>>935 の続きもういっちょいきます!
手のひらを通して伝わってくる透の肌のしっとりとした感触と力強い鼓動、そして身体の奥から湧き上がってくる体熱とに、隆行はぼうっとなった。
その隙をついて透は顔を兄の顔へとかぶせ、唇を奪い、激しく吸い付いてきた。柔らかな透の唇の感触が隆行の唇を覆った。
「ん、んはっ、はあっ、ちゅぷっ、ずちゅ‥」二人の唇が離れては吸い付き、吸い付いては離れ、互いに官能的な共鳴を奏でた。
「じゃあ兄ちゃん、兄ちゃんのここ、なめてあげるね」そう言うと透は顔を隆行の下半身の方へと移し、力強く勃起した兄の陰茎を口に含んだ。
「あ、透、ま、待て、そこ、汚い‥」隆行は我に返って制止しようとしたが、透の次の言葉によって隆行の制止は押し止められてしまった。
「だって、さっき兄ちゃんも俺のチ○○○なめただろ。それに兄ちゃんのなら、きれいに決まってるよ」この一言に隆行はKOされてしまった。
隆行はもはや透にされるがままになってしまった。ぎこちない舌づかいが隆行の陰茎をくまなく包み込んだ。
技術的には物足りないものかもしれなかったが、愛する弟が自分の陰部を愛撫しているという背徳感が、隆行の心と身体を震わせ、快楽の渦へと引きずりこんだ。
尻の後ろで両手を床について上半身を支えるかっこうで、隆行は天井を仰ぎ見ながら歓喜の声を風呂場じゅうに響かせていた。
腰から下は透の愛撫により文字通りの腰砕けとなり、力なく小刻みにけいれんするのみであった。
そしていよいよ絶頂の瞬間となった直前、隆行は出せるだけの力を振り絞って透の顔を自分の下半身から引き剥がそうとした。
だが、透の口からもたらされた快感は、そんなわずかばかりの力すら隆行から奪い去っていた。
ついに隆行の陰茎から熱い性濁が吹き出した。それを透は必死になって口いっぱいに含んで受け止めようとしたが、結局半分は透の口から床へとあふれ落ちた。 (続く)