蒲田周辺74

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966智仁 ◆rN4U95e5qM
「え、と。兄ちゃん、言われたとおりにコンドームを自分でつけてみたけど、これでいい?」透が隆行に確認を求めてきた。
「んと、ああ、これで大丈夫」隆行は透のコンドームに覆われた陰茎を軽く持ち上げながら一通り見回して言った。
透のまだ幼さが残る陰茎は、包皮をむいた状態でラテックスのコンドームにピッチリと覆われて、ヒクヒクと小刻みに震えながら突入の時間を待っていた。
手袋をはめた手で隆行の肛門に塗り薬を塗りつけ、いよいよ透が童貞を卒業する瞬間を迎えた。
風呂場の床にあお向けに寝ころがりながら、隆行は透が挿入しやすいように両足をヒザ裏のあたりで抱えて肛門をやや上向きにした。
その上から透がおおいかぶさり、右手を添えた陰茎を探るように隆行の肛門に押し当ててきた。透の体温の最も高い部分が隆行の肛門に押し当てられた。
次の瞬間、透は両手で隆行の両太ももをつかみながら、一気に隆行の中に自分のモノを根本まで押し込んだ。
根本まで入れきった後、透はしばらくじっとしていた。コンドームごしに互いの体温がじんわりと伝わった。
「兄ちゃんの中、熱い‥」「透、お前のも熱いよ」二人の目から涙が一筋伝い落ちた。
「さあ透、今度はゆっくりと腰を動かしてみろ」隆行は透に性交の継続を促した。
透は言われるがままに、ゆっくりと腰を引き戻し、抜けそうになる直前に再びグイと押し込んだ。
すると兄の腸壁の感触が被膜ごしに透の敏感な部分を刺激した。今まで味わったことのないとろけるような快感だった。
「にい、ちゃ、の中、気持ち、いい‥」あまりに強い快感に、透は意識が一瞬遠のくような感覚に襲われた。
しかし彼は動作をやめようとはしなかった。それどころか、一突きするごとに透の腰の動きは速く、強くなった。
「ブチュ、グチュ、ズチュ…」透が激しく突き入れるごとに隆行の肛門の中から湿った淫らな音が漏れ出てきた。
「は、あっ、とお、る、だめ、はげし、すぎ‥」あまりの激しさに隆行は透に加減するよう訴えたが、その時の透には加減する余裕などなかった。
とにかく自身の陰茎をひたすら兄の奥深くに突き入れるだけで精一杯だった。亀頭から伝わるしびれるような感覚に夢中だった。
あまりの透の激しさに、ついに透は言葉を失い、失神寸前にまでなった。だが透はそれに気づくこともなく、ひたすら腰を打ちつけた。
風呂場の中で、二人の少年が、低くくぐもったアエギ声をあげながら、ただひたすら快感をむさぼっていた。
二人ともすでに視線は焦点が合わなくなっていた。この時二人には風呂場の中の風景が2つにも3つにも見えていた。
視点が定まらなくなってからもしばらく腰を動かし続けていた透だったが、終わりは突然訪れた。
透が陰茎の奥深くに締め付けられるような感覚を覚えた次の瞬間、透はコンドームの中に盛大に白いものを放出し、兄の上にもたれかかった。 (続く)