>>939 の続きいくぜオマエラ!
あまりに激しい噴出に透は隆行の全てを受け止めきれなかった。そんな透を気づかって、隆行が声をかけた。
「ごめん、透、大丈夫か。無理に飲み込むことはないんだぞ。気管に入ったら大変だから」
「大丈夫だよ、兄ちゃん。ちょっとこぼしただけだから。でも残念だなぁ。全部飲もうと思ったのに」
「いや、精液は思ったより粘っこいものだから、飲み込むのは難しいんだ。無理に飲み込むと、のどにひっかかって大変なことになるし」
隆行はなぐさめの言葉を織り交ぜながらながら、今後無茶をすることのないようにと透に言い含めた。透も兄の言葉を素直に聞いた。
「それじゃあ兄ちゃん、さっき俺にしてくれたみたいに、俺のを兄ちゃんのお尻に入れていい?、って、まずは浣腸するんだったね」
「あ、ああ、そうだ。だから、今度は透が俺の尻に浣腸してみてくれ」隆行は自分の体を使って注意点を教えながら浣腸液を受け入れた。
先ほど透に浣腸を施したときと同様、二人はトイレへと向かった。トイレに着くと隆行は透に、余っている手袋の片方をはめて自分の直腸をマッサージするよう指示した。
手袋をはめた透の中指がおそるおそる隆行の中へと挿し込まれてゆく。いかにも初心者らしい、ぎこちない手つきだった。
中指が根本まで挿し込まれると、透は先ほど兄がしてくれたことを真似て指を動かしたが、兄の反応はさきほどの自分と比べるといかにも弱かった。
いったい何が違うのか。そこで透は兄に尋ねてみた。「兄ちゃん、俺の指、気持ちよくないのか?」弟の問いかけに隆行が答えた。
「透、やみくもにかきまわしてもだめだ。ヘタすると直腸を痛めるだけだ。だから、さっき俺がしたときみたいに、前立腺を探してそこを上手に刺激するんだよ」
「え、と、さっきみたいに… あ!あの辺り」そう思うと透はそれまでの動きをやめ、ゆっくりとなにかを探り当てるように慎重に指を動かした。
そうしてしばらく指を動かしているうちに、突然隆行が一瞬身体をビクンと震わせた。その動きを見て何かがわかったらしく、透が隆行に言った。
「兄ちゃん、ここが、兄ちゃんの感じるところ、前立腺なんだね。男の人のGスポットなんだね」
透の無邪気な問いかけに、隆行は快感に打ち震えながら答えた。「あ、ああ、そう、そこ、いい、そこが、前立腺、そこを、指の腹でグリグリすると、イイんだ…」
隆行の表情をうかがいながら、透の指使いはじょじょに細かく局所的なものへと変わっていた。するとそれに呼応したように、隆行はみるみる表情をこわばらせていった。
本当はじっくりと前立腺責めのコツを透に教えるつもりだった、が、透の飲み込みの速さは隆行の予想をはるかに超えたものだった。
現に今、透の指はいやおうなく隆行のもっとも敏感な部分を、激しいながらも的確にとらえて波状的に責めたてていた。
それに対し隆行は、前立腺の快感と浣腸の苦痛の中、自身が気をやってしまわないようこらえるだけで精一杯だった。
だが、そんながまんももはや限界だった。ついに隆行は透の指の刺激に屈服し、激しい音とともに内容物を便器の中にぶちまけて果てた。 (続く)