることって、みんな面
白くないみたいなんですから。 この通りやったら、絶対売れないと思い
ます。編集プロダクションなんてやったら、あっと言う間に倒産です。
343 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:32
先生、私が人体の解剖模型などを見る時、一番関心があるのは、ひとつひと
つの臓器そのものより、その繋がりかたなんです。 あまりよく知らないの
ですが、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、心臓、肺、ふたつの腎臓、膵臓、
直腸、膀胱、肛門、 子宮、卵巣、膣・・等が、直接または血管やリンパ管と
かを介してつながっているのだと理解しています。 これを全部ひっぱり出し
てきて、テーブルの前に広げれば、繋がりのある、ひとつの路線図のように
見えるのではないかと思います。 鉄道に例えれば、何々線、何々線といった
感じで、通過する「駅」がひとつひとつの臓器で 「線路」が血管やリン
パ管、そして「電車」が食物や酸素にあたるのだと思います。 食べ物を食
べた時は「食道」発「肛門」着の路線というように、空気を吸った時はこの
路線、 精液が侵入してきた時はこの路線と決まっているのです。よく講義中
にノートに写した図が、今、目の前に浮かび上がってきています。 そこで
提案なのですが、斉藤さんの内臓を、この様に、テーブルにひっぱり出して
広げてそこで、「すごろくゲーム」をしてみたいのです。 サイコロを振っ
て、出た目の数だけ進めるのです。何人かであらかじめ、どの路線を選ぶか
決めておき、 それぞれの路線で一番早く終着駅にたどり着けた人が勝ちで
す。それぞれの「駅」で止まった時の決まり事を作っておきます。 胃は、
食後のひと休みで一回休み、心臓は急がば回れで、出た目の数だけ戻る。
これで楽しみながら、人間の生理が学べます。 医学書として発行されるそう
ですから、その点でも適合しているのではないかと思います。 斉藤香里さ
んも、楽しんでゲームをしている私たちの様子に、きっと満足してくれると
思います。
344 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:35
●今まで本家には参加できなかったのですが、今回の写真集の企画を読ん
で、居ても立ってもいられなくなり、メール差し上げました。 顔は壊さない
でください。目線は入れないでください。毛は剃らないでください。 これ
は動画に対しての注文になりますが、おなかに手を突っ込んで自分の内臓を
まさぐる姿を見せてください。 大変期待し、興奮しています。たとえ罪に問
われようと、執行猶予までで済むならばスタッフとしてお手伝いしたいくら
いです。 自営業なので生活には影響しません。10万円以下ならば、是非
購入したいと思っています。続報を楽しみにしています。
●筒井康隆の小説でしたか,自分で自分を(サイボーグにしながら)食べる
男というのがありました。 自殺として捜査に来た刑事が記録ビデオを発見
して,発表してはいけないものだ。というストーリーだったと思います。
自分の内臓を食べるくらいでは飽き足らない。かといって女性は女性器し
か持っていないわけだから目新しいものはない。 自分の内臓を両手で指し
出して「さあ,どうぞ」のボーズを取るくらいしか思いつけないです。
● 斉藤香里に思い当たる娘がいます。まさか ○○ちゃん じゃ 無いです
よね! 非常に興味深い企画だと思います。 しかしながら まじめに考えると
いくつか 質問したいことが出てきます。 1) まず、彼女は 死ぬことを意図
しているのでしょうか? もしそうでないのなら、機能障害が起こらないよう
に取り出した臓器を 元に戻したり、切り開いた部分を縫合することとなりま
すが、 その辺を考えると、思い切った 生体解剖にはならないと思います。
345 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:38
どのへんまで の生体解剖が 許されるのでしょうか? -ほぼ 100% の健常者
(妊娠/出産を含む)--妊娠/出産 ができない程度の障害 --衣服を纏っていれ
ば 始めて会う人にはほとんど わからない肉体的変形の障害 --一般生活で
明らかに わかる肉体的変形--生活に支障の無い程度の障害 --何らかの補助
機具を使用する程度の障害 --介護者が必要となるような障害--生命維持装
置が必要となるような障害--撮影後の死--撮影中の現場での死 2) 麻酔はか
けずに行うのでしょうか? 外性器周辺であればまだしも、正中線 をばっさり
と切り開いて、 内臓までを一度取り出す場合、もし麻酔をかけずに行うと、ショック死を早く引き起こすことになると思います。 豊胸手術で脊髄に行う
神経ブロックなどの麻酔が必要になると思いますがいかがでしょうか? 3) こ
この FGM の話で良くあるような、cannibalism を行う予定は あるのでしょ
うか? 又料理を主体とするような 事にする予定はあるのでしょうか? 以上
が質問です。以下は 私個人の希望です。 1.1 豊胸の限界を試す。--巷で 女
性の乳房に 生理食塩水を直接注入する事をしている方がいます。 又 アメ
リカでは頭より大きな乳房の女性がいます。この辺の事を試してみたいと思
います。 --アクリルなどの透明な容器で細長い 内容量2リットルぐらいの
吸引カップを 2個 用意します。気密性が 保たれるように、整形してくだ
さい。 --生理食塩水を 元の乳房の大きさにもよりますが片方に付き
200ml ほどづつ注入します。--吸引 cup をかけて真空引きを行います。
346 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:41
--cup をはずして 再度 片方に付き 200ml ほどづつ 注入します。--吸引
cup をかけて真空引きを行います。 --cup をはずして今度は 長い針で
脇の下あたりから大胸筋を貫通して乳房中心に針先が届くようにして 次に
cup をつけます。 --cup の中と乳房の間に 今度は空気では無くて液体を入
れ真空引きを行い、 同時に乳房内部には連続して 1000ml ほど注入しま
す。もしまだ余裕が あるようなら 追加します。 --真空引きを止め、cup
から 乳房を取り出し、観察します。--実験が終わったら 次の解剖の時ま
で、 内部の生理食塩水がほかに逃げ無いように 乳房の根元を圧迫するよう
な器具をつける。 --必要がなくなったら 一部開口部を設け 排出する。
--内容物をぬき去った 乳房の観察 1.2 正常な乳房の解剖 --正常時のまま
の乳房は、乳首もろとも縦に二つ割にします。 内部に乳腺組織や脂肪、
導管 などが医学書の通り見えるはずです。撮影時には 見やすいように 出血
した血液を 拭き取ってください。 --断面を見せるわけですから、切断個所
は 90度以上 カンシなどを使って広げて固定する必要があります。 --断面
の乳腺の乳胞を端から絞っていって やがて乳頭から 分泌される様にし、
それを観察します。 --縦割りにした 片割れの乳房の 外側半分の皮膚を
乳頭 乳輪を除いて なるべく皮下脂肪を 残して外側に取り外します。その
状態で観察します。 --次に 皮下脂肪であると思われる 乳腺を覆っている
部分を乳胞組織の集合体からはずします。 乳胞組織の集合体を観察しま
す。 --生理食塩水に 染料を混ぜ、点滴の準備をします。 点滴には なる
べくほそい針を50本以上は用意しそれぞれの末端の乳胞に刺します。
--できれば 自然に乳頭から 湧き出てくる状況まで 注入し、その後は
乳胞その他を直接搾り、各部位にどのように 伝わって行くのかを観察
1.2 ダメージを受けた 乳房の解剖--まず 解剖に先立って 乳房にダメージ
を与えます。
347 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:43
基本的に ダメージを与える場合に 以下の点に 留意します。(1) 解剖を行っ
て 撮影に断面図を提供できる事 (2) ダメージの度合いは 再生不可能の
場合と 再生可能である程度の部分を造る。 (3) 刺し傷によるダメージは
注射針の 様なものと、アイスピックのような ものの両方に付いて 試みる。
--定量的にダメージを与えるために、直径4cm程度の 底面の 重さ5kg 程度
のものを用意しそれを 落下させる。乳房の下には 金床を置く。 --一回の
落下後とに高さを高くし 触診によって内部組織が つぶれた 状態を確認され
たらダメージを受けたとする。 --さらに 同じ高さから 数回 落下させた
場合を再生不可能な ダメージとする。--数時間の後に 解剖する。
●私は斉藤香里がどこまで生きていられるのかを知りたい。
●本当に出版されるなら、恐らく当局が黙ってはいないと思う。ニュース
番組、ワイドショーなどが、 「とんでもないことだ」と報道するのが目に
浮かぶようである。期待したいことは、なるべく生かしておいて欲しい。
そして、各器官のつながりを切断しないようにして、どこまで生きていら
れるのかを知りたい。 例えば、筋肉、骨(頭蓋骨と脊髄は無理だろうが)
等を除去した時、人は生きていられるのか・・・等。 そして、どこを切断
した時、彼女に死が訪れるのか。また、内臓をさらした状態での食事、
排泄、性交といった場面も見てみたい。 そして恐らく、すべてが終わった
時、彼女は生きていないだろうと思う。
348 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:52
その後、彼女がどのように処理 (物理的に、そして、倫理上で)されたの
か、すべてを知りたいと思う。静止画(写真)だけでなく、動画(ビデオ
等)も欲しいと思う。 一般に男性よりも女性の方が苦痛に関してより耐
えられると聞く。その生命力にも期待したい。 恐らく、そこまで克明に記
された書物はないと思う。医学的にも意味のあるものになるのではないだ
ろうか。 一人の人の命がかかるものであるから、かなり高価なものにな
ると思うが・私は貧乏である。 本当に出版するなら、それでも購入できる
程度の価格設定をして欲しい。 とにかく期待している。
●起訴、告発されないことを大前提に行ってほしい。出来上がった作品は
特に大したキャラはもって無いわけで、 それでもやろうといういろんな
人を巻き込んだ一大イベントなんだから、店頭にモノが出ないようなお粗末
なプロジェクトは無しね。 だめもとじゃなくって、頭を使って使って、誰
にも文句を言わせない形で出しなね。
●薬品に漬けられる臓器が見たい。
● 写真集を開いたとき、左の頁に斉藤香里さんのアート写真を、右の頁
にちょっとした文章を載せる。 (もちろん、見開きで大きな写真があって
もOK)・斉藤さんがアートになる前の経歴・斉藤さんの人生観・価値観が
分かるようなQ&A ・斉藤さんの解体を見た全員が感じたこと、シーンごと
にリアルタイムに次のような写真があると綺麗かな? ・花が咲き乱れるその
上に斉藤さん(または斉藤さんの一部)・高原の林の中に斉藤さん ・大きな
工場で一人切断される斉藤さん・体に繋がったまま、色とりどりの薬品に漬
けられていく臓器 ・白い砂浜からイカダで大海へ流される斉藤さん(分解
されたまま)
349 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:55
●筋肉や骨でエロスを表現して欲しい。 全身の皮を剥いだ写真がみたいで
す。 性器とか乳とかでなく内臓や筋肉や骨でエロスを表現して欲しい。
●芸術、表現、というが、意図が漠然としていて何を訴えたいのかよくわか
らない。読者からのアイディア募集というのがその証拠だ。 制作者自身、
意図がわからないため、一般からのアイディア募集か。これはとんだ芸術家
だね。 大笑い。だから、学術的にも芸術的にも価値はない。生体解剖自体は
戦時中に日本軍がやっているし、 素晴らしい写真集は他にいくらでもある。
別に目新しいことじゃない。唯一、この写真集にあるのは若い女性が切り刻
まれる、 という話題性だけか。ちょっと弱いね。だからこの芸術家と制作者
は三流以下の四流。 もっとも俺は馬鹿な三流、四流芸術家というのが大嫌い
で社会のゴミだと思っている。 これで自称芸術家の馬鹿女が一人減ること
は社会のためになるから、いいことであると思うけどね。 人からアイディ
アを募集する前に芸術家なら自分が何を表現したいかをもっと考えろ。 あ、
考える頭がないからアイディア募集しているのか、じゃ、社会のために早く
死ね。 ----色々な意見が寄せられていた。こうした意見に対して、企画者の
プロダクション社長と斉藤香里自身が応えている----
350 :
亜蘭もどき:02/08/13 06:57
●編集プロダクションからの告知(2)
送ってくださった全部の方の全部の要求にお応えする、斉藤香里はそう言っ
ています。 それが現実に過剰適応し、自らの尊厳を放棄している現代人に
たいする警告になる。 全てを無条件に取り込むことで、現実への反撃を
表現するというのです。なんだか分かったような分からないような話です
が、 嫌々ながら受け入れてきた現実を、積極的、意志的に取り込むことに
よって、現実に勝利するということでしょうか。 たとえば、嫌なことの
代表である死は全員に必ず訪れます。しかし積極的な死を死ねば、意味が
出てくるし、 楽しみもでてくる。分からないでもありません。その積極
的、意志的な姿勢を高く掲げるために、 全員の要求にそのまま応えると
いう課題を自らに課した、ということです。それがアートである、という
ことです。 斉藤香里は興奮して皆さんからのメイルを読んでいました。
すさまじい精神の高揚です。 断片的な彼女の感想、決意を、順を追って
お伝えします。
351 :
名無し調教中。:02/08/14 00:18
生きたまま解体きぼ〜ん!>ただし当方男です
352 :
亜蘭もどき:02/08/14 06:31
●もちろん私も綺麗に切り刻まれたいし、できるだけ最後まで生きて、感じ
ていたい。 お腹を開いたままおしっこをして、内臓がどう動くか見せて
勉強させてあげます。すごく恥ずかしいけど、おしっこならいいとのこと
です。 とんでもない意見だけど、内臓を広げて路線図を作って、スゴロク
をしてもらえたら、私も楽しい。 でも、そこまで解体したら、私自身は死
んでるかな。私のハリツケを中継してもらって、少しづつ死ぬところも見て
もらいたい。 でも、内臓の鮮度が落ちるのはどうしますか。 一回お腹を開
けて内臓を見てもらい、また閉じてセックスをするというのは、あんまり意
味を感じないけど、 でもご希望ならできるかもしれない。その後でまた解
体するのですか。 もし相手をしてくださる男性がいたら、性交の最中を解
剖してもらっていいです。 その男性を解剖するかどうかはその男性が決める
ことで、私には決められません。でも性交中を解剖するのはむずかしくない
ですか。 ばらばらにされてから、肉をまた組み直すのは、もちろん構いま
せん。あんまり小さく切ったら直せないと思うから気をつけてください。
この人、子どもっぽい方かしら。最後に肉を食べてもらうのは嬉しいです。
生ゴミになるのには抵抗があります。上手に料理してほしいな。 顔を壊さ
ないのは、それは嬉しいです。
353 :
亜蘭もどき:02/08/14 06:34
毛は剃らないで、というのは一番困った希望です。 場所によっては、
剃った方が綺麗だと思うけど。写真集の値段を十万円以下というのは賛成
です。 自分のお腹に自分の手を差し込みたいとは、せっかくのチャンス
ですし、自分でも思います。 内臓をつかんで「どうぞ」のポーズは女らし
くないと思いますが、もしカメラマンもいいと言うなら、やります。できな
いかもしれないけど。
●長いメイルをくださった方に。まず、私は○○ちゃんではありません。
○○ちゃんに興味がわきましたが、お知り合いになる時間はなさそうで
す。 この方の質問に詳しく答えます。どのへんまで の生体解剖が 許さ
れるのでしょうか? <撮影中の現場での死>だと思っています。 麻酔は
かけずに行うのでしょうか? <できるだけかけないことを希望>します。
ずっと感じていたいのです。 <外性器周辺であればまだしも、正中線を
ばっさりと切り開いて、内臓までを一度取り出す場合>なんて冷静に書か
れると、凄く興奮します。 外性器周辺であればまだしも、なんて、そん
なに簡単に書かないでください。 まず自分のおちんちんに針を突き立て
てみてください。なんて、ご免なさい。 正中線をばっさり、内臓までを
一度取り出す、なんて、なんて、それは凄いことです。
354 :
亜蘭もどき:02/08/14 06:36
しかも、しかも、現実がそれに向かって進んでいるのです。頭がふらっと
します。 乳房についてのいろいろな実験は、全部やってもらっていいです。
ホルモンで母乳が出るようにしてから潰したり切ったりしてください。
●正常な乳房を乳首もろとも縦に二つ割にします、なんてまた冷静に書かれ
ると、怒りたくなります。 でも、それは私の希望なのです。むちゃむちゃ
切なくなります。乳首もろとも、なんてところが特別に痛そうです。どう
ぞ、針でもアイスピックでも突き刺してください。最後に、あっさり 、
数時間の後に解剖する、なんて書いてありますが、 解剖されるのは私なの
ですよ、解剖されたら死ぬのではないでしょうか。もう、みんな分かって
いないと思います。次の人も次の人、各器官のつながりを切断しないよう
にして、どこまで生きていられるのかを知りたい、 なんて。 あなたが変
なことを知りたがったために、私が解剖されるのですよ。 内臓をさらし
た状態での食事、排泄、性交といった場面も見てみたい、なんて、他にも
いましたね。 一生懸命やってみます。でも排泄はやりません。残念でし
た。
●一人の人の命がかかるものであるから、かなり高価なものになると思
うが・・・私は貧乏である。 本当に出版するなら、購入できる程度の
価格設定をして欲しい、というのは勝手です。借金をして買ってくださ
い。
355 :
亜蘭もどき:02/08/14 06:43
●次の人の希望は全部オーケーです。ロマンチックな人かなと思ったら、
<体に繋がったまま、色とりどりの薬品に漬けられていく臓器>なんての
は、けっこう凄い。 私の皮を剥ぐというのは、いいかな。自分が皮なしで
も綺麗かどうか見てほしいし、皮は上手に残せるんじゃないかしら。 性器
や乳房以外でエロスを感じてもらえたら最高。私の骨が色っぽかったらもっ
と最高。
●最後の人に、三流、四流芸術家でごめんなさい。考える頭がないからア
イディア募集している、のではなく、 こうして私の肉のアートを仲立ち
にして、知らない人と関係を作っているのです。 でも分かってもらえなく
てもいいのです。どうせすぐ、社会のために早く死ね、の命令に従います。
----彼女の名前は斉藤香里、二十一歳、独身、ある劇団員とだけ紹介して
おきます----
○亜乱先生から預かった資料を見ると、この斉藤香里写真集のときの反響は
大きく、百通を越えるアイデアが寄せられている。 購入の予約も同じくら
いあった。同時にこの経過で、亜乱先生に失望したという声も多かった。
○写真集についてのメールはこの後もつづいた。斉藤香里の反応とともに、
紹介する。
さげ
357 :
亜蘭もどき:02/08/14 17:07
●初めてメールを出させて頂きます。以前プラスチネーションの人体や臓器
を見に行ったことがありました。 しかしダメ(?)です。お肉はともかく内
臓なんてもうダメダメです。色や形はそうなんでしょうけど・・・・。 人の
手に触れられない世界で、傷つきやすく艶っぽい色とりどりの臓器たち、 で
も無防備にヌメヌメと身を摺り寄せ会ってる様ってどこか「天使の売春宿」
って感じがしませんか。 僕のお腹の中にもそんなコ達がいるんだろうけど、
自分じゃ見れないからすごく期待してたんです。 なんか幼なじみの娘とお見
合いするみたいで。でもプラスチネーションでは、ただの肉とレバーにしか
会えませんでした。 香里さんの写真集は僕にとってお見合い写真みたいな感
じもあります。ぜひとも頑張って出版して頂きたいと思います。 なんか日本
語に出来なくてすみませんでした。それと、是非とも入手したいので販売経
路を教えてください。
●最近はグルメブームの煽りを受けて、料理の写真集もよく売れていると聞
きます。 若くて美しい香里さんの肉や内臓を、撮影終了後、破棄してしまう
ことは、決して彼女の望むところではない筈です。ならばもう一歩進んで、
今度は彼女の美しいパーツの横にセンスのよい器に盛られた、上等のフラン
ス料理の写真を載せるのです。 もちろんそれは撮影終了後、すぐ厨房で調
理された彼女自身に他ならないですが。 乳房が奇麗に写った香里さんの上
半身のアップ。その横に、ソースを敷いたお皿に クレソンやポテトが添え
られてフォークとナイフがセットアップされた、彼女の乳房料理。 彼女の
輝くような光沢の肝臓の下に掲載されたレバーシチューの写真。 そんな写真
集にして欲しい。 追伸:もし、このアイディアを彼女がいたく気に入って
下さり、是非、発案者にお礼がしたいというようであれば、 喜んで試食会に
参加させて頂きます。
358 :
亜蘭もどき:02/08/14 17:10
●人間の剥製を作って欲しい
●写真はフェイク、動画はCGでつくってほしい。素材は彼女の裸体。
●斉藤香里に切腹をしてもらうのが一番である。 自分で腹を割き、自分で内
臓を切り取って、ずらりと並べておいた皿に入れていく。 数台のカメラで
撮影して、リアルタイムでインターネットに流す。日本の美女の全裸切腹で
ある。世界的な話題にならないはずがない。 ただどこまで頑張れるか心配
である。切断する線に沿って部分麻酔をかけるのがいいだろう。 新鮮で美
しい日本女性の腸や膀胱、子宮などを、世界中の人々に見てもらえるのは喜
ばしいことである。 器も凝ってもらいたい。赤身の肉には、純白と青の模
様の食器がよい。 まず最初に、性器を抉り抜く必要がある。なぜなら、先
に腹を割くと、血や内臓が流れ出て、下にある性器が見えなくなるからで
ある。 女性が自分で自分の性器を抉るのは大変である。自分の性器を切り落
とした男性は多いが、女性はいない。 その意味でも、斉藤香里は歴史に残る
であろう。 よく研いだ小刀を使うのがいい。数本を横に置いておく。自分の
脂肪で切れなくなったら、順番に交換するのである。 準備が整ったら、全裸
になる。足はできるだけ開いて、膝立ちをする。 上半身を折り曲げる。その
まま左手で会陰部を強く押さえる。このとき照明、カメラ位置に気を配って
いただきたい。 右手の小刀を、肛門の辺りに突き立てる。終始上に向かっ
て切り上げるのが肝要である。片側を切ったら、また下に戻って切り上げ
る。 これを繰り返すと、もともと柔らかい肉だから、上手に切り出すことが
できるであろう。
359 :
亜蘭もどき:02/08/14 17:12
性器の周りの肉を楕円形に切ったら、そこで小刀をいったん置く。 少し休ん
で後、両手を使って楕円形の肉を引き出す。そのまま中身が付いてくるであ
ろう。ずるずると引き出す。 まといついてくる筋や脂肪を切り払って、綺麗
に皿の上に置く。助手に素早く水洗いをさせる必要があるだろう。 この辺を
手際よくやってほしい。ついでに斉藤香里の全身にも桶の清水を打ちかける
といい。小刀もこの機会に脂を洗っておくのだ。 清水で斉藤香里の気分も引
き締まるから、いよいよ切腹である。みぞおちから真下に向かって縦に切り
下げることが、 最大の注意点である。横に切ってはいけない。それは無骨
な男のすることである。 内臓を傷つけないように、小刀を浅く保たなくては
ならない。 へその真上を切る。筋肉の筋があるために、いささかの抵抗が
あるが、気にせずにグイと切り下げる。 そのまま恥骨にぶつかる。ガツンと
音がするほどの勢いがほしい。腸が流れ出すが、かまわずに膝立ちの膝を広
げていく。 股が開いて、そのまま床に着くのが理想だが、斉藤香里の身体
は柔らかいのかな。 まあ、それほど心配しなくてもいい。その場になれば必
ずできる。できなかったら助手に股の筋肉を切断してもらえばいいのだ。
以後のことは、助手に任せるしかないだろう。どんなに手を打っても、ここ
で斉藤香里の意識はなくなる。 後は、臓器を傷つけないように、切り分け
ていくだけである。 これ以上ない新鮮な臓器である。世界中の人々がその
美しさに驚くであろう。ご苦労であった。斉藤香里は今年最大のスターとな
るであろう。
360 :
亜蘭もどき:02/08/14 17:16
●いつも楽しみに拝見しております。さて、私も、きびしいメイルの方と同
意見で、 芸術のためというなら、自己表現として何をするかは、自分で考
えるべきとおもいます。 その結果がよかったか悪かったかの評価は見る人に
任せるとしても、すべては本人の責任ですから。 さて、したがって、この
かたの希望は見せ物になることのようですね。 ですから、今回のアイディア
募集というのも「みなさん、なにがみたいですか」ということだと思いま
す。 そこで、私の提案は、おなか(と胸)の皮と筋肉を取り去って、ガラ
スをはめ込み、生きたまま人体標本と化す、というのはどうでしょう。 因み
に私は牛のおなかに窓をつけて、胃袋の中の消化される様子を観察できるよ
うにしたのを、 テレビ(NHK)で見たことがありますので、技術的には
可能ではないでしょうか。 ただし、腹筋(や胸筋)がないと、どんな影響
があるかわかりません(呼吸ができなくなるとか、排便ができなくなると
か) ので、小さな窓をたくさん付けることになるのかも知れませんが。
●神経だけ血管だけ繋がったまま取り出したものをみたことがあります。
すごくきれいでした。そういうレベルまでもっていってほしい。 また性交
などの行為は入れないでほしい。香里さんそのものの香里さんだけの写真集
なのだから。
361 :
亜蘭もどき:02/08/14 17:19
●牛、ブタ、鶏、魚、皆食べられるために解体されるんだ。食べられるため
に殺される彼らのほうに感謝します。 自分でそういうのを望んでる人間には
同情しません。そんな人が生きようが死のうが好きにすればいい。 女が切り
刻まれるってことで、せいぜい「ちやほや」されて死んでゆくがよい。
●斎藤香里さん、あなたのその覚悟でわたしは凄く興奮しました。性的に
です。 わたしのペニスは驚くほど固くなってしまいました。あなたの写真
集を見たら、わたしはどうなってしまうのでしょう。心配です。 あなたの
その究極のマスターベーションの様子を見ながら、わたしはごくごく普通の
オナニーをするのでしょう。がんばってください。
●男女平等の精神にのっとり男性も解剖すべきだと思う。解剖した後で男女
の内臓を完全に入れ替えてしまうのも面白いかも。 それから、自分で自分を
食べる小説は小松左京さんの作品ではなかったでしょうか?私も良く覚えて
いませんが…
●やはり彼女には撮影が終わるまで生きていてもらいたいですね。そして
是非とも完成品の感想を聞いて見たいです。 自分の内面をどのように感じた
のか・・。せめてそれが終わるまで、医学もとい生物学の力をフル活用して
意識だけでも残してもらいたいですね。
362 :
名無し調教中。:02/08/15 01:15
age
363 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:32
●うかうかしている間に大部分のアイデアは言われてしまっていますね。
撮影後も生かして欲しいというメールが多いようですが、 出血量の問題も
ありますから、しっかりした医療設備のある所で撮影でも行わない限り、
命の消滅は避けられないものと思います。(生かしたまま撮影を終わらせる
にはどう考えても輸血が必要でしょう)以下、斎藤さんには命を失ってもら
う事を前提に希望を述べます。 以前ここに掲載されたマヤだったかアステ
カだったかの儀式のように、全身の皮を剥いで、 小男に着せるのではなく、
剥製にして、残り(肉より内側)の体と並べて見てみたいものです。
また、文留の時のような陰部の花が開く所もぜひ見てみたいものです。
九龍の時の話にもありましたように、男は要りません。芸術品でなくなりま
すから。 顔をいじるのは芸術品でなくなる恐れがありますので不要だと思
いますが、そのままで良いと思いますが、首から下の体毛は落として頂きた
いです。 また、内臓を芸術品として見せるのですから、やはり文留の時の
ように、 撮影の数日前からは蒸留酒以外口にせず、内臓から清めて頂きたい
と思います。 我が侭ばかり書きましたが、最後に斎藤さんへ、一世一代のア
ートです。 一片の悔いも残らないように、一所懸命、死力を尽くして頑張
って下さいね。応援しています。
364 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:34
●最後は食べましょう!
●以前、人工的に性器を手術で作る物を拝見させて頂いたが、往々にして手
術の映像は血液と脂肪でかなりの部分を占領してしまうようで、 撮影の方
法やライティングに気を付けないとどこに何があるのか大変分かりにくい物
になってしまうようである。 記録に残すことが条件であるようなのでこの表
現方法等はあらかじめ代用品などで試験をするくらいの綿密さが必要かもし
れない。 単純にカラーで写しただけではアートとしての表現性は低いもの
になってしまうかもしれない。 また、1つの命をかけるのであるから、法的
な問題、医学的な処理の問題など必要な準備は十分行うべきと思う。 それ
にかける費用はどの位のものなのか?出版だけで費用回収は難しいのではな
いかとも思われるので、資金面での準備もかなり必要なものと思われる。
もし出版1部にて回収する場合、準備の内容によるが10万円ほどの金額で
は回収は難しいとおもわれる。 この価格で回収できる費用であるならば反対
に準備はかなり粗末な物になり多くの問題を残すことが容易に想像できる。
法的及び社会的倫理に問われた場合、同じことをくり返す事は困難になる事
が予想されるため、 十分過ぎる準備と慎重な行動が要求されるであろう。
後悔のなき手順を願うところである。
365 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:37
●ちょっと実は今でも半信半疑です。生体解剖されたいという妄想を私も
持っています。結構、被生体解剖願望を持っている人は いるのではない
でしょうか。でもその実現に向けて本当に動いている人がいるというのは
信じられないです。 香里さんはどのくらい苦痛の体験があるのでしょう
か。「外性器云々」の書き込みをしていた方に反応してましたけど、 麻酔
無しで外性器を鋏で切る事は分娩時には多くの人が体験してるのですよ。
もし、このまま実現に動くなら、わたしの希望は一つです。 内臓も何もか
も晒されて、生体解剖の苦痛に晒されながら、香里さんのその時の感想をそ
の時の肉声で聞かせて下さい。 (ビデオで収録していただけるのが理想
ですが、無理ならCDや音声データファイルでも。) それと、編集プロダ
クションの方、ここまで盛り上げたのだから、 是非この作品は望む人々に
入手できるようにしてあげて下さいね。(値段ではなく経路の問題です。)
●開腹だけではつまらないので、可能な限り臓器を取り出してみて欲しい。
無理かもしれないができる限り生き延びて、解剖の体験を文章にして収録し
て欲しい。 解剖される事を思いついた所から、実際に解剖されるまでの心
の葛藤、解剖されている間の心境、 解剖後の感想などをつづって欲しい。
歴史に残る手記になります。斉藤香里の生に関する情報を付加して欲しい。
366 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:39
できれば子供の頃の写真から成長の様子を写真で付けて。解剖される香里さ
んの姿により深く感動できるように。 動画は是非。頒布の事を考えるとVC
Dの形が望ましいが、なるべく高品質の物を。値段が高くなってもよし。
内臓も何もかも晒されて、生体解剖の苦痛に晒されながら、香里さんのその
時の感想をその時の肉声で聞かせて下さい。
●はじめてメール出します。私は、「普通」と違う「自殺」をする香里さん
の心理に興味があります。 「死」に対する恐怖は無いのか?家族・友人にこ
のことを伝えるのか? 「解剖」に臨むまでの心理・「解剖中」の心理・死の
間際の心理。口述でもいいから記録してほしい。辞世の句の一つも詠んでほ
しい。 (表現が古臭いですが)ほんとうにやり残したこと・この世に思い残
すことはないのですか? 香里さんはマゾなのか?でなければこんなことやろ
うと思わないでしょう? なんだか支離滅裂ですみません。 ちなみにFGM
には反対です。舌を切り取られて食べ物の味を味わえなくなるのに積極的な
意味など見出せないのと同じこと。 性感・性欲を悪と見なす発想が根底に
あるのでしょうが、迷信の域を出ない発想だと思う。 「削除」して逃げる
のではなくそれを「制御」してこその霊長類ヒト科ヒト属ヒトでしょう。
それと、医学書「日本女性の外性器」のモデルになった女性は病人ではない
はずです。 データを取る関係上「妊娠してない健康な女性」が対象になって
るはずです。私も持っていますが、顔が一人一人違うように、 性器の形も千
差万別です。たいがいはグロテスクで「美しい」と感じる性器は10%にも
満たないと感じました。
367 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:41
●こういう大っぴらに話せないことを話せるのがインターネットの醍醐味で
すね。 でもやはり少しは規制してくださいね。アブナイやつが読んだら危険
ですから・・。 (“アブナイやつ”って年齢には関係ないから不思議です
よね・・大人だったら、ちょっと古いけど“某み○ざき氏”、 未成年だっ
たら“某酒○薔薇君”とか・・)
●女性にとって クリトリスは 快楽の元だと思うのですが...このクリトリス
も 通常は刺激するにあたって、 その一部分しか 表面に 現れていないため
丸ごと刺激することができません。 せっかくの 生体解剖ですから その ク
リトリスを 神経/血管をつなげた まま 取り出し丸ごと刺激してあげたい
です。 クリトリス自身だけではなく、 その神経自身に 電気刺激を与える
のもいいかも 知れません。 もちろん快楽的刺激の目的で女性が どのぐら
いの 時間連続して性的快感を連続して得られるのか知りたいと思います。
●斎藤さん 出産経験は あるのでしょうか?もし無いのなら、 女性機能の
最大のものである出産を経験されるのも 良いのではと思います。 もちろん
現実の 妊娠/出産は 不可能ですから、擬似妊娠/擬似出産となります。
有閑マダムの中には 何人かで集まってこんなゲームをするそうです。コル
ポインテル という医療器具をご存知でしょうか? ゴムでできた バルーン
なのですが、出産前にこれを膣に挿入して膨らませてあらかじめ 産道を広
げるものです。 彼女らは これを 持ち回りで 擬似出産を行うわけです。
368 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:43
胎児の頭の太さは 約12cm になるそうですので、 それに近くなるぐらいに
膨らまします。 それを そのまま引き抜くのです。無論 膣口は 無残に 裂け
る場合もあります。 しかしながら彼女らは その興奮と充実感に酔うそう
です。場合によってはSM 倶楽部のM女を使うこともあるそうです。 斎藤さん
には死をも恐れぬ方ですから、膣はもとより、子宮の中にもこれに類するも
のを入れて 擬似妊娠の実験をお願いしたいと思います。 やはり1週間ぐらい
は 妊娠状態を経験して欲しいと思います。 出産時には やはり 陣痛促進剤
を使って 陣痛を強制的に起こさせて これをも 感じてください。 (本来の
出産で無い人に投与して 同じような効果があるかどうかはわからないので、
調査願います。)
○いろいろ寄せられた意見に対する斉藤香里の見解といいますか、反応に
ついてお知らせします。
●香里さんの写真集は僕にとってお見合い写真みたいな感じもあります----
ということですが、私にとってもそうです。 お風呂でぶよぶよしたお腹の
肉を摘みながら、ときどき、まだ見たことのない自分のお腹の中身のことを
考えます。 無防備にヌメヌメと身を摺り寄せ会ってる様ってどこか「天使の
売春宿」って感じ---- 私が天使で、腸が売春宿でしょうか。まさか腸が天
使で、私が売春宿ではないでしょうね。そんな問題ではないのかな。 私が
本当の天使になるためには、新宿のホームレスを追い出したように、やっぱ
り売春宿を取り除かないといけないでしょう。 それに天使には女性の性器
も余計でしょう。おちんちんならいいのだけれど。絵や彫刻はみんなそう
でしょう。 腸も性器も、取ろう、取ろう、取ってしまいます。
369 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:46
●彼女の美しいパーツの横にセンスのよい器に盛られた、上等のフランス料
理の写真を載せるのです----凄い興奮するアイディアです。 それは撮影終
了後、すぐ厨房で調理された彼女自身に他ならないです----なんて軽く言っ
てもらって、頭がくらくらします。彼女自身というのは、私自身のことでし
ょう。これは是非実行してもらうように、社長にお願いしました。 食べら
れたいという願望は、私、昔からあったみたい。軽く噛まれるのは、どの
部分だって好きだったから。 試食会にお呼びできるかどうか知りません。
いろいろあるらしいから。
●自分の性器を切り落とした男性は多いが、女性はいない、というのは本当
ですか。 でも、自分では切らないけど、FGMではどんどん切られているの
ですから、私が実行したからといって、歴史に残るほどではないと思いま
す。 でも、自分でセックスの中身までずるずると引き出すというのは、
虫歯を抜くようで気持ちよさそうな気がします。 切腹は自分ではできない
と思います。痛いのを我慢するのはできるけど、自分ではできません。
誰かが、私の後ろから手を回してやってくれるならいいのですが。その
とき、セックスをしながらだったら、すごくいいと思います。 もっと
親切な男性だったら、私のお腹を切るときに、私に挿入したままのその人
のおちんちんもいっしょに切って、私のお腹の中のおみやげにしてくれた
らいいな。 ここで斉藤香里の意識はなくなる----なんて書かれると、やっ
ぱりショック。 斉藤香里というのは私だし、意識がなくなるのも私だし、
そのまま意識はもどらないのだし、それは凄い。 世界のスターになって
も、そのときに私はいない。ただただ、私の内臓が綺麗だといいなと思う
だけです。
370 :
亜蘭もどき:02/08/15 06:50
●ガラスをはめ込み、生きたまま人体標本の人へ----おなかの皮と筋肉を取
り去って、ガラスをはめ込み、 生きたまま人体標本になる----のは、なん
だか気が重い感じです。 どうしてなのかな、なんだか辛い感じ。命がある
のか、ないのか、それが中途半端で辛いのかな。 ●性交などの行為は入れな
いの人へ----できるだけ参考にします。 エロティックな気持ちなしで死ん
でいくのは、それは大変だと思うけど、それがごまかしだというのは分かり
ます。 でもいくらセックスでごまかそうとしても、肉が一センチでも切ら
れたら、痛くてそんな気分は吹き飛んでしまって、 結局同じかもしれません。それなら最初から、ひとりの方がいいかも。
●人間には同情しません----の人へ 牛、ブタ、鶏、魚、皆食べられるため
に解体されるんだ----そのとおりです。だから私もそうされるのです。
せいぜい「ちやほや」されて死んでゆくがよい----いま、とても「ちやほ
や」されている感じで、幸せです。
●究極のマスターベーション----という人へ 驚くほど固くしてもらって、
ありがとうございます----それが私の目的なので、とてもうれしいです。
写真集を見たら、興奮して死にそうになってください。そのために私は死ん
でいくのですから。 身体につながったままの私の性器より、切り取られて
器に載せられている性器の方が、もっと男性を興奮させる。 そんな確信を、
私に吹き込んだ人は、実際、それが写真集になって、どう思うかしら。
371 :
名無し調教中。:02/08/16 00:31
372 :
亜蘭もどき:02/08/16 06:38
●彼女に、完成品の感想を聞いて見たいという人へ----私も話したい。
どれくらい痛いかな。内臓は、思った通りに、綺麗かな。
●頑張って下さいね。応援していますという人へ----全身の皮を剥いで、
小男に着せるのではなく、 剥製にして、残り(肉より内側)の体と並べて
見てみたい----皮を剥ぐかどうか、いま検討中です。 結局右のオッパイの
あたりとかだけを剥ぐことになりそうです。一人分の身体しかないのに、
十人分くらいの企画があって、困っているのです。 陰部の花が開く所も
ぜひ見てみたい----それは専門の料理人が処理した場合で、社長もよく分
からないそうです。 他の人の企画のように、私が自分で切ったら、とても
そんなことはできません。 何人か練習させてもらえたら、できるかもしれ
ませんが、それはムリでしょう。 死力を尽くして頑張って下さいね。応援
しています----頑張ります。死ぬために死力を尽くす、なんて不思議ですね。
373 :
亜蘭もどき:02/08/16 06:41
●最後は食べましょう!の人へ----こういう人に食べさせてあげたい!
でも、だめ。あなたは知らない人だから、見るだけ。
●後悔のなき手順を願うという人に----さっきも言ったけど、社長はいや
らしいくらい、このことだけを考えているので、心配しないでください。
一部だけの出版ということはありません。いっぱい刷るでしょうから、お金
の心配はありません。 それに、もともと、お金はいらないのです。社長は
別ですが。
●値段ではなく経路の問題です----生体解剖されたいという妄想をもってい
る人は多いですよ。私は何人も知っています。 そんなことを平気で口にす
る習慣がないだけで、ほんとに自由な気持ちで話し合うと、どんどんいろい
ろな人の気持ちがでてきます。 麻酔無しで外性器を鋏で切る事は分娩時に
は多くの人が体験してる、のは知っています。 私には体験がありませんが、
体験のある人を尊敬します。ですから、負けないようにしなくてはならない
のです。
●子供の頃の写真から成長の様子を写真で付けて、という人へ----そうなる
予定です。 読者に感情移入してもらわないと一冊も売れない(社長の言
葉)そうですから。
●この世に思い残すことはないのですか?----この世に思い残すことがない
ように、このことを計画しているのです。 とても逆説的になりますが、そう
なのです。普通に生活していくと、思い残すことは、どんどん増えていくと
思います。 香里さんはマゾなのか----分かりません。でもこれまでに、それ
らしい行動をしたことはありません。
374 :
亜蘭もどき:02/08/16 06:43
●少しは規制してくださいね、という人へ----タバコやお酒の宣伝より、
悪影響があると思います。 <よい子は、絶対に私の真似をしてはいけませ
ん>注意書きを書いておきます。
●クリトリスを神経/血管をつなげたまま取り出し丸ごと刺激、の人へ----
社長が採用するそうです。私も賛成しました。 もともと医学書ですから、
クリトリス全体の写真は不可欠だそうです。 陰核亀頭(男性みたいですが、
女性もそう言うのだそうです) と二股に分かれた陰核脚は、最初の段階で
綺麗に取り出す必要があるのだそうです。 あんなに小さなものを丁寧に
切り出すなんて、なんだかプラモデルの作業をしているみたいです。
ご注文の、まるごと刺激は、なにをするのか分かりませんが、社長がこすっ
てみる、と言っています。なんだか、ガクッときました。 その後、凄い
現実感におそわれて、ショックでしたが、たしかに私がやろうとしている
ことは、 恋人との楽しいセックスではなく、医学的な処理なので、社長の
言い方も正しいのかなと思い直しました。身体と神経がつながったままの
クリトリスを綺麗に取り出し、社長がそれをこすります。 どんな気持ち
か、お教えします。最初の段階ですから、しっかり感想を言うことはできる
と思います。 凄くいい気持ちだといいな。それって、私の最後のいい気持
ちじゃありませんか。
375 :
亜蘭もどき:02/08/16 06:45
●擬似妊娠の実験をお願いしたい、という人へ----有閑マダムって凄いの
ですね。 しかし残念ながら、私にはできません。できるだけ綺麗な写真
が撮りたいし、また、できるだけ自然に解体されたいので、あきらめてく
ださい。 妊婦の身体の写真は、ほかの方にお願いしてください。
●・・その点が非常に気がかりです、の人へ----その点は社長が考えてい
ます。プロですから、ご心配はいりません。 キチンとした形の物も残した
方が彼女にとってもプラスになるのではと思いますが---- もちろんそうで
す。かならずキチンとしたものを残します。
●記録がすんだら、速やかに縫合という人へ----ずいぶん丁寧に教えていた
だいてありがとうございます。こちらのスタッフも感心していました。でき
るだけ美しく、できるだけリアルに、そうします。 でも縫合は必要ないの
です。全身を縫合したら、それはフランケンシュタインです。それは悲しす
ぎます。 私は、売れてはいませんが、女優なのです。
376 :
亜蘭もどき:02/08/16 14:59
●斉藤香里さんの写真集が医学書として発行されるということで、多くの方
がその実現性に疑問、危惧をいだいていらっしゃるようです。 それほどで
もないですよと申し上げるために、投稿することにしました。 まず、医学
書関係の世界では、解剖書はいつもベストセラーであるということです。
よその好き者が参入してくるということもありますが、医療関係者もよく買
っています。 なにしろ、女性にしろ男性にしろ、性器を大写しにして咎めら
れないのは、医学書だけなのです。 医者は、そんなもの見慣れているよ、
もうウンザリだよ、などとよく口にしますが、それは嘘です。 綺麗な性
器、臓器は医者も大好きなのです。ふつうの人より好きだと思います。
何というか、不謹慎な言い方ですが、暴力の好きな人間が警官や自衛官に
なっているように、 人間の身体が好きな人間が医者になっているのです。
昨今、医者が患者を麻酔で眠らして強姦しビデオで撮影した、 などどとい
うような事件がつづいていますが、医者というのは、そうした傾向をもって
いるものなのです。 暴力の嫌いな警官や自衛官が役に立ちますか?同じよ
うに、人体に関心のない医者や看護婦は役に立たないのです。それに、彼ら
が他の世界の人間と決定的に違うのは、人の死を特別視しないことです。
そんなものに驚いていたら、仕事にならないのです。 斉藤香里さんの写真
集の件も、そんなに吃驚するようなことではないのです。年に何点も発行さ
れる解剖書の一冊というだけのことなのです。 もちろん、それをアートとし
てとらえ、モデルになるという香里さんのケースは特殊といえば特殊です
が、前例がないこともないのです。
377 :
亜蘭もどき:02/08/16 15:00
医学書の世界をもう少し説明する必要があります。普通の出版と違いまし
て、マーケットが極端に狭いのです。 当然のことです。しかし、そのマ
ーケットがまた極端に高所得なのです。 一冊十万を越えるような本を、
書店に置いても絶対売れません。しかし、そんな本が、経費で落ちるとい
うこともあり、 医者にはどんどん売れるのです。 もちろん、セールス
マンが自宅なり病院なりに持参します。訪問販売です。 訪問販売が確立し
てくると、それ専用の商品が作られます。店先には絶対並ばない商品です。
珍しければ、なんでもいいのです。 ここに高価で特殊な商品の誰にも知ら
れない流通ルートがあるのです。製薬会社のプロパーがまた、微妙な役割を
果たします。 香里さんのプロダクションの社長が、即座に医学書としての
発行を決意したのは、プロとして当然のことでした。 流通について、そち
らにも様々な心配が寄せられていましたが、それは解決済みなのです。
彼女の写真集の本物は、間違いなく、医者向けの訪問販売の目玉商品になる
はずです。 前例がないこともない、と書きました。結構メジャーな医学専
門出版社の「人体解剖学」とかいうような、ありきたりの名前の専門書で
した。 よく売れたのは、臓器の写真とともに綺麗な女性の写真が説明の
ために添えられていたせいかもしれません。
378 :
亜蘭もどき:02/08/16 15:03
人体の断面写真の説明に、美しい女性のヌード写真が添えられて、この部
分、この部分、という具合に、矢印で結んであったのです。 その女性と
人体の断面写真は関係がないはずですが、美人の体内を覗いているような
気分がして、読者は喜んだのでしょう。 これは余談ですが、全身ヌードの
股間部はぼかしてありました。 ぼかした箇所から矢印が伸びて、その先に
<処女>と書かれた外性器が大写しになっているのです。そちらはぼかし
なしでした。 これが日本の法律なのでしょう。欧米人には絶対理解でき
ない不思議なページでした。 その本の中の、脳の写真に、また小さなヌ
ード写真が逆さにはめ込まれていました。 それは、脳がつかさどる身体
各部との対応を示すためのヌード写真です。上下が逆になっていたのはそ
のせいです。 その写真も同じ女性のヌードでした。一人の女性の写真に、
なぜ、そんなにこだわったのでしょうか。 不思議に思った読者は多かった
ことと思います。それはメッセージだったのです。 ときどき古い仏像の中
に残されている製作者の落書きのようなものでした。 その本には、訪問販
売用の別バージョンがあったのです。そちらでは、そのヌードの女性が解体
されていたのです。 はめ込まれた写真は、一般の読者へのヒント、編集者
の遊び心でした。あるいは追悼の気持ちかもしれません。 別バージョンに
は、彼女の生前の様々な写真がでています。 その中には書店バージョン
に載っていた写真もありました。ぼかしなしでした。 その彼女が、いき
なり解剖台に載っています。生きているような瑞々しい身体です。 解剖
台に使われるのは、ふつう変色した水気のない死体です。しかし、彼女は
違っていました。 医者の相手は病人です。壊れた腐った肉体を扱います。
健康な患者はいなせん。 そのために、ふつうの人以上に、健康な美しい
肉体に惹かれるのです。 それは悪臭のする口を毎日相手にしている歯医者
が、健康な白い歯に格別に惹かれるのと同じです。 解剖台の上の健康な
肉体、これは医者にとって垂涎の夢なのです。それが、医者向けバージョ
ンには写っていたのです。
379 :
亜蘭もどき:02/08/16 15:06
○斉藤香里写真集については、まだまだ多くの意見が寄せられている。
●私は同じような妄想を描く----斎藤さんが望まれている行為は、究極のナ
ルチズムのように感じる。 少なくとも私は空想の中で、斎藤さんと同じよう
な妄想を、描く。 ナルチズムとアート。混在しがちな両者。私は、ドキュ
メンタリーが、みたい。
●素直にその好意に甘えたい----この企画は下らないって意見もあるよう
だが、人間がそもそもそんなに高尚な生き物とも思えないし、 むしろ好
奇心を露にするか、嫌悪感を素直に表現するほうが意見としては正直なと
ころでしょう。 彼女に思いとどまるように説得するとかならともかく、
いかにも自分がなにかご立派なように振る舞い、 「下らない」「読むの
やめる」などとおっしゃるほうが、私に取っちゃ下らない御仁に感じられ
ます。 私ですか? 私は自分じゃ解体される勇気も解体する元気もない
が、こういういわば「篤志家」がおいでになるのであれば、 素直にその
好意に甘えたいですね。 倫理的な問題というのは確かにあるでしょうけ
ど、強制するとか、彼女をだまして仕向けるならともかく、 彼女の納得の
上での企画であれば、おなじく納得づくの人々が楽しめるぶんには別にか
まわないでしょう。ただ、言わずもがなのことですが、出版社や読者に
法的に複雑な問題が生じないように願いたいものですけど。
380 :
亜蘭もどき:02/08/16 15:10
●下記アドレスまでご一報ください----本当に「斉藤香里写真集」が発売
されるのなら、 ここに掲載してある事が事実なら、是非購入してみたい
ものです。5万円くらいなら用意できます。 また、本物のレイプ殺人
(女性に限る)も購入する事が出来るなら、これは画質の問題もあります
が、 10万円くらいなら用意できると思います。 「とても見てみたい」
という興味の度合いが、上記の金銭に現れるということも面白いですね!
もし、希望に沿った連絡がいただけるのなら、下記アドレスまでご一報
ください。----<アドレス 削除>
●似たような事をやった事が有ります----健康な女性を生きたまま解剖し、
死ぬまでを撮影するなんていうのはとても興奮しますね。 しかし、僕も
それには及ばない物の似たような事をやった事が有ります。 彼女は『まず
自分のおちんちんに針を突き立ててください。』って言ってましたね。
ぼくは、あるイベントの一環で公開ピアッシングショウとして、 100〜200
人からの観衆の前で全裸になり、亀頭に14ゲージ(直径1.6mm)のピアス
をした事が有ります。 男性四割、オカマ二割、お鍋一割、女性三割ぐらい
の前でやりました。 普通の服装の人は少なかったですが、やはり人前で裸
になると言うのは恥ずかしくも気持ちよかったです。 さらにピアッシング
はとても痛く(亀頭にピアスだから痛くて当然ですね)きつい物でしたが
とても興奮し、 性的な快感では有りませんがとても気持ちよかったです。
そんな僕の意見としては腸や胃は少しぐらい取っても生きていられるし肺
や腎臓など対になってる物は ひとつ取っても死なないのだから内臓を取
るならそういったものを取って、死なないようにしてほしい。 またそれ
よりも僕は手足を切除した状態(いわゆるいも虫女)にしてほしい。
その方が死んでしまうよりも興奮しますね。
(非常に中途半端で期待を持たせたまま未完)了
>>380 ピアッシングショウって…、
漏れの書いた投稿じゃねえか…。(--;)
あーびっくり。
ピアスはまだついてるよん。
382 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:06
撮影会(1)
○斉藤香里写真集についての諸君の意見を中心に紹介してきた。
彼女の撮影の仔細については数日後に掲載を始めるが、その前に先に報告
された事件について振り返る。 二つの事件は密接に絡み合っているから
である。そんなことを言えば、ここにおいては、全てが全てに関係してい
るのではあるが。
●風俗誌ライターの問い合わせに対する友人の記者の返事
製材所のラインの上に全裸で縛られている若い女性について、次のことが
分かっています。 私の取材メモのままに、書き記します。 二十五歳、
九州の出身であること。 ○○○○と○○の間の長女。名前は直子。
音楽家、コントラバスの演奏家であること。 音楽大学を卒業し、そのまま
○○交響楽団に入った。これはきわめて例外的なことで、彼女の技量が並々
ならぬものであった証拠です。 今時、音大を出てプロのオーケストラに
就職できる幸運な学生は少ないのです。 そのオーケストラの機関誌に、
彼女についての記事がありました。 ちょっと変わった記事です。投稿と
あり、書き手は分かりません。以下がその全文です。
383 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:09
●私はサントリーホールのP席が好きである。サントリーホールのP席とは
舞台の奥にある客席のことである。 P席の客は、普通のA席B席などの客
と向かい合って座る。そもそも、この席は安い。 舞台のすぐ前のA席と
演奏者からの距離は同じである。それでありながら、値段は半分以下であ
る。 声楽、バイオリンなどの演奏会は、たしかに顔が見えるA席がいい。
しかしオーケストラは断然P席なのである。 普通の席では、指揮者の顔が
見えない。それでは演奏会のもっとも美味しい部分を見逃すことになる。
演奏中の指揮者の形相はものすごい。笑ったり、泣いたり、怒ったり、とて
も正気とは思えない表情をする。それが楽しい。 P席に座ると、まるでオ
ーケストラのメンバーになったような気がする。指揮者と真っ正面に向かい
合う。 指揮者がオーケストラの後方の金管や打楽器に棒を向けると、まる
で自分に指示が来たようで、胸がドキドキするのである。 しかし、最近、
そんなことなど問題にもならないほどのP席の美点を発見した。 ○○響に
はめずらしい女性のコントラバス奏者がいる。彼女の後ろ姿が素晴らしい
のである。 先日もマーラーを聴いたが、やっぱり素晴らしかった。その
後ろ姿はP席からでなくては見えないのである。 マーラーの例によって
沈鬱なベースラインを、全身で演奏している姿が健気である。 すらりと
した黒いドレスの後ろ姿が美しい。高いスツールに丸い片尻をのせている
様が、色気たっぷりである。 そして、後ろから見ていると、その丸い片尻
が指揮者の棒に合わせて、終始もぞもぞと動いているのである。 上半身
と足は動かない。スツールの上の片方の尻だけが、別の小動物のように活
発に動いたり、震えたりしているのである。 なぜ、片尻だけが動き、震
えているのであろうか。若い女性が、全肉体、全官能を演奏に打ち込むと、
自然にそうなるのであろうか。
384 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:12
○○響の演奏会にいく楽しみが増えた。私はP席と彼女のファンである。
以上が○○響の機関誌に載った文章です。 コンサートの客に無料配布さ
れる上品な小冊子にしては、ちょっとお色気のある文章です。 楽団に問い
合わせましたが、郵送されてきた原稿だったというだけで、とくに印象に
は残っていないとのことです。 毎号、十通以上の投稿を紹介しています
ので、無理もないかもしれません。 さて、片尻が絶品であったという彼
女が、なぜ古い製材所のラインの上に全裸で縛られているのか、その点に
ついて、いくらかは分かっています。 Qプロダクションのスタッフが当の
ビデオテープを買ったときに、売り主から聞いた「話」です。 多くの場合、
こういうケースの「話」は、誇張、歪曲、嘘のかたまりですから、まあ当て
にはなりません。 なりませんが、それは次のようなものだったそうです。
●この娘は日本を代表するコントラバス奏者になるはずであった。素晴らし
く艶のある音を出していた。 時によっては、彼女のたった一本のベース音
がオーケストラ全体の響きを一変させたと言われたこともあった。 しかし
上の投稿が機関誌に掲載されてすぐ、彼女は演奏ができなくなった。詳しい
説明もなしに、退団してしまった。 ヘルペスがその原因であると噂が流れ
た。 ヘルペスの痛み痒みは、それが我慢できる範囲内であったときは、
彼女の肉体、官能を演奏に駆り立てる力になっていた。 壊れる寸前の緊張
と高揚が、彼女の音楽を支えていたのでしょう。 しかしそれはすぐ、限界
を超えるようになった。演奏どころではなくなった。 舞台に立っているこ
とさえできなくなった、ということではないでしょうか。
385 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:15
その後のことは、ビデオテープの上の彼女の姿しか分かりません。何がど
うなって、こんな撮影会のモデルになったのか、 もちろんヘルペスを憎む
気持ち、自分の性器を憎む気持ちが影響しているのでしょうが、詳しくは
分かりません。 ビデオテープの中の彼女は股間に近づいてくる丸ノコを
歓迎しているように見えます。周りの気配が緊張してくるのが分かります。
彼女の悪魔と天使の顔を持つ性器がアップになりました。死ぬほど痒かった
痛かった部分が、奥の奥まで掻いてもらえそうです。 二度と痒くも痛くも
なくなる、その喜びに震えているようです。 ・・・・ 丸ノコが、彼女が
縛り付けられた薄板を切断し始めました。 下の部分では足型に二股に分か
れていた板が、胴体の下で一枚になっていたからです。甲高い音が聞こえて
います。 コンサートの時に左の片尻をスツールの上に載せていたように、
いま彼女はわずかに左の尻を掲げ、丸ノコを迎えようとしています。 全裸
の皮膚がピンク度を増したように見えます。上気しています。 彼女の目が
キラキラと光り、自らの将来を閉ざしたヘルペスとの最終決戦に燃え上がっ
ているようです。 丸ノコは正確に彼女の股間に向かって進んできます。
どこまで直進してくるのか、その判断ができません。 通常であれば、肉に
食い込む寸前で丸ノコは止まるはずです。この異常な雰囲気からして、
あるいは一、二センチの厚みで、湿疹の部分を削り取ることになっている
のかもしれません。 フラッシュの光は間断なくつづいています。
386 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:18
ビデオカメラが接近します。アップになる彼女の性器のすぐ手前に回転する
刃が映り始めました。 シュッという音が聞こえました。わずかに浮いてい
た彼女の腰が不意に落ちました。 丸ノコの下向きのトルクで薄板に押しつ
けられたのです。彼女の割れ目が大きく映っています。 カメラは右側から
狙っていますから、刃は、中心よりわずかに左の小陰唇に触ったようです。
彼女の希望どおりです。 いまいましい疱疹が乱暴に削られます。煙が出
ているように見えますが、多分、疱疹の膿と血です。 丸ノコの音がくぐ
もり、股間が変形し薄板に押しつけられ始めます。刃が、柔らかい肉に本
格的に咬み込んだのです。 彼女の悲鳴とも歓喜ともしれない声が聞こえ
ます。 丸ノコはそのまま進み、今、腰全体が薄板に押しつけられます。
左右の腰骨が高くなり、 臍のある中央が丸ノコに引っ張られてV字型に
くぼみます。そのくぼみを、丸い刃が進んでいきます。 不意に静かになり
ました。丸ノコが止まったのです。シャッターの音だけがします。 しばらく
して、彼女の身体が丸ノコから外されます。お腹の丸みが戻ってきます。
陰裂から臍まで赤い筋が見えています。ノコギリは彼女の中にたっぷり二十
センチは切り込んだのです。 丸ノコから外しながら、その赤い筋の所々に
ガムテープを張り付ける手が映ります。傷が開かないようにするためでし
ょう。 その工作的な光景に、丸ノコが彼女のお尻の割れ目を正確に斬り分け
られたか、折り紙の時のように、ひどく気になり始めました。 彼女の顔が映
りました。目を閉じています。首を傾げています。胸は動いているようで動
いていないようで、分かりません。
387 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:20
彼女を載せた板が九十度回されました。そのままラインに戻されます。
丸ノコがまた回転を始めます。 彼女のウェストの一番細い辺りが丸ノコに
近づいていきます。 Qプロダクションで、次のような契約書のコピーを見せ
てもらいました。本気なのか、戯れなのか、分かりません。また、こうした
契約書に、法的にどれほどの意味があるのかも分かりません。 こんな契約書
があるからといって、関係者が完全に無罪放免になるとも思いませんが、そ
れでも何もない場合とは違うのでしょうか。 弁護士に見せて、相談していた
だいても結構です。 それでは、丸ノコの上の女性と、とある会社が結んだ
契約書です。
●<モデル業務他に関する契約書>
甲(○○直子、東京都板橋区)と乙(株式会社○○、代表取締役○○、
東京都新宿区)は、以下のモデル業務他に関する契約を締結する。
<甲>署名・捺印 <乙>署名・捺印
388 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:23
1、乙は甲に以下の業務並びに物品の代金として、100万円を○年○月○日
までに支払う。
2、甲は乙に以下の業務の履行を約束する。
イ、甲は乙の指定する日時に指定された場所で撮影のモデルを務める。
(1)移動、宿泊等の費用については、乙の負担とする。
ロ、甲は乙が複数の第三者を指定された場所に同行させ、カメラ、ビデオ
等で撮影させるのを妨げない。
(1)乙は撮影の権利を第三者に自由に転売できるものとする。
ハ、甲は着衣、ポーズ、他の状態について、乙の要求に誠実に従うもの
とする。
(1)完全なる脱衣状態の撮影について、甲は乙に了承した。
(2)あらゆる角度、状態の撮影について、甲は乙に了承した。
ニ、甲は乙が以下の範囲でなす行為について異議をとなえない。
(1)甲の陰裂から臍までの切断、及びそのために必要な作業。
(2)甲の腰部の切断、及びそのために必要な作業。
(3)甲の両脚大腿部の切断、及びそのために必要な作業。
(4)以上の作業中に発生した出血、内臓等の破壊。
(5)以上の全ての過程におけるカメラ、ビデオによる撮影及び録音。
389 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:27
ホ、上記の作業の結果発生した、上半身、左右の腰部、両脚の各肉塊、
及びそれらに付属する内臓等についての所有権は乙に帰属する。
(1)乙は切断後の甲の各部について、最大の敬意をもって取り扱う。
(2)特に甲の左の腰部の疱疹については、切断後いたずらに人目に触れ
ないよう配慮する。
ヘ、上記の作業をなすための設備、労働は乙の責任とする。
(1)切断の方法等については乙に一任するものとする。
(2)甲を切断する過程で発生した損害は全て乙の責任において解決する
(3)甲は苦痛、絶命等について乙の責任を求めないものとする。
ト、ロ項で撮影された写真、ビデオテープ等の複製、配布の権利は乙に
所属する。
(1)乙はその複製、配布の過程において甲の名誉を傷つけるような行為を
なさない。
3、乙は甲が自らの負担において、甲の代理人○○(福岡県久留米市)を
受取人とする生命保険に加入するのを妨げない。
イ、乙は甲の代理人が速やかに保険金を受理できるよう必要な協力を
誠実になすものとする。
(1)保険金の受理のために必要であれば、乙は、2のホの規定にもかかわらず、甲の上半身、両脚の所有権を放棄し、甲の代理人に提供するものとする。
(2)上の規定による所有権の放棄の場合でも、乙は甲の上半身から新たに
乳房等、必要な部分を切除する権利を保証される。
390 :
亜蘭もどき:02/08/16 21:30
(3)いかなる事態においても、甲の左右の腰についての乙の所有権は侵さ
れない。
ロ、何らかの理由で、甲の代理人に一年以上保険金の支払いがなされない
場合は、乙は、保険金と同額を甲の代理人に遅滞なく支払うものとする。
(1)この支払いがなされた場合は、乙の3のイによる義務は解除される。
Qプロダクションの説明によれば、甲の代理人というのは、丸ノコ上の彼
女、直子さんのお母さんのことです。 音大に入るのは大変でして、田舎から
毎週、受験する大学の先生にレッスンを受けに来なければなりません。 交通
費も謝礼もばかっ高く、大変なお金がかかります。親に負担を強いるわけ
です。 直子さんはそのことを気にしておりまして、契約のときに、生命保険
のことを持ち出したようです。 最後の項目の分かりにくい規定は、そのため
のものです。 彼女の生死は不明とされる可能性が高いわけです。行方不明
では、すぐには保険金が支払われません。 ですから、万一の場合、自分の
肉体の一部を証拠として差し出してほしいという規定です。 その場合、身元
さえ分かればいいのですから、乳房等は切り取ってもらってもいいわけで
す。 直子さんは、組織に100万円を要求しただけです。それで母親を受取人
とする保険を買った。 ただそれだけで、自分は自分を殺した疱疹に復讐が
でき、母親にも恩返しができるのです。 もちろん組織にとっては大変にいい
商売で、大喜びでしょう。 100万円は、当日の参加費だけでおつりがきたは
ずです。今後、長期にわたってテープや写真がもたらす利益は膨大なもの
でしょう。 関係者全てに万々歳の上の契約は遵守されるはずです。遵守さ
れる証拠に、ビデオでは、正確に契約通りに事態が進行しています。
392 :
亜蘭もどき:02/08/17 06:50
彼女を載せた板が九十度回されました。そのままラインに戻されます。
丸ノコがまた回転を始めます。彼女のウェストの一番細い辺りが丸ノコに
近づいていきます。 直子さんの目が開いたようです。丸ノコが腰肉に
食い込む寸前、胸が大きく息を吸いました。
○直子さんの撮影会に関しての、ある男性からの意見。
あんな馬鹿げた契約書なんて無効に決まっている。そういう意見が多いだろ
うと思う。 私も最初はそう思った。確かに直子さんはあの契約を結んだか
らといって、契約書のままに行動する義務はない。 100万円を持ち逃げして
もいいのだ。その意味で無効な契約である。 しかし、契約の内容がすでに
実行されたとなると(どうやらそのようだが)、話は違ってくる。 あの契
約書があるために、組織側の殺人罪が自殺幇助罪に変わるのではないだろ
うか。 戯れのように見えて、組織側にはしたたかな計算があるのだ。 ここ
で一番問題とすべきは、直子さんの気持ちである。いかなる気持ちで彼女は
あんな契約に判を押したのか。 陰裂から臍まで切断すると契約したので
ある。切断されるのは他ならぬ自分自身の下半身であり、痛くて苦しくて、
死んでいくのは自分なのである。 ヘルペスで苦しんでいたのは分かる。
あまりの痒さに気が狂いそうになるのも分かる。 そのために舞台での演奏
が不可能になったのを悲観するのも分かる。母親を心配したのも分かる。
しかしだからといって、殺人ビデオ、しかも生体解体を受ける気になると
は、信じられない。 ある本に、腹痛に悩んでいる人は切腹願望にとらわれ
るというのがあった。 三島由紀夫ではないが、今でも切腹自殺をする人は
結構いるらしい。そうした人々を調査すると、 だいたい慢性の腹痛をかかえ
ているそうである。本当かいなと思うが、そう書いてあった。
393 :
亜蘭もどき:02/08/17 06:56
リュウマチに悩んでいる人が、痛い手なり足なりを切り取ってほしいと医者
に懇願するケースも多いそうだ。 外国の例では、歯が痛いというだけで自
作のギロチンで自分の首を切った人もいるらしい。 ちょっとした言葉に傷
ついて、それがちょっとした弾みの言葉だということは分かっているのに、
どうしても許せないことがある。 そんな些細なことで愛している人と永久に
別れるという こともある。弾みは、些細なことを抜き差しならない重大な
結果につなげる。 直子さんのケースはそういうことなのであろうか。 最近
の若者は恋人と簡単に別れる。昨日さんざんベタベタしていたかと思うと、
今日は別れて、新しい人と同じことをしている。 男も女も、あまり執念深く
ない。昔の小説を読むと、そこいら辺がだいぶ違う。 同じように、心と肉体
との関係も希薄になっているのではないか。昔の人ほど堪え性がなくなって
いるのだ。 若者の援助交際も自殺も殺人も、同じ原因からきている。要は、
肉体の価値が分からなくなっているのである。 人の命は地球より重たい、
馬鹿げたことを白々しく叫んでいるうちに、命の実感がなくなってしまった
のである。 人の命とは、人の肉とほとんど同じ意味である。肉の値段が、
地球より上ということは絶対ない。 変な嘘のきれいごとを並べている内
に、命、肉体、身体、そんなものがどの程度の価値か分からなくなったので
ある。 分からないままならいいのだが、今まで命を、つまり人の肉を根拠
なく持ち上げていたせいで、反作用で暴落してしまったのではないか。
394 :
亜蘭もどき:02/08/17 06:59
親からもらったかけがえのない身体とは、今の若者はだれも思わない。
思わないから 、平気でピアスを入れ、入れ墨もする。思わないから、売春が
悪いとはどうしても思えない。 だから極端な話、自殺も平気、殺人も別に
そんなに悪いことではない。そうなってしまったのである。 だから人の命、
肉の正しい値段を決めなければならない。円は100円くらいがいいの
で、1000円でも10円でも経済は無茶苦茶になる。 人の命も、地球より
重たいなどと嘘をいうから、生き方、考え方が無茶苦茶になる。そのことを
よく考える必要がある。 前に、相原美千さんが、私も食物連鎖のなかに入
りたいと書いていた。 それは同じ年頃の者として、僭越だが、なかなか正し
い意見だ。 食物連鎖のなかに入れば、命の値段が適正になる。アジを三匹
食べてカツオが成長し、 カツオを三匹食べてマグロが成長し、マグロを三匹
食べて人が大きくなり、 人を三人食べてライオンが成長するとすると、それ
ぞれの命、肉の値段は、1対3対9対27となって正しく収まる。 何という
か、命、肉の規制緩和だ。人だけの保護政策は歪みを大きくするだけだ。
見せかけ上だけの嘘の高価値は、マーケットを狂わす。 たとえは悪いが、
中学生の援助交際の値段が渋谷で乱高下したそうだ。それでは困るわけだ。
二万円だと思って相手をしたら、一万五千円から二万五千円くらいの間でな
いと、 中学生の気持ちの安定のためにいけない。低いともちろん困るが、
高すぎても調子にのって失敗する原因になる。バブルである。 分かってもら
えたかどうか分からないが、直子さんの気持ちには、今の社会の命の値段の
不安定さが作用していると思う。
395 :
亜蘭もどき:02/08/17 07:01
女性の場合、最初のセックスも痛いし、月々に痛かったりで、割合、痛みに
は強いと思う。 もし死ぬほど痒いのが何年もつづいたら、痛いと思っても、
自分の肉を売ると思う。 みんなに異常に興奮してもらって、内臓の中まで
見てもらって、それで保険金が残って、結構高く売れた方ではないか。 エジ
プトで何十人もが殺された。そういう人の家族はいまどう思っているのか。
直子さんのお母さんの方が幸せなのではないか。 彼女の命はエジプ トの
犠牲者よりもはるかに大切に扱われている。乱暴に切断されているようだ
が 、 ちゃんと契約通りだし、ビデオとか写真の記録も残されている。
何より、可愛いなとか、奇麗だなとか、痛そうで可哀想とか、よく我慢して
とか、 美味しそうとか、もう死 んだかなとか、いやまだ動いてるとか、山
ほど他人の思いをもらっている。 それは女の子として、嬉しいことではない
だろうか。 ○当時、つまり三年ほど前、亜乱先生はこの青年の意見について
アンケート調査をおこなっている。 選択肢は次の二つ。「馬鹿げた意見で
あると思う」「私はこの青年の意見におおむね賛成である」 集計結果も残
されている。当初、馬鹿な意見であるとするものが半数、おおむね賛成であ
るとするものが半数であった。 その後、月を追い、年を追うほどに賛成派が
増えてきて、最終的には9対1くらいの比率で、賛成派が多くなった。 アンケ
ートの応募総数は二千人を超えている。
.
397 :
亜蘭もどき:02/08/17 16:00
○それでは、直子さんのビデオについての記述。
直子さんの目が開いたようです。丸ノコが腰肉に食い込む寸前、胸が大きく
息を吸いました。 左の腰の疱疹に丸ノコが触れ、直後に肉に咬み込みまし
た。 トルクで直子さんの身体全体が左に半分回転し、刃を抱き込むような
恰好になりました。 それはまるで彼女が、猛スピードで肉を切り裂いてくる
刃に添い寝し、愛撫しているような様で、見とれるような美しさでした。
直子さんの身体は振動で激しく揺れ、目が大きく開き、バイブレーションの
かかった叫び声とも呻き声ともつかない切なげな声が聞こえます。 見る間に
丸ノコは、彼女のお腹の中に切り進み、やがて胴体を完全に切断しました。
つづけて直子さんの身体の位置が直され、形のいい脚が太股の中ほどで切断
されました。 こちらは他愛ないほど簡単で、ぽろりという感じで離れまし
た。契約の切断は終了したようです。 モーターの音が消え、また静寂とシャ
ッターの音だけになります。 直子さんの上半身から緊張が消え、首を傾げて
何かを考え込んでいる風に静まっています。多分死んだのであろうと思い
ます。 いくつかのビデオで、人の死ぬ瞬間は見たことがありますが、直子
さんほど静かな死に方は初めてです。 製材用の丸ノコで生きながら切断さ
れるのは、決して静かな死に方ではないと思いますが、なぜか印象は静かで
した。
398 :
亜蘭もどき:02/08/17 16:02
疱疹との戦いにくたびれ果てていたのでしょうか、丸ノコをまるで自分の
恋人のように抱き込んで、 直子さんは、すっかりこの決着に満足している
ようです。先の契約は守られています。 まず、股の下から、性器の割れ目
にそって臍の辺りまで切り込まれました。ついで腰の細まった部分を横に
切断されました。 性器の側から入れた切り込みと、腰を横に切り進んで
きた線がぴたりと合うと、 まず直子さんの左腰と左脚が不意に自由になり、
つづいて右腰と右脚がだらりと外れました。 太股でそれぞれの腰と脚が
切り離されたのは、その次です。 誰かの手が、直子さんの恥丘の上で左右
の腰を繋いでいたガムテープを剥がしました。 骨盤がパカッと左右に開
きました。膣、直腸、膀胱、子宮などがきれいに切断されているのが見え
ます。 上半身、左腰、左脚、右腰、右脚、五つの部分に切り分けられた
直子さんの身体が、洗われているシーンがつづきます。 契約書にあるよ
うに、十分な敬意が払われていると見えます。 彼女の肉塊を洗っている手
がビデオに映っています。女性の手も混じっているように見えますが、はっ
きりはしません。 洗いながら、漏れ出てくる内臓をバケツに流し込んでい
ます。 汚物は見えていません。腸が寸断されているはずですから、少しは
そうしたものが見えてもいいのですが、まったく見えません。
399 :
亜蘭もどき:02/08/17 16:04
彼女自身が、きれいに処置されるために、ずいぶん前から内臓を洗って準備
していたのかもしれません。 そのことは契約書にはありませんでしたから、
今回は、完全な彼女の側のサービスということになります。 私の感想を言
いますと、次からの契約には、モデルは一週間前からあらゆる方法で内臓を
洗う義務を負うとの条項を入れるべきだと思います。直子さんのように、
想像力とたしなみの両方をもつ女性は少ないでしょうから。 自分が解体さ
れ、内臓をさらした状態を想像し、それへの対策を立てる女性、深い教養で
あろうと思います。 胴体内から、すぐ取れる大腸小腸、腹膜などの切れ端
が引き出され、バケツに集められます。 直腸、膣などはほぼ真ん中から
切り分けられましたが、それぞれが体表の筋肉としっかり繋がっています
から取れません。 切断面から遠い心臓、肝臓などもそのままです。すぐに、
それぞれの肉塊の切断面がきれいになりました。 ホースの水がふんだんに
使われ、腹腔の中まで手を差し入れて洗われたせいか、切断前より皮膚の
光沢が増し、白く輝いて見えます。 性器の裏側にもホースと手が差し入れ
られ、ごしごしと洗われています。 彼女が待望してたことでしょう。ヘル
ペスのウィルスも流されているのでしょうか。 今度は明らかに女性と見え
る手が、左の腰を特別に念入りに手入れしているのが映ります。 縦に裂か
れたホースのような直子さんの膣を左手にのせ、水をかけてもらいながら、
右手の爪を当て、でひだひだの奥の汚れもとっています。 誰もがそうして
もらいたいような、しかし誰もしてもらったことのない愛撫のように見え
ます。 同じ手が、ナイフを持ち、疱疹を削り落とし始めました。悪魔の
ニキビのような醜悪なでこぼこが、さくさくと切り落とされます。 それは
容赦のないてきぱきとした作業で、ジャガイモの悪くなったところを包丁
で切り捨てる作業に似ています。 ビデオの画面で見ていても気持ちのいい
シーンで、直子さんはこれをしてもらいたくて解体に応じたのだ思われる
ほどです。
400 :
亜蘭もどき:02/08/17 16:06
丸ノコで解体する前に、この作業をしてあげたらよかったのに、というのが
正直な感想です。 どろどろした体内の粘液が除かれ、直腸、膣、子宮、膀胱
などもさらさらに洗われました。キュキュッと音がしそうです。 最後に外側
の血とか肉片とか脂肪とかが洗い流されると、素晴らしい被写体が現れま
した。 縛られていた手が自由にされました。手と指が意思があるもののよう
に動き、白鳥を踊るバレーダンサーの優雅な形に収まりました。 左と右に
両断された下半身は、骨盤が繋がっていたときは不可能であった角度に開い
ていますが、 ダリやピカソの絵のように不思議な自然さで、またそれなりに
収まっています。 撮影者たちは、今は、ビデオのフレームにも入り込みそ
うな勢いで、あらゆる角度からフラッシュをたいています。Qプロダクショ
ンのスタジオで、近々撮影会が開かれるそうです。私は呼んでもらえそうな
ので、また必要なら、報告します。 貴方もそこに加えてもらいたいという
希望は分かりますが、残念ながら、それは出来そうにもありません。 直子
さんの製材所のビデオは、かなりのヒット作となったそうです。とくに中近
東では有名になっているそうです。恋に落ちただけの王女を公開で首切りに
するところですが、さすがにノコギリによる切断は衝撃なのでしょう。
了
401 :
名無し調教中。:02/08/18 22:04
ああ〜この話は偶然持っていたよ・・・・
アメリカの博覧会の話が飛び飛びで鬱
できれば神降臨きぼ〜ん
402 :
名無し調教中。:02/08/19 22:57
>>401 アメリカの博覧会かぁ〜
ビーチバレーの選手を食べちゃうやつだな.
完結してなかったんじゃないかな?
403 :
名無し調教中。:02/08/21 00:16
次をはやくぅ〜〜
404 :
名無し調教中。:02/08/21 23:17
405 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:29
亜乱先生、何と言いますか、リアリティの壁をついに超えてしまったと申し
上げるといいのでしょうか。当然いつかは訪れることで、いまさらびくつく
のもおかしなものですが、やはり呆然としております。パリ人肉事件の佐川
君が、夢にまで見たルネ嬢の肉体を手に入れたとき、心躍った一方で、その
肉の巨大さ、重さというリアリティに困惑したことを書いています。その気
持ちが、今よく分かります。妄想の中では、どうにでも自由になる美しい女
性の肉体は楽しいものでしょうが、その実、 豚を一頭丸ごともらったのと
一緒で、どうしたものか、結構困りものだろうと思います。豚一頭どころ
か 、カツオ一匹でも、今ごろの若い主婦は逃げ出すのではないでしょうか。
変なことを書いていますが、妄想と現実の差を表現したかったのです。すい
ません。人については、現在、特別な価値が認められているわけですから、
現実に処理をする場合には、それなりの配慮が必要です。街頭でマグロの解
体ショーみたいなことはできませんし、内臓をカラスに食べさせるわけにも
いきません。人の噂はどうでもいいとしても、警察の問題はいちおう考える
必要があります。いちおうと書いたのは、現在多くの人が盲目的に信じてい
るほど、警察の力は強いものではないからです。やくざな若者たちは、まっ
たく、心から、あきれるほど警察を恐れていません。その一点から、世界観
ががらりと変わってしまいます。一般庶民にはとうてい理解できない感覚で
すが、一度その感覚を味わうと普通の生活が屈辱的で我慢できないものにな
ります。一概にそれが正しいとは思いませんが、たしかに一般の現代人は、
人間本来の尊厳と自由を平気で手放して当然としている部分があります。
まあ、この問題に深入りするのはやめます。ともかく、人を処理する場合
に、現実には様々な問題がありうることを、再確認しておきます。
406 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:32
本論に入ります。まず申し上げたいのは、日本人に切腹願望があるように、
アメリカ人には串刺し願望があるということです。どちらも不思議な嗜好
です。表面に出たり、裏に引っ込んだりしながら、両民族の基本的な嗜好と
してずっとつづいてきました。どちらも奇妙な好みですが、理解できないこ
とはありません。開国日本でまず有名になったものはフジヤマ、ゲイシャ、
ハラキリでした。これらを全部つなげると、富士山の麓で芸者が切腹をして
いる様が、もっとも日本的ということになります。私などは、なるほど当た
っているなと思います。切腹には、多くの学問的研究がありますから、私が
詳しく述べる必要もないでしょう。私などは、日本人のお腹が、男女とも、
多分世界一奇麗なのではないか、だから切腹がはやったのではないかとも思
います。外人の切腹では、どこか美的にも情的にも欠けるものがあります。
切腹による死の苦痛が比較的に長いという特徴も、少々恨みまがしい我々の
性格に合っています。アメリカ人の串刺し願望には、不勉強でして、最近や
っと気付きました。 これは勿論、子どもの頃より、最大のご馳走はバー
ベキューであるという、彼らの環境の影響が大きいでし ょう。牛の胴体を
串刺しにし、炉の上で回転させながらローストするというのが、アメリカの
昔からの最上のご馳走です。肉汁が炉に落ちてたてるジュウジュウという
音が、彼らにとって、食欲をもっともそそる音です。家族や教会、町や学
校、アメリカでは頻繁にバーベキューパーティが開かれます。そうしたパ
ーティの際に、自分が、あるいは目の前のグラマーなお姉さんが、この牛
のように串刺しにされたら凄いな、という密かな思いを抱いたことのない
アメリカ人は一人もいないでしょう。一時期、日本では、切腹ショーとい
うものが人気になりました。こちらに一時メールを送っておられたご夫婦
もやられていたようです。切腹の小説も一時はやりました 。実際に切腹し
て自殺する人も多いようです。
407 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:34
アメリカでも事情は同じようです。串刺しショーが人気ですし、串刺し小説
が大流行中です。先生が翻訳された肉食倶楽部、東京倶楽部もその一例で
す(先生は、こうした大きな流れを伝えるために翻訳を始められたのでしょ
うか)。アメリカの串刺し、これだけ人気なのですから、当然、実際に行わ
れることもあるわけです。もともと切腹ショーより串刺しショーが、ショー
として難しいのは当然のことです。切った振りは簡単です が、串刺しになっ
た振りは難しいのです。必然的に本当に実行される率が高くなります。さら
に串刺しショーは、もともと牛のバーベキューからの連想ですから、その後
で串刺しの肉をローストして食することにっても不思議ではありません。
この辺が、切腹ショーとちがうところです。さらに、そうしたい、それを見
たいという人の群があると、不思議に、かならず、そうされたい、そうされ
るのを見せたいという人が現れます。こちらに登場されるモデルご夫妻のよ
うに、職業意識やある種の対抗心から決意される場合もありますし、ただそ
うされたいと純粋に願う人もいます。性的な嗜好で、いわゆるM的な願望
です。なるべく残酷に、なるべく激しい苦痛のものにこの身を処理されたい
という、特定の人々がもつ不思議な願望が、それぞれの民族に固有の形、
切腹とか串刺しとかに向かうのでしょう。以前、立花隆さんが書かれていた
マフィアの首切りショーは、多分一連のショーの中の一部であったろうと思
います。性交中に首を切り落とされたメキシコの女性は、その後串刺しに
され、バーベキューにされたはずです。ただ、いろいろ調べてみますと、最
近の流行は、生きながらの串刺しになっています。今なら、いきなり首を落
とすことはないでしょう。それでは、私が実際に見聞きしたことをお知らせ
します。
408 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:37
前々回、日本人の切腹と同じように、アメリカ人は「串刺し」が好きであ
ると、ライター氏が書いてきた。いきなりそう言われても、にわかには信じ
がたい人も多いであろう。そこで、私が替わって、いくつかのサンプルを紹
介することにした。まず、次のようなシーン。レストランの女主人がノック
の音を聞く。ドアーを開けると、そこに三人の若い女性が立っている。食事
ですか、と訪ねると、三人の女性は、おそるおそる、実は私たちを食事にし
てほしいのです、と答える。女主人は三人を警察の回し者ではないかと疑
うが、彼女たちの熱心な表情から、本気であると判断する。本日、予約の
グループ客があるから、そのためにあなた方を料理をしてあげてもいいと
女主人は答える。三人は大喜びである。どのケースでも、料理される女性
たちが、喜んでいるのが、第一の特徴である。二十編ほどの作品を読んだ
が、ほとんどがそうであった。二、三の例外はある。誘拐されたり、親に
売られたりして肉にされるケースはある。しかし、そこでも料理される女性
たちは、最後にはかならず性的な快感を得て、喜んで死んでいくのである。
第二に特徴的なのは、肉になりたいという希望者がぞくぞくと現れること
である。ほとんど説明もなく、若い魅力的な女性は、当然に料理になりたが
っているという前提があるようである。 ここのレストランにも、ほとん
どひっきりなしに、肉になる希望者が現れる。一人はフライにされること
になった。全身の毛を剃られる。多くは陰毛だけであるが、彼女の場合は
頭髪も剃り落とした。ポットに入る。牛乳と卵とスパイスを身にまとう。
その娘が、みずから性器と乳房に丁寧に衣を塗り付けるのを、女主人は好
もしそうに眺めている。次に彼女は小麦粉のパンの中を転がされる。準備
完了である。ワイヤーの檻の中に小麦粉だけをまとった娘を縛り付ける。
娘は自分がいよいよ熱い油の中に入れられるのを知って、興奮のるつぼで
ある。女主人がボタンを押す。
409 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:39
檻が熱い油に向かって降り始める。死が現実になると、やはり娘は恐怖の目
を見開き、叫び声を上げる。しかし、手遅れである。若い娘は、高熱の油の
中で、さんざん暴れ、跳ね、腰を捻るが、やがて奇麗に揚がって、引き上げ
られる。実に、うまそうである。友だちがフライにされるのを見ていた残り
の二人は、やっぱり止める、と言うこともできたのであるが、言わない。
言わないどころか、早く自分たちも何かの料理になりたいと、いよいよ興奮
するのである。苦痛は少しも娘たちをひるませない。その先に究極の快楽が
あると、なぜか確信をもっているのである。二人目は単純に焼かれることに
なる。鉄板の上に、自分から歩き登り、あまりの熱さにバタバタ暴れる。横
から女主人が、熱から逃げようとすればするほど苦痛が長引くだけだから、ゆっくり落ちついて鉄板の上に寝なさいとアドバイスをされる。娘はそれに
従う。ジュウジュウ音を立てる自分の肉汁、口から立ち登る自分の内臓の
湯気。全身を襲う熱の先に、娘は自分が調理される快感を発見する。最後
に、夢にみた死をむかえることのできた娘は、感謝の目線を女主人に向け
る。串刺しが出てこないではないか、と思っておられるだろう。これから
である。この後、十人ほどが調理されるが、そのすべては串刺しのバー
ベキューである。外のケースも合わせて計算すると、九十パーセントが
串刺しである。上の二例はむしろ例外である。まず冒頭で変化球を投げた
というところであろう。次に、見事な串刺しの例を紹介する。その娘は、
なるべく時間をかけた串刺しが希望で、しかもそれを自分一人でやりたい
という願いをもっていた。もちろん串刺しになった彼女を、炉に掛けロー
ストするのは、当然自分ではできないから、レストラン側に頼むことに
なる。その娘は小さな台の上に登った。
410 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:42
すぐ横を直径六センチほどの鉄串が垂直に立ててある。その娘は、鉄串の先
端を膣に収めた。数分間、鉄串を張り方のように上下に使い、上気した顔を
見せていたが、突然、全体重を鉄串の上に乗せた。数センチ鉄串が体内に
入り、血が性器から流れ出た。しばらくそのまま動かない。どうするのか
と思っていると、娘は頭の上のハンドルをつかみ、自分の身体を下方に押
し始めた。苦痛に顔をしかめながら、どんどん下に押していく。鉄串は腸
を貫いていく。柔らかいお腹の肉が変形して、鉄串が徐々に娘の体内を進
行していくのを示している。休み休みながら、娘はさらにハンドルを押し
つづける。信じられない気力である。身体の奥から、不思議なエネルギー
が湧いてきているようである。台の下で、レストランの女主人や順番待ち
の娘たちが、呆然と眺めている。娘は、やがて口を真上に向けた。その口
から、鉄串の先端が出てくる。娘の全身から力が抜けた。その目は、あき
らかに彼女がエクスタシーのただ中にいることを示している。見ていた順
番待ちの娘たちは、自分も自分もと、彼女のやりかたを真似したがった。
男性が二人、一人で串刺しになった彼女の鉄串の両端を肩に掛け、ロースト
の炉に運んでいる。彼女がまだ生きているうちに、焼いてあげる約束であ
る。このような描写が延々とつづいている。紹介をつづければ、一年はかか
りそうである。それなりに興味深いが、正直なところ、どうしてこんなに串
刺しにこだわるのか不思議である。日本人の感覚から言えば、バリエイショ
ンがなさすぎる。アメリカ人の料理全体がそうなのではあるが----。肉食倶
楽部、東京倶楽部でも徹底的に串刺しであった。翻訳を了承してくれた作者
のMasterCzar氏には申し訳ないのであるが、あまりにワンパターンだと思
った。
411 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:44
実は、東京倶楽部のときに、そのことを氏にアドバイスした。それでも、
氏の頭の中には串刺ししかないのである。こんな素晴らしいこと以上のなに
がある、という態度なのである。現在のアメリカに溢れている串刺し趣味
を、いくらかでも理解していただけたであろうか。まず、それを理解して
いただくことが、これからの歌舞伎町のライター氏のレポートを読むため
に必要なのである。「食物連鎖復帰連盟」の集会で、最初に手を挙げた十
人ほどの若い女性の中の一人を、取材することができました。その娘の名
前は竹田由美子といいます。有名な音楽大学のフルートの学生です。集会
には、彼女の学校からかなりの数の学生が参加していたようです。竹田さん
が手を挙げたとき、彼女がいた辺りのグループに動揺が走ったのが分かりま
した。まさか彼女が手を挙げるとは、友人たちも想像をしていなかったよう
です。音大の学生たちは純粋な参加者というよりも、演奏家としてのアルバ
イトという感じだったようです。集まりのそこここでクラシック音楽が演奏
され、彼女たちが活躍していたのです。とくに竹田さんのフルートは印象に
残りました。演奏したのは、グノーのアベマリアでした。私でも知っている
ような有名な曲ですから、もちろん先生はご存知でしょう。バッハの曲に
グノーがかってに旋律を追加したという、バッハのファンには評判の悪い曲
ですが、きれいな曲です。竹田さんがしなやかな身体をわずかに揺らして演
奏しますと、楚々としていながら、なにか官能的で、私も聞き入ってしまい
ました。先日倒産した大きな証券会社の広報マンを思い出しました。その
人は、ずいぶん前ですが、右翼の大物との仕手戦に敗れ、会社に大損害をか
けたことがあります(有名な事件です)。会社は彼を当然首にしたかったの
ですが、意外にも彼に落ち度がなく、彼もむきになって辞表を出さなかった
ので、そのまま会社に残りました。出世頭だった彼は、その後、めちゃめち
ゃに虐められました。
412 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:46
支店長クラスだった彼を、新入女子社員と同じように小さな支店の窓口に
置き、使える経費はゼロ、あらゆる機会に罵詈雑言が浴びせられたそうで
す。彼はじっと我慢し、耐えに耐えました。自分は仕手戦に敗れて会社に
膨大な損失をかけたけれども、決して法律に違反することをしたのではな
い、その一念でした。そして幾星霜、やっと広報に復帰しました。しかし
今回の倒産です。なんという人生でしょう。有能な人ですから(会社は数
百億を彼一人に自由にさせていたのです。どれほどのエースであったかが
分かります)、変なところにこだわらずに、さっさと別の会社にいくなり、
自分で会社を興すなりしていれば、かならず成功していたはずです。彼の
ために、なんたる無駄な人生を選択してしまったのかと嘆きます。なぜ、
こんなことを書いているかといいますと、実は、彼の理不尽な人生を支え
ていたものを、知っているからです。彼は、実はフルートの名手でした。
彼を支えていたものはフルートだったのです。いつ かコンサートを開きた
い、そのときは来てください、いつも彼はそう言っていたのです。フルート
とは、そういいう楽器なのではないでしょうか。竹田さんの楚々として官能
的な演奏、突然の「肉を提供する者」への応募、なにか証券 会社の広報マン
の人生と重ねて考えてしまいます。フルートが演奏をすると、とくにCmの曲
を演奏すると、鹿やリスなどの草食動物たちがじっと聞き入ると、なにかの
本で読みました。竹田さんも、自分の楽器に、鹿やリスの心で聞き入って
しまった。聞き入ってそのまま、食物連鎖復帰の決意につながった。そんな
ことを考えてしまいます。グノーのアベマリアは、一方的に美しい、しかし
激しい情熱が紙一重の底にあるという曲です。単純な曲です。旋律が音階を
下がってくるだけで、胸の奥のマグマがじわじわと上がってきます。竹田
さんの演奏もそのようでした。竹田さんの決意もそのようでした。
413 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:49
発足式が終わり、パーティが始まりました。全員で移動した先の広間には、
すでに華やかな飾り付けがなされていました。こちらのパーティは「食物連
鎖復帰連盟アメリカ」の主催だということでした。先ほど発会したのは「食
物連鎖復帰連盟日本」というわけです。新しくできた組織に、以前からある
先輩団体がお祝いのパーティを開いてあげる、そんな趣旨なのでしょう。数
人のアメリカ娘が入口で、日本式に頭を下げて迎え入れていました。最近、
日米の体格の差はなくなってきましたが、それでも立派な身体だなと、思わ
ず上から下まで眺めてしまいます。百人ほどの立食パーティです。正面にア
メリカと日本の国旗がクロスして掲げてあり、天井にも万国旗がぶら下がっ
ています。日本人たちが入室すると、バンバンとクラッカーがなります。
いかにもアメリカ側(それも田舎)の設営した会場です。150キロはあろうか
という巨大なアメリカ人の挨拶がありました。パートナーシップとかコング
ラチュレーションとか言ってました。彼の挨拶が終わって、ひときわ賑やか
な拍手の後、それが現れたのです。入口の扉が開き、ガラガラと音を立てて
押し出されてきたテーブルの上に、私も、私のまわりの人々も、初めてみる
料理が載っていました。室内はけっこう混雑していましたので、テーブルは
人垣をかき分けるように中央に進んできましたが、進行に合わせて、どよめ
きが移動しました。クリスマスの七面鳥のようでありあました。私は実際に
はクリスマスの七面鳥を見たことはありませんが、映画の中で見るそれで
した。それが三匹、つづいて入ってきます。こんがりと茶色に焼き上がって
います。北京ダックほどに濃い色ではありません。日焼けした最近の中学生
ほどの色です。今焼き上がったもののように、湯気が全身から昇っていま
す。美しいトルソーです。肘から先の腕、膝から下の脚、首から上がありま
せん。 短くなった四肢を上方に広げています。ブラウンの乳房もそれぞれの
方向に突き出ています。お腹の真ん中が、鳩尾から臍の下まで縦に縫い合わ
せてあります。
414 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:51
大きな鉄皿のまわりには、ジャガイモ、ニンジン、トーモロコシ、リンゴな
どが置かれ、こちらも美味しそうに焼けています。四肢の切り口から、薄い
白身と分厚い赤身、中心の白い骨が見えています。ジワジワと肉汁が滲んで
いて食欲をそそります。こんなに豪華な感じのする料理は見たことがありま
せん。首の中央に大きな穴が開いています。その穴からも、湯気が上がって
います。ローストの串を通した痕でしょう。混雑していましたが、強引に移
動して反対側も覗いてみました。こちらも大きな穴が開いていました。四、
五センチほどの穴です。やはりうっすらと湯気が上がっています。下に小さ
く見えているのが肛門ですから、性器の開口部だと分かります。微妙な肉の
ひだひだも確認できます。穴の上端のクリトリスも見えています。卑猥な感
じはありません。ただ、ただ、イカの口のように小味がありそうで、噛んで
みたくなります。「この娘の名前はダナといいます」話しかけてきたのは、
驚いたことに、加堂氏でした。「カリフォルニアの女子大生だそうです。
一週間ほど前に来日し、私のゴルフ場に泊まっていました。合宿をしている
R大のゴルフ部の女子部員たちとはすっかり友だちになっていたようです。
昨日いっしょにコースをまわったのですが、なかなか上手なゴルフでした」
声のない私に、加堂氏が説明してくれました。旧知のアメリカの「女性性器
切除と料理グループ」から連絡があり、「食物連鎖復帰連盟日本」の設立を
知らされ、招待を受けたということです。ボストンにいた相原美千さんと大
原結花さんも帰国しており、別の会場にいるということでした。今日は仰天
することばかりです。加堂氏は、食物連鎖復帰連盟日本と氏のスコプチとの
関係には触れませんでしたが、ちょっと聞いただけでも、無関係のはずはあ
りません。そのうち語ってくれるでしょう。なにしろ私は氏のおかかえ伝記
作家のはずですから。「昨日ゴルフをした娘が、こうしてローストされてい
ると、感慨深いものがあります」感慨深いどころではない、と思います。
415 :
亜蘭もどき:02/08/22 09:54
「本人は、そのために日本に来たのです。食物連鎖復帰連盟日本の設立パ
ーティで使われるということを、心から喜んでいました」「先ほど、挨拶し
ていた太ったアメリカ人は、美千と大原さんをアフリカに助けにいったジェ
イムスですよ」またまた意外なことを言います。なんだかすべてが一つの流
れに添っているようで、不気味な感じがします。その中心は誰なのでしょ
うか。加堂氏はその有力候補ですが、アメリカ側の動きはもっと急のよう
で、ジェイムス、あるいはそのボスが主導権をもっているようにも見えま
す。ダナさんという大学生はいったいどんな気持ちでこちらに来たのでし
ょうか。自分から志願してローストになるとは、どんな精神構造をしてい
るのでしょうか。しかも串刺しにされて、です。日本の若い娘も分かりま
せんが、アメリカ人の若い娘は、もっと分かりません。一つだけ確実なの
は、ダナさんがここに立っていて紹介されたとしても、格別に印象には残
らないと思いますが、今日のこの姿での対面は生涯忘れないということで
す。しかし、そんなことのためにローストになるわけはありませんから、
やはり正解は、ローストになりたかったからなった、ということなのでし
ょう。「生と死をそれほど違ったものだと思わない人々が増えています。
死は生の一部ですし、生は死の一部なのです」加堂氏が話します。「最近、
結婚式の細かい段取りを自分で決める若者が増えてきました。自分で自分の
式を盛り上げようとするのです。昔は友人たちがやってくれたことです。
自分でそんなことする奴は最低と思われたでしょう。自分を自分で過剰に
演出するのは悪徳でした。しかし今は、そうではないのです」なんの話か
しら、と思っていますと、「死も同じなのかもしれません」えっ、と氏の
顔を見ました。理解できなかったからです。
416 :
亜蘭もどき:02/08/22 10:00
「結婚式と同じように、自分で自分の死を演出したい、という気持ちがあっ
ても不思議ではないかなと思うのです」「もちろん、それは一番卑小な理
由で、基本的には、串刺しとか、ローストされている自分にエクスタシー
を予感するからです」「それで、それは事実なのですか。現実に串刺しや
ローストは快感なのですか」「事実だと思います。そういう人たちの群れ
があることは事実です」加堂氏の答でした。「日本人の首は細いですね」
突然、背後から英語が聞こえました。振り返ると、ジェイムスが加堂氏に
話しかけたのです。「そうですか」唐突さに戸惑った加堂氏の声。「あの
娘なんて、近くに立つと、首を絞めたいという誘惑に襲われます。すべて
のアメリカ人がそう感じると思います」ジェイムスが指したのは、薄いガ
ウンに着替えて現れた、肉になることを志願した十人の中の一人、竹田さ
んでした。透き通るような白いガウンの襟から、細く長く、形のいい首が
伸びています。確かに、近くのアメリカの女性と比べると、驚くほどの首
の細さです。アメリカ人は頭と首の巾がほぼ同じですが、竹田さんにかぎ
らず日本人は本当に細い。「ちょうど、絞めたくなる細さです。神は日本
の美しい女性を絞殺されるために創られたと信じます」ジェイムスは、
よほど竹田さんや日本人の首に感銘を受けたようです。竹田さんがもう一
曲演奏するようです。伴奏の女性が、竹田さんと同じ薄いガウンを捌いて、
ピアノの前に座りました。その服装からして、彼女も食物連鎖復帰への志
願者のようです。
417 :
亜蘭もどき:02/08/22 10:48
細い首を傾げて、フルートの歌口に柔らかそうな唇を当てました。ハンガリ
ー田園幻想曲が流れ始めました。最初の音は低音のAです。貴方のもってい
る最も美しいAの音、という指定があったということですが、そのとおりの
音が流れ始めました。ざわついていた場内が、水を打ったように静かになり
ました。東洋的、瞑想的な美しい旋律が、無数の揺れるような装飾音の中か
ら浮かび上がります。シェフがダナさんの鳩尾にナイフを突き立てて、臍の
下に向けて切り下ろしました。柔肉がさらさらと開き、蒸気が立ちのぼりま
した。取り除かれた内臓の変わりに野菜類が詰めてあります。消え入るよう
な高音のFから最低音近くのC#に瞬時に駆け下りて、また跳ね上がります。
竹田さんは呼吸を整えるためにわずかに腰をねじり、身を沈めました。シェ
フはダナさんの開いた腹身を巾五センチほど、長さ十センチほどに切り分
け、小皿に取り分けています。彼女の体内で蒸された野菜を添えます。
フルートは通常、和音を出せませんが、ドプラーのこの曲にはオクターブ
演奏の指定があります。低音用の指使いで、高音用の息を送って演奏しま
す。エッ、という感じの切ない和音が響いて、静かに一楽章が終わります。
ダナさんの突き出た乳房の根元に、シェフがナイフを入れました。豊かな
乳房で、半分しか切り離せません。反対側からもう一度刃を入れ直して、
やっと片方の乳房が離れました。ジェイムスは感に堪えないという顔をし
て、竹田さんに見とれています。とくに彼女の細くて美しい首から目が離
れません。彼が、絞められるために神が創造されたと表現した、その首で
す。ついつい、ジェイムスは自分で自分の首を絞める動作をしています。
それに気付いた彼女が不思議そうな顔をして、小首を傾げました。
418 :
2チャンねるで超有名サイト:02/08/22 10:48
419 :
亜蘭もどき:02/08/22 10:50
傾げた反対側の首筋が伸びて、ほとんど光を透過させ、いよいよジェイムス
を驚喜させています。竹田さんにその自覚のないのがまた、至上の宝石をビ
ー玉扱いしている子どものようで、いよいよ高貴なのです。シェフは、切り
離したダナさんの乳房を縦にスライスしました。肉汁が滲み出ます。竹田さ
んが促されて、ダナさんの横に進んできました。フルートを右手に抱いてい
ます。ピアノの娘が、十小節ほどの間奏をアドリブで引き伸ばしていま
す。シェフが、ダナさんの性器横にナイフを突き立てました。竹田さんは
平然と眺めています。次は自分がダナさんになるのですから、いちいち驚
いてはいられない、というところでしょうか。もともと大振りな性器でし
たし、開き切った膣口から五センチ巾以上の肉をたっぷり丸く切り出した
ので、小皿からはみ出すほどの大きさになりました。ダナさんの内臓は取
り除いてありましたが、膣の一部は残してあったようです。小皿一杯に、
天井を向いたダナさんの性器が載せられ、下に膣の管状の肉が覗いていま
す。クリトリス、大陰唇、小陰唇の外肉はこんがりと焼き上がり、切り出
された内肉はレアのままです。うっすらと蒸気と芳香が立ち昇りました。
「おいしそう」と竹田さんが言ったようです。シェフは満足そうに、ダナ
さんのクリトリスを摘んで引き切り、そのまま指で竹田さんに渡そうとし
ました。彼女は膝を折り、位置を低くして口を開きました。顔を上に向け
た分、喉肉が伸び切り、またまたジェイムスたちアメリカ人が興奮してい
ます。シェフが恐る恐る肉の小片を竹田さんの口に入れました。逆光を受
けた竹田さんの喉肉がゴクリと動き、ダナさんのクリトリスが飲み込まれ
ました。伴奏がジャストで二楽章にもどりました。竹田さんは、その場で
フルートを唇にもどし、Dの陽気なメロディを吹き始めました。まるでダナ
さんに感謝を歌っているさまで、全身を茶色にローストされ、開かれた腹、
乳房、膣に生の肉色を覗かせている彼女の周りを回りながら、楽しげに
演奏しています。
420 :
亜蘭もどき:02/08/22 10:53
その間にも、シェフの取り分け作業はすばやく、次々とアメリカ女性の肉を
小皿に配分していきます。竹田さんの演奏が終わると、招待客たちに小皿が
配分されました。私も一皿、いただきました。もちろん初めての体験です
が、格別に深く考えなければ、さほどの違和感はありません。人類は例を
見ないほどの雑食なのですから、もともと生物学的には問題はありません。
私がもらった肉がどの部分であったかは分かりません。赤身の肉で、多分、
背中当たりの柔らかい肉でした。もちろん美味しかったと申し上げます。
ジェイムスたちアメリカ人が、竹田さんたち十人の志願者たちに、取り分け
た肉や飲み物をわたして、熱心に面倒をみているようでした。彼女たちが、
日本側の返礼のパーティの主役になるのでしょうから、当然といえば当然
です。正直なその時点での感想を申し上げれば、ちょっと損かな、という
感じでした。もし竹田さんを料理するのなら、ハンバーグをおごられて会
席料理でお礼をするようなものではないかと思ったのです。ダナさんのこ
とを、よく知りもしないで何を言うか、と言われればそのとうりですが、
竹田さんのフルートの腕前とか、美貌とかを抜きにしても、肉そのものも、
輸入肉と松阪肉くらいの違いがありそうな気がしてならないのです。その
ことをジェイムスたちは感じていて、あんなに興奮しているのではないか、
と少々忌々しくなりました。
421 :
亜蘭もどき:02/08/22 10:56
「あなたがローストしたのですか」ダナさんを取り分けている外国人シェフ
に聞いてみました。「はい、そうです。味はいかがですか」外国人特有の
アクセントです。 very good と答えながら、どこかで見た顔だと思いまし
た。向こうも、そう思っているようです。「加堂先生の・・・・」同時に声
が出ました。加堂氏のゴルフ場に取材にいったときに紹介された 、
"Female Genital Mutilation &Cooking" グループのシェフでした。あの
ときは、加納さんという方の薫製を出されながら、辞退しました。悲しそ
うな加納さんの顔は、今でも忘れられません。その後、結構真面目に、
参加者と記述者の関係を考えました。今回、ダナさんの場合に割合ためら
いがなかったのは、あのときの反省があったからだと思います。食べたと
いうことは、食べられてもいいという覚悟を与えます。それは不思議な
感覚で、自然に、自分自身を肉として意識するようになります。世の中の、
生きるの死ぬのの大騒ぎを、とても未熟だと感じるようになります。ダナ
さんは私よりはるかに年若い娘です。その娘が、志願して肉となった以上、
それを食した私には、もはや生に執着する権利はありません。そのことが、
私に究極の開放をもたらしました。いろいろな心配ばかりをして、みんな
が生きています。シーソーです。幸福度が増せば、反対側の潜在的不幸度
も増しています。幸福な人、金持ちの人、才能ある人、地位ある人、ハン
サムな人、美しい人、前向きな人、元気な人、今幸福な人の全員が、これ
から地獄を見る人となります。この運命は変えられません。どうすること
もできません。わざと不幸な振りをして暗転を避けようとしても、運命を
騙すことはできません。しかし、健康な若い人の肉を食べると、不思議な
ことに、幸、不幸のバランス地獄から開放されるのです。生と死をどう
捉え、克服するか、あらゆる哲学、宗教の目的でしょう。その簡単な解答
が、ここにあるのです。もう私は、生死の問題で悩むことはないと思いま
す。私よりはるかに価値が高かったであろうダナさんの肉を食したのです
から、粗末な私自身の肉のことなんかで悩む権利がなくなったのです。
422 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:00
実際は、ガンを宣告されたりしたら、悩むかもしれません。しかし、それは
自分でもバカバカしいほどの矛盾ですから、さすがに本気では悩まないでし
ょう。恐るべき開放感です。あのとき、加納さんの性器の薫製を辞退したこ
とを、当然の行為だと勘違いしていました。僭越ながら、亜乱先生もそうだ
ったのではと思います。しかし、今はっきり言えますが、大間違いでした。
命の問題と、判断停止状態の一般モラルを混同してはいけなかったのです。
小皿にはみ出そうに盛られているダナさんの性器を切り分けてもらいまし
た。先ほど竹田さんのために削いだクリトリスがついていた部分です。シェ
フは、グニャグニャする塊肉を左手で押さえ、右手のナイフで切り込みま
した。肉の襞が捻れ、肉汁が滲み、厚さ一センチほどのスライス肉が取れま
した。スライス肉の下部には管状の肉がついていて、複雑な形をしていま
した。切り身の上辺は豊かなダナさんの大陰唇の弓形、その中央に小陰唇の
ゴチャゴチャした肉の断面が見え、下辺に膣肉の切れ端がくっついていま
す。最後にシェフは、肉を一口大に切り分け、横に赤いソースをかけてく
れました。シェフの手許を見ていて、誰かは確認しませんでしたが、次の
人も、同じ部分を切り出してもらっていました。「少し、固いですね」そう
話しかけられて、初めて気付きました。竹田さんでした。薄いガウンから肌
が透けて見えそうです。柔らかそうな彼女の唇の間から白い歯が覗いて、
しきりにダナさんの性器肉を噛んでいます。「そうですね。少し、固い
かな」私は妙にうろたえてしまいました。「でも、アメリカ人は固い肉が
好きだと言いますし・・」心配そうな声です。「そうですね。そう言いま
すね」気の利かない返事をしてしまいました。「私の肉は柔らか過ぎると
思いませんか。歯応えがなくて、つまらないかもしれません」いよいよ
心配そうです。「そんなことはありませんよ。ジェイムスたちは貴方の首
を奇跡の首だと言ってました」「首がですか」不思議そうに首を傾げます。
その様が彼らを刺激しているのですが、彼女は理解していないようです。
「日本人の首は細くて、可憐で、絞めたくなるのだそうです。
423 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:05
とくに貴方の首は絶品だそ
うです。神が絞殺させるために創造された首だと騒いでいました」「私っ
て笛吹きだから、長いパッセッジを吹くと、いつも窒息して死にそうにな
るのです。それって、慣れていて、嫌いじゃないのです。だから、絞め殺
してもらえるなら嬉しいな」フッと黙って、「でも、目を剥いたりしたら
興醒めでしょう。おしっこ漏らしちゃったりしても困るし。ねぇ」と問い
かけておいて、ダナさんの肉を口に入れます。私も応えずに、肉汁の出る
大陰唇に噛み付きました。「ねぇ」と言われても、頭がくらくらします。
今、私が食べている娘が、昨日ゴルフをし、今、私と話しているこの娘が、
明日解体され宴会料理となる。その娘が、「ねぇ」と言っているのです。
電通や博報堂が入ったわけではないでしょうが、日本側の返礼パーティは、
純日本風の立派なものになりました。私は加堂氏の秘書的な役割で参加さ
せてもらうことができました。自分のおかかえ伝記作家として、見せてお
くべきシーンであると判断されたのでしょう。百畳分ほどはあるのでしょ
うか、板張りの広間でした。中央を空けて三方に座布団が敷かれ、五十人
ほどが座っています。残った一方は襖が取り除かれ、廊下越しに日本庭園
が見えます。正面には、アメリカからの賓客が、長い足で窮屈そうに胡座
をかき、ことの成り行きを興味津々で眺めています。加堂氏も正面席にい
ます。食物連鎖復帰連盟における彼の序列も相当上ということでしょう。
廊下を料理人が進んできました。その後に、若い女性、竹田さんがつづい
ています。さらにその後から数名の若者が見事な一枚板を運んできます。
一同は正面に向かって正座し、頭を下げました。客側も応えます。静かな
儀式です。竹田さんは季節外れの浴衣のような薄物をまとっていました。
質素な衣類をまとうと、一層、彼女の首筋の美しさが際立ちます。
424 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:07
「包丁式を執り行います」両肩脱ぎとなり腹のサラシを見せた料理人が、
凛とした声で宣言しました。包丁式とはあまり聞いたことの言葉ですが、
料理雑誌で見たことはあります。日本には、あらゆるジャンルに家元があ
ります。お茶やお華ほど有名ではありませんが、料理にも家元制度があり
ます。その内のいくつかは、流派の独自性と包丁捌きの技術を残すために、
節目節目に包丁式を行っているようです。私が雑誌で見た包丁式では、大
きな鯉を捌いていました。若者たちが運んできた大板は、どう見ても、まな
板です。しかし、鯉は見あたりません。そもそも、運ばれてきたまな板に
見合うような大きな鯉は、どこにも存在しません。竹田さんが鯉であるこ
とは、火を見るより明らかです。急速に下腹部が熱くなりました。これは
凄いという予感です。アメリカ人たちも身を乗り出しました。「料理は
心や」と叫ぶ有名料理人がいますが、包丁式とは、料理の技術、心を後世
に残そうという儀式です。まな板に鯉を載せるのは、それが古来から最上
の象徴であったからです。まな板の上の鯉、という言葉があるのも、鯉へ
の敬意の現れです。その鯉の代わりに、人がまな板の上に載る、まことに
食物連鎖復帰連盟の趣旨に添ったことであるという気はします。「お客様に
絞めていただきます」板前の言葉を、アメリカ人の後ろに控えている通訳
が翻訳しています。ジェイムスが嬉しそうに立ち上がりました。まるで、
広告代理店のような配慮です。促されて、竹田さんが立ち上がりました。
巨大なジェイムスと向き合います。ジェイムスの半分もないようなスリム
な身体です。背後から料理人が、竹田さんの浴衣を剥ぎ取りました。下に
は何も着けていません。ジェイムスが大きな腕で抱きしめました。そのま
ま抱き上げます。竹田さんの足が浮きます。首筋にキッスの嵐です。最愛
の人に十年振りに合ったという感じです。竹田さんはくすぐったいのか、
ジェイムスの腕の中で鰻のように捻れています。キャッ、というような
小声の悲鳴も聞こえました。
425 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:09
「お客様に絞めていただきます」料理人が、少し大きな声で言いました。
ジェイムスは竹田さんを放し、肩をすくめて腕を広げました。竹田さんは
真っ直ぐ立って、首を伸ばし、目を閉じました。ジェイムスが恐る恐る大
きな手を竹田さんの首に置きます。竹田さんの裸身が揺れたようです。ゆっ
くり、細い首を絞めていきます。そのまま竹田さんの身体を引っ張り上げま
した。足指の先だけが床板に触れています。竹田さんの首がのけぞり、裸身
がピクピク跳ねました。元気な鯉です。不意に、ジェイムスが竹田さんを降
ろしました。お尻の下から手を回し、子どものように抱き上げました。竹田
さんの目が不思議そうに開きました。顔は少し赤くなっています。ジェイム
スが薄く内出血した彼女の首をさすっています。「お客様に絞めていただき
ます」料理人が、大きな声で言いました。弟子がまな板に水を振り、布巾で
それを拭い、適度な湿り気を与えています。竹田さんが少し微笑んだよう
です。ジェイムスの手を取り、指にキスをし、自分の首に掛けました。泣き
そうな顔をしたジェイムスが、もう一度、神が絞殺されるために造られたと
いう竹田さんの首を絞め直します。竹田さんを苦しめまいとしてか、今度
は、彼の全身がぶるぶる震えるほどの力を込めています。竹田さんの身体
が激しく跳ねました。空中に浮いた足をバタバタさせます。ジェイムスは
歯を食いしばって、彼女を首で吊り上げつづけます。やがて、竹田さんの
動きが緩慢になり、裸身がすんなり伸び、静かになりました。座はシーン
として、水を打ったようです。ジェイムスが竹田さんの全身を抱き上げ直
しました。彼女は子どものように丸くなって、眠っているようです。彼女
自身が心配していたように、白目も剥いていなければ、おしっこも漏らし
ていません。ジェイムスが柔らかい竹田さんの唇を何度も吸います。人工
呼吸をしているみたいです。
426 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:11
ジェイムスの胸に頭を寄せて、彼女は幸せそうに死んでいました。よかっ
た、そう心から思いました。ジェイムスが指示されるままに、竹田さんの
身体をまな板の上に置きました。仰向けに、やや脚を開いて横たえました。
ダナさんほどではありませんが、存外に乳房が立っています。助手が大皿、
平皿をまな板の横に並べました。捌いた肉を入れるのでしょう。大鉢もあ
ります。内臓を入れるのでしょう。どれもが鮮やかなブルーの模様です。
きっと上等な陶器なのだと思います。鉄の台に乗せられた平べったい石が
運び入れられました。上座と横たわった竹田さんの間に置かれます。大ま
な板より随分低いですから、上座から彼女の裸身が見えなくなったわけで
はありません。形のいい石です。アメリカからの賓客は日本庭園と石とが
つきものであることを知っていますから、何かの日本的な蘊蓄があるので
あろうと想像したことでしょう。大きな平石、その先の一枚板、その上の
裸身、諸肌脱ぎの料理人、なかなかの情緒ではあります。料理人が樽から
柄杓で汲みあげた日本酒を、包丁と鉄箸にかけました。私が見た包丁式で
は、大きな鯉に一切手を触れないままで、完全に解体しました。こちらの
流儀でも、左手に鉄箸を持っている以上、同じだと思います。包丁式は、
神に捧げる食材の処理を想定していますから、直接人の手が触れてはなら
ないのです。そのとき、竹田さんの目が開きました。声にならないどよめ
きが流れました。ジェイムスなどは、文字どおり座布団から飛び上がりま
した。しかし料理人はあわてず、濡れた布巾を竹田さんの足首、手首に投
げ掛けました。動き出しそうになっていた彼女の身体が、ピタリとまな板
に貼り付きました。大きな目の色が、首を絞められて青味を増したようで
す。包丁と鉄箸を構え直した料理人をじっと見ています。
427 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:14
料理人が竹田さんの右手を鉄箸で挟み上げました。手首にサッと切り込みを
入れ、まな板の上に戻し、その上から布巾を掛け直しました。布巾の端はま
な板から垂れ下がり、その下に赤い桶が置かれました。布巾はすぐ奇麗な朱
色にそまり、垂れ下がった先から、ぽとりぽとりと血が桶に落ち始めまし
た。助手が柄杓の酒を、竹田さんの料理人寄りの乳房にかけました。料理人
は左手の鉄箸で乳首を挟みました。大げさな身振りで右手の包丁を乳房の根
本に当てました。それをまた大げさな身振りで前後に引きます。ベニハナ
のコックのように演技過剰です。案の定、アメリカからの賓客たちは緊張の
中でも大喜びでした。歌舞伎、浮世絵、相撲、大げさな日本文化が外国人
には受けます。お祭りや儀式のときの誇張された行動が、ちょうど国際的
にはいいのかな、そう思いました。もちろん、料理人は受けようとして大
げさに演じているのではなく、しきたりどおりにやっているだけなのでし
ょうが、彼がいっそう張り切ったことはたしかです。ダナさんに比べれば
小振りな竹田さんの乳房ですが、それでも日本人としては大きな方で、横
たわっても十分な高さを保っています。付け根の辺りは広がりも相当にあ
ります。そこをいくら儀式とはいえ、ゆっくりギシギシ包丁を引かれるの
ですから大変です。乳房は変形を繰り返しながら、徐々に包丁を食い込ま
せていきます。竹田さんは目を白黒させながら、自分の乳房が揺れ動くの
を見ています。口をパクパクさせています。痛いというより驚いていると
いう感じです。腰、腹、肩、頭などはいくらか動いていますが、不思議な
ことに濡れ布巾を掛けられただけの足首、手首はピクリともしません。
大げさで滑稽な料理人の動きの中で、一点凄みを見せているのが、その
微動だにしない足首、手首の奇跡です。
428 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:21
前後に引かれる度に身体全体が揺れます。いかにも心許ない動作です。力の
支点が不安定です。ゆっくり過ぎます。死体相手の儀式ならかまわないでし
ょうが、竹田さんは蘇生しているのです。座の全員が息詰まるような緊張
感で、竹田さんの顔と、少しずつ乳房に食い込んでいく包丁とを見比べて
います。全員の凝視の中で、彼女は事態を理解し直したようです。青い顔
をしているジェイムスに微笑みかけました。首を絞められ、抱き上げられ
た感触を思い出したようです。今、死んでいる自分の身体を解体する儀式
の最中であることも分かったでしょう。乳房の半分ほどに包丁が食い込ん
だとき、竹田さんが大きく息をして、胸全体が膨らみました。料理人の手、
包丁もいっしょに持ち上げられました。意識につづいて、彼女の肉体も蘇
生したようです。そのまま胸は激しく上下をつづけました。これまでの酸
素不足を一気に取り返そうとしているようです。料理人は箸先で乳首を挟
んでいるだけですから、とても彼女の動きを押さえることはできませ
ん。「ごめんなさい」彼女の声です。いくらかかすれ声です。ジェイムス
は彼女の細い首全体を柔らかく絞め上げたので、存外にダメージは少なか
ったようです。もっともそのために蘇生するはめになったのです。「少し
待ってください」声はもっとはっきりしてきました。「私のフルートをく
ださい」そう竹田さんが言ったのです。料理人に命令された助手が廊下を
走り、ほどなく黒いケースに入った彼女のフルートを持って戻ってきまし
た。「頭部管をください」フルートは三分割できるそうです。通常はそれ
をつないで使います。上から頭部管、胴部管、足部管です。後の二本には
複雑なキーがついていますが、頭部管には楕円形の歌口が付いているだけ
です。演奏用のフルートの多くが銀製だということです。金やプラチナの
笛を吹く人もいるそうですが、それは例外で、多くは銀を使うそうです。
彼女のものも銀製でした。
429 :
亜蘭もどき:02/08/22 11:23
料理人が左手の布巾を外しました。竹田さんは、自由になった左手でフルー
トの頭部管だけを取ってもらい、唇に当てました。きれいな音が流れ出し
ます。雅楽のようなゆっくりしたメロディがついています。どうしてキー
がないのに何種類もの音が出せるのか。よく見ると、頭部管のつなぎ目を
自分の右の乳房の肉につけたり外したりして、音程を作っているようです。
不思議な乳房の音楽です。激しく上下していた胸がピタリと止まりました。
子どもの頃からの鍛錬の賜物でしょう。笛を唇に当てると呼吸が自然に整う
ようです。「つづけてください」音が不意に消えて、竹田さんの声が聞こえ
ました。料理人は包丁と鉄箸を構え直し、鉄箸で乳首を挟み、右の乳房の切
り口に刃を入れ直しました。ゆっくりした竹田さんの音楽に合わせて、包丁
を引き始めました。乳房が捻れる度に音程が微妙に揺れます。乳房自身が歌
っているようです。やがて右の乳房全体が切り放されました。料理人は、
包丁と鉄箸でバランスと取りながら、乳房を、水を張った桶に移します。
助手が新しい布巾を、赤い肉を見せていた竹田さんの胸の傷口に掛けまし
た。フルートからメロディが消え、G#のロングトーンに変わりました。
音程を作っていた右乳房の肉がなくなったからです。一個だけになった
竹田さんの乳房が以前より大きく見え始めました。料理人が桶の水で丹念
にあらった乳房を平皿に盛りつけます。形よく納まりました。竹田さんに
向き直ります。次の乳房でしょうか。竹田さんは頭部管の向きを変え、今
度は左の乳房を使って音を出し始めました。料理人に意思をもった目線を
送っているようです。料理人は大きく頷き、竹田さんの腰の前に位置を
ずらしました。
430 :
亜蘭もどき:02/08/22 12:03
再度、包丁と鉄箸を上段に構えました。上で、右手の包丁を90度持ち直し、
その腹で竹田さんの内腿をパチンと叩きました。両膝がピクンと開いて、
上でフルートの音が一オクターブ跳ね上がり、下で股間がカエルの様にな
りました。若い女性にとっては耐え難い無様な恰好のはずですが、竹田さ
んはそのままで、頭部管だけの演奏に没頭しています。足首は閉じて布巾
で固定されたまま、膝が大きく開いています。股間部がストリッパーも恥
ずかしがるほどに開ききっています。恥丘には薄い毛が見えています。大
陰唇、小陰唇ともが開いて、中が見えています。小振りな白い性器ですが、
中は赤身です。開ききった股間部の左の太股の付け根に添って、縦に包丁
が入りました。表から裏の肛門に向けて引き下げましたので、料理人は無
理な恰好になり、包丁の柄もとがまな板に着きそうになりました。竹田さ
んのフルートに、極細のビブラートが入りました。数センチの深さに切り
込まれましたので、激痛が襲っているはずです。それがそのまま音に現れ
ているようです。右の太股の付け根に添って、もう一本の切り込みが入り
ます。竹田さんの白い性器の左右がぱっくりと開きました。血が肛門に向
かってゆっくり流れ落ち始めました。うっ、うっ、うっ、とフルートの旋
律に節が付き始めました。臍の下で横に包丁が入ります。刃の柄元を使っ
て、白い肉をプチプチと切っていきます。性器をはさむように入れられた
二本の縦の切り込みとつながります。豊かな下腹部はゆっくりと上下を繰
り返しています。笛の音が徐々に小さくなっているようです。コンスタン
トにつづいている右手の傷の出血のためもあるでしょう。血は赤い桶の中
にたっぷりと溜まっています。竹田さんは目をつぶり、乳房と下腹部の傷
の断続的な激痛を、そのまま呼吸に変えてフルートに送っているようで
す。彼女の全身が少し青白くなったようです。なんだか先ほどより楽に
なっているように見えます。
431 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:17
料理人が、右の縦の切り込み、ちょうど薄い陰毛の横の辺りに、鉄箸を差し
立てました。そのまま梃子にして手前に倒します。方形の切り込みの端が持
ち上がりました。持ち上がった断面に、横に鉄箸を差し込みます。ぐっと持
ち上げます。マグロの切り身のような方形の肉が浮き上がりました。おう、
という声が上がりました。竹田さんも演奏をしながら、目を開けて自分の下
腹部に起きていることを眺め、驚いているようです。臍の上に小包丁を横に
構え、浮き上がった方形の肉の下面を削ぎ始めます。さくさくと切れていき
ます。クリトリスの根元辺りをすぎたとき、小さな声が聞こえました。アメ
リカからの賓客たちは中腰になって覗き込んでいます。ジェイムスも自分の
オチンチンが切られているように、おう、おう、と声を出しています。クリ
トリスの根をすぎると、方形の切り身を持ち上げていた鉄箸の位置が急に高
くなりました。切り身は恥骨との強力な連結を切り放され、ほとんど抵抗が
なくなったようです。切り身の下から、白っぽい組織、脂肪、肉が見え始め
ました。右手の小包丁の仕事は、それらを切り落とすだけでいいようになり
ました。すぐ太い肉の輪が現れました。膣です。ここで料理人は、左手の鉄
箸をぐんと持ち上げました。ずるずると肉の筒が引き出されてきます。
おう、おう、おう、と歓声が上がります。子宮が覗いた辺りで切り放しま
した。持ち上げられていた子宮が体内に落ちます。肛門のすぐ手前で、切り
身を腰から切り放しました。スーパーのマグロの切り身のような、竹田さん
の性器が取れました。例によって、切り身は水を張った桶に入れられ、洗わ
れます。傷口には新しい布巾が掛けられました。冷たい水で十分に洗われ
た後、白い性器は平皿に載せられました。ブルーの凛とした模様の白い二枚
の陶器に、竹田さんの乳房と性器が載り、今、主賓たるアメリカからのゲス
トたちに示されます。私は、女流作家S氏の物語を思い出しました。
432 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:19
今、竹田さんが受けている儀式は、食物連鎖復帰連盟日本のアメリカ側に対
する返礼のためですが、同時に、S氏が書かれた「スコプチ物語」のエレー
ナたちが受けた儀式にきわめて似通っています。スコプチ教団は、十四万四
千人の性器を切除するという歴史的義務を負っていました。現在もそうでし
ょう。日本スコプチの代表である加堂氏が、教団の根本である目的を放棄し
ているはずはありません。しかし、ここで行われているのは食物連鎖復帰の
象徴的な儀式であり、竹田さんの乳房と性器は明らかに食糧として処理され
ています。これはどういう関係になるのでしょう。彼女の貴重な一個は、
エレーナたちと合算されるのでしょうか。そうした疑問が湧いてきます。
亜乱先生はいかが考えられますか。例えば、昨日のダナさんの場合、肘、
膝から先を切り落とされただけで、そのままローストされていました。明
らかに性器、乳房は生前切除されてはいません。切り出されたのは、ロー
ストされた後のことで、スコプチの趣旨とは違っているように見えます。
ダナさんは、別の論理で、志願して肉になったわけです。これは宗教では
なく、趣味の問題として考えていいのでしょうか。十四万四千人目の性器
が切除され(乳房をどう勘定するのかは分かりませんが)、神に捧げられ
たとき、神の国が現出する。それが末期の帝政ロシアを席巻した信仰でし
た。その後、スコプチ教団が、歴史の表に出たり裏に隠れたりしながら、
綿々とつづいてきていることは、勉強しました。また一方で、人類にはF
GMという性器切除の伝統があり、今も現実に一億人もの女性がクリトリ
ス、人によっては大陰唇、小陰唇までも完全に除去されているという事実
があります。ユニセフがどんなに頑張っても、この習慣を止めさせられな
いようです。止めされないどころか、アフリカのどっかの国の女性だけの
投票でも、廃止派より支持派が多かったという事実があります。また、相
原美千さんのように、本来、この習慣と関係がなかったはずの日本の女性
にも、FGMを受けたいという人が出てくる。なんだか事態は、別の方角
に進んでいます。男性の方も安閑としてはいられません。これまでは、包
茎の先の皮だけを切り取ればよかったのですが、女性側からブーイングを
受けています。
433 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:24
女性は身を切り取っているのに、男性はもともと不必要な皮だけを切り取
って、よしとしている。これは不平等であるとして、過激なフェミニスト
が攻撃しているようです。そのために、最近、誠実な男性の中には、根元
から身ごと切り取るケースが増えているという調査もあります。これでは、
女性に止めさせるどころの話ではないでしょう。また、ジェイムスたちは、
私の理解によれば、FGMでできた女性の細切れ肉を料理しようという、
まあ変ですが、アメリカにはいくらでもありそうな悪趣味なだけのグルー
プだったはずです。それが、今は、明らかに細切れでない肉を処理するよ
うになっています。アメリカで爆発しそうになっているカニバリズム小説、
マンガの流行は、どう考えればいいのでしょうか。竹田さんのきれいな性器
と乳房が上等な平皿に置かれているという不思議な光景を身ながら、いろ
いろな疑問にとらわれます。竹田さんは横目に、陶器の上に載せられた
自分の乳房と性器を眺めています。傷口に張られた布巾の効果はものす
ごく、その部分からの出血は驚くほど少ないのです。彼女は満足そうで、
大役を果たし終えそうな喜びを見せています。もちろん包丁式は最後ま
で行われるでしょうし、彼女の内臓を入れる大鉢が用意されている以上、
どこかで死ぬわけですから、それなりにしんどいとは思いますが、道の大
方を進んできたことは確かです。廊下を、和服の男女が進んできました。
女性は末席に座りましたが、男性はそのまま中央に進み、竹田さんのまな
板の横に正座し、三方に向かって頭を下げました。「お嬢さんは、ご立派
でした」そう竹田さんに語りかけ、彼女が微笑み返しました。男性は和服
を脱ぎ捨てました。鍛えられた日本男性の裸です。サラシを巻いています。
下半身はそのままでした。「ばっさりやっていただきます」料理人にそう
言って、頭を下げました。末席に目をやると、いっしょに来た女性は背筋
を伸ばして座っています。多分奥さんであろうと思われます。
434 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:27
男性が四股を踏む感じで股を開き、両手を後ろに組んで、料理人の前に立ち
ました。陰茎と陰嚢がだらりと垂れ下がっています。私の席ではひんやりす
る気温ですが、竹田さんの肌、男性の性器の具合を見ると、部屋の中央は結
構暖かそうです。料理人が包丁と鉄箸を構えました。意外な趣向に、アメリ
カからの賓客たちも興味津々のようです。「あなた」と鋭い声がかかりま
した。男性といっしょに入場した和服の女性です。こんな場所で声を掛け
られるとは、なかなか肝の据わった女性のようです。「おう」男性が応え
ます。だらりと垂れ下がっていた男性の性器が、むくむくと動き始めまし
た。亀頭部に半分かかっていた包皮がめくれ返り、陰茎が倍以上に膨れ上
がりました。陰嚢が目立たなくなりました。アメリカ人が驚嘆した顔で見
とれています。竹田さんも目を丸くしていました。妻の声に反応したの
か、自らを切り落とそうとしている包丁に反応しているのか、分かりませ
ん。「おう、おう、おう」と男性は気合いを入れつづけます。背中に回し
た両手がきつく握られ、全身がガチガチです。竹田さんが笛の音にのって
さらりと捌かれたのに比べると、いくらか滑稽です。日本の男性はこれま
でこうして頑張ってきたのだな、そんな感じにとらわれます。料理人が水
を張った桶を、男性の股の下に置きました。気合いを入れつづける男性の
性器の根元を右から左に削ぎました。ポチャンと桶の中に性器が落ちまし
た。すぐ傷口に、魔法の布巾が張り付けられました。男性の気合いがうめ
き声に変わり、「あなた」という妻の声が、もう一度響きました。いいご
夫婦なのだと思います。助手が脱ぎ捨てられていた和服を、男性の肩に掛
けなおしました。男性は肩を揺すりながら、廊下に出ていきます。妻が小
走りに後を追いかけ、背中につきました。任侠映画を見ているようです。
会場は万雷の拍手につつまれました。
436 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:31
去っていく男女の肩が、誇らしげに傾ぎました。ここに急に登場した男女
は、我々がよく知っている人物である。男女とは、もちろん川本モデル夫
妻である。料理人が竹田さんの乳房を入れた平皿を頭上に捧げ、そのまま
の姿勢でまな板の前の大石ににじり寄りました。大石の前で座り直し、三
方に頭を下げます。鉄箸を乳房の下に差し入れ、持ち上げます。竹田さん
の大きな目が、料理人の動きを追っています。乳房を大石の上に置きまし
た。ジュー、と大きな音がしたのです。不意を打たれて、全員が驚きまし
た。大石の上に置かれた乳房の下から、美味しそうな肉汁が流れ出ていま
す。乳房がふくれ始めました。みるみる大きくなります。オー、と声が上
がります。アメリカ人の驚きは格別です。大石はじっくり時間をかけて焼
いてあったのです。アメリカ人たちは、まだ気づいていないのかもしれま
せん。見かけは普通の石のままですし、調理法としても、日本では観光地
などで一般的ですが、あちらでは珍しいはずです。気づかなくても無理は
ないかもしれません。考えてみれば、竹田さんが寒そうでなかったこと、
男性の性器がだらんと垂れ下がっていたこと、特に前者は不思議でした。
彼女は裸ですし、血を抜かれる過程にあります。血圧が下がって震えるほ
ど寒いはずですが、そう見えなかったのです。大石のものすごい輻射熱が
彼女を包んでいたのです。石の上の乳房は、彼女の胸に付いていたときよ
り、はるかに大きな乳房になりました。一言、奇麗です。真っ白です。頂
上で乳首もふくれ、ピンクに輝いています。アメリカ人たちは興奮の坩堝
です。竹田さんは、恥ずかしそうに顔を赤めました。でも、嬉しそうです。
本当にふくれるのだと思って、私も興奮しました。本当にというのは、
パリ人肉事件の彼氏が、確か、そう書いていたからです。フライパンかな
んかで恋人の乳房を焼いたら、どんどん大きくなってびっくりしたみたい
なことを書いていました。
437 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:33
普通の肉を焼いてもそれほどの変化はないでしょうが、片側に皮膚組織が
残っていると、目の前のような見事なシーンが現出するのでしょう。とく
に乳房の場合、半球です。大石と接触している切断面が焼けて蒸気を発生
させ、緻密な皮膚組織がゴムのようにそれを閉じこめ、風船のようにふく
らむ、そういうことでしょうか。料理人にとっては、すべてが計算の内だ
ったようです。いくらか得意になって、相変わらず大げさな身ぶりで、次
の男性性器の下に鉄箸を差し込みました。切断面を下にし、陰茎を真っ直
ぐ上に立てて置きましたが、すぐ陰嚢の上に倒れました。場の全員が、今
度は予断をもって見入っています。ジュー、音がします。息を呑んで見つ
めていると、陰嚢が少しづつふくらんできました。それにつれて、陰茎も
少し持ち上がってきましたが、そこまででした。さすがに直立はしません。
当然といえば当然ですが、何となく失望したことは確かです。フゥ、とみ
んなが息をつきました。もともと乳房に比べると、男性性器は複雑ではあ
りますが、造形の美という点ではかないません。その上、乳房は鮮やか
な「芸」を披露したのですから、負けても当然といえば当然なのです。
焼く順番の間違いかな、そう思いました。最初に男性性器を焼いて、つい
で女性性器、最後に乳房、というのが正しい順番ではなかったでしょうか。
乳房の劇的な変化は最後まで残すべきでした。私はそう思ったのですが、
しかし、料理人は間違えていなかったのです。料理人は、最後の竹田さん
の性器を持ち上げました。自分の恥ずかしい部分を、全員に示されて、
竹田さん、すこしふくれています。そのまま、大仰に大切そうに、石の上
に置きます。同じように、ジュー、と音がします。割れ目が開き気味にめ
くれていきます。かなり卑猥な眺めで、いよいよ竹田さんは顔を赤くして
います。
438 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:35
昨日のダナさんの性器は、アメリカ人らしく陽気に開きっぱなしでしたが、
竹田さんの性器は、東洋的にじわじわと誘うように中身を反り返らせてい
きます。アメリカ人たちは、もう立ち上がって覗き込んでいます。何事か
を言い合いながら、見とれています。突然、竹田さんの性器が立ち上がり
ました。オウと、どよめきが上がりました。ひっくり返った賓客がいまし
た。立ち上がった竹田さんの性器は、そのまま湯気を上げて焼けていきま
す。すぐ、その理由は分かりました。切り取った性器の肉の下に、数セン
チの膣の管肉がついていました。料理人が全員に示しながら切り出してい
きましたから、みんなが見ています。その膣の管状の肉が、焼けて脹らみ、
完全に丸くなり、つっかい棒になって竹田さんの性器を押し上げているの
です。得意げに三方に頭を下げている料理人の様子だと、これもまた完全
に計算どおりのようです。竹田さんはと見ると、真っ赤になってそっぽを
向いています。出しゃばりな自分の性器に、すっかり困惑しているようで
す。料理人が大石の上の乳房を鉄箸で取り上げ、竹田さんのなめらかなお
腹の上に戻しまし た。臍の上に、まだ胸に付いたままの左の乳房より大き
く白い、火を通した乳房が載りました。目を閉じたままの竹田さんが呼吸
をするたびに、ゆっくり上下しています。半分にして伏せたタマネギのよ
うに、乳房を縦に切り分けていきます。柔らかそうな竹田さんのお腹肉の
寸前で、包丁が止まっています。みんなが冷や冷や眺めているのを楽しむ
ように、料理人はすばやくスライスしていきます。切り分けた乳房をその
まますくい上げ、平皿に戻します。切れ目でわずかにずれてはいますが、
全体としては乳房の形を保ったままです。通販番組のトマトのようです。
439 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:38
布巾で竹田さんのお腹を拭き直しますと、マシュマロのような肌に傷一つ
見えず、どっと歓声が湧きました。同じことを、男性性器で繰り返しまし
た。こちらははるかに固そうです。棒を切断するときにはかなりの力が入
ります。その入れた力を、竹田さんの皮膚の前で寸止めにします。見てい
る方にも力が入ります。一切り一切りに全員の呼吸が合わされました。こ
ちらはトマトのように全体の形を保ったままとはいきませんでした。棒の
輪切りはどうしても転がってしまいますし、小さな玉のスライスは倒れて
しまいます。料理人は細切れになった肉を鉄箸で拾い上げ、平皿の上に元
の形が分かるように並べました。竹田さんの性器が、お腹の上に戻されま
した。火が通って、随分大きくなったのが分かります。すぐ下に、切り出
した跡が布巾の窪みで示されているのですが、とてもはめ込み直すことは
不可能です。料理人はまず、白っぽい筒に焼き上がった膣の部分を切り放
し、輪切りにしました。性器全体を持ち上げてみんなを驚かせた力持ちの
筋肉です。こうなると、イカのリングそっくりです。残った本体のアワビ
をスライスします。斜めに切り下げていきます。少しづつずれながら、竹
田さんの外性器は細長く伸びていきます。それでも中央の割れ目の複雑な
形が失われることはありません。切り終わり、さっと包丁の腹を入れ、全
体をすくい上げます。切れ目のずれが元に戻り、平皿の上には、元通りの
竹田さんの性器が現れました。その横に、膣のリングが並べられます。こ
ちらは元の形にはなりません。まるっきりばらばらのイカのリングです。
料理人が竹田さんの腹を拭き、そのまま残った乳房を拭き始めました。座
に緊張が走りました。竹田さんもピクリとしました。驚きや恐怖というよ
り、その直截な冷たさに飛び上がったようです。
440 :
亜蘭もどき:02/08/23 20:41
助手が目で命令されて、大石をまな板のすぐ横に移動しました。竹田さん
の身体から、みるみる緊張感が消えていきました。気持ちよさそうです。
右手からの血抜きは、ずっと継続中です。すでに血圧の低下は相当で、凍
え死にそうな状態になっていたはずです。そこに焼けた大石を与えられ
て、ふーっと幸せそうな顔に変わっていきます。意識の朦朧はそのままに、
全身を輻射熱の快感が包んだのだと思います。料理人は残った乳房と布巾
の間に挟まっていた彼女のフルートの頭部管を鉄箸でつかみ、臍の上に移
動します。そしていきなり、これまでと同じことを、左の乳房にやり始め
ました。腰を浮かし、額から汗を流しながら、竹田さんの上におおいかぶ
さり、生きた乳房を縦に切り込みました。全員が慌てて竹田さんの顔を覗
き込みます。彼女はゆっくり目を開け、おぼろげに微笑んで、左の胸をわ
ずかに持ち上げました。それは料理人に許しを与えているようです。いき
なり切り込んだ包丁は、スコプチの使命を終え、そのまま幸せの高みに昇
ろうとする彼女に、もう一度こちら側に挨拶しなさいと料理人が送ったサ
インだったのかもしれません。本来なら激痛であろう刺激で、竹田さんは
目をさまし、ゆっくり周りを見回しました。濁りを取りきると、人の目は
こんなに奇麗になるのか、そう思いました。火の通っていない乳房を縦に
切るのは、ぶよぶよしていかにも難しそうです。まして鉄箸でしか固定で
きないのです。それでも料理人は、ゆっくりと切り進んでいきました。あ
の儀式の中で、一番時間を感じたのは、ここだったと思います。乳房は意
地悪をしているように左右前後に捻れました。包丁を手前に引くと、その
まま肉もついてきます。もうこれ以上伸びられないとなってから、やっと
切れ始めます。そのときに乳房は大きく変形していますから、真っ直ぐ切
れているのかどうか、まったく分かりません。
441 :
名無し調教中。:02/08/24 22:10
イイ!!
442 :
亜蘭もどき:02/08/25 06:07
手練の料理人は、それでも一センチくらいの厚さに、正確に、真っ直ぐ切
り分けていきます。妙なことが気にかかり始めました。それは、その一セ
ンチほどのスパンが、きりよく乳首をまたぐことができるかどうかという
ことです。竹田さんは一枚一枚と切り込まれるたびに目を見開きます。激
痛に耐えかねているという様子ではありません。峠道で恋人と左右に別れ
ながら、しきりに振り返って見収めている。そういう表情です。これはす
ごい生き方だ、すごい娘だ、そう思いました。私の気がかりは現実となっ
て、スパンは正確に乳首の真上にきました。何もためらわず料理人は、小
さなピンクの乳首を鉄箸で摘み、真ん中に包丁を載せ、小さく前後に引き
ました。きれいに色づいた肉が分かれていきます。そのまま料理人は、最
大値の半球に切り込んでいきました。竹田さんの左の乳房に切れ込みを入
れ終わった料理人は、包丁を乳房の根元に移し、横に構え、水平に引きま
す。薄いスライス肉が千枚漬けのようにパラリパラリと倒れてくるのを鉄
箸で捉え、冷水を張った桶の中に落としていきます。すっかり平らになっ
てしまった胸に、もう一枚の布巾が掛けられました。湯気を上げている桶
が持ち込まれました。竹田さんの乳房肉は十分に冷水に晒された後、そち
らの熱湯に数秒づつ浸けられ、平皿にきれいに並べられていきます。赤っ
ぽかった色が白く変わっています。逆サシに赤く入っているのは乳管だと
思います。四つの平皿にそれぞれの肉が盛られました。正面の主賓たちの
前に並べられます。料理人があらためて頭を下げました。三方から拍手が
湧きます。
443 :
亜蘭もどき:02/08/25 06:09
助手たちが竹田さんの各部と男性の肉を、小皿に取り分け、正面の客に配
ります。ジェイムスたちは興奮した面持ちで、受け取った皿の上を仔細に
眺め、フォークや箸でいじっています。写真を撮っているものもいました
。私もそちらを眺めていたのですが、不意に歓声が上がりました。気がつ
くと、竹田さんが正座し、正面に頭を下げています。私の席から、少し上
がった裸のお尻が見えています。可愛らしい姿です。ジェイムスたちも気
づき、呆然とし、すぐに全員が立ち上がって大拍手になりました。助手が
大石の上に敷物(石綿だと思います)を敷きます。竹田さんはそのまま、
その敷物の上に仰向けに横たわりました。料理人が竹田さんの胸の二枚の
布巾の間に、包丁を突き立て、そのまま股間の布巾に向けて切り下ろしま
した。柔らかい肉がさくさくと裂け、たちまち内臓が出てきます。竹田さ
んの目が何が起きたか確認するように開き、閉じました。裂け目から流れ
出る内臓を、鉄箸で大鉢に収めています。どの部分までが取り出されたか、
正確には確認はできませんが、下腹部の臓器のほとんどは鉢の中に入りま
した。料理人が立ち上がり、両乳房と股間、三枚の布巾を剥がし、石綿の
敷物を引っ張り始めました。竹田さんの身体が同じ位置で、ゆっくり回転
します。上座のジェイムスたちに、切り開かれたお腹の正面を見せ、やが
て完全に裏返りました。両手、両脚は大きく開き、大石を両サイドから抱
くかたちになりました。石綿はきれいに抜き取られ、竹田さんは、直接、
大石の上です。女性上位で石とセックスをしているようです。お尻だけ高
くピョンと上がり、若々しい鹿のようです。傷つけられた部分はすっかり
隠れ、まったく無傷のきれいな肢体が戻りました。ジュージューという音
がし始めます。
444 :
亜蘭もどき:02/08/25 06:12
敷物は頭の位置が残るように裁断してあったのか、竹田さんの横顔の下に
は枕のように石綿が残っています。あるいは敷物が頭の位置で二重になっ
ていたのかもしれません。どちらにしろ、見事な技でした。大石の輻射熱、
遠赤外線を受けて、竹田さんの身体に新しい命が与えられました。柔らか
そうな肉のそこここが、震えたり、捻れたり、音を出したりしています。
競馬の騎手の恰好で大石を抱いた竹田さんの身体が、微妙に動き始めまし
た。石とセックスをしているように、腰がもぞもぞ上下に動きます。卑猥
な光景なのですが、無邪気に可愛く見えます。お腹の空洞の空気が膨張し
て腰を持ち上げ、持ち上がると裂け目から空気が抜けて元の位置に下がる、
それを繰り返しているのです。脚を広げていますから、私の席から股間部
がよく見えました。お腹が膨らみ腰の位置が高くなると、性器を切り取ら
れて赤い肉になっていた部分が、こんがりと茶色に変わっているのが見え
ます。その上の部分、肛門の周囲の薄い肉が膨らんだりへこんだり、ぽこ
ぽこと動いていました。どれほどの奥で腸が切断されているのか正確には
解りませんが、それほど先ではないでしょう。竹田さんの腰が上がって下
がるとき、お腹のの裂け目から美味しそうな匂いを含んだ空気が押し出せ
れます。そのとき、彼女の肛門からも、わずかに蒸気が吹き出します。彼
女が元気なら、死にそうに恥ずかしがるでしょうが、今は、自然の摂理に
肉体が素直にしたがっています。正面に向かって左側の襖がさっと開かれ
ました。ずらりと並んだ大太鼓に取り付いた若者が、姿勢をそろえて叩き
出しました。お腹に響く重低音の連打です。アメリカからの賓客が、おぅ、
という感じで見入り、聞き入ります。相撲取りの恰好の大男が二人、太鼓
の背後から現れました。
445 :
亜蘭もどき:02/08/25 06:14
徹底的にショーアップされているようです。電通や博報堂に頼んだわけで
もないでしょうが、と書きましたが、本当にそう疑いたくなるような展開
でした。二人の力士は、座の中央に進み、竹田さんの両サイドに位置しま
した。彼女の足首に真っ白い紙を巻き、がっしり掴みます。そのまま持ち
上げ、まな板の左右に移動しました。竹田さんの身体は、まな板の上、大
石の手前で、逆さ張り付けのカエルの形になりました。頭は床すれすれで
す。こちら側に裂かれたお腹が見えます。料理人は足元の日本刀の鞘を払
い、上段に構えます。太鼓の音が一段と高くなります。竹田さんの股間は、
左右に裂けそうに引っ張られて、尻肉と太股がぷくりと膨れています。上
段の刀が、尻肉の割れ目に振り下ろされました。ジェイムスたちが目をつ
ぶったのが、開ききった竹田さんの股間越しに見えました。ガシャという
音がし、刃がまだひくひく動いていた肛門に食い込みました。同時に左右
の力士が、渾身の力で、左右に引っ張ります。めりめりと音を立てて、竹
田さんの股が裂けていきます。中世ヨーロッパの刑罰に、股裂きがあった
ことはしっています。馬で左右に引っ張っている絵を見たことがあります。
竹田さんを裂こうとしているのも、馬と変わらぬほどの巨漢です。もの凄
い肩の筋肉を震わせ、脚の筋を飛び出させて、竹田さんの脚を引っ張りま
した。華奢で、しかも半分火の入った竹田さんの身体ですが、それでも簡
単ではありません。料理人が、数度、気合いとともに刀を振り下ろし、恥
骨、座骨、仙骨のあたりを切断しました。アメリカ人たちは、気合いの度
に首を竦めています。ピストルには平気なくせに、文化伝統とは不思議な
ものです。徐々にお尻の谷間が深くなり、メリメリという音がはっきり聞
こえ、両脚が同時に削がれました。
446 :
亜蘭もどき:02/08/25 06:16
わずかに左側の筋が残り、そちらに胴体が引っ張られかけたのですが、料
理人の刀が一 閃し、竹田さんの胴体は真っすぐ、まな板の上に戻りました
。竹田さんの両脚を、左右の力士が斜め上に掲げました。力士の太い手か
ら、竹田さんの細い足首、ふくらはぎが上に伸び、膝で折れ曲がって豊か
な太股、お尻の半球とつづき、その先から引きちぎれた肉、繊維、脂肪な
どが覗いています。それがアーチのように左右から伸び、その下に横たわ
る竹田さんの胴体を讚えているようです。穏やかな表情をしています。顎
が上がって、喉元のきれいな線がでています。臍から下がありません。横
から見ると、胸、首、頭が三等分に見えます。首が長くなったようです。
魚屋がエラから包丁を入れて魚を捌くように、料理人が竹田さんの下顎に
そって刃をこじ入れました。そのまま包丁を押し込みます。軟骨が切断さ
れ、コトンと頭が落ちました。包丁を構え直し、肩の鎖骨にそって、刃を
入れ、丸い首の肉を切り分けます。十センチ近くも厚みのあるハムの形の
肉が取れました。ジェィムスが感に堪えないという顔をしています。その
まま料理人は、竹田さんの頭の切断面から包丁を入れ、ぐるりと回して、
赤い肉を切り出します。フルートの柔らかい音を生み出していた竹田さん
の舌でした。太鼓のリズムにのって、料理人の包丁が休みなく走り、竹田
さんの身体のすぺてが切り分けられ、大皿、平皿の上に載りました。全員
の前に、鉄の台に載った石が配られました。加熱されています。竹田さん
の皿が、そこここに置かれます。包丁式が終わり、宴会が始まるようです。
大太鼓がユニゾンで鳴りました。
447 :
亜蘭もどき:02/08/25 06:23
二人の力士が太鼓に合わせて四股を踏みます。蹲踞に構え、せり上がり、
ふんどしを解きました。大きな陰嚢と短い陰茎が剥き出しになります。
力士は腰を下げ、腰の後ろで手を組みます。助手が二人の下に、水を張っ
た桶を置きました。料理人が刀を構えます。見る見る陰茎が頭を上げまし
た。刀が二度閃き、ポトリポトリと肉が落ち、水が赤清められた性器は、
竹田さんを裂いた責任をとったもののように見えました。力士たちは、布
巾を当てられ、ふんどしを捲き直して、入場してきたときと同じように退
場していきました。料理人も、三方に頭を下げ、その後につづきます。入
れ替わりに、絣に襷がけの女性が入場し、賓客の前に正座しました。竹田
さんの肉を調理するのは、彼女たちの役割のようです。先に配られた竹田
さんの乳房、性器が、それぞれの石の上に戻され、ジリジリと音をあげ始
めました。歓声が上がります。ジェィムスの石に豪華絢爛たる首ステーキ
が載せられました。竹田さんだけが、入ってきて帰らない人となりました。
(この後も続くが興ざめになるので勝手に割愛)了
448 :
名無し調教中。:02/08/26 01:27
サンクス
またよろしく!
449 :
名無し調教中。:02/08/27 18:41
>>447 >興ざめになるので勝手に割愛
禿胴!
復活?しちゃうんだもんね.
450 :
亜蘭もどき:02/08/28 05:59
肉食倶楽部 (The Carnivore's Club) by MasterCzar
南フランスの深奥部の小さな町に世界一変わったレストランがある。
まったく宣伝をしないレストランだった。土地の住人はそこにレストラン
があることさえ知らなかったが、どっちみち一皿千ドルもする料理が彼ら
に食べられるわけがなかった。町中から40キロ、曲がりくねった私道を登
った先、山の上の中世の城がそのレストランである。下にバーガンディの
ワイン畑が広がり、小さな集落と教会の尖塔が所々に見えていた。さみし
い高台であり、一番近い農家からも遥かに離れていた。月に数度、夕食が
供せられる。選ばれた客は自家用ジェット、田舎道をリムジンとつないで、
厳重なチェックを受け、レストラン「肉食倶楽部」に到着する。「肉食倶
楽部」のメンバーは、5万ドルの入会金を払った上で、倶楽部の信条を受け
入れ、遵守することを誓わなくてはならない。その信条とは反・菜食主義、
メンバーは大型の肉食獣のように肉を愛し、極めなくてはならない。肉は
最高の美味である。選ばれた美食家が、いかなる動物の肉を食べても、そ
れは当然の権利である。その信条に基づき、多くの貴重な保護獣がこの倶
楽部の食事に供せられた。ライオン、虎、北極熊。キリンの首がまるごと
長いテーブルの上で調理され、50人ものパーティが開かれたこともあった。
優れた味覚をもった選ばれた男女には、たとえどんな貴重な動物の肉であ
っても、その肉汁を賞味する権利があるされ、すべての社会的、道徳的な
規範は、倶楽部の食堂、調理場で無視された。
451 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:01
何より優先されるべきは、誰も食べたことのない、絶妙な味の、地上でも
っとも珍しい肉を調達することである。この栄誉ある信条にそって、年に
四度、人の肉が供せられた。これを外の世界は衝撃的な犯罪と考えるかも
しれないが、メンバーにとっては彼らの信条、哲学の素直な実現にすぎな
かった。倶楽部で食される野生獣は、現実には、たとえばライオンはアフ
リカ、虎はインドという具合に、遠方で捕えられ、肉にして密かに運び込
まれた。しかし、倶楽部の専門家によると、理想的には、肉は食される直
前に殺され、切り捌かれるのが一番美味しい。いや、もし生きたまま調理
できるなら、それがベストである。倶楽部は目隠しテストをおこなって、
生きたまま調理した肉が間違いなく一番美味しいということを確認してい
た。美味しいという事実、また、火に掛けした場合の刺激的でわくわくす
るような光景のために、100年以上の伝統を誇る倶楽部の人肉料理は、かな
らず生体料理としておこなわれた。今回参加の100名以上のメンバー、ゲス
トはすでに到着していた。この人数の食事をそろえるためには、相当な数
の若い肉が必要である。肉は若ければ若いほど、柔らかくジューシィであ
ることが、100年の伝統で分かっていた。もちろん今夜の肉に22歳以上のも
のはいない。一番若いので16歳。若ければ若いほど美味しいのだが、肉の
量のことも考えなくてはならない。シェフは、女10名、男5名、合計15名の
若者を、今晩のために用意した。多くはヨーロッパ、アジア、アメリカの
少年院から結構な高値で買い求めたものだが、一部のメンバーは自分たち
の娘を提供していた。
452 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:04
気の毒な娘らは生涯を提供することになるのだが、両親が最初から自分を
肉として育てたことを知らなかった。両親が彼女らのダイエット、毎日の
運動にうるさかったのは、脂肪分を減らし筋肉を適度に育てるためであっ
た。今夜その努力が実り、娘は最高のステーキ肉になるのである。少年院
で買い取られた若者たちも、それぞれの場で、厳重にチェックされた。裸
で並べられ、大腿、尻、背中、胸の固さと感触を調べられた。選ばれたも
のたちは、自分たちはセックスの奴隷として売られたのだと考えた。最悪
を想像したものも、なぜバイヤーが、そんなに熱心に彼らの裸の身体を調
べたのか分からなかった。バイヤーは、若者たちの身体をセックスのため
にチェックしていたのではなかった。肉質を調べていたのである。本日の
ゲストたちが、自家用ジェット、リムジンと乗り継ぎ、城の玄関に着いた。
その内から二人の若い娘が、たくましいアシスタント・シェフに不愛想に
引率され、別室に向かった。不安そうに両親を振り返りながら去っていく
娘たちに、両親は満足そうであった。娘たちも今晩の料理が人肉料理であ
ることを知っており、それを楽しみにしてきたのだが、自分自身がその料
理であるとは知らなかったのである。18歳のロシアの少女・ソーニャ、16
歳の赤毛のアイルランドの少女・カティが、その二人であった。二人は玄
関から待合室に連れられた。そこにはすでに13人の少年少女が待っていた。
彼らは裸で、すっかり準備が整っていた。ソーニャとカティが最後の到着
だったので、二人の準備は急いでおこなわれた。
453 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:05
アシスタント・シェフとその助手が二人の少女をの服を脱がし、特別な準
備椅子に縛り付けた。二人の腸を奇麗にするために、熱いぬるぬるした浣
腸剤が施された。二人が炉の上で調理され死んでいくときに、無意識のう
ちに暴れてしまう。そんななかで、若い娘がおもらしをしてしまったりし
ては、優雅ではないからである。下の毛が生えているものは、電気カミソ
リで奇麗に剃り落とされた。陰毛は石炭の火を引火しやすく、そうなると
せっかくの美味しい肉が焦げ、舌触りがそこなわれるからである。もちろ
ん一番若い方の娘たちには、その必要がなかった。陰毛が生えていなかっ
たからである。彼女たちの乳房もまだ固くて小さかったが、脂肪分が少な
いこともあって、誰もが食べたがる絶品の一つであった。最後に、すべて
の少女たちは、おかっぱ頭にされた。やはり炉の炎の上でひっくり返され
たときに、長い髪の毛に引火し燃え上がる恐れがあったからである。人肉
料理の最初の準備は終わった。次は、倶楽部の伝統である「社交タイム」
である。食事をするものと、これから食事となるものの交流の場である。
両者が語り合い、知り合いになるのである。15人の若い少女と少年が、宴
会場に引き出された。みんなが裸で、下の毛も剃られている。手は背中で
縛られていた。宴会はたけなわとなってきた。豪華に着飾った男女が、高
価なブランディを飲み交わす横を、ウェイターがキャビアとオードブルの
皿をかかげて歩き回っている。裸の美しい肉体が宴会場の中をパレードし
始めると、全員の関心がそちらに集中した。若者たちの人格が否定されて
いるわけではない。
454 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:07
倶楽部の伝統は、肉になる者たちと社会的な関係を最後まで維持するとこ
ろにある。食するものと知り合いになり、敬意を払い、優しくはする。し
かし、その娘を食べるという行為は、あくまでも賞賛されるべきことであ
り、否定されるべきことではない。この複雑な関係が、倶楽部の信条を際
立たせるのである。倶楽部のメンバーは、この娘たちをステーキで食する
よりも、その美しい肉体をまるごとローストすることを望んだ。また、名
も知らない他人を食するよりも、名前を聞き、最後の会話を楽しみ、そう
した人間関係を作り上げた後に調理することを望んだ。娘たちは後ろ手に
縛られていたから、倶楽部のメンバーたちは、彼女たちの口にオードブル
を運んでやり、ブランディやシャンパンを注いでやった。みんなは、触っ
たり押したり撫でたりしながら、性的な接触を楽しみ、また、どこの肉が
美味しいかしらと予測して騒いだ。宴会はいよいよ盛り上がってきた。興
奮したメンバー、ゲストたちは、男も女も、若い肉体を性の対象として利
用し始めた。裸の娘がテーブルの上に投げ出され、時には同時に複数の男
性から、膣、尻に噛付かれていた。一方、女性の来客たちも、事態に恐怖
しながらも性器を屹立させ始めた裸の若者たちに襲いかかった。若者たち
は、もともと性器の大きさで選択されていた。(これから述べる「一物焼
き」のためである。)女性たちは少年たちの睾丸を細紐で固く縛った。屹
立を持続させるためと、射精を防ぐためである。
455 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:10
二人は柱に結わえられ、残りの三人は長いテーブルに仰向けに縛られた。
女性たちは若い獲物の器官の上に腰を下ろし、情熱的に奔放に上下させた。
この騒ぎを見るだけの女性客もいたが、それにしても40人もの女性が参加
していた。彼女らは、自分の順番が来るのを忍耐強く待たねばならなかっ
た。その点男性客は恵まれていた。10人の娘たちには一人当たり三つの穴
があるので、女性の場合ほど、待たされることがなかったからである。次
に待っているのは、これも倶楽部の伝統であるが、肉を柔らかくする作業
と、自分の肉に印を付ける作業である。肉を柔らかくする作業に関して、
メンバーの間にいささかの論争があった。片方は、獲物の柔らかい部分を
徹底的に鞭打つことを主張した。論理的には、肉は、なんの肉であっても、
叩けば叩くほど、最後に調理されたときに柔らかい。もう一方は、おおむ
ね美的な動機で、獲物の美しい肌を、調理中も、皿に盛ったときも、残し
ておき楽しみたいという主張であった。両者の意見を取り入れ、5人を鞭打
ち、5人を美しい肌のままに残しておくことになった。誰もが、若い娘が鞭
打たれるのを見たがっているが、ここの鞭打ちの激しさは、いかなるSM
パーティもかなわない。いずれにしろその娘は数時間後には調理されるの
である、いくら激しくてもかまわなかった。天井から、重そうな木の梁が
降りてきた。滑車の音が不気味である。娘たちのうち、一番若いのと一番
軽そうなのが、手首を梁のボルトに固定された。残りの三人、もう少し年
上で、肉のついた娘たちは、足首を同じように結び付けられた。ウインチ
が回り、重い梁が上がり始め、裸の美しい娘たちが三フィートほど吊るさ
れた。両端と真ん中に逆さに足首で吊るされた三人、その間に手首で吊る
された二人、きれいに交互である。五人ともが、むやみに暴れている。
456 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:12
鞭打ちが始まると、いっそう激しく暴れる、怯える、泣く。なかなかの見
物である。しかしこの鞭打ちは見世物ではなく、娘たちの肉を柔らかくす
るためのものである。そのために鞭は仮借なく、たちまち娘たちの肌は傷、
みみず腫れ、血に覆われ始めた。多くのメンバー、ゲストが鞭打ちに参加
したがったので、それぞれの娘に三回づつと決めたにもかかわらず、長い
列ができたしまった。どの種の鞭が、この娘らの肉を一番柔らかくするか、
議論が分かれるところである。そのために、あらゆる鞭が使われた。猫の
尻尾的なものから牡牛用の頑丈なもの、皮紐。娘たちの美味しそうなあら
ゆる部分、足、太股、背中、乳房が鞭打たれた。娘たちの奇麗な身体は、
あらゆる方角に傷付き、切れ、血が流れた。次は、娘たちの肉の自分が食
べたい部分に印を付ける作業である。一時間ほどの激しい連続鞭打ちの後、
娘たちを吊るした梁が降ろされた。いよいよ最後の準備作業である。自分
の肉に印を付けるのである。倶楽部のメンバーの全てが、それぞれのイニ
シャルの焼き印を持った。焼き印は真っ赤に燃えた石炭の大鍋で熱せられ
ていた。倶楽部のメンバーは望むなら、食べたい部分を予約することがで
きる。若い肉の太股や乳房が美味しそうだと思ったら、その部分に焼き印
を押せばいいのである。娘たちの全身がすっかり焼き上がった後も、焼き
印はその部分に残っているから、切り捌いて予約者に渡すことができるの
である。鞭打たれた五人は梁に結ばれたままであった。残りの五人は後ろ
手に高く、ホールの梁に縛りつけてある。頭の先から爪先までつるつるに
剃られた五人の男子は、天井から降ろされた木製の輪型の大きな燭台に結
わえてある。
457 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:14
鞭打ちされた五人の娘たちの苦しみなど問題ではない苦痛が、15人の肉の
提供者たちを襲うことになるのだが、今はまだ身動きできずにじっとして
いるだけである。客たちは誰のどこがおいしそうか、注意深く観察してま
わった。歯応えはがいいのは誰か、身のつまっているのはどこか、客たち
はここで自分の今夜の夕食を決めるのである。肉カットの仕方も選択する
ことができた。一部のメンバーは、どこでも結構ということで、この過程
に参加しなかったが、大方は、自分の好みに忠実で、熱心につまんだり叩
いたりしながら、乳房、尻肉、太股と今夜の食事を選んでいった。決まっ
たら、それぞれの赤く熱した焼き印をその部分に押し当てた。焼き印がゆ
っくり皮膚に食い込んでいくジューという音。それが筋肉にまで達して娘
たちが耐えきれずにあげる悲鳴。両方ともが、大いに愉快であった。好み
は一部に集中し、気の毒な男女には、何度も焼き印が押された。慈悲をか
けられた訳ではないが、焼き印とのキスを免れた者もいた。これで「社交
タイム」は終了である。いよいよ人肉ローストというエキゾチックな料理
の時間である。泣いている10人の娘たちは、ひとまず宴会場から出された。
5人の青年たちは、輪型の木製の燭台の内側に丸く並べて繋がれたままで
ある。性器の根元は先程レイプされたときのままに細紐で固く縛られたま
まであった。彼らは、何人もの倶楽部の女性メンバーやゲストと性交をし
たのだが、射精は許されなかった。青年たちの性器を料理する前に何度で
も楽しむことは、女性たちの食欲増進のためにきわめて有効なこととして
推奨されていたから、何人かの夫人たちは青年たちの輪の中に押し入り
(実際希望者が多すぎてちょっとした混乱があったほどだ)、縛られたオ
チンチンを口に入れ、また興奮させようと努力した。
458 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:16
実はこの作業、これから作る「一物焼き」には是非とも必要なものであっ
た。「一物焼き」のためには、一物をできるだけ大きく、固くしておいた
ほうがいい。夫やボーイフレンドたちは、奮闘する女性たちをはやしたり
、コーチしたりして大騒ぎである。文字通り eat cock するのだから、実
際にかじったり、咬んだり、歯を立てたり、血を流したり、夫や恋人とセ
ックスをするときには出来ないようなことをしてもいいのである。みんな
が満足したら、「一物焼き」の開始である。青年たちが片方に寄せられ、
丸型のグリルが押し込まれ、輪の真ん中に置かれた。30分ほど前に火が付
けられ、灰色の練炭の間からチロチロと炎が上がっている。バーベキュウ
には絶好の火加減である。青年たちの裸の腰と膝に新たなロープが掛けら
れ、グリルから逃げられないように固定された。若者たちの太股はグリル
の側面に押し付けて固定され、彼らの屹立したペニスと睾丸がグリルの上
に水平に突き出された。グリルの網目から一センチちょっと上、赤く燃え
ている石炭から五センチほど上である。ちょっとでもペニスが萎縮したら、
たちまち睾丸もろともジュッと焼かれることになる。先程までのセクシー
な刺激の後、気の毒な青年たちは、胴体に付いたままの性器を焼かれると
いう経験をさせらるのである。生きながら焼かれる痛みが腰を襲う。ペニ
スと睾丸の皮膚がたちまち真っ赤になり、湯気があがり、ジュージュー音
を立て始めた。すぐに水脹れができ、焦げ始め、グリルの上のホットドッ
グのようになった。ご夫人のためのスペシャルタイムである。湯気を立て
るペニスにバーベキュー・ソースを塗る。料理バサミで左右に傾ける。若
者たちの嘆願は、ご夫人たちを喜ばせるだけであった。何を言っても「あ
なたのオチンチンは美味しそうよ。誰とも分けたくないわ」などという返
事がくるだけであった。
459 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:19
じきに、縛られた青年たちは苦痛で震えだした。膝がガクガクし、お尻が
引きつり始める。しかし彼らがどうなろうとお構いなく、青年たちの一番
大切な部分は、彼らの目の前で、美味しそうな食べ物に変わっていった。
「一物焼き」はほぼ焼き上がった。ご夫人たちは料理バサミをと尖ったフ
ォークを使い、ペニスの方向を変え、焼き網に押し付けた。きれいな焼き
目を入れるためである。フォークを焼き性器に突き立てたのは、焼け具合
をチェックするためである。青年たちの叫びはうめきに変り、性器は脂が
ジリジリ焼け、皮膚は剥がれ、バーベキュー・ソースにくるまれた。尖っ
たフォークが簡単にペニスに刺さるようになった。十分に火が通ったので
ある。肉切り包丁で端を切り取っても血が流れない。なかも焼けたようで
ある。その時が来た。ご夫人たちが青年たちにキスをして、「あなた立派
だったわ。さすがよ、あの苦痛に男らしく耐えたのだから」などと耳元で
囁いているうちに、一つ一つ、彼らのペニスと睾丸が切り取られた。青年
たちは恐怖の目で、自分の股間がきれいに去勢されていくのを見ていた。
ご夫人たちは、切り取った性器を、てきぱきとグリルの上でひっくり返し
ている。上の方がまだ少し生焼けだったからである。最初の食事の時間で
ある。伝統的にご夫人のための時間となる。調理されたペニスは、睾丸が
繋がったままであるが、ジュージュー煙を上げているところを突き刺され、
丸いパンの上にのせられた。調味料がたっぷり広げられる。辛しと胡椒、
ドイツのザワークラウトが添えられた。調理された睾丸が大きすぎて、パ
ンからあふれ出ている。趣向を増すために、ご夫人たちに野球帽がわたさ
れ、野球の試合のビデオが映された。アメリカ、日本、ヒスパニック系の
ご夫人たちに、自宅でくつろいでいる雰囲気になってもらうためである。
ヨーロッパからのご夫人には、異国情緒を楽しんでいただくことになる。
460 :
亜蘭もどき:02/08/28 06:21
40人からのご夫人がいたのに、わずか五本の「コックドッグ」である。ほ
んの味見程度、一口か二口しか食べられない。しかし味は最高であった。
自分の番を待つ価値が十分にあった。世界最高の血入りソーセージである。
焦げた皮膚を噛み破るときのガリッとした感触、豊潤な中身。血管と海綿
体のちょうどいい歯応えがつづく。大胆なご夫人がはみ出た睾丸に噛付く。
若い青年の表現できないほどリッチな睾丸である。飲み込むまで何分もか
かるほど噛みでがあった。倶楽部の伝統では、「一物焼き」の量がいくら
少なくても、ご夫人たちは、その珍味を提供者と分け合わなくてはならな
いことになっている。去勢された青年たちにも、一口づつは食べさせねば
ならないのだ。しかも自分の性器を食べさせる規則になっているが、いつ
も大騒ぎになるので、どの「コックドッグ」が誰の性器でできているか、
実際分からなくなる。そのために、まあそれが望ましい、くらいの規則に
なっているのである。青年たちは一日中何も食べていない。大変な苦痛の
連続でいっそうお腹が空いている。強制しなくても、進んで自分の性器
(と思われる)を口にした。この最初のコース、興味尽きない調理法とわ
ずかな食事によって、ご夫人たちの食欲は刺激され、より空腹になったよ
うである。もちろん彼女らのパートナーたちは、待たされつづけて、耐え
られないほど飢えていた。メインコースの開始である。10人の娘たちが宴
会場にもどされた。この度は、いささか威厳がないというか、縛った手足
に棒を通され、前後をにこやかなシェフに担がれて登場した。お腹を上に
して揺れる裸の娘たちは、お腹を空かした人々の歓声の中をぐるぐるパレ
ードし、そのまま内庭に向かった。
461 :
亜蘭もどき:02/08/28 10:54
内庭は城壁に四方を囲まれ、真ん中に六つの大型のレンガの炉があった。
それぞれの炉には二つづつの串受けがあり、大型の獲物を二匹並べて処理
できる大きさがあった。計算をしてみる。娘たちが10人、さきほど「コッ
クドッグ」を作られた青年が5人、合計15人。六つの炉に二人づつ掛けると
12人。という訳で、15人引く12人で、3人は、他の連中が炉で調理されるの
を見ながら、自分の順番を待たねばならないことになる。炉はすでに石炭
で満たされ、一時間も前から火が着けられていた。火加減は完璧で、石炭
の表面は灰色に、隙間からは指のような炎が無数に立ち上っていた。焼き
人たちは、石炭をならし、炎に香木を投げ入れていた。裸の娘たちはみん
な、棒受けのある棚に掛けられた。順番に進んできて棚に掛けられながら、
娘たちは哀願し、泣き、涙を流したが、笑われ、無視されただけだった。
実際、メンバーやゲストたちは空腹であったし、このエキゾチックな禁断
の肉を食するのを何ヶ月も待ちこがれていたからである。ここで、倶楽部
で長い間論争の種になっている、もう一つの問題にについて触れておかね
ばならない。先に、肉は生きたまま調理されたときに最高の味がすること
に関しては、みなが同意していることは述べた。また、火にかけられた獲
物が自分が焼かれる様を生きて経験すること、美しく悶え暴れること、そ
れを眺めるのは最高にエロチックで素晴らしいことは衆議一決していた。
462 :
亜蘭もどき:02/08/28 10:56
意見が対立していたのは、それから先である。一方は、伝統を重んずるグ
ループで、獲物が人であっても、正しく古典的に串刺しにしてローストし
なければならないと考えた。しかしこの場合は問題があった。串刺しの鉄
串が重要な内臓、心臓とか胃とかを傷つけ、獲物が即死しないまでも、石
炭にかけて一、二分しか生きていないことである。何年もの試行錯誤の後、
内臓解剖学にのっとった熟練の技量で、注意深く娘たちに鉄串を押し込ん
でいけば、生きたままの串打ちが可能なことが分かった。また、串先をサ
ーベルの鋼鉄の格別に鋭いものにすれば、さらにダメージを与えずに串刺
しにできることが分かってきた。そうしたとしても、娘たちが致命傷を受
けることは同じだが、最低30分は意識がしっかりある。娘たちは生きなが
ら焼かれ、炎の上に掛けられる貴重な経験をすることができるのである。
もちろん、彼女たちの肉も最高の状態にローストされることになる。もう
一方のグループは、割合最近の意見なのだが、そんな面倒くさいことはせ
ずに、特別に設計された鉄串に娘たちを縛り付けるという方法を選んだ。
こちらの美点は、まるっきり健康で元気な娘を石炭にかけることができる
ことである。口も自由であるから(先の串打ちの場合、口を串が通り抜け
るために、発音が明瞭でなくなるのである)、彼女たちの可愛いい声も聞
くことができる。固く鉄串に結び付けてあっても、熱と炎に皮膚、肉、筋
肉を焼かれ、熱波が身体を貫くと、娘たちは激しく暴れる、それがその肉
をこれから食べようとしているものたちには、たまらなく楽しいのである。
串刺しにした娘たちも、生きているから怯え震えるけれども、やはり縛り
付けられた娘たちより、元気がない。しかしもちろん古典的な串打ちの娘
の美しさも捨てがたい。
463 :
亜蘭もどき:02/08/28 10:58
どちらにしろ、好みの問題であった。という訳で、娘たちは二つのグルー
プに分けられた。鉄串に縛り付けられるものと、串刺しにされるものと。
ロシア娘のソーニャは鉄串を打たれる方に選ばれた。二人のシェフが彼女
を吊るしていた棒をラックから外した。ソーニャの両手は結ばれたまま城
壁の上のウインチから伸びる重いロープに繋がれた。ソーニャの身体が5
フィートほど引き上げられた。足首が折り曲げられ太股に結び直された。
さらに足首間に横棒が取り付けられ、太股を閉じることができなくされた。
これですっかり剃り上げられ、ぬめって見えるソーニャの性器がむき出し
にされた。春にしては寒い日だったが、恐怖と精一杯の抵抗、また炉の高
熱と煙のために、ソーニャの肌は汗の粒で光っていた。太陽が彼女の全身
を照らしていた。豊かでしかも固い乳房から、彫刻のような腹部、さらに
筋肉質の太股の方に、太粒の汗が流れ落ちている。その乳房と太股の両方
に、新しくて深い異なったイニシャルの焼き印が押されているのが見えた。
ここにいるメンバーの何人かが、彼女のみずみずしい乳房と太股を渇望し、
食事として選んだのである。焼き印以外の傷はなかった。ソーニャは最初
の肉を柔らかくするための鞭打ちはされなかったのである。吊るされたま
まで準備が終り、ロープはさらに4フィート引き上げられた。ソーニャ用
の鉄串の先にカミソリのように鋭い穂先がねじ込まれた。二人のシェフが
彼女の震える身体を支え、彼女が運命を変えようと最後の抵抗をするのを
押さえていた。ソーニャは穂先が彼女の太股の間にセットされたのを恐怖
の目で見下ろしていた。
464 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:01
料理長が新しいオリーブオイルをナイフのように尖った穂先に注いだ。そ
して注意深く、ソーニャの陰唇を開き、穂先を入れた。ウインチ係に頷く
と、少しづつソーニャの身体が下がってきた。ソーニャは膣一杯に穂先が
入ってきたのを感じてうめいたが、まだどこも切れてはいない。そこで数
分間、シェフは、残忍な槍先を5インチ上下させ、捻り動かしつづけた。
空腹に時間の無駄ではあったが、みんなはこの可愛いロシア娘が、冷たい
鉄のペニスで最後のエクスタシーに達するのを見て息を飲んだ。ソーニャ
は大きな胸を波打たせ、太股を震わし、エクスタシーのうめき声を出した。
これがソーニャにとって最後のエクスタシーであると、彼女自身も不思議
に自覚していたが、それでも喜びのうめき声を我慢できなかった。シェフ
がウインチ係に頷いた。一度に一インチ下がった。鋭い穂先が、子宮口を
破った。血が鉄串、太股の内側に流れた。ソーニャは泣き、叫び、うめい
た。穂先が子宮の中を通過するのを感じていた。情け容赦なく、穂先はす
ぐ子宮上端に達した。ここから先がシェフの永年の経験の見せ場である。
ほんの小さなミスでも彼女を殺すことになってしまう。シェフはソーニャ
の腹部をしっかり抱え、穂先を注意深く彼女のお腹の中に通していく。少
し差し込むだけでソーニャは激しく震え暴れたから、大変な作業である。
数インチ片方に寄せ、肝臓と胃の間を通過される。動脈を避ける。外科医
の練達であった。最大のポイントは、穂先が彼女の上半身の中ほどにきた
ときである。シェフはソーニャの胸骨に指を食い込ませながら、巧みに心
臓の横をすり抜けさせる。シェフは三度目の合図をウインチ係に送り、ソ
ーニャの降下スピードを少し上げさせた。穂先が食道壁に来た。梯子の上
の調理助手が、ロシア娘ソーニャの髪を掴み、頭を後ろに引っ張り、喉に
一パイント(約0.5リットル)のオリーブオイルを注ぎ込んだ。
465 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:04
食道壁を破った穂先が、ソーニャの喉を滑り、口からその姿を現した。鉄
串は依然として地面に立てられたままで、ソーニャの裸の身体がゆっくり
沈みつづけている。驚くほど少量の出血である。そのわずかな血もすぐ助
手によって拭い去られた。ソーニャは完全に串刺しにされた。鉄串が、膣
から入り、上半身を抜け、口から出ている。しかも彼女は呼吸をし、完全
に意識もある。自分が鉄棒に串刺しにされていることを理解していた。宴
会場の人々の歓声が爆発した。捕われの獲物のように裸で吊るされていた
他の娘たちも、驚いて見とれている。しかし挨拶を返している場合ではな
い。ソーニャの生き串刺しは、別にここで喝采をもらうためのものではな
い。あくまでも料理なのだ。ウインチが降ろされ、ソーニャの身体がさら
に鉄串を滑り降りる。今、鉄串は彼女の口から3フィート、膣から4フィー
ト、飛び出ている。ちょうどいい具合である。助手が急いで、ソーニャの
手首と足首を細紐で20回ほど鉄串に巻いて縛った。これで手足をばたばた
することもできなくなり、ソーニャの串焼きの準備はすっかり整った。鋭
い穂先が取り外され、手回し用のクランクが彼女の口の側の棒端に取り付
けられた。両サイドの助手がソーニャを作業テーブルから持ち上げ、一番
目のレンガの炉の方に運んだ。赤く燃え、煙を上げている炉の両側に、3
フィートほどの高さの鉄の柱が立っており、6インチ間隔で3つの斜棒が溶
接されていた。獲物と火の間隔を、微妙に調整するためである。一番上は
薫製、味付け、予熱のためである。30分の拷問であり、獲物が元気に暴れ
叫ぶののは楽しみなことであった。真ん中は、もっと強いローストのため
である。ここでも普通、娘たちの意識は健在である。ソーニャたちは最後
の苦痛にここで耐えるのである。
466 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:06
一番下でも、彼女たちは、呼吸はしているし、目も開いている。しかしさ
すがに意識は混濁してくる。ここで食客たちは、娘たちの身体がこんがり
と、骨まで美味しそうな肉に焼き上がるのを見ることができるのである。
6つの炉の12の座が満員になり、三人が待たねばならなくなる、と先に述
べた。残されたのは一番若い青年と、二人の娘であった。彼らは助かった?
もちろんそんなことはない。その夜は100人のパーティであり、その分の肉
が必要であった。三人にも、格別の趣向の調理法が用意されていた。余談
だが、アジアの娘の味は最高である。ただ身体が小さいので(とくに中
国人)、食べでがないのが欠点である。大食漢だと、二、三人で食べ切っ
てしまう。三人のための格別の趣向とは、速戦即決のファーストフード、
みんなの前であっという間に焼き上げ、まだ彼女たちがばたばた暴れてい
るうちに、グリルの上でさっさと切り分けて食するというものである。
「一物焼き」を作ったときの丸型のグリルが、中庭に持ち出された。もち
ろんまだ石炭は燃えつづけていたが、新しい炭が追加された。丸型炉が三
人の下に据えられた。三人ともがまだ足で吊られていたが、丹念に結び直
された。ファーストフードとして提供する部分を焼きやすいように縛られ
たのである。一人の娘は、後ろ手に足首とともに縛られ肉のフックに掛け
られた。エビ反りになり、大きくて固い乳房が突き出された。残りの二人
の男女は、腹を上にして手首足首で釣り下げられた。お尻が突き出されグ
リルに当てやすくなった。その娘も赤毛で、そばかすだらけの20歳、先の
アイルランド系の娘より肉質の重そうなグラマーな娘であった。どこにで
もいそうな典型的なアメリカ娘であったが、嫉妬にかられてボーイフレン
ドの恋人を殺した娘である。この娘と、先程から炉で焼かれている内の6
人は、ニューヨーク郊外の少年院で買われたが、自分が最終的にどのよう
な判決を受けることになるのか知らなかった。
467 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:08
彼女のお尻は巨大で身がつまっている。それと比較すれば、一番若い少年
のお尻は小さい蕾である。この二人は、先の娘よりは、まだ快適に吊るさ
れている。エビ反りに背中を反対に曲げられている気の毒な娘は、アラブ
の娘で、自分の兄とセックスをしてここに売られた。彼女の乳房は美しく
、たっぷりしていて美味そうである。大きくて色の濃い乳輪から、優に一
インチはある乳首が飛び出していた。彼女を吊るしたロープが緩められ、
その見事な乳房が、赤く燃えたグリルに押し付けられた。恐怖と苦痛で彼
女が叫んだ。鉄串を打たれた娘たちのように、心備えをする時間はなかっ
た。いきなり自分の乳房の肉が熱い鉄の上でジュージュー音を立てて焼か
れ始めたのである。次いで、少年と赤毛の娘のロープが下げられた。彼ら
の場合、お尻がグリルに当たった。グリルは直径6フィートはあったから、
彼らがどんなに怯えて暴れようと、スペースは十分であった。身体をどん
なに捻っても、柔肉の反対側が焼けるだけであった。自分の体重が自分の
乳房か尻をしっかりと灼熱の鉄に押し付け、美味しそうな音を立てるので
ある。身体を持ち上げようとすると、シェフの鋭い肉フォークで刺し戻さ
れる。赤毛と少年のお尻には、すぐにグリルの網目が焼き付いた。黒く、
煙を上げている。同じようにアラブの娘の乳房も、ある部分は赤く、また
ある部分は黒く、まだらに変色してきた。グリルの当たる場所によって温
度が違ったからである。シェフが彼女の大きな乳房を鋭いフォークで突き
刺し、両サイド、先端から根元まで、方向を変え平均にグリルに当てた。
この度は、上等なマリネード(ワイン、酢、オイル、香辛料などを混ぜた
漬け汁)ではなく、野趣溢れるバーベキュー・ソースが使われる。客たち
は最初のコースはここで提供されることを感じ取って、上等な陶器の皿を
持って丸型のグリルの回りに集まった。紙皿などではない。
468 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:10
三人は最後に料理にかけられたが、彼らの若い肉が最初に焼き上がるのは
明白であった。内庭の炉では、八人の娘と四人の青年がゆっくりとロース
トされ、香木の煙を肉に染み込ませていた。この12人の調理が終わるには、
後一時間はかかるであろう。この丸型グリルの上の三人は最初に供され
るファーストフードである。直火に掛けられるだけではなく、焼ける先か
ら生きながら肉を切り取られるのである。シェフたちは片手に料理用フォ
ーク、片手に肉切り包丁を持ちながら、彼らをグリルに押し付け、人肉ス
テーキをスライスしていく。最初の娘がアラビア語で嘆願し、恐怖の目を
見開いたが、シェフはお構いなく、フォークを深々と彼女の乳房に差し込
んだ。そのまま肉切り包丁で先端を奇麗に切り取った。乳輪と乳首を上に
してグリルの網の上に優雅に置いた。脂がジュージューと焼ける。シェフ
はアラビア娘の大きな乳房をてきぱきとスライスしていった。彼女の左の
胸には何にも残らなかった。切り取ったステーキをひっくり返しながら、
シェフは右の乳房に取り掛かった。グリルの網の上は乳房の肉に覆われ、
薄切り肉が焼けてねじれる度に、脂がパチパチ音を立てる。残りの二人の
シェフが、吊るされた男女のお尻の肉に同じことをしていた。彼らの尻肉
は、すでにグリルの網目のラインが焦げ目になって付いていた。青年のお
尻にはほとんど脂肪がない。シェフはミディアムレアの部分を切り取って
いく。切り口は深赤である。赤毛の娘のお尻には脂肪が乗っており、お色
気たっぷりである。シェフは青年より大きな肉に切り分けていった。グリ
ルの上はたちまち、さまざまな人肉ステーキで埋められていった。それを
供給した若い三人の犠牲者は、苦痛にうめき叫びながら、汗と煙ににまみ
れていた。アラブの娘がカイロプラクチックの苦痛の極みのポーズから開
放された。彼女の乳房は切り取られ、いまグリルの上で焼かれているとこ
ろで、胸にもはや何もなくなったからである。
469 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:12
彼女はグリルから降ろされ、苦痛の格好から開放された。といっても、そ
のまま開放されるわけではなく、前向きに折り曲げる、もっと楽な尻焼き
用のポーズに結び直され、グリルの上に戻されるのだ。それでもずいぶん
楽になったことはなった。騒いでいた赤毛の娘が、いま後ろで切り捌かれ
始めた。お尻を骨盤の骨まで一枚一枚と切り出された。今度は彼女が乳房
焼き用の苦しい格好をさせられる番である。青年の最初に剃られて滑らか
になっていた手足が身体から切り離され、無花果の葉、ナツメヤシの実と
ともにロースト皿に乗せられ、近くにあった土のオーブンに入れられた。
去勢され、お尻を失い、足をなくし、手を切られた青年は、まだ生きてい
た。青年の上半身はグリルの横の尖ったポールの上に置かれた。自分の尻
肉が賞味されるさまの証人となるのである。赤毛の娘の白いそばかすの乳
首、アラビア娘のお尻肉が、いまグリルの上でジリジリ焼かれている。最
初に切り取った肉は焼き上がりつつあった。クラシックにコック帽とエプ
ロンを付けたシェフたちは、最高の出来の肉を見てにこやかに微笑んだ。
メンバーもゲストも、最初のコースを賞味するために自分の皿をかかげた
。「乳房ですか、尻肉ですか?青年ですか、娘ですか?」シェフたちが配
給していく。一部のものたちには、人肉は初めての体験であった。最初の
内は、とまどう者、ためらう者もいたが、メンバーたちは、これがもっと
も貴重で美味な肉であることを請け負って、食べさせたのである。例によ
って、青年の尻肉の一切れが、上半身だけになった青年にふるまわれた。
彼は最初、顔をそむけたが、無理矢理、口に押し込まれてしまった。そう
されては、彼にはその肉を噛み、飲み込むしか手がなかった。文字通り、
手がなかったからである。同じように、まだ新しい部分が焼かれるている
最中で、苦しんでいる二人の娘にも、それぞれの肉がふるまわれた。
470 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:15
かくして、最初の食事の儀式は無事終わった。それぞれのゲストは、数オ
ンスづつの青年、娘たちの肉を食べたのである。それは、彼らを満足させ
る量には足りなかったが、人の肉が最高の美味であることを知るには十分
な量であった。彼らの食欲は、いよいよ貪欲に旺盛に刺激されたのである。
野生動物の味でもなく、家畜の味でもなく、人の肉は白身と赤身の間で、
まったく独特の味である。どこか親しみやすい味なのは、結局自分自身を
食しているわけだから当然として、きわめて美味しい。禁断の罪深い喜び
の味である。古くからのメンバーが知っていた驚くべき美味を、いま新し
いメンバーも知ったのである。このエキゾチックな肉は絶品中の絶品。道
徳、倫理などでこの究極の料理を禁止するのは罰当たりである。二人の娘
はグリルの上で残った部分を切り捌かれていた。内庭の炉に掛けられてい
たメインコース料理が出来上がる頃である。ソーニャとカティは、500度ま
で上がる二番目のフックに移された。生きていたが、二人の意識は少し朦
朧としていた。裸の身体を貫いた鉄串を中心に、ゆっくりと回転をつづけ
ていた。おおかた焼き上がったと見えた。白い肌は奇麗に焦げ、香木、た
っぷり塗られたマリネードの芳香が立ち上っていた。二人の目は開いてい
た。自分たちが、回転しながら、タレを塗られながら、豪華な宴会料理に
なっているのだということは理解していた。二人は、こんなに多くの人々
を満腹にし、美味しかったと褒められる料理になれるかしらという不安に
とらわれ、いや、そうならなくてはという不思議な責任感を持った。身体
を鉄槍に貫かれ、仮借ない炎に一時間以上さらされ、意識をなくしながら、
自分はいま最高の料理を提供しているのだと、ある種の達成感も感じてい
た。さらに最後に、美食家たちに考えうる最上の食事を提供できる、自分
の美しくて締まった肉体に感謝もしていたのである。
471 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:17
意識を失いながら、まだ呼吸はしていたが、ソーニャとカティは一番下の
フックに移された。ここでは600度でローストされる。あと30分で二人は焼
き上がり、食べられるようになる。内庭のあちこちで、他の娘や青年たち
が陶酔と死の間の朦朧とした気分のまま、ラックを下げられていった。シ
ェフは、ソーニャとカティが十分に燻蒸され焼きあがったと判断し、二人
を炉にかけたままで、先端の肉を少し切り取った。乳房とお尻は火に近い
せいで、やや早めに出来上がるのである。シェフは切り取った肉をフォー
クで突き刺し、焼き上がったことを告げた。ソーニャが目を開けた。肉切
り包丁が彼女のお尻の肉をスライスしたときに、小さな声を上げた。彼女
の最初の尻肉ステーキが、先に焼き印で予約したカップルに渡されたとき、
鉄串に貫ぬかれた口で微笑んだように見えた。ソーニャが焼き上がるのを
皿を掲げたまま何時間も待っていたカップルは、彼女のつぶやきを聞き取
れなかった。「わたしのお尻の肉を味わってね、美味しいといいけど。今
夜の食事にわたしのお尻を選んでいただいて有り難う」ソーニャはそう言
おうとしたのである。ソーニャは鋭い肉切り包丁が、両方の乳房をさくさ
くと切り取るのを感じた。米とかぼちゃ、ベビー・トーモロコシなどに貴
重な野生のマッシュルームを添えた二枚の皿の上に、自分のそれぞれの乳
房が載せられるのを、煙越しに見た。それは二人のメンバーに供せられる。
もちろんこの宴会の最初に彼女に焼き印を押した二人である。ソーニャは
そのときの激痛を思い出した。片方で5ポンド(2.265Kg) の乳房は、ソーニ
ャの父親と母親に、食べがいのあるメインコースとして渡された。ソーニ
ャの上等な赤肉と豊かな脂肪、ロシア・ソースに調味料と高級ウオッカ、
最高のまた最高である。
472 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:19
最後にこの絶品を賞味してもらえるのであれば、ソーニャが苦しんだり暴
れたりしたこと、また死ぬことも意味があるというものであった。大きな
尻ステーキと乳房ステーキが焼き印者たちに供された後、ソーニャは火か
ら下ろされ、長いテーブルの上に置かれた。まだ串打たれたままであった。
呼吸をしている。まだ生きていた。焼き上がりながら、生きていた。多く
の客たちが、ソーニャが載せられた銀の大皿の周りに腰掛けた。皿は彼女
よりわずかに大きく、周囲を珍しい果物、異国の野菜で飾られている。太
股、ふくらはぎ、腕が切り取られる。内側は、おおかたがミディアムレア
であった。ソーニャは夢の中にいるようで、ボリュームたっぷりの自分の
ステーキが皿に盛られるのを見ていた。太股の肉を切り取られながら、美
味しいと賞賛する声を聞いた。ソーニャは、自分が美味しかったこと、自
分をローストした人々に喜ばれていることを知り、心救われた。彼女が最
後に聞いたのは、彼女の肩に切り込んできた電気カッターの音であった。
テーブルの数人が、今夜のメインディッシュにソーニャの肩肉のステーキ
を選んでいたのである。隣のテーブルでは、小柄で赤毛のカティが、まだ
生きていた。小さな蕾の胸が、予約の焼き印を押したカップルに切り取ら
れるのを感じていた。彼女の柔らかな若い膣が、同じカップルによって切
り出された。だれも焼き印を押していなかったからである。カップルは、
カティの膣と乳首の白い肉を食べたが、お腹一杯になるわけもなく、いま
一番下のラックから下ろされようとしている二人のアジア娘の方へ歩いて
きた。今晩の食事を、東洋料理で締めくくろうと思ったのである。東洋の
神秘、小さくて身のつまった乳房は、カシューとアーモンドの実に埋めら
れていた。ほどんどの胸肉を待ちわびた人々によってすぐに切り取られた
が、なぜか、(牽制し合ってであろうか)貴重な繊細な乳首が残っていた。
カティの小さな胸と膣の肉で食欲を刺激されたカップルは、アジア娘の太
股と尻の肉を気のすむまで食することができる。
473 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:21
二人は日本娘の締まった腿肉を皿にたっぷりと切り取った。他の客は、ま
だ息をしている中国娘の尻肉を選んだ。もともとアジア娘の乳房は小さく
て、極端な話、可愛い乳首をかじると余り残らない。脚も細いから、一本
くらいなら、飢えた男がたちまち食べ切ってしまう。しかしその味の絶妙
さは、比較するものがないのである。女性客は、いま焼き上がり切り捌か
れる青年たちの尻肉ステーキに行列をつくった。彼らの筋肉はボリューム
たっぷりで、腹ペコの女性二人でも、腕一本を平らげるのが精一杯であっ
た。長い夜であったが、最後に一番下のラックに移されたのは、ドイツと
スウェーデンの娘であった。この二人はソーニャ、カティと違って、ラッ
クからテーブルに移されても、まだ十分に元気であり、反抗的であった。
二人の娘の肌は焼け、煙を上げていたが、シェフに切り捌かれながら、ま
だ動いている。それも当然で、その娘らの尻、大腿の深い切痕は、まった
くのレアであった。このテーブルはメンバーのためのもので、中には20年
以上の人食体験のあるものもいた。そうした人々は生に近い肉を好んだの
である。
474 :
亜蘭もどき:02/08/28 11:23
ドイツとスウェーデンの娘は、鉄串を膣から口に打たれたグループではな
く、縛り付けられただけの方だったので、ソーニャなどより元気だったの
である。ドイツの娘は、私の肉を喉にひっかけて死んでしまえ、などとメ
ンバーたちを罵っていた。スウェーデンの娘も自分を奇麗に焼いてくれた
シェフに感謝しているようには見えなかった。しかし、大柄で、肉たっぷ
りの娘たちは、食べがいがありそうであった。彼女たちの乳房がまるごと
切り取られた。外側は焦げ、火脹れが出来ていたが、内側は完全にレアで
あった。四つの乳房は、仕上げのために、一、二分グリルの上に置かれた。
二人の娘の膣が恥骨まで深々とえぐられた。乳房と同じように生焼けであ
ったが、待ちこがれたメンバーが差し出した皿に載せられた。元気のいい
娘たちの半生の性器は、そのテーブルの二人の食通に、人肉寿司として食
されたのである。ドイツからのメンバーが、まだ呪いの言葉を呟きつづけ
る自国の娘の切り取られた乳房の痕に屈み込み、口一杯の肉を噛み切った。
そして、にっこり彼女に微笑み、彼女が今夜のための単なる肉、食事であ
り、それ以外のなにものでもないことを知らせたのである。同国人として
の配慮であろうか。
了
475 :
名無し調教中。:02/08/29 22:01
age
476 :
名無し調教中。:02/08/30 23:21
日本に比べてフランスは大雑把だね。
477 :
亜蘭もどき:02/08/31 16:35
先生のせいで、わたし、夫に殺されるかもしれないな、そう思っています。
でも、別に先生に責任をとれなんては言いませんから、ご安心ください。
わたしの夫、先生のページを、毎日熱心に見ています。わたしにも見せま
す。本当なのか、フィクションが混じっているのか、どこがどうか分かり
ませんが、確かなのは、夫は、全部本当だと思っていることです。そして、
夫は思ったことは必ず実行する人なんです。わたしもそこが好きなのです
が、ちょっと心配な時もあります。とくに今回は、心配です。わたしは、
先生の嫌いな「おばさん」です。おばさんは、物欲だけで、優秀な男と、
若者を滅ぼしたと書かれていますが、実は、おばさんも辛いのです。わた
しと夫は、モデルなのです。それも変なモデルで、投稿写真誌のモデルな
のです。35歳で、割合若くは見えるのですが、編集者は、以前のようには
ちやほやしてくれません。夫は気のいい遊び人で、要求されるままに、な
んでもやります。やります、といっても、わたしにやらせるのですが。新
宿の劇場の方と同じで、やっぱり一歩先をいかないと、みなさんに喜んで
もらえないのです。わたしも剃られていますし、刺青も小さなものですが
入れています。ピアスもあそこに6つ入れています。全部、撮影をしながら
でした。顔はかくして分かりませんが、わたしの身体を見た人は多いはず
です。20の頃は、夫とふつうにからんで十分に商売できたのですが、だん
だん難しくなりました。SM、複数の男性、刺青、どんどんエスカレート
しています。次が、ピアス。最初、へそ。すぐあそこ。年をとると、大変
なのです。でも、そう悲観ばかりしているわけではなく、わたしも楽しみ
なのです。雑誌には、わたしのことを、F氏(夫のこと)の奴隷女なんて
書いてあります。変だなとも思いますが、本当かなとも思います。夫は本
当にわたしの身体が好きですし、心も愛してくれています。それで夫は、
雑誌から、次の企画を頼まれているのです。しかし、もうわたしの身体で
出来て、雑誌の柱になり、お金になりそうな企画は、あんまりないのです。
それで先生のFGMがどうか、ということになっているわけです。
478 :
亜蘭もどき:02/08/31 16:38
わたし、クリトリスを取るくらいなら、夫が喜ぶなら、いいなと思ってい
たのです。夫が言うなら、ラビア(わたしたちの業界ではこう言います)
も取ってもいい。何人か、そういう人がいることは、先生のページで分か
りました。わたしも、M嬢やLさん、まだ他にもいらっしゃいましたね、
そういう人と同じで、自分の性器が嫌いなのです。嫌いだから、剃られた
り、刺青を入れたり、ピアスの穴を開けられたりが、気持ちいいのだと思
います。痛いのですが、でも、性器が苛められていると思うと、いい気味
で、うれしいのです。わたしのラビアは、けっこう醜く、エレーナのよう
ではありません。Lさんも、エレーナのものが奇麗と先生が(小説家の方
かもしれませんが)書いているのを気にしていましたが、わたしも気にな
ります。わたしのは汚くて悪かったですね、って感じです。でも醜いので
すから、取って欲しいのです。ラビアは切ってもらいたい、しかも夫が喜
んで、仕事になるなら本当にいいなと思います。クリトリスは残った方が
いいけど、それも夫が喜ぶならいいのです。痛いのはぜんぜん平気です。
痛い方が、気持ちいいのです。夫が、わたしに先生のページを見せるのは、
その教育のためなのです。その内に、おそるおそる、やってくれと言って
くるのは分かっています。わたしは、そんな夫が好きなのです。なんでも
やってあげたい。でも、少し心配なのは、今日の写真です。よくは見えな
いのですが、あれは切り取られた性器包丁のように見えるのですが、違い
ますか。先日のビートルズの方の奥さんのものですか。そう思うと、丁度
150グラム位に見えます。あれでは、完全に中身まで切り取られて、取られ
た方は、死んじゃうのではないですか。夫はあれを見た瞬間にわたしをぐ
っと抱きしめて、興奮してました。多分、いつか頼まれそうです。ひどい
目に会いました。雑誌でやる前に、少しだけ実験をしてみました。爪切り
では、ラビアは奇麗には切れません。ほとんどは切れるのですが、切断は
できなくて、最後は引っ張って、千切るようにしないと切れません。あん
まり痛くて、気が遠くなりました。夫にしがみついてしまいました。
479 :
亜蘭もどき:02/08/31 16:40
2ミリほどの深さで、長さは5ミリほど、ほんとに少しなのですが、夫が慎
重に爪切りを当て、パチンとやりました。べちゃっという感じで、高い音
はしません。ただ電気が走ったように、のけぞってしまいました。痛い、
痛い。夫が、いくら力を入れて押しても、パチンといきません。夫はあせ
って、引っ張ります。残った細い肉か繊維かが、伸びて、千切られて、
わあぁぁ、って感じです。たった2ミリで、この痛さ。現実はすごいって
感じです。でも、夫は、たった2ミリだから、音がしないのだと言います。
ここなら、とクリトリスをつまんで、音がするかもしれないと言います。
ここには芯があるからな、と言います。わたしがちょっと待って、と言
わなかったら、そのまま切られちゃったかもしれません。でも、少し、
気を取り直さないととてもダメです。だいたい、今日はカメラがいない
のです。やっぱり、ロシアの人とか、新宿の人とかのように、なにかの
覚悟がないと、そう簡単ではありません。わたしも刺青とか、ピアスで
少しはなれているのですが、とても、とても。これなら、あの写真のよ
うに、包丁でばっさりやってもらった方が、いいのではないかと思いま
す。雑誌との話は決まっていますから、なんとか写真に写るほどの大き
さのラビアを切り取って、夫は、それをいただかなくてはなりません。
わたしのビラビラは見苦しいほど大きいので、量の心配はありませんが、
ほんとに痛さを我慢できるかどうか。でも、アフリカの女性は全員が我
慢しているのでしょう。偉いな。Mちゃん、全部取るのでしょう。大丈夫
かな。心配になります。わたしの場合、ラビアを少しだけだから、これで
逃げ出すようじゃ、プロじゃないですよね。それにしても、ビートルズの
方の奥さん、どういう事情ですか。 料理用のハサミがいいと夫がいいます。
カニなどを食べるときにレストランなどで出す、柄が大きく長く、刃は頑
丈ですが短いハサミです。夫が言うには、てこの原理で、すごい力が入る
のだそうです。夫が買ってきたものはセラミック製です。刃と刃の間がピ
ッチリしています。切れずに、刃の間にぐにゃっと肉が挟まって、にっち
もさっちもいかなくなるということはなさそうです。
480 :
亜蘭もどき:02/08/31 16:42
カニの殻用の道具というのが、なんだか失礼な感じですが、爪切りで切れ
残りを引き千切られるよりかは、いいかなと思っています。「飛び入り」
のモデル夫妻です。先生が一目置いておられるKさんから、本筋でないと
言われまして、なんとなくわたしの夫、不機嫌になっております。とくに
新宿の連中が評価されているのが面白くないようで、すごい対抗意識です。
わたしも負けてはいられないような気がしてきています。 二人して頑張る
ぞ、なんて思っているのですが、やっぱり頑張るとわたしが痛い目にあう
という図式は変りません、変りませんでした。先日、撮影が終りました。
本は年内には出来るそうです。紀伊国屋とかには並びませんが、ビニール
カバーに入って盛り場の書店で売られます。自分で自分のことが出ている
雑誌を買いに行くのは面白いですよ。村上春樹さんなんかも同じような気
持ちかな、なんて言うと怒られますね。今度の雑誌はすごいです。最初に、
寿司屋さんのカウンターに裸で寝そべったわたしの写真。次に、お皿に乗
ったわたしの肉。1.5センチ×4センチくらいのものが二つ。丸ごと写って
います。それが握り寿司になっているのが、次のページ。わたしの夫の勝
負企画です。50万で売れたと言っています。Mちゃんより高くて申し訳な
いけど、企画料込みですからあしからず。夫の狙いは、ラビアの写真は、
股につながったままではもちろん掲載できませんが、切り取った後なら、
たんなる肉だから大丈夫、というところにあります。本当にそうでしょう
か。先生が載せられたあの写真はダメということだったのでしょう。あれ
は、あそこがまるごとだから、やっぱりいけないのでしょうね。二色刷り
のページで切り取るところがでます。こちらは残念ながら、ぼかしだらけ
になりますが、ご期待ください。ハサミは正解でした。それに編集部の方
にしっかり身体を固定してもらったら、チームプレーのように思えてきま
す。わたしが頑張らなきゃなんて責任も出てきて、恐いとか痛いとか言っ
てられなくなりました。人の力でがんじがらめにされている時は、なにを
されても、あんまり痛くないよ、という新宿の劇場の方の意見は正しいで
す。
481 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:01
二人が血相を変えて、わたしの脚を目いっぱい広げて固定します。それだ
けで裂けそうでした。わたしは両ラビアに三個づつのピアスがしてありま
すが、それに紐をかけて、これも千切れそうに引っ張ります。肉にテラマ
イシン、ハサミにイソジンがかけられて、出血化膿防止と消毒です。これ、
全部、新宿の劇場のやりかたのマネですね。夫はわたしのために一番実績
のある方法を選んでくれたのでしょう。でも、やっぱり、Kさんに本筋で
はないと言われるのも当然かな。でも、ハサミとお寿司は完全に夫のオリ
ジナルですから、許してください。それで夫が、カニ用のハサミを持って
登場。引っ張られて透きとおるくらい薄くなったラビアをジョキジョキ。エッ、エッ、ワアッ、イタイ、と硬直していると、不意にみんなが力を抜
いて、終り。みんなが、よくやった、よくやった、と褒めてくれるし、夫
は満足そうだしで、幸せでした。後は、出版社と親しい寿司屋さんの仕事
です。わたしは少し安静にということで、座敷で横になっていました。下
半身がズキンズキンと脈を打ちますが、そんなに不快ではありませんでし
た。しばらくすると、寿司台に載せて、特特上の握り寿司が持ってこられ
ました。トロとウニのあいだに、わたしの握りがあります。わたしがその
寿司をアンニュイに眺めているところを撮影。これ、荒木さんが撮ったら
いいと思いません、先生。でも、実際は、全然有名じゃないTちゃんのカ
メラ。鼻に汗かいて、ズボンをふくらませて撮ってくれているのが、可愛
らしい。みんな、いい人だな、そう、思えてきて、荒木さんなんて思って
ごめん、って感じです。写真誌のFLASH に、切り取ったラビアが出てまし
た。性器の美容整形がはやっているという記事で、ガーゼの上に乗っかっ
たラビアの切れ端が4,5枚、写っていました。ほんとに小さな写真でしたが、
夫はさかんに、先を越されたと悔しがっています。この辺が、わたしの夫の
偉いところであり、また怖いところです。レーザーメスで、切り取ったと
書いてあります。手術の後、すぐ家には帰れますが、セックスは一月ぐら
いは出来ないとあります。だったら、ハサミの方が治りが早いような気が
します。
482 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:10
わたしの場合、ただでさえ変な格好だったのですが、いろいろな撮影で、
いろいろな人が、好き勝手にいじりまわしていよいよ黒く醜くなっていた
のです。その上、ピアスもあったりして、自分でいうのもなんですが、持
て余し気味で嫌いだったのですが、いま、飛び出た部分がなくなり、すっ
きりして、中学生に戻ったようで、すっかり嬉しくなっています。わたし
の握り寿司について、続報をお知らせしますと、実は、夫は噛み切れなか
ったのです。噛んでも噛んでも飲み込めなくて、あせっていました。最後
はわたしに気兼ねして、つかえそうになりながら無理矢理飲み込んでまし
た。生は駄目です。ひょっとして、わたしの場合だけだとショックですが、
人のラビアは結構固いようです。というわけで、片方のラビアは、アナゴ
のように七輪で焼いて握りなおしてました。自分の肉が、じりじり焼けて
油が出てきたりするのを見るのは、変な気持ちです。ついでにタレもぬっ
ていました。今度はおいしそうでしたが、夫は、あんまりかんばしそうな
顔はしませんでした。これはやっぱり身じゃない、と言います。危ない夫。
Kさんに会いました。夫が熱心に話を聞いていました。わたしは側にいた
だけなのですが、それでもKさんが立派な方なのは分かりました。これま
であんまりお目にかかったことのないタイプの人でした。ありがたいとい
うか、厳かというか、ともかく夫はぺこぺこしていましたが、そうしても
仕方がないなという方でした。夫はKさんから、ビデオテープと何かの機
械を借りました。それについてのお知らせです。Kさんを紹介していただ
いたお礼です。ビデオの中身をかいつまんで書きます。可愛い女性がエス
テの店に入ります。胸を大きくしたいのだそうです。バストフォーミング
という言葉が聞こえます。小さな胸を出して、横になります。ガラスのコ
ップの底にホースのついた道具が胸にかぶせられます。シューという音が
して、女性のオッパイがふくらみガラスにくっつきます。乳首がホースに
引き込まれそうになり、色素が薄くなって、生き物のように動きます。な
かなか可愛いオッパイです。ここまではわたしもやってもらったことがあ
ります。けっこう気持ちはいいのですが、あんまり効果はありませんでした。
483 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:12
もっと小さな真空カップを背中にいっぱいつけて美肌に効果があるといっ
ている店もあります。係りの人が女性の耳にささやきます。女性はためら
ったようですが、OKしたようです。パンティが取られます。口の小さな、
しかし奥行きはあるコップが大切なところに当てられます。またシューと
いう音がします。幼そうなあそこの肉が盛り上がってきます。おい、おい、
と夫が身を乗り出します。機械はリズミカルに空気を吸い出しているよう
で、あそこの肉もマッサージされて、上がったり下がったりしています。
スイッチが映り、係りの人が1から2に上げます。またシューと音がして、
あそこの肉がもっと引き出されます。少し開いたようです。女性はオッパ
イ、あそこと二ヶ所を吸引されて、うっとりしているようです。2から3に
上がります。オッパイは完全にガラスに密着しました。乳首は倍も大きく
なったようです。あそこはさらに吸い出され、バラのように開ききりまし
た。きれいな肉がぶるぶる震えています。なんだか中身が出てきそうです。
画面が不意に変り、あまり美しくない男性のお尻が大写しになりました。
おなじ形の真空カップが肛門に当てられました。無造作にスイッチが入れ
られ、シューと音がして、たちまち肛門がめくれ、大きな痔核が出てきま
した。なるほどそんな便利な機械があったのかという感じです。その機械
は美容のためのものではなかったのです。れっきとした外科手術のための
機械だったのです。それが今、若い女性のあそこに当てられ、スイッチが4
にされようとしています。目盛りは10まであります。痔核が出てくるとい
うことは、痔核は直腸の内側にあるのですから、腸が裏返しになって出て
きたということです。今、それが女性のあそこに当てられているのですか
ら、あそこが裏返しになって出てきても不思議ではないということになり
ます。夫が次に何の企画を立てたか、分かってきました。借りてきた機械
も分かりました。もう撮影の日取りも決めているのでしょう。夫もわたし
も、実はあまり自分自身の身体を好きではないのだな、と思います。
484 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:16
どちらも年の割にはきれいな身体ではあるのですが、きたないところだけ
が気になって、どんどん嫌いになるのです。わたしたちよりずっときたな
い身体の人たちが、自分の身体を自慢し、エステに通い、ダイエットに一
生懸命で、タバコをやめたりするのを見ると、気の毒になります。絶対、
わたし、あの機械のスイッチ、10まで上げてもらいます。わたしの子宮を
吸い出してもらうのです。夫、ビデオの女性のあそこがめくれてくるのを
見て、わたしを抱き寄せます。すっかり興奮してしまっています。実はわ
たしもそうです。脱腸というのがありますが、脱膣というのもあるそうで
す。夫が買ってきた本に書いてあります。それになるのかしら。しかもそ
れを徹底的にやったら、完全に膣が反転して、オチンチンのように飛び出
してきて、その中に子宮が入っているという状態になるのでしょうか。子
宮はもっと大きいから出てこないんじゃないかしら、と夫に言いますと、
長さ6センチ、幅3センチ、厚さ2センチ位で、もし膣になにか詰め物をしな
いといけないとするなら、子宮が一番ふさわしい大きさと硬さなのだそう
です。びっくりしました。あそこが完全に裏返って、オチンチンの形にな
り、ヒダヒダもGスポットも表になったところを、咥えてやる、と言われ
たときは、すごい、頑張ろうと思いました。Mちゃんのマネをして、クイ
ズを出します。人間の身体のなかで、年をとればとるほどシワがなくなっ
てスベスベになるところが、一ヶ所だけあるのだそうですが、分かります
か。答えは、あそこ、膣なのだそうです。夫が、先日買ってきた本を読み
ながら作った問題です。わたしは、もう一つ答えがあると思うのですが、
よく年をとると脳のシワがなくなると言いません。あそこだけじゃないと
思います。でも、その本には、立派な学校の先生が書かれた本ですが、ツ
ルツルになるのは、人間の身体のなかで膣だけだとはっきり書いてありま
す。
485 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:18
昔からの常識は、間違いだったのですね。夫が、同じ本から出したもう一
つのクイズ。ホッテントットのエプロン、とは何でしょうか。答えは、こ
れもあそこ、小陰唇なのだそうです。アフリカのホッテントットは、あそ
こを引っ張って長く伸ばせば伸ばすほど、美人ということになるのだそう
です。わたし、夫に美人の素を食べられちゃったということになります。
ホッテントットさんたちのエイズの具合を調べてみて、もし感染率が低か
ったら、あそこを引っ張って伸ばすことが、エイズ対策になるということ
になりませんか。以前、Mちゃんが、あそこを切り取る民族にエイズが少
ない、というノーベル賞クラスの発見をしたと騒いでいましたが、わたし
の発見はいかがでしょう。と言っても、わたしののは立証されていないの
ですが。例のビデオの話です。真空に吸い出された女性のあそこがめくれ
てきて、だんだん盛り上がってきます。不気味な生物が這い出てきている
ようです。ぬるぬるとガラスいっぱいに膨れてきます。男性の痔核が出て
くるのと、ここまでくると、あまり差がないみたいです。ちょっと嫌だな、
という感じですが、夫は興奮の坩堝です。わたしの肩に回した手に力が入
るので、すぐ分かります。まだ、性器の全体が引っ張られている感じで、
裏返って膣の内側がめくれてきてはいません。少し口が開いたかなという
感じ。機械のスイッチをさっさと10まで上げて、早く子宮を吸い出して、
と叫びたくなります。ずっと昔、オチンチンが欲しかったことがあります。
女の子にはある時期、みんなにあるのだそうですが、わたしも憶えていま
す。それが、こんなことで実現するなんて、手品みたいですね。完全に膣
が反転して、オチンチンのように飛び出してきて、子宮がその芯になるな
んて、そのように本当になるなんて、だれが発見したのでしょう。それで、
シワのことが気になってきたのです。あそこのシワが表に出て、ぎざぎざ
のオチンチンが出来るのでしょうか。それを触ったり、口に入れたりした
ら、どんな気持ちになるのでしょう。
486 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:20
のシワが余裕になって、上手に反転出来るということもあるかもしれない。
年をとったら、肉が硬かったり、弾力がなかったりして、裏返せないかも
しれない。無理して作っても、つるつるの生ッ白い出来損ないのソーセー
ジになってしまうかもしれない。ビデオの可愛い女性がバストフォーミン
グに入ったエステの店は、Kさんの店だそうです。完全個室で豪華な店で
す。豪華な店なのですが、テレビコマーシャルを流すようなチェーン店で
はありませんから、けばけばしくはなく、落ち着いた、静かな雰囲気です。
このお店の密かなサービスが、オチンチン・プランティングというサービ
スなのです。レーザー脱毛、肉割れ、妊娠線の解消、O脚矯正、バストサ
イズアップ、ヒップアップ、美肌、もちろんダイエット、いろいろなサー
ビスがありますが、これはめずらしいと思います。お店の人の話によりま
すと、このサービスには、ものすごい癒しの効果があるのだそうです。女
性のオチンチンコンプレックスは深くて、肉体的、精神的な不調の原因は、
結構このコンプレックスからきているのだそうです。馬鹿みたいな話なの
ですが、失恋した人にこの治療をすると、いっぺんに元気になるそうです。
自信が出てくるのだそうです。馬鹿みたいなのですが、そうかもと思いま
す。失恋した男性のおっぱいを大きくしてあげると、同じような効果があ
るかもしれません。だって、きれいな乳房が自分にできると、失恋の根拠
みたいなものがなくなるではないですか。これはわたしだけの考えですか
ら、本当かどうかしりません。わたし、Mちゃんに似てきたみたい。彼女
みたいな自由な気持ちも、自信も、才能もないけど、いいなと思っている
内に、変なことを思い付くようになってしまいました。うれしいな。ビデ
オの女性の性器は、5センチほど引っ張り出されました。先の3センチほど
は裏返った膣のように見えます。色がそのように見えます。オチンチンを
めくったときの色です。
487 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:22
係りの女性が、スイッチを切り、カップを抜きます。ポコンとはずれて少
し張り出します。わたし、この業界の人で、同じようなオチンチンの人を
しっています。芯がなくて、ちょっとぶよぶよしたアメリカの中学生のも
のみたい(本当かどうか、知りませんけど)。係りの女性が、おしぼりみ
たいなもので、可愛い女性のオチンチンを、そっと包みます。女性は、ア
アッと声を出したみたい。おしぼりの上から、ギュッと掴まれました。声
が高くなりました。わたし、見ていて、息がつまりそうになりました。ど
んな気持ちかしら。お前のはあんなもんじゃなく、根こそぎ引っくり替え
してやるよ、夫が、耳元で囁きます。お前に俺のより大きなオチンチンを
生やして、俺が噛み切ってやる、と言います。わたし、卒倒しそうになり
ました。カメラのT君も来ました。ビデオも来ました。編集長ももちろん
います。夫は大変意気込んで、機械のセットとか、あれこれ指図していま
す。力が入っている感じです。わたしもついつい興奮してきます。どんな
本や、ビデオになるのか知りませんが、テーマは分かっています。女性の
性器をひっくり返す、です。完全な裏物になるのでしょう。わたしもぼか
しが入るものより、はっきり写っているものの方が好きです。何だか、お
寿司になったり、ひっくり返されたりと、わたしたち、このところ調子が
いいようです。五年ほど前の全盛期に戻った感じです。これも先生のおか
げです。夫からもお礼を言っておくように言われました。夫がお風呂でわ
たしのあそこの毛を剃ります。前日にやっておけるといいのですが、伸び
てしまうので、撮影の直前じゃないと駄目なのです。長島さんの顔のよう
に、青みがかって映るのはいやでしょう。いつもは安全カミソリで剃るの
ですが、夫、気持ちを入れて、ふつうの床屋さんのカミソリを当てました。
なんだかそのまま FGM になだれ込みそうで、ちょっと緊張します。
488 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:25
大丈夫、大丈夫と、夫、わたしの心配に気づいたのか、弁解します。湯船
の縁に腰掛けて、脚を広げているのですが、丹念にカミソリを当てられて
いると、いつも変な気持ちになります。剃りづらい部分、とくにクリトリ
スの根元の数本の毛とかを、あっちこっちの肉を押したり引いたりして剃
られると、お尻がもじもじしてきます。髭剃りクリームを塗り込んだりさ
れると、のけぞります。Mちゃんの木の実があるといいのだけれど、こち
らのレベルでは、この方法が一番かしら。後でひりひりするのが困ります
が。剃毛シーンは、カメラのT君が狙っていますので、そちらにいいアン
グルをあげるために、変な角度に脚を曲げられたりして大変なのです。こ
の手の写真をすごく好きな人がいるのだそうです。奇麗になったね、と編
集長に言われました。はみ出ていた小陰唇を切っちゃったからです。一週
間もしないうちに傷もすっかり治り、すっきりした中学生のようなあそこ
になっています。レーザーメスで切ると、一月は使用禁止になるそうです
が、原始的なハサミの方が早く治るみたいです。ラビア切除は、全員の女
性にお薦めです。耳のピアス穴に毛のはえたような手術ですから、これか
ら流行るのではないかと思います。もう相当流行っているそうですが。ア
メリカのジェイムスさんたちも日本に食材を求めれば、ずいぶん簡単なの
にと思います。ベッドに横たわりますと、ビデオの女性のように、ガラス
のカップがオッパイと性器に当てられました。シュウと音がして、たちま
ちオッパイがガラスのコップ一杯に膨れてきます。大きくなった分、色素
が薄れて、色白になります。首を上げて、下を見ますと、肉が盛り上がっ
てきています。手前に見える二つのオッパイの先にもう一つオッパイがで
きそうです。ただ頂上が割れているのが違いです。ポンプが息をして吸い
出しているので、三つの肉の山は上下に震えながら高くなります。頑張れ、
頑張れという気持ち。クリトリスは骨に取り付けられているので、震える
だけで、上がってきません。
489 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:27
会陰部をカップの下の縁が押さえているので、その間の肉が盛り上がって
きているのです。高くなるにつれて、口が開いてきます。ほかほかの中華
マンの真ん中に包丁で切れ目をいれたようです。美味しそうです。夫が目
盛りを上げたようです。シュウという音が高くなったようです。さらに肉
が吸い出されます。ちょっと痛みがきましたが、たいしたものではありま
せん。下の山の割れ目がさらに開き、中華まんの具が少し出てきたようで
す。みんなが興奮してくるのが分かります。照明がギンギンに当てられて
いるので、シワ、血管の一本一本まではっきり見えます。頂上付近の色が
変わってきています。内臓の部分が表に出てきているのでしょうか。カッ
プの縁が当たっている所が痛くなってきましたが、我慢できないほどでは
ありません。ワアッ、という感じで、中華まんが真ん中からぱかっと割れ
ました。オオッ、とみんながどよめきます。シャッターの音が続きます。
中から別の生物のように、あんこが出てきました。紫色。この前Kさんの
事務所から借りてきたビデオで見た、男の人の汚い肛門みたいです。肛門
全体引っ張り出されて、穴の縁が三センチ幅の紫のたらこになり、その真
ん中から大きな痔核がメリッとひっくり返って出てきた、それにそっくり。
わたし思わずカップを両手で隠そうとしたくらい、醜いのです。ヤダッ、
て感じ。みんな幻滅してるんじゃないかと思って見回すと、逆で、目を丸
くして、興奮してるみたい。安心しました。でも、Mちゃんが女性のあそ
こは汚いから、昔から絵や彫刻に描いてもらえなかったといっていたのを
思い出して、本当だと思いました。色が本当に汚いのです。形もぶよぶよ
ですから、最悪の大きな毒芋虫みたい。どうしてみんな興奮しているのか
わたしには分からないのですが、カメラのTちゃんのズボンの前がパンパ
ンになっているのを見つけて、ホッと安心します。わたしもFGM を受けた
くなりました。
490 :
亜蘭もどき:02/08/31 21:30
女性の性器の中身は痔核か癌細胞です。これはみんな切り取った方がいい
と思います。わたしのオチンチン、五センチほどに成長しました。上半分
が内臓です。自分のものだと思うと哀しいので、関係ない生物として見る
ことにしました。そこで一旦ストップ、編集長が言います。夫がスイッチ
を止め、半裏返りの性器ちょっと戻ったのですが、カップを抜きます。色
は違いますが、形はやっぱり中華まんの具を詰め込み過ぎてはじけた形で
す。しわしわが気持ち悪いのです。まあ、まだわたしが若いという証拠で
すから、いいのですが。二三センチ裏返っただけですが、意外に膣の肉、
厚みを感じます。小陰唇よりずっと肉厚です。これだと輪切りでも、食べ
でがありそうです。固くはないと思います。ちょっとNさん、舐めて、夫
に編集長の声、夫が山の根元を押さえながら、口を寄せてきます。山がた
かくなったみたい。わたしも頭を上げて覗き込みながら、唾が出てきます。
どんな感じかしら。チラと舐めてきます。涼しいような、奥に手が届いた
感じ、もう覗いてはいられません。オッパイを突き上げて悶えてあげます。
わたしはこれでもプロですから。夫、ガバと咥えました。本当に悶えたく
なってきました。ワアッ、あそこを咥えられてるのだ、と思うと変な気持
ちです。わたし夫のを何回もカメラの前で咥えてきましたが、咥えられる
のは初めて。こんなにいい気持ちなんだ。夫、咥えて引っ張って放してを
繰り返します。そのたんびにわたしヒーヒー言っていたのですが、夫の狙
いは別にあったのです。あそこがどんどん伸びてくるのです。咥えて引っ
張ると、その分わたしのオチンチンが伸びます。放すと、外側の肉だけが
根元の方に戻りますが、その分、内側の肉がまためくれてくる。文留さん
の事件で、なんだかわたしたち追い詰められた感じになっています。わ た
したちのやっていることが、中途半端で情けないような気持ちにみんなが
なっ ているのです。特に夫の気落ちが激しく、わたしも責任を感じて少し
暗くなっています。
491 :
亜蘭もどき:02/09/01 06:42
わたし たちみたいに、少しずつ二人で楽しみながら工夫し、実験をしてい
って、読者の 方にもそれなりに楽しみにしていただいて、生きていくって
時代遅れなのでしょ うか。文留さんみたいに、なんの途中経過もなく、い
きなり究極の生体解剖の焼肉なん て、すごすぎて反則だと思います。わた
しのあそこをしこしこ噛みながら、徐々に中身を引っ張り出して、これは
す ごいと喜んでいた夫が、むなしくなってがっくりくるのも分かります。
高卒で頑 張っていたのに(本当のこと)、東大卒の新入社員が来たみたい
で す。でも頑張って、女性として最初のわたしのオチンチンは大切に育て
ています。ドテッとしていて、夫のものみたいにキリリとはしていません
が、それがまた可愛 くて、なでてやりたくなります。夫も、ひどいオチン
チンだな、やっぱり内臓だなこれはと悪口を言いつつ、すご く気に入って
います。わたしの考えでは、これでわたしが引き締まった固いオチ ンチン
を持ったりしたら、夫はひがんで、こんなにいい状態にはならないと思い
ます。だからわたしのひどいオチンチンに感謝しているのです。文留さん
の真似をしてみました。わたしのオチンチンにはしばらく引っ込んでいた
だいて(夫が指で上手に押し込むとおとなしく元の位置にかえります。で
も少しづつですが、戻りきれなくなっているような気はします)、胡座を
かいて座り、夫が足首を縛りました。そのまま前に倒されて、文留さんと
多分同じ格好になりました。踵とか膝とかが床や脛に当たって痛いのです
が、堪えられないほどではありません。お前の場合、「最初から丸出しだな」
----夫が言います。思ったほど、お尻の谷間が深くないのでしょう。わた
しのお尻は割合小さいのです。これっていいことなのかしら、それとも欠
点なのでしょうか。それでも夫が、お尻の肉を両手でさらに開きます。本
当に丸裸にされた感じです。その上、ピクリとも動けないのです。「お尻が
小さい上、下付きだから、お前の場合、まるっきりの丸出しになる。昔な
ら、顰蹙物だったろうな」----と言います。
492 :
亜蘭もどき:02/09/01 06:44
昔というのは、人がまだ四つんばいで歩いていたころのことだそうです。
街中で後ろから歩いてくる人に迷惑だという意味です。そんなことまで責
任は持てません。夫が、こう切り出したのかなと、指であそこの周辺をな
ぞりました。なんだか冷やりとします。不意に本当に冷たいものが当たり
ました。エッと思って、声を出すと、大丈夫だ、これだから、とホットケ
ーキ用のナイフを見せました。夫は、わたしたちは、いつもそうです。こ
うして冗談のように始まって、いつも本当になります。今回は違うとは思
いますが。わたしは目をつむりました。文留さんの気持ちを考えました。
何のために日本に来たのかしら。何が一番楽しかったのかしら。Kさんと
はどんな関係だったのかしら。今から死ぬって、どんな気持ちなのかしら。
最初に包丁が肉に入ってきたとき、どう対処すればいいのかしら。柔らか
い肉が、夫が上下させているナイフの動きでよじられます。わたしが文留
さんにいくらかでも勝つチャンスがあるのは(勝つって変ですが)、肉の
柔らかさです。肉は腐りかけが美味しいって言うではないですか。文留さ
んの唯一の欠点は、彼女の新鮮さです。若さです。わたしの方が美味しい
かもしれない、そう思うのは楽しいことです。アッ、いけないと思います。
これはいつものパターンで、劣等生のほんとにささやかな競争心がいろん
なことを始めてしまうのです。編集の方が、最近○○さんの方が人気があ
ると言うと、夫はすぐ○○さんと同じことを少し程度を上げて実行するの
です。○○さんが公園でヌードなら、わたしは商店街で。○○さんがラビ
アのピアスなら、わたしはクリトリスのピアス。その○○さんが、いつも
同じ人ならいいのですが、そのときの一番人気のある人がつぎつぎに出て
くるのです。きりがないと思うのですが、みんなそうして生きていくのだ、
と言われると、そうかなとも思います。文留さんが、今度の○○さんかな、
そう思っていると、不意に下半身が変になりました。
493 :
亜蘭もどき:02/09/01 06:46
身体の内に風が吹いて、肉をよじっているホットケーキのナイフの刃がぎ
ざぎざに尖ってきたようです。肉の産毛にナイフの刃がひっかかり始めた
感じで、現実感が襲ってきました。出てきた----夫の声です。切り出され
る前に、あわてて内臓が自分から出てきた、そんな感じです。夫が噛みな
がら引っ張りだすスピードの何倍もの速さで、わたしのオチンチンが出て
きました。内臓に空気が当たる感じで、わたしにもよくそのスピードが分
かります。早いし、子宮全部が出てきそうな勢いです。でも今日は、脳が
びっくりしても、どんなに不安がっても、当然なのです。女のわたしにオ
チンチンが生えているのですから。キイボードを打つ腕の下に、白いガー
ゼにくるまれて、わたしの生まれ立てのオチンチンが見えています。夫の
咥えて引っ張って放す、という作戦は正解でした。何度も繰り替えして、
わたしが腰を突き上げてヒーヒーいっているうちに、わたしの膣はどんど
ん裏返って成長し、8センチ近くになりました。紫の色と、しわしわと血管
の模様が気色悪いのですが、グニュとしているのが、食べ過ぎの芋虫みた
いで嫌いなのですが、子どもの頃から欲しかった、わたしのオチンチンで
す。夫が舐めまわし噛みまわしましたので、わたしも大騒ぎし過ぎまして、
全身に今も脱力感があります。少しほっそりしたかな、と感じます。わた
しのオチンチン、ちょっと乾燥しているような気がします。パリパリ表面
がつっぱっている感触があります。考えてみると、夫の唾で洗われて、膣
の中(今は外)が中性になってしまているのではないでしょうか。そこは、
いつも酸性に保たれていると、夫の買ってきた本にありました。テーブル
の上に、昨夜遅くみんなと飲んだ焼酎のセットが残っています。輪切りの
レモンが四、五枚見えます。あれは酸性かな、あんまり自信はないけれど
。ガーゼを開けます。変な形の肉があります。肉というより、やっぱり内
臓です。それでも、なんだか愛着がでてきました。毒芋虫には違いないけ
ど、わたしの毒芋虫、という感じ。思い切って、レモンをギュッと絞って
かけました。わたしのオチンチン、ブルッと震えて、色が白っぽくなりま
した。
494 :
亜蘭もどき:02/09/01 06:49
持主のわたしから見ても、レモンをかけられて、すっかり食物です。フワ
ァッとした柔らかい刺激が下半身を上昇させ、脳がまたどこかの記憶を消
したみたい。いろんなメモリーを貯えて、脳が成長し、成人し、そのメモ
リーをを少しずつ失いながら、ゼロになったとき人は死ぬ、のかな。夫は、
わたしの芋虫を食べたいのです。雑誌やビデオの人たちも期待しているの
です。わたしもレモンをかけて、食べてもらいたい、のかな。
「あいつは結局はなんでもやらせてくれるよ。」----夫
「でも、文留さんのようにはいかないでしょう。」----編集者
「同じような格好はさせてみたよ。」----夫
「エッ、そういうときは、カメラを呼んでくださいよ。」----編集者
「前倒しにして尻タブを広げたら、すごい勢いで、子宮が飛び出してきた。」
---夫
「完全に飛び出したのですか。」----編集者
「完全に裏返ったと思う。なまこみたいだ。スライスすると最高のつま
だ。」----夫
「奥さん、美人だし、美味そうですね。」----ちょっとかわいい編集者
「お前さんにも、いつかご馳走してやるよ。」----夫、勝手に約束
「本当ですか、約束ですよ。」----なに言ってんだろあの二人、という感
じなんとなく、お布団の中で、あそこに手がいく感じです。夫とかわいい
編集者が、わたしのあそこのスライスをつまみにしてお酒を飲んでいるシ
ーンが見えてきて、興奮してきます。
495 :
亜蘭もどき:02/09/01 06:53
鶴の恩返しみたいな気持ち、と言っても分かりませんね。喜んでもらえる
なら、なんでもしてあげたい気持ちがあるのです。それで夕鶴の気持ち。
「奥さんの身体はいつも見せていただいていますが、僕、触ったことはな
いっすよ。」----編集者
「オッ、そうか。いつも見てるだけか。あいつの肉は格別に柔らかい、び
っくりするくらいだ。」----夫
「色気がありますよね、奥さん。僕はほんとにファンですよ。」----編集者
「じゃ、肛門を食わせてやろう。」----夫の声
頭がくらくらと白くなって、またどこかが切れたみたいです。フッと意識
がなくなりそうです。わたしはやっぱり変なのでしょうか、先生。わたし
は文留さんになりたがっているみたいです。
「あの事件は本当ですか。」----編集者
「Sの件だろう。もちろん、本当だ。」----夫の押し殺した声。
Sとはわたしたちのライバルのモデルのこと。本当に憎たらしい若い美人。
でも、なにがあったのだろう。
「まだ入院中だ。もう再起不能だろう。」----夫の弾んだ声。
エッ、わたしも思わず布団から飛び起きそうになりました。雑誌の撮影中
だった。最初、おしっこをさせる形に彼女を後ろから抱きかかえて、ゆっ
くり肛門から長いバイブの上に降ろすという算段だった。別に何というこ
ともない仕掛けだ。大開きの性器と肛門が同時に鑑賞できるというので、
誰でもが考える。それで編集から、もうちょっと何とかならないかとなっ
た。
496 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:08
○○○○としても、タダのインターネットの画像にかなわないんじゃ立場
がない。もうちょっとMの趣向をだそうということになって、Sの彼氏が
じゃあ刀でいこうというアイディアをだした。昔切腹ものが流行ったこと
があったが、その流れだ。これは今も隠れた人気がある。和服のSを彼氏
が後ろから抱きかかえる。刃を丸めた刀を床に固定し、その上に、ゆっく
り彼女を下ろす。そこをコマ撮りする。肛門に少しづつ刀が消える。なか
なかの趣向だった。
「Sさんのあそこは奇麗ですからね。いいですね。」---可愛くない編集者
の興奮した声
「それで、Sの肛門と刀に、ワセリンを目立たないようにたっぷり塗った。
忍者の格好をしたSの彼氏が、彼女を抱え上げ、撮影にはいった。床に立
てた刀の先を彼女の肛門にあてがって、ゆっくり降ろし始めた。一、二セ
ンチ入ったところで、汗とワセリンで手が滑った。後ろからSの大腿部を
開いて抱え上げていた手が滑った。直立した刀の上にSが肛門から落ちた
のだ。」
「すごいっすね、それ。」----若者のかすれ声がします。
「すごい。」----と夫
彼女、やや後ろ向きに倒れたので、剣先が臍の上あたりから飛び出したら
しい。運が良かったのだ。まっすぐ落ちたら、即死だったろう。それでも
直腸、膣、膀胱などがずたずたにされた。なんとか命は大丈夫らしいが、
大事故だった。病院で怪しまれ、そりゃ、怪しまれるわな。警察沙汰にな
ってしまった。変態夫婦の遊戯中の事故として片付いたらしいが、大変だ
ったらしい。隣の部屋で聞いていたわたしも、また頭の中が白くなって大
変でした。文留さんも、Sさんも、なんだか女は大変だなという感じです。
497 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:12
「それで、その企画をいただこうと思う。」----夫の声
「エッ----と、」純情な編集者の声
「チャンスだろう。」----夫
「奥さん大丈夫ですか。事故の後だし。」----編集者
「その事故を再現するんだよ。だから企画だろう。」----夫
「大体、Sの件だって事故かどうか、実際のところは分からない。
彼氏がわざと手を滑らせたかも知れないのだ。まっすぐ落ちれば、確実に
即死だった。後ろに倒れたのは偶然だ。警察がSの彼氏をもっと調べなか
ったのは、手落ちだと思うよ。夫が恐ろしいことを話し始めました。だか
ら、おたくの雑誌で、事情を読者にも知らせて、俺たちでカメラの前で実
験をするのだ。まったく同じ条件で、俺があいつを、刀の上に肛門から下
ろす。ワックスも同じように塗ってだ。俺はSの彼氏より、明らかに体力
が劣る。俺が平気であいつを支えられたら、手が実際滑るということがな
かったら、Sはわざと手を滑らし、自分の恋人を串刺しにしたことになる。」
「もし、本当に滑ったら。」----純情編集者の真剣な声
「今度は、あいつが串刺しになる。迫力だろう。」
隣の部屋で横になっていて、急にお尻の穴が涼しくなりました。迫力だろ
う、じゃすまないでしょう。串刺しになるのはわたしなのですから。
「滑るかもしれないと分かっているから、俺も真剣だ。滑るかもしれない
と分かっているから、あいつも真剣になるだろう。いい写真がとれるはずだ。」
498 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:22
「いい写真がとれるはずだ。Sたちのような、やらせのSM写真じゃない。
今度は、前もって滑るかもしれないことが分かっているから、本物なのだ。
今度滑ったら、事故じゃなくて故意になる。警察も黙っちゃいない。」
「短刀でやりましょう。」----かすれた編集者の声
「同じ刀じゃないと意味がない。」----夫
「一メートル以上ありますよ。」----編集者
「だから迫力があるんじゃないか。」----夫
「喉まで刺さりますよ。」----編集者
「結構じゃないか。」----と夫
喉まで刺さるのはわたしなのに、結構じゃないか、はないと思うのですが、
いつもの夫の口癖です。得意になると、すぐ、結構じゃないかが出ます。
「もし手が滑らなかったら、雑誌を警察に送る。」----夫
「うちの雑誌を警察に送るのですか。」----裏返った若者の声
「そうだ、このままじゃ、Sが可哀想だ。恋人に騙されたんじゃ、浮かばれ
ない。」----夫
「滑ったら。」----編集者
「Sの恋人は無罪だ。」----夫
「でもそのときは、奥さん、串刺しですよ。」----編集者
「そのときは、約束どうり、肛門を食わせてやるよ。」----夫
「約束ですよ。」----しばらくして、本当に小さな声で若い編集者が応え
ました。
499 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:29
また、頭の中が白くなりました。仕事熱心な方々のようですので、多分、
S氏たちより深く入れられると思います(入れ方も医学生向けの解剖学の
本を参考にされて、無理のない角度でお願いしたいものです)。しかし本
当に注意すべきは、わずかでも、数センチ深く入れただけで、そこで手が
滑った場合、致命傷を受ける恐れがあることをお伝えしたいのです。くれ
ぐれも慎重に、実験されるようにお願いいたします。
----なお、いつも奥様が危険で痛い目に会っておられるようにお見うけい
たしますが、たまにはご主人の方も、なにか思い切ったことをなされたら
いかがかと思わぬでもありません。----
実は、先日のお医者さんのメールのこの辺を読んで、夫が怒っておりま
した。わたしもそうではないと思います。夫は何にもしていないのでは
なく、いろいろ企画を考えて、雑誌社と交渉したりしてくれているのです。
夫の立場と自分の立場を比べると、わたしの方が楽をしていると思います。
何にも考えないで、ただ言われた通りにしているのが、わたしは好きなの
です。
----余計なことを申し上げました。夫婦のことは、側からはまったく分か
りません。一ファンの戯れ言としてお許しください。----
別にあやまられる必要はありません。わたしのことを心配してくださるの
は感謝しています。ただ、ちょっと困ったことになってしまったのです。
昨夜、純情な編集者と夫が、仕事の話とか雑談とかをしながら飲んでいま
した。飲みながら、先生のホームページを見ていました。それで、上のお
医者さんのメールに怒っていたのです。
「そう思われるなら、思われるで結構じゃないか」なんて夫が叫んでおりました。
「でも僕はこのお医者さんの気持ちも分かりますよ」なんて編集者が言って、怒られていました。
500 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:33
昨日の一番新しいページがまた、タイミングが悪かったのです。「男性性
器切除の方法と画像があります」というのです。すぐ見にいったのですが、
その時の数字は1968でした。皆さん早いのですね。もう290番目でした。
あの写真は驚きました。普通の方ならそれで終りなのですが、わたしたち
はお仕事ですので、それで終りにならないのです。ましてや、「たまには
ご主人の方も、なにか思い切ったことをなされたらいかがか」なんてのを
見た直後なものですから、それに可愛い編集者がちょっとわたしの味方を
するつもりになって、その気持ち分かります、なんて言ったものでから、
「結構じゃないか」となってしまった訳です。「結構って、まさか?」わ
たしが言うと、「そのまさかよ。ばっさりやってもらおうじゃないか」と
グイッと飲みます。「お前にチンチンが生えて、俺のが消える。上等じゃ
ないか」それで酒の勢いもあったのでしょうが、着ているものを脱ぎ、裸
になってしまいました。お酒を口に含み、フウッとオチンチンに吹き掛け
ます。「こいつにも世話になったが、潮時ってもんだろう」そして、わた
しに「お前も脱げ」夫はわたしと二人並んで、編集者に「記念撮影をしろ」
と言います。彼はカメラをいつももっていますから、すぐ撮影を始めまし
た。なかなかの腕なのだそうです。「ここのアップも撮っといてくれ。こ
いつのもな。あのページの欠点はキンタマが付いている時の写真がないっ
てことだ。だから、しっかり撮っといてくれ」
501 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:37
----Tomasさん、および他の研究家から、モデル夫妻へのアドバイスをも
らった。まず、全体の切除は、複雑で微妙な手術であるから、アマチュア
では無理である。もしどうしてもやるというなら、睾丸と陰嚢だけを切り
取りなさいということである。睾丸だけの除去の場合、縫い目にそって切
り開き指を入れて取り出せばいいので、しごく簡単であるという。陰嚢は
単なる袋だからどうしてもかまわない。しかしペニスは複雑な器官であり、
アマチュアが相手にするには難物過ぎるという。彼のホームページにもあ
るように、出血と尿管の処理が大変なのである。自分で自分のペニスを切
り取った例は数多くあるが、いずれの場合も、救急車で病院に運ばれるこ
とになっている。あまり格好のいいものではない、ということだ。食べる
場合についてのアドバイスもある。睾丸は外側の厚い皮を取り除くことと
ある。これはフランス料理の本にもでているから、食材としての睾丸は牛
も羊も人も変わらないということであろうか。味はポークのようであると
いう。ペニスについては、味の記録が見当たらないらしい。知っている方
がいたら教えてほしいとのことである。保存して記念品にする場合の注意
についても伝えてきた。睾丸はホルマリン液につけて保存する。この場合
に注意しなくてはならないことは、睾丸そのものにもホルマリンを注射す
ることである。そうしないと縮んでしまうとのことである。記念品として
価値のあるのは、意外にも陰嚢で、なめして中に睾丸の代わりのものを入
れ(何でもいい)、立派な台に載せると、最高の装飾品になるとのことで
ある。アメリカにはそうした記念品を持っている人々がたくさんいるらし
い。ペニスは悲惨で、ホルマリンに浸けても色は悪くなるし、縮んで情け
なくなるしで、みんなが困っているらしい。逆に、いい方法を教えてくれ
と頼まれた。以前に記したプラスチネーションがいいと思うが、いささか
設備が必要なのが問題であろう。なお、性器切除の、とくに男性の場合の
メリットとして、禿が治ること、前立腺癌にいいことを上げてきた。思わ
ず笑ってしまったが、そうでないという証拠を私が持っている訳ではな
い。----
502 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:40
----上記のような内容と数枚の写真を、モデルの川本夫妻に送った。下は
夫妻の返事である。----
メールをありがとうございます。わざわざアメリカまで問い合わせていた
だいて感謝しています。あれから夫がすっかり可愛くなりました。なんだ
かオチンチンを切る前から、女っぽくなったみたいです。わたしも女っぽ
い夫がこんなに可愛いとは初めて知りました。指で夫のあそこをなぞりな
がら、「この辺から切っちゃうのかな」なんて言うと、夫はわたしにしが
みついてくるのです。わたしは背中を撫ぜてやりながら、「大丈夫、大丈
夫」と言ってあげるのです。編集者さんが、先生の最初の写真も新しい写
真もプリントしてくれました。夫はその何にもない股を指で指しながら、
ため息をもらし、「これでどこが気持ちいいのか?」と聞きます。「おし
っこの穴とかお尻の穴とかが気持ちよくなるのではないですか」と答えま
すと、また、ため息ををつきます。若い編集者さんが編集長や社長に連絡
して、みんながすっかりその気になっています。夫はみんなからちやほや
されて、初めてスターになった気持ちだ、と言っています。でも、スター
はスターで大変なのです。それはわたしがよく分かっています。夫の場合
は、わたしよりずっと大変だと思います。わたしの場合、お尻に刀を入れ
たときも、そのときは危なくて大変かもしれませんが、終わったら何でも
ないのです。わたしのびらびらをお寿司にしたときも、切り取ったのはい
らないような切れ端だったのです。終わったら何にも変わらずに、元に戻
っています。でも、夫の場合、全部を切り取ったら、もう生えてきません
から、企画が終わっても、そこはないままなのです。これはすごい迫力だ
と思います。そのことを考えるだけで、わたしの頭も真っ白になりますか
ら、夫の頭もきっと真っ白だと思います。だから夫が怖がっているのが、
とても可愛いのです。先生のメールもみんなで検討しています。玉を取る
だけなら簡単だということで、それも考えたらしいです。
503 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:43
「玉を一個取り出すだけでも話題になるんじゃないですか、」と若い編集
者が言ったのですが、「そんなのは病院で毎日やっている、」との編集長
の言葉で終りになりました。確かに近くのそば屋の高校生が、何かの病気
で玉を取られたと町内で話題になりました。その程度のことだと言われれ
ばその通りです。夫はうなだれて、聞いています。使用前、使用後の写真
のように、手術前、手術後がはっきり分かるようにするという方針が決ま
りました。これは夫自身の提案です。先生が後で送ってくださった写真も
一応そうなっていました。まあ当然と言えば当然だそうです。しかも経過
を分けて撮影することになりました。玉と袋をまず取り、そこで撮影。そ
れから棒を切り取って、また撮影することになりました。せっかくだから、
という理由です。一緒にまとめて縛って切り取れば簡単そうですが、それ
では画的な面白さに欠けるのだそうです。確かに玉がなくて棒だけの夫の
ものも見たい気もします、と言ったら、夫が又、ため息をつきました。せ
っかくだから、という理由は、わたしの場合にも何度も聞きました。長い
間縛られて釣り下げられて、もう死にそうと思ったときに、せっかくだか
らと言われて、別の雑誌用の撮影をそのままでつづけられたこともありま
した。せっかくだから、というのは、結局、営業的、コスト的な商売上の
要求なのだから、われわれプロはかならず引き受けなければならない、と
夫はいつも言っていました。それで夫は、せっかくだからということで、
玉と棒を別々に切り取って撮影されることになったのです。
「結構じゃないか」夫は言いますが、言ってうなだれています。
504 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:45
夫と社長さんと編集長さんが話し合って、いきなり全部取るのは止めて、
最初に玉と袋を取って撮影し、しばらくした後で、棒も取って撮影するこ
とになったことはお伝えしました。そのときは、わたしもつい、玉と袋が
なくて棒だけの夫を見てみたくて、喜んでしまいました。すごく逞しいよ
うな気がしたのです。すごい勢いで突撃しそうじゃありません。ちょっと
はしたないですが、鍔のない刀みたいで、どんどん深く入って、とどめを
差してもらえそうというか。社長さんと編集長さんは、そんなことではな
くて、二号に分けて経費をかけてくださって、いつもの倍のモデル代と企
画代をくださるということだったのです。なんだか、玉だけがない夫を想
像して大ハシャギしてしまって、ちょっと立場がなくなりました。他人の
二人がいろいろ気を使ってくださるのに、夫はわたしを嫌いになったかも
しれないと心配したのですが、そうでもなくて安心しました。先生がアメ
リカに問い合わせてくださって、玉と袋は素人でも自由に取っていいけれ
ども、棒はすごく複雑だから医者がいないと危ない、と教えてくださった
のも影響していると思います。いろいろな理由で、最初に玉と袋を取って、
様子を見ようという感じだったのだと思います。わたしもそれがいいかな
と思いました。やっぱり全部なくなるのは可哀想です。こだわるようです
が、玉と袋はないほうが、棒がりっぱに見えませんか、どうしてみんなそ
うしないのかしら、と思うくらいです。袋は取った後もすごくりっぱな記
念品になるけれども、棒は使い道がないという先生の 話に、夫も、そう
に違いないとすごく感心していました。威勢のいいことを言っていました
が、夫も、やっぱり棒まで取るのは勘弁して欲しいと 思っていたはずです。
505 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:48
内心では社長さんも、編集長さんも、棒までは行き過ぎだと思ってらした
ようです。その後でもし、夫がどうしても棒も取れというのなら、そのと
き考えればいいという感じで、落ちつきました。 それが、加堂先生のお話
をお聞きしている内に、手を上げてしまったのです。すごくいい話でした
。--加堂氏の話が書いてあるが、それは後日、掲載する---
それで、負けずに、隣にいたわたしも手を上げました。夫はびっくりした
ようですが、喜んでいました。夫が一番大切なものを捧げるのですから、
わたしもそうするのが当然です。加堂先生の教団に正式に加入することに
なったのです。もう半年もいろいろなお話をおうかがいして、やっぱりす
ごい先生だと思います。それに、夫とわたしが、天からお預かりしている
性器を売り物にして生きてきたのも、なにかのお導きです。その商売道具
をおささげするのは意味あることです。玉とか棒とか、いろいろ考えてい
たのですが、結局、無駄になりました。
「こういうことは、ジタバタしちゃいけない。えっ、ばっさり、結構じゃ
ないか」夫は、清々しくそう言うのです。
それで、わたしも、ばっさりしてもらいます。社長さんには、こちらで写
真を撮りますから、その写真をお渡しなさい、と加堂先生がおっしゃいま
す。社長も加堂先生の半分信者ですから、問題はありませんでした。こん
なに、いろいろなことがスムースに進むなんて珍しいくらいです。それで
夫は、アメリカからのお客さんもいらしている大事な席で、火のバプテス
マを受けることになったのです。わたしもとお願いしたのですが、女性は
すでに決まっているということで、残念でした。でも、すぐにという約束
はいただいています。加堂先生のお心遣いで、その大切なお客様だけの席
にわたしも出席させていただけるそうです。感激です。夫もわたしも、ア
メリカからの大事なお客様ということで、すごい責任感も感じるし、日本
代表になったみたいに張り切るしで、早くその日が来ないかなと待ってい
るところです。
506 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:51
追伸 こんなに夫のおちんちんが可愛く思えるなんて、わたしって純情で
す。いつも指で触らしてもらいながら、これ、切っちゃうんだというと、
ピクンと立ち上がります。本当に可愛いです。夫のおちんちんじゃなくて、
夫の心が可愛いのかな。いい人と結婚してよかったと思っています。すご
く緊張しました。夫が緊張しているのが分かるものですから、わたしもも
っと緊張してしまうのです。写真を撮られたりするのにはなれているので
すが、本当にあのときは特別でした。夫があんまり張り切るものですから、
それが裏目にでたのです。廊下から入場するときに、手と足のバランスが
合わないのです。前を歩いている夫もそうでした。やくざ映画の殴り込み
のようになってしまって、ついつい変なリズムがついてしまうのです。夫
が主役になるのは初めてでした。いつもわたしが何かをして、夫は裏方さ
んでした。それが逆なものですから、調子が狂っていたのかもしれません。
でも、とにかく終わって、ほっとしています。最後に拍手もいただいたし、
加堂先生からもほめられましたから、そんなに大きな失敗はしなかったの
でしょう。の後すぐ、教団の病院に連れて行かれました。夫はすぐ仕上げ
の手術を受けました。料理人さんが上手でよかったと、お医者さんがいっ
ていました。まだ夫は入院中で、包帯もとれていません。あそこが今どう
なっているのか分かりませ ん。ちょっとドキドキといえば、そうです。お
しっこの穴をどの辺につけるかが大きな問題だということでした。社長さ
ん編集長さん担当さん、夫、わたし、いろいろ話し合いました。先生にも
調べていただきました。その節は、ありがとうございました。でも結局は、
お医者さんにおまかせになりました。男子トイレが使えることに夫はこだ
わっていたのですが、いざお医者さんを前にすると、いいようにお願いし
ます、としか言わないのです。
507 :
亜蘭もどき:02/09/01 15:53
すごいわがままなようで、いざとなると気が弱い人なのです。後でわたし
が、してもらいたいことを言えばいいじゃないと言いますと、男はそんな
ことをコマゴマ言うもんじゃない、男は、おまかせするときはキッパリお
まかせする、なんて気取っています。あんまり気取るときは、おちんちん
もないくせに、と言うと、がくっときます。すごく可愛いのです。この人
とずっと暮らしたいなという気持ちになります。しかし最後は立派だった、
と夫は言います。わたしもそう思います。料理人さんに包丁を構えられた
ときに、見る見る立ち上がった夫のおちんちんは、これまでで一番立派で
した。見慣れているわたしが感動したのですから、本当です。でも、どう
してあんなに急に立ち上がったのか、不思議です。お前のかけ声で元気が
でたのだ、と言いますが、ちょっとあやしいと思います。あのとき、若い
きれいなお嬢さんのあそこが石の上にあって、それを見て興奮したのです。
それともう一つは、包丁を構えられて夫のマゾっ気が爆発したのです。あ
んまりいじめるのも可哀想なので、お嬢さんの件は許してあげます。夫の
セリフではありませんが、彼女は立派だったと思います。あんなに若いの
に、あんなに才能があるのに、あんなにきれいなのに、すべてを捧げるの
ですから。彼女のことを考えると、やっぱりわたしたちは中途半端です。
わたしもこれから火のバプテスマを受けますが、彼女のようになる決心は
できません。わたしたちはいつも一流の人生とは関係がないのですが、こ
こでも一流にはなれないみたいです。
508 :
名無し調教中。:02/09/01 15:55
面白かった
509 :
亜蘭もどき:02/09/01 16:05
わたしのきたない性器も早く削ぎ落としてもらって、それで夫と生きてい
きます。そうしないと夫に悪いですから。やっぱり死ぬのは怖いし、どう
しても中途半端なのです。もともと一流の人は、平気で死ねるみたいで、
ものすごいコンプレックスを感じます。そういえば、自殺する人も、割合
からいえば一流の人が多くないですか。病室に来られた加堂先生に、正直
にこの気持ちを話しました。先生は笑われて、みんな同じですよ、人に一
流も二流もありません、心配なんかすることはありません。竹田さんの方
が、あなたやあなたのご主人より立派だということは、絶対ありません。
そんなことをいわれたら、彼女だって悲しみますよ、なんておっしゃるの
です。加堂先生にそういわれると、慰めてくださっているのだと思っても、
嬉しくなります。そのまま口に出して、お伝えしました。慰めでいってい
るのではありません、と本当に怒られそうになりました。竹田さんとわた
したちをいっしょだと本気で思われているみたいです。涙が流れてきまし
た。どんどん流れてきて、止まらなくなり、恥ずかしくなって後ろを向く
と、夫も泣いていました。どうしてだか分かりませんが、涙が止まらない
のです。わたしたちは好きだけど最低の仕事をして、その最低の業界でも
一流というわけではなく、ボランティアーもしないし、食べるだけしか稼
げないし、学校もでていないし、尊敬されたことはないし、それで、「み
んないっしょ」の、その「みんな」の中に入っているのだと思うと、不意
に力が抜けて、涙が止まらなくなったのです。
(順序は逆になるがこの後433へコラボレーションする)了
510 :
おめこの匂いが大好き。:02/09/01 16:34
かわいいおんなのこのおめこなめたい!うんこたべたいよ!
511 :
おめこの匂いが大好き。:02/09/01 17:10
おめこになりたいです!
512 :
名無し調教中。:02/09/02 20:49
面白い!
続編期待です!
514 :
亜蘭もどき:02/09/05 06:26
<魔窟九龍城砦>
いつの頃からか、九龍城砦東端の一室に母と二人の娘が住むようになった。
ここには、多くの人々が様々な理由で流れ込んでくる。中国共産党に追わ
れた政治犯もいる。香港政府に追われる殺人者もいる。一旗揚げようとし
て故郷を捨ててきた若者もいる。ここに住むのに、何の理由もいらない。
安い部屋代が払えればいい。三人は恵まれた家族構成であった。娘が二人
いて、しかも美形であってみれば、母親が病弱であったとしても、どうに
でもなろうというものであった。案の定というか、気の毒にというか、二
人の娘がこの頃大繁盛していたストリップ劇場に出るようになるのに時間
はかからなかった。どの時代も香港においては、ストリップは禁止されて
いた。城内の知恵者がその禁止に目を付け、儲け口を発見したのである。
知恵者の期待通りに、劇場は大成功し、市内から団体バスがくるようにな
った。他にないのだから、当然といえば当然である。香港政庁が劇場の繁
栄を保証しているようなものであった。当局はもちろん弾圧しようとした
が、城内は中国政府の影響下にある。香港政庁の支配は城壁から10メート
ル以上は入れなかった。外で追われた者は城内に10メートル逃げ込めば安
全である。逆に、訪問者が中で悪さを仕掛けられても外壁から10メートル
にたどり着けば、もう追われない。史上最悪の巨大違法建築。上に上にと
建増し接続された無数のビル群。迷路のような湿った通路。上下に複雑怪
奇に組み合わされた不揃いの階段。暗い中に、裸電線がショートして火花
を散らしている。無数のパイプが汚水を漏らしている。遥か先の光明はさ
らなる迷路地獄への入口である。10メートルが世界を変えた。中国政府の
影響といっても、忌々しい英国に、外交的に面当て嫌がらせをしているだ
けであったから、実質は無政府状態である。
515 :
亜蘭もどき:02/09/05 06:28
英国、中国、どちらの警察もいない。劇場はもちろん10メートルの先にあ
った。城内には、以前から肉の処理工場が多かった。税金を取るものがい
ないので儲けが保証されていた。城内の膨大な人口は確かな顧客であった
し、もちろん香港市内にも出荷された。普通なら臭いが問題になる。しか
し城内にその程度のことに抗議する人間はいなかった。劇場を作れるよう
な実力者に抗議する馬鹿は、ここには住めない。水は恒常的に不足してい
たが、わずかな投資でなんとかなった。水道屋が次の儲け仕事になったこ
とは、想像の通りである。そうした解体場の間に、次々とストリップ劇場
ができていった。市内からの客が増えると、興奮した客をそのまま帰すの
はもったいないということで、相手をする女性があらわれた。場所を提供
するものがあらわれた。ポルノ映画館ができた。ポルノ映画を撮影するも
のがあらわれた。城内の真ん中は、女の肉で商売するもの、豚の肉で商売
するもので占められた。まことに人の身体と同じで、城の内臓の中で、香
港全体の食欲と性欲が処理されるようになったのである。二人の姉妹、小
蘭と蘭芬は、とりわけ奇麗であったこと、姉妹が珍しがられたこともあっ
て、すぐに劇場の人気者になった。団体バスでくる客は、最初、二人が胸
をちらりと見せるだけで喜んだ。微笑むだけで興奮した。しかしこちらの
人間は実質的である。二度目はそれでは満足しない。太股を見せる。三度
目は乳首を見せる。そして、半年の後には、すべてを晒すようになった。
すべてを晒した後は、本来見えないところを開くしかない。劇場は色付き
の裸電球である。隣の豚の解体場も裸電球である。人間の女の裸を見た直
後、十頭からの豚が内臓を抜かれて横倒しにされているのを見ると、白い
肉の感じが今見てきた肉にそっくりでギョッとする。
516 :
亜蘭もどき:02/09/05 06:31
とくに乳房と太股は、色も形もそっくりである。火腿用に太股だけが切り
取られて並んでいると、中に人のものが混じっていても分からない。豚の
乳房が切り取られ、放り投げてあると、さっきの踊り子のオッパイが落ち
ているように見えた。小蘭と蘭芬と母親の三人の生活は、城内にしては安
定したものになった。人気ストリッパーとなった二人の稼ぎが結構なもの
になったからである。ところが、病弱が「ひがみ」に転じた典型的な例な
のか、二人の母親は、生活が良くなるにつれて、猜疑心が強くなり、近隣
の嫌われものになってきた。ベランダで飼っていたニワトリの数が足りな
い、通路の水道管に縛り付けていた自転車が盗られた、隣のだれだれに違
いない。連日そうしたことを言い立てた。ニワトリも自転車も、明らかに
母親の言いがかりであった。ニワトリは先日潰したし、自転車も壊れて処
分したのである。最初、娘たちは隣人に謝り、喚き立てる母親をなだめ、
なんとか平和に暮らそうとしていた。しかし、その内に、面倒にもなった
のであろうし、自分たちの人気と収入を鼻にかけるようにもなったのであ
ろう、母親といっしょに罵声を浴びせるようになった。そうして、三人と
もが、城内の嫌われものになったのである。城砦は終始、英国香港政庁と
中国政府の掛け引き、取り引きの場であった。その年、いかなる思惑であ
ろうか、城内のストリップ劇場に営業停止命令が出た。一週間を目処に軍
隊を派遣するという。もちろん劇場は先鞭であり、城砦全体の解体が狙い
であることは明白である。城内を支配していた黒社会は、対策会議を持っ
た。先の事件が検討された。先の事件とは、城砦占拠のために政庁が軍隊
を派遣してきたときのことだ。このとき住民は徹底的に抵抗し、六人が射
殺された。そのために中国国内が大騒ぎになり、中国政府が動き、英国は
城砦をあきらめた。そうしないと中国国内の英国の大使館、領事館が危な
かったからである。
517 :
亜蘭もどき:02/09/05 06:33
昔も今も、城砦を守るためには、中国を動かすしかない。「動く人体芸術」
がいかん、ということであった。動かなければいい、ということになった。
もちろん、踊り子がじっとしている、などというお目出度いジョークのこ
とではない。これは遊びではなく、政治ショーであり、国際的な博打なの
だ。先の事件のときの六人のような英雄が必要であった。英雄がいれば、
中国の民衆が騒ぎ、民衆が騒げば政府も無視できない。黒社会は二人の英
雄を選んだ。二人は英雄の条件を備えていた。有名であった。同情をひく
若さであった。新聞の疎い写真でも十分に分かるほど美人であった。決定
的だったのは、城外での大人気と城内での不人気の両方を持っていたこと
である。願ったり叶ったりの、理想的な犠牲者であった。その日の最後シ
ョーが終って、小蘭と蘭芬が何事か話しながら、服を着けていると、劇場
主と隣の豚の解体屋の主人、黒社会の親分が入ってきた。「そのまま、そ
のまま」と声をかけられ、二人は、もう一仕事するのかなと思った。最近
は市内の金持ちの客からの食事の誘いも多かった。もちろん食事だけでは
ないことが多い。そのまま、そのまま、で着ていたものまで剥がされ、数
人に取り囲まれたまま、隣の解体屋まで連れ出された。「そこに二人とも
座れ」と指されたのが、内臓を抜かれて横たわっている数頭の白豚であっ
た。素人の住人に怒鳴ることはできても、玄人の黒社会には逆らえない。
二人の抗議は恐怖で声にならない。二人は並んで豚の白い肉の上にちょこ
んと腰掛けた。裸の尻に豚の肌が冷たくて気持ちはいい。しかし、二人は
寄り添って震えていた。小蘭と蘭芬は横倒しにされ内臓を抜かれた豚の上
に、素っ裸でちょこんと座って震えていた。横にはチェーンに吊るされた
豚が、鈍く裸電灯に照らされて揺れている。
518 :
亜蘭もどき:02/09/05 06:36
黒っぽい服の男たちが十数人、周りを取り囲んで立っている。劇場主が経
過を話していた。香港政庁の命令のこと、人身御供が必要なこと、二人が
最高である理由などを伝えた。何も隠さず、二人がこれから、ここで解体
されることも伝えた。「自分が豚に生まれたと思えばいい」「豚は普通に
生まれて、普通に殺されて、普通に食べられる。不幸だとも思わないし、
不満もない」「お前たちは城砦の英雄になる。母親はここの全員が責任を
もつ」そうしたことを語った。「お前たちの商売道具は、明日劇場に飾ら
れる。政庁の役人が見るだろう」「『動く人体芸術』がいかんということ
だった。だから抗議のために、お前たち人気絶頂の踊り子が、自ら『動か
ない人体芸術』になったということになる。新聞に写真付きで出ることに
なっている。可愛いお前たちの姿とケースに入った『動かない人体芸術』
の写真は、衝撃的なものになる。それもこれもすべて、強引な政庁の責任
というわけだ」「お前たちの残りの肉は火腿になる。しかるべき筋への贈
り物だ」「それで、我々が最後まで迷ったのは、お前たちのどちらを『動
かない人体芸術』と火腿にするかだった」不意に二人の顔に表情が戻った
ようだった。「しかし、いっしょの方がいいだろうとなった」二人の顔を、
劇場主が覗き込む。「仲のいいお前たちだ、どちらといっても、可哀想だ。
まして火腿となると同じ缶に一年も二年も詰め込まれる。劇場に肉を並べ
られるにしても、いっしょがいいだろう。そうじゃないか」二人は顔を見
合わせ、おずおず頷いた。「お前たちは志願して肉を捧げる。だからこう
して全部を話した。志願しなくても同じことだ。志願したら母親の面倒は
見る、しなかったら、母親は野垂死だ。志願するだろう」二人はまた顔を
合わせ、頷いた。
519 :
亜蘭もどき:02/09/05 06:38
「自分を豚だと思うといい」「豚だと思って、仲間の中で横になるといい」
劇場主が横倒しの十数頭の豚を示した。「そうすると、切られても全然痛
くなくなる。そうしないと地獄の苦痛だ。どっちを選ぶ」二人はおずおず
と豚と豚の間に身を滑り込ませた。妹の小蘭は間近で見ると奇怪な豚の顔
に最初びっくりした。劇場主に言われたとおり、仲間だと思った。すると
豚が本当の母親に見えた。思い切って抱きしめた。自分の皮膚と同じ色で
あった。匂いも同じであった。脚を豚の腰にかけた。なつかしい大切なも
のに出会っている気がした。解体屋の主人が切り取った豚の乳房を小蘭の
上に投げた。小蘭はすぐそれと気がつき、自分の乳房で抱きしめた。乳首
が小蘭のものより大きくて白かったが、自分のもののようにいとおしかっ
た。小蘭と豚は性交をしているようであった。脂肪と血のぬめりが彼女の
肌と豚の肌を繋いだ。解体屋が小蘭の腰を横にずらし、彼女に抱かれた豚
の両脚を握り、持ち上げ、開き、巨大な肉切り包丁を股間に入れた。小蘭
は豚の首にしがみついて、その様を見ている。包丁はさくさくと豚の性器
を切り出した。小蘭にそれを渡す。彼女は仲間である豚の性器を大切そう
に胸に押し当て、その後、自分の股間に挟んだ。解体屋はそのまま豚の片
方の大腿を外した。それをまた、小蘭が胸に抱く。右手で切り口をいとお
しむように撫でまわした。残った大腿が外された。豚の下半身がなくなっ
た。すんなり伸びた小蘭の脚が、急に目立ち始めた。「じゃあ、小蘭から
始めよう」解体屋が声を掛けると、上半身裸の助手が四人現れ、小蘭の腕、
脚をそれぞれ掴み、広げた。豚の乳房が小蘭の口に押し込まれた。豚の性
器が小蘭の押し広げられた性器の上に乗ったままであった。そのまま豚の
性器の外側から、小蘭の大腿に包丁が入り、強引に引かれた。小蘭の身体
が電流に打たれたように反り返り、解体屋の作業はもっと楽になったよう
だった。
520 :
亜蘭もどき:02/09/05 10:04
小蘭が豚の乳首を噛み切ったとき、小蘭の性器も深々と大きく切り出され
ていた。豚と人の脂と血にまみれて切り出されたものが、大事に劇場主に
渡された。いつのまにか、姉の蘭芬が小蘭の横にいて、妹の頭を抱いてい
る。小蘭は蘭芬の胡座の上に顔を載せて喘いでいた。姉が妹の口から乳首
を噛み切られた豚の乳房を取ってやった。激痛を我慢するのには何かを噛
むのがいい。乳房が一番いい。「小蘭はまだ子どもで、もっとオッパイが
欲しいか」解体屋の弟子が、肉切り包丁で手近な豚の新しい乳房を切り取
り、蘭芬に投げた。胸元でそれを受けた姉は、何かを妹の耳元にささやき、
新しい豚の乳首を哺乳瓶のように差し入れた。「じゃ、早くしてくれ」劇
場主が低く命令した。黒社会が後ろで頷いている。「蘭芬も捌かなきゃな
らないのだ」豚の白い肉の中で妹の頭をさすっていた姉の手が、一瞬止ま
ったようだった。「裏返しにしてくれ」解体屋が命令し、助手が小蘭の裸
身を回した。剥き出しのコンクリートの泥、豚と人の脂と血、小蘭の背中
は汚かった。小蘭に豚の乳房をくれた助手が促され、バケツの水を持って
きた。姉と妹の裸身に城砦特有の塩っぽい水がかけられた。たちまち二人
の奇麗な肌が現れた。性器をえぐられた小蘭だが、姉の胡座の上に顔を埋
めた後ろ姿はまだ完璧である。解体屋も感嘆したか、これは最高の火腿が
できる、と呟いた。解体屋は包丁を置き、小蘭の横に腰を下ろし、お尻を
ぱんぱんと叩いた。「肉の締まり具合も最高だ」と感に堪えない風である。
隣の豚の尻も叩く。また小蘭の尻を叩く。「小蘭より以上の肉は、あると
すれば、お前だけだ、蘭芬」解体屋は、右手を小蘭の股間から性器をえぐ
った穴に入れた。肘までぐっと入れると、反動で小蘭のお尻が持ち上がっ
た。小蘭のくぐもったうめき声が洩れた。小蘭の体内で右手を盛んに動か
している。
521 :
亜蘭もどき:02/09/05 10:06
小蘭のお尻の割れ目の奥、脂肪のない部分の肉が、解体屋の右手が動く度
にもぞもぞと動く。若い娘の肛門のあたりが、ひとりでに動くのは卑猥で
ある。もちろん解体屋の右手が体内で動いているからだが、それは見えな
い。まるで肛門が生き物のように蠢いている。やがて解体屋は目的の位置
を探り当て、小蘭の腸を直腸の奥で、尖って頑丈な爪を使って切り取った。
引き出された真っ赤な手に、小蘭の腸が握られていた。引き出した先を捻
り固結びに結んだ。結んだ腸をそのまま体内に戻し、小蘭の内臓を奥に寄
せた。ぐつぐつと音がした。「内臓を傷つけると、火腿が台無しになりま
すから。まあ希には内臓の苦みが移ったものがいいという人もいますがね」
額に汗をかきながら、劇場主たちに説明をしている。早くしろと言われた
ことに対する弁明のつもりかもしれない。持ち上がったままの小蘭の腰の
下に、助手たちが豚の胴体を横にして入れた。小蘭の柔らかい身体が豚の
胴体のカーブにビタリと添い、安定した。人気抜群だった見事な尻である。
解体屋は目の前の見事な材料に興奮して、小蘭の尻と豚の尻を交互にパン
パンと叩いた。「こんな見事な尻はない。いやぁ、見事だ」城砦の風水師
の頭が、前に出て、姉の蘭芬の頭を撫でた。見上げて大きな目を見開く蘭
芬の右手に黒水晶の玉を渡し、握らせた。「この玉を握って裂かれなさい。
裂いた後は、火腿の缶に入れなさい」最初を二人に、後を解体屋に言った。
蘭芬は城砦の大人たちが尊敬する風水師の声を聞いて、なぜか不意に心が
和んだ。姉は右手の玉を下げ、妹の左手を載せた。一つの黒水晶を二人の
手で包んだ。「先生、有り難うございます。それだけの黒水晶だったら、
真っ白い、この娘たちの肌色そのままの最高の火腿ができます」解体屋が
大声を出した。
522 :
亜蘭もどき:02/09/05 10:09
風水師の黒水晶は霊力があり、肉の味を守り、柔らかさを保ち、変色を防
ぐ。「おい缶を持ってこい」解体屋が叫び、直径80センチほど、高さも80
センチほどの小さなドラム缶が運ばれてきた。「塩を振れ」の命令で、助
手たちが大量の食塩をドラム缶の底に敷いた。「肉を敷け」の声で、先ほ
どから解体屋がしきりに叩いていた、ひときわ立派な豚の片方の大腿が切
り取られた。二人は水晶玉を抱えたまま、小蘭はうつぶせのまま顔を捻り、
蘭芬は無理な姿勢の妹を支えながら、その様子を眺めていた。切り取られ
た豚の大腿が元の胴体の上に載せられた。助手が肉切り包丁を振り上げ、
ドスンと鈍い音をさせて、振り下ろした。鈍く光る刃は脚を膝の辺りで叩
き斬り、下の胴体にまで食い込んだ。小蘭が思わず目を閉じた。小蘭の腰
も、今叩き斬られた太股と同じように、すでに豚の胴体の上にセットされ
ている。二人して水晶玉をぎゅっと握り締めた。豚の大腿は膝から下を切
り捨てられてから、ドラム缶の底に敷かれた。底の半分が一杯になる。残
りの脚が同じように処理されて、ドラム缶の底が肉できっちり一杯になっ
た。敷き詰められた豚の太股の上に、また塩が振られた。小蘭の目線が、
数メートル先に吹っ飛んだ豚の足先に釘付けになった。解体屋がそれに気
付き、「心配しなくて大丈夫。お前たちの場合は、足先を捨てたりしない。
火腿には使わないから、切り離しはするが、後で全部缶の中に入れる。若
い娘のふくらはぎが一番という偉いさんも多いのだ。内臓も捨てない。二
人分をいっしょにして別の小缶に入れる。こっちには豚の内臓を入れたり
はしないから、安心しろ。内臓じゃ混ざってしまうからな。もちろん奇麗
に洗ってからだ。いくら外見が奇麗なお前たちでも、内臓は洗わなくちゃ、
汚い」「お前たちの火腿の缶の底に豚の太股を敷くのは、その方がお前た
ちの火腿の味が良くなるからだ。
523 :
亜蘭もどき:02/09/05 10:11
北の方じゃ、犬の太股を入れるところもある。魚を敷くところもあるそう
だ。ぞっとするがね。そうだろ・・」犬や魚よりは豚がいいと、小蘭も蘭
芬も思った。豚は可愛いし、同じ匂いがする。肉も同じ色だ。犬や魚でな
くてよかった、小蘭も蘭芬も思った。「いい肉だ。最高だよ」もう一度、
解体屋は小蘭のお尻を叩いた。褒めてもらえてよかった、と小蘭は素直に
思った。「いちおう説明しておくと、この辺で胴体を切り離す」解体屋は
小蘭の腰骨の上端を押した。「それで、膝から下の足を外して腰だけにす
る。ここまでは大体豚といっしょだ。豚と違うのは、左右の太股を切り離
さないというところだ。一人から一つの火腿だ。その方が豪華で、お偉い
さんが喜ぶらしい」「おかげでこちらは、骨盤をすっぽり抜き出さなくて
はならない。大変な手間だ。その分、片足だけで作る豚の片火腿の方が、
人の双火腿より楽なのだ。人の肉は豚の肉より貴重だから、無駄がないよ
うにということもあるだろう。まあ、どっちにしろ、お前たちのせいでは
ない」左手で小蘭の腰を手でさすっていた解体屋が、巨大な肉切り包丁を
右手に構えた。蘭芬が上半身を妹の上に倒し、二人はひしと抱き合った。
小蘭と蘭芬の肉がいっしょに解け合ったようだった。小蘭の豊かな尻はウ
エストで半分にくびれている。一番細くなった辺りは簡単に切断できそう
であるしかし解体屋は、もっと尻よりの、まだ豊かさが残っている部分に
左手を当てて、刃を入れる場所を探していた。刃はいつ肉に入ってくるか、
小蘭の呼吸が荒くなり、柔らかそうな肉が大きく上下している。彼女を抱
いている蘭芬も、周りの男たちも息を殺した。「もう少し、腸を押し込ん
だ方がいいかな」不意に解体屋が声を出すと、包丁を置いた。
524 :
亜蘭もどき:02/09/05 10:13
「なるべく骨盤ぎりぎりに、それも斜めに切り込まないと、内臓を傷つけ
てしまう」解体屋は切り取った性器の穴から、小蘭の体内に右手を差し込
んだ。小蘭が声を上げた。解体屋の腕力で、彼女の尻が高く持ち上がった。
解体屋は右手をゆっくり動かし、小蘭の内臓を上半身の方に押し込んでい
る。子宮、膣、膀胱はすでに性器といっしょに切り取られていた。肛門の
10センチほど先で腸も切り離してある。わずかな抵抗で小蘭の下腹部の内
臓が移動した。解体屋は小蘭の体内を撫でるように掃除した。小蘭がうめ
いた。姉の蘭芬が、なにごとか耳元に声をかけ、抱きしめた。「よし、こ
れで大丈夫」解体屋が声を出した。蘭芬が妹の耳元に「大丈夫だって」と
ささやいた。妹は「大丈夫なの」と微笑んだ。「あの缶に入れられるんだ」
と妹。「そうみたいね」と姉。「蘭芬も後で入るんだ」と妹。「そうみた
いね」と姉。「蘭芬はまだあそこも子宮もあるし、腸も繋がってるし、缶
に入らなくてもいいよ」と妹。姉が妹をぐっと抱きしめた。「心配しない
で。かならず小蘭といっしょに火腿になる。約束だから」「劇場がまた開
けるようになったら、誰が踊るの」と妹。「知らない。他の人もいるし」
と姉。「誰も他の人を見たくないよ。蘭芬か小蘭を見たかったのだから」
「だから蘭芬は缶に入らない方がいい。私はもう大切なところがないから、
誰も見たくない。残りは蘭芬だけ。お母さんのこともあるし」「小蘭はそ
んなこと心配しなくていいの。同じ缶に入れられて、誰かにプレゼントさ
れるの。もう決まっていることだから、余計なことを考えないで。私も小
蘭のすぐ後で、同じように切られるの。同じように痛いの。同じように死
ぬの。だから心配しないで」「本当」小蘭の顔が輝いた。「じゃあ、蘭芬
のおっぱいをちょうだい」姉は絶句した。
525 :
亜蘭もどき:02/09/05 10:17
「豚のおっぱいもいいけど、やっぱり蘭芬のおっぱいがいい」「同じよう
に切ってほしいの」と姉。「そう、切った蘭芬のおっぱいを咥えて死にた
いの」劇場主が慌てた。お前がもたもたしているから面倒なことになるの
だ、とばかりに解体屋に不快な顔を向け、「どうせ後で、同じ缶に詰める
のだ。心配するな」と小蘭に伝えた。小蘭は姉の股間に顔を埋め、泣き始
めた。「やっぱり蘭芬は残されるのだ。いい踊り子が必要だもの。蘭芬の
方が人気があったから、私より大切なんだ」 小蘭は姉にしがみついて泣き
始めた。「蘭芬のおっぱいを取ったら、もう踊れないから、それで劇場が
困るから、取らないのだ。私のあそこは切り取ったのに、腸も切ったのに、
蘭芬のおっぱいは切れないのだ」小蘭は肩を揺すって訴えた。姉といって
も一つだけ年上の蘭芬である。その目にも、たちまち太粒の涙が溢れ、二
人して泣き始めた。「小蘭が心配しているから、わたしのおっぱいを切り
取ってください」蘭芬の訴えに、劇場主がうろたえたようだった。あるい
は蘭芬だけは残そうと本当に思っていたのかも知れない。小蘭の言うよう
に、劇場が残っても人気踊り子が二人ともいなくなっては商売上がったり
のはずだ。小蘭が真剣に劇場主の顔を見つめている。解体屋が蘭芬の右の
乳房を乱暴に掴んだ。予定変更を怒っているような様子であった。してみ
ると、最初から自分だけを解体して、蘭芬は残すつもりだったという小蘭
の詮索は当を得たものであったかもしれない。
526 :
亜蘭もどき:02/09/05 11:20
妹の小蘭が疑い、姉の蘭芬自身が、自分の乳房を小蘭に与えるようにと願
うに及んで、黒社会の男も劇場主も諦めて頷いた。改めて、約束通り姉妹
二人の火腿が作られることに なった(のであろう)。解体屋は身体全体が
浮き上がるほど強く蘭芬の乳房を掴み上げ、豚と小蘭の脂と血でぬめって
いる包丁を下から当てた。軽く当てただけで、蘭芬の乳房はさくさくと剥
がれ始め た。軽く糊付けされていたかのように、きれいに根本から切り離
されていく。蘭芬と小蘭の二人の呻き声が漏れる間もなく、一個の乳房が
巾広の中華包丁の上に乗った。自らの重みで横に広がりながら、ゆらゆら
と揺れている。周りにころがっている豚の 乳房よりもはるかに弾力が強
い。人気の高かった蘭芬の「アラビアの躍り」を誰もが思い出していた。
激しく腰と乳房を 揺する躍りで、彼女の豊かな腹肉と乳房がしなやかにそ
の動きを受け止めた。身体の動きと乳房の先の動きに時差があるかのよう
であった。蘭芬が左に身体を回すと、わずかに後れて乳首が左に動き始め
る。その時、彼女はもう 反転を始めており、左に向かう乳首と右に向かう
基部の間に大きな負荷がかかる。彼女の肉と脂肪がその負荷に歪み、耐え
る。その様が絶妙で、観客は息を呑んだものだ。今、その乳房が、乳房だ
けで踊っている。解体屋が近くに転がっていた豚の乳房を蘭芬の乳房の隣
に乗せた。豚の乳房は巾広の中華包丁の刃の上でだらりと崩れ落ちそうに
なった。蘭芬の乳房とは肉の強さがまるで違っ た。豚の乳房の方が白い。
生白い感じである。乳首ははるかに大きい。大きいがすぐ倒れた。蘭芬の
方が小さい。しかし立ったままだ。色も濃い。こうして比べると、中年の
おばさんの肉と少年の肉の違いがある。
527 :
亜蘭もどき:02/09/05 11:23
人と豚の脂肪と血糊で汚れたコンクリートの床の上で小蘭と蘭芬が抱き合
っていた。今、姉は片方の乳房を失い、妹は性器とその周辺を失い、これ
から二人ともがすべての肉を提供しようとしているのである。妹の小蘭は、
姉の蘭芬の胡座に組んだ大腿の上にうつ伏せに顔をのせている。豊かな腰
の部分は豚の胴体に乗り、高く掲げられている。しなやかな足がやや開い
て反対側に伸びている。蘭芬はたった今乳房を切り取られた苦痛で、上半
身を妹の上に倒してた。妹は下から姉の腰にひしと抱きついた。大陸から
母親と一緒に流れてきて、急に流行りだした城砦のストリップ劇場の踊り
子となり、今香港政庁の弾圧から劇場を救うための犠牲になろうとしてい
る。それは不思議な運命で、楽しかったり苦しかったりだったけど、妹と
はいつも一緒だった。だから火腿になるのも一緒なのは当然で、妹が自分
だけは嫌だと叫んだのも、当たり 前のことだと蘭芬は思っていた。自分だ
って、一人で解体され缶に詰められるのは嫌だ。でも妹の肉と一緒ならし
かたが ない、と受け入れる気持ちになる。「お前たちの商売道具は、明日
劇場に飾られる。政庁の役人が見るだろう」先ほど劇場主が説明した。
「『動く人体芸術』がいかんということだった。だから抗議のために、お
前たち人気絶頂の踊り子が、自 ら『動かない人体芸術』になったというこ
とになる。新聞に写真付きで出ることになっている。可愛いお 前たちの姿
とケースに入った『動かない人体芸術』の写真は、衝撃的なものになる。
それもこれもすべ て、強引な政庁の責任というわけだ」妹の性器はさっき
切り取られた。劇場主が持っている。ケースに入れられ、明日の劇場のお
客さんと新聞記者に見せられるのだろう。自分の性器はまだ付いたままだ、
蘭芬は妹がうらやましくなった。よく我慢しましたと、小蘭を褒めてやり
たくなる。自分は乳房だけでこの痛みだ。姉は妹の背中を撫でた。
528 :
亜蘭もどき:02/09/05 11:25
「お前たちの残りの肉は火腿になる。しかるべき筋への贈り物だ」劇場主
の説明だった。火腿に必要なのは、臍から下の腰と膝から上の大腿である。
内蔵はきれいに洗ってから、別の缶に二人分を一緒に詰めるようなことを、
先ほど解体屋が言っていた。いくら美人でも内蔵は別だ、と失礼なのか褒
め言葉なのか分からないようなことを言っていた。小蘭に蘭芬の乳房が与
えられた。乳首をくわえた妹の顔がいっそう幼くなり、幸せそうに見えた。
蘭芬も心和んだ。解体屋が豚の胴体の上の小蘭の腰に手を掛け、位置を整
えた。刃を入れる当たり、腰骨のすぐ上を盛んにさすっている。助手が促
され、塩っぽい城砦の水を二人に掛けた。泥と脂肪と血糊が流れ、劇場を
沸かせた形のいい裸身が輪郭を際立たせた。若い肌が腰の当たりで水を弾
く。解体屋がその上に中華包丁を構えた。蘭芬が小蘭を強く抱きしめた。
小蘭も気配を感じ、全身に力を入れた。産毛が立った。失望した解体屋が
小蘭の腰をパンパンと叩いた。小蘭の身体から力が抜け、肉がゆるんだ。
小蘭の腰をわずかに左手で引き起こし、叩かれて瞬間弛んだ腰肉に、解体
屋が刃を入れた。見ていた蘭芬がアッと声を上げた。小蘭が電気に打たれ
たように、口に入れていた蘭芬の乳首を噛みきった。そのまま上と下の歯
がきしむ音がし、その底から低いうめき声が聞こえてきた。姉の蘭芬が驚
いたように一瞬身を放し、妹に目線を送り、強く抱きなおした。小蘭の身
体が危機の猫のように一割ほど大きくなった。若い命が、全力をあげて鋭
い鋼鉄の侵入物に立ち向かっている。解体屋の中華包丁は垂直に近い角度
で、うつ伏せの小蘭の脇腹、腰骨の上に入った。ぐいと体重を掛けると、
ぬめった刃が五センチほど食い込んだ。小蘭の身体は威嚇して 外敵を追い
払おうとするかのように、さらに膨らんだ。
529 :
亜蘭もどき:02/09/05 11:28
解体屋は刃先をやや脚側に向け、切り進めていく。上半身側に寄せた内蔵
を傷つけない ように配慮をしているようだ。内蔵を切ると、火腿に苦みが
でる。小蘭と蘭芬は渾身の力で抱き合い、信じがたい苦痛と闘っている。
小蘭も大変だが、直後に一人で同じ苦痛と闘わねばならない蘭芬も大変だ。
小蘭の肉はそれでも捻れ、歪み、撓み、必死の抵抗を試みている。命の盛
りの細胞を破壊していくのはたやすいことではない。包丁がじりじりと進
んでいく。もし途中で止まったら、それ以上進めることはできそう にもな
い。解体屋も額から汗を流して、必死の形相である。小蘭の細い腰は、あ
らゆる筋肉、組織、神経、脂肪を動員して切断を食い止めようとしていた。
肥大し、密度を増し、中華包丁と闘っている。お尻も倍に膨れ上がったよ
うに見 えたが、こちらは戦いの前線ではない。もし小蘭が一人であったら、
解体屋はとても彼女を綺麗に捌くことはできなかっただろう。小蘭が蘭芬
にしがみつき、蘭芬が小蘭を抱きしめたので、小蘭の肉が堅く固定された
ことになり、かろうじて包丁を進めることが可能になったのである。そう
でなかったら、小蘭の身体は跳ね上がり、くるまり、反り返り、解体はで
きたであろうが、肝心の火腿は傷だらけのものになったに違いない。巨大
な中華包丁が半ばまで進み、小蘭の背骨に達したころ、彼女の肉体は抵抗
を止めた。フッと元の大きさ、柔らかさに戻ったようだった。小蘭の呼吸
はすでに安らぎ、蘭芬の息だけ荒かった。腰は昨夜までのスポットライト
の中で見たと同じように頼りなく細く、尻も引き締まって高く、最上の火
腿の素材に戻った。解体屋が包丁に両手を掛け、全体重をのせた。ゴトッ
と音がして、小蘭の身体で一番固い部分が存外簡単に切断された。刃はそ
のまま残りの半分の肉をサクサクと切り放し、城砦、人気ナンバーワンの
肢体の上と下が分かれた。蘭芬はあわてて、妹の肩を回し、顔を覗き込ん
だ。すでに穏やかな顔であった。頬を合わせ、抱きしめた。
530 :
亜蘭もどき:02/09/05 11:37
解体屋の技は見事であった。耳元で、蘭芬、ありがとう、という小蘭の声
がした。蘭芬の視界の端で、解体屋が小蘭の下半身の処理にかかっていた。
下敷きにしていた豚の腹の上で小蘭の足を切り外した。それは包丁を振り
上げてのドスンという見事な一撃で、難しい作業を終えた解体屋の楽しい
気分が表に出た技であった。それを残ったもう一方の足に繰り返し、小蘭
の腰と大腿が火腿のために完全に整えられたのである。蘭芬は上半身だけ
の小蘭を抱きしめつづけた。柔らかい小蘭の身体は軽い。抱いた小蘭 の身
体を右に回すと、スッと右へ。左に振り返すと抵抗なく左へ。二人の身体
が一体にな ったように動いた。子どもの頃にもどったようだ。体重はいつ
も手枷であり、足枷である。今、小蘭は下半身をを失い、小学生の頃のよ
うに軽く、自由になっていた。切断面から小蘭の内臓が蘭芬のお腹の上に
流れ出る。熱い小蘭の命に浸されて、蘭芬は幸せであった。横では、解体
屋が小蘭の下半身の肉をきれいに水洗いし、形を整え、塩を揉み込んでい
た。出来上がりを確認し、満足そうにパンパンと叩いた。よっこらせと持
ち上げ、豚の肉を敷いた缶の中に丁寧に入れた。助手が別の缶を運んでき
た。小蘭と蘭芬の残りの肉、内臓を塩漬けにするためである。「肝は母親
に」城砦の風水師が命令した。劇場主がうなずいた。城砦で風水師の頭の
指示に従わない者はいない。解体屋が小蘭を抱きしめている蘭芬の肩を叩
いた。「肝をお前たちの母親にというご指示だ」蘭芬は最初キョトンとし
ていたが、すぐに理解して腕を放した。肝は病気の母親にいい。とくに身
内の肝はいい。蘭芬はもちろん知っていた。親のために自分の肝臓を提供
した孝行娘の話は、典型的な美談として数多く語られている。蘭芬はもち
ろん、そんな話は昔の話で、今頃わざわざそんなことをする娘がいるとは
思わなかった。しかしすでに小蘭は下半身を失ってここにいる。
531 :
亜蘭もどき:02/09/05 15:39
彼女の肝はすぐに取り出すことができる。とすると、それを母親にわたし
なさいという風水師の指示は、たいへんな好意である。それに、その言葉
に劇場主も黒社会も反対しないということは、二人の犠牲が間違いなく城
砦全体のためであり、みんなも自分たちに感謝しているのだ、ということ
の端的な証 拠であった。健康な娘の肝は、全員がほしがる貴重品である。
母親にというのはうれしかった。小蘭も微笑んだような気がした。自分の
肝は大陸の偉いさんに贈られるのかな、蘭芬はそう思った。妹の肝が母親
に返されるが、それでいいと思った。自分より少しわがままだった小蘭の
肝の方が薬効が高いかなと思って、喜んだ。仰向けになった小蘭の横に蘭
芬が添い寝をしている恰好になった。解体屋が小蘭の綺麗な乳房の間に包
丁を入れた。白い肌が裂けて、やや黄色味をおびた脂肪、その先に蘭芬に
は何とも分からない内臓が見えた。解体屋が乳房の下あたりをぐいと押し
た。小蘭の顎が上がり、小さな声がした。蘭芬は思わず小蘭の顔を覗き込
んだ。直後に目線を下げると、もう、切り開かれた胸の谷間から、小蘭の
肝臓が半分出てきていた。内臓だから美しくはないが、小蘭の命が飛び出
てきたみたいで、蘭芬はそっと撫でた。解体屋は何度も押しつづける。そ
の度に少しづつ小蘭の肝臓が出てきた。しばらくすると、解体屋が切り裂
いた胸に手を突っ込み、小蘭の肝臓を抱え上げた。蘭芬の手もそれを助け
る感じに自然に動いた。二人して母親にお返しする、そんな気持ちだった。
532 :
亜蘭もどき:02/09/05 15:42
小蘭は蘭分の肩に頭をあずけて静かになった。十数年の短い生涯だったが、
それなりに 激しい生涯であった。小学校の教師をしていた母親に連れら
れ、共産党に追われて逃れてきた。後で来るはずだった父親は殺されたら
しいとの噂だけが届いた。母親は来ない父親を待ち続けて病気になった。
生活のために、その頃流行りだしたストリップの踊り子になった。思わぬ
ことに人気者になった。人気が徒になったか、城砦の解体を狙う香港政庁
への反撃のための生け贄に選ばれた。性器はえぐられて、マスコミ、常連
客に悲劇のダンサーの証として展示される。腰と大 腿の大部分は伝統の火
腿にされる。すでに妹の肉の下処理は終わった。二人の火腿はしかるべき
本土の高官に贈られる。腸などの臓器も塩漬けにする準備が整っている。
もっと下の幹部に贈られるのであろう。城砦の風水師の指示で、小蘭の肝
臓だけは病気の母親の薬になることになった。それはうれしいことであっ
た。そんな貴重品を分けてくれるということは、生涯母親の面倒をみ てや
るという約束も信じていいということであろう。それなら肉でもかまわな
い、正直な気持ちだった。城砦のなかは、もともと女の肉で商売するもの、
豚の肉で商売するもので占められていた。女の肉も豚の肉も同じ商売道具
である。同じ色である。同じ匂いである。女の肉の方 が少ない分だけ、少
し高い。それは資本主義の香港では当然である。本土ではそうでない こと
もあった。観賞用、使役用、食用、いろいろあるだろうが、大したちがい
ではない。二人の周りを取り巻いていた頭衆の後ろが騒がしくなった。蘭
芬の目に痩せた母親の顔が見えた。もともと悪い母親の顔色が、一層青ざ
めて見え た。劇場主が何事かを語りかけている。母親は、「小蘭は分かっ
た、もう手遅れだ、城砦のためになるのなら仕方がない、しかし蘭芬だけ
は助けてほしい」と嘆願していた。「あの娘の躍りがないと生活ができな
い」と叫んでいた。
533 :
亜蘭もどき:02/09/05 15:44
劇場主が解体屋に合図を送り、解体屋が蘭芬の上体を起こし、母親に見せ
た。蘭芬の胸の赤い無惨な切り口が見えた。残った乳房が見事につんと立
っているために、いっそう片方の不在が目立った。「見たろう、蘭芬が小
蘭が欲しがるのでやったのだ、彼女はもう劇場では踊れない」劇場主の声
だ。母親が首を垂れた。蘭芬も申し訳がなくて、うなだれた。劇場主たち
は、本心では、蘭芬だけは残すつもりだったのだ。確かに彼のいうとおり、
蘭芬が自ら望んで小蘭にあげたのである。自分もかならず火腿になるとい
う証であった。「蘭芬が小蘭一人では可愛そうだという。いい姉妹だ」劇
場主の声。助手が促されて、切り出されたばかりの小蘭の熱い肝臓を抱い
てきた。「小蘭の願いだ、母親のお前さんにやることになった、これでお
前さんの肺病も大丈夫 だ」と劇場主。年老いた顔色の悪い母親が自分の娘
の肝臓をわたされ、蘭芬の目の前で、よろよろと座 り込んだ。肝臓を落と
しそうになって、あわてて抱き直した。「分かってくれたな、城砦のため
だ」劇場主の声に、母親がゆっくりうなずいた。「蘭芬の分は何をもらえ
る」突然、母親の声が響いた。一瞬沈黙があり、「調子に乗るな」という
黒社会の男のドスの利いた声がつづいた。「小蘭の肝だって、風水の先生
がいうから仕方なくやるのだ、調子に乗るな」「じゃ、あれならいいだろ
う」母親は小蘭の口元に落ちていた蘭芬の乳房を指差した。乳首は噛み切
られて小蘭の口の中にある。「あれなら、小蘭がもらったものだ、小蘭の
ものは内のものだ」隣人にはすぐ大声をあげる母親だったが、こわもての
お偉方に口応えをするのを蘭芬は初めて聞いた。黒社会はムッときたよう
だったが、これ以上老人に強く言うのも何だと思ったのか、黙 った。
534 :
亜蘭もどき:02/09/05 15:47
解体屋がそれを黒社会の了承ととり、蘭芬の乳房を拾い上げ、水で洗って
母親にわたした。母親は受け取り、小蘭の肝臓とともに胸に抱いた。その
まま動かなくなった。十数年ぶりに抱いたわが子である。「じゃ、始めて
くれ」劇場主にうながされて、解体屋と助手たちが動き始めた。蘭芬の両
足首に別々に革のベルトが掛けられ、そのベルトが天井から下げられた滑
車付きの鎖に繋がれた。解体場の天井には数本のレールが敷かれ、そこか
ら数十本の鎖がぶら下がっている。そ れぞれの鎖はレールに沿って自由に
動かせるようになっている。城砦のすべての解体場が 同じような作りであ
る。そのうちの二本に蘭芬の足が繋がれたのである。解体場の奥の方には、
頭と四肢の先を失った豚の胴体が、十数体、直接鋭いフックに引っかけら
れてぶら下がっていた。 それに比べれば、蘭芬の扱いは丁寧であったと
いえるであろう。助手が鎖の滑車を引き、蘭芬の身体を引き上げ始め、解
体屋の合図ですぐ止めた。蘭芬の身体は、腰から上だけを宙に吊るされた。
背中の半分、肩、頭は床についたままである。さらに解体屋が腕を横に振
ると、助手が勢いよく、二本のフックをレールに沿って左右 に走らせた。
蘭芬の脚が、たちまち開き始め、ほとんど水平の限界まで開いて、蘭芬の
悲鳴とともに止まった。左右に開かれて、蘭芬の身体の位置もいくらか高
くなったが、それでも肩と頭は床についたままである。肉をしっかり固定
するには一番簡単な方法だった。脚がほとんど一直線に開いた。立った解
体屋の胸の高さに蘭芬の腰がきた。解体屋が例 の巨大な中華包丁を持ち、
開ききった蘭芬の脚の付け根の前に立った。解体屋の足の間から、蘭芬は
母親の顔を見ることができた。そのとき助手がバケツの水 を蘭芬の股間に
掛けた。包丁を入れる前に、解体屋はかならず水を掛けさせる。蘭芬は、
腰、胸をつたって落ちてきた塩分のしょっぱさに我に返った。母親のしっ
かりした目線と会った。
535 :
亜蘭もどき:02/09/05 15:51
母親は、小蘭の肝臓と蘭芬の乳房を宝物のように抱きしめながら、娘の最
後をしっかりと見据えようとしている。蘭芬は、よかったと思った。お母
さんが見ているなら、どんなに痛くても大丈夫、もちろん激痛で大暴れす
るかもしれないけれど、でも大丈夫なような気がした。中華包丁は、真ん
中の硬い鋼を粘りのある鉄で挟んでつくる。切れ味も鋭いが、何でも 叩き
切れる強さももっている。中華文明の粋という者もいる。豚や牛のどんな
骨でも一撃で両断できる。同時に、柔らかい野菜を彫刻よりも細かく細工
することができる。巨大な包丁で一ミリ単位の芸術を創り出す。もっとも
それは北京の 方の得意で、こちらではそんなに暇なことはしない。が、し
ようと思えば、できる。そん な、最高性能の包丁である。小蘭でふつうの
火腿を作った。展示用の切り出しも工夫がなかった。蘭芬は小蘭以上の 素
材である。滑車にしっかり繋ぐこともできた。解体屋は、北京のどんな宮
廷料理にも負 けない火腿と、最高の『動かない人体芸術』を作る気になっ
た。解体屋の足の間からのぞいている蘭芬の眉がわずかにしかめられた。
備えていた激痛で はなく、ピリピリするような刺激が臍のあたりに走っ
た。スーッと蘭芬の腹を一筋の血が流れ、残った乳房の膨らみに押されて
赤い肉色を見せる切られた乳房の切断面に消え、さらに太い流れになって
喉元からコンクリートに落ちた。中華包丁の刃の手元の直角を巧みに使い、
解体屋は蘭芬の臍のすぐ上から、逆さに吊さ れているので実際は臍のすぐ
下なのであるが、蘭芬の皮膚を削がし始めた。それは北京の宮廷料理人が
前菜の大皿盛りのために、鳳凰の爪先をにんじんで削りだしているときの
ような繊細さであった。大柄な体格、大振りな包丁からは想像もできない
ような仕事ぶりである。解体屋もどこかからか流れてきた人間である。そ
の前身が何だったのか、誰も知らない。ただ蘭芬をさほど苦しがらせもせ
ず、美しい肌を美しいままでたちまち十センチも削がしてしまう技はただ
ごとではない。
536 :
名無し調教中。:02/09/05 21:14
厚さ五ミリほど、表皮と皮下組織だけを正確に削ぎ落としていく。蘭芬の
性器の縁から十センチほどの外周を剥いでいく。外周から性器のすぐ近く
までを剥がし、性器部分は残したままぐるりと一周するつもりらしい。剥
がした皮膚の下に左手を入れ、右手の包丁でどんどん剥いでいく。濡れて
貼り付いた絹のハンカチを剥いでいるようである。蘭芬の口は叫ぼうか叫
ぶまいかと開いたり閉じたりしたが、苦痛はその境を正確に維持している
らしく、結局声は出ない。喉元を流れている血の量も正確に一定で、蘭芬
を驚かすこともない。ほとんど水平に開ききった蘭芬の股間の上を、解体
人の中華包丁と左手がシャッシャッとリズミカルに移動し、外周を削ぎ終
わった。解体屋が蘭芬の身体から一度離れた。剥がれた皮膚は元の位置に
はらりとおさまり、わずかに見える丸い線を除くと、以前のままにもどっ
た。丸い線は臍の上、五センチほど入った太股、肛門と会陰の間をとおっ
て一周している。わずかに血が滲んできれいな楕円形であることがしれる。
解体場にホウという空気が流れた。蘭芬の母親も目を丸くして眺めている。
奇術を見ているようであった。先ほどまでの小蘭の解体は、これに比べれ
ば乱暴きわまりないものであった。解体屋が以前は北京のしかるべき料理
人であったことがはっきりした。もちろん、だか らといって何ということ
もない。今は城砦の豚の解体屋である。城砦には彼のような者がいくらで
もいた。解体屋は端に吊るされた豚の胴体から、直径三十センチはあろう
かというもも肉を切り出して蘭芬の横に置いた。助手が小蘭の解体の土台
になった豚を胴の真ん中で二つに切断し、それぞれを床に広げている蘭芬
の腕の上に置いた。蘭芬の右腕の上に豚の頭、左腕の上に豚の尻が乗った。
蘭芬は顔を左右に動かして、自分の倍も大きい奇怪な顔と、巨大な白い尻
から伸びている細いシッポを見比べた。なぜそんなものが置かれたのか、
蘭芬には最初分からなかったが、すぐ身動きができなくなったことに気づ
き、これから本格的な解体が始まることを知った。激痛に自分が暴れない
ための重しにちがいない。ただ、すぐ横に置かれたまん丸い豚のもも肉が
分からない。
537 :
名無し調教中。:02/09/05 21:17
解体屋が劇場主たちに説明をした。「明日展示する蘭芬の最高の『動かな
い人体芸術』を作ります。小蘭のを切り出して分かったのですが、女のあ
そこは、そのままでは貧弱です。切り出して飾っただけでは、豚のものも
変わりません。汚らしい肉にしか見えません。北京の大皿盛り、それも格
別のものを作らないとこの娘たちの気の毒です。蘭芬のあそこを薄く剥ぎ
ます。穴の底まで薄く剥 ぎます」疑わしそうな頭たちに、「できます、で
きます。まあ見ててください。もちろん初めてですが、私も少しは名の売
れた料理人だったのです。薄く削いだ蘭芬のあそこの肉を、この豚のもも
肉に張り付けます。もも肉が大きすぎる?蘭芬の肉は柔らかいですから倍
くらいには伸びます。ちょうどいい大きさです。綺麗な最高の人体芸術が
できます。本物より倍は大きくなりますが、それでやっと見栄えがする大
きさになります。もちろん穴の底まで本物ですから、見た者全 員がショッ
クを受けますよ。効果絶大です」「それに火腿の方も、最高になります。
薄くしか股間の肉を取りませんから、たっぷり肉の詰まった最高の火腿が
できます。どなたに贈られるか知りませんが、こちらも効果絶大、間違い
なしです。先にすました小蘭が気の毒になりますが、しょうがありません。
ま あ、できるだけ調整はしますがね」蘭芬は人ごとのように聞いていた。
性器周りの肉を半分は削がれていたし、妹の小蘭の 解体を見たばかりでも
あったが、現実感が薄かった。蘭芬の心が執着を完全に放棄したのであろ
うか。蘭芬は、母親も同じだったかも知れないが、自分の性器ができるだ
け美しく飾られて、 城砦を守るためにできるだけ有効に使われることはう
れしかった。自分の火腿が充実する のもうれしい。これまでは存外に楽に
切ってもらえた。ただ、これから先の蘭芬の臓器は格段に複雑に なる。ク
リトリスの根も抜かなくてはならない。穴の底まで薄く削ぐとは膣の円筒
形の肉を子宮まで半分の厚さで削ぐということであろうか。
538 :
名無し調教中。:02/09/05 21:20
解体屋が劇場主から先ほど切り出した小蘭の性器を受け取り、水ですすい
でもう一度頭たちに見せた。たしかに女性の性器であることも分かりずら
い。豚の性器との区別もつかない。小蘭の薄い陰毛と奇麗な皮膚の色がわ
ずかに若い娘のものであると知らせるが、そ れも定かではない。小蘭を切
り出しながら、解体屋はそのことに気付き、対策を立てていたわけで、や
はり ただ者ではない。解体屋は豚のもも肉の中央に、縦にうすく溝を作っ
た。その溝の真ん中に深い穴を掘った。巨大な中華包丁では不可能に思え
る作業だが、簡単にやってのける。掘った穴に太い指を入れ、穴をスムー
スに仕上げる。直径三十センチほどの丸い肉である。これいっぱいに蘭芬
の薄く切り取った性器を張り付け、膣の部分を今掘った穴にはめ込もうと
いう策である。小蘭の本物と比べると、完全に倍以上の大きさである。北
京の宮廷料理の誇張であり、九龍城砦の戦いの決意であった。解体屋は、
切り出した小蘭の性器を手の上にのせたまま、蘭芬に振り返り、話しかけ
た。「今説明したとおりだ。これからお前の大皿盛りを作る。お前のもの
は形も色もいい。み んなが驚くような最高のものができるはずだ。火腿
の方も、どんな北京のお偉方でも見た ことがないような、身の詰まった
極上品ができるだろう。妹の小蘭には気の毒だが、仕方がない。小蘭もお
前に負けるのなら、別に口惜しくもないだろう」床の蘭芬の顔を覗き込ん
で、解体屋は静かに話しつづける。蘭芬の顔は豚の頭と尻尾に挟まれて、
いっそう可憐であった。蠅が一匹飛び回っているのを、大きな黒い目が追
っている。「俺は全力を尽くす。自信もある。それでこれから俺がやるこ
とをお前に知らせて、お前自身に選択をしてもらいたいのだ。どちらにし
ろ、これからの作業は俺とお前の共同作業 だ。お前にもそれくらいの権利
はある。
539 :
名無し調教中。:02/09/05 21:23
最初にお前の股の皮を剥ぐ。もう大方は剥いだが、肝心なところは残って
いる。これか らが大変なところだ。お前の子袋の奥まで薄く剥がす。だか
ら、小蘭のときのように乱暴にばっさりやるわけにはいかない。少しづつ
少しづつ切り出していく」「俺も大変だが、お前も大変だ。時間がかかる
し、痛いはずだ。もちろんいくら叫んでもかまわない。暴れられると困る
が、それはできないからまあいい。剥ぎ取ったお前の皮をこの豚のもも肉
に張りつける。ただでさえ綺麗なお前の肉は引っ張られてもっと綺麗に見
えるはずだ。お前の肉のひだひだも伸ばされて少しすっきりする。今がよ
くないといっているのではない。今もいいが、もっと良くなる」「出来上
がりの大きさは、引き伸ばされて、この小蘭のものの倍くらいになる。大
きくなるが、ずっと奇麗になるのだから、気にしなくていい。おれが、さ
っきから気にしているのは、その素晴らしいお前自身の大皿盛りを、お前
が見たいと思うかどうかということだ」蘭芬はよく意味が分からなかった
らしい。きょとんとしている。「つまり、俺はお前に見てもらいたいし、
お前が最後まで生きていた方が、仕上がりも奇麗になる。だが、お前みた
いに若くて健康な娘が、少しづつ切り捌かれるとなると、元気なだけに痛
みも大変だ」「小蘭のように乱暴に処理するなら、時間もかからない。我
慢する時間も少なくなる。でも今回は、俺も時間をかけて最高の大皿を作
りたい。当然お前の苦しみも長くなる。それで、俺の質問は、もしお前が
自分の展示品を見なくていいなら、お前の細い首を最 初にさっと切ってや
ってもいいのだ。それだとお前は簡単に死ぬ。苦しくもなんともない。
ただ、それだと、お前は、最高のお前自身の展示品を見られない。どちら
を選ぶかって質問なのだ」
540 :
亜蘭もどき:02/09/05 21:29
解体場の全員が固唾を呑んで、蘭芬の答を待った。「できるだけ叫ばない
ようにしますから、殺さないでください。もし泣いたりしたらご免なさい。
でもその時も、そのまま続けてください。妹の小蘭が我慢したのですから、
わたしも我慢します。小蘭より、丁寧に切ってもらうのですから、もっと
我慢します」少し時間を置いて、「わたしにも、先生の作品を見せてくだ
さい。わたしも最高に奇麗なわたしを見たい。劇 場でも、今日まで、みん
なが奇麗と褒めてくれたのですが、わたし、自分のそこを見たことがない
のです。わたし、わたしの火腿も見たい」「分かった。大変だろうが我慢
しろ。自分を豚だと思うと痛くない。豚は一匹残らず解体されるのだ。お
前も同じことだ。人だと思うな。お前は奇麗な豚だ。奇麗な豚の性器を剥
がして汚い豚に張り付ける。ただ、火腿は見られない。気の毒だが仕方が
ない。臍の下で真っ二つになって、それで生き続けることはできない。そ
れでもお前は小蘭の火腿を見られたのだ。小蘭の火腿もお前の次に立派な
火腿だった。それで満足しろ」蘭芬は、こくりとうなづいた。「じゃ、始
めよう」解体屋の声。蘭芬の母親が歩み出て、解体屋に小声で話し、蘭芬
の横に座った。蘭芬の腕全体を押さえていた豚の上半身と下半身が、肘の
先の方に移された。母親は、先ほど蘭芬が小蘭にしてやっていたように、
蘭芬の頭を自分の太股の上に置き、頬を撫でて、抱いた。蘭芬のいましめ
にいくらか余裕ができた。鎖がゆるみ、蘭芬の身体が斜めにかしいだ。解
体屋は助手をうながし、鎖をその分巻き上げさせた。「じゃ、始めよう」
もう一度、解体屋の声。臍の上の切れ目(逆さ吊りになっているので実際
は臍と性器の間の切れ目)から、左手を入れ、皮膚の剥がれた部分を持ち
上げ、裏返した。蘭芬の臍の下からクリトリスの手前までの赤い身が見え
た。
542 :
亜蘭もどき:02/09/06 11:21
蘭芬が唇をなめた。自分の臍越しに解体屋の動きはよく見える。母親が彼
女の額にかかった髪の毛を払ってやった。中華包丁の角の刃の切れ味は鋭
い。皮膚と肉の境に軽く触れただけで数センチも切り進 む。中央のやや白
っぽく見える筋を残して、臍のすぐ上の一帯が剥がれた。解体屋が左手の
指でその筋を撫でると、蘭芬の全身がピクリと震えた。口をとがらしてい
る。蘭芬のクリトリスの根である。解体屋がしばらくそこを揉みほぐすと
蘭芬のお腹が微妙にねじれ始め、目が閉じられ た。母親が次の事態にそ
なえて、蘭芬の上にかがみ込み、強く抱いた。蘭芬の視界から解体屋が消
えた。解体屋は白っぽい根に刃を当て、押し切った。蘭芬の身体が跳ねた。
くぐもった声が漏れた。母親が抱きしめていなかったら、城砦中に響いた
叫びであったろう。蘭芬のクリトリスの根が切断された。解体屋はそのま
ま刃を進め、膣の周辺を綺麗に削ぎ剥がした。そして、削ぎ取った皮膚を
まとめて握った。解体屋の手に握られた白い皮膚は、切り残してある膣の
入り口だけで、蘭芬の本体の肉とつながっている。解体屋は左手に握った
皮膚の束を引っ張り上げた。膣との結合部分が引き上げられ、赤い身がそ
こで山型になった。引っ張りながら、肉と皮膚の結合部分に刃を入れた。
さっと一センチほどが剥がされ た。そのまま膣の周りを丸く進ませる。円
周を周り終わると、さらに左でまとめた皮膚の束を引っ張り上げ、また一
センチ分の刃を入れる。左手の皮膚の束がどんどん長くなってい った。母
親が上半身を立てたので、蘭芬にもその作業が見え始めた。下から見ると、
何かの手 品で、自分の膣の中からたたんだハンカチが取り出されているよ
うに見える。それがどんどん長くなっていく。もちろん奇術ではなく、最
初、蘭芬の皮膚が剥がされ、今は膣壁の粘膜が薄く剥がされている過程で
あった。皮膚はともかく膣壁の薄い粘膜を剥がす技量は驚異的であった。
543 :
亜蘭もどき:02/09/06 11:23
城砦の美術品の偽造屋が、神業的作業で薄い紙を削ぎ分け、一枚の本物の
リトグラフから二枚の本物を作り出してしまうのに似ていた。膣壁を削く
作業になってから、蘭芬の苦痛は消えた。先ほどクリトリスを裂かれたと
きの衝撃が、まだ頭の真ん中を真っ白にしていたが、不 快ではなかった。
今。蘭芬は、解体屋の見事な技の一番熱心な観察者であった。下から見上
げると、自分の股間の赤身が異様であった。でもそこは火腿になる部分で
ある。解体屋があれほどの自信をしめした以上、それは最 高の火腿になる
のであろう。剥ぎ取られ、今は解体屋の左手の中に握られている部分が性
の道具であり、赤身の部分 は食肉である。そういう目で見ると、奇麗な肉
である。自分の肉ながら美味しそうに見えた。無数の神経が集まるクリト
リスをまず切断し、蘭芬の全身を苦痛で満たし、その激しい苦痛が引いて
いく過程の中に、他の苦痛をすべて紛れ込ませる。それは解体屋のさすが
の技量であった。そのかいあって、蘭芬は静かに、穏やかな表情で解体屋
の作業を見ていた。いくら若くて弾力があったとしても、数ミリの厚みし
かない膣壁を、破らずに二枚に切り分けることは至難の業である。解体屋
は細心の注意を払いつつ、刃を進めた。 蘭芬が暴れないのはありがたか
った。巨大な中華包丁で微細な作業をすることはできる。しかしさすがに
突発的な動きに対処するのは不可能である。ここで蘭芬を驚かせ、ピクリ
と跳ねさせたら終わりである。蘭芬 のこれ以上ない美しい皮膚と膣壁を傷
つけてしまうであろう。そうだ、蘭芬、いい娘だ、そのまま、そのまま。
解体屋は心の内で声を出した。子どもたちが花を摘み花弁を引きちぎって
遊ぶように、蘭芬の花びらがちぎられ、中心の雌しべが引き抜かれようと
していた。解体屋の作業はすばやく、サクサクと蘭芬の粘膜を削いでいっ
た。クリトリスの位置から肛門の近くまで左回りに切り進み、また元の位
置に戻って、今度は右回りに肛門に向かう。
544 :
亜蘭もどき:02/09/06 11:26
一周するたびに、皮膚の束を掴んだ左手を上げ、膣を引き出しながら作業
をつづける。皮膚と本体のつなぎ目は、終始山型に引っ張られ、蘭芬の股
間のすべての肉、脂肪に一定の張りを保っていた。その張力のために、蘭
芬の肉はきれいに割けていく。膣は少しづつ引き出されていたので、解体
人は同じ位置を切り込むだけで、最深部まで切り出すことができる。北京
の宮廷料理人の手練の技である。蘭芬は下から見上げながら、自分の内臓
が引き出されていく心許ないような不思議な感覚を味わっていた。下腹部
が微妙にへこんでいくように見える。クリトリスを切断されたときの強烈
な痛みの半分が去っていた。少しづつ、膣の粘膜が割かれている今の感覚
が戻ってきた。身体を伝わって直にサクサクという音が聞こえる。リズミ
カルな音がどんどん大きくなり、頭の中いっぱいになってきた。苦痛はな
かった。母親の手が、ときどき蘭芬の額を撫でる。幼い頃、眠る前にそう
されていたのを思い出す。今も眠る前なのである。クリトリスの根も白っ
ぽかったが、膣の底、子宮口も他の部分より白く見える。筋肉、繊維が多
いからであろうか。切り進んできた解体屋が、左手の性器の薄切りの束を
強く引き上げた。蘭芬の股間が高く盛り上がった。白い子宮口が覗いた。
蘭芬の膣は最深部まで粘膜を完全に切り離され、子宮が顔を出したのであ
る。解体屋は誇らしげに見物の頭衆を見回し、中華包丁を横に構えた。
「蘭芬、よく我慢した。ここを切り離すと大皿盛りの準備は終わりだ」下
の蘭芬に声をか けた。蘭芬は、ともかく一段落はしたのを知り、微笑んだ。
母親は、なぜか「どうも有り難うございます」と礼を言った。
545 :
亜蘭もどき:02/09/06 11:29
解体屋は、左手の剥がされた性器の皮の束、逆さに吊られ山型に引っ張ら
れている股間、その間を繋いでいる白身肉に包丁をあてた。スッと押した。
蘭芬の若い肉はゴムのように弾けて、上下に走った。上に跳ね上がった性
器の皮が、解体屋の手を叩いた。膣口の肉が下に落ち、入口まで引き出さ
れていた子宮が勢いよく体内に戻った。蘭芬のへこんでいたお腹がふくら
み、少年の体型から娘の体型に戻った。助手が股間の傷口に丁寧に油紙を
当て、ガラガラと滑車を下げた。蘭芬は母親の膝を枕にしてコンクリート
に横たえられた。母親がしきりに「お前、大丈夫か」と繰り返している。
もちろん大丈夫ではないのだが、蘭芬は「大丈夫」と応えた。母親は安心
した顔をした。劇場主が合図を送ると、奥から五十センチほどの併盤用の
大皿が出てきた。併盤の併の字は、本来、手偏でなくてはならない。しか
し、こちらのワープロではその字を見つけられない。仕方なく、人偏の併
を使っている。併盤の意味は、何種類かの肉を使って作る豪華な装飾的な
料理のことである。この場合の何種類かの肉とは、蘭芬と小蘭の肉のこと
になる。大皿の上に、小蘭の性器がちょこんと載せられた。その横に、解
体屋が先ほど切り取っ た豚の丸いもも肉を載せた。こちらは大きい。こん
もり盛り上がって、小蘭の肉の数倍に見える。解体屋は切り取ったばかり
の蘭芬の性器の薄切りをバケツに入れ、丁寧に洗った。バケツの水がピン
ク色に変わる。しばらくして取り出された肉は、皮膚の面を見せ、奇麗な
肉色であった。蘭芬の皮膚を豚のもも肉に被せ始めた。中央の溝に蘭芬の
割れ目を合わせ、膣をあらかじめ開けておいたもも肉の穴に押し込んだ。
解体屋は、蘭芬の性器に太い指を差し込み、粘膜と穴をぴったり合わせよ
うと盛んに出し入れしている。蘭芬が下からじっと見ているのに気づき、
妙な笑い顔を作った。解体屋は、人気絶頂の踊り子の性器に指を入れる特
権を感謝していたのであるが、それが妙な顔になったのは、切り離す前に
入れたかったものだ、と不意に思ったからだ。
546 :
名無し調教中。:02/09/07 20:12
続ききぼんぬであるぞ
547 :
亜蘭もどき:02/09/07 21:22
蘭芬の新しい膣ができあがった。彼女の皮と豚の肉の合体である。続けて
解体屋は、四方に蘭芬の皮膚を引っ張り、もも肉の底にまわして、ピンで
とめていく。たちまち豚の赤身は蘭芬の白い肌で被われ、盛り上がった白
い肉塊ができあがった。蘭芬の肌は、剥ぎ落とされる前より、引っ張られ
て透明感が増した。大陰唇は伸びきり、わずかな不透明感と脹らみが残っ
ている。小陰唇も色が薄くなり、形がすっきりした。蘭芬の股間について
いたときより、十歳は若返ったようだ。幼児のもののように見える。裏腹
にクリトリスは、根を切られて飛び出してきた。二、三倍に膨れたように
見える。包皮が完全に剥けている。蘭芬の股間にあるときは目立たなかっ
たが、今は、はっきりと白く見える。膣は大きく開いている。数センチの
奥まで覗ける。もちろん四方から引っ張られているせいで当然なのだが、
卑猥である。蘭芬の性器はある部分は幼くなり、ある部分は成熟して、全
体としては倍ほどの大きさになった。幼い大陰唇と小陰唇の性器が、巨大
なクリトリスを剥き出し、大きく膣口を開けて、大皿の上に載っている。
それは若い青年たちの空想の女性性器そのままであった。本物の性器より
はるかに本物であった。そのことが、横の小蘭の性器と比べるとすぐ分か
った。小蘭の性器はたしかに本物で、ほんのちょっと前まで、動いていた
性器である。それがすっかり真実感を失い、作りものに見える。切り取ら
れなかったら、あるいはしばらくは存在を主張できたかもしれない。しか
し、一度切り取られると、性器はもう性器ではなくなる。あれほど劇場を
沸かした小蘭の性器でさえ(妹の方が、見せっぷりという点では、姉より
気前がよかったのである)、今は、みすぼらしい塊り肉であった。それは
たとえば、どんな美人の愛らしい目であっても、抉り抜かれて目だけにさ
れたら、気味悪いだけで、だれも愛らしい目だとは言わないのと同じであ
る。
548 :
亜蘭もどき:02/09/07 21:26
もちろん性器は目よりも、切り出された後の価値は普遍的に高い。それは
ここ城砦内で あっても、香港市街であっても同じである。目を抉り抜く犯
罪者と性器を抉り抜く犯罪者とどちらが多いかを考えれば、すぐ分かるこ
とではある。蘭芬の性器は切り出されて価値を高めた。さすが北京の宮廷
料理人である。現実の窮屈な制約から開放されて、空想、妄想、理想の性
器になったように見える。透きとおるような肌の色。微妙な大陰唇の脹ら
み。遠慮がちに襞を重ねる小陰唇。剥き出された巨大なクリトリス。開き
きり、奥まで見えている膣。すべての青年たちが納得する形の性器であっ
た。お祝いのときの特別な饅頭のように、大きくてふくよかな性器であっ
た。蘭芬もそう思ったし、母親もそう思った。誰もが知らず知らず触って
しまうような若々しい色合いと弾力。生まれたてのように汚れていないシ
ンプルな構造。それでいて真珠の大玉のようなクリトリスの下に、腕ごと
差し込めそうな大きさで膣がぱっくり開いている。天使と悪魔が同居した
ような性器であった。すさまじい存在感であった。蘭芬の性器は、差し渡
し五十センチの併盤のやや右寄りに置かれ、その横に妹の小蘭の性器が置
かれた。妹の性器の方が中身まで一緒に切り取ったという意味では本物で
あった。しかし、そちらは、つい二十分前まで生きていたものとは思えな
いほどに変色し、弾力を失っている。「小蘭のは汚いな」若い助手の一人
が思わず声に出し、あわてて口を押さえた。母親が顔を上げた。すさまじ
い形相であった。城砦の隣人に、やれニワトリを盗んだろう、自転車を壊
したろう、と何かと言いがかりをつけ嫌われていた母親であったが、それ
でもこれほどの顔はめったに見ない。「お前のものはそんなに奇麗なのか」
地獄の底からの声のようであった。「お前らのために切り出させてやった
のだ。城砦のために痛い目にあってやったんだ。それを、お前は汚いと言
うのか」「汚いと言われてまで、お前らにわたす義理はない。返してもら
う」母親はいよいよ猛り狂いだした。いつものヒステリーであった。
549 :
亜蘭もどき:02/09/07 21:28
若い助手は青ざめ立ちつくしている。「お前のものはそんなに奇麗なのか」
もう一度繰り返した。蘭芬がいつものように「いいよ、もういいよ、お母
さん」となだめた。ただ小蘭の性器を汚いと言われたことは、蘭芬も悲し
かった。生きながら抉り抜かれる苦しみはどれほどのものか、正確には、
まだ彼女にも分からない。クリトリスの根を切られたときの衝撃で、いく
らか想像はできる。しかし、それは、いくら敏感でも小さな部分にすぎな
い。蘭芬の肌と粘膜は剥がれただけである。性器をまともに切り込まれ、
腰を切断された小蘭の苦痛はそんなものではなかったであろう。そうまで
して城砦に提供した性器を「汚い」と言われたら、それは小蘭は悲しいだ
ろう。これから自分も同じような処置をされるのであり、その後でどこか
の肉を「汚い」と言われたら、やっぱり悲しいだろう。ただ、蘭芬はその
若い助手を責める気にはならなかった。切り取られた小蘭の性器は、たし
かにみすぼらしかった。それはみんなが思ったことであり、青年だけの責
任ではない。また、みすぼらしくなったのは解体屋が何もしなかったから
である。小蘭の責任ではない。小蘭の性器はまったくふつうの性器だった
のだ。蘭芬の性器と比べてみすぼらしいといっても、それは解体屋が宮廷
料理人の技を使って、蘭芬の性器を特別に処理したからであり、彼女の性
器が最初から優れていたからではない。大体、あんな直径三十センチもの
山のように盛り上がった性器が実際に股間に付いていたら、歩くことさえ
できないであろう。膣だって、馬に入れてもらわなくちゃ。皿の上の蘭芬
の性器は、見せ物であり、ショーのための性器である。北京の宮廷用の性
器である。小蘭の、本物のままの実用品の性器が見劣りするのは当然なの
だ。それを青年が口にしたとしても、罪はないはずである。ただ「汚い」
と言ったことは、無神経に過ぎた。「お前のものはそんなに奇麗なのか」
母親はなおも言いつのっている。若い助手はいよいよ青ざめて震えていた。
劇場主と黒社会が小声で話し合っている。
550 :
亜蘭もどき:02/09/07 21:34
青年は事態がただならぬのを悟り、振り返って逃げ出そうとした。「分か
ったよ、ばあさん。お前さんの気持ちは分かった。確かに、お前さんとこ
の娘だけに城砦の犠牲になってもらうのは気の毒だ。お前さんの気の済む
ように、その青年の奇麗なものを切り取ることにする。だれもそんなもの
をもらいたくはないが、それでばあさんの気持ちがすむなら仕方あるまい」
蘭芬は何かを言おうとしたが、母親に止められた。まあ、いいか、どちら
でもいいことだし、蘭芬は青年に助け船を出そうとしたのだが、止めた。
逃げ出そうとした助手は、左右から黒社会の人間に抱えられた。青年は盛
んに手足をばたつかせたが、専門家にはまったく通用せず、たちまち両足
を滑車に吊り下げられた。促された解体屋が、裾から包丁を入れ汚い青年
のズボンを切り開いた。さらに汚い下着が出てきた。「そんな汚い下着の
くせに、よく人のことを汚いと言えたな」母親はまだ毒づいている。蘭芬
がたしなめた。下着も切り裂かれた。陰毛が見えた。性器は縮んでほとん
ど見えない。「お前の自慢の奇麗なものが見えないじゃないか」青年は、
助けてくれ、助けてくれ、と必死に叫び続けている。吊るされているのは、
解体屋の助手である。知人の息子を預かったのである。解体屋も 穏やかな
気持ちではない。このばか息子のことを、その知人にどう弁解しようか、
と思いめぐらした。しかし、ともかく今は、目の前のお偉いさんの言うと
おりに動くしかない。それが城砦で長生きする方法である。解体屋の包丁
が偶然、青年の太股に触れた。軽く切れ、血が滲んだ。ギャッという絶叫
が上がった。全員が何事が起きたのかと、驚いた。それが、わずかな傷の
せいであると知って、全員の心が冷えた。小蘭は中華包丁が見えなくなる
ほど股間に切り込まれた。右から切り込まれ、左から切り込まれ、性器を
子宮まで抉り出された。骨盤から上半身と下半身を切り離された。肝臓は
母親のために抜かれた。
551 :
亜蘭もどき:02/09/08 06:40
蘭芬もすでに片方の乳房を取られた。股間の皮膚と膣の粘膜を長時間かけ
て削ぎ剥がされた。それで、二人とも、青年のようには叫ばなかった。運
命を受け入れ、苦痛にたえようと闘った。この青年はわずかに包丁が触れ
ただけで、ほんの少し切れただけで、無条件に怯え切り、絶叫を上げる。
それで、小蘭の肉を汚いなんて・・・、解体場で一番温かかったはずの蘭
芬の心も冷えた。解体屋も、青年の父親の顔を振り払った。こんな青年で
は、どっちみちまともには生きられない。おちんちんはあってもなくても
同じだ。そう思った。気が楽になった。解体屋は、汚いものを触るように
青年の陰毛の中をまさぐり、陰茎と陰嚢を引き出した。小さな性器であっ
た。恐怖で醜く縮んでいる。子猿のもののようである。ぶよぶよして切り
にくい。青年の叫び声にうんざりしながら、解体屋は包丁を前後に動かし
た。他の助手が青年の胴体を左右から押さえていた。蘭芬が性器を剥がさ
れながら、ほとんど暴れず、小さな呻き声を出しただけだったのが、奇跡
のように思えた。クリトリスの神経を切断したときも、一瞬硬直しただけ
であった。それなのに、この青年ときたら、外に飛び出た邪魔者を切り取
るだけで、この騒ぎだ。男とはこの程度のものかと、しみじみ思う。青年
の絶叫とともに、陰茎と陰嚢を切り取った。包茎の先を摘んで床に投げた。
汚れた肉片が豚と人の血と脂肪で汚れた床に立った。肉片の下の方からは、
陰毛が生えている。まばらで貧しい感じだ。人の性器とは、貧相なものな
のだ。それだけを切り取るとよく分かる。とくに男性器は丸いゴミにしか
見えない。どんなに自慢の逸物でも、切り取ると驚くほど小さい。腰につ
いているときは、屹立して立派そうに見えたものでも、ミミズほどの存在
感もない。
552 :
亜蘭もどき:02/09/08 06:43
「お前のものは、小蘭のものよりずっと汚い」母親が、その小さいゴミを
指差しながら、毒づいた。確かにその通りであった。青年は、抱えられて
出ていった。城砦には歯医者ほどではないが、医者もいる。黒社会の命令
であれば、なんでもする。適当に処理するであろう。尿道だけを確保すれ
ば、問題はない。青年の将来もそう暗いものではない。それなりの商売は
ある。母親と蘭芬の気持ちは、救われたようでもあり、いっそう救われな
くなったようでもあった。蘭芬には、ここまできた以上、火腿になる以外
の道はない。だらしのない青年に人生の選択がまだ残っているのに比べる
と、切ない。小蘭が待っている。そう思って、蘭芬は切ない気持ちを支え
た。母親のことは、城砦全体が守ってくれるだろう。青年の去勢も、その
決意を見せるためである。もう一刻も早く、全身を処理して欲しい、そう
思った。蘭芬の両脚が今度は纏めて鎖に繋がれた。そのまま先ほどより遥
かに高く吊り上げられた。母親は同じように蘭芬の頭を抱えていたが、そ
の抱えた頭も、床、太股の上、腰の高さへと見る見る引き上げられ、座っ
た母親の顔と同じほどの高さにきて、やっと止まった。男女であれば、顔
と顔が向き合い、逆さであることを除けば、抱擁するに適当な位置であっ
たが、母娘であればちょっと躊躇う。が、これは娘の最後である。母親は
頬と頬を逆さに合わせて、ひしと抱きしめた。助手たちが、蘭芬の身体に
バケツの水を何度も掛けた。白い身が鮮やかに浮き出てきた。股間と乳房
の削ぎ痕からわずかに赤い血が流れてくる。血の塩味か、城砦の水の塩味
か、母娘の涙の塩味か、二人は抱き合いながら、その時を待っていた。解
体屋は中華包丁を横に構え、蘭芬の正面に立った。「もういいだろう」と
声をかけ、母親を一メートルほど離させた。
553 :
亜蘭もどき:02/09/08 06:46
蘭芬の臍の上に包丁を当てた。先ほど剥ぎ取った股肉のすぐ下であるが、
脚が閉じられているので、開いたときのように赤身は目立たない。蘭芬の
全身は真っ白に見えた。数ミリ、刃が蘭芬の肉に入った。真っ白な肉にわ
ずかに赤い血が流れ、息を呑むほどに美しい。そのまま解体屋は蘭芬の周
りを回り始めた。細い赤い糸が幾筋も落ち始めた。蘭芬は声を上げない。
またも解体屋は苦痛の限界点のすぐ下で作業をしているらしい。蘭芬は胸
を大きく上下させ、可愛い口を開いているが、それはむしろ逆さ吊りの苦
痛のためのようであった。解体屋は二周目を始めた。助手が水を掛けつづ
ける。蘭芬の美しい身体が赤く染まったり、白く戻ったりを繰り返した。
二周目は、さらに数ミリ深い。しかし包丁は正確に同じ位置をたどってい
る。手練の技である。三周目に入る。さらに数ミリ深い。傷口が目に見え
て開き始めた。蘭芬の口が悲鳴の形に開きかけて止まる。四周目で、蘭芬
の肉がめくれ始めた。アアッという蘭芬か母親の声が洩れ始めた。五周目
で、蘭芬の外郭が完全に開き始めた。その開いた口が外側にめくれ、内臓
が見え始める。すぐにゆっくりと各方向に流れ始めた。解体屋が蘭芬を離
れた。母親が蘭芬の頭を抱えに走り寄る。抱き取ると同時に、蘭芬の身体
が突然の満開を迎えた。内側から押し出されるように、真っ赤な花弁が次
から次に現れた。大輪の花であった。まちがいなく蘭の花である。上半身
が白いガクである。赤い花弁は臍の上で咲いた。その花の中央にすんなり
と伸びた脚が、めしべのように細かく震えていた。可憐な白い蕾から豪華
絢爛たる花が開いた。赤、紫、茶、黄、あらゆる色が同時に現れた。その
花の下で、母と娘が最後の抱擁を繰り返していた。解体屋は冷静に股間部
と繋がるパイプ類を捌き始めた。蘭芬はほとんど声も上げずに、その若い
身体を捌かれていった。すべてが終わり、母親は分けてもらった小蘭の肝、
蘭芬の乳房を抱きかかえながら、よろよろと立ち上がった。
554 :
亜蘭もどき:02/09/08 06:48
そのまま解体場を出ていこうとしたが、床に助手の男性器が落ちているの
を見て、そちらに向かい、憎々しげに踏み潰し始めた。踏み潰しながら、
おいおい泣き始めた。九龍城砦の東側に、解体場、ストリップ劇場、売春
窟が並んでいる龍城路がある。城砦一の華やかな通りであり、卑猥な場所
でもある。もっと危ない体験がしたかったら、もう一本内側の光明街に行
くとよい。その名前に反して、光明はまったくささない通りである。ろう
そくの光の中で、誰もが手軽に麻薬を買うことができる。英国の航空会社
の女子乗員が手足をもがれて見せ物、性の玩具にされているのを見た、な
どといわれるのも、決まって光明街である。それが事実かどうかは別にし
て、そのような不幸な目にあわされている女性がいくらでもいることは確
かである。筋一本違えば、天国と地獄なのが城砦である。ここでは天国は
龍城路、地獄は光明街。その龍城路の奥に、城砦外からの参拝者も多い有
名な古廟がある。特大の線香で有名だから、知ってる人もいるだろう。そ
こに、蘭芬、小蘭の「二輪の蘭」が祭られたのは、周恩来首相の突然の声
明の一週間後だった。周恩来首相の突然の声明とは「九龍城砦は中国の主
権下にあり、いかなる主権侵害に対しても断固たる処置をとる」というも
のであった。その声明に連動して、国境の解放軍の増強も確認された。そ
れは英国にとって、まさに青天の霹靂であった。その周恩来の演説が行わ
れたのが、蘭芬、小蘭の解体の一週間後である。時間にこだわるようだが、
蘭芬、小蘭の二人は、解体されてからわずか二週間で、城砦の神に祭られ
たことになる。城砦にはあまたの神が祭られているが、二人ほど早い例は
なかった。
555 :
亜蘭もどき:02/09/08 06:51
二人の「動かない人体芸術」は新聞記事になった。ぼんやりした写真であ
ったが、十分に衝撃的であった。二人の火腿がどのように使われたのかは
分からない。大陸のしかるべき高官に急送されたのは確実だが、それから
先は闇の中である。1962年のこの出来事は、今もってよく分からない不思
議な事件であった。かねてより比較的友好的であった(英国は共産中国を
例外的に早く承認している)中英関係が、なぜ突然の緊張をみたのか、関
係者、専門家にとっても不可解なことであった。それは、香港政庁のスト
リップ劇場取締りなどというような些末なことに起因したとはとても信じ
られないような緊張であった。もし本当にそうであったら、歴史の一大珍
事であろう。女性の裸が軍隊までを動かしたのである。大方の消息通は、
この事件の裏に、核問題がからんだ重大な政治的軍事的な危機があったと
分析しているが、それも憶測にすぎない。歴史の表面に残されたのは、香
港政庁が城砦のストリップ劇場に閉鎖命令を出した、中国首相が例外的に
強硬な声明を発表し、実際に軍を動かして英国に圧力をかけ、その命令を
撤回させた、ということだけである。不思議な不思議な物語であった。と
もかく今、蘭芬、小蘭、二本の大輪の蘭が、城砦の古廟に祭られている。
二人の「動かない人体芸術」も奇麗になめされて古廟の奥に保存されてい
ると噂されているが、誰も見たものはいない。
了
ふと思ったこと
女は全身解体されるけど男はなぜペニス切断だけなんだ?
東京クラブとか食物連鎖同盟もそうだったし
亜蘭氏の趣味?
男性器の調理場面もキボンヌ。
558 :
名無し調教中。:02/09/11 20:15
美千の性器切除場面もキボンヌ。
559 :
名無し調教中。:02/09/11 22:16
>>556 男の串刺+解体調理キボンヌ
ただし10-20代限定で
560 :
名無し調教中。:02/09/12 20:40
>>559 贅沢だ
漏れで我慢せい
ちなみに37歳♂
>>557-560 スレの雰囲気読めや。新作じゃなくてFGM緊急通信っていうサイトに昔掲載されていたログやで。
562 :
名無し調教中。:02/09/13 19:55
でたな関西弁
563 :
名無し調教中。:02/09/13 21:11
誰か新作で書いてくれ。
564 :
亜蘭もどき:02/09/14 11:20
亜蘭もどきでおます。
こないだのdat落ちでもう消えたかと思うてました。
最近のカキコについて男性器のもと書いてはるけど、
もともとFGM緊急通信は女性のFGM(Female Genital Mutilation)
についてでけたHPなもんで、男は趣旨違いなんよ。
どうゆう訳か途中から食肉・串刺しとかに内容が
変わってもうたけど。文留のあたりからかなあ。
名無し調教中1の趣旨に賛同してストックから
コピペしてきましたけんど、スコプチやナサ・ゼイネや
大原美千の話はつまらんし新宿のストリッパーやビーチ
バレーの話は中途半端なんで載せる気せえへんのよ。
どうしても新作でというなら誰かにお頼みするしかないんけど。
残り奥村百合の話(全文かなり長いでし)を載せるかどうか
教えれ。(但し、これで最後になるでし)
よく覚えてないんだけど、はりつけにした男のチンポ料理して、三人の女の子が少しずつ食べちゃうやつ。
あのシリーズって未完でしか? それともがいしゅつ?
566 :
tomhagilyn:02/09/18 12:59
奥村百合の話しぜひ載せていただきたく思います。
本家の残骸として残っている部分には載せていただかなくてもけっこうだとおもいますが、
私の様に本家が閉鎖されてからフアンになった者には、他の話も消えてしまった部分に
関しては面白く無くてもぜひ読みたいと思いますので、出来る事なら載せていただきたく思います。
567 :
亜蘭もどき:02/09/18 17:40
(奥村百合の話)
早朝の会社は優雅なものです。静かですし、広々としたフロアーに蛍光燈
がはるか先まで一列に光っています。こうして一人、パソコンに向かって
いますと、わたしだけのためにこのきれいなオフィスを用意してもらった
みたいで、贅沢な気持ちになります。ましてや、仕事と全然関係のない先
生のホームページを読み、こうしてメールを打っているのですから、一生
懸命働いている男の人がかわいそうになります。先生の女性性器切除の話
でどうして自分が興奮するのか分からないのですが、すごく興奮します。
考えただけで震えそうになります。23歳、まあまあの大学から、まあまあ
の会社に入り、まあ大切にされながら、いちおう恋人らしい人もいて、恵
まれた生活をしているのですが、わたし最近、変なのです。ときどき彼の
求めるままに、彼の部屋に行きます。わたしの方から押し掛けることもあ
ります。小さな台所で料理の真似事をして、二人で食べて、小さなお風呂
に入って、泊まります。それはそれで楽しいのですが、彼に足を開いてサ
ービスしてもらっているとき、さっき使った包丁が、不意に頭に浮かび、
あなたがそこをそんなに好きなら、切り取って!と叫びたい気持ちになる
のです。なんだか変なので、この気持ち彼には伝えていません。彼は無邪
気にわたしのあそこに賞賛の言葉をかけながら、わたしをいい気持ちにさ
せようと努力しています。あそこにキスをするときも、遠慮がちで、特別
に大切にしているということを、わたしに理解させようとしているみたい
です。別にわたしは大切にしてもらいたいなんて、少しも思っていないの
に、自分勝手にそう決め付けているのです。わたしは乱暴にされたい。わ
たしなんか大切にされる資格なんてない。わたしなんか、牛やブタと変わ
らない、グラムいくらのバラ肉の塊だと思うのです。だから大切にされる
と、なんだか居心地が悪くて、逃げ出したくなります。
568 :
亜蘭もどき:02/09/18 17:42
先生のホームページ、毎日、朝、会社で見ています。みんなは朝一番にく
る感心な娘と思っているのです。本当は、文留さんや、モデルさんのすご
い話を読んで興奮しているだけなのです。いつもわたしは過大評価される
のです。大金を使い込む女性がときどき新聞にでていますが、なんだかわ
たしもとんでもないことをして、わたしは良い娘じゃないと叫びたい気持
ちなのです。でもわたしにできるのは、みんなの赤伝(経費のことです)
をわたしが経理からまとめて取ってきますので、それをもって逃げるくら
いが関の山です。銀行のような大金にはとてもなりません。ぽつぽつと人
が集まり始めました。また書きます。わたしもあそこをスルメにしてもら
って、壁にかけてみんなに見てもらいたいな。わたしの部に、すごくゾウ
の好きな人がいるのです。30歳です。地方の国立大学を出た人です。デス
クに自分で撮影したゾウの写真を引き伸ばして飾っています。上野動物園
のゾウだそうです。先日は多摩の動物園でゾウ愛好家のオフ会というのが
あり、行ってきたそうです。変な人なのです。彼は、アメリカの通信販売
でプレゼンテーションに使うレーザー光線の機器を買ったこともあります。
向かいのビルで働いている人の背中に、赤い光線を当てて喜んでいました。
後で、池袋の露店でもっと安く売っているのを発見してショックを受けた
みたいです。彼はナイフも好きで、やっぱり通信販売で取り寄せています。
それが会社に届くので、わたしも見せてもらいます。なんだかわたしのあ
そこを切り出すのにちょうどよさそうな刃渡りで、フラッとしました。厚
みは十分にあり、恥骨くらいは楽に切断できそうです。なんだか頭の中が
おかしくなりそうです。彼に裸に剥かれて壁に張り付けられ、レーザー光
線を当てられて、ここはオッパイで2000円、ここは臍で1000円、ここはあ
そこで5000円とか、会社のみんなに競りにかけられて、売れきったところ
で、あのナイフで切りさばかれ、みんなに配給される。
569 :
亜蘭もどき:02/09/18 17:45
バラバラにされそうになっているところで、付き合っている彼が、後ろの
方で止めろ止めろ叫んでいるのが見えました。でも、肝心のわたしが、止
めたくなくなっていて、チグハグ。叫んでいる彼の後ろをゾウの大群が走
っているのです。これってもちろん変な夢ですが、わたしの心が、今の彼
氏からゾウの彼氏に乗り換えたがっているのかしら、と思います。東京電
力の経済調査室副長だった渡辺泰子さん(39歳)という人が殺されたそう
です。1000万の年収があり、貯金も1000万円以上あった彼女が、なぜ神泉
駅界隈に立って男性に自分を売っていたのか、それが謎めいている。----
そんなことが週刊誌に出ています。部屋は汚く使うし、トイレも平気でビ
ルのかげですましていた、エリート社員なのに分からない、なんて書いて
あります。わたしは新入社員に毛がはえた程度の平社員だし、1000万円の
年収や貯金なんて夢のまた夢だしで、渡辺さんとは全然違いますが、でも
なんとなく彼女の気持ちが分かるのです。自分なんかどうせつまらない物
だし、だからつまらない物のように扱われないと心配なのです。大切に扱
われると、困ってしまうのです。なのにみんなが大切にしてくれるので、
どんどん不安になるのです。これ子どもたちも同じなのではないでしょう
か。金八先生とかもそうだったと思うのですが、怒鳴る先生がほしいので
す。子どもは大切にしてもらおうなんて思っていないのです。わたしも同
じです。チヤホヤされたら、その分だけ自分を安売りしないと不安なので
す。ですからどんどん自分を粗末に扱う。みんなが身体を誉めてくれるな
ら、別の知らない人にできるだけ安く売りたい。渡辺さんもそうだったの
ではないですか。ゾウの好きな彼は、みんなからオタク扱いで、馬鹿にさ
れています。わたしも尊敬はできません。今の彼氏の方がエリートです。
でもゾウの彼氏の方がわたしを粗末に扱うのです。それで迷ってしまうの
です。
570 :
亜蘭もどき:02/09/18 17:47
東京電力の渡辺さんは、どうせわたしは死ぬのだから、といつも言ってい
たそうですが、本当によく分かります。どうせ死ぬのに、エリートだと言
われたり、いい子だと誉められて、どんどん期待にこたえさせられるのが
いやなのです。どうせ死ぬのだからと言いながら、やっぱり殺された渡辺
さんは、なんとなく立派なような気がします。ただわたしなら、わたしの
肉を無視してもらいたくはなかったなと思います。殺した後が失礼だと思
います。そのままにして逃げてはいけないと思います。わたしは、そこま
で無価値ではないのです。わたしの心とか、努力とか、勉強とかに価値は
ないけれども、わたしの肉には牛やブタ以上の価値があるはずです。わた
しのもともとの価値で、わたしが努力しなくても持っている値打ちです。
文留さんのあそこの肉がロースターでジリジリ焼かれているところがあり
ましたが、自分のあそこがみんなの前にさらけ出されて調理されているよ
うで、エッうそと思いながら、文留さんをうらやましく思いました。朝か
らこんなことをわたしが書いているなんて、本当に不思議です。みんな信
じられないと思います。そろそろ他の人が出社してくる頃なので、止めま
す。また昨日、うちの部のオタクが、ゾウの写真を横30センチ縦20センチ
位の大きさに引き伸ばして、プラスチックの額に入れたのを抱えてきまし
た。またどこかに掛けるつもりです。サービス期間で、一枚600円なのだそ
うです。ゾウの写真は、これでもう五枚になります。部長が文句を言うの
も間近だと思います。 みんなは呆れて笑っています。彼はわたしに誉め
てもらいたがっているのは分かっているのですが、わたしは愛想笑いをち
ょっとするだけにしました。
571 :
亜蘭もどき:02/09/19 05:25
彼は、アメリカから取り寄せたサバイバルナイフの刃の感触を楽しみなが
ら、にやにやゾウの写真を眺めています。こんな人がよく首にならないも
のだと思いますが、もちろんうちの会社は組合があるし、優良企業だそう
ですから、大丈夫なのだそうです。それにけっこう彼、いい仕事をするこ
とがあるのだそうです。だからと言って、彼が係長になるなどとは誰も思
っていませんが。ふと、思い付いたのです。彼なら、わたしのあそこやオ
ッパイを切り取ったとして、それを写真に撮り、ゾウと同じように横30セ
ンチ縦20センチに引き伸ばし、プラスチックの額に入れて飾ってくれるか
もしれないな、と思ったのです。それはすごくうれしいな。今のエリート
の彼には絶対できないことです。もし間違えてわたしを殺したとしても、
彼は知らん振りして逃げるだろうな。でもこのオタクなら、丁寧に大切に
わたしの肉を解体してくれて、多分大切なところは写真を撮って、引き伸
ばして飾ってくれる。多分、その後で食べてくれる。わたしを腐らせるよ
うなことはしない。彼なら、社会や人の目なんか気にしないで、警察のこ
とも気にしないで、そうしてくれる。なんだか、このゾウ・オタクの方が
いい人のような気がしてくるのです。昨日、会社の「生け花クラブ」の例
会がありました。会社の食堂で、中年の女性の先生がいらして指導してく
ださいます。材料も先生が持ってきます。部員は全部で二十名位、ゾウ・
オタクの彼が唯一の男性メンバーです。最初彼が入部を申し込んできたと
き、ちょっとした騒ぎになりましたが、部長の(会社ではなく「生け花ク
ラブ」の部長です)Bさんが面接をして許可したのです。動機とか、熱意
とか、抱負とか、真面目に答えて合格したのだそうです。作品はいつもそ
れぞれの職場に持ち帰って飾ります。先生がいなくなってから、お互いに
自分の生け花に名前を付けて発表するのです。それがなかなか楽しいので
す。
572 :
亜蘭もどき:02/09/19 05:28
真ん中に高い花を置いて回りを雑多な花で囲んで「社長と茶坊主」とか、
一輪だけを離して使って「左遷」とか、たわいなく大騒ぎするのが面白い
のです。昨日の材料の中にアンスリウムがありました。真っ赤なハート形
の葉から小さなオチンチンのような芯が飛び出している変な花です。最近
生け花によく使われる花です。ゾウ・オタクの彼、そのアンスリウムを何
本か生け、最後に剪定バサミでその芯を次々に切り落として「割礼」なん
て言うのです。イヤダとか、バカとか、結構、みんなに受けました。でも、
なんだか彼、わたしを見て「割礼」と言ったような気がして・・なんだか
すごい話が書いてありましたが、陰湿ないじめをする先輩はたしかにいま
す。生け花クラブのB部長です。クラブ活動の部長なのに、本物の部長の
ようにわたしにいろいろなことを命令するのです。なのに、わたしを可愛
がっているつもりなのです。まあ、それほど陰湿じゃないけど。B部長は
かなり美人なのに胸が小さいのが悩みなのです。わたしを大きい大きいと
言ってからかうのですが、何となく刺があります。OL達が元同僚の体を
細切れにして行く凄惨な光景が目に浮かぶようです----なんて書いてあり
ますが、彼女だったら、きっと嫉妬してわたしの胸をまず切り取ります。
うちの部には体育会系の社員は二人います。一人は東大のアメフト、一人
は明治の野球です。二人ともレギュラーじゃなかったのですが、わたしの
ことを可愛がってくれています。暴れるわたしの四肢を押さえるかしら。
わたしが暴れたら放すと思うけど。でもB部長がヒステリックに命令した
ら、そうするかもしれません。悲しいな。わたしはどうせダメな人間です
が、排泄場所とか、公衆便所というのは違います。わたしは会社では今の
彼としかセックスをしたことはありませんから違います。いろんな人と関
係があるのは、他の人たちです。うちの部にも何人もいます。B部長だっ
て、みんなが知っている人だけで三人います。秘書室の娘たちは滅茶苦茶
だ、とみんな言っています。わたしはそれほどじゃないですが、でも中身
は同じかもしれません。女性の身体って中は汚いですもの。あ〜あ。
573 :
亜蘭もどき:02/09/19 05:31
ゾウにでも踏み潰してもらいたい。ゾウ・オタクにこのページを見ている
ことがばれてしまいました。わたしが書いたメールも読まれたということ
です。ショック。またこれを読まれるけど、もうどうでもいいです。実は
突然、ゾウ・オタクSから、メールが来たのです。インターネットって、
どこを見ていたのか、すぐ分かるのですね。どうしてか知りませんが、オ
タクにはすぐ分かるみたい。それで、わたしのメールを読みました、心配
しないでください、かならず写真は大きく引き伸ばして、会社中に飾りま
す、と書いてありました。会社中とは、さすがオタクです。これはエリー
トには言えません。わたしのあそこを切り取った写真ですよ。これを張り
出すのはすごい勇気じゃないですか。会社の評判とか、警察の問題とか平
気なのでしょうか。第一、そんな写真をお店が引き伸ばしてくれるかしら。
彼なら、何とかするかもしれませんが。絶対何とかします。こういうこと
を何とかするのが、彼のすごさなのです。普通のことは何ともしないのに、
出来ないことは何とかするのです。実は昨夜、付き合っている彼氏の部屋
に行きました。抱いてもらって、あそこにキスをされるときに、咬んでと
小声で頼んでみました。彼は、びっくりしたようで、ほんの少しだけ上品
に力を入れました。そこは価値のない醜いわたしの、もっとも価値のない
醜い部分です。噛み切って、引き裂いて、どぶに捨てなくてはならない部
分です。どうして、そんなに大事そうに・・・もうこの人にはお願いでき
ない、そんな気持ちになりました。隔靴掻痒です(うちの本当の部長の口
癖・かっかそうよう)。いらいらです。だから、さっきオタクからのメー
ルを見て、ずばっと、わたしのあそこの写真を引き伸ばして会社中に飾る
と書いてあると、えっ本当と、気持ちよくなってしまうのです。オタクは
最後に、ひなびた山の温泉にでも、何人かで旅行に行かないか、と書いて
います。
574 :
亜蘭もどき:02/09/19 05:34
先生、Sさん(須藤さん)の印象いかがでしたか。猫背ですが、一見すご
いスポーツマンでしょう。あれで ゾウが大好きなんて、びっくりしますよ
ね。引越し会社のコマーシャルに、キリンさんも大好きですが、ゾウさん
はもっと好きです、と可愛い女の子が言うのがありますが、一メートル八
十センチもあるたくましい男が言うのですから、変です。六本木のピット
インなんて、先生、初めてじゃないですか。入り口よりのスピーカーの 横
でビールを飲んでいらしたのが先生でしょう。うるさそうな顔をしていら
っしゃいました。もっと静かなジャズだったらよろしかったのですが。そ
れとも八木さんの歌がお気に召しましたか。以前、彼女のことを書いてい
らしたでしょう。大原さんの仲間で南米で活躍されている方。それで、ピ
ットインを指定したのです。わたしだって、結構気を使っているのです。
一部二部の休憩時間に、バーの前で、彼女と話していらっしゃったでしょ
う。それで先生だと確信しました。あの日も須藤さん、動物園からの帰り
でした。それにしても迷彩服はないと思います。 彼のことは先生もすぐ分
かられたことでしょう。生け花部長のBさん(馬場さん)はわたしの隣に
座っていた人。わたしの今の彼、石田さんは、馬場さんの隣 にいた人です。
四人で先生とお見合いをしたわけです。このことは、もちろん、わたしだ
けが知っていまし た。なかなかいいアイディアでしょう。もちろん、この
メールが載って、須藤さんは気付くわけです。須藤さんが話せば、みんな
が知るわけです。オタクですから、話さない可能性が高いとは思いますが。
それで、これからどうなるでしょうか。あのメールによれば、これに体育
会系の二人が加わって、わたしを犯して苛めて押さえつけて、解体して食
べてしまうのです。なぜ、今の彼の石田さんがその仲間に入っているのか、
最初不思議でしたが、今は分かります。わたしが彼を裏切りつつあるから
です。彼はその憎しみから、一番残酷にな りそうです。お腹とかもっと下
を何度も繰り返して突き差すような、そんな感じです。
575 :
亜蘭もどき:02/09/19 05:36
須藤さんはもともとそういうことが好きだし、わたしのことも好きだし、
ナイフも好きだしで、このチャンスは逃さないでしょう。わたしと恋人に
なるより、彼はそっちを選びます。わたしも彼と恋人にはなりたくありま
せん。でも殺されるなら彼です。大胆だし、写真の約束は絶対守るし、そ
ういう信頼はすごいのです。馬場生け花部長は、わたしに実は嫉妬してい
ます。若くてきれいな娘は、いつでもちょっと前にきれいだった人から怨
まれるのです。彼女はわたしのおっぱいを嫌っていますから、そこを狙っ
てくると思います。料理は下手ですから、痛そうです。以前、馬刺しをス
ライスするのを見たことがありますが、肉をぐじゃぐじゃにしていました。
わたしのきれいな肉もぐじゃぐじゃにされるのかしら。体育会系の二人は
彼女の言いなりです。わたしのことも好きだと思いますが、でも馬場さん
との関係の深さを考えると、つまりときどき遊んでもらえるとか、社内の
情報をもらえるとかで、彼女を裏切ることはしないと思います。わたしを
解体する前にやらせてもらうとか、すごい言葉、そんなので満足すると思
います。でも、そうすると、わたしが最後にするセックスは、あの二人の
どちらかとということになるのかしら。ちょっと問題かな。こうして考え
ると、一応、みんな理屈はとおるのです。それで、密かに先生にみんなの
顔をご紹介したというわけです。先生は、サルサを聴きながら、殺人者た
ちと可愛い(?)被害者を、事件が起こる前に確認されたのです。もしわ
たしがいなくなったら、このことは話題になるでしょうし、もし彼らがわ
たしを食べたくなったら、すでに先生のホームページに筋道が予告されて
いるこ とを計算に入れないわけにいかなくなります。もちろん、もしそれ
が起きたときの先生の行動も勘定に入れなくてはなりません。これで、手
筈が、ずいぶん複雑になります。
576 :
亜蘭もどき:02/09/19 11:03
先日テレビで、干しアワビの作り方を見ました。すごい手間がかかってい
るのですね。値段が高くなるのも当たり前です。わたしのアワビも、彼ら
を先生にご紹介したために、ずいぶん高くなったような気持ちです。それ
で次のわたしの仕事は、精一杯高くなったわたしのアワビを、売りつける
ことです。いくら高級品でも、一個十万円でも、売れなかったら腐るだけ
です。さあ、ガンバルゾ。わたしは今日、大失敗をしてしまいました。わ
たしは、実は組合の職場委員になっているのです。馬場先輩がそうだった
のですが、わたしが引き継ぎました。というより、引き継がされたのです。
わたしの会社の組合は御用組合なのです。男の社員たちは影ではみんなそ
う言っています。ですから、執行員は完全なエリートなのです。今付き合
っている石田さんも執行委員です。その下の職場委員も一応はエリート候
補生なのですが、もちろんわたしの場合はそんなのではなく、下働きの娘
も一人は必要だということで選ばれたのです。馬場先輩がそうしたのです。
これって苛めの一つじゃないかしら。それで、昨日、職場委員会がありま
した。春闘の第二次回答が出たのです。執行委員会が妥結の方針を出し、
それに対して、各職場委員が意見を言うのです。職場委員は若手の社員が
多いのです。執行委員は少し上の層で、こちらはみんな役付きのエリート
です。それで、自由な意見を求めるのです。これって変じゃありません。
案の定、職場委員は、ほとんど全員が執行委員会の努力に感謝を言って、
妥結に賛成だというのです。だって影ではみんな、執行委員の悪口ばかり
言っているのですよ。自分の出世のことばかり考えている、すごい利権が
あるらしい、こんなんじゃやってられないよ、と言っているのです。一人
だけ、変人で有名な男性社員が「反対」を言って、全員からじろりと睨ま
れました。
577 :
亜蘭もどき:02/09/19 11:07
わたし、急に胸が熱くなって、自分の番が来たときに、「もっと闘った方
がいいと思います。」と自分でも信じられないことを言ってしまったので
す。大きな会議室がシーンとしてしまいました。わたしは恥ずかしくてう
つむいてしまいました。執行委員席の石田さんが青ざめているいるのが感
じられました。わたしは焦ってしまって、「みんな影ではそう言ってます
し。」と、また余計なことを付け加えてしまいました。何だか涙も出てきちゃって、いっそうみんなを困らせているみたいになったのです。わたし
は責任を感じて、死にたくなりました。だからわたしなんかを職場委員に
するのはいけないのです。そんなことはみんな分かっていたのに、と思っ
てどんどん涙が出てきました。もちろん二人だけの反対では問題にもなら
なくて、妥結が決まりました。大会議場からエレベーターホールに向かう
間、みんながじろじろ睨みます。街中を裸で歩いているような気持ちでし
た。わたしはこの会社の社風に合わなくて、須藤さんたちに始末してもら
った方がいいのかな、それでお詫びになるのなら、それがいいのかな。み
んな一生懸命働いて黙っているのに、わたしなんかはお茶汲みしかできな
いくせに反対してしまって、執行委員の方々に迷惑をかけて。もう一人の
反対した男の人は、変わり者だけど仕事はできるのです。だから発言権は
あるのです。わたしは平凡な女の子で、会社のためにお金を稼ぐなんて絶
対できないのです。だからとくにみんなに迷惑をかけないようにしなけれ
ばならなかったのです。石田さんは立場をなくしたのです。自分の足許を
押さえるのが執行委員の役割なのだそうです。それが、わたしの突発的な
反対が、それでも正式な反対には違いないので、記録されてしまったので
す。常務会で問題にされて、彼の減点になるのだそうです。それで彼は顔
を引きつらせていたのです。
578 :
亜蘭もどき:02/09/19 11:09
可哀想で、申し訳なくて、どうして償えばいいのかしら、と悩みます。や
っぱりわたしなんか、肉としてしか価値がないのかしら。それならそれで、
肉になってあげたい。そうしたらもう意見を言わないし。こんないやな思
いをするくらいなら、あのメールのようにみんなに押さえつけられて解体
された方がいいのです。それなら、迷惑をかけているというより、わたし
が迷惑を受けているので、お役に立っているようで気持ちがいいのです。
もう石田さん、わたしが須藤さんと関係を持たなくても、怒ってナイフを
突き立ててくるのかな。それぐらいさせてあげないと、今日の減点はカバ
ーできないのかな。馬場さん、わたしがこんな失敗をすると思って、わた
しを職場委員にしたのかな。絶対そうだな、そうだな。馬場さん、石田さ
ん、須藤さんと私で焼肉を食べに行きました。わたしの職場委員会での失
敗を慰めてあげる、そういう会なのだそうです。わたしはあんまり気が進
まなかったのですが、せっかくの好意なので断れなかったのです。石田さ
んが接待によく使う赤坂の有名なお店だそうです。何だか、焼肉と言うと
文留さんを思い出して、嫌じゃないのですが、複雑な気持ちになります。
みんなは文留さんのことを知っているのかしら。須藤さんが知っているの
は、先生のホームページを見ているので、確実。馬場さん、石田さんは、
須藤さんが喋っていないかぎり、知らない。それで赤坂の焼肉屋さんを選
んだのは石田さんだとすると、やっぱりこれは偶然で、気にしなくてもい
いのかな。石田さんは、よく接待で使う店だということで、地下に降りる
階段をずんずん進んでいきます。わたしたちは高級そうな雰囲気にちょっ
と緊張しながらついていきました。黒服のマネージャーらしき人が、石田
さんにうやうやしく頭を下げました。
579 :
亜蘭もどき:02/09/19 11:11
「いつものお部屋を用意しておきました。」なんて言わせています。さす
がエリートです。この辺はオタクの須藤さんでは真似ができません。だい
たい彼がこんな 高そうな店の請求書を出したら部長がハンコを押さないで
しょうから、まあ、ちょっと不公平で、組合問題なのかもしれません。
「この方ですか。」わたしの方を見ながら、黒服が小声で石田さんに話し
かけます。「ああ」余計なことを言うなという感じに、ちょっと不遜なカ
ッコよさを見せながら、石田さんが答えます。ドキンとしました。わたし
のことを、どういう意味で「この方ですか。」と聞いたのかしら。以前に、
恋人として話題になったのかしら、組合で失敗した馬鹿なOLとして笑いも
のにしたのかしら。それともまさか、文留さんの件と関係があるのかしら。
奥の個室に通されました。四人には広すぎる部屋で、焼肉屋さんにはとて
も見えないような豪華な造作です。エリートの営業マンは、いつもこんな
所で商談をしているのかしら。やっぱり違うな、と思います。「赤坂は焼
肉のメッカでね、三百軒以上の店があるらしい。ここが一番という店が数
店あるが、私の意見では、ここが一番だね。肉の美味しさと種類の多さと
いう点で、並ぶ店はない。」石田さんが、まるで自分の店のように自慢し
ています。黒服が、揉み手しながら、「そうでございます、お客様のあら
ゆるご要望にお答えできるつもりです。」とかなんとか、うれしそうにつ
づけます。「今日はこの人を元気づける会でね、いつものようにまかせる
から、よろしく頼む。」石田さんが鷹揚に注文します。「若い美人を元気
づける会とは、それは珍しいご注文で。かしこまりました。」黒服が引っ
込みました。
580 :
亜蘭もどき:02/09/19 11:13
「それでは、百合さんのために乾杯」須藤さんがビールのコップを上げま
した。みんなが、わたしも、コップを上げて、乾杯。何が乾杯なのか分か
りませんが、乾杯。「僕がいるから、この前の発言なんか気にしなくてい
いよ、昨日常務にも話しておいた。元気があっていいじゃないか、と言っ
ていたよ。」と石田さん。すごい、常務と話をするんだ----なんて感動し
ていると、「そういう言い方をするのよね、偉いさんて。」これは、馬場
さん。わたしは明るくなったり、暗くなったり、やっぱり馬場さんって、
意地悪でしょう。「アニメルでございます。」黒服がそれぞれの前に、小
皿に四、五個の輪切り肉が載ったものを置きました。「十分に焼いてから
召し上がりください。牡羊のものが多いのですが、わたしどもは牡牛、し
かも和牛を使っております。お嬢様方にはとくにお薦めです。」「さあ、
始めよう。うまいぞ。」オタクが嬉しそうにロースターの上に肉を置き、
みんなもつづきました。パサパサした弾力のある不思議な歯ごたえで飲み
込みにくいけれども小味がある、そんな味です。「ちょっと消化は悪いで
すが、てきめんに元気が出ます。いかがですか。」黒服がわたしに聞きま
す。「初めての味です。アニメルってなんですか」「コーガンです。黒毛
和牛の立派な睾丸です。これだけのものを出せるのは、赤坂でも当店だけ
です。」馬場さんとわたしの丸くなった目が会いました。「牛肉は難しい
仕分けがされています。最上が和牛、産地等でランク分けされているのは
ご存じのとうりです。その下が国産牛です。国産牛とは乳用牛のことです
が、これにも去勢された牡と牝があります。牝でも乳房が小さいものは、
乳用ではなく肉用に飼育されます。乳房が小さいと繁殖はできず、即、肉
なのです。だからといって悲観することはありません。よく飼育すると霜
降りのいい肉になります。そういうのを『産まず』と言います。」
581 :
亜蘭もどき:02/09/19 20:53
わたしは何となく、馬場さんの方を見て、愉快になりました。彼女は乳房
が小さいからセックスできずに肉用かな、まあせいぜい努力して霜降りに
なってくださいって感じで、元気が出てきました。アニメルが効いたみた
い。「子牛の目でございます。」黒服はいよいよ変な物を持ってきます。
石田さん、須藤さんの男性二人は平気で、わたしたちの驚いた顔を見て喜
んでいます。馬場さんは結構衝撃をうけているはずなのですが、平然を装
っています。わたしも頑張らなくっちゃ。エスカルゴを入れるというか、
たこ焼きを作るというか、そんなケースに子牛の目が四つ入っています。
また馬場さんと丸い目が合いました。「おいしそう」わたしは鯛の兜煮の
目玉を無理矢理想像して言いました。「そーね」馬場さんも無理していま
す。彼女の場合、上を狙っているので、わたしなんかに負けるわけにはい
かないのです。「さすが、石田様のお客様でいらっしゃいます。私どもも
張り切らせていただきます。」黒服が調子に乗ってしまいました。「アニ
メルも目も、古典的なフランス料理のメニューでございます。精を付ける
料理としては月並みなものです。私どもの本領はこれからです。今夜、お
嬢様には元気をつけていただきます。」子牛の目もぱさぱさして、そんな
に美味しいものではありませんでした。精が付くものって、薬と思って食
べなくちゃいけないのかしら。鯛の目のように、ゼラチンがあると美味し
いと思うのですが、それがないのです。代わりのソースがかかっています
が、ちょっとという感じ。いくら有名でもここは焼肉屋さんで、フランス
料理屋さんではないのですから、しょうがないかもしれません。結局、珍
しいものってあんまり美味しくはないのかな、そう思います。睾丸も目も、
すごい緊張して食べることは食べるけど、友だちに話すには、イヤッとか
言って楽しいけれど、味は普通の肉の方が美味しいと思います。
582 :
亜蘭もどき:02/09/19 20:56
「えっ」と私と馬場さん、今度こそ声が出ました。巨大なオチンチンと女
性のあそこが、黒服の皿に乗っています。形も色も生々しい肉で、それが
ものすごく大きいのです。普通のもの、つまりわたしたちのあそこの五倍
くらい。よく見ると、形が人のものより少し単純かなという気もします。
人の女性の方がひだひだが多そうな感じ。オチンチンは向いの石田さんの
ものに比べると、大きいけどちょっと先細りかな。なんて、わたしもよく
知らないのですが。ともかくジャイアント馬場さんと和田あき子さんのも
の、なんてものじゃないのです。これは須藤さんがそんな冗談を言ったの
で、わたしが書きますが、わたしの意見じゃありません。「鯱の性器です。
これは貴重品です。最強の哺乳類の性器で、最上の強精剤です。哺乳類で
すから色も形もみなさまのものと同じです。ご覧ください。」とメスの襞、
つまり、、大陰唇をめくると、わたしたちと同じようなクリトリスがあり
ます。それでは本日の主賓に、とわたしに目線を送ってから、黒服、鯱の
そこをごしごしと切り取り始めました。わたしは目に霞がかかったような
感じになり、鯱か自分か、自分か鯱か、分からなくなりました。黒服が乱
暴な切り方をするので、わたしの下半身も揺れそうです。すぐに、ゴルフ
ボールくらいのクリトリスが私の皿に乗りました。「わたしだけがいただ
いたんじゃ、悪いですから。」と言おうとすると、「いやいや、我々は貴
方のものをいただきますから。」と誰かが絶対言いました、、、私はすご
いものを見てしまいました。本社ビルの一番上の階のほとんど全部を使っ
て、神殿があるのです。玉砂利も敷いてありますし、社もあります。それ
どころか神官さんや巫女さんもいるのです。
583 :
亜蘭もどき:02/09/19 20:59
上の人は知っていたのかも知れませんが、私たちの期ではだれも知りませ
んでした。そういえば一番上の階には行ったことないわ、というのが大体
の返事でした。実際にみんなに聞いてみたのです。役員専用のエレベータ
ーしか行かないようになっているので、みんな知らないという理由もあり
ます。私の場合、突然、石田さんの親分の常務から呼ばれたのです。彼の
話しで、私に関心を持ったのでしょう。組合に逆らうなんてどんな奴なの
か見てみよう、と思われたのだと思います。それで私、気持ちが動転して
しまって、役員用エレベーターのボタンを一つ上に押し間違えたのです。
誰もいないフロアーを恐る恐る進むと、その神殿に突き当たりました。そ
して巫女さんに頭を下げられたのです。私に頭を下げる人ってこの会社に
は一人もいないはずなので変だなと思いました。でもまあ常務に呼ばれた
のだから、そのせいかなと自分で納得させながら奥に入ると、数人の男性
が神官さんの前で頭を下げてお祓いを受けていました。その数人が、写真
でしか見たことのない会長と副会長と社長と神殿担当の役員だったのです。
そのときはもちろん分からなかったのですが、後で聞きました。四人の中
でも一番年上に見える担当の役員さんはこの専任で、ときどき大阪の支社
にも出かけてお祓いを受けるのだそうです。私は見よう見まねで後ろに立
ち、頭をところどころで下げたりして、間違いのないようにしていました。
どうしてお前は普通にできないのだ、といつも怒られますので、一生懸命
普通にしていたのです。しばらくして式は終り、みんな無言のままでエレ
ベーターホールにむかいました。私ももちろん無言のままで、ついていき
ました。みんなは一階下で降り、私もつづきました。
584 :
亜蘭もどき:02/09/19 21:03
そこが役員フロアーで、私が最初から行くべきところでした。常務が青ざ
めて、私がもっと遥かなお偉いさんの後をついて来るのを見ていました。
もう帰ってよろしい、それが常務の私への一言でした。それで私にはよく
分かりませんが、しばらくして会社のスキャンダルが出たのです。神殿担
当の役員さんが人事で私のことを調べている、どうしたのと同期が聞いて
きました。私こそ教えてもらいたいくらいです。次の日に、その役員さん
に呼ばれました。常務もいっしょでした。「会社が今困っていることは分
かっていますね。」深い声で、うっとりするくらいです。「不浄の者が入
り込んだからです。」きょとんとしていると、「あなたのことです。」び
っくりしました。だってこの事件はずっと上の話しで、暴力団とかにお金
を渡したのは常務さんかなにかで、大体、私なんて会社のお金を扱ったこ
とはないのです。赤伝の20万円くらいを別にして。それも自分のお金では
なく、石田さんとか、須藤さんとかのお金を代理で経理から持ってくるだ
けです。「そうではなく、あなたが会社の神殿を犯したことが問題なので
す。」信じられないことを役員さんが言います。それで私は出世してしま
ったのです。てっきり怒られるのだと思っていたのですが、褒められたと
いうか、ともかく昇進してしまったのです。超ビックリです。老けた役員
さんが、あなたが会社の神殿を犯したことが問題なのです、なんて言うも
のですから、誰だって怒られると思いますでしょう。それが意外や、意外。
どれくらい出世したかといいますと、係長です。出世頭で超エリートの石
田さんと一緒です。馬場さんどころか、いくらオタクでも男性の須藤さん
を抜いちゃったのです。手当が六千円付きます。管理職用の社宅に入って
ください。老けた役員さんがめでたい話しをします。そろそろ変な条件が
くるころだと思っていると、案の定、「配属先が変わります。」と来まし
た。やっぱり北海道の外れか、三流の外国か、と心配したら、「本社の総
務部秘書課です。」それじゃ出世じゃない、ちょっと風紀が乱れているけ
ど、別にかまわないし、と思いました。
585 :
亜蘭もどき:02/09/19 21:06
「総務部秘書課祭礼係係長です。」祭礼係なんて社内の電話帳にはありま
せん。「あなたが侵入した神殿の勤務です。まあ分かりやすく言うと、あ
そこの巫女さんです。」私が巫女さんですか、とびっくりすると、「難し
いことはありません。仕事はすぐ憶えられます。今の仕事の方が難しいで
すよ。」ほっとしました。私の能力をかっての人事ではなさそうです。当
然ですが。「会長がおっしゃるには、あなたが神殿に闖入して会社がおか
しくなった。それはつまり会社の神様があなたを気に入った証拠である。
あなたを神様にお渡しすれば、今の事件も収まるだろう。つまりまあ、そ
ういうことです。」なんだか人身御供みたいですが、事務もとらなくてい
いし、給料も上がるみたいだしで OKです。「ただ、・・・・」ほら、き
たきた。「秘書課のあばずれ女たちみたいでは困ります。」「私は彼女た
ちとはちがいます。彼女たちはめちゃくちゃです。」思わず大声を出して
しまいました。せっかくの出世があんなイケイケたちといっしょにされて
ダメになったら大変と思ったのです。こんな心理をつかれてエリートは
「あちら側」にからめとられるのかしら。石田さんのことを影ではみんな
が「あちら側」と言っているのです。私も「あちら側」にからめとってい
ただけるのかしら。係長ということは、そういうことかしら。「巫女さん
は一人いらしたではないですか。あの人は?」私が聞くと、「昨夜、辞め
ました。当社に巫女はいつも一人なのです。」この前最上階に迷いこんだ
とき、可愛い巫女さんを見たのですが、もう辞めてしまったようです。
「結婚か何かですか?」「いや、そういう訳ではないようです。でも仕事
は神官が教えてくれますから、大丈夫です。心配しないでください。」私
は別に仕事の心配なんかしていないのに、前の巫女さんの相手に興味があ
るだけなのに、どうも会社の男性たちは、女性も仕事に関心があると思い
たがっているみたい。
586 :
亜蘭もどき:02/09/20 05:56
「当初、一週間はいろいろ憶えてもらわないといけませんから、このフロ
アに寝泊まりしてください。もちろん出張手当が付きます。必要なものは
そろっています。もし何か不足があったら、私に電話をください。」「着
るものとかは、持ってこなくちゃ」と言いますと、「巫女さんですから、
着るものは決まっています。ここにそろっています。」「下着とかがいる
じゃないですか。」「巫女には必要ありません。」「あのガウンみたいな
下には何も付けないのですか。」「当然ではないですか。あなたは巫女に
なるのですから、少しは自覚してください。」何だか、今の部署の部長さ
んみたいに困った顔をつくりました。私は少し自覚したことを示さないと
と思って、「分かりました。私はノーパンには慣れてますから。」秘書課
の一人が赤坂の「ノーパン焼肉屋」でアルバイトをしているのを思い出し
ました。焼肉屋のアルバイトでさえ何の理由もなくノーパンなのですから、
巫女がノーパンなのは当然といえば当然です。「それで馬場さんを左遷し
たいのですが、どうしたらいいのですか。」どうせ駄目だろうとは思って
いたのですが、一応聞くだけはと思って聞いてみたのです。意外な返事で
した。「馬場さんがどんな社員か知りませんが、どうしたいのか具体的に
言ってください。多分希望通りに出来るでしょう。」ゲッと思いました。
これは人事権というのではないですか。男の人たちが一生懸命に出世した
がる気持ちが分かりました。こういう権力は本当にいい気持ちです。私は
馬場さんをそのままにすることにしました。私が係長になっただけで、結
構ショックのはずだし、私も別に特別に馬場さんが嫌いなわけではないの
です。ちょっと意地悪をしたいという程度の気持ちなのです。
587 :
亜蘭もどき:02/09/20 05:59
「その内に、これを読んでおいてください。」と「職務章程」という小冊
子をくれました。入社のときにもらったものと同じものです。○○営業部
は○○の営業をする、とか馬鹿みたいなことが書いてあるのです。まあ、
異動のときの規則なのでしょうから、一応いただいておきました。このフ
ロアの設備は素晴らしくて、一週間じゃなくて、一年でも二年でも住みた
いようなところです。今、居間のパソコンでこのメールを書いていますが、
丸の内の静かな夜、街路灯がぼんやりと下に霞んで見えるのは本当に素敵
です。丸の内は何にもないつまらないところだと思っていましたが、夜に
なるとロマンチックな街です。私は巫女になったので、下着を着けていま
せん。下ではまだ働いている人たちが大勢いると思いますが、その上にこ
うしてのんびりしていると、みんなが馬鹿のように思えます。それで、私
が馬場さんを左遷しようとするとOKだというのですから、会社って変なと
ころです。何でそうなったかというと、私が勘違いして会社の神殿に入り
込んでしまったからです。それで、もう組合のことも心配しないでいいし、
係長にはなるし、手当もつくし、大体こんな誰も知らないホテルのスイー
トの部屋以上のところにタダで住んでるし。最近、会社の信じられないよ
うな事件のことがたくさん週刊誌にでていますが、たしかに会社って変で
す。隣の寝室も素敵です。すべてが高級ホテルのようです。前の巫女さん
もここに住んでいたのだと思いますが、どうして辞めてしまったのかしら
と不思議です。私なら当分辞めません。こんなにいい話は変ですから、何
か裏があることは確かです。私も馬鹿ではありません。多分、私の想像で
は、会社のお偉いさんが、会長とか社長とかが、この部屋にときどき来る
のではないか、と思います。おじいさんのお相手をしたことはありません
が、別にいやではありません。みんなが怖がっている経営者の相手をする
のは面白いと思います。告げ口をしたりしたら楽しいと思います。
588 :
名無し調教中。:02/09/20 06:00
589 :
亜蘭もどき:02/09/20 06:02
何だかすごく張り切っているのです、私。昨夜、老けた役員さんが上等な
ワインを持ってらして、いっしょに飲みながら、お話をしました。丸の内
の深夜は、しんみり素敵なのです。「うちの会社の創業者は有名な方で、
この業界の神様と言われた人です。」と言います。「そのことは知ってま
す。」と答えると、喜んでいました。彼は日頃から、自分の会社の女子社
員のことを理解できなくて困っているのです。知ってそうなことを知らな
いし、何にも知らないと思うと知っているし、喜びそうなことに不満だし、
意外なことを簡単に受け入れるし。最近、社員食堂の件でちょっとしたト
ラブルがあったのですが、それは又別の話です。「ご自身は、○○の神様
と呼ばれることに、大変ご不満でした。」「どうしてですか。」と聞きま
すと、「創業社長は信心深い方でしたから、もったいないことだ、自分が
神様だなんてとんでもない、とおっしゃいまして、いよいよ熱心に各方面
に寄進をなさいました。」「それは立派だと思います。」まあ、嘘じゃな
くそう思いました。社員旅行には、かならずその土地の一番の神社やお寺
の参拝がありました。男性社員にはそこでの研修もありました。参道には
ずらりと「何々様、○○万円」と木の看板が立っていて、一番奥の方にう
ちの会社の名前も書いてあるのです。オタクの須藤さんは「こんなの組合
問題だ。」と怒っていましたが、大部分の社員は、会社の名前が一番奥で
金額も一番多いのに満足しているようでした。「それで、ここの神殿もお
造りになりましたし、神官と巫女も置かれました。あなたもその一人です。
」「しかしいくらお金を寄進しても、建物を建てても、神様が喜ばれない
ことが分かったのです。」「どうしてですか。」お義理じゃなく、本気で
聞きました。どうして神様が喜ぶか喜ばないかが分かったのか不思議です。
590 :
亜蘭もどき:02/09/20 06:04
「会社が大きくなったからです。会社も創業社長も大金持になってしまっ
たのです。いくら寄進しても、痛くもかゆくもないのです。たとえは悪い
ですが、あなたが10円玉を賽銭箱に投げ入れるようなものです。これじゃ
神様は喜ばない」薄利多売の神様もいるのじゃないかと思いましたが、老
けた役員さんが真剣なので言いませんでした。「昔から、創業社長の田舎
では、まあ日本中どこにでもありますが "豊年祭り" というのがありまし
て、女性と男性の形を神輿にして練り歩き、一年の豊作と無事を祈願しま
す。社長の田舎では、町が男側、女側に二分されていて、社長はその女神
輿の責任の家系だったのです」わたしも似たような行事をテレビで見たこ
とがあります。浴衣の女性が、キャッキャッ叫びながら、大きな木彫りの
オチンチンに触っていました。女性の形は、さすがにテレビでは見たこと
はありません。「その神輿が町を練り歩いている間に、一年の感謝の行事
がおこなわれます。そちらは余り人目には触れませんが。いいことがあっ
た人も、悪いことを忘れたい人も、男側だったらオチンチンの木彫りを、
女側だったら割れ目の木彫りを奉納するのです。」それは聞いたことがあ
ります。そんなに珍しい習慣ではないと思います。「それで、奥村さん、
木彫りは神様に失礼だとは思いませんか。」いきなり名前を呼ばれ、質問
されました。たしかに木彫りなんかじゃ、賽銭箱に10円と同じで、失礼か
な。わたしがもし神様だとして、10円や粗末な木彫りで、結婚や就職、合
格なんて結構大変なことを頼まれたら、頭にくるかなと思い、失礼だと思
うと答えました。「あなたもそう思うでしょう。10円や木彫りは、まとも
な神経で考えたら、ほとんど悪ふざけです。初詣で小銭を賽銭箱に投げ込
んで、一年もの長い間の健康とか安全を頼まれたら、普通の神経の神様だ
ったら、変な言い方ですが、その人を不幸にしたくなるでしょう。現実に
そうなさっているのではないか、わたしはそう思います。」わたしはこの
役員さんが面白くなりました。この方、独身なのかしら、ふとそう思って
尋ねると、やっぱり独身でした。別にそれだけですが。
591 :
名無し調教中。:02/09/20 06:07
592 :
亜蘭もどき:02/09/20 11:04
「それで、当社では本物をお捧げしているのです。」外の街の街灯がボッ
と見えて、白い頭のおじいさんが乾杯の形に、ワインのグラスを持ち上げ
ました。わたしは反射的にニッコリして、グラスを合わせました。「本物、
って」「本物です。木彫りではない本物。」「オチンチンとか、女性の割
れ目とか・・・・ですか。」わたし少し、いいワインに酔ったみたいです。
役員さんも、しみじみ見ると純情そうで、やっぱり少し酔っているみたい
でした。「わたしも最初に取締役になるときに、お捧げいたしました。」
それって、どういう意味かしらと、しばらく考え込みました。「オチンチ
ンをお捧げしたのですか。」「そうです。巫女さんたちがお捧げするので
すから、まず率先垂範です。」なんだかワインがどんどん効いてきそうで
した。「あなたは、以前、お書きになったことがある。・・・このオタク
なら、同じ部の須藤くんのことですね、丁寧に大切にわたしの肉を解体し
てくれて、多分大切なところは写真を撮って、引き伸ばして飾ってくれる。
多分、その後で食べてくれる。わたしを腐らせるようなことはしない。彼
なら、社会や人の目なんか気にしないで、警察のことも気にしないで、そ
うしてくれる。なんだか、このゾウ・オタクの方がいい人のような気がし
てくるのです・・・・そう書いておられた。」わたしクラクラしてきまし
た。そしてすぐ、なんだみんな知ってるんだ、と思ったら、すごく気が楽
になりました。会社のパソコンでやってたのだから当然か、という気もし
ます。変なメールとか、不思議なことも会社が知っていて、先生へのメー
ルも止めないで、そうしたことは全部、計算の内なのかしら。「でも、須
藤君には、そんなことはできません。しかし会社なら、全部完璧にできま
す。安心してください。」「今、会社がいろいろなトラブルの中にあるこ
とは知ってますね。こういうときに、お捧げするのです。実はもうお捧げ
したのですが、いっこうに騒ぎは収まりません。多分、巫女さんを、あな
たの前の巫女さんのことですが、気に入られなかった、のであろうという
ことになりました。
593 :
亜蘭もどき:02/09/20 11:07
」「あの娘、可愛かったじゃないですか。どこが気にいらないのかしら。」
わたしの素朴な質問です。「神様のことは、人には分かりません。」それ
が答え。それで役員さん、わたしを連れて、神殿の方にいきます。「見せ
てあげましょう。」「目の前の困難とじっくり取り組みなさい、早く解決
しようとしてはいけない、早く本業にもどろうと思ってはならない。全身
全霊で、この問題と心中しなさい。そうすれば、この会社は救われる。健
気にも、新入社員に毛の生えたような、失礼かな。」と、突然わたしの方
を向かれるので、わたしはあわてて、「いえ、失礼じゃありません。新入
社員の方が役に立つってよく叱られました。」と答えました。加堂先生が
お話しをなさっている横に、わたしと神事担当の役員さんが並んで座って
いたのです。会場にかしこまっているのは、会社の役員さんたちです。ま
すます健気ではないか、このお嬢さん。そんな彼女が生け贄になられると
いう。この会社の古い伝統であるからして、別に文句を言うつもりはない
が、そちらにいる会長、社長以下の全員がこのビルの屋上から飛び降りた
方がいいと思う。それでは、こちらの神様のご機嫌がますます悪くなるだ
ろうから、いたし方ないが、重々反省し、根底から考え方を変えていただ
きたい。この美しいお嬢さんがそのすべてを捧げ、あなたがた醜悪きわま
りない心と肉の老人が生き延びる。馬鹿げている。まことに馬鹿げている。
諸君は生け贄の価値がないから、生き延びるのだ。死ぬ価値がないから、
生き延びるのだ。最後は、加堂先生、大声で怒鳴りつけました。会場のみ
んなが、真っ青になって椅子を下り、床に正座して頭を下げました。わた
しもあわてて、よく事情は飲み込めなかったのですが、同じようにして頭
を下げました。加堂先生のお話が終って、神事担当の役員さんと三人でお
茶をいただきました。わたしは緊張するタイプなのですが、この三人だと
不思議に楽です。加堂先生がわたしに質問をされました。
594 :
亜蘭もどき:02/09/20 11:09
「あなたはよく献血をされているそうですね。」どうしてそんなことをご
存じなのかしらと不思議でしたが、きっと役員さんが知らせたのでしょう。
「はい、学生時代から何度もしています。」「どうしてですか。」何を聞
きたいのか、よく分かりませんでしたが、ともかく正直にお答えしました。
「わたしって結構、見てくれとか、いいとこいってますでしょう。」「そ
う思いますよ。うらやましいくらいです。」なんだかジョークに失敗した
ようでした。もう仕方がありませんから、そのままつづけました。「でも、
こういうケースが一番きついのです。突き抜けてはいませんでしょう。わ
たし。」加堂先生はわたしの言葉が本当に理解できないようでした。本心
から、わたしの美貌が突き抜けていると思われてるのかしら、いい方だな
と思いました。加堂先生が真面目な顔で答えられました。「さあ、よく分
かりません。」わたしは加堂先生の年齢から見当をつけて、「吉永小百合
さんとかは、突き抜けてると思われますよね。」とお聞きしました。「そ
う思います。」やっと理解してもらったみたいです。「ですから、わたし
の場合は、突き抜けないのです。」「そうですか。分かりました。」「で
も、いいところにはいるのです。」「もちろん、そうでしょう。」「それ
で献血に行ったのです。」「また分からなくなりました。」本当に困った
顔をされました。神事担当の役員さんも同じような表情です。お茶をさし
たりして、ごまかしていらっしゃいます。あんまり説明したくはなかった
のですが、この二人には何でも言ってしまいたくなります。「わたしって
おじさまには気を許してしまうタイプなのです。上にも下にも突き抜けな
いと、すごく不安定になって、嫉妬深くなるのです。」「わたしもそうで
した。ちょっとした人の言葉とか、動作とかが気になって気になって仕方
がなくなります。これって難しくいうと、エゴイズムじゃありません。」
優しいおじさまの返事が返ってきます。
595 :
亜蘭もどき:02/09/20 11:11
まあ、エゴイズムかどうかは別にして、エゴは誰でもが持っているでしょ
うね「それで、献血に行ってエゴイズムを抜き取ってもらったのです。」
二人のおじさまが、ホウという顔になりました。「それでどうでしたか。
」「すごく楽になります。どうせわたしなんか、仕方のない人ですし、悩
む価値もないのだと分かって、いい気持ちなのです。」「若い人は血が多
すぎるのですかね。」神事担当役員のおじさまの質問です。加堂先生より
少しずれている感じですが、でも間は気持ちいい。「わたしもそうですけ
ど、みんなそうだと思います。血の中を嫉妬とか怒りとか、不幸の元が流
れているみたい。」なんだか変なことを言ってるようで、途中で恥ずかし
くなりました。「だからすごく楽しみなんです。こんなになるのが。献血
だけであんなに気持ちが救われるのに、これは献肉ですもの。」こんなに、
というのは、役員さんが神殿の奥から持ってきた奇麗なケースの中身のこ
とです。創業社長の田舎の奉納物です。現地では、昔から、木で造った女
性か男性のあそこを奉納して、神様に感謝したりお願いをしたりするので
すが、大成功者の創業社長はそんなまがいものは失礼として、本物を捧げ
るようにしたのです。たしかに子どもじゃないのですから、木彫りの人形
では失礼だとわたしも思います。ましてや重大なお願いをしているのです。
以前、この役員さんが、賽銭箱に100円玉や1000円札を投げ込んで、結婚
や就職、病気のことをお願いするような人はかならず不幸になる、と言っ
たことを思い出します。神様を馬鹿にしているからです。まるで神様を、
家来や子分扱いしているからです。自分だって誰かに100円でお使いを頼ま
れたら、絶対怒るはずです、なのに神様を小銭で使うなんて本当に失礼だ
って。それで、創業社長は会社を潰すリスクをかけて、本物を奉納するよ
うになったのです。なんて、以上すべて、目の前の神事担当の役員さんの
話し。だいたい、神事担当役員って珍しいのだそうです。人事担当役員は
いますけど。そんなものはどうでもいいので、大切なのは神事担当なのだ
そうです。
596 :
亜蘭もどき:02/09/20 14:13
役員さんの話しだと、大成功している会社で、神事担当をおいていない会
社はないそうです。呼び名は違っていたりするのだそうですが、でもかな
らずいるのだそうです。わたし、会社を潰すリスクをかけてって聞いて、
なんだか気持ち良くなりました。それってすごいことでしょう。この娘だ
って、そうだったと思います。この娘って、ケースの中の娘。すごく大き
く見えるのです。それが少し気になる。ガラスとか中の液体のせいかしら、
巨人女のあそこみたい。奇麗な色で可愛らしいのに、すごく大きい。ちょ
っと恥ずかしいかなって感じ。加堂先生、神事担当の役員さん、わたしの
三人はお茶をいただきながら、テーブルの上に置かれた先の巫女さんの切
り取られた性器を見ています。「これってナマモノって感じですね。」わ
たし思わず言ってしまいました。この巫女さんの肉は、まだ、左右に太股
が伸び、上にお腹がつづいている感じがそのまま残っていて、スーパーの
肉売り場の肉のように肉として落ち着いていないのです。思わずケースの
端から覗き込みました。切断面がどうなっているのか不思議だったからで
す。それくらい、収まりが悪いというか、あきらめが悪いというか、ナマ
なのです。色が生っ白いのも影響しているのかもしれません。何となく手
品のような不自然さなのです。でも、覗き込むと、手品ではなく、現実に
包丁か何かで切ってあります。皮膚があり、薄い白身と黄身があり、赤身
につづいています。太股にもお腹にもつづいていません。切断面はスーパ
ーの肉といっしょです。何となく安心しました。それなら、切断面が見え
るようにしてケースに入れたら、もう少し落ち着いて見られるかもと思い
ました。多分、巫女さんの肉をこのケースに詰めたのは男性で、正面にク
ローズアップで、男性にとって大切なところが見えるように詰めたのです。
女性だったら、恥ずかしいこともあって、多分横にして入れます。最低、
切断面と性器が半分ぐらいづつ見えるようにします。すると、もう少し肉
らしくなったと思います。そうすると、ナマモノという感じもしなくなっ
たかもわたしがそんなことを考えていたら、加堂先生が話し始めました。
「この女はできる限りの事をしたのだ。
597 :
亜蘭もどき:
・・・よく聞きなさい。全世界のどこででも、・・・・この女のした事も
記念として語られるであろう。」この女って、巫女さんのことかな、じゃ、
加堂先生はこんなになった巫女さんを褒めているのだ、なにせ、記念とし
て語られるのだ、と思っていたら、そうじゃなくて、関係があるようなな
いような別の話しでした。別の話しでもないかな。どうかな。ある女性が、
格別に高価な香油をイエスキリストの頭に注いだ。なんともったいない事
をする、それを売って貧しい人に施したらどんなに喜ばれたか、そう言っ
て一人の弟子が、女性をとがめた----あっ、これは聖書の話しだ、と思っ
たので、「加堂先生はキリスト教の牧師先生ですか。」----不意にお聞き
すると、「ずいぶん以前はそうでした。あることがあって、今は違います
。」加堂先生はしばらく沈黙され、巫女さんのあそこに目線を送って、ま
たさっきの話にもどります。せっかくの高価な香油、無駄に使わずに貧し
い人のために使うべきであるという自分の意見に、当然イエスも同意する
はずだ、そう弟子は信じていた。なにせ内の先生は、愛で有名な先生であ
る。ところが意外、女をとがめた弟子の方が怒られた。「この娘はいいこ
とをしたのだ。この娘は歴史に残るであろう。」これはマルコの福音書に
ある有名な逸話です。この教訓を考えてみましょう、実にシンプルです。
まず、無駄とか、有効とか、なにかと経済のことを言う奴は、いんちきで
ある。経済とかは道具にすぎません。それをいかにも大切そうに扱うのは、
なにか魂胆があります。ことさら貧しい人のことを言う奴も、本心は別に
あることが多い。本当に気の毒に思っていたら、とっくの昔になんでもや
っているでしょう。自分が正しいと信じているときに、その人は人格的に
最低のレベルにある。これも重大な教訓。あなたにも体験があるでしょう。
悪い事をした後の心の方が、びくびくしていてナイーブで、正論を展開し
ているときの傲慢な心より、よっぽどいい人になっている自分を感じます。